JP2016116148A - デコード装置及びデコード方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる映像フォーマット間で切替えが行われた場合でも、デコード映像を乱れ無く、フレーム欠落も無い状態で出力することができるデコード装置及びデコード方法を提供する。【解決手段】デコード装置1は、符号化映像データのPIDを認識する解析部10と、PIDによる符号化映像データのフィルタリングを行うフィルタ部11、12と、符号化映像データをデコードするデコード部13と、デコード部13から出力された映像を拡大縮小するスケーラ部14とを有し、解析部10は、映像フォーマット切替え後の符号化映像データの入力前にフィルタ部11、12に対し切替え後のPIDを設定し、デコード部13は、スケーラ部14への入力のタイミングに同期してスケーラ部14における拡大縮小を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、デコード装置及びデコード方法に関し、特にシームレス切替えを行うデコード装置及びデコード方法に関する。
シームレス切替えを行うデコード装置は、例えば、デコード装置に入力されるストリームの映像フォーマットが異なるフォーマットに切替えられた際、デコード装置から出力される映像に一時的に発生する乱れを低減するのに用いられている。例えば特許文献1には、解像度の異なる映像信号の番組が時間を追って放送される、まだら放送を受信する場合に、映像の解像度の切換わり時点での乱れた映像を出力しないようにすることが開示されている。特許文献1に記載のデコード装置は、検出された解像度を記録し、検出された解像度と、記憶されていた前に検出した解像度を比較し、ミュート処理手段でミュートを施し、デコーダは切換わり後の解像度でデコードが完了した時点でデコード完了信号をミュート処理手段に出力し、ミュートを解除する。
また特許文献2には、複数のストリームをデコードする前にそれぞれのフレームレートを抽出するストリーム解析器と、抽出されたフレームレートに基づいて、映像ストリームのスライス層をデコードするタイミングを決定する映像デコード制御部とを備え、決定されたタイミングで映像ストリームをデコードすることが開示されている。
特開平11−146291号公報 特開2000−350203号公報
しかしながら特許文献1に記載の構成では、解像度を比較してミュートを施し、切換わり後の解像度でデコードが完了した時点でミュートを解除する構成となっているので、解像度が切り替わってから切換わり後の解像度でデコードが完了するまでフレームが欠落してしまう。
また特許文献2に記載の構成では、抽出されたフレームレートに基づいて、映像ストリームのスライス層をデコードするタイミングを決定しそのタイミングで映像ストリームをデコードする構成となっているので、フレームレート以外が変更された場合には、フレームの欠落又はデコード映像の乱れが発生してしまう虞があった。
本発明は、異なる映像フォーマット間で切り替えが行われた場合でも、ARIB STD−B32に準拠したシームレス切替えを実現し、フレームの欠落無くデコードし、そのデコード映像を、乱れ無く、フレーム欠落も無い状態で出力することができるデコード装置及びデコード方法を提供することを目的とする。
本発明のデコード装置は、符号化映像データのPIDを認識する解析部と、PIDによる前記符号化映像データのフィルタリングを行うフィルタ部と、前記符号化映像データをデコードするデコード部と、前記デコード部から出力された映像を拡大縮小するスケーラ部とを有し、前記解析部は、映像フォーマット切替え後の符号化映像データのPIDを認識し、前記切替え後の符号化映像データの入力前に前記フィルタ部に対し前記切替え後のPIDを設定し、前記デコード部は、前記スケーラ部への入力のタイミングに同期して前記スケーラ部における拡大縮小を制御する。
本発明のデコード方法は、PIDによる符号化映像データのフィルタリングを行うフィルタ部と、前記符号化映像データをデコードするデコード部と、前記デコード部から出力された映像を拡大縮小するスケーラ部とを有するデコード装置のデコード方法であって、映像フォーマット切替え後の符号化映像データのPIDを認識し、前記切替え後の符号化映像データの入力前に前記フィルタ部に対し前記切替え後のPIDを設定し、前記スケーラ部への入力のタイミングに同期して前記スケーラ部における拡大縮小を制御する。
本発明によれば、異なる映像フォーマット間で切り替えが行われた場合でも、ARIB_STD−B32に準拠したシームレス切替えを実現し、フレームの欠落無くデコードし、そのデコード映像を、乱れ無く、フレーム欠落も無い状態で出力することができる。
