JP2016123554A - 呼吸補助装置 - Google Patents

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孝文 金田
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一宣 有馬
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Toshiki Ono
俊樹 小野
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Kenji Kawano
健二 川野
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

【課題】1台の呼吸補助装置で患者に合った吐出圧パターンを選択可能にする。【解決手段】呼吸補助装置1には、波形が異なる複数の吐出圧パターンのデータが記憶されており、操作者は、その複数の吐出圧パターンの中から患者に合った所望の吐出圧パターンを呼吸補助装置1の筐体2に設けられたスイッチSW1〜SW3により選択することが可能になっている。呼吸補助装置1は、選択された所望の吐出圧パターンのデータに基づいてブロワ6および制御バルブ7を制御するとともに、呼吸補助装置1の気体流路の途中に設けられたブロワ圧センサS1、差圧センサS2および吐出圧センサS3からの検出データに基づいてブロワ6および制御バルブ7の動作を調節することにより、呼吸補助装置1の吐出口4から所望の吐出圧パターンの気体を吐出することが可能な構成になっている。【選択図】図4

Description

本発明は、呼吸補助装置に関するものである。
入院患者に対する医療用として、あるいは一般家庭での在宅医療用などとして、患者の呼吸を補助するための様々な呼吸補助装置が使用されている。ここで、呼吸補助装置においては、呼吸波形の立ち上がり時間(以下、ライズタイムという)を変更することにより呼吸補助装置から吐出される気体の圧力(以下:吐出圧という)の上昇時の緩急を変更することができる構造になっているものがある。なお、呼吸補助装置については、例えば、特許文献1〜3に開示がある。
特開2013−144178号公報 特開2014−133166号公報 特開2014−151104号公報
しかし、患者の病態および生理的はそれぞれ異なる。そのため、ライズタイムの設定変更だけでは、全身の酸素化の改善、組織の虚血進行の軽減を図る事ができず、また患者に苦痛や不快感を与え、適切な換気補助とならない場合が有る。このような場合は、他の呼吸補助装置への変更を検討することになるが、新しい呼吸補助装置の導入には、操作方法やメンテナンス手順、および異常発生時の対応などの訓練(教育)が必要となる結果、使用開始までに多くの時間と費用がかかり、医療施設、および患者に多大な負荷をかける要因となる。また、他の呼吸補助装置の導入までの間、患者の生活の質を低下させる場合が有る。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、1台の呼吸補助装置で患者に合った吐出圧パターンを選択することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の呼吸補助装置は、吸気となる気体を吐出する気体吐出手段と、前記気体吐出手段から吐出される気体の吐出状態を、予め記憶された複数の吐出圧パターンの中から選択された吐出圧パターンのデータに基づいて制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、前記気体吐出手段は、前記気体を送り出す送風手段と、前記送風手段の下流に設置され、前記送風手段から吐出される気体の状態を制御する気体制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、前記送風手段から送り出された気体の圧力を検出する第1の検出手段と、前記気体制御手段の下流の気体の流量を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段の下流の気体の圧力を検出する第3の検出手段と、を備え、前記制御手段は、前記複数の吐出圧パターンの中から選択された吐出圧パターンのデータと、前記第1の検出手段、前記第2の検出手段および前記第3の検出手段の検出データとに基づいて、前記送風手段、前記気体制御手段またはその両方の動作を制御することにより、前記気体吐出手段から吐出される気体の吐出状態を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記制御手段に記憶された前記複数の吐出圧パターンの波形を表示する表示部を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記制御手段に記憶された前記複数の吐出圧パターンの中から1つの吐出圧パターンを選択する選択手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、1台の呼吸補助装置で患者に合った吐出圧パターンを選択することが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る呼吸補助装置の外観を示す斜視図である。 (a)〜(c)は図1の呼吸補助装置に記憶された複数の吐出圧パターンの波形の一例を示した波形図である。 図2(a)〜(c)の吐出圧パターンの波形を合わせて示した波形図である。 図1の呼吸補助装置の概略構成図である。 図4の呼吸補助装置の回路ブロック図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本実施の形態における呼吸補助装置の外観を示す斜視図である。
本実施の形態の呼吸補助装置1は、呼吸器疾患や神経筋疾患等により換気補助の必要な患者に対して家庭内で換気補助を行うための装置である。呼吸補助装置1を構成する筐体2は、例えばプラスチックからなり、その外形は、例えば扁平な略直方体状に形成されている。呼吸補助装置1の外寸は、家庭内で使用可能な大きさに形成されており、特に限定されるものではないが、呼吸補助装置1の筐体2の長さ(長手方向の寸法)は、例えば220mm程度、筐体2の幅(長手方向に直交する短方向の寸法)は、例えば140mm程度、筐体2の厚さは、例えば174mm程度である。
呼吸補助装置1の筐体2の表面(図1において上面)には、表示部3が目視可能な状態で設置されている。表示部3は、呼吸補助装置1の操作状況やメッセージ等が表示される装置であり、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)により形成されている。また、呼吸補助装置1の筐体2の長手方向の一端面には吐出口4が設けられている。吐出口4は、呼吸補助装置1で生成された気体(空気など、患者にとって吸気となる気体)を吐出する開口部である。
ところで、本実施の形態の呼吸補助装置1においては、換気補助のための複数の吐出圧パターンの気体を1台で吐出することが可能な構成になっている。これにより、医療施設では、1台の呼吸補助装置1で患者に合った吐出圧パターンを選択することができる。このため、複数の呼吸補助装置を用意する必要が無くなるので、装置の入れ替えにかかる時間、費用および訓練(教育)を削減することができる。したがって、医療施設および患者等の負担を大幅に軽減することができる。
呼吸補助装置1の筐体2の表面において表示部3の近傍には、例えば、3個のスイッチ(選択手段)SW1,SW2,SW3が設置されている。このスイッチSW1〜SW3は、上記した複数の吐出圧パターンの中から1つの吐出圧パターンを選択するためのスイッチである。ここでは、説明を簡単にするため、例えば、呼吸補助装置1に3個の吐出圧パターンが記憶されており、1つのスイッチSW1〜SW3が1つの吐出圧パターンに対応している。
ただし、呼吸補助装置1に記憶される吐出圧パターンの数は、3個に限定されるものではなく、3個以上でも良い。その場合、3個以上の吐出圧パターンについてはスイッチSW1〜SW3の組み合わせ(例えば、4番目の吐出圧パターンを選択する場合は、2個のスイッチSW1,SW2を同時に押す等)により選択することが可能な構成にしても良い。または、表示部3にメニュー表示された吐出圧パターンの中から適切な波形の吐出圧パターンを選択することが可能な構成にしても良い。
また、表示部3の画面に複数の吐出圧パターンの一覧を表示し、その一覧の中から所望の吐出圧パターンを選択することが可能な構成としても良い。この場合、所望の吐出圧パターンを選択するために、筐体2の表面に矢印キーおよび選択キー(選択手段)等を設け、表示部3の画面中の所望の吐出圧パターンに矢印キーでカーソルを合わせ、選択キーで確定することで所望の吐出圧パターンを選択することが可能な構成にしても良い。
また、上記した複数の吐出圧パターンの波形を表示部3の画面に表示させても良い。複数の吐出圧パターンの波形を呼吸補助装置1の操作マニュアルに記載しても良いが、複数の吐出圧パターンの波形を表示部3の画面に表示させることにより、操作マニュアルを見る手間を省けるので、吐出圧パターンの選択操作を容易にすることができる。
また、表示部3をタッチパネルで構成し、表示部3の画面中の文字、アイコン(吐出圧パターンの波形を含む)またはボタン等に直接触れることにより、表示部3の画面中に表示される吐出圧パターンの波形のページを変えたり、所望の吐出圧パターンを選択したりすることが可能な構成にしても良い。このタッチパネル式の表示部3の場合は、所望の吐出圧パターンを選択する選択手段を兼ねている。
