JP2016126898A - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極体が変形することによる性能低下を低減できる蓄電素子を提供する。【解決手段】極板が積層されることで形成される電極体600と、電極体600に接続される正極集電体120とを備える蓄電素子10であって、電極体600に当接する当接部材400を備え、当接部材400は、本体部420と、本体部420とは異なる材料で構成され、かつ、極板が積層された積層部601aを極板の積層方向において正極集電体120とで挟み込んだ状態で、正極集電体120および積層部601aとともに接合される当て板410と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、容器の内部に集電体及び絶縁部材を備える蓄電素子に関する。
従来、集電接続板(集電体)と、発電要素(電極体)との接続部分において、集電体とともに電極体に溶接される挟持板(当て板)が設けられた非水電解質二次電池(蓄電素子)が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1の技術では、当て板の長さを電極体の電極の直線部の長さよりも短くすることで、電極体の接続部分における破損を防いでいる。
特開2009−105074号公報
しかしながら、上記従来の蓄電素子では、振動や衝撃が加えられたときに、電極体の集電体との接続部分が変形しやすいという問題がある。つまり、蓄電素子に振動や衝撃が加えられたときに、電極体が変形することにより蓄電素子の性能低下を招くおそれがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、電極体が変形することによる性能低下を低減できる蓄電素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電素子は、極板が積層されることで形成される電極体と、前記電極体に接続される集電体とを備える蓄電素子であって、前記電極体に当接する当接部材を備え、前記当接部材は、本体部と、前記本体部とは異なる材料で構成され、かつ、前記極板が積層された積層部を前記極板の積層方向において前記集電体とで挟み込んだ状態で、前記集電体および前記積層部とともに接合される当て板と、を有する。
これによれば、電極体に接合される当て板が当接部材の本体部に設けられており、かつ、当接部材が電極体に当接するため、電極体が変形することを抑制することができる。このため、蓄電素子に振動や衝撃が加えられたとしても、電極体が変形することによる蓄電素子の性能低下を低減することができる。
また、前記本体部および前記当て板は、一体に形成されていてもよい。
これによれば、本体部と当て板との間のクリアランスを最小化してゼロに近づけることができるため、本体部と当て板との間で相対的な移動が生じることを抑制することができる。つまり、当接部材が変形することを抑制することができるため、電極体が変形することを効果的に低減することができる。
また、前記当接部材は、前記積層方向に分離された2つの前記積層部の間に配置されてもよい。
このため、電極体の2つの積層部の少なくとも一方が内側に向かって変形することを抑制することができる。
また、前記当接部材は、前記2つの積層部のそれぞれに対応して接合される2つの前記当て板であって、前記本体部に設けられた前記2つの当て板を有してもよい。
これによれば、当接部材は、本体部に設けられた2つの当て板によって、2つの積層部の内側で電極体に接合されているため、蓄電素子に対して振動や衝撃が加えられたとしても、電極体が変形することを強固に抑制することができる。このため、蓄電素子の性能低下をより効果的に低減することができる。
また、前記当接部材は、1つの前記積層部に接合される複数の前記当て板を有してもよい。
これによれば、1つの積層部に対して複数の当て板が設けられているため、1つの積層部に対して集電体を複数箇所で接合することができる。このため、集電体および電極体の接合強度を向上させることができる。
また、前記当接部材は、前記電極体の前記積層方向の外側に配置されてもよい。
このため、電極体が外側に向かって変形することを抑制することができる。
また、前記本体部は、前記電極体に沿った形状を有してもよい。
これによれば、本体部が電極体の形状に沿って設けられているため、当接部材は電極体に対して面で当接する。このため、電極体に対して負荷がかからないように、電極体が変形することを効果的に抑制することができる。
本発明における蓄電素子によれば、電極体が変形することによる性能低下を低減できる。
本発明の実施の形態に係る蓄電素子の外観を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電素子の容器の容器本体を分離して蓄電素子が備える各構成要素を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電素子を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る当接部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る図4における当接部材のB−B断面を示す図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電素子の断面を