図1は、第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 図2は、入力されるストリームの例を示す図である。 図3は、PMTのパケットの内容を示す図である。 図4は、図1のフィルタ部への設定切替えの動作を示す図である。 図5は、図1の解析部の動作を示すフローチャートである。 図6は、図1のスケーラ部の拡大縮小制御切替えの動作を示す図である。 図7は、図1のデコード部及びスケーラ部の拡大縮小制御切替えの動作を示すフローチャートである。 図8は、第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 図9は、PIDの付替え及びフィルタ部への設定切替えの動作を示す図である。 図10は、図8のPIDの付替え及びフィルタ部への設定切替えの動作を示すフローチャートである。
ARIB STD−B32「デジタル放送における映像符号化、音声符号化方式及び多重化方式」の特に第一部 付属 付属1 第4章に、異なる映像フォーマット間で切り替えが行われた場合でも、受信機において表示の連続性を実現出来るように、運用ガイドラインが示されている。本発明はこの標準規格に沿って送出されたストリームが入力されることを想定している。
図1は、本発明の第1の実施形態のデコード装置1の構成を示すブロック図である。また、図2は入力されるストリームの例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のデコード装置1は、符号化映像データのPIDを認識する解析部10と、PIDによる符号化映像データのフィルタリングを行うフィルタ部11、12と、符号化映像データをデコードするデコード部13とを備えている。また本実施形態のデコード装置1は、デコードされた映像を拡大縮小するスケーラ部14を備えている。
解析部10には、図2に示すように、映像フォーマットがHD(HighDefinition)のストリームが入力された後、映像フォーマットがSD(StandardDefinition)のストリームに切り替えられ、SDのストリームが入力される。ARIB STD−B32に規定されているように、ストリームが切り替えられる2秒から0.5秒前に、映像フォーマット切替え後のストリームの情報を含むPMT(program map table)がストリーム中に挿入される。
ARIB STD−B32に示されているように、シームレス切替えを行うストリームにおいて、PCRとPTS/DTSは同期されており、映像フォーマット切り替わり時にPCRは連続となっている。映像フォーマット切り替わり点における終了部分は、sequence_end_codeが付加され、開始部分はsequence_header_codeが付加される。また、HDとSDのPIDは同一値ではない。なお、本件の図中や明細書に示されている0x0111や0x0211、0x0AAAのようなPIDの値は、あくまで例であり、例えば、0x1234や0x1A5D、0x0E3Dのような値を取ることも考えられる。

PIDは、が図中または明細書で示した値に限られず、MPEG規格の規定に反しない値であれば使用してかまわない。
図3は、PMTの内容を示す図である。table_id=0x02のときPMTであるので、解析部10は、table_idが0x02であるパケットの内容を解析する。解析部10は、TS_program_map_section()のprogram_number(16bit)の値が取得しようとしているprogram_numberの値と同じかどうかの確認を行う。またlast_section_number直後の2ワードでPCR PIDが規定される(rsvbit 3bit+pcr pid 13bit)ので、このPCR PID値を取得する。
section_lengthが例えば0x02B=43Decであればsection_length直後のデータ〜CRCまでの長さが43ワードということである。PCR PIDとprogram_info_length(存在する場合はdescriptor()も)、以降のデータ解析により、映像ストリームをPMT上で規定していることを認識し、映像ストリームのPIDを取得する。
TS_program_map_section()のstream_type(8bit)=0x02(ITU−T H.262映像)の場合、映像ストリームに関する情報が記載されていると認識し、TS_program_map_section()のPIDを取得して、入力されるストリームのPIDを認識する。このようにして映像フォーマット切替え後の符号化映像データのPIDを認識する。
解析部10は、フィルタ部11、12に対し、解析部10が認識したPIDを設定する。解析部10によって、以前認識した切替え前のストリームのPID(0x0111)が一方のフィルタ部11に設定されている。ストリームのPIDの値が変更された場合、フィルタ部11の設定は変更せず、他方のフィルタ部12に対し切替え後の符号化映像データの入力前に切替え後のPID(0x0211)を設定する。このようにして解析部10は、切替え後の符号化映像データの入力が開始される前後の期間、映像フォーマットの切替え前の符号化映像データ及び切替え後の符号化映像データがフィルタ部を通過するよう設定する。
