JP2016118233A - Tripod type constant velocity joint - Google Patents
Tripod type constant velocity joint Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016118233A JP2016118233A JP2014257390A JP2014257390A JP2016118233A JP 2016118233 A JP2016118233 A JP 2016118233A JP 2014257390 A JP2014257390 A JP 2014257390A JP 2014257390 A JP2014257390 A JP 2014257390A JP 2016118233 A JP2016118233 A JP 2016118233A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer ring
- roller unit
- groove
- constant velocity
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
Description
本発明は、トリポード型等速ジョイントに関するものである。 The present invention relates to a tripod type constant velocity joint.
トリポード型等速ジョイントとして、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1の等速ジョイントは、トリポードに設けられた3本の軸部にそれぞれ支持され、外ローラおよび内ローラを有するダブルローラタイプのローラユニットを備える。このようなダブルローラタイプのローラユニットを備える等速ジョイントがジョイント角を付与された状態でトルク伝達を行うと、ローラユニットが外輪の軌道溝を往復するとともに、ローラユニットの内周面とトリポードの軸部との接触位置がトリポードの径方向に往復する。
There exists a thing disclosed by
このように、ローラユニットに対してトリポードの軸部が相対移動することにより、外輪の軸方向視においてローラユニットが傾動して、反トルク伝達側において外輪の軌道溝と接触することがある。当該接触による抵抗は、ローラユニットが外輪の軌道溝を往復する際の摺動抵抗となるおそれがある。 As described above, when the tripod shaft portion moves relative to the roller unit, the roller unit may tilt in the axial direction of the outer ring, and may contact the raceway groove of the outer ring on the counter-torque transmission side. The resistance due to the contact may become a sliding resistance when the roller unit reciprocates in the raceway groove of the outer ring.
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、反トルク伝達側における外輪の軌道溝とローラユニットの摺動抵抗を低減することが可能なトリポード型等速ジョイントを提供することを目的とする。 This invention is made in view of such a situation, and provides the tripod type constant velocity joint which can reduce the sliding resistance of the raceway groove | channel of an outer ring | wheel and a roller unit in an anti-torque transmission side. Objective.
(請求項1)本発明に係るトリポード型等速ジョイントは、軸方向一端側に開口部を有し、軸方向に延びる複数の軌道溝を備える外輪と、3本の軸部を備えるトリポードと、環状に形成され、3本の前記軸部の各々に回転可能に支持され、かつ、前記複数の軌道溝の各々を転動する複数のローラユニットと、を備える。
前記軌道溝の溝幅方向において、前記外輪が回転した場合に、前記軌道溝と前記ローラユニットとの間でトルク伝達される方とは反対側を反トルク伝達側と定義する。前記軌道溝の底部には、前記等速ジョイントのトルク伝達に伴って傾動する前記ローラユニットと反トルク伝達側において接触して、当該ローラユニットを支持する支持面が形成される。前記支持面には、前記外輪の内部に収容されたグリースを保持する保持部が形成される。
(Claim 1) A tripod constant velocity joint according to the present invention includes an outer ring having a plurality of raceway grooves having an opening on one end side in the axial direction and extending in the axial direction, and a tripod having three shaft parts, A plurality of roller units that are formed in an annular shape, are rotatably supported on each of the three shaft portions, and roll on each of the plurality of raceway grooves.
When the outer ring rotates in the groove width direction of the raceway groove, a side opposite to the side where torque is transmitted between the raceway groove and the roller unit is defined as an anti-torque transmission side. A support surface for supporting the roller unit is formed on the bottom of the raceway groove so as to come into contact with the roller unit tilting with the torque transmission of the constant velocity joint on the side opposite to the torque transmission side. The support surface is formed with a holding portion for holding the grease accommodated in the outer ring.
請求項1に記載の発明によると、外輪の内部に収容されたグリースを保持部が保持するので、ローラユニットの端面と軌道溝の支持面の接触部位が好適に潤滑される。これにより、等速ジョイントがトルク伝達を行った際に、反トルク伝達側において外輪の軌道溝とローラユニットの摺動抵抗を低減することが可能となる。 According to the first aspect of the invention, since the holding portion holds the grease accommodated in the outer ring, the contact portion between the end surface of the roller unit and the support surface of the raceway groove is suitably lubricated. As a result, when the constant velocity joint transmits torque, it is possible to reduce the sliding resistance of the outer ring raceway groove and the roller unit on the counter-torque transmission side.
