JP2016119336A - 半導体部品分離方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体部品を損傷することなく基板から分離することを課題とする。【解決手段】半導体部品分離方法は、分離対象となる半導体部品と基板との間隔の50%〜90%の直径を有する線状部材を前記基板との間に配置された樹脂材の端部に接触させる工程と、前記半導体部品と、前記基板との間に配置されたはんだと前記樹脂材とを軟化させる工程と、前記線状部材を前記樹脂材の端部に接触させた状態で前記基板の表面に沿って移動させる工程と、を含む。前記線状部材を前記基板の表面に沿って移動させる際は、前記樹脂材の端部に接触させた前記線状部材を前記基板側へ押し付ける。【選択図】図3

Description

本発明は、半導体部品分離方法に関する。
昨今の電子機器の小型化に伴い、基板への半導体部品の実装率が高まっている。このような半導体部品の高実装率の実現には、基板へ実装される部品の小型化、部品間隔の狭小化、さらには、基板両面への部品実装が必須となってきている。このように、一枚の基板に実装される半導体部品の数が増すと、基板全体として不良発生率が高くなるが、その一方で、原因部品の特定は困難となる。このような事情を背景に、多数の半導体部品を実装した基板に不良の発生が認められたとき、基板に実装された半導体部品の中でも高価な部品に部類されるICチップ、例えば、CPU(Central Processing Unit)や、MCP(Multi Chip Package)といったBGA(Ball grid array)を基板から剥離し再利用するリワーク作業の要請が高まってきている。基板に搭載されたBGAには、外力に起因する応力の緩和や、温度、湿度といった環境に依存する腐食対策として、基板とBGAとの間に液状硬化性樹脂、いわゆるアンダーフィルが塗布されることが多い。アンダーフィルが施工されたBGAを策利するためには、加熱によるはんだボール部の溶融のみならず、外力によるアンダーフィルの剥離が必要となる。このようなリワーク作業における半導体チップの取り外し装置や、半導体チップの取り外し方法は、種々提案されている。例えば、特許文献1に開示された半導体チップの取り外し方法では、半導体チップと配線基板との接合部を線状または帯状の切断部材によって切断する。このように半導体チップと配線基板との接合部を切断することにより、半導体チップを配線基板から取り外すことができる。
特開2004−253744号公報
ところで、リワーク作業の対象となる基板には、反りが生じていることがある。反りの程度は、対象となる基板が受けてきた応力や、加熱の履歴によって異なる。このように、反りの程度が異なる可能性がある基板上のBGAに対し、闇雲に切断部材による切断を行うと、基板の反りの程度によっては、切断部材がBGAに接触する可能性がある。切断部材がBGAに接触すると、BGAを損傷し、BGAを基板から取り外すことができても、そのBGAを再利用に供することができなくなる可能性がある。
1つの側面では、本明細書開示の半導体部品分離方法は、半導体部品を損傷することなく基板から分離することを課題とする。
本明細書開示の半導体部品分離方法は、分離対象となる半導体部品と基板との間隔の50%〜90%の直径を有する線状部材を前記半導体部品と前記基板との間に配置された樹脂材の端部に接触させる工程と、前記半導体部品と、前記基板との間に配置されたはんだと前記樹脂材とを軟化させる工程と、前記線状部材を前記樹脂材の端部に接触させた状態で前記基板の表面に沿って移動させる工程と、を含む。
本明細書開示の半導体部品分離方法によれば、半導体部品を損傷することなく基板から分離することができる。
