JP2016133431A - 屋内屋外判定装置、屋内屋外判定方法、無線通信端末 - Google Patents

屋内屋外判定装置、屋内屋外判定方法、無線通信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】事前の周辺環境の学習作業を要することなく、屋内/屋外の自動判定を行う屋内屋外判定技術を提供する。【解決手段】航法衛星システムにおける航法衛星の衛星情報を取得する衛星情報取得部200と、衛星情報から得られる、少なくとも航法衛星の仰角と航法衛星からの信号の信号雑音比のいずれかを含む情報に基づいて、衛星情報を取得した場所が屋内或いは屋外であることを判定する判定部100とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信端末などに利用できる屋内屋外判定技術に関する。
近年、無線通信端末向けに開発された屋内地図コンテンツの普及によって、さまざまな場所で地図を確認できるようになるなど、ユーザの利便性の向上が期待される。その一方、ユーザが自分の居場所に応じて、屋内用の地図コンテンツから屋外用の地図コンテンツに、あるいは、その逆に、手動で切り替えるなどの操作が必要となるという煩わしさが課題となってきている。このため、ユーザの居場所、つまり、無線通信端末の場所が屋内であるか否か(あるいは屋外であるか否か)を自動で判定する技術が求められる。従来の無線通信端末用の屋内屋外判定技術として、無線LAN(Local Area Network)測位技術によって、無線通信端末の場所が屋内であるか否か(あるいは屋外であるか否か)の判定を行う試みがある。
特開2000-244967号公報
荻野他、"無線LAN統合アクセスシステム(1)"、電子情報通信学会総合大会講演論文集 2003年 通信(1), 662, 2003-03-03
無線LANを用いた技術によると、事前に無線LANアクセスポイントの送信電波情報を記録し、どの場所にどの無線LANアクセスポイントがあるのかという情報をデータベースで管理する必要がある。従って、データベース管理されていないような場所や、登録した後に新たに無線LANアクセスポイントの追加や削除が行われたような場所については、屋内/屋外の判定が非常に困難であった。
このため、本発明は、事前の周辺環境の学習作業を要することなく、屋内/屋外の自動判定を行う屋内屋外判定技術を提供することを目的とする。
本発明の屋内屋外判定技術によると、航法衛星システムにおける航法衛星の衛星情報を取得する衛星情報取得処理と、衛星情報から得られる、少なくとも航法衛星の仰角と航法衛星からの信号の信号雑音比のいずれかを含む情報に基づいて、上記衛星情報を取得した場所が屋内或いは屋外であることを判定する判定処理が行われる。
本発明によると、衛星情報から得られる、少なくとも航法衛星の仰角と航法衛星からの信号の信号雑音比のいずれかを含む情報を用いるので、事前の周辺環境の学習作業を要することなく、屋内/屋外の自動判定を行うことができる。
屋内屋外判定装置の機能構成図。 屋内屋外判定方法の第1実施形態の処理フロー(その1:初回判定処理)。 屋内屋外判定方法の第1実施形態の処理フロー(その2:屋外判定処理)。 屋内屋外判定方法の第1実施形態の処理フロー(その3:屋内判定処理)。 屋内屋外判定方法の第2実施形態の処理フロー。 第2実施形態での初回判定処理フロー。 「GPS測位判定」結果と「SNR値判定」結果に基づいて初回判定結果を特定するために用いられるルックアップテーブルの例。 第2実施形態での第1GPS測位判定処理フロー。 第2実施形態での第1SNR値判定処理フロー(その1)。 第2実施形態での第1SNR値判定処理フロー(その2)。 第2実施形態での屋内⇒屋外判定処理フロー。 第2実施形態での第2GPS測位判定処理フロー。 第2実施形態での第2SNR値判定処理フロー。 第2実施形態での屋外⇒屋内判定処理フロー(第一例;その1)。 第2実施形態での屋外⇒屋内判定処理フロー(第一例;その2)。 第2実施形態での屋外⇒屋内判定処理フロー(第二例)。 第2実施形態での屋外⇒屋内判定処理フロー(第三例)。 屋内屋外判定方法の第3実施形態の処理フロー。
<第1実施形態>
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態である屋内屋外判定装置800の構成について説明する。屋内屋外判定装置800は、屋内屋外判定装置800の現在位置(正確には、後述するように、航法衛星システムにおける航法衛星の衛星情報を取得した位置である)が屋内と屋外のいずれであるかを判定する装置であり、判定部100、衛星情報取得部200、センサ300を含む。
なお、本発明おいて「屋内」とは、少なくとも屋根または天井によって被覆されている空間を意味する。したがって、例えばアーケード(arcade)や、駅の屋根付きプラットフォームも本発明における屋内に該当する。また、本発明おいて「屋外」は、「屋内」でない空間を意味する。
また、本発明おいて利用される航法衛星システム(Navigation Satellite System(s))は、全地球航法衛星システム(GNSS; Global Navigation Satellite System)でもよいし、地域航法衛星システム(RNSS; Regional Navigation Satellite System)でもよいし、複数の全地球航法衛星システムの統合運用システムでもよいし、複数の地域航法衛星システムの統合運用システムでもよいし、さらには、これらのいずれかと準天頂衛星システム(QZSS; Quasi-Zenith Satellite System)との統合運用システムでもよく、限定は無い。「航法衛星」は、航法衛星システムを構成する人工衛星である。本発明おいて利用される「衛星情報」は、航法衛星から直接的に或いは間接的に得られる情報であり、例えば、時刻信号、アルマナック(almanac)データ、エフェメリス(ephemeris)データや、これらの情報から直接的に或いは間接的に得られる情報も含まれる。
