JP2016121740A - Hydraulic control device of automatic transmission - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動変速機の油圧制御装置に関する。 The present invention relates to a hydraulic control device for an automatic transmission.
自動変速機の油圧制御装置の一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の図1に示されているように、自動変速機の油圧制御装置においては、作動油の油温が設定された温度T1よりも低い場合には、オイルクーラーバイパスバルブ27が開弁させられ、作動油がオイルクーラー25を介すことなくバイパスされる。これより、たとえば車両の発進直後のような作動油の油温が低温状態の場合には、油温が迅速に上昇させられ、車両の駆動に適した油温となり、車両の燃費が向上するようになっている。
As a type of hydraulic control device for an automatic transmission, the one shown in
上述した特許文献1に記載されている自動変速機の油圧制御装置において、オイルクーラーバイパスバルブ27が開弁させられた場合、作動油の一部はオイルクーラー25を介すことなくバイパスされるものの、作動油の残りの一部はオイルクーラー25に供給されて冷却されるため、暖機時の効率がよくないという問題があった。
In the hydraulic control device for an automatic transmission described in
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、自動変速機の油圧制御装置において、暖機時の効率をより向上することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to further improve the efficiency during warm-up in a hydraulic control device for an automatic transmission.
上記の課題を解決するため、請求項1に係る自動変速機の油圧制御装置の発明は、作動油が流入する入口部と作動油が流出する出口部とを備えたトルクコンバータと、トルクコンバータと第一油路を介して接続された切替バルブと、切替バルブと第二油路を介して接続されたオイルクーラと、を備えた自動変速機の油圧制御装置であって、切替バルブは、第一油路が接続された入力ポートと、第二油路が接続された第一出力ポートと、オイルクーラ以外の自動変速機内の所定部位に第三油路を介して接続されている第二出力ポートと、を備え、入力ポートが、自動変速機内の作動油の温度に応じて、第一出力ポートと第二出力ポートのいずれか一方に選択的に切替可能な構成となっている。
In order to solve the above-described problem, an invention of a hydraulic control device for an automatic transmission according to
これによれば、トルクコンバータで暖められた作動油は、切替バルブの切替に応じて、オイルクーラまたは自動変速機内の所定部位に選択的に供給可能となる。すなわち、暖機時(作動油の低温時)には、トルクコンバータで暖められた作動油は、オイルクーラには供給されず冷却されないで、暖機が必要な自動変速機内の所定部位に供給されることにより、自動変速機全体の暖機を効率的かつ早期に行うことが可能となる。 According to this, the hydraulic oil warmed by the torque converter can be selectively supplied to a predetermined part in the oil cooler or the automatic transmission according to switching of the switching valve. That is, at the time of warming up (when the operating oil is at a low temperature), the operating oil warmed by the torque converter is not supplied to the oil cooler and is not cooled, but is supplied to a predetermined part in the automatic transmission that needs to be warmed up. As a result, the entire automatic transmission can be warmed up efficiently and quickly.
−第一実施形態−
以下、本発明による自動変速機の油圧制御装置の第一実施形態について説明する。本実施形態に係る自動変速機の油圧制御装置は、走行用動力源であるエンジン(図示省略)、トルクコンバータ10、自動変速機20、油圧制御回路30および制御装置40などを備えている車両に適用される。自動変速機の油圧制御装置は、トルクコンバータ10、自動変速機20、油圧制御回路30および制御装置40などを備えている。
-First embodiment-
Hereinafter, a first embodiment of a hydraulic control device for an automatic transmission according to the present invention will be described. The hydraulic control device for an automatic transmission according to the present embodiment is a vehicle that includes an engine (not shown) that is a driving power source, a
エンジンの出力軸であるクランクシャフト(図示せず)はトルクコンバータ10に連結されており、エンジンの出力が、トルクコンバータ10から自動変速機20等を介して左右の駆動輪(図示省略)へ分配される。これらエンジン、トルクコンバータ10、自動変速機20および制御装置40の各部について以下に説明する。
