JP2016115475A - ラミネート型蓄電素子 - Google Patents

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裕也 飯田
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【課題】外装体内にガスが発生した場合でも外形形状を維持できるラミネート型蓄電素子を提供する。【解決手段】外装体内にシート状の正極と負極がセパレータを介して積層されてなる積層電極体10が電解液とともに収納されてなるラミネート型蓄電素子1eであって、前記外装体は、矩形平面形状を有する二枚のラミネートフィルムが積層された状態で所定の位置に形成されているシール部50によって相互に接着されてなり、前記シール部は、前記矩形平面形状の4辺に沿った位置に矩形枠型形状に形成された枠状シール部50aと、当該枠状シール部の枠内に形成された島状シール部50bとから構成されている。【選択図】 図2

Description

本発明はラミネートフィルムからなる外装体内に発電素子を収納してなるラミネート型蓄電素子に関する。
近年、電子ペーパ、ICタグ、ICカード、電子キーなどのさまざまな薄型電子機器が実用化されてきている。そしてこれらの薄型電子機器の電源には、薄型小型化に適したラミネート型蓄電素子(一次電池、二次電池、電気二重層コンデンサなど)が用いられることが多い。また電気自動車の電源や運搬型電源などの大容量蓄電素子であっても、搭載場所や設置場所の縮小化が求められていることから、これら大容量蓄電素子にもラミネート型蓄電素子が広く用いられつつある。
図1に一般的なラミネート型蓄電素子1の外観を示した。図1(A)はラミネート型蓄電素子1の外観図であり、図1(B)は当該蓄電素子1の内部構造を示す分解斜視図である。なお図1(B)では一部の部材にハッチングを施し、他の部材と区別しやすいようにしている。ここに示したラミネート型蓄電素子1は、図1(A)に示したように平板状の外観形状を有している。そして矩形平面形状を有するラミネートフィルムの外装体11の一辺側には外装体11の内側から外側に向かって正極端子板23および負極端子板33が導出されている。
また図1(B)に示したように、外装体11は2枚のラミネートフィルム(11a、11b)の周囲を熱溶着したものであり、外装体11内には、シート状の正極20とシート状の負極30がセパレータ40を介して積層されてなる電極体10が電解液とともに封入されている。正極20は金属箔などからなる正極集電体21の一主面にスラリー状の正極材料を塗布して乾燥させたものであり、正極材料22は正極集電体21においてセパレータ40側の面に塗布されている。またこの例では正極集電体21に帯状の凸部が一体的に形成され、この凸部の先端側が外装体11の外側に導出され、外装体の外側に露出した部分が正極端子板23となる。負極についても同様に集電体の一部が負極端子板33として外装体の外側に導出されている。
なお外装体11は、互いに重ね合わせた矩形状の二枚のラミネートフィルム(11a、11b)の周囲が熱溶着されることで密封された袋状に形成されている。そしてこの熱溶着された部位(以下、シール部50とも言う)によって囲まれた領域に上記の電極体10と電解液が収納されている。なおラミネート型蓄電素子の構造などについては、例えば以下の特許文献1にも記載されている。
ところで蓄電素子は、高温環境下で使用すると電解液が分解してガスが発生し、蓄電素子内の圧力が上昇する。ラミネート型蓄電素子では、外装体がやわらかいラミネートフィルムで構成されているため内圧の上昇に伴って蓄電素子が厚さ方向に膨張する。またその膨張に伴って電極体を構成する正極と負極とが離間し放電性能を劣化させる。そこで外装体の膨張を防止するための構成や外装体が膨張しても正負極間が離間するのを防止する構成を備えたラミネート型蓄電素子が提案されている(例えば、特許文献2、3を参照)。
特開2006−281613号公報 特開2004−95402号公報 特開2006−32225号公報