この第1実施形態では、航法衛星システムをA-GPS(Assisted Global Positioning System)とする。A-GPSでは、時刻信号は航法衛星から提供され、アルマナックデータやエフェメリスデータは無線通信基地局から提供される。
本発明の第1実施形態である屋内屋外判定装置800は、それ単体で独立に存在するよりも、例えば携帯電話やスマートフォンなどの無線通信端末900を構成する構成要素として存在するのが実用的である。さらに云えば、屋内屋外判定装置800は、無線通信端末900とは容易に分離可能に無線通信端末900を構成する物理的構成要素ではなく、無線通信端末900自体を或る機能に着眼して片面的に評価したものと云うこともできる。要するに、屋内屋外判定装置800が例えば無線通信端末900そのものである実施構成が凡そ実用的である。もちろん、屋内屋外判定装置800が、単体独立の構成要素として存在すること、或いは、無線通信端末900とは容易に分離可能に無線通信端末900を構成する物理的構成要素であることを排除する趣旨ではない。例えば屋内/屋外の判定自体を目的とするならば、屋内屋外判定装置800を単体独立の構成要素として実現することに何らの妨げは無い。
以下、屋内屋外判定装置800が無線通信端末900そのものである実施構成を想定して本発明の第1実施形態を説明するので、両者を区別なく指して「無線通信端末900」の呼称を用いることにする。
近年流通している無線通信端末900の多くはプロセッサやメモリなどを含む構成を有している。このため、例えば、メモリに記憶された所定のプログラムとこのプログラムの処理に必要なデータが必要に応じてメモリに読み込まれて、適宜にプロセッサで解釈実行・処理される結果、プロセッサが所定の機能(この第1実施形態では、判定部100の機能)を実現する。なお、このことは、屋内屋外判定装置800が、例えば専用のハードウェアで構成された専用機やパーソナルコンピュータのような汎用機といったコンピュータで実現される場合であっても同様である。
次に、図2〜図4を参照して、無線通信端末900による第1実施形態の処理を叙述する。
まず、図2を参照して、屋内屋外判定処理の初回処理を説明する。
衛星情報取得部200は、A-GPSにおける航法衛星の衛星情報を取得する(ステップS1)。A-GPSは全地球航法衛星システムであるGPSに依拠しているから、ここでの航法衛星は無線通信端末900において時刻信号を受信可能な可視衛星である。通常、複数(4以上)の可視衛星が捕捉されるので、衛星情報は可視衛星ごとに取得される。現在運用されている航法衛星システムを利用する場合、衛星情報から、少なくとも航法衛星(可視衛星)の仰角と航法衛星(可視衛星)からの信号の信号雑音比(SNR; signal-noise ratio)のいずれかを含む情報を得ることができる。この第1実施形態では、得られた仰角とSNRの両方を用いる。衛星情報取得部200は、例えば周知のGPSチップ或いはGPSモジュールとGPSアンテナなどを用いたGPS受信機として実現でき、実際に、このようなGPS受信機を含む無線通信端末900は多く流通しているので、衛星情報取得部200のハードウェア構成や機能などの説明を省略する。各可視衛星の衛星情報は図示しないメモリに保存される。
判定部100は、衛星情報から得られる、少なくとも航法衛星の仰角と航法衛星からの信号の信号雑音比のいずれかを含む情報に基づいて、衛星情報を取得した場所が屋内或いは屋外であることを判定する。この第1実施形態では、具体的には、次のような処理が行われる。
判定部100は、ステップS1の処理で捕捉された各可視衛星のうち、予め定められた値α1を下回らない仰角を持つ可視衛星を特定する(ステップS2)。
判定部100は、ステップS1の処理で捕捉された各可視衛星のうち、予め定められた値β1を下回らないSNRを持つ可視衛星を特定する(ステップS3)。
判定部100は、「大きな仰角と大きなSNRを持つ可視衛星の数の、可視衛星の数、ステップS2の処理で特定された可視衛星の数、ステップS3の処理で特定された可視衛星の数のいずれかに対する割合が所定値を下回らない」という条件1が成立するか否かを検査する(ステップS4)。この条件1をプロセッサで実行可能な記述、つまり、真偽を定められるような論理的表現は、一例として、比較基準としてステップS2の処理で特定された可視衛星の数を用いて、「ステップS2の処理で特定された可視衛星とステップS3の処理で特定された可視衛星とで重複する可視衛星の数をステップS2の処理で特定された可視衛星の数で除した値が所定値Aを下回らない」と表せる。これは、屋外であっても仰角が所定値以上の航法衛星を全て捕捉できるわけではないことを考慮して、仰角がα1度を下回らない可視衛星のうちSNRが値β1を下回らない可視衛星の数の、仰角がα1度を下回らない可視衛星の数に対する割合が大きい場合は、衛星情報を取得した場所が屋外であると推定することを意味している。もちろん、このような論理的表現に限定されず、条件1の真偽を評価できる論理的表現であれば何でもよい。
判定部100は、ステップS4の処理で、条件1(この例では、「ステップS2の処理で特定された可視衛星とステップS3の処理で特定された可視衛星とで重複する可視衛星の数をステップS2の処理で特定された可視衛星の数で除した値が所定値Aを下回らない」)が成立する場合は、衛星情報を取得した場所が「屋外」であると判定し(ステップS5)、成立しない場合は、衛星情報を取得した場所が「屋内」であると判定する(ステップS6)。
続いて、図示しない制御部による制御によって、屋内屋外判定処理を継続する場合はステップS8の処理が行われ、継続しない場合は屋内屋外判定処理が終了する(ステップS7)。
ステップS8では、個別判定モード、つまり、衛星情報を取得した場所が「屋外」であることを判定する屋外判定処理と、衛星情報を取得した場所が「屋内」であることを判定する屋内判定処理との両方を並列実行する処理が行われる。
図3を参照して、屋外判定処理を説明する。
