JP2016124415A - 内外装部品の貼付け治具 - Google Patents

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潤 永田
Jun Nagata
潤 永田
彰 坂部
Akira Sakabe
彰 坂部
啓彰 神澤
Hiroaki Kanzawa
啓彰 神澤
茂一 宇野
Shigekazu Uno
茂一 宇野
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Abstract

【課題】シート状の自動車の外装部品や内装部品を、手作業によらず貼付け相手部品に貼り付けることで、高い意匠性を実現しながら、内外装部品の車体への貼付けを容易、かつ短時間に低コストで行うことができる、内外装部品の貼付け治具を提供することを目的とする。【解決手段】取付け時に車両に接する面に粘着材が一体に積層されたシート材を、一連の工程で、負圧により貼付け治具に吸着させ、正圧により貼り付け相手部品に接着する。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の内外装を加飾するシート状の内外装部品の貼付け治具に関する。
自動車の内外装を加飾する内外装部品では、車両のボデー色や内装色と色や柄等の異なるシート材を、内外装に貼り付けて加飾することが一般的に行われている。例えば、自動車のボンネット部分や、スポイラー等の整流板の外表面に、カーボン調にプリントされたシート材を貼り付けて、軽量化された部品に見えるように加飾することが行われている。
一般に、上記したようなシート材からなる内外装の加飾部品の貼付けは、手作業により行われている。この手作業による相手部材への貼付け工程においては、平面状のシート材に、例えばドライヤー等で熱を加えて軟化させながら、車両の貼付け箇所の面形状に沿って伸ばしながら貼り付ける必要がある。このため、作業に熟練を要し、また、貼付け作業に必要な時間も長くなり、貼付けコストが増大してしまうという問題がある。また、この作業は手作業であるため、量産には適さない。
本発明は、上記課題に鑑み創作されたものであり、予め貼付け相手部品と同寸法、同形状に成形されたシート状の自動車の外装部品や内装部品を、空圧を用いて貼付け相手部品に貼り付けすることで、高い意匠性を実現しながら、内外装部品の車体への貼付けを容易、かつ短時間に低コストで行うことが可能な、内外装部品の貼付け治具を提供することを目的とする。
本発明は、自動車の内外装を加飾する内外装部品を貼付けする貼付け治具を提供する。
前記内外装部品は、表皮材の貼付け時に車両と接する面に粘着材が一体に積層されたシート材であって、予め貼付け相手部品と同寸法で同形状に成形されたものである。
また、前記貼付け治具は、互いに壁面で区画された複数の調圧空間を備え、
前記調圧空間は、それぞれ該調圧空間の圧力を調整する圧力調整手段と連通する調圧ポートと、前記内外装部品と対向する面に外部と連通する与圧孔と、を有する。
前記シート材は、それぞれの前記調圧空間を負圧にすることにより、前記貼付け治具に吸着され、前記調圧空間をそれぞれ順次、正圧に切替えることにより前記シート材の粘着材により貼付け相手部品に接着され、
前記貼付け治具が貼付け相手部品の方向に押圧されることにより、前記内外装部品の粘着材と、貼付け相手部品と、が圧着されるものである。
本発明の内外装部品の貼付け治具によれば、まず、上記貼付け治具が備える複数の調圧空間の圧力を負圧にすることにより、表皮材と粘着材とが積層されて予め貼付け相手部品と同寸法、同形状に成形されたシート状の内外装部品が、上記貼付け治具に吸着される。
次に、上記の吸着工程と一連の工程で、上記貼付け治具が備える複数の調圧空間の圧力をそれぞれ順次、負圧から正圧へ切替えることで、内外装部品が貼付け相手部品に貼り付けられる。これにより、手作業による特殊な技巧を必要とせず、内外装部品と貼付け相手部品との間に意匠性を低下させる気泡やシワ等を発生させることなく、確実に貼り付けることができる。結果、内外装部品の貼り付けコストを低減しながら、高い意匠性をも実現し得る。
本発明の一実施形態に係る内外装部品の貼付け治具の構成を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に係る内外装部品の貼付け治具による内外装部品の吸着工程を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に係る内外装部品の貼付け治具による内外装部品の貼付け工程を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に係る内外装部品の貼付け治具による内外装部品の貼り付け箇所を例示する概略図である。 本発明の一実施形態、及び別の実施形態に係る内外装部品の貼付け治具の調圧空間の断面形状を例示する平面略示図である。 従来のシート状の内外装部品の成形、及び貼付け工程を例示する概略図である。
