JP2016116103A - 広告配信システム、方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電話のユーザの端末へ配信する広告の再生が妨げられるのを抑制することを解決課題とする。
【解決手段】電話の発信元の端末から送信される発信先および前記発信元の情報が入力されると、前記発信先および前記発信元のユーザの設定情報を照会し、前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザが音声広告を配信する設定にしているユーザであるか否かの判定を行う判定手段と、前記判定手段が前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザは音声広告を配信する設定にしているユーザと判定した場合、前記発信元の端末へ音声広告を送信する広告送信手段と、前記広告送信手段が前記発信元の端末への音声広告の送信を開始してから少なくとも一定時間が経過すると、前記発信先の端末を呼び出す呼出処理を開始または許可する呼出制御手段と、を備える。
【選択図】図4A

Description

本発明は、電話のユーザの端末へ広告を配信する技術に関するものである。
従来、電話のユーザの端末へ広告を配信する技術としては、例えば、下記の特許文献1に開示されているような、電話の呼び出し中において広告を配信するものが提案されている。
特開2007−274468号公報
電話の呼び出し中に流れるリングバックトーンの代わりに広告を再生する方式の場合、応答の早いユーザへ発信した場合に広告がほとんど再生されない。また、発信先の端末が、例えば、機内モード、圏外、或いは電源オフといった電話回線に接続不能な状態にある場合、電話を呼び出すことができないので広告は再生されず、代わりに電話がかからない旨の音声ガイダンスが流れる。電話の呼び出し中に広告を配信しようとしても、このように広告が十分に再生されない場合があるので、電話をかける際に広告を配信するサービスの普及を妨げる一因になっている。
電話のユーザの中には、通話料の減額や特典サービスのポイント加算といった各種の恩恵が得られるのであれば、電話をかける際に配信される広告を聞きたいという者も少なからず存在すると推定される。よって、このようなユーザのニーズと広告主のニーズの両方を満たすことができれば、両者にとって有益と考えられる。そこで、電話をかける際に広告を配信するサービスの普及の妨げの一因となっている、電話の呼び出し中に配信される広告が十分に再生されないという技術的な障害を解決することが望まれる。
そこで、本発明は、電話のユーザの端末へ配信する広告の再生が妨げられるのを抑制することを解決課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、電話の発信元の端末へ音声広告を配信する設定にしているユーザが発信先または発信元の場合は発信元の端末への広告の配信を開始し、広告の配信を開始してから少なくとも一定時間が経過した後に発信先の端末を呼び出す処理を開始または許可することにした。
詳細には、本発明は、電話のユーザである電話の発信元の端末と発信先の端末との間の通信経路において音声広告を配信する広告配信システムであって、電話の発信元の端末へ音声広告を配信するか否かの設定を電話のユーザ毎に定めた設定情報を格納する広告配信設定情報データベースと、電話の発信元の端末から送信される発信先および前記発信元の情報が入力されると、前記広告配信設定情報データベースにアクセスして前記発信先および前記発信元のユーザの設定情報を照会し、前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザが音声広告を配信する設定にしているユーザであるか否かの判定を行う判定手段と、前記判定手段が前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザは音声広告を配信する設定にしているユーザと判定した場合、前記発信元の端末へ音声広告を送
信する広告送信手段と、前記広告送信手段が前記発信元の端末への音声広告の送信を開始してから少なくとも一定時間が経過すると、前記発信先の端末を呼び出す呼出処理を開始または許可する呼出制御手段と、を備える。
上記広告配信システムでは、電話の発信先および発信元の少なくとも何れかのユーザが電話の発信元へ音声広告の配信を行う設定にしている場合、発信先の端末と回線を接続可能であるか否かに関わらず、電話の発信元に対して広告の配信が開始される。そして、発信先の端末と回線を接続可能であるか否かに関わらず、発信元の端末から電話が発信されても、少なくとも一定時間が経過するまでは発信先の端末を呼び出す処理が開始されない。よって、発信先の端末と回線を接続可能であるか否かや、発信先のユーザが着信に対する応答を直ちに行える状態であるか否かに関わらず、発信から少なくとも一定時間が経過するまでは発信元の端末へ広告が配信される。
よって、上記広告配信システムであれば、電話をかける際に配信する広告が十分に再生されないということが生じないので、電話をかけたユーザへ配信する広告の再生が妨げられることが抑制される。したがって、広告が十分に再生されないことに起因する広告の配信サービスの普及の妨げを解消することができる。
なお、前記広告配信設定情報データベースには、着信の許否の設定をユーザ毎に更に定めた設定情報が格納されており、前記判定手段は、電話の発信元の端末から送信される前記発信先および前記発信元の情報が入力されると、前記広告配信設定情報データベースにアクセスして前記発信先および前記発信元のユーザの設定情報を照会し、前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザが音声広告を配信する設定にしているユーザであるか否かの判定を行う他に、前記発信先の着信の許否の判定を更に行い、前記広告送信手段は、前記判定手段が前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザは音声広告を配信する設定にしているユーザと判定した場合、前記着信の許否の判定の結果に関わらず前記発信元の端末へ音声広告を送信し、前記呼出制御手段は、前記判定手段が前記発信先は着信を許可するユーザと判定した場合には前記少なくとも一定時間が経過すると前記呼出処理を開始または許可し、前記判定手段が前記発信先は着信を拒否するユーザと判定した場合には前記少なくとも一定時間が経過すると呼び出し不可能の旨の通知を前記発信元の端末へ送信するようにしてもよい。この場合、前記広告送信手段は、前記判定手段が前記発信先は着信を許可するユーザと判定した場合には、前記判定手段が前記発信先は着信を拒否するユーザと判定した場合に配信する広告よりも再生時間の短い広告を配信するようにしてもよい。
