JP2016129463A - 電動機および圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定子の強度を高めることができる技術を提供する。
【解決手段】固定子140を構成する固定子コア150の外周面は、円筒状の容器110の内周面110aと当接する当接面150aと第1〜第4の切欠面150b〜150eにより形成されている。第1の切欠面150bは、直線状の壁部150b1を有している。第2の切欠面150cは、壁部150b1と平行な直線状の壁部150c1を有している。第3の切欠面150d(第4の切欠面150e)は、直線に沿って延在する第1の壁部150d1と150d2(150e1と150e2)、第1の壁部150d1(150e1)と第2の壁部150d2(150e2)の間に配置され、前記直線より外周側に形成された第3の壁部150d3(150e3)を有している。また、第1の壁部150d1(150e1)と第2の壁部150d2(150e2)の間には、前記直線と交差し、軸方向に沿って延在する孔171が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動機および圧縮機に関し、より詳しくは、電動機を構成する固定子の強度を高めることができる技術に関する。
従来、特許文献1に開示されている圧縮機が知られている。この従来の圧縮機は、容器と、圧縮機構部(図示省略)と、圧縮機構部を駆動する電動機を備えている。図5に、従来の圧縮機300で用いられている電動機330を、軸方向と直交する方向からみた断面図が示されている。電動機330は、容器310の内側に嵌合された固定子340と、回転子360により構成されている。固定子340は、固定子コア350と固定子巻線(図示省略)を有している。固定子コア350は、ヨーク351と、ティース352と、スロット353を有している。固定子巻線は、スロット353内に配設されている。固定子コア350の外周面は、容器310の内周面310aと当接する当接面350aと、切欠面350bにより形成されている。切欠面350bは、回転中心Pを中心とする円の外周を、外周上の2点を結ぶ直線に沿って切り欠くことによって形成されている。切欠面350bと容器310の内周面310aとの間に、熱エネルギーを移動させる作動媒体(一般的には、「冷媒」)を通す通路370が形成されている。
特開2010−154676号公報
従来の電動機では、固定子の当接面が容器の内周面に当接している状態において、切欠面が形成されている箇所の強度を十分確保することができない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、電動機を構成する固定子の強度を高めることができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、以下のように構成される。
なお、「回転中心」という記載は、回転子が固定子に対して回転可能に配置されている状態において、回転子の回転中心を示す。「軸方向」という記載は、回転子が固定子に対して回転可能に配置されている状態において、回転中心を通る回転中心線の方向を示す。「周方向」という記載は、回転子が固定子に対して回転可能に配置されている状態において、軸方向に直角な断面でみて、回転中心を中心とする円周方向を示す。「径方向」という記載は、回転子が固定子に対して回転可能に配置されている状態において、軸方向に直角な断面でみて、回転中心を通る方向を示す。
一つの発明は、電動機に関する。
本発明の電動機は、円筒状の容器の内側に嵌合された固定子と、固定子の内側に空隙を介して回転可能に配置された回転子を備えている。固定子の外周面は、軸方向に直角な断面で見て、円の外周に沿って形成され、容器の内周面と当接する当接面と、円の外周を周方向に沿って切り欠いた切欠面により形成されている。固定子の外周面に形成された切欠面と容器の内周面との間に、軸方向に沿って延在する通路が形成されている。
通路には、種々の作動媒体が通される。例えば、空調装置(例えば、冷暖房装置や冷房装置)、冷却装置や冷凍装置等では、熱エネルギーを移動させる冷媒が通される。あるいは、固定子や固定子巻線等を冷却する空気が通される。
本発明では、切欠面は、第1〜第3の切欠面を含んでいる。第1の切欠面と第2の切欠面は、回転中心を挟んで対向する箇所に形成されている。第3の切欠面は、第1の切欠面と第2の切欠面の間に形成されている。
第1の切欠面は、回転中心を中心とする円の外周上の2点を結ぶ第1の直線に沿って延在する壁部を有している。第2の切欠面は、前記円の外周上の2点を結び、第1の直線と平行(「略平行」を含む)な第2の直線に沿って延在する壁部を有している。
一般的には、固定子は、帯状の電磁鋼板を切断することによって形成された複数の電磁鋼板片を積層した固定子コアにより構成される。固定子の外周面に平行な第1の切欠面と第2の切欠面が形成されていることにより、電磁鋼板を切断する際の無駄を少なくすることができる。なお、好適には、第1の切欠面を形成する壁部と第2の切欠面を形成する壁部の少なくとも一方には、電磁鋼板片の位置(向き)を合わせるための位置決め壁部が形成される。位置決め壁部は、内周側に窪んだ形状に形成される。