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る当接部材の構成を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る蓄電素子の断面を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る蓄電素子の断面を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る当接部材の構成を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る当接部材の構成を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る当接部材の構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る蓄電素子について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、寸法等は厳密に図示したものではない。
なお、以下の説明及び図面中において、蓄電素子の電極体の巻回軸方向をX軸方向と定義する。つまり、X軸方向は、集電体もしくは電極端子の並び方向、または、容器の短側面の対向方向として定義できる。また、蓄電素子の上下方向をZ軸方向と定義する。つまり、Z軸方向は、集電体の足が延びる方向、または、容器の短側面の長手方向として定義できる。また、X軸方向及びZ軸方向と交差する方向をY軸方向と定義する。つまり、Y軸方向は、容器の長側面の対向方向、容器の短側面の短手方向、または、容器の厚さ方向として定義できる。
(実施の形態)
まず、蓄電素子10の構成について、説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10の外観を模式的に示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10の容器100の容器本体111を分離して蓄電素子10が備える各構成要素を示す斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。なお、図3は、容器100の容器本体111を省略して図示している。
蓄電素子10は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池であり、より具体的には、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。例えば、蓄電素子10は、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)、またはハイブリッド電気自動車(HEV)などに適用される。なお、蓄電素子10は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。
これらの図に示すように、蓄電素子10は、容器100と、正極端子200と、負極端子300とを備えている。また、容器100内方には、正極集電体120と、負極集電体130と、電極体600と、当接部材400、500とが収容されている。
また、蓄電素子10の容器100の内部には電解液(非水電解質)などの液体が封入されているが、当該液体の図示は省略する。なお、容器100に封入される電解液としては、蓄電素子10の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく様々なものを選択することができる。
容器100は、矩形筒状で底を備える容器本体111と、容器本体111の開口を閉塞する板状部材である蓋体110とで構成されている。また、容器100は、電極体600等を内部に収容後、蓋体110と容器本体111とが溶接等されることにより、内部を密封することができるものとなっている。なお、蓋体110及び容器本体111の材質は、特に限定されないが、例えばステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金など溶接可能な金属であるのが好ましい。
電極体600は、正極と負極とセパレータとを備え、電気を蓄えることができる部材である。正極は、アルミニウムやアルミニウム合金などからなる長尺帯状の金属箔である正極基材層上に正極活物質層が形成されたものである。また、負極は、銅や銅合金などからなる長尺帯状の金属箔である負極基材層上に負極活物質層が形成されたものである。また、セパレータは、樹脂からなる微多孔性のシートである。
ここで、正極活物質層に用いられる正極活物質、または負極活物質層に用いられる負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能な正極活物質または負極活物質であれば、適宜公知の材料を使用できる。
そして、電極体600は、正極と負極との間にセパレータが挟み込まれるように層状に配置されたものが巻芯620(図6参照)に巻き回されて形成されている。つまり、電極体600は、巻回型の電極体である。なお、同図では、電極体600の形状としては長円形状を示したが、円形状または楕円形状でもよい。また、電極体600の形状は巻回型に限らず、平板状極板を積層した形状でもよい。