この場合、発信先のユーザが電話に応答できる場合と応答できない場合とに応じて広告を切り替える処理が行われ、発信先のユーザが電話に応答できる場合には再生時間の比較的短い広告が配信されるので、広告が流れている途中で発信先の端末のユーザが着信に応答し、広告が途中で切れてしまう可能性を低減することができる。
また、前記広告配信設定情報データベースには、動画広告の受信の許否の設定をユーザ毎に更に定めた設定情報が格納されており、前記判定手段は、電話の発信元の端末から送信される前記発信先および前記発信元の情報が入力されると、前記広告配信設定情報データベースにアクセスして前記発信先および前記発信元のユーザの設定情報を照会し、前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザが音声広告を配信する設定にしているユーザであるか否かの判定を行う他に、前記発信先のユーザに関する動画広告の受信許否の判定を更に行い、前記広告送信手段は、前記判定手段が前記発信先のユーザは動画広告を受信する設定にしているユーザと判定した場合、前記発信先の端末へ動画広告の再生用データを更に送信するようにしてもよい。この場合、発信元のユーザのみならず、発信先のユーザに対しても広告を配信できるので、広告を効果的に配信したいという広告主の
ニーズを更に満たすことができる。
なお、本発明は、方法の側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、電話のユーザである電話の発信元の端末と発信先の端末との間の通信経路において音声広告を配信する広告配信方法であって、電話の発信元の端末から送信される発信先および前記発信元の情報が入力されると、電話の発信元の端末へ音声広告を配信するか否かの設定を電話のユーザ毎に定めた設定情報を格納する広告配信設定情報データベースにアクセスして前記発信先および前記発信元のユーザの設定情報を照会し、前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザが音声広告を配信する設定にしているユーザであるか否かの判定を行う判定処理と、前記判定処理において前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザは音声広告を配信する設定にしているユーザと判定した場合、前記発信元の端末へ音声広告を送信する広告送信処理と、前記広告送信処理を開始してから少なくとも一定時間が経過すると、前記発信先の端末を呼び出す呼出処理を開始または許可する呼出制御処理と、を実行する方法であってもよい。
また、本発明は、コンピュータプログラムの側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、電話のユーザである電話の発信元の端末と発信先の端末との間の通信経路において音声広告を配信する広告配信システムのコンピュータに実行させる広告配信プログラムであって、前記コンピュータを、電話の発信元の端末から送信される発信先および前記発信元の情報が入力されると、電話の発信元の端末へ音声広告を配信するか否かの設定を電話のユーザ毎に定めた設定情報を格納する広告配信設定情報データベースにアクセスして前記発信先および前記発信元のユーザの設定情報を照会し、前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザが音声広告を配信する設定にしているユーザであるか否かの判定を行う判定手段と、前記判定手段が前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザは音声広告を配信する設定にしているユーザと判定した場合、前記発信元の端末へ音声広告を送信する広告送信手段と、前記広告送信手段が前記発信元の端末への広告の送信を開始してから少なくとも一定時間が経過すると、前記発信先の端末を呼び出す呼出処理を開始または許可する呼出制御手段と、として機能させるものであってもよい。
本発明によれば、電話のユーザの端末へ配信する広告の再生が妨げられるのを抑制することが可能となる。
図1は、通信システムの全体構成の一例を示した図である。 図2は、電話交換設備が実現する処理フローの一例を示した図である。 図3は、広告送信設備のデータベースに収められている設定情報のテーブルの一例である。 図4Aは、発信先および発信元の少なくとも何れかのモード設定が広告モードで、且つ、発信先の端末が通信システムのサービスエリアの圏内に居る場合に実現されるラダーシーケンス図の一例である。 図4Bは、発信先および発信元の少なくとも何れかのモード設定が広告モードで、且つ、発信先の端末に接続不能な場合に実現されるラダーシーケンス図の一例である。 図5は、本第1変形例が適用される場合に電話交換設備が実現する処理フローの一例を示した図である。 図6Aは、発信先および発信元の少なくとも何れかのモード設定が広告モードで、且つ、発信先の端末が通信システムのサービスエリアの圏内に居る場合に実現されるラダーシーケンス図の一例である。 図6Bは、発信先および発信元の少なくとも何れかのモード設定が広告モードで、且つ、発信先の端末に接続不能な場合に実現されるラダーシーケンス図の一例である。 図7は、本第2変形例が適用される場合に電話交換設備が実現する処理フローの一例を示した図である。 図8は、本第2変形例が適用される場合に広告送信設備のデータベースに収められる設定情報のテーブルの一例である。 図9Aは、発信先のモード設定が着信許可広告モードで、且つ、発信先の端末が通信システムのサービスエリアの圏内に居る場合に実現されるラダーシーケンス図の一例である。 図9Bは、発信先のモード設定が着信拒否広告モードの場合に実現されるラダーシーケンス図の一例である。 図10は、動画広告を発信先の端末へ更に配信する場合に電話交換設備が実現する処理フローの一例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は例示であり、本発明を以下に説明する具体的構成に限定するものではない。実施にあたっては、実施の形態に応じた具体的構成を適宜採用することができる。