次に、図2(a)〜(c)は図1の呼吸補助装置に記憶された複数の吐出圧パターンの波形の一例を示した波形図、図3は図2(a)〜(c)の吐出圧パターンの波形を合わせて示した波形図である。
図2(a)の吐出圧パターンB1の波形は、気体圧が呼吸開始時すぐに上昇するが途中から緩やかな上昇に切り替わり、所定時間経過後に下降する波形になっている。図2(b)の吐出圧パターンB2の波形は、気体圧が呼吸開始時に一気に上昇した後、途中から緩やかに下降する波形になっている。図2(c)の吐出圧パターンB3の波形は、気体圧が階段状に上昇および下降する波形になっている。患者は、この3個の吐出圧パターンB1〜B3から患者に合った吐出圧パターンを選択することができる。
次に、図4は図1の呼吸補助装置の概略構成図、図5は図4の呼吸補助装置の回路ブロック図である。なお、図4において、白抜きの矢印は気体の流れを、線状の矢印は電気の流れを示している。
呼吸補助装置1は、気体圧回路部(気体吐出手段)Aと、制御回路部(制御手段)Cとを有している。気体圧回路部Aは、患者にとって吸気となる気体を生成して吐出する回路部であり、取り入れ口5と、ブロワ(送風手段)6と、制御バルブ(気体制御手段)7と、流量測定部8の測定管Pと、吐出口4と、ホース9と、マスク10とを有している。一方、制御回路部Cは、予め記憶された複数の吐出圧パターンの中から選択された吐出圧パターンに応じて、気体圧回路部Aから吐出される気体の吐出状態を制御する回路部であり、主制御部MCと、ブロワ6のブロワ用モータM1と、ブロワ圧センサ(第1の検出手段)S1と、制御バルブ7のバルブ用モータM2と、流量測定部8の差圧センサ(第2の検出手段)S2と、吐出圧センサ(第3の検出手段)S3と、表示部3と、スイッチSW1〜SW3とを有している。なお、呼吸補助装置1の制御回路部Cは、交流電源用のアダプタAPを介して家庭用の交流電源(AC100V)PS等に電気的に接続される。
気体圧回路部Aの取り入れ口5は、呼吸補助装置1の筐体2の外部の気体を筐体2の内部に取り入れるための開口部であり、筐体2の長手方向の他端面(吐出口4が配置された面の対向面)に設けられている。この取り入れ口5には、筐体2の内部に取り入れる気体を清浄化するために気体中のゴミや塵埃等のような異物を除去するフィルタ(図示せず)が設けられている。
取り入れ口5の下流にはブロワ6が設置されている。ブロワ6は、呼吸補助装置1の筐体2の外部の気体を取り入れ口5から取り入れ圧縮して下流に送る送風機であり、羽部Fとブロワ用モータM1とを有している。ブロワ6の羽部Fは、その回転運動により気体を筐体2内に取り入れて圧送する部材であり、ブロワ用モータM1と機械的に接続されている。ブロワ6に代えてファン等のような他の送風機を使用しても良い。
ブロワ6の下流にはブロワ圧センサS1を介して制御バルブ7が設置されている。ブロワ圧センサS1は、ブロワ6から圧送された気体の圧力を検出するセンサである。制御バルブ7は、気体の流量・圧力を制御するバルブであり、弁体Vとバルブ用モータM2とを有している。制御バルブ7の弁体Vは、気体流路の開口量を変えることにより気体の流量・圧力を制御する部材であり、バルブ用モータM2と機械的に接続されている。
制御バルブ7の下流には流量測定部8が設置されている。流量測定部8は、ブロワ6から制御バルブ7を介して送られた気体の流量を測定する測定器であり、測定管Pと差圧センサS2とを有している。測定管Pは、制御バルブ7を介して送られた気体を流す配管である。この測定管Pには、気体の流れる方向に沿って所定の長さだけ離れて設置された2つの分岐管を通じて差圧センサS2が接続されている。差圧センサS2は、測定管P内において気体の流れる方向に沿って所定の長さだけ離れた2つの位置の気体圧の差(2つの分岐管から送られる気体の圧力差)を検出するセンサである。
流量測定部8の下流には吐出圧センサS3を介して吐出口4が設置されている。吐出圧センサS3は、流量測定部8から送られた気体の圧力(吐出圧)を検出するセンサである。吐出口4は、ホース9を介してマスク10に接続されている。ホース9は、吐出口4から吐出された気体をマスク10に送る部材であり、可撓性を有するゴムまたはプラスチック等により形成されている。マスク10は、吐出口4からホース9を介して送られた気体を患者に供給する部材であり、患者の鼻、口またはその両方を覆うように形成されている。