なお、電極体600は、正極側の積層部601と負極側の積層部602とを有している。積層部601は、正極の活物質層非形成部が積層されて束ねられた電極体の正極側の端部であり、積層部602は、負極の活物質層非形成部が積層されて束ねられた電極体の負極側の端部である。なお、正極の活物質層非形成部とは、正極のうち正極活物質が塗工されず正極基材層が露出した(正極活物質層が形成されていない)部分であり、負極の活物質層非形成部とは、負極のうち負極活物質が塗工されず負極基材層が露出した(負極活物質層が形成されていない)部分である。
また、電極体600は、さらに、正極側の収束部603と負極側の収束部604とを有している(後述の図6の(b)を参照)。収束部603は、電極体600の積層された極板のうちで積層部601に向かうにつれて複数層の正極が収束している部位であり、複数層の正極の間隔が狭まっている部位である。収束部604は、電極体600の積層された極板のうちで積層部602に向かうにつれて複数層の負極が収束している部位であり、複数層の負極の間隔が狭まっている部位である。
正極端子200は、電極体600の正極に電気的に接続された電極端子であり、負極端子300は、電極体600の負極に電気的に接続された電極端子である。つまり、正極端子200及び負極端子300は、電極体600に蓄えられている電気を蓄電素子10の外部空間に導出し、また、電極体600に電気を蓄えるために蓄電素子10の内部空間に電気を導入するための金属製の電極端子である。
また、正極端子200及び負極端子300は、電極体600の上方に配置された蓋体110に取り付けられている。具体的には、図3に示すように、正極端子200は、突出部210が蓋体110の貫通孔110aと正極集電体120の貫通孔121aとに挿入されて、かしめられることにより、正極集電体120とともに蓋体110に固定される。また同様に、負極端子300は、突出部310が蓋体110の貫通孔110bと負極集電体130の貫通孔131aとに挿入されて、かしめられることにより、負極集電体130とともに蓋体110に固定される。なお、パッキン等も配置されているが、同図では省略して図示している。
正極集電体120は、電極体600の正極側に配置され、正極端子200と電極体600の正極とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材である。なお、正極集電体120は、電極体600の正極基材層と同様、アルミニウムまたはアルミニウム合金などで形成されている。
負極集電体130は、電極体600の負極側に配置され、負極端子300と電極体600の負極とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材である。なお、負極集電体130は、電極体600の負極基材層と同様、銅または銅合金などで形成されている。
正極集電体120及び負極集電体130の構成について具体的に説明する。なお、正極集電体120及び負極集電体130は、同様の構成を有するため、以下では正極集電体120についての説明を行い、負極集電体130についての説明は省略する。なお、負極集電体130の構成については、120番台の符号を130番台に読み替えることにより説明できる。
正極集電体120は、具体的には、端子側配置部121と、電極体側配置部122とを有する。端子側配置部121は、正極端子200側(Z軸方向プラス側)に配置される平板状の部位である。端子側配置部121には、正極端子200の突出部210が挿入される貫通孔121aが形成されている。そして、端子側配置部121は、突出部210が貫通孔110aに挿入されて蓋体110とともにかしめられることにより、蓋体110に固定される。つまり、突出部210は、正極端子200と正極集電体120とを接続する接続部である。
電極体側配置部122は、端子側配置部121の両側面部に接続された、Z軸方向に延びる長尺板状の2つの部材であり、電極体600側に配置される部材である。具体的には、電極体側配置部122は、端子側配置部121のY軸方向で対向する両側面から電極体600の方向(Z軸方向マイナス側)に垂れ下がるように配置された部材であり、電極体600の正極側の積層部601に接合される。つまり、電極体側配置部122は、Z軸方向に延びる部材であり、X−Z平面に平行な面を有している。そして、電極体側配置部122は、当該平行な面にて電極体600の正極側の積層部601に接合されて、容器100内で電極体600を吊り下げるように保持する。
当接部材400は、電極体600の正極側の積層部601の、積層方向に分離された2つの積層部601aの間に配置され、電極体600に当接する部材である。
当接部材400は、本体部420と、複数(本実施の形態では4枚)の当て板410とを有する複合部材である。本体部420及び複数の当て板410は、互いに異なる材料で構成される。本体部420は、例えば、ポリカーボネート(PC)やポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の絶縁性の樹脂で形成されている絶縁部材であるが、絶縁性を有する部材であればどのような材質で形成されていても構わない。複数の当て板410は、アルミニウムやアルミニウム合金などからなる板状の金属部材である。当て板410は、正極集電体120とで積層部601aを挟み込んで、正極集電体120とともに積層部601aに接合される。