図1は実施形態の半導体部品分離方法に用いられる半導体部品分離装置の概略構成を示す斜視図である。 図2(A)は実施形態の半導体部品分離方法に用いられる半導体部品分離装置を模式的に示す平面図であり、図2(B)は実施形態の半導体部品分離方法に用いられる半導体部品分離装置を模式的に示す側面図である。 図3はBGAと基板との間隔ΔSとワイヤー材の直径Dとの関係を示す説明図である。 図4(A)は小径のワイヤー材を用いた場合のワイヤー材の動きを模式的に示す説明図であり、図4(B)は大径のワイヤー材を用いた場合のワイヤー材の動きを模式的に示す説明図である。 図5(A)はワイヤー材を樹脂材の端部に接触させる様子を模式的に示す平面図であり、図5(B)はワイヤー材を樹脂材の端部に接触させる様子を模式的に示す側面図である。 図6(A)ははんだと樹脂材とを軟化させる様子を模式的に示す平面図であり、図6(B)ははんだと樹脂材とを軟化させる様子を模式的に示す側面図である。 図7(A)はワイヤー材を樹脂材の端部に接触させた状態で基板の表面に沿って移動させる様子を模式的に示す平面図であり、図7(B)はワイヤー材を樹脂材の端部に接触させた状態で基板の表面に沿って移動させる様子を模式的に示す側面図である。 図8(A)はワイヤー材を樹脂材の端部に接触させた状態を示す説明図であり、図8(B)はBGAが基板上を移動する様子を示す説明図である。 図9はBGAを基板から取り外す様子を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。また、以下の説明において、X方向、Y方向及びZ方向は、図2に示す方向とする。
(実施形態)
まず、図1、図2を参照しつつ、本実施形態の半導体部品分離方法に用いられる半導体部品分離装置100について説明する。図1は実施形態の半導体部品分離方法に用いられる半導体部品分離装置100の概略構成を示す斜視図である。図2(A)は実施形態の半導体部品分離方法に用いられる半導体部品分離装置100を模式的に示す平面図である。図2(B)は実施形態の半導体部品分離方法に用いられる半導体部品分離装置100を模式的に示す側面図である。
本実施形態において、基板1から分離される対象となる半導体部品は、BGA2であり、具体的には、CPUである。基板1は、プリント基板である。BGA2は、その下面に設けられたボール状のはんだ(以下、はんだボールという)3を介して基板1に実装されている。BGA2と基板1との間には、樹脂材4が充填されている。樹脂材4は、いわゆるアンダーフィルである。樹脂材4の周縁は、BGA2の外形線の外側にはみ出た状態とされている。
半導体部品分離装置100は、基台101上に設置された加熱ステージ102を備える。基板1は、加熱ステージ102上に設置される。半導体部品分離装置100は、加熱ステージ102上に基板1を固定するためのクランプ部103、また、線状部材に相当するワイヤー材5をガイドするガイド部104を備える。ガイド部104は、ハンドル部104aと軸部104b及びガイド板104cを含む。ガイド部104は、軸部104bを支点として回転することができる。これにより、ワイヤー材5をガイドする状態とワイヤー材5を開放する状態とを切り替えることができる。図1を参照すると、クランプ部103とガイド部104とは、基板1を挟んで対向配置されている。すなわち、それぞれ基板1の長手方向に沿う辺縁(図2に示すX方向)の側方に配置されている。なお、図2(A)、図2(B)は、基板1の周辺をその長手方向(図2に示すX方向)に沿った辺縁に対向する側から観察した状態を模式的に示した図である。このため、説明の都合上、ガイド部104は、図1に示した実際の設置箇所とは異なる位置に描かれており、その形状も図1に描かれた形状とは異なっている。半導体部品分離装置100は、XYZ方向移動ステージ105を備える。XYZ方向移動ステージ105上には、第1リール106、第2リール107及びワイヤーテンショナー108が設置されている。第1リール106には、ワイヤー材5の新線が巻き取られている。すなわち、第1リール106は、ワイヤー材5を供給する側のリールである。一方、第2リール107は、ワイヤー材5を巻き取る側のリールである。第1リール106及び第2リール107には、それぞれ、ワイヤー材5の端部が固定されている。第1リール106及び第2リール107は、それぞれ、リールストッパー106a、107aを備える。リールストッパー106a、107aの少なくともいずれか一方を固定状態とすることにより、ワイヤー材5の第1リール106からの引き出しを停止することができる。第1リール106と第2リール107は、水平軸AX1上に並列して配置されている。なお、第1リール106と第2リール107は、その機能を入れ替えて使用してもよい。XYZ方向移動ステージ105は、処理する基板1の状態に応じて第1リール106、第2リール107及びワイヤーテンショナー108の位置を調整する。
