JP2016126937A - プラグコネクタ、通信システムおよび回路基板 - Google Patents

プラグコネクタ、通信システムおよび回路基板 Download PDF

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Abstract

【課題】ケーブルの柔軟性の低下を抑えることができ、またホスト機器の構造がプラグコネクタの放熱のため複雑化することを抑制できるプラグコネクタを提供する。【解決手段】プラグコネクタは、プラグ基板13を備える。プラグ基板13は、ホスト機器のホスト基板に電気的に接続されるプラグエッジコネクタ13aと、信号伝送用ケーブルを構成する金属線12bに電気的に接続されたパッド18とを有する。プラグエッジコネクタ13aは、ホスト機器において生成される一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち一方の信号を受けるコンタクト16と、該コンタクト16とペアを構成するコンタクト17とを有する。パッド18はコンタクト16に電気的に接続されており、一方の信号がパッド18を介して信号伝送用ケーブルに出力され、コンタクト16はプラグ基板13において終端されている。【選択図】図5

Description

本発明は、プラグコネクタ、通信システムおよび回路基板に関するものである。
特許文献1には、コネクタ付きケーブルに関する技術が開示されている。このコネクタ付きケーブルでは、ケーブルの一端に取り付けられた送信側のプラグコネクタと、ケーブルの他端に取り付けられた受信側のプラグコネクタとの双方に、信号の波形成形を行う能動(アクティブ)素子が内蔵されている。
特開2005−135840号公報
2つのホスト装置間の通信方式として、正相信号及び逆相信号からなる差動信号を用いてホスト装置間の通信を行うものがある。このような方式では、正相信号及び逆相信号をそれぞれ伝送するための一対の金属線を含むケーブルが用いられる。このようなケーブルとして、例えばツイナックスケーブル、ツイストケーブル、極細同軸ケーブル等が用いられる。しかしながら、近年の通信量の増大により通信チャネルの数が増しており、それに応じて金属線のペア数も増える。金属線のペア数が増えると、ケーブルが太くなり、ケーブルの柔軟性が損なわれて取り回しが難しくなってしまう。
また、例えば特許文献1に記載されたコネクタ付きケーブルのように、プラグコネクタがアクティブ素子を内蔵するような場合には、アクティブ素子から生じた熱を、ホスト機器を介して外部へ効率良く放出する必要が生じる。従って、プラグコネクタの放熱のための特殊な構造がホスト機器側に必要となる場合があり、ホスト機器の構造が複雑化してしまう。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、ケーブルの柔軟性の低下を抑えることができ、またホスト機器の構造がプラグコネクタの放熱のため複雑化することを抑制できるプラグコネクタ、通信システムおよび回路基板を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一実施形態によるプラグコネクタは、ホスト機器間の信号伝送を行う信号伝送用ケーブルに取り付けられるプラグコネクタであって、ホスト機器のホスト基板に電気的に接続されるコンタクト部と、信号伝送用ケーブルを構成する金属線に電気的に接続されたパッドとを有する基板を備え、コンタクト部は、ホスト機器において生成される一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち一方の信号を受ける第1コンタクトと、該第1コンタクトとペアを構成する第2コンタクトとを有し、パッドは第1コンタクトに電気的に接続されており、一方の信号がパッドを介して信号伝送用ケーブルに出力され、第2コンタクトは基板において終端されている。
また、本発明の一実施形態による通信システムは、第1信号処理ICを搭載する第1ホスト基板を有する第1ホスト機器と、第2信号処理ICを搭載する第2ホスト基板を有する第2ホスト機器と、第1ホスト基板と電気的に接続される第1プラグ基板を含む第1プラグコネクタ、第2ホスト基板と電気的に接続される第2プラグ基板を含む第2プラグコネクタ、及び、第1プラグ基板と第2プラグ基板とを電気的に接続する金属線を有するプラグコネクタ付きケーブルとを備える。第1ホスト基板、第2ホスト基板、第1プラグ基板、及び第2プラグ基板は、第1信号処理ICから出力される差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち一方の信号を、金属線を介して第2信号処理ICに伝送する第1パスを提供する。第1ホスト基板または第1プラグ基板は、差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち他方の信号を金属線に伝送しないように終端する第2パスを提供する。第2信号処理ICは、第1パスを介して受信した一方の信号を差動信号に復調する。
