JP2016127296A - 無線通信装置およびその制御方法 - Google Patents

無線通信装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の無線ネットワークが干渉した場合に、現在使用中のチャネルを継続使用する優先権を考慮したチャネルの調停を行う。
【解決手段】無線通信装置は、自身が属する無線ネットワークの通信状況を把握する通信状況把握手段と、自ネットワーク以外の電波源からの干渉を検知する干渉検知手段と、前記通信状況に基づいて前記干渉の許容限界を設定する干渉許容限界設定手段と、前記干渉が前記許容限界に達したことを契機としてチャネル再選択を実行するチャネル再選択実行手段と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信装置およびその制御方法に関する。
周波数の利用効率を高めるために、無線免許保持者によって地理的あるいは時間的に使用されていない周波数、いわゆるホワイトスペースを認識・認知して、一時的に使用するコグニティブ無線の研究が進められている。コグニティブ無線では、周波数を動的に割り当てる技術が必要となる。例えば、周辺の既存無線通信システム(プライマリユーザ)の周波数利用状況に関する情報を利用することが提案されている。また、位置・時間毎に利用可能な空き周波数を算出する機能を保有するデータベースを用いる方法も提案されている。また、無線通信端末が保有するスペクトルセンシング機能を用いて、無線通信端末(セカンダリユーザ)に動的に周波数を割り当てる周波数選択手法も提案されている。なお、ここでは受信および送信に用いる周波数を「チャネル」とも呼称する。
相互に情報交換をしないコグニティブ無線ネットワークが複数存在する場合、2つ以上の無線ネットワークが同じチャネルを使用することにより、干渉(衝突)が発生する可能性がある。無線ネットワークが干渉を検知した場合、いずれかの無線ネットワークがチャネルを切替えて、干渉を回避しなければならない。この時、複数の無線ネットワークが同時に同じチャネルを選択し、再び干渉が起こってしまう可能性がある。このような再干渉を回避する工夫が必要となる。
例えば特許文献1では、複数の無線基地局が干渉を検知した場合、各基地局がそれぞれランダムな遅延時間を設定し、チャネル切替えが同時に発生しないようにしている。各基地局がチャネル切替えのタイミングをずらすことで、再干渉の発生を回避することができる。
特開2009−523360号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、チャネル再選択を行う順番がランダムになってしまうという問題があった。つまり、ある無線ネットワークが現在使用中のチャネルを継続使用する権利については考慮されていなかった。例えば、1つの無線ネットワークがあるチャネルを使用しているところに、新たな無線ネットワークが生まれ、同じチャネルを使用し、干渉が発生したとする。この場合、当該チャネルを使用する優先権は先に使用していた無線ネットワークに付与されるべきである。すなわち、チャネルを継続使用する優先権は、関与する無線ネットワークの通信状況を考慮して付与することが望ましい。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、複数の無線ネットワークが干渉した場合に、現在使用中のチャネルを継続使用する優先権を考慮したチャネルの調停を行う方法を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の無線通信装置は、自身が属する無線ネットワークの通信状況を把握する通信状況把握手段と、前記自身が属する無線ネットワーク以外の電波源からの干渉を検知する干渉検知手段と、前記干渉に応じてチャネル再選択を実行するか否かを判定するためのチャネル再選択実行基準を前記通信状況に基づいて設定するチャネル再選択実行基準設定手段と、前記チャネル再選択実行基準が満たされたことを契機としてチャネル再選択を実行するチャネル再選択実行手段と、を有している。
本発明の効果は、複数の無線ネットワークが干渉した場合に、現在使用中のチャネルを継続使用する優先権を考慮したチャネルの調停を行えることである。
第1の実施形態の無線装置を示すブロック図である。 第2の実施形態の無線装置を示すブロック図である。 第2の実施形態の無線装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態の無線装置を示すブロック図である。 第3の実施形態の無線装置の動作を示すタイミングチャートである。 第4の実施形態の無線装置を示すブロック図である。 第4の実施形態の許容干渉量を示す棒グラフである。 第4の実施形態の動作Aを示す模式図である。 第4の実施形態の動作Bを示す模式図である。 第4の実施形態の動作Cを示す模式図である。 第4の実施形態の動作Dを示す模式図である。 第4の実施形態の動作Eを示す模式図である。