ワイヤーテンショナー108は、ワイヤー材5の張力を調節する。ワイヤーテンショナー108は、第1リール106からの距離と第2リール107からの距離とが一定となる位置に設置されている。ワイヤーテンショナー108は、軸部材108aと、その上部に設けられたボビン部108cを備える。ボビン部108cには、ワイヤー材5が巻きつけられており、巻きつけられたワイヤー材5は、第1リール106及び第2リール107に巻き取られている。軸部材108aは、X方向に移動可能に設置されている。ワイヤーテンショナー108は、バネ部材108bを備える。バネ部材108bは、軸部材108aを、X方向に沿って基板1から遠ざける方向に付勢している。ワイヤーテンショナー108の中心軸は、ワイヤー材5がBGA2に装着されていない状態で、水平軸AX2aと一致している。このように、バネ部材108bにより、軸部材108aを、X方向に沿って基板1から遠ざける方向に付勢することより、ワイヤー材5を樹脂材4の端部4aに接触させる方向に引きつけることができる。これにより、後に詳説するように、樹脂材4をBGA2とともに、押し動かすことができる。
また、基板1のワイヤーテンショナー108と対向する端縁1aは、ボビン部108cよりも上側に配置されている。これにより、ボビン部108cに巻きつけられたワイヤー材5は、基板1の端縁1aに押し付けられるように下方に引っ張られる状態となり、後に詳述するように樹脂材4に接触させられるワイヤー材5に適切な張力を与えやすくなる。なお、図2(B)を参照すると、基板1が右肩上がりに設置され様子が描かれている。これは、基板1が反っていることを誇張して描いたものであり、基板1に生じうる反りは、このような態様に限定されるものではなく、様々な態様に反ることが考えられる。例えば、図2(B)に示す基板1の端縁1aが右肩下がりとなるように基板1が反っていることも考えられる。基板1の端縁1aと、ボビン部108cとの位置関係を端縁1aが上側に来るように設定しておけば、基板1がどのような反り方をしていても、ワイヤー材5を端縁1aに押し付け、ワイヤー材5に適切な張力を発生させることができる。
半導体部品分離装置100は、ヒータ109及び伝熱キャップ110を備える。伝熱キャップ110を分離対象となるBGA2に装着し、伝熱キャップ110にヒータ109の熱を照射すると、BGA2の下側に位置するはんだボール3や樹脂材4は溶融、軟化する。なお、はんだボール3は、おおよそ240℃程度で溶融し、樹脂材4は、90℃程度で軟化し始める。一方、BGA2の耐熱温度は、これらの温度よりも高く設定されているため、樹脂材4が軟化し、はんだボール3が溶融しても、BGA2が熱的損傷を受けることは回避される。伝熱キャップ110を用いることにより、対象となるBGA2を適切に加熱することができる。本実施形態では、基板1の両面に部品が実装されている。この点から、基板1のBGA2が実装されている面側から加熱すると都合がよい。例えば、BGA2が実装されている位置の裏側に他の部品が実装されていないような場合は、裏面側から加熱してもよい。なお、図1では、説明の都合上、ワイヤー材5、ヒータ109及び伝熱キャップ110は省略している。また、図2(A)においても、ヒータ109は描かれていない。
ここで、図3、図4を参照しつつ、本実施形態の半導体部品分離方法に用いるワイヤー材5の直径Dと、BGA2と基板1との間隔ΔSとの関係について説明する。ワイヤー材5の直径Dは、間隔ΔSの50%以上、より具体的に、間隔ΔSの50%〜90%に設定される。ワイヤー材5の直径Dを間隔ΔSの50%以上とすることにより、ワイヤー材5を樹脂材4の端部4aに接触させた状態で基板1の表面に沿って移動させることができるようになる。すなわち、樹脂材4を切断するのではなく、樹脂材4をBGA2と一体として押し動かすことができるようになる。仮に、図4(A)に示すように、直径Dが間隔ΔSよりも非常に小径であるワイヤー材6を用いると、ワイヤー材6は、樹脂材4を切断しながら、樹脂材4内を進行することが想定される。樹脂材4内を進行するワイヤー材5は、BGA2に接触し、BGA2を損傷させる可能性がある。また、図4(B)に示すように、直径Dが間隔ΔSの90%以上のワイヤー材7を用いるとワイヤー材7は、BGA2を樹脂材4ととともに押し動かすことができるが、その一方で、ワイヤー材7は、BGA2に接触する可能性が高まる。ワイヤー材7がBGA2に接触すると、BGA2を損傷させる可能性がある。そこで、ワイヤー材5の直径Dを適切な範囲に設定することにより、BGA2を樹脂材4とともに押し動かすとともに、ワイヤー材5のBGA2への接触を回避することができる。