<システム構成>
図1は、通信システム1の全体構成の一例を示した図である。通信システム1は、例えば、図1に示されるように、地上に配置された無線通信の基地局であるA基地局2AやB基地局2B、移動通信端末の一種である端末4A,4B,4C、電話交換設備5、広告送信設備6を備える。なお、説明の便宜上、図1では3つの端末と2つの基地局が図示されているが、端末や基地局は多数配置されているものとする。
電話交換設備5は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有する制御装置や、回線同士の接続や切断を行
う通話路スイッチ群、発呼や応答や終話を検出する検出回路を備えており、各端末4A,4B,4C間、或いは、他社電話設備網7に繋がる一般の固定電話や携帯電話と各端末4A,4B,4Cとの間を電話回線で繋ぐ役割を主に司る。
広告送信設備6は、CPUやRAM、ROM等を有する制御装置やハードディスク等の記憶装置、入出力インターフェースを備えており、携帯電話や固定電話といった端末に対し、音声広告やその他各種の広告を配信する役割を主に司る。広告送信設備6の記憶装置には、音声広告の音源データといった広告に纏わる各種のコンテンツや、広告を配信するか否かの設定をユーザ毎に定めた設定情報のデータベース(本願でいう「広告配信設定情報データベース」の一例である)が格納されている。
図2は、電話交換設備5が実現する処理フローの一例を示した図である。以下、本通信システム1において実現される広告配信の処理の流れについて説明する。
電話交換設備5は、設備の稼働中、電話の呼び出し要求の有無について判定を行う(S101)。電話の呼び出し要求の有無は、端末4A,4B,4Cのうち何れかの端末からの発呼信号(ダイヤル信号)の有無、或いは、他社電話設備網7から端末4A,4B,4Cのうち何れかの端末に対する発呼信号の有無に基づいて判定される。
電話交換設備5は、ステップS101の処理で否定判定を下した場合、次にモード切替の有無について判定を行う(S102)。ここで、モード切替とは、発信元に対し広告を配信するか否かの設定情報を切り替えることをいう。以下においては、例えば、発信元に
対し広告を配信する状態を「広告モード」といい、発信元に対し広告を配信しない状態にすることを「非広告モード」ということにする。電話交換設備5は、端末4A,4B,4Cのうち何れかの端末からモード切替を要求する信号が送信されているか否かの判定を行う。電話交換設備5は、ステップS101とステップS102の何れにおいても否定判定を下した場合、再びステップS101の処理を実行する。
電話交換設備5は、ステップS102の処理で肯定判定を下した場合、広告送信設備6のデータベースにアクセスし、広告を配信するか否かの設定をユーザ毎に定めた設定情報を更新する(S103)。図3は、広告送信設備6のデータベースに収められている設定情報のテーブルの一例である。広告送信設備6のデータベースには、例えば、図3に示されるように、電話を使った広告を配信するか否かの設定をユーザ毎に定めた設定情報のテーブルが収められている。電話交換設備5は、端末4A,4B,4Cのうち何れかの端末からモード切替を要求する信号が送信されていると判定した場合、当該端末に割り当てられている電話番号に対応するモード設定を要求に応じたものへ変更し、テーブルを更新する。
電話交換設備5は、ステップS103の処理でテーブルの更新を完了した後、モード切替が完了した旨を、モード切替の要求元の端末へ通知する(S104)。以上のステップS102からステップS104までの一連の処理が実行されることにより、広告モードあるいは非広告モードへの切り換え処理が完了する。電話交換設備5は、モード切替の完了を通知した後、再びステップS101の処理を実行する。
また、電話交換設備5は、ステップS101の処理において肯定判定を下した場合、電話の発信先および発信元の少なくとも何れかが広告モードであるか否かの判定を行う(S105)。電話交換設備5は、電話の発信先および発信元の少なくとも何れかが広告モードであるか否かの判定を、例えば、次のようにして行う。すなわち、電話交換設備5は、電話の発信元の端末が送信する発呼信号から発信先の電話番号の情報を特定する。また、電話交換設備5は、電話の発信元の端末に割り当てられている回線の情報あるいは発信元の端末が送信する端末に固有の情報から発信元の電話番号の情報を特定する。そして、電話交換設備5は、広告送信設備6のデータベースにアクセスし、特定した発信先および発信元の電話番号のユーザが設定している設定情報を照会する。そして、電話交換設備5は、発信先および発信元の電話番号のユーザの設定情報のモード設定を参照し、発信先および発信元の少なくとも何れかが広告モードに設定しているユーザであるか否かを判定する。
電話交換設備5は、ステップS105の処理において肯定判定を下した場合、内部時計に同期するタイマーを起動し、計時を開始する(S106)。また、電話交換設備5は、ステップS106で計時を開始した後、発信元の端末の回線を広告送信設備6に接続して広告送信設備6に広告を送信させ、広告の配信を開始する(S107)。
電話交換設備5は、ステップS107の処理において広告の配信を開始した後、ステップS106の処理で起動したタイマーの時間を参照し、一定時間を経過したか否かの判定を行う(S108)。ここで、一定時間とは、広告の配信を行う事業者が任意に設定する時間(例えば、15秒間)であり、例えば、電話の発信者が音声広告を聞くことを許容できる一般的な許容時間や、発信先への電話の呼び出し処理が制限されていることを知った発信者が呼び出し処理の制限を許容できる一般的な許容時間を挙げることができる。
電話交換設備5は、発信元の端末への広告の配信を開始してから少なくとも一定時間が経過することにより、ステップS108の処理において肯定判定を下した後、発信先の端末が接続可能か否かの判定処理を行う(S109)。発信先の端末が接続可能か否かの判