《従来の内外装部品の成形、及び貼り付け工程概略》
本発明の内外装部品の貼付け治具による内外装部品の吸着工程、及び貼付け工程を説明する前提として、従来の内外装部品における成形工程、及び貼付け工程の概略を、従来のシート状の内外装部品の成形、及び貼り付け工程を例示する概略図である図6を参照しながら説明する。
尚、図1〜図6において、下2桁が同一な番号は、同種の部材を示している。
図6のSTEP1〜STEP2に示すように、従来のシート状の内外装部品18は、一般に、表皮材16aと、粘着材16bとが一体に積層された平面状のシート材16から成形される。また、シート材16の粘着材16bの接着面には、粘着面を保護する保護フィルムが一体に積層されている。図6のSTEP2で、切断手段、一例としてカッター12により、シート材16から所望形状の内外装部品18を残して不要な部分116を切除し、シート状内外装部品18の切出し成形が完了する。このことは、シート状の内外装部品18は、所望の形状に切り出された平面状の部材であることを意味している。
図6のSTEP3は、従来のシート状の内外装部品18を相手部品40に貼り付ける工程を示す。このとき、上記したようにシート状の内外装部品18は平面状の部材であるため、上記保護フィルムを適宜、剥離させつつ、図示しないドライヤー等を用いて内外装部品18に熱を加えて適宜軟化させながら、車両の貼付け箇所の形状に沿って引き伸ばす等しながら貼り付ける。
この貼付け工程では、スクイージー等の工具(図示せず)を用いて、内外装部品18と、貼付け相手部品40との間に気泡が発生したり、内外装部品18にシワが発生することのないように貼り付ける必要がある。図3のSTEP4で、内外装部品18を相手部品40へ貼り付ける工程が完了する。
上記のように、従来の貼付け工程では、シート状の内外装部品18から上記保護フィルムを剥離させつつ、貼付け相手部品40の形状に成形しながら、貼り付ける必要がある。このため作業に熟練を要し、貼り付け作業に必要な時間も長くなる。結果、貼り付けコストが増大し、また、手作業であるため、量産に用いることは困難である。
《本発明の内外装部品の貼付け治具の構成》
次に、本発明の内外装部品の貼付け治具20(以下、単に「貼付け治具」とも称する)の構成について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る内外装部品の貼付け治具の構成を説明する概略図であり、(a)は貼付け治具20を内外装部品と対向する側から見た略示図であり、(b)は図1(a)に示す貼付け治具20のA−A断面を矢印Bの方向から見た断面と、貼付け治具20が有する調圧空間22の気圧を調整する圧力調整手段30と、を例示する概略図である。図2は、本発明の一実施形態に係る内外装部品の貼付け治具20による内外装部品10の吸着工程を説明する概略図である。
図1(b)に示すように、貼付け治具20は、互いに壁面20aで区画された複数の調圧空間22を備える。この調圧空間22は、それぞれ、調圧空間22の圧力を調整する圧力調整手段30と連通する調圧ポート24を有する。また、図2に示す内外装部品10(以下、「シート材」とも称する)と対向する面に、外部と連通する与圧孔26を有する。
図1(b)に示す圧力調整手段30は、概ね空圧ポンプ32と、開閉弁34と、調圧弁36と、配管38,138,238とで構成される。また、貼付け治具20が有する調圧空間22は、それぞれ配管38、調圧弁36、配管138、開閉弁34、及び配管238を介して、空圧ポンプ32と連通されている。
また、調圧空間22が有する与圧孔26は、貼付け治具20の図示しないシート材(図2に10として示す)と対向するランド面28に配設される。図1(a)には、概ね紙面上下方向に2列、円形状の与圧孔26を備える例を示す。詳しくは後述するが、予め貼付け相手部品と同形状、同寸法に成形された図示しないシート材である内外装部品は、まず、図1(b)に破線で示すランド面28に負圧により吸着され、次に、正圧により図示しない貼付け相手部品(図2に40として示す)に貼り付けられる。
図2のSTEP1に示すように、シート材10は、表皮材10aの、貼付け時に車両(図示せず)と接する面に粘着材10bが一体に積層されたシート状の材料が、予め所定の寸法形状に成形されたものである。
