JP5935704B2 - Hydraulic control device - Google Patents
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Description
この発明は、ロックアップクラッチの係合および開放を制御する油圧制御装置に関し、特に、ソレノイドバルブから出力された信号圧を制御することによってロックアップクラッチの係合および開放を制御する油圧制御装置に関するものである。 The present invention relates to a hydraulic control device that controls engagement and release of a lockup clutch, and more particularly to a hydraulic control device that controls engagement and release of a lockup clutch by controlling a signal pressure output from a solenoid valve. Is.
従来知られている車両用の自動変速機は、動力源から出力されたトルクを増幅させて出力するトルクコンバータを備えており、そのトルクコンバータの多くは、入力側の回転部材と出力側の回転部材とを係合させてトルクを出力するロックアップクラッチを備えている。このロックアップクラッチは、表裏両面の油圧差によって移動させられることで係合あるいは開放するように構成されている。そのロックアップクラッチの係合および開放を制御する油圧制御装置の一例が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された油圧制御装置は、ソレノイドバルブからロックアップコントロールバルブに供給する信号圧を制御することによってロックアップクラッチの係合および開放を制御するように構成されている。すなわち、ソレノイドバルブからロックアップコントロールバルブに供給する信号圧を制御することで、ロックアップコントロールバルブにおける連通するポートを切り替えることにより、ロックアップクラッチの表裏いずれか一方に油圧を供給したり、他方の油圧をドレーンしたりしてロックアップクラッチの係合および開放を制御するように構成されている。
Conventionally known automatic transmissions for vehicles include a torque converter that amplifies and outputs torque output from a power source, and most of the torque converters include an input-side rotating member and an output-side rotating member. A lock-up clutch that outputs torque by engaging the member is provided. This lock-up clutch is configured to be engaged or released by being moved by a hydraulic pressure difference between the front and back surfaces. An example of a hydraulic control device that controls engagement and disengagement of the lockup clutch is described in
一方、従来知られている車両は、クラッチやブレーキなどの係合装置の係合力を制御したり無段変速機の挟圧力を制御したりするソレノイドバルブに、モジュレータバルブによってライン圧を調圧した油圧を供給するように構成されている。そのように構成された油圧制御装置は、係合装置に入力されるトルクが大きい場合であっても、係合装置や無段変速機がスリップしてしまうことがないようにソレノイドバルブに供給されるモジュレータ圧が比較的大きく設定される。したがって、各ソレノイドバルブから漏洩する油量が増大してしまう可能性がある。 On the other hand, in a conventionally known vehicle, a line pressure is regulated by a modulator valve to a solenoid valve that controls the engagement force of an engagement device such as a clutch or a brake or the clamping pressure of a continuously variable transmission. It is configured to supply hydraulic pressure. The hydraulic control device configured as described above is supplied to the solenoid valve so that the engagement device and the continuously variable transmission do not slip even when the torque input to the engagement device is large. The modulator pressure is set relatively large. Therefore, the amount of oil leaking from each solenoid valve may increase.
そのため、特許文献2に記載された油圧制御装置は、ロックアップクラッチが開放されているときに、モジュレータ圧を高圧と低圧とに切り替えることができるように構成されている。具体的には、ロックアップクラッチの係合および開放を切り替えるロックアップリレーバルブと、モジュレータバルブとに信号圧を供給するソレノイドバルブを設け、かつロックアップクラッチに供給する油圧であるセカンダリー圧を調圧するセカンダリーレギュレータバルブと、ロックアップクラッチの伝達トルク容量を制御するロックアップコントロールバルブとに信号圧を供給するロックアップ用ソレノイドバルブとを備えている。そして、ソレノイドバルブを制御してロックアップクラッチを開放させるとともに、その油圧に応じてモジュレータ圧が高圧と低圧とに切り替わるように構成されている。さらに、ロックアップクラッチを開放しているときに、ロックアップ用ソレノイドバルブの出力圧を制御することによってセカンダリー圧を制御するように構成されている。より具体的には、ロックアップ用ソレノイドバルブの出力圧に比例してセカンダリー圧が変化するように構成されている。
Therefore, the hydraulic control device described in
また、ライン圧を調圧するライン圧調圧弁の制御ゲインが大きいと、そのライン圧調圧弁に信号圧を供給するプレッシャモディファイヤ弁の出力圧がわずかに変化したときに、ライン圧が大きく変化してしまい、その結果、油圧振動が生じてしまう。そのため、特許文献3に記載された油圧制御装置は、ロックアップクラッチが係合していて、そのロックアップクラッチの出力側に設けられた無段変速機に入力されるトルクが比較的小さいときにライン圧を低圧とし、またロックアップクラッチが開放してトルクコンバータによってトルクが増幅された無段変速機にトルクが入力される場合にはライン圧を高圧とするように構成されている。 Also, if the control gain of the line pressure regulating valve that regulates the line pressure is large, the line pressure will change greatly when the output pressure of the pressure modifier valve that supplies the signal pressure to the line pressure regulating valve changes slightly. As a result, hydraulic vibration occurs. Therefore, the hydraulic control device described in Patent Document 3 is used when the lockup clutch is engaged and the torque input to the continuously variable transmission provided on the output side of the lockup clutch is relatively small. The line pressure is set to a low pressure, and when the lockup clutch is opened and torque is input to the continuously variable transmission whose torque is amplified by the torque converter, the line pressure is set to a high pressure.
特許文献2に記載された油圧制御装置は、ロックアップクラッチの伝達トルク容量を制御しつつモジュレータ圧を高圧と低圧とに切り替えるために、ソレノイドおよびロックアップ用ソレノイドバルブを備え、かつロックアップリレーバルブを備えているので、部品点数が増大してしまう。また、ロックアップクラッチは、表裏両面の油圧差に応じて係合したり開放したりするように構成されている。すなわち、ロックアップクラッチを開放する際には、トルクコンバータとは反対側に供給する油圧を増大させるように構成されている。そのため、特許文献2に記載されたようにロックアップ用ソレノイドバルブの出力圧に比例してセカンダリー圧が変化するとともに、ロックアップクラッチを開放させるために制御されるソレノイドバルブによってロックアップ用ソレノイドバルブの基圧となるモジュレータバルブが制御されるように構成されていると、ロックアップクラッチを急激に開放する時にトルクコンバータとは反対側に供給する油圧も低下してしまうので、ロックアップクラッチの開放性能が低下してしまう可能性がある。
The hydraulic control device described in
さらに、車両発進時のようにエンジンから出力されたトルクが大きく、かつトルクコンバータの出力側の回転数と入力側の回転数との差が大きい時には、トルクコンバータの循環流量を確保することが望ましいが、特許文献2に記載された油圧制御装置では、トルクコンバータの循環流量を確保するためには、ロックアップ用ソレノイドの出力圧を増大させる必要があり、制御が複雑となってしまう可能性がある。
Further, when the torque output from the engine is large, such as when the vehicle starts, and the difference between the rotational speed on the output side of the torque converter and the rotational speed on the input side is large, it is desirable to ensure the circulation flow rate of the torque converter. However, in the hydraulic control device described in
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、搭載されるバルブが増大することを抑制しつつ、モジュレータ圧を高圧と低圧とに切り替えるためことができる油圧制御装置を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made paying attention to the above technical problem, and provides a hydraulic control device capable of switching a modulator pressure between a high pressure and a low pressure while suppressing an increase in mounted valves. It is intended to do.
