JP2016119523A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】他の通信装置の通信への干渉を簡単に防ぐことができること。【解決手段】時分割多元アクセス通信方式により、自装置に割り当てられたスロットに送信信号を所定の出力レベルでバースト状とした通信バースト信号301を出力し、通信バースト信号301より出力レベルが小さく、通信に無関係の情報を含む電流補償バースト信号401a,401bを通信バースト信号301のスロットに隣接するスロットに出力し、電流補償バースト信号401a,401bのスロットの期間、アンテナ部の接続を切断する制御を行う制御部を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、時分割多元アクセス(TDMA:Time Domain Multiple Access)通信方式を用いる通信装置に関する。
移動体通信グローバルシステム(Global Systems for Mobile Communication、以下GSM(登録商標))規格等にしたがいTDMA通信方式を利用する携帯電話端末等の通信装置がある。この通信装置は、基地局と符号化情報をやりとりし、予め定められたフレーム周期中に割り当てられたスロットを用い、所定の搬送周波数で音声情報や制御情報等の通信情報をバースト信号として送信する。この搬送周波数は、可聴周波数とは異なる無線周波数である。
通信装置は、バースト信号の送信にかかる電流消費で、フレーム周波数(例えば、217Hz)を基本周波数としたノイズ干渉(バーストノイズと称す)を発生させる。このバーストノイズは可聴領域の周波数であり、電流の変化によって通信装置(例えば送信回路)が有するコイルが基となる誘導磁界を引き起こし、通信装置の外部にバーストノイズとして放射する。バーストノイズは、通信装置間、例えば、通信装置と補聴器との間の通信信号に干渉し、補聴器のユーザーの可聴領域に可聴ノイズを与える。補聴器には、音声信号の増幅モードに加えて、通信装置等が送信する誘導磁界の磁気信号を受信コイルで検出し、音声変換するモード(テレコイルモード:Tモード)を有するものがある。磁気成分のバーストノイズは、Tモードで用いる通信装置と補聴器との間の磁気信号に干渉を与える。
通信装置は、通信状態の変化、例えば基地局からの距離が離れるなどしてバースト信号の出力レベルが高くなるほどコイル等に急激な電流変化を生じさせ、大きなバーストノイズを外部に輻射する。バーストノイズが大きいほど補聴器の可聴ノイズが増大する。
上記干渉を低減するため、通信装置がバースト信号を送信する送信スロットの前後のスロットに、基地局から割り当てられた送信周波数以外の他の周波数(補償周波数)で変調された干渉補償信号を送信する技術がある(例えば、下記特許文献1参照。)。この技術では、バースト信号に隣接するスロットで低いパワーの干渉補償信号を送信することで、コイルの電流変化を緩和させ、バーストノイズを低減させる。
特開平10−336132号公報
従来の技術では、上記干渉補償信号を用いなければ、バースト信号に起因するバーストノイズを抑制できなかった。また、基地局との通信状態に関わらず常に干渉補償信号を送信するため、通信装置の消費電力が増加するなど、通信装置の利便性が損なわれる。
また、バーストノイズを抑制するために、上記干渉補償信号を用いた場合、干渉補償信号を利用する周波数チャネルは、通信システム内の他の通信装置で通信や通話に使用できなくなり、通信システムの容量が減少してしまう。仮に、この通信システム容量の減少を防ぐために、一つの干渉補償チャネルを複数の基地局で共用したとする。この場合、基地局側で干渉補償チャネルに割り当てた周波数チャネルの情報を通信システム内の全ての基地局および通信装置で共有しなければならず、通信システム全体の構成変更が必要となる。
また、GSM規格では、基地局の配置にセル方式を利用し、通信装置のハンドオーバー時に隣接する複数の基地局との干渉を避けるため、綿密な周波数割り当てがなされている。通信装置が干渉補償信号に割り当てる周波数を決定する構成とした場合、通信装置は、単に自通信装置が接続する基地局のみならず、隣接する複数の基地局がどの周波数チャネルを使用しているかを把握する必要も生じ、通信装置で複雑な制御が必要となる。
一つの側面では、本発明は、他の通信装置の通信への干渉を簡単に防ぐことができることを目的とする。
一つの案では、時分割多元アクセス通信方式により、自装置に割り当てられたスロットに送信信号を所定の出力レベルでバースト状とした通信バースト信号を出力し、前記通信バースト信号より出力レベルが小さく、通信に無関係の情報を含む電流補償バースト信号を前記通信バースト信号のスロットに隣接するスロットに出力し、前記電流補償バースト信号のスロットの期間、アンテナ部の接続を切断する制御を行う制御部を備えたことを要件とする。
一つの実施の形態によれば、他の通信装置の通信への干渉を簡単に防ぐことができる。
図1は、実施の形態1にかかる通信装置の構成図である。 図2は、実施の形態1にかかる通信装置と補聴器との間の通信モードを説明する図である。 図3は、実施の形態1にかかる通信装置が送信する通信バースト信号を示す図である。 図4は、実施の形態1にかかる通信装置が送信する電流補償バースト信号を示す図である。 図5は、実施の形態1にかかる通信装置が送信する電流補償バースト信号の他の例を示す図である。 図6は、実施の形態1にかかる通信装置が送信する電流補償バースト信号のスロット数と出力レベルの組み合わせ例を示す図である。 図7は、実施の形態1にかかる通信装置が行う利用条件別の電流補償バースト信号の出力制御の例を示す図である。 図8は、実施の形態1にかかる通信装置が行う電流補償バースト信号の出力の制御処理例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態2にかかる通信装置が行う電流補償バースト信号の出力の制御処理例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の通信装置にかかる実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
(通信装置の構成例)
図1は、実施の形態1にかかる通信装置の構成図である。通信装置として、GSM規格にしたがいTDMA通信方式を利用し基地局との間で無線通信を行う携帯電話端末100を例に説明する。図1の実線は送受信信号を示し、点線は制御信号を示す。
携帯電話端末100は、送信ベースバンド部101と、モデム(送受信部)102と、電力増幅部103と、アンテナ切替部104と、アンテナ部105と、擬似負荷部106と、受信ベースバンド部107と、制御部108と、を含む。モデム102は、変調部111と、復調部112と、無線周波数発振部113と、を含む。
