JP2016121582A - 真空ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑制しつつ、排気に伴う騒音を低減することができる真空ポンプを提供する。【解決手段】真空ポンプは、ロータを収容したポンプ部と、ポンプ部を収容するポンプ室、ポンプ室に空気を取り込むポンプ室入口、ポンプ室から空気を排出するポンプ室出口31、及びポンプ室出口から排出される空気が流入する排気溝を備えるボディ12と、ボディ12に組み付けられることにより排気溝を覆って排気通路110を形成する外カバー13とを備える。排気通路110は、ポンプ室の外周に設けられた環状の通路であって、ボディ出口21に連通する排気出口を備え、外カバー13及びボディ12の少なくとも一方には、排気通路110を区画する隔壁90が備えられる。隔壁90によって排気通路110に沿ったポンプ室出口31から排気出口までの最短長さよりも長い通路を形成する。【選択図】図8

Description

本発明は、回転体の回転により空気を排出する真空ポンプに関する。
回転体を有する真空ポンプは、回転体を収容するポンプ部と、外部からポンプ部に空気を取り込む入口と、空気を外部へ排出する出口とを備える。例えば、特許文献1に記載された真空ポンプは、ベーンポンプであって、ポンプ部に吸入した空気を、回転体であるロータに設けられた隣り合うベーンの間で圧縮して、ポンプ部の外へ排出する。
特開2003−222090号公報
この種の真空ポンプでは、ポンプ部によって圧縮された空気が出口から排出される際に、騒音が発生することが問題となっていた。このため、空気の排出に伴う騒音を低減できる真空ポンプが要請されていた。尚、こうした課題は、ベーンポンプに限らず、回転体を備える真空ポンプにおいては概ね共通したものである。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、排気に伴う騒音を低減することのできる真空ポンプを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する真空ポンプは、回転体を収容したポンプ部と、前記ポンプ部を収容するポンプ室、前記ポンプ室に空気を取り込むポンプ室入口、前記ポンプ室から空気を排出するポンプ室出口、及び前記ポンプ室出口から排出される空気が流入する排気溝を備えるボディと、前記ボディに組み付けられることにより前記排気溝を覆って排気通路を形成するカバーと、を備え、前記排気通路は、前記ポンプ室の外周に設けられた環状の通路であって、前記ボディの出口に連通する排気出口を備え、前記カバー及び前記ボディの少なくとも一方には、前記排気通路を区画する隔壁が備えられ、当該隔壁によって前記排気通路に沿った前記ポンプ室出口から前記排気出口までの最短長さよりも長い通路を形成することを要旨とする。
上記構成では、環状の排気通路に隔壁が設けられることによって、ポンプ室出口から排気出口までの排気通路に沿った最短長さよりも長い通路が形成されるため、その最短長さの経路に比べ、排気通路の経路長を長くすることができる。このため、排気通路内での空気の振動エネルギーを減衰する効果を高めることができるので、空気の排出に伴う騒音の低減を図ることができる。また、空気を、ポンプ室の外周方向に沿って回るように通過させて整流することで、ポンプ室出口から空気が排出される際に発生する空気の脈動や、排気通路内における空気同士の衝突等を抑制し、騒音の発生を抑制することができる。
上記真空ポンプについて、前記排気溝には、前記排気通路の高さよりも低い区画壁が設けられていることが好ましい。
上記構成では、区画壁は、排気通路の高さよりも低いため、排気通路の途中に設けられることで、排気通路内の流路断面積を縮小する。この区画壁は、排気通路内で上流側と下流側とに圧力差を発生させる絞りとして機能する。排気通路を通過する空気は、区画壁以外の部分で膨張され、区画壁を通過する際に収縮する。このように排気通路内で空気が膨張及び収縮することにより、ポンプ室出口から空気が排出される際に発生する空気の脈動が減衰されるため、騒音の低減効果を高めることができる。