以下、図面を参照しながら本発明について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明第1の実施の形態を示すブロック図である。無線装置100は、通信状況把握手段110と、干渉検知手段120と、チャネル再選択実行基準設定手段130と、チャネル再選択実行手段140と、を有している。
通信状況把握手段110は、自身が属するネットワークの通信状況を把握する。
干渉検知手段120は、自身が属する無線ネットワーク以外の電波源からの干渉を検知する。
チャネル再選択実行基準設定手段130は、通信状況把握手段110が把握した通信状況に基づいて、干渉を検知した場合のチャネル再選択実行基準を設定する。複数の無線ネットワークが存在する場合、通信状況は基本的にネットワークごとに異なるため、チャネル再選択実行基準もネットワークごとに異なることになる。この時、通信状況を鑑みて、当該チャネルを継続利用する優先権が高いと判定される無線ネットワークほど、同じ干渉を検知した場合に、チャネル再選択の実行タイミングが遅くなるように設定する。
チャネル再選択実行手段140は、チャネル再選択実行基準が満たされたことを契機としてチャネル再選択を実行する。前述したように、同じ干渉を検知した場合に、現在のチャネルを継続利用する優先権の高い無線ネットワークほど、チャネル再選択を実行するタイミングが遅くなる。すなわち優先権の低い無線ネットワークが先にチャネル再選択を行うことで、優先権のある無線ネットワークが当該チャネルを継続利用することを可能になる。
以上の構成とすることにより、無線ネットワークが利用中のチャネルを継続利用する優先度を考慮したチャネル再選択を実施することができる。
(第2の実施の形態)
図2は第2の実施の形態を示すブロック図である。本実施の形態では、無線装置100各部の詳細について説明する。
無線装置100は、自身が属する無線ネットワークにおいて、チャネルのコントロールを主導する立場にある。具体的には、基地局、無線アクセスポイント、アドホックネットワークにおけるリーダーノードなどである。
通信状況把握手段110は、チャネル継続利用時間把握手段111と、トラフィック量把握手段112と、ノード数把握手段113と、ノード位置把握手段114と、推定スループット把握手段115と、を有している。また、通信スケジュール把握手段116と、送信電力把握手段117と、を有している。なお、111〜117の把握手段は一例であり、通信状況把握手段110が、必ずしも例示した全ての把握手段を備えている必要はない。また例示したものに限られることもない。考慮したい通信状況に応じて、適宜設ければよい。
チャネル継続利用時間把握手段111は、自身が属する無線ネットワークが現在使用中のチャネルを継続利用している時間を把握する。
トラフィック量把握手段112は、無線装置100が属する無線ネットワークにおけるトラフィック量を把握する。例えば、同じネットワークと判断できる他ノードからのメッセージ量から自身のネットワークのトラフィック量を把握する。
ノード数把握手段113は、自身が属する無線ネットワーク配下のノード数を把握する。
ノード位置把握手段114は、自身が属する無線ネットワーク配下のノードの位置を把握する。例えば、位置の異なる複数の送信元からの電波の強度に基づいて三角測量を行い、自身と他のネットワークの相対位置を把握することができる。また相対位置の変化もしく電波強度の変化の傾きなどから相対移動速度を把握できる。
推定スループット把握手段115は、自身が属する無線ネットワークにおける推定スループットを把握する。
通信スケジュール把握手段116は、自身が属する無線ネットワークの通信スケジュールを把握する。例えば、時分割通信であれば、フレーム期間内で各ノードに割り当てられたタイムスロットや静穏期間の位置として把握される。
送信電力把握手段117は、自身が属する無線ネットワークで用いる送信電力を把握する。
干渉検知手段120は、干渉情報送信手段121を有している。干渉検知手段120は、検知した干渉から干渉情報を生成し、干渉情報送信手段121からチャネル再選択実行手段140に送信する。
干渉検知の方法としては、例えば、自身が属するネットワークの送受信スケジュールを用いる方法がある。この方法では、無線装置100が各ノードの通信スケジュールを把握し、これから外れたタイミングで受信した利用チャネルの電波を干渉電波として検知する。また、ネットワークごとに特有の情報を送信メッセージに搭載し、この情報を取得できない電波を干渉電波であると判断する方法もある。