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、入力されたトルクを流体流によって伝達するトルクコンバータと、係合することにより前記トルクコンバータの入力側の回転部材と出力側の回転部材とを一体に回転させるロックアップクラッチと、該ロックアップクラッチを係合させる油圧を供給する油路と開放させる油圧を供給する油路とを切り替えるロックアップコントロールバルブと、油圧源から出力された油圧を調圧して出力するモジュレータバルブと、該モジュレータバルブから出力されたモジュレータ圧を基圧として前記ロックアップコントロールバルブを制御する信号圧を出力するロックアップ用ソレノイドバルブとを備えた油圧制御装置において、前記ロックアップ用ソレノイドバルブから出力された信号圧に応じて前記モジュレータバルブに供給する信号圧を変化させて、前記モジュレータ圧を高圧と低圧とに切り替える切り替えバルブを備えていることを特徴とするものである。
In order to achieve the above object, the invention of
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ロックアップ用ソレノイドバルブから出力された信号圧によって前記切り替えバルブが切り替わる第1切り替え圧が、前記ロックアップコントロールバルブによって前記ロックアップクラッチを係合させるように油路を切り替える第2切り替え圧より低くなるように構成されていることを特徴とする油圧制御装置である。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the first switching pressure at which the switching valve is switched by the signal pressure output from the lockup solenoid valve is related to the lockup clutch by the lockup control valve. The hydraulic control device is configured to be lower than a second switching pressure for switching the oil passage so as to be combined.
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記モジュレータ圧が高圧となるように前記ロックアップ用ソレノイドバルブが信号圧を出力したときに、該信号圧によって前記ロックアップクラッチを係合あるいは開放させる油圧を一定圧に調圧し、かつ前記モジュレータ圧が低圧となるように前記ロックアップ用ソレノイドバルブが信号圧を出力した時に、該信号圧によって前記ロックアップクラッチを係合あるいは開放させる油圧を、前記モジュレータ圧から供給される信号圧に応じて変化させるように構成されたセカンダリーレギュレータバルブを更に備えていることを特徴とする油圧制御装置である。 A third aspect of the invention relates to the first or second aspect of the invention, wherein when the lockup solenoid valve outputs a signal pressure so that the modulator pressure becomes high, the lockup clutch is engaged by the signal pressure. When the lockup solenoid valve outputs a signal pressure so that the hydraulic pressure to be combined or released is adjusted to a constant pressure and the modulator pressure becomes low, the lockup clutch is engaged or released by the signal pressure. The hydraulic control device further includes a secondary regulator valve configured to change the hydraulic pressure in accordance with a signal pressure supplied from the modulator pressure.
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記セカンダリーレギュレータバルブは、前記ロックアップクラッチを係合あるいは開放させる油圧が供給される第1フィードバックポートと、前記第1フィードバックポートに供給された油圧に基づく荷重が作用するように設けられたスプールと、前記第1フィードバックポートに供給された油圧に基づく荷重が前記スプールに作用する方向と対向してバネ力を作用させるスプリングとを備え、前記ロックアップ用ソレノイドバルブから出力された信号圧が低圧であり、前記ロックアップクラッチが開放しているときに、前記スプリングのバネ力と同一方向に荷重を前記スプールに作用させるように前記ロックアップクラッチを係合あるいは開放させる油圧が供給される第2フィードバックポートを更に備えていることを特徴とする油圧制御装置である。 According to a fourth aspect of the present invention, in the third aspect of the present invention, the secondary regulator valve is supplied to a first feedback port to which a hydraulic pressure for engaging or releasing the lockup clutch is supplied, and to the first feedback port. A spool provided so that a load based on hydraulic pressure acts; and a spring that applies a spring force opposite to a direction in which the load based on hydraulic pressure supplied to the first feedback port acts on the spool; When the signal pressure output from the solenoid valve for lockup is low and the lockup clutch is open, the lockup clutch is configured to apply a load to the spool in the same direction as the spring force of the spring. The second feedback point to which hydraulic pressure is applied to engage or release It is a hydraulic control device according to claim, further comprising bets.
請求項5の発明は、請求項3の発明において、前記セカンダリーレギュレータバルブは、前記ロックアップクラッチを係合あるいは開放させる油圧が供給される第1フィードバックポートと、前記第1フィードバックポートに供給された油圧に基づく荷重が作用するように設けられたスプールと、前記第1フィードバックポートに供給された油圧に基づく荷重が前記スプールに作用する方向と対向してバネ力を作用させるスプリングとを備え、前記ロックアップ用ソレノイドバルブから出力された信号圧が高圧のときに、前記スプリングのバネ力と同一方向に前記スプールに荷重を作用させるように前記モジュレータ圧が供給される第3フィードバックポートを更に備えていることを特徴とする油圧制御装置である。 According to a fifth aspect of the invention, in the third aspect of the invention, the secondary regulator valve is supplied to a first feedback port to which a hydraulic pressure for engaging or releasing the lockup clutch is supplied, and to the first feedback port. A spool provided so that a load based on hydraulic pressure acts; and a spring that applies a spring force opposite to a direction in which the load based on hydraulic pressure supplied to the first feedback port acts on the spool; And a third feedback port to which the modulator pressure is supplied so that a load is applied to the spool in the same direction as the spring force of the spring when the signal pressure output from the solenoid valve for lockup is high. A hydraulic control device.
請求項1の発明によれば、ロックアップクラッチを係合させる油圧を供給する油路と開放させる油路とを切り替えるロックアップコントロールバルブに信号圧を供給するロックアップ用ソレノイドバルブによって、油圧源から出力された油圧が調圧されて出力されるモジュレータ圧を高圧と低圧とに切り替えることができる。そのため、モジュレータ圧を高圧と低圧とに切り替えるための他のソレノイドバルブや制御バルブを設ける必要がないので、搭載されるバルブが増大してしまうことを抑制もしくは防止することができる。 According to the first aspect of the present invention, the lock-up solenoid valve that supplies the signal pressure to the lock-up control valve that switches between the oil passage that supplies the hydraulic pressure that engages the lock-up clutch and the oil passage that opens the lock-up clutch is The modulator pressure output by adjusting the output hydraulic pressure can be switched between a high pressure and a low pressure. Therefore, there is no need to provide another solenoid valve or control valve for switching the modulator pressure between high pressure and low pressure, and it is possible to suppress or prevent an increase in the number of mounted valves.
