JP2016123613A - マンモグラフィ装置、制御装置、マンモグラフィ装置の制御方法、及びマンモグラフィ装置の制御プログラム。 - Google Patents

マンモグラフィ装置、制御装置、マンモグラフィ装置の制御方法、及びマンモグラフィ装置の制御プログラム。 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、圧迫することによる乳房の痛みを効果的に抑制することができる、マンモグラフィ装置、制御装置、マンモグラフィ装置の制御方法、及びマンモグラフィ装置の制御プログラムを提供する。
【解決手段】マンモグラフィ装置12は、被検者の乳房を透過した放射線Rを検出する放射線検出器22が収納された撮影台26と、放射線検出器22によって放射線Rを検出する場合に、乳房を上側から下方に向けて圧迫する第1圧迫部材として機能する上側圧迫部材28と、上側圧迫部材28に対向して設けられ、乳房を下側から上方に向けて圧迫する第2圧迫部材として機能する下側圧迫部材30であって、被検者の胸壁側の端部が撮影台26に支持された下側圧迫部材30と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、マンモグラフィ装置、制御装置、マンモグラフィ装置の制御方法、及びマンモグラフィ装置の制御プログラムに関する。
被検者の乳房の放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置が知られている。マンモグラフィ装置により被検者の乳房を撮影する場合、圧迫板により乳房を固定することが行われている。
一般的に圧迫板により乳房を固定する場合に、乳房が伸ばされたり、強く圧迫されたりするため、被検者が痛みを感じることが多く、被検者の負担となっている。
そのため、被検者の負担を抑制するための従来の技術として、例えば、特許文献1、及び2に記載された技術が知られている。
特許文献1には、ゲルパッドを圧迫板、ブッキーの片方または両方に設ける技術が記載されている。また、特許文献2には、乳房の周囲の少なくとも一部分を柔軟なバンドで包む技術が記載されている。
特開2013−013775号公報 特表2008−513090号公報
しかしながら、痛みの感じ方は被検者によって異なり、一様ではないため、上記従来の技術では、被検者の乳房の硬さによっては、必ずしも被検者の痛みを効果的に抑制できるとは限らない、という問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、圧迫することによる乳房の痛みを効果的に抑制することができる、マンモグラフィ装置、制御装置、マンモグラフィ装置の制御方法、及びマンモグラフィ装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のマンモグラフィ装置は、被検者の乳房を透過した放射線を検出する放射線検出器が収納された撮影台と、放射線検出器によって放射線を検出する場合に、乳房を上側から下方に向けて圧迫する第1圧迫部材と、第1圧迫部材に対向して設けられ、乳房を下側から上方に向けて圧迫する第2圧迫部材であって、被検者の胸壁側の端部が撮影台に支持された第2圧迫部材と、を備える。
また、本発明のマンモグラフィ装置は、第2圧迫部材により乳房を圧迫する場合は、第2圧迫部材の、胸壁側の端部に対向する奥側端部が、撮影台から離れた方向に移動するとよい。
また、本発明のマンモグラフィ装置は、第1圧迫部材により乳房を圧迫する圧迫圧、第1圧迫部材及び第2圧迫部材の少なくとも一方に対する乳房の接触面積、及び乳房を圧迫するために第1圧迫部材及び第2圧迫部材の少なくとも一方が移動した移動量の少なくとも2つに基づいて、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定する制御を行う制御部をさらに備えるとよい。
また、本発明のマンモグラフィ装置の制御部は、圧迫圧に対応する移動量が、第1閾値未満か否かを判断した判断結果に基づいて、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧と第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧との相対的な割合を異ならせて、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定するとよい。
また、本発明のマンモグラフィ装置の制御部は、移動量が予め定められた移動量となるまで第1圧迫部材が移動するまでの間に、接触面積の変化量が、予め定められた硬さに応じて予め定められた第2閾値より大きいか否かを判断した判断結果に基づいて、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧と第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧との相対的な割合を異ならせて、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定するとよい。
また、本発明のマンモグラフィ装置の制御部は、圧迫圧が予め定められた圧迫圧となるまで第1圧迫部材が移動するまでの間に、接触面積の変化量が、予め定められた硬さに応じて予め定められた第3閾値より大きいか否かを判断した判断結果に基づいて、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧と第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧との相対的な割合を異ならせて、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定するとよい。
また、本発明のマンモグラフィ装置の制御部は、圧迫圧に対応する移動量が第1閾値未満と判断した場合に、第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧を、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧より大きくする制御を行う、若しくは、第2圧迫部材のみを移動する制御を行うとよい。
また、本発明のマンモグラフィ装置の制御部は、接触面積の変化量が第2閾値より大きいと判断した場合に、第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧を、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧より大きくする制御を行う、若しくは、第2圧迫部材のみを移動する制御を行うとよい。
また、本発明のマンモグラフィ装置の制御部は、接触面積の変化量が第3閾値より大きいと判断した場合に、第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧を、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧より大きくする制御を行う、若しくは、第2圧迫部材のみを移動する制御を行うとよい。
また、本発明のマンモグラフィ装置の第2圧迫部材は、撮影台に回転可能に支持、または固定することにより支持されているとよい。
また、本発明のマンモグラフィ装置の第2圧迫部材は、フィルム状の部材であるとよい。
本発明の制御装置は、被検者の乳房を透過した放射線を検出する放射線検出器が収納された撮影台と、放射線検出器によって放射線を検出する場合に、乳房を上側から下方に向けて圧迫する第1圧迫部材と、第1圧迫部材に対向して設けられ、乳房を下側から上方に向けて圧迫する第2圧迫部材であって、被検者の胸壁側の端部が撮影台に支持された第2圧迫部材と、を備えたマンモグラフィ装置に対して、第1圧迫部材により乳房を圧迫する圧迫圧、第1圧迫部材及び第2圧迫部材の少なくとも一方に対する乳房の接触面積、及び乳房を圧迫するために第1圧迫部材及び第2圧迫部材の少なくとも一方が移動した移動量の少なくとも2つに基づいて、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定する制御を行う制御部を備える。
また、本発明の制御装置の制御部は、乳房の硬さが予め定められた硬さよりも硬い場合は、第2圧迫部材により乳房を圧迫する圧迫圧を、第1圧迫部材により乳房を圧迫する圧迫圧より大きくする制御を行うとよい。
