JP2016133860A - メール配信装置及びメール配信プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】メール送信に対して返信がないまたは遅いドメインに対しての対処を行うことを目的とする。【解決手段】送信権管理部220は、特定ドメイン用送信権管理キューとその他のドメイン用送信権管理キューとを有する。送信メール管理部230は送信キューを有する。メール送信指示一時記憶部240はメール送信指示情報を記憶する。要求受付部210は、特定ドメイン用送信権管理キューまたはその他のドメイン用送信権管理キューに送信権があれば、送信キューに送信指示を格納し、メール送信指示一時記憶部240にメール送信指示情報を格納する。送信制御部250は、特定ドメイン用送信スレッドおよびその他のドメイン用送信スレッドを有し、これらは送信キューから送信情報を取得し、メール送信指示情報に基づきメール送信エージェント260にメール送信を指示する。【選択図】図1

Description

この発明は、メール送信に対して返信がないまたは遅いドメインに対しての対処を行う技術に関する。
企業は顧客サービスを目的に、顧客向けに大量の電子メールを送信する場合がある。送信するメールの例としては、メールマガジン等がある。しかし、短時間に大量のメールを送信すると、送信先メールサーバによっては対象メールをスパムメール(受信者の意向を無視して、無差別かつ大量に一括して送信される電子メール)と誤判定し、それ以降は、同じドメインのメールアドレスから送信したメールが、その送信先メールサーバに受信拒否される恐れがある。スパムメールと判定する基準は、電気通信事業者(キャリア)や、インターネットサービスプロバイダごとに独自に設定されており、その内容は通常非公開である。
特許文献1には、担当ドメインが指定された複数の送信スレッドごとに、送信スレッド数を設定し、担当ドメインに係る状況に応じて送信スレッド数を自律的に増減させることが記載されている。
特開2009−225402号公報
しかし、スパムメールと判定する基準がわからない状態で、メール送信に対して返信がないまたは遅いドメインに対しての対処を行うには、単にドメインごとの送信スレッド数を調整するだけでは足りず、試行錯誤をしながら対処を検討する必要がある。
この発明は、メール送信に対して返信がないまたは遅いドメインに対しての対処を行うことを目的とする。
この発明に係るメール配信装置は、
所定の個数までの送信権を有する特定ドメイン用送信権管理キューおよびその他のドメイン用送信権管理キューであり、複数の前記特定ドメイン用送信権管理キューと、前記その他のドメイン用送信権管理キューとを有する送信権管理部と、
送信キューを有する送信メール管理部と、
メール送信指示情報を記憶するメール送信指示一時記憶部と、
送信先のドメインを含むメール送信指示を受け付け、前記ドメインに対応する前記特定ドメイン用送信権管理キューがあり、かつ前記ドメインに対応する前記特定ドメイン用送信権管理キューに送信権があれば前記送信権を取得し、または、前記ドメインに対応する前記特定ドメイン用送信権管理キューがなく、かつその他のドメイン用送信権管理キューに送信権があれば前記送信権を取得し、前記メール送信指示一時記憶部に前記メール送信指示に対応するメール送信指示情報を格納し、前記送信メール管理部の前記送信キューに、前記ドメインに対応するドメイン分類および前記メール送信指示情報の前記メール送信指示一時記憶部における格納位置を含む送信情報を格納する要求受付部と、
前記送信キューから、自身と同じドメイン分類を含む送信情報を取り出し、前記送信情報に含まれる格納位置を取得し、前記格納位置に基づき前記メール送信指示一時記憶部からメール送信指示情報を取得し、前記メール送信指示情報に従い、メール送信エージェントにメール送信を指示し、前記メール送信エージェントから返信を得ると、自身と同じドメイン分類に対応する特定ドメイン用送信権管理キューまたはその他のドメイン用送信権管理キューに送信権を返却する特定ドメイン用送信スレッドおよびその他のドメイン用送信スレッドであり、複数の前記特定ドメイン用送信スレッドと、前記その他のドメイン用送信スレッドとを有する送信制御部と
を備えることを特徴とする。
前記送信メール管理部はディレイキューをさらに有し、
前記要求受付部は、さらに、送信先のドメインを含むメール送信指示を受け付け、前記ドメインに対応する前記特定ドメイン用送信権管理キューがあり、かつ前記ドメインに対応する前記特定ドメイン用送信権管理キューに送信権がなければ、または、前記ドメインに対応する前記特定ドメイン用送信権管理キューがなく、かつその他のドメイン用送信権管理キューに送信権がなければ、メール送信指示一時記憶部に前記メール送信指示に対応するメール送信指示情報を格納し、前記送信メール管理部の前記ディレイキューに前記ドメインに対応するドメイン分類および前記メール送信指示情報の前記メール送信指示一時記憶部における格納位置を含む送信情報を格納する要求受付部と、
前記送信制御部は、さらに、前記ディレイキューから、自身と同じドメイン分類を含む送信情報を取り出し、前記送信情報に含まれる格納位置を取得し、前記格納位置に基づき前記メール送信指示一時記憶部からメール送信指示情報を取得し、前記メール送信指示情報に従い、前記メール送信エージェントにメール送信を指示し、前記メール送信エージェントから返信を得ると、自身と同じドメイン分類に対応する特定ドメイン用送信権管理キューまたはその他のドメイン用送信権管理キューに送信権を返却する特定ドメイン用ディレイスレッドおよびその他のドメイン用ディレイスレッドであり、複数の前記特定ドメイン用ディレイスレッドと、前記その他のドメイン用ディレイスレッドとを有する送信制御部と
を備えることを特徴とする。
前記要求受付部は、前記送信キューに格納された送信情報の数が、所定の数に達していない場合に、前記メール送信指示一時記憶部に前記メール送信指示に対応するメール送信指示情報を格納し、前記送信メール管理部の前記送信キューに、前記ドメインに対応するドメイン分類および前記メール送信指示情報の前記メール送信指示一時記憶部における格納位置を含む送信情報を格納する
ことを特徴とする。
前記要求受付部は、前記ディレイキューに格納された送信情報の数が、所定の数に達していない場合に、前記メール送信指示一時記憶部に前記メール送信指示に対応するメール送信指示情報を格納し、前記送信メール管理部の前記ディレイキューに前記ドメインに対応するドメイン分類および前記メール送信指示情報の前記メール送信指示一時記憶部における格納位置を含む送信情報を格納する
ことを特徴とする。
前記送信制御部の前記その他のドメイン用送信スレッドは、さらに、前記送信キューから、自身と同じドメイン分類(その他のドメイン)を含む送信情報を取り出す際には、先に格納された送信情報から取り出し、前記メール送信エージェントにメール送信を指示した後には、前記メール送信エージェントから所定の時間以内に返信がないと、前記送信メール管理部の前記送信キューに、前記ドメインに対応するドメイン分類および前記メール送信指示情報の前記メール送信指示一時記憶部における格納位置を含む送信情報を格納する
ことを特徴とする。
前記送信制御部の前記その他のドメイン用送信スレッドは、前記送信キューから、自身と同じドメイン分類(その他のドメイン)を含む送信情報を取り出す際には、前記送信情報からリトライ回数を取得し、前記リトライ回数に1を追加した数を新たなリトライ回数とし、前記メール送信エージェントにメール送信を指示した後には、前記メール送信エージェントから所定の時間以内に返信がなく、前記新たなリトライ回数が所定の数を超えていなければ、前記送信メール管理部の前記送信キューに、前記新たなリトライ回数、前記ドメインに対応するドメイン分類および前記メール送信指示情報の前記メール送信指示一時記憶部における格納位置を含む送信情報を格納する
ことを特徴とする。
