JP2016128273A - 死角補助装置 - Google Patents
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Abstract
Description
車両のピラーに遮られて死角となる領域の像を視認させる死角補助装置であって、
入射した光のうちの一部を反射させて他の一部を透過させる第1ミラーと、前記第1ミラーと対向し、前記第1ミラーからの光を前記第1のミラーに向けて反射させる第2ミラーと、を有する反射部と、
前記反射部を、前記ピラーが延びる方向に沿ってスライド可能とするスライド部と、
前記反射部のスライドに伴って伸縮可能なカバー部材と、を備え、
前記ピラーは、ピラー本体と、前記ピラー本体を覆うピラーカバーと、を有し、
前記ピラーカバーには、前記反射部がスライド可能な範囲に渡って開口部が設けられ、
前記カバー部材は、前記開口部を塞ぐと共に、前記反射部をスライドさせても前記ピラー本体を前記開口部から露出させない、
ことを特徴とする。
本発明の第1実施形態に係る死角補助装置100は、図1に示すように、車両1内に設置される。車両1において、ユーザ2(主に、ステアリング3が配置された運転席に着座する運転者)は、フロントガラス4とサイドガラス5R,5L越しに、車両1外部の風景を視認する。一方で、ユーザ2は、ピラー(フロントピラー)6R,6Lによって遮られて死角となる領域(死角領域D。図2参照)の像を視認できない。本実施形態に係る死角補助装置100は、このように死角領域Dの像を視認可能とするものであり、フロントピラーのうち、右側のピラー6Rに設置される。
反射部30は、ピラー6Rに起因する死角領域D(図2参照)にある物体Mの像を、反射によってユーザ2に視認させるものである。反射部30は、一対のミラー10と、これらのミラー10を保持する筐体20と、を有する。
また、一対の対向平面を設けた透光性部材の一方の面に反射率調整層(半透過反射層)を形成し、他方の面に反射層を形成することで、一対のミラー10を構成することもできる。つまり、第1ミラー11と第2ミラー12とは別部材でなくともよい。
前述のように、第1ミラー11における透過光と反射光の光量比は、透過光:反射光=1:4に設定されている。したがって、図3に示すように、光Lが最初に第1ミラー11に入射した場合、一対のミラー10からの最初の出射光である光(最初に第1ミラー11を透過した光)L1は、その光量が、最初に第1ミラー11に入射した光Lの1/5となる。光L1は、光Lと光量が異なるだけであるので、光Lと同様に物体Mの像を表す。また、最初に第1ミラー11に入射した光Lは、第1ミラー11、第2ミラー12の順に反射され、再度(2回目)、第1ミラー11に入射する。光Lが2回目に第1ミラー11に入射した場合、最初の場合と同様に、一対のミラー10から物体Mの像を示す光L2が出射する。さらに、2回目に第1ミラーに入射した光Lは、第1ミラー11、第2ミラー12の順に反射され、再度(3回目)、第1ミラー11に入射する。光Lが3回目に第1ミラー11に入射した場合、2回目までの場合と同様に、一対のミラー10から物体Mの像を示す光L3が出射する。
このように、光Lは一対のミラー10の間で反射を繰り返すので、光Lが第1ミラー11にn回数入射した場合、物体Mの像を示す光L1〜Lnが、一対のミラー11から出射する。すなわち、一対のミラー10からは、ユーザ2の目の左右方向に沿って、n個の物体Mを示す像が出射することになる。したがって、ユーザ2は、左右方向の広い範囲で物体Mの像を視認することができる。
スライド部40は、筐体20の背面側に取り付けられたスライドプレート41と、ピラー6R側に取り付けられたガイドレール42と、を有する。スライドプレート41及びガイドレール42の各々は、例えば金属材料から形成されている。
ロック部50は、反射部30をピラー6R(ピラー本体6a)に対して係止する係止部51と、弾性部材52と、係止部51と係り合う係合部53と、を有する。
一方、ユーザ2が操作部51aを−X方向に押圧している状態では、弾性部材52の復元力に抗う方向に係止部51が移動する。これにより、係止部51による係止が解除された解除状態となる。解除状態の際に、反射部30をピラー6Rに沿ってスライドさせることが可能となる。詳しくは後述する。
