JP2016134230A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作により、異なる配光パターンの照明光が得られるようにし、設置環境に適応する照明装置となるようにする。【解決手段】複数の発光素子を絶縁基板上に実装した光源エレメントと、該光源エレメント上でスライドして前記発光素子の発光光の出射方向を制御する光制御エレメントからなる光源部を備え、前記光制御エレメントには、前記発光素子の発光光を光制御部材へ導く透過孔と、前記発光光を直接出射する透過孔とを形成し、前記発光素子の光軸上に前記透過孔の何れもが位置するようにする。【選択図】図7

Description

本発明は、主に生活道路や街路などに設置される防犯灯、道路灯および街路灯などに好適な照明装置に関する。
低消費電力の発光素子(LED)を光源にした照明装置は、一般家庭はもとより商業施設などでも多く設置され、屋外に設置する街路灯などの照明装置への採用も進んでいる。この照明装置は、本体の内部に発光素子を複数配列し、下方に向けて照明光を照射するようにしたものである。
このような照明装置の設置には、例えば街路の既設の電柱を利用したり、あるいは専用の支柱を立設するようにしている。このような電柱、支柱を利用する場合は、通常、電柱、支柱に固定して延設された支管の先端に照明装置を固定するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示されたような屋外に設置される照明装置は、照明光の出射面を水平下向きと、照明装置本体の中央直下から幅方向で鉛直角が約85°以上の領域に出射される照明光は歩行者にまぶしさ感(グレア)を与えたり、周辺住民などへの光害を生じる問題がある。
また、生活道路に設置される照明装置においては、道路を効率的に照明するため、道路軸方向に略長円形の配光パターンで路面の広範囲を照明できるようにするとともに、夜間の歩行者の視認性を確保する観点から道路幅員中心線の路面上方150cmの位置で、道路軸の垂直な面の鉛直面照度において所定の明るさ(日本防犯設備境界の防犯灯の照度基準クラスBで0.5ルックス以上)が求められていることから、クラスB0.5ルックスの範囲が最大となる照明装置の設置間隔が望まれることになる。
このような条件を配慮して、道路の幅方向と道路の進行方向との2方向の配光を別々に制御して光を照射したい領域の効果的な照明が可能となるようにするため、配光制御するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−132593号公報 特開2012−138208号公報
ところで、このような屋外に設置する照明装置は、生活道路あるいは交差点、公園などのように異なる設置場所に応じて配光パターンが制御されたものとしなければならない。即ち、生活道路や街路を照明の対象とする場合は、道路軸方向を効率的に照射するため、略長円形の配光パターンとしなければならない。一方、交差点や公園などを照明の対象とする場合は、略円形もしくは略台形の配光パターンとしなければならない。
しかしながら、特許文献2に開示された照明装置は、光学レンズと光源の相対位置を調整するための調整機構を備えた技術に関するものであり、光学レンズへの入射位置を軸方向に微調整する機構であることから、当該光学レンズの範囲内の限定的な配光制御となることから、道路軸方向を効率的に照明する略長円形の配光と、交差点や公園などを効率的に照明する略円形もしくは略台形の配光との相互の変更が可能となるものではない。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、簡単な操作により、略長円形の配光と、略円形もしくは略台形の配光パターンの何れも得られるようにしたもので、融通性の高い配光制御が可能となる照明装置を提供することを目的とするものである。
