JP2016117259A - ブロー成形品のインサート部材の取付構造及び取付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インサート部材に予め逆止弁を取付けて、ブロー成形と同時に、逆止弁を取付けることが可能なインサート部材の取付構造と取付方法を提供する。【解決手段】ブロー成形品の外壁2にインサート部材20の少なくとも一部を埋設して取付けるインサート部材20の取付構造において、インサート部材20は、ブロー成形品の外壁2を貫通する筒状部と、筒状部の外面に幅方向に張り出したフランジ部23を有する。フランジ部23は、ブロー成形品の外壁2の内面に溶着され、筒状部は、ブロー成形品の外側に張り出す外筒部21と、ブロー成形品の内側に張り出す内筒部22とを有する。内筒部22の先端に逆止弁25を有し、逆止弁25は、ブロー成形品の外側からの圧力で開くことが可能に保持される。【選択図】図1

Description

本発明は、ブロー成形品の外壁にインサート部材の少なくとも一部を埋設して取付けるインサート部材の取付構造及び取付方法に関する。特に、ブロー成形により成形される自動車用燃料タンクに取付けるインサート部材に使用することができる。
自動車用燃料タンクには、燃料タンク内に燃料を注入するフィラーチューブが燃料タンクに取付けられている。
このような燃料タンクは、従来、金属製のものが用いられていたが、近年車両の軽量化や、錆が発生しないこと、所望の形状に成形しやすいことなどによって熱可塑性樹脂製のものも用いられるようになってきた。
そして、その製造が容易なため、ブロー成形により製造されたブロー成形品である燃料タンク1が使用されている。このような熱可塑性樹脂製のブロー成形品である燃料タンク1においても、図5に示すように、各種のホースやケーブルとともに、燃料タンク101に液体又は気体を注入又は排出するための各種のチューブやパイプを取付けるためのチューブ取付部材120が、燃料タンク101の外壁102に取付けられている。
例えば、図12に示すように、ブロー成形により製造されたブロー成形品である熱可塑性合成樹脂製の燃料タンク101のタンク外壁102にチューブ取付部材120が溶着されている(例えば、特許文献1参照。)。このチューブ取付部材120は、溶着座123を設けてタンク外壁102に溶着座123を溶着している。
このような構造においては、溶着座123の溶着面がフラットな形状であるため、チューブ取付部材120の溶着面を高温に予熱しないと、充分な溶着ができない。しかしながら、この予熱によりチューブ取付部材120の剛性が低下して、変形する場合がある。
そのため、図13に示すような、ブロー成形品の外壁202を貫通して、ブロー成形品の外側に位置する外筒部221と、ブロー成形品の内側に位置する内筒部222と、外筒部221と内筒部222の境界部分から外面に幅方向に張り出したフランジ部223を有して、内筒部222とフランジ部223を燃料タンク101のタンク外壁102に溶着した(例えば、特許文献2及び3参照。)。
しかしながら、この場合には、図14に示すように、チューブ取付部材220をブロー成形金型230のインサート保持部231に取付けて、パリソン250の外側からチューブ取付部材220を挿入している。このため、チューブ取付部材220のタンク内筒部22の先端にパリソン50が位置することとなる。
一方、図15に示すように、ブローを行うときは、ブロー成形金型230のからチューブ取付部材220の内部を貫通して、ブローピン240を挿入して、パリソン250を突き破り、穴明けを行っている。また、ブロー成形品の内部から流体が逆流しないように逆止弁を取付ける必要がある場合がる。このため、チューブ取付部材220に成形時に逆止弁を取付けることができない。チューブ取付部材220の先端に逆止弁を取付けるには、ブロー成形後に後工程で取付けることとなり、手間がかかっている。
特開2003−236920号公報 特開2014−43064号公報 特開2014−46676号公報
そこで本発明は、インサート部材に予め逆止弁を取付けて、ブロー成形と同時に、逆止弁を取付けることが可能なインサート部材の取付構造と取付方法を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、ブロー成形品の外壁にインサート部材の少なくとも一部を埋設して取付けるインサート部材の取付構造において、
インサート部材は、ブロー成形品の外壁を貫通する筒状部と、筒状部の外面に幅方向に張り出したフランジ部を有し、フランジ部は、ブロー成形品の外壁の内面に溶着され、筒状部は、ブロー成形品の外側に張り出す外筒部と、ブロー成形品の内側に張り出す内筒部とを有し、フランジ部は、ブロー成形品の外壁の内面に溶着され、外筒部の外面は、ブロー成形品の外壁から一体的に形成された外筒カバー部で覆われて、
内筒部の先端に逆止弁を有し、逆止弁は、ブロー成形品の外側からの圧力で開くことが可能に保持されたことを特徴とするインサート部材の取付構造である。
