JP2016130567A - 留め具及びランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】目視し得ない状況下においても、速やかに、しかも確実に接合、解除操作をなし得る留め具、及びこの留め具を備えるヘッドランプを提供する。
【解決手段】第一接合体5には、一面の略中央に軸体52が突設され、軸体52を中心とする所定の円周上に並べて磁石53,54が埋設されている。第二接合体6には、略中央に円形の嵌合穴62が軸長方向に貫設され、嵌合穴62を中心とする所定の円周上に並べて磁石63,64が埋設されている。図2に示す接合状態において、磁石63は、S極が磁石53のN極に向き、磁石64は、N極が磁石54のS極を向くように配されている。
【選択図】図2
【解決手段】第一接合体5には、一面の略中央に軸体52が突設され、軸体52を中心とする所定の円周上に並べて磁石53,54が埋設されている。第二接合体6には、略中央に円形の嵌合穴62が軸長方向に貫設され、嵌合穴62を中心とする所定の円周上に並べて磁石63,64が埋設されている。図2に示す接合状態において、磁石63は、S極が磁石53のN極に向き、磁石64は、N極が磁石54のS極を向くように配されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、物品を対象に留める留め具及び該留め具を備えるランプに関する。
従来、対象としての身体の一部に各種の物品を装着して用いられる装身具が普及している。この種の装身具の一つとしてのヘッドランプは、照明部と、該照明部に取り付けられたベルトとを備えている(例えば、特許文献1参照)。
ベルトには、接合操作、及び解除操作が可能な留め具が設けてあり、ヘッドランプは、頭、首等の装着部位にベルトを巻き、留め具を接合操作することにより装着され、また留め具を解除操作することにより離脱される。なお特許文献1に開示されたヘッドランプは、板状をなす照明部のベースが留め具を兼ねるように構成されている。
ベルトには、接合操作、及び解除操作が可能な留め具が設けてあり、ヘッドランプは、頭、首等の装着部位にベルトを巻き、留め具を接合操作することにより装着され、また留め具を解除操作することにより離脱される。なお特許文献1に開示されたヘッドランプは、板状をなす照明部のベースが留め具を兼ねるように構成されている。
しかしながら、以上のごときヘッドランプにおいては、目視し得ない状況下での留め具の接合操作、及び解除操作を強いられる場合があり、これらの操作を伴うヘッドランプの着脱に手間がかかる上、不確実な留め具の接合状態で使用されて、照明部の脱落、破損等の不具合を招来するという問題がある。
この問題は、ゴーグル、ポーチ等、同種の留め具を備える他の装身具、更には、物品を直接的に対象に留めるべく用いられる留め具においても同様に発生する虞がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、目視し得ない状況下においても、速やかに、しかも確実に接合操作、及び解除操作をなし得る留め具、及び該留め具を備えるランプを提供することを目的とする。
本発明に係る留め具は、接離可能に接合する二つの接合体を備え、該接合体が取り付けられる物品を、前記二つの接合体の接合により、対象に留める留め具において、前記二つの接合体は、接合している場合に対向する対向面と、磁着力が作用するように前記二つの接合体夫々に配された磁石とを有し、前記二つの接合体は、他方が前記一方に対して、前記対向方向を軸心とする周方向に移動することを可能にし、前記対向方向に交差する方向に移動することを規制する規制部を有し、前記接合体の一方に配された前記磁石は、該磁石のN極及びS極が前記周方向に並ぶように配されていることを特徴とする。
本発明によれば、二つの接合体の磁石が、二つの接合体が接合している場合に磁着力が作用するように配されている。これにより、二つの接合体は、磁着力により誘導され、接合される。したがって、二つの接合体を目視せずに接合できる。
接合体の一方は、規制部により、該一方に対して他方が対向方向に交差する方向に移動することを規制する。これにより、対向方向に交差する方向に加えられる力により留め具が脱離することが防止される。
また、規制部は、接合体の一方に対して、前記対向方向を軸心として周方向に移動することを可能にし、接合体の一方の磁石のN極及びS極は、周方向に並んでいる。したがって、接合体の他方の回動により、磁石の磁着力と反発力とが入れ替わり、反発力の作用により、二つの接合体は脱離される。