第3の切欠面は、前記円の外周上の2点を結ぶ第3の直線に沿って延在する第1の壁部および第2の壁部と、第1の壁部の一方端と第2の壁部の一方端に接続された第3の壁部を有している。第3の壁部は、第3の直線より外周側に(外周側に飛び出るように)形成されている。第3の壁部の形状は、容器の内周面と第3の切欠面との間に、所望の断面積を有する通路を効率よく形成することができる形状に設定される。各第3の切欠面は、同じ形状に形成してもよいし、異なる形状に形成してもよい。例えば、第1の切欠面と第2の切欠面を結ぶ線を挟んで一方側に配置される第3の切欠面と他方側に配置される第3の切欠面を、当該線に対して線対称な形状に形成することができる。
さらに、本発明では、第3の切欠面の第1の壁部の一方端と第2の壁部の一方端との間に、第3の直線と交差しているとともに、軸方向に沿って延在する孔が形成されている。孔の断面形状は、好適には、円形に設定される。また、好適には、孔の中心が第3の直線上に配置されるように孔が形成される。孔の断面積や数は、切欠面が形成されている箇所の強度や孔の内周側に形成される磁束通路の幅等に応じて適宜設定される。
本発明では、容器の内周面と固定子の第3の切欠面との間に形成される通路の断面積および固定子の第3の切欠面より内周側に形成される磁束通路の幅を確保しながら、固定子の第3の切欠面が形成される箇所の強度を高めることができる。
一つの発明の異なる形態では、第3の切欠面は、第1の壁部の他方端から径方向に沿って外周側に延在するように形成された第4の壁部と、第2の壁部の他方端から径方向に沿って外周側に延在するように形成された第5の壁部を有している。
好適には、第4の壁部は、第1の壁部の他方端と当接面の一方端の間に直線状に延在するように形成される。また、第5の壁部は、第2の壁部の他方端と他の当接面の一方端の間に直線状に延在するように形成される。
本形態では、第3の切欠面より内周側に形成される磁束通路の幅が狭くなるのを抑制しながら第3の壁部および孔を形成することができる。
一つの発明の他の異なる形態では、第1の切欠面と第2の切欠面のうちの少なくとも一方は、第1の切欠面と容器の内周面との間に形成される通路内または第2の切欠面と容器の内周面との間に形成される通路内に軸方向に沿って延在するパイプを挿入するための挿入溝を形成する挿入溝形成壁部を有している。挿入溝形成壁部は、第1の切欠面の壁部または第2の切欠面の壁部から径方向に沿って内周側に窪んだ(内周側に飛び出る)挿入溝を形成する。
通路内に挿入されるパイプは、例えば、圧縮機を構成する圧縮機構部に潤滑油を供給する。
本形態では、切欠面より内周側に形成される磁束通路の幅が狭くなるのを抑制しながら通路内にパイプを挿入することができる。
異なる発明は、圧縮機に関する。
本発明の圧縮機は、円筒状の容器と、容器内に設けられた圧縮機構部および電動機を備えている。圧縮機構部は、熱エネルギーを移動させる作動媒体を圧縮する。電動機は、圧縮機構部を駆動する。電動機は、固定子と、固定子に対して回転可能に配置された回転子を有している。また、容器の内周面と固定子の外周面との間に、軸方向に沿って延在する通路を有している。
そして、本発明の圧縮機では、電動機として前述した一つの発明あるいは一つの発明の異なる形態の電動機が用いられている。本発明の圧縮機では、好適には、鉛直方向に沿って電動機の下方にロータリー型の圧縮機構部が配置される。
他の異なる発明は、圧縮機に関する。
本発明の圧縮機は、円筒状の容器と、容器内に設けられた圧縮機構部および電動機を備えている。圧縮機構部は、熱エネルギーを移動させる作動媒体を圧縮する。電動機は、圧縮機構部を駆動する。電動機は、固定子と、固定子に対して回転可能に配置された回転子を有している。また、容器の内周面と固定子の外周面との間に、軸方向に沿って延在する通路を有している。少なくとも一つの通路内には、軸方向に沿って延在するパイプが挿入されている。
そして、本発明の圧縮機では、電動機として前述した一つの発明の他の異なる形態の電動機が用いられている。本発明の圧縮機では、好適には、鉛直方向に沿って電動機の上方にスクロール型の圧縮機構部が配置される。
本発明の電動機あるいは圧縮機では、容器の内周面と固定子の外周面との間に形成される通路の断面積および固定子の磁束通路の幅を確保しながら、固定子の強度を高めることができる。
本発明の圧縮機の第1の実施形態の概略構成を示す図である。 第1の実施形態の圧縮機で用いられている電動機の概略構成を示す図である。 本発明の圧縮機の第2の実施形態の概略構成を示す図である。 第2の実施形態の圧縮機で用いられている電動機の概略構成を示す図である。 従来の圧縮機で用いられている電動機の概略構成を示す図である。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