一方、制御回路部Cの主制御部MCは、呼吸補助装置1の全体の電気的な動作を制御する装置であり、CPU(Central Processing Unit)20と、ROM(Read Only Memory)21と、RAM(Random Access Memory)22と、ブロワ用駆動回路23と、バルブ用駆動回路24と、ブロワ圧検出回路25と、差圧検出回路26と、吐出圧検出回路27と、表示制御回路28と、スイッチ用回路29と、電源回路30と、これらを相互に電気的に接続するバスライン31とを有している。
CPU20は、ROM21内に記憶されたソフトウェア(制御プログラム)に従って、ブロワ用駆動回路23、バルブ用駆動回路24、ブロワ圧検出回路25、差圧検出回路26、吐出圧検出回路27、表示制御回路28、スイッチ用回路29、電源回路30等のような各回路を管理し、その動作を制御する回路である。
ROM21には、呼吸補助装置1の動作を制御するための制御プログラムや複数の吐出圧パターンのデータ等が格納されている。RAM22には、CPU20が動作する上で必要となる各種データが一時的に格納される。このRAM22に格納される各種データには、ROM21内の複数の吐出圧パターンのうちスイッチSW1〜SW3により選択された吐出圧パターンのデータも含まれる。
ブロワ用駆動回路23は、上記したブロワ用モータM1を駆動する回路であり、ブロワ用モータM1と電気的に接続されている。主制御部MCは、ブロワ用駆動回路23を通じてブロワ用モータM1の回転動作を制御することが可能になっている。
バルブ用駆動回路24は、上記したバルブ用モータM2を駆動する回路であり、バルブ用モータM2と電気的に接続されている。主制御部MCは、バルブ用駆動回路24を通じてバルブ用モータM2の回転動作を制御することが可能になっている。
ブロワ圧検出回路25は、上記したブロワ圧センサS1を制御するとともに、ブロワ圧センサS1で検出された検出データをRAM22等に送信する回路であり、上記したブロワ圧センサS1と電気的に接続されている。主制御部MCは、ブロワ圧センサS1およびブロワ圧検出回路25を通じて、ブロワ6の送風により生成された気体の圧力を測定することが可能になっている。
差圧検出回路26は、上記した流量測定部8の差圧センサS2を制御するとともに、差圧センサS2で検出された検出データをRAM22等に送信する回路であり、差圧センサS2と電気的に接続されている。主制御部MCは、差圧センサS2および差圧検出回路26を通じて、ブロワ6から流量測定部8に送られた気体の流量を測定することが可能になっている。
吐出圧検出回路27は、上記した吐出圧センサS3を制御するとともに、吐出圧センサS3で検出された検出データをRAM22等に送信する回路であり、吐出圧センサS3と電気的に接続されている。主制御部MCは、吐出圧センサS3および吐出圧検出回路27を通じて、呼吸補助装置1の吐出口4から吐出される気体の圧力を測定することが可能になっている。
表示制御回路28は、上記した表示部3を制御する回路であり、上記した表示部3と電気的に接続されている。主制御部MCは、文字や画像等のような所望の情報を表示制御回路28を通じて表示部3に表示することが可能になっている。
スイッチ用回路29は、ROM21に記憶された複数の吐出圧パターンのうちの1つを選択するための回路であり、上記した3つのスイッチSW1〜SW3と電気的に接続されている。なお、上記したアダプタAPは、主制御部MCの電源回路30に電気的に接続されている。
次に、呼吸補助装置1の動作例を図4および図5を参照して説明する。
まず、呼吸補助装置1の電源を入れると、ROM21内に記憶されたソフトウェア(制御プログラム)に従ってCPU20が動作を開始する。ここで、操作者が、患者に合った吐出圧パターンに対応するスイッチSW1〜SW3を押すと、その選択されたスイッチに対応する電気信号がスイッチ用回路29で生成されてバスライン31を通じてCPU20に送られる。
CPU20では、スイッチ用回路29から送られた電気信号に応じて、ROM21内に記憶された複数の吐出圧パターンの中から選択された吐出圧パターンのデータをRAM22に格納する。そして、CPU20は、上記制御プログラムと選択された吐出圧パターンのデータに基づいて、ブロワ用駆動回路23およびバルブ用駆動回路24を通じてブロワ用モータM1およびバルブ用モータM2を制御することにより、所望の吐出圧パターンの気体を生成する。この際、CPU20は、ブロワ圧センサS1、差圧センサS2および吐出圧センサS3の各部で得られた気体圧の検出データを参照することにより、所望の吐出圧パターンが得られるようにブロワ用モータM1およびバルブ用モータM2の動作をブロワ用駆動回路23およびバルブ用駆動回路24を通じて調節する。
ここで、所望の吐出圧パターンを得るための気体圧および気体流量の調節は、ブロワ6または制御バルブ7の少なくとも一方により行う。ブロワ6のみで気体圧および気体流量を調節する場合は、制御バルブ7の弁体Vによる気体流路の開口量を一定にした状態で、ブロワ6の羽部Fの回転量をブロワ用モータM1の調節により変えることで行う。この場合、制御バルブ7を設けないことで呼吸補助装置1のコストを低減することができる。