その他のドメインに対応するドメイン毎に、現在の利用スレッド数を記憶するドメイン毎利用スレッド数記憶部をさらに有し、
前記送信制御部の前記その他のドメイン用送信スレッドは、さらに、前記メール送信指示情報に含まれるドメインを特定し、前記特定したドメインの現在の利用スレッド数を、ドメイン毎利用スレッド数記憶部から取得し、前記現在の利用スレッド数が、所定の数に満たなければ、前記現在の利用スレッド数に1を追加して、ドメインと対応付けてドメイン毎利用スレッド数記憶部に格納した後に、前記メール送信指示情報に従い、前記メール送信エージェントにメール送信を指示し、前記現在の利用スレッド数が、前記所定の数に達していれば、メール送信エージェントにメール送信を指示しない
ことを特徴とする。
遅延ドメインとしてドメインを記憶し、遅延ドメイン候補としてドメインと発生時刻とを対応付けて記憶する遅延ドメイン記憶部をさらに有し、
前記送信制御部の前記その他のドメイン用送信スレッドは、前記メール送信指示情報に送信先のメールアドレスの一部として含まれるドメインが前記遅延ドメイン記憶部に遅延ドメインとして記憶されていなければ、前記メール送信指示情報に従い、前記メール送信エージェントにメール送信を指示し、前記メール送信エージェントからの返信があるまでの時間を計測し、計測した時間が所定の時間を越えた場合は、前記遅延ドメイン記憶部に、遅延ドメイン候補として前記ドメインと、所定の時間を越えた時を表す発生時刻と共に格納し、同じドメインについて、前記発生時刻が所定の期間内にあり、所定の数以上の遅延ドメイン候補が記憶されていれば、前記遅延ドメイン記憶部に前記ドメインを遅延ドメインとして格納した後に、前記メール送信指示情報に従い、前記メール送信エージェントにメール送信を指示し、前記メール送信指示情報に送信先のメールアドレスの一部として含まれるドメインが前記遅延ドメイン記憶部に遅延ドメインとして記憶されていれば、メール送信エージェントにメール送信を指示しない
ことを特徴とする。
この発明に係るメール配信プログラムは、
コンピュータを、上記のメール配信装置として機能させる。
この発明に係るメール配信装置では、メール送信に対して返信がないまたは遅いドメインをその他のドメインとしてまとめた上で対処を行うので、効率よく試行錯誤をしながら対処を検討することが可能である。
実施の形態1に係るメール配信システム10の概要説明図、およびメール配信装置200の構成図。 実施の形態1に係る送信権管理部220の構成図。 実施の形態1に係る送信メール管理部230の構成図。 実施の形態1に係る送信制御部250の構成図。 実施の形態1に係る要求受付部210の処理のフローチャート。 実施の形態1に係る送信制御部250の送信スレッドの処理のフローチャート。 実施の形態2に係る送信メール管理部230の構成図。 実施の形態2に係る送信制御部250の構成図。 実施の形態2に係る要求受付部210の処理のフローチャート。 実施の形態2に係る送信制御部250のディレイスレッドの処理のフローチャート。 実施の形態3に係る送信制御部250のその他のドメイン用送信スレッドの処理のフローチャート。 実施の形態4に係るメール配信システム10の概要説明図、およびメール配信装置200の構成図。 実施の形態4に係る送信制御部250のその他のドメイン用送信スレッドの処理のフローチャート。 実施の形態4に係る送信制御部250のその他のドメイン用送信スレッドの処理のフローチャート。 実施の形態5に係るメール配信システム10の概要説明図、およびメール配信装置200の構成図。 実施の形態5に係る送信制御部250の送信スレッドの処理のフローチャート。 実施の形態1から5に示したメール配信装置200のハードウェア構成の例を示す図。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るメール配信システム10の概要説明図、およびメール配信装置200の構成図である。
メール配信システム10は、メールの配信を要求する配信要求サーバ100と、配信要求サーバ100からメールの配信要求を受け付けてメールを配信するメール配信装置200と、WAN300を介してメール配信装置200と通信可能でありメールを受信する複数の端末400とを有する。
配信要求サーバ100は、例えば、顧客情報を管理し、顧客にWEBにより情報を提供し、配信要求サーバ100の利用者である顧客からの要求に応じて、または配信要求サーバ100の管理者である企業の指示により、大量の電子メールを送信するWEBサーバである。
メール配信装置200は、メールの配信要求を受け付ける要求受付部210と、メールごとの送信権を管理する送信権管理部220と、送信すると判断したメールを管理する送信メール管理部230と、メール送信指示情報を一時的に記憶するメール送信指示一時記憶部240と、メールの送信を指示することを管理する送信制御部250と、実際に端末400に対してWAN300および図示しないメールサーバを介してメールを送信するメール送信エージェント260とを有する。
ここで、メール送信指示情報とは、送信先(宛先)のメールアドレス、発信のメールアドレス、メール本文などの情報を有し、配信要求サーバ100から得たメール送信指示に係る情報そのままであってもよいし、配信要求サーバ100から得たメール送信指示に係る情報をもとに生成したものであってもよい。
メール送信エージェント260は、複数のメール送信指示を受け付けて、実際に端末400に対してWAN300および図示しないメールサーバを介してメールを送信し、その結果(成功、失敗等)を、依頼元に返信することができる。
なお、この実施例では、送信先はひとつであるとしている。配信要求サーバ100において、ひとつの発信かつひとつのメール本文について複数の送信先を指定したメール送信指示があったとしても、ひとつの送信先ごとに同じ発信および同じメール本文のメール送信指示を送信先の数分生成して、メール配信装置200にメールの配信を要求している。
図2は、実施の形態1に係る送信権管理部220の構成図である。送信権管理部220(送信権管理キュー)は、複数の特定ドメイン用送信権管理キュー221と、その他のドメイン用送信権管理キュー222とを有する。
特定ドメイン用送信権管理キュー221は、ある特定のドメイン用(例えばドメイン1用、ドメイン2用、ドメイン3用)に予め用意される。その他のドメイン用送信権管理キュー222は、特定ドメイン用送信権管理キュー221が用意されていないドメイン用(例えばドメイン1、ドメイン2、ドメイン3以外のドメイン用)に予め用意される。いずれの送信権管理キュー(特定ドメイン用送信権管理キューおよびその他のドメイン用送信権管理キュー)も、所定の個数の送信権を有する。要求受付部210等が送信権管理キューから送信権を取得すれば、送信権管理キューが有する送信権が1個減り、送信制御部250等が送信権管理キューに送信権を返却すれば、送信権管理キューが有する送信権が1個増える。
すなわち、送信権管理キューが有する送信権の個数は、特定のドメインごとおよびその他のドメインの、平行して送信処理が可能なメールの件数をその個数までに制限する。
通常は、特定ドメイン用送信権管理キューには、メールを安定して配信できているドメインを割り当て、その他のドメイン用送信権管理キューには、その他のドメインを割り当てることを想定しているが、そうでなくてもかまわない。例えば、本メール配信装置200を継続使用して、メールの配信状況を確認しながら、その時点で可能な範囲で、特定ドメイン用送信権管理キューには、メールを安定して配信できているドメインを割り当て、その他のドメイン用送信権管理キューには、その他のドメインを割り当てていてもよい。
図3は、実施の形態1に係る送信メール管理部230の構成図である。送信メール管理部230(送信キュー)は送信キュー231を有する。送信キュー231は、ドメイン分類およびメール送信指示情報のメール送信指示一時記憶部240における格納位置を含む送信情報を有する。ドメイン分類とは、送信権管理部220のどの送信権管理キューに対応するかを表す情報である。例えば、ドメイン1、ドメイン2、ドメイン3、その他のドメインといった情報である。
