JP2016125580A - ガス燃料供給システム及びその制御方法 - Google Patents

ガス燃料供給システム及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 LNGを燃料とした舶用エンジンのガス燃料供給システムにおいて急激な負荷変動の発生時にも燃料ガスの適切な供給及び余剰ガスの効率的な処理を行う。
【解決手段】 ガス燃料供給システム1の制御装置9は、第1圧力検出器7によって検出される燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が所定範囲内にある場合は、第2圧力検出器8によって検出される圧力調整弁6下流部分の圧力PV2が第1目標圧力SV1になるように圧力調整弁6を制御し、第1圧力検出器7によって検出される燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が所定範囲外になった場合は、燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が第1目標圧力SV1より高い第2目標圧力SV2になるように圧力調整弁6を制御するよう圧力調整弁6の制御を切り換える。
【選択図】図2

Description

本発明は、液化天然ガス(以下、LNGともいう)を燃料とした舶用エンジンのガス燃料供給システム及びその制御方法に関する。
LNG船は低温で液化した天然ガスをタンク内に収容して航行する船舶であるが、航行時にはタンク内に発生するボイルオフガスを圧縮して、圧縮されたボイルオフガスを燃料ガスとして使用する。ボイルオフガスの余剰ガスを放置しておくことは様々な不都合が生じ得るため、余剰ガスを適切に処理する必要がある。一般的な技術として余剰ガスを船外に排気する方法、焼却処理すべく焼却処理ラインを通じてオキシダイザ装置に供給する方法がある(例えば特許文献1等を参照)。
特開2012−233534号公報
ところで、近年、本件出願人は、効率的な余剰ガスの処理方法としてエンジンが消費できなくなった余剰ガスをタンクに返送するガス燃料供給システムについて開発を進めてきた。
しかし、上記ガス燃料供給システムにおいてはエンジンの負荷が急減し燃料ガスヘッダーの圧力が上昇すると、ガス返送ラインに配置された圧力調整弁を開いて余剰ガスを返送しようとした場合、実際はガス返送ラインの圧力がタンクに積載されているLNGの液位に相当する圧力まで上昇しないとタンクに返送されず、燃料ガスヘッダー圧力の上昇や余剰ガスの焼却処理を招くことになる。
また、負荷急増時に燃料ガスヘッダー圧力が低下するが、圧縮機の応答が遅いため、燃料ガスヘッダー圧力がエンジン要求を満足できない。
そこで、本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、LNGを燃料とした舶用エンジンのガス燃料供給システムにおいて急激な負荷変動の発生時にも燃料ガスの適切な供給及び余剰ガスの効率的な処理を行うこと目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のある態様に係るガス燃料供給システムは、液化天然ガスを貯蔵するタンクと、前記タンク内に発生するボイルオフガスを圧縮する圧縮機と、前記圧縮機により圧縮されたボイルオフガスを燃料ガスとして複数の燃料ガス負荷に分配する燃料ガスヘッダーと、先端が前記タンクに貯蔵されている液化天然ガスの液相部分に開口するように配管され、前記燃料ガスヘッダーから前記タンクにガスを返送するガス返送配管と、前記ガス返送配管に設けられた圧力調整弁と、前記燃料ガスヘッダーの圧力を検出する第1圧力検出器と、前記ガス返送配管の前記圧力調整弁下流部分の圧力を検出する第2圧力検出器と、前記第1圧力検出器によって検出される燃料ガスヘッダーの圧力に基づいて前記圧力調整弁を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記第1圧力検出器によって検出される前記燃料ガスヘッダーの圧力が所定範囲内にある場合は、前記第2圧力検出器によって検出される前記圧力調整弁下流部分の圧力が第1目標圧力になるように前記圧力調整弁を制御し、前記第1圧力検出器によって検出される前記燃料ガスヘッダーの圧力が所定範囲外になった場合は、前記燃料ガスヘッダーの圧力が前記第1目標圧力より高い第2目標圧力になるように前記圧力調整弁を制御するよう前記圧力調整弁の制御を切り換える。