請求項2の発明によれば、ロックアップクラッチを係合させるようにロックアップ用コントロールバルブによって油路を切り替える第2切り替え圧より、切り替えバルブが切り替わる第1切り替え圧が低く構成されている。そのため、ロックアップクラッチを開放させている状態であっても、モジュレータ圧を高圧と低圧とに切り替えることができる。
According to the invention of
請求項3の発明によれば、セカンダリーレギュレータバルブによってロックアップクラッチを係合させたり開放させたりするために供給される油圧が調圧され、そのセカンダリーレギュレータバルブによって調圧される油圧をロックアップ用ソレノイドバルブから出力される信号圧によって変化させることができる。言い換えると、セカンダリーレギュレータバルブによって調圧される油圧をロックアップ用ソレノイドバルブによって制御することができる。そのため、上記モジュレータ圧に加えてセカンダリーレギュレータバブルによって調圧される油圧をロックアップ用ソレノイドバルブによって制御することができるため、より一層搭載されるバルブを低減することができる。 According to the invention of claim 3, the hydraulic pressure supplied to engage and release the lockup clutch by the secondary regulator valve is regulated, and the hydraulic pressure regulated by the secondary regulator valve is used for lockup. It can be changed by the signal pressure output from the solenoid valve. In other words, the hydraulic pressure regulated by the secondary regulator valve can be controlled by the lockup solenoid valve. Therefore, since the hydraulic pressure adjusted by the secondary regulator bubble can be controlled by the lockup solenoid valve in addition to the modulator pressure, the number of valves mounted can be further reduced.
請求項4の発明によれば、セカンダリーレギュレータバルブは、そのセカンダリーレギュレータバルブによって調圧される油圧が供給される第1フィードバックポートと、第1フィードバックポートから供給された油圧に基づく荷重が作用するスプールと、第1フィードバックポートから供給された油圧に基づく荷重の方向と対向してバネ力を作用させるスプリングとを備えており、更に、ロックアップ用ソレノイドバルブが開放しているときに、バネ力と同一方向にセカンダリーレギュレータバルブによって調圧された油圧が作用するように油圧が供給される第2フィードバックポートを備えている。したがって、第1フィードバックポートに供給された油圧に基づく荷重と第2フィードバックポートに供給された油圧に基づく荷重とが対向して作用する。そのため、セカンダリーレギュレータバルブによって調圧される油圧を高くすることができる。その結果、ロックアップクラッチが開放しているときに供給される油圧を高くすることができるので、トルクコンバータの循環流量を確保することができる。 According to the invention of claim 4, the secondary regulator valve includes a first feedback port to which a hydraulic pressure regulated by the secondary regulator valve is supplied, and a spool to which a load based on the hydraulic pressure supplied from the first feedback port acts. And a spring that applies a spring force opposite to the direction of the load based on the hydraulic pressure supplied from the first feedback port, and further, when the lock-up solenoid valve is open, A second feedback port is provided to supply the hydraulic pressure so that the hydraulic pressure regulated by the secondary regulator valve acts in the same direction. Therefore, the load based on the hydraulic pressure supplied to the first feedback port and the load based on the hydraulic pressure supplied to the second feedback port act oppositely. Therefore, the hydraulic pressure regulated by the secondary regulator valve can be increased. As a result, the hydraulic pressure supplied when the lockup clutch is released can be increased, so that the circulation flow rate of the torque converter can be ensured.
請求項5の発明によれば、セカンダリーレギュレータバルブは、そのセカンダリーレギュレータバルブによって調圧される油圧が供給される第1フィードバックポートと、第1フィードバックポートから供給された油圧に基づく荷重が作用するスプールと、第1フィードバックポートから供給された油圧に基づく荷重の方向と対向してバネ力を作用させるスプリングとを備えており、更に、ロックアップ用ソレノイドバルブから出力された信号圧が高圧のときに、スプリングのバネ力と同一方向にスプールに荷重を作用させるようにモジュレータ圧が供給される。そのため、セカンダリーレギュレータバルブによって調圧される油圧は、モジュレータ圧に応じて変化することとなり、その油圧が過剰に増大してしまうことを抑制もしくは防止することができる。そのため、油圧源から出力する油圧を低下させること、あるいは油圧源の駆動頻度を低下させることができ、燃費の悪化を抑制もしくは防止することができる。 According to the invention of claim 5, the secondary regulator valve includes a first feedback port to which a hydraulic pressure regulated by the secondary regulator valve is supplied, and a spool to which a load based on the hydraulic pressure supplied from the first feedback port acts. And a spring that applies a spring force opposite to the direction of the load based on the hydraulic pressure supplied from the first feedback port, and when the signal pressure output from the lockup solenoid valve is high The modulator pressure is supplied so that a load is applied to the spool in the same direction as the spring force of the spring. Therefore, the hydraulic pressure adjusted by the secondary regulator valve changes according to the modulator pressure, and it is possible to suppress or prevent the hydraulic pressure from increasing excessively. Therefore, the hydraulic pressure output from the hydraulic source can be reduced, or the driving frequency of the hydraulic source can be reduced, and deterioration of fuel consumption can be suppressed or prevented.
この発明に係る油圧制御装置は、動力源から出力されたトルクを増大させて出力するトルクコンバータと、係合することによってトルクコンバータの入力側の回転部材から直接、トルクコンバータの出力側の回転部材にトルクを伝達するロックアップクラッチとを備えた車両を対象とすることができる。そのトルクコンバータとロックアップクラッチとは従来知られているものと同様の構成とすることができ、その構成の一例を模式的に示すと図1のとおりである。図1に示すトルクコンバータ1は、内燃機関や電動機などの図示しない動力源に連結されたポンプインペラー2と、ポンプインペラー2と対向して配置されかつ図示しない変速機などに連結されてトルクを出力するタービンランナー3と、ポンプインペラー2およびタービンランナー3の間に配置されかつケース4に連結されたワンウェイクラッチ5を介して回転方向を一方に制限されたステータ6とを備えている。そして、動力源から伝達されたトルクによってポンプインペラー2が回転することにより内部に供給されたオイルが流動して、そのオイルによってタービンランナー3を回転させることによってトルクを伝達するとともに、トルクを増幅することができるように構成されている。すなわち、トルクコンバータ1は、流体流によってトルクを伝達するように構成されている。
The hydraulic control device according to the present invention includes a torque converter that increases and outputs a torque output from a power source, and a rotating member on the output side of the torque converter directly from the rotating member on the input side of the torque converter by engaging with the torque converter. A vehicle including a lock-up clutch that transmits torque to the vehicle can be targeted. The torque converter and the lock-up clutch can have the same configuration as that conventionally known. An example of the configuration is schematically shown in FIG. A