送信キュー231は、FIFO(First In,First Out)の性質を有する。すなわち、送信キュー231は、先に入った送信情報を先に出す。
送信キュー231は、有することができる送信情報の個数について、所定の上限値を定めることができてもよい。送信キュー231が上限値を満たす個数の送信情報を既に有している場合は、送信キュー231には空きがなく、送信情報を受け取らない。
すなわち、送信キュー231の所定の上限値は、すべてのドメインについて、後述の送信スレッドが平行して処理可能なメールの件数をその上限値までに制限する。
図4は、実施の形態1に係る送信制御部250の構成図である。送信制御部250(送信スレッド)は、複数の特定ドメイン用送信スレッド251と、その他のドメイン用送信スレッド252とを有する。
特定ドメイン用送信スレッド251は、ある特定のドメイン用(例えばドメイン1用、ドメイン2用、ドメイン3用)に予め用意される。その他のドメイン用送信スレッド252は、特定ドメイン用送信スレッド251が用意されていないドメイン用(例えばドメイン1、ドメイン2、ドメイン3以外のドメイン用)に予め用意される。これらは、送信権管理部220の送信権管理キューと同様の分類で、ドメインに対応するように用意される。従って、ドメイン分類は、送信権管理部220のどの送信権管理キューに対応するかを表すとともに、送信制御部250のどの送信スレッドに対応するかを表す。
いずれの送信スレッド(特定ドメイン用送信スレッド251およびその他のドメイン用送信スレッド252)も、所定の個数が予め用意されており、自律的に動作する。複数の送信スレッドが同時に動作することもある。
すなわち、送信スレッドの個数は、特定のドメインごとおよびその他のドメインの、送信スレッドで平行して送信処理が可能なメールの件数をその個数までに制限する。
図5は、実施の形態1に係る要求受付部210の処理のフローチャートである。
要求受付部210は、配信要求サーバ100からメール送信指示を受け付け、メール送信指示に含まれる送信先のドメインを取得する。(ステップS501)
要求受付部210は、取得したドメインに対応する特定ドメイン用送信権管理キュー221があるかを確認し(ステップS502)、YESであれば(取得したドメインに対応する特定ドメイン用送信権管理キュー221があれば)、特定ドメイン用送信権管理キュー221に送信権があるかを確認し(ステップS503)、YESであれば(特定ドメイン用送信権管理キュー221に送信権があれば)、要求受付部は、特定ドメイン用送信権管理キューから送信権をひとつ取得する。(ステップS504)この時、この特定ドメイン用送信権管理キューからは送信権が1個減る。
次に、要求受付部210は、送信メール管理部230の送信キュー231に空きがあるか(すなわち送信キュー231が有する送信情報の個数が上限値に満たないこと)を確認し(ステップS505)、YESであれば(送信キュー231に空きがあれば)、要求受付部210は、メール送信指示一時記憶部240に、メール送信指示情報を格納する。(ステップS506)
要求受付部210は、送信メール管理部230の送信キューに、ドメイン分類およびメール送信指示情報のメール送信指示一時記憶部240における格納位置を含む送信情報を格納する。(ステップS507)
また、要求受付部210は、取得したドメインに対応する特定ドメイン用送信権管理キュー221があるかを確認し(ステップS502)、NOであれば(取得したドメインに対応する特定ドメイン用送信権管理キュー221がなければ)、その他のドメイン用送信権管理キュー222に送信権があるかを確認し(ステップS508)、YESであれば(その他のドメイン用送信権管理キュー222に送信権があれば)、要求受付部は、その他のドメイン用送信権管理キュー222から送信権をひとつ取得する。(ステップS509)
また、要求受付部210は、その他のドメイン用送信権管理キュー222に送信権があるかを確認し(ステップS508)、NOであれば(その他のドメイン用送信権管理キュー222に送信権がなければ)、要求受付部210は、配信要求サーバ100に「ビジー」を回答(送信)する。(ステップS510)
また、要求受付部210は、送信メール管理部230の送信キュー231に空きがあるか(すなわち送信キュー231が有する送信情報の個数が上限値に満たないこと)を確認し(ステップS505)、NOであれば(送信キュー231に空きがなければ)、要求受付部210は、配信要求サーバ100に「ビジー」を回答する。(ステップS510)
図6は、実施の形態1に係る送信制御部250の送信スレッドの処理のフローチャートである。送信制御部250の送信スレッド(特定ドメイン用送信スレッド251およびその他のドメイン用送信スレッド252)の各々は、このフォローチャートに示すように自律的に動作する。
送信スレッドは、同じドメイン分類(自身のドメイン分類、例えば、ドメイン1、ドメイン2、ドメイン3、その他のドメインといった情報、と同じドメイン分類)の送信情報を、送信メール管理部230の送信キュー231から取り出せるかを確認し(ステップS601)、YESであれば(同じドメイン分類の送信情報を、送信キュー231から取り出せれば)、送信スレッドは、送信メール管理部230の送信キュー231から送信情報をひとつ取得する。(ステップS602)ここで、送信キュー231は、FIFOの性質を有するので、送信スレッドは、最先に入った送信情報について、このような動作を行う。
送信スレッドは、送信情報からメール送信指示情報の格納位置を取得し、メール送信指示一時記憶部240からメール送信指示情報を取得する。(ステップS603)ここでメール送信指示一時記憶部240からメール送信指示情報は削除される。
送信スレッドは、メール送信指示情報に従い、メール送信エージェント260にメール送信を指示する。(ステップS604)
送信スレッドは、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS605)、メール送信エージェントから成功の返信ありの場合は、配信要求サーバ100に「送信成功」を回答する。(ステップS606)
また、送信スレッドは、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS605)、メール送信エージェントから失敗の返信ありの場合は、配信要求サーバ100に「送信失敗」を回答する。(ステップS607)
また、送信スレッドは、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS605)、メール送信エージェントから所定の時間以内に返信なしの場合は、配信要求サーバ100に「返信なし」を回答する。(ステップS608)
送信スレッドは、ステップS606、S607、またはS608の後(すなわち、メールの送信処理が完了するか、所定の時間が経過した後)、送信権管理部220の対応するドメイン分類の送信権管理キューに送信権を返却する。(ステップS609)
送信スレッドは、処理を終了する。(ステップS610)
また、送信スレッドは、同じドメイン分類の送信情報を、送信メール管理部230の送信キュー231から取り出せるかを確認し(ステップS601)、NOであれば(同じドメイン分類の送信情報を、送信キュー231から取り出せなければ)、処理を終了する。(ステップS610)
ここで、実施の形態1において、メールを安定して配信できていないドメインを、送信権管理部220のその他のドメイン用送信権管理キュー222に集約して管理することができる。
特定ドメイン用送信権管理キュー221およびその他のドメイン用送信権管理キュー222は所定の個数までの送信権を有することができるので、メールを安定して配信できていないドメインに対して、平行して処理可能なメールの件数を制限することができる。例えば、メール配信装置200において、メールの送信が停滞している場合に、対象のドメインが判明していれば、対応する送信権管理キューの送信権の個数を減らすことができる。
