JP2016126284A - 表示装置の製造方法 - Google Patents

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耕輔 増田
Kosuke Masuda
耕輔 増田
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Abstract

【課題】接着強度の低下を招くことなく接着に対する信頼性を向上させるとともに、光硬化樹脂のはみ出し等を防いで製品の歩留まりを高くすること。【解決手段】表示装置の製造方法は、互いに光吸収波長特性の異なる第1の光重合開始剤および第2の光重合開始剤を含むOCR106に、第1の波長域に属する波長の光を照射してOCR106を仮硬化させる工程と、液晶パネル105とカバーレンズ107とをOCR106を介して貼り合わせる工程と、OCR106に第2の波長域に属する波長の光を照射してOCR106を本硬化させる工程と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、液晶パネルを有する表示装置の製造方法に関する。
従来、液晶パネルと、液晶パネルを背面から照射するバックライトと、液晶パネルの表示面を覆うカバーレンズと、を有する表示装置が知られている。
このような表示装置において、液晶パネルとカバーレンズとの間に空気層が存在する場合、カバーレンズと空気層との境界面、および、空気層と液晶パネルとの境界面において、外部から液晶パネルに照射される太陽光などの光、および、液晶パネルを背面から照射するバックライトの光が反射することにより、表示品位が低下する。
特に、スマートフォンや車載機器に搭載される表示装置においては、太陽光などの強度の大きい光が液晶パネルに照射されるため、低反射化の要望が強い。
これに対して、光硬化樹脂により液晶パネルとカバーレンズとを接着することにより、液晶パネルとカバーレンズとの間の空気層を無くした液晶モジュールが知られている。この液晶モジュールでは、カバーレンズと光硬化樹脂との境界面、および、光硬化樹脂と液晶パネルとの境界面における反射を低減することができるので、表示品位を向上させることができる。
ここで、カバーレンズからの光硬化樹脂のはみ出しを防ぐため、カバーレンズの縁に沿ってダム材が形成され、ダム材により囲まれた領域に光硬化樹脂が塗布される。しかし、この方法では、ダム材を形成する必要があるため、表示装置の製造に時間がかかる。テープ状の光硬化樹脂を使用してダム材を不要にする方法も考えられるが、このテープ状の光硬化樹脂は高価であるため、製造コストの増大を招いてしまう。
このような問題を解決するため、たとえば特許文献1には、光硬化樹脂をワークに塗布した後、光硬化樹脂に紫外線を照射して光硬化樹脂を仮硬化させ、別のワークと張り合わせた後、さらに紫外線を照射して本硬化させる方法が知られている(例えば、特許文献1)。
この方法によれば、ワーク同士を張り合わせる前において、仮硬化により光硬化樹脂の流動が抑制され、ワークからの光硬化樹脂のはみ出しを防止できる。また、この方法では、ダム材や高価なテープ状の光硬化樹脂を使用しないので、製造コストを増大させることがない。さらに、この方法では、表示装置が大面積化しても、表示装置の製造時間の増大を抑制することができる。
特開2012−73533号公報
しかしながら、上述した特許文献1の従来技術では、感光特性のばらつき等により、光硬化樹脂の仮硬化時における硬化率を適正値にすることが難しい。例えば、仮硬化時における硬化率が適正値よりも高すぎる場合には、接着強度の低下を招いて接着に対する信頼性を損なうこととなる。一方、仮硬化時における硬化率が適正値よりも低すぎる場合には、光硬化樹脂の膜形状を維持することができず、光硬化樹脂のはみ出しを招いて製品の歩留まりが低下することとなる。
また、仮硬化における感光特性を緩やかにしてプロセスマージンを確保すると、本硬化に要する時間が長くなり、表示装置の生産性が低下してしまう。
本発明の目的は、接着強度の低下を招くことなく接着に対する信頼性を向上させるとともに、光硬化樹脂のはみ出し等を防いで製品の歩留まりを高くすることができる表示装置の製造方法を提供することである。
本発明に係る表示装置の製造方法は、液晶パネルと透明部材とを接着することにより構成される表示装置の製造方法であって、互いに光吸収波長特性の異なる第1の光重合開始剤および第2の光重合開始剤を含む光硬化樹脂に、第1の光重合開始剤の光吸収波長域内であって、且つ第2の光重合開始剤の光吸収波長域外である第1の波長域に属する波長の光を照射して光硬化樹脂を仮硬化させる工程と、液晶パネルと透明部材とを光硬化樹脂を介して貼り合わせる工程と、光硬化樹脂に、第2の光重合開始剤の光吸収波長域内であって、且つ第1の光重合開始剤の光吸収波長域外である第2の波長域に属する波長の光を照射して光硬化樹脂を本硬化させる工程と、を含む。
本発明によれば、接着強度の低下を招くことなく接着に対する信頼性を向上させるとともに、光硬化樹脂のはみ出し等を防いで製品の歩留まりを高くすることができる。