A crankshaft (not shown), which is an output shaft of the engine, is connected to the
トルクコンバータ10は、図1に示すように、入力軸側のポンプインペラ11と、出力軸側のタービンランナ12と、トルク増幅機能を発現するステータ13と、ワンウェイクラッチ14とを備え、ポンプインペラ11とタービンランナ12との間で流体を介して動力伝達を行う。
As shown in FIG. 1, the
トルクコンバータ10には、トルクコンバータ10の入力側と出力側とを直結するロックアップクラッチ15が設けられている。ロックアップクラッチ15は、図1に示すように、ロックアップ油室16内の油圧とトルクコンバータ油室17内の油圧との差圧(ロックアップ差圧)ΔP(ΔP=ロックアップ油室16内の油圧PON−トルクコンバータ油室17内の油圧POFF)によってクラッチ部15aが摩擦係合される油圧式摩擦クラッチである。ロックアップクラッチ15は、差圧ΔPを制御することにより、完全係合・半係合(スリップ状態での係合)または解放される。
The
ロックアップクラッチ15を完全係合させることにより、ポンプインペラ11とタービンランナ12とが一体回転する。また、ロックアップクラッチ15を所定のスリップ状態(半係合状態)で係合させることにより、駆動時には所定のスリップ量でタービンランナ12がポンプインペラ11に追随して回転する。一方、ロックアップ差圧ΔPを負に設定することによりロックアップクラッチ15は解放状態となる。
By completely engaging the
自動変速機20は、図3に示すように、ダブルピニオン型の第一遊星歯車装置21、シングルピニオン型の第二遊星歯車装置22、およびシングルピニオン型の第三遊星歯車装置23を備えている。第一遊星歯車装置21は、サンギヤS1、キャリアCA1、およびリングギヤR1の3つの回転要素を備えている。第二遊星歯車装置22は、サンギヤS2、キャリアCA2、およびリングギヤR2の3つの回転要素を備えている。第三遊星歯車装置23は、サンギヤS3、キャリアCA3、およびリングギヤR3の3つの回転要素を備えている。
As shown in FIG. 3, the
サンギヤS1は、第一クラッチC1を介してキャリアCA2に選択的に連結される。リングギヤR1は、第二クラッチC2を介してリングギヤR2に選択的に連結される。リングギヤR2は、第一ブレーキB1を介してハウジング20aに固定される。キャリアCA2およびリングギヤR3は、第二ブレーキB2を介してハウジング20aに固定される。第一および第二クラッチC1,C2ならびに第一および第二ブレーキB1,B2は、作動油の供給によって係合・解放される摩擦係合部材57である。
Sun gear S1 is selectively coupled to carrier CA2 via first clutch C1. Ring gear R1 is selectively coupled to ring gear R2 via second clutch C2. The ring gear R2 is fixed to the
次に、油圧制御回路30について図1を参照して説明する。なお、図1にはロックアップクラッチ15付きトルクコンバータ10の油圧制御回路の要部のみを示している。
まず、オイルポンプ53が発生した油圧はプライマリレギュレータバルブ(図示省略)により調圧されてライン圧PL1が生成され、そのライン油圧PL1を元圧としてセカンダリレギュレータバルブ(図示省略)によってセカンダリ圧PSECが調圧される。また、プライマリレギュレータバルブにて生成されたライン圧PL1がモジュレータバルブにて一定の圧力PMに調圧されてリニアソレノイドバルブ31およびソレノイドバルブ32に供給される。
Next, the
First, the
リニアソレノイドバルブ31は、制御装置40から送信されたデューティ信号(デューティ値)によって決まる電流値に応じて制御圧PSLUをロックアップコントロールバルブ34に出力する。ソレノイドバルブ32は、制御装置40から送信されたデューティ信号(デューティ値)によって決まる電流値に応じて制御圧PSLをロックアップリレーバルブ33に出力する。
The
ロックアップリレーバルブ33は、ソレノイドバルブ32からの制御圧PSLに応じてロックアップクラッチ15の係合または解放を切り替えるためのバルブである。
ロックアップリレーバルブ33には、軸方向に沿って移動可能なスプール弁子33aが設けられている。スプール弁子33aの一端側(図1の下端側)には圧縮コイルばね33bが配置されており、このスプール弁子33aを挟んで圧縮コイルばね33bとは反対側の端部(上端部)に、ソレノイドバルブ32からの制御圧PSLが供給される油室33cが設けられている。
The
The
また、ロックアップリレーバルブ33には、セカンダリレギュレータバルブからのセカンダリ圧PSECが入力される第一および第二入力ポート33d,33e、トルクコンバータ10のロックアップ油室16に連通するロックアップクラッチ油路16aが接続される係合側ポート33f、トルクコンバータ油室17に連通するトルクコンバータ入口ポート17a(「作動油が流入する入口部」に相当)が接続される解放側ポート33g、トルクコンバータ油室17に連通するトルクコンバータ出口ポート17bが接続される第一排出ポート33h、作動油を排出する第二〜第四排出ポート33i,33j,33k、第一、第二および第三迂回ポート33l,33m,33nなどが設けられている。
なお、第二入力ポート33eは、セカンダリ圧PSECがオリフィス33oによって減圧されて入力される。また、第四排出ポート33kは、切替バルブ35(後述する)の入力ポート35cに第一油路L1を介して連通している。
The
Incidentally, the
なお、図1に示すロックアップリレーバルブ33において、スプール弁子33aの位置が中心線に対し左側にあるときには、ロックアップリレーバルブ33がオンの状態であり、ロックアップクラッチ15が係合される。スプール弁子33aの位置が中心線に対し右側にあるときには、ロックアップリレーバルブ33がオフの状態であり、ロックアップクラッチ15が解放される。
In the
ロックアップコントロールバルブ34は、ロックアップリレーバルブ33によりロックアップクラッチ15が係合側状態となっているときに差圧ΔPを調整してロックアップクラッチ15の作動状態を、解放状態を含むスリップ状態からロックアップオンまでの範囲で切り替えるバルブである。