本発明のマンモグラフィ装置の制御方法は、被検者の乳房を透過した放射線を検出する放射線検出器が収納された撮影台と、放射線検出器によって放射線を検出する場合に、乳房を上側から下方に向けて圧迫する第1圧迫部材と、第1圧迫部材に対向して設けられ、乳房を下側から上方に向けて圧迫する第2圧迫部材であって、被検者の胸壁側の端部が撮影台に支持された第2圧迫部材と、を備えたマンモグラフィ装置の制御方法であって、第1圧迫部材により乳房を圧迫する圧迫圧、第1圧迫部材及び第2圧迫部材の少なくとも一方に対する乳房の接触面積、及び乳房を圧迫するために第1圧迫部材及び第2圧迫部材の少なくとも一方が移動した移動量の少なくとも2つに基づいて、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定する制御を行う、ことを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明のマンモグラフィ装置の制御プログラムは、被検者の乳房を透過した放射線を検出する放射線検出器が収納された撮影台と、放射線検出器によって放射線を検出する場合に、乳房を上側から下方に向けて圧迫する第1圧迫部材と、第1圧迫部材に対向して設けられ、乳房を下側から上方に向けて圧迫する第2圧迫部材であって、被検者の胸壁側の端部が撮影台に支持された第2圧迫部材と、を備えたマンモグラフィ装置の制御プログラムであって、第1圧迫部材により乳房を圧迫する圧迫圧、第1圧迫部材及び第2圧迫部材の少なくとも一方に対する乳房の接触面積、及び乳房を圧迫するために第1圧迫部材及び第2圧迫部材の少なくとも一方が移動した移動量の少なくとも2つに基づいて、第1圧迫部材により乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び第2圧迫部材により乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定する制御を行う、ことを含む処理をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、圧迫することによる乳房の痛みを効果的に抑制することができる、という効果が得られる。
実施の形態の放射線画像撮影システムの構成図である。 第1の実施の形態の上側圧迫部材による乳房の圧迫について説明するための側面図である。 第1の実施の形態の下側圧迫部材による乳房の圧迫について説明するための側面図である。 第1の実施の形態における下側圧迫部材の構成の一例を示す斜視図である。 第1の実施の形態のマンモグラフィ装置及びコンソールの電気的な構成を表したブロック図である。 第1の実施の形態におけるモータにかかる負荷により圧迫圧を検出する場合の圧迫圧の検出の一例を説明するための説明図を示す。 第1の実施の形態におけるマンモグラフィ装置の制御部によって実行される撮影処理の流れを表したフローチャートである。 乳房に対する圧迫圧と、上側圧迫部材及び下側圧迫部材の移動量との対応関係の一例を表したグラフである。 第2の実施の形態のマンモグラフィ装置及びコンソールの電気的な構成を表したブロック図である。 第2の実施の形態における下側圧迫部材の構成の一例を表した斜視図である。 図10に示したように乳房が下側圧迫部材に接触する場合の各ワイヤのy方向の位置と抵抗値との対応関係を表したグラフである。 ワイヤの抵抗値と接触面積との対応関係を表したグラフである。 第2の実施の形態におけるマンモグラフィ装置の制御部によって実行される撮影処理の流れを表したフローチャートである。 乳房の接触面積と、上側圧迫部材及び下側圧迫部材の移動量との対応関係の一例を表したグラフである。 乳房の接触面積の変化率と、上側圧迫部材及び下側圧迫部材の移動量との対応関係の一例を表したグラフである。 第3の実施の形態のマンモグラフィ装置及びコンソールの電気的な構成を表したブロック図である。 第3の実施の形態におけるマンモグラフィ装置の制御部によって実行される撮影処理の流れを表したフローチャートである。 乳房の接触面積と、乳房に対する圧迫圧との対応関係の一例を表したグラフである。 乳房の接触面積の変化率と、乳房に対する圧迫圧との対応関係の一例を表したグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態は本発明を限定するものではない。
[第1の実施の形態]
まず、本実施の形態の放射線画像撮影システムの全体的な構成について説明する。図1には、本実施の形態の放射線画像撮影システム10の構成図を示す。
本実施の形態の放射線画像撮影システム10は、コンソール16を介して外部のシステム(例えば、RIS:Radiology Information System)から入力された指示(撮影メニュー)に基づいて、医師や放射線技師等のユーザの操作により放射線画像の撮影を行う機能を有するものである。
本実施の形態の放射線画像撮影システム10は、マンモグラフィ装置12、及びコンソール16を備えている。
本実施の形態のマンモグラフィ装置12は、被検者の乳房の放射線画像を撮影する装置である。なお、マンモグラフィ装置12は、被検者が起立している状態のみならず、被検者がイス(車イスを含む)等に座った座位状態において、被検者の乳房を撮影する装置であってもよく、少なくとも被検者の上半身が立位した状態で被検者の乳房が左右別個に撮影可能な装置であればよい。
マンモグラフィ装置12は、撮影台26の撮影面27に対向して、放射線源24が設けられ、放射線源24から撮影面27に向けて放射線Rを照射する。
被検者の乳房の放射線画像の撮影を行う場合は、被検者の左右乳房のうち一方の乳房を上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30により圧迫して、上側圧迫部材28と下側圧迫部材30との間で乳房を圧迫することにより固定し、固定した乳房に対して放射線源24から放射線Rを照射する。放射線検出器22は、照射されて乳房を透過した放射線Rを検出する。放射線検出器22で検出された放射線Rに基づいて、乳房の放射線画像が生成される。
図2には、本実施の形態の上側圧迫部材28による乳房の圧迫について説明するための側面図を示す。本実施の形態の上側圧迫部材28は、本発明の第1圧迫部材の一例であり、板状の圧迫部材(いわゆる「圧迫板」)であり、上側圧迫部材28は乳房を上側(被検者の頭部側)から下方に向けて圧迫する。そのため、上側圧迫部材28は、保持部29に、撮影面27と放射線源24との間でスライド移動が可能に保持されており、撮影面27との間隔が可変である。
図2に示したように、上側圧迫部材28により乳房を圧迫する場合、上側圧迫部材28は撮影面27に近付く方向に移動する。
上側圧迫部材28には、放射線Rを透過する部材が用いられる。本実施の形態の上側圧迫部材28には、樹脂材料である熱可塑性プラスチックとして、ポリエチレンテレフタレートが使用されている。なお、上側圧迫部材28に使用される部材はこれに限らず、ポリカーボネート、アクリル、及びポリプロピレン等の部材が使用可能である。
一方、図3には、本実施の形態の下側圧迫部材30による乳房の圧迫について説明するための側面図を示す。また、図4には、本実施の形態の下側圧迫部材30の構成の一例を説明するための斜視図を示す。本実施の形態の下側圧迫部材30は、本発明の第2圧迫部材の一例であり、フィルム状の部材を、乳房を保持する部分の主構成として備えており、乳房を下側(被検者の足側)から上方に向けて圧迫する。そのため、下側圧迫部材30は、胸壁側とは反対側の奥側端部が、保持部29に撮影面27と放射線源24との間でスライド移動が可能に保持されており、上記奥側端部と撮影面27との間隔が可変である。
図4に示したように、本実施の形態の下側圧迫部材30は、圧迫部30A、固定部30B、及び支持部33を備える。
圧迫部30Aは、乳房の下側の面に接触して乳房を圧迫する。圧迫部30Aは、平面視台形状の枠31Aの内部にフィルム32Aが張られており、フィルム32Aが、乳房の下側の面に接触する。一方、固定部30Bは、撮影台26の被検者の胸壁に接する胸壁面25(図3参照)に固定されている。固定部30Bは、枠31Bの内部にフィルム32Bが張られている。
支持部33は、保持部29に、撮影面27と放射線源24との間でスライド移動が可能に下側圧迫部材保持部21により取り付けられており、乳房を下側から上方に向けて圧迫する場合は、支持部33が撮影面27から遠ざかる方向に移動する。この場合、図3に示したように、下側圧迫部材30は、固定部30Bが胸壁面25に固定されるため、図3に示す角部23を回転軸として回転し、またフィルム32Aがたわむ。また、下側圧迫部材30が撮影面27から遠ざかる方向に移動する場合、図3に示したように支持部33の端部が保持部29側から胸壁面側25に向けて移動するため、下側圧迫部材保持部29が、支持部33の移動に応じて保持部29側から胸壁面側25に向けて伸びる。下側圧迫部座保持部29の例としては、ダンパーが挙げられる。なお、図3や図4から明らかな通り、角部23は胸壁側の端部に位置しており、支持部33や下側圧迫部材保持部21は、胸壁側の端部とは反対側である奥側端部に位置している。