なお、本明細書では、「上方」あるいは「上側」という記載は、特に断りがない場合には、鉛直方向に沿った上方あるいは上側を表し、「下方」あるいは「下側」という記載は、特に断りがない場合には、鉛直方向に沿った下方あるいは下側を表す。
また、「回転中心」という記載は、回転子が固定子に対して回転可能に配置されている状態において、回転子の回転中心を示す。「軸方向」という記載は、回転子が固定子に対して回転可能に配置されている状態において、回転中心を通る回転中心線の方向を示す。「周方向」という記載は、電動機の回転子が固定子に対して回転可能に配置されている状態において、軸方向に直角な断面でみて、回転中心を中心とする円周方向を示す。「径方向」という記載は、電動機の回転子が固定子に対して回転可能に配置されている状態において、軸方向に直角な断面でみて、回転中心を通る方向を示す。
本発明の圧縮機の第1の実施形態を、図1および図2を参照して説明する。図1は、第1の実施形態の圧縮機100の概略構成を示す図である。また、図2は、図1に示されている電動機130を、軸方向に直角な方向から見た断面図である。すなわち、図2は、本発明の電動機の第1の実施形態の概略構成を示す図である。
第1の実施形態の圧縮機100は、密閉容器内にロータリー型の圧縮機構部が配置されているロータリー型密閉圧縮機として構成されている。
圧縮機100は、密閉容器110、密閉容器110内に収容されている圧縮機構部120および電動機130、アキュムレータ190等により構成されている。本実施形態では、電動機130は、鉛直方向に沿って、圧縮機構部120の上方に配置されている。
密閉容器110には、電動機130の下方に吸入口111が設けられ、電動機130の上方に吐出口112が設けられている。また、密閉容器110の底部(圧縮機構部120の下方)には、回転軸161の軸受部124および125や圧縮機構部120の摺動部等に供給する潤滑油が貯留される油溜め126が設けられている。
密閉容器110が、本発明の「容器」に対応する。
圧縮機構部120は、熱エネルギーを移動させる作動媒体(一般的には、「冷媒」が用いられる)を圧縮する。作動媒体としては、オゾン層破壊係数(ODP)がゼロであるHFC(ハイドロフルオロカーボン)冷媒、例えば、HFC−R410aが用いられている。なお、近年、地球温暖化係数(GWP)がHFC−R410aより小さい(約1/3)HFC−R32が用いられるようになっている。
圧縮機構部120は、シリンダ121、回転軸161により回転される偏心ロータ122、圧縮室123により構成されている。回転軸161は、軸受部124と125により回転可能に支持されている。回転軸161の回転によって圧縮機構部120の偏心ロータ122が回転すると、吸入口111から吸入された作動媒体が圧縮室123内で圧縮される。
なお、回転軸161の回転によって、油溜め126に貯留されている潤滑油が軸受部124と125、圧縮機構部120の摺動部等に供給される。軸受部124と125や摺動部等を潤滑した潤滑油は、油溜め126に戻される。
電動機130は、固定子140と、固定子140に対して回転可能に配置されている回転子160により構成されている。
固定子140は、固定子コア150と固定子巻線141を有している。固定子コア150は、帯状の電磁鋼板を切断することによって形成された複数の電磁鋼板片を積層した積層体により構成される。固定子コア150は、図2に示されているように、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延在するヨーク151、ヨーク151から径方向に沿って回転中心P側(内周側)に延在するティース152、周方向に隣接するティース152によって形成されるスロット153を有している。固定子巻線141は、分布巻き方式や集中巻き方式等によってスロット153内に配設される。密閉容器110は、回転中心Pを中心とする円筒形状に形成されている。すなわち、密閉容器110の内周面110aおよび固定子コア150の外周形状(当接面150aに沿った仮想外周形状)は、円形(「略円形」を含む)に形成されている。
固定子コア150の外周面は、図2に示されているように、当接面150a、第1の切欠面150b、第2の切欠面150c、第3の切欠面150dおよび第4の切欠面150eにより形成されている。また、固定子コア150の外周面と密閉容器110の内周面110aとの間には、固定子コア150の下方側端面150Aと上方側端面150Bの間に軸方向に沿って延在する通路(固定子通路)170が形成されている。本実施形態では、第1〜第4の切欠面150b〜150eと密閉容器110の内周面110aとの間に、第1〜第4の通路170b〜170eが形成されている。
当接面150aは、回転中心Pを中心とする円Rの外周に沿って延在する。固定子コア150が焼き嵌め等により密閉容器110の内周側に嵌合されることによって、固定子コア150の当接面が密閉容器110の内周面110aと当接する。