そこで本発明は、以下に述べる各手段により上記課題を解決するようにした。即ち、請求項1に記載の発明では、下面を開放した照明装置の上面カバーと、複数の発光素子を基板上に実装した一つもしくは複数の光源部と、該光源部および前記発光素子を点灯するための点灯装置を覆う透光カバーを備えた照明装置であり、複数の発光素子を絶縁基板上に実装した光源エレメントと、該光源エレメント上でスライドして前記発光素子の発光光の出射方向を制御する光制御エレメントからなる光源部を備え、前記光制御エレメントには、前記発光素子の発光光を光制御部材へ導く透過孔と、前記発光光を直接出射する透過孔とを形成し、前記発光素子の光軸上に前記透過孔の何れもが位置するようにした。
請求項2に記載の発明では、前記光制御部材が1つまたは複数であるようにした。
請求項3に記載の発明では、上記請求項1に記載の照明装置において、光源エレメントに係止凸部を形成する一方、前記光制御エレメントに係止凹部を形成し、前記係止凸部と係止凹部の係合により光制御エレメントの一組の透過孔のスライド位置が前記発光素子の光軸上に規制されるようにした。
請求項4に記載の発明では、上記請求項1に記載の照明装置において、前記光制御エレメントの裏面に、前記一組の透過孔間および光源部の外部へ通じる通気溝を形成した。
本発明によれば、光制御エレメントの発光素子の光軸に対応する位置に一組の透過孔を形成し、一方の透過孔上に透明素材により成形した光制御部材を配置し、前記発光素子の光軸上に前記一組の透過孔の何れもが位置するようにしたので、光制御エレメントのスライドのみで道路軸方向を効率的に照明する略長円形の配光と、交差点や公園などを効率的に照明する略円形もしくは略台形の配光との相互の変更が可能となる。
また、本発明によれば、光制御部材が1つまたは複数であるようにしたので、異なる種類の配光パターンを形成することができ、1台の照明装置で様々な照明環境に対応することができる。
また、本発明によれば、光源エレメントに係止凸部を形成する一方、前記光制御エレメントに係止凹部を形成し、前記係止凸部と係止凹部の係合により光制御エレメントの一組の透過孔のスライド位置が発光素子の光軸上に正確に規制され、高い精度の照明光を得ることができる。
また、本発明によれば、光制御エレメントの裏面に、一組の透過孔間および光源部の外部へ通じる通気溝を形成したので、発光素子からの発熱が光源部に滞留することなく、蓄熱による発光素子の発光効率の低下や劣化を防ぐことができ、初期性能を維持した長寿命の照明装置とすることができる。
本発明の照明装置の平面図である。 本発明の照明装置の側面図である。 本発明の照明装置の背面図である。 本発明の照明装置の内部構造を示す底面図である。 本発明の照明装置の断面図である。 本発明の照明装置の内部構造を説明する底面図 本発明の照明装置の分解斜視図である。 本発明の照明装置の分解斜視図である。 本発明の照明装置の支管の固定状態の説明図である。 本発明の照明装置の支管の固定状態の説明図である。 本発明の照明装置の支管の固定状態の説明図である。 本発明の照明装置の設置状態を示す側面図である。 本発明の照明装置の電源部の要部断面図である。 本発明の照明装置の電源部の説明図である。 本発明の照明装置の電源部の説明図である。 本発明の照明装置の電源部の説明図である。 本発明の照明装置の電源部の処理の流れの例の説明図である。 本発明の照明装置の光源部の分解斜視図である。 本発明の照明装置の光源部の光制御エレメントの説明図である。 本発明の照明装置の光源部の機能説明図である。 本発明の照明装置の光源部の機能説明図である。 本発明の照明装置の光源部の機能説明図である。 本発明の照明装置の配光パターンの説明図である。 本発明の照明装置の配光パターンの説明図である。 本発明の照明装置の光制御レメントの平面図である。 本発明の照明装置の光源エレメントの平面図である。 本発明の照明装置の光制御エレメントの要部の説明図である。 本発明の照明装置の光源部の機能説明図である。 本発明の照明装置の配光パターンの説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の照明装置1の平面図、図2は側面図、図3は背面図、図4は内部構造を示す底面図であり、同各図に基づいて照明装置1の外観の構成を説明する。