本実施の形態の下側圧迫部材30のフィルム32A、32Bには、上側圧迫部材28と同様の部材が用いられるが、上側圧迫部材28が板状であるのに対して、下側圧迫部材30はフィルム状である点で異なっている。また、下側圧迫部材30の枠31Aには、アルミやSUS(Steal Special Use Stainless)などの金属のフレームが用いられる。
なお、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の構成部材は、本実施の形態に限らない。例えば、上側圧迫部材28が図4に示した圧迫部30Aのフィルム32Aと同様にフィルム状の部材であってもよいし、下側圧迫部材30が板状の部材であってもよい。なお、フィルム状の部材を用いることにより、フィルム状の部材が乳房の形状に応じてたわむため、板状の部材を用いた場合よりも被検者の痛みを抑制する効果が得られる。
なお、乳房を保持する部分の主構成としてフィルム状の部材を用いる場合の下側圧迫部材30は、図4に示した構造に限らない。例えば、枠31Aを設けずに、フィルム32Aに対応するフィルム状の部材を、保持部29と胸壁面25との間で張力をかけて、下側圧迫部座保持部21と、胸壁面25とに固定してもよい。
撮影台26の内部には、上側圧迫部材28、乳房、下側圧迫部材30、及び撮影面27を透過した放射線Rが照射され、その放射線Rを検出する放射線検出器22が収納されている。放射線検出器22が検出した放射線Rが可視化されて放射線画像が生成される。放射線検出器22は放射線Rの照射を受けて放射線画像を表す画像データを記録し、記録した画像データを出力するものであり、照射された放射線Rの線量に応じて発生した画素毎の電荷を画像データとして検出する。
本実施の形態の放射線検出器22の種類は、特に限定されず、例えば、放射線Rを光に変換し、変換した光を電荷に変換する間接変換方式の放射線検出器であってもよいし、放射線Rを直接電荷に変換する直接変換方式の放射線検出器であってもよい。
本実施の形態では、マンモグラフィ装置12の放射線検出器22から出力された放射線画像を表す画像データは、コンソール16に送信される。本実施の形態のコンソール16は、無線通信LAN(Local Area Network)等を介して外部システム等から取得した撮影メニューや各種情報等を用いて、マンモグラフィ装置12の制御を行う機能を有している。
図5には、本実施の形態のマンモグラフィ装置12及びコンソール16の電気系の構成を表したブロック図を示す。
本実施の形態のコンソール16は、制御装置の一例であり、サーバー・コンピュータである。図5に示すように、コンソール16は、制御部60、記憶部62、表示部駆動部66、表示部68、操作入力検出部70、操作部72、及びI/F(InterFace)部64を備えている。制御部60、記憶部62、表示部駆動部66、操作入力検出部70、及びI/F部64は、システムバスやコントロールバス等のバス73を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
本実施の形態の制御部60は、コンソール16の全体の動作を制御する機能を有している。本実施の形態の制御部60は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びHDD(Hard Disk Drive)を備えている。ROMには、CPUで実行される各種の処理プログラム等が予め記憶されている。RAMは、各種データを一時的に記憶する機能を有している。HDDは、各種データを記憶して保持する機能を有している。なお、HDDは、SSD(Solid State Drive)であってもよく、また、記憶部62と兼用してもよい。
表示部68は、各種情報を表示する機能を有している。表示部駆動部66は、表示部68への各種情報の表示を制御する機能を有している。
操作部72は、放射線画像の撮影等に関する指示や各種情報等を、ユーザが入力するために用いられる。操作部72は、特に限定されるものではなく、例えば、各種スイッチ、タッチパネル、タッチペン、複数のキー、及びマウス等が挙げられる。なお、操作部72をタッチパネルとする場合は、表示部68と一体化してもよい。操作入力検出部70は、操作部72に対する操作状態を検出する機能を有している。
I/F部64は、無線通信または有線通信により、マンモグラフィ装置12や外部のシステム(RIS等)との間で各種情報の通信を行う機能を有している。
記憶部62には、マンモグラフィ装置12で撮影された放射線画像の画像データ等が記憶される。記憶部62の具体例としては、HDDやSSD等が挙げられる。
一方、本実施の形態のマンモグラフィ装置12は、放射線検出器22、放射線源24、上側圧迫部材28、下側圧迫部材30、制御部40、記憶部42、I/F部44、上側圧迫部材駆動部46、下側圧迫部材駆動部48、及び移動量検出部50を備えている。
放射線検出器22、放射線源24、制御部40、記憶部42、I/F部44、上側圧迫部材駆動部46、下側圧迫部材駆動部48、及び移動量検出部50は、システムバスやコントロールバス等のバス51を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
本実施の形態の制御部40は、本発明の制御部の一例であり、マンモグラフィ装置12の全体の動作を制御する機能を有している。また、本実施の形態の制御部40は、放射線画像の撮影を行う場合に、放射線検出器22、放射線源24、上側圧迫部材駆動部46、下側圧迫部材駆動部48、及び移動量検出部50を制御する機能を有している。本実施の形態の制御部40は、CPU、ROM、及びRAMを備えている。ROMには、CPUで実行される各種の処理プログラム等が予め記憶されている。RAMは、各種データを一時的に記憶する機能を有している。
上側圧迫部材駆動部46は、上側圧迫部材28を、撮影面27と放射線源24との間で駆動(スライド)させる機能を有している。下側圧迫部材駆動部48は、下側圧迫部材30の支持部33を、撮影面27と放射線源24との間で駆動(スライド)させる機能を有している。本実施の形態の上側圧迫部材駆動部46及び下側圧迫部材駆動部48は、駆動源としてモータ38(図6参照)を含み、モータ38にかかる負荷に基づいて圧迫圧を検出して、検出結果を出力する機能を有している。図6には、この場合の圧迫圧の検出の一例を説明するための説明図を示す。図6では、上側圧迫部材28の駆動源としてのモータ38にかかる負荷に基づいて圧迫圧を検出する場合を説明しているが、下側圧迫部材30の場合も同様にすればよい。保持部29内には、ボールネジ37、モータ38、及びロードセル等の歪ゲージ39が備えられている。上側圧迫部材28は、ボールネジ37に支持されており、モータ38が駆動することにより、撮影面27と放射線源24との間でスライド移動する。歪ゲージ39が、上側圧迫部材28の圧迫圧の反力を検出することにより、上側圧迫部材28の圧迫圧を検出する。
なお、圧迫圧を検出する方法は、これに限らず、例えば、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30に圧迫圧を検出するための圧力センサ等を設けておいてもよい。
本実施の形態の移動量検出部50は、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の移動量を検出する機能を有しており、保持部29内に設けられている。例えば、移動量検出部50には、ポテンショメータが用いられる。なお、本実施の形態の移動量検出部50は、上側圧迫部材28と、下側圧迫部材30の支持部33との間の相対的な移動量、すなわち、保持部29の位置における上側圧迫部材28と下側圧迫部材30の支持部33との間の距離に対応する移動量を検出する。本実施の形態では、移動量検出部50が移動量を検出する方法として、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の支持部33の初期位置と、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の支持部33の移動後の位置(スライド位置)とに基づいて移動量を検出しているが、これに限定されるものではない。
I/F部44は、無線通信または有線通信により、コンソール16との間で各種情報の通信を行う機能を有している。
記憶部42には、各種情報等が記憶される。記憶部42の具体例としては、HDDやSSD等が挙げられる。