上記真空ポンプについて、前記カバーは、前記ボディに組み付けられたときに前記ボディ側となる面に、前記排気通路に突出する突起部を備えることが好ましい。
上記構成では、突起部は、排気通路内で上流側と下流側とに圧力差を発生させる絞りとして機能するので、排気通路を通過する空気は、突起部以外の部分で膨張され、突起部を通過する際に収縮する。このように排気通路内で空気が膨張及び収縮することにより、ポンプ室出口から空気が排出される際に発生する空気の脈動が減衰されるため、騒音の低減効果を高めることができる。
上記真空ポンプについて、前記カバーは、円筒部と、当該円筒部の一方の開口を閉塞する天井部と、を備え、当該天井部と前記ポンプ部とは離間していることが好ましい。
上記構成では、カバーの天井部とポンプ部とが離間することで、カバーの天井部とポンプ部との間に空間が設けられる。この空間によって、ポンプ部の振動がカバーの天井部に伝わる際に、振動エネルギーが減衰されるので、天井部の振動による騒音を低減することができる。また、カバーの天井部とポンプ部との間の空間により、カバーによって排気溝が覆われて形成される排気通路の容積を大きくすることができる。このため、空気の膨張効果を高めることができる。
上記真空ポンプについて、前記カバーの天井部にリブを備えることが好ましい。
上記構成では、天井部にリブが設けられることによって、天井部自体の強度を高めることができ、ひいては天井部自体の振動による騒音を抑制することができる。
上記真空ポンプについて、前記カバーは樹脂からなることが好ましい。
上記構成では、カバーは、金属等に比べ吸音効果のある樹脂から形成されるため、騒音の低減効果を高めることができる。
本発明によれば、排気に伴う騒音を低減することができる。
真空ポンプの一実施形態についてその全体を示す斜視図。 同実施形態の真空ポンプについて外カバーを取り外した状態の斜視図。 同実施形態の真空ポンプについて外カバーを除く部品の分解斜視図。 同実施形態の真空ポンプについて外カバーを取り外した状態の平面図。 同実施形態の真空ポンプの外カバーを開口端側からみた斜視図。 同実施形態の真空ポンプの外カバーを一部切り欠いた状態の斜視図。 同実施形態の真空ポンプの外カバーとボディとの位置関係を説明する断面図。 同実施形態の真空ポンプ内の空気の流れを説明する断面図。 同実施形態の真空ポンプの図8における9−9断面図。
以下、図1〜図9を参照して、真空ポンプの一実施形態を説明する。
まず図1及び図2を参照して、真空ポンプの全体構成について詳述する。
図1に示すように、真空ポンプは、モータ11と、モータ11の開口部を閉蓋するボディ12と、ボディ12に組み付けられる外カバー13とを備える。この真空ポンプは、内部に取り込んだ空気を潤滑油と接触させないドライポンプである。
ボディ12は、アルミニウム等の金属から形成された部品であり、モータ11の出力軸側に設けられる。即ち、ボディ12は、モータ11のケースを閉蓋する蓋としても機能する。ボディ12には、ボディ12内に空気を取り込むボディ入口20と、ボディ12から空気を排出するボディ出口21とが設けられている。ボディ入口20には、減圧対象となるタンク等に接続される接続管14が挿入されている。
外カバー13は、樹脂製であって、円筒状の円筒部81と、円筒部81の一方の端部を閉塞する天井部80とを備えている。円筒部81の外周の4箇所には、ボルト16a〜16dを貫通させるためのボルト貫通部50が設けられている。ボルト16a〜16dは、例えば六角穴付ボルトである。外カバー13は、その開口端を、ボディ12の一面であるカバー側の側面24に当接させた状態でボディ12に対して組み付けられる。ボルト16a〜16dがボルト貫通部50に貫通されるとともに、ボディ12に形成された螺子孔12a〜12d(図2参照)に螺着されることにより、外カバー13がボディ12に固定される。
図2に示すように、ボディ12は、円筒状の外壁部12fと底部12eを備える。外壁部12fには、真空ポンプを外部装置等に取り付けるための取付部12gが備えられている。ボディ12の外壁部12fのさらに内側には、ポンプとして機能するポンプ部60を収容する円筒状の収容壁25が設けられている。収容壁25の内側は、ポンプ室27に相当する。収容壁25の先端面は、カバー側の側面24の先端面と同一面上に形成されている。ポンプ部60の高さは、ポンプ室27の高さよりも高くなっている。このため、ポンプ部60の一部は、収容壁25の先端よりも突出する状態でポンプ室27に収容されている。