ロックアップコントロールバルブ34は、スプール弁子34aと、そのスプール弁子34aをスリップ(SLIP)側位置へ向かう推力を付与する圧縮コイルばね34bとを備えている。また、ロックアップコントロールバルブ34には、スプール弁子34aをSLIP側位置へ向かって付勢するためにトルクコンバータ10のロックアップ油室16内の油圧PONを受け入れる油室34c、スプール弁子34aを完全係合(ON)側の位置へ付勢するためにトルクコンバータ10のトルクコンバータ油室17内の油圧POFFを受け入れる油室34d、スプール弁子34aをON側位置に向かって付勢するために制御圧PSLUを受け入れる油室34e、セカンダリレギュレータバルブからのセカンダリ圧PSECが供給される入力ポート34f、制御ポート34g、および作動油を排出する排出ポート34hなどが設けられている。
The lock-up
The lock-up
なお、図1に示すロックアップコントロールバルブ34において、スプール弁子34aの位置が中心線に対し左側にあるときには完全係合状態(ON)を示しており、スプール弁子34aの位置が中心線に対し右側にあるときにはスリップ状態(完全解放状態も含む)を示している。ここで、ロックアップコントロールバルブ34は、制御圧PSLUが供給されず、圧縮コイルばね34bの弾性力によってスプール弁子34aが図1の下端に位置しているときには「完全解放状態(OFF)」の状態になる。
In the lock-up
上述した油圧制御回路30において、ロックアップクラッチ15をロックアップオフに制御する場合について説明する。
ロックアップリレーバルブ33において、制御圧PSLが油室33cへ供給されずスプリング33aの推力によってスプール弁子33aが解放(OFF)側位置へ付勢されると、第一入力ポート33dに供給されたセカンダリ圧PSECが解放側ポート33gからトルクコンバータ入口ポート17aを通りトルクコンバータ油室17へ供給される。これと同時に、トルクコンバータ油室17を経てトルクコンバータ出口ポート17bを通り第一排出ポート33hに排出された作動油が第四排出ポート33kから切替バルブ35に供給される。ロックアップ油室16の油圧は、ロックアップクラッチ油路16aを通り係合側ポート33fに排出された作動油が第三排出ポート33jからオイルパンに排出される。このとき、トルクコンバータ油室17の油圧POFFはセカンダリ圧PSECであり、ロックアップ油室16の油圧PONは0(大気圧)である。すなわち、トルクコンバータ油室17の油圧POFFがロックアップ油室16の油圧PONよりも高くなるため、差圧ΔPは負となる。よって、ロックアップクラッチ15は、完全解放状態になり、ロックアップオフとされる。
The case where the
In the lock-up
次に、ロックアップクラッチ15を、解放状態を含むスリップ状態からロックアップオンに制御する場合について説明する。
ロックアップリレーバルブ33において、制御圧PSLが油室33cに供給されてスプール弁子33aが係合(ON)側位置へ付勢されると、第一入力ポート33dに供給されたセカンダリ圧PSECが、第一迂回ポート33lを通った後オリフィス33pによって減圧され、第二迂回ポート33mおよび解放側ポート33gを通った後、トルクコンバータ入口ポート17aを通りトルクコンバータ油室17へ供給される。このトルクコンバータ油室17へ供給される一定の減圧油圧PSEC2が油圧POFFとなる。
これと同時に、ロックアップ油室16は、ロックアップクラッチ油路16aを通り係合側ポート33fから第三迂回ポート33nを経てロックアップコントロールバルブ34の制御ポート34gに連通する。そして、ロックアップ油室16内の油圧PONがロックアップコントロールバルブ34により調整されて(つまり、ロックアップコントロールバルブ34によって差圧ΔPが調整されて)、ロックアップクラッチ15の作動状態がスリップ状態からロックアップオンの範囲で切り替えられる。
Next, the case where the
In the lock-up
At the same time, the
具体的には、ロックアップリレーバルブ33のスプール弁子33aが係合側位置へ付勢されているときに(つまり、ロックアップクラッチ15が係合側状態に切り替えられたときに)、ロックアップコントロールバルブ34において、スプール弁子34aが完全係合(ON)側位置へ付勢されるための制御圧PSLUが油室34eへ供給されず圧縮コイルばね34bの弾性力によって、スプール弁子34aがスリップ(SLIP)側位置に配置されると、入力ポート34fに供給されたセカンダリ圧PSECが制御圧PSLUに応じて調圧されて、制御ポート34gからロックアップリレーバルブ33の第三迂回ポート33nを経て係合側ポート33fからロックアップクラッチ油路16aを通りロックアップ油室16へ供給される。この状態において、差圧ΔPが制御圧PSLUに応じて制御されてロックアップクラッチ15のスリップ状態(解放状態を含む)が制御される。すなわち、トルクコンバータ油室17の油圧POFFは、セカンダリ圧PSECが減圧された減圧油圧PSEC2(<セカンダリ圧PSEC)である。一方、ロックアップ油室16の油圧PONは、セカンダリ圧PSECが制御圧PSLUに応じて調圧された油圧であり、減圧油圧PSEC2からセカンダリ圧PSECまでの間で調圧されている。この状態において、差圧ΔPが制御圧PSLUによって制御されてロックアップクラッチ25のスリップ状態(解放状態を含む)が制御される。
Specifically, when the
また、ロックアップリレーバルブ33のスプール弁子33aが係合側位置へ付勢されているときに、ロックアップコントロールバルブ34において、スプール弁子34aが完全係合(ON)側位置へ付勢されるための制御圧PSLUが油室34eへ供給されると、入力ポート34fからトルクコンバータ油室17へはセカンダリ圧PSECが供給される。このとき、トルクコンバータ油室17の油圧POFFは減圧油圧PSEC2であり、ロックアップ油室16の油圧PONは調圧されうる最大圧力であるセカンダリ圧PSECである。すなわち、差圧ΔPが最大となってロックアップクラッチ15が完全係合状態になる。
Further, when the
なお、第一および第二迂回ポート33l,33m、ならびに油室34dには、リリーフバルブ36が接続されている。リリーフバルブ36は、ロックアップリレーバルブ33が係合側へ付勢されている時、トルクコンバータ10内のトルクコンバータ油室17と連通し、スプリング36sの荷重に応じた圧力となるようトルクコンバータ油室17の油圧を制御する。