なお、本実施の形態では、マンモグラフィ装置12の制御部40及びコンソール16の制御部60に格納される各種プログラムは、予め制御部40及び制御部60のROMに格納されているがこれに限らず、プログラムをCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やリムーバブルディスク等の記録媒体に記憶しておき記録媒体からROM等にインストールしてもよい。また、インターネット等の通信回線を介して外部装置からROM等にインストールしてもよい。
次に、本実施の形態のマンモグラフィ装置12の作用について図面を参照して説明する。
本実施の形態の放射線画像撮影システム10では、被検者の乳房の撮影を開始する場合、ユーザは、まず、マンモグラフィ装置12の撮影台26の撮影面27上に被検者の乳房をポジショニングする。マンモグラフィ装置12に被検者の乳房をポジショニングした後、ユーザはコンソール16の操作部72を用いて撮影の開始を指示する。操作部72により入力された撮影の開始指示は、操作入力検出部70で検出され、I/F部64を介してマンモグラフィ装置12に送信される。
本実施の形態のマンモグラフィ装置12では、コンソール16から放射線画像の撮影の開始指示をI/F部44を介して受信した場合に、撮影処理を実行する。図7には、本実施の形態のマンモグラフィ装置12の制御部40によって実行される撮影処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。本実施の形態のマンモグラフィ装置12では、制御部40が自身のROMに記憶されているプログラムを実行することにより、撮影処理を実行する。
ステップS100で制御部40は、乳房の圧迫を開始する。なお、本実施の形態のマンモグラフィ装置12では、圧迫を開始した当初は、下側圧迫部材30は移動させずに上側圧迫部材28のみを移動させ、上側圧迫部材28により乳房を上側から下方に向けて圧迫する。制御部40が、上側圧迫部材駆動部46により上側圧迫部材28を移動させて乳房を圧迫していくことにより、圧迫圧が徐々に大きくなる。
次のステップS102で制御部40は、上側圧迫部材28が乳房を圧迫する圧迫圧が初期設定圧力以上になったか否かを判断する。本実施の形態のマンモグラフィ装置12では、乳房を初期設定圧力まで圧迫した場合の圧迫圧と、移動量検出部50が検出した移動量とを用いて、上側圧迫部材28の第1圧迫圧と下側圧迫部材30の第2圧迫圧とを設定している。本実施の形態では、ノイズによる誤設定を回避する等の観点から、30Nの力で上側圧迫部材28が乳房を圧迫した場合の圧迫圧を初期設定圧力としているが、特に限定されるものではない。一般的に、マンモグラフィ装置12は、圧迫圧が、放射線画像の撮影を行うのに適切な硬さに基づいて予め定められた設定値(最終設定圧力、詳細後述)となるまで乳房を圧迫するため、この設定値に応じて初期設定圧力を定めてもよい。
圧迫圧が初期設定圧力未満の場合は、否定判断となって乳房への圧迫を継続しながら待機状態になる。一方、圧迫圧が初期設定圧力以上の場合は、肯定判断となってステップS104へ移行する。
ステップS104で制御部40は、移動量検出部50から移動量を取得する。この場合、制御部40は、上側圧迫部材28のみが移動しており下側圧迫部材30は移動していないため、上側圧迫部材28の移動量(撮影面27に近付いた量)を移動量として取得する。
次のステップS106で制御部40は、取得した移動量が第1閾値未満であるか否かを判断する。この第1閾値は、後述するように、予め定められた乳房の硬さに対応する閾値である。
上述したように、本実施の形態のマンモグラフィ装置12では、乳房に対する圧迫圧と、移動量検出部50が検出した移動量とを用いて、上側圧迫部材28の第1圧迫圧と下側圧迫部材30の第2圧迫圧とを設定している。図8には、上記圧迫圧と、上記移動量との対応関係の一例を表したグラフが示されている。
図8に示すように、乳房を上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の少なくとも一方により圧迫していくと、圧迫圧に応じて、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の少なくとも一方の移動量が変化する。ここで、乳房が硬いほど、圧迫圧の上昇に伴う乳房の変化量は少なく、乳房は潰れ難い。従って、乳房が硬いほど、上記移動量が少なくなる。
本実施の形態の制御部40では、予め定められた硬さ(例えば、標準的な硬さ)の乳房に対する圧迫圧と、上記移動量との対応関係から第1閾値を予め得ておき、圧迫圧に応じた移動量が第1閾値未満の場合に、乳房が硬い場合の圧迫圧(第1圧迫パターン、詳細後述)を設定する。
移動量が第1閾値未満(移動量<第1閾値)の場合は、肯定判断となって、ステップS108へ移行する。ステップS106で肯定判断となった場合は、上述のように被検者の乳房が予め定められた硬さよりも硬い場合である。図8に示した場合では、初期設定圧力(30N)に応じた移動量が第1閾値未満であるため、被検者Aの乳房は、予め定められた硬さよりも硬い場合の圧迫圧(第1圧迫パターン、詳細後述)を設定する。
本発明の発明者等は、乳房が硬い場合、上側から圧迫するよりも下側から圧迫した方が、被検者の痛みが低減される傾向があるという知見を得た。そのため、乳房が予め定められた硬さよりも硬い場合、制御部40は、上側圧迫部材駆動部46及び下側圧迫部材駆動部48を制御して、下側圧迫部材30による第2圧迫圧の方が、上側圧迫部材28による第1圧迫圧よりも大きいとした圧迫パターン(以下、「第1圧迫パターン」という)で乳房を圧迫する。
そこでステップS108で制御部40は、第1圧迫パターンによる圧迫を開始した後、ステップS112へ移行する。
一方、ステップS106で、取得した移動量が第1閾値以上の場合(移動量≧第1閾値)、否定判断となる。ステップS106で否定判断となった場合は、被検者の乳房が予め定められた硬さよりも柔らかい場合である。図8に示した場合では、初期設定圧力に応じた移動量が第1閾値以上であるため、被検者Bの乳房は、予め定められた硬さよりも柔らかい。
本実施の形態のマンモグラフィ装置12では、乳房が予め定められた硬さよりも柔らかい場合、制御部40は、上側圧迫部材駆動部46及び下側圧迫部材駆動部48を制御して、上側圧迫圧(第1圧迫圧)を下側圧迫圧(第2圧迫圧)以上とした圧迫パターン(以下、「第2圧迫パターン」という)で乳房を圧迫する。
そこでステップS110で制御部40は、第2圧迫パターンによる圧迫を開始した後、ステップS112へ移行する。
上記ステップS108またはS110の処理により、被検者の乳房は、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30により圧迫される。
ステップS112で制御部40は、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30による圧迫圧(上側圧迫部材28による第1圧迫圧+下側圧迫部材30による第2圧迫圧)が、初期設定圧力よりも大きい最終設定圧力以上になったか否かを判断する。まだ、圧迫圧が最終設定圧力未満の場合は、否定判断となり、ステップS106に戻り、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30を移動させて乳房を圧迫し続けながら、ステップS106〜S110の処理を繰り返す。
一方、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30による圧迫圧が最終設定圧力以上になった場合は、ステップS116において肯定判断となり、ステップS114へ移行する。なお、本実施の形態のマンモグラフィ装置12では、ステップS112で肯定判断となった場合は、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の移動を停止する。
ステップS114で制御部40は、放射線検出器22及び放射線源24を制御して、被検者の乳房の放射線画像を撮影した後、本撮影処理を終了する。具体的には、制御部40は、放射線源24から撮影メニュー等に応じた放射線Rを被検者の乳房に向けて照射させる。放射線検出器22は、制御部40の制御により乳房を透過した放射線Rを検出し、検出した放射線Rに応じた放射線画像の画像データをコンソール16に出力する。
なお、本実施の形態の派生例として、ステップS108及びS110において、第1圧迫パターンの場合に上側圧迫圧(第1圧迫圧)を下側圧迫圧(第2圧迫圧)以下とし、第2圧迫パターンの場合に上側圧迫圧(第1圧迫圧)を下側圧迫圧(第2圧迫圧)より大きくしてもよい。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、乳房に対する圧迫圧と、移動量(上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の支持部33との相対的な移動量)とを用いて圧迫圧を設定する場合について説明した。これに対して本実施の形態では、移動量と、下側圧迫部材30に乳房が接触する接触面積とを用いて圧迫圧を設定する場合について説明する。