図3を参照して、真空ポンプを構成する各部品について詳述する。図3では、外カバー13を除く部品について、モータ11の出力軸15の延出方向に並べた状態を示している。
ボディ12の底部12eの中央には、モータ11の出力軸15が貫通する貫通孔28が形成されている。この貫通孔28は、ポンプ室27の底部26における中心からずれた位置に形成されている。
収容壁25には、ポンプ室27に空気を取り込むためのポンプ室入口30と、ポンプ室27から空気を排出するためのポンプ室出口31とが貫通形成されている。ポンプ室入口30は、ボディ入口20に連通されている。
ポンプ室出口31は、収容壁25の外側に設けられた排気溝40に連通している。排気溝40は、収容壁25の外周面に沿って円環状に形成されている。排気溝40には、排気溝40を区画する第1区画壁41、第2区画壁42、第3区画壁43が設けられている。排気溝40は、これら第1区画壁41〜第3区画壁43により、ポンプ室入口30側から順に、第1排気溝45、第2排気溝46、第3排気溝47に区画されている。第1区画壁41〜第3区画壁43の高さは、収容壁25の高さよりも低くなっている。
収容壁25の開口端側には、ボルト34a,34b,34cを取り付けるためのボルト取付部33が3個形成されている。ボルト取付部33は、収容壁25の周方向において第1区画壁41〜第3区画壁43と同じ位置に形成されている。収容壁25の外周面には、段差部48が設けられている。ボルト取付部33は、この段差部48に連続する状態で設けられている。
ボディ12のうち、第3排気溝47内であって第1区画壁41の近傍には、ボディ出口21と連通する排気出口49(図2参照)が設けられている。
ポンプ室27に収容されるポンプ部60は、シリンダ61と、回転体であるロータ72とを備える。シリンダ61は、鉄等の金属製であり、円筒状に形成されている。シリンダ61には、ポンプ室27のポンプ室入口30に対応する位置に形成された入口側連通孔62と、ポンプ室出口31とに対応する位置に形成された出口側連通孔64とが形成されている。
シリンダ61の内側には、ベーン73を移動可能に収容したロータ72が回動可能に収容される。ロータ72は、鉄等の金属製であり、軸孔74と、5つのベーン収容溝75とが形成されている。軸孔74には、モータ11の出力軸15の先端に圧入されて、出力軸15の先端を軸孔74の内周面に押し付ける圧入ピン76が貫挿されている。圧入ピン76は、ロータ72の軸孔74に出力軸15を挿入した状態で、出力軸15の先端に圧入される。ベーン収容溝75には、カーボン製の板状のベーン73がそれぞれ収容される。
シリンダ61の一対の開口のうち、ボディ12側の開口は、ボディ側プレート70によって閉塞される。また、シリンダ61の他方の開口は、カバー側プレート71によって閉塞される。ボディ側プレート70及びカバー側プレート71は、ベーン73に対する摩擦係数が小さいカーボン等の材料製であって、円板状に形成されている。ボディ側プレート70は、モータ11の出力軸15を貫挿する孔70aを備えている。
また、ポンプ部60は、円板状に形成されたポンプカバー77を備える。ポンプカバー77は、金属製であって、ボルト34a〜34cを貫挿するためのボルト貫挿孔77aが形成されている。ボディ12には、シリンダ61が圧入され、この圧入されたシリンダ61に、ボディ側プレート70、ロータ72、カバー側プレート71、及びポンプカバー77が組み合わされる。この状態で、ボルト34a〜34cをポンプカバー77のボルト貫挿孔77aに貫挿させるとともに、ボディ12側のボルト取付部33に螺着することにより、これらの部材がボディ12に組み付けられる。
次に図4を参照して、ポンプ部60の動作について説明する。ポンプ室27には、ポンプ室27内に偏心させて取り付けられたロータ72によって、略三日月状の空間78が形成される。