<実施形態>
(1.等速ジョイント組立体1の全体構成)
等速ジョイント組立体1について、図1を参照して説明する。等速ジョイント組立体1は、例えば、車両の動力伝達シャフトに用いられる。等速ジョイント組立体1は、ディファレンシャル(図示せず)と車輪(図示せず)との連結部位に用いられる。
<Embodiment>
(1. Overall configuration of constant velocity joint assembly 1)
The constant
等速ジョイント組立体1は、図1に示すように、トリポード型等速ジョイント2(以下、「等速ジョイント」と称する)と、シャフト3と、ブーツ4とを備える。等速ジョイント2は、外輪10と、トリポード20と、3つのローラユニット30とを備える。トリポード20は、外輪10に対して、外輪軸方向(図1の左右方向)に移動可能であると共に、傾動可能である。
As shown in FIG. 1, the constant
外輪10は、軸方向一端側に開口部を有する筒状に形成される。外輪10は、本実施形態においては有底筒状に形成されるが、貫通する筒状に形成される場合もある。本実施形態においては、外輪10の底面外側は、ディファレンシャルに連結される。外輪10の内周面には、図1に示すように、外輪10の開口部から奥側(図1の左側)に向かって、外輪10の軸方向に延びる3つの軌道溝11が、周方向に等間隔に形成される。
The
トリポード20は、ボス21と、ボス21から径方向外方に延びる3本の軸部22(以下、「トリポード軸部」と称する)とを備える。各トリポード軸部22の外周面は、球面凸状に形成される。つまり、トリポード軸部22の外周面の軸方向断面形状は、円弧凸状に形成される。
The
3つのローラユニット30の各々は、全体としては、環状に形成される。3つのローラユニット30の各々は、3本のトリポード軸部22の各々の外周側に回転可能であり、トリポード軸部22の各々の軸心方向に摺動可能であり、且つ、トリポード軸部22の各々に対して傾動可能に支持される。さらに、3つのローラユニット30の各々は、軌道溝11に沿って転動可能に配置される。3つのローラユニット30は、3つの軌道溝11に対して姿勢を維持した状態で転動する。
Each of the three
ローラユニット30は、外ローラ31と、内ローラ32と、外ローラ31と内ローラ32との径方向間に挟まれるニードル33と、外ローラ31の内周面に係止され、内ローラ32およびニードル33の抜け止めを行う止め輪34と、を有する。このような構成からなるローラユニット30は、径方向に2つのローラ(外ローラ31、内ローラ32)を重ねて配置されたダブルローラタイプである。
The
シャフト3は、トリポード20のボス21に連結される。つまり、シャフト3と外輪10とに角度を付与した状態で、トリポード20およびローラユニット30を介して、両部材間でトルク伝達が行われる。以下では、シャフト3と外輪10とがなす角度を、等速ジョイント2の「ジョイント角」とも称する。
The
ブーツ4は、軸心方向に伸縮可能で、且つ、軸心を屈曲可能な蛇腹筒状に形成される。ブーツ4の一端が外輪10の外周面の開口側に取り付けられ、ブーツ4の他端がシャフト3の外周面に取り付けられる。このようにして、ブーツ4は、外輪10の開口側を閉塞する。外輪10の内部領域にはグリースが収容されており、ブーツ4は、グリースが外輪10の開口部から漏出しないようにシールする。
The boot 4 is formed in a bellows cylinder shape that can be expanded and contracted in the axial direction and that can bend the axial center. One end of the boot 4 is attached to the opening side of the outer peripheral surface of the
(2.外輪10およびローラユニット30の詳細構成)
(2−1.トルク伝達時におけるローラユニット30の傾動)
外輪10の軌道溝11において、底部12に対して溝幅方向(図2の左右方向)の両側に位置する溝側面13には、ローラユニット30の外周面(外ローラ31の外周面41に相当する)と接触して、トルク伝達を行う伝達面13aが形成される。伝達面13aの断面形状は、所定の曲率または複数の曲率を組み合わせられた凹状に形成される。
(2. Detailed configuration of the
(2-1. Tilt of the
In the
ローラユニット30は、図2に示すように、2つの伝達面13aにローラユニット30の外周面41が嵌め込まれるように配置される。ローラユニット30は、外輪10が回転した場合に、当該回転方向に応じて軌道溝11の2つの伝達面13aのうち一方と接触して、外輪10との間でトルク伝達を行う。つまり、外輪10の回転方向が逆方向となった場合には、ローラユニット30は、2つの伝達面13aのうち他方と接触して、外輪10との間でトルク伝達を行う。
As shown in FIG. 2, the
ここで、軌道溝11の溝幅方向において、外輪10が回転した場合に、軌道溝11とローラユニット30との間でトルク伝達される方を「トルク伝達側」と定義する。また、トルク伝達側とは逆側であって、軌道溝11とローラユニット30との間でトルク伝達される方とは反対側を「反トルク伝達側」と定義する。
Here, when the
軌道溝11の溝幅方向中央とローラユニット30の回転軸線が一致した状態において、ローラユニット30の外周面41と、当該外周面41と対向するそれぞれの伝達面13aとの間に僅かな隙間が設けられる。そのため、外輪10との間でトルク伝達を行った際には、ローラユニット30は、上記の状態からトルク伝達側に僅かに変位し、反トルク伝達側においては外周面41が伝達面13aから離間した状態となる。
In a state where the center in the groove width direction of the
また、ローラユニット30は、上記のように、トリポード軸部22に対して傾動可能に支持され、且つ外輪10の軌道溝11の2つの伝達面13aに嵌め込まれる。そのため、ローラユニット30は、トルク伝達時において、姿勢を維持された状態で軌道溝11を転動する。しかしながら、反トルク伝達側においてはローラユニット30の外周面41が伝達面13aから離間するため、ローラユニット30は、外輪10およびトリポード軸部22との接触位置や荷重の方向などによっては、トリポード軸部22に対して外輪10の回転軸線と平行な軸線周りに傾動する。