上記構成によれば、ガス返送配管の先端には液化天然ガスの液圧が加わっているが、燃料ガスヘッダーの圧力が所定範囲内にある状態、すなわち、燃料ガスの供給が定常状態にある状態において、ガス返送配管には第1目標圧力が発生している。従って、負荷急減に伴って燃料ガスヘッダー内部の圧力が上昇した場合に、圧力調整弁を開くと、速やかにガス返送配管の圧力が第2目標圧力に上昇するので、速やかにタンク中の液化天然ガスの液圧に打ち克って、燃料ガスをタンクに返送することができる。その結果、燃料ガスヘッダー内部の圧力上昇を抑制しつつ余剰ガスの焼却処理の低減を図ることができる。
また、負荷急増に伴って燃料ガスヘッダー内部の圧力が低下した場合には、圧力調整弁を閉じることで、それまでガス返送管へ流れていたガスが燃料ガス負荷へ供給される燃料ガスの一部に充当されるので、それにより、燃料ガス負荷の運転が可能となり、環境性能の悪化を抑制できる。
前記ガス燃料供給システムは、前記タンクに設けられ、当該タンクの液位を検出する液位検出器を更に備え、前記制御装置は、前記液位検出器により検出した前記タンクの液位に基づいて前記第1目標圧力を決定してもよい。
ガス返送配管に設けられた圧力調整弁を開いてボイルオフガスを返送しようとしても、ガス返送配管の実際の圧力が当該ガス返送配管の開口位置におけるタンクに貯蔵している液化天然ガスの液位に相当する圧力まで上昇しないとタンクには返送されない。上記構成によれば、タンクの液位に基づいて第1目標圧力を決定するので、ガス返送配管を通じて好適にボイルオフガスをタンクに返送することができる。
本発明のその他の態様に係るガス燃料供給システムの制御方法は、液化天然ガスを貯蔵するタンクと、前記タンク内に発生するボイルオフガスを圧縮する圧縮機と、前記圧縮機により圧縮されたボイルオフガスを燃料ガスとして複数の燃料ガス負荷に分配する燃料ガスヘッダーと、先端が前記タンクに貯蔵されている液化天然ガスの液相部分に開口するように配管され、前記燃料ガスヘッダーから前記タンクにガスを返送するガス返送配管と、前記ガス返送配管に設けられた圧力調整弁と、前記燃料ガスヘッダーの圧力を検出する第1圧力検出器と、前記ガス返送配管の前記圧力調整弁下流部分の圧力を検出する第2圧力検出器と、前記第1圧力検出器によって検出される燃料ガスヘッダーの圧力に基づいて前記圧力調整弁を制御する制御装置とを備えたガス燃料供給システムの制御方法であって、前記制御装置によって、前記第1圧力検出器によって検出される前記燃料ガスヘッダーの圧力が所定範囲内にある場合は、前記第2圧力検出器によって検出される前記圧力調整弁下流部分の圧力が第1目標圧力になるように前記圧力調整弁を制御するステップと、前記制御装置によって、前記第1圧力検出器によって検出される前記燃料ガスヘッダーの圧力が所定範囲外になった場合は、前記燃料ガスヘッダーの圧力が前記第1目標圧力より高い第2目標圧力になるように前記圧力調整弁を制御するように切り換えるステップとを含む。
本発明によれば、LNGを燃料とした舶用エンジンのガス燃料供給システムにおいて急激な負荷変動の発生時にも燃料ガスの適切な供給及び余剰ガスの効率的な処理を行うことができる。
本発明の一実施形態に係るガス燃料供給システムを搭載したLNG運搬船の推進システムの概略構成図である。 図1のガス燃料供給システムの概略構成図である。 図2のガス燃料供給システムの制御装置の構成を示したブロック図である。 図2のガス燃料供給システムにおける燃料ガスヘッダー圧力の時系列における変化を示したグラフである。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
本実施の形態のガス燃料供給システム1は、特に適用対象を限定されないが、例えば、液化天然ガス(以下、LNGともいう)を燃料としたLNG運搬船、LNG貯蔵施設等に適用される。図1には、本発明の一実施形態に係るガス燃料供給システム1を搭載したLNG運搬船100の推進システム90の概略構成図が示されている。図1に示すように、本実施形態に係るLNG運搬船100は、推進システム90としてDFD(2元燃料ディーゼル)電気推進方式を採用している。但し、本発明が適用されるLNG運搬船100は、燃料としてガスを使用することのできる内燃機関を備えていればよい。