固定子コア150が、本発明の「固定子」に対応する。第1〜第4の通路170b〜170eが、本発明の「通路」あるいは「固定子通路」に対応する。
第1の切欠面150bは、円Rの外周上の2点b1とb2を結ぶ第1の直線Bに沿って延在する壁部150b1を有している。
第2の切欠面150cは、円Rの外周上の2点c1とc2を結ぶ第2の直線Cに沿って延在する壁部150c1を有している。
第1の切欠面150bと第2の切欠面150cは、回転中心Pを挟んで対向する箇所に形成されている。また、第1の直線Bと第2の直線Cは平行(「略平行」を含む)に設定されている。すなわち、壁部150b1(第1の切欠面150b)と壁部150c1(第2の切欠面150c)は、平行(「略平行」を含む)に形成されている。
固定子コア150の第1の切欠面150bと第2の切欠面150cが平行に形成されることにより、帯状の電磁鋼板を切断する際における無駄を少なくすることができる。
複数の電磁鋼板片を積層して固定子コア150を構成する積層体を形成する際には、各電磁鋼板片を同じ向きに積層する必要がある。すなわち、各電磁鋼板片を位置決めする必要がある。
本実施形態では、互いに平行な第1の切欠面150bの壁部150b1と第2の切欠面150cの壁部150c1に、それぞれ位置決め壁部150b2と150c2が形成されている。位置決め壁部150b2と150c2は、外周側が開口し、壁部150b1と150c1から径方向に沿って内周側に窪んだ形状(内周側に飛び出るように)形成されている。本実施形態では、位置決め壁部150b2と150c2は、第1の切欠面150bと第2の切欠面150cを結ぶ線に対して一方側(図2では、右側)に形成されている。
各電磁鋼板片を、位置決め壁部150b2と150c2の位置を合わせて積層することにより、容易、確実に各電磁鋼板片を積層することができる。
第3の切欠面150dは、第1の切欠面150bと第2の切欠面150cを結ぶ線を挟んで一方側(図2では、右側)に形成されている。
第3の切欠面150dは、第1の壁部150d1、第2の壁部150d2、第3の壁部150d3、第4の壁部150d4および第5の壁部150d5を有している。
第1の壁部150d1と第2の壁部150d2は、円Rの外周上の2点d1とd2を結ぶ線第3の直線Dに沿って延在する。第3の壁部150d3は、第1の壁部150d1の一端と第2の壁部150d2の一端に接続されているとともに、直線Dから径方向に沿って外周側に形成されている。すなわち、第3の壁部150d3は、直線D側が開口し、直線Dより外周側に飛び出るように形成されている。第4の壁部150d4は、第1の壁部150d1の他端から径方向に沿って外周側に延在している。すなわち、第4の壁部150d4は、第1の壁部150d1の他端と当接面150aの一端の間に径方向に沿って直線状に延在している。第5の壁部150d5は、第2の壁部150d2の他端から径方向に沿って外周側に延在している。すなわち、第5の壁部150d5は、第2の壁部150d2の他端と他の当接面150aの一端の間に径方向に沿って直線状に延在している。
第4の壁部150d4と第5の壁部150d5により、第3の切欠面150dより内周側に形成される磁束通路の幅が狭くなるのを抑制しながら第3の通路170dの断面積(通路面積)を確保することができる。
更に、第3の切欠面150dの第1の壁部150d1の一方端と第2の壁部150d2の一方端の間に、直線Dと交差し、軸方向に沿って延在する孔171が形成されている。孔171は、軸方向に直角な断面が円形(「略円形」を含む)に形成されている。
第3の壁部150d3の形状、孔171の断面積や数は、第3の切欠面150dと密閉容器110の内周面110aとの間に、所望の断面積を有する第3の通路170dが形成され、また、第3の切欠面150dの内周側に所望の幅を有する磁束通路が形成されるとともに、固定子コア150が密閉容器110の内側に嵌合されている状態における第3の切欠面150dが形成されている箇所の強度を高めることができるように設定される。
第4の切欠面150eは、第1の切欠面150bと第2の切欠面150cを結ぶ線を挟んで他方側(図2では、左側)に形成されている。本実施形態では、第3の切欠面150dと第4の切欠面150eは、第1の切欠面150bと第2の切欠面150cを結ぶ線に対して線対称となる形状に形成されている。
第4の切欠面150eは、第1の壁部150e1、第2の壁部150e2、第3の壁部150e3、第4の壁部150e4および第5の壁部150e5を有している。
第1の壁部150e1と第2の壁部150e2は、円Rの外周上の2点e1とe2を結ぶ線第4の直線Eに沿って延在する。第3の壁部150e3は、第1の壁部150e1の一端と第2の壁部150e2の一端に接続されているとともに、直線Eから径方向に沿って外周側に形成されている。すなわち、第3の壁部150e3は、直線E側が開口し、直線Eより外周側に飛び出るように形成されている。第4の壁部150e4は、第1の壁部150e1の他端から径方向に沿って外周側に延在している。すなわち、第4の壁部150e4は、第1の壁部1501の他端と当接面150aの一端の間に径方向に沿って直線状に延在している。第5の壁部150e5は、第2の壁部150e2の他端から径方向に沿って外周側に延在している。すなわち、第5の壁部150e5は、第2の壁部150e2の他端と他の当接面150aの一端の間に径方向に沿って直線状に延在している。