また解析部10は、デコード部13に対しても、デコード部13への切替え後の符号化映像データ入力のタイミングに同期して、切替え後のPID(0x0211)をデコード部に設定するとしてもよい。
フィルタ部11、12には、解析部10に入力されるストリームが並行して入力される。フィルタ部11、12は、PIDによる符号化映像データのフィルタリングを行う。すなわちストリームに含まれている符号化映像データパケットのうち、解析部10によって設定されたPID以外のPIDの符号化映像データのパケットは、フィルタ部11、12によって廃棄される。解析部10によって設定されたPIDのパケットはフィルタ部11、12を通過し、デコード部13に入力される。
デコード部13は、解析部10によって設定されたPIDの符号化映像データをデコードして映像信号を出力する。またデコード部13は、デコードしている符号化映像データの映像符号化フォーマットを判別し、スケーラ部14に対して、映像符号化フォーマット情報を出力する。
スケーラ部14には、デコード部13から出力された映像信号が入力される。スケーラ部14は、デコード部13から入力された映像符号化フォーマット情報に基づいてスケーラ部13に入力された映像信号による映像の拡大縮小を行う。
次に本実施形態の動作について説明する。まず図1の解析部10の、フィルタ部11、12への設定切替えの動作について説明する。図4は、図1の解析部のフィルタ部への設定切替えの動作を示す図である。また図5は、図1の解析部の動作を示すフローチャートである。
解析部10は、図4に示すように切替え前のストリームのPID(0x0111)を一方のフィルタ部11に設定する(ステップS1)。また解析部10は、デコード部13に対しても、切替え前のストリームのPID(0x0111)を設定する。
解析部10は、入力されたPMTを解析して、入力されるストリームのPIDを認識する。フィルタ部22には、解析部21が以前認識したPIDが設定されており、これと比較してストリームのPIDの値が変更されているかどうかを判断する。(ステップS2)。
PIDの値が変更されている場合、切替え後のストリームのPID(0x0211)を、他方のフィルタ部12に対し設定する(ステップS3)。なお、他方のフィルタ部12に対し設定してから、図4に示すように所定の期間、例えば2秒以上経過したら一方のフィルタ部11の設定を解除してもよい。
また他方のフィルタ部12に対する設定は、切替え後のPIDの符号化映像データを含むパケットがデコード装置1に入力される前であればよい。
解析部10は、デコード部13に対し、切替え後のPID(0x0211)の最初のパケットがデコード部13に入力されるタイミングに同期して、切替え後のPID(0x0211)をデコード部13に設定する(ステップS4)。
次に図1のスケーラ部14の設定切替えの動作について説明する。図6は、図1のスケーラ部の拡大縮小制御切替えの動作を示す図である。また図7は、図1のデコード部及びスケーラ部の拡大縮小制御切替えの動作を示すフローチャートである。
デコード部13には、図6に示すように、解析部10によって設定されたPID(0x0111)の符号化映像データHD_w、HD_x、HD_y、HD_zがフィルタ部11を通過して入力される。また引き続き解析部10によって設定されたPID(0x0211)の符号化映像データSD_a、HD_b、HD_cがフィルタ部12を通過して入力される。デコード部13は解析部10によって設定されたPIDの符号化映像データを順次デコードして映像信号を出力する(ステップS5)。
ここで、デコードした映像信号は、ストリームの映像フォーマットにより、画素数が異なるが、出力映像フォーマットを常にHDの出力とし、HDの符号化映像データをデコードした場合の出力映像は画面全てに配置し、SDの符号化映像データをデコードした場合の出力映像は、例えば、画面の左上に配置する。なお、SDをデコードした場合の配置は、一般に、水平/垂直をカウントする場合、左から右へ、上から下へ行うため、左上としたが、これは、中央に配置しても、右下に配置しても、問題はない。
またデコード部13は、デコードしている符号化映像データHD_w、HD_x、HD_y、HD_z、SD_a、HD_b、HD_cの、例えばMPEG−2 ESのシーケンスヘッダを解析し、デコードしている映像フォーマットを判別する。映像符号化フォーマットを判別し、各符号化映像データのデコード出力の開始時に、スケーラ部14に対して、映像符号化フォーマット情報を出力する(ステップS6)。映像符号化フォーマット情報は、例えば、図6に示すように、HDやSDを示す情報を含むものとしてもよい。
スケーラ部14は、デコード部13から入力された映像符号化フォーマット情報に基づいてデコード出力の映像符号化フォーマット切替えタイミングに同期させて、スケーラ部13に入力された映像信号による映像の拡大縮小制御の切替えを行う(ステップS7)。図6に示すように、例えば、HDの場合は拡大縮小なしで出力し、SDの場合はHDの領域に拡大するようにスケーラの設定変更を行う。