LNG運搬船の推進システム90は、発電ユニット91と、発電ユニット91で発電した電力で駆動される推進ユニット93と、発電ユニット91から推進ユニット93への電力供給系統に設けられた配電制御ユニット92とを備えている。
発電ユニット91には、複数組の発電用のエンジン10及び発電機912などが含まれている。発電用のエンジン10で発生した機械エネルギーは、発電機912で電気エネルギーとして取り出される。
推進ユニット93には、少なくとも1つ(図例では2つ)の推進電動機931、推進電動機931の出力で駆動される推進器933、推進電動機931から推進器933の動力伝達経路上に設けられた減速機932などが含まれている。配電制御ユニット92には、発電ユニット91からの電力を分配する配電盤921や推進電動機931の回転速度を制御するインバータ922などが含まれている。
例えば操船室のテレグラフレバーでの操作により推進電動機931の回転数が決まる。この回転数に応じ、推進電動機931が電力を消費する。一方、推進電動機931が消費する電力によりエンジン10のガス要求量が決まり、配電盤921からの指令によりガバナが制御されて、ガス要求量に応じたガスがエンジン10に供給される。
上記構成の推進システム90において、本実施形態に係るエンジン10は、油とガスを焚ける2元燃料方式の4サイクルの内燃機関である。そのため、エンジン10への燃料供給系統には、燃料ガスを供給する燃料ガス供給系統96と、燃料油タンク95に貯蔵された重油等の燃料油を供給する燃料油供給系統97とが含まれている。なお、図1では、燃料ガス供給系統96が破線矢印で示され、燃料油供給系統97が実線矢印で示されている。燃料ガス供給系統96は、タンク2内のLNGが自然気化したボイルオフガス(以下、NBOG)及び/又はタンク2内のLNGが強制気化されたボイルオフガス(以下、FBOG)を、エンジン10へ供給するガス燃料供給システム1によって構成されている。つまり、ガス燃料供給システム1は、LNG運搬船100において、エンジン10への燃料供給システムの一部として実装される。以下、ガス燃料供給システム1について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係るガス燃料供給システム1の概略構成図である。図2に示すように、ガス燃料供給システム1は、タンク2と、圧縮機3と、燃料ガスヘッダー4と、第1圧力検出器7と、ガス返送配管5と、圧力調整弁6と、第2圧力検出器8と、制御装置9とを備える。
タンク2は、LNGを貯蔵する。本実施の形態では、タンク2内のLNGが気化してボイルオフガスGが自然発生するように構成されている。具体的には、LNG運搬船100には、船長方向に配列された4つの大型のタンク2が設けられている。タンク2は、LNGを大気圧下の約−162℃の液体状態で保持できるように、極低温状態を保持可能な防熱性能を有する。タンク2内には、タンク2内の下側である液相部分2aと、タンク2内の上側である気相部分2bが存在する。液相部分2aは、タンク2内に貯蔵されたLNGである。気相部分2bは、LNGが気化したボイルオフガスを含む気体である。更に、本実施の形態では、タンク2には、それぞれのタンク2の液位を検出する液位検出器20が設けられている。液位検出器20はそれぞれのタンク2内に貯蔵されたLNGの液体表面の高さ(液位)を検出し、検出値を制御装置9に出力する。ここでは液位検出器20はそれぞれのタンク2上部の固定点から棒状のスケール20aをおろし先端が液面にふれたときのスケール20aの読みから液面の高さを求める方法により液面を検出する。その他、タンク2内の液体の体積を測定する方法、又は、タンク2内の液体の貯蔵量の多少を測定する方法により液面の高さを検出してもよい。
圧縮機3は、タンク2内に発生するボイルオフガスGを圧縮する。圧縮機3は、タンク2内に発生するボイルオフガスGを圧縮して燃料ガスヘッダー4に供給する装置である。本実施の形態ではボイルオフガスGはタンク2内に発生するが、そのボイルオフガスGは供給配管11を介して圧縮機3の入口に供給される。つまり、この供給配管11は、それぞれのタンク2内で発生したNBOGを圧縮機3へと導く配管である。供給配管11は、複数のタンク2のそれぞれから延びる枝管部と、枝管部が合流するベーパヘッダ11bと、ベーパヘッダ11bから延びて圧縮機3に接続する主管部とを有する。供給配管11の上流端には、それぞれガス吸入口11aが設けられており、それぞれのガス吸入口11aは、タンク2が満載時である場合にもタンク2上部のボイルオフガスを吸入することができるように、タンク2の上部に配置される。尚、供給配管11には必要によりミストセパレータ(図示せず)を設けてもよい。また、供給配管11のベーパヘッダ11bには、タンク2内のガス圧を計測する圧力計(図示せず)が設けられる。