当接部材500は、電極体600の負極側の積層部602の、積層方向に分離された2つの積層部602aの間に配置され、電極体600に当接する部材である。当接部材500は、本体部520と、複数(本実施の形態では4枚)の当て板510とを有する複合部材である。本体部520及び複数の当て板510は、互いに異なる材料で構成される。本体部520は、例えば、ポリカーボネート(PC)やポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の絶縁性の樹脂で形成されている絶縁部材であるが、絶縁性を有する部材であればどのような材質で形成されていても構わない。複数の当て板510は、銅や銅合金などからなる板状の金属部材である。当て板510は、負極集電体130とで積層部602を挟み込んで、負極集電体130とともに積層部602に接合される。
次に、当接部材400、500の構成について、詳細に説明する。なお、正極側の当接部材400と、負極側の当接部材500とは、同様の構成を有するため、以下では正極側の当接部材400についての説明を行い、当接部材500についての説明は省略する。
図4は、本発明の実施の形態に係る当接部材400の構成を示す斜視図である。また、図5は、本発明の実施の形態に係る図4における当接部材400のB−B断面を示す図である。図6は、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10の断面を示す図である。具体的には、図6の(a)は、図1における蓄電素子10のA−A断面を示す図である。図6の(b)は、図6の(a)の一部を拡大した図である。
まず、図4及び図5に示すように、当接部材400は、複数の当て板410と、本体部420とを有する。当接部材400は、複数の当て板410に対して、本体部420がインサート成形されることにより、一体に形成されている。なお、ここで言うインサート成形とは、樹脂を成形するための金型に予め金属部材(ここでは複数の当て板410)を挿入しておき、当該金型に樹脂を注入して金属部材と樹脂とを一体に形成する成形方法である。
複数の当て板410は、本体部420から露出しており、かつ、正極が積層された積層部601aを当該正極の積層方向(つまり、Y軸方向)において正極集電体120の電極体側配置部122で挟み込んだ状態で、電極体側配置部122及び積層部601aとともに接合される。
なお、電極体600は、積層部601がY軸方向で2本の電極体側配置部122により挟み込まれている。そして、当接部材400は、積層方向(Y軸方向)に分離された2つの積層部601aの間に配置される。このため、電極体600の積層方向に分離された2つの積層部601aのそれぞれは、図6に示すように、電極体側配置部122及び当て板410によりY軸方向で挟み込まれた状態となり、この状態で、電極体側配置部122、積層部601a及び当て板410が接合される。
複数の当て板410は、積層方向に分離された2つの積層部601aのそれぞれに対応して接合され、本体部420に設けられた2組の部材である。つまり、複数の当て板410は、本体部420のY軸方向の異なる位置に2組の当て板410がそれぞれ設けられる。また、2組の当て板410は、Y軸方向に並んで配置される。
なお、本実施の形態では2つの積層部601aのそれぞれに対応して接合される2組の当て板410は、1組当たり2枚である。つまり、当接部材400は、1つの積層部601aに接合される複数の当て板410を有する。なお、本実施の形態では2つの積層部601aのそれぞれに対応して接合される2組の当て板410は、1組当たり2枚であるが、1組当たり2枚に限らずに、1組当たりが、1枚であってもよいし、3枚以上であってもよい。
具体的には、複数の当て板410は、電極体側配置部122及び積層部601aと、超音波溶接、抵抗溶接などの溶接により接合されることにより、2つの積層部601aのそれぞれに対応して固定されている。また、電極体側配置部122、積層部601a、及び複数の当て板410の接合は、溶接に限定されず、かしめ、圧着などによって行われてもよい。
本体部420は、第一壁部421、第二壁部422、第三壁部423、第四壁部424及び第五壁部425を有する。第一壁部421及び第二壁部422は、Y軸方向で互いに対向しており、第一壁部421はY軸方向プラス側に配置され、第二壁部422は、Y軸方向マイナス側に配置されている。
第三壁部423及び第四壁部424は、Z軸方向で互いに対向しており、第三壁部423はZ軸方向プラス側に配置され、第四壁部424はZ軸方向マイナス側に配置されている。より具体的には、第三壁部423は、第一壁部421及び第二壁部422を接続するように、第一壁部421及び第二壁部422のZ軸方向プラス側の端部に連続して設けられている。第四壁部424は、第一壁部421及び第二壁部422を接続するように、第一壁部421及び第二壁部422のZ軸方向マイナス側の端部に連続して設けられている。
第五壁部425は、X軸方向に面しており、第一壁部421、第二壁部422、第三壁部423、及び第四壁部424のX軸方向マイナス側の端部から、それぞれの壁部421〜424を接続するように連続して設けられている。つまり、本体部420は、X軸方向プラス側に壁部が設けられていない、略直方体形状の部材である。
第一壁部421及び第二壁部422のそれぞれには、2枚の当て板410がZ軸方向に並んで設けられている。第一壁部421には、2枚の当て板410を露出させるための2つの露出部421aが形成されている。同様に、第二壁部422には、2枚の当て板410を露出させるための2つの露出部422aが形成されている。露出部421a、422aは、第一壁部421及び第二壁部422に形成された開口部である。露出部421a、422aは、切り欠き上に設けられた開口部だけでなく、貫通孔であってもよい。
