JP2016128273A - 死角補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両のピラーによって遮られて死角となる領域の像を視認させる反射部の高さを容易に調節できる死角補助装置を提供する。【解決手段】死角補助装置は、車両のピラーに遮られて死角となる領域の像を視認させる。死角補助装置は、半透過ミラーを含む一対のミラーを有する反射部30と、反射部30をピラーが延びる方向に沿ってスライド可能とするスライド部40と、反射部30のスライドに伴って伸縮可能なカバー部材25と、を備える。カバー部材25は、ピラーカバー6bの開口部6cを塞ぐと共に、反射部30をスライドさせてもピラー本体6aを開口部6cから露出させない。【選択図】図6

Description

本発明は、死角補助装置に関し、詳しくは、車両のピラーによって遮られて死角となる領域の像を視認させる装置に関する。
従来の死角補助装置として、例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に記載の死角補助装置は、車両前方を映す第1ミラーと、第1ミラーに入射した光を運転者側に反射させる第2ミラーと、を備え、運転者に対するフロントピラーの死角を第1,第2ミラーを通して映し出すものである。
特開2006−231998号公報
上記のように一対のミラーから構成される反射部によって死角の像を視認させる装置では、反射部が、運転者の目線の高さを含んだ領域に配置される必要がある。しかし、ある運転者の目線に合わせた高さで反射部を固定してしまうと、固定された反射部の高さが他の運転者の目線に合わず、適切に死角の像を視認させることができない場合がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、車両のピラーによって遮られて死角となる領域の像を視認させる反射部の高さを容易に調節できる死角補助装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る死角補助装置は、
車両のピラーに遮られて死角となる領域の像を視認させる死角補助装置であって、
入射した光のうちの一部を反射させて他の一部を透過させる第1ミラーと、前記第1ミラーと対向し、前記第1ミラーからの光を前記第1のミラーに向けて反射させる第2ミラーと、を有する反射部と、
前記反射部を、前記ピラーが延びる方向に沿ってスライド可能とするスライド部と、
前記反射部のスライドに伴って伸縮可能なカバー部材と、を備え、
前記ピラーは、ピラー本体と、前記ピラー本体を覆うピラーカバーと、を有し、
前記ピラーカバーには、前記反射部がスライド可能な範囲に渡って開口部が設けられ、
前記カバー部材は、前記開口部を塞ぐと共に、前記反射部をスライドさせても前記ピラー本体を前記開口部から露出させない、
ことを特徴とする。
本発明によれば、車両のピラーによって遮られて死角となる領域の像を視認させる反射部の高さを容易に調節できる。
本発明の第1実施形態に係る死角補助装置が配置される車両の運転席付近の概観を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る死角補助装置の機能を説明するための概略平面図である。 本発明の第1実施形態に係る死角補助装置の機能を説明するための概略平面図である。 本発明の第1実施形態に係る死角補助装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る死角補助装置の要部平面図である。 本発明の第1実施形態に係る死角補助装置の要部断面図である。 本発明の第1実施形態に係るロック部を示す図であり、(a)は係止部の斜視図、(b)は係合部の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る死角補助装置の要部断面図である。
本発明の一実施形態に係る死角補助装置を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る死角補助装置100は、図1に示すように、車両1内に設置される。車両1において、ユーザ2(主に、ステアリング3が配置された運転席に着座する運転者)は、フロントガラス4とサイドガラス5R,5L越しに、車両1外部の風景を視認する。一方で、ユーザ2は、ピラー(フロントピラー)6R,6Lによって遮られて死角となる領域(死角領域D。図2参照)の像を視認できない。本実施形態に係る死角補助装置100は、このように死角領域Dの像を視認可能とするものであり、フロントピラーのうち、右側のピラー6Rに設置される。