更に、ガス燃料供給システム1は、複数のタンク2のうちの少なくとも一つから、供給配管11のおける主管部につながる配管である強制気化ガスライン51を備える。強制気化ガスライン51には、上流側から順に、強制気化バルブ53と気化器52が設けられている。また、強制気化ガスライン51の上流端には、タンク2内の底に配置されたポンプ31が設けられている。ポンプ31の稼働により、タンク2内のLNGは、気化器52へと供給され、気化器52は、供給されたLNGを強制的に気化する。気化器52により強制気化されたボイルオフガスであるFBOGは、強制気化ガスライン51の下流側の供給配管11に導かれ、圧縮機3に吸入される。なお、図2に示す強制気化ガスライン51における強制気化バルブ53より上流側部分は、複数のタンク2のうちの2つからLNGを気化器52に導くように構成されているが、強制気化ガスライン51は、複数のタンク2のうちの1つから、あるいは、3つ以上からLNGを気化器52に導くように構成されていてもよい。
そして、圧縮機3の入口(吸入口)に供給されたボイルオフガスGは、圧縮機3によって圧縮され、圧縮機3の出口(吐出口)から排出配管12を介して燃料ガスヘッダー4に供給される。圧縮機3は、駆動モータ(図示せず)によって駆動されており、回転数を任意に設定することができる。また、圧縮機3内部の入口付近に、ボイルオフガスGの流量に応じて角度を変える可変入口案内翼(図示せず)を設けてもよい。
燃料ガスヘッダー4は、圧縮機3により圧縮されたボイルオフガスGを燃料ガスとして複数のエンジン(燃料ガス負荷)10に分配する。ここでは燃料ガスヘッダー4は燃料ガスを4つのエンジン10に分配する。燃料ガスヘッダー4は、燃料ガスをなるべく均等に4つのエンジン(燃料ガス負荷)10へ分配するための容器状の(空洞の)部品(例えばマニホールド)である。具体的には、燃料ガスヘッダー4は、排出配管12から分岐する配管へ圧縮ガスを分配するための流路面積拡大された配管部分である。燃料ガスヘッダー4の容量により、エンジン10の要求ガス圧に対する圧縮機3の追従性の遅れが緩和される。さらに、燃料ガスヘッダー4からは、ガス燃焼装置(GCU;Gas Combustion Unit)83にガスを導く排気ライン81が分岐している。ガス燃焼装置83は、排出配管12から排気ライン81を介して導かれたガスを燃焼し、LNG運搬船100の外部へ排気する。排気ライン81には、排気バルブ82が設けられている。
第1圧力検出器7は、燃料ガスヘッダー4の圧力を検出する。本実施の形態では、第1圧力検出器7は、燃料ガスヘッダー4に取り付けられた圧力センサであって、燃料ガスヘッダー4内部の圧力(排出配管12のガス圧)を検出し、検出値を制御装置9に送信する。
ガス返送配管5は、先端がそれぞれのタンク2に貯蔵されている液化天然ガスの液相部分2aに開口するように分岐され、燃料ガスヘッダー4から複数のタンク2のうちの少なくとも1つにガスGを返送する配管である。具体的には、ガス返送配管5は、その下流端にガス放出部5aを有する。ガス放出部5aは、産ガス地からガス消費地へ航行する時、すなわち、LNGの運搬時に、タンク2の液相部分2aにガスを放出するように配置される。ガス返送配管5から返送されたガスは、タンク2の液相部分2aに放出され凝縮するので、タンク2内のガス圧の上昇を抑えることができる。
圧力調整弁6は、ガス返送配管5に設けられる。圧力調整弁6は、燃料ガスヘッダー4からタンク2に返送されるガスGの戻り量を調整する装置である。図2に示すように、圧力調整弁6は、ガス返送配管5に設けられており、燃料ガスヘッダー4の下流側に位置している。後述するように、圧力調整弁6は、制御装置9によって制御され、開度を大きくすることによってタンク2へ供給するボイルオフガスGの戻り量を増加させ、開度を小さくすることによってタンク2へ供給するボイルオフガスGの戻り量を減少させる。なお、図2に示すガス返送配管5における圧力調整弁6より下流側部分は、複数のタンク2のうちの2つにガスが返送されるように構成されているが、ガス返送配管5は、複数のタンク2のうちの1つのタンクに、あるいは、3つ以上のタンクに返送されるように構成されていてもよい。