尚、表皮材10aは、ポリ塩化ビニル、又はポリ酢酸ビニルで構成されることが望ましい。また、表皮材10aと、粘着材10bとは、成形性質を略同一とすることが望ましい。この成形性質とは、成形温度や伸び率等を示す。この粘着材10bの材質としては、例えばウレタンやPSA(感圧接着剤:Press Sensitive Adhesive)が挙げられる。
この表皮材10aの材質は、ポリ塩化ビニルやABSに限られるものではなく、3次元形状に成形が可能であり、車両の内外装品としての使用に耐える性能、例えば耐久性や耐褪色性を有するもので代替することもできる。
また、粘着材10bの貼付け相手部品に接着される面に、離型紙が一体に積層されて成形されていることが望ましい。この離型紙は、一例として粘着材10bの側から、図示しないポリプロピレン、接着材、ABSが順に積層され、上記接着材によりポリプロピレンと、ABSとが接着されたものである。尚、このABSとは、アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンからなる熱可塑性樹脂の総称である。これにより、上記離型紙の成形性質は、表皮材10a及び粘着材10bと略同一となる。
この離型紙により、シート材10の粘着材10bの粘着面が保護されることで、詳しくは後述する、貼付け治具20への吸着工程が完了するまで、粘着材10bの粘着面をクリーンな状態に維持することが可能となる。
《本発明の貼付け治具による吸着工程》
本発明の内外装部品の貼付け治具20では、上記した表皮材10aと、粘着材10bと、離型紙と、が一体に積層されて、予め貼付け相手部品40(以下、単に「相手部品」とも称する)と同形状で同寸法に成形されたた内外装部品10を、貼付け治具20に吸着させ、上記離型紙を剥離する。以下に、その工程を、図を参照しながら詳細に説明する。
尚、成形性質を略同一とする、表皮材10a及び粘着材10bと、上記離型紙と、が一体に積層されたシート材10の成形は、例えば特願2014−186287に記載された構成により、行うことが可能である。
まず、図2のSTEP1では、貼付け治具20が備える調圧空間22の、与圧孔26を有するランド面28と相対する位置に、予め所定の形状に成形されたシート材10が、所定の距離だけ離間して配設される。
STEP2では、それぞれの調圧空間22a,22b,22c内の空気が、図示しない空圧ポンプ(図1(b)に32として示す)の作動により吸引除去されて、略真空状態(負圧)となる。これにより、シート材10は、ランド面28に吸着される。
このランド面28は、相手部品40の形状を反転させた形状を有している。したがって、シート材10は、ランド面28に吸着され、相手部品40と同寸法で同形状の状態を維持して、貼付け治具20のランド面28に保持される。
上記でシート材10がランド面28に吸着されると、図1(b)に示す調圧弁36、開閉弁34が閉止され、空圧ポンプ32の作動が停止される。これにより、調圧空間22a,22b,22cは、略真空状態に維持される。
次に、ランド面28に吸着された表皮材10aと、粘着材10bと、上記離型紙とが積層されたシート材10から、上記離型紙が剥離される。これにより、粘着材10bの粘着面全体が露出され、相手部品40への貼付けが可能となる。
尚、上記では、図2に示す貼付け治具20が有するランド面28は、相手部品40の形状を反転させた形状を有することとしたが、例えば後述する圧着工程で、内外装部品10と、相手部品40とがより確実に圧着されるように、例えば内外装部品10の端部近傍のみが相手部品40の方向へ強く押圧されるように、ランド面28の形状を設定すること等も可能である。
《本発明の貼付け治具による貼付け工程》
次に、本発明の一実施形態に係る内外装部品の貼付け治具による内外装部品の貼付け工程を説明する概略図である図3、及び図1を主に参照しながら、内外装部品10の貼り付け工程について説明する。
上記でシート材10が貼付け治具20に吸着され、上記離型紙が剥離されると、まず、図2のSTEP2に示すように、シート材10と相対する位置に、貼付け相手部品40の貼り付け箇所が一定の間隔を有して配設される。
この間隔は、例えば上記離型紙が剥離された後の内外装部品10の伸縮性、面積等や相手部品40の形状をもとに適宜設定される。一例として、シート材10の粘着材10bの粘着面と、相手部品40との相対距離が3〜10mmの間で、一定の間隔を有するように貼付け治具20と、相手部品40とを配設する。
次に、図3のSTEP3で、上記したシート材10の粘着材10bの粘着面と、相手部品40との相対距離が一定に維持された状態で、調圧空間22a,22b,22cが順次、正圧に切替えられることにより、シート材10は、その粘着材10bにより、貼付け相手部品40に接着される。