なお、フロントガラス4の端部には、例えば黒色のセラミックからなる遮光部4R,4Lが印刷等により形成されている。右側のピラー6Rに近接した遮光部4Rによっても若干の死角が生じるが、死角補助装置100によれば、このように生じる死角の像も視認可能となる。ただし、以下では、説明の理解を容易にするため、遮光部4Rによって生じる死角は、ピラー6Rによって生じる死角に含まれるものとし、主にピラー6Rによって生じる死角について説明する。
また、死角補助装置100が設置されるピラー6Rは、概ね板状(略角柱状、略直方体状)である。そこで、各部材の機能の理解を容易にするため、ピラー6Rが延びる方向に沿う軸をY軸とし、ピラー6Rの車両1内に向く面(概ねユーザ2に向く面)の法線方向に沿う軸をZ軸とし、Z軸及びY軸に直交する軸をX軸としたXYZ平面を適宜用いて、以下では説明を行う(図1、図2等参照)。
また、XYZの各軸を示す矢印が向く方向を、各軸の+(プラス)方向とする。このようにした場合、図1、図2からわかるように、+Y方向は車両1の底側から概ね天上に向かう方向を示し、+Z方向はピラー6Rから概ねユーザ2に向かう方向を示し、+X方向はピラー6Rから概ね車両1の後方に向かう方向を示すことになる。なお、このXYZ平面は厳密なものではなく、あくまで、各部材の位置関係等の構成の理解を容易にするために導入したものである。
死角補助装置100は、図2〜図7に示すように、反射部30と、スライド部40と、ロック部50と、を備える。
(反射部30)
反射部30は、ピラー6Rに起因する死角領域D(図2参照)にある物体Mの像を、反射によってユーザ2に視認させるものである。反射部30は、一対のミラー10と、これらのミラー10を保持する筐体20と、を有する。
一対のミラー10は、互いに対向し、平行に配置される第1ミラー11及び第2ミラー12から構成される。図2に示すように、概ね−X方向における第1ミラー11の端は、第2ミラー12の端よりも迫り出しており、物体Mを表す光は、まず第1ミラー11に入射し、その後、反射を繰り返して、一対のミラー10間を概ね+X方向に進む。
第1ミラー11は、入射した光の一部を反射させて他の一部を透過させる半透過平面ミラーである。第1ミラー11は、第2ミラー12よりもユーザ2側に配置されている。第1ミラー11は、例えば、ポリエチレンテレフタラート、ポリカーボネート、ポリエチレン、アクリル等の樹脂からなる透光性基材の表面に、アルミ等の金属を蒸着させて反射率調整層を形成したものである。反射率調整層は、入射した光に対する反射率と透過率とが所望の値を有するように、厚さや材料が調整されて形成されている。本実施形態では、第1ミラー11における透過光と反射光の光量比は、透過光:反射光=1:4(反射率80%)に設定されている。なお、第1ミラー11は、透光性基材の表面に、誘電体多層膜をコーティングして形成されてもよい。
第2ミラー12は、例えば、上述と同様の透光性基材の表面に、アルミ等の金属を蒸着させて反射層を形成してなる平面アルミ蒸着ミラーである。第2ミラー12は、その平面(反射層が形成された面)が第1ミラー11の平面(反射率調整層が形成された面)と平行になるように配置されている。第2ミラー12は、入射した光を第1ミラー11に向けて反射させる。
なお、第1ミラー11と第2ミラー12とは、互いに対向していれば、完全な平行配置でなくともよい。また、両者の少なくともいずれかは、曲面ミラーであってもよい。また、第1ミラー11と第2ミラー12との間に透光性部材を挟めることで、一対のミラー10を中実構造で構成してもよい。
また、一対の対向平面を設けた透光性部材の一方の面に反射率調整層(半透過反射層)を形成し、他方の面に反射層を形成することで、一対のミラー10を構成することもできる。つまり、第1ミラー11と第2ミラー12とは別部材でなくともよい。
筐体20は、所定の樹脂からなり、第1ミラー11と第2ミラー12とを、上述の機能を実現可能な状態で保持するものである。具体的には、筐体20は、略箱形状をなし、死角領域Dに向かって開口する第1開口部21と、概ねX方向において第1開口部21と対向する第2開口部22と、ユーザ2側に向かって(概ね+Z方向に向かって)開口する第3開口部23とを有して形成されている。第1ミラー11は、第3開口部23を塞ぐようにして筐体20に取り付けられている。また、第1開口部21と第2開口部22とを繋ぐ筐体20の内部に、第1ミラー11と概ねZ方向において対向する第2ミラー12が配設されている。また、第2開口部22には、ホコリ等が筐体20の内部へ侵入することを防止する部材(図示せず。例えば、透光性板材)が設けられている。死角領域Dに存在する物体Mを表す光は、筐体20の第1開口部21を通過して、一対のミラー10間へと入射し、その間で反射を繰り返すことになる。