請求項1の本発明では、ブロー成形品の外壁にインサート部材の少なくとも一部を埋設して取付けるインサート部材の取付構造において、インサート部材は、ブロー成形品の外壁を貫通する筒状部と、筒状部の外面に幅方向に張り出したフランジ部を有する。このため、フランジ部をブロー成形品の外壁に溶着することにより、筒状部をブロー成形品に取付けて、ブロー成形品の開口とすることができる。この開口を通じて、液体や気体をブロー成形品内部へ注入することや、内部から排出することができる。
筒状部は、ブロー成形品の外側に張り出す外筒部と、ブロー成形品の内側に張り出す内筒部とを有するため、外筒部にパイプ等を取付けてブロー成形品内に燃料等の液体を注入することができ、内筒部に逆止弁等を取付けることができる。
フランジ部は、ブロー成形品の外壁の内面に溶着され、外筒部の外面は、ブロー成形品の外壁から一体的に形成された外筒カバー部で覆われる。このため、インサート部材が外筒カバー部で強固に固定され、ブロー成形品の外壁に強固に取り付けられ、インサート部材とブロー成形品の外壁の間のシール性を確保することができる。パリソンを外筒部とフランジ部の側外面に当接させて、インサート部材をブロー成形品の外壁の内面に取付けて、インサート部材を強固に安定して取付けることができる。
内筒部の先端に逆止弁を有し、逆止弁は、ブロー成形品の外側からの圧力で開くことが可能に保持される。このために、ブロー成形品を形成するときに、逆止弁から空気を吹き込み、ブロー成形するとともに、ブロー成形品の内部を冷却することができる。また、成形後は、ブロー成形品の内部に燃料等の液体を注入することができ、液体の逆流を防止できる。また、内筒部の先端に逆止弁があるため、ブロー成形時にパリソンが逆止弁と当接することがなく、ブロー成形と同時に逆止弁を取付けることができる。
請求項2の本発明は、逆止弁は、内筒部の先端を閉じるようにバネ部材で付勢され、逆止弁を保持する逆止弁保持部の先端に逆止弁が取付けられて、逆止弁保持部の他端にブローピン先端受け部が形成され、ブロー成形のブローピンの先端がブローピン先端受け部を押すと逆止弁が開くとともに、筒状部に流体が入ると、流体の重量又は圧力で逆止弁が開くインサート部材の取付構造である。
請求項2の本発明では、逆止弁は、内筒部の先端を閉じるようにバネ部材で付勢され、逆止弁を保持する逆止弁保持部の先端に逆止弁が取付けられるこのため、内筒部の先端は、逆止弁保持部をバネ部材で付勢して、逆止弁保持部に取付けられた逆止弁により常時閉じられることができる。
逆止弁保持部の他端にブローピン先端受け部が形成され、ブロー成形のブローピンの先端がブローピン先端受け部を押すと逆止弁が開くとともに、筒状部に流体が入ると、流体の重量又は圧力で逆止弁が開く。このため、ブロー成形品をブロー成形時に、ブローピンの先端がブローピン先端受け部を押すと逆止弁が開き、空気をブロー成形金型のキャビティー内に吹き込むことができるとともに、ブロー成形品の使用時には、インサート部材内に流体を注入して、逆止弁を開くことができ、ブロー成形品内に流体を注入することができる。
請求項3の本発明は、フランジ部の上面にフランジ突状部が形成され、フランジ突状部がブロー成形品の外壁の内面に溶着されているインサート部材の取付構造である。
請求項3の本発明では、フランジ部の上面にフランジ突状部が形成され、フランジ突状部がブロー成形品の外壁の内面に溶着されている。フランジ突状部は、溶融状態にあるパリソンと当接すると、フランジ突状部がパリソンにより集中的に加熱されて、パリソンの内部に食い込んで、パリソンと溶着するため、フランジ部をブロー成形品の外壁の内面に強固に溶着することができる。また、フランジ部とブロー成形品の外壁の内面の間のシール性も確保することができる。また、インサート部材を予熱することなく、パリソンとフランジ部を融着することができ、生産効率を向上させることができる。
請求項4の本発明は、外筒部の外面は、ブロー成形品の外壁から一体的に形成された外筒カバー部で覆われて、外筒部の先端は、外筒カバー部から延設された外筒カバー先端部が外筒部の先端の内面まで覆うように形成されたインサート部材の取付構造である。
請求項4の本発明では、外筒部の先端は、外筒カバー部から延設された外筒カバー先端部が外筒部の先端の内面まで覆うように形成されたため、外筒カバー部と一体的に、外筒カバー先端部が外筒部の先端を包んで、強固に保持するとともに、外筒部の先端の剛性を向上させることができる。
請求項5の本発明は、ブロー成形品は、自動車用燃料タンクであり、インサート部材は、自動車用燃料タンクに液体または気体を注入又は排出するチューブを燃料タンクに取付けるチューブ取付部材であるインサート部材の取付構造である。
請求項5の本発明では、ブロー成形品は、自動車用燃料タンクであり、インサート部材は、自動車用燃料タンクに液体または気体を注入又は排出するチューブを燃料タンクに取付けるチューブ取付部材である。このため、チューブ取付部材の強度が向上して、チューブが確実に保持されるとともに、自動車用燃料タンクとチューブ取付部材との間のシール性が向上して、燃料や燃料蒸気の漏れを防止することができる。