Further, as described above, the
このように、等速ジョイント2のトルク伝達に伴ってローラユニット30が傾動すると、ローラユニット30は、反トルク伝達側において、外輪10の内周面の何れかの部位に接触する。本実施形態においては、ローラユニット30は、伝達面13aと外周面41の形状等の設定により、反トルク伝達側に位置する径方向外方の端面42が軌道溝11の底部12に接触する(図6を参照)。上記の伝達面13aと外周面41の形状等の設定の詳細については後述する。
As described above, when the
(2−2.軌道溝11の底部12におけるグリースの保持)
軌道溝11の底部12には、等速ジョイント2のトルク伝達に伴って傾動するローラユニット30と反トルク伝達側において接触して、当該ローラユニット30を支持する支持面12aが形成される。支持面12aは、ローラユニット30の端面42と対向し、ローラユニット30が傾動した際に他の部位に優先して接触するように設計されている。
(2-2. Holding of grease at the bottom 12 of the raceway groove 11)
A
ここで、軌道溝11の底部12にローラユニット30の端面42が接触した状態で、ローラユニット30が外輪10の軸方向に往復すると、接触部位における摩擦力が摺動抵抗となる。底部12の支持面12aは、外輪10の内部領域に収容されたグリースにより潤滑され、上記の摺動抵抗の低減が図られている。この摺動抵抗をさらに低減することを目的として、支持面12aには、外輪10の内部に収容されたグリースを保持する保持部が形成される。上記の「保持部」は、本実施形態において、グリースを所定方向に流動させる油溝15である。
Here, when the
ここで、保持部である油溝15の適用例について、図3A〜図3Dを参照して説明する。図3A〜図3Dは、軌道溝11の底部12を正面として見た図であり、透視するローラユニット30の外ローラ31を破線にて示している。また、図2、および図3A〜図3Dに示すように、軌道溝11の底部12は、支持面12aよりも軌道溝11の溝幅方向の中央側に位置し、且つ支持面12aよりも軌道溝11の溝深さ方向の深部側(図2の上側)に位置してローラユニット30と非接触となる退避面12bを有する。
Here, an application example of the
油溝15の第一態様として、図3Aに示すように、油溝15は、外輪10の軸方向にグリースを流動させる溝形状からなる。第一態様においては、2本の油溝15が形成される。また、油溝15の第二態様として、図3Bに示すように、油溝15は、外輪10の回転方向にグリースを流動させる溝形状からなる。第二態様の油溝15は、支持面12aと退避面12bとの連結部まで延伸し、支持面12aにおける退避面12b側の端部において開口する開口部15aを有する。開口部15aは、軌道溝11の溝幅方向の中央側から油溝15へのグリースの流入を促すように機能する。第二態様においては、外輪10の軸方向に複数の油溝15が等間隔で配置される。
As a first aspect of the
また、油溝15の第三態様として、図3Cに示すように、油溝15は、外輪10の軸方向および回転方向にグリースを流動させる溝形状からなる。また、油溝15の第四態様として、図3Dに示すように、油溝15は、外輪10の軸方向に対して傾斜し、外輪10の軸方向および回転方向にグリースを流動させる溝形状からなる。第三態様および第四態様の油溝15は、全体として格子状からなり、支持面12aにおける退避面12b側の端部において開口する開口部15aをそれぞれ有する。
As a third aspect of the
上記態様における油溝15は、溝深さや溝幅を含む形状、および隣り合う油溝15との間隔などを、グリースの特性や伝達するトルクの大きさなどを加味して適宜設定される。油溝15は、回転するローラユニット30の端面42と接触することにより、ローラユニット30の回転方向や油溝15の延伸方向にグリースを流動させるとともに、溝部分においてグリースを保持する。これにより、支持面12aにグリースが塗布された状態となり、支持面12aの好適な潤滑状態が維持される。
The
また、第二〜第四態様においては、油溝15は、支持面12aにおける外輪10の回転方向(図3B〜図3Dの左右方向)の全域に亘って形成される。つまり、反トルク伝達側においては、外ローラ31の端面42が接触し得る範囲は限られるが、油溝15は、この範囲を超える範囲まで形成される。このよう構成により、支持面12aにおける外輪10の回転方向の全域に亘ってグリースが保持される。また、支持面12aのうちローラユニット30の端面42と接触しない部分に堆積したグリースは、等速ジョイント2の回転方向が反転した場合などに、ローラユニット30により掻き出されて外輪10の内部を循環する。
Further, in the second to fourth aspects, the
(2−3.底部12と溝側面13との関係)
軌道溝11の溝側面13は、ローラユニット30の外周面41と接触して、ローラユニット30との間でトルクを伝達する伝達面13aが形成される。一方で、軌道溝11の底部12は、トルク伝達に寄与する部位ではないが、等速ジョイント2のトルク伝達に伴ってローラユニット30が傾動して接触するため、当該ローラユニット30の端面42と接触して支持する支持面12aが設けられる。
(2-3. Relationship between bottom 12 and groove side surface 13)
The
ここで、図4に示すように、軌道溝11の溝側面13と支持面12aとの境界部14は、外輪10の内周面において外輪10の径方向の最外に位置する。つまり、外輪10の回転軸線から境界部14までの距離D1は、外輪10の内周面における他の境界部14を除いた部位が回転軸線と離間する距離の何れよりも大きい。例えば、軌道溝11の底部12における退避面12bの溝幅方向の角部が外輪10の回転軸線と離間する距離D2よりも、境界部14の距離D1は大きい。
Here, as shown in FIG. 4, the
