JP2016118253A - 振動防止装置及び連続熱処理設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】 帯状体を搬送させる途中において、帯状体が振動するのを振動防止装置によって防止するにあたり、帯状体の温度が部分的に変化されたりすることなく、帯状体が振動するのを適切に防止できるようにする。【解決手段】 帯状体1の振動を防止する振動防止装置10において、搬送される帯状体1の振動を検出する振動検出装置11と、この振動検出装置11により検出された帯状体1の振動を抑制する音波を帯状体1に向けて放射する音波出力装置14と、振動検出装置11により検出された帯状体1の振動情報に基づいて、音波出力装置14から帯状体1に向けて放射させる音波を制御する制御装置12とを設けた。【選択図】 図1
Description
本発明は、帯状体を搬送させる途中において、帯状体が振動するのを防止する振動防止装置及びこのような振動防止装置を用いた連続熱処理設備に関するものである。特に、帯状体を搬送させる途中において、帯状体が振動するのを防止するにあたり、帯状体の温度が部分的に変化されたりすることなく、帯状体が振動するのを適切に防止できるようにした点に特徴を有するものである。
従来から、連続焼鈍ライン(CAL)や連続亜鉛メッキライン(CGL)等の連続熱処理設備においては、一般に、鋼板等の帯状体を上下方向に伸びた処理炉内において上下方向に搬送させて熱処理することが行われている。
ここで、このように鋼板等の帯状体を処理炉内において上下方向に搬送させて熱処理するようにした場合、搬送される帯状体が搬送方向と交差する方向に振動し、この帯状体が処理炉の内面に接触して、帯状体が傷ついたりする等の問題があった。
このため、従来においては、特許文献1や特許文献2に示されるように、処理炉内において上下方向に搬送される帯状体の両側にノズルを設け、この両側のノズルから搬送される帯状体に対して空気等の気体を吹き付けて、搬送される帯状体が、搬送方向と交差する方向に振動するのを防止するようにしたものが提案されている。
しかし、このように搬送される帯状体に対して、両側のノズルから空気等の気体を吹き付けるようにした場合、熱処理中における帯状体の温度が部分的に変化して、帯状体における温度分布が悪くなり、帯状体を適切に熱処理することができなくなって、得られた帯状体の特性が悪くなる等の問題があった。
本発明は、帯状体を搬送させる途中において、帯状体が振動するのを防止するにあたり、帯状体の温度が部分的に変化されたりすることなく、帯状体が振動するのを適切に防止できるようにすることを課題とするものである。
本発明に係る振動防止装置においては、前記のような課題を解決するため、搬送される帯状体における振動を検出する振動検出装置と、前記の振動検出装置により検出された帯状体の振動を抑制する音波を帯状体に向けて放射する音波出力装置と、前記の振動検出装置により検出された帯状体の振動情報に基づいて、前記の音波出力装置から帯状体に向けて放射させる音波を制御する制御装置と、を備えるようにした。
ここで、前記の振動防止装置においては、前記の帯状体を上下方向に搬送させて、前記の音波出力装置から上下方向に搬送される帯状体に、帯状体の振動を抑制する音波を放射させるようにすることが好ましい。そして、このように上下方向に搬送される帯状体に対して、音波出力装置から帯状体の振動を抑制する音波を放射させるようにした場合、帯状体を横方向に搬送させる場合に比べて、帯状体の自重による振動の影響が少なく、帯状体の振動を適切に抑制することが簡単に行えるようになる。
また、前記の振動防止装置において、前記の制御装置により、前記の音波出力装置から帯状体に向けて放射させる音波を制御するにあたっては、前記の振動検出装置により検出された帯状体の振動の位相と逆位相の音波を前記の音波出力装置から帯状体に向けて放射させるように制御することが好ましい。このようにすると、帯状体の振動が音波出力装置から放射される逆位相の音波によって打ち消されて減少し、帯状体が振動するのを適切に抑制できるようになる。
また、前記の音波出力装置としては、パラメトリックスピーカーのような指向性スピーカーを用いることが好ましい。このように、音波出力装置に指向性スピーカーを用いると、音波出力装置から帯状体に向けて放射される音波が広がるのが抑制され、音波出力装置から放射された音波が帯状体に集中して導かれ、帯状体が振動するのを抑制する効果が向上する。
また、本発明においては、帯状体を搬送させて熱処理する連続熱処理設備に、前記のような振動防止装置を用いるようにした。
本発明における振動防止装置においては、搬送される帯状体における振動を振動検出装置により検出し、このように検出された帯状体の振動情報に基づいて、前記の制御装置により音波出力装置から帯状体に向けて放射させる音波を制御し、この音波出力装置から搬送される帯状体に対して帯状体の振動を抑制する音波を放射させるようにしている。
この結果、本発明における振動防止装置においては、従来のように、搬送される帯状体の両側のノズルから搬送される帯状体に対して空気等の気体を吹き付けなくても、搬送される帯状体に対して、音波出力装置から放射された音波によって、帯状体が振動するのを適切に抑制できるようになる。
また、帯状体を搬送させて熱処理する連続熱処理設備に、本発明における振動防止装置を用いると、搬送される帯状体の両側のノズルから搬送される帯状体に対して空気等の気体を吹き付ける従来のもののように、帯状体の温度が部分的に変化して、帯状体における温度分布が悪くなるということがなく、帯状体を適切に熱処理することができ、得られた帯状体の特性が悪くなるということもない。
以下、この発明の実施形態に係る振動防止装置及び連続熱処理設備を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、この発明に係る振動防止装置及び連続熱処理設備は下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
この実施形態における連続熱処理設備においては、図1に示すように、鋼板等からなる帯状体1を、上下方向に設けられた処理炉2の上に設けられた上送りローラー3から処理炉2内を通して、この処理炉2の下に設けられた下送りローラー4に導き、前記の帯状体1を、処理炉2内において上から下に向けて搬送させて処理を行うようにしている。なお、図示していないが、前記の帯状体1を、処理炉2内において下から上に向けて搬送させて処理を行うようにすることも可能であり、さらに前記の処理炉2を横方向に設け、帯状体1を、処理炉2内において横方向に搬送させて処理を行うようにすることも可能である。