請求項6の本発明は、ブロー成形品の外壁にインサート部材の少なくとも一部を埋設して取付けるインサート部材の取付方法において、
インサート部材は、ブロー成形品の外壁を貫通する筒状部と、筒状部の外面に幅方向に張り出したフランジ部を有し、筒状部は、ブロー成形品の外側に張り出す外筒部と、ブロー成形品の内側に張り出す内筒部とを有し、内筒部の先端に逆止弁を有し、逆止弁は、ブロー成形品の外側からの圧力で開くことが可能に取付けられて、
ブロー成形品を成形するブロー成形金型は、少なくとも一方の割型にインサート部材が嵌合されるインサート嵌合部を設け、中型にインサート部材を保持するインサート保持部を設け、
ブロー成形金型を開いて、中型のインサート保持部にインサート部材を保持させるとともに、割型にパリソンを当接させて、
インサート嵌合部に当接したパリソンに、中型のインサート保持部を動かし、インサート部材を押圧して、パリソンとともにインサート部材をインサート嵌合部に挿入し、パリソンとインサート部材を溶着し、
ブロー成形金型を閉じて、ブローピンをインサート部材の外筒部から挿入し、ブローピンの先端で逆止弁を開き、ブロー成形金型内にブローを行うことを特徴とするインサート部材の取付方法である。
請求項6の本発明では、ブロー成形品の外壁にインサート部材の少なくとも一部を埋設して取付けるインサート部材の取付方法において、インサート部材は、ブロー成形品の外壁を貫通する筒状部と、筒状部の外面に幅方向に張り出したフランジ部を有する。このため、フランジ部をブロー成形品の外壁に溶着することにより、筒状部をブロー成形品に取付けて、ブロー成形品の開口とすることができる。この開口を通じて、液体や気体をブロー成形品内部へ注入することや、内部から排出することができる。
筒状部は、ブロー成形品の外側に張り出す外筒部と、ブロー成形品の内側に張り出す内筒部とを有するため、外筒部にパイプ等を取付けてブロー成形品内に燃料等の液体を注入することができ、内筒部に逆止弁等を取付けることができる。
内筒部の先端に逆止弁を有し、逆止弁は、ブロー成形品の外側からの圧力で開くことが可能に保持される。このために、ブロー成形品を形成するときに、逆止弁から空気を吹き込み、ブロー成形するとともに、ブロー成形品の内部を冷却することができる。また、成形後は、ブロー成形品の内部に燃料等の液体を注入することができるとともに、液体の逆流を防止できる。
ブロー成形品を成形するブロー成形金型は、少なくとも一方の割型にインサート部材が嵌合されるインサート嵌合部を設け、中型にインサート部材を保持するインサート保持部を設ける。このため、中型にインサート部材を保持して、ブロー成形時にインサート部材をインサート部材嵌合部に挿入して、ブロー成形品の内部にインサート部材を取付けることができる。
ブロー成形金型を開いて、中型のインサート保持部にインサート部材を保持させるとともに、割型にパリソンを当接させる。このため、割型のキャビティー面にパリソンを当接させて、パリソンの内面側に中型のインサート保持部に取付けられたインサート部材を配置することができる。
インサート嵌合部に当接したパリソンに、中型のインサート保持部を動かし、インサート部材を押圧して、パリソンとともにインサート部材をインサート嵌合部に挿入し、パリソンとインサート部材を溶着する。このため、パリソンの内面にインサート部材を取付けて、ブロー成形時にインサート嵌合部でパリソンとともにインサート部材を保持して、パリソンをインサート部材のフランジ部と外筒部に押圧して、パリソンの内面にインサート部材を溶着して、ブロー成形することができる。
ブロー成形金型を閉じて、ブローピンをインサート部材の外筒部から挿入し、ブローピンの先端で逆止弁を開き、ブロー成形金型内にブローを行う。このため、逆止弁を有するインサート部材をブロー成形と同時に取付けるとともに、インサート部材の外筒部からブローピンを挿入し、逆止弁を開いて、ブロー成形金型内に空気を吹き込むことができる。
請求項7の本発明は、逆止弁は、内筒部の先端を閉じるようにバネ部材で付勢され、逆止弁を保持する逆止弁保持部の先端に逆止弁が取付けられて、逆止弁保持部の他端にブローピン先端受け部が形成され、ブロー成形金型を閉じて、ブローピンをインサート部材の外筒部から挿入し、ブローピンの先端でブローピン先端受け部を押して、逆止弁を開き、ブロー成形金型内に行うブローは、逆止弁から空気を吹き込み、パリソンをブロー成形金型に押圧した後、パリソンを冷却するため、空気の吹き込みと排出を行うインサート部材の取付方法である。
請求項7の本発明では、逆止弁は、内筒部の先端を閉じるようにバネ部材で付勢され、逆止弁を保持する逆止弁保持部の先端に逆止弁が取付けられて、逆止弁保持部の他端にブローピン先端受け部が形成され、ブロー成形金型を閉じて、ブローピンをインサート部材の外筒部から挿入し、ブローピンの先端でブローピン先端受け部を押して、逆止弁を開き、ブロー成形金型内に行うブローは、逆止弁から空気を吹き込み、パリソンをブロー成形金型に押圧した後、パリソンを冷却するため、空気の吹き込みと排出を行う。このため、ブロー成形時にブローピンの先端をインサート部材に挿入して、ブローピン先端受け部を押して、逆止弁を開き、空気を吹き込みパリソンをブロー成形金型に押圧するとともに、更に、ブローピンから空気を吹き込みブロー成形品の冷却も行うことができ、生産効率を向上させることができる。