ここで、反射部30の作用について、図2、図3を参照して説明する。なお、図2はユーザ2が車両1の運転席に着座した状態を示している。
図2に示すように、ユーザ2の前方視界には、ピラー6R(及び、遮光部4R(ここでは図示せず))によって遮られる死角領域Dが生じる。したがって、ユーザ2は死角領域Dに存在する物体Mを直接視認することができない。だが、本実施形態では、以下に説明するように、反射部30によって物体Mをユーザ2に間接的に視認させることが可能となっている。
図2に示すように、物体Mを表す光Lは、一対のミラー10に入射し、その間で反射を繰り返しつつ、そのうちの一部の光は、第1ミラー11を透過して(一対のミラー10から出射され)、ユーザ2の目に達する。これにより、ユーザ2は、直接視認できる風景(フロントガラス4やサイドガラス5R越しに見える風景)と連続して、第2ミラー12に映る物体Mの像を、第1ミラー11越しに視認することができる。
なお、死角領域Dのうち、ピラー6Rの背面側の僅かな領域(図2でハッチングで示す部分)は、この領域からの光が一対のミラー10間に入射できないため、死角として残ってしまうが、それ以外の死角領域Dに位置する物体は、一対のミラー10によって視認可能となる。
ここで、図3を参照して、より具体的に反射部30の作用を説明する。
前述のように、第1ミラー11における透過光と反射光の光量比は、透過光:反射光=1:4に設定されている。したがって、図3に示すように、光Lが最初に第1ミラー11に入射した場合、一対のミラー10からの最初の出射光である光(最初に第1ミラー11を透過した光)L1は、その光量が、最初に第1ミラー11に入射した光Lの1/5となる。光L1は、光Lと光量が異なるだけであるので、光Lと同様に物体Mの像を表す。また、最初に第1ミラー11に入射した光Lは、第1ミラー11、第2ミラー12の順に反射され、再度(2回目)、第1ミラー11に入射する。光Lが2回目に第1ミラー11に入射した場合、最初の場合と同様に、一対のミラー10から物体Mの像を示す光L2が出射する。さらに、2回目に第1ミラーに入射した光Lは、第1ミラー11、第2ミラー12の順に反射され、再度(3回目)、第1ミラー11に入射する。光Lが3回目に第1ミラー11に入射した場合、2回目までの場合と同様に、一対のミラー10から物体Mの像を示す光L3が出射する。
このように、光Lは一対のミラー10の間で反射を繰り返すので、光Lが第1ミラー11にn回数入射した場合、物体Mの像を示す光L1〜Lnが、一対のミラー11から出射する。すなわち、一対のミラー10からは、ユーザ2の目の左右方向に沿って、n個の物体Mを示す像が出射することになる。したがって、ユーザ2は、左右方向の広い範囲で物体Mの像を視認することができる。
なお、第1ミラー11における透過光と反射光の光量比は、反射回数の増加に伴う光Lの輝度の低下と、光Lの入射初期の輝度とを考慮して適宜定めればよく、透過光と反射光との光量比は1:4に限られない。
このような作用により、死角領域Dの像を反射部30で適切に視認させるためには、反射部30をユーザ2の視点に応じた高さに配置する必要がある。本実施形態では、この高さの調節が、次に説明するスライド部40とロック部50とによって、容易に可能となっている。
(スライド部40)
スライド部40は、筐体20の背面側に取り付けられたスライドプレート41と、ピラー6R側に取り付けられたガイドレール42と、を有する。スライドプレート41及びガイドレール42の各々は、例えば金属材料から形成されている。
具体的には、スライドプレート41は、図5に示すように、筐体20の背面側に突出した連結部材24に取り付けられている。連結部材24は、筐体20と一体でも別体でもよい。このようにして、スライドプレート41は、反射部30に固定されている。
ガイドレール42は、ピラー6Rを構成するピラー本体6a(図6参照)に対して不動となっている。具体的には、ガイドレール42は、ピラー本体6aに固定された後述の係合部53に取り付けられていることで、ピラー本体6aに対して不動となっている。