乳房を上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の少なくとも一方により圧迫していくと、圧迫されることにより、乳房が変形して引き伸ばされ、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の少なくとも一方に接触する接触面積が変化する。ここで、乳房が硬い場合と柔らかい場合とで、乳房の引き伸ばされ方が異なる。乳房が硬いほど、引き伸ばされ難く、接触面積が大きくなり難い。
そこで本実施の形態の制御部40では、移動量と、下側圧迫部材30に乳房が接触する接触面積とを用いて上側圧迫部材28の第1圧迫圧と下側圧迫部材30の第2圧迫圧とを設定する。
図9には、本実施の形態のマンモグラフィ装置12及びコンソール16の電気系の構成を表したブロック図を示す。
図9に示したように、本実施の形態のマンモグラフィ装置12は、接触面積検出部52を備えている点で、第1の実施の形態のマンモグラフィ装置12(図5参照)と異なっている。
本実施の形態の接触面積検出部52は、接触面積を検知するセンサとして、下側圧迫部材30に設けられたワイヤ34及び一対の電極35(いずれも図10参照)を含んでいる。図10には、本実施の形態における下側圧迫部材の構成の一例を表した斜視図を示す。なお、図10では、説明のため、乳房が接触する部分を接触部Wとして図示している。また、図10では、胸壁面25側から支持部33への方向をy方向とし、y方向と対向する方向をx方向としている。
下側圧迫部材30の圧迫部30Aのフィルム32Aには、撮影台26の胸壁面25に平行に延びたワイヤ34が、胸壁側から支持部33に向けて、予め定められた間隔で複数設けられている。ワイヤ34は、撮影される放射線画像に与える影響を抑制するため、直径が1μm以下の金属線が好ましい。
一方、下側圧迫部材30の圧迫部30Aの枠31Aには、複数のワイヤ34の端部が接続された一対の電極35が設けられている。
電極35は、撮影台26内部に設けられた電流検出回路(図示省略)に接続線(図示省略)を介して接続されている。上記電流検出回路は、電極35に電圧を印加して各ワイヤ34に流れる電流を検出して各ワイヤ34の抵抗値の変化を検出する。なお、安全規格や漏れ電流による被検者の感電等の観点から、ワイヤ34に流す電流はなるべく小さいことが好ましい。また、上記電流は、少なくとも放射線画像の撮影を行っている間は、ワイヤ34に流れていないことが好ましく、接触面積を検出する場合のみワイヤ34に流すことが好ましい。
図11には、図10に示したように乳房が下側圧迫部材30に接触する場合の各ワイヤ34のy方向の位置と抵抗値との対応関係を表したグラフを示す。また、図12には、ワイヤ34の抵抗値と接触面積との対応関係を表したグラフを示す。
図12に示したように、接触面積が大きくなると、抵抗値は大きくなる。そのため、図10に示したように乳房が下側圧迫部材30に接触部Wで接触する場合、図11に示したように、胸壁側に位置するワイヤ34の抵抗値が大きく、保持部29に向けて、接触面積(接触部W)が小さくなるのに応じて抵抗値が徐々に小さくなる。
接触面積検出部52は、各ワイヤ34の抵抗値に対応する接触面積を図12に示した対応関係から取得し、全ワイヤ34に対応する接触面積を加算することにより、接触部Wの接触面積を検出する。
なお、このように接触面積を検出するためのワイヤ34及び電極35として、フジフイルム株式会社製:エクスクリア(商標登録)を用いることができるが、特に限定されない。例えば、乳房の接触により抵抗値が変化するものであり、放射線画像に与える影響が無い(または影響を除去できるか影響が少ない)ものであればよい。また、接触面積を検出する方法は、本実施の形態に限らず、例えば、撮影面27に対向する位置にカメラを設けて圧迫された状態の乳房を撮影した撮影画像の画像解析を行って接触面積を検出してもよい。
また、本実施の形態では、下側圧迫部材30に接触する乳房の接触面積のみを検出しているがこれに限らず、上側圧迫部材28に接触する乳房の接触のみを検出してもよい。また、上側圧迫部材28に接触する乳房の接触面積及び下側圧迫部材30に接触する乳房の接触面積の両方を検出して、その平均値を用いるようにしてもよい。
次に、本実施の形態のマンモグラフィ装置12で実行される撮影処理について説明する。図13には、本実施の形態のマンモグラフィ装置12の制御部40によって実行される撮影処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。
ステップS200は、第1の実施の形態の撮影処理(図7参照)のステップS100に対応している。ステップS200で制御部40は、上側圧迫部材28により乳房の圧迫を開始する。
次のステップS202で制御部40は、上側圧迫部材28が乳房を圧迫する圧迫圧が検出開始圧力以上になったか否かを判断する。乳房と上側圧迫部材28との間、及び乳房と下側圧迫部材30との間に隙間が空いており、乳房が上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30に接触している部分が少ないと適切に接触面積が検出できない場合がある。そのため、本実施の形態のマンモグラフィ装置12では、上記隙間が空かない程度の圧迫圧を検出開始圧力として予め定めておき、乳房に対する圧迫圧が検出開始圧力以上になった場合に接触面積の検出を開始する。
そこで、ステップS202で圧迫圧が検出開始圧力未満の場合は、否定判断となって上側圧迫部材28により圧迫を継続しながら待機状態になる。一方、圧迫圧が検出開始圧力以上の場合は、肯定判断となってステップS204へ移行する。
ステップS204で制御部40は、接触面積検出部52による接触面積の検出を開始する。また、次のステップS206で制御部40は、移動量検出部50による移動量の検出を開始する。本実施の形態の制御部40は、検出した接触面積を移動量に対応付けて、一旦、記憶部42に記憶する。
次のステップS208で制御部40は、上側圧迫部材28の移動量が予め定められた移動量まで移動したか否かを判断する。
本実施の形態のマンモグラフィ装置12では、上側圧迫部材28を予め定められた移動量まで移動するまでの間の、移動量と接触面積とを用いて、上側圧迫部材28の第1圧迫圧と下側圧迫部材30の第2圧迫圧とを設定している。
図14には、上記接触面積と、上記移動量との対応関係の一例を表したグラフが示されている。また、図15には、上記接触面積の変化率と、上記移動量との対応関係の一例を表したグラフが示されている。なお、図15では、接触面積の変化率を、(現在の接触面積の検出値−直前に検出した接触面積)/直前に検出した接触面積×100(%)としている。
図14に示すように、乳房を上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の少なくとも一方により圧迫していくと、移動量が大きくなるのに応じて、接触面積は大きくなるがある程度まで大きくなると、移動量が大きくなっても接触面積はほぼ変化しなくなる。また、図15に示すように、移動量が大きくなるのに応じて、接触面積の変化率は小さくなり、移動量が大きくなっても接触面積の変化率はほぼ変化しなくなる。これは、乳房の皮膚を引っ張ることにより圧迫圧が加わっているため移動量が大きくなっていく状態であり、乳房全体を押し広げている状態ではない。接触面積または接触面積の変化率の変化が少なくない領域では、被検者の乳房に必要以上の圧迫を与え、余計な痛みを与える懸念がある。
本実施の形態では、接触面積の検出を開始してから、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の少なくとも一方の移動量が予め定められた移動量に達するまでの間の、図14に示す接触面積と、移動量との対応関係を得ておき、接触面積の変化量、具体的には、図14に示したグラフの微分値を用いることで、乳房が引き伸ばされづらく、接触面積が大きくなり難いか否かを判断している。図14に示したグラフの微分値とは、各検出地点におけるグラフの傾きのことをいう。
本実施の形態の制御部40では、予め定められた硬さ(例えば、標準的な硬さ)の乳房における接触面積と移動量との対応関係により得られた微分値から第2閾値を予め得ておき、上記微分値が第2閾値以上の場合に、乳房が予め定められた硬さよりも硬い場合の圧迫圧(第1圧迫パターン)を設定する。つまり、第2閾値は、予め定められた乳房の硬さに対応する閾値である。なお、第2閾値と第1閾値を設定する場合に、同じ硬さの乳房を用いて設定しておいてもよい。後述する第3閾値においても同じである。