接合体の一方は、規制部により、該一方に対して他方が対向方向に交差する方向に移動することを規制する。これにより、対向方向に交差する方向に加えられる力により留め具が脱離することが防止される。
また、規制部は、接合体の一方に対して、前記対向方向を軸心として周方向に移動することを可能にし、接合体の一方の磁石のN極及びS極は、周方向に並んでいる。したがって、接合体の他方の回動により、磁石の磁着力と反発力とが入れ替わり、反発力の作用により、二つの接合体は脱離される。
本発明に係る留め具は、前記規制部は、前記接合体の一方の前記対向面に設けられ、前記二つの接合体の対向方向を軸心とする軸体と、前記接合体の他方の前記対向面に設けられ、前記軸体回りに回動可能に前記軸体が嵌合する嵌合穴とを有し、前記二つの接合体の前記磁石のN極及びS極は、前記軸体を中心とする円周上に並んでいることを特徴とする。
本発明によれば、接合体の一方の軸体が接合体の他方の嵌合穴に嵌合することで、二つの接合体が軸体回りの回動方向に移動することを可能にし、回動方向以外の対向方向に交差する方向に接合体の他方が移動することが規制される。また、二つの接合体の磁石のN極及びS極は、軸体を中心とする円周上に並んでいる。したがって、接合体を時計回り又は反時計回りのいずれかに回動させることにより磁着力と反発力を入れ替えられる。
本発明に係る留め具は、前記軸体の基端側の外寸は前記嵌合穴の内寸に略等しく、先端側の外寸は前記嵌合穴の内寸より小さいことを特徴とする。
本発明によれば、先端側の外寸が前記嵌合穴の内寸より小さいので、軸体を嵌合穴に嵌合させやすい。また、軸体は、前記軸体が設けられた前記対向面側の外寸と前記嵌合穴の内寸とが略等しいので、軸体が嵌合穴から抜け落ちることが防止され、二つの接合体のがたつきが防止される。
本発明に係る留め具は、前記嵌合穴の周面には凹部が設けられ、前記軸体の軸長方向の端部以外の部分にて、前記軸体回りにおける前記二つの接合体の回動による脱離を可能に前記凹部に挿入される突部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば第一接合体及び第二接合体は突部が凹部に挿入されることにより互いに係止されるので、より強固に接合される。
本発明に係る留め具は、接離可能に接合する二つの接合体を備え、該接合体が取り付けられる物品を、前記二つの接合体の接合により、対象に留める留め具において、前記二つの接合体は、接合している場合に対向する対向面と、磁着力が作用するように前記二つの接合体夫々に配された磁石とを有し、前記接合体は、他方が前記一方に対して、前記二つの接合体の対向方向に交差する一の方向以外の他の方向に移動することを可能にし、前記一の方向に移動することを規制する規制部を有し、前記接合体の一方に配された前記磁石は、該磁石のN極及びS極が前記他の方向に並ぶように配されていることを特徴とする。
本発明によれば、二つの接合体の磁石が、二つの接合体が接合している場合に磁着力が作用するように配されている。これにより、二つの接合体は、磁着力により誘導され、接合される。したがって、二つの接合体を目視せずに接合できる。
接合体の一方は、規制部により、該一方に対して他方が二つの接合体の対向方向に交差する一の方向へ移動することを規制する。これにより、該一の方向に加えられる力により二つの接合体が脱離することが防止される。
また、規制部は、接合体の一方に対して、他方が対向方向に交差する他の方向に移動することを可能にし、接合体の一方の磁石のN極及びS極は、前記他の方向に並んでいる。したがって、接合体の他方の移動により、磁石の磁着力と反発力とが入れ替わり、反発力の誘導により、二つの接合体は脱離される。
接合体の一方は、規制部により、該一方に対して他方が二つの接合体の対向方向に交差する一の方向へ移動することを規制する。これにより、該一の方向に加えられる力により二つの接合体が脱離することが防止される。
また、規制部は、接合体の一方に対して、他方が対向方向に交差する他の方向に移動することを可能にし、接合体の一方の磁石のN極及びS極は、前記他の方向に並んでいる。したがって、接合体の他方の移動により、磁石の磁着力と反発力とが入れ替わり、反発力の誘導により、二つの接合体は脱離される。