モータ11の駆動によりロータ72が回転すると、ベーン73が遠心力によりベーン収容溝75に沿ってロータ72の径方向外側へ突出し、その先端をシリンダ61の内周面61aに当接させる。これにより、ポンプ室27内の略三日月状の空間78が、5枚のベーン73と、ロータ72の外周面と、シリンダ61の内周面61aとによって囲まれる5つの圧縮室に区画される。
これらの圧縮室は、ロータ72の回転に伴って同一方向に移動する。圧縮室が移動する際、圧縮室の容積は、ポンプ室入口30近傍で大きくなり、ポンプ室出口31で小さくなる。つまり、ポンプ室入口30から1つの圧縮室に吸入された空気は、ロータ72の回転に伴って圧縮されて、ポンプ室出口31から吐出される。ポンプ部60では、ロータ72及びベーン73がシリンダ61内を回転することにより空気を圧縮しているため、ポンプ室出口31から圧縮空気が間欠的に吐出される。
次に図5及び図6を参照して、外カバー13について説明する。
図5に示すように、外カバー13は、外カバー13の底部を構成する天井部80と、天井部80の縁に沿って設けられた円筒状の円筒部81とを備える。
外カバー13の天井部80のうち、ボディ12に組み付けられたときにボディ12側に配置される面には、放射状リブ88が形成されている。放射状リブ88は、天井部80の中央に設けられた環状リブ89と、環状リブ89から円筒部81に向かって直線状に延びる6つの直線リブ92とからなる。この放射状リブ88は、天井部80を補強することによって、天井部80の振動を抑制している。これにより、天井部80の振動に伴う騒音が抑制される。
外カバー13の円筒部81には、第1突起部86と第2突起部87とが形成されている。第1突起部86及び第2突起部87は、円筒部81から外カバー13の径方向内側に向かって突出し、天井部80と連続している。
外カバー13の内側には、弧状の空間である弧状空間82を区画する湾曲壁部83が形成されている。湾曲壁部83は、天井部80から突出し、その両端が円筒部81に接続した状態で形成されている。湾曲壁部83は、その内側の弧状空間82の短手方向の幅Wが、当該弧状空間82の長手方向の一方の端部85から他方の端部84にかけて大きくなるように形成されている。
湾曲壁部83によって区画される弧状空間82は、外カバー13がボディ12に組み付けられたときに、第1排気溝45と向かい合う。弧状空間82と第1排気溝45は、ポンプ室27から排出された空気を膨張させる小膨張室91を構成する。
図6に示すように、湾曲壁部83の両方の端部84,85のうち、弧状空間82の幅Wが相対的に大きい端部84は、外カバー13がボディ12に組み付けられたときに、第1区画壁41に当接する。この端部84と第1区画壁41とによって、ポンプ室出口31と排気出口49とを隔てる隔壁90が形成される。
次に図7を参照して、外カバー13の湾曲壁部83、第1突起部86及び第2突起部87、ボディ12の第1排気溝45〜第3排気溝47について、周方向における相対位置を説明する。
モータ11の出力軸15は、ポンプ室27の中心に対して偏心しているが、外カバー13の径方向中心と一致している。第3排気溝47の終端に形成された排気出口49と第1排気溝45の始端に形成されたポンプ室出口31とは、ボディ12の第1区画壁41及び外カバー13の湾曲壁部83の端部84で構成される隔壁90によって隔てられている。
出力軸15を中心として、隔壁90の第1排気溝45側の面が位置する角度を「0°」としたとき、ポンプ室出口31は、隔壁90の位置から時計回り(方向)に角度θ1の位置に設けられる。第1排気溝45の始端は角度「0°」に位置し、第1排気溝45の終端は角度θ2に位置する。第2排気溝46は、角度θ3から角度θ4に亘って設けられる。第3排気溝47は、角度θ5から角度θ6に亘って設けられる。排気出口49は、角度θ6よりも小さい角度θ7の位置に設けられている。第1排気溝45〜第3排気溝47は、外カバー13で覆われることにより、第1膨張室96〜第3膨張室98となる。第1膨張室96〜第3膨張室98は、排気通路110を構成する。