そのため、移動量が予め定められた移動量になるまで移動していない場合は、ステップS208で否定判断となり、上側圧迫部材28の移動を継続したまま待機状態になる。
一方、移動量が予め定められた移動量まで移動した場合は、ステップS208で肯定判断となり、ステップS210へ移行する。ステップS210で制御部40は、上述したように、変化量として、微分値を計算する。
そして次のステップS212では、計算した微分値が、第2閾値以上(微分値≧第2閾値)であるか否かを判断する。微分値が第2閾値以上の場合は、肯定判断となって、ステップS214へ移行する。ステップS212で肯定判断となった場合は、被検者の乳房が予め定められた硬さよりも硬い場合である。
そのため、ステップS214で制御部40は、第1圧迫パターンによる圧迫を開始した後、ステップS218へ移行する。
一方、ステップS212で、微分値が第2閾値未満の場合は、否定判断となって、ステップS216へ移行する。ステップS212で否定判断となった場合は、被検者の乳房が予め定められた硬さよりも柔らかい場合である。
そのため、ステップS216で制御部40は、第2圧迫パターンによる圧迫を開始した後、ステップS218へ移行する。
ステップS218及びS220は、各々第1の実施の形態の撮影処理(図7参照)のステップS112及びS114と同様の処理を行い、ステップS220で放射線画像を撮影した後、本撮影処理を終了する。
なお、接触面積の変化量と第2閾値との比較方法は、上記に説明したとおり、各検出地点において複数回微分値を計算して、第2閾値と都度比較する方法もあるが、これに限定されない。別の例としては、複数の微分値の平均と第2閾値とを比較する方法もある。また、別の例としては、検出開始から予め定められた移動量までにおける上側圧迫部材28の移動量と接触面積の変化量との割合を上記微分値とみなして、この微分値と第2閾値とを比較してもよい。また別の例としては、検出開始から予め定められた移動量までにおける接触面積の変化量そのものと第2閾値とを比較してもよい。その場合は、予め定められた硬さ(例えば、標準的な硬さ)の乳房における接触面積の変化量を取得しておけばよい。
なお、本実施の形態の派生例として、ステップS214及びS216において、第1圧迫パターンの場合に上側圧迫圧(第1圧迫圧)を下側圧迫圧(第2圧迫圧)以下とし、第2圧迫パターンの場合に上側圧迫圧(第1圧迫圧)を下側圧迫圧(第2圧迫圧)より大きくしてもよい。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、乳房に対する圧迫圧と、下側圧迫部材30に乳房が接触する接触面積とを用いて上側圧迫部材28の第1圧迫圧と下側圧迫部材30の第2圧迫圧とを設定する場合について説明する。
第2の実施の形態で説明したように、乳房の硬さによって、引き伸ばされ方が異なり、乳房が硬いほど、引き伸ばされ難く、接触面積が大きくなり難い。そのため、本実施の形態では、第2の実施の形態で用いていた移動量に代えて圧迫圧を用いて上側圧迫部材28の第1圧迫圧と下側圧迫部材30の第2圧迫圧とを設定する。
図16には、本実施の形態のマンモグラフィ装置12及びコンソール16の電気系の構成を表したブロック図を示す。
図16に示したように、本実施の形態のマンモグラフィ装置12は、接触面積検出部52を備えている点で、第1の実施の形態のマンモグラフィ装置12(図9参照)と異なっている。また、本実施の形態のマンモグラフィ装置12は、移動量検出部50を備えていない点で、第2の実施の形態のマンモグラフィ装置12(図9参照)と異なっている。
本実施の形態のマンモグラフィ装置12で実行される撮影処理について説明する。図17には、本実施の形態のマンモグラフィ装置12の制御部40によって実行される撮影処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。
本実施の形態の撮影処理は、第2の実施の形態の撮影処理(図13参照)のステップS206、及びS208が除かれており、ステップS208及びS212に代わりS209及びS213が設けられている他は、同様の処理である。同様の処理については、詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、ステップS204で制御部40が、接触面積検出部52による接触面積の検出の開始後、ステップS209へ移行する。
ステップS209で制御部40は、上側圧迫部材28の圧迫圧が予め定められた圧迫圧(例えば、初期設定圧力)になったか否かを判断する。ここで、予め定められた圧迫圧とは、第2の実施の形態の予め定められた移動量に対応する圧迫圧である。
本実施の形態のマンモグラフィ装置12では、上側圧迫部材28を予め定められた圧迫圧まで乳房を圧迫するまでの間の、圧迫圧と接触面積とを用いて、上側圧迫部材28の第1圧迫圧と下側圧迫部材30の第2圧迫圧とを設定している。
図18には、上記接触面積と、上記圧迫圧との対応関係の一例を表したグラフが示されている。また、図19には、上記接触面積の変化率と、上記圧迫圧との対応関係の一例を表したグラフが示されている。なお、図19では、図15と同様に接触面積の変化率を、(現在の接触面積の検出値−直前に検出した接触面積)/直前に検出した接触面積×100(%)としている。
図18に示すように、接触面積と、圧迫圧との対応関係は、第2の実施の形態で説明した、接触面積と、移動量との対応関係(図14参照)に類似している。また、図19に示すように、接触面積の変化率と、圧迫圧との対応関係は、第2の実施の形態で説明した接触面積と、移動量との対応関係(図15参照)に類似している。なお、乳房が広がり接触面積が大きくなると圧迫圧が逃げるため、接触面積または接触面積の変化率と、圧迫圧との対応関係の方が、接触面積と、移動量との対応関係に比べてグラフが急峻になる。
本実施の形態では、接触面積の検出を開始してから、乳房に対する圧迫圧が予め定められた圧迫圧に達するまでの間の、図18に示す接触面積と、圧迫圧との対応関係を得ておき、接触面積の変化量、具体的には、図18に示したグラフの微分値を用いることで、乳房が引き伸ばされづらく、接触面積が大きくなり難いか否かを判断している。図18に示したグラフの微分値とは、各検出地点におけるグラフの傾きのことをいう。
本実施の形態の制御部40では、予め定められた硬さ(例えば、標準的な硬さ)の乳房における接触面積と圧迫圧との対応関係により得られた微分値から第3閾値を予め得ておき、上記微分値が第3閾値以上の場合に、乳房が予め定められた硬さよりも硬い場合の圧迫圧(第1圧迫パターン)を設定する。つまり、第3閾値は、予め定められた乳房の硬さに対応する閾値である。なお、第3閾値と第2閾値を設定する場合に、同じ硬さの乳房を用いて設定しておいてもよい。さらに、第3閾値と、第1閾値、第2閾値を設定する場合に、同じ硬さの乳房を用いて設定しておいてもよい。
そのため、乳房に対する圧迫圧が予め定められた圧迫圧になるまで移動していない場合は、ステップS209で否定判断となり、上側圧迫部材28の移動を継続したまま待機状態になる。
一方、乳房に対する圧迫圧が予め定められた圧迫圧まで移動した場合は、ステップS209で肯定判断となり、ステップS210へ移行する。
ステップS210で制御部40は、上述したように、変化量として、微分値を計算した後、ステップS213へ移行する。
ステップS213では、計算した微分値が、第3閾値以上(微分値≧第3閾値)であるか否かを判断する。微分値が第3閾値以上の場合は、肯定判断となって、ステップS214へ移行する。一方、ステップS212で、微分値が第3閾値未満の場合は、否定判断となって、ステップS216へ移行する。
ステップS214〜S220の処理は、第2の実施の形態のステップS214〜S220(図13参照)の各処理と同様である。
なお、接触面積の変化量と第3閾値との比較方法は、上記に説明したとおり、各検出地点において複数回微分値を計算して、第3閾値と都度比較する方法もあるが、これに限定されない。別の例としては、複数の微分値の平均と第3閾値とを比較する方法もある。また、別の例としては、検出開始から予め定められた圧迫圧までにおける上側圧迫部材28の圧迫圧と接触面積の変化量との割合を上記微分値とみなして、この微分値と第3閾値とを比較してもよい。また別の例としては、検出開始から予め定められた圧迫圧までにおける接触面積の変化量そのものと第3閾値とを比較してもよい。その場合は、予め定められた硬さ(例えば、標準的な硬さ)の乳房における接触面積の変化量を取得しておけばよい。
なお、本実施の形態の派生例として、ステップS214及びS216において、第1圧迫パターンの場合に上側圧迫圧(第1圧迫圧)を下側圧迫圧(第2圧迫圧)以下とし、第2圧迫パターンの場合に上側圧迫圧(第1圧迫圧)を下側圧迫圧(第2圧迫圧)より大きくしてもよい。