また、図1の構成例では、マイク部121と、レシーバ部122を含む。マイク部121は、携帯電話端末100のユーザーの音声を送信信号に変換して送信ベースバンド部101に出力する。
送信ベースバンド部101と、モデム102の変調部111と、電力増幅部103は、送信信号の送信系統100Aである。モデム102の復調部112と、受信ベースバンド部107は、受信信号の受信系統100Bである。
送信ベースバンド部101は、制御部108によって制御され、入力信号であるアナログ電気信号からデジタル信号へのデジタル化、音声コーディング、チャネルコーディング、フィルタリング、などのベースバンド処理を実施する。ベースバンド処理された送信ベースバンド信号は、モデム102内の変調部111へ送られる。
送信ベースバンド部101は、例えば、CPUやROM,RAM等のメモリを含み、ROM等に格納された制御プログラムをCPUが実行し、RAMを作業データのエリアとして用いることで、送信ベースバンド信号の生成にかかる制御を行う。
モデム102の変調部111は、制御部108によって制御され、送信ベースバンド信号を基地局へ送信するために無線周波数発振部113が発振する送信周波数fTXで変調する。この変調された音声信号(通信信号)は、TDMA通信方式にしたがって時間軸上のパワー変化をバースト状にして出力する。バースト状の通信信号は、スロット間でパワー変化が大きい。以下、音声信号や制御信号等の所望の情報を有する基地局との間の通信信号を通信バースト信号と称する。
また、送信ベースバンド部101は、制御部108の制御により、後述する電流補償バースト信号の元となるダミーデータを生成し、送信系統100A上に送出する。変調部111は、このダミーデータを変調することで電流補償バースト信号を出力する。
ダミーデータ(電流補償バースト信号)は、基地局との間の通信には無関係の情報である。変調部111は、送信ベースバンド部101が生成したダミーデータについても、無線周波数発振部113が発振する送信周波数fTX(通信バースト信号と同じ周波数)で変調し、バースト状の電流補償バースト信号として出力する。
電力増幅部103は、変調部111が出力する通信バースト信号および電流補償バースト信号を増幅する。電力増幅部103は、制御部108の制御に基づき、増幅率(利得)を設定可能である。ここで、電力増幅部103は、通信バースト信号の出力レベルに対応して電流補償バースト信号の出力レベルを低くする。
アンテナ切替部104は、制御部108の制御によって、通信バースト信号のスロットの送信タイミングで送信系統100Aをアンテナ部105に接続するよう切り替える。また、受信信号の受信タイミングでアンテナ部105を受信系統100Bに接続するように切り替える。
そして、アンテナ切替部104は、制御部108の制御によって、電流補償バースト信号のスロットの期間中、送信系統100Aとアンテナ部105との接続を切断するように切り替える。この際、アンテナ切替部104は、電流補償バースト信号のスロットの期間中、送信系統100Aを擬似負荷部106に接続する。
擬似負荷部106は、例えば、抵抗等の終端器を用いることができる。擬似負荷部106は、電流補償バースト信号を電力増幅部103で電力増幅後の出力のエネルギーを消費(吸収)する。これにより、電流補償バースト信号が携帯電話端末100のアンテナ部105から外部に輻射されないようにする。
アンテナ部105は、アンテナ切替部104を介して入力された通信バースト信号を輻射し、基地局へ無線伝送する。また、アンテナ部105は、基地局から送信された受信信号を受信し、アンテナ切替部104に出力する。
モデム102の復調部112は、アンテナ切替部104により切り替えられた受信信号をベースバンド周波数に復調し、受信ベースバンド部107に出力する。
受信ベースバンド部107は、制御部108の制御により、受信信号をベースバンド復調処理し、受信信号のうち音声信号をレシーバ部122に出力する。レシーバ部122は、音声信号を受話音声に変換し、ユーザーに出力する。
制御部108は、携帯電話端末100が有する上記各構成部を制御する。制御部108は、例えば、CPUやROM,RAM等のメモリを含み、ROM等に格納された制御プログラムをCPUが実行し、RAMを作業データのエリアとして用いることで、無線の送受信を制御する。
制御部108は、例えば、送信信号と受信信号とを時間別に処理し、送信信号については、通信バースト信号と電流補償バースト信号の生成をそれぞれ制御する。詳細は後述するが、制御部108は、例えば、通信バースト信号のスロットに隣接するスロットに、電流補償バースト信号を出力する(割り当てる)制御を行う。隣接するスロットとは、通信バースト信号のスロットを基準に時間が前のスロットあるいは後のスロット、および前後のスロットを含む。
また、制御部108は、送信信号の送信時には、アンテナ切替部104により送信系統100Aをアンテナ部105に接続し、受信信号の受信時には、アンテナ切替部104によりアンテナ部105を受信系統100Bに接続する。
実施の形態1では、制御部108は、生成した通信バースト信号と電流補償バースト信号のうち、通信バースト信号のスロットの期間だけアンテナ切替部104により送信系統100Aをアンテナ部105に接続する。アンテナ部105は、電流補償バースト信号のスロットの期間、送信系統100Aから切断される。この電流補償バースト信号は携帯電話端末100のアンテナ部105から外部には輻射されない。電流補償バースト信号は、擬似負荷部106に出力され、擬似負荷部106は、電力増幅部103により電力増幅された後の電流補償バースト信号のエネルギーを消費する。
また、後述する実施の形態2では、電流補償バースト信号のスロットが他携帯電話端末で使用していない場合、制御部108は、送信信号の通信バースト信号と電流補償バースト信号を、いずれもアンテナ部105から外部に輻射させる制御を行う。この場合、制御部108は、通信バースト信号と電流補償バースト信号のスロットの期間、アンテナ切替部104により送信系統100Aをアンテナ部105に接続する。
また、制御部108は、送信時には、送信信号のスロットの期間、無線周波数発振部113を所定の送信周波数fTXに設定し、受信時には、受信信号のスロットの期間、無線周波数発振部113を所定の受信周波数fRXに設定する。
また、制御部108は、携帯電話端末100の基地局との間の通信状態や距離などに基づき、電力増幅部103を制御し、送信信号である通信バースト信号と電流補償バースト信号の出力レベルを可変する制御を行う。この際、通信バースト信号の出力レベルに応じて電流補償バースト信号の出力レベルを可変する制御を行う。
携帯電話端末100が有する上記の各構成部は、図示しない電池(バッテリ)の電源供給によって動作する。このため、制御部108は、電池残量に応じて電流補償バースト信号の送信の有無を制御することもできる。また、図1に示す通話接続(CS:Circuit Switched)時のみ電流補償バースト信号を送信し、パケット接続(PS:Packet Switched)時には、電流補償バースト信号を送信しない制御を行うこともできる。