第2圧力検出器8は、ガス返送配管5の圧力調整弁6下流部分の圧力を検出する。本実施の形態では、第2圧力検出器8は、ガス返送配管5の圧力調整弁6下流部分に取り付けられた圧力センサであって、圧力調整弁6下流部分の圧力を検出し、検出値を制御装置9に送信する。
制御装置9は、第1圧力検出器7によって検出される燃料ガスヘッダー4の圧力に基づいて圧力調整弁6を制御する。本実施の形態では、制御装置9は、圧力調整弁6に開度に関する制御指令を送信し、圧力調整弁6の開度を制御する。つまり、圧力調整弁6は、開度を大きくするための制御指令を受信すると、弁の開度を大きくしてタンク2へ供給するボイルオフガスGの戻り量を増加させ、開度を小さくするための制御指令を受信すると弁の開度小さくしてタンク2へ供給するボイルオフガスGの戻り量を減少させる。
図3は、図2のガス燃料供給システム1の制御装置9の構成を示したブロック図である。図3に示すように、制御装置9は、第1目標圧力設定部21と、第2目標圧力設定部22と、状態判定部23と、定常状態制御部24と、過渡状態制御部25と、制御指令切替部26とを備える。制御装置9は、例えば、マイクロコントローラ等の演算器で構成され、各部21〜26は、当該演算器に格納された所定のプログラムによって実現される機能ブロック(モジュール)である。 第1目標圧力設定部21は、圧力調整弁6下流部分の圧力PV2の目標圧力としての第1目標圧力SV1を設定する。本実施の形態では、第1目標圧力設定部21は、液位検出器20により検出したタンク2の液位に基づいて第1目標圧力SV1を決定する。
第2目標圧力設定部22は、燃料ガスヘッダー4の圧力PV1の目標圧力としての第2目標圧力SV2を設定する。第2目標圧力設定部22は、第1目標圧力設定部21により設定された第1目標圧力SV1を受け取り、この第1目標圧力SV1よりも高い第2目標圧力SV2を設定する。
状態判定部23は、燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が定常状態にあるか又は過渡状態にあるかを判定する。具体的には、状態判定部23は、第1圧力検出器7によって検出される燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が所定範囲内にある場合は当該圧力PV1が定常状態にあると判定し、当該圧力PV1が所定範囲外にある場合は当該圧力PV1が過渡状態にあると判定する。「所定範囲」は、ガス燃料供給システム1の仕様等を考慮して適宜決定される。
定常状態制御部24は、第2圧力検出器8によって検出される圧力調整弁6下流部分の圧力PV2が第1目標圧力SV1になるような圧力調整弁6への制御指令を生成する。
過渡状態制御部25は、燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が第2目標圧力SV2になるような圧力調整弁6への制御指令を生成する。
制御指令切替部26は、状態判定部23が定常状態であると判定した場合に定常状態制御部24により生成された制御指令を圧力調整弁6へ送信するように出力を切り替える。そして、状態判定部23が過渡状態であると判定した場合に過渡状態制御部25により生成された制御指令を圧力調整弁6へ送信するように出力を切り替える。
かくして、制御装置9は、第1圧力検出器7によって検出される燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が所定範囲内にある場合は、第2圧力検出器8によって検出される圧力調整弁6下流部分の圧力PV2が第1目標圧力SV1になるように圧力調整弁6を制御し、第1圧力検出器7によって検出される燃料ガスヘッダー4の圧力が所定範囲外になった場合は、燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が第1目標圧力SV1より高い第2目標圧力SV2になるように圧力調整弁6を制御するよう圧力調整弁6の制御を切り換える。