本発明の実施の形態における表示装置の一例を示す断面図 液晶パネルとカバーレンズとの接着方法の一例について説明する図 従来のOCRの仮硬化時における硬化率、接着強度と露光量との関係を示す図 本発明の実施の形態におけるOCRの仮硬化時における硬化率、接着強度と露光量との関係を示す図
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明の実施の形態に係る表示装置100の構成について、図1を参照しながら詳細に説明する。
表示装置100は、筐体101、ベゼル102、バックライト103、両面テープ104、液晶パネル105、OCR(Optically Clear Resin)106、および、カバーレンズ107を備えている。
ここで、ベゼル102、バックライト103、両面テープ104、および、液晶パネル105は、液晶モジュールを構成する。表示装置100は、例えば、スマートフォンなどの携帯端末やカーナビゲーション等の車載機器に搭載される。
筐体101には、ベゼル102、バックライト103、両面テープ104、液晶パネル105、および、OCR106が収容される。また、筐体101の一方は開口しており、その開口部は、カバーレンズ107により塞がれる。
ベゼル102は、バックライト103を収納する。
バックライト103は、LED等の光源を備え、液晶パネル105を背面から照射する。
液晶パネル105は、両面テープ104によってベゼル102に接着される。液晶パネル105は、IC等により構成された図示しない液晶ドライバの制御に従って、文字や画像などを表示する。
OCR106は、モノマーと、オリゴマーと、2種類の光重合開始剤とを含む流動性を有する光硬化樹脂である。モノマーとしては、(メタ)アクリルレート系モノマーを1種、または、2種以上用いることができる。
オリゴマーは、1種、または、2種以上のモノマー単位からなる二量体以上の多量体であり、通常、光学用途の樹脂組成物においてモノマーと共に用いられるものを使用する。オリゴマーは、例えば、重量平均分子量が500から100,000のものを使用する。
また、2種類の光重合開始剤は、光吸収波長特性が異なる。このような2種類の光重合開始剤の組み合わせの例として、OCR106を仮硬化させるために用いられる、450nm以上に光吸収波長域を有するクロロチオキサントンと、OCR106を本硬化させるために用いられる、360nm以下に光吸収波長域を有するベンゾフェノンが挙げられる。
450nm以上の波長は、クロロチオキサントンの光吸収波長域内である一方、ベンゾフェノンの光吸収波長域外である。よって、本実施形態では450nm以上をOCR106の仮硬化に用いる第1の波長域とする。反対に、360nm以下の波長は、ベンゾフェノンの光吸収波長域内である一方、クロロチオキサントンの光吸収波長域外である。よって、本実施形態では、360nm以下をOCR106の本硬化に用いる第2の波長域とする。1つの照射光で2種類の光重合開始剤の両方が反応することを防止するため、例えば、第1の波長域と第2の波長域とは50nm以上離れていることが好ましい。なお、ある波長の光が「光吸収波長域外である」とは、当該波長の光に対する吸収係数がゼロであることを意味するわけではなく、当該波長の光では実質的に硬化が進行しないことを指す。また、仮硬化と本硬化とで用いる光重合開始剤を入れ替えても良い。すなわち、第2の波長域の光を仮硬化に用い、第1の波長域の光を本硬化に用いても良い。
ここで、OCR106を仮硬化させるために用いられる光重合開始剤の含有率は、仮硬化に用いる波長の光をOCR106に照射した場合に、OCR106の硬化率が100%とならないように調整される。なお、OCR106における2種類の光重合開始剤の含有率は、それぞれ0.1%から7%の範囲内であることが好ましい。
このように、OCR106は、異なる波長の光の照射を受けて仮硬化、および、本硬化し、液晶パネル105とカバーレンズ107とを接着する。
カバーレンズ107は、液晶パネル105の表示光を透過する透明な部材であり、筐体101の開口部を塞ぐように筐体101に取り付けられる。
つぎに、本発明の実施の形態に係る表示装置100の製造方法について詳細に説明する。図2は、液晶パネル105とカバーレンズ107との接着方法の一例について説明する図である。
まず、ノズル201から流動性を有するOCR106を滴下して、カバーレンズ107の表面にOCR106を塗布する。そして、第1の波長域に属する波長の光をOCR106に照射し、OCR106を仮硬化させる(図2(a))。
ここで、カバーレンズ107に近いOCR106の層は、仮硬化によりゲル状となるが、カバーレンズ107から遠い層は、酸素による硬化阻害により液体状の状態が維持される。
その後、真空状態にしたチャンバ202内で、液晶パネル105とカバーレンズ107とをOCR106を介して張り合わせる(図2(b))。
そして、温度が40度、圧力が0.5MPaに維持された容器203内に、張り合わされた液晶パネル105とカバーレンズ107とを30分間置いておく(図2(c))。
その後、第2の波長域に属する波長の光をOCR106に照射してOCR106を本硬化させ、液晶パネル105とカバーレンズ107とを接着する(図2(d))。