A
切替バルブ35は、ソレノイドバルブ32からの制御圧PSLおよびリニアソレノイドバルブ31からの制御圧PSLUを受けたことに基づいて切り替え、作動油の排出先を選択的可能に構成されている。切替バルブ35は、スプール弁子35aと、そのスプール弁子35aを第一位置へ向かう推力を付与する圧縮コイルばね35bとを備えている。切替バルブ35には、第一油路L1から作動油が供給される入力ポート35cと、スプール弁子35aを第一位置へ向かって付勢するために制御圧PSLUを受け入れる油室35dと、スプール弁子35aを第二位置へ向かって付勢するために制御圧PSLを受け入れる油室35eと、オイルクーラ51に接続されている第二油路L2に接続されている第一出力ポート35fと、自動変速機20の所定部位52に接続されている第三油路L3に接続されている第二出力ポート35gと、を備えている。
Switching
切替バルブ35は、トルクコンバータ10と第一油路L1を介して接続されるとともに、オイルクーラ51と第二油路L2を介して接続されている。第一油路L1および第二油路L2は、トルクコンバータ10とオイルクーラ51とを接続する油路であり、トルクコンバータ出口ポート17bから流出した作動油をオイルクーラ51に供給する。オイルクーラ51では、トルクコンバータ10から流出した作動油が冷却される。入力ポート35cが、自動変速機20内の作動油の温度に応じて、第一出力ポート35fと第二出力ポート35gのいずれか一方に選択的に切替可能な構成となっている(後述する)。
The switching
なお、図1において、スプール弁子35aが中心線に対し左側にあるときには、切替バルブ35が第一位置にある状態を示し、スプール弁子35aが中心線に対し右側にあるときには、切替バルブ35が第二位置にある状態を示している。第一位置においては、入力ポート35cが第一出力ポート35fに連通し、第二位置においては、入力ポート35cが第二出力ポート35に連通する。
In FIG. 1, when the
第一出力ポート35fと第二出力ポート35gとの間には、両ポート35f,35gを接続する第四油路L4が設けられている。第四油路L4は、第二油路L2の部位と第三油路L3の部位との間を接続している。第四油路L4は、オリフィス54および/または逆止弁55が設けられている。オリフィス54は、第四油路L4を流れる作動油の流量(単位時間あたりの流量)を絞る。逆止弁55は、第一出力ポート35fから第二出力ポート35gへの流れは規制するがその流れと反対方向の流れは許容する。
Between the
自動変速機20の所定部位52は、図2及び図3に示すように、オイルポンプ53または摩擦係合部材57である。オイルポンプ53は、図2に示すように、オイルパン54に溜まっている作動油をストレーナ55を介して吸入し、自動変速機20内の各部位56(例えば各遊星歯車装置)に送出する。第三油路L3は、オイルポンプ53の吸入口に接続されている。なお、第三油路L3には、所定部位52への流れを許容するが切替バルブ35への流れは規制する逆止弁およびオリフィスが設けられている。
The
また、オイルポンプ53とストレーナ55との間の油路であって第三油路L3との接続点よりストレーナ55側には、電磁弁またはサーマル弁が設けられるようにしてもよい。作動油の温度が所定温度以下である場合、電磁弁またはサーマル弁が閉じられて、切替バルブ35からの作動油をオイルポンプ53に直接供給されるようにすればよい。作動油の温度が所定温度より高い場合、電磁弁またはサーマル弁が開かれて、切替バルブ35からの作動油をオイルポンプ53だけでなくオイルパン54にも供給されるようにすればよい。電磁弁は、制御装置40の開閉指示に従って開閉される弁である。サーマル弁は、周囲の温度、作動油の温度に応じて開閉される弁である。
Further, an electromagnetic valve or a thermal valve may be provided on the
図4は、ロックアップリレーバルブ33を制御するソレノイドバルブ32の制御圧PSLと切替バルブ35の作動を制御するリニアソレノイドバルブ31の制御圧PSLUとを制御する制御装置40の作動を説明するためのフローチャートである。
制御装置40は、ステップS102において、自動変速機(AT)の油温を温度センサ41から取得する。温度センサ41は、自動変速機20内の作動油が存在する(流れる)部位(例えばバルブボデー(図示省略))に設けられており、その場所の作動油の温度を検出して制御装置40に出力する。
また、制御装置40は、ロックアップクラッチ15を制御するために、車速およびドライバのアクセル操作量としてアクセル開度を各検出手段(図示省略)から取得する。
FIG. 4 illustrates the operation of the
The
Further, in order to control the
制御装置40は、ステップS104において、先に取得した車速とアクセル開度に基づきロックアップクラッチ15の制御条件が成立しているか否かを判定する。制御装置40は、ロックアップクラッチ15の制御条件が成立していると判定すると、プログラムをステップS110に進めて、ソレノイドバルブ32をオンする。よって、ロックアップリレーバルブ33の油室33cに制御圧PSLが入力されるため、ロックアップリレーバルブ33がオン側にシフトされる。
続いて、制御装置40は、ステップS111において、リニアソレノイドバルブ31を制御する(例えばPWM制御により)と、制御圧PSLUがロックアップコントロールバルブ34の油室34eに入力され、ロックアップクラッチ15の油圧が制御される。また、制御圧PSLUが切替バルブ35の油室35dにも供給されるものの、ステップS110にて切替バルブ35の油室35eにはソレノイドバルブ32の制御圧PSLが入力されているため、切替バルブ35は、圧縮コイルばね35gの付勢力とにより図1中の図示左側に示す状態に保持される。
In step S104, the
Subsequently, when the
一方、制御装置40は、ロックアップクラッチ15の制御条件が成立していないと判定すると(ステップS104にて「NO」と判定)、プログラムをステップS105に進めて、AT油温が予め設定された判定温度と比較する。AT油温が判定温度より低い場合、制御装置40は、プログラムをステップS106に進めて、ソレノイドバルブ32をオフにする。すなわち、ソレノイドバルブ32の制御圧PSLはロックアップリレーバルブ33の油室33cに入力されないため、ロックアップリレーバルブ33は圧縮コイルばね35gの付勢力によりオフ側にシフトされる。これにより、トルクコンバータ出口ポート17bは、第一油路L1→第一排出ポート33h→第四排出ポート33k→第一油路L1と経由して切替バルブ35の入力ポート35cに接続される。