判定部100は、衛星情報取得部200によって実行されたA-GPSによる測位結果の推定誤差が予め定められた範囲内であるか否かを検査する(ステップS11)。判定部100は、推定誤差が予め定められた範囲内である場合は、衛星情報を取得した場所が「屋外」であると判定する(ステップS16)。推定誤差が予め定められた範囲内でない場合または測位結果が得られなかった場合は、図示しない制御部の制御によってステップS12の処理が実行される。なお、A-GPSによる測位は、周知技術によって実現できるので、A-GPS測位処理の説明を省略する。また、ここでの推定誤差として、周知のA-GPS測位処理で得られる推定誤差を利用できる。
衛星情報取得部200は、A-GPSにおける航法衛星の衛星情報を取得する(ステップS12)。この処理の内容は、ステップS1の処理と同じである。
続いて、判定部100は、ステップS12の処理で捕捉された各可視衛星のうち、予め定められた値α2を下回らない仰角を持つ可視衛星を特定する(ステップS13)。α2の値はステップS2の処理で用いられたα1の値と同じでも異なっていてもよい。
さらに、判定部100は、ステップS12の処理で捕捉された各可視衛星のうち、予め定められた値β2を下回らないSNRを持つ可視衛星を特定する(ステップS14)。β2の値はステップS3の処理で用いられたβ1の値と同じでも異なっていてもよい。
判定部100は、「大きな仰角と大きなSNRを持つ可視衛星の数の、可視衛星の数、ステップS13の処理で特定された可視衛星の数、ステップS14の処理で特定された可視衛星の数のいずれかに対する割合が所定値を下回らない」という条件1が成立するか否かを検査する(ステップS15)。この条件1をプロセッサで実行可能な記述、つまり、真偽を定められるような論理的表現は、一例として、比較基準としてステップS13の処理で特定された可視衛星の数を用いて、「ステップS13の処理で特定された可視衛星とステップS14の処理で特定された可視衛星とで重複する可視衛星の数をステップS13の処理で特定された可視衛星の数で除した値が所定値Bを下回らない」と表せる。もちろん、このような論理的表現に限定されず、条件1の真偽を評価できる論理的表現であれば何でもよい。Bの値はステップS4の処理で用いられたAの値と同じでも異なっていてもよい。
判定部100は、ステップS15の処理で、条件1(この例では、「ステップS13の処理で特定された可視衛星とステップS14の処理で特定された可視衛星とで重複する可視衛星の数をステップS13の処理で特定された可視衛星の数で除した値が所定値Bを下回らない」)が成立する場合は、衛星情報を取得した場所が「屋外」であると判定する(ステップS16)。条件1が成立しない場合は、図示しない制御部の制御によってステップS11の処理が実行される。
ステップS16の処理の後、図示しない制御部による制御によって、屋内屋外判定処理を継続する場合はステップS11の処理が行われ、継続しない場合は屋内屋外判定処理が終了する(ステップS17)。
次に、図4を参照して、屋内判定処理を説明する。
判定部100は、現時点で得られたSNRが、現時点までに記録されたSNRの最大値に対して定められるレベルを上回らず、かつ、前回に取得された衛星情報から得られたSNRを上回らないという条件2を満たす場合に、衛星情報を取得した場所が「屋内」であると判定する。この第1実施形態では、具体的には、次のような処理が行われる。
衛星情報取得部200は、A-GPSにおける航法衛星の衛星情報を取得する(ステップS21)。この処理の内容は、ステップS1の処理と同じである。
そして、判定部100は、ステップS21の処理で捕捉された各可視衛星のSNRのうちの最大値Smax,pと、メモリに保持されている過去の予め定められた期間に記録されたSNRの最大値Smaxとを比較し、Smax,p>Smaxであれば、Smax,pの値を現時点までに記録されたSNRの最大値Smaxとして記録し、Smax,p>Smaxでなければ、過去の予め定められた期間に記録されたSNRの最大値Smaxをそのまま現時点までに記録されたSNRの最大値Smaxとして維持する(ステップS22)。
続いて、判定部100は、ステップS21の処理で捕捉された各可視衛星のうち、予め定められた値α3を下回らない仰角を持つ可視衛星を特定する(ステップS23)。α3の値はステップS2の処理で用いられたα1の値とステップS13の処理で用いられたα2の値のいずれかと同じでもよいし、いずれとも異なっていてもよい。
そして、判定部100は、ステップS23の処理で特定された各可視衛星のSNRがいずれも現時点までに記録されたSNRの最大値Smaxに対して定められるレベルを上回らないか否かを検査する(ステップS24)。当該レベルを上回るSNRが存在する場合、図示しない制御部の制御によってステップS21の処理が実行される。
当該レベルを上回るSNRが存在しない場合、判定部100は、ステップS23の処理で特定された各可視衛星のSNRが前回に取得されたSNRを上回らないか否かをそれぞれ検査する(ステップS25)。この比較検査は同じ可視衛星のSNR間で行われる。つまり、航法衛星の識別記号をiとすると、識別記号iを持つ可視衛星の今回のSNRと前回のSNRの大小を比較する。もし、識別記号iを持つ可視衛星の前回のSNRが存在しない場合は「上回る」と見なす。「上回る」という検査結果が存在する場合、図示しない制御部の制御によってステップS21の処理が実行される。
「上回る」という検査結果が存在しない場合、判定部100は、ステップS25の処理にて「上回る」という検査結果が存在しないという結果が、所定の時間よりも短くなく続けて得られたか否か、または、所定の回数よりも少なくなく続けて得られたか否か、つまり、上記条件2が、所定の時間よりも短くなく続けて満たされたか否か、または、所定の回数よりも少なくなく続けて満たされたか否か、を検査する(ステップS26)。この処理は、誤判定を低減するために条件2の成就の継続性を検査している。ここで「続けて」とは「中断なく」の意味である。当該条件2が続けて満たされなかった場合、図示しない制御部の制御によってステップS21の処理が実行される。