定処理は、発信先の端末がA基地局2A、B基地局2B、或いはその他の何れかの基地局と無線接続可能な状態にあるか否かに基づいて行われる。例えば、発信先の端末の電源がオフか、通信システム1のサービスエリアの圏外に居るか、或いは機内モードに設定されている場合、A基地局2A、B基地局2B、及びその他の何れの基地局も発信先の端末と無線通信することができない。この場合、通信システム1が発信先の端末を捉えることができないので、電話交換設備5は、発信先の端末へ接続不能と判定する。一方、例えば、発信先の端末の電源がオンで且つ通信システム1のサービスエリアの圏内に居れば、A基地局2A、B基地局2B、またはその他の何れの基地局が発信先の端末と無線通信できる。この場合、電話交換設備5は、発信先の端末へ接続可能と判定する。
電話交換設備5は、ステップS109の処理において否定判定を下した場合、広告の配信を停止した後、発信先を呼び出すことができない旨のメッセージを発信元の端末へ配信する(S110)。
また、電話交換設備5は、ステップS109の処理において肯定判定を下した場合、発信先の端末を呼び出す呼出処理を開始する(S111)。呼出処理は、電話交換設備5が呼出信号を発信先の端末へ送出する処理である。呼出処理が開始されることにより、発信先の端末では電話の着信を知らせる動作、すなわち、着信音が鳴るか、バイブレーターが作動するか、或いは着信を知らせる画面が表示される。
電話交換設備5は、ステップS111の処理において呼出処理を開始した後、発信先の端末からの応答信号があるか否かを判定する(S112)。発信先の端末のユーザが端末を操作し、電話の着信に応答する操作を行うと、発信先の端末から応答信号が送信される。
電話交換設備5は、発信先の端末から応答信号が送信され、ステップS112の処理において肯定判定を下した場合、発信元の端末と広告送信設備6とを繋ぐ回線を遮断して広告の配信を停止した後、発信元の端末へ繋がる電話回線と発信先の端末へ繋がる電話回線とを接続する(S113)。発信元の端末へ繋がる電話回線と発信先の端末へ繋がる電話回線とが接続されると、発信元の端末のユーザと発信先の端末のユーザは互いに通話可能な状態になる。
電話交換設備5が実現する処理フローは、以上の通りである。電話交換設備5が上記のような処理フローを実現することにより、以下のような広告の配信を実現することができる。
まず、発信先および発信元の少なくとも何れかのモード設定が広告モードで、且つ、発信先の端末が通信システム1のサービスエリアの圏内に居る場合について説明する。図4Aは、発信先および発信元の少なくとも何れかのモード設定が広告モードで、且つ、発信先の端末が通信システム1のサービスエリアの圏内に居る場合に実現されるラダーシーケンス図の一例である。
例えば、Aユーザが電話を発信しようとする相手のBユーザのモード設定またはAユーザのモード設定が広告モードで、且つ、Bユーザの端末4Bが通信システム1のサービスエリアの圏内に居る場合、発呼信号を発信する端末4Aからの呼び出し要求を受けた電話交換設備5は、広告送信設備6から端末4Aへ向けて広告を配信させる。そして、電話交換設備5は、端末4Aからの呼び出し要求を受けてから少なくとも一定時間が経過した後、Bユーザの端末4Bの呼出処理を開始する。そして、電話交換設備5は、Bユーザの端末4Bから応答信号が送出されたと判定すると、端末4Aへ向けて配信されている広告の配信を停止し、発信元であるAユーザの端末4Aへ繋がる電話回線と発信先であるBユー
ザの端末4Bへ繋がる電話回線とを接続し、音声データの送受が可能な状態にする。
次に、発信先および発信元の少なくとも何れかのモード設定が広告モードで、且つ、発信先の端末に接続不能な場合について説明する。図4Bは、発信先および発信元の少なくとも何れかのモード設定が広告モードで、且つ、発信先の端末に接続不能な場合に実現されるラダーシーケンス図の一例である。
例えば、Aユーザが電話を発信しようとするCユーザのモード設定またはAユーザのモード設定が広告モードで、且つ、Cユーザの端末4Cが通信システム1に接続不能な場合、発呼信号を発信する端末4Aからの呼び出し要求を受けた電話交換設備5は、広告送信設備6から端末4Aへ向けて広告を配信させる。そして、電話交換設備5は、端末4Aからの呼び出し要求を受けてから少なくとも一定時間が経過した後、端末4Aへ向けて配信されている広告の配信を停止し、発信先であるCユーザの端末4Cを呼び出すことができない旨のメッセージを、発信元であるAユーザの端末4Aへ配信する。
本実施形態に係る通信システム1によれば、発信元が電話の発信を行っても一定時間が経過するまで呼出処理が開始されない。そして、少なくとも呼出処理が開始されるまでは、発信元の端末へ広告の配信が行われる。よって、電話の発信先のユーザの応答が早い場合であっても、発信元が電話を発信してから少なくとも一定時間が経過するまでの間は、発信元の端末に対する広告の配信が行われる。したがって、例えば、電話の呼び出し中に流れるリングバックトーンの代わりに広告を再生する方式の場合のように、応答の早いユーザへ発信した場合であっても、広告がほとんど再生されないということは生じない。また、発信先の端末が、例えば、機内モード、圏外、或いは電源オフといった電話回線に接続不能な状態であっても電話がかからない旨の音声ガイダンスがただちに流れることはなく、少なくとも一定時間は発信元の端末へ広告が配信される。
本実施形態に係る通信システム1であれば、このように、電話をかける際に配信する広告が十分に再生されないということが生じないので、電話をかけたユーザへ配信する広告の再生が妨げられることが抑制される。よって、広告が十分に再生されないことに起因する広告の配信サービスの普及の妨げを解消することができる。この結果、広告を聞いて各種の恩恵を得たいというユーザのニーズと、広告を効果的に配信したいという広告主のニーズの両方を満たすことができ、両者にとって有益である。
<第1変形例>
以下、上記実施形態の第1変形例について説明する。上記実施形態の通信システム1では、発信先に対する呼出処理が開始されても、発信元への広告の配信は継続されていた。よって、発信先の端末のユーザが着信に応答しない場合、発信元のユーザは発信先の電話が着信を検知してユーザを呼び出しているのか否か判らないまま、配信される広告を聞き続けることになる。そこで、本第1変形例では、呼出処理を開始する前に広告の配信を停止し、呼出音が発信元の端末で聞こえるようにする。