本発明の照明装置1は、主体となる上面カバー2がアルミダイキャストなどの耐食性に優れた素材により一体成形されたもので、この上面カバー2の下面の開口部は透光カバー3がシールパッキン3Aを介在させ、取付ボス2cにネジ孔3aを介してネジ止めされる。また、上面カバー2の後側部は図1、図3、図6などに示すように傾斜状部2aが形成され、この傾斜状部2aの一方の傾斜端部2a−1に、傾斜状部2aの開口形状に一致する蓋体4が蝶番4aにより開閉可能に連結されている。この蓋体4の蝶番4aを備えない他方の傾斜端部2a−1を取付ネジにより上面カバー2へ固定することにより、上面カバー2の後端面と蓋体4の前端面が図5に示すように連接するようにしている。この場合、蓋体4と透光カバー3の端部の対向部の外表面が面一となるようにしておき、照射面に一体感のある造形処理となるようにする。
前記上面カバー2には図5に示すように固定金具Bの支管B1を挿通する通孔2bが形成され、空室内部に複数の取付ボス2cおよび後述する光源部5のヒートシンク2dなどが図7に示すように一体に成形されている。前記ヒートシンク2dには光源部5を配設した熱伝導板6が固定され、各発光素子5a(図18参照)から発生する発熱をヒートシンク2dへ導くようにしている。ヒートシンク2dは前記発熱を吸収し、上面カバー2から装置外部へ放散する。前記光源部5および熱伝導板6はホルダー7によりヒートシンク2dに固定される。また、光源部5の後部には電源部8が配置され、この電源部8から商用交流電源を電圧変換した直流の駆動電源がリード線9により光源部5に供給される。
前記電源部8へ商用交流電源を導くリード線9は上面カバー2の傾斜状部2aの空室内に配置した端子台10に接続され、商用交流電源用のケーブルは支管B1内を通じて外部へ引き出される。また、前記傾斜状部2aの空間内には、通孔2bから封止リング11を介在させて差し込まれた支管B1の端部を固定するための固定金具12が配設されている。
前記固定金具12は図7に示すように、端部が取付ボス2cに図10、図11に示すようにネジ止めされる第1の支持部材12a、と端部が取付ボス2cに図9〜図11に示すようにネジ止めされる第2の支持部材12bとからなる。第1の支持部材12aの中央には支管B1の軸心方向に並行する曲部12a−1が形成されており、一方、第2の支持部材12bの中央には支管B1の軸心方向に並行する平坦段部12b−1が形成されており、この平坦段部12b−1には図5に示すように固定用の固定ネジ12b−2および位置決めネジ12b−3を備える。
固定金具12はこのように構成されていることから、直径の異なる各種の支管B1の固定が可能となる。即ち、相対的に最も大径の支管B1を固定する場合は、図9に示すように支持部材12aを取り除き、取付ボス2cにネジ止めされた第2の支持部材12b上に支管B1の端部を差し込み、位置決めネジ12b−3により支管B1を定位置に位置決めした後、固定ネジ12b−2を緊締して支管B1を上面カバー2に一体成形された一対の凸条2eに押し付けて取付作業を完了する。
また、中径の支管B1を固定する場合は、図10に示すように第1の支持部材12aを取付ボス2cにネジ止めするとともに、第2の支持部材12bを取付ボス2cにネジ止めする。そして、支管B1の端部を第1、第2の支持部材12a、12b間に差し込み、位置決めネジ12b−3により支管B1を定位置に位置決めした後、固定ネジ12b−2を緊締して支管B1を第1の支持部材12aに押し付けて取付作業を完了する。
さらに、小径の支管B1を固定する場合は、図11に示すように第1の支持部材12aを取付ボス2cにネジ止めするとともに、第2の支持部材12bを、その平坦段部12b−1の凸面が上方を向くようにして取付ボス2cにネジ止めする。そして、支管B1の端部を第1、第2の支持部材12a、12b間に差し込み、位置決めネジ12b−3により支管B1を定位置に位置決めした後、固定ネジ12b−2を緊締して支管B1を第1の支持部材12aに押し付けて取付作業を完了する。