詳述すると、図3のSTEP3に示す、貼付け治具20が備える調圧空間22b,22cは略真空状態、即ち負圧に維持された状態で、略中央に位置する調圧空間22aのみに所定の正圧を有する気体、一例として空気が供給される。
上記により、調圧空間22a近傍の上記ランド面28に吸着されたシート材10は、上記正圧によって、図示しない与圧孔(図1(b)に26として示す)を介して相手部品40の方向へ押圧される。これにより、調圧空間22a近傍のシート材10は、その相手部品40と接する面に有する粘着材10bにより、貼付け相手部品40に接着される。
図3のSTEP4では、調圧空間22aの紙面左右に隣接する調圧空間22bにも、それぞれ正圧を有する気体が供給される。これにより、調圧空間22b近傍の上記ランド面28に吸着されたシート材10も同様に、上記正圧により相手部品40へ押圧されて、粘着材10bにより貼付け相手部品40に接着される。
図3のSTEP5では、貼付け治具20と、相手部品40とが近接されるとともに、調圧空間22bに隣接する調圧空間22cにも、それぞれ正圧を有する気体が供給される。これにより、調圧空間22c近傍の上記ランド面28に吸着されたシート材10も同様に、上記正圧により相手部品40へ押圧されて、粘着材10bにより貼付け相手部品40に接着される。
さらに、上記の状態から、貼付け治具20が相手部品40の方向に近接される。換言すると、貼付け治具20と相手部品40とが、内外装部品10を介して互いに押圧される。これにより、内外装部品10が有する粘着材10bと、相手部品40とが押圧され、内外装部品10が相手部品40に圧着される。
上述してきたように、シート材10は、貼付け治具20が備える調圧空間22a,22b,22cの気圧が、順次、負圧から正圧に切替えられることにより、貼付け相手部品40に接着され、圧着される。
これにより、手作業による特殊な技巧を必要とすることなく、内外装部品10を、貼付け相手部品40との間に気泡やシワ等が発生することを抑制しつつ、確実に相手部品40に貼り付けることができる。結果、内外装部品10の貼り付けコストを抑制しながら、高い意匠性をも実現し得る。
上記した各調圧空間22a,22b,22cの気圧を順次、負圧から正圧に切替える工程は、一例として、まず図1(b)に示す空圧ポンプ32の駆動により正圧を発生させるとともに、開閉弁34を開放状態にする。
次に、各々配管38を介して調圧空間22a,22b,22cが備える調圧ポート24と連通する調圧弁36を、それぞれ順次、閉止状態から開放状態へ移行させる。これにより、調圧空間22a,22b,22cの気圧を順次、負圧から正圧へ切替えることが可能となる。
尚、本実施形態では、図1(b)に示すように、空圧ポンプ32を1台備えることとしたが、例えば調圧空間22の容積等に応じて、複数の空圧ポンプ32を備えても良い。また、調圧空間22を負圧にする真空ポンプ(図示せず)と、正圧を供給する与圧ポンプ(図示せず)と、を別々に備える等、空圧ポンプ32の台数や種類は適宜、設定することができる。
上述してきた本発明の貼付け治具20による吸着、及び貼付け工程により、例えば、本発明の一実施形態に係る内外装部品の貼付け治具による内外装部品の貼り付け箇所を例示する概略図であって、(a)は外装部品の貼付け箇所を例示し、(b)は内装部品の貼付け箇所を例示する図4に示すように、内外装部品10を容易、かつ短時間で、意匠性を低下させる気泡やシワを発生させることなく車両70に貼り付けることができる。結果、内外装部品10の貼付けコストを低減しながら、意匠性の向上をも可能とする。
例えば、図4(a)に示すように、車両70のボンネット面52に外装部品53を貼り付ける場合や、ルーフ面54に外装部品55を貼り付ける場合に、本発明の貼付け治具20を用いて、シート材である外装部品10(53,55)を容易、かつ短時間で貼り付けることができる。
また、図4(b)に示す車両70の内装部材であるドアトリム56、グローブボックス蓋部59やダッシュボード60の表面に、それぞれ内装部品57,59,61を同様に貼り付ける場合、車両70への組付け前や、当該部材を適宜、車両70から取外す等し、本発明の貼付け治具20を用いて、シート材である内装部品10(57,59,61)を貼り付けて、意匠性を向上すること等も可能である。
さらに、図示しない制御手段により、図1(b)に示す空圧ポンプ32や、開閉弁34、調圧弁36等を所定のタイミングや速度で動作させ、また、貼付け治具20のランド面28と相対する位置へのシート材10の供給や、上記離型紙の除去、シート材10が吸着された貼付け治具20に対する相手部品40の配設等も、図示しない制御手段や動力源により行うことで、内外装部品10の貼付けコストを一層、抑制することも可能である。