第4の壁部150e4と第5の壁部150e5により、第4の切欠面150eより内周側に形成される磁束通路の幅が狭くなるのを抑制しながら第4の通路170eの断面積(通路面積)を確保することができる。
更に、第4の切欠面150eの第1の壁部150e1の一方端と第2の壁部150e2の一方端の間に、直線Eと交差し、軸方向に沿って延在する孔171が形成されている。
第3の壁部150e3の形状、孔171の断面積や数は、第4の切欠面150eと密閉容器110の内周面110aとの間に、所望の断面積を有する第4の通路170eが形成され、また、第4の切欠面150eの内周側に所望の幅を有する磁束通路が形成されるとともに、固定子コア150が密閉容器110の内側に嵌合されている状態における第4の切欠面150eが形成されている箇所の強度を高めることができるように設定される。
なお、第3の切欠面150dおよび第4の切欠面150eの形状や数は、通路170の総断面積やヨーク151に形成される磁束通路の幅等に基づいて適宜設定される。
第3の切欠面150dと第4の切欠面150eが、本発明の「第1の切欠面と第2の切欠面の間に配置された第3の切欠面」に対応する。
回転子160は、回転軸161と回転子コア162により構成されている。
回転子コア162は、筒形状を有し、帯状の電磁鋼板を切断することにより形成される複数の電磁鋼板片を積層した積層体により構成される。積層体の軸方向両端部には、端板163とバランスウェイト164が配設されている。そして、カシメピン挿入孔に挿入されたカシメピン165によって、積層体、端板163とバランスウェイト164が一体化される。回転子コア162は、回転軸挿入孔に回転軸161が挿入された状態で、固定子コア150の内周側に回転可能に配置される。これにより、固定子コア150の内周面と回転子コア162の外周面との間に、軸方向に沿った空隙(エアギャップ)が形成される。
また、図示は省略しているが、回転子コア162には磁石挿入孔が形成されており、磁石挿入孔に永久磁石が挿入されている。すなわち、本実施形態では、電動機130として磁石埋込型電動機が用いられている。
なお、回転子コア162の周方向に沿った適宜の箇所に、回転子コア162の下方側端面162Aと上方側端面162Bの間に軸方向に沿って延在する通路(回転子通路)180を形成することもできる。
アキュムレータ190は、吐出口112から吐出された作動媒体に混入されている潤滑油を分離する。アキュムレータ190で潤滑油が分離された作動媒体は、吸入菅191および吸入口111を介して圧縮機構部120に戻される。
なお、アキュムレータ190で作動媒体から分離された潤滑油は、油溜め126に戻される。
次に、本実施形態の圧縮機100の動作を説明する。
固定子巻線141への電流の供給により固定子巻線141から磁界が発生して回転子160(回転軸161)が回転すると、吸入口111から吸入された作動媒体は、圧縮機構部120で圧縮される。
圧縮機構部120で圧縮された作動媒体は、固定子コア150の外周面と密閉容器110の内周面110aとの間に形成された通路(固定子通路)170、固定子コア150の内周面と回転子コア162の外周面との間に形成された空隙(エアギャップ)を通って電動機130の下方(圧縮機構部120側)から上方(圧縮機構部120と反対側)に流れ、吐出口112から吐出される。なお、回転子コア162に通路(回転子通路)180が形成されている場合には、作動媒体は回転子通路180も通る。
第1の実施形態の圧縮機は、密閉容器内にロータリー型の圧縮機構部が配置されているロータリー型密閉圧縮機に本発明の技術思想を適用したが、密閉容器内にスクロール型の圧縮機構部が配置されているスクロール型密閉圧縮機に本発明の技術思想を適用することもできる。
本発明の圧縮機の第2の実施形態を、図3および図4を参照して説明する。図3は、第2の実施形態の圧縮機200の概略構成を示す図である。また、図4は、図3に示されている電動機230を、軸方向に直角な方向から見た断面図である。すなわち、図4は、本発明の電動機の第2の実施形態の概略構成を示す図である。
第2の実施形態の圧縮機200は、密閉容器内にスクロール型の圧縮機構部が配置されているスクロール型密閉圧縮機として構成されている。
圧縮機200は、密閉容器210、密閉容器210内に収容されている圧縮機構部220および電動機230等により構成されている。本実施形態では、圧縮機構部220は、鉛直方向に沿って、電動機230の上方に配置されている。