ピラー6Rは、図6に示すように、車両1のフレームの一部であり、鋼等から形成されたピラー本体6aと、樹脂等から形成され、ピラー本体6aの車室側を覆うピラーカバー(ピラーガーニッシュ)6bと、を有している。ガイドレール42は、ピラー6Rが延びる方向(Y方向)に沿って延びるガイド溝42aを有し、このガイド溝42aにスライドプレート41が嵌め合わされるようにして設けられている。
スライドプレート41がガイド溝42a内を摺動可能となっていることで、反射部30は、ガイドレール42に沿ってスライド可能となっている。
図4(a)は死角補助装置100の斜視図を示し、図4(b)はカバー部材25を除いた状態の死角補助装置100を示す。図4(b)に示すように、ピラーカバー6bには、反射部30のスライドを妨げないように開口部6cが形成されている。開口部6cは、反射部30がスライド可能な範囲に渡って形成されるが、何の対策も施さなければ、ピラー本体6aがユーザ2に見えてしまい、見栄えが良くない。また、死角補助装置100に単に開口部6cを覆うカバー部材を設けた場合は反射部30とともにカバー部材がスライドするスペースを確保する必要があるが、ピラーカバー6bの上方には車両のルーフがあり、下方にはインパネがあるためカバー部材のスライドのために十分なスペースを確保できない場合がある。そこで、本実施形態に係る死角補助装置100には、反射部30のスライドに伴って伸縮可能であると共に、ピラーカバー6bを覆って開口部6cを塞ぐカバー部材25が設けられている。
カバー部材25は、例えば、所定の樹脂からなり、ピラー6Rが延びる方向(Y方向)に対して垂直(Z方向)に重なり合う複数の分割カバー25a(本実施形態では反射部30の上側下側にそれぞれ3つずつ)を有し、分割カバー25aのうち最も反射部30側に位置するものが反射部30の筐体20にビス等により固定され、最もピラーカバー6b側に位置するものがピラーカバー6bにビス等により固定されている。カバー部材25は、反射部30のスライドに伴って複数の分割カバー25aの少なくとも一部がスライドして複数の分割カバー25aが重なるY方向の幅が変化することで伸縮可能となっている。すなわち、反射部30を上方向(+Y方向)にスライドさせると、反射部30の上側の分割カバー25aの重なるY方向の幅が長くなることで上側のカバー部材25がY方向に短縮し、下側の分割カバー25aの重なるY方向の幅が短くなることで下側のカバー部材25がY方向に伸長する。一方、反射部30を下方向(−Y方向)にスライドさせると、反射部30の上側の分割カバー25aの重なるY方向の幅が短くなることで上側のカバー部材25がY方向に伸長し、下側の分割カバー25aの重なるY方向の幅が長くなることで下側のカバー部材25がY方向に短縮する。なお、カバー部材25は、ピラーカバー6bの開口部6cよりも大きく形成されており、特に、一部(最もピラーカバー6b側の分割カバー25a)がピラーカバー6bと重なり合うように開口部6cのY方向の幅よりも十分に長く形成されている。これにより、反射部30を高さ調整のためにスライドさせても、ピラー本体6aが露出して車両1内の見栄えが悪くなることを防止できる。また、さらにカバー部材25のスライドのためのスペースを必要とすることなく開口部6cを塞ぐことができる。また、分割カバー25aの各々の他の分割カバー25aと重なる端部には、分割カバー25aが重なり合う方向(Z方向)に突出する係止部25bが設けられている。これにより、分割カバー25aがスライドして互いに重なり合う部材同士の重なるY方向の幅がある程度短くなった場合に互いの係止部25bが係止し、常に一部が重なった状態が維持されるため、分割カバー25aの隙間からピラー本体6aが露出して車両1内の見栄えが悪くなることを防止できる。また、カバー部材25の複数の分割カバー25aは、ピラーカバー6bと同様の材質で表面仕上げが施され、同様の色で形成されている。これにより、より車両1内の見栄えの悪化を防止することができる。なお、反射部30の筐体20もこれらと同様の色調で形成することが、見栄えの観点から好ましい。
(ロック部50)
ロック部50は、反射部30をピラー6R(ピラー本体6a)に対して係止する係止部51と、弾性部材52と、係止部51と係り合う係合部53と、を有する。
係止部51は、樹脂などから形成され、図5及び図7(a)に示すように、ユーザ2によって押圧操作される部分である操作部51aと、+X方向に突出する櫛歯部51bと、櫛歯部51bの背面から−X方向に向かって突出する軸部51cと、を有する。
操作部51aは、図示しないが、ピラーカバー6bの開口部6cから外部に露出し(+X方向に向かって突出し)、ユーザ2の指等により押圧操作可能となっている。