また、トルクを増大させて出力するコンバータ領域以外では、動力源から出力された動力をトルクコンバータ1の出力側に直接伝達することが望ましく、そのため、トルクコンバータ1と並列的にロックアップクラッチ7が設けられている。図1に示すロックアップクラッチ7は、タービンランナー3と一体となって回転するように連結された円板状の部材であって、ロックアップクラッチ7の表裏両面に供給された油圧差によって軸線方向に移動してポンプインペラー2と摩擦接触することで、動力源から出力されたトルクを直接トルクコンバータ1の出力側の部材、具体的にはタービンランナー3に伝達するように構成されている。したがって、図1に示す例では、ロックアップクラッチ7の動力源側(図1における左側)の第1油圧室8の油圧を低減させて、ロックアップクラッチ7のトルクコンバータ1側(図1における右側)の第2油圧室9の油圧より低くすることで、ロックアップクラッチ7が動力源側に移動してポンプインペラー2と一体となって回転するように係合する。それとは反対に、第1油圧室8の油圧を増大させて、第2油圧室9の油圧以上とすることで、ロックアップクラッチ7がトルクコンバータ1側に移動してポンプインペラー2とは一体となって回転しないように、言い換えるとトルクコンバータ1を介してトルクが伝達されるように開放する。なお、トルクコンバータ1とロックアップクラッチ7とは図示しない同一のケースによって囲われている。したがって、以下の説明では、ロックアップクラッチ7を含んでトルクコンバータ1と記す場合がある。
In addition, it is desirable to directly transmit the power output from the power source to the output side of the
つぎに、図1に示すトルクコンバータ1に供給する油圧あるいはロックアップクラッチ7を係合および開放させるための油圧制御装置の構成について説明する。図1には、それらの油圧を制御するための油圧回路を模式的に示している。図1に示す油圧回路は、動力伝達装置の下方側に設けられ、各潤滑部や油圧回路から排出されたオイルを一時的に貯留するオイルパン10を備えている。そして、動力源から伝達されたトルクによって駆動するオイルポンプ11によってそのオイルパン10に貯留されたオイルが、汲み上げられて吐出される。なお、上述したようにオイルパン10に貯留されたオイルは、潤滑部などから排出されたオイルも含まれており、そのため、金属粉などの異物が混入している可能性がある。したがって、図1に示す例では、オイルポンプ11にオイルが汲み上げられる過程で異物を除去するためのストレーナ12が設けられている。
Next, the configuration of a hydraulic pressure control apparatus for engaging and releasing the hydraulic pressure supplied to the
そして、オイルポンプ11から吐出されたオイルの油圧を調圧してライン圧PL とするプライマリレギュレータバルブ13が設けられている。このプライマリレギュレータバルブ13は、スプール14を軸線方向(図1における上下方向)に移動させることによって、入力ポート15と出力ポート16とを連通させたり遮断させたりするように構成されている。具体的には、スプール14の一方側からライン圧PL が供給されるフィードバックポート17と、ライン圧PL に基づく荷重をスプール14に作用させる方向と対向してバネ力を作用させるように、スプール14の他方側の端部を押圧するスプリング18と、後述するリニアソレノイドバルブSLT から出力された信号圧PSLT が供給されてスプリング18と同一方向にスプール14に荷重を作用させるように形成されたパイロットポート19とが形成されている。したがって、リニアソレノイドバルブSLT から出力される信号圧PSLT を制御することによってスプール14が上下方向に移動するように構成されている。そして、図1に示す例では、スプール14が上方側に移動すると、入力ポート15と出力ポート16とが遮断されるので、ライン圧PL が徐々に高くなる。それとは反対に、スプール14が下方側に移動すると、入力ポート15と出力ポート16とが連通して、オイルが排出されることによりライン圧PL が低くなる。すなわち、リニアソレノイドバルブSLT から出力される信号圧PSLT を高くすることでライン圧PL を高くし、その信号圧PSLT を低くすることでライン圧PL を低くすることができる。なお、リニアソレノイドバルブSLT から出力される信号圧PSLT は、駆動力要求量などの走行状態に応じて図示しない電子制御装置によって決定することができる。
A
さらに、ライン圧PL を基圧として一定圧に調圧して出力するためのモジュレータバルブ20が設けられている。このモジュレータバルブ20は、出力圧が入力される第1フィードバックポート21と、後述する切り替えバルブ27を介して出力圧が供給される第2フィードバックポート22とを備えており、それら各ポート21,22に供給される油圧に応じた荷重が図1に示す下方側に向けてスプール23に作用し、またそれらの荷重と対向する方向(図1における上方)にバネ力S1 が作用するようにスプリング24が設けられている。したがって、第1フィードバックポート21および第2フィードバックポート22に供給される油圧に応じた荷重がバネ力S1 より大きいときには、図1における左側に示すようにスプール23が下方側に移動し、それらの荷重がバネ力S1 より小さいときには、図1における右側に示すようにスプール23が上方側に移動する。そして、スプール23が下方側に移動したときには、入力ポート25と出力ポート26とが遮断されるように構成されており、それとは反対にスプール23が上方側に移動したときには、入力ポート25と出力ポート26とが連通するように構成されている。
Further, a
そして、モジュレータバルブ20から出力されたモジュレータ圧PM が、各リニアソレノイドバルブSLT ,SLU ,SLS ,SLP や後述する切り替えバルブ27に供給される。これらのリニアソレノイドバルブSLT ,SLU ,SLS ,SLP は、上記プライマリレギュレータバルブ13や後述する切り替えバルブ27などの各バルブに信号圧を供給するためのもの、あるいは図示しない係合装置や無段変速機の伝達トルク容量などを制御するためのものであり、供給される電流に応じてポートが開閉するように構成されている。言い換えると、リニアソレノイドバルブSLT ,SLU ,SLS ,SLP に供給する電流を制御することにより、出力圧を制御することができ、また各バルブに供給される信号圧を制御することができる。なお、モジュレータバルブ20から出力されたモジュレータ圧PM が供給されるリニアソレノイドバルブSLT が、上記プライマリレギュレータバルブ13の信号圧PSLT を出力するように構成されている。また、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU は、後述する切り替えバルブ27と、ロックアップコントロールバルブ28とに信号圧PSLU を供給するように構成されている。
The modulator pressure PM output from the
ついで、上記ロックアップ用ソレノイドバルブSLU から出力された油圧を信号圧PSLU として、連通させる油路を切り替える切り替えバルブ27が設けられている。この切り替えバルブ27は、モジュレータバルブ20と、セカンダリーレギュレータバルブ28とへ供給する油圧を選択的に切り替えるものである。具体的には、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU から出力された信号圧PSLU に基づく荷重とスプリング29のバネ力とが対向してスプール30に作用するように構成されている。また、切り替えバルブ27には、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU から出力された信号圧PSLU が供給されるパイロットポート31と、モジュレータ圧PM が供給される第1入力ポート32と、後述するセカンダリー圧Psec が入力される第2入力ポート33と、上記モジュレータバルブ20の第2フィードバックポート22および後述するセカンダリーレギュレータバルブ28の第2フィードバックポート34に連通した第1出力ポート35と、後述するセカンダリーレギュレータバルブ28の第3フィードバックポート36に連通した第2出力ポート37と、オイルパン10にオイルを排出するドレーンポート38とを備えている。なお、図1に示す例では、スプール30の下方側、すなわちスプリング29が設けられている部分にドレーンポート39が形成されており、スプール30から下方側に漏洩したオイルがオイルパン10に戻されるように構成されている。
Next, a switching
そして、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU から出力された油圧に基づく荷重が、スプリング29のバネ力より大きい場合(図1における左側)には、モジュレータ圧PM が上記各バルブ20,28における第2フィードバックポート22,34に向けて出力され、かつセカンダリレギュレータバルブ28における第3フィードバックポート36の油圧がドレーンされる。なお、この状態では、第2入力ポート33が閉じられているので、セカンダリー圧Psec が入力されることがない。
When the load based on the hydraulic pressure output from the lockup solenoid valve SLU is larger than the spring force of the spring 29 (left side in FIG. 1), the modulator pressure PM is changed to the second feedback port in each of the
それとは反対に、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU から出力された油圧に基づく荷重が、スプリング29のバネ力より小さい場合(図1における右側)には、第1出力ポート35とドレーンポート38とが連通して、上記各バルブ20,28における第2フィードバックポート22,34の油圧がドレーンされる。また、第2入力ポート33と第2出力ポート37とが連通するので、セカンダリー圧Psec が、後述するセカンダリーレギュレータバブル28における第3フィードバックポート36に供給される。
On the contrary, when the load based on the hydraulic pressure output from the lockup solenoid valve SLU is smaller than the spring force of the spring 29 (right side in FIG. 1), the