また、本発明の一実施形態による回路基板は、ホスト機器間の信号伝送を行う信号伝送用ケーブルに取り付けられる回路基板であって、ホスト機器のホスト基板に電気的に接続されるコンタクト部と、信号伝送用ケーブルを構成する金属線と電気的に接続されるパッドとを備える。コンタクト部は、ホスト機器において生成される一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち一方の信号を受ける第1コンタクトと、一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち他方の信号を受ける第2コンタクトとを有する。パッドは第1コンタクトに電気的に接続されており、一方の信号がパッドを介して信号伝送用ケーブルに出力される。第2コンタクトは終端されている。
本発明によるプラグコネクタ、通信システムおよび回路基板によれば、ケーブルの柔軟性の低下を抑えることができ、またホスト機器の構造が放熱のため複雑化することを抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 図2は、各ホスト機器と各プラグコネクタとの接続構造を概略的に示す図である。 図3は、一つの通信チャネルについて、通信システムの構成を概念的に示す図である。 図4は、プラグコネクタの挿入方向に沿った側断面図である。 図5(a)はプラグ基板の平面図である。図5(b)はプラグ基板の裏面図である。 図6(a)は第1変形例に係るプラグ基板の平面図である。図6(b)はプラグ基板の裏面図である。 図7(a)は第2変形例に係るプラグ基板の平面図である。図7(b)はプラグ基板の裏面図である。 図8は第3変形例に係る通信システムの構成を示す図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の一実施形態によるプラグコネクタは、ホスト機器間の信号伝送を行う信号伝送用ケーブルに取り付けられるプラグコネクタであって、ホスト機器のホスト基板に電気的に接続されるコンタクト部と、信号伝送用ケーブルを構成する金属線に電気的に接続されたパッドとを有する基板を備え、コンタクト部は、ホスト機器において生成される一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち一方の信号を受ける第1コンタクトと、該第1コンタクトとペアを構成する第2コンタクトとを有し、パッドは第1コンタクトに電気的に接続されており、一方の信号がパッドを介して信号伝送用ケーブルに出力され、第2コンタクトは基板において終端されている。
このプラグコネクタは、ホスト機器において生成される正相信号及び逆相信号のうち、一方の信号のみを信号伝送用ケーブルに出力(シングルエンド化)し、他方の信号を出力しない。従って、一方の信号のみを伝送するための金属線があれば足りるので、必要な金属線の本数を半減させることができ、通信チャネル数が増えた場合であってもケーブルの柔軟性の低下を抑えることができる。また、このプラグコネクタは、ホスト機器において生成される正相信号及び逆相信号のうち少なくとも一方を受ける。すなわち、ホスト機器側にて差動信号のための信号処理が行われるので、差動信号を生成する信号処理ICをプラグコネクタが備えなくてもよい。従って、このプラグコネクタによれば、プラグコネクタの発熱を抑え、ホスト機器の構造がプラグコネクタの放熱のため複雑化することを抑制できる。
また、第2コンタクトは、一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち他方の信号を受けてもよい。従来のホスト機器は、正相信号及び逆相信号の双方を出力するように構成されていることが多い。従って、このようにプラグコネクタにおいて他方の信号を終端させることにより、ホスト機器が従来と同様のインターフェースを維持できる。これにより、上記のプラグコネクタを既存の通信システムに適用し易くすることができる。
また、コンタクト部は、一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち一方の信号のみをホスト機器から受けてもよい。これにより、プラグコネクタの構成を簡易化することができる。
また、基板が複数のパッドを有し、複数のパッドは基板の表面及び裏面のうち一方の面に設けられ、コンタクト部は、複数のパッドにそれぞれ対応する複数の第1コンタクトを有し、一部の第1コンタクトが一方の面に設けられ、他の第1コンタクトが表面及び裏面のうち他方の面に設けられ、基板は、一方の面に設けられパッドに接続された第1配線と、他方の面に設けられて他の第1コンタクトに接続された第2配線と、第1配線及び第2配線を相互に接続するビアとを更に有してもよい。このように、複数のパッドが基板の一方の面に設けられることにより、他方の面を電子部品等の実装領域として確保でき、基板の部品実装領域を広くすることができる。