密閉容器210には、電動機230の上方に吸入口211が設けられ、圧縮機構部220の上方に吐出口212が設けられている。また、密閉容器210の底部(電動機230の下方)には、回転軸161の軸受部224および225や圧縮機構部220の摺動部等に供給する潤滑油が貯留される油溜め229が設けられている。また、油溜め229に貯留されている潤滑油を、潤滑油供給パイプ291を介して圧縮機構部220に供給する潤滑油供給装置290が設けられている
密閉容器210が、本発明の「容器」に対応する。また、潤滑油供給パイプ291が、本発明の「パイプ」に対応する。
圧縮機構部220は、第1の実施形態の圧縮機構部120と同様に、熱エネルギーを移動させる作動媒体(冷媒)を圧縮する。
圧縮機構部220は、固定スクロール221、回転軸261により回転される旋回スクロール222、圧縮室223により構成されている。回転軸261は、軸受部224と225により回転可能に支持されている。また、圧縮室223で圧縮した作動媒体を、吐出室形成壁227により形成される吐出室227aに吐出する吐出部226を有している。また、圧縮機構部220の軸方向に沿った電動機220側と電動機220と反対側を連通する第1の連通孔220aおよび第2の連通孔220bを有している。本実施形態では、第1の連通孔220aは、吐出室227aと圧縮機構部220の電動機230側を連通している。
また、圧縮機構部220は、案内部材228が設けられている。案内部材228は、第1の連通孔220aを通った作動媒体を、後述する電動機230の回転子通路280に案内する。
回転軸261の回転によって圧縮機構部220の旋回スクロール222が回転すると、吸入口211から吸入された作動媒体が圧縮室223内で圧縮され、吐出室227aに吐出される。
第1の連通孔220aおよび第2の連通孔220bが、本発明の「圧縮機構部の電動機側と電動機と反対側を連通する第1の連通孔および第2の連通孔」に対応する。
圧縮機構部220を駆動する電動機230は、固定子240と、固定子240に対して回転可能に配置されている回転子260により構成されている。
固定子240は、ヨーク251、ティース252およびスロット253を有する固定子コア250と、スロット253内に配設されている固定子巻線241を有している。
固定子コア250の外周面は、第1の実施形態の固定子コア150の外周面と同様に、当接面250a、第1の切欠面250b、第2の切欠面250c、第3の切欠面250dおよび第4の切欠面250eにより形成されている。また、固定子コア250の外周面と密閉容器210の内周面210aとの間には、固定子コア250の下方側端面250Aと上方側端面250Bの間に軸方向に沿って延在する通路(固定子通路)270が形成されている。本実施形態では、第1〜第4の切欠面250b〜250eと密閉容器210の内周面210aとの間に、第1〜第4の固定子通路270b〜270eが形成されている。
当接面250aは、回転中心Pを中心とする円Rの外周に沿って延在し、密閉容器210の内周面210aと当接する。
固定子コア250が、本発明の「固定子」に対応する。第1〜第4の通路270b〜270eが、本発明の「通路」あるいは「固定子通路」に対応する。
第1の切欠面250bは、円Rの外周上の2点b1とb2を結ぶ第1の直線Bに沿って延在する壁部250b1を有している。また、第2の切欠面250cは、円Rの外周上の2点c1とc2を結ぶ第2の直線Cに沿って延在する壁部250c1を有している。壁部250b1(第1の切欠面250b)と壁部250c1(第2の切欠面250c)は、平行(「略平行」を含む)に形成されている。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、互いに平行な第1の切欠面250bの壁部250b1と第2の切欠面250cの壁部250c1に、位置決め壁部250b2と250c2が形成されている。固定子コア250の積層体を構成する各電磁鋼板片を、位置決め壁部250b2と250c2の位置を合わせて積層することにより、容易、確実に各電磁鋼板片を積層することができる。
また、本実施形態では、油溜め229に貯留されている潤滑油を圧縮機構部220に供給する潤滑油供給パイプ291を、固定子コア250の外周面と密閉容器210の内周面210aとの間に形成される固定子通路270内を通す必要がある。
本実施形態では、第3の壁部が形成されていない第1の切欠面250bと密閉容器210の内周面210aとの間に形成される第1の通路270b内に潤滑油供給パイプ291を通している。そして、第1の通路270b内に潤滑油供給パイプ291を通すことができるようにするために、第1の切欠面250bに、潤滑油供給パイプ291を挿入する挿入溝を形成する挿入溝形成壁部250b3が形成されている。挿入溝形成壁部250b3は、外周側が開口し、直線Bから径方向に沿って内周側に窪んだ形状(内周側に飛び出るように)形成されている。
第1の切欠面250bの壁部250b1に挿入溝形成壁部250b3を形成することにより、ヨーク251に形成される磁束通路の幅が短くなるのを抑制しながら、潤滑油供給パイプ291を通路270に通すことができる。