以上、説明したように上記各実施の形態のマンモグラフィ装置12は、被検者の乳房を透過した放射線Rを検出する放射線検出器22が収納された撮影台26と、放射線検出器22によって放射線Rを検出する場合に、乳房を上側から下方に向けて圧迫する第1圧迫部材として機能する上側圧迫部材28と、上側圧迫部材28に対向して設けられ、乳房を下側から上方に向けて圧迫する第2圧迫部材として機能する下側圧迫部材30であって、被検者の胸壁側の端部が撮影台26に支持された下側圧迫部材30と、を備える。上記各実施の形態のマンモグラフィ装置12では、下側圧迫部材30により乳房を圧迫する場合は、下側圧迫部材30の、胸壁側の端部に対向する奥側端部が、撮影台26から離れた方向に移動する。
また、マンモグラフィ装置12の制御部40は、乳房の硬さが予め定められた硬さよりも硬い場合は、下側圧迫部材30により乳房を圧迫する圧迫圧を、上側圧迫部材28により乳房を圧迫する圧迫圧より大きくする制御を行う制御部として機能する。
また、上記各実施の形態のマンモグラフィ装置12の制御部40は、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30により乳房を圧迫する圧迫圧、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の少なくとも一方に対する乳房の接触面積、及び乳房を圧迫するために上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の少なくとも一方が移動した移動量の少なくとも2つに基づいて、上側圧迫部材28の第1圧迫圧と下側圧迫部材30の第2圧迫圧とを設定する制御部として機能する。これにより、上記各実施形態のマンモグラフィ装置12の制御部40は、被検者の乳房の硬さを推定する推定部としても機能する。
このように、上記各実施の形態のマンモグラフィ装置12では、下側圧迫部材30の被検者の胸壁側の端部が撮影台26に支持されているため、胸壁側の端部、上記各実施の形態では下側圧迫部材30の固定部30Bが固定されたまま支持部33が撮影面27と離れた方向に移動することにより乳房を圧迫するため、乳房の形状にそって圧迫することになる。
従って、上記各実施の形態のマンモグラフィ装置12によれば、圧迫することによる乳房の痛みを効果的に抑制することができる。
また、上記各実施の形態のマンモグラフィ装置12では、乳房の硬さが予め定められた硬さよりも硬い場合は、下側圧迫部材30による第2圧迫圧を上側圧迫部材28による第1圧迫圧よりも大きくしているため、乳房の硬さに応じた圧迫の仕方で乳房を圧迫することができる。
従って、上記各実施の形態のマンモグラフィ装置12によれば、圧迫することによる乳房の痛みをより効果的に抑制することができる。
また、上記第1の実施の形態のマンモグラフィ装置12では、第2及び第3の実施の形態のマンモグラフィ装置12に比べて、接触面積検出部52を設けなくてもよいため、マンモグラフィ装置12の構成を簡易な構成とすることができる。
なお、上記各実施の形態を組み合わせてもよい。例えば、乳房の硬さについて、第1の実施の形態である乳房に対する圧迫圧と移動量とを用いた場合の第1の結果と、第2の実施の形態である移動量と接触面積とを用いた場合の第2の結果と、により乳房が予め定められた硬さよりも硬いか否かを最終的に判断し、判断結果に応じて上側圧迫部材28の第1圧迫圧と下側圧迫部材30の第2圧迫圧とを設定してもよい。この場合、例えば、第1の結果及び第2の結果の双方が、乳房が予め定められた硬さよりも硬いと判断した場合は、乳房の硬さが予め定められた硬さよりも硬いと最終的に判断し、その他の場合は、乳房の硬さが予め定められた硬さよりも柔らかいと最終的に判断してもよい。
また、上記各実施の形態では、それぞれ1つの閾値(第1閾値〜第3閾値)を用いて乳房が予め定められた硬さよりも硬いか否かを判断しているが、これに限らず、各々の実施の形態において、閾値を2つずつ設け、乳房が予め定められた硬さよりも硬いか、同等(標準)であるか、柔らかいかを判断してもよい。この場合、乳房が予め定められた硬さよりも硬い場合は、下側圧迫部材30による第2圧迫圧を上側圧迫部材28による第1圧迫圧よりも大きくし、乳房が予め定められた硬さと同等の場合は、下側圧迫部材30による第2圧迫圧と上側圧迫部材28による第1圧迫圧を等しくし、乳房が予め定められた硬さよりも柔らかい場合は、上側圧迫部材28による第1圧迫圧を下側圧迫部材30による第2圧迫圧よりも大きくするとよい。
また、各々の実施の形態において、閾値を2つずつ設ける場合は、上記に限らない。例えば、乳房が予め定められた硬さよりもすごく硬いか、多少硬いか、柔らかいかを判断してもよい。この場合、乳房が予め定められた硬さよりもすごく硬い場合は、下側圧迫部材30による第2圧迫圧を上側圧迫部材28による第1圧迫圧よりも大きい圧迫圧Aとし、乳房が予め定められた硬さよりも多少硬い場合は、下側圧迫部材30による第2圧迫圧を上側圧迫部材28による第1圧迫圧よりも大きく、圧迫圧Aよりも小さい圧迫圧Bとし、乳房が予め定められた硬さよりも柔らかい場合は、上側圧迫部材28による第1圧迫圧を下側圧迫部材30による第2圧迫圧よりも大きくするとよい。
もちろん、各実施の形態における計算値(図13と図17の変化量や図7の移動量等)と第1〜第3閾値との比較において、境界を考える問題は本発明の技術範囲である。例えば、図13では、変化量が第2閾値以上の場合は、第1圧迫パターンによる圧迫を開始して、第2閾値未満の場合には第2圧迫パターンによる圧迫を開始するが、変化量が第2閾値より大きい場合に第1圧迫パターンによる圧迫を開始して、微分値が第2閾値以下の場合に第2圧迫パターンによる圧迫を開始してもよい。この考え方は、図17にも適用できる。
なお、上記各実施の形態では、マンモグラフィ装置12の制御部40が、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の両方により乳房を圧迫する設定を行っていたがこれに限らない。例えば、乳房が予め定められた硬さよりも硬い場合は、下側圧迫部材30のみにより乳房を圧迫してもよい。また例えば、乳房が予め定められた硬さよりも柔らかい場合は、上側圧迫部材28のみにより乳房を圧迫してもよい。また例えば、乳房が予め定められた硬さと等しい硬さの場合は、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30の両方から同じ圧迫圧で乳房を圧迫してもよい。
また、上記各実施の形態では、制御部40が乳房の硬さに応じて乳房に対する圧迫圧を制御部40が設定する場合について説明したがこれに限らない。例えば、設定に関する情報や乳房の硬さをコンソール16の表示部68等に表示し、表示を見たユーザが、上側圧迫部材28及び下側圧迫部材30による乳房に対する圧迫圧を設定してもよい。
また、上記各実施の形態では、マンモグラフィ装置12の制御部40が本発明の制御部として機能する場合について説明したがこれに限らない。制御部としての機能を、コンソール16の制御部60が備えていてもよい。
また、上記各実施の形態では、マンモグラフィ装置12が被検者の上半身が立位した状態で被検者の乳房が左右別個に撮影可能な装置である場合について説明したが、マンモグラフィ装置は、これに限らない。例えば、臥位状態の被検者の乳房を圧迫した状態で放射線画像の撮影を行うマンモグラフィ装置であってもよい。この場合、被検者の頭部側(cranio)が上側となり、被検者の足側(caudal)が下側となる。
また、放射線画像の撮影に用いられる放射線Rは、特に限定されるものではなく、X線やγ線等を適用することができる。
その他、本実施の形態で説明した放射線画像撮影システム10、マンモグラフィ装置12、及びコンソール16の構成及び動作は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
10 放射線画像撮影システム
12 マンモグラフィ装置
16 コンソール
22 放射線検出器
26 撮影台
28 上側圧迫部材
30 下側圧迫部材
40 制御部
60 制御部

Claims (15)

  1. 被検者の乳房を透過した放射線を検出する放射線検出器が収納された撮影台と、
    前記放射線検出器によって前記放射線を検出する場合に、前記乳房を上側から下方に向けて圧迫する第1圧迫部材と、
    前記第1圧迫部材に対向して設けられ、前記乳房を下側から上方に向けて圧迫する第2圧迫部材であって、前記被検者の胸壁側の端部が前記撮影台に支持された第2圧迫部材と、
    を備えたマンモグラフィ装置。