On the other hand, if
続いて、制御装置40は、ステップS107において、リニアソレノイドバルブ31をオンする。これにより、リニアソレノイドバルブ31からの制御圧PSLUが、ロックアップコントロールバルブ34の油室34eに入力されるとともに、切替バルブ35の油室35dにも入力される。ここで、ステップS106にてソレノイドバルブ32の制御圧PSLは切替バルブ35の油室35eに入力されないため、切替バルブ35は、圧縮コイルばね35gの付勢力に抗してオン側(図1中の図示右側)にシフトされる。これにより、切替バルブ35においては入力ポート35cと第二出力ポート35g(自動変速機20の所定部位52)とが連通され、トルクコンバータ出口ポート17bは自動変速機20の所定部位52に接続される。よって、作動油温が比較的低い場合には、トルクコンバータ10内の作動油はオイルクーラ51に供給されないで自動変速機20の所定部位52に供給されるため、早く油温が上昇する。なお、判定温度は常温(例えば20℃)に設定されている。
Subsequently, the
AT油温が判定温度以上である場合(ステップS105にて「YES」)、制御装置40は、プログラムをステップS108に進めて、上述したステップS106と同様に、ソレノイドバルブ32をオフにするとともに、ロックアップリレーバルブ33をオフにする。
続いて、制御装置40は、ステップS109において、リニアソレノイドバルブ31をオフする。これにより、リニアソレノイドバルブ31からの制御圧PSLUが、ロックアップコントロールバルブ34の油室34eに入力されず、切替バルブ35の油室35dにも入力されない。よって、切替バルブ35は、圧縮コイルばね35gの付勢力により図1中の図示左側にシフトされる。これにより、切替バルブ35においては入力ポート35cと第一出力ポート35fとが連通されるため、トルクコンバータ10内の作動油はオイルクーラ51に供給されて確実に冷却される。
When the AT oil temperature is equal to or higher than the determination temperature (“YES” in step S105),
Subsequently, the
さらに、上述した自動変速機の油圧制御装置の作動について説明する。
1)最初に通常時(常温時)の作動を説明する。車両が停車状態から走行開始した際には、ロックアップクラッチ15はオフ(解放)された状態である。この場合、ソレノイドバルブ32はオフ状態(制御圧PSLを出力しない状態)であり、リニアソレノイドバルブ31もオフ状態(制御圧PSLUを出力しない状態)であるため、切替バルブ35はスプール弁子35aが第一位置にある状態である。すなわち、油室35dおよび油室35eには各制御圧が付与されず、スプール弁子35aは圧縮コイルばね35bの付勢力によって第一位置にある。また、ソレノイドバルブ32からの指示はオフであり、ロックアップリレーバルブ33がオフ状態である。よって、トルクコンバータ出口ポート17bは、第一排出ポート33hおよび第四排出ポート33kを経由して第一油路L1を介して切替バルブ35の入力ポート35cに接続されている。このように、トルクコンバータ出口ポート17bは、オイルクーラ51に接続されるため、トルクコンバータ10内の作動油はオイルクーラ51に供給されて冷却される。
Further, the operation of the above-described automatic transmission hydraulic control device will be described.
1) First, the normal operation (at room temperature) will be described. When the vehicle starts running from a stopped state, the
一方、ロックアップクラッチ15がオフである場合、トルクコンバータ10内の作動油は、ポンプインペラ11とタービンランナ12とによる撹拌によって比較的高温となる。この高温であるトルクコンバータ10内の作動油は、オイルクーラ51に供給されて冷却される。
On the other hand, when the
このとき、第一排出ポート35fと第二排出ポート35gとを接続する第四油路L4には逆止弁55が設けられているため、高温であるトルクコンバータ10内の作動油が自動変速機20の所定部位52に供給される(流出する)のを確実に抑制することができる。その結果、高温であるトルクコンバータ10内の作動油を全てオイルクーラ51に供給するため、冷却効率の低下を抑制することができる。
At this time, since the
2)車速が高くなった場合の作動を説明する。車速が上がると、燃費向上のため、エンジン回転とタービン回転とを同期させるため、ロックアップクラッチ15をオン(完全係合)する。この場合、ソレノイドバルブ32はオン状態(制御圧PSLを出力する状態)であり、リニアソレノイドバルブ31もオン状態(制御圧PSLUを出力する状態)であるため、ロックアップリレーバルブ33はオン状態であり、ロックアップコントロールバルブ34もオン状態である。よって、上述したように、トルクコンバータ油室17の油圧POFFは減圧油圧PSEC2であり、ロックアップ油室16の油圧PONは調圧されうる最大圧力であるセカンダリ圧PSECである。すなわち、差圧ΔPが最大となってロックアップクラッチ15が完全係合状態になる。
また、トルクコンバータ出口ポート17bは、第一排出ポート33hおよび第二排出ポート33iを経由してオイルパン54に接続されている。一方、ロックアップクラッチ15がオンである場合、エンジン回転とタービン回転とは同期しているため、トルクコンバータ10内の作動油は、ポンプインペラ11とタービンランナ12とによる撹拌に起因する昇温がないので、オイルクーラ51にて冷却する必要がない。よって、この比較的低温であるトルクコンバータ10内の作動油は、オイルパン54に排出される。