図5は、本第1変形例が適用される場合に電話交換設備5が実現する処理フローの一例を示した図である。以下、本第1変形例が適用される場合に通信システム1において実現される広告配信の処理の流れについて、図5のフローチャートに沿って説明する。なお、上述した実施形態に係る処理と同様の処理内容については図5においても同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本第1変形例では、電話交換設備5がステップS109の処理において肯定判定を下すと、電話交換設備5は、発信元の端末と広告送信設備6とを繋ぐ回線を遮断して広告の配信を停止する(S111a)。そして、上述したステップS111の処理と同様、発信先
の端末を呼び出す呼出処理を開始する。広告の配信が停止された状態で呼出処理が開始されるため、呼出処理が開始されると、発信先の端末を呼び出している旨を報知する呼出音が発信元の端末へ送られる。
そして、電話交換設備5は、発信先の端末から応答信号が送信され、ステップS112の処理において肯定判定を下すと、発信元の端末へ繋がる電話回線と発信先の端末へ繋がる電話回線とを接続する(S113’)。発信元の端末へ繋がる電話回線と発信先の端末へ繋がる電話回線とが接続されると、発信元の端末のユーザと発信先の端末のユーザは互いに通話可能な状態になる。
第1変形例が適用される場合に電話交換設備5が実現する処理フローは、以上の通りである。電話交換設備5が上記のような処理フローを実現することにより、以下のような広告の配信が実現される。
図6Aは、発信先および発信元の少なくとも何れかのモード設定が広告モードで、且つ、発信先の端末が通信システム1のサービスエリアの圏内に居る場合に実現されるラダーシーケンス図の一例である。例えば、Aユーザが電話を発信しようとする相手のBユーザのモード設定および発信元の少なくとも何れかが広告モードで、且つ、Bユーザの端末4Bが通信システム1のサービスエリアの圏内に居る場合、発呼信号を発信する端末4Aからの呼び出し要求を受けた電話交換設備5は、広告送信設備6から端末4Aへ向けて広告を配信させる。ここまでは上記実施形態の場合と同様である。ところが、本第1変形例の場合、端末4Aからの呼び出し要求を受けてから少なくとも一定時間が経過すると、Bユーザの端末4Bの呼出処理が開始されるのみならず、端末4Aへ向けて配信されている広告の配信が停止する。そして、端末4Aでは、端末4Bから応答信号が送出されるまで呼出音が聞こえる。Bユーザの端末4Bから応答信号が送出された後は、上記実施形態と同様、端末4Aへ繋がる電話回線と端末4Bへ繋がる電話回線とが接続され、音声データの送受が可能な状態になる。
図6Bは、発信先および発信元の少なくとも何れかのモード設定が広告モードで、且つ、発信先の端末に接続不能な場合に実現されるラダーシーケンス図の一例である。例えば、Aユーザが電話を発信しようとするCユーザのモード設定またはAユーザのモード設定が広告モードで、且つ、Cユーザの端末4Cが接続不能な場合、発呼信号を発信する端末4Aからの呼び出し要求を受けた電話交換設備5は、広告送信設備6から端末4Aへ向けて広告を配信させる。そして、電話交換設備5は、端末4Aからの呼び出し要求を受けてから少なくとも一定時間が経過した後、端末4Aへ向けて配信されている広告の配信を停止し、発信先であるCユーザの端末4Cを呼び出すことができない旨のメッセージを、発信元であるAユーザの端末4Aへ配信する。
本第1変形例に係る通信システム1によれば、呼出処理を開始する前に広告の配信が停止され、呼出音が発信元の端末で聞こえるので、発信先の端末のユーザが着信に応答しない場合であっても、発信元のユーザは発信先の電話が着信を検知してユーザを呼び出しているのか否か判らないまま広告を聞き続けるということが生じない。また、実施形態と同様、電話の発信先のユーザの応答が早い場合であっても、発信元が電話を発信してから少なくとも一定時間が経過するまでの間は、発信元の端末に対する広告の配信が行われるので、広告がほとんど再生されないということも生じない。よって、広告を聞いて各種の恩恵を得たいというユーザのニーズと、広告を効果的に配信したいという広告主のニーズの両方を満たすことができる他、発信先の端末のユーザが着信に応答しない場合でも、発信元の端末のユーザに不快感を与える可能性が低い。
<第2変形例>
以下、上記実施形態の第2変形例について説明する。上記実施形態の通信システム1では、発信元の端末へ配信する広告の内容を、発信先のユーザが電話に応答できる場合と応答できない場合とに応じて切り替える処理は行われていなかった。しかし、発信先のユーザが電話に応答できる場合に広告を配信できる時間は応答のタイミングの如何で増減するのに対し、発信先のユーザが電話に応答できない場合に広告を配信できる時間は一定である。そこで、本第2変形例では、発信元の端末へ配信する広告の内容を、発信先のユーザが電話に応答できる場合と応答できない場合とに応じて切り替える処理を行う。
図7は、本第2変形例が適用される場合に電話交換設備5が実現する処理フローの一例を示した図である。以下、本第2変形例が適用される場合に通信システム1において実現される広告配信の処理の流れについて、図7のフローチャートに沿って説明する。なお、上述した実施形態に係る処理と同様の処理内容については図7においても同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本第2変形例では、電話交換設備5がステップS102の処理で肯定判定を下した場合、上記実施形態と同様、広告送信設備6のデータベースにアクセスして設定情報を更新するが、その更新内容が実施形態と相違している(S103’)。図8は、本第2変形例が適用される場合に広告送信設備6のデータベースに収められる設定情報のテーブルの一例である。本第2変形例では、発信元に対し広告を配信し且つ着信を許可する状態を「着信許可広告モード」といい、発信元に対し広告を配信し且つ着信を許可しない状態を「着信拒否広告モード」という。「非広告モード」については上述の実施形態と同様である。「着信拒否広告モード」を選択するユーザの動機としては、例えば、電話の着信を受けずに休息を求めたい場合が挙げられるので、「着信拒否広告モード」は「お休みモード」として捉えてもよい。そして、モード変更を行う際には、広告送信設備6のデータベースのテーブルに記述されているモード設定を「着信許可広告モード」、「着信拒否広告モード」および「非広告モード」のうち何れかにする。