等速ジョイント2のトルク伝達に伴って外輪10などが回転すると、外輪10の内部に収容されたグリースは、当該回転に伴って発生する遠心力により外輪10の径方向外方に流動する。また、外輪10の内周面まで流動したグリースは、外輪10の内周面の形状によって、当該内周面に沿って径方向の最外に位置する部位まで流動し集積される。そのため、上記のような構成により、径方向の最外に位置する境界部14へのグリースの流動が促進される。
When the
(2−4.軌道溝11の溝側面13とローラユニット30の外周面41)
本実施形態において、軌道溝11の溝側面13およびローラユニット30の外周面41は、以下のような接触状態となるように、それぞれの形状を設定される。即ち、図5に示すように、軌道溝11の溝側面13(伝達面13a)とローラユニット30の外周面41とは、アンギュラコンタクトとなる2箇所の接触部位(第一接触部位T1,第二接触部位T2)で接触する。
(2-4. Groove side surface 13 of
In the present embodiment, the shape of the
このように、等速ジョイント2がトルク伝達を行う際に、トルク伝達側においては軸線方向視で第一接触部位T1と、これよりも径方向内方に位置する第二接触部位T2との2箇所で伝達面13aにローラユニット30の外周面41が接触する。このとき、第一接触部位T1を通り、第一接触部位T1における接触角を有する直線を第一接触線L1とする。
As described above, when the constant velocity joint 2 transmits torque, the torque transmission side has a first contact portion T1 and a second contact portion T2 positioned radially inward in the axial direction view. The outer
また、第二接触部位T2を通り、第二接触部位T2における接触角を有する直線を第二接触線L2とする。第一接触線L1および第二接触線L2は、交点Pnで交わる。なお、接触角とは、ジョイント角0°におけるトリポード軸部22の中心軸および外輪10の回転軸に対してともに直交する軸をX軸とした場合に、接触部位(T1,T2)における接面の法線とX軸とのなす鋭角をいう。
A straight line having a contact angle at the second contact site T2 passing through the second contact site T2 is defined as a second contact line L2. The first contact line L1 and the second contact line L2 intersect at the intersection point Pn. The contact angle is the contact surface at the contact site (T1, T2) when the X axis is the axis orthogonal to the central axis of the
また、等速ジョイント2がジョイント角を付与された状態でトルク伝達を行う際に、ローラユニット30の内周面43とトリポード軸部22とが接触する位置Tcは、2箇所の接触部位(T1,T2)を通り各接触部位(T1,T2)に対応するそれぞれの接触角を有する2本の接触線(L1,L2)の交点Pnよりも外輪10の径方向外方である。
In addition, when the constant velocity joint 2 performs torque transmission in a state where the joint angle is given, the position Tc where the inner
ここで、ローラユニット30は、上記のように軌道溝11の伝達面13aとアンギュラコンタクトとなるため、交点Pnに対して外輪10の径方向にずれた位置において内周面43がトリポード軸部22との間でトルク伝達を行うと、交点Pnを中心として傾動させようとする荷重を受ける。このとき、本実施形態においては、ローラユニット30の内周面43とトリポード軸部22との接触位置Tcが、交点Pnよりも外輪10の径方向外方に位置する。
Here, since the
そのため、等速ジョイント2のトルク伝達に伴ってローラユニット30が傾動する場合に、ローラユニット30は、図6に示すように、反トルク伝達側においては、ローラユニット30の端面42が軌道溝11の支持面12aに接近する方向(図6の矢印で示す方向)に回転する。つまり、ローラユニット30は、反トルク伝達側の伝達面13aとローラユニット30の外周面41とが非接触となるように構成されている。そして、ローラユニット30の傾動する角度がある程度に達した場合に、油溝15などの作用により潤滑された支持面12aとローラユニット30の端面42が接触する。
Therefore, when the
(3.実施形態の構成による効果)
実施形態において、軌道溝11の支持面12aには、外輪10の内部に収容されたグリースを保持する保持部(油溝15)が形成される。このような構成によると、外輪10の内部に収容されたグリースを保持部が保持するので、ローラユニット30の端面42と軌道溝11の支持面12aの接触部位が好適に潤滑される。これにより、等速ジョイント2がトルク伝達を行った際に、反トルク伝達側において外輪10の軌道溝11とローラユニット30の摺動抵抗を低減することが可能となる。
(3. Effects of the configuration of the embodiment)
In the embodiment, the
また、油溝15は、軌道溝11の支持面12aに形成される。このような構成によると、軌道溝11の支持面12aにおいてグリースが油溝15に保持される。よって、等速ジョイント2のトルク伝達時において回転するローラユニット30に対して軌道溝11側が保持するグリースにより潤滑を行って、接触が生じた場合の摺動抵抗が低減される。
The