判定部100は、当該条件2が続けて満たされた場合、衛星情報を取得した場所が「屋内」であると判定する(ステップS27)。
ステップS27の処理の後、図示しない制御部による制御によって、屋内屋外判定処理を継続する場合はステップS21の処理が行われ、継続しない場合は屋内屋外判定処理が終了する(ステップS28)。
(変形例1)
ステップS23の処理にて、判定部100が、ステップS21の処理で捕捉された各可視衛星のうち、予め定められた値α3を下回らない仰角を持ち、且つ、衛星情報を取得した場所が予め設定されたナビゲーションルート上で階段やエスカレータなどの昇降手段の前である場合にこの昇降手段から見て電波障害の少ない向きに位置する可視衛星を特定するようにしてもよい。ステップS23以降の処理にて、電波障害の少ない向きに位置する可視衛星のSNRが参照されるため、判定精度の向上が期待できる。なお、ナビゲーションルートは、無線通信端末900が有するナビゲーション機能によって設定されたものである。ナビゲーションルートの情報は、図示しない制御部の制御によって判定部100に提供される。また、ナビゲーションルート上における無線通信端末900の「向き」は、例えば無線通信端末900が備える磁気センサなどを利用して決定することができるが、この決定は周知技術によって実現できるので当該決定方法の説明を省略する。
(変形例2)
ステップS27の処理にて、判定部100が、当該条件2が続けて満たされ、且つ、地表から離れる方向への変化を計測可能なセンサ300(例えば、圧力センサや加速度センサ)から得られた情報に基づいて高度変化が有ると認められる場合に、衛星情報を取得した場所が「屋内」であると判定するようにしてもよい。センサ300を用いて高度変化も考慮するため、判定精度の向上が期待できる。
既述のように、屋外判定処理と屋内判定処理の両方が並列実行されるため、衛星情報を取得した場所が「屋外」且つ「屋内」であると判定される可能性が全く無いとは言えない。そこで、衛星情報を取得した場所が「屋外」且つ「屋内」であると判定された場合には、(1)無条件に予め定められた一方を判定結果としてもよいし、(2)屋内用の地図コンテンツから屋外用の地図コンテンツに、あるいは、その逆に、ユーザの判断に基づいて手動で切り替える操作をするように、無線通信端末900のユーザに促すメッセージを無線通信端末900のディスプレイに表示してもよい。あるいは、(3)再びステップS1、S2、S3の各処理と類似の処理を実行した結果に応じて「屋外」と「屋内」のいずれか一方を判定結果としてもよい。具体的には、まず、ステップS1の処理と同じ処理を行い、A-GPSにおける航法衛星の衛星情報を取得する。そして、この処理で捕捉された各可視衛星のうち、予め定められた値α4を下回らない仰角を持つ可視衛星を特定する。α4の値は、航法衛星システムに応じて十分に大きな値を設定する。さらに、捕捉された各可視衛星のうち、予め定められた値β3を下回らないSNRを持つ可視衛星を特定する。β3の値は、航法衛星システムや無線通信端末900の想定される使用環境などに応じて十分に大きな値を設定する。これらの処理で特定された可視衛星が存在する場合には「屋外」を判定結果とし、それ以外の場合には「屋内」と判定する。
<第2実施形態>
次に、図5〜図17を参照して、無線通信端末900による第2実施形態の処理を叙述する。なお、第1実施形態と同じ構成要素には同じ参照符号を附して説明を省略する。
衛星情報取得部200は、A-GPSにおける航法衛星の衛星情報を取得する(ステップS100)。この処理の内容は、ステップS1の処理と同じである。
続いて、判定部100が、後述する初回判定処理を実行する(ステップS200)。
図示しない制御部による制御によって、ステップS200での初回判定処理の判定結果が、「未決」(つまり、判定結果が「屋内」と「屋外」のいずれでもない)である場合にはステップS100の処理が、「屋内」である場合にはステップS103aの処理が、「屋外」である場合にはステップS103bの処理が、実行される(ステップS102a)。ステップS103aの処理およびステップS103bの処理の内容はそれぞれ、ステップS1の処理と同じである。
ステップS103aの処理が実行されると、判定部100が、後述する屋内⇒屋外判定処理を実行する(ステップS300)。図示しない制御部による制御によって、ステップS300での屋内⇒屋外判定処理の判定結果が、「屋内」である場合にはステップS103aの処理が、「屋外」である場合にはステップS103bの処理が、実行される(ステップS105)。
また、ステップS103bの処理が実行されると、判定部100が、後述する屋外⇒屋内判定処理を実行する(ステップS400)。図示しない制御部による制御によって、ステップS400での屋外⇒屋内判定処理の判定結果が、「屋内」である場合にはステップS103aの処理が、「屋外」である場合にはステップS103bの処理が、実行される(ステップS107)。
以下、初回判定処理(ステップS200)の処理の内容を説明する。
ステップS100の処理で捕捉された各可視衛星のうち、予め定められた値θ1を下回らない仰角を持つ可視衛星を特定する(ステップS201)。以下、θ1を下回らない仰角を持つ可視衛星を高仰角衛星と呼称する。続いて、第1GPS測位判定処理(ステップS202)と第1SNR値判定処理(ステップS203)を実行する。そして、ステップS202の処理で得られた「GPS測位判定」結果とステップS203の処理で得られた「SNR値判定」結果に基づいて、衛星情報を取得した場所について「屋外」「屋内」「未決」のいずれかを特定する(ステップS299)。ステップS299の処理では、図7に示すルックアップテーブルが使われる。このルックアップテーブルによると、例えば、「GPS測位判定」結果が「屋内」であり「SNR値判定」結果が「屋外」である場合、衛星情報を取得した場所は「屋外」であると特定される。これは、屋内ではSNR値が高くなることはないとの考慮に基づくものである。また、このルックアップテーブルによると、例えば、「GPS測位判定」結果が「屋外」であり「SNR値判定」結果が「屋内」である場合、衛星情報を取得した場所は「屋内」であると特定される。これは、建物の窓際、吹き抜け、出入り口付近であるとの推定に基づくものである。