操作部51aを操作していない状態では、後に述べる弾性部材52の復元力により、係止部51は係合部53と係り合ったままとなる。この状態は、反射部30をピラー6Rに沿ってスライドできない(反射部30の高さ調整ができない)ロック状態となる。
一方、ユーザ2が操作部51aを−X方向に押圧している状態では、弾性部材52の復元力に抗う方向に係止部51が移動する。これにより、係止部51による係止が解除された解除状態となる。解除状態の際に、反射部30をピラー6Rに沿ってスライドさせることが可能となる。詳しくは後述する。
軸部51cの先端は、図5に示すように、反射部30の筐体20の背面側に形成された軸受部26に支持されている。この軸受部26は、軸部51cを概ねX方向に摺動可能に支持している。
弾性部材52は、例えば金属からなるコイルばねであり、軸部51cに設けられている(図5等に示すように、コイルばねからなる弾性部材52に軸部51cが挿入される格好となっている)。また、弾性部材52は、筐体20に設けられた軸受部26と、櫛歯部51bの背面との間に位置する。これにより、弾性部材52は、その復元力により、係止部51を+X方向に向けて付勢している。
係合部53は、樹脂などから形成され、図7に示すように、ピラー6Rに沿った(Y方向に沿った)板状の部材である。係合部53は、図6に示すように、ピラー本体6aの+Z方向に向く面に固定されている。係合部53は、−X方向に突出すると共に、Y方向に沿って配列された櫛歯部53aを有して形成されている。この櫛歯部53aは、弾性部材52によって−X方向に付勢された係止部51の櫛歯部51bと噛み合うようになっている。
ここからは、以上の構成からなる死角補助装置100において、反射部30の高さをどのように調整するかを説明する。
ロック部50がロック状態では、弾性部材52の−X方向の付勢力により、係止部51の櫛歯部51bが、ピラー6Rに対して不動である係合部53の櫛歯部53aと噛み合うことで、係止部51は係合部53と係り合い、反射部30は、ある高さに位置している。
ユーザ2が指等により、操作部51aをピラー6Rに向けて(弾性部材52の復元力に抗って)押圧すると、係止部51が−X方向に移動し、係止部51の櫛歯部51bが係合部53の櫛歯部53aから離れる。これにより、係止部51による係止が解除された解除状態となる。
ユーザ2は、操作部51aをこのように押圧したまま(解除状態を保ったまま)、反射部30をY方向に沿ってスライドさせて、所望の高さに位置させる。前述したように、スライドプレート41がガイド溝42a内を摺動可能となっていることで、反射部30は、ガイドレール42に沿ってスライド可能となっている。
反射部30を所望の高さに位置させた後、ユーザ2は、操作部51aから指等を離して、押圧操作を止めると、弾性部材52の復元力により、係止部51が+X方向に移動して押圧操作前の位置(略X方向における位置)に復帰する。これにより、ロック部50は、係止部51と係合部53とが係り合うロック状態になり、反射部30はピラー6R(ピラー本体6a)に対して係止される。
以上の操作により、反射部30は所望の高さに調節され、その高さで固定される。
以上に説明した死角補助装置100は、車両1のピラー6Rに遮られる死角領域Dの像(物体Mの像)を視認させる。死角補助装置100は、入射した光のうちの一部を反射させて他の一部を透過させる第1ミラー11と、第1ミラー11と対向し、第1ミラー11からの光を第1のミラー11に向けて反射させる第2ミラー12と、を有する反射部30と、反射部30をピラー6Rが延びる方向に沿ってスライド可能とするスライド部40と、反射部30のスライドに伴って伸縮可能なカバー部材25と、を備える。ピラー6Rは、ピラー本体6aと、ピラー本体6aを覆うピラーカバー6bと、を有し、ピラーカバー6bには、反射部30がスライド可能な範囲に渡って開口部6cが設けられている。カバー部材25は、開口部6cを塞ぐと共に、反射部30をスライドさせてもピラー本体6aを開口部6cから露出させない。
これにより、死角補助装置100によれば、反射部30をスライドさせるだけで、反射部30の高さが調節できるため、調節が容易である。
また、カバー部材25によって、反射部30を高さ調整のためにスライドさせても、ピラー本体6aが露出して車両1内の見栄えが悪くなることを防止できる。また、さらにカバー部材25が伸縮することによって、カバー部材25のスライドのためのスペースが不要となり、反射部30の高さ調整範囲を広く確保することができ、体格の異なる多くの運転者に対して目線に合わせた高さでの配置が可能となる。