請求項8の本発明は、インサート嵌合部は、スライド機構を有し、インサート部材がインサート嵌合部に挿入されるときは、スライド機構により、インサート嵌合部の内径を広げ、インサート部材がインサート嵌合部に挿入された後は、スライド機構によりインサート嵌合部の内径を狭めて、インサート部材を挟持するインサート部材の取付方法である。
請求項8の本発明では、インサート嵌合部は、スライド機構を有し、インサート部材がインサート嵌合部に挿入されるときは、スライド機構により、インサート嵌合部の内径を広げるため、中型の移動により、インサート部材をパリソンとともに容易にインサート嵌合部に挿入することができる。
インサート部材がインサート嵌合部に挿入された後は、スライド機構によりインサート嵌合部の内径を狭めて、インサート部材を挟持するため、インサート嵌合部に挿入されたインサート部材とパリソンをインサート嵌合部が挟持するため、ブロー成形中は、インサート部材をブロー成形金型に保持して、パリソンをインサート部材に押圧して、パリソンとインサート部材を強固に溶着することができる。
フランジ部は、ブロー成形品の外壁の内面に溶着されるため、インサート部材をブロー成形品の外壁の内面に取付けて、インサート部材を強固に安定して取付けることができる。
内筒部の先端に逆止弁を有し、逆止弁は、ブロー成形品の外側からの圧力で開くことが可能に保持されるために、ブロー成形品を形成するときに、逆止弁から空気を吹き込み、ブロー成形するとともに、ブロー成形品の内部を冷却することができる。
本発明の実施の形態を示すもので、燃料タンクのチューブ取付部材を取付ける部分の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、チューブ取付部材の斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、チューブ取付部材のタンク内筒部の断面図であり、図2のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、チューブ取付部材のタンク内筒部の逆止弁支持部の断面図であり、図3のB−B線に沿った断面図である。 燃料タンクの断面図である。 本発明の燃料タンクにチューブ取付部材を取付ける工程を示すもので、ブロー成形金型のチューブ取付部材保持部にパリソンを当接させ、チューブ取付部材を接近させた状態のブロー成形金型の一部断面図である。 本発明の燃料タンクにチューブ取付部材を取付ける工程を示すもので、ブロー成形金型のチューブ取付部材保持部にパリソンとチューブ取付部材を保持させ、ブローピンを接近させた状態のブロー成形金型の一部断面図である。 本発明の燃料タンクにチューブ取付部材を取付ける工程を示すもので、ブロー成形金型のチューブ取付部材保持部にパリソンとチューブ取付部材を保持させ、ブローピンの先端でブローピン先端受け部を押して、逆止弁を開いた状態のブロー成形金型の一部断面図である。 本発明の燃料タンクにチューブ取付部材を取付ける工程を示すもので、ブロー成形金型のチューブ取付部材保持部にパリソンとチューブ取付部材を保持させ、ブロー成形が終了した状態のブロー成形金型の一部断面図である。 本発明に使用するブローピンの先端部の底面図である。 本発明に使用するブローピンの先端部の側面図である。 従来の燃料タンクのチューブ取付部材の取付部分の断面図である。 従来の他の燃料タンクのチューブ取付部材の取付け部分の断面図である。 従来の他の燃料タンクにチューブ取付部材を取付ける工程を示すもので、ブロー成形金型のチューブ取付部材保持部にチューブ取付部材を保持させ、パリソンをチューブ取付部材の先端に当接させ、ブローピンをチューブ取付部材に接近させた状態のブロー成形金型の一部断面図である。 従来の他の燃料タンクにチューブ取付部材を取付ける工程を示すもので、ブロー成形金型のチューブ取付部材保持部にチューブ取付部材を保持させ、パリソンをチューブ取付部材の先端に当接させ、ブローピンをチューブ取付部材に挿入し、パリソンを突き破った状態のブロー成形金型の一部断面図である。
本発明を、ブロー成形品である燃料タンク1のタンク外壁2にインサート部材であるチューブ取付部材20を取付けた取付構造を例にとり説明するが、燃料タンク1以外の他のブロー成形品にインサート部材を取付ける場合にも広く実施することができる。
本発明の実施の形態を図1〜図11に基づき説明する。
まず、本発明の実施の形態に使用するインサート部材であるチューブ取付部材20の取付構造について図1〜図3及び図5に基づき説明する。
図5は本発明の実施の形態のチューブ取付部材20の取付構造が使用される燃料タンク1の断面図である。図1は、本発明の実施の形態のインサート部材であるチューブ取付部材20をブロー成形品である燃料タンク1のタンク外壁2に取付けた取付構造の断面図である。