上述したようにラミネート型蓄電素子には高温環境下で外装体が膨らむという問題がある。この問題に対し、上記特許文献2に記載された発明では、電極体に相当する電池要素部に厚さ方向に貫通する孔を形成し、この貫通孔に挿入される軸(雄部材の円柱軸)を介して電池要素部を狭持する二つの平板状の部材(雄部材の頭部と、雌部材)を連結して電池要素部を構成する正極と負極が離間しないようにしている。
しかしながら当該特許文献2に記載の発明では、電池要素部自体の厚さは変わらないものの、外装体自体は膨らむためラミネート型蓄電素子の当初の厚さを維持することができない。また平板状の部材を外装体内に収納するためその部材によってラミネート型蓄電素子の薄型化が阻害される。また特許文献3に記載の発明では外装体内に発生したガスを外装体内の所定の位置に誘導してその位置にガスをためることで正負極間の距離を維持している。しかしこの発明においても外装体の一部が厚くなり、ラミネート型蓄電素子の当初の厚さを維持することができない。
このように従来のラミネート型蓄電素子では、外装体内にガスが発生したときに電極体の厚さを維持できるものの蓄電素子自体の厚さを維持することができない。そのため、例えばICカードにこれらの蓄電素子を電源として組み込むと、ガスの発生によってカードの厚さも変わってしまい、ICカードを利用する機器(ATMなど)のカード挿入孔に対してカードを挿抜することができなくなる可能性がある。
そこで本発明は外装体内にガスが発生した場合でも外形形状を維持できるラミネート型蓄電素子を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明は、外装体内に、シート状の正極と負極がセパレータを介して積層されてなる積層電極体が電解液とともに収納されてなるラミネート型蓄電素子であって、
前記外装体は、矩形平面形状を有する二枚のラミネートフィルムが積層された状態で所定の位置に形成されているシール部によって相互に接着されてなり、
前記シール部は、前記矩形平面形状の4辺に沿った位置に矩形枠型形状に形成された枠状シール部と、当該枠状シール部の枠内に形成された島状シール部とから構成されている、ことを特徴とするラミネート型蓄電素子としている。
前記島状シール部が前記枠状シール部の内周から枠内に向かって突出するように、当該枠状シール部と一体的に形成されているラミネート型蓄電素子とすることもできる。あるいは前記電極体には積層方向に貫通する開口が形成され、前記島状シール部が当該開口の内側に形成されているラミネート型蓄電素子とすることもできる。前記開口が前記電極体の中央の一カ所に形成されているラミネート型蓄電素子とすればより好ましい。
本発明のラミネート型蓄電素子によれば、外装体内にガスが発生した場合でも外形形状を維持することができる。なおその他の効果については以下の記載で明らかにする。
一般的なラミネート型蓄電素子の構造を示す図である。 本発明の比較例および第1の実施例に係るラミネート型蓄電素子におけるシール部の平面形状を示す図である。 本発明のその他の比較例および第2の実施例に係るラミネート型蓄電素子におけるシール部の平面形状を示す図である。
本発明の実施例について、以下に添付図面を参照しつつ説明する。なお以下の説明に用いた図面において、同一または類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。
===第1の実施例===
本発明の実施例に係るラミネート型蓄電素子(以下、蓄電素子とも言う)は、高温環境下においてガスが発生した場合でも外形が膨張して蓄電素子自体が厚くなること自体を防止するための構成を備えている。ここで本発明の第1の実施例に係る蓄電素子として、外形の膨張を防止するための基本的な構成を備えたラミネート型のリチウム二次電池を挙げる。そしてこのリチウム二次電池と、図1に示した蓄電素子とほぼ同様の構成を備えたラミネート型のリチウム二次電池(以下、従来例とも言う)とをサンプルとして作製し、これらサンプルを高温かつ高湿度の環境下で保存する試験(以下、信頼性試験)を行った。
<サンプルの構成と作成手順>