また、基板が複数のパッドを有し、一部のパッドは基板の表面及び裏面のうち一方の面に設けられ、他のパッドは基板の表面及び裏面のうち他方の面に設けられ、コンタクト部は、複数のパッドにそれぞれ対応する複数の第1コンタクトを有し、一部のパッドに対応する一部の第1コンタクトが一方の面に設けられ、他のパッドに対応する他の第1コンタクトが他方の面に設けられ、基板は、一方の面に設けられ、一部のパッドと一部の第1コンタクトとを接続する第3配線と、他方の面に設けられ、他のパッドと他の第1コンタクトとを接続する第4配線とを更に有してもよい。これにより、第1コンタクトとパッドとを接続する際に、基板を貫通するビアを必要としないので、基板の製造が容易になる。
また、複数のパッドは、該複数のパッドの並び方向において基板の縁寄りに偏って配置されてもよい。例えば、一部のパッドが一方の縁寄りに偏り、他のパッドが他方の縁寄りに偏っている場合には、両縁の中間の領域を電子部品等の実装領域として活用することが可能となる。また、複数のパッドが一方の縁寄りに偏っている場合には、他方の縁の周辺を電子部品等の実装領域として活用することが可能となる。従って、基板の部品実装領域を広くすることができる。
本発明の一実施形態による通信システムは、第1信号処理ICを搭載する第1ホスト基板を有する第1ホスト機器と、第2信号処理ICを搭載する第2ホスト基板を有する第2ホスト機器と、第1ホスト基板と電気的に接続される第1プラグ基板を含む第1プラグコネクタ、第2ホスト基板と電気的に接続される第2プラグ基板を含む第2プラグコネクタ、及び、第1プラグ基板と第2プラグ基板とを電気的に接続する金属線を有するプラグコネクタ付きケーブルとを備える。第1ホスト基板、第2ホスト基板、第1プラグ基板、及び第2プラグ基板は、第1信号処理ICから出力される差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち一方の信号を、金属線を介して第2信号処理ICに伝送する第1パスを提供する。第1ホスト基板または第1プラグ基板は、差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち他方の信号を終端する第2パスを提供する。第2信号処理ICは、第1パスを介して受信した一方の信号を差動信号に復調する。
この通信システムでは、第1ホスト機器の第1信号処理ICから出力される正相信号及び逆相信号のうち、一方の信号のみが第1パスを介して第2ホスト機器に提供され、第2信号処理ICにおいて復調される。そして、他方の信号は、第1ホスト基板または第1プラグ基板において終端され、金属線には出力されない。従って、正相信号及び逆相信号のうち一方の信号のみを伝送するための金属線があれば足りるので、プラグコネクタ付きケーブルに必要な金属線の本数を半減させることができ、通信チャネル数が増えた場合であってもケーブルの柔軟性の低下を抑えることができる。また、この通信システムでは、第1ホスト機器及び第2ホスト機器において差動信号のシングルエンド化および復調処理が行われるので、第1プラグコネクタ及び第2プラグコネクタが信号処理ICを備えなくてもよい。従って、この通信システムによれば、第1プラグコネクタ及び第2プラグコネクタの発熱を抑え、第1ホスト機器及び第2ホスト機器それぞれの構造が第1プラグコネクタ及び第2プラグコネクタそれぞれの放熱のため複雑化することを抑制できる。
また、第2パスは第1プラグ基板にて他方の信号を終端してもよい。或いは、第2パスは第1ホスト基板にて他方の信号を終端してもよい。第2パスが第1プラグ基板にて終端する場合、第1ホスト機器は従来と同様のインターフェースを維持できるので、上記の通信システムを既存の通信システムに適用し易くすることができる。また、第2パスが第1ホスト基板にて終端する場合、第1プラグコネクタの構成を簡易化することができる。
本発明の一実施形態による回路基板は、ホスト機器間の信号伝送を行う信号伝送用ケーブルに取り付けられる回路基板であって、ホスト機器のホスト基板に電気的に接続されるコンタクト部と、信号伝送用ケーブルを構成する金属線と電気的に接続されるパッドとを備える。コンタクト部は、ホスト機器において生成される一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち一方の信号を受ける第1コンタクトと、一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち他方の信号を受ける第2コンタクトとを有する。パッドは第1コンタクトに電気的に接続されており、一方の信号がパッドを介して信号伝送用ケーブルに出力される。第2コンタクトは終端されている。