2) The operation when the vehicle speed increases will be described. When the vehicle speed increases, the lock-up clutch 15 is turned on (completely engaged) in order to synchronize engine rotation and turbine rotation in order to improve fuel efficiency. In this case, the
The torque
3)自動変速機20の油温が低温状態である場合の作動を説明する。
車両の停車状態において、ソレノイドバルブ32はオフ状態(制御圧PSLを出力しない状態)とし、リニアソレノイドバルブ31はオン状態(制御圧PSLUを出力する状態)とする。この場合、切替バルブ35はスプール弁子35aが第二位置にある状態である。すなわち、油室35dには制御圧PSLUが付与されるとともに油室35eには制御圧PSLが付与されないため、スプール弁子35aは圧縮コイルばね35bの付勢力に抗する制御圧PSLUによって第二位置にある。また、ソレノイドバルブ32からの指示はオフであり、ロックアップリレーバルブ33がオフ状態である。よって、トルクコンバータ出口ポート17bは、第一排出ポート33hおよび第四排出ポート33kを経由して第一油路L1を介して切替バルブ35の入力ポート35cに接続されている。このように、トルクコンバータ出口ポート17bは、自動変速機20の所定部位52に接続されるため、トルクコンバータ10内の作動油は自動変速機20の所定部位52に供給される。
3) The operation when the oil temperature of the
When the vehicle is stopped, the
一方、ソレノイドバルブ32はオフ状態でありロックアップクラッチ15がオフであるため、トルクコンバータ10内の作動油は、ポンプインペラ11とタービンランナ12とによる撹拌によって比較的高温となる。この高温であるトルクコンバータ10内の作動油は、自動変速機20の所定部位52に供給されるため、自動変速機20の所定部位52が暖機される。
On the other hand, since the
このとき、第一排出ポート35fと第二排出ポート35gとを接続する第四油路L4にはオリフィス54が設けられているため、高温であるトルクコンバータ10内の作動油がオイルクーラ51に流れるものの、その作動油の大部分は自動変速機20の所定部位52に供給される。
At this time, since the
また、自動変速機20の所定部位52は、低温時に熱損失が大きい部位であり、具体的には、オイルポンプ53、摩擦係合部材57である。高温であるトルクコンバータ10内の作動油をオイルポンプ53に供給する場合、自動変速機20全体の作動油を暖める場合と比較して、低温時の熱損失の低減が可能となる。
Further, the
4)自動変速機20の油温が低温状態である場合に発進する際の作動を説明する。
この場合も、上述した3)と同様に、暖機を促進することができ、燃費向上の効果を得ることができる。
4) The operation when starting when the oil temperature of the
Also in this case, similarly to 3) described above, warm-up can be promoted, and an effect of improving fuel consumption can be obtained.
5)自動変速機20の暖機が促進され所定温度に達した場合の作動を説明する。
上述した3)、4)の作動によって自動変速機20の暖機が促進されて所定温度に達した場合、上述した1)、2)と同様の常温時の制御を行うことにより、トルクコンバータ10内の作動油の温度の過剰な上昇を抑制することができる。
5) The operation when the
When the warm-up of the
なお、電気失陥が生じた際に、リニアソレノイドバルブ31およびソレノイドバルブ32へ電源が供給されない場合、リニアソレノイドバルブ31およびソレノイドバルブ32はオフ状態となる。よって、上述した1)と同様に、切替バルブ35は第一位置にある状態である。また、トルクコンバータ出口ポート17bは、第一排出ポート33hおよび第四排出ポート33kを経由して第一油路L1を介して切替バルブ35の入力ポート35cに接続されている。このように、トルクコンバータ出口ポート17bは、オイルクーラ51に接続されるため、トルクコンバータ10内の作動油はオイルクーラ51に供給されて冷却される。その結果、自動変速機20が過熱されるのを抑制することができる。
In addition, when electric failure occurs, when power is not supplied to the
また、切替バルブ35が第二位置の状態で固着した場合、第一排出ポート35fと第二排出ポート35gとを接続する第四油路L4にはオリフィス54が設けられているため、高温であるトルクコンバータ10内の作動油の一部はオイルクーラ51に流すことができる。よって、自動変速機20が過熱されるのを抑制することができる。
Further, when the switching
上述した説明から明らかなように、第一実施形態の自動変速機の油圧制御装置は、作動油が流入する入口部(トルクコンバータ入口ポート17a)と作動油が流出する出口部(トルクコンバータ出口ポート17b)とを備えたトルクコンバータ10と、トルクコンバータ10と第一油路L1を介して接続された切替バルブ35と、切替バルブ35と第二油路L2を介して接続されたオイルクーラ51と、を備えている。切替バルブ35は、第一油路L1が接続された入力ポート35cと、第二油路L2が接続された第一出力ポート35fと、オイルクーラ51以外の自動変速機20内の所定部位に第三油路L3を介して接続されている第二出力ポート35gと、を備え、入力ポート35cが、自動変速機20内の作動油の温度に応じて、第一出力ポート35fと第二出力ポート35gのいずれか一方に選択的に切替可能な構成となっている。
As is apparent from the above description, the hydraulic control device for the automatic transmission according to the first embodiment includes an inlet portion (torque