本発明に係る留め具は、前記規制部は、前記接合体の一方の対向面に設けられた突条と、前記接合体の他方の対向面に設けられ、前記突条に長手方向への摺動可能に嵌合する凹溝とを有し、前記接合体の夫々に配された前記磁石のN極及びS極は、前記突条又は凹溝の長手方向に並んで配されていることを特徴とする。
本発明によれば、接合体の一方に設けられた突条は、他方の凹溝に摺動可能に嵌合する。これにより、二つの接合体は、突条及び凹溝の長手方向に沿って摺動可能であり、突条及び凹溝の長手方向に直交する方向に移動することが規制される。これにより、突条及び凹溝の長手方向に加えられる力により、二つの接合体が脱離することが防止される。
また、二つの接合体の磁石のN極及びS極は、突条及び凹溝の長手方向に並んでいる。したがって、突条及び凹溝の長手方向に沿って、いずれかの接合体を移動させることにより磁着力と反発力とが入れ替わり、該反発力の誘導により、留め具は脱離される。
また、二つの接合体の磁石のN極及びS極は、突条及び凹溝の長手方向に並んでいる。したがって、突条及び凹溝の長手方向に沿って、いずれかの接合体を移動させることにより磁着力と反発力とが入れ替わり、該反発力の誘導により、留め具は脱離される。
本発明に係るランプは、前述の留め具と、身体に装着可能であり、前記留め具の二つの前記接合体が長手方向の端部に取り付けられる帯状体と、該帯状体に取り付けられた照明部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、帯状体に前述の留め具及び照明部を接続しているので、留め具を目視せずに、ランプを身体に着脱できる。
本発明によれば、磁石の磁着力及び反発力を用いて、物品を目視せずに対象に留めることができる。
以下、本発明に係る留め具についてその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る留め具を備えるヘッドランプの斜視図である。図示のヘッドランプ1は、照明部2と、該照明部2に取り付けられ、身体に巻かれるベルト3a,3bとを備える。ベルト3bは長さ調節が可能である。照明部2は、ベース21と該ベース21に取り付けられる電池ケース23及び発光部24とを有する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る留め具を備えるヘッドランプの斜視図である。図示のヘッドランプ1は、照明部2と、該照明部2に取り付けられ、身体に巻かれるベルト3a,3bとを備える。ベルト3bは長さ調節が可能である。照明部2は、ベース21と該ベース21に取り付けられる電池ケース23及び発光部24とを有する。
ベース21は、矩形板状をなし、長手方向の両端部にベルト通し孔21aを有する。また、ベース21の一面には、夫々のベルト通し孔21aの近くに同向きに突出するブラケット22が設けられている。なお、図1には、片側のベルト通し孔21a及びブラケット22のみが図示されている。
ベルト3a,3bは、夫々の一端部をベルト通し孔21aに通し、ベース21に取り付けてある。ベルト3a,3bの他端部には、留め具4を構成する第一接合体5及び第二接合体6が夫々取り付けてあり、ベルト3a,3bは、第一接合体5及び第二接合体6を後述のごとく接合することにより連結される。
電池ケース23は筒形電池の収納が可能な円筒形状をなし、両端部をブラケット22によりそれぞれ支持し、ベース21の前記一面に軸長方向を沿わせて取り付けられている。
電池ケース23は、一方のブラケット22から突出する端部に着脱自在の蓋23aを備えており、電池は、蓋23aを取り外して電池ケース23内に収納される。また、電池ケース23は他方のブラケット22から突出する端部に摘み23bを備えている。電池ケース23は摘み23bを把持して軸周りに回動操作可能である。
発光部24は、電球、LED等の発光源を内部に備える円筒体であり、電池ケース23の中央部に、該電池ケース23と軸長方向を略直交させて支持されている。発光部24は、前記発光源の発光を外部に出射する出光面をベース21と逆側の端面に有している。出光面からの出光角度は、電池ケース23の回動操作により変更可能である。
以上の如く構成されたヘッドランプ1は、ベース21を額に当て、ベルト3a及び3bを頭、首等の装着部位に巻き、ベルト3aの前記他端及びベルト3bの他端を留め具4で連結することにより、照明部が使用者の正面を照らす様に装着できる。
図2及び図3は、実施の形態1に係る留め具4の斜視図である。図2は、第一接合体5及び第二接合体6が接合した状態を示し、図3は、第一接合体5及び第二接合体6が脱離した状態を示している。また、図4は、図2のIV−IV線による断面図である。