以上のように支管B1の取付作業を行っている間は、蓋体4は図6に示すように、支管B1などと干渉しない状態で拡開するので、傾斜状部2aが完全に開放され、支管B1の取付作業および端子台10への配線作業を容易に行うことができる。本発明の照明装置1はこのように構成されていることから、図12に示すように柱状構造物Pへ固定金具Bにより取り付けた場合、上面カバー2に接続部分がないことから耐候性および水密性を向上することができる。また、蓋体4が装置本体の下面に位置するようになることから、雨水などの進入を確実に阻止することができる。
つぎに、電源部8の構成について詳細に説明する。電源部8は商用交流電源を降圧した直流電源に変換して光源部5へ供給する電源回路、前記直流電源で発光素子5aを点灯する点灯回路、そして装置本体外の環境の明度を判断して発光素子5aを点滅する点滅制御回路を備える。
前記電源部8は図7に示すように中空の筺状ケース8aと、この筺状ケース8aの開口面を覆うスライド板8bとが一体構成されたもので、筺状ケース8aの内部に前記電源回路、点灯回路、点滅制御回路を実装した配線基板8cを収容している。前記スライド板8bの外周は筺状ケース8aの外周から張り出したフランジ状となっており、このフランジ状部の四隅にダルマ孔8b−1が形成されている。
前記筺状ケース8aの側部には図13に示すように配線基板8cに受光素子8c−1が実装されている。この受光素子8c−1に対向する筺状ケース8aの側壁には通孔8a−1が形成されており、上面カバー2の両側部に形成した採光部2fから周囲環境の外光を導入するようにしている。即ち、上面カバー2の前記通孔8a−1に対面する位置は凹陥した状態に形成されており、この採光部2fの奥部立壁に通孔2f−1を形成している。そして、この通孔2f−1と前記通孔8a−1を共軸として透明素材で形成された採光パッキン13が嵌装されている。なお、採光部2fの側壁2f−2は装置本体の長手方向(道路軸方向)の両側からの光を遮断する遮光部となり、庇壁2f−3は上方からの光を遮断し、受光素子8c−1へ入射するノイズとなる光を制限することができる。
以上のように構成された電源部8の側部の一方に受光素子8c−1を設けるように構成した場合、この受光素子8c−1を上面カバー2の採光部2fの任意の一方に対向させて配置することが可能となる。かかる機能は、照明装置1を設置した周囲の住宅や建築物などの照明施設からの照射光がノイズとなり受光素子8c−1で検知され、本来点灯すべき夜間において点灯しないという誤動作を生じる場合に対応することができる。
このような場合、上面カバー2の採光部2fの光ノイズの進入側への受光素子8c−1の配置を避け、光ノイズの影響を受けない採光部2fを選定して電源部8の配設が可能となるようにしている。即ち、電源部8が図6に示すように同図の上側の採光部2fから採光するようにした場合において、光ノイズの影響が確認されたとき、ダルマ孔8b−1の小径部を固定している取付ネジ14を緩め、スライド板8bスライドさせてダルマ孔8b−1の大径部から取付ネジ14の頭部を外すことにより、電源部8の全体を180°回転することができ、図6の下側の採光部2fから採光できるように配設方向を変更することができる。
即ち、電源部8を図14、図15に示す何れの方向にも任意に配設することが可能となるのである。なお、図16に示すように、電源部8内の両側部に受光素子8c−1を設けるとともに、スイッチSW1、SW2を設けて受光素子8c−1の一方または両方の選択が可能となるようにし、周囲環境の光の状態に対応できる融通性を向上することができるとともに、受光素子8c−1の一方が機能しなくなった場合に他方を機能させるなど、応急の対応が可能となる。なお、受光素子8c−1を両側部に設けた場合の機能処理の流れを図17に示す。このように本発明の電源部8の構成によれば、採光部2fを上面カバー2の側部を設けるようにしたので、採光部を背面に設けた従来の照明装置に比較して格段に精度の高い採光が可能となる。