一方、プライマリレギュレータバルブ13から排出されたオイルの油圧を調圧するセカンダリーレギュレータバルブ28が設けられている。このセカンダリーレギュレータバルブ28は、主にトルクコンバータ1へ供給する油圧を調圧するものである。図1に示すセカンダリーレギュレータバルブ28は、セカンダリー圧Psec が供給される第1フィードバックポート40と、上記切り替えバルブ27から出力されたモジュレータ圧PM が供給される第2フィードバックポート34と、切り替えバルブ27を介してセカンダリー圧Psec が供給される第3フィードバックポート36と、セカンダリー圧Psec が供給される入力ポート41と、上記ストレーナ12とオイルポンプ11との間の油路42に連通した第1出力ポート43と、後述するオイルクーラ44を介して潤滑部に向けてオイルをドレーンしたりクーラーバイパスバルブ45を介してオイルパン10にオイルをドレーンする第2出力ポート46とが形成されている。そして、第1フィードバックポート40に供給された油圧に基づく荷重が下方側に作用し、かつ第2フィードバックポート34に供給された油圧に基づく荷重、第3フィードバックポート36に供給された油圧、およびスプリング47のバネ力が上方側に作用するようにスプール48が設けられている。より具体的には、第2フィードバックポート34に供給された油圧とスプール47に形成されたランド部49,50の受圧面積の差との積に基づく荷重がスプール48を上方側に押圧するように構成され、第3フィードバックポート36がスプリング47が設けられた最も下方側に供給されるように構成されている。なお、第2フィードバックポート34に供給された油圧および第3フィードバックポート36に供給された油圧が作用するランド部50の受圧面積が最も小さく形成されている。
On the other hand, a
このようにセカンダリーレギュレータバルブ28を形成することによって、第1フィードバックポート40に供給された油圧に基づく荷重が、第2フィードバックポート34に供給された油圧に基づく荷重、第3フィードバックポート36に供給された油圧、およびスプリング47のバネ力より大きい場合には、スプール48が下方側に移動して、入力ポート41と、第1および第2の出力ポート43,46とが連通してオイルが排出される。その結果、セカンダリー圧Psec が低下させられる。それとは反対に、第1フィードバックポート40に供給された油圧に基づく荷重が、第2フィードバックポート34に供給された油圧に基づく荷重、第3フィードバックポート36に供給された油圧、およびスプリング47のバネ力より小さい場合には、入力ポート41と第1および第2の出力ポート43,46とが遮断される。すなわち、セカンダリー圧Psec が一定に保たれあるいは増大させられる。なお、図1には入力ポート41と第1および第2の出力ポート43,46とが遮断された状態を示している。
By forming the
そして、セカンダリーレギュレータバルブ28によって調圧された油圧を、トルクコンバータ1における第1油圧室8と第2油圧室9とのいずれか一方に供給するとともに、他方の油圧をドレーンするように切り替えて、ロックアップクラッチ7の係合および開放を制御するロックアップコントロールバルブ51が設けられている。図1に示す例では、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU から出力された信号圧PSLU によって連通させられるポートが切り替えられるように構成されている。具体的には、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU から出力された信号圧PSLU が入力されるパイロットポート52を備え、その信号圧PSLU に基づく荷重がスプール53に作用する方向と対向してバネ力が作用するようにスプリング54が設けられ、かつスプリング54が設けられている箇所にセカンダリー圧Psec を供給するようにフィードバックポート55が形成されている。また、ロックアップコントロールバルブ51には、セカンダリー圧Psec が供給される第1および第2の入力ポート56,57と、第1油圧室8に連通した第1出力ポート58と、第2油圧室9に連通した第2出力ポート59と、オイルパン10にオイルを排出する第1ドレーンポート60と、後述するオイルクーラ44あるいはオイルクーラバイパスバルブ45を介してオイルパン10にオイルを排出する第2ドレーンポート61とが形成されている。
Then, the hydraulic pressure adjusted by the
上記のように構成されたロックアップコントロールバルブ51は、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU から出力された信号圧PSLU に応じてセカンダリー圧Psec を供給する油圧室8(9)を切り替えるように構成されている。具体的には、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU から出力された信号圧PSLU に基づく荷重が、セカンダリー圧Psec およびバネ力より大きい場合(図1に示す右側)には、第2入力ポート57と第2出力ポート59とが連通して第2油圧室9にセカンダリー圧Psec が供給される。また、第1出力ポート58と第1ドレーンポート60とが連通されて第1油圧室8に供給されているオイルがドレーンされて第1油圧室8の油圧が低下する。その結果、ロックアップクラッチ7の動力源側の油圧が低下するとともにトルクコンバータ1側の油圧が増大するので、ロックアップクラッチ7が動力源側に移動して、動力源とトルクコンバータ1の出力部材とを一体に回転させることができる。また、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU を制御することによって、ロックアップクラッチ7の表裏両面の油圧差を制御することができる。言い換えると、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU によってロックアップクラッチ7における伝達トルク容量を制御することができる。
The
それとは反対に、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU から出力された信号圧PSLU に基づく荷重が、セカンダリー圧Psec およびバネ力より小さい場合(図1に示す左側)には、第1入力ポート56と第1出力ポート58とが連通して第1油圧室8にセカンダリー圧Psec が供給される。また、第2出力ポート59と第2ドレーンポート61とが連通されて第2油圧室9に供給されているオイルがドレーンされて第2油圧室9の油圧が低下する。その結果、ロックアップクラッチ7の動力源側の油圧が増大するとともにトルクコンバータ1側の油圧が低下するので、ロックアップクラッチ7がトルクコンバータ1側に移動する。すなわち、ロックアップクラッチ7が開放される。
On the contrary, when the load based on the signal pressure PSLU output from the lockup solenoid valve SLU is smaller than the secondary pressure Psec and the spring force (left side shown in FIG. 1), the
図2は、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU と、切り替えバルブ27およびロックアップコントロールバルブ51のそれぞれにおけるスプール30,53の移動量との関係を示している。また、図2(a)における実線は第2油圧室9の油圧の変化を示しており、破線は第1油圧室8の油圧の変化を示している。図2に示すように、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU が、切り替えバルブ27を切り替えるために出力する油圧より大きいときに、ロックアップコントロールバルブ51におけるスプール53が移動して、ロックアップクラッチ7を係合させるように連通させるポートを切り替えるように設定されている。したがって、図2に示すようにロックアップクラッチ7が開放されている状態であっても、切り替えバルブ27を切り替えることができるように構成されている。
FIG. 2 shows the relationship between the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU and the amount of movement of the
上述したセカンダリーレギュレータバブル28における第2出力ポート46やロックアップコントロールバルブ51における第2ドレーンポート61から出力されたオイルは、それぞれオリフィス62,63を介してチェックバルブ64あるいはクーラーバイパスバルブ45に供給される。チェックバルブ64は、スプリング65によって入力ポート66側に押圧された弁体67が、入力ポート66から離隔することで開弁するリリーフ型の開閉弁である。したがって、上記第2出力ポート46や第2ドレーンポート61から出力された油圧が所定圧以上となると、チャックバルブ64が開弁する。そして、チャックバルブ64から出力されたオイルは、オイルクーラ44を介してギヤの噛み合い部や摺動部材の摺動面などの潤滑部68に供給される。
The oil output from the
一方、オイルクーラ44の目詰まりなど何らかの理由によって第2出力ポート46や第2ドレーンポート61から排出されたオイルの油圧が増大すると、クーラーバイパスバルブ45が開弁するように構成されている。すなわち、クーラーバイパスバルブ45は、リリーフ弁として機能するように構成されている。このクーラーバイパスバルブ45は、上記チャックバルブ64と同様に弁体69をスプリング70に押圧することによって入力ポート71を閉じ、その弁体69が入力ポート71から離隔することによって開弁するように構成されている。なお、クーラーバイパスバルブ45は、上述したようにリリーフ弁として機能するものであるので、チャックバルブ64が開弁する油圧よりも高圧となったときに、クーラーバイパスバルブ45が開弁するようにスプリング70のバネ力が設定されている。そして、クーラーバイパスバルブ45が開弁すると、第2出力ポート46や第2ドレーンポート61から排出されたオイルがオイルパン10にドレーンされる。
On the other hand, when the oil pressure of the oil discharged from the