これにより、死角補助装置100によれば、反射部30をスライドさせるだけで、反射部30の高さが調節できるため、調節が容易である。
また、カバー部材25によって、反射部30を高さ調整のためにスライドさせても、ピラー本体6aが露出して車両1内の見栄えが悪くなることを防止できる。また、さらにカバー部材25が伸縮することによって、カバー部材25のスライドのためのスペースが不要となり、反射部30の高さ調整範囲を広く確保することができ、体格の異なる多くの運転者に対して目線に合わせた高さでの配置が可能となる。
これによれば、簡単な構成でカバー部材25を伸縮可能とすることができる。
第2実施形態に係る死角補助装置200の要部断面図を図8に示す。死角補助装置200には、反射部30のスライドに伴って伸縮可能であると共に、ピラーカバー6bを覆って開口部6cを塞ぐカバー部材125が設けられている。
このようなカバー部材125によっても、反射部30を高さ調整のためにスライドさせても、ピラー本体6aが露出して車両1内の見栄えが悪くなることを防止できる。また、さらにカバー部材125が伸縮することによって、カバー部材125のスライドのためのスペースが不要となり、反射部30の高さ調整範囲を広く確保することができ、体格の異なる多くの運転者に対して目線に合わせた高さでの配置が可能となる。
また、車両1のピラーは、車両1の前方から後方に向かって順に、Aピラー(フロントピラー)、Bピラー、Cピラー、Dピラー・・・・と呼称されるが、当然ながらAピラー以外のピラーによっても死角が生じる。したがって、死角補助装置100,200をBピラーやCピラーなど、Aピラー以外のピラーに設けることも可能である。
2 ユーザ
6R,6L ピラー
6a ピラー本体
6b ピラーカバー(ピラーガーニッシュ)
6c 開口部
D 死角領域
M 物体
100,200 死角補助装置
10 一対のミラー
11 第1ミラー
12 第2ミラー
20 筐体
25 カバー部材
25a 分割カバー
25b 係止部
26 軸受部
30 反射部
40 スライド部
41 スライドプレート
42 ガイドレール
42a ガイド溝
50 ロック部
51 係止部
51a 操作部
51b 櫛歯部
51c 軸部
60 ヒンジ部
60a ヒンジ軸
52 弾性部材
53 係合部
53 櫛歯部
125 カバー部材
125a 柔軟性カバー
125b 分割部材
Claims (3)
- 車両のピラーに遮られて死角となる領域の像を視認させる死角補助装置であって、
入射した光のうちの一部を反射させて他の一部を透過させる第1ミラーと、前記第1ミラーと対向し、前記第1ミラーからの光を前記第1のミラーに向けて反射させる第2ミラーと、を有する反射部と、
前記反射部を前記ピラーが延びる方向に沿ってスライド可能とするスライド部と、
前記反射部のスライドに伴って伸縮可能なカバー部材と、を備え、
前記ピラーは、ピラー本体と、前記ピラー本体を覆うピラーカバーと、を有し、
前記ピラーカバーには、前記反射部がスライド可能な範囲に渡って開口部が設けられ、
前記カバー部材は、前記開口部を塞ぐと共に、前記反射部をスライドさせても前記ピラー本体を前記開口部から露出させない、
ことを特徴とする死角補助装置。 - 前記カバー部材は、前記ピラーが延びる方向に対して垂直に重なり合う複数の分割カバーを有し、前記反射部のスライドに伴って前記複数の分割カバーの少なくとも一部がスライドすることで伸縮可能であることを特徴とする請求項1に記載の死角補助装置。
- 前記カバー部材は、前記ピラーが延びる方向に折り畳まれることで伸縮可能であることを特徴とする請求項1に記載の死角補助装置。
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2015
- 2015-01-09 JP JP2015002734A patent/JP6406018B2/ja not_active Expired - Fee Related
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