上述したバーストノイズによる補聴器への干渉は、通話接続時に生じるため、通話接続時にのみ電流補償バースト信号を送信する制御を行えばよい。
(補聴器に対するバーストノイズの干渉について)
図2は、実施の形態1にかかる通信装置と補聴器との間の通信モードを説明する図である。難聴等のユーザーは、補聴器(音声変換装置)200を用いて受話音声を増幅して聞き取る。補聴器200には、マイク201を用いて音声信号Aを集音後、音声増幅する通常の音声増幅モードの他に、磁気信号B(誘導磁界)を受信コイル(ピックアップコイル)202で検出して音声変換するモード(Tモードと称される)を有するものがある。
そして、携帯電話端末100のレシーバ部122は、通常の音声信号Aを出力するスピーカ211と、Tモードに対応した磁気信号Bを出力する送信コイル212とを含み構成できる。
Tモードによる伝送によれば、通信装置間(携帯電話端末100と補聴器200との間)での音声成分の環境雑音Nの混入を低減でき、受話音声を聞き取りやすくできる。但し、このTモードでは、上述したように、補聴器200は、携帯電話端末100の内部から放射される磁気成分のバーストノイズの干渉を受けると可聴ノイズを生じる。
(送信処理)
次に、送信系統100Aによる通信信号の送信処理例を説明する。図1の例では、携帯電話端末100のユーザーが発した通話の音声をマイク部121が電気信号に変換し、送信ベースバンド部101へ出力し、送信ベースバンド信号を生成する。この際、制御部108は、送信ベースバンド信号を変調部111へ送るスロットとフレームタイミングを制御する。スロット/およびフレームタイミングは、携帯電話端末100が通話開始前に基地局との間でやりとりするシグナリング情報に基づき定められる。
そして、変調部111は、制御部108の制御により、送信ベースバンド信号を基地局へ送信するための無線周波数fTXで変調し、通信バースト信号として出力する。この際、制御部108は、送信用の無線周波数fTXを定め無線周波数発振部113へ設定する。この無線周波数fTXも、前述したシグナリング情報の送信周波数チャネルに基づいて設定される。
通信バースト信号は、電力増幅部103によって出力増幅された後、アンテナ切替部104に送られる。この際、制御部108は、基地局からのシグナリング情報に基づき、所定の信号出力となるように、電力増幅部103の信号利得を制御する。
この後、制御部108の制御により、通信バースト信号は、アンテナ切替部104を介してアンテナ部105から外部に輻射される。
図3は、実施の形態1にかかる通信装置が送信する通信バースト信号を示す図である。0〜7の8スロットで1フレームを構成し、1ユーザー(1台の携帯電話端末100)は、基地局により割り当てられた一つのスロット(図示の例ではスロット2)を使用して通信バースト信号301を送信出力する。通話中は、1ユーザーの携帯電話端末100が使用する各フレームのスロット(スロット2)は固定である。
(受信処理)
次に、受信系統100Bによる通信信号の受信処理例を説明する。受信信号である通話相手の音声は、送信時の無線周波数fTXとは異なる受信周波数fRXで変調されて、基地局から送信される。携帯電話端末100は、アンテナ部105で受信した受信信号は、アンテナ切替部104を通じてモデム102の復調部112に送られる。
そして、復調部112は、受信信号をベースバンド周波数に復調して受信ベースバンド部107に送る。受信ベースバンド部107は、ベースバンド復調処理された信号のうち音声信号をレシーバ部122に送り、レシーバ部122から受話音声としてユーザーが聞き取ることができる。
また、上述したように、音声信号はレシーバ部122により、音声信号Aをスピーカ211から出力する音声増幅モードと、磁気信号Bを送信コイル212から出力するTモードとを有する。補聴器200をTモードとすることで、補聴器200内のピックアップコイル202は、レシーバ部122が送信する磁気信号B(誘導磁界)を受信し、受信した磁気信号Bを増幅することにより、環境雑音Nの混入を防ぎ、通話相手の音声を聞き取りやすくする。
(電流補償バースト信号について)
図4は、実施の形態1にかかる通信装置が送信する電流補償バースト信号を示す図である。上述した通信バースト信号301は、例えば、最大2Wの大パワーを有する。送信系統100Aの変調部111や、電力増幅部103等は、送信信号(通信バースト信号301)の生成のためにコイル(インダクタ)を有する。
この通信バースト信号301は、送信系統100A上(例えば、電力増幅部103)や電源IC等に設けられたコイルに対して急激な電流変動(突入電流)を生じさせ、上述したバーストノイズを放射する。この際、送信系統100A上のコイルが基となり発生した誘導磁界は、携帯電話端末100内部の他のコイル、例えば、レシーバ部122に設けられた送信コイル212等にも誘導磁界を生じさせ、送信コイル212がバーストノイズを放射する。
このバーストノイズを抑制するため、制御部108は、通信バースト信号301の生成に伴う大きな電流変動を低減させる。そして、制御部108は、送信ベースバンド部101およびモデム102(変調部111)を制御して、通信バースト信号301に隣接するスロットに電流補償バースト信号401を出力する(割り当てる)。
この際、制御部108は、基地局から割り当てられた通信バースト信号301が使用するスロット(スロット2)の前のスロット(スロット1)、または後のスロット(スロット3)に電流補償バースト信号401(401a,401b)を出力させる。この際、制御部108は、電流補償バースト信号401を通信バースト信号301の出力レベルよりも低い出力レベルで出力する制御を行う。これにより、送信系統100Aに設けられた電力増幅部103のコイルに対する通信バースト信号301の急激な電流変動(突入電流)を軽減できる。
電流補償バースト信号401により電力増幅部103で一定の電流を消費させ、基地局と通信する通信バースト信号301のスロットと、基地局と通信しないスロット間の急激な電流差分を少なくし、通信バースト信号301の電流変化を穏やかにする。したがって、送信系統100Aに設けられた電力増幅部103のコイルを発生源とするバーストノイズの外部への放射を抑制できるようになる。
また、制御部108は、通信バースト信号301用のスロット(スロット2)に隣接する前後いずれかのスロット(スロット1,3)を用いて電流補償バースト信号401(401a,401b)を出力させてもよい。