この回路基板は、ホスト機器において生成される正相信号及び逆相信号のうち、一方の信号のみを信号伝送用ケーブルに出力(シングルエンド化)し、他方の信号を出力しない。従って、一方の信号のみを伝送するための金属線があれば足りるので、必要な金属線の本数を半減させることができ、通信チャネル数が増えた場合であってもケーブルの柔軟性の低下を抑えることができる。また、この回路基板は、ホスト機器において生成される正相信号及び逆相信号のうち少なくとも一方を受ける。すなわち、ホスト機器側にて差動信号のための信号処理が行われるので、差動信号を生成する信号処理ICを回路基板が備えなくてもよい。従って、この回路基板によれば、回路基板の発熱を抑え、ホスト機器の構造が回路基板の放熱のため複雑化することを抑制できる。
[本願発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係るプラグコネクタ、通信システムおよび回路基板の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システム1Aの構成を示す図である。図1に示されるように、本実施形態の通信システム1Aは、プラグコネクタ付きケーブル10Aと、2つのホスト機器30とを備える。一方のホスト機器30は、本実施形態における第1ホスト機器に相当する。他方のホスト機器30は、本実施形態における第2ホスト機器に相当する。これらのホスト機器30は、プラグコネクタ付きケーブル10Aを介して互いに通信を行う。プラグコネクタ付きケーブル10Aは、2つのプラグコネクタ11と、ホスト機器30間の信号伝送を行う信号伝送用ケーブル12とを備える。一方のプラグコネクタ11は、本実施形態における第1プラグコネクタに相当する。他方のプラグコネクタ11は、本実施形態における第2プラグコネクタに相当する。一方のプラグコネクタ11は信号伝送用ケーブル12の一端に取り付けられており、他方のプラグコネクタ11は信号伝送用ケーブル12の他端に取り付けられている。一方のプラグコネクタ11は、一方のホスト機器30に対して挿抜可能に構成されている。他方のプラグコネクタ11は、他方のホスト機器30に対して挿抜可能に構成されている。信号伝送用ケーブル12は、金属線を各々含む複数本の同軸ケーブル12aが束ねられて成る。
図2は、各ホスト機器30と各プラグコネクタ11との接続構造を概略的に示す図である。図2に示されるように、プラグコネクタ11は、プラグ基板(回路基板)13と、プラグ基板13を収容するハウジング14とを有する。本実施形態において、2つのプラグコネクタ11のうち一方が有するプラグ基板13は第1プラグ基板に相当し、他方が有するプラグ基板13は第2プラグ基板に相当する。
また、ホスト機器30はホスト基板31を有する。ホスト基板31は、信号処理IC32といった回路部品を搭載する配線基板である。本実施形態において、一方のホスト機器30が有するホスト基板31は第1ホスト基板に相当し、その第1ホスト基板が搭載する信号処理IC32は第1信号処理ICに相当する。また、他方のホスト機器30が有するホスト基板31は第2ホスト基板に相当し、その第2ホスト基板が搭載する信号処理IC32は第2信号処理ICに相当する。
挿入方向におけるプラグ基板13の一端には、ホスト基板31と電気的に接続されるためのプラグエッジコネクタ13a(コンタクト部)が取り付けられている。プラグエッジコネクタ13aは、ハウジング14の一端から露出している。なお、プラグエッジコネクタ13aは、典型的にはプラグ基板13の一部として構成されるが、プラグ基板13とは別体のプラグエッジコネクタ13aがプラグ基板13の一端に取り付けられても良い。
ホスト基板31には、プラグ基板13と電気的に接続されるためのホストエッジコネクタ33が実装されている。ホストエッジコネクタ33は、ホスト基板31上の配線を介して信号処理IC32と電気的に接続されている。プラグコネクタ11がホスト機器30に挿入されると、プラグエッジコネクタ13aとホストエッジコネクタ33とが互いに接続し、これによりプラグ基板13とホスト基板31とが互いに電気的に接続される。
挿入方向におけるプラグ基板13の他端には、信号伝送用ケーブル12の端部が固定されている。そして、一方のプラグコネクタ11のプラグ基板13と、他方のプラグコネクタ11のプラグ基板13とは、信号伝送用ケーブル12の同軸ケーブル12a(図1を参照)に含まれる金属線によって互いに電気的に接続される。
図3は、一つの通信チャネルについて、本実施形態の通信システム1Aの構成を概念的に示す図である。図3に示されるように、本実施形態の通信システム1Aでは、送信側のホスト機器30の信号処理IC32が、送信信号S1に基づいて差動信号Sd1を生成する。差動信号Sd1は、正相信号及び逆相信号のうち一方の信号Sd11と、他方の信号Sd12とによって構成される。そして、送信側及び受信側双方のホスト機器30の各ホスト基板31、及び双方のプラグコネクタ11の各プラグ基板13は、第1パス15aを提供する。