送信メール管理部230の送信キュー231は、有することができる送信情報の個数について、所定の上限値を定めることができるので、すべてのドメインについて、送信スレッドが平行して処理可能なメールの件数をその上限値までに制限することができる。例えば、メール配信装置200において、メールの送信が停滞している場合に、対象のドメインが判明していなければ、この上限値を減らすことにより、メール配信装置200の負荷を減らすことができる。
送信制御部250の送信スレッドは、所定の個数が予め用意されているので、特定のドメインごとおよびその他のドメインごとに、平行して処理可能なメールの件数を制限することができる。例えば、メール配信装置200において、メールの送信が停滞している場合に、送信権管理キュー(特定ドメイン用送信権管理キュー221およびその他のドメイン用送信権管理キュー222)の有することができる送信権の個数よりも、対応する送信スレッド(特定ドメイン用送信スレッド2251およびその他のドメイン用送信スレッド)の個数を少なく設定して、配信要求サーバ100から受け付けるメール送信指示の個数よりも、送信制御部250で処理する件数が少なくなるようにし、あるいはその逆にするなどすれば、メール配信装置200に滞留するメールの件数を調整することができる。
実施の形態2.
実施の形態2について、実施の形態1と異なる点についてのみ説明する。
図7は、実施の形態2に係る送信メール管理部230の構成図である。実施の形態2の送信メール管理部230(送信キュー)は、実施の形態1の図3と比べて、さらにディレイキュー232を有する。
ディレイキュー232は、ドメイン分類およびメール送信指示情報のメール送信指示一時記憶部240における格納位置を含む送信情報を有する。
ディレイキュー232は、FIFO(First In,First Out)の性質を有する。すなわち、ディレイキュー232は、先に入った送信情報を先に出す。
ディレイキュー232は、有することができる送信情報の個数について、所定の上限値を定めることができてもよい。ディレイキュー232が上限値を満たす個数の送信情報を既に有している場合は、ディレイキュー232には空きがなく、送信情報を受け取らない。
すなわち、ディレイキュー232の所定の上限値は、すべてのドメインについて、後述のディレイスレッドが平行して処理可能なメールの件数をその上限値までに制限する。
図8は、実施の形態2に係る送信制御部250の構成図である。実施の形態2の送信制御部250(送信スレッド、ディレイスレッド)は、実施の形態1と比べて、さらに複数の特定ドメイン用ディレイスレッド253と、その他のドメイン用ディレイスレッド254を有する。
特定ドメイン用ディレイスレッド253は、ある特定のドメイン用(例えばドメイン1用、ドメイン2用、ドメイン3用)に予め用意される。その他のドメイン用ディレイスレッド254は、特定ドメイン用ディレイスレッド253が用意されていないドメイン用(例えばドメイン1、ドメイン2、ドメイン3以外のドメイン用)に予め用意される。これらは、送信権管理部220の送信権管理キューや、送信制御部250の送信スレッドと同様の分類で、ドメインに対応するように用意される。従って、ドメイン分類は、送信権管理部220のどの送信権管理キューに対応するかを表し、送信制御部250のどの送信スレッドに対応するかを表すとともに、送信制御部250のどのディレイスレッドに対応するかを表す。
いずれのディレイスレッド(特定ドメイン用ディレイスレッド253およびその他のドメイン用ディレイスレッド254)も、所定の個数が予め用意されており、自律的に動作する。複数のディレイスレッドが同時に動作することもある。
すなわち、ディレイスレッドの個数は、特定のドメインごとおよびその他のドメインの、ディレイスレッドで平行して送信処理が可能なメールの件数をその個数までに制限する。
図9は、実施の形態2に係る要求受付部210の処理のフローチャートの一部である。実施の形態2において、図5のステップS503でNOとなる場合、およびステップS508でNOとなる場合に、ステップS510とは異なる処理を行う。その他の処理は、図5に示す実施の形態1と同様である。
図5において、特定ドメイン用送信権管理キュー221に送信権があるかを確認し(ステップS503)、NOであれば(特定ドメイン用送信権管理キュー221に送信権がなければ)、または、その他のドメイン用送信権管理キュー222に送信権があるかを確認し(ステップS508)、NOであれば(その他のドメイン用送信権管理キュー222に送信権がなければ)、要求受付部210は、送信メール管理部230のディレイキュー232に空きがあるか(すなわちディレイキュー232が有する送信情報の個数が上限値に満たないこと)を確認し(ステップS901)、YESであれば(ディレイキュー232に空きがあれば)、要求受付部210は、メール送信指示一時記憶部240に、メール送信指示情報を格納する。(ステップS902)
要求受付部210は、送信メール管理部230のディレイキューに、ドメイン分類およびメール送信指示情報のメール送信指示一時記憶部240における格納位置を含む送信情報を格納する。(ステップS903)
要求受付部210は、配信要求サーバ100に「保留中」を回答する。(ステップS904)
また、要求受付部210は、送信メール管理部230のディレイキュー232に空きがあるか(すなわちディレイキュー232が有する送信情報の個数が上限値に満たないこと)を確認し(ステップS901)、NOであれば(ディレイキュー232に空きがなければ)、要求受付部210は、配信要求サーバ100に「ビジー」を回答する。(ステップS905)
図10は、実施の形態2に係る送信制御部250のディレイスレッドの処理のフローチャートである。送信制御部250のディレイスレッド(特定ドメイン用ディレイスレッド253およびその他のドメイン用ディレイスレッド254)の各々は、このフォローチャートに示すように自律的に動作する。
実施の形態1に係る図6のフローチャートと、実施の形態2に係る図10のフローチャートとは、図6における送信スレッドが、図10ではディレイスレッドとなり、図6における送信キューが、図10ではディレイキューとなる以外は、同様である。
なお、実施の形態2においても、送信制御部250の送信スレッド(特定ドメイン用送信スレッド251およびその他のドメイン用送信スレッド252)はあり、実施の形態1の場合と同様に、図6のフローチャートに示すように自律的に動作する。
ディレイスレッドは、同じドメイン分類(自身のドメイン分類、例えば、ドメイン1、ドメイン2、ドメイン3、その他のドメインといった情報、と同じドメイン分類)の送信情報を、送信メール管理部230のディレイキュー232から取り出せるかを確認し(ステップS1001)、YESであれば(同じドメイン分類の送信情報を、ディレイキュー232から取り出せれば)、ディレイスレッドは、送信メール管理部230のディレイキュー232から送信情報をひとつ取得する。(ステップS1002)ここで、ディレイキュー232は、FIFOの性質を有するので、ディレイスレッドは、最先に入った送信情報について、このような動作を行う。
ディレイスレッドは、送信情報からメール送信指示情報の格納位置を取得し、メール送信指示一時記憶部240からメール送信指示情報を取得する。(ステップS1003)ここでメール送信指示一時記憶部240からメール送信指示情報は削除される。
ディレイスレッドは、メール送信指示情報に従い、メール送信エージェント260にメール送信を指示する。(ステップS1004)
ディレイスレッドは、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS1005)、メール送信エージェント260から成功の返信ありの場合は、配信要求サーバ100に「送信成功」を回答する。(ステップS1006)