電流補償バースト信号401の元となるダミーデータは、制御部108の制御により、例えば、周波数補正バーストまたはダミーバーストを用いて送信ベースバンド部101が生成する。これら周波数補正バースト、ダミーバーストは、GSM規格(3GPP TS45.002)で定められた「0」「1」を組み合わせたデータコードとして、送信ベースバンド部101のメモリ等に予め保持している。電流補償バースト信号401として、他種類のノーマルバーストや同期バーストを用いることもできるが、周波数補正バーストとダミーバーストは常に固定データであるため使用の利便性がよく、データコードの読み出しだけで簡単に用いることができる。
通信バースト信号301と電流補償バースト信号401は、同一の送信周波数fTXである。なお、図4に示したように、携帯電話端末100は、同一フレーム内の通信バースト信号301のスロット(スロット2)から3スロット離れたスロット(スロット5)で基地局から送信される受信信号411を所定の受信周波数fRXで受信する。
この電流補償バースト信号401が使用するスロット(スロット1,3)は、本来割り当てられたスロットではないため、携帯電話端末100から輻射された場合、他ユーザー(他携帯電話端末)が使用していると影響を及ぼす。そのため、実施の形態1では、制御部108は、電流補償バースト信号401の生成タイミングで、アンテナ切替部104を制御し、電流補償バースト信号401(401a,401b)を擬似負荷部106へ送る。
図4の例では、スロット(スロット1,3)の電流補償バースト信号401(401a,401b)を擬似負荷部106へ送る。なお、擬似負荷部106を設けない場合、電流補償バースト信号401の内部反射により電力増幅部103やモデム102の破損につながる場合がある。
そして、制御部108は、電力増幅部103を制御して、通信バースト信号301の出力レベルPoに応じて電流補償バースト信号401の出力レベルPsを設定する。例えば、通信バースト信号301の立ち上がり、あるいは立下り時のスロットの電流変動と、電流補償バースト信号401の立ち上がり、あるいは立下り時のスロットの電流変動が同程度になるように電流補償バースト信号401の出力レベルPsを設定する。
図5は、実施の形態1にかかる通信装置が送信する電流補償バースト信号の他の例を示す図である。通信バースト信号301を送信するスロットに隣接するスロットの電流補償バースト信号401だけでは所望の電流変動の低減量を満足できないと想定される場合、さらに、電流補償バースト信号401のスロット数を増やすこともできる。
図5の例では、通信バースト信号301を送信するスロット2に隣接する前後のスロット1,3で出力レベルPs1の電流補償バースト信号401a,401bを割り当てている。さらに、スロット1,3に隣接する前後の2つのスロット0,4で出力レベルPs2の電流補償バースト信号401c,401dを割り当てている。
この図5に示す例では、通信バースト信号301の出力レベルPoに対し、前後のスロットの電流補償バースト信号401の出力レベルPs1,Ps2を徐々に小さくする(Ps1>Ps2)。これにより、通信バースト信号301の立ち上がり、および立下り時の電流変動をさらに小さくできる。
なお、図4のように、送信信号である通信バースト信号301のスロット(スロット2)から3スロット離れたスロット(スロット5)が受信信号411として規定されている場合、図5のように電流補償バースト信号401のスロット数は最大で4となる。
図6は、実施の形態1にかかる通信装置が送信する電流補償バースト信号のスロット数と出力レベルの組み合わせ例を示す図である。制御部108による電流補償バースト信号401の割り当ての一例を以下に示す。
電流補償バースト信号401で使用するスロット数を2とした時には、通信バースト信号301のスロット番号Nに隣接する前後のスロットN±1の電流補償バースト信号401a,401bの出力レベルは、通信バースト信号301の出力レベルPoの2/3とする。また、スロットN±2の電流補償バースト信号401c,401dの出力レベルは、通信バースト信号301の出力レベルPoの1/3とする(図5参照)。
電流補償バースト信号401で使用するスロット数を1とした時には、通信バースト信号301のスロット番号Nの前後のスロットN±1の電流補償バースト信号401a,401bの出力レベルは、通信バースト信号301の出力レベルPoの1/2とする(図4参照)。
また、電流補償バースト信号401として通信バースト信号301の前または後の1スロットだけを用いる場合、スロットN±1の電流補償バースト信号401a(または401b)の出力レベルは、通信バースト信号301の出力レベルPoの1/2とする。
図7は、実施の形態1にかかる通信装置が行う利用条件別の電流補償バースト信号の出力制御の例を示す図である。制御部108は、例えば、図7に示す条件1〜条件3の組み合わせに基づき、電流補償バースト信号401の生成の有無と、使用するスロットの数を決定する。
制御部108は、通信バースト信号301の出力レベルPoに基づき、電流補償バースト信号401のスロット数と出力レベルを決定する。また、通信バースト信号301の出力レベルPoと、電流補償バースト信号401として使用可能なスロット数とに基づき、電流補償バースト信号401の出力レベルを決定することもできる。
例えば、携帯電話端末100と基地局との距離が近く、通話の通信品質がよい場合には、通信バースト信号301の出力レベルPoは小さくて済む。このとき、通信バースト信号301の立ち上がりおよび立下り時の電流変動も同様に小さくなる。このため、電流補償バースト信号401を生成しなくとも通話時の補聴器200へのバーストノイズの干渉量はユーザーが無視できる程度に小さくなる。
制御部108は、通信バースト信号の出力レベルが所定のしきい値以下の場合には、電流補償バースト信号401の生成をOffにすることができる。これにより、基地局との通信品質がよい場合には、電流補償バースト信号401を送信せず、スロットを無駄に使用せずに電流補償バースト信号401生成のための無駄な電流消費を防いで、バッテリ消費を抑えることもできる。
電流補償バースト信号401の生成がOffの場合、バーストノイズ低減(低減モード)の機能Offに相当し、電流補償バースト信号401の生成がOnの場合、バーストノイズ低減(低減モード)の機能Onに相当する。制御部108は、基地局との通信品質等に基づいて、バーストノイズ低減(低減モード)の機能を自動的にOn/Off制御することができる。これにより、必要時のみバーストノイズ低減(低減モード)の機能をOnに制御できるとともに、無駄な電流消費を抑えることができる。
しきい値は、予め測定した通信バースト信号の出力レベルと補聴器への干渉量の関係性から算出しておき、制御部108(CPU)が読み出し可能なようにメモリに格納保持しておく。
図7に示した電流補償バースト信号401の出力制御の例を説明する。制御部108は、条件1〜条件3の組み合わせに基づき、電流補償バースト信号401の生成を以下のように制御する。
制御部108は、条件1では、携帯電話端末100の使用が通話接続(CS)であるか、パケット接続(PS)であるかを判断する。