つぎに、以上のような半導体部品分離装置100を用いた、半導体部品分離方法につき、図5(A)乃至図9を参照しつつ説明する。図5(A)はワイヤー材5を樹脂材4の端部4aに接触させる様子を模式的に示す平面図である。図5(B)はワイヤー材5を樹脂材4の端部4aに接触させる様子を模式的に示す側面図である。図6(A)ははんだボール3と樹脂材4とを軟化させる様子を模式的に示す平面図である。図6(B)ははんだボール3と樹脂材4とを軟化させる様子を模式的に示す側面図である。図7(A)はワイヤー材5を樹脂材4の端部4aに接触させた状態で基板1の表面に沿って移動させる様子を模式的に示す平面図である。図7(B)はワイヤー材5を樹脂材4の端部4aに接触させた状態で基板1の表面に沿って移動させる様子を模式的に示す側面図である。図8(A)はワイヤー材5を樹脂材4の端部4aに接触させた状態を示す説明図である。図8(B)はBGA2が基板1上を移動する様子を示す説明図である。図9はBGA2を基板1から取り外す様子を示す説明図である。
まず、図5(A)及び図5(B)を参照すると、第1リール106と第2リール107との間に、ワイヤーテンショナー108を介して環状に設置されたワイヤー材5を準備する。そして、ピンセット8を用いてワイヤー材5を樹脂材4の端部4aに接触するように配置する。ここで、樹脂材4の端部4aは、ワイヤーテンショナー108から遠い側の端部である。そして、図5(B)に示すようにガイド部104を操作し、ガイド板104cでワイヤー材5を基板1側へ押し付けるようにする。これにより、ワイヤー材5が基板1の表面に沿って移動できるようにワイヤー材5をガイドし、ワイヤー材5が浮き上がり、ワイヤー材5がBGA2に接触することを回避する。また、ガイド板104cでワイヤー材5を基板側に押し付けることにより、ワイヤー材5のずれを抑制し、ワイヤー材5が外れることを回避する。ここで、ガイド板104cは、自重により、ワイヤー材5を基板1側へ押し付けることができる重量を有している。すなわち、ガイド板104cは、ワイヤー材5が浮き上がらないように基板1側に押しけることができる重量を有している。なお、ガイド部104は、少なくともワイヤー材5が樹脂材4の端部4aに接触し、ある程度、樹脂材4に食い込む状態までワイヤー材5が浮き上がらないようにガイドすることができればよい。このため、例えば、バネ材等の弾性部材により、ワイヤー材5を基板1側に押し付けるようにしてもよい。なお、ピンセット8によりワイヤー材5をつかみ、ワイヤー材5を引き出すときは、リールストッパー106a及びリールストッパー107aはいずれも固定解除した状態とされている。これにより、第1リール106からワイヤー材5が引き出される。また、ワイヤー材5が引き出されるとき、ワイヤーテンショナー108は、バネ部材108bを圧縮し、基板1側に近づくようにX方向に移動する。これにより、ワイヤーテンショナー108の中心軸は、水平軸AX2aに一致する位置から水平軸AX2bに一致する位置に移動する。
ワイヤー材5をBGA2に装着した後は、図6(A)、図6(B)に示すように、BGA2に伝熱キャップ110を装着し、ヒータ109の熱を照射する。これにより、はんだボール3と樹脂材4とを軟化させる。樹脂材4が軟化し始めると、ワイヤー材5の張力を調整しているワイヤーテンショナー108により、ワイヤー材5がワイヤーテンショナー108側に引き寄せられる。この結果、ワイヤー材5が、樹脂材4の端部4aに食い込む。なお、このとき、ワイヤー材5は、ガイド部104により基板1側に押し付けられているため、ワイヤー材5は、樹脂材4の端部4aにおいて、基板1に近い側に食い込む。