第一接合体5は、円板状をなし、外周の一部分にベルト3aの他端が接続される接続部51が突設されている。第一接合体5の略中央には内部から一面に突出するように、断面が円形の軸体52が突設されている。
軸体52は、中空で、突設端が先細り形状をなしている。また、軸体52には、接続部51側にて基端から中央にかけて、軸体52の内側空間に移動可能な板状の可動部52aが設けられている。可動部52aは、軸体52の外壁の一部をなす。また、第一接合体5にて、可動部52aに対応する部分には、空隙52bが軸長方向に貫設されている。
可動部52aは、基端部を起点として、内部方向に働く力によりたわむことで移動し、前記力から開放されることにより元の位置に戻る。可動部52aには、基端部の反対側に突部52cが設けられている。
第一接合体5には、軸体52を中心とする所定の円周上に並べて磁石53,54が埋設されている。磁石53,54は、接続部51側で中心角が90度をなす様に位置している。磁石53は、第一接合体5の一面側にN極を向けて、磁石54は、S極を向けて配されている。
第二接合体6は、円板状をなし、外周の一部分にベルト3bの他端が接続される接続部61が突設されている。第二接合体6の略中央には、円形の嵌合穴62が軸長方向に貫設されている。また、嵌合穴62の内径は、軸体52の最大外径に略等しい。
嵌合穴62の周面における接続部61の反対側部分にて、凹部62aが設けられている。凹部62aは、内奥から嵌合穴62の周面にかけて、周方向の幅が広がっている。第一接合体5及び第二接合体6の接合状態において、凹部62aには、前記凸部52cが挿入される。
第二接合体6には、嵌合穴62を中心とする所定の円周上に並べて磁石63,64が埋設されている。磁石63,64は、接続部61の反対側で中心角が90度をなすように位置している。図2に示す接合状態において、磁石63は、S極が磁石53のN極に向き、磁石64は、N極が磁石54のS極を向くように配されている。
以下、留め具4の動作について説明する。図5及び図6は、実施の形態1に係る留め具4の動作説明図である。留め具4は、磁石53及び磁石63が向かい合い、磁石54及び64が向かい合うように、第一接合体5及び第二接合体6を略同軸上に位置決めし、相互に接近させることにより接合される。
磁石53,54,63,64は、前述した如く配置したN極及びS極を有するので、第一接合体5及び第二接合体6を接近させることで、磁石53,63間及び磁石54,64間に磁着力が作用する。該磁着力の誘導により、第一接合体5と第二接合体6は接合する。なお、磁石をネオジウム磁石とすれば、第一接合体5及び第二接合体6は強固に接合する。
磁石53,54,63,64は、前述した如く配置したN極及びS極を有するので、第一接合体5及び第二接合体6を接近させることで、磁石53,63間及び磁石54,64間に磁着力が作用する。該磁着力の誘導により、第一接合体5と第二接合体6は接合する。なお、磁石をネオジウム磁石とすれば、第一接合体5及び第二接合体6は強固に接合する。
この時、第一接合体5の軸体52は第二接合体6の嵌合穴62に嵌合する。軸体52は先細り形状を有するので、嵌合穴62を案内し、第一接合体5及び第二接合体6は、大まかな位置合わせで同軸上で確実に接合される。また、嵌合穴62の内径は、軸体52の最大外径に略等しく、第一接合体5及び第二接合体6が、がたつきなく嵌合し、位置ずれが防止される。
更に、第一接合体5及び第二接合体6の対向方向に直交する方向への移動が規制される。また、第一接合体5及び第二接合体6は突部52cが凹部62aに挿入されることにより互いに係止されるので、より強固に接合される。なお、軸体52は、本実施の形態の構成に限られるものでなく、先端側の外径が、嵌合穴62の内径より小さく、最大外径が、嵌合穴62の内径に略等しければよい。
第一接合体5及び第二接合体6が接合している状態から、図5の矢印で示す様に、軸体52を中心に、第一接合体5又は第二接合体6を時計回り又は反時計回りに90度回転させることにより、磁石53及び64間、又は磁石54及び63間に図6の矢印で示す反発力が作用する。
また、第一接合体5及び第二接合体6の回転の動作により、突部52cが凹部62aの壁面から軸体52の内部方向への力を受け、該力により可動部52aが軸体52の内部に押し込まれ、突部52cは、凹部62aから脱離する。これにより、第一接合体5及び第二接合体6は脱離する。