また、複数の当て板410のそれぞれは、接合部411と、埋設部412とを有する。接合部411は、本体部420から露出され、電極体600の積層部601に接合される部位である。埋設部412は、第一壁部421及び第二壁部422に埋設されている部位である。埋設部412は、当て板410の一部であって、X軸方向プラス側を除く3つの端辺を含む部分である。このように、複数の当て板410のそれぞれは、埋設部412が本体部420に埋設されることにより、本体部420に一体に形成されている。
また、図5に示すように、複数の当て板410は、本体部420から露出している部分である接合部411がY軸方向の両外側に向けて突出するように形成されている。具体的には、第一壁部421に埋設されている2枚の当て板410は、接合部411が、埋設部412よりもY軸方向プラス側に突出するように形成されている。また、第二壁部422に埋設されている2枚の当て板410は、接合部411が、埋設部412よりもY軸方向マイナス側に突出するように形成されている。
複数の当て板410は、上記のように形成されることで、接合部411のY軸方向プラス側の面と、第一壁部421のY軸方向プラス側の面とは、同一の平面上にあるように形成されており、かつ、接合部411のY軸方向マイナス側の面と、第二壁部422のY軸方向マイナス側の面とは、同一の平面上にあるように形成されている。つまり、複数の当て板410と、本体部420とは、Y軸方向の両外側の面において面一に形成されている。
このため、電極体600の極板が積層されて接合される積層部601を同一の平面上に沿わせた状態で、接合部411と積層部601とを接合することができる。これにより、積層部601をたわませることなく接合部411に接合できるため、積層部601が破断することを抑制することができる。また、積層部601と当接部材400との間に隙間が無いため、蓄電素子10が振動や衝撃を加えられたとしても、積層部601が変形することを抑制することができ、積層部601が変形することによる破損を抑制することができる。
当接部材400の第一壁部421、第二壁部422および第五壁部425は、図6に示すように、電極体600の形状に沿った形状を有する。具体的には、第一壁部421は、電極体600の2つの積層部601aのうちY軸方向プラス側に設けられた積層部601aのY軸方向マイナス側の面に沿った形状を有している。
また、第二壁部422は、電極体600の2つの積層部601aのうちY軸方向マイナス側に設けられた積層部601aのY軸方向プラス側の面に沿った形状を有している。また、第五壁部425は、電極体600の収束部603に沿って配置され、収束部603の形状に沿ってY軸方向に対して傾斜している傾斜面426を有する。傾斜面426は、収束部603の傾斜面611と略平行に対向している。第五壁部425の傾斜面426と、収束部603の傾斜面611とは、互いに当接している。なお、図6の(b)は、第五壁部425のY軸方向マイナス側の傾斜面426のみを示しているが、図6の(a)に示すように、第五壁部425のY軸方向プラス側の傾斜面についても、同様に、収束部603の傾斜面に当接する傾斜面を有する。つまり、第五壁部425は、電極体600に対して、X軸方向プラス側から当接する。要するに、当接部材400は、電極体600の極板の積層方向に交差する交差方向で電極体600に当接する。
また、当接部材400は、Y軸方向の中心を通過するX−Z平面に対して対称な形状である。また、当接部材400は、Z軸方向の中心を通過するX−Y平面に対して対称な形状である。つまり、複数の当て板410は、本体部420の中央部分に対して線対称に設けられている。このため、当接部材400は、電極体600の所定の位置に配置するときに、Z軸方向の向きを気にしなくても、正極集電体120及び電極体600に対して適切に(設計通りに)配置し接合することができる。つまり、接合作業を容易にすることができる。
なお、図6の(a)に示すように、負極側に配置される当接部材500は、正極側に配置される当接部材400と同様の構成であり、400番台の符号を500番台に読み替えることにより説明できる。
以上のように、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10によれば、当接部材400は、本体部420とは異なる材料で構成され、かつ、極板が積層された積層部601aを極板の積層方向(Y軸方向)において正極集電体120の電極体側配置部122とで挟み込んだ状態で、正極集電体120および積層部601aとともに接合される当て板410を有する。つまり、電極体600に接合される当て板410が当接部材400の本体部420に設けられており、かつ、当接部材400が電極体600に当接するため、電極体600が変形することを抑制することができる。このため、蓄電素子10に振動や衝撃が加えられたとしても、電極体600が変形することによる蓄電素子10の性能低下を低減することができる。
また、当接部材400は、本体部420及び当て板410が一体に形成されている構成である。このように、本体部420と当て板410との間のクリアランスを最小化してゼロに近づけることができるため、本体部420と当て板410との間で相対的な移動が生じることを抑制することができる。つまり、当接部材400が変形することを抑制することができるため、電極体600が変形することを効果的に低減することができる。