ワイヤー材5が樹脂材4の端部4aに食い込んだことが確認されたら、図7(A)、図7(B)に示すように、第1リール106のリールストッパー106aを固定状態に切り替える。そして、第2リール107を時計回りに回転させて、ワイヤー材5を巻き取る。これにより、樹脂材4には、第1リール106及び第2リール107側に引き寄せられる力が作用する。これにより、樹脂材4は、BGA2と一体となって、第1リール106及び第2リール107側に移動する。なお、ワイヤー材5が巻き取られることにより、ワイヤー材5は、ガイド部104の位置から移動するが、ワイヤー材5は、樹脂材4に食い込んだ状態となっているため、浮き上がることはなく、基板1の表面に沿って移動することができる。
ワイヤー材5が巻き取られると、図8(A)に模式的に示す当初の状態から図8(B)に模式的に示すように、BGA2及び樹脂材4が、例えば、距離X1だけ移動したことが確認された、加熱を停止する。そして、図9に示すように、ガイド部104を外し、ピンセット8等でBGA2を基板1から取り外す。基板1から取り外したBGA2は、過負荷を避けて樹脂材4を取り除き、再度はんだボール3を搭載して再利用に供する。
以上説明したように、本実施形態の半導体部品分離方法によれば、樹脂材4を切断することなく、BGA2とともに押し動かして基板1と分離するため、BGA2を損傷することがない。また、BGA2を基板1から分離し、取り外す際に、例えばへら状の部材を基板1とBGAとの間に差し入れ、へら状の部材をこじるようにしてBGA2を基板1から引き剥がすことも考えられる。しかしながら、このような操作では、BGA2に曲げ応力が作用し、内部での断線等を引き起こす可能性がある。これに対し、本実施形態の半導体部品分離方法によれば、BGA2を樹脂材4とともに、基板1上を滑らせるようにして取り外すため、BGA2の損傷を回避することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 基板
2 BGA(半導体部品)
3 はんだボール
4 樹脂材
5 ワイヤー材
6 ワイヤー材(小径)
7 ワイヤー材(大径)
8 ピンセット
100 半導体部品分離装置
101 基台
102 加熱ステージ
103 クランプ部
104 ガイド部
104a ハンドル部
104b 軸部
104c ガイド板
105 XYZ方向移動ステージ
106 第1リール
106a リールストッパー
107 第2リール
107a リールストッパー
108 ワイヤーテンショナー
108a 軸部材
108b バネ部材
108c ボビン部
109 ヒータ
110 伝熱キャップ

Claims (5)

  1. 分離対象となる半導体部品と基板との間隔の50%〜90%の直径を有する線状部材を前記半導体部品と前記基板との間に配置された樹脂材の端部に接触させる工程と、
    前記半導体部品と、前記基板との間に配置されたはんだと前記樹脂材とを軟化させる工程と、
    前記線状部材を前記樹脂材の端部に接触させた状態で前記基板の表面に沿って移動させる工程と、
    を含む半導体部品分離方法。
  2. 前記線状部材を前記樹脂材の端部に接触させる際に、ガイド部によって前記線状部材を前記基板側へ押し付ける請求項1に記載の半導体部品分離方法。
  3. 前記樹脂材の端部に接触させた前記線状部材をガイド部によって前記基板側へ押し付けつつ、前記線状部材を前記基板の表面に沿って移動させる請求項1又は2に記載の半導体部品分離方法。
  4. 前記はんだと前記樹脂材とを軟化させる工程において、前記線状部材は、前記樹脂材の前記端部に接触させる方向に引きつけられている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体部品分離方法。
  5. 前記線状部材は、前記線状部材を前記樹脂材の端部に接触させた状態で前記基板の表面に沿って移動させる工程において、前記基板における前記線状部材の移動方向の端部に押し付けられるように前記基板の下方に引っ張られている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体部品分離方法。
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