上記の構成では、第一接合体5の磁石53,63間及び第二接合体6の磁石54,64間に磁着力が作用する。該磁着力の誘導により、目視せずに第一接合体5及び第二接合体6を接合できる。これにより、留め具4は、目視せずに容易に解除できる。したがって、ヘッドランプ1は、留め具4を目視せずに容易に身体に装着できる。
第一接合体5及び第二接合体6は、軸体52及び嵌合穴62を中心として回動可能であり、磁石53及び54は、軸体52を中心とする円周上に、また、磁石63及び64は、嵌合穴62を中心とする円周上に配されている。したがって、第一接合体5又は第二接合体6の回動動作により、磁石の磁着力と反発力とを入れ替え、反発力の作用により、第一接合体5及び第二接合体6を脱離させることができる。これにより、留め具4は目視せずに容易に接離できる。したがって、ヘッドランプ1は留め具4を目視せずに容易に身体から離脱できる。
磁石53及び磁石54は、軸体52に対して90度の中心角をなす様に配され、磁石63及び磁石64は、嵌合穴62に対して90度の中心角をなす様に配されているので、90度の回転動作で磁着力と反発力を入れ替えることができる。
なお、磁石を配置する中心角度は、90度に限られるものでないが、90度以下とすれば、外力により外れやすくなる。また、90度以上とすれば、脱離のための操作量が多くなる。したがって、中心角度は、90度程度が操作量及び磁着力による接合の強さにおいて好ましい。即ち、磁石を配置する中心角は60度〜120度程度であることが好ましい。
なお、磁石を配置する中心角度は、90度に限られるものでないが、90度以下とすれば、外力により外れやすくなる。また、90度以上とすれば、脱離のための操作量が多くなる。したがって、中心角度は、90度程度が操作量及び磁着力による接合の強さにおいて好ましい。即ち、磁石を配置する中心角は60度〜120度程度であることが好ましい。
なお、以上の実施の形態1においては、第一接合体5及び第二接合体6夫々に各二個の磁石を設けているが、円弧状をなし、両端部がN極、S極となるように着磁された単一の磁石を軸体52又は嵌合穴62を中心とする円周に沿わせて配置してもよい。また、磁石の数は、第一接合体5及び第二接合体6において、各二個という構成に限られず、各三個以上とする構成であってもよい。更に、第一接合体5及び第二接合体6の磁石の個数は、同数に限られず、異なる個数であってもよい。
また、留め具4は、ヘッドランプ1でなく、ゴーグル、ポーチ等の他の装身具に用いる構成でもよい。更に、留め具4は、ベルトを用いず物品を直接的に対象に留めるように用いてもよい。
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2に係る留め具の斜視図である。図示の留め具100は、第一接合体200及び第二接合体300を有する。第一接合体200は、円板状をなし、外周の一部分にベルト接続用の接続部201が突設されている。第一接合体200の一面には、二つの矩形断面の突条202が設けられている。突条202は、長手方向が接続部201の突設方向に直交し、一方は、接続部201側に設けられ、他方は、接続部201の反対側に設けられている。
図7は、実施の形態2に係る留め具の斜視図である。図示の留め具100は、第一接合体200及び第二接合体300を有する。第一接合体200は、円板状をなし、外周の一部分にベルト接続用の接続部201が突設されている。第一接合体200の一面には、二つの矩形断面の突条202が設けられている。突条202は、長手方向が接続部201の突設方向に直交し、一方は、接続部201側に設けられ、他方は、接続部201の反対側に設けられている。
更に、第一接合体200には、円板状の磁石203,204が埋設されている。磁石203,204は、突条202,202間で夫々の長手方向に並設されている。磁石203は、基部200の一面側にN極を向けて、磁石204はS極を向けて配されている。
第二接合体300は、円板状をなし、外周の一部分にベルト接続用の接続部301が突設されている。第二接合体300の一面には、二つの平行な凹溝302が設けられている。凹溝302は、長手方向が接続部301の突設方向に直交し、一方は、接続部301側に設けられ、他方は、接続部301の反対側に設けられている。凹溝302は、第一接合体200の突条202と対応する位置に設けられている。