具体的には、当接部材400は、本体部420及び当て板410がインサート成形により一体に形成されている構成である。このため、当て板410を本体部420に一体化させた状態で、当接部材400を任意の形状となるように容易に成形することができる。これにより、電極体600が変形することをより効果的に抑制することができる。
また、当接部材400は、積層方向(Y軸方向)に分離された2つの積層部601aの間に配置される。このため、電極体600の2つの積層部601aの少なくとも一方が内側に向かって変形することを抑制することができる。
また、当接部材400は、2つの積層部601aのそれぞれに対応して接合される2組の当て板410であって、本体部420に設けられた2組の当て板410を有する。つまり、当接部材400は、本体部420に設けられた2つの当て板410によって、2つの積層部601aの内側で電極体600に接合されているため、蓄電素子10に対して振動や衝撃が加えられたとしても、電極体600が変形することを強固に抑制することができる。このため、蓄電素子10の性能低下をより効果的に低減することができる。
また、当接部材400は、1つの積層部601aに接合される複数の当て板410を有する。つまり、1つの積層部601aに対して複数の当て板410が設けられているため、1つの積層部601aに対して正極集電体120の2本の電極体側配置部122のそれぞれを複数箇所で接合することができる。このため、正極集電体120及び電極体600の接合強度を向上させることができる。
また、本体部420は、電極体600に沿った形状を有する。つまり、本体部420が電極体600の形状に沿って設けられているため、当接部材400は、電極体600に対して面で当接する。このため、電極体600に対して負荷がかからないように、電極体600が変形することを効果的に抑制することができる。
具体的には、当接部材400は、第五壁部425が電極体600の収束部603に沿って傾斜している傾斜面426を有する構造である。つまり、当接部材400は、電極体600に接合された状態において、電極体600の積層部601aおよび収束部603において、それらの形状に沿うように当接して配置されているため、積層部601a及び収束部603が折れ曲がったり、たわんだりするような電極体600の変形を抑制することができる。
なお、上述したような効果は、正極側に設けられる当接部材400だけでなく負極側に設けられる当接部材500についても同様である。
以上、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記実施の形態では、当接部材400は、本体部420におけるY軸方向の異なる位置に、2組の当て板410がそれぞれ設けられており、2組の当て板410のそれぞれが積層方向に分離された積層部601aに接合される構成であるが、これに限らない。例えば、図7に示すように、1つの積層部601aに接合される当て板410を有する構成の当接部材400Aとしてもよい。
図7は、本発明の他の実施の形態に係る当接部材400Aの構成を示す斜視図である。当接部材400Aは、実施の形態における当接部材400と比較して、当接部材400のY軸方向プラス側の一部のみの構成であることが異なる。より具体的には、当接部材400Aは、X−Z平面で当接部材400のY軸方向の中心よりもY軸方向プラス側よりで切断した場合の、Y軸方向プラス側の一部である。つまり、当接部材400Aは、当接部材400と比較して、第二壁部422が形成されていないことと、第三壁部423A、第四壁部424Aおよび第五壁部425Aが、第三壁部423、第四壁部424および第五壁部425のY軸方向プラス側の一部であることとが異なる。当接部材400Aのその他の構成は、実施の形態の当接部材400と同様であるため説明を省略する。
次に、当接部材400Aが電極体600及び正極集電体120に接合された構成を説明する。
図8は、本発明の他の実施の形態に係る蓄電素子10Aの断面を示す図である。具体的には、図8の(a)は、本発明の他の実施の形態に係る蓄電素子10Aにおける図1のA−A断面に対応する図である。図8の(b)は、図8の(a)の一部を拡大した図である。
図8の(a)に示すように、蓄電素子10Aでは、電極体600の積層方向に分離された2つの積層部601aの間に、2つの当接部材400AがY軸方向で互いに反対向きに対向するように配置される。具体的には、2つの当接部材400Aは、それぞれの第一壁部421が2つの積層部601aのY軸方向内側の面と当接するように配置される。そして、2つの当接部材400Aのそれぞれの当て板410は、2つの積層部601aのそれぞれ、及び、2本の電極体側配置部122のそれぞれに接合される。
また、図8の(b)に示すように、当接部材400Aは、電極体600の形状に沿った形状を有する。具体的には、第五壁部425Aは、電極体600の収束部603に沿って配置され、収束部603の形状に沿ってY軸方向に対して傾斜している傾斜面426Aを有する。傾斜面426Aは、収束部603の傾斜面611と略平行に対向している。第五壁部425Aの傾斜面426Aと、収束部603の傾斜面611とは、互いに当接している。なお、図8の(b)は、蓄電素子10AのY軸方向マイナス側に配置される当接部材400Aのみ示しているが、図8の(a)に示すように、Y軸方向プラス側に配置される当接部材400Aについても、同様である。
このように、2つの積層部601aのそれぞれに対応して設けられる2つの当接部材400Aを採用した場合であっても、2つの当接部材400Aは、電極体600の積層部601a及び収束部603に当接しているため、電極体600の変形を抑制することができる。