次に、第1GPS測位判定処理(ステップS202)の内容を説明する。
「GPS測位判定」が「未決」であるか否かを検査する(ステップS202a)。なお、「GPS測位判定」の初期値は「未決」に設定されている。「未決」でなければ、ステップS299の処理を実行する。「未決」であれば、ステップS202bの処理を実行する。
GPS測位が一度でも完了したか否かを検査する(ステップS202b)。完了している場合には、「GPS測位判定」を「屋外」に設定して(ステップS202c)、ステップS299の処理を実行する。完了していない場合には、ステップS202dの処理を実行する。
GPS測位開始からs1秒経過したか否かを検査する(ステップS202d)。s1は予め定められている。経過している場合には、「GPS測位判定」を「屋内」に設定して(ステップS202e)、ステップS299の処理を実行する。経過していない場合には、「GPS測位判定」を「未決」に設定して(ステップS202f)、ステップS299の処理を実行する。
次に、第1SNR値判定処理(ステップS203)の内容を説明する。
「SNR値判定」が「未決」であるか否かを検査する(ステップS203a)。なお、「SNR値判定」の初期値は「未決」に設定されている。「未決」でなければ、ステップS299の処理を実行する。「未決」であれば、ステップS203bの処理を実行する。
全ての高仰角衛星のSNR値のそれぞれについて、予め定められているSNR判定閾値Ts1との比較が完了したか否かを検査する(ステップS203b)。完了している場合には、ステップS203jの処理を実行する。完了していない場合には、ステップS202cの処理を実行する。
SNR判定閾値Ts1との比較が完了していないSNR値を持つ高仰角衛星から選択された一つの高仰角衛星(以下、選択衛星と呼称する)のSNR値がSNR判定閾値Ts1を下回るか否かを検査する(ステップS203c)。下回らない場合には、ステップS203dの処理を実行する。下回る場合には、ステップS203gの処理を実行する。
ステップS203dの処理結果が「下回らない」である場合は、SNR値がSNR判定閾値Ts1を下回らない継続時間を表す第1継続時間について、選択衛星の現在の第1継続時間に、前回のGPS測位と今回のGPS測位との間隔時間を加算した値を選択衛星の新たな第1継続時間とし、更に、SNR値がSNR判定閾値Ts1を下回る継続時間を表す第2継続時間について、選択衛星の第2継続時間を0に設定する(ステップS203d)。続いて、選択衛星の第1継続時間が予め定められた継続時間判定閾値T1を下回るか否かを検査する(ステップS203e)。下回る場合には、ステップS203bの処理を実行する。下回らない場合には、高いSNR値を持つ衛星の数を表す「高SNR衛星数」について、「高SNR衛星数」に1を加算した値を新たな「高SNR衛星数」に設定して(ステップS203f)、ステップS203bの処理を実行する。
ステップS203dの処理結果が「下回る」である場合は、選択衛星の第1継続時間を0に設定し、更に、選択衛星の現在の第2継続時間に、前回のGPS測位と今回のGPS測位との間隔時間を加算した値を選択衛星の新たな第2継続時間とする(ステップS203g)。続いて、選択衛星の第2継続時間が予め定められた継続時間判定閾値T2を下回るか否かを検査する(ステップS203h)。継続時間判定閾値T2は、継続時間判定閾値T1と同じでも異なっていてもよい。下回る場合には、ステップS203bの処理を実行する。下回らない場合には、低いSNR値を持つ衛星の数を表す「低SNR衛星数」について、「低SNR衛星数」に1を加算した値を新たな「低SNR衛星数」に設定して(ステップS203i)、ステップS203bの処理を実行する。
全ての高仰角衛星のSNR値のそれぞれについて、予め定められているSNR判定閾値Ts1との比較が完了した場合、「低SNR衛星数」を「高仰角衛星数」で除した値が予め定められた値η1を下回らないか否かを検査する(ステップS203j)。下回らない場合、「SNR値判定」を「屋内」に設定して(ステップS203k)、ステップS299の処理を実行する。下回る場合、「高SNR衛星数」を「高仰角衛星数」で除した値が予め定められた値η2を下回らないか否かを検査する(ステップS203l)。下回らない場合、「SNR値判定」を「屋外」に設定して(ステップS203m)、ステップS299の処理を実行する。下回る場合、GPS測位開始からs2秒経過したか否かを検査する(ステップS203n)。s2は予め定められており、s1と同じでも異なっていてもよい。経過している場合には、「SNR値判定」を「屋内」に設定して(ステップS203o)、ステップS299の処理を実行する。経過していない場合には、「SNR値判定」を「未決」に設定して(ステップS203p)、ステップS299の処理を実行する。
次に、屋内⇒屋外判定処理(ステップS300)の処理の内容を説明する。
ステップS100の処理で捕捉された各可視衛星のうち、予め定められた値θ2を下回らない仰角を持つ可視衛星を特定する(ステップS201)。以下、θ2を下回らない仰角を持つ可視衛星を改めて高仰角衛星と呼称する。θ2の値は、θ1と同じでも異なっていてもよい。続いて、第2GPS測位判定処理(ステップS302)と第2SNR値判定処理(ステップS303)を実行する。そして、ステップS302の処理で得られた「GPS測位判定」結果とステップS303の処理で得られた「SNR値判定」結果が両方とも「屋外」であるか否かを検査する(ステップS399)。共に「屋外」である場合は、判定結果を「屋外」に設定し(ステップS399a)、ステップS105の処理を実行する。ステップS302の処理で得られた「GPS測位判定」結果とステップS303の処理で得られた「SNR値判定」結果の少なくともいずれかが「屋外」でない場合は、判定結果を「屋内」に設定し(ステップS399b)、ステップS105の処理を実行する。