第1パス15aにおいて、送信側の信号処理IC32から出力された信号Sd11は、送信信号としてホスト基板31を伝送し、ホストエッジコネクタ33を介してプラグエッジコネクタ13aに伝送され、送信側のプラグ基板13から同軸ケーブル12aの一端にシングルエンド信号として出力される。そして、同軸ケーブル12aの他端から送信されてきた信号Sd11は、受信信号として受信側のプラグ基板13を伝送し、プラグエッジコネクタ13aからホストエッジコネクタ33に伝送され、受信側の信号処理IC32に伝送される。受信側の信号処理IC32は、第1パス15aを介して受信した信号Sd11を、差動信号Sd2に復調する。
また、送信側のプラグコネクタ11のプラグ基板13は、信号Sd12を同軸ケーブル12aの金属線に出力されないように終端する第2パス15bを提供する。なお、受信側のプラグコネクタ11のプラグ基板13もまたこのような第2パス15bを有するが、この第2パス15bは、受信側の信号処理IC32が有する一対の入力端のうち差動信号が入力されない入力端を終端するために用いられる。
ここで、プラグコネクタ11及びプラグ基板13の具体的な構成について説明する。図4は、プラグコネクタ11の挿入方向に沿った側断面図である。また、図5(a)はプラグ基板13の平面図であり、図5(b)はプラグ基板13の裏面図である。前述したように、プラグコネクタ11は、プラグ基板13と、プラグ基板13を収容するハウジング14とを備える。プラグ基板13は、挿入方向を長手方向とする長方形状を呈しており、表面13b及び裏面13cを有する。
プラグエッジコネクタ13aは、複数のコンタクト16(第1コンタクト)と、複数のコンタクト17(第2コンタクト)とを含んで構成される。各コンタクト16と各コンタクト17とはペアを構成し、プラグ基板13上において互いに隣り合って配置される。本実施形態では、1つのコンタクト16と1つのコンタクト17とによって1つの信号伝送チャネルが構成され、送信側の信号処理IC32からの1つの差動信号を受ける。具体的には、プラグエッジコネクタ13aがホストエッジコネクタ33に接続されると、コンタクト16は信号Sd11を受け、コンタクト17は信号Sd12を受ける。
また、プラグ基板13は、複数のコンタクト16と同数のパッド18を他端側に有する。これらのパッド18には、対応する同軸ケーブル12aの金属線12bが、半田を介して導電接着され、電気的に接続されている。また、各パッド18は、プラグ基板13の配線を介して、対応する各コンタクト16に電気的に接続されている。これにより、信号Sd11は、パッド18を介して信号伝送用ケーブル12に出力される。
本実施形態では、一部のパッド18は表面13b及び裏面13cのうち一方の面に設けられ、他のパッド18は他方の面に設けられている。そして、一部のパッド18に対応する一部のコンタクト16が上記一方の面に設けられ、他のパッド18に対応する他のコンタクト16が上記他方の面に設けられている。図5に示される例では、表面13bに4つのパッド18が設けられ、裏面13cに別の4つのパッド18が設けられている。これらのパッド18は、挿入方向と交差する方向に沿って並んで配置されている。そして、表面13bに4つのコンタクト16が設けられ、裏面13cに別の4つのコンタクト16が設けられている。更に、プラグ基板13は、表面13bに設けられて一部のパッド18と一部のコンタクト16とを接続する配線19a(第3配線)と、裏面13cに設けられて他のパッド18と他のコンタクト16とを接続する配線19b(第4配線)とを有する。なお、前述した第1パス15aは、コンタクト16と、パッド18と、これらを電気的に接続する配線19a,19bとを含む。
複数のコンタクト17は、プラグ基板13において終端されている。一例では、複数のコンタクト17に接続された終端回路がプラグ基板13上に設けられる。終端回路は、例えば、コンタクト17とグランド配線GNDとの間に接続された50オームの終端抵抗及びコンデンサを含んで構成される。また、他の一例では、複数のコンタクト17は電源線等に接続されても良い。また、更に他の例では、複数のコンタクト17の端をオープン回路としても良い。このように、複数のコンタクト17が終端されることにより、ホスト機器30からコンタクト17に入力される信号Sd12は、プラグ基板13において消滅し、信号伝送用ケーブル12には出力されない。なお、前述した第2パス15bは、コンタクト17と、上述した終端のための構成とを含む。
図4に示されるように、ハウジング14は、プラグ基板13の長手方向に沿って延びる中空の直方体状を呈しており、プラグ基板13の表面13bと対向する天板14aと、プラグ基板13の裏面13cに対向する底板14bとを有する。また、ハウジング14の前端部は開口しており、プラグエッジコネクタ13aと共にコネクタ20を構成する。ハウジング14の後端部からは、信号伝送用ケーブル12を構成する複数本の同軸ケーブル12aが導入され、一部の同軸ケーブル12aがプラグ基板13の表面13b上に配置され、他の同軸ケーブル12aがプラグ基板13の裏面13c上に配置される。