また、第二接合体300には、円板状の磁石303,304が埋設されている。磁石303,304は、凹溝302,302間で夫々の長手方向に並設されている。磁石303は、第二接合体300の一面側にS極を向けて、磁石304はN極を向けて配されている。また、第一接合体200及び第二接合体300が接合している状態において磁石303は、S極が磁石203のN極に向き、磁石304は、N極が磁石204のS極を向くように配されている。
以下、留め具100の動作について説明する。突条202及び凹溝302が対応するように、第一接合体200一面及び第二接合体300の一面を対向させると磁石203及び303間と磁石204及び304間とに磁着力が発生し、その誘導により第一接合体200及び第二接合体300は接合する。この時、突条202及び凹溝302は、摺動可能に嵌合する。
留め具100が接合している状態から、突条202及び凹溝302の長手方向に第一接合体200又は第二接合体300をスライドさせた場合、磁石203及び磁石304、又は磁石204及び303が対向し、反発力が発生する。該反発力の作用により、第一接合体200及び第二接合体300は脱離する。
上記の構成では、磁石203,303間及び第二接合体6の磁石204,304間に作用する磁着力の誘導により、第一接合体200及び第二接合体300は接合する。これにより、留め具100を目視せずに、容易に接合操作をすることができる。したがって、留め具100を備える物品を留め具100を目視せずに容易に身体に装着できる。
また、第一接合体200又は第二接合体300を突条202及び凹溝302の長手方向にスライドするだけで、磁着力と反発力を入れ替えることができる。スライド動作により、磁石の磁着力と反発力とを入れ替え、該反発力の作用により、第一接合体200及び第二接合体300を脱離させることができる。これにより、留め具100を目視せずに脱離でき、留め具100を備える物品を、留め具100を目視せずに、身体から離脱できる。
突条202及び凹溝302が設けられることにより、第一接合体200及び第二接合体300の突条202及び凹溝302の長手方向への移動を可能とし、突条202に直交する方向への移動を規制する。これにより、突条202の対向方向に加えられる力により、第一接合体200及び第二接合体300が脱離することを防ぐ。
なお、以上の実施の形態2においては、第一接合体5及び第二接合体6夫々に各二個の磁石を設けているが、棒状をなし、両端部がN極、S極となるように着磁された単一の磁石を突条202又は凹溝302の長手方向に沿わせて配置してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ヘッドランプ(ランプ)
2 照明部
3a,3b ベルト(帯状体)
4,100 留め具
5,200 第一接合体
52 軸体
52c 突部
6,300 第二接合体
62 嵌合穴
62a 凹部
53,54,63,64,203,204,303,304 磁石
202 突条
302 凹溝
2 照明部
3a,3b ベルト(帯状体)
4,100 留め具
5,200 第一接合体
52 軸体
52c 突部
6,300 第二接合体
62 嵌合穴
62a 凹部
53,54,63,64,203,204,303,304 磁石
202 突条
302 凹溝
Claims (7)
- 接離可能に接合する二つの接合体を備え、該接合体が取り付けられる物品を、前記二つの接合体の接合により、対象に留める留め具において、
前記二つの接合体は、
接合している場合に対向する対向面と、
磁着力が作用するように前記二つの接合体夫々に配された磁石と
を有し、
前記二つの接合体は、他方が前記一方に対して、前記対向方向を軸心とする周方向に移動することを可能にし、前記対向方向に交差する方向に移動することを規制する規制部を有し、
前記接合体の一方に配された前記磁石は、該磁石のN極及びS極が前記周方向に並ぶように配されていることを特徴とする留め具。 - 前記規制部は、前記接合体の一方の前記対向面に設けられ、前記二つの接合体の対向方向を軸心とする軸体と、前記接合体の他方の前記対向面に設けられ、前記軸体回りに回動可能に前記軸体が嵌合する嵌合穴とを有し、
前記二つの接合体の前記磁石のN極及びS極は、前記軸体を中心とする円周上に並んでいること
を特徴とする請求項1に記載の留め具。 - 前記軸体の基端側の外寸は前記嵌合穴の内寸に略等しく、先端側の外寸は前記嵌合穴の内寸より小さいこと
を特徴とする請求項1又は2に記載の留め具。 - 前記嵌合穴の周面には凹部が設けられ、