次に、第2GPS測位判定処理(ステップS302)の内容を説明する。
GPS測位が完了したか否かを検査する(ステップS302a)。GPS測位が完了していれば、「GPS測位判定」を「屋外」に設定すると共に、GPS測位の未成功状態が継続している時間を表すGPS測位未成功継続時間を0に設定し(ステップS302b)、ステップS399の処理を実行する。GPS測位が完了していなければ、現在のGPS測位未成功継続時間に、前回のGPS測位と今回のGPS測位との間隔時間を加算した値を新たなGPS測位未成功継続時間とする(ステップS302c)。そして、GPS測位未成功継続時間が予め定められた未成功継続時間判定閾値を下回るか否かを検査する(ステップS302d)。下回らない場合は、「GPS測位判定」を「屋内」に設定し(ステップS302e)、ステップS399の処理を実行する。下回る場合は、「GPS測位判定」を現状のままとして(ステップS302f)、ステップS399の処理を実行する。
次に、第2SNR値判定処理(ステップS303)の内容を説明する。
全ての高仰角衛星のSNR値のそれぞれについて、予め定められているSNR判定閾値Ts2との比較が完了したか否かを検査する(ステップS303a)。このSNR判定閾値Ts2は、ステップS203bの処理で用いられたSNR判定閾値Ts1と同じでも異なっていてもよい。完了している場合には、ステップS303gの処理を実行する。完了していない場合には、ステップS303bの処理を実行する。
SNR判定閾値Ts2との比較が完了していないSNR値を持つ高仰角衛星から選択された一つの高仰角衛星(以下、改めて選択衛星と呼称する)のSNR値がSNR判定閾値Ts2を下回るか否かを検査する(ステップS303b)。下回らない場合には、ステップS303cの処理を実行する。下回る場合には、ステップS303fの処理を実行する。
ステップS303bの判定結果が「下回らない」である場合は、選択衛星の現在の第1継続時間に、前回のGPS測位と今回のGPS測位との間隔時間を加算した値を選択衛星の新たな第1継続時間とする(ステップS303c)。続いて、選択衛星の第1継続時間が予め定められた継続時間判定閾値T3を下回るか否かを検査する(ステップS303d)。継続時間判定閾値T3は、継続時間判定閾値T1と継続時間判定閾値T2のいずれかと同じでもいずれとも異なっていてもよい。下回る場合には、ステップS303aの処理を実行する。下回らない場合には、高いSNR値を持つ衛星の数を表す「高SNR衛星数」について、「高SNR衛星数」に1を加算した値を新たな「高SNR衛星数」に設定して(ステップS303e)、ステップS303aの処理を実行する。
ステップS303bの判定結果が「下回る」である場合は、選択衛星の現在の第1継続時間を0に設定する(ステップS303f)。
全ての高仰角衛星のSNR値のそれぞれについて、予め定められているSNR判定閾値Ts2との比較が完了した場合、「高SNR衛星数」を「高仰角衛星数」で除した値が予め定められた値η3を下回らないか否かを検査する(ステップS303g)。η3の値は、η1とη2のいずれかと同じでもいずれとも異なっていてもよい。下回る場合、「SNR値判定」を「屋内」に設定して(ステップS303h)、ステップS399の処理を実行する。下回らない場合、「SNR値判定」を「屋外」に設定して(ステップS303i)、ステップS399の処理を実行する。
次に、屋外⇒屋内判定処理(ステップS400)の処理の内容を説明する。ステップS400の処理として、3つの例を挙げる。まず、この処理の第一例を説明する。
捕捉された各可視衛星のSNRのうちの最大値Smax,pと、メモリに保持されている過去の予め定められた期間に記録されたSNRの最大値Smaxとを比較し、Smax,p>Smaxであれば、Smax,pの値を現時点までに記録されたSNRの最大値Smaxとして記録し、Smax,p>Smaxでなければ、過去の予め定められた期間に記録されたSNRの最大値Smaxをそのまま現時点までに記録されたSNRの最大値Smaxとして維持する(ステップS401)。
続いて、捕捉された各可視衛星のうち、予め定められた値θ3を下回らない仰角を持つ可視衛星(以下、改めて高仰角衛星と呼称する)を特定する(ステップS402)。θ3の値はθ1、θ2の値のいずれかと同じでもよいし、いずれとも異なっていてもよい。
次に、変数FLAGの値が1か否かを検査する(ステップS403)。FLAGの初期値は1である。FLAG=1の場合はステップS404の処理が実行され、FLAG=2の場合はステップS406の処理が実行される。
ステップS403の処理にてFLAG=1の場合、ステップS402の処理で特定された各高仰角衛星のSNRがいずれも現時点までに記録されたSNRの最大値Smaxに対して定められるレベルを下回るか否かを検査する(ステップS404)。下回る場合、FLAG=2に設定し(ステップS405)、ステップS103bの処理を実行する。上記レベルを下回らないSNR値が存在する場合、ステップS103bの処理が実行される。
ステップS403の処理にてFLAG=2の場合、ステップS402の処理で特定された各高仰角衛星のSNRが前回に取得されたSNRを上回るか否かをそれぞれ検査する(ステップS406)。この比較検査は同じ高仰角衛星のSNR間で行われる。つまり、航法衛星の識別記号をiとすると、識別記号iを持つ高仰角衛星の今回のSNRと前回のSNRの大小を比較する。もし、識別記号iを持つ高仰角衛星の前回のSNRが存在しない場合は「上回る」と見なす。全ての検査結果が「上回る」である場合、FLAG=1に設定し(ステップS407)、ステップS103bの処理を実行する。