一実施例では、ハウジング14の底板14bと裏面13cとの間隔D1が、ハウジング14の天板14aと表面13bとの間隔D2よりも狭い。従って、ハウジング14の裏面13c側の空間において、同軸ケーブル12aが配置されている箇所には、電子部品等を実装するための実装領域を確保できない。これに対し、ハウジング14の表面13b側の空間においては、同軸ケーブル12aを上方に撓ませることによって、実装領域を確保することが可能である。
以上に説明した本実施形態による通信システム1A、プラグコネクタ11、及びプラグ基板13によって得られる効果について説明する。本実施形態のプラグコネクタ11及びプラグ基板13は、ホスト機器30において生成される正相信号及び逆相信号のうち、一方の信号Sd11のみを信号伝送用ケーブル12に出力(シングルエンド化)し、他方の信号Sd12を出力しない。従って、信号Sd11のみを伝送するための金属線12bがあれば足りるので、必要な金属線12bの本数を半減させることができ、通信チャネル数が増えた場合であっても信号伝送用ケーブル12の柔軟性の低下を抑えることができる。また、本実施形態では、ホスト機器30側にて差動信号Sd1のための信号処理が行われるので、差動信号Sd1を生成する信号処理ICをプラグコネクタ11が備えなくてもよい。従って、本実施形態によれば、プラグコネクタ11の発熱を抑え、ホスト機器30の構造がプラグコネクタ11の放熱のため複雑化することを抑制できる。
また、本実施形態のように、コンタクト17は、ホスト機器30から信号Sd12を受けてもよい。そして、本実施形態のように、第2パス15bはプラグ基板13にて終端されてもよい。従来のホスト機器は、正相信号及び逆相信号の双方を出力するように構成されていることが多い。従って、本実施形態のようにプラグコネクタ11において信号Sd12を終端させることにより、ホスト機器30が従来と同様のインターフェースを維持できる。これにより、信号Sd12を終端させる構成を、既存の通信システムに適用し易くすることができる。
また、本実施形態のように、一部のパッド18はプラグ基板13の表面13b及び裏面13cのうち一方の面に設けられ、他のパッドはプラグ基板13の他方の面に設けられ、上記一部のパッド18に対応する一部のコンタクト16が一方の面に設けられ、上記他のパッド18に対応する他のコンタクト16が他方の面に設けられてもよい。この場合、プラグ基板13は、一方の面上のパッド18とコンタクト16とを接続する配線19aと、他方の面上のパッド18とコンタクト16とを接続する配線19bとを有してもよい。これにより、コンタクト16とパッド18とを接続する際に、プラグ基板13を貫通するビアを必要としないので、プラグ基板13の製造が容易になる。また、金属線12b同士の間隔を大きくすることができるので、半田接続作業を容易にでき、プラグコネクタ11の製造が容易になる。
(第1変形例)
続いて、上記実施形態の第1変形例について説明する。図6(a)は本変形例に係るプラグ基板13Bの平面図であり、図6(b)はプラグ基板13Bの裏面図である。本変形例と上記実施形態との相違点は、パッドの配置である。すなわち、本変形例では、複数のパッド18が、プラグ基板13Bの表面13b及び裏面13cのうち一方の面(例えば表面13b)にのみ設けられ、他方の面(例えば裏面13c)には設けられていない。そして、プラグ基板13Bは、上記実施形態の配線19bに代えて、配線19c(第1配線)と、配線19d(第2配線)と、ビア19eとを有する。
具体的には、表面13b上のコンタクト16と、対応する一部のパッド18とは、表面13b上に設けられた配線19aを介して電気的に接続されている。また、裏面13c上のコンタクト16と、対応する他のパッド18とは、配線19c及び19d、並びにビア19eを介して電気的に接続されている。
配線19cは、表面13b上に設けられ、その一端において他のパッド18に接続されている。配線19dは、裏面13cに設けられ、その一端において、裏面13c上に設けられたコンタクト16に接続されている。ビア19eは、プラグ基板13Bを厚さ方向に貫通する導体であって、配線19c及び19dの他端同士を相互に接続する。
本変形例のような構成であっても、上記実施形態と同様の効果を好適に得ることができる。また、本変形例のように、複数のパッド18がプラグ基板13Bの一方の面に設けられることによって、他方の面を電子部品等の実装領域として確保でき、プラグ基板13Bの部品実装領域を広くすることができる。
(第2変形例)
続いて、上記実施形態の第2変形例について説明する。図7(a)は本変形例に係るプラグ基板13Cの平面図であり、図7(b)はプラグ基板13Cの裏面図である。本変形例と上記実施形態との相違点は、パッドの配置である。すなわち、本変形例では、複数のパッド18が、該複数のパッド18の並び方向においてプラグ基板13Cの縁寄りに偏って配置されている。具体的には、表面13b上においては4つのパッド18が一方の縁13g寄りに偏って配置されており、裏面13c上においては、2つのパッド18が一方の縁13g寄りに偏り、他の2つのパッド18が他方の縁13h寄りに偏って配置されている。