表示装置100の製造には、このようにして接着された液晶パネル105とカバーレンズ107とに、図1に示したバックライト103を収納したベゼル102が両面テープ104により固定される。
そして、これらの部品は筐体101内に収容され、表示装置100が完成する。
つぎに、OCR106の仮硬化時における硬化率について、図3、図4を参照しながら詳細に説明する。
図3は、従来のOCRの仮硬化時における硬化率、接着強度と露光量との関係を示す図である。また、図4は、本発明の実施の形態におけるOCR106の仮硬化時における硬化率、接着強度と露光量との関係を示す図である。図4は、第1の波長域と第2の波長域のうち、一方に属する波長の光をOCR106に照射する場合の上記関係を示している。
図3に示すように、従来のOCR106では、OCR106に光重合開始剤が1種類だけ含まれているので、仮硬化時における照射光の露光量がR1を超えて増加するにつれ硬化率が100%まで増加する。一方、接着強度は徐々に減少して一定値K1となる。OCR106の材料によっては、硬化の進行により接着強度がゼロとなる、すなわち接着能力を全く示さなくなる場合もある。
この場合、接着強度を一定の範囲に維持するための露光量の適正範囲Q1が非常に狭いものとなり、露光量の制御が難しくなる。ここで、露光量の適正範囲とは、仮硬化時にOCR106が流動せず、その形状を保持することが可能な範囲であり、例えば、硬化率が30%以下の範囲である。
一方、図4に示すように、本実施の形態におけるOCR106では、照射光の露光量が一定量R2になるまで硬化率が徐々に増加し、露光量R2を超えると硬化率が一定値Hとなる。また、照射光の露光量が一定量R2になるまで接着強度は徐々に減少し、露光量R2を超えると接着強度は一定値K2となる。
このように、本実施の形態におけるOCR106では、露光量が多くなっても、接着強度が一定値K2よりも低下することはない。これにより、露光量がばらついたとしても、露光量の適正範囲Q2から外れにくくなる。
これにより、仮硬化時に接着強度の低下を招くことなく、接着に対する信頼性を向上させるとともに、OCR106のカバーレンズ107からのはみ出し等を防ぐことができる。その結果、製品の歩留まりを高くすることができる。
そして、OCR106の仮硬化の後、第1の波長域と第2の波長域のうち、他方に属する波長の光がOCR106に照射され、OCR106の本硬化がなされる。
このように、本実施の形態における表示装置100の製造方法では、互いに光吸収波長特性の異なる2種類の光重合開始剤を含むOCR106に第1の波長域に属する波長の光を照射してOCR106を仮硬化させ、液晶パネル105とカバーレンズ107とをOCR106を介して貼り合わせ、OCR106に第2の波長域に属する波長の光を照射してOCR106を本硬化させるので、接着強度の低下を招くことなく接着に対する信頼性を向上させるとともに、OCR106のはみ出し等を防いで製品の歩留まりを高くすることができる。
また、本実施の形態によれば、第1の波長域と第2の波長域とが50nm以上離れていることにより、OCR106の仮硬化を適切に行うことができる。
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏する他の構成要素に置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、上述した実施の形態では、カバーレンズ107と液晶パネル105とをOCR106で接着することとしたが、タッチパネルなどの透明部材を設け、タッチパネルと液晶パネル105とをOCR106で接着することとしてもよい。
本発明は、液晶パネルを透明部材で覆うことにより構成される表示装置の製造方法に好適である。
100 表示装置
101 筐体
102 ベゼル
103 バックライト
104 両面テープ
105 液晶パネル
106 OCR
107 カバーレンズ
201 ノズル
202 チャンバ
203 容器

Claims (2)

  1. 液晶パネルと透明部材とを接着することにより構成される表示装置の製造方法であって、
    互いに光吸収波長特性の異なる第1の光重合開始剤および第2の光重合開始剤を含む光硬化樹脂に、前記第1の光重合開始剤の光吸収波長域内であって、且つ前記第2の光重合開始剤の光吸収波長域外である第1の波長域に属する波長の光を照射して前記光硬化樹脂を仮硬化させる工程と、
    前記液晶パネルと前記透明部材とを前記光硬化樹脂を介して貼り合わせる工程と、
    前記光硬化樹脂に、前記第2の光重合開始剤の光吸収波長域内であって、且つ前記第1の光重合開始剤の光吸収波長域外である第2の波長域に属する波長の光を照射して前記光硬化樹脂を本硬化させる工程と、
    を含む表示装置の製造方法。
  2. 前記第1の波長域と前記第2の波長域とが50nm以上離れている、
    請求項1に記載の表示装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020046650A (ja) * 2019-04-15 2020-03-26 デクセリアルズ株式会社 画像表示装置の製造方法
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