これによれば、トルクコンバータ10で暖められた作動油は、切替バルブ35の切替に応じて、オイルクーラ51または自動変速機20内の所定部位52に選択的に供給可能となる。すなわち、暖機時(作動油の低温時)には、トルクコンバータ10で暖められた作動油は、オイルクーラ51には供給されず冷却されないで、暖機が必要な自動変速機20内の所定部位52に供給されることにより、自動変速機20全体の暖機を効率的かつ早期に行うことが可能となる。
暖機終了後の通常時には、トルクコンバータ10で暖められた作動油は、オイルクーラ51に供給されて冷却されるため、自動変速機20の過熱を確実に抑制することができる。
According to this, the hydraulic oil warmed by the
Since the hydraulic oil warmed by the
また本実施形態において、自動変速機20内の所定部位52は、オイルポンプ53または摩擦係合部材57である。
これによれば、暖機時において、ロックアップクラッチ15で暖められた作動油は、作動油の低温粘性による熱損失が大きいオイルポンプ53や摩擦係合部材57(クラッチC1,C2、ブレーキB1,B2)に優先的に供給される。よって、自動変速機20全体の暖機をより効率的かつ早期に行うことが可能となる。
In the present embodiment, the
According to this, when warming up, the hydraulic oil warmed by the lock-up clutch 15 causes the
また本実施形態において、自動変速機20内の作動油の温度に基づいた制御圧を生成する電磁弁(リニアソレノイドバルブ)31をさらに備え、切替バルブ35は、リニアソレノイドバルブ31から供給された制御圧に基づいて、第一出力ポート35fと第二出力ポート35gのいずれか一方に選択的に切替可能な構成となっている。
これによれば、リニアソレノイドバルブ31によって生成された制御圧によって、切替バルブ35を適切に切替制御することができる。
Further, in the present embodiment, an electromagnetic valve (linear solenoid valve) 31 that generates a control pressure based on the temperature of hydraulic oil in the
According to this, the switching
また本実施形態において、第一出力ポート35fと第二出力ポート35gとの間には、両ポート35f,35gを接続する第四油路L4が設けられ、第四油路L4は、オリフィス54、および/または第一出力ポート35fから第二出力ポート35gへの流れは規制するが流れと反対方向の流れは許容する逆止弁55が設けられている。
これによれば、切替バルブ35が第二出力ポート35gに切り替えられた状態で固着故障した場合、第二出力ポート35gから流出する作動油の一部は、第四油路L4(オリフィス54)を介してオイルクーラ51に供給されるため、自動変速機20の過熱を抑制することができる。
In the present embodiment, a fourth oil passage L4 that connects both the
According to this, when the fixing
−第二実施形態−
次に、本発明による自動変速機の油圧制御装置の第二実施形態について図5を参照して説明する。
上述した第一実施形態の切替バルブ35は、リニアソレノイドバルブ31およびソレノイドバルブ32によって切り替えられたが、本第二実施形態の切替バルブ35は、ソレノイドバルブ37によってのみ切り替えられるようになっている。ソレノイドバルブ37は、ソレノイドバルブ32と同様に構成されており、制御装置40から送信されたデューティ信号(デューティ値)によって決まる電流値に応じて制御圧PSLを切替バルブ35に出力する。
-Second embodiment-
Next, a second embodiment of the hydraulic control device for an automatic transmission according to the present invention will be described with reference to FIG.
The switching
切替バルブ35の油室35dは、スプール弁子35aを第二位置へ向かって付勢するためにソレノイドバルブ37からの制御圧PSLを受け入れる。切替バルブ35の油室35eは、オイルパンに接続されている。また、リニアソレノイドバルブ31からの制御圧PSLUは、ロックアップコントロールバルブ34の油室34eにのみ供給されている。なお、第一実施形態と同様な構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
The
ソレノイドバルブ32がオフ状態であり、ソレノイドバルブ37もオフ状態である場合、切替バルブ35はスプール弁子35aが第一位置にある状態となり、トルクコンバータ出口ポート17bは、オイルクーラ51に接続される。ソレノイドバルブ32がオフ状態であり、ソレノイドバルブ37がオン状態である場合、切替バルブ35はスプール弁子35aが第二位置にある状態となり、トルクコンバータ出口ポート17bは、自動変速機20の所定部位52に接続される。よって、本第二実施形態においても、上述した第一実施形態と同様な作用・効果を得ることができる。
When the
−第三実施形態−
次に、本発明による自動変速機の油圧制御装置の第三実施形態について図6を参照して説明する。
上述した第一実施形態の切替バルブ35は、リニアソレノイドバルブ31およびソレノイドバルブ32によって切り替えられたが、本第三実施形態の切替バルブ35は、リニアソレノイドバルブ38およびソレノイドバルブ32によって切り替えられるようになっている。リニアソレノイドバルブ38は、例えば直圧リニアソレノイドバルブであり、制御装置40から送信されたデューティ信号(デューティ値)によって決まる電流値に応じて制御圧PSLUをロックアップリレーバルブ33および切替バルブ35に出力する。ロックアップコントロールバルブ34は削除されている。
-Third embodiment-
Next, a third embodiment of the hydraulic control device for an automatic transmission according to the present invention will be described with reference to FIG.