従来例および第1の実施例に係る蓄電素子はラミネート型のリチウム二次電池であり、その基本的な構造や構成は先に図1に示したものと近似している。まず図1を参照しつつサンプルの基本構成や作成手順について説明する。正極20はスラリー状の正極材料22を厚さ10〜30μmのアルミ箔かならなる正極集電体21の片面に塗布したものを乾燥させたものである。正極材料22は正極活物質となるコバルト酸リチウム(LiCoO)と炭素系導電剤(アセチレンブラック、グラファイトなど)と結着剤となるポリビニリデンフルオライド(PVdF)を有機溶媒(NMPなど)中に分解あるいは溶解させて混練したものである。なおここではLiCoO、炭素系導電材、および結着剤の割合を固形分の質量比で90wt%、5wt%および5wt%としている。そして正極20は、この混練物を100〜200μmの厚さで正極集電体21に塗布したものを真空中で100℃の温度で乾燥させたものである。
負極30は正極集電体21と同様のアルミ箔からなる負極集電体31の片面にスラリー状の負極材料32を塗布して乾燥させたものである。具体的には負極材料32は負極活物質となるチタン酸リチウム(LiTi12)と炭素系導電剤(アセチレンブラック、グラファイトなど)と結着剤となるPVdFを有機溶媒(NMPなど)中に分解あるいは溶解させて混練したものである。なおここではLiTi12、炭素系導電材、および結着剤の割合を固形分の質量比で90wt%、5wt%および5wt%としている。そして負極30は、この混練物を100〜200μmの厚さで負極集電体31に塗布したものを真空中で100℃の温度で乾燥したものである。
そして各サンプルは上記の正極20と負極30をそれぞれの電極材料(22、32)側をセパレータ(例えばポリエチレンテフタレートからなる不織布など)を介して対面させて積層したものをアルミラミネートフィルムからなる外装体内に電解液とともに密封したものである。電解液としては、プロピレンカーボネート(PC)からなる非水溶液を溶媒として、この溶媒中に支持塩としてヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)を所定の濃度(例えば0.8mol/l)で溶解させたものを用いることができる。ところで外装体11は、図1にも示したように二枚のフィルム(11a、11b)の周囲を枠状に熱溶着することで密閉された袋状に形成したものを基本としているが、ここではその枠状のシール部50の他にも熱溶着部位を設けたサンプルも作製した。
図2は作製したサンプルのシール部(50a、50b、50)の平面形状を示す図であり、図2(A)は従来例に対応するサンプル(以下、比較例1aとも言う)におけるシール部50aの形状を示しており、図2(B)は第1の実施例に係る蓄電素子に対応するサンプル(以下、第1実施例1bとも言う)におけるシール部50の形状を示している。図2(A)に示したように比較例1aではシール部50aが矩形のラミネートフィルムの4辺に沿う枠状であるが、第1実施例1bにおけるシール部50は、図2(B)に示したようにこの矩形枠状のシール部(以下、枠状シール部50aとも言う)に加え、矩形島状のシール部(以下、島状シール部50bとも言う)も形成されている。そして島状シール部50bは枠状シール部50aの内周に接しつつ当該内周を構成する四つの各辺の中央に枠内方向に突出するように形成されている。なお作製したサンプル(1a、1b)における各部位のサイズは、外形が幅W1=40mm、高さH1=35mmであり、電極体10が幅W2=22mm、高さH2=17mmである。枠状シール部50aは幅Wa=3.0mmである。また第1実施例1bにおける島状シール部50bは正方形でWb=4mmである。なおサンプルは比較例1aと第1実施例1bのそれぞれについて5個ずつ作製した。
<信頼性試験>
上記の比較例1aおよび第1実施例1bに対して信頼性試験を行った。信頼性試験は各サンプルを充電率(SOC)100%まで充電し、その充電状態で60℃90%RHの条件下で10日間放置することで行った。
以下の表1に信頼性試験の結果を示した。