また、カバー部材25は、ピラー6Rが伸びる方向に対して垂直に重なり合う複数の分割カバー25aを有し、反射部30のスライドに伴って複数の分割カバー25aの少なくとも一部がスライドすることで伸縮可能である。
これによれば、簡単な構成でカバー部材25を伸縮可能とすることができる。
なお、以上の説明では、カバー部材25がピラーカバー6bを覆って開口部6cを塞ぐ例を示したが、これに限られない。カバー部材25は、ピラーカバー6bとピラー本体6aとの間に位置して開口部6cを塞ぐように設けられてもよい。
以上の説明では、複数の分割カバー25aを平板状に示したが、分割カバー25aの各々をピラーカバー6bの表面形状に合わせた曲面を有するように形成してもよい。
以上の説明では、種々の具体例を示したが、操作部51aの突出方向や形状、弾性部材52の形状や復元力の方向、スライド部40の形状などは適宜変更可能である。例えば、弾性部材52は、金属ばねに限られず、樹脂ばねであってもよい。また、弾性部材52は、トーションばね、板ばね等であってもよい。
以上の説明では、操作部51aを押圧操作し続けている際に、ロック部50が解除状態に保たれる例を示したが、これに限られない。ユーザ2が操作部51aを一度押すと、解除状態を保つ機構をさらに設け、反射部30をスライドさせて高さ調節を行った後に、再度、操作部51aを押すと、ロック状態になるように死角補助装置100を構成してもよい。
以上の説明では、弾性部材52が、反射部30側に設けられた係止部51を、ピラー6R側に設けられた係合部53に押し付ける例を示したが、これに限られない。死角補助装置100を、弾性部材52が係合部53を係止部51に押し付けるように構成することも可能である。
以上の説明では、係止部51と係合部53とが略X方向に係り合う例を示したが、これに限られない。死角補助装置100に、ピラー6Rの車両1内に向く面の法線方向(略Z方向)において互いに対向し、互いに係り合う係止部と係合部とを設けてもよい。この場合、例えば、反射部30(筐体20)自体をユーザ2によって押圧操作(+Z方向に反射部30を持ち上げる操作)される操作部として用いてもよい。
次に、カバー部材の構成が第1実施形態と異なる第2実施形態に係る死角補助装置200について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と同一あるいは相当個所には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る死角補助装置200の要部断面図を図8に示す。死角補助装置200には、反射部30のスライドに伴って伸縮可能であると共に、ピラーカバー6bを覆って開口部6cを塞ぐカバー部材125が設けられている。
カバー部材125は、反射部30の上側下側にそれぞれ設けられ、ピラー6Rが延びる方向(Y方向)の一端が反射部30の筐体20にビス等により固定され、他端がピラーカバー6bにビス等により固定される、柔軟性のあるシート状の柔軟性カバー125aと、所定の樹脂からなり、柔軟性カバー125aの裏面に間隔を空けて張り付けられる複数の分割部材125b(本実施形態では上側下側にそれぞれ4つずつ)と、を有する。なお、柔軟性カバー125aは、折り曲げ可能な程度の柔軟性を有する材料からなるものであれば良いが、特に、大きな角度で繰り返し折り曲げても劣化しない布のような材料からなることが望ましい。カバー部材125は、山折りと谷折りを繰り返して蛇腹状に折り畳まれており、反射部30のスライドに伴ってカバー部材125の折り畳まれる角度が変化することで伸縮可能となっている。すなわち、反射部30を上方向(+Y方向)にスライドさせると、反射部30に対して上側の柔軟性カバー125a及び分割部材125bがY方向に対して垂直方向(略Z方向)に向かって小さく折り畳まれることで上側のカバー部材125がY方向に短縮し、下側の柔軟性カバー125a及び分割部材125bがY方向に向かって開くことで下側のカバー部材125がY方向に伸長する。一方、反射部30を下方向(−Y方向)にスライドさせると、反射部30に対して上側の柔軟性カバー125a及び分割部材125bがY方向に向かって開くことで上側のカバー部材125がY方向に伸長し、下側の柔軟性カバー125a及び分割部材125bがY方向に対して垂直方向(略Z方向)に向かって小さく折り畳まれることで下側のカバー部材125がY方向に短縮する。なお、カバー部材125は、ピラーカバー6bの開口部6cよりも大きく形成されており、特に、一部がピラーカバー6bと重なり合うように開口部6cのY方向の幅よりも十分に長く形成されている。これにより、反射部30を高さ調整のためにスライドさせても、ピラー本体6aが露出して車両1内の見栄えが悪くなることを防止できる。また、さらにカバー部材125のスライドのためのスペースを必要とすることなく開口部6cを塞ぐことができる。また、カバー部材125の柔軟性カバー125aは、ピラーカバー6bと同様の色で形成されている。これにより、より車両1内の見栄えの悪化を防止することができる。