The switching
ロックアップリレーバルブ33の第三迂回ポート33nは、リニアソレノイドバルブ38からの制御圧PSLUを受け入れる。切替バルブ35の油室35dは、スプール弁子35aを第二位置へ向かって付勢するためにリニアソレノイドバルブ38からの制御圧PSLUを受け入れる。なお、第一実施形態と同様な構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
The
ソレノイドバルブ32がオフ状態であり、リニアソレノイドバルブ38もオフ状態である場合、切替バルブ35はスプール弁子35aが第一位置にある状態となり、トルクコンバータ出口ポート17bは、オイルクーラ51に接続される。ソレノイドバルブ32がオフ状態であり、リニアソレノイドバルブ38がオン状態である場合、切替バルブ35はスプール弁子35aが第二位置にある状態となり、トルクコンバータ出口ポート17bは、自動変速機20の所定部位52に接続される。よって、本第三実施形態においても、上述した第一実施形態と同様な作用・効果を得ることができる。
When the
なお、上述した各実施形態において、自動変速機20内の所定部位52は、オイルポンプ53および摩擦係合部材57の両部材で構成するようにしてもよい。図7に示すように、第三油路L3は、オイルポンプ53に接続されている第一分岐油路L3aおよび摩擦係合部材57に接続されている第二分岐油路L3bに分岐されている。切替装置58は、第一分岐油路L3aおよび第二分岐油路L3bの分岐点に設けられ、第一分岐油路L3aおよび第二分岐油路L3bに選択的に切替可能な切替装置である。切替装置58は、制御装置40の切替指示によって切り替えられる。
これによれば、ロックアップクラッチ15で暖められた作動油は、切替装置58の切替に応じて、オイルポンプ53または摩擦係合部材57に選択的かつ自動的に供給可能となる。
また、上述した切替バルブ35はサーマル式バルブで構成するようにしてもよい。なお、トルクコンバータ10はロックアップクラッチ15を備えていないものでもよい。
In each of the above-described embodiments, the
Accordingly, the hydraulic oil warmed by the lockup clutch 15 can be selectively and automatically supplied to the
Further, the switching
10…トルクコンバータ、15…ロックアップクラッチ、16…ロックアップ油室、17…トルクコンバータ油室、20…自動変速機、31,38…リニアソレノイドバルブ、32,37…ソレノイドバルブ、35…切替バルブ、35c…入力ポート、35f…第一出力ポート、35g…第二出力ポート、51…オイルクーラ、52…自動変速機内の所定部位、53…オイルポンプ、57…摩擦係合部材、L1…第一油路、L2…第二油路、L3…第三油路、L4…第四油路。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記切替バルブは、
前記第一油路が接続された入力ポートと、前記第二油路が接続された第一出力ポートと、前記オイルクーラ以外の前記自動変速機内の所定部位に第三油路を介して接続されている第二出力ポートと、を備え、
前記入力ポートが、前記自動変速機内の前記作動油の温度に応じて、前記第一出力ポートと前記第二出力ポートのいずれか一方に選択的に切替可能な構成となっている自動変速機の油圧制御装置。 A torque converter having an inlet portion through which hydraulic oil flows and an outlet portion through which the hydraulic oil flows out; a switching valve connected to the torque converter via a first oil passage; and the switching valve and the second oil passage. An oil cooler connected via a hydraulic control device for an automatic transmission,
The switching valve is
An input port to which the first oil passage is connected, a first output port to which the second oil passage is connected, and a predetermined part in the automatic transmission other than the oil cooler is connected via a third oil passage. A second output port, and
In the automatic transmission, the input port is configured to be selectively switchable to either the first output port or the second output port according to the temperature of the hydraulic oil in the automatic transmission. Hydraulic control device.
前記第三油路は、前記オイルポンプに接続されている第一分岐油路および前記摩擦係合部材に接続されている第二分岐油路に分岐され、
前記第一分岐油路および前記第二分岐油路に選択的に切替可能な切替装置を備えている請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置。 The predetermined part in the automatic transmission is an oil pump and a friction engagement member,
The third oil passage is branched into a first branch oil passage connected to the oil pump and a second branch oil passage connected to the friction engagement member,
The hydraulic control device for an automatic transmission according to claim 1, further comprising a switching device that can be selectively switched between the first branch oil passage and the second branch oil passage.
前記切替バルブは、前記電磁弁から供給された前記制御圧に基づいて、前記第一出力ポートと前記第二出力ポートのいずれか一方に選択的に切替可能な構成となっている請求項1乃至請求項3の何れか一項記載の自動変速機の油圧制御装置。 A solenoid valve that generates a control pressure based on the temperature of the hydraulic oil in the automatic transmission;
The switch valve is configured to be selectively switchable to one of the first output port and the second output port based on the control pressure supplied from the solenoid valve. The hydraulic control device for an automatic transmission according to claim 3.
前記第四油路は、オリフィス、および/または前記第一出力ポートから前記第二出力ポートへの流れは規制するが前記流れと反対方向の流れは許容する逆止弁が設けられている請求項1乃至請求項4の何れか一項記載の自動変速機の油圧制御装置。 Between the first output port and the second output port, a fourth oil passage connecting both ports is provided,
The fourth oil passage is provided with an orifice and / or a check valve that restricts a flow from the first output port to the second output port but allows a flow in a direction opposite to the flow. The hydraulic control device for an automatic transmission according to any one of claims 1 to 4.
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JP2003314673A (en) * | 2002-04-24 | 2003-11-06 | Toyota Motor Corp | Oil heater for vehicular automatic transmission |
JP2012219977A (en) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Toyota Motor Corp | Hydraulic control device for vehicle |
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