Figure 2016115475
表1では各サンプルの信頼性試験前後で増加した厚さの増加率と信頼性試験前後での内部抵抗の上昇率が示されている。表1に示したように第1実施例1bのサンプルでは信頼性試験の前後で厚みや内部抵抗が変化しなかったが、比較例1aのサンプルでは厚みおよび内部抵抗が、それぞれ10%および100%増加した。
===第2の実施例===
第1実施例では矩形のラミネートフィルムの4辺に沿う枠状シール部50aとその枠状シール部50aの内側に島状シール部50bを設けることで信頼性が向上した。しかしながら第1実施例では島状シール部50bが枠状シール部50aの内周に接触するように設けられていたため、蓄電素子1bの外形面積に対して電池容量を左右する電極体10の面積が小さくなる。すなわち同じ電池容量を得るためには蓄電素子の面積を大きくする必要があり小型化が難しい。そこで第1実施例と同等以上の信頼性を維持しつつ小型化に適したシール部を備えた蓄電素子を第2の実施例として挙げる。
<サンプルの構成>
第2の実施例に係る蓄電素子の信頼性を評価するために、比較例1aや第1実施例1bとは異なる外形サイズを有しつつ、シール部の形状が異なる各種蓄電素子をサンプルとして作製し、各サンプルに対して上記の信頼性試験に加え、充放電を50回繰り返す充放電試験も行った。図3は第1実施例とは異なるサイズや形状のシール部を有する蓄電素子に対応する各種サンプル1c〜1fを示した。図3(A)(B)は枠状シール部50aのみを備えたサンプル(1c、1d)であるが、サンプル1cとサンプル1dでは枠状シール部50aの幅(Ws1、Ws2)が異なっている。図3(C)(D)は第2の実施例に係る蓄電素子(以下、第2実施例とも言う)に対応するサンプル(1e、1f)を示しており、共に枠状シール部50aと島状シール部50bとを備えている。しかしサンプル1eと1fは、電極体10に積層方向に貫く矩形の開口60が形成されて、島状シール部50bがその開口60の内側に配置されている点が第1実施例とは異なっている。また図3(C)に示したサンプル1eでは島状シール部50bが1カ所に形成されており、図3(D)に示したサンプル1fでは電極体10にサンプル1eと同じサイズと形状の開口60が二つ形成されて、各開口60にサンプル1eと同じサイズと形状の島状シール部50bが形成されている。
図3に示した各サンプル1c〜1fの各部位のサイズについては、外形が一律に幅W=30mm、高さH=25mmとなっており、電極体10の外形サイズについては、サンプル1c、1e、1fが幅Wc1=22mm、高さHc1=17mmであり、サンプル1dが幅Wc2=21mm、高さHc2=16mmとなっている。シール部(50a、50b)のサイズなどについては、まずサンプル1c、1e、1fにおける枠状シール部50aが幅Ws1=3mmであり、サンプル1dがWs2=4mmで他のサンプル1c、1e、1fより太くなっている。
また第2実施例に対応するサンプル1eと1fの電極体10に設けられた開口60は、その開口面積が約20mmとなるように一辺の幅Whが約4.87mmの正方形となっている。そしてその開口60の内側に一辺の幅Wi=4mmの正方形の島状のシール部50bが配置されている。
<試験結果>
図3に示した各サンプル1c〜1fに対して信頼性試験と充放電試験とを行った。なお各サンプル1c〜1fは試験の種類ごとに5個ずつ作製した。そして信頼性試験の前後における各サンプル1c〜1fの厚さ、電池容量、内部抵抗のそれぞれの変化と、充放電試験の前後における各サンプル1c〜1fの厚さおよび電池容量の変化を調べた。
表2に各サンプルの信頼性試験および充放電試験の結果を示した。
Figure 2016115475