図5に示すように、燃料タンク1は、ブロー成形で形成され、タンク外壁2は一体に形成されている。タンク外壁2は、熱可塑性合成樹脂の1層で形成することもできるし、熱可塑性合成樹脂の複数の層を有するように形成することもできる。
複数の層で形成された場合は、剛性を有する層と、燃料透過性の低い層を組み合わせて形成することができる。
複数の層で形成された場合は、例えば、中央の層がエチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)又はナイロンで形成された燃料透過を防止するバリヤー層と、そのバリヤー層の上下に変性ポリエチレンから形成される接着層と、その接着層のそれぞれの外面に高密度ポリエチレン(HDPE)から形成される外層から構成される。
タンク外壁2の上部には、図1と図5に示すチューブ取付部材20と、チューブ取付部材20を取付けるタンク取付部10が形成されている。チューブ取付部材20は、燃料タンク1内に燃料を注入するフィラーチューブや、燃料タンク1から燃料をエンジンに供給する燃料パイプを取付けるものである。
また、タンク外壁2の上部には、ブリーザポート取付部7も形成されている。ブリーザポート取付部7は、燃料給油時に燃料タンク1内のガスをタンク外に逃がすためブリーザホース(図示せず)を取付けるものである。また、8は燃料タンク1から車輌転倒時の燃料漏れを防ぐカットオフバルブである。
なお、タンク外壁2の上面には、燃料移送用ホース等の各種のホースを保持するホースクランプを設けてもよい。これらのブリーザポート取付部7やホースクランプ等のパイプやホースの取付部材もチューブ取付部材20と同様に本発明を使用することができる。
タンク外壁2の上面には、さらに開口部6が形成され、開口部6からタンク外壁2の下部の内面にサブタンク5が取付けられる。開口部6は、蓋体60で塞がれて、蓋体60はロックプレート51で開口部6に周囲を螺着される。開口部6と蓋体60の間にはシールリング52が取付けられて、開口部6と蓋体60の間がシールされる。
そして、サブタンク5内に燃料ポンプユニット4が取付けられている。サブタンク5は、車両が傾いたり振動したりしたときに、燃料タンク1内の燃料を燃料ポンプユニット4が確実にエンジンに送り出すことができるように設けられている。燃料ポンプユニット4は蓋体60に取付けられて、修理やメンテナンスが行われる。燃料ポンプユニット4からパイプが延びて、タンク外壁2の上部の蓋体60にフューエルメインポート取付部9が接続している。フューエルメインポート取付部9にはエンジンに燃料を送る燃料パイプ(図示せず)が取付けられている。
図1に示すように、燃料タンク1のタンク外壁2の上部に、タンク取付部10が形成されている。タンク取付部10は、タンク外壁2から一体的に連続して形成され、後述するチューブ取付部材20を取付ける燃料タンク1のタンク外壁2に、燃料タンク1をブロー成形するときに形成されている。
タンク取付部10は、後述するように、ブロー成形のパリソン50が硬化して、後述するチューブ取付部材20のタンク外筒部21と溶着した外筒カバー部12と、タンク外筒部21の先端に溶着した外筒カバー先端部13と、フランジ部23の外側面に溶着したフランジカバー部14を有する。
次に、図1〜図3に基づき、本発明の実施の形態において使用するインサート部材であるチューブ取付部材20について説明する。
チューブ取付部材20は、燃料タンク1とは別に射出成形により成形される。その材料は、耐燃料油性の熱可塑性合成樹脂が使用され、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリアミド等の合成樹脂を使用することができるが、ブロー成形のパリソン50と溶融可能な材料が使用される。
インサート部材であるチューブ取付部材20は、燃料タンク1のタンク外壁2を貫通する筒状部と、筒状部の外面に幅方向に張り出したフランジ部23を有する。筒状部は、タンク外壁2の外側に突出するタンク外筒部21と、タンク外壁2の内側に突出するタンク内筒部22から構成される。
タンク外筒部21の先端には、円周状に外側が張り出して形成されたタンク外筒先端部21aが形成されている。タンク外筒先端部21aは、パリソン50に覆われているが、パリソン50が外側に膨らむため、タンク外筒部21にチューブを挿入するときに、チューブの先端がタンク外筒部21から外れないように突条となり、チューブを保持することができる。
前述のように、タンク外筒部21の外面には、ブロー成形時に、タンク外壁2を形成するパリソン50が融着し、硬化後は、外筒カバー部12を構成する。このため、チューブ取付部材20は、フランジ部23のみならず、タンク外筒部21もパリソン50が融着しているため、チューブ取付部材20の保持強度が大きくなり、タンク外筒部21に、抜き荷重や外部から曲げ及び回転方向等の荷重が加わっても、チューブ取付部材20を確実に保持することができる。