以上、説明したように本実施形態のデコード装置1は、2つのフィルタ部11、12を有し、解析部10は、ストリームのPIDの値が変更された場合、切替え後のストリームのPID(0x0211)を、切替え後のPIDの符号化映像データを含むパケットがデコード装置1に入力される前に、他方のフィルタ部12に対し設定する。このような構成とすることにより、ストリームを欠落なく取り出してデコードすることができる。またデコード部13は、デコードしている符号化映像の映像符号化フォーマットを判別し、デコード出力の映像符号化フォーマット切替えタイミングに同期させて、スケーラ部13に対して映像の拡大縮小制御の切替えを行う。このような構成とすることにより、クロックレートの切り替えや、水平/垂直画素数を変更する必要がなく、出力映像は途切れたり、乱れたりすることがない。したがって、異なる映像フォーマット間で切り替えが行われた場合でも、ARIB STD−B32に準拠したシームレス切替えを実現し、フレームの欠落無くデコードし、そのデコード映像を、乱れ無く、フレーム欠落も無い状態で出力することができる。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、デコード部13に入力するストリームのPIDが1つに限定されたデコーダ装置においても第1の実施形態と同等のことを実現できる構成となっている。
図8は、本発明の第2の実施形態のデコード装置2の構成を示すブロック図である。本実施形態では、PID付替え部20を備え、デコード部13に入力するストリームのPIDが1つに限定された構成となっている点で第1の実施形態と異なる。
図8に示すように、本実施形態のデコード装置2は、符号化映像データのPIDを認識する解析部21と、PIDによる符号化映像データのフィルタリングを行うフィルタ部22と、符号化映像データをデコードするデコード部13と、デコードされた映像を拡大縮小するスケーラ部14を備えている。
解析部21には、第1の実施形態と同様、図2に示す、HDのストリームが入力された後、SDのストリームに切り替えられ、SDのストリームが入力される。ARIB STD−B32に規定されているように、ストリームが切り替えられる2秒から0.5秒前に、切替え後のストリームの情報を含むPMT(program map table)がストリーム中に挿入される。PMTの構成も第1の実施形態と同様、図3に示された構成となっている。
解析部21は、第1の実施形態と同様、入力されたPMTを解析して、入力されるストリームのPIDを認識する。フィルタ部22には、解析部21が以前認識したPIDが設定されており、これと比較してストリームのPIDの値が変更されているかどうかを判断する。ストリームのPIDの値が変更された場合、本実施形態では、切替え前のHDのストリーム及び切替え後のSDのストリーム中のPIDの値を、どちらも切替え前後のPIDと異なるPIDに付け替えるようPID付替え部20に指示する。
また解析部21は、フィルタ部22に対し、PID付替え部20に指示したPIDを設定する。また解析部21は、第1の実施形態と同様、デコード部13に対して、PID付替え部20に指示したPIDを設定する。
フィルタ部22には、PID付替え部20を経由してストリームが入力される。切替え前のHDのストリーム及び切替え後のSDのストリームは、解析部21により設定されたPIDに付替えられているため、フィルタ部21を通過することができ、デコード部13に入力される。
デコード部13は、第1の実施形態と同様に、解析部21によって設定されたPIDの符号化映像データをデコードして映像信号を出力する。またデコード部13は、デコードしている符号化映像データの映像符号化フォーマットを判別し、スケーラ部14に対して、映像符号化フォーマット情報を出力する。
スケーラ部14も、第1の実施形態と同様に、デコード部13から入力された映像符号化フォーマット情報に基づいてスケーラ部13に入力された映像信号による映像の拡大縮小を行う。
次に本実施形態の動作について説明する。まず図8の解析部21の、PID付替え部20へのPID付替え指示及びフィルタ部22への設定切替えの動作について説明する。図9は、PIDの付替え及びフィルタ部への設定切替えの動作を示す図である。また図10は、図8のPIDの付替え及びフィルタ部への設定切替えの動作を示すフローチャートである。
解析部21は、図9に示すように第1の実施形態と同様、入力されたPMTを解析して、切替え前のストリームのPID(0x0111)を認識し、フィルタ部22に対し、解析部21が認識したPIDを設定する(ステップS1)。また解析部21は、デコード部13に対しても、切替え前のストリームのPID(0x0111)を設定する。