また、保持部(油溝15)は、油溝15の第一態様、第三態様、および第四態様において、外輪10の軸方向にグリースを流動させる溝形状からなる。このような構成によると、トルク伝達時において軌道溝11を往復するローラユニット30に対して、移動方向に対応して形成された油溝15によりグリースを保持できる。これにより、支持面12aと接触しながらローラユニット30の端面42を効率的に潤滑することができる。
Further, the holding portion (oil groove 15) has a groove shape that allows grease to flow in the axial direction of the
また、軌道溝11の底部12は、支持面12aよりも軌道溝11の溝幅方向の中央側に位置し、且つ支持面12aよりも外輪10の径方向外方に位置してローラユニット30と非接触となる退避面12bを有する。保持部(油溝15)は、油溝15の第二態様〜第四態様において、支持面12aにおける退避面12b側の端部において開口し、外輪10の回転方向にグリースを流動させる溝形状からなる油溝15である。このような構成によると、油溝15の開口からグリースの流入を促すことができる。特に、支持面12aにおける退避面12b側の端部にグリースが滞留する場合には、このグリースを溝側面方向に油溝15を介して流動させることができるので、潤滑性を向上できる。
Further, the bottom 12 of the
また、軌道溝11の溝側面13と支持面12aとの境界部14は、外輪10の内周面43において外輪10の径方向の最外に位置する。このような構成によると、軌道溝11の溝側面13と支持面12aとの境界部14が外輪10の内周面43の最外に位置するので、外輪10の回転に伴う遠心力によりグリースが当該境界部14に集積される。これにより、当該境界部14と溝底中央部(退避面12bがある部位)との間に位置する支持面12aとローラユニット30の端面42の接触部位が好適に潤滑される。
In addition, the
また、油溝15は、支持面12aにおける外輪10の回転方向の全域に亘って形成されている。このような構成によると、支持面12aにおける外輪10の回転方向の全域に亘ってグリースを保持することができるので、支持面12aとローラユニット30の端面42の接触が何れの部位において生じた場合にも摺動抵抗を低減できる。
The
また、軌道溝11の溝側面13とローラユニット30の外周面41とは、アンギュラコンタクトとなる2箇所の接触部位(第一接触部位T1、第二接触部位T2)で接触する。等速ジョイント2がジョイント角を付与された状態でトルク伝達を行う際に、ローラユニット30の内周面43とトリポード20の軸部22とが接触する位置Tcは、2箇所の接触部位(T1,T2)を通り各接触部位(T1,T2)に対応するそれぞれの接触角を有する2本の接触線(第一接触線L1、第二接触線L2)の交点Pnよりも外輪10の径方向外方である。
Further, the
このような構成によると、等速ジョイント2のトルク伝達に伴ってローラユニット30が傾動する場合に、反トルク伝達側においては、ローラユニット30が外輪10の径方向内方に傾動することを防止できる。これにより、ローラユニット30は、傾動する場合には、軌道溝11の支持面12a側に傾動することになる。当該支持面12aが油溝15に保持されるグリースにより好適に潤滑されているため、ローラユニット30が傾動した際の摺動抵抗を確実に低減できる。
According to such a configuration, when the
<実施形態の変形態様>
実施形態において、グリースを保持する保持部として、軌道溝11の支持面12aに溝形状からなる油溝15を形成する構成とした。これに対して、保持部は、溝形状の他に、凹部を適宜配置してもよい。このような構成によると、凹部に外輪10の内部を循環するグリースが堆積して保持される。この凹部の位置、大きさ、形状等を適宜設定することで、実施形態と同様の効果を奏する。
<Modification of Embodiment>
In the embodiment, the
また、実施形態において、グリースを保持する保持部である油溝15は、軌道溝11の支持面12aに配置される。これに対して、支持面12aに代えて、または支持面12aに加えて、当該支持面12aに対向するローラユニット30の端面42に保持部が形成される構成としてもよい。具体的には、図7に示すように、ローラユニット130は、外ローラ31の端面42に、保持部として油溝145が形成される。
In the embodiment, the
このような構成によると、ローラユニット30の端面42においてグリースが油溝15,145に保持される。よって、等速ジョイント2のトルク伝達において回転するローラユニット30に付着したグリースが、軌道溝11において支持面12aが位置する範囲まで移動される。これにより、ローラユニット30の端面42と支持面12aが潤滑され、接触が生じた場合の摺動抵抗が低減される。
According to such a configuration, the grease is held in the
<付記>
トリポード型等速ジョイント2は、軸方向一端側に開口部を有し、軸方向に延びる複数の軌道溝11を備える外輪10と、3本の軸部(トリポード軸部22)を備えるトリポード20と、環状に形成され、3本の軸部(22)の各々に回転可能に支持され、かつ、複数の軌道溝11の各々を転動する複数のローラユニット30と、を備える。
軌道溝11の溝幅方向において、外輪10が回転した場合に、軌道溝11とローラユニット30との間でトルク伝達される方とは反対側を反トルク伝達側と定義する。
軌道溝11の底部12には、等速ジョイント2のトルク伝達に伴って傾動するローラユニット30と反トルク伝達側において接触して、当該ローラユニット30を支持する支持面12aが形成される。支持面12aには、外輪10の内部に収容されたグリースを保持する保持部(油溝15)が形成される。
<Appendix>
The tripod type constant velocity joint 2 includes an
When the
A
このような構成によると、外輪10の内部に収容されたグリースを保持部(油溝15)が保持するので、ローラユニット30の端面42と軌道溝11の支持面12aの接触部位が好適に潤滑される。これにより、等速ジョイント2がトルク伝達を行った際に、反トルク伝達側において外輪10の軌道溝11とローラユニット30の摺動抵抗を低減することが可能となる。また、保持部(油溝15)は、軌道溝11の支持面12aに形成される。このような構成によると、軌道溝11の支持面12aにおいてグリースが保持部(油溝15)に保持される。よって、等速ジョイント2のトルク伝達時において回転するローラユニット30に対して軌道溝11側が保持するグリースにより潤滑を行って、接触が生じた場合の摺動抵抗が低減される。