上述したように構成された油圧回路では、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU を制御することにより、モジュレータ圧PM やセカンダリー圧Psec を制御することができ、またロックアップクラッチ7の係合および開放を制御することができる。ここで、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU と、モジュレータ圧PM あるいはセカンダリー圧Psec との関係について説明する。まず、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU とモジュレータ圧PM との関係について説明する。ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU を比較的低圧で出力した場合、具体的には、切り替えバルブ27のスプール30が上方側に位置する程度に、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU を制御した場合には、上述したように第1出力ポート35とドレーンポート38とが連通するため、モジュレータバルブ20におけるスプール23には、モジュレータ圧PM のフィードバック圧とスプリング24のバネ力S1 とが作用することとなる。そのため、フィードバック圧と、そのフィードバック圧が作用する受圧面積A1 との積がスプリング24のバネ力S1 より小さい場合、すなわちモジュレータ圧PM が低圧の場合には、入力ポート25と出力ポート26とが連通してライン圧PL が供給されるので、モジュレータ圧PM が上昇する。それとは反対に、フィードバック圧と、そのフィードバック圧が作用する受圧面積A1 との積がスプリング24のバネ力S1 より大きい場合、すなわちモジュレータ圧PM が高圧の場合には、入力ポート25と出力ポート26とが遮断されてモジュレータ圧PM が上昇することがない。言い換えると、モジュレータ圧PM は、スプリング24のバネ力S1 と受圧面積A1 とに応じた油圧に調圧される。すなわち、モジュレータ圧PM は、以下の式に示す油圧となるように調圧される。
PM =S1 /A1
In the hydraulic circuit configured as described above, the modulator pressure PM and the secondary pressure Psec can be controlled by controlling the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU. Opening can be controlled. Here, the relationship between the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU and the modulator pressure PM or the secondary pressure Psec will be described. First, the relationship between the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU and the modulator pressure PM will be described. When the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU is output at a relatively low pressure, specifically, when the lockup solenoid valve SLU is controlled to the extent that the
PM = S1 / A1
また、切り替えバルブ27におけるスプール30が下方側に移動するようにロックアップ用ソレノイドバルブSLU を制御した場合には、上述したように第1出力ポート35と第1入力ポート32とが連通するため、モジュレータバルブ20における第2フィードバックポート22にはモジュレータ圧PM が供給される。したがって、モジュレータバルブ20における第1フィードバックポート21から供給された油圧を受けるランド部72の上下両面が同一の受圧面積A1 であり、かつ同一の油圧が作用する。そのため、スプール23には、第2フィードバックポート22から供給されたモジュレータ圧PM と、そのモジュレータ圧PM に基づく荷重を下方側に受ける受圧面の面積A2 との積の荷重が下方側に作用し、スプリング24のバネ力S1 が上方側に作用することとなる。そのため、モジュレータ圧PM と受圧面積A2 との積で求めることができる荷重が、スプリング24のバネ力S1 より小さい場合には、入力ポート25と出力ポート26とが連通してライン圧PL が供給されるので、モジュレータ圧PM が上昇する。それとは反対に、モジュレータ圧PM と受圧面積A2 との積で求めることができる荷重が、スプリング24のバネ力S1 より大きい場合、すなわちモジュレータ圧PM が高圧の場合には、入力ポート25と出力ポート26とが遮断されてモジュレータ圧PM が上昇することがない。言い換えると、モジュレータ圧PM は、スプリング24と受圧面積A2 とに応じた油圧に調圧される。すなわち、モジュレータ圧PM は、以下の式に示す油圧となるように調圧される。
PM =S1 /A2
Further, when the lock-up solenoid valve SLU is controlled so that the
PM = S1 / A2
図3は、モジュレータ圧PM とロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU との関係を示すグラフであって、横軸にライン圧PL を調圧するための信号圧PSLT を示し、縦軸にモジュレータ圧PM を示している。モジュレータ圧PM は、ライン圧PL を基圧として調圧されるものであるため、信号圧PSLT が比較的低いときには、ライン圧PL に追従してモジュレータ圧PM が上昇する。そして、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU に応じた油圧までモジュレータ圧PM が増大した時点で、モジュレータ圧PM が一定に保たれる。また、図1に示すようにモジュレータバルブ20におけるスプール23の受圧面積A1 は、受圧面積A2 よりも面積が小さいため、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU が比較的低圧であるときは、図3に示すようにロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU が高圧であるときに比べて高く調圧される。
FIG. 3 is a graph showing the relationship between the modulator pressure PM and the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU. The horizontal axis indicates the signal pressure PSLT for adjusting the line pressure PL, and the vertical axis indicates the modulator pressure. PM is shown. Since the modulator pressure PM is regulated with the line pressure PL as a base pressure, when the signal pressure PSLT is relatively low, the modulator pressure PM increases following the line pressure PL. When the modulator pressure PM increases to a hydraulic pressure corresponding to the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU, the modulator pressure PM is kept constant. As shown in FIG. 1, the pressure receiving area A1 of the
上述したように切り替えバルブ27のスプール30が上方側に位置する程度にロックアップ用ソレノイドバルブSLU を制御した場合には、モジュレータ圧PM は受圧面積A1 とスプリング24のバネ力S1 とに応じて調圧される。一方、切り替えバルブ27のスプール30が下方側に位置する程度にロックアップ用ソレノイドバルブSLU を制御した場合には、モジュレータ圧PM は受圧面積A2 とスプリング24のバネ力S1 とに応じて調圧される。そのため、切り替えバルブ27のスプール30が上方側に位置する程度にロックアップ用ソレノイドバルブSLU を制御した場合におけるモジュレータ圧PM は、切り替えバルブ27のスプール30が下方側に位置する程度にロックアップ用ソレノイドバルブSLU を制御した場合におけるモジュレータ圧PM よりも大きく調圧されることとなる。すなわち、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU を増大させることで、モジュレータ圧PM を低圧に調圧することができる。言い換えると、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU を制御することでモジュレータ圧PM を制御することができる。
As described above, when the lockup solenoid valve SLU is controlled to such an extent that the
つぎに、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU とセカンダリー圧Psec との関係について説明する。ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU を比較的低圧で出力した場合、具体的には、切り替えバルブ27のスプール30が上方側に位置する程度に、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU を制御した場合には、上述したように第1出力ポート35とドレーンポート38とが連通するため、セカンダリーレギュレータバルブ28における第2フィードバックポート34に供給されているオイルがドレーンされる。また、第2入力ポート33と、第2出力ポート37とが連通し、その結果、セカンダリー圧Psec がセカンダリーレギュレータバルブ28の第3フィードバックポート36に供給される。したがって、セカンダリーレギュレータバルブ28におけるスプール48には、第1フィードバックポート40に供給された油圧に基づく荷重と、第3フィードバックポート36に供給された油圧に基づく荷重と、スプリング47のバネ力S2 とが作用する。一方、図1に示す構成では、セカンダリーレギュレータバルブ28における第3フィードバックポート36に供給された油圧が作用する受圧面積A3 が、第1フィードバップポート40に供給された油圧が作用する受圧面積A4 より小さく形成されている。そのため、切り替えバルブ27のスプール30が上方側に位置する程度に、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU を制御した場合には、セカンダリー圧Psec は、スプリング47のバネ力S2 を、第1フィードバックポート40に供給された油圧が作用する受圧面積A3 と第3フィードバックポート36に供給された油圧が作用する受圧面積A4 との差で除算した値となる。言い換えると、セカンダリー圧Psec は、一定値に調圧される。すなわち、セカンダリー圧Psec は、以下の式に示す油圧となるように調圧される。
Psec =S2 /(A3 −A4 )
Next, the relationship between the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU and the secondary pressure Psec will be described. When the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU is output at a relatively low pressure, specifically, when the lockup solenoid valve SLU is controlled to the extent that the