また、無線装置100の受信する、信号電波強度Sと信号未受信時の雑音Nとの比である信号対雑音比(SNR)を用いることもできる。この方法では、例えば、まず通信対象のノード位置から推定される信号電波の強度Sと、信号未受信時の雑音Nから、平常時のSNRを算出する。そして、受信した電波のSNRを算出し、受信時のSNRが平常時のSNRよりも小さくなるときに、Nに干渉電波が混じっていると判断する。それに加えて、ビットエラーレートが所定の閾値を上回るとき、受信電波が干渉受けていると判断する。以上、具体的な干渉検知方法の例を示したが、干渉検知方法はこれらの例に限定されることはなく、任意の方法を用いることができる。
チャネル再選択実行基準設定手段130は、通信状況取得手段131と、チャネル再選択実行基準送信手段132を有している。通信状況取得手段131は、通信状況把握手段110が把握した通信状況を取得する。具体的には、各把握手段(111、112、・・・)が取得した通信状況を表すパラメータを取得する。干渉許容限界送信手段131は、干渉許容限界設定手段130が設定した干渉許容限界をチャネル再選択実行手段140に送信する。
チャネル再選択実行基準設定手段130は、通信状況取得手段131が取得した通信状況に基づいて、干渉許容限界を設定する。チャネル再選択実行基準は、同じ干渉を検知した場合に、優先されるべき通信状況にある無線ネットワークのチャネル再選択タイミングが、非優先の無線ネットワークより遅くなるように設定する。つまり優先されるべき無線ネットワークが許容する干渉の量が大きくなるように設定する。具体的なチャネル再選択実行基準方法については後述するが、例えば、干渉を検知した回数や、その干渉を受けた時間の積分値など、を用いて設定することができる。
チャネル再選択実行手段140は、チャネル再選択実行基準保持手段141と、干渉情報保持手段142と、干渉情報リセット手段143と、を有する。チャネル再選択実行基準保持手段141は、チャネル再選択実行基準送信手段131から送信されたチャネル再選択実行基準を保持する。干渉情報保持手段142は、干渉情報送信手段121から送信された干渉情報を保持する。そしてチャネル再選択実行手段140は、チャネル再選択実行基準が満たされたことを契機として、チャネル再選択を実行する。干渉情報リセット手段143は、チャネル再選択動作中に、干渉が無くなったと判断した場合に、保持する干渉情報をリセットする。干渉が無くなったことの判断は、例えば、所定時間干渉が検知されないことを条件として行うことができる。
また、チャネル再選択実行手段140が再選択するチャネルは、例えば、プロアクティブまたはリアクティブに行われる環境認識によって得られるチャネル占有状況と任意の指標に基づいて決定することができる。ただし、本実施の形態は、チャネル再選択実行手段140のチャネル選択方法には限定されるものではない。
図3は、無線装置の動作を示すフローチャートである。
まず、通信状況把握手段が通信状況を把握する(S1)。次いで、チャネル再選択実行基準設定手段が、通信状況に基づいてチャネル再選択実行基準を設定する(S2)。前述したように、チャネル再選択実行基準は、現在のチャネルを継続使用する優先権が高い無線ネットワークほど、チャネル再選択のタイミングが遅くなるように設定する。次いで、干渉検知手段が干渉を検知する(S3)。そしてチャネル再選択実行基準を満たしたか判定する(S4)。チャネル再選択実行基準を満たしていたら(S4_Yes)、干渉があるかチェックする(S5)。干渉がある場合は(S5_Yes)、チャネル再選択を実行する(S6)。一方、干渉が無い場合は(S5_No)、干渉情報をリセットして(S7)、終了する。
またS4でチャネル再選択実行基準を満たしていなかったら(S4_No)、所定時間内に干渉があるか判定する(S8)。所定時間内に干渉があった場合は(S8_Yes)、S3に戻り、干渉の検知を継続する。所定時間内に干渉が無かったら(S8_No)、干渉情報をリセットして(S7)、終了する。
以上の動作とすることにより、複数の無線ネットワークが干渉を起こした場合、現在のチャネルを継続利用する優先度が低い無線ネットワークが先にチャネル再選択を実行する。そして優先度の高い無線ネットワークには干渉の発生源が無くなるため、現在のチャネルを継続利用することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、干渉が発生した場合に、チャネルを継続使用する優先権の低い無線ネットワークが、先にチャネル再選択を実行する。その結果、チャネル継続使用の優先権が高い無線ネットワークがチャネルを継続使用できるようになる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、チャネル再選択実行基準の具体例について説明する。ここでは、干渉を検知してからチャネル再選択を実行するまでの待機時間を、チャネル再選択実行基準に設定する方法について説明する。
