JP2016114560A - 光学センサ及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光学センサ及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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篤史 小林
Atsushi Kobayashi
篤史 小林
佐藤 雅彦
Masahiko Sato
雅彦 佐藤
敏雄 梁田
Toshio Yanada
敏雄 梁田
剛 橋谷田
Go Hashiyada
剛 橋谷田
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Abstract

【課題】機械的強度が高く、部品間の光軸ずれを抑制してセンサ検知精度を維持し、温度変化に強い特性を得ることができる光学センサ及びこれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】記録材搬送路を搬送される記録材に照射光を照射する発光部と、照射光が照射された記録材からの反射光を受光する受光部と、発光部と受光部を収容する少なくとも1つのセンサ筐体43と、センサ筐体43の少なくとも一部を覆うように支持する支持具50と、を備え、支持具50が、センサ筐体43に比べて温度変化による変形の小さい材料からなる。【選択図】図5

Description

本発明は、光学センサ及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
光の性質を利用して物体の有無や表面状態の変化などの検出をするセンサを光学センサという。光学センサは、一般的に、可視光や赤外光を照射するLEDなどの発光部品、光を受光するフォトダイオードなどの検知部品、光を集光又はコリメートするなどの光学調整を行うレンズなどの光学部品により構成される。以下、発光部品、検知部品、及び光学部品をまとめて光学センサ部品ともいう。これらの光学センサ部品はベースとなる筐体に形成されるが、軽量化、低コスト化のために、筐体がプラスチック材で形成されることがある。
ところが、プラスチック材は大きな温度ヒステリシスを持っており、温度依存性が大きいことが知られている。よって、プラスチックで形成されたセンサ筐体は、例えば急激な温度変化により歪みが生じてしまう。これにより、プラスチックにより形成されたセンサ筐体に設置された光学センサ部品にもその歪みの影響が及ぶ。例えば、歪みによりレンズ部品の設置位置がずれてしまう場合は、レンズ部品と光学センサとの間で光軸がずれることになるため、センサ検知精度の低下や、光学センサが光信号を検出できなくなるなどの問題が生じていた。
このような問題を解決するために、プラスチック材からなるセンサ筐体に温度ヒステリシスの小さい金属プレートを重ね合わせることで、温度変化による光学センサ部品間の光軸ずれを抑制する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された構造では、レンズなどの光学部品はプラスチック材からなるセンサ筐体に組みつけられ、検知部品は金属プレートに設置されている。これにより、温度変化によりセンサ筐体に歪みが発生したとしても、金属プレートに設置された検知部品を光軸上に支持することができるため、光信号を検出することができる。
しかしながら、特許文献1に開示された構造では、光学部品と検知部品が別々の部材に取り付けられているため、組立て時に光学部品と検知部品の光軸ずれが発生しやすく、それによりセンサ検知精度が劣化するという問題がある。
このようなセンサ検知精度の劣化を抑制するためには、光学センサ部品を全て金属プレートに取り付けることが考えられる。しかしながら、この場合、光学センサ部品を取り付けるための加工穴が多くなり、機械的強度の低下や、金属プレートで反射した散乱光が光学部品に影響することで、センサ検知精度の劣化が発生するなどの問題が生じる。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、機械的強度が高く、部品間の光軸ずれを抑制してセンサ検知精度を維持し、温度変化に強い特性を得ることができる光学センサ及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る光学センサは、搬送路を搬送される記録材に照射光を照射する発光部と、前記照射光が照射された前記記録材からの反射光を受光する受光部と、を備える光学センサにおいて、前記発光部と前記受光部を収容する少なくとも1つの筐体と、前記筐体の少なくとも一部を覆うように支持する支持具と、を備え、前記支持具が、前記筐体に比べて温度変化による変形の小さい材料からなることを特徴とする。