尚、本実施形態では、本発明の一実施形態、及び別の実施形態に係る内外装部品の貼付け治具の調圧空間の断面形状を例示する平面略示図である図5のうち、図5(a)に示すように、貼付け治具20が備える調圧空間22の断面形状を、概ね直線と半円とで形成されることとした。
しかし、上記断面形状はこれに限定されるものではなく、互いに壁面20aで区画され、各々の調圧空間22の調圧によりシート材10の吸着、貼付けが可能なように、調圧ポート24が適宜、配設されていれば良い。
例えば、図5(b)に示すように、調圧空間122が略直線の壁面120aで区画されたり、図5(c)に示すように、調圧空間222が略楕円形の壁面220aで区画されたり、図5(d)に示すように、調圧空間322が略円形の壁面320aで区画されても良い。また、これらが組み合わされても良い。
また、図5(a)に示すように、本実施形態では調圧空間22を5つ備えることとしたが、調圧空間22の数はこれに限定されるものではなく、内外装部品10や、相手部品40の面積、形状等に応じて、適宜変更することが可能である。
さらに、本実施形態では、図1(a)に示し先述したように、円形状の与圧孔26を紙面上下方向に2列、備える例を示したが、与圧孔26の形状、配置や数はこれに限定されるものではない。即ち、与圧孔26の形状、配置や数は、負圧によりシート材10を貼付け治具20のランド面28に吸着させて保持し、正圧により相手部品40に接着し得るように、適宜設定することができる。
また、本発明の内外装部品の貼付け治具においては、調圧空間22a,22b,22cに順次、所定の正圧を有する気体が供給され、負圧から正圧に切替えられることにより、シート材10と、相手部品40とが接着される。このとき、各調圧空間22に供給される気体を予め加熱しておき、シート材10の粘着材10bと、相手部品40との接着をより短時間、かつ一層確実にすることも可能である。
以上、本発明の内外装部品の貼付け治具についての実施形態およびその概念について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲および明細書等に記載の精神や教示を逸脱しない範囲で他の変形例、改良例が得られることが当業者は理解できるであろう。
10 内外装部品(シート材)
10a 表皮材
10b 粘着材
12 切断手段
16 従来の内外装部品の材料であるシート材
16a 従来の内外装部品の材料であるシート材を構成する表皮材
16b 従来の内外装部品の材料であるシート材を構成する粘着材
116 切除されたシート材
18 従来のシート状内外装部品
20 内外装部品の貼付け治具
20a 貼付け治具の壁面
22 調圧空間
24 調圧ポート
26 与圧孔
28 内外装部品の貼付け治具のランド面
30 圧力調整手段
32 空圧ポンプ
34 開閉弁
36 調圧弁
38 配管
40 貼付け相手部品
52 ボンネット面
53 ボンネット面の外装部品
54 ルーフ面
55 ルーフ面の外装部品
56 ドアトリムの表面
57 ドアトリムの内装部品
58 グローブボックス蓋部の表面
59 グローブボックス蓋部の内装部品
60 ダッシュボード面
61 ダッシュボード面の内装部品
70 車両

Claims (1)

  1. 自動車の内外装を加飾する内外装部品を貼付けする貼付け治具において、
    前記内外装部品は、表皮材の貼付け時に車両と接する面に粘着材が一体に積層されたシート材であって、予め貼付け相手部品と同形状で同寸法に成形され、
    前記貼付け治具は、互いに壁面で区画された複数の調圧空間を備え、
    前記調圧空間は、それぞれ該調圧空間の圧力を調整する圧力調整手段と連通する調圧ポートと、前記内外装部品と対向する面に外部と連通する与圧孔と、を有し、
    前記シート材は、それぞれの前記調圧空間を負圧にすることにより前記貼付け治具に吸着され、
    前記調圧空間をそれぞれ順次、正圧に切替えることにより前記シート材の粘着材により貼付け相手部品に接着され、
    前記貼付け治具が貼付け相手部品の方向に押圧されることにより、前記内外装部品の粘着材と、貼付け相手部品と、が圧着される、
    ことを特徴とする内外装部品の貼付け治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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