According to such a configuration, since the holding part (oil groove 15) holds the grease accommodated in the
保持部(油溝15)は、外輪10の軸方向にグリースを流動させる溝形状からなる。
このような構成によると、トルク伝達時において軌道溝11を往復するローラユニット30に対して、移動方向に対応して形成された保持部(油溝15)によりグリースを保持できる。これにより、支持面12aと接触しながらローラユニット30の端面42を効率的に潤滑することができる。
The holding portion (oil groove 15) has a groove shape that allows grease to flow in the axial direction of the
According to such a configuration, the grease can be held by the holding portion (oil groove 15) formed corresponding to the moving direction with respect to the
軌道溝11の底部12は、支持面12aよりも軌道溝11の溝幅方向の中央側に位置し、且つ支持面12aよりも外輪10の径方向外方に位置してローラユニット30と非接触となる退避面12bを有する。保持部(油溝15)は、支持面12aにおける退避面12b側の端部において開口し、外輪10の回転方向にグリースを流動させる溝形状からなる。
このような構成によると、保持部(油溝15)の開口からグリースの流入を促すことができる。特に、支持面12aにおける退避面12b側の端部にグリースが滞留する場合には、このグリースを溝側面方向に保持部(油溝15)を介して流動させることができるので、潤滑性を向上できる。
The
According to such a configuration, the inflow of grease can be promoted from the opening of the holding portion (oil groove 15). In particular, when grease stays at the end of the
軌道溝11の溝側面と支持面12aとの境界部14は、外輪10の内周面43において外輪10の径方向の最外に位置する。
このような構成によると、軌道溝11の溝側面13と支持面12aとの境界部14が外輪10の内周面43の最外に位置するので、外輪10の回転に伴う遠心力によりグリースが当該境界部14に集積される。これにより、当該境界部14と溝底中央部(退避面12bがある部位)との間に位置する支持面12aとローラユニット30の端面42の接触部位が好適に潤滑される。
The
According to such a configuration, since the
保持部(油溝15)は、支持面12aにおける外輪10の回転方向の全域に亘って形成されている。
このような構成によると、支持面12aにおける外輪10の回転方向の全域に亘ってグリースを保持することができるので、支持面12aとローラユニット30の端面42の接触が何れの部位において生じた場合にも摺動抵抗を低減できる。
The holding portion (oil groove 15) is formed over the entire area of the
According to such a configuration, the grease can be held over the entire area of the
支持面12aに対向するローラユニット30の端面42には、外輪10の内部に収容されたグリースを保持する保持部(油溝145)が形成される。
このような構成によると、ローラユニット30の端面42においてグリースが保持部(油溝145)に保持される。よって、等速ジョイント2のトルク伝達において回転するローラユニット30に付着したグリースが、軌道溝11において支持面12aが位置する範囲まで移動される。これにより、ローラユニット30の端面42と支持面12aが潤滑され、接触が生じた場合の摺動抵抗が低減される。
A holding portion (oil groove 145) for holding the grease accommodated in the
According to such a configuration, the grease is held in the holding portion (oil groove 145) on the
トリポード型等速ジョイント2は、軸方向一端側に開口部を有し、軸方向に延びる複数の軌道溝11を備える外輪10と、3本の軸部(トリポード軸部22)を備えるトリポード20と、環状に形成され、3本の軸部(22)の各々に回転可能に支持され、かつ、複数の軌道溝11の各々を転動する複数のローラユニット30と、を備える。
軌道溝11の溝幅方向において、外輪10が回転した場合に、軌道溝11とローラユニット30との間でトルク伝達される方とは反対側を反トルク伝達側と定義する。
軌道溝11の底部12には、等速ジョイント2のトルク伝達に伴って傾動するローラユニット30と反トルク伝達側において接触して、当該ローラユニット30を支持する支持面12aが形成される。支持面12aに対向するローラユニット30の端面42には、外輪10の内部に収容されたグリースを保持する保持部(油溝145)が形成される。
The tripod type constant velocity joint 2 includes an
When the
A
このような構成によると、ローラユニット30の端面42においてグリースが保持部(油溝145)に保持される。よって、等速ジョイント2のトルク伝達において回転するローラユニット30に付着したグリースが、軌道溝11において支持面12aが位置する範囲まで移動される。これにより、ローラユニット30の端面42と支持面12aが潤滑され、接触が生じた場合の摺動抵抗が低減される。