タンク外筒部21の先端のタンク外筒先端部21aは、外筒カバー部12から延設された外筒カバー先端部13が、タンク外筒先端部21aの内面まで回り込んで覆うように形成されている。このため、外筒カバー先端部13がタンク外筒先端部21aを包んで、強固に保持するとともに、タンク外筒先端部21aの剛性を向上させることができる。
図3に示すように、タンク内筒部22は、タンク内筒部22の先端を開閉する逆止弁25を有している。逆止弁25は、板状に形成されるとともに、タンク内筒部22の先端の形状に合わせて、先端よりも若干大きく形成され、タンク内筒部22の先端を塞ぐように当接している。
逆止弁25は、中心を棒状の逆止弁保持部27で保持されている。図3と図4に示すように、逆止弁保持部27は、タンク内筒部22に十文字状に形成された逆止弁取付部28で保持されている。逆止弁取付部28は、十文字状に形成されているため、タンク内筒部22内を流体が通過することができ、燃料タンク1内にブロー成形のための空気や、燃料を注入する妨げにはならない。
図3と図4に示すように、逆止弁保持部27のタンク外筒部21側の先端にブローピン先端受け部26が形成されている。ブローピン先端受け部26は、後述するブローピン40のブローピン先端部41が当接することができる大きさに形成されている。
ブロー成形時にブローピン先端部41がブローピン先端受け部26を押すと逆止弁25が開くことができる。
図3に示すように、逆止弁保持部27にはバネ部材としてコイルスプリング27aが挿入されている。コイルスプリング27aは、ブローピン先端受け部26と逆止弁取付部28の間に保持されて、逆止弁25がタンク内筒部22の先端を閉じるように付勢している。このため、タンク内筒部22の先端は、逆止弁保持部27に取付けられた逆止弁25により常時閉じられることができる。ブローピン先端部41がブローピン先端受け部26を押すと逆止弁25が開くことができる。また、チューブ取付部材20に燃料等の流体が入ると、流体の重量又は圧力で逆止弁25が開くこともできる。
フランジ部23は、タンク外筒部21とタンク内筒部22との境界部分の外周に円盤状に張り出して形成されている。
本発明の実施の形態では、フランジ部23の外面側に、円弧上のフランジ突条部24を形成する。そのため、ブロー成形時に、フランジ部23の外面側のフランジ突条部24がパリソン50と接触して、フランジ突条部24がパリソン50の内部に進入するとともに、フランジ突条部24の先端がパリソン50の熱で溶融して、フランジ突条部24とパリソン50が融着する。
本実施の形態では、フランジ突条部24の大きさは、幅が1〜2mm程度、高さが2〜3mm程度であるが、その大きさは、適宜変えることができる。
さらに、パリソン50が硬化した後は、タンク取付部10の部分において、フランジ部23の外面側をフランジカバー部14が覆うことができ、フランジ部23を燃料タンク1のタンク外壁2の内側に溶着して、タンク外壁2のタンク取付部10でフランジ部23の全体を保持するため、さらにフランジ部23を強固に保持することができる。フランジカバー部14と外筒カバー部13は、連続して一体となりチューブ取付部材20を覆っている。従って、タンク外筒部21に外部から抜き、曲げ及び回転方向等の荷重が加わっても、チューブ取付部材20を確実に保持することができる。
なお、フランジ突条部24は、複数本形成することができる。
次に、図6〜図11に基づき、インサート部材であるチューブ取付部材20をブロー成形品である燃料タンク1のタンク外壁2に取付ける方法について説明する。
タンク外壁2にチューブ取付部材20を取付けるには、燃料タンク1を成形するブロー成形金型30を使用して、燃料タンク1のブロー成形と同時に取付ける。
図6に示すように、ブロー成形金型30は、パーティングラインで少なくとも2つに分割される割型30aと、割型30aの内面に形成されパリソン50が当接するキャビティー31と、少なくとも一方の割型30aにキャビティー31と連通しチューブ取付部材20のタンク外筒部21を嵌め込むインサート嵌合部であるチューブ取付部材嵌合部32が形成されている。チューブ取付部材嵌合部32は、スライド機構が設けられており、図6の矢印が示す方向にスライドして、チューブ取付部材嵌合部32の内径を広げたり、狭めたりすることができる。
さらに、割型30aと割型30aの間に中型33を設け、中型33には、ブロー成形前にインサート部材であるチューブ取付部材20を保持することができるインサート保持部であるチューブ取付部材保持部34が形成されている。中型33は、チューブ取付部材20を保持したまま、チューブ取付部材嵌合部32にスライドして、チューブ取付部材20をチューブ取付部材嵌合部32に挿入することができる。
チューブ取付部材20をタンク外壁2に取付けるためには、まず、ブロー成形金型30を開いて、チューブ取付部材20をブロー成形金型30の中型33のチューブ取付部材保持部34に取付ける。そうすると、図6に示すように、チューブ取付部材20のタンク外筒部21は、割型30aのチューブ取付部材嵌合部32と対向することができる。