図4は本実施の形態に用いる無線装置100を示すブロック図である。チャネル再選択実行基準設定手段130に、待機時間設定手段133を有している。待機時間設定手段133は、チャネル再選択を実行する際に用いる待機時間を設定する。他の構成要素、110、120、130については第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
次に待機時間の設定方法について説明する。まず、通信状況を表す各パラメータを変数として待機時間を算出する関数を作成する。そして考慮するパラメータの優先順位に応じた重み付けを行って各関数の和を取り、最終的な待機時間を決定する。例えば、同一チャネル継続利用時間Tから算出される待機時間STは、通信状況によらない最小待機時間をA、関数をf(T)として、次式のように表せる。
ST(T)=A+f(T) (1)
同様にノード数N、トラフィック量C、ネットワークの移動速度Vに基づく待機時間を、以下の式で表す。
ST(N)=A+g(N) (2)
ST(C)=A+h(C) (3)
ST(V)=A+k(V) (4)
以上の4式と、パラメータの優先順位に応じて定める重みづけ係数w、x、y、zとを用いて、次式で表す最終的な待機時間STを決定する。
ST=A+wf(T)+xg(N)+yh(C)+zk(V) (5)
具体例として、第1の無線装置を有する第1の無線ネットワークと、第2の無線装置を有する第2の無線ネットワークが干渉した場合の、チャネル再選択実行基準と、動作について説明する。
第1の無線ネットワーク、第2の無線ネットワークのチャネル継続利用時間をそれぞれT1、T2、ノード数をN1、N2、トラフィック量をC1、C2、移動速度をV1,V2とする。そして(5)式を用いてそれぞれの待機時間ST1、ST2を算出する。
ST1=A+wf(T1)+xg(N1)+yh(C1)+zk(V1) (6)
ST2=A+wf(T2)+xg(N2)+yh(C2)+zk(V2) (7)
図5は、第1の無線装置と第2の無線装置の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、他のパラメータについては、あまり差はないが、チャネル継続利用時間が第2の無線装置の方が長いものとする。すなわちT1<T2である。これと、式(6)、(7)により、ST1<ST2となっている。このため、第1の無線装置は先に待機時間が終了する(すなわちチャネル再選択実行基準を満たす)。そして干渉検知を実行し、干渉を検知するため、チャネル再選択を実行する。一方、第2の無線装置は、第1の無線装置がチャネル再選択を実行した後に待機時間が終了する。このため、待機時間終了後に干渉が検知されない。その結果、干渉情報をリセットし、現在利用中のチャネルを継続利用することができる。なお、無制限に待機時間を伸ばすと、複数の無線ネットワークが干渉した場合に、いずれの無線ネットワークもチャネルを切替えないという恐れがあるため、待機時間に上限値を設けてもよい。
なお、上記の説明では、通信状況を表すパラメータを、チャネル継続利用時間、ノード数、トラフィック量、移動速度の4つとしたが、これに限られるものではなく、様々なパラメータを組み合すことができる。また、干渉を1回検知したら待機時間がスタートするとしたが、所定回数の干渉を検知したことや、所定期間内に所定回数の干渉を検知したことを条件として、待機時間をスタートさせても良い。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、2つの無線ネットワークが干渉した場合に、チャネルを継続利用する優先度の低い無線ネットワークが先にチャネル再選択を実行する。その結果、優先度の高い無線ネットワークは、利用中のチャネルを継続利用することができる。なお、用途の違いだけであるが、「チャネルを継続利用する優先度が低い無線ネットワークが先にチャネル再選択を実行」、を、「チャネル切替え優先度が高い無線ネットワークが先に再選択を実行」と表現することも可能である。
(第4の実施の形態)
本実施の形態では、チャネル再選択実行基準として、許容干渉量を用いた具体例について説明する。
チャネル再選択実行基準の説明に先立ち、干渉量と許容干渉量について説明する。まず、干渉量とは、通信装置が被る干渉の量を示す値であり、干渉の積算値であると定義する。具体的には、例えば、干渉を受けた回数、干渉が確認された時間長の総和、干渉の受信電波強度を時間積分したもの、干渉の受信電波強度の時間変化率、などを用いることができる。