以上のように第2実施形態に係る死角補助装置200では、カバー部材125は、ピラー6Rの延びる方向に折り畳まれることで伸縮可能である。
このようなカバー部材125によっても、反射部30を高さ調整のためにスライドさせても、ピラー本体6aが露出して車両1内の見栄えが悪くなることを防止できる。また、さらにカバー部材125が伸縮することによって、カバー部材125のスライドのためのスペースが不要となり、反射部30の高さ調整範囲を広く確保することができ、体格の異なる多くの運転者に対して目線に合わせた高さでの配置が可能となる。
なお、以上の説明では、カバー部材125は、蛇腹状に折り畳まれる例を示したが、これに限られない。カバー部材125は、少なくとも1回以上ピラー6Rが延びる方向に折り畳まれるものであれば良い。
以上の説明では、カバー部材125は、柔軟性カバー125aと複数の分割部材125bとを有する例を示したが、これに限られない。カバー部材125は、柔軟性カバー125aのみからなるものであっても良く、複数の分割部材125b(分割カバー)が柔軟性のある接続部材で互いに接続されたものであってもよい。
なお、本発明は以上の実施形態、変形例、及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変形(構成要素の削除も含む)が可能である。
以上の説明では、死角補助装置100,200をフロントピラーのうち、運転手から見て右側のピラー6Rに設けた例を示したが、左側のピラー6Lに設けても良い。
また、車両1のピラーは、車両1の前方から後方に向かって順に、Aピラー(フロントピラー)、Bピラー、Cピラー、Dピラー・・・・と呼称されるが、当然ながらAピラー以外のピラーによっても死角が生じる。したがって、死角補助装置100,200をBピラーやCピラーなど、Aピラー以外のピラーに設けることも可能である。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
1 車両
2 ユーザ
6R,6L ピラー
6a ピラー本体
6b ピラーカバー(ピラーガーニッシュ)
6c 開口部
D 死角領域
M 物体
100,200 死角補助装置
10 一対のミラー
11 第1ミラー
12 第2ミラー
20 筐体
25 カバー部材
25a 分割カバー
25b 係止部
26 軸受部
30 反射部
40 スライド部
41 スライドプレート
42 ガイドレール
42a ガイド溝
50 ロック部
51 係止部
51a 操作部
51b 櫛歯部
51c 軸部
60 ヒンジ部
60a ヒンジ軸
52 弾性部材
53 係合部
53 櫛歯部
125 カバー部材
125a 柔軟性カバー
125b 分割部材

Claims (3)

  1. 車両のピラーに遮られて死角となる領域の像を視認させる死角補助装置であって、
    入射した光のうちの一部を反射させて他の一部を透過させる第1ミラーと、前記第1ミラーと対向し、前記第1ミラーからの光を前記第1のミラーに向けて反射させる第2ミラーと、を有する反射部と、
    前記反射部を前記ピラーが延びる方向に沿ってスライド可能とするスライド部と、
    前記反射部のスライドに伴って伸縮可能なカバー部材と、を備え、
    前記ピラーは、ピラー本体と、前記ピラー本体を覆うピラーカバーと、を有し、
    前記ピラーカバーには、前記反射部がスライド可能な範囲に渡って開口部が設けられ、
    前記カバー部材は、前記開口部を塞ぐと共に、前記反射部をスライドさせても前記ピラー本体を前記開口部から露出させない、
    ことを特徴とする死角補助装置。
  2. 前記カバー部材は、前記ピラーが延びる方向に対して垂直に重なり合う複数の分割カバーを有し、前記反射部のスライドに伴って前記複数の分割カバーの少なくとも一部がスライドすることで伸縮可能であることを特徴とする請求項1に記載の死角補助装置。
  3. 前記カバー部材は、前記ピラーが延びる方向に折り畳まれることで伸縮可能であることを特徴とする請求項1に記載の死角補助装置。
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