即ち、第1膨張室96〜第3膨張室98からなる排気通路110は、第1区画壁41〜第3区画壁43の厚さ分も含めると、360°に亘って設けられる。また、ポンプ室出口31の位置である角度θ1から排気出口49の位置である角度θ7までの角度は、角度「θ7−θ1」である。角度「θ7−θ1」は、180°よりも大きいことが好ましい。排気通路110を長くする上では、角度「θ7−θ1」は可能な限り大きいことが望ましく、270°以上であることが好ましい。
湾曲壁部83は、その一方の端部84を含む部分においてボディ12側と接触している。湾曲壁部83のうち、収容壁25側の壁部は、収容壁25の径方向外側に設けられ、収容壁25に当接しない。このように湾曲壁部83のうち、ボディ12側と接触する部分を最小限にすることで、ボディ12と外カバー13との接触による振動を抑制することができる。
湾曲壁部83は、第1排気溝45に沿って、角度「0°」から角度θ10に亘って延びている。湾曲壁部83と第1排気溝45とによって、小膨張室91が区画される。また湾曲壁部83の終端位置である角度θ10は、第1排気溝45の終端位置である角度θ2よりも小さくなっている。これにより、第1排気溝45には、湾曲壁部83によって覆われない開口部95が設けられる。
第1排気溝45、外カバー13、及びポンプ部60によって、第1膨張室96が区画される。第1膨張室96は、弧状空間82と第1排気溝45とで形成される小膨張室91を含む。また、第2排気溝46、外カバー13、及びポンプ部60によって、第2膨張室97が区画される。第1突起部86は、第1膨張室96と、第2膨張室97との間に設けられる。
第1突起部86の径方向の先端とポンプ部60との間には間隙が設けられている。第1突起部86の位置である角度θ11は、第2排気溝46の始端の位置である角度θ3よりも大きい。即ち、第1突起部86は、第2排気溝46の始端に対して、ずれた位置に設けられ、それらの間には、第1流入口99が形成されている。
第3排気溝47、外カバー13、及びポンプ部60によって、第3膨張室98が区画される。第2突起部87は、第2膨張室97と第3膨張室98との間に設けられる。第2突起部87の径方向の先端とポンプ部60との間には間隙が設けられている。第2突起部87が設けられた位置である角度θ12は、第2排気溝46の終端である角度θ4よりも大きく、第3排気溝47の始端である角度θ5よりも小さい。これにより、第2突起部87、ボディ12、及びポンプ部60の間には、第2流入口100が形成される。
次に図8及び図9を参照して、真空ポンプの作用について説明する。
図8に示すように、モータ11の駆動によりロータ72が回転すると、接続管14を介して、ポンプ室入口30からポンプ室27内へ空気が取り込まれる。ベーン73等によって区画される圧縮室に吸入された空気は、圧縮されて、矢印D1に示すように、ポンプ室出口31から小膨張室91へ排出される。
小膨張室91へ排出された空気は、ボディ12の第1区画壁41と外カバー13の湾曲壁部83とから構成される隔壁90によって、直接的にボディ出口21へ連通する排気出口49への流れが妨げられる。即ち、隔壁90によって、第1膨張室96と第3膨張室98とは、直接的に連通されていない状態となっている。このため、小膨張室91へ排出された空気は、小膨張室91内で膨張された後、矢印D2で示すように、開口部95と、外カバー13とポンプ部60との間を通過し、第1流入口99から第2膨張室97に流入する。この際、第2区画壁42は、その高さが排気通路110の高さH(図9参照)よりも低いため、空気を通過させる一方で上流側及び下流側に圧力差を発生させる絞りとして機能し、空気の流れを収縮させる。また、第1膨張室96と第2膨張室97との間に設けられた第1流入口99も絞りとして機能し、空気の流れを収縮させる。
第2膨張室97に流入した空気は、再び膨張した後、矢印D3に示すように、第2流入口100を通過して、第3膨張室98に流入する。第3区画壁43は、その高さが排気通路110の高さH(図9参照)よりも低いため、空気を通過させる一方で流路断面積を縮小する絞りとして機能し、空気の流れを収縮させる。第2流入口100もまた、流路断面積を縮小する絞りとして機能し、空気の流れを収縮させる。第3膨張室98に流入した空気は、再び膨張した後、矢印D4に示すように、排気出口49から、連通路17に流入する。連通路17は、第3膨張室98よりも流路断面積が小さいため、連通路17に流入した空気の流れは収縮されて、矢印D5に示すように、ボディ出口21から排出される。