また、電話交換設備5は、ステップS101の処理において肯定判定を下した場合、電話の発信先が着信許可広告モードであるか否かの判定を行う(S105−1)。そして、電話交換設備5は、ステップS105−1の処理において肯定判定を下した場合、内部時計に同期するタイマーを起動し、計時を開始する(S106−1)。また、電話交換設備5は、ステップS106−1で計時を開始した後、発信元の端末の回線を広告送信設備6に接続して広告送信設備6に広告を送信させ、広告の配信を開始する(S107−1)。そして、一定時間が経過したと判定すると(S108−1)、上述した実施形態のステップS109以降の処理を実行する。
また、電話交換設備5は、ステップS105−1の処理において否定判定を下した場合、電話の発信先が着信拒否広告モードであるか否かの判定を行う(S105−2)。そして、電話交換設備5は、ステップS105−2の処理において肯定判定を下した場合、内部時計に同期するタイマーを起動し、計時を開始する(S106−2)。また、電話交換設備5は、ステップS106−2で計時を開始した後、発信元の端末の回線を広告送信設備6に接続して広告送信設備6に広告を送信させ、広告の配信を開始する(S107−2)。そして、一定時間が経過したと判定すると(S108−2)、上述した実施形態のステップS110以降の処理を実行する。
本第2変形例において、ステップS107−1を実行した場合に広告送信設備6から配信される広告は、一編の再生時間の長さが、ステップS107−2を実行した場合に広告送信設備6から配信される広告よりも短いものが選択される。広告送信設備6の格納装置には、ステップS107−1が実行された場合に再生する広告とステップS107−2が実行された場合に再生する広告とが予め仕分けされた状態で格納されていてもよいし、或
いは、広告送信設備6が広告を配信する際に各広告コンテンツの再生時間を参照し、配信する広告を再生時間の長短に応じて自動選択するようにしてもよい。
第2変形例が適用される場合に電話交換設備5が実現する処理フローは、以上の通りである。電話交換設備5が上記のような処理フローを実現することにより、以下のような広告の配信が実現される。
図9Aは、発信先のモード設定が着信許可広告モードで、且つ、発信先の端末が通信システム1のサービスエリアの圏内に居る場合に実現されるラダーシーケンス図の一例である。例えば、Aユーザが電話を発信しようとする相手のBユーザのモード設定が着信許可広告モードで、且つ、Bユーザの端末4Bが通信システム1のサービスエリアの圏内に居る場合、発呼信号を発信する端末4Aからの呼び出し要求を受けた電話交換設備5は、広告送信設備6から端末4Aへ向けて広告を配信させる。このときに配信される広告は、例えば、図9Aに示されるように、再生時間の短い広告が配信される。
図9Bは、発信先のモード設定が着信拒否広告モードの場合に実現されるラダーシーケンス図の一例である。例えば、Aユーザが電話を発信しようとする相手のCユーザのモード設定が着信拒否広告モードの場合、発呼信号を発信する端末4Aからの呼び出し要求を受けた電話交換設備5は、広告送信設備6から端末4Aへ向けて広告を配信させる。このときに配信される広告は、例えば、図9Bに示されるように、一定の時間で再生が完了する広告が配信される。
本第2変形例に係る通信システム1によれば、発信先のユーザが電話に応答できる場合と応答できない場合とに応じて広告を切り替える処理が行われ、発信先のユーザが電話に応答できる場合には再生時間の比較的短い広告が配信されるので、広告が流れている途中で発信先の端末のユーザが着信に応答し、広告が途中で切れてしまう可能性を低減することができる。また、実施形態と同様、電話の発信先のユーザの応答が早い場合であっても、発信元が電話を発信してから少なくとも一定時間が経過するまでの間は、発信元の端末に対する広告の配信が行われるので、広告がほとんど再生されないということも生じない。よって、広告を聞いて各種の恩恵を得たいというユーザのニーズと、広告を効果的に配信したいという広告主のニーズの両方を満たすことができる他、発信先の端末のユーザが着信に応答しない場合でも、発信元の端末のユーザに不快感を与える可能性が低い。
<動画広告の配信>
なお、上記実施形態や各変形例では発信元の端末へ音声広告を配信していたが、動画広告を発信先の端末へ更に配信するようにしてもよい。以下、動画広告を発信先の端末へ更に配信する場合の変形例について説明する。
図10は、動画広告を発信先の端末へ更に配信する場合に電話交換設備5が実現する処理フローの一例を示した図である。また、また、本変形例において、広告送信設備6のデータベースに格納されている各ユーザの設定情報には、電話を使った広告を配信するか否かのモード設定の他、動画広告の受信拒否のモード設定が含まれているものとする。
動画広告を発信先の端末へ更に配信する場合、上述したステップS111の処理を以下のように変形する。すなわち、電話交換設備5はステップS109の処理で工程判定を下した場合、発信先が広告モードで且つ動画再生可能か否かを判定する(S111−1)。電話交換設備5は、発信先が広告モードで且つ動画再生可能か否かを判定を次のように行う。すなわち、電話交換設備5は、電話の発信元の端末が送信する発呼信号から発信先の電話番号の情報を特定した後、広告送信設備6のデータベースにアクセスし、特定した発信先の電話番号のユーザの情報を照会する。そして、電話交換設備5は、発信先の電話番
号のユーザの設定情報のモード設定を参照し、発信先が広告モードに設定しており且つ動画広告を受信するモードに設定しているか否かを判定する。
電話交換設備5は、ステップS111−1の処理において否定判定を下した場合、上述したステップS113またはステップS113’の処理を実行する。すなわち、電話交換設備5は、発信元の端末と広告送信設備6とを繋ぐ回線を遮断して広告の配信を停止した後、発信元の端末へ繋がる電話回線と発信先の端末へ繋がる電話回線とを接続する。