そして、この実施形態における連続熱処理設備においては、前記の処理炉2内において搬送される帯状体1が振動するのを、振動防止装置10により防止させるようにしている。
ここで、この実施形態の振動防止装置10においては、帯状体1が搬送される処理炉2の適当な位置に、レーザーセンサー等の反射型センサーからなる振動検出装置11を設け、この振動検出装置11により、処理炉2内を搬送される帯状体における振動を検出するようにしている。
そして、この振動検出装置11によって検出された帯状体1の振動情報を制御装置12に出力するようにしている。
また、この実施形態においては、前記の制御装置12に対して、処理情報出力装置13から搬送される帯状体1の速度、処理炉2内の環境条件等の各種の情報を出力するようにしている。
そして、この制御装置12においては、前記の振動検出装置11から出力された帯状体1の振動情報や、処理情報出力装置13から出力された前記の各種の情報に基づいて、前記の振動検出装置11よりも帯状体1の搬送方向下流側に設けられた音波出力装置14から帯状体1に向けて放射させる音波を制御し、この音波出力装置14から帯状体1に向けて、帯状体1の振動を抑制する音波を放射させるようにしている。
ここで、この実施形態の振動防止装置10においては、前記の制御装置12において、音波出力装置14から帯状体1の振動を抑制する音波を放射させるにあたり、振動検出装置11から出力された帯状体1における振動の振幅や振動数等の振動情報と、処理情報出力装置13から出力された帯状体1の速度や環境条件や振動検出装置11と音波出力装置14との間の距離等の各種の情報とに基づいて、前記の振動検出装置11により検出された帯状体1の振動の位相と逆位相の音波を照射させるようにしている。
このようにすると、帯状体1における振動が、音波出力装置14から放射される逆位相の音波により打ち消されて減少し、帯状体1における振動が適切に減少されるようになる。
ここで、この実施形態の振動防止装置10においては、音波出力装置14を、処理炉2の適当な位置に1つ設けるようにしただけであるが、帯状体1における振動を処理炉2における各位置において適切に抑制させるようにするため、前記の振動検出装置11よりも帯状体1の搬送方向下流側における処理炉2の適当な位置に、音波出力装置14を複数設けるようにすることもできる。
1 :帯状体
2 :処理炉
3 :上送りローラー
4 :下送りローラー
10 :振動防止装置
11 :振動検出装置
12 :制御装置
13 :処理情報出力装置
14 :音波出力装置
2 :処理炉
3 :上送りローラー
4 :下送りローラー
10 :振動防止装置
11 :振動検出装置
12 :制御装置
13 :処理情報出力装置
14 :音波出力装置
Claims (5)
- 搬送される帯状体における振動を検出する振動検出装置と、前記の振動検出装置により検出された帯状体の振動を抑制する音波を帯状体に向けて放射する音波出力装置と、前記の振動検出装置により検出された帯状体の振動情報に基づいて、前記の音波出力装置から帯状体に向けて放射させる音波を制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする振動防止装置。
- 請求項1に記載の振動防止装置において、前記の帯状体を上下方向に搬送させて、前記の音波出力装置から上下方向に搬送される帯状体に、帯状体の振動を抑制する音波を放射させることを特徴とする振動防止装置。
- 請求項1又は請求項2に記載の振動防止装置において、前記の制御装置は、前記の振動検出装置により検出された帯状体の振動の位相と逆位相の音波を前記の音波出力装置から帯状体に向けて放射させるように制御することを特徴とする振動防止装置。
- 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の振動防止装置において、前記の音波出力装置に指向性スピーカーを用いたことを特徴とする振動防止装置。
- 帯状体を搬送させて熱処理する連続熱処理設備において、前記の請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の振動防止装置を用いたことを特徴とする連続熱処理設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014258250A JP2016118253A (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | 振動防止装置及び連続熱処理設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014258250A JP2016118253A (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | 振動防止装置及び連続熱処理設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016118253A true JP2016118253A (ja) | 2016-06-30 |
Family
ID=56242288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014258250A Pending JP2016118253A (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | 振動防止装置及び連続熱処理設備 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2016118253A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113296366A (zh) * | 2020-02-05 | 2021-08-24 | 佳能株式会社 | 振动控制装置、曝光装置以及物品制造方法 |
-
2014
- 2014-12-22 JP JP2014258250A patent/JP2016118253A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113296366A (zh) * | 2020-02-05 | 2021-08-24 | 佳能株式会社 | 振动控制装置、曝光装置以及物品制造方法 |
JP7431597B2 (ja) | 2020-02-05 | 2024-02-15 | キヤノン株式会社 | 振動制御装置、露光装置、および物品製造方法 |
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