前記軸体の軸長方向の端部以外の部分にて、前記軸体回りにおける前記二つの接合体の回動による脱離を可能に前記凹部に挿入される突部が設けられていること
を特徴とする請求項2又は3に記載の留め具。 - 接離可能に接合する二つの接合体を備え、該接合体が取り付けられる物品を、前記二つの接合体の接合により、対象に留める留め具において、
前記二つの接合体は、
接合している場合に対向する対向面と、
磁着力が作用するように前記二つの接合体夫々に配された磁石と
を有し、
前記接合体は、他方が前記一方に対して、前記二つの接合体の対向方向に交差する一の方向以外の他の方向に移動することを可能にし、前記一の方向に移動することを規制する規制部を有し、
前記接合体の一方に配された前記磁石は、該磁石のN極及びS極が前記他の方向に並ぶように配されていること
を特徴とする留め具。 - 前記規制部は、前記接合体の一方の対向面に設けられた突条と、前記接合体の他方の対向面に設けられ、前記突条に長手方向への摺動可能に嵌合する凹溝とを有し、前記接合体の夫々に配された前記磁石のN極及びS極は、前記突条又は凹溝の長手方向に並んで配されていること
を特徴とする請求項5に記載の留め具。 - 請求項1から6までのいずれか一つに記載の留め具と、
身体に装着可能であり、前記留め具の二つの前記接合体が長手方向の端部に取り付けられる帯状体と、
該帯状体に取り付けられた照明部とを備えること
を特徴とするランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015005267A JP2016130567A (ja) | 2015-01-14 | 2015-01-14 | 留め具及びランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015005267A JP2016130567A (ja) | 2015-01-14 | 2015-01-14 | 留め具及びランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016130567A true JP2016130567A (ja) | 2016-07-21 |
Family
ID=56415854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015005267A Pending JP2016130567A (ja) | 2015-01-14 | 2015-01-14 | 留め具及びランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016130567A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018047660A1 (ja) * | 2016-09-11 | 2018-03-15 | 株式会社内藤貴金属製作所 | 装身具用留め具 |
JP2018042994A (ja) * | 2016-09-11 | 2018-03-22 | 株式会社内藤貴金属製作所 | 装身具用留め具 |
CN110454730A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-11-15 | 江苏壹光科技有限公司 | 一种磁吸oled灯 |
-
2015
- 2015-01-14 JP JP2015005267A patent/JP2016130567A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018047660A1 (ja) * | 2016-09-11 | 2018-03-15 | 株式会社内藤貴金属製作所 | 装身具用留め具 |
JP2018042994A (ja) * | 2016-09-11 | 2018-03-22 | 株式会社内藤貴金属製作所 | 装身具用留め具 |
CN110454730A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-11-15 | 江苏壹光科技有限公司 | 一种磁吸oled灯 |
CN110454730B (zh) * | 2019-08-29 | 2024-03-01 | 江苏壹光科技有限公司 | 一种磁吸oled灯 |
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