次に、ガス燃料供給システム1の制御方法について説明する。制御装置9は、上述のようにして、第1圧力検出器7によって検出される燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が所定範囲内にある場合は、第2圧力検出器8によって検出される圧力調整弁6下流部分の圧力PV2が第1目標圧力SV1になるように圧力調整弁6を制御する。図4は、ガス燃料供給システム1における燃料ガスヘッダー4の圧力PV1の時系列の変化を示したグラフである。図4に示すように、t=0〜t、t〜tの場合には、第1圧力検出器7で検出された燃料ガスヘッダー4の圧力PV1は所定範囲内(PVmin<PV1<PVmax)にある。この場合には、状態判定部23は定常状態であると判定し、定常状態制御部24は第2圧力検出器8によって検出される圧力調整弁6下流部分の圧力PV2が第1目標圧力SV1になるように圧力調整弁6への制御指令を生成し、制御指令切替部26は定常状態制御部24により生成された制御指令を圧力調整弁6へ出力する。
また、制御装置9は、上述のようにして、第1圧力検出器7によって検出される燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が所定範囲外になった場合は、燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が第1目標圧力SV1より高い第2目標圧力SV2になるように圧力調整弁6を制御するように切り換える。図4に示すように、t=t〜t、t〜tの場合には、第1圧力検出器7で検出される燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が所定範囲外(PVmin>PV1又はPV1>PVmax)にある。この場合には、状態判定部23は過渡状態であると判定し、過渡状態制御部25は第1圧力検出器7で検出される燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が第2目標圧力SV2になるように圧力調整弁6への制御指令を生成し、制御指令切替部26は、過渡状態制御部25により生成された制御指令を圧力調整弁6へ出力するように切り替える。
以上に説明した構成によれば、ガス燃料供給システム1において、ガス返送配管5の先端には液化天然ガスの液圧が加わっているが、燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が所定範囲内(PVmin<PV1<PVmax)にある状態、すなわち、燃料ガスGの供給が定常状態にある状態において、ガス返送配管5には第1目標圧力SV1が発生している。従って、燃料ガス負荷(エンジン)10の負荷急減に伴って燃料ガスヘッダー4内部の圧力PV1が上昇した場合に、圧力調整弁6を開くと、速やかにガス返送配管5の圧力が第2目標圧力SV2に上昇するので、速やかにタンク2中の液化天然ガスの液圧に打ち克って、燃料ガスGをタンク2に返送することができる。その結果、燃料ガスヘッダー4内部の圧力上昇を抑制しつつ余剰ガスの焼却処理の低減を図ることができる。
また、燃料ガス負荷(エンジン)10の負荷急増に伴って燃料ガスヘッダー4内部の圧力PV1が低下した場合には、圧力調整弁6を閉じることで、それまでガス返送配管5へ流れていたガスが燃料ガス負荷(エンジン)10へ供給される燃料ガスの一部に充当されるので、それにより、燃料ガス負荷(エンジン)10の運転が可能となり、環境性能の悪化を抑制できる。
また、ガス返送配管5に設けられた圧力調整弁6を開いてボイルオフガスGを返送しようとしても、ガス返送配管5の実際の圧力がガス返送配管5の開口位置におけるタンク2に貯蔵している液化天然ガスの液位に相当する圧力まで上昇しないとタンク2には返送されない。上記構成によれば、タンク2の液位に基づいて第1目標圧力SV1を決定するので、ガス返送配管5を通じて好適にボイルオフガスGをタンク2に返送することができる。
尚、本実施の形態では、制御装置9は、燃料ガスヘッダー4の圧力PV1が所定範囲外にある場合は、過渡状態と判断して、制御を切替えるような構成としたが(図3参照)、過渡状態制御部25と定常状態制御部24の出力(制御指令)を比較し、大きい方の出力(制御指令)を圧力調整弁6に出力するような構成としてもよい。つまり、弁の開度が大きい方の制御指令を圧力調整弁6に出力してもよい。