次に、図6に示すように、ブロー成形金型30内に燃料タンク1のタンク外壁2を形成するパリソン50が導入される。このとき、パリソン50は、キャビティー31には当接するが、チューブ取付部材嵌合部32の内部には入り込んでいない。また、パリソン50はチューブ取付部材20とも接触していない。
そのとき、チューブ取付部材嵌合部32は、図6の矢印が示す方向口にスライドする。チューブ取付部材20がチューブ取付部材嵌合部32に挿入されると、スライド機構により、チューブ取付部材嵌合部32を開くため、中型33が移動してチューブ取付部材20をチューブ取付部材嵌合部32に挿入するときはチューブ取付部材嵌合部32が広がり、チューブ取付部材20をパリソン50とともに容易にチューブ取付部材嵌合部32に挿入することができる。
その後、図7に示すように、中型33をスライドさせて、チューブ取付部材20をパリソン50に押し当てて、パリソン50とともにチューブ取付部材嵌合部32の内部にチューブ取付部材20のタンク外筒部21を挿入させる。更に、チューブ取付部材20のフランジ部23もパリソン50に押圧する。
チューブ取付部材20をチューブ取付部材嵌合部32に挿入された後は、スライド機構により図7の矢印が示す方向にスライドして、チューブ取付部材嵌合部32を閉じて、チューブ取付部材20を挟持する。チューブ取付部材嵌合部32に挿入されたチューブ取付部材20とパリソン50をチューブ取付部材嵌合部32が挟持するため、ブロー成形中は、チューブ取付部材20をブロー成形金型30のチューブ取付部材嵌合部32に保持して、パリソン50とチューブ取付部材20を強固に溶着することができる。
このとき、チューブ取付部材20のフランジ部23の上面にフランジ突条部24が形成されており、フランジ突条部24がパリソン50と溶着する。フランジ突条部24は、溶融状態にあるパリソン50と当接すると、フランジ突条部24がパリソン50により集中的に加熱されて、パリソン50の内部に食い込んで、パリソン50と溶着するため、フランジ部23を燃料タンク1のタンク外壁2の内面に確実に強固に溶着することができる。
このため、フランジ部23と燃料タンク1のタンク外壁2の内面の間のシール性も確保することができる。また、チューブ取付部材20を予熱することなく、パリソン50とフランジ部23を融着することができ、生産効率を向上させることができる。
フランジ部23の上面のフランジ突条部24以外の面も、パリソン50と当接して溶着することができる。
このようにして、パリソン50は、燃料タンク1のタンク外壁2となるため、フランジ部23は、タンク外壁2の内面に溶着される。
次に、図8に示すように、チューブ取付部材嵌合部32がチューブ取付部材20を保持したまま、ブローピン40がチューブ取付部材嵌合部32に進入し、更にチューブ取付部材20の内部まで進入して、ブローピン先端部41がブローピン先端受け部26に当接して、下方に押す。
ブローピン40のブローピン先端部41は、図10と図11に示すように、複数のブローピン先端孔42が形成されて、空気を吹き込むことができる。これにより、チューブ取付部材20の逆止弁25が開き、ブローピン40のブローピン先端孔42からキャビティー31内に空気を吹き込み、パリソン50をキャビティー31に密着させブロー成形を行う。
パリソン50をキャビティー31に密着させた後も、更に、ブローピン先端孔42から空気を吹き込むとともに、吹き込んだ空気をブローピン先端孔42から排出して、パリソン50を冷却することができる。これにより、冷却効率を上げて、ブロー成形工程の時間を短縮することができる。
ブローピン40の外径とタンク外筒部21の内径は、2〜3mm程度の隙間があり、ブローピン40がチューブ取付部材20の内部まで進入したときに、チューブ取付部材20のタンク外筒部21の先端を覆うようにパリソン50の膜が形成されているが、ブローピン先端部41は、そのパリソン50の膜を突き破り侵入し、パリソン50の膜は、タンク外筒部21の先端の内面に折り曲げられて、タンク外筒先端部21a内面を覆うように先端部分に溶着される。
次に、図9に示すように、ブローピン40をチューブ取付部材20とチューブ取付部材嵌合部32から抜出して、ブロー成形金型30の割型30aを開いた後に、チューブ取付部材嵌合部32を図9の矢印が示す方向にスライドさせて開き、ブロー成形品である燃料タンク1を取出す。タンク外壁2の内面には、チューブ取付部材20が取付けられている。
このようにして、タンク外筒部21の外面は、パリソン50から形成されたタンク外壁2から一体的に形成された外筒カバー部12で覆われているため、チューブ取付部材20が外筒カバー部12で強固に固定され、タンク外壁2に強固に取り付けられ、チューブ取付部材20とタンク外壁2の間のシール性を確保することができる。
タンク外壁2の先端は、外筒カバー部12から延設された外筒カバー先端部13がタンク外壁2の先端の内面まで覆うように形成されたため、外筒カバー先端部13がタンク外壁2の先端を包んで、強固に保持するとともに、タンク外壁2の先端の剛性を向上させることができる。
1 燃料タンク(ブロー成形品)
2 タンク外壁