また、ディレイスレッドは、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS1005)、メール送信エージェント260から失敗の返信ありの場合は、配信要求サーバ100に「送信失敗」を回答する。(ステップS1007)
また、ディレイスレッドは、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS1005)、メール送信エージェント260から所定の時間以内に返信なしの場合は、配信要求サーバ100に「返信なし」を回答する。(ステップS1008)
ディレイスレッドは、ステップS1006、S1007、またはS1008の後(すなわち、メールの送信処理が完了するか、所定の時間が経過した後)、送信権管理部220の対応するドメイン分類の送信権管理キューに送信権を返却する。(ステップS1009)
ディレイスレッドは、処理を終了する。(ステップS1010)
また、ディレイスレッドは、同じドメイン分類の送信情報を、送信メール管理部230のディレイキュー232から取り出せるかを確認し(ステップS1001)、NOであれば(同じドメイン分類の送信情報を、ディレイキュー232から取り出せなければ)、処理を終了する。(ステップS1010)
ここで、実施の形態2において、送信キュー231に加えて、ディレイキュー232を有し、送信スレッドに加えてディレイスレッドを有し、送信の停滞しているメールについて、ディレイキュー232およびディレイスレッドに処理を渡すことができるので、通常の送信キュー231および送信スレッドの処理とは、別枠で処理を進めることができる。
送信メール管理部230のディレイキュー232は、有することができる送信情報の個数について、所定の上限値を定めることができるので、すべてのドメインについて、ディレイスレッドが平行して処理可能なメールの件数をその上限値までに制限することができる。例えば、メール配信装置200において、メールの送信が停滞している場合に、対象のドメインが判明していなければ、この上限値を減らすことにより、メール配信装置200の負荷を減らすことができる。
送信制御部250のディレイスレッドは、所定の個数が予め用意されているので、特定のドメインごとおよびその他のドメインごとに、ディレイスレッドが平行して処理可能なメールの件数を制限することができる。例えば、メール配信装置200において、メールの送信が停滞している場合に、ドメイン分類が対応する送信スレッドの個数よりも、ディレイスレッドの個数を少なく設定して、メール配信装置200に大きな負荷をかけることなく、停滞するメール送信について、直ちに処理を終了するのではなく、メール送信をリトライさせることができる。
実施の形態3.
実施の形態3について、実施の形態1、2と異なる点についてのみ説明する。
図11は、実施の形態3に係る送信制御部250のその他のドメイン用送信スレッド252の処理のフローチャートである。実施の形態3において、送信制御部250のその他のドメイン用送信スレッド252は、実施の形態1の図6と比べて、ステップS603に対して、ステップS1103においてリトライ回数の処理について追加されている点と、ステップS1111、S1112が追加されている点で異なる。
その他のドメイン用送信スレッド252は、同じドメイン分類(すなわちその他のドメイン)の送信情報を、送信メール管理部230の送信キュー231から取り出せるかを確認し(ステップS1101)、YESであれば(同じドメイン分類の送信情報を、送信キュー231から取り出せれば)、その他のドメイン用送信スレッド252は、送信メール管理部230の送信キュー231から送信情報をひとつ取得する。(ステップS1102)ここで、送信キュー231は、FIFOの性質を有するので、その他のドメイン用送信スレッド252は、最先に入った送信情報について、このような動作を行う。
その他のドメイン用送信スレッド252は、送信情報からメール送信指示情報の格納位置を取得し、メール送信指示一時記憶部240からメール送信指示情報を取得する。また、その他のドメイン用送信スレッドは、送信情報からリトライ回数を取得し、1を追加した数を新たなリトライ回数とする。(ステップS1103)ここでメール送信指示一時記憶部240からメール送信指示情報は削除される。また、ここでリトライ回数が取得できなかった場合は、1を新たなリトライ回数とする。
その他のドメイン用送信スレッド252は、メール送信指示情報に従い、メール送信エージェント260にメール送信を指示する。(ステップS1104)
その他のドメイン用送信スレッド252は、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS1105)、メール送信エージェント260から成功の返信ありの場合は、配信要求サーバ100に「送信成功」を回答する。(ステップS1106)
また、その他のドメイン用送信スレッド252は、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS1105)、メール送信エージェント260から失敗の返信ありの場合は、配信要求サーバ100に「送信失敗」を回答する。(ステップS1107)
また、その他のドメイン用送信スレッド252は、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS1105)、メール送信エージェント260から所定の時間以内に返信なしの場合は、新たなリトライ回数が所定の数を超えたかを確認し(ステップS1111)、YESであれば(新たなリトライ回数が所定の数を超えていれば)、配信要求サーバ100に「送信なし」を回答する。(ステップS1108)
その他のドメイン用送信スレッド252は、ステップS1106、S1107またはS1108の後(すなわち、メールの送信処理が完了するかリトライを終えた後)、送信権管理部220の対応するドメイン分類の送信権管理キューに送信権を返却する(ステップS1109)
その他のドメイン用送信スレッド252は、処理を終了する。(ステップS1110)
また、その他のドメイン用送信スレッド252は、同じドメイン分類(すなわちその他のドメイン)の送信情報を、送信メール管理部230の送信キュー231から取り出せるかを確認し(ステップS1101)、NOであれば(同じドメイン分類の送信情報を、送信キュー231から取り出せなければ)、処理を終了する。(ステップS1110)
また、その他のドメイン用送信スレッド252は、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS1105)、メール送信エージェントから所定の時間以内に返信なしの場合は、新たなリトライ回数が所定の数を超えたかを確認し(ステップS1111)、NOであれば(新たなリトライ回数が所定の数を超えていなれば)、その他のドメイン用送信スレッド252は、送信メール管理部230の送信キュー231に、新たなリトライ回数、ドメイン分類およびメール送信指示情報の格納位置を含む送信情報を格納する。(ステップS1108)ここで、送信キュー231は、FIFOの性質を有するので、このメール送信に係る送信情報は、ステップS1102で送信キュー231から最先として取り出された後、ステップS1108で送信キュー231の最後に入れられることになる。
ここで、実施の形態3において、その他のドメイン用送信スレッド252は、所定の時間以内に返信のないメールについて、その送信情報をFIFOの性質を有する送信キュー231の最後に戻すので、送信の停滞しているメールについて、優先度を下げてリトライを繰り返すことができる。
送信情報には、リトライ回数を追加して格納し、送信情報を送信キュー231に戻す前に所定の数を超えていないか確認するので、所定の数を超えた場合には、リトライを終えることができる。
実施の形態4.