解析部21は、PMTの内容を解析し、ストリームのPIDの値が変更されているか判断する(ステップS2)。PIDの値が変更されている場合、本実施形態においては、切替え後のストリームのPID(0x0211)を認識する。そして切替え前のHDのストリーム及び切替え後のSDのストリーム中のPIDの値を、同一のPID(0x0AAA)に付替えるようPID付替え部20に指示する(ステップS11)。切替え前後のPIDと異なるPIDは、切替え前後のどちらのPIDと異なり、ストリーム上で使われていないPIDを割り当てれば良い。
次に解析部21は、フィルタ部22に対し、PID付替え部20に指示したPID(0x0AAA)を設定する。また解析部10は、デコード部13に対し、切替え後のPID(0x0AAA)をデコード部13に設定する(ステップS12)。PID付替え部20により新たなPID(0x0AAA)に付替えられた切替え前のHDのストリームがフィルタ部22を通過し、その後、PID付替え部20により同じく新たなPID(0x0AAA)に付替えられた切替え後のSDのストリームがフィルタ部22を通過する。
新たなPID(0x0AAA)に付替えられた切替え前のHDのストリーム及び同じく新たなPID(0x0AAA)に付替えられた切替え後のSDのストリームがデコード部13によりデコードされ、スケーラ部14に出力される。
本実施形態においても第1の実施形態と同様に、デコード部13には、図6に示すように、符号化映像データHD_w、HD_x、HD_y、HD_zが入力され引き続き符号化映像データSD_a、HD_b、HD_cが入力される。デコード部13はこれらの符号化映像データを順次デコードして映像信号を出力する(ステップS5)。
またデコード部13は、デコードしている符号化映像データHD_w、HD_x、HD_y、HD_z、SD_a、HD_b、HD_cの、例えばMPEG−2 ESのシーケンスヘッダを解析する。そしてデコードしている映像フォーマットを判別し、各符号化映像データのデコード出力の開始時に、スケーラ部14に対して、図6に示すように映像符号化フォーマット情報を出力する(ステップS6)。
スケーラ部14は、デコード部13から入力された映像符号化フォーマット情報に基づいてデコード出力の映像符号化フォーマット切替えタイミングに同期させて、スケーラ部13に入力された映像信号による映像の拡大縮小制御の切替えを行う(ステップS7)。図6に示すように、例えば、HDの場合は拡大縮小なしで出力し、SDの場合はHDの領域に拡大するようにスケーラの設定変更を行う。
以上、説明したように本実施形態のデコード装置2は、解析部21は、PIDの値が変更された場合、本実施形態においては、切替え前のHDのストリーム及び切替え後のSDのストリーム中のPIDの値を、どちらも切替え前後のPIDと異なるPID(0x0AAA)に付替えるようPID付替え部20に指示する。また、フィルタ部22及びデコード部13に対し、切替え後のPID(0x0AAA)をデコード部13に設定する。このような構成により、デコード部13に入力するストリームのPIDが1つに限定されたデコーダ装置においても第1の実施形態と同様にストリームを欠落なく取り出してデコードすることができる。
なお上述の第1、第2の実施形態では、デコード装置は、専用ICやFPGA、DSP等のハードウェアで実現できる。さらに、不揮発性メモリ(不図示)に記憶されているプログラムを実行することで解析処理、フィルタ処理、デコード処理及びスケーラ処理等の機能を実現することもできる。この場合、デコード装置が実行するプログラムはコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶してもよく、通信回線を介してサーバからダウンロードするようにしてもよい。また、デコード装置は内部にコンピュータシステムを有しており、その処理手順はプログラム形式でコンピュータ読取り可能な記録媒体によって記憶されており、コンピュータシステムが当該プログラムを読み出して実行することにより画像処理及び車両の判定処理等を実現することができる。尚、「コンピュータシステム」とはCPU、メモリ、周辺機器などのハードウェア、オペレーティングシステム(OS)などのソフトウェアを包含する。また、「コンピュータシステム」はWWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境・表示環境を包含する。
また、上述のフローチャートに表された解析処理、フィルタ処理、デコード処理及びスケーラ処理等を実現するプログラムをコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して、当該プログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリなどの書込可能な不揮発性メモリ、CD−ROMなどの可搬記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクなどの記憶装置を意味する。