また、制御部108は、条件2では、例えば、2段のしきい値(しきい値1,しきい値2)を用いて通信バースト信号301の出力レベルPoが3段階(小、中、大)のいずれかを判断する。しきい値1は、通信バースト信号301の出力レベルが小さい値に対応するよう設定しておき、しきい値2は、通信バースト信号301の出力レベルが大きい値に対応するよう設定しておく(出力レベル:しきい値1<しきい値2)。
また、制御部108は、条件3では、携帯電話端末100の電源状態を用いて判断し、この例では、節電モードがOn/Offいずれであるか、および電池残量(図示の例では電池残量30%のしきい値)に基づき判断する。
条件1が通話接続であり、条件2で通信バースト信号301の出力レベルPoがしきい値2以上(出力レベル大)であり、条件3で節電モードがOff、かつ電池残量が有り(30%以上)であったとする。この場合、制御部108は、電流補償バースト信号401として通信バースト信号301の前と後で2スロットずつ使用する。この状態は図5に示したように、計4つのスロットを用いて電流補償バースト信号401a〜401dを出力する。
また、条件1が通話接続であり、条件2で通信バースト信号301の出力レベルPoがしきい値2未満しきい値1以上(出力レベル中)であり、条件3で節電モードがOff、かつ電池残量が有り(30%以上)であったとする。この場合、制御部108は、電流補償バースト信号401として前と後で1スロットずつ使用する。この状態は図4に示したように、計2つのスロットを用いて電流補償バースト信号401a,401bを出力する。
また、条件1が通話接続であり、条件2で通信バースト信号301の出力レベルPoがしきい値1未満(出力レベル小)であり、条件3で節電モードがOff、かつ電池残量が有り(30%以上)であったとする。この場合、制御部108は、電流補償バースト信号401を出力しない(送信ベースバンド部101にダミーバーストを生成させない)。
また、条件1が通話接続であり、条件3で節電モードがOn、または電池残量がなし(30%未満)であったとする。この場合、制御部108は、条件2(通信バースト信号301の出力レベルPo)に関わらず、電流補償バースト信号401を出力しない(送信ベースバンド部101にダミーバーストを生成させない)。
また、条件1がパケット接続であれば、条件2および条件3に関わらず、ユーザーは通話を行わず、補聴器200を使用するユーザーへのバーストノイズの影響は生じないため、制御部108は、電流補償バースト信号401を出力しない(送信ベースバンド部101にダミーバーストを生成させない)。
上記のように、制御部108は、携帯電話端末100の利用条件である、接続状態の有無(条件1)、通信バースト信号の出力レベルPo(条件2)、電源状態(条件3)を組み合わせることで電流補償バースト信号401の出力の状態を適切に制御する。
例えば、携帯電話端末100と基地局との距離が遠く、通話の通信品質が悪い場合には、通信バースト信号301の出力レベルPoに応じた出力レベルの電流補償バースト信号401としたり、電流補償バースト信号401を送信するスロット数を増やす。このように、通信品質に応じて電流補償バースト信号401のレベルやスロット数を制御してバーストノイズを軽減させる。
一方、携帯電話端末100と基地局との距離が近く、通話の通信品質がよい場合には、通信バースト信号301の出力レベルPoが小さくバーストノイズが少ないため、電流補償バースト信号401のスロット数を減らしたり、生成を行わない。また、上記例によれば、電池残量が少ない場合や、省電力モードに設定した場合には、電流補償バースト信号401を出力せずに、通話品質の改善よりも消費電流の削減を優先させることもできる。
(電流補償バースト信号の制御処理例)
図8は、実施の形態1にかかる通信装置が行う電流補償バースト信号の出力の制御処理例を示すフローチャートである。ユーザーの通話接続時に、制御部108が携帯電話端末100の各部を制御する処理例を示す。
はじめに、制御部108は、携帯電話端末100の電源Onにより基地局から通知される制御情報をもとに、自携帯電話端末100および他携帯電話端末に割り当てられた送受信スロット番号を取得する(ステップS801)。取得したスロット番号は、制御部108のメモリに保持される。図3の例では、自携帯電話端末100に割り当てられた送信スロットがスロット2である。この場合、自携帯電話端末100の受信スロットは、図4に示すようにスロット5に割り当てられる。
次に、制御部108は、自携帯電話端末100で処理中のスロット番号を初期値0に設定する(ステップS802)。そして、制御部108は、基地局からの制御情報をもとに、自携帯電話端末100の通信バースト信号301の出力レベルPoの値を更新する(ステップS803)。
次に、制御部108は、自携帯電話端末100の利用条件に基づき、電流補償バースト信号401の送信スロットと送信レベルを決定する(ステップS804)。この際、制御部108は、上記図7に示したように、自携帯電話端末100の利用条件(条件1〜条件3)に適した電流補償バースト信号401の送信スロット(送信の有無およびスロット数、出力レベルPs)を決定する。
次に、制御部108は、現在の処理中のスロット番号の種別を判断する(ステップS805)。一つのスロットは、通信バースト信号301の送信、アイドル(有効な通信信号の送受信なし、但し電流補償バースト信号401を含む)、受信信号の受信、のいずれかである。
ステップS805において、現在のスロット番号の種別が送信であれば(ステップS805:送信)、制御部108は、アンテナ切替部104に対し、送信系統100Aの電力増幅部103をアンテナ部105に接続するよう切替制御する(ステップS806)。
この後、制御部108は、送信周波数チャネルに基づき、無線周波数発振部113に送信周波数fTXを設定する(ステップS807)。そして、制御部108は、通信バースト信号301の出力レベルPoに基づき、電力増幅部103の利得を設定する(ステップS808)。この後、制御部108は、変調部111から通信バースト信号301を出力するように設定し(ステップS809)、ステップS817に移行する。
また、ステップS805において、現在のスロット番号の種別がアイドルであれば(ステップS805:アイドル)、制御部108は、現在のスロット番号が電流補償バースト信号401の送信スロットであるか判断する(ステップS810)。現在のスロット番号が電流補償バースト信号401の送信スロットであれば(ステップS810:Yes)、ステップS811に移行し、現在のスロット番号が電流補償バースト信号401の送信スロットでなければ(ステップS810:No)、ステップS817に移行する。
ステップS811では、制御部108は、アンテナ切替部104に対し、送信系統100Aの電力増幅部103を擬似負荷部106に接続するよう切替制御する(ステップS811)。