一方、電話交換設備5は、ステップS111−1の処理において肯定判定を下した場合、広告送信設備6にアクセスし、広告送信設備6から発信先の端末へ広告用の動画ファイルを送信させる。広告送信設備6から動画ファイルを送られた発信先の端末は、動画ファイルを受信すると当該動画ファイルを自動再生する。動画ファイルの再生は、発信先の端末に予めインストールしたアプリケーションソフトが実行してもよいし、端末に組み込まれているOSが実行してもよい。発信先の端末で広告の動画ファイルが自動再生されると、発信先のユーザは、動画広告を見ることで電話の着信を認知できる。
電話交換設備5は、広告送信設備6にアクセスして広告用の動画ファイルを送信させた後、ステップS112以降の処理を実行する。すなわち、電話交換設備5は、広告送信設備6にアクセスして広告用の動画ファイルを送信させた後、発信先の端末からの応答信号があるか否かを判定する。動画ファイルは、再生時間が数秒から数十秒程度のものであってもよいし、再生時間が無制限のものであってもよい。発信先のユーザが動画広告の再生中または再生終了後に着信の応答操作を行い、発信先の端末から応答信号が送信されると、電話交換設備5は、発信元の端末への広告の配信を停止し、発信元の端末へ繋がる電話回線と発信先の端末へ繋がる電話回線とを接続する。発信元の端末へ繋がる電話回線と発信先の端末へ繋がる電話回線とが接続されると、発信元の端末のユーザと発信先の端末のユーザは互いに通話可能な状態になる。
本変形例に係る通信システム1によれば、発信元のユーザのみならず、発信先のユーザに対しても広告を配信できるので、広告を効果的に配信したいという広告主のニーズを更に満たすことができる。
<その他の変形例>
なお、上記実施形態や各変形例では、端末同士を電話回線で繋ぐ役割を主に司る電話交換設備5を備える通信システム1を使って広告配信システムを実現しているが、本願が開示する広告配信システムは、このような通信システム1を使って実現されるものに限定されるものではない。例えば、IPネットワークを使った音声パケットによって実現される電話サービスにおいて本願開示の広告配信システムを実現する場合、音声広告の音源データといった広告に纏わる各種のコンテンツや、広告を配信するか否かの設定をユーザ毎に定めた設定情報を格納したデータベースは、IPネットワーク上に繋がるデータセンタ内や広告配信業者等のサーバ内に実現されていてもよい。また、端末同士の通話の呼出制御を司る呼出制御手段や、ユーザの設定情報に基づく判定処理、広告配信の処理を司る広告送信手段といった各種の手段は、広告配信業者等のサーバがコンピュータプログラムを実行することにより実現されるものであってもよい。
また、上記実施形態や各変形例では、発信先の端末を呼び出す呼出処理を電話交換設備5が司っていたが、上記通信システム1において実現される広告配信システムには、発信先の端末を呼び出す呼出処理を司る装置が必ずしも備わっている必要は無い。例えば、上記通信システム1において実現される広告配信システムは、システムの外部に呼出処理を司る装置が設けられており、この装置に対して呼出処理の開始を許可するようにしてもよい。
上記実施形態や各変形例は、例えば、通話料の減額や特典サービスのポイント加算といった各種の恩恵を利用者に与えるサービスの実現のために併用することができる。例えば、上記実施形態や第1変形例のステップS103、或いは第2変形例のステップS103’の処理でモード設定が変更される度に、通話料の減額や特典サービスのポイント加算といった各種特典の処理を司るサーバにモード設定の情報が電話交換設備5から通知されるようにしてもよい。上記通信システム1からこのようなモード設定の情報が通知されれば、各種特典の処理を司るサーバは、広告モードに設定している時間の長さに応じて特典を増減するサービスを実現することも可能となる。また、各種特典の処理を司るサーバに対するポイント加算の通知は、モード設定の変更時のみならず、例えば、上述したステップS107の処理が実行されて発信元のユーザへ音声広告が配信されたタイミングで実行されてもよいし、上述したステップS111−2の処理が実行されて発信先のユーザへ動画広告が配信されたタイミングで実行されてもよい。ポイント加算等の特典は、基本的に広告配信サービスの加入者が受けられるものとし、主に広告の配信を受けた加入者に付与されることが望ましいが、例えば、サービスの非加入者が加入者へ電話を発信し、広告配信サービスに加入していない者に対し入会を促すような広告が配信された場合には、加入者である発信先のユーザへポイント加算等の特定が付与されるようにしてもよいし、加入者同士で通話が行われた場合には発信元と発信先の両ユーザへ特典が付与されるようにしてもよい。広告配信サービスに加入していない者が入会した場合には、当該入会者に対し電話の基本料金の減額や特典ポイントの付与といった各種の恩恵を提供してもよい。
また、広告送信設備6から配信される広告は、発信元の端末あるいは発信先の端末の所在地に応じた内容や、広告を配信する時間帯に応じた内容、発信元の端末のユーザあるいは発信先の端末のユーザの嗜好に応じた内容にしてもよい。また、広告送信設備6から配信される広告は、発信元の端末を操作することにより、広告が中断されたり、新たな広告へ切り替わったりしてもよい。発信元の端末の操作により広告の中断や切り替えが行われれば、広告の視聴頻度に応じて広告主への広告料の請求額を増減したり、発信元のユーザあるいは発信先のユーザへ付与される特典を増減することもできる。
《コンピュータが読み取り可能な記録媒体》
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク(ブルーレイは登録商標)、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
1・・・通信システム:2A・・・A基地局:2B・・・B基地局:4A,4B,4C・・・端末:5・・・電話交換設備:6・・・広告送信設備:7・・・他社電話設備網

Claims (6)

  1. 電話のユーザである電話の発信元の端末と発信先の端末との間の通信経路において音声広告を配信する広告配信システムであって、