図9に示すように、ポンプ部60と外カバー13との間には、ウェーブワッシャー等の付勢部102が設けられ、ポンプ部60をボディ12側に押し付ける。また、外カバー13の天井部80とポンプ部60とは離間しているので、外カバー13の天井部80とポンプ部60との間には間隙101が設けられている。このため、ロータ72の振動は、間隙101を介して外カバー13側に伝達されるため、空気の振動エネルギーが減衰し、外カバー13の振動が抑制される。なお、小膨張室91から排出された空気の一部は、その間隙101を通って、ポンプ部60を横切り、排気出口49側へ向かう。但し、間隙101の高さは、第1膨張室96〜第3膨張室98の容積に比べ小さいため、小膨張室91から排出された空気の殆どは、第2膨張室97側へ向かう。
この種の真空ポンプでは、ベーン73を備えたロータ72が回転することにより、ポンプ室出口31からは圧縮空気が間欠的に吐出されるため、ポンプ室出口31からボディ出口21までの距離が短いと、一定の基本周波数で圧力脈動が生じることによりボディ出口21において騒音が発生することがある。
排気通路110を備えた上記真空ポンプでは、ポンプ室出口31から排出された空気の多くは、ポンプ室27の外側の円環状の排気通路110を通過した後に、ボディ出口21から排出されるため、ポンプ室出口31から排気出口49までの最短経路に比べ、ポンプ室出口31からボディ出口21までの経路長が長くなる。空気の振動エネルギーは、空気が流れる距離が長くなるほど減衰されるため、ポンプ室出口31からボディ出口21までの流路長を長くすることにより、騒音を低減することができる。
また、ポンプ室出口31からボディ出口21までの間に、空気は、膨張・収縮を複数回繰り返す。その結果、空気の脈動が減衰され、振動に起因する騒音が抑制される。さらに、空気が排気通路110を通過する際、空気は、ポンプ部60の外周を回るように旋回するため、空気を整流することができる。このため、ポンプ室出口31から空気が排出される際に発生する空気の脈動や、排気通路110内における空気同士の衝突等を抑制し、騒音の発生を抑制することができる。また、外カバー13が、金属等に比較して吸音性を有する樹脂から形成されているため、排気出口49から排出された空気の振動を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態の真空ポンプによれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)環状の排気通路110に隔壁90が設けられることによって、ポンプ室出口31から排気出口49までの排気通路110に沿った最短長さよりも長い通路が形成されるため、その最短長さの経路に比べ、排気通路110の経路長を長くすることができる。このため、排気通路110内での空気の振動エネルギーを減衰する効果を高めることができるので、ボディ出口21からの排気に伴う騒音の低減を図ることができる。また、空気を、ポンプ室27の外周方向に沿って回るように通過させて整流することで、ポンプ室出口31から空気が排出される際に発生する空気の脈動や、排気通路110内における空気同士の衝突等を抑制し、騒音の発生を抑制することができる。
(2)第1区画壁41〜第3区画壁43は、排気通路110の高さHよりも低いため、空気を通過させる一方で排気通路内の流路断面積を縮小し、排気通路110内で上流側と下流側とに圧力差を発生させる絞りとして機能する。排気通路110を通過する空気は、第1区画壁41〜第3区画壁43以外の部分で膨張され、第1区画壁41〜第3区画壁43を通過する際に収縮する。このように排気通路110内で空気が膨張及び収縮することにより、ポンプ室出口31から空気が排出される際に発生する空気の脈動が減衰されるため、騒音の低減効果を高めることができる。