この後、制御部108は、送信周波数チャネルに基づき、無線周波数発振部113に送信周波数fTXを設定する(ステップS812)。そして、制御部108は、電流補償バースト信号401の出力レベルPsに基づき、電力増幅部103の利得を設定する(ステップS813)。この後、制御部108は、変調部111から電流補償バースト信号401を出力するように設定し(ステップS814)、ステップS817に移行する。
また、ステップS805において、現在のスロット番号の種別が受信であれば(ステップS805:受信)、制御部108は、アンテナ切替部104に対し、受信系統100Bの復調部112をアンテナ部105に接続するよう切替制御する(ステップS815)。
この後、制御部108は、受信周波数チャネルに基づき、無線周波数発振部113に受信周波数fRXを設定し(ステップS816)、ステップS817に移行する。
ステップS817では、制御部108は、現在の処理中のスロット番号に1を加算し(ステップS817)、通話接続が継続したか判断する(ステップS818)。通話接続が継続していれば(ステップS818:Yes)、制御部108は、現在の処理中のスロット番号が最大であるか判断する(ステップS819)。図3の例ではスロット番号の最大は7である。現在のスロット番号が最大でなければ(ステップS819:No)、ステップS805に戻り、現在のスロット番号が最大であれば(ステップS819:Yes)、ステップS802に戻り、次のスロットを処理する。
また、ステップS818において、通話接続が継続していなければ(ステップS818:No)、通話終了であり、以上の処理を終了する。
以上説明した実施の形態1によれば、携帯電話端末が通信するために基地局から割り当てられた通信バースト信号を送信するスロットに隣接するスロットを用いて、通信バースト信号より出力レベルが低い電流補償バースト信号を出力する。この電流補償バースト信号によって電力増幅部で一定の電流を消費させることで、基地局に送信する通信バースト信号のスロットと、基地局と通信しないスロット間の急激な電流差分を少なくする。そして、電力増幅部に設けられたコイルに対する急激な電流変化を軽減させ、磁界成分のバーストノイズを携帯電話端末の外部に放射することを防ぐ。
これにより、携帯電話端末の近くに位置する外部装置、例えば、携帯電話端末に接続され、磁界成分の通話音声の信号を増幅するTモードの補聴器に対するバーストノイズ(可聴ノイズ)の混入を防ぎ、補聴器で音声を明瞭に聞き取れ、補聴器の性能劣化を防ぐことができる。
また、電流補償バースト信号が生成されたスロットは、アンテナ切り替えにより擬似負荷部に出力され、擬似負荷部で電流補償バースト信号の電力増幅後の出力のエネルギーが消費される。これにより、電流補償バースト信号は携帯電話端末のアンテナから輻射されないため、同一フレーム内で割り当てられた他の携帯電話端末の通信への干渉を防ぐことができる。
電流補償バースト信号は、携帯電話端末の外部へ送信されないため、基地局から割り当てられた周波数チャネルと同一とすることができる。これにより、他携帯電話端末との干渉を防ぐための補償周波数のような別の周波数を割り当てる基地局等の制御を不要にできる。そして、通信システム容量の増大等の影響を生じることがなく、基地局側の制御も不要にでき、携帯電話端末が輻射するバーストノイズを低減化できるようになる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、基地局と携帯電話端末との通信で使用するスロット以外のスロットが他ユーザー(他携帯電話端末)で使用していない空きスロットである場合、電流補償バースト信号401を擬似負荷部106ではなくアンテナ部105へ供給する。実施の形態2は、実施の形態1(図1参照)と同じ各構成部を用い、電流補償バースト信号401の出力制御を変更させた点が異なる。
図9は、実施の形態2にかかる通信装置が行う電流補償バースト信号の出力の制御処理例を示すフローチャートである。ユーザーの通話接続時に、制御部108が携帯電話端末100の各部を制御する処理例を示す。
はじめに、制御部108は、携帯電話端末100の電源Onにより基地局から通知される制御情報をもとに、自携帯電話端末100および他携帯電話端末に割り当てられた送受信スロット番号を取得する(ステップS901)。取得したスロット番号は、制御部108のメモリに保持される。
次に、制御部108は、自携帯電話端末100で処理中のスロット番号を初期値0に設定する(ステップS902)。そして、制御部108は、基地局からの制御情報をもとに、自携帯電話端末100の通信バースト信号301の出力レベルPoの値を更新する(ステップS903)。
次に、制御部108は、自携帯電話端末100の利用条件に基づき、電流補償バースト信号401の送信スロットと送信レベルを決定する(ステップS904)。この際、制御部108は、上記図7に示したように、自携帯電話端末100の利用条件(条件1〜条件3)に適した電流補償バースト信号401の送信スロット(送信の有無およびスロット数、出力レベルPs)を決定する。
次に、制御部108は、現在の処理中のスロット番号の種別を判断する(ステップS905)。一つのスロットは、通信バースト信号301の送信、アイドル(有効な通信信号の送受信なし、但し電流補償バースト信号401を含む)、受信信号の受信、のいずれかである。
ステップS905において、現在のスロット番号の種別が送信であれば(ステップS905:送信)、制御部108は、アンテナ切替部104に対し、送信系統100Aの電力増幅部103をアンテナ部105に接続するよう切替制御する(ステップS906)。
この後、制御部108は、送信周波数チャネルに基づき、無線周波数発振部113に送信周波数fTXを設定する(ステップS907)。そして、制御部108は、通信バースト信号301の出力レベルPoに基づき、電力増幅部103の利得を設定する(ステップS908)。この後、制御部108は、変調部111から通信バースト信号301を出力するように設定し(ステップS909)、ステップS918に移行する。
また、ステップS905において、現在のスロット番号の種別がアイドルであれば(ステップS905:アイドル)、制御部108は、現在のスロット番号が電流補償バースト信号401の送信スロットであるか判断する(ステップS910)。現在のスロット番号が電流補償バースト信号401の送信スロットであれば(ステップS910:Yes)、ステップS911に移行し、現在のスロット番号が電流補償バースト信号401の送信スロットでなければ(ステップS910:No)、ステップS918に移行する。
ステップS911では、制御部108は、現在処理中のスロットが他携帯電話端末で未使用スロットであるか判断する(ステップS911)。制御部108は、ステップS901で自携帯電話端末100および他携帯電話端末に割り当てられたスロット番号を取得しているため、ステップS911の判断が行える。そして、現在のスロット番号が他携帯電話端末で未使用のスロットであれば(ステップS911:Yes)、制御部108は、ステップS906に移行し、ステップS906以下の処理を実行する。これにより、電流補償バースト信号401は、アンテナ部105から輻射される。