また、図8に示す蓄電素子10Aでは、電極体600の積層方向に分離された2つの積層部601aの間に、2つの当接部材400Aが配置されている構成であるが、これに限らない。例えば、図9に示すように、電極体600の積層方向(Y軸方向)の両外側に2つの当接部材400Aが配置される構成の蓄電素子10Bが採用されてもよい。
図9は、本発明の他の実施の形態に係る蓄電素子10Bの断面を示す図である。具体的には、図9の(a)は、本発明の他の実施の形態に係る蓄電素子10Bにおける図1のA−A断面に対応する図である。図9の(b)は、図9の(a)の一部を拡大した図である。
この場合、正極集電体120Aは、電極体600の2つの積層部601aの間に配置される形態である。このように構成した蓄電素子10Bであっても、当接部材400Aの第五壁部425Aの傾斜面426Aは、電極体600の収束部603に沿って配置され、収束部603の形状に沿ってY軸方向に対して傾斜している。つまり、傾斜面426Aは、収束部603におけるY軸方向外側の傾斜面612と略平行に対向している。そして、第五壁部425Aの傾斜面426Aと、収束部603の傾斜面612とは、互いに当接している。なお、図9の(b)は、蓄電素子10BのY軸方向マイナス側に配置される当接部材400Aのみ示しているが、図9の(a)に示すように、Y軸方向プラス側に配置される当接部材400Aについても、同様である。
このように、2つの積層部601aのそれぞれに対応して設けられる2つの当接部材400Aを2つの積層部601aのY軸方向の両外側に配置した場合であっても、2つの当接部材400Aは、電極体600の積層部601a及び収束部603に当接しているため、電極体600の変形(特に電極体600が外側に向かう変形)を抑制することができる。
また、1つの積層部601aに接合される構成の当接部材としては、図10〜図12に示すような、当接部材400B〜400Dも考えられる。以下、順に説明する。
図10は、本発明の他の実施の形態に係る当接部材400Bの構成を示す斜視図である。図11は、本発明の他の実施の形態に係る当接部材400Cの構成を示す斜視図である。図12は、本発明の他の実施の形態に係る当接部材400Dの構成を示す斜視図である。
図10に示すように、当接部材400Bは、図7の当接部材400Aと比較して、本体部420Bに1枚の当て板410Bが設けられている点が異なる。具体的には、当接部材400Bは、Z軸方向に長い矩形板状の部材であり、図7に示す当接部材400Aの2枚の当て板410のZ軸方向の幅に相当する1枚の当て板410Bを有する。また、当て板410Bは、当て板410と同様に、X軸方向プラス側を除く3つの端辺を含む部分が本体部420Bに埋設されている埋設部412Bを有する。また、本体部420Bの第一壁部421Bには、接合部411BのZ軸方向の幅に対応する大きさの露出部421Baが形成されている。なお、当接部材400Bは、当接部材400Aの第三壁部423A、第四壁部424A及び第五壁部425Aに相当する、第三壁部423B、第四壁部424B及び第五壁部425Bをそれぞれ有する。
また、図11に示すように、当接部材400Cは、図10の当接部材400Bと比較して、当て板410Cの、本体部420Cに埋設されている部分が、第一壁部421Cに埋設されている第一埋設部412Cと、第五壁部425Cに埋設されている第二埋設部413Cとを有する構成である点が異なる。つまり、当て板410Cは、第一埋設部412Cと第二埋設部413Cとが屈曲するように異なる角度で接続されて形成されている。なお、当接部材400Cは、当接部材400Bの接合部411B、露出部421Ba、第三壁部423B及び第四壁部424Bに相当する、接合部411C、露出部421Ca、第三壁部423C及び第四壁部424Cをそれぞれ有する。
このように、当接部材400Cは、互いに異なる角度の第一埋設部412C及び第二埋設部413Cが本体部420Cに埋設されることで、当て板410Cと本体部420Cとが一体に形成される構成であるため、当て板410Cと本体部420Cとを分離しにくくできる。つまり、当接部材400Cの強度を向上させることができる。
また、図12に示すように、当接部材400Dは、図11の当接部材400Cと比較して、当て板410Dの、本体部420Dに埋設されている部分(つまり、第一埋設部412D及び第二埋設部413D)に、複数の貫通孔414Dが形成されている構成である点が異なる。そして、当て板410Dの複数の貫通孔414Dには、本体部420Dが貫通して設けられている。つまり、当て板410Dの複数の貫通孔414Dの内部には、本体部420Dが充填された状態となっている。なお、当接部材400Dは、当接部材400Cの接合部411C、第一壁部421C、露出部421Ca、第三壁部423C、第四壁部424C及び第五壁部425Cに相当する、接合部411D、第一壁部421D、露出部421Da、第三壁部423D、第四壁部424D及び第五壁部425Dを有する。
このように、当接部材400Dは、当て板410Dの第一埋設部412D及び第二埋設部413Dに設けられた複数の貫通孔414Dに本体部420Dが充填されているため、当て板410Dと本体部420Dとをより分離しにくくできる。つまり、当接部材400Dの強度をより向上させることができる。