また、「コンピュータ読取り記録媒体」とは、インターネットなどのネットワーク、通信回線、電話回線を介してプログラムを送信する場合に用いられるサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えば、DRAM)のように一定時間プログラムを保持しているものを含む。上述のプログラムを記憶装置に格納したコンピュータシステムから伝送媒体を介して、或いは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送するようにしてもよい。「プログラムを伝送する伝送媒体」とはインターネットなどのネットワーク(通信網)、電話回線、通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体を意味する。また、上述のプログラムは本発明に係る画像処理及び車両の判定機能の一部を実現するものであってもよい。或いは、上述のプログラムはコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで本発明の機能を実現するような差分プログラム(又は、差分ファイル)としてもよい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、第1及び第2の実施形態のデコード部13からの出力を所定時間、遅延させてスケーラ部14に入力してもよい。このような構成とすることにより、スケーラ部で拡大縮小の設定を切替える準備が間に合わず切替え時の映像に乱れが発生することを防止することができる。
1、2 デコード装置
10、21 解析部
11、12、22 フィルタ部
13 デコード部
14 スケーラ部
20 PID付替え部

Claims (7)

  1. 符号化映像データのPIDを認識する解析部と、PIDによる前記符号化映像データのフィルタリングを行うフィルタ部と、前記符号化映像データをデコードするデコード部と、前記デコード部から出力された映像を拡大縮小するスケーラ部とを有し、
    前記解析部は、映像フォーマット切替え後の符号化映像データのPIDを認識し、前記切替え後の符号化映像データの入力前に前記フィルタ部に対し前記切替え後のPIDを設定し、
    前記デコード部は、前記スケーラ部への入力のタイミングに同期して前記スケーラ部における拡大縮小を制御するデコード装置。
  2. 前記解析部は、前記切替え後の符号化映像データの入力が開始される前後の期間、前記映像フォーマットの切替え前の符号化映像データ及び切替え後の符号化映像データが前記フィルタ部を通過するよう設定する請求項1に記載のデコード装置。
  3. 前記映像フォーマットの切替え前の符号化映像データ及び切替え後の符号化映像データ中のPIDの値を、同一のPIDに付け替えるPID付替え部を有する請求項1に記載のデコード装置。
  4. 前記解析部は、前記デコード部への前記切替え後の符号化映像データ入力のタイミングに同期して前記切替え後のPIDを前記デコード部に設定する請求項1から3のいずれかに記載のデコード装置。
  5. 前記デコード部は、デコードした映像を遅延させて前記スケーラ部に入力する請求項1から4のいずれかに記載のデコード装置。
  6. PIDによる符号化映像データのフィルタリングを行うフィルタ部と、前記符号化映像データをデコードするデコード部と、前記デコード部から出力された映像を拡大縮小するスケーラ部とを有するデコード装置のデコード方法であって、
    映像フォーマット切替え後の符号化映像データのPIDを認識し、前記切替え後の符号化映像データの入力前に前記フィルタ部に対し前記切替え後のPIDを設定し、前記スケーラ部への入力のタイミングに同期して前記スケーラ部における拡大縮小を制御するデコード方法。
  7. デコード装置のコンピュータに、符号化映像データのPIDを認識する解析処理と、PIDによる前記符号化映像データのフィルタ処理と、前記符号化映像データをデコードするデコード処理と、前記デコード処理から出力された映像を拡大縮小するスケーラ処理とを実行させるプログラムにおいて、
    映像フォーマット切替え後の符号化映像データのPIDを認識し、前記切替え後の符号化映像データの入力前に前記切替え後のPIDを前記フィルタ処理に設定する処理と、前記スケーラ処理への入力のタイミングに同期して前記スケーラ処理における拡大縮小を制御する処理とを、前記デコード装置のコンピュータに、実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113645497A (zh) * 2021-10-15 2021-11-12 苇创微电子(上海)有限公司 一种图像尺寸转换模块的输出时序自适应调整方法及系统

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