According to such a configuration, the grease is held in the holding portion (oil groove 145) on the
軌道溝11の溝側面とローラユニット30の外周面41とは、アンギュラコンタクトとなる2箇所の接触部位(第一接触部位T1、第二接触部位T2)で接触する。等速ジョイント2がジョイント角を付与された状態でトルク伝達を行う際に、ローラユニット30の内周面43とトリポード20の軸部(トリポード軸部22)とが接触する位置Tcは、2箇所の接触部位(T1,T2)を通り各接触部位(T1,T2)に対応するそれぞれの接触角を有する2本の接触線(第一接触線L1、第二接触線L2)の交点Pnよりも外輪10の径方向外方である。
このような構成によると、等速ジョイント2のトルク伝達に伴ってローラユニット30が傾動する場合に、反トルク伝達側においては、ローラユニット30が外輪10の径方向内方に傾動することを防止できる。これにより、ローラユニット30は、傾動する場合には、軌道溝11の支持面12a側に傾動することになる。当該支持面12aが保持部(油溝15,145)に保持されるグリースにより好適に潤滑されているため、ローラユニット30が傾動した際の摺動抵抗を確実に低減できる。
The groove side surface of the
According to such a configuration, when the
1:等速ジョイント組立体、 2:トリポード型等速ジョイント(等速ジョイント)、 10:外輪、 11:軌道溝、 12:底部、 12a:支持面、 12b:退避面、 13:溝側面、 14:境界部、 15:油溝(保持部)、 20:トリポード、 22:トリポード軸部(軸部)、 30,130:ローラユニット、 41:外周面、 42:端面、 43:内周面、 145:油溝、 T1:第一接触部位、 T2:第二接触部位、 L1:第一接触線、 L2:第二接触線、 Pn:交点、 Tc:接触位置 1: constant velocity joint assembly, 2: tripod type constant velocity joint (constant velocity joint), 10: outer ring, 11: raceway groove, 12: bottom portion, 12a: support surface, 12b: retraction surface, 13: groove side surface, 14 : Boundary portion, 15: oil groove (holding portion), 20: tripod, 22: tripod shaft portion (shaft portion), 30, 130: roller unit, 41: outer peripheral surface, 42: end surface, 43: inner peripheral surface, 145 : Oil groove, T1: First contact part, T2: Second contact part, L1: First contact line, L2: Second contact line, Pn: Intersection, Tc: Contact position
Claims (8)
3本の軸部を備えるトリポードと、
環状に形成され、3本の前記軸部の各々に回転可能に支持され、かつ、前記複数の軌道溝の各々を転動する複数のローラユニットと、
を備えるトリポード型等速ジョイントであって、
前記軌道溝の溝幅方向において、前記外輪が回転した場合に、前記軌道溝と前記ローラユニットとの間でトルク伝達される方とは反対側を反トルク伝達側と定義し、
前記軌道溝の底部には、前記等速ジョイントのトルク伝達に伴って傾動する前記ローラユニットと反トルク伝達側において接触して、当該ローラユニットを支持する支持面が形成され、
前記支持面には、前記外輪の内部に収容されたグリースを保持する保持部が形成される、トリポード型等速ジョイント。 An outer ring having a plurality of raceway grooves having an opening on one axial end side and extending in the axial direction;
A tripod with three shafts;
A plurality of roller units formed in an annular shape, rotatably supported on each of the three shaft portions, and rolling on each of the plurality of raceway grooves;
A tripod type constant velocity joint comprising:
When the outer ring rotates in the groove width direction of the raceway groove, the side opposite to the side where torque is transmitted between the raceway groove and the roller unit is defined as an anti-torque transmission side,
At the bottom of the raceway groove is formed a support surface that supports the roller unit in contact with the roller unit that tilts with torque transmission of the constant velocity joint on the counter-torque transmission side,
A tripod type constant velocity joint in which a holding portion for holding grease contained in the outer ring is formed on the support surface.