一方、現在のスロット番号が他携帯電話端末で使用中のスロットであれば(ステップS911:No)、ステップS912以下の処理を行う。ステップS912では、制御部108は、アンテナ切替部104に対し、送信系統100Aの電力増幅部103を擬似負荷部106に接続するよう切替制御する(ステップS912)。
この後、制御部108は、送信周波数チャネルに基づき、無線周波数発振部113に送信周波数fTXを設定する(ステップS913)。そして、制御部108は、電流補償バースト信号401の出力レベルPsに基づき、電力増幅部103の利得を設定する(ステップS914)。この後、制御部108は、変調部111から電流補償バースト信号401を出力するように設定し(ステップS915)、ステップS918に移行する。
また、ステップS905において、現在のスロット番号の種別が受信であれば(ステップS905:受信)、制御部108は、アンテナ切替部104に対し、受信系統100Bの復調部112をアンテナ部105に接続するよう切替制御する(ステップS916)。
この後、制御部108は、受信周波数チャネルに基づき、無線周波数発振部113に受信周波数fRXを設定し(ステップS917)、ステップS918に移行する。
ステップS918では、制御部108は、現在の処理中のスロット番号に1を加算し(ステップS918)、通話接続が継続したか判断する(ステップS919)。通話接続が継続していれば(ステップS919:Yes)、制御部108は、現在の処理中のスロット番号が最大であるか判断する(ステップS920)。図3の例ではスロット番号の最大は7である。現在のスロット番号が最大でなければ(ステップS920:No)、ステップS905に戻り、現在のスロット番号が最大であれば(ステップS920:Yes)、ステップS902に戻り、次のスロットを処理する。
また、ステップS919において、通話接続が継続していなければ(ステップS919:No)、通話終了であり、以上の処理を終了する。
以上説明した実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、携帯電話端末が通信するために基地局から割り当てられた通信バースト信号を送信するスロットに隣接する前後のスロットに、通信バースト信号より出力レベルが低い電流補償バースト信号を出力する。この電流補償バースト信号によって電力増幅部で一定の電流を消費させることで、基地局に送信する通信バースト信号のスロットと、基地局と通信しないスロット間の急激な電流差分を少なくする。そして、電力増幅部に設けられたコイルに対する急激な電流変化を軽減させ、磁界成分のバーストノイズを携帯電話端末の外部に放射することを防ぐ。
これにより、携帯電話端末の近くに位置する外部装置、例えば、携帯電話端末に接続され、磁界成分の通話音声の信号を増幅するTモードの補聴器に対するバーストノイズ(可聴ノイズ)の混入を防ぎ、明瞭な音声が聞き取れ、補聴器の性能劣化を防ぐことができる。
そして、実施の形態2では、電流補償バースト信号が生成されたスロットが他携帯電話端末で未使用であるか否かにより、アンテナからの輻射、あるいは擬似負荷部でのエネルギー消費、のいずれかにアンテナを切替制御する。
例えば、電流補償バースト信号が生成されたスロットが他携帯電話端末で使用されていれば、擬似負荷部で電流補償バースト信号の電力増幅後の出力のエネルギーを消費させるよう切替制御する。これにより、電流補償バースト信号が携帯電話端末のアンテナから輻射されず、他携帯電話端末が使用中のスロットで電流補償バースト信号が送信されることを防ぎ、他の携帯電話端末の通信への干渉を防ぐことができる。
また、電流補償バースト信号が生成されたスロットが他携帯電話端末で未使用であれば電流補償バースト信号を携帯電話端末のアンテナから外部に輻射させる。この場合、電流補償バースト信号を送信するスロットは、他携帯電話端末が通信に使用していないため、電流補償バースト信号を外部に送信しても他携帯電話端末の通信への干渉は生じない。
この実施の形態2の制御によれば、電流補償バースト信号に対するアンテナ切替部の切り替え回数を削減することができる。他携帯電話端末が通信に使用していないスロットが多いほど、アンテナ切替部が送信系統を擬似負荷部に接続させる切り替え回数を減らすことができ、送信系統をアンテナ部に切り替えた状態で保持できる。最小では自携帯電話端末での送信スロットと受信スロットの切り替えだけで済む。
アンテナ切替部の切り替え回数を削減できることで、アンテナ切替部の耐久性向上と切り替え動作にかかる消費電力の削減が図れる。加えて、擬似負荷部での電流補償バースト信号のエネルギー消費を軽減して擬似負荷部での発熱が抑えられ、携帯電話端末内部の温度上昇を抑えることができ、携帯電話端末の各部の動作を安定化することもできる。
実施の形態2においても、電流補償バースト信号が生成されたスロットが他携帯電話端末で使用されていれば、電流補償バースト信号を外部へ送信させないため、電流補償バースト信号は、基地局から割り当てられた周波数チャネルと同一とすることができる。これにより、他携帯電話端末との干渉を防ぐための補償周波数のような別の周波数を割り当てる基地局等の制御を不要にできる。そして、通信システム容量の増大等の影響を生じることがなく、基地局側の制御も不要にでき、携帯電話端末が輻射するバーストノイズを低減化できるようになる。
そして、上記の各実施の形態によれば、バーストノイズの発生源である誘導磁界を発生する電力増幅部や電源IC等に設けられたコイルと、誘導磁界の影響を受けるレシーバ部の送信コイルとを離して配置する必要がない。これにより、装置内でのコイル配置の制約を緩和することができ、携帯電話端末などの装置の小型化の妨げとならない。
上記の各実施の形態では、通信装置として携帯電話端末を例に説明したが、TDMA通信方式を用いる各種通信装置に対して同様に適用できる。また、バーストノイズの干渉を受ける通信装置として補聴器を例に説明したが、補聴器に限らず、携帯電話端末との間で磁気信号の伝送を行う各種通信装置に同様に適用できる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)時分割多元アクセス通信方式により、自装置に割り当てられたスロットに送信信号を所定の出力レベルでバースト状とした通信バースト信号を出力し、前記通信バースト信号より出力レベルが小さく、通信に無関係の情報を含む電流補償バースト信号を前記通信バースト信号のスロットに隣接するスロットに出力し、
前記電流補償バースト信号のスロットの期間、アンテナ部の接続を切断する制御を行う制御部を備えたことを特徴とする通信装置。