また許容干渉量とは、干渉量がその値に達すると、無線装置が干渉回避する動作を開始する基準となる値である。すなわち、チャネル再選択基準の一具体例である。ここで、許容干渉量をTIと書くことにする。干渉量として、干渉回数を用いた場合、許容干渉量は、例えば、TI=n[回]とすることができる。また干渉量を、干渉が確認された時間長の総和とした場合は、例えば、s回目の干渉の時間長をIT(s)として、TI=ΣIT(s)[sec]と表すことができる。また干渉の強度を、受信電波強度Rで表し、干渉量をその積分値とした場合、TI=∫Rdt[V/m・sec]と表すことができる。
以上、干渉量の具体例3つを示したが、この例に限られることなく、干渉を量的に表す、任意の指標を用いることができる。
図6は、本実施の形態に用いる無線装置を示すブロック図である。チャネル再選択実行基準設定手段130は、許容干渉量設定手段134を有している。許容干渉量設定手段134は、前述した許容干渉量を設定する。他の構成要素、110、120、130については第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、許容干渉量の設定方法について説明する。許容干渉量TIの設定は、第3の実施の形態と同様な方法で行うことができる。ここでは、許容干渉量は、通信状況を表す各パラメータについて独立に算出され、全許容干渉量は、それぞれの許容干渉量に重み付けを行って和を取ったものと定義する。
まず。通信状況を表す各パラメータを変数として許容干渉量を算出する関数を作成する。そして考慮するパラメータの優先順位に応じた重み付けを行って各関数の和を取り、最終的な許容干渉量を決定する。例えば、同一チャネル継続利用時間Tから算出される許容干渉量TIは、関数をl(T)として、次式のように表せる。
TI(T)=l(T) (11)
同様にノード数N、トラフィック量C、ネットワークの移動速度Vに基づく待機時間を、以下の式で表す。
TI(N)=m(N) (12)
TI(C)=n(C) (13)
TI(V)=o(V) (14)
以上の4式と、パラメータの優先順位に応じて定める重みづけ係数p、q、r、sとを用いて、次式で表す最終的な待機時間STを決定する。
TI=A+pl(T)+qm(N)+rn(C)+so(V) (15)
具体例として、第1の無線装置を有する第1の無線ネットワークと、第2の無線装置を有する第2の無線ネットワークが干渉した場合の、チャネル再選択実行基準と、動作について説明する。
第1の無線ネットワーク、第2の無線ネットワークのチャネル継続利用時間をそれぞれT1、T2、ノード数をN1、N2、トラフィック量をC1、C2、移動速度をV1,V2とする。そして(5)式を用いてそれぞれの待機時間ST1、ST2を算出する。
TI1=pl(T1)+qm(N1)+rn(C1)+so(V1) (16)
TI2=pl(T2)+qm(N2)+rn(C2)+so(V2) (17)
図7は、第1の無線装置と第2の無線装置の許容干渉量TIを示す棒グラフである。ここでは、第2の無線装置の方がノード数とトラフィック量が多いものとしている。この仮定と、式(16)、(17)より、TI1<TI2となっている。換言すると、第2の無線装置は、第1の無線装置よりも、沢山の干渉を受けても利用中のチャネルを手放さない、ということができる。したがって、同じ干渉量を被った場合には、第1の無線装置の方が、早く許容干渉量に到達し(チャネル再選択基準を満たし)、先にチャネル再選択を実行することになる。
具体的な動作例として、先に第2の無線装置がチャネル1ch1を利用していて、そこに第1の無線ネットワークが新たに生じ、同じくch1を利用始めたケースを例示する。図8A、図8B、図8C、図8D、図8Eはこの動作を時系列で示す模式図である。
まず、図8A第2の無線装置がch1を使用している。この状態では干渉が検知されない。また継続利用時間にしたがって許容干渉量TIは増加する。
その後、第1の無線装置が新たにch1を利用始めたとする。すると図8Bのように、干渉範囲1と2が重なるため干渉が生じる。両者が被る干渉量Iは同じであると仮定する。この時点では、両者とも、干渉量Iが、許容干渉量に達していない。
その後、時間の経過とともに許容干渉量が増加するが、第1の無線装置はch1の継続利用時間が短いので、第2の無線装置より許容干渉量が小さい。すなわちTI1<TI2である。このため、ある時点で、図8Cのように、第1の無線装置の干渉量Iが、許容干渉量TIに達する。すると、第1の無線装置はチャネルの再選択を実行する。ここではch2を選択したものとする。
図8Dに、第1の無線装置がch2を選択した状態を示す。この時点では、第2無線装置は干渉量I2をリセットしていない。ただし、第1の無線装置がch2を選択した後は、干渉量I2は増加していない。
その後、所定時間が経過すると、第2の無線装置は当該期間に干渉が無かったため、干渉量I2をリセットする。この状態を示したのが図8Eである。