また、制御バルブ7のみで気体圧および気体流量を調節する場合は、ブロワ6からの気体圧および気体流量を一定にした状態で、制御バルブ7の弁体Vによる気体流路の開口量をバルブ用モータM2の調節により変えることで行う。これにより、気体圧の調節に制御バルブ7を使用しない場合に比べて、吐出圧パターンの波形の成形精度を向上させることができる。
さらに、ブロワ6および制御バルブ7の両方で気体圧および気体流量を調節する場合は、ブロワ6の羽部Fの回転量をブロワ用モータM1の調節により変えるとともに、制御バルブ7の弁体Vによる気体流路の開口量をバルブ用モータM2の調節により変えることで行う。これにより、吐出圧パターンの波形の成形精度をさらに向上させることができる。
このように本実施の形態によれば、1台の呼吸補助装置1で患者に合った吐出圧パターンを選択することができる。このため、複数の呼吸補助装置を用意する必要を無くすことができるので、装置の入れ替えにかかる時間、費用および訓練(教育)を削減することができる。したがって、医療施設および患者等の負担を大幅に軽減することができ、患者等の生活の質を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、呼吸補助装置により吐出される気体は空気に限定されるものではなく、空気に酸素を添加した気体など、患者の呼吸を補助する気体であれば良い。
以上の説明では、本発明の呼吸補助装置を在宅用の呼吸補助装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、医療施設で使用される人工呼吸器など、種々の呼吸補助装置に適用することができる。
1 呼吸補助装置
2 筐体
3 表示部
4 吐出口
5 取り入れ口
6 ブロワ
7 制御バルブ
8 流量測定部
9 ホース
10 マスク
20 CPU
21 ROM
22 RAM
23 ブロワ用駆動回路
24 バルブ用駆動回路
25 ブロワ圧検出回路
26 差圧検出回路
27 吐出圧検出回路
28 表示制御回路
29 スイッチ用回路
30 電源回路
31 バスライン
A 気体圧回路部
C 制御回路部
MC 主制御回路部
F 羽部
V 弁体
P 測定管
M1 ブロワ用モータ
M2 バルブ用モータ
S1 ブロワ圧センサ
S2 差圧センサ
S3 吐出圧センサ
B1,B2,B3 吐出圧パターン
AP アダプタ
PS 交流電源
SW1,SW2,SW3 スイッチ

Claims (5)

  1. 吸気となる気体を吐出する気体吐出手段と、
    前記気体吐出手段から吐出される気体の吐出状態を、予め記憶された複数の吐出圧パターンの中から選択された吐出圧パターンのデータに基づいて制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする呼吸補助装置。
  2. 前記気体吐出手段は、
    前記気体を送り出す送風手段と、
    前記送風手段の下流に設置され、前記送風手段から吐出される気体の状態を制御する気体制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の呼吸補助装置。
  3. 前記送風手段から送り出された気体の圧力を検出する第1の検出手段と、
    前記気体制御手段の下流の気体の流量を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段の下流の気体の圧力を検出する第3の検出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記複数の吐出圧パターンの中から選択された吐出圧パターンのデータと、前記第1の検出手段、前記第2の検出手段および前記第3の検出手段の検出データとに基づいて、前記送風手段、前記気体制御手段またはその両方の動作を制御することにより、前記気体吐出手段から吐出される気体の吐出状態を制御することを特徴とする請求項2記載の呼吸補助装置。
  4. 前記制御手段に記憶された前記複数の吐出圧パターンの波形を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の呼吸補助装置。
  5. 前記制御手段に記憶された前記複数の吐出圧パターンの中から1つの吐出圧パターンを選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の呼吸補助装置。
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