本変形例のような構成であっても、上記実施形態と同様の効果を好適に得ることができる。また、このような構成によれば、表面13b上における他方の縁13hの周辺の領域13eを電子部品等の実装領域として活用することが可能となる。また、裏面13c上における両縁13g,13hの中間の領域13fを電子部品等の実装領域として活用することが可能となる。従って、本変形例によれば、プラグ基板13Cの部品実装領域を広くすることができる。なお、本変形例に限られず、プラグ基板の表面及び裏面の双方においてパッド18が一方の縁寄りに偏って配置されてもよく、或いは、プラグ基板の表面及び裏面の双方においてパッド18が両縁寄りに偏って配置されてもよい。
(第3変形例)
続いて、上記実施形態の第3変形例について説明する。図8は本変形例に係る通信システム1Bの構成を示す図である。本変形例と上記実施形態との相違点は、第2パス15bの配置である。上記実施形態では、送信側のプラグコネクタ11のプラグ基板13が第2パス15bを提供しているが(図3を参照)、本変形例では、送信側のホスト機器30のホスト基板31が第2パス15bを提供している。第2パス15bは、このホスト基板31において、信号Sd12を同軸ケーブル12aの金属線に出力されないように終端する。
具体的には、送信側の信号処理IC32が有する出力端子のうち、信号Sd12を出力する端子がホスト基板31において終端されている。一例では、信号処理IC32の該端子に接続された終端回路がホスト基板31上に設けられる。終端回路は、例えば、信号処理IC32の端子とグランド配線GNDとの間に接続された50オームの終端抵抗及びコンデンサを含んで構成される。また、他の一例では、信号処理IC32の端子は電源線等に接続されても良い。また、更に他の例では、信号処理IC32の端子をオープン回路としても良い。
このように、信号処理IC32の信号Sd12を出力する端子が終端されることにより、信号処理IC32から出力される信号Sd12はホスト基板31において消滅する。故に、プラグ基板13のプラグエッジコネクタ13aは、差動信号Sd1の一方(信号Sd11)のみをホスト機器30から受け、他方(信号Sd12)を受けない。従って、本変形例においても、信号Sd12は信号伝送用ケーブル12には出力されない。
なお、受信側のホスト基板31もまたこのような第2パス15bを有するが、この第2パス15bは、受信側の信号処理IC32が有する一対の入力端のうち差動信号が入力されない入力端を終端するために用いられる。また、上述したように、本変形例では信号処理IC32の信号Sd12を出力する端子がホスト基板31において終端されるので、該端子はホストエッジコネクタ33に接続されない。故に、コンタクト17は、上記実施形態と同様にホストエッジコネクタ33に接続された状態において、ホスト基板31と電気的に接続されない。このような場合であっても、プラグ基板13においてコンタクト17は終端される。コンタクト17の終端方式は、上記実施形態と同様にできる。
本変形例のような構成であっても、上記実施形態と同様の効果を好適に得ることができる。また、このような構成によれば、ホスト機器30において差動信号からシングルエンド信号への変換を完結できるので、プラグコネクタ11の構成を簡易化することができる。
1A,1B…通信システム、10A…プラグコネクタ付きケーブル、11…プラグコネクタ、12…信号伝送用ケーブル、12a…同軸ケーブル、12b…金属線、13,13B,13C…プラグ基板、13a…プラグエッジコネクタ、13b…表面、13c…裏面、14…ハウジング、15a…第1パス、15b…第2パス、16,17…コンタクト、18…パッド、19a〜19d…配線、19e…ビア、30…ホスト機器、31…ホスト基板、32…信号処理IC、33…ホストエッジコネクタ、GND…グランド配線、S1…送信信号、Sd1,Sd2…差動信号。

Claims (10)

  1. ホスト機器間の信号伝送を行う信号伝送用ケーブルに取り付けられるプラグコネクタであって、
    前記ホスト機器のホスト基板に電気的に接続されるコンタクト部と、前記信号伝送用ケーブルを構成する金属線に電気的に接続されたパッドとを有する基板を備え、
    前記コンタクト部は、前記ホスト機器において生成される一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち一方の信号を受ける第1コンタクトと、該第1コンタクトとペアを構成する第2コンタクトとを有し、
    前記パッドは前記第1コンタクトに電気的に接続されており、前記一方の信号が前記パッドを介して前記信号伝送用ケーブルに出力され、
    前記第2コンタクトは前記基板において終端されている、プラグコネクタ。
  2. 前記第2コンタクトは、前記一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち他方の信号を受ける、請求項1に記載のプラグコネクタ。