第3の切欠面250dは、第1の切欠面250bと第2の切欠面250cを結ぶ線を挟んで一方側(図4では、右側)に形成されている。第3の切欠面250dは、第1の実施形態の第3の切欠面150dと同様に、第1の壁部250d1、第2の壁部250d2、第3の壁部250d3、第4の壁部250d4および第5の壁部250d5を有している。
第4の切欠面250eは、第1の切欠面250bと第2の切欠面250cを結ぶ線を挟んで他方側(図4では、左側)に形成されている。第3の切欠面250dと第4の切欠面250eは、第1の切欠面250bと第2の切欠面250cを結ぶ線に対して線対称となる形状に形成されている。第4の切欠面250eは、第1の実施形態の第4の切欠面150eと同様に、第1の壁部250e1、第2の壁部250e2、第3の壁部250e3、第4の壁部250e4および第5の壁部250e5を有している。
回転子260は、回転軸261と回転子コア262により構成されている。回転子コア262を構成する積層体、端板263とバランスウェイト264はカシメピン265によって一体化されている。
また、回転子コア262には磁石挿入孔が形成されており、磁石挿入孔に永久磁石が挿入されている。すなわち、本実施形態では、電動機230として磁石埋込型電動機が用いられている。
また、回転子コア262の周方向に沿った適宜の箇所に、回転子コア262の下方側端面262Aと上方側端面262Bの間に軸方向に沿って延在する通路(回転子通路)280が形成されている。
次に、本実施の形態の圧縮機200の動作を説明する。
固定子巻線241への電流の供給により固定子巻線241から磁界が発生して回転子260(回転軸261)が回転すると、圧縮機構部220の旋回スクロール222が回転し、吸入口211から吸入された作動媒体が圧縮機構部220で圧縮される。
圧縮機構部220で圧縮された作動媒体は、吐出部226から吐出室227aに吐出される。吐出室227a内の作動媒体は、第1の連通孔220aを通り、案内部材228により、回転子コア262に形成されている回転子通路280に案内される。作動媒体は、回転子通路280を通って電動機230の上方(圧縮機構部220側)から下方(圧縮機構部220と反対側)に流れる。さらに、固定子コア250の外周面と密閉容器210の内周面210aとの間に形成された固定子通路270(第1〜第4の固定子通路270b〜270e)を通って、電動機230の下方(圧縮機構部220と反対側)から上方(圧縮機構部220側)に流れる。そして、第2の連通路220bを通って吐出口212から吐出される。
なお、潤滑油供給装置290により、油溜め229に貯留されている潤滑油が、第1の固定子通路270b内を通っている通路潤滑油供給パイプ291を介して圧縮機構部220の摺動部等に供給される。
以上のように、第1および第2の実施形態の電動機および圧縮機では、固定子(固定子コア)の外周面に形成された切欠面と密閉容器の内周面との間に所望の断面積(通路面積)を有する通路が形成され、切欠面より内周側に所望の幅を有する磁束通路が形成されるとともに、固定子(固定子コア)の、切欠面が形成されている箇所の強度を高めることができる。
さらに、第2の実施形態の電動機および圧縮機では、切欠面より内周側に形成される磁束通路の幅が狭くなるのを抑制しながら、通路内にパイプ(潤滑油供給パイプ)を挿入することができる。
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々の変更、追加、削除が可能である。
圧縮機としては、ロータリー型の圧縮機構部を有するロータリー型圧縮機やスクロール型の圧縮機構部を有するスクロール型圧縮機に限定されず、種々の構成の圧縮機を用いることができる。圧縮機構部に対する電動機の配置位置は、適宜変更可能である。
固定子の外周面と容器の内周面との間に形成した通路(固定子通路や回転子通路)に通す作動媒体としては、熱エネルギーを移動させる冷媒に限定されない。例えば、固定子(固定子コア)を冷却する空気等を通すこともできる。すなわち、本発明の電動機は、圧縮機以外の種々の装置の電動機として用いることができる、
第1の切欠面と第2の切欠面の間に配置される第3の切欠面(強度を高めるための孔が形成される切欠面)として、異なる形状を有する第3の切欠面と第4の切欠面を用いたが、同じ形状の切欠面を用いてもよいし、3種類以上の切欠面を用いることもできる。
切欠面の形状や数は、適宜設定することができる。
孔の断面形状は、円形に限定されない。
第1の切欠面と第2の切欠面に形成する位置決め壁部の形状や位置は、適宜設定することができる。また、位置決め壁部は、第1の切欠面と第2の切欠面のうちの少なくとも一方に形成されていればよい。さらに、位置決め壁部を省略することもできる。
パイプ(潤滑油供給パイプ)を挿入する挿入溝を形成するための挿入溝形成壁部を第1の切欠面に形成したが、挿入溝形成壁部は、第1の切欠面と第2の切欠面のうちの少なくとも一方に形成されていればよい。さらに、挿入溝形成壁部を省略することもできる。
実施の形態で説明した各構成は、単独で用いることもできるし、適宜選択した複数の構成を組み合わせて用いることもできる。