    電話の発信元の端末へ音声広告を配信するか否かの設定を電話のユーザ毎に定めた設定情報を格納する広告配信設定情報データベースと、
    電話の発信元の端末から送信される発信先および前記発信元の情報が入力されると、前記広告配信設定情報データベースにアクセスして前記発信先および前記発信元のユーザの設定情報を照会し、前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザが音声広告を配信する設定にしているユーザであるか否かの判定を行う判定手段と、
    前記判定手段が前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザは音声広告を配信する設定にしているユーザと判定した場合、前記発信元の端末へ音声広告を送信する広告送信手段と、
    前記広告送信手段が前記発信元の端末への音声広告の送信を開始してから少なくとも一定時間が経過すると、前記発信先の端末を呼び出す呼出処理を開始または許可する呼出制御手段と、を備える
    広告配信システム。
  2. 前記広告配信設定情報データベースには、着信の許否の設定をユーザ毎に更に定めた設定情報が格納されており、
    前記判定手段は、電話の発信元の端末から送信される前記発信先および前記発信元の情報が入力されると、前記広告配信設定情報データベースにアクセスして前記発信先および前記発信元のユーザの設定情報を照会し、前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザが音声広告を配信する設定にしているユーザであるか否かの判定を行う他に、前記発信先の着信の許否の判定を更に行い、
    前記広告送信手段は、前記判定手段が前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザは音声広告を配信する設定にしているユーザと判定した場合、前記着信の許否の判定の結果に関わらず前記発信元の端末へ音声広告を送信し、
    前記呼出制御手段は、前記判定手段が前記発信先は着信を許可するユーザと判定した場合には前記少なくとも一定時間が経過すると前記呼出処理を開始または許可し、前記判定手段が前記発信先は着信を拒否するユーザと判定した場合には前記少なくとも一定時間が経過すると呼び出し不可能の旨の通知を前記発信元の端末へ送信する、
    請求項1に記載の広告配信システム。
  3. 前記広告送信手段は、前記判定手段が前記発信先は着信を許可するユーザと判定した場合には、前記判定手段が前記発信先は着信を拒否するユーザと判定した場合に送信する広告よりも再生時間の短い広告を送信する、
    請求項2に記載の広告配信システム。
  4. 前記広告配信設定情報データベースには、動画広告の受信の許否の設定をユーザ毎に更に定めた設定情報が格納されており、
    前記判定手段は、電話の発信元の端末から送信される前記発信先および前記発信元の情報が入力されると、前記広告配信設定情報データベースにアクセスして前記発信先および前記発信元のユーザの設定情報を照会し、前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザが音声広告を配信する設定にしているユーザであるか否かの判定を行う他に、前記発信先のユーザに関する動画広告の受信許否の判定を更に行い、
    前記広告送信手段は、前記判定手段が前記発信先のユーザは動画広告を受信する設定にしているユーザと判定した場合、前記発信先の端末へ動画広告の再生用データを更に送信する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の広告配信システム。
  5. 電話のユーザである電話の発信元の端末と発信先の端末との間の通信経路において音声広告を配信する広告配信方法であって、
    電話の発信元の端末から送信される発信先および前記発信元の情報が入力されると、電話の発信元の端末へ音声広告を配信するか否かの設定を電話のユーザ毎に定めた設定情報を格納する広告配信設定情報データベースにアクセスして前記発信先および前記発信元のユーザの設定情報を照会し、前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザが音声広告を配信する設定にしているユーザであるか否かの判定を行う判定処理と、
    前記判定処理において前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザは音声広告を配信する設定にしているユーザと判定した場合、前記発信元の端末へ音声広告を送信する広告送信処理と、
    前記広告送信処理を開始してから少なくとも一定時間が経過すると、前記発信先の端末を呼び出す呼出処理を開始または許可する呼出制御処理と、を実行する
    広告配信方法。
  6. 電話のユーザである電話の発信元の端末と発信先の端末との間の通信経路において音声広告を配信する広告配信システムのコンピュータに実行させる広告配信プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    電話の発信元の端末から送信される発信先および前記発信元の情報が入力されると、電話の発信元の端末へ音声広告を配信するか否かの設定を電話のユーザ毎に定めた設定情報を格納する広告配信設定情報データベースにアクセスして前記発信先および前記発信元のユーザの設定情報を照会し、前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザが音声広告を配信する設定にしているユーザであるか否かの判定を行う判定手段と、
    前記判定手段が前記発信先および前記発信元の少なくとも何れかのユーザは音声広告を配信する設定にしているユーザと判定した場合、前記発信元の端末へ音声広告を送信する広告送信手段と、
    前記広告送信手段が前記発信元の端末への広告の送信を開始してから少なくとも一定時間が経過すると、前記発信先の端末を呼び出す呼出処理を開始または許可する呼出制御手段と、として機能させる、
    広告配信プログラム。
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