全ての検査結果が「上回る」ではない場合、全ての高仰角衛星のSNR値のそれぞれについて、前回の衛星情報のSNR値との比較が完了したか否かを検査する(ステップS408)。完了している場合、ステップS412の処理を実行する。完了していない場合、比較が完了していないSNR値を持つ高仰角衛星から選択された一つの高仰角衛星(以下、改めて選択衛星と呼称する)のSNR値が前回のSNR値と同じか否かを検査する(ステップS409)。同じであれば、SNR値が一定である継続時間を表す一定値継続時間について、選択衛星の現在の一定値継続時間に、前回のGPS測位と今回のGPS測位との間隔時間を加算した値を選択衛星の新たな一定値継続時間とし(ステップS410)、ステップS408の処理を実行する。同じでなければ、一定値継続時間を0に設定して(ステップS411)、ステップS408の処理を実行する。
全ての高仰角衛星のSNR値のそれぞれについて、前回の衛星情報のSNR値との比較が完了した場合、全ての高仰角衛星のSNR値のそれぞれが予め定められた判定閾値R1以下か否かを検査する(ステップS412)。全ての高仰角衛星のSNR値のそれぞれが判定閾値R1以下である場合、各高仰角衛星の一定値継続時間のうち予め定められた一定値継続時間判定閾値P1を下回らないものがあるか否かを検査する(ステップS413)。下回らないものがある場合、判定結果を「屋内」に設定して(ステップS415)、ステップS105の処理を実行し、下回らないものがない場合、ステップS416の処理を実行する。全ての高仰角衛星のSNR値のうち判定閾値R1以下でないものが存在する場合、全ての高仰角衛星の一定値継続時間が一定値継続時間判定閾値P2を下回らないか否かを検査する(ステップS414)。下回らない場合、判定結果を「屋内」に設定して(ステップS415)、ステップS105の処理を実行し、下回るものがある場合、ステップS416の処理を実行する。一定値継続時間判定閾値P2は一定値継続時間判定閾値P1と同じでも異なっていてもよい。
ステップS413の処理結果が「下回らないものがない」である場合、FLAG=2になってからの継続時間が予め定められた判定閾値Qを下回らないか否かを検査する(ステップS416)。下回る場合は、ステップS103bの処理を実行し、下回らない場合は、FLAG=1を設定して(ステップS417)、ステップS103bの処理を実行する。
次に、ステップS400の処理の第二例の内容を説明する。
無線通信端末900では、任意のアプリケーションソフトウェアによって衛星情報が取得されることがあるので、衛星情報がGPS位置情報の取得に際して得られたものか否かを検査する(ステップS451)。衛星情報がGPS位置情報の取得に際して得られたものでない場合には、ステップS457の処理を実行する。衛星情報がGPS位置情報の取得に際して得られたものである場合には、今回のGPS位置情報と前回のGPS位置情報との誤差が予め定められた距離閾値L1を超えないか否かを検査する(ステップS452)。超える場合は、同じ位置に居る時間を表す同位置継続時間を0に設定し、「屋内」である判定結果を解除し(ステップS453)、ステップS103bの処理を実行する。超えない場合は、現在の同位置継続時間に、前回のGPS測位と今回のGPS測位との間隔時間を加算した値を新たな同位置継続時間とする(ステップS454)。そして、同位置継続時間が予め定められた継続時間判定閾値T4を下回らないか否かを検査する(ステップS455)。継続時間判定閾値T4は、継続時間判定閾値T1、T2、T3のいずれかと同じでも、いずれとも異なっていてもよい。下回る場合は、ステップS103bの処理を実行する。下回らない場合は、判定結果を「屋内」に設定し(ステップS456)、ステップS105の処理を実行する。ステップS451の処理にて衛星情報がGPS位置情報の取得に際して得られたものでない場合、今回の測位完了時間と前回の測位完了時間との差が予め定められた判定閾値Dを下回るか否かを検査する(ステップS457)。下回る場合は、ステップS103bの処理を実行し、下回らない場合は、判定結果を「屋内」に設定し(ステップS456)、ステップS105の処理を実行する。
次に、ステップS400の処理の第三例の内容を説明する。
無線通信端末900では、任意のアプリケーションソフトウェアによって衛星情報が取得されることがあるので、衛星情報がGPS位置情報の取得に際して得られたものか否かを検査する(ステップS471)。衛星情報がGPS位置情報の取得に際して得られたものでない場合には、ステップS103bの処理を実行する。衛星情報がGPS位置情報の取得に際して得られたものである場合には、今回のGPS測位の測位誤差と前回のGPS測位の測位誤差とを比較する(ステップS472)。今回の測位誤差と前回の測位誤差が同じである場合にはステップS103bの処理を実行する。今回の測位誤差が前回の測位誤差よりも大きい場合には、今回の測位誤差と前回の測位誤差との差が予め定められた判定閾値E1を下回らないか否かを検査し(ステップS473)、下回る場合はステップS103bの処理を実行し、下まわらない場合は、判定結果を「屋内」に設定して(ステップS475)、ステップS105の処理を実行する。また、今回の測位誤差が前回の測位誤差よりも小さい場合には、今回の測位誤差と前回の測位誤差との差が予め定められた判定閾値E2を下回らないか否かを検査し(ステップS474)、下回る場合はステップS103bの処理を実行し、下まわらない場合は、判定結果の「屋内」を解除して(ステップS476)、ステップS105の処理を実行する。判定閾値E2は、判定閾値E1と同じでも異なっていてもよい。
ステップS400の処理として、上述の第一例、第二例、第三例のいずれか一つを採用することも、あるいは、第一例、第二例、第三例のうち二つ以上を組み合わせた処理を採用することもできる。二つ以上を組み合わせた処理を採用する場合は、例えば、各例の処理で得られた判定結果の組に対して一つの最終判定結果が予め対応付けられたルックアップテーブルを参照して、最終判定結果を特定する。
<第3実施形態>
次に、図18を参照して、第3実施形態における無線通信端末900による処理を叙述する。なお、第2実施形態と同じ構成要素或いは同じ処理には同じ参照符号を附して説明を省略する。
衛星情報取得部200は、A-GPSにおける航法衛星の衛星情報を取得する(ステップS100)。
続いて、判定部100が、初回判定処理を実行する(ステップS200)。初回判定処理は、第2実施形態の初回判定処理と同じである。