10 タンク取付部
20 チューブ取付部材(インサート部材)
21 タンク外筒部
22 タンク内筒部
23 フランジ部
24 フランジ突状部
25 逆止弁
26 ブローピン先端受け部
30 ブロー成形金型
32 チューブ取付部材嵌合部(インサート嵌合部)

Claims (8)

  1. ブロー成形品の外壁にインサート部材の少なくとも一部を埋設して取付けるインサート部材の取付構造において、
    上記インサート部材は、上記ブロー成形品の外壁を貫通する筒状部と、該筒状部の外面に幅方向に張り出したフランジ部を有し、該フランジ部は、上記筒状部は、上記ブロー成形品の外側に張り出す外筒部と、上記ブロー成形品の内側に張り出す内筒部とを有し、上記フランジ部は、上記ブロー成形品の外壁の内面に溶着され、上記外筒部の外面は、上記ブロー成形品の外壁から一体的に形成された外筒カバー部で覆われて、
    上記該内筒部の先端に逆止弁を有し、該逆止弁は、上記ブロー成形品の外側からの圧力で開くことが可能に保持されたことを特徴とするインサート部材の取付構造。
  2. 上記逆止弁は、上記内筒部の先端を閉じるようにバネ部材で付勢され、上記逆止弁を保持する逆止弁保持部の先端に上記逆止弁が取付けられて、上記逆止弁保持部の他端にブローピン先端受け部が形成され、ブロー成形のブローピンの先端が上記ブローピン先端受け部を押すと上記逆止弁が開くとともに、上記筒状部に流体が入ると、流体の重量又は圧力で逆止弁が開く請求項1に記載のインサート部材の取付構造。
  3. 上記フランジ部の上面にフランジ突状部が形成され、該フランジ突状部が上記ブロー成形品の外壁の内面に溶着されている請求項1又は請求項2に記載のインサート部材の取付構造。
  4. 上記外筒部の先端は、上記外筒カバー部から延設された外筒カバー先端部が上記外筒部の先端の内面まで覆うように形成された請求項1乃至請求個3のいずれか一項に記載のインサート部材の取付構造。
  5. 上記ブロー成形品は、自動車用燃料タンクであり、上記インサート部材は、上記自動車用燃料タンクに液体または気体を注入又は排出するチューブを燃料タンクに取付けるチューブ取付部材である請求項1乃至請求個4のいずれか一項に記載のインサート部材の取付構造。
  6. ブロー成形品の外壁にインサート部材の少なくとも一部を埋設して取付けるインサート部材の取付方法において、
    上記インサート部材は、上記ブロー成形品の外壁を貫通する筒状部と、該筒状部の外面に幅方向に張り出したフランジ部を有し、上記筒状部は、上記ブロー成形品の外側に張り出す外筒部と、上記ブロー成形品の内側に張り出す内筒部とを有し、該内筒部の先端に逆止弁を有し、該逆止弁は、上記ブロー成形品の外側からの圧力で開くことが可能に取付けられて、
    上記ブロー成形品を成形するブロー成形金型は、少なくとも一方の割型に上記インサート部材が嵌合されるインサート嵌合部を設け、中型に上記インサート部材を保持するインサート保持部を設け、
    上記ブロー成形金型を開いて、上記中型のインサート保持部に上記インサート部材を保持させるとともに、上記割型にパリソンを当接させて、
    上記インサート嵌合部に当接したパリソンに、上記中型のインサート保持部を動かし、上記インサート部材を押圧して、上記パリソンとともに上記インサート部材を上記インサート嵌合部に挿入し、上記パリソンと上記インサート部材を溶着し、
    上記ブロー成形金型を閉じて、ブローピンを上記インサート部材の外筒部から挿入し、上記ブローピンの先端で上記逆止弁を開き、上記ブロー成形金型内にブローを行うことを特徴とするインサート部材の取付方法。
  7. 上記逆止弁は、上記内筒部の先端を閉じるようにバネ部材で付勢され、上記逆止弁を保持する逆止弁保持部の先端に上記逆止弁が取付けられて、上記逆止弁保持部の他端にブローピン先端受け部が形成され、上記ブロー成形金型を閉じて、ブローピンを上記インサート部材の外筒部から挿入し、上記ブローピンの先端で上記ブローピン先端受け部を押して、上記逆止弁を開き、上記ブロー成形金型内に行うブローは、上記逆止弁から空気を吹き込み、上記パリソンを上記ブロー成形金型に押圧した後、上記パリソンを冷却するため、空気の吹き込みと排出を行う請求項6に記載のインサート部材の取付方法。
  8. 上記インサート嵌合部は、スライド機構を有し、上記インサート部材が上記インサート嵌合部に挿入されるときは、上記スライド機構により、上記インサート嵌合部の内径を広げ、上記インサート部材が上記インサート嵌合部に挿入された後は、上記スライド機構により上記インサート嵌合部の内径を狭めて、上記インサート部材を挟持する請求項6又は請求項7に記載のインサート部材の取付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110116491A (zh) * 2018-02-06 2019-08-13 本田技研工业株式会社 中空树脂成型体的制造方法和燃料箱

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