本発明は、機械的強度が高く、部品間の光軸ずれを抑制してセンサ検知精度を維持し、温度変化に強い特性を得ることができる光学センサ及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
本発明の第1の実施形態に係る平滑度センサを備えた画像形成装置の概略構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る平滑度センサが設置される箇所の拡大模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る平滑度センサの斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る平滑度センサの構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る平滑度センサの斜視図である。 本発明の第1の実施形態における平板形状の支持具の斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるL形状の支持具の斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるU形状の支持具の斜視図である。 本発明の第1の実施形態における、表面積を広くするための突起部を有する支持具の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る平滑度センサの分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る平滑度センサの構成を示す模式図である。
以下、本発明に係る光学センサ及びこれを備えた画像形成装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る光学センサを、画像形成装置によって画像が形成される記録材の平滑度を検出する平滑度センサとして用いた一実施形態について説明する。
本実施形態における画像形成装置は、電子写真方式を採用するものである。図1に示すように、画像形成装置本体100の上には画像読取装置200が設置され、画像形成装置本体100の図中右側面には両面ユニット300が取り付けられている。
画像形成装置本体100には、中間転写装置10が備わっている。中間転写装置10は、複数の支持ローラに張架された無端ベルト状の中間転写ベルト11を備え、中間転写ベルト11を図中反時計まわりに走行させる。中間転写装置10の下側には、シアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)、ブラック(k)の各色に対応した4つの作像装置12c,12m,12y,12kが、中間転写ベルト11に沿って並べて設置されている。各作像装置12c,12m,12y,12kは、図中時計まわりに回転するドラム状の感光体と、その感光体の周囲に配置される帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置などによって構成されている。
作像装置12c,12m,12y,12kの下側には、露光装置13が設置されている。また、露光装置13の下側には、給紙装置14が設置されている。給紙装置14には、記録材20を収納する給紙カセット15が二段に設けられている。そして、各給紙カセット15の右上には、各給紙カセット15内の記録材20を一枚ずつ繰り出して記録材搬送路16に送り込む給紙コロ17が設けられている。
記録材搬送路16は、画像形成装置本体100内の図中右側を下方から上方に向けて記録材20を搬送し、最終的に、画像形成装置本体100と画像読取装置200との間に形成される胴内排紙部18へ記録材20を排出するように形成されている。記録材搬送路16には、レジストローラ19、中間転写ベルト11と対向する二次転写ローラ21、定着装置22、排紙ローラ23などが設けられている。レジストローラ19の記録材搬送方向上流側には、両面ユニット300から再給紙され、又は両面ユニット300を横切って手差し給紙装置36から手差し給紙される記録材20を記録材搬送路16に合流させる給紙路37が設けられている。また、定着装置22の記録材搬送方向下流側には、胴内排紙部18へ向かう排出路と、両面ユニット300へ向かう再給紙搬送路24との分岐が形成されている。
本画像形成装置においてコピーを取るときは、画像読取装置200で原稿画像を読み取って露光装置13で書き込みを行い、各作像装置12c,12m,12y,12kのそれぞれの感光体上に各色トナー像を形成する。そして、そのトナー像を一次転写装置25c,25m,25y,25kで順次中間転写ベルト11上へ転写してカラー画像を形成する。一方、給紙コロ17の1つを選択的に回転し、これに対応する給紙カセット15から記録材20を繰り出して記録材搬送路16に送り込み、又は手差し給紙装置36から手差し記録材を給紙路37へ送り込む。そして、記録材搬送路16を通して記録材20をレジストローラ19で搬送し、タイミングを取って二次転写位置へと送り込む。そして、中間転写ベルト11上に形成したカラー画像を二次転写ローラ21により記録材20上に転写する。画像転写後の記録材20は、定着装置22で画像定着後、排紙ローラ23で排出されて胴内排紙部18上にスタックされる。