(3)第1突起部86及び第2突起部87は、排気通路110内で上流側と下流側とに圧力差を発生させる絞りとして機能するので、排気通路110を通過する空気は、第1突起部86及び第2突起部87以外の部分で膨張され、第1突起部86及び第2突起部87を通過する際に収縮する。このように排気通路内で空気が膨張及び収縮することにより、ポンプ室出口31から空気が排出される際に発生する空気の脈動が減衰されるため、騒音の低減効果を高めることができる。
(4)外カバー13の天井部80とポンプ部60とが離間することで、天井部80とポンプ部60との間に間隙101が設けられる。この間隙101によって、ポンプ部60の振動が外カバー13の天井部80に伝わる際に、振動エネルギーが減衰されるので、天井部80の振動による騒音を低減することができる。また、外カバー13の天井部80とポンプ部60との間の間隙101により、外カバー13によって第1排気溝45〜第3排気溝47が覆われて形成される排気通路110の容積を大きくすることができる。このため、空気の膨張効果を高めることができる。
(5)外カバー13の天井部80に放射状リブ88が設けられることによって、天井部80自体の強度を高めることができ、ひいては天井部80自体の振動による騒音を抑制することができる。
(6)外カバー13は、金属等に比べ吸音効果のある樹脂から形成されるため、騒音の低減効果を高めることができる。
なお、上記実施形態は、以下のような形態をもって実施することもできる。
・上記実施形態では、ボディ12に形成された第1区画壁41と、外カバー13に形成された湾曲壁部83の端部84によって、ポンプ室出口31から排気出口49までの最短長さの経路を通る空気の流れを抑制する隔壁90を形成した。この態様以外に、隔壁を、ボディ12に形成された第1区画壁41のみによって形成してもよい。この場合、第1区画壁41は、第1排気溝45の高さよりも高く形成されて、外カバー13側に突出する。そして、外カバー13がボディ12に組み合された際に、第1区画壁41は、外カバー13の天井部80側に差し込まれる。また、隔壁を、外カバー13に形成された湾曲壁部83の端部84によって形成してもよい。この場合、湾曲壁部83のうち少なくとも端部84は、外カバー13の開口端よりも突出し、外カバー13がボディ12に組み合された際に、端部84は排気溝40側に差し込まれる。
・上記実施形態では、排気溝40を、第1区画壁41〜第3区画壁43によって3つに区画したが、2つに区画してもよいし、4つ以上の複数に区画してもよい。
・流路断面積を縮小する絞りとして機能する外カバー13の突起部は、1つでもよく、3つ以上の複数でもよい。また、その高さや、外カバー13の径方向に沿った長さは、変更可能である。例えば、突起部は、ボディ12側に差し込まれる高さを有していてもよい。
・流路断面積を縮小する絞りとして機能するボディ12の区画壁は、1つでもよく、3つ以上の複数でもよい。また、その高さや、ボディ12の径方向に沿った長さは、変更可能である。例えば、区画壁は、外カバー13側に差し込まれる高さを有していてもよい。
・外カバー13の天井部80とポンプ部60とは、接触してもよい。この場合、外カバー13の天井部80とポンプ部60との間に、振動を吸収する吸収材等が設けられることが好ましい。
・外カバー13の天井部80に放射状リブ88を形成したが、これ以外の形状のリブを形成してもよい。例えば、径方向中心で交差する複数の突状を形成してもよい。また、平行に延びる複数の突状を形成してもよい。
・上記実施形態では、樹脂製の外カバー13を採用したが、樹脂以外の、例えば金属製の外カバー13を採用してもよい。なお、金属製の外カバー13の場合、外カバー13の天井部80とポンプ部60との間に、振動を吸収する吸収材等が設けられることが好ましい。
・上記実施形態では、真空ポンプは、駆動源としてモータ11を備えるようにしたが、必ずしも駆動源を備える必要はなく、外部の駆動源に接続されるものであってもよい。例えば、ロータ72に貫挿される回転軸を、エンジンのクランクシャフト側に接続してもよい。また、他の駆動装置の回転軸に連結してもよい。
・上記実施形態では、ポンプ部60を、その一部がポンプ室27から突出する状態でポンプ室27に収容したが、ポンプ部60の高さがポンプ27室の高さ以下として、ポンプ部60をポンプ室27から突出させないで収容するようにしてもよい。