  2. 前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する場合は、前記第2圧迫部材の、前記胸壁側の端部に対向する奥側端部が、前記撮影台から離れた方向に移動する、
    請求項1に記載のマンモグラフィ装置。
  3. 前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する圧迫圧、前記第1圧迫部材及び前記第2圧迫部材の少なくとも一方に対する前記乳房の接触面積、及び前記乳房を圧迫するために前記第1圧迫部材及び前記第2圧迫部材の少なくとも一方が移動した移動量の少なくとも2つに基づいて、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定する制御を行う制御部をさらに備えた、
    請求項1または請求項2に記載のマンモグラフィ装置。
  4. 前記制御部は、前記圧迫圧に対応する前記移動量が、第1閾値未満か否かを判断した判断結果に基づいて、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧と前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧との相対的な割合を異ならせて、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定する、
    請求項3に記載のマンモグラフィ装置。
  5. 前記制御部は、前記移動量が予め定められた移動量となるまで前記第1圧迫部材が移動するまでの間に、前記接触面積の変化量が、前記予め定められた硬さに応じて予め定められた第2閾値より大きいか否かを判断した判断結果に基づいて、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧と前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧との相対的な割合を異ならせて、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定する、
    請求項3または請求項4に記載のマンモグラフィ装置。
  6. 前記制御部は、前記圧迫圧が予め定められた圧迫圧となるまで前記第1圧迫部材が移動するまでの間に、前記接触面積の変化量が、前記予め定められた硬さに応じて予め定められた第3閾値より大きいか否かを判断した判断結果に基づいて、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧と前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧との相対的な割合を異ならせて、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定する
    請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のマンモグラフィ装置。
  7. 前記制御部は、前記圧迫圧に対応する前記移動量が前記第1閾値未満と判断した場合に、前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧を、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧より大きくする制御を行う、若しくは、前記第2圧迫部材のみを移動する制御を行う、 請求項4に記載のマンモグラフィ装置。
  8. 前記制御部は、前記接触面積の変化量が前記第2閾値より大きいと判断した場合に、前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧を、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧より大きくする制御を行う、若しくは、前記第2圧迫部材のみを移動する制御を行う、
    請求項5に記載のマンモグラフィ装置。
  9. 前記制御部は、前記接触面積の変化量が前記第3閾値より大きいと判断した場合に、前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧を、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧より大きくする制御を行う、若しくは、前記第2圧迫部材のみを移動する制御を行う、
    請求項6に記載のマンモグラフィ装置。
  10. 前記第2圧迫部材は、前記撮影台に回転可能に支持、または固定することにより支持されている、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のマンモグラフィ装置。
  11. 前記第2圧迫部材は、フィルム状の部材である、
    請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のマンモグラフィ装置。
  12. 被検者の乳房を透過した放射線を検出する放射線検出器が収納された撮影台と、前記放射線検出器によって前記放射線を検出する場合に、前記乳房を上側から下方に向けて圧迫する第1圧迫部材と、前記第1圧迫部材に対向して設けられ、前記乳房を下側から上方に向けて圧迫する第2圧迫部材であって、前記被検者の胸壁側の端部が前記撮影台に支持された第2圧迫部材と、を備えたマンモグラフィ装置に対して、
    前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する圧迫圧、前記第1圧迫部材及び前記第2圧迫部材の少なくとも一方に対する前記乳房の接触面積、及び前記乳房を圧迫するために前記第1圧迫部材及び前記第2圧迫部材の少なくとも一方が移動した移動量の少なくとも2つに基づいて、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定する制御を行う制御部を備えた、
    制御装置。
  13. 前記制御部は、前記乳房の硬さが予め定められた硬さよりも硬い場合は、前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する圧迫圧を、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する圧迫圧より大きくする制御を行う、
    請求項12に記載の制御装置。
  14. 被検者の乳房を透過した放射線を検出する放射線検出器が収納された撮影台と、前記放射線検出器によって前記放射線を検出する場合に、前記乳房を上側から下方に向けて圧迫する第1圧迫部材と、前記第1圧迫部材に対向して設けられ、前記乳房を下側から上方に向けて圧迫する第2圧迫部材であって、前記被検者の胸壁側の端部が前記撮影台に支持された第2圧迫部材と、を備えたマンモグラフィ装置の制御方法であって、
    前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する圧迫圧、前記第1圧迫部材及び前記第2圧迫部材の少なくとも一方に対する前記乳房の接触面積、及び前記乳房を圧迫するために前記第1圧迫部材及び前記第2圧迫部材の少なくとも一方が移動した移動量の少なくとも2つに基づいて、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定する制御を行う、
    ことを含む処理をコンピュータに実行させるマンモグラフィ装置の制御方法。
  15. 被検者の乳房を透過した放射線を検出する放射線検出器が収納された撮影台と、前記放射線検出器によって前記放射線を検出する場合に、前記乳房を上側から下方に向けて圧迫する第1圧迫部材と、前記第1圧迫部材に対向して設けられ、前記乳房を下側から上方に向けて圧迫する第2圧迫部材であって、前記被検者の胸壁側の端部が前記撮影台に支持された第2圧迫部材と、を備えたマンモグラフィ装置の制御プログラムであって、
    前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する圧迫圧、前記第1圧迫部材及び前記第2圧迫部材の少なくとも一方に対する前記乳房の接触面積、及び前記乳房を圧迫するために前記第1圧迫部材及び前記第2圧迫部材の少なくとも一方が移動した移動量の少なくとも2つに基づいて、前記第1圧迫部材により前記乳房を圧迫する第1圧迫圧、及び前記第2圧迫部材により前記乳房を圧迫する第2圧迫圧を設定する制御を行う、
    ことを含む処理をコンピュータに実行させるためのマンモグラフィ装置の制御プログラム。
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