記録材20の裏面にも画像を形成するときには、記録材20を再給紙搬送路24に給紙して両面ユニット300で反転してから給紙路37を通して再給紙する。別途中間転写ベルト11上に形成されたカラー画像を記録材20に二次転写した後、再び定着装置22で画像定着して排紙ローラ23で胴内排紙部18に排出する。
図2に示すように、本実施形態の画像形成装置本体100には、二次転写位置に搬送される記録材20の種類、より詳しくは記録材20の平滑度を検出するための平滑度センサ40が設けられている。本実施形態の平滑度センサ40は、記録材搬送路16において、給紙カセット15からの記録材20、手差し給紙装置36からの記録材20はいずれも通るが、両面ユニット300からの記録材20は通らない箇所に設置されている。給紙カセット15からの記録材20又は手差し給紙装置36からの記録材20は、搬送ローラ対26に挟持されて送り出されることで、平滑度センサ40の記録材対向面に沿って搬送されるように案内される。
次に、本実施形態における平滑度センサ40の構成について説明する。図3は平滑度センサ40の斜視図であり、図4は平滑度センサ40の構成を示す模式図である。
本実施形態の平滑度センサ40は、反射型の光学センサで構成されている。具体的には、図4に示すように、平滑度センサ40は、発光部41、レンズ部材としてのコリメートレンズ44、受光部としての正反射光検出器42、レンズ部材としてのレンズ45が、光路隣接部材としてのセンサ筐体43の内部に収容されて構成されている。以下、発光部41、正反射光検出器42、コリメートレンズ44、及びレンズ45をまとめて光学センサ部品ともいう。
発光部41は、記録材搬送路16を搬送される記録材20に照射光L1を照射するようになっている。コリメートレンズ44は、発光部41から出射された照射光L1をコリメートするようになっている。正反射光検出器42は、照射光L1が照射された記録材20の面で正反射した正反射光を検出するフォトダイオード等からなる。レンズ45は、正反射光検出器42に所定の角度の光のみを入射させるようになっている。
図3に示すように、センサ筐体43は、上面43aと、測定対象物である記録材20の面に対向する記録材対向面43b(測定対象物対向面)と、記録材対向面43bに対向する背面43cと、を有する。記録材対向面43b(測定対象物対向面)には開口面46が形成されている。
図4に示すように、発光部41からの照射光L1は、センサ筐体43の内部に形成された照射光路空間47を通ってコリメートレンズ44を通過し、記録材搬送路16を搬送される記録材20の面に向けて開口面46から射出される。また、記録材20の面からの正反射光L2は、開口面46からセンサ筐体43の内部に入り込み、センサ筐体43の内部に形成された正反射光路空間48を通ってレンズ45を通過し、正反射光検出器42に受光される。
本実施形態における発光部41は、開口面46の法線Nに対する照射光L1の光軸の角度θ1が80°以上88°以下の範囲内となるように、センサ筐体43内に位置決めされている。上述したように、測定対象物である記録材20は、開口面46が形成されている記録材対向面43bに沿うようにして搬送されるため、平滑度センサ40は、記録材20の面に対する照射光の入射角が80°以上88°以下の範囲内となるように構成されている。なお、本実施形態においては、記録材20の面に対する照射光の入射角が約81.7°となるように構成されている。
本実施形態における平滑度センサ40において、発光部41の光源には、LED(Light Emitting Diode)を好適に用いることができる。LEDは、チップタイプのもので、外形が約3mm角程度のものを用いることができる。照射光は、発光波長が850nmの赤外線を用いる。これは、正反射光検出器42の感度が赤外線に対して高いためである。ただし、赤外線の代わりに可視光などの他の発光波長の照射光を用いてもよい。発光部41のLEDは、センサ筐体43に直接固定されている。
また、記録材20には精度のよいコリメート光が照射されることが好ましいことから、照射光路空間47にはコリメートレンズ44が設けられている。コリメートレンズ44は、例えば、焦点距離fが9mm、直径が2mmのものを用いることができ、コリメートレンズ44の焦点位置に発光部41の発光点が位置するように配置されている。コリメートレンズ44は、5mm程度の固定のりしろをとって、センサ筐体43に固定されている。本実施形態においては、発光部41の発光点と、コリメートレンズ44の中心とを結ぶ線が照射光の光軸となる。