また、上記実施形態に係るLNG運搬船100には4つのタンク2が設けられていたが、タンク2の数は、これに限定されず、例えば1つであってもよいし、4つ以外の複数であってもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明のガス燃料供給システムは、液化天然ガス等のガス燃料供給システムとして有用である。
1 ガス燃料供給システム
2 タンク
3 圧縮機
4 燃料ガスヘッダー
5 ガス返送配管
6 圧力調整弁
7 第1圧力検出器
8 第2圧力検出器
9 制御装置
10 エンジン(燃料ガス負荷)
11 供給配管
12 排出配管
20 液位検出器
21 第1目標圧力設定部
22 第2目標圧力設定部
23 状態判定部
24 定常状態制御部
25 過渡状態制御部
26 制御指令切替部
90 推進システム
91 発電ユニット
92 配電制御ユニット
93 推進ユニット
95 燃料油タンク
96 燃料ガス供給系統
97 燃料油供給系統
100 LNG運搬船
912 発電機
921 配電盤
922 インバータ
931 推進電動機
932 減速機
933 推進器

Claims (3)

  1. 液化天然ガスを貯蔵するタンクと、
    前記タンク内に発生するボイルオフガスを圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機により圧縮されたボイルオフガスを燃料ガスとして複数の燃料ガス負荷に分配する燃料ガスヘッダーと、
    先端が前記タンクに貯蔵されている液化天然ガスの液相部分に開口するように配管され、前記燃料ガスヘッダーから前記タンクにガスを返送するガス返送配管と、
    前記ガス返送配管に設けられた圧力調整弁と、
    前記燃料ガスヘッダーの圧力を検出する第1圧力検出器と、
    前記ガス返送配管の前記圧力調整弁下流部分の圧力を検出する第2圧力検出器と、
    前記第1圧力検出器によって検出される燃料ガスヘッダーの圧力に基づいて前記圧力調整弁を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記第1圧力検出器によって検出される前記燃料ガスヘッダーの圧力が所定範囲内にある場合は、前記第2圧力検出器によって検出される前記圧力調整弁下流部分の圧力が第1目標圧力になるように前記圧力調整弁を制御し、前記第1圧力検出器によって検出される前記燃料ガスヘッダーの圧力が所定範囲外になった場合は、前記燃料ガスヘッダーの圧力が前記第1目標圧力より高い第2目標圧力になるように前記圧力調整弁を制御するよう前記圧力調整弁の制御を切り換える、ガス燃料供給システム。
  2. 前記タンクに設けられ、当該タンクの液位を検出する液位検出器を更に備え、
    前記制御装置は、前記液位検出器により検出した前記タンクの液位に基づいて前記第1目標圧力を決定する、請求項1に記載のガス燃料供給システム。
  3. 液化天然ガスを貯蔵するタンクと、前記タンク内に発生するボイルオフガスを圧縮する圧縮機と、前記圧縮機により圧縮されたボイルオフガスを燃料ガスとして複数の燃料ガス負荷に分配する燃料ガスヘッダーと、先端が前記タンクに貯蔵されている液化天然ガスの液相部分に開口するように配管され、前記燃料ガスヘッダーから前記タンクにガスを返送するガス返送配管と、前記ガス返送配管に設けられた圧力調整弁と、前記燃料ガスヘッダーの圧力を検出する第1圧力検出器と、前記ガス返送配管の前記圧力調整弁下流部分の圧力を検出する第2圧力検出器と、前記第1圧力検出器によって検出される燃料ガスヘッダーの圧力に基づいて前記圧力調整弁を制御する制御装置とを備えたガス燃料供給システムの制御方法であって、
    前記制御装置によって、前記第1圧力検出器によって検出される前記燃料ガスヘッダーの圧力が所定範囲内にある場合は、前記第2圧力検出器によって検出される前記圧力調整弁下流部分の圧力が第1目標圧力になるように前記圧力調整弁を制御するステップと、
    前記制御装置によって、前記第1圧力検出器によって検出される前記燃料ガスヘッダーの圧力が所定範囲外になった場合は、前記燃料ガスヘッダーの圧力が前記第1目標圧力より高い第2目標圧力になるように前記圧力調整弁を制御するように切り換えるステップと
    を含むガス燃料供給システムの制御方法。
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