実施の形態4について、実施の形態1、2、3と異なる点についてのみ説明する。
図12は、実施の形態4に係るメール配信システム10の概要説明図、およびメール配信装置200の構成図である。実施の形態4のメール配信装置200は、実施の形態1の図1と比べて、さらにドメイン毎利用スレッド数記憶部270を有する。
ドメイン毎利用スレッド数記憶部270は、ドメインと対応付けて、現在の利用スレッド数を記憶する。
図13および図14は、実施の形態4に係る送信制御部250のその他のドメイン用送信スレッド252の処理のフローチャートである。図13と図14は続いている。
その他のドメイン用送信スレッド252は、同じドメイン分類(すなわちその他のドメイン)の送信情報を、送信メール管理部230の送信キュー231から取り出せるかを確認し(ステップS1301)、YESであれば(同じドメイン分類の送信情報を、送信キュー231から取り出せれば)、その他のドメイン用送信スレッド252は、送信メール管理部230の送信キュー231から送信情報をひとつ取得する。(ステップS1302)ここで、送信キュー231は、FIFOの性質を有するので、その他のドメイン用送信スレッド252は、最先に入った送信情報について、このような動作を行う。
その他のドメイン用送信スレッド252は、送信情報からメール送信指示情報の格納位置を取得し、メール送信指示一時記憶部240からメール送信指示情報を取得する。(ステップS1303)ここでメール送信指示一時記憶部240からメール送信指示情報は削除される。
その他のドメイン用送信スレッド252は、メール送信指示情報に含まれるドメインを特定する。(ステップS1311)
その他のドメイン用送信スレッド252は、特定したドメインの現在の利用スレッド数を、ドメイン毎利用スレッド数記憶部から取得する。(ステップS1312)
その他のドメイン用送信スレッド252は、現在の利用スレッド数は、所定の数に満たないかを確認し(ステップS1313)、YESであれば(現在の利用スレッド数は、所定の数に満たなければ)、その他のドメイン用送信スレッド252は、現在の利用スレッド数に1を追加して、ドメインと対応付けてドメイン毎利用スレッド数記憶部に格納する。(ステップS1314)
また、その他のドメイン用送信スレッド252は、現在の利用スレッド数は、所定の数に満たないかを確認し(ステップS1313)、NOであれば(現在の利用スレッド数は、所定の数に達していれば)、配信要求サーバ100に「ビジー」を回答する。(ステップS1315)
その他のドメイン用送信スレッド252は、メール送信指示情報に従い、メール送信エージェント260にメール送信を指示する。(ステップS1404)
その他のドメイン用送信スレッド252は、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS1405)、メール送信エージェント260から成功の返信ありの場合は、配信要求サーバ100に「送信成功」を回答する。(ステップS1406)
また、その他のドメイン用送信スレッド252は、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS1405)、メール送信エージェント260から失敗の返信ありの場合は、配信要求サーバ100に「送信失敗」を回答する。(ステップS1407)
また、その他のドメイン用送信スレッド252は、メール送信エージェント260からの返信を待ち(ステップS1105)、メール送信エージェント260から所定の時間以内に返信なしの場合は、配信要求サーバ100に「送信なし」を回答する。(ステップS1408)
その他のドメイン用送信スレッド252は、ステップS1406、S1407またはS1408の後(すなわち、メールの送信処理が完了するか、所定の時間が経過した後)、送信権管理部220の対応するドメイン分類の送信権管理キューに送信権を返却する。(ステップS1409)
その他のドメイン用送信スレッド252は、処理を終了する。(ステップS1410)
配信要求サーバ100に「返信なし」を回答する。(ステップS1408)
また、その他のドメイン用送信スレッド252は、同じドメイン分類(すなわちその他のドメイン)の送信情報を、送信メール管理部230の送信キュー231から取り出せるかを確認し(ステップS1301)、NOであれば(同じドメイン分類の送信情報を、送信キュー231から取り出せなければ)、処理を終了する。(ステップS1410)
また、その他のドメイン用送信スレッド252は、配信要求サーバ100に「ビジー」を回答した後(ステップS1315)、処理を終了する。(ステップS1410)
ここで、実施の形態4において、ドメイン毎利用スレッド数記憶部270は、ドメインと対応付けて、現在の利用スレッド数を記憶し、対象のドメインについて現在の利用スレッド数が所定の数に達していれば、メール配信を行わないので、ドメイン分類がその他のドメインにあたるドメインについても、ドメイン毎に利用スレッド数を制限することができる。
実施の形態5.