図示しない制御部による制御によって、ステップS200での初回判定処理の判定結果が、「未決」(つまり、判定結果が「屋内」と「屋外」のいずれでもない)である場合にはステップS100の処理が、「屋内」または「屋外」である場合にはステップS103cの処理が、実行される(ステップS102b)。ステップS103cの処理の内容はそれぞれ、ステップS1の処理と同じである。
ステップS103cの処理が実行されると、判定部100が、屋内⇒屋外判定処理(ステップS300)と屋外⇒屋内判定処理(ステップS400)との両方を並列実行する。屋内⇒屋外判定処理および屋外⇒屋内判定処理はそれぞれ、第2実施形態の屋内⇒屋外判定処理および屋外⇒屋内判定処理と同じである。
図示しない制御部による制御によって、ステップS300での屋内⇒屋外判定処理の判定結果が、「屋外」である場合にはステップS108の処理が、「屋内」である場合にはステップS103cの処理が、実行される(ステップS105)。図示しない制御部による制御によって、ステップS400での屋外⇒屋内判定処理の判定結果が、「屋内」である場合にはステップS108の処理が、「屋外」である場合にはステップS103cの処理が、実行される(ステップS107)。
図示しない制御部による制御によって、ステップS300での屋内⇒屋外判定処理の判定結果とステップS400での屋外⇒屋内判定処理の判定結果のうち先に得られた判定結果に応じて、衛星情報を取得した場所が「屋内」または「屋外」であると判定される(ステップS108)。なお、この処理で判定されるたびに、「第1継続時間」、「第2継続時間」、「GPS測位未成功継続時間」、「一定値継続時間」、「同位置継続時間」の各値は初期化される。
ステップS200,S300,S400の各処理は第2実施形態と同じであるが、第3実施形態では、第2実施形態におけるステップS200,S300,S400の各処理の説明において「ステップS103a」「ステップS103b」をそれぞれ「ステップS103c」に読み替えるものとする。
上述の処理で得られた判定結果は、例えば、無線通信端末900の図示しない地図コンテンツ制御部によって利用され、判定結果に応じて、屋内用の地図コンテンツから屋外用の地図コンテンツに、あるいは、その逆に、自動的に切り替えられる。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜の変更が許容される。

Claims (9)

  1. 航法衛星システムにおける航法衛星の衛星情報を取得する衛星情報取得部と、
    衛星情報から得られる、少なくとも航法衛星の仰角と航法衛星からの信号の信号雑音比のいずれかを含む情報に基づいて、上記衛星情報を取得した場所が屋内或いは屋外であることを判定する判定部と
    を含む屋内屋外判定装置。
  2. 請求項1に記載の屋内屋外判定装置であって、
    上記判定部は、
    現時点で得られた信号雑音比が、現時点までに記録された最大信号雑音比に対して定められるレベルを上回らず、かつ、前回に取得された衛星情報から得られた信号雑音比を上回らないという条件を満たす場合に、上記衛星情報を取得した場所が屋内であると判定する
    ことを特徴とする屋内屋外判定装置。
  3. 請求項2に記載の屋内屋外判定装置であって、
    上記判定部は、
    所定の時間よりも短くなく、または、所定の回数よりも少なくなく、上記条件が続けて満たされた場合に、上記衛星情報を取得した場所が屋内であると判定する
    ことを特徴とする屋内屋外判定装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の屋内屋外判定装置であって、
    上記現時点で得られた信号雑音比は、所定の値よりも小さくない仰角を示す衛星情報から得られた信号雑音比である
    ことを特徴とする屋内屋外判定装置。
  5. 請求項2または請求項3に記載の屋内屋外判定装置であって、
    上記現時点で得られた信号雑音比は、
    上記衛星情報を取得した場所が予め設定されたナビゲーションルート上で昇降手段の前である場合に当該昇降手段から見て電波障害の少ない向きに位置する航法衛星からの衛星情報であって、所定の値よりも小さくない仰角を示す衛星情報、から得られた信号雑音比である
    ことを特徴とする屋内屋外判定装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の屋内屋外判定装置であって、
    上記判定部は、
    さらに、地表から離れる方向への変化を計測可能なセンサから得られた情報に基づいて高度変化が有ると認められる場合に、上記衛星情報を取得した場所が屋内であると判定する
    ことを特徴とする屋内屋外判定装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の屋内屋外判定装置であって、
    上記判定部は、
    所定値αを下回らない仰角および所定値βを下回らない信号雑音比を持つ可視衛星の数の、可視衛星の数、当該所定値αを下回らない仰角を持つ可視衛星の数、当該所定値βを下回らない信号雑音比を持つ可視衛星の数のいずれかに対する割合が所定値を下回らない場合に、上記衛星情報を取得した場所が屋外であると判定する
    ことを特徴とする屋内屋外判定装置。
  8. 航法衛星システムにおける航法衛星の衛星情報を取得する衛星情報取得ステップと、
    衛星情報から得られる、少なくとも航法衛星の仰角と航法衛星からの信号の信号雑音比のいずれかを含む情報に基づいて、上記衛星情報を取得した場所が屋内或いは屋外であることを判定する判定ステップと
    を有する屋内屋外判定方法。
  9. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の屋内屋外判定装置を備えた無線通信端末。
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