100、200、300 圧縮機
110、210、310 密閉容器
110a、210a、310a 内周面
111、211 吸入口
112、212 吐出口
120、220 圧縮機構部
121 シリンダ
122 偏心ロータ
123 圧縮室
124、125 軸受部
126、229 油溜め
130、230、330 電動機
140、240、340 固定子
141、241 固定子巻線
150、250、350 固定子コア
150a、250a、350a
150b、150c、150d、150e、250b、250c、250d、250e、350b 切欠面
150b1、150b2、150c1、150c2、150d1〜150d5、150e1〜150e5、250b1〜250b3、250c1、250c2、250d1〜250d5、250e1〜250e5 壁
151、251、351 ヨーク
152、252、352 ティース
153、253、353 スロット
160、260、360 回転子
161、261、361 回転軸
162、262、362 回転子コア
163、263 端板
164、264 バランスウェイト
165、265 カシメピン
170、170b〜170e、270、270b〜270e、370 通路(固定子通路)
190 アキュムレータ
191 吸入管
220a、220b 連通孔
221 固定スクロール
222 旋回スクロール
223 圧縮室
224、225 軸受部
226 吐出部
227 吐出室形成壁
227a 吐出室
280 通路(回転子通路)
290 潤滑油供給装置
291 潤滑油供給パイプ

Claims (5)

  1. 円筒状の容器の内側に嵌合された固定子と、前記固定子の内側に空隙を介して配置された回転子を備え、前記固定子の外周面は、軸方向に直角な断面で見て、円の外周に沿って形成され、前記容器の内周面と当接する当接面と、前記円の外周を周方向に沿って切り欠いた切欠面により形成され、前記容器の内周面と前記固定子の切欠面との間に軸方向に沿って延在する通路が形成されている電動機であって、
    前記切欠面は、軸中心を挟んで対向する箇所に形成された第1の切欠面および第2の切欠面と、前記第1の切欠面と前記第2の切欠面との間に形成された複数の第3の切欠面を含み、
    前記第1の切欠面は、前記円の外周上の2点を結ぶ第1の直線に沿って延在するように形成された壁部を有し、
    前記第2の切欠面は、前記円の外周上の2点を結び、前記第1の直線と平行な第2の直線に沿って延在するように形成された壁部を有し、
    前記各第3の切欠面は、前記円の外周上の2点を結ぶ第3の直線に沿って延在するように形成された第1の壁部および第2の壁部と、前記第1の壁部の一方端と前記第2の壁部の一方端に接続され、前記第3の直線より外周側に形成された第3の壁部を有し、
    前記第3の切欠面の前記第1の壁部の前記一方端と前記第2の壁部の前記一方端との間に、前記第3の直線と交差するように、軸方向に沿って延在する孔が形成されていることを特徴とする電動機。
  2. 請求項1に記載の電動機であって、
    前記第3の切欠面は、前記第1の壁部の他方端から径方向に沿って外周側に延在するように形成された第4の壁部と、前記第2の壁部の他方端から径方向に沿って外周側に延在するように形成された第5の壁部を有していることを特徴とする電動機。
  3. 請求項1または2に記載の電動機であって、
    前記第1の切欠面と前記第2の切欠面のうちの少なくとも一方は、前記第1の切欠面と前記容器の内周面との間に形成される通路内または前記第2の切欠面と前記容器の内周面との間に形成される通路内に軸方向に沿って延在するパイプを挿入するための、前記第1の切欠面の前記壁部または前記第2の切欠面の前記壁部から径方向に沿って内周側に窪んだ挿入溝を形成する挿入溝形成壁を有していることを特徴とする電動機。
  4. 円筒状の容器と、前記容器内に設けられた、作動媒体を圧縮するための圧縮機構部および前記圧縮機構部を駆動するための電動機を備え、前記電動機は、固定子と、前記固定子に対して相対的に回転可能な回転子を有し、また、前記容器の内周面と前記固定子の外周面との間に軸方向に沿って延在する通路を有する圧縮機であって、
    前記電動機として請求項1または2に記載の電動機が用いられていることを特徴とする圧縮機。
  5. 円筒状の容器と、前記容器内に設けられた、作動媒体を圧縮するための圧縮機構部および前記圧縮機構部を駆動するための電動機を備え、前記電動機は、固定子と、前記固定子に対して相対的に回転可能な回転子を有し、また、前記容器の内周面と前記固定子の外周面との間に軸方向に沿って延在する通路を有しているとともに、前記通路内に軸方向に沿って延在するパイプが挿入されている圧縮機であって、
    前記電動機として請求項3に記載の電動機が用いられていることを特徴とする圧縮機。
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