実施の形態5について、実施の形態1、2、3、4と異なる点についてのみ説明する。
図15は、実施の形態5に係るメール配信システム10の概要説明図、およびメール配信装置200の構成図である。実施の形態5のメール配信装置200は、実施の形態1の図1と比べて、さらに遅延ドメイン記憶部280を有する。
遅延ドメイン記憶部280は、遅延ドメイン、および遅延ドメイン候補であるドメインと発生時刻とを対応付けて記憶する。
図16は、実施の形態5に係る送信制御部250の送信スレッドの処理のフローチャートの一部である。この処理は、図6のステップS603とS605との間、またはステップS603とS609との間に動作する。
送信制御部250の送信スレッドは、この送信スレッドが、その他のドメイン用送信スレッド252に係る処理かを確認し(ステップS1601)、YESであれば(この送信スレッドが、その他のドメイン用送信スレッドであれば)、送信スレッドは、該当のドメイン(この送信スレッドが処理するメール送信指示情報に含まれる送信先のドメイン)が遅延ドメイン記憶部に遅延ドメインとして記憶されているかを確認し(ステップS1602)、NOであれば(該当のドメインが遅延ドメインでなければ)、送信スレッドは、メール送信指示情報に従い、メール送信エージェントにメール送信を指示する。(ステップS1603)
送信スレッドは、メール送信エージェントからの返信があるまで時間を計測する。(ステップS1604)
送信スレッドは、計測した時間が、所定の時間を超えたかを確認し(ステップS1605)、YESであれば(計測した時間が所定の時間を超えていれば)、送信スレッドは、遅延ドメイン記憶部280に、該当のドメインを、遅延ドメイン候補として発生時刻と共に、格納する。(ステップS1606)なお、発生時刻は、例えばその時間を計測し終わった時刻である。
送信スレッドは、遅延ドメイン記憶部280に、該当のドメインと同じドメインについて、所定の期間内に、所定の数以上の遅延ドメイン候補が記憶されているかを確認し(ステップS1607)、YESであれば(同じドメインが所定の期間内に所定の数以上の遅延ドメイン候補が記憶されていれば)、送信スレッドは、遅延ドメイン記憶部280に、該当のドメインを遅延ドメインとして、格納する。(ステップS1608)
そして、送信スレッドは、メール送信エージェント260からの返信を確認する(図6のステップS605)ところから実施の形態1の通常の処理に戻る。
また、送信スレッドは、この送信スレッドが、その他のドメイン用送信スレッドに係る処理かを確認し(ステップS1601)、NOであれば(この送信スレッドが、その他のドメイン用送信スレッドであれば)、図6のS604に進み、実施の形態1と同様の処理を行う。
また、送信スレッドは、該当のドメイン(この送信スレッドが処理するメール送信指示情報に含まれる送信先のドメイン)が遅延ドメイン記憶部に遅延ドメインとして記憶されているかを確認し(ステップS1602)、YESであれば(該当のドメインが遅延ドメインであれば)、配信要求サーバ100に「送信抑止中」を回答し(ステップS1609)、送信権管理部220の対応するドメイン分類の送信権管理キューに送信権を返却し(図6のステップS609)、処理を終了する。(図6のステップS610)
また、送信スレッドは、計測した時間が、所定の時間を超えたかを確認し(ステップS1605)、NOであれば(計測した時間が所定の時間を超えていなければ)、メール送信エージェント260からの返信を確認する(図6のステップS605)ところから実施の形態1の処理に戻る。
また、送信スレッドは、遅延ドメイン記憶部280に、該当のドメインと同じドメインについて、所定の期間内に、所定の数以上の遅延ドメイン候補が記憶されているかを確認し(ステップS1607)、NOであれば(同じドメインが所定の期間内に所定の数以上の遅延ドメイン候補が記憶されていなければ)、メール送信エージェント260からの返信を確認する(図6のステップS605)ところから実施の形態1の処理に戻る。
ここで、実施の形態5において、遅延ドメイン記憶部280は、遅延ドメイン、および遅延ドメイン候補であるドメインと発生時刻とを対応付けて記憶し、送信制御部250のその他のドメイン用送信スレッド252は、所定の時間を超えて遅延しがちなドメインを遅延ドメイン候補として登録して、その件数が多ければ、そのドメインを遅延ドメインと判定して、対応するメールの送信を抑止することができる。
図17は、実施の形態1から5までに示したメール配信装置200のハードウェア構成の例を示す図である。
メール配信装置200は、コンピュータである。メール配信装置200の各要素をプログラムで実現することができる。
メール配信装置200のハードウェア構成としては、バスに、演算装置1710、外部記憶装置1720、主記憶装置1730、通信装置1740、入出力装置1750が接続されている。
演算装置1710は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等である。外部記憶装置1720は、例えばROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク装置等である。主記憶装置1730は、例えばRAM(Random Access Memory)等である。通信装置1740は、例えば通信ボード等である。入出力装置1750は、例えばマウス、キーボード、ディスプレイ装置等である。
プログラムは、通常は外部記憶装置1720に記憶されており、主記憶装置1730にロードされた状態で、順次演算装置1710に読み込まれ、実行される。
プログラムは、要求受付部210、送信制御部250、メール送信エージェント260として説明している機能を実現するプログラムである。
更に、外部記憶装置1720にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置1730にロードされ、演算装置1710はOSを実行しながら、上記プログラムを実行する。
また、上記実施の形態の説明において、送信権管理部220、送信メール管理部230、メール送信指示一時記憶部240、ドメイン毎利用スレッド数記憶部270、遅延ドメイン記憶部290が記憶すると説明した情報や、要求受付部210、送信制御部250、メール送信エージェント260が取得する、計算する、出力する、受け付ける等と説明した情報等が外部記憶装置1720および主記憶装置1730に、必要に応じて記憶される。
また、図17の構成は、あくまでもメール配信装置200のハードウェア構成の一例を示すものであり、メール配信装置200のハードウェア構成は図17に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
10 メール配信システム、100 配信要求サーバ、200 メール配信装置、210 要求受付部、220 送信権管理部、230 送信メール管理部、240 メール送信指示一時記憶部、250 送信制御部、260 メール送信エージェント、300 WAN、400 端末、221 特定ドメイン用送信権管理キュー、222 その他のドメイン用送信権管理キュー、231 送信キュー、251 特定ドメイン用送信スレッド、252 その他のドメイン用送信スレッド、232 ディレイキュー、253 特定ドメイン用ディレイスレッド、254 その他のドメイン用ディレイスレッド、270 ドメイン毎利用スレッド数記憶部、280 遅延ドメイン記憶部。

Claims (9)

  1. 所定の個数までの送信権を有する特定ドメイン用送信権管理キューおよびその他のドメイン用送信権管理キューであり、複数の前記特定ドメイン用送信権管理キューと、前記その他のドメイン用送信権管理キューとを有する送信権管理部と、
    送信キューを有する送信メール管理部と、
    メール送信指示情報を記憶するメール送信指示一時記憶部と、