つぎに、光源部5の構成について詳細に説明する。光源部5は図18に示すように、複数のチップ状の発光素子5aを絶縁基板5b上に実装し、熱伝導板6上に固定された2枚一組の光源エレメント5cと、この光源エレメント5c上でスライドし、各発光素子5aの発光光の出射方向を制御する2枚一組の光制御エレメント5dとの組み合わせを主体に構成される。
前記光制御エレメント5dの1枚毎の構成は、図19にその詳細を示すように、基板5d−1に透過孔5d−2と透過孔5d−3を列設し、透過孔5d−3上に透明素材により成形したレンズ状の光制御部材5eが接着などの適宜手段により固定されている。なお、基板5d−1も透明素材として光制御部材5eとともに一体成形するようにしてもよい。光制御部材5eが介在しない透過孔5d−2の外周部には入射した光のいわゆるケラレを防止するためのテーパー面5d−2aが形成されている。
また、基板5d−1の裏面には、透過孔5d−2、5d−3の相互間および光源部5の外部に通じる通気溝5d−4が形成されており、発光素子5aの発熱を外部へ放散できるようにし、光源エレメント5cと光制御エレメント5d間の蓄熱を解消し、発光素子5aを保護するようにしている。なお、光制御部材5eの形状、大きさ、および透過孔5d−2、5d−3の形状、大きさは配光設計に基づいて任意に定めることができ、本実施例に限定されるものではない。
前記光制御エレメント5dはその係止凹部5d−5が光源エレメント5cの係止凸部5c−1と係合し、光制御エレメント5dのスライド位置が規制されるようにしている。図20は光源エレメント5c上で光制御エレメント5dがスライドする状態を説明するもので、同図に示すように光制御エレメント5dを距離dだけ左方へスライドさせた場合は、発光素子5aの光軸SC上に光制御エレメント5dの光制御部材5eが位置し、距離dだけ右方へスライドさせた場合は、発光素子5aの光軸SC上に光制御エレメント5dの透過孔5d−2が位置することになる。
図21は発光素子5aの光軸SC上に光制御部材5eが位置した状態の断面図であり、図22に発光素子5aの光軸SC上に透過孔5d−2が位置した状態を示す。図21に示す発光素子5aに対する光制御部材5eの配置状態とした場合は、発光素子5aから出射した発光光は光制御部材5eのレンズ作用により横方向に拡散する。一方、図22に示す状態とした場合は、発光素子5aから出射した発光光は透過孔5d−2を透過して直進する状態となる。
図21に示す状態では、光制御エレメント5dの全体から出射される照射光は図23に示すような横方向に拡がる紡錘形の配光パターンL1となることから、道路面の長手方向の照明に好適で、長円形の配光パターンとなり照明装置間の設置間隔を大きくすることができるとともに、鉛直角85°以上の領域への照明光の出射(グレア)を抑制することができる。一方、図22に示す状態では、図24に示すようなスポット状の略円形または略台形の配光パターンL2となることから、交差点あるいは公園などにおける照明に好適となる。光源部5をこのように構成したことから、光制御エレメント5dをスライドするのみで配光パターンの異なる照明光が得られることになる。
上述した光源部5は2態様の配光パターンの形成が可能となるようにしたものであるが、3態様の配光パターンの形成も可能となるようすることができ。2態様の配光パターンの形成には光制御エレメント5dの水平の一次元方向のスライドで達成できたが、3態様の配光パターンを形成するためには、光制御エレメント5dを水平垂直の二次元方向へスライドさせ、定位置に固定できるようにしなければならない。
図25は3態様の配光パターンを形成するために構成された光制御エレメント5dの平面図であり、図26に示す各発光素子5aに対応する位置に光制御部材5eに加え、この光制御部材5eとは焦点距離の異なる光制御部材5fを隣接して配置する。さらに光制御部材5eに隣接して透過孔5d−2を形成する。このように構成された光制御エレメント5dは、そのガイド溝5d−6を光源エレメント5cのガイドピン5c−2に係合され、上下および水平方向の移動が案内される。