また、上記実施の形態では、当接部材400、400A〜400Dは、インサート成形により、本体部420、420A〜420Dと、当て板410、410B〜410Dとが一体に形成されているが、インサート成形により一体に形成されることに限らない。例えば、本体部に突出部を形成し、当て板に本体部に形成された突出部により貫通される貫通孔を設けて、当該貫通孔を突出部が貫通した状態で、突出部に熱かしめを施すことにより、本体部と当て板とを一体に形成した当接部材を採用してもよい。また、本体部と当て板とを、接着剤を用いて接合することにより、一体に形成した当接部材を採用してもよい。また、本体部と当て板とを、当て板を曲げ加工により本体部を挟み込んでかしめることにより接合することにより、一体に形成した当接部材を採用してもよい。
また、上記実施の形態では、当接部材400A〜400Dは、2つの積層部601aの両方に対応して配置されているが、2つの積層部601aの一方のみに対応して配置されてもよい。
また、上記実施の形態では、電極体600は、1つの巻回型の電極体で構成されているが2以上の巻回型の電極体で構成されてもよい。2以上の巻回型の電極体で構成される場合、積層方向に分離された2つの積層部は、2以上の巻回型の電極体のそれぞれの正極側の端部及び負極側の端部が1つに束ねられることにより構成されてもよい。
また、上記実施の形態では、複数の当て板410、410B〜410Dは、接合部411、411B〜411Dの面と、第一壁部421、421A〜421D(つまり、本体部420、420A〜420D)の面とは、同一の平面上にあるように形成されているが、同一の平面上に配置されていなくてもよい。つまり、接合部411、411B〜411Dが露出しており、当て板410、410B〜410Dが積層部601aに接合できれば、接合部が本体部よりも電極体側に向かって突出していてもよいし、本体部の方が接合部よりも電極体側に向かって突出していてもよい。ただし、接合部の方が本体部よりも電極体側に向かって突出している方が、電極体の端部を変形させることなく当接させることができるため、好ましい。
また、上記実施の形態では、電極体側配置部122は、端子側配置部121から2本接続されているが、2本接続されることに限定されるものでは無く、1本接続されている正極集電体が採用されてもよいし、3本以上接続されている正極集電体が採用されてもよい。
なお、上記のことは、負極側に配置される当接部材500についても同様である。
また、上記実施の形態及びその変形例(他の実施の形態)が備える各構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、電極体が変形することによる性能低下を低減できる蓄電素子等として有用である。
10、10A、10B 蓄電素子
100 容器
110 蓋体
110a、110b 貫通孔
111 容器本体
120、120A 正極集電体
121 端子側配置部
121a 貫通孔
122 電極体側配置部
130 負極集電体
131 端子側配置部
131a 貫通孔
132 電極体側配置部
200 正極端子
210 突出部
300 負極端子
310 突出部
400、400A〜400D、500 当接部材
410、410B〜410D、510 当て板
411、411B〜411D 接合部
412、412B 埋設部
412C、412D 第一埋設部
413C、413D 第二埋設部
414D 貫通孔
420、420A〜420D、520 本体部
421、421B〜421D 第一壁部
421a、421Ba、421Ca、421Da、422a 露出部
422 第二壁部
423、423B〜423D 第三壁部
424、424B〜424D 第四壁部
425、425B〜425D 第五壁部
426、426A 傾斜面
600 電極体
601、602 積層部
601a、602a 2つの積層部
603、604 収束部
611、612 傾斜面
620 巻芯

Claims (7)

  1. 極板が積層されることで形成される電極体と、前記電極体に接続される集電体とを備える蓄電素子であって、
    前記電極体に当接する当接部材を備え、
    前記当接部材は、
    本体部と、
    前記本体部とは異なる材料で構成され、かつ、前記極板が積層された積層部を前記極板の積層方向において前記集電体とで挟み込んだ状態で、前記集電体および前記積層部とともに接合される当て板と、を有する
    蓄電素子。
  2. 前記本体部および前記当て板は、一体に形成されている
    請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記当接部材は、前記積層方向に分離された2つの前記積層部の間に配置される
    請求項1または2に記載の蓄電素子。
  4. 前記当接部材は、前記2つの積層部のそれぞれに対応して接合される2つの前記当て板であって、前記本体部に設けられた前記2つの当て板を有する
    請求項3に記載の蓄電素子。
  5. 前記当接部材は、1つの前記積層部に接合される複数の前記当て板を有する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  6. 前記当接部材は、前記電極体の前記積層方向の外側に配置される
    請求項1から5のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  7. 前記本体部は、前記電極体に沿った形状を有する
    請求項1から6のいずれか1項に記載の蓄電素子。
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