Psec = S2 / (A3-A4)
また、切り替えバルブ27におけるスプール30が下方側に移動するようにロックアップ用ソレノイドバルブSLU を制御した場合には、上述したように第1出力ポート35と第1入力ポート32とが連通するため、セカンダリーレギュレータバルブ28における第2フィードバックポート34にはモジュレータ圧PM が供給される。また、第2出力ポート37とドレーンポート38が連通するため、セカンダリーレギュレータバルブ28における第3フィードバックポート36に供給されたオイルがドレーンされる。したがって、セカンダリーレギュレータバルブ28におけるスプール48には、第1フィードバックポート40に供給された油圧に基づく荷重と、切り替えバルブ27を介して第2フィードバックポート34に供給されたモジュレータ圧PM と、スプリング47のバネ力S2 とが作用する。一方、図1に示すセカンダリーレギュレータバルブ28は、第2フィードバックポート34に供給された油圧を上方側に受ける受圧面積が、下方側に受ける受圧面積A4 より大きく形成され、かつ第1フィードバックポート40に供給された油圧を受ける受圧面積A3 と同一に形成されている。そのため、切り替えバルブ27のスプール30が上方側に位置する程度に、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU を制御した場合には、セカンダリー圧Psec は、以下に示すように求めることができる。
Psec =(PM (A3 −A4 )+S2 )/A3
上式に示すようにセカンダリー圧Psec は、モジュレータ圧PM に応じて変化する。言い換えると、モジュレータ圧PM を制御することによって、セカンダリー圧Psec を制御することができる。
Further, when the lock-up solenoid valve SLU is controlled so that the
Psec = (PM (A3−A4) + S2) / A3
As shown in the above equation, the secondary pressure Psec changes according to the modulator pressure PM. In other words, the secondary pressure Psec can be controlled by controlling the modulator pressure PM.
図4は、セカンダリー圧Psec とロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU との関係を示すグラフであって、横軸にライン圧PL を調圧するための信号圧PSLT を示し、縦軸に油圧を示している。セカンダリー圧Psec は、ライン圧PL を基圧として調圧されるものであるため、信号圧PSLT が比較的低いときには、ライン圧PL に追従してセカンダリー圧Psec が上昇する。なお、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU が比較的高圧である場合には、モジュレータ圧PM に応じてセカンダリー圧Psec が変化し、かつそのゲインが(A3 −A4 )/A3 と1より小さいため、ライン圧PL に遅れてかつ低い値でセカンダリー圧Psec が上昇する。そして、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU に応じた油圧までセカンダリー圧Psec が増大した時点で、セカンダリー圧Psec が一定に保たれる。すなわち、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU が比較的低圧であるときは、セカンダリー圧Psec が、S2 /(A3 −A4 )となった時点で一定に調圧され、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU が比較的高圧であるときは、セカンダリー圧Psec が、(PM (A3 −A4 )+S2 )/A3 となった時点、より具体的には、((S1 /A2 )×(A3 −A4 )+S2 )/A3 で一定に調圧される。 FIG. 4 is a graph showing the relationship between the secondary pressure Psec and the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU. The horizontal axis indicates the signal pressure PSLT for adjusting the line pressure PL, and the vertical axis indicates the hydraulic pressure. Show. Since the secondary pressure Psec is adjusted using the line pressure PL as a base pressure, when the signal pressure PSLT is relatively low, the secondary pressure Psec increases following the line pressure PL. When the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU is relatively high, the secondary pressure Psec changes according to the modulator pressure PM, and the gain is smaller than (A3 -A4) / A3 and 1. Therefore, the secondary pressure Psec rises with a low value behind the line pressure PL. When the secondary pressure Psec increases to the hydraulic pressure corresponding to the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU, the secondary pressure Psec is kept constant. That is, when the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU is relatively low, the secondary pressure Psec is adjusted to a constant level when the secondary pressure Psec becomes S2 / (A3 -A4), and the lockup solenoid valve SLU. When the output pressure PSLU is relatively high, when the secondary pressure Psec becomes (PM (A3 -A4) + S2) / A3, more specifically, ((S1 / A2) × (A3- A4) + S2) / A3.
なお、ロックアップクラッチ7を係合させるために、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU を更に増大させたときであっても、上記切り替えバルブ27のスプール30が下方側に移動した状態と同様に、モジュレータ圧PM とセカンダリー圧Psec とが調圧される。
Even when the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU is further increased to engage the lockup clutch 7, it is the same as when the
上述したように構成することによって、図2に示すようにロックアップクラッチ7を開放している時に、モジュレータ圧PM を高圧と低圧とに切り替えることができるので、例えば、駆動力要求があって図示しない係合装置や無段変速機などに大きなトルクが入力される可能性があるときには、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU を低圧にすることでモジュレータ圧PM を高圧とすることができ、それら係合装置や無段変速機での必要油圧を得ることができる。それとは反対に駆動力要求がなく係合装置や無段変速機などに大きなトルクが入力される可能性がないときには、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU を高圧にすることでモジュレータ圧PM を低圧とすることができ、各ソレノイドバルブSLT ,SLU ,SLS ,SLP からオイルが漏洩してしまうことを抑制もしくは防止することができ、ひいては燃費を向上させることができる。 With the configuration described above, the modulator pressure PM can be switched between a high pressure and a low pressure when the lockup clutch 7 is opened as shown in FIG. When there is a possibility that a large torque is input to the engaging device or continuously variable transmission, etc., the modulator pressure PM can be increased by reducing the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU, It is possible to obtain the required hydraulic pressure in these engaging devices and continuously variable transmission. On the other hand, when there is no request for driving force and there is no possibility of large torque being input to the engagement device or continuously variable transmission, the modulator pressure PM is increased by increasing the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU. Can be reduced, and oil leakage from the solenoid valves SLT, SLU, SLS, SLP can be suppressed or prevented, and fuel efficiency can be improved.