    送信先のドメインを含むメール送信指示を受け付け、前記ドメインに対応する前記特定ドメイン用送信権管理キューがあり、かつ前記ドメインに対応する前記特定ドメイン用送信権管理キューに送信権があれば前記送信権を取得し、または、前記ドメインに対応する前記特定ドメイン用送信権管理キューがなく、かつその他のドメイン用送信権管理キューに送信権があれば前記送信権を取得し、前記メール送信指示一時記憶部に前記メール送信指示に対応するメール送信指示情報を格納し、前記送信メール管理部の前記送信キューに、前記ドメインに対応するドメイン分類および前記メール送信指示情報の前記メール送信指示一時記憶部における格納位置を含む送信情報を格納する要求受付部と、
    前記送信キューから、自身と同じドメイン分類を含む送信情報を取り出し、前記送信情報に含まれる格納位置を取得し、前記格納位置に基づき前記メール送信指示一時記憶部からメール送信指示情報を取得し、前記メール送信指示情報に従い、メール送信エージェントにメール送信を指示し、前記メール送信エージェントから返信を得ると、自身と同じドメイン分類に対応する特定ドメイン用送信権管理キューまたはその他のドメイン用送信権管理キューに送信権を返却する特定ドメイン用送信スレッドおよびその他のドメイン用送信スレッドであり、複数の前記特定ドメイン用送信スレッドと、前記その他のドメイン用送信スレッドとを有する送信制御部と
    を備えることを特徴とするメール配信装置。
  2. 前記送信メール管理部はディレイキューをさらに有し、
    前記要求受付部は、さらに、送信先のドメインを含むメール送信指示を受け付け、前記ドメインに対応する前記特定ドメイン用送信権管理キューがあり、かつ前記ドメインに対応する前記特定ドメイン用送信権管理キューに送信権がなければ、または、前記ドメインに対応する前記特定ドメイン用送信権管理キューがなく、かつその他のドメイン用送信権管理キューに送信権がなければ、メール送信指示一時記憶部に前記メール送信指示に対応するメール送信指示情報を格納し、前記送信メール管理部の前記ディレイキューに前記ドメインに対応するドメイン分類および前記メール送信指示情報の前記メール送信指示一時記憶部における格納位置を含む送信情報を格納する要求受付部と、
    前記送信制御部は、さらに、前記ディレイキューから、自身と同じドメイン分類を含む送信情報を取り出し、前記送信情報に含まれる格納位置を取得し、前記格納位置に基づき前記メール送信指示一時記憶部からメール送信指示情報を取得し、前記メール送信指示情報に従い、前記メール送信エージェントにメール送信を指示し、前記メール送信エージェントから返信を得ると、自身と同じドメイン分類に対応する特定ドメイン用送信権管理キューまたはその他のドメイン用送信権管理キューに送信権を返却する特定ドメイン用ディレイスレッドおよびその他のドメイン用ディレイスレッドであり、複数の前記特定ドメイン用ディレイスレッドと、前記その他のドメイン用ディレイスレッドとを有する送信制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のメール配信装置。
  3. 前記要求受付部は、前記送信キューに格納された送信情報の数が、所定の数に達していない場合に、前記メール送信指示一時記憶部に前記メール送信指示に対応するメール送信指示情報を格納し、前記送信メール管理部の前記送信キューに、前記ドメインに対応するドメイン分類および前記メール送信指示情報の前記メール送信指示一時記憶部における格納位置を含む送信情報を格納する
    ことを特徴とする請求項1に記載のメール配信装置。
  4. 前記要求受付部は、前記ディレイキューに格納された送信情報の数が、所定の数に達していない場合に、前記メール送信指示一時記憶部に前記メール送信指示に対応するメール送信指示情報を格納し、前記送信メール管理部の前記ディレイキューに前記ドメインに対応するドメイン分類および前記メール送信指示情報の前記メール送信指示一時記憶部における格納位置を含む送信情報を格納する
    ことを特徴とする請求項2に記載のメール配信装置。
  5. 前記送信制御部の前記その他のドメイン用送信スレッドは、さらに、前記送信キューから、自身と同じドメイン分類(その他のドメイン)を含む送信情報を取り出す際には、先に格納された送信情報から取り出し、前記メール送信エージェントにメール送信を指示した後には、前記メール送信エージェントから所定の時間以内に返信がないと、前記送信メール管理部の前記送信キューに、前記ドメインに対応するドメイン分類および前記メール送信指示情報の前記メール送信指示一時記憶部における格納位置を含む送信情報を格納する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のメール配信装置。
  6. 前記送信制御部の前記その他のドメイン用送信スレッドは、前記送信キューから、自身と同じドメイン分類(その他のドメイン)を含む送信情報を取り出す際には、前記送信情報からリトライ回数を取得し、前記リトライ回数に1を追加した数を新たなリトライ回数とし、前記メール送信エージェントにメール送信を指示した後には、前記メール送信エージェントから所定の時間以内に返信がなく、前記新たなリトライ回数が所定の数を超えていなければ、前記送信メール管理部の前記送信キューに、前記新たなリトライ回数、前記ドメインに対応するドメイン分類および前記メール送信指示情報の前記メール送信指示一時記憶部における格納位置を含む送信情報を格納する
    ことを特徴とする請求項5に記載のメール配信装置。
  7. その他のドメインに対応するドメイン毎に、現在の利用スレッド数を記憶するドメイン毎利用スレッド数記憶部をさらに有し、
    前記送信制御部の前記その他のドメイン用送信スレッドは、さらに、前記メール送信指示情報に含まれるドメインを特定し、前記特定したドメインの現在の利用スレッド数を、ドメイン毎利用スレッド数記憶部から取得し、前記現在の利用スレッド数が、所定の数に満たなければ、前記現在の利用スレッド数に1を追加して、ドメインと対応付けてドメイン毎利用スレッド数記憶部に格納した後に、前記メール送信指示情報に従い、前記メール送信エージェントにメール送信を指示し、前記現在の利用スレッド数が、前記所定の数に達していれば、メール送信エージェントにメール送信を指示しない
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のメール配信装置。
  8. 遅延ドメインとしてドメインを記憶し、遅延ドメイン候補としてドメインと発生時刻とを対応付けて記憶する遅延ドメイン記憶部をさらに有し、
    前記送信制御部の前記その他のドメイン用送信スレッドは、前記メール送信指示情報に送信先のメールアドレスの一部として含まれるドメインが前記遅延ドメイン記憶部に遅延ドメインとして記憶されていなければ、前記メール送信指示情報に従い、前記メール送信エージェントにメール送信を指示し、前記メール送信エージェントからの返信があるまでの時間を計測し、計測した時間が所定の時間を越えた場合は、前記遅延ドメイン記憶部に、遅延ドメイン候補として前記ドメインと、所定の時間を越えた時を表す発生時刻と共に格納し、同じドメインについて、前記発生時刻が所定の期間内にあり、所定の数以上の遅延ドメイン候補が記憶されていれば、前記遅延ドメイン記憶部に前記ドメインを遅延ドメインとして格納した後に、前記メール送信指示情報に従い、前記メール送信エージェントにメール送信を指示し、前記メール送信指示情報に送信先のメールアドレスの一部として含まれるドメインが前記遅延ドメイン記憶部に遅延ドメインとして記憶されていれば、メール送信エージェントにメール送信を指示しない
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のメール配信装置。
  9. コンピュータを、請求項1から8のいずれかに記載のメール配信装置として機能させるためのメール配信プログラム。
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JP2013192124A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Hitachi Ltd メールシステムにおけるデータストアサーバのデータ格納方法

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