このように構成された光制御エレメント5dは、そのネジ孔5d−7、5d−8を図26に示す絶縁基板5bに形成したネジ孔5b−1、5b−2、5b−3のいずれかを選択してネジ止めする。したがって、ネジ孔5d−7、5d−8をネジ孔5b−1に一致させてネジ止めした場合は、ガイドピン5c−2がガイド溝5d−6の中心にある状態において、光制御エレメント5dを距離d1だけ横方向へ移動させたことになり、図27に示す光制御部材5eの中心部直下の透過孔5d−3に発光素子5aが位置し、光制御部材5eからの出射が可能となる。
また、ネジ孔5d−7、5d−8をネジ孔5b−2に一致させてネジ止めした場合は、ガイド溝5d−6の中心から光制御エレメント5dを距離d2だけ縦方向へ移動させたことになり、光制御部材5fの中心部直下の透過孔5d−9に発光素子5aが位置し、光制御部材5fからの出射が可能となる。さらに、光制御部材5fが発光素子5a上にある状態から光り制御エレメント5dを距離d3だけ移動させ、ネジ孔5d−7、5d−8をネジ孔5b−3に一致させてネジ止めした場合は、基板5d−1の透過孔5d−2の中心部直下に発光素子5aが位置し、発光光が直接出射されることになる。
なお、以上のように光り制御エレメント5dをスライドさせて光源エレメント5cに固定した場合の相対位置の関係を図28および図29に示す。図28(A)は発光素子5aが光制御部材5eの中心部直下にある状態を示し、図28(B)は発光素子5aが光制御部材5fの中心部直下にある状態を示し、図28(C)は発光素子5aが基板5d−1の透過孔5d−2の中心部直下にある状態を示す。
このように光源部5を構成したことにより、配光パターンL1、L2に加え、光制御部材5fによる配光パターンL3を形成することができ、様々な照明環境に対応することができる。
以上の説明から明らかなように、上述した本発明特有の構成を実施することにより、機能性および汎用性を向上した照明装置とすることが可能となる。
1・・・・・照明装置
2・・・・・上面カバー
2a・・・・傾斜状部
2f・・・・採光部
3・・・・・透光カバー
4・・・・・蓋体
4a・・・・蝶番
5・・・・・光源部
5c・・・・光源エレメント
5d・・・・光制御エレメント
5e・・・・光制御部材
6・・・・・熱伝導板
7・・・・・ホルダー
8・・・・・電源部
9・・・・・リード線
10・・・・端子台
11・・・・封止リング
12・・・・固定金具
12a・・・第1の支持部材
12b・・・第2の支持部材
13・・・・採光パッキン

Claims (4)

  1. 下面を開放した照明装置の上面カバーと、複数の発光素子を基板上に実装した一つもしくは複数の光源部と、該光源部および前記発光素子を点灯するための点灯装置を覆う透光カバーを備えた照明装置であり、
    複数の発光素子を絶縁基板上に実装した光源エレメントと、
    該光源エレメント上でスライドして前記発光素子の発光光の出射方向を制御する光制御エレメントからなる光源部を備え、
    前記光制御エレメントには、前記発光素子の発光光を光制御部材へ導く透過孔と、前記発光光を直接出射する透過孔とを形成し、前記発光素子の光軸上に前記透過孔の何れもが位置するようにしたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記光制御部材が1つまたは複数であることを特徴とすえる請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光源エレメントに係止凸部を形成する一方、前記光制御エレメントに係止凹部を形成し、前記係止凸部と係止凹部の係合により光制御エレメントの透過孔のスライド位置が前記発光素子の光軸上に規制されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記光制御エレメントの裏面に、前記一組の透過孔間および光源部の外部へ通じる通気溝を形成したことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
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