・上記実施形態では、シリンダ61とボディ12とを別体とし、シリンダ61を圧入し、ボルト34a〜34cを螺着することにより、シリンダ61を含むポンプ部60をボディ12に固定したが、シリンダ61はボディ12に鋳込まれたものであってもよい。また、シリンダ61とボディ12とを同一部材とし、シリンダ61を省略してもよい。
・上記実施形態では、真空ポンプをベーンポンプに具体化したが、ベーンポンプ以外の種類のポンプであってもよい。例えば、回転体として互いに噛合する1対のギアを備えるギアポンプであってもよい。
・上記実施形態の真空ポンプは、ドライポンプであり、騒音が低減されているため、多用な装置の真空源として用いることができる。例えば、車両のブレーキシステムの倍力装置に用いられる真空源、包装機械の真空源、印刷機、製本機、又はラベル貼りの真空源、ロボットの真空源等に用いることもできる。
11…モータ、12…ボディ、12a〜12d…螺子孔、12e…底部、12f…外壁部、13…外カバー、14…接続管、15…出力軸、16a〜16d…ボルト、17…連通路、20…ボディ入口、21…ボディ出口、24…側面、25…収容壁、26…底部、27…ポンプ室、28…貫挿孔、30…ポンプ室入口、31…ポンプ室出口、33…ボルト取付部、34a〜34c…ボルト、40…排気溝、41〜43…第1区画壁〜第3区画壁、45〜47…第1排気溝〜第3排気溝、48…段差部、49…排気出口、50…ボルト貫通部、60…ポンプ部、61…シリンダ、62…入口側連通孔、63…出口側連通孔、70…ボディ側プレート、70a…孔、71…カバー側プレート、73…ベーン、74…軸孔、75…ベーン収容溝、76…圧入ピン、72…ロータ、77…ポンプカバー、80…天井部、81…円筒部、82…弧状空間、83…湾曲壁部、84,85…端部、86…第1突起部、87…第2突起部、88…放射状リブ、89…環状リブ、90…隔壁、91…小膨張室、92…直線リブ、95…開口部、96〜98…第1膨張室〜第3膨張室、99…第1流入口、100…第2流入口、101…間隙。

Claims (6)

  1. 回転体を収容したポンプ部と、
    前記ポンプ部を収容するポンプ室、前記ポンプ室に空気を取り込むポンプ室入口、前記ポンプ室から空気を排出するポンプ室出口、及び前記ポンプ室出口から排出される空気が流入する排気溝を備えるボディと、
    前記ボディに組み付けられることにより前記排気溝を覆って排気通路を形成するカバーと、を備え、
    前記排気通路は、前記ポンプ室の外周に設けられた環状の通路であって、前記ボディの出口に連通する排気出口を備え、
    前記カバー及び前記ボディの少なくとも一方には、前記排気通路を区画する隔壁が備えられ、当該隔壁によって前記排気通路に沿った前記ポンプ室出口から前記排気出口までの最短長さよりも長い通路を形成する
    ことを特徴とする真空ポンプ。
  2. 請求項1に記載の真空ポンプにおいて、
    前記排気溝には、前記排気通路の高さよりも低い区画壁が設けられている
    ことを特徴とする真空ポンプ。
  3. 請求項1又は2に記載の真空ポンプにおいて、
    前記カバーは、前記ボディに組み付けられたときに前記ボディ側となる面に、前記排気通路に突出する突起部を備える
    ことを特徴とする真空ポンプ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の真空ポンプにおいて、
    前記カバーは、円筒部と、当該円筒部の一方の開口を閉塞する天井部と、を備え、当該天井部と前記ポンプ部とは離間している
    ことを特徴とする真空ポンプ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の真空ポンプにおいて、
    前記カバーの天井部にリブを備える
    ことを特徴とする真空ポンプ。
  6. 前記カバーは樹脂からなる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の真空ポンプ。
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