表2では各サンプル1c〜1fにおけるシール部の形状と、サンプル1cにおけるシール部および電極体10の面積を1.00として、そのサンプル1cのシール部に対する各サンプル1d〜1fのシール部の面積比と電極体10の面積比も併せて示している。また表2において、厚さと内部抵抗は各サンプルについて当初の厚さおよび内部抵抗を100としたときに信頼性試験と充放電試験の前後での厚さおよび内部抵抗の変化率を示している。電池容量の変化については、サンプル1cの当初の電池容量を100としたときの信頼性試験と充放電試験の前での電池容量の変化率を示している。なおサンプル1d〜1fの当初の電池容量は、これらのサンプル1d〜1fの電極体10の面積とサンプル1cの電極体10の面積との比で表すことができる。すなわちサンプル1dと1fの当初の電池容量は90であり、サンプル1eの当初の電池容量は95である。
ここでまず枠状シール部50aのみを備えたサンプル1cと1dにおける試験結果を比較すると、サンプル1dの枠状シール部50aの幅Ws2の方がサンプル1cの枠状シール部50aの幅Ws1よりも太いのにも拘わらず各試験の前後で厚さの変化率が変わらなかった。すなわち枠状シール部50aの幅を単純に太くしただけでは信頼性を向上させることができないということが確認できた。言い換えれば、先に表1に示した比較例1aと第1実施例1bに対する信頼性試験の結果から、枠状シール部50aに対して島状シール部50bを追加形成することが信頼性を向上させるための有効な手段であることが確認できた。また電池容量についてはサンプル1dの方がサンプル1cに対して若干減少する割合が少なかったものの、当初の電池容量に対しては確実に減少した。とくに充放電試験の前後では電池容量が大きく減少した。なお枠状シール部50aのみが形成されているサンプル1cと1dでは信頼性試験の前後で内部抵抗が2倍(200%)にまで上昇した。
一方電極体10の形成領域内に島状シール部50bを備えたサンプル1e、1fではともに信頼性が確保され、充放電試験前後でも厚さが変化しなかった。電池容量については各サンプル1c〜1fにおける電極体10の面積比を当初の電池容量の比とすれば、サンプル1eと1fでは信頼性試験および充放電試験の前後で変化することがなかった。すなわち島状シール部50bを備えたサンプル1eと1fでは、サンプル1cに対して電極体の面積が小さいのにも拘わらず、信頼性試験および充放電試験の前後では電池容量が大きくなるという結果となった。そしてサンプル1eと1fでは試験前後で厚さや電池容量が変化しなかったことから、電極体10の形成領域内に島状シール部50bを設けさえすれば、信頼性を確保しつつサイクル特性を向上させることができることがわかった。したがって、サンプル1eと1fとを比較すれば、電池容量が大きなサンプル1eのように必要最小限の島状シール部を電極体10の形成領域内に設けることがより好ましい。
1,1a〜1f ラミネート型蓄電素子、10 外装体、11a,11b ラミネートフィルム、20 正極、21 正極集電体、22 正極材料、30 負極、31 負極集電体、32 負極材料、40 セパレータ、50 シール部、50a 枠状シール部、50b 島状シール部、60 電極体の開口

Claims (4)

  1. 外装体内に、シート状の正極と負極がセパレータを介して積層されてなる積層電極体が電解液とともに収納されてなるラミネート型蓄電素子であって、
    前記外装体は、矩形平面形状を有する二枚のラミネートフィルムが積層された状態で所定の位置に形成されているシール部によって相互に接着されてなり、
    前記シール部は、前記矩形平面形状の4辺に沿った位置に矩形枠型形状に形成された枠状シール部と、当該枠状シール部の枠内に形成された島状シール部とから構成されている、
    ことを特徴とするラミネート型蓄電素子。
  2. 請求項1において、前記島状シール部は前記枠状シール部の内周から枠内に向かって突出するように、当該枠状シール部と一体的に形成されていることを特徴とするラミネート型蓄電素子。
  3. 請求項1において、前記電極体には積層方向に貫通する開口が形成され、前記島状シール部は当該開口の内側に形成されていることを特徴とするラミネート型蓄電素子。
  4. 請求項3において、前記開口は前記電極体の中央の一カ所に形成されていることを特徴とするラミネート型蓄電素子。
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