また、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU が比較的低圧であって、ロックアップクラッチ7が開放しているときであっても、セカンダリーレギュレータバルブ28に第3フィードバックポート36を形成して、セカンダリー圧Psec のフィードバック圧をスプール48に作用させることができるので、セカンダリー圧Psec を高圧とすることができる。その結果、ロックアップクラッチ7を開放しているときに、セカンダリー圧Psec を比較的高くすることができる。そのため、動力源の回転数が低下してトルクコンバータの出力側の回転数が入力側の回転数より大きくなる、いわゆるストール時であっても、トルクコンバータ1の循環流量を確保することができる。
Further, even when the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU is relatively low and the lockup clutch 7 is open, a
さらに、ロックアップクラッチ7を係合している状態、すなわちロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU を高圧に制御している状態から、急激にロックアップクラッチ7を開放するときに、セカンダリー圧Psec が低下してしまうことを抑制もしくは防止することができるので、ロックアップクラッチ7の開放性能が低下してしまうことを抑制もしくは防止することができる。 Further, when the lockup clutch 7 is suddenly released from the state in which the lockup clutch 7 is engaged, that is, the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU is controlled to a high pressure, the secondary pressure Psec. Can be suppressed or prevented, so that the release performance of the lock-up clutch 7 can be suppressed or prevented from decreasing.
またさらに、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU が比較的高圧である場合には、モジュレータ圧PM に応じてセカンダリー圧Psec が変化するように構成されているため、セカンダリー圧Psec が過剰に高圧となってしまうことを抑制もしくは防止することができ、その結果、セカンダリー圧Psec が過剰に増大することにより各バルブあるいはトルクコンバータ1からオイルが漏洩してしまうことを抑制もしくは防止することができ、ひいては燃費を向上させることができる。
Furthermore, when the output pressure PSLU of the lockup solenoid valve SLU is relatively high, the secondary pressure Psec is changed according to the modulator pressure PM, so that the secondary pressure Psec is excessively high. As a result, it is possible to suppress or prevent oil from leaking from each valve or the
なお、ロックアップクラッチ7が開放しているときには、ロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU が比較的低圧であることで、モジュレータ圧PM が高圧に調圧されることとなる。そのため、モジュレータ圧PM が高圧であることによって燃費が悪化する可能性があるが、車速が低速であるときからロックアップクラッチ7を係合させることにより、その燃費の悪化を抑制もしくは防止することができる。 When the lockup clutch 7 is released, the modulator pressure PM is regulated to a high pressure because the output pressure PSLUU of the lockup solenoid valve SLU is relatively low. Therefore, although the fuel pressure may deteriorate due to the high modulator pressure PM, the deterioration of the fuel consumption can be suppressed or prevented by engaging the lockup clutch 7 when the vehicle speed is low. it can.
なお、上述した例では、切り替えバルブが切り替わる際のロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU より、ロックアップクラッチ7の係合および開放を制御するロックアップコントロールバルブ51が切り替わるロックアップ用ソレノイドバルブSLU の出力圧PSLU が大きくなるように設定されているが、制御を簡素化するために、それらの切り替え圧を同一としてもよい。
In the above-described example, the lockup solenoid valve SLU in which the
1…トルクコンバータ、2…ポンプインペラー、 3…タービンランナー、 7…ロックアップクラッチ、 11…オイルポンプ、 20…モジュレータバルブ、 27…切り替えバルブ、 28…セカンダリーレギュレータバルブ、 21,22,34,36,40…フィードバックポート、 51…ロックアップコントロールバルブ、 PL …ライン圧、 PM …モジュレータ圧、 Psec …セカンダリー圧、 PSLT ,PSLU …信号圧、 SLT ,SLU ,SLS ,SLP …ソレノイドバルブ。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記ロックアップ用ソレノイドバルブから出力された信号圧に応じて前記モジュレータバルブに供給する信号圧を変化させて、前記モジュレータ圧を高圧と低圧とに切り替える切り替えバルブを備えていることを特徴とする油圧制御装置。 A torque converter that transmits the input torque by a fluid flow; a lockup clutch that rotates the input side rotation member and the output side rotation member of the torque converter integrally by engaging; and the lockup clutch A lock-up control valve that switches between an oil passage that supplies hydraulic pressure to be engaged and an oil passage that supplies hydraulic pressure to be released, a modulator valve that regulates and outputs the hydraulic pressure output from the hydraulic pressure source, and is output from the modulator valve A hydraulic control device comprising a lock-up solenoid valve that outputs a signal pressure for controlling the lock-up control valve using the modulator pressure as a base pressure,
A hydraulic pressure characterized by comprising a switching valve that changes the signal pressure supplied to the modulator valve in accordance with the signal pressure output from the lockup solenoid valve to switch the modulator pressure between a high pressure and a low pressure. Control device.
前記ロックアップ用ソレノイドバルブから出力された信号圧が低圧であり、前記ロックアップクラッチが開放しているときに、前記スプリングのバネ力と同一方向に荷重を前記スプールに作用させるように前記ロックアップクラッチを係合あるいは開放させる油圧が供給される第2フィードバックポートを更に備えていることを特徴とする請求項3に記載の油圧制御装置。 The secondary regulator valve includes a first feedback port to which a hydraulic pressure for engaging or releasing the lockup clutch is supplied, and a spool provided so that a load based on the hydraulic pressure supplied to the first feedback port is applied. A spring that applies a spring force opposite to a direction in which a load based on the hydraulic pressure supplied to the first feedback port acts on the spool;
When the signal pressure output from the solenoid valve for lockup is low and the lockup clutch is open, the lockup is performed so that a load is applied to the spool in the same direction as the spring force of the spring. The hydraulic control device according to claim 3, further comprising a second feedback port to which hydraulic pressure for engaging or releasing the clutch is supplied.
前記ロックアップ用ソレノイドバルブから出力された信号圧が高圧のときに、前記スプリングのバネ力と同一方向に前記スプールに荷重を作用させるように前記モジュレータ圧が供給される第3フィードバックポートを更に備えていることを特徴とする請求項3に記載の油圧制御装置。 The secondary regulator valve includes a first feedback port to which a hydraulic pressure for engaging or releasing the lockup clutch is supplied, and a spool provided so that a load based on the hydraulic pressure supplied to the first feedback port is applied. A spring that applies a spring force opposite to a direction in which a load based on the hydraulic pressure supplied to the first feedback port acts on the spool;
And a third feedback port to which the modulator pressure is supplied so that a load is applied to the spool in the same direction as the spring force of the spring when the signal pressure output from the lockup solenoid valve is high. The hydraulic control device according to claim 3, wherein the hydraulic control device is provided.
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