以上の動作により、ch1の継続利用に関して優先権を持たない第1の無線装置がチャネル再選択を実行してch2を選択し、干渉が回避されるとともに、第2の無線装置がch1を継続利用することができる。なお、無制限に許容干渉量を大きくすると、複数の無線ネットワークが干渉した場合に、いずれの無線ネットワークもチャネルを切替えないという恐れがあるため、許容干渉量に上限値を設けてもよい。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、チャネルの継続利用について優先権を持つ無線ネットワークに、大きな許容干渉量を設定することができる。これにより、優先権を持たない無線ネットワークに、先にチャネル再選択を実行させ、優先権を持つ無線ネットワークが利用中のチャネルを継続利用することができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
100 無線装置
110 通信状況把握手段
111 チャネル継続利用時間把握手段
112 トラフィック量把握手段
113 ノード数把握手段
114 ノード位置把握手段
115 推定スループット把握手段
116 通信スケジュール把握手段
117 送信電力把握手段
120 干渉検知手段
121 干渉情報送信手段
130 チャネル再選択実行基準設定手段
131 通信状況取得手段
132 チャネル再選択実行基準送信手段
133 待機時間設定手段
134 許容干渉量設定手段
140 チャネル再選択実行手段
141 チャネル再選択実行基準保持手段
142 干渉情報保持手段
143 干渉情報リセット手段

Claims (10)

  1. 自身が属する無線ネットワークの通信状況を把握する通信状況把握手段と、前記自身が属する無線ネットワーク以外の電波源からの干渉を検知する干渉検知手段と、前記干渉に応じてチャネル再選択を実行するか否かを判定するためのチャネル再選択実行基準を前記通信状況に基づいて設定するチャネル再選択実行基準設定手段と、前記チャネル再選択実行基準が満たされたことを契機としてチャネル再選択を実行するチャネル再選択実行手段と、を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記通信状況が、前記自身が属する無線ネットワークの、同一チャネル継続利用時間、ネットワークを構成するノード数、トラフィック量、推定スループット、前記無線ネットワークの移動速度、の少なくとも1つを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記干渉の検知に基づいて定めた基準時刻からチャネル再選択を実行するまでの待機時間を、前記通信状況に基づいて前記チャネル再選択基準に設定する待機時間設定手段を有する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記待機時間設定手段が、前記同一チャネル継続利用時間が長いほど前記待機時間を長く設定する、ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記チャネル再選択までに許容する前記干渉の積算値を許容干渉量として前記チャネル再選択実行基準に設定する許容干渉量設定手段を有し、前記許容干渉量設定手段が、前記許容干渉量を前記通信状況に基づいて決定する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 前記干渉の積算値を、前記干渉の検知回数、前記干渉を検知した時間長の総和、前記干渉の電波強度の所定時間における積算値、前記干渉の電波強度の時間変化率、のうち少なくとも1つを用いて算出する、ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記許容干渉量設定手段が、前記同一チャネル継続利用時間が長いほど前記許容干渉量を大きく設定する、ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  8. 請求項1乃至請求項7いずれか一項の無線装置と、前記無線装置と無線通信を行う無線通信端末と、を有することを特徴とする無線通信システム。
  9. 自身が属する無線ネットワークの通信状況を把握し、前記自身が属する無線ネットワーク以外の電波源からの干渉を検知し、前記干渉に応じてチャネル再選択を実行するか否かを判定するためのチャネル再選択実行基準を前記通信状況に基づいて設定し、前記チャネル再選択実行基準が満たされたことを契機としてチャネル再選択を実行する、ことを特徴とする無線通信装置の制御方法。
  10. 前記通信状況が、前記自身が属する無線ネットワークの、同一チャネル継続利用時間、ノード数、トラフィック量、推定スループット、前記無線ネットワークの移動速度、の少なくとも1つを含む、ことを特徴とする請求項9に記載の無線通信装置の制御方法。
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