前記保持部は、前記支持面における前記退避面側の端部において開口し、前記外輪の回転方向に前記グリースを流動させる溝形状からなる、請求項1または2に記載のトリポード型等速ジョイント。 The roller unit is located at a bottom portion of the raceway groove in a center side in the groove width direction of the raceway groove with respect to the support surface, and is located on a deeper side in the groove depth direction of the raceway groove than the support surface. With a retracting surface that is non-contact with
The tripod type constant velocity joint according to claim 1 or 2, wherein the holding portion has a groove shape that opens at an end portion of the support surface on the retraction surface side and allows the grease to flow in a rotation direction of the outer ring.
3本の軸部を備えるトリポードと、
環状に形成され、3本の前記軸部の各々に回転可能に支持され、かつ、前記複数の軌道溝の各々を転動する複数のローラユニットと、
を備えるトリポード型等速ジョイントであって、
前記軌道溝の溝幅方向において、前記外輪が回転した場合に、前記軌道溝と前記ローラユニットとの間でトルク伝達される方とは反対側を反トルク伝達側と定義し、
前記軌道溝の底部には、前記等速ジョイントのトルク伝達に伴って傾動する前記ローラユニットと反トルク伝達側において接触して、当該ローラユニットを支持する支持面が形成され、
前記支持面に対向する前記ローラユニットの端面には、前記外輪の内部に収容されたグリースを保持する保持部が形成される、トリポード型等速ジョイント。 An outer ring having a plurality of raceway grooves having an opening on one axial end side and extending in the axial direction;
A tripod with three shafts;
A plurality of roller units formed in an annular shape, rotatably supported on each of the three shaft portions, and rolling on each of the plurality of raceway grooves;
A tripod type constant velocity joint comprising:
When the outer ring rotates in the groove width direction of the raceway groove, the side opposite to the side where torque is transmitted between the raceway groove and the roller unit is defined as an anti-torque transmission side,
At the bottom of the raceway groove is formed a support surface that supports the roller unit in contact with the roller unit that tilts with torque transmission of the constant velocity joint on the counter-torque transmission side,
A tripod type constant velocity joint in which a holding portion for holding grease contained in the outer ring is formed on an end surface of the roller unit facing the support surface.
前記等速ジョイントがジョイント角を付与された状態でトルク伝達を行う際に、前記ローラユニットの内周面と前記トリポードの前記軸部とが接触する位置は、前記2箇所の接触部位を通り各前記接触部位に対応するそれぞれの接触角を有する2本の接触線の交点よりも前記外輪の径方向外方である、請求項1〜7の何れか一項に記載のトリポード型等速ジョイント。 The groove side surface of the raceway groove and the outer peripheral surface of the roller unit are in contact with each other at two contact portions that form an angular contact,
When the constant velocity joint performs torque transmission with a joint angle, the position where the inner peripheral surface of the roller unit and the shaft portion of the tripod contact each passes through the two contact sites. The tripod type constant velocity joint as described in any one of Claims 1-7 which is a radial direction outer side of the said outer ring | wheel rather than the intersection of the two contact lines which have each contact angle corresponding to the said contact part.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014257390A JP2016118233A (en) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | Tripod type constant velocity joint |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014257390A JP2016118233A (en) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | Tripod type constant velocity joint |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016118233A true JP2016118233A (en) | 2016-06-30 |
Family
ID=56242942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014257390A Pending JP2016118233A (en) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | Tripod type constant velocity joint |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016118233A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11655857B2 (en) | 2019-05-17 | 2023-05-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Tripod constant-velocity joint |
-
2014
- 2014-12-19 JP JP2014257390A patent/JP2016118233A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11655857B2 (en) | 2019-05-17 | 2023-05-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Tripod constant-velocity joint |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10054164B2 (en) | Rolling bearing | |
JP6790555B2 (en) | Rolling bearing | |
JP5928241B2 (en) | Rolling bearing | |
JP6874455B2 (en) | Rolling bearing | |
KR20110021221A (en) | Shudderless in board type of constant velocity joint | |
CN104704252A (en) | Fixed constant-velocity universal joint | |
JP2016118233A (en) | Tripod type constant velocity joint | |
JP2012202453A (en) | Self-aligning roller bearing | |
KR101405191B1 (en) | Continuous velocity joint | |
JP2017053420A (en) | Rolling bearing | |
JP6572754B2 (en) | Rolling bearing | |
JP2016118234A (en) | Tripod type constant velocity joint | |
JP2012255479A5 (en) | ||
CN106304840A (en) | System and method for lubrication sliding bearing | |
CN107975532A (en) | Rolling bearing | |
JP2018066416A (en) | Cylinder roller bearing | |
RU2523872C1 (en) | Ball cageless bearing | |
JP6707896B2 (en) | Constant velocity joint | |
JP2018155377A (en) | Tripod type constant velocity universal joint | |
RU2582630C2 (en) | Roller bearing (versions) | |
JP2014214802A (en) | Tripod type constant velocity joint | |
KR100633307B1 (en) | Anti axial force tripod-constant velocity joint | |
JP2018004062A (en) | Rolling bearing | |
WO2006035650A1 (en) | Constant velocity universal joint and method of producing the same | |
CN106460941A (en) | System and method for lubricating rolling bearing elements |