(付記2)自装置が受信した音声の受信信号を磁気信号に変換し送信する送信コイルを含むレシーバ部を有し、
前記レシーバ部は、自装置外部の音声変換装置に前記磁気信号を伝送することを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記3)送信信号を前記アンテナ部と擬似負荷部との間で切り替えるアンテナ切替部を有し、
前記制御部は、
前記アンテナ切替部を制御し、前記電流補償バースト信号の電力増幅後の出力エネルギーを前記擬似負荷部で消費させることを特徴とする付記1または2に記載の通信装置。
(付記4)前記制御部は、
自装置および他装置のフレーム内のスロットの割り当てに基づき、自装置の前記電流補償バースト信号を出力するスロットが他装置で使用されていない空きスロットの場合、前記電流補償バースト信号を前記アンテナ部から外部に輻射させることを特徴とする付記1または2に記載の通信装置。
(付記5)前記制御部は、
基地局との通信状態に基づき、前記通信バースト信号の出力レベルを決定することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記6)前記制御部は、
前記通信バースト信号の出力レベルに基づき、前記電流補償バースト信号の出力の有無と、スロット数と、出力レベルとを決定することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記7)前記制御部は、
さらに、自装置の電源状態に基づき、前記電流補償バースト信号の出力の有無と、スロット数と、出力レベルとを決定することを特徴とする付記6に記載の通信装置。
(付記8)前記制御部は、
通話接続時に、前記電流補償バースト信号を生成する制御を行うことを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記9)前記制御部は、
前記通信バースト信号のスロットの電流変動と、前記電流補償バースト信号のスロットの電流変動が同程度になるように前記電流補償バースト信号の出力レベルを設定することを特徴とする付記6〜8のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記10)前記制御部は、
前記通信バースト信号と、前記電流補償バースト信号を同一の送信周波数に設定することを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記11)前記制御部は、
前記電流補償バースト信号に複数のスロットを用いる場合、前記通信バースト信号のスロットから離れたスロットの出力レベルを徐々に小さく設定することを特徴とする付記7に記載の通信装置。
(付記12)前記制御部は、
予め設定された通信に無関係の符号の組み合わせデータコードを用いて前記電流補償バースト信号の生成を制御することを特徴とする付記1〜11のいずれか一つに記載の通信装置。
100 携帯電話端末
101 送信ベースバンド部
102 モデム
103 電力増幅部
104 アンテナ切替部
105 アンテナ部
106 擬似負荷部
107 受信ベースバンド部
108 制御部
111 変調部
112 復調部
113 無線周波数発振部
121 マイク部
122 レシーバ部
200 補聴器
202 受信コイル(ピックアップコイル)
211 スピーカ
212 送信コイル
301 通信バースト信号
401(401a〜401d) 電流補償バースト信号

Claims (10)

  1. 時分割多元アクセス通信方式により、自装置に割り当てられたスロットに送信信号を所定の出力レベルでバースト状とした通信バースト信号を出力し、前記通信バースト信号より出力レベルが小さく、通信に無関係の情報を含む電流補償バースト信号を前記通信バースト信号のスロットに隣接するスロットに出力し、
    前記電流補償バースト信号のスロットの期間、アンテナ部の接続を切断する制御を行う制御部を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 自装置が受信した音声の受信信号を磁気信号に変換し送信する送信コイルを含むレシーバ部を有し、
    前記レシーバ部は、自装置外部の音声変換装置に前記磁気信号を伝送することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 送信信号を前記アンテナ部と擬似負荷部との間で切り替えるアンテナ切替部を有し、
    前記制御部は、
    前記アンテナ切替部を制御し、前記電流補償バースト信号の電力増幅後の出力エネルギーを前記擬似負荷部で消費させることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記制御部は、
    自装置および他装置のフレーム内のスロットの割り当てに基づき、自装置の前記電流補償バースト信号を出力するスロットが他装置で使用されていない空きスロットの場合、前記電流補償バースト信号を前記アンテナ部から外部に輻射させることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、
    基地局との通信状態に基づき、前記通信バースト信号の出力レベルを決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信装置。
  6. 前記制御部は、
    前記通信バースト信号の出力レベルに基づき、前記電流補償バースト信号の出力の有無と、スロット数と、出力レベルとを決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の通信装置。
  7. 前記制御部は、
    さらに、自装置の電源状態に基づき、前記電流補償バースト信号の出力の有無と、スロット数と、出力レベルとを決定することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記制御部は、
    通話接続時に、前記電流補償バースト信号を生成する制御を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の通信装置。
  9. 前記制御部は、
    前記通信バースト信号のスロットの電流変動と、前記電流補償バースト信号のスロットの電流変動が同程度になるように前記電流補償バースト信号の出力レベルを設定することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の通信装置。
  10. 前記制御部は、
    前記通信バースト信号と、前記電流補償バースト信号を同一の送信周波数に設定することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の通信装置。
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