  3. 前記コンタクト部は、前記一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち前記一方の信号のみを前記ホスト機器から受ける、請求項1に記載のプラグコネクタ。
  4. 前記基板は複数の前記パッドを有し、
    前記複数のパッドは前記基板の表面及び裏面のうち一方の面に設けられ、
    前記コンタクト部は、前記複数のパッドにそれぞれ対応する複数の前記第1コンタクトを有し、一部の前記第1コンタクトが前記一方の面に設けられ、他の前記第1コンタクトが前記表面及び前記裏面のうち他方の面に設けられ、
    前記基板は、
    前記一方の面に設けられ前記パッドに接続された第1配線と、
    前記他方の面に設けられて前記他の第1コンタクトに接続された第2配線と、
    前記第1配線及び前記第2配線を相互に接続するビアと、
    を更に有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のプラグコネクタ。
  5. 前記基板は複数の前記パッドを有し、
    一部の前記パッドは前記基板の表面及び裏面のうち一方の面に設けられ、他の前記パッドは前記基板の前記表面及び前記裏面のうち他方の面に設けられ、
    前記コンタクト部は、前記複数のパッドにそれぞれ対応する複数の前記第1コンタクトを有し、前記一部のパッドに対応する一部の前記第1コンタクトが前記一方の面に設けられ、前記他のパッドに対応する他の前記第1コンタクトが前記他方の面に設けられ、
    前記基板は、
    前記一方の面に設けられ、前記一部のパッドと前記一部の第1コンタクトとを接続する第3配線と、
    前記他方の面に設けられ、前記他のパッドと前記他の第1コンタクトとを接続する第4配線と、
    を更に有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のプラグコネクタ。
  6. 前記複数のパッドは、該複数のパッドの並び方向において前記基板の縁寄りに偏って配置されている、請求項5に記載のプラグコネクタ。
  7. 第1信号処理ICを搭載する第1ホスト基板を有する第1ホスト機器と、
    第2信号処理ICを搭載する第2ホスト基板を有する第2ホスト機器と、
    前記第1ホスト基板と電気的に接続される第1プラグ基板を含む第1プラグコネクタ、前記第2ホスト基板と電気的に接続される第2プラグ基板を含む第2プラグコネクタ、及び、前記第1プラグ基板と前記第2プラグ基板とを電気的に接続する金属線を有するプラグコネクタ付きケーブルと、
    を備え、
    前記第1ホスト基板、前記第2ホスト基板、前記第1プラグ基板、及び前記第2プラグ基板は、前記第1信号処理ICから出力される差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち一方の信号を、前記金属線を介して前記第2信号処理ICに伝送する第1パスを提供し、
    前記第1ホスト基板または前記第1プラグ基板は、前記差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち他方の信号を終端する第2パスを提供し、
    前記第2信号処理ICは、前記第1パスを介して受信した前記一方の信号を差動信号に復調する、通信システム。
  8. 前記第2パスは前記第1プラグ基板にて前記他方の信号を終端する、請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記第2パスは前記第1ホスト基板にて前記他方の信号を終端する、請求項7に記載の通信システム。
  10. ホスト機器間の信号伝送を行う信号伝送用ケーブルに取り付けられる回路基板であって、
    前記ホスト機器のホスト基板に電気的に接続されるコンタクト部と、
    前記信号伝送用ケーブルを構成する金属線と電気的に接続されるパッドと、
    を備え、
    前記コンタクト部は、
    前記ホスト機器において生成される一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち一方の信号を受ける第1コンタクトと、
    前記一つの差動信号を構成する正相信号及び逆相信号のうち他方の信号を受ける第2コンタクトと、
    を有し、
    前記パッドは前記第1コンタクトに電気的に接続されており、前記一方の信号が前記パッドを介して前記信号伝送用ケーブルに出力され、前記第2コンタクトは終端されている、回路基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016208380A1 (ja) * 2015-06-25 2016-12-29 株式会社オートネットワーク技術研究所 ケーブル装置及び通信システム

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