正反射光検出器42についても、発光部41の場合と同様に、センサ筐体43内に固定されている。本実施形態において、正反射光検出器42には、フォトダイオード(PD:photodiode)が用いられている。PDは、大きさが5mm角程度あり、受光面となる光検出面が2.5mm角のものを用いることができる。正反射光検出器42に光を入射させるためのレンズ45は、例えば、焦点距離fが9mm、直径が3mmのものを用いることができ、レンズ45の焦点位置に、正反射光検出器42のPDの受光面が位置するように配置されている。これにより、正反射光検出器42に入射する光の取り込み角度幅は、約5°となる。本実施形態において、レンズ45の中心と正反射光検出器42となるPDの受光面中心とを結ぶ線が正反射光の光軸となる。
本実施形態におけるセンサ筐体43は、光を吸収する黒色のABS樹脂等により形成されており、センサ筐体43によって外乱光は除去される。センサ筐体43の内部には、発光部41、コリメートレンズ44、正反射光検出器42、レンズ45等を固定して設置することができるように形成されている。センサ筐体43の大きさは、コリメートレンズ44やレンズ45の大きさ等に依存する。
なお、本実施形態の平滑度センサ40は、記録材20からの正反射光を受光する受光部のみを設けた構成であるが、拡散反射光を受光する受光部を追加で設けた構成としてもよい。
ところで、本実施形態の平滑度センサ40は、上述のとおり発光部41、コリメートレンズ44、レンズ45、受光部としての正反射光検出器42が、センサ筐体43の内部に設置されている。センサ筐体43をABS樹脂等のプラスチック材により形成すると、プラスチック材は温度ヒステリシスが大きいため、温度変化により筐体が歪んでしまう。それにより、筐体に設置された上記光学センサ部品の設置位置がずれることにより、上記記載の光軸がずれセンサの検知精度が低下してしまう。
そこで、本実施形態の平滑度センサ40では、図5に示すように、センサ筐体43に比べて温度変化による変形の小さい(温度ヒステリシスの小さい)材料からなり、センサ筐体43の少なくとも一部を覆うように支持する支持具50を設けている。
これによりプラスチックのセンサ筐体43の温度変化による歪みは、温度ヒステリシスの小さい支持具50により抑制されるため、センサ筐体43に設置された光学センサ部品は影響を受けず、それらの設置位置がずれることがない。このため、光軸を維持できセンサ検知精度の劣化を抑制することができる。
センサ筐体43に用いられるプラスチック材と比べて温度ヒステリシスの小さい材料としては、例えばアルミナなどのセラミックス、ダイヤモンド、ガラス、金属などが挙げられる。しかしながら、加工性や材料費、耐久性などを考慮すると、支持具50の材料としては金属(板金)を用いることが特に望ましい。支持具50の材料として金属を用いる場合には、他の材料を用いる場合と比べて、より効果的に温度変化による影響を抑えて、センサ検知精度の劣化を抑制することができる。
以下、支持具50の形状について図5〜図9を参照しながら説明する。図5に示す支持具50は、センサ筐体43の上面43aのほぼ全面を覆うような平板状の形状を有している。また、支持具50には、センサ筐体43のネジ孔43d(図6等参照)との間でネジ止め固定を行うための複数のネジ孔50aが形成されている。
図6に示す支持具50は、直方体の平板形状を有している。図6の支持具50は、記録材搬送方向(図3参照)から見て、平滑度センサ40の光学センサ部品が設置された領域の上方を覆うように、センサ筐体43の上面43aに取り付けられるようになっている。このように、支持具50の形状を簡易な平板状とすることにより、高いコストダウン効果を見込むことができる。
図7に示す支持具50はL形状に曲げられている。図7の支持具50は、記録材搬送方向から見て、平滑度センサ40の光学センサ部品が設置された領域の上方を覆うとともに、センサ筐体43の記録材対向面43bに対向する背面43cの少なくとも一部を覆うようになっている。
支持具50をこのようなL形状に形成することは比較的容易であり、L形状の支持具50によって、低コストを維持しつつも、温度ヒステリシスによるセンサ筐体43の歪みを2方向から抑制することができる。これにより、センサ検知精度の劣化に対し高い抑制効果を得ることができるとともに、平滑度センサ40の機械的強度を高めることができる。
図8(a),(b)に示す支持具50はU形状に曲げられている。図8の支持具50は、図7の支持具50の構成に加えて、記録材対向面43bの少なくとも一部を覆う構成になっている。
すなわち、図8の支持具50は、記録材搬送方向から見て、平滑度センサ40の光学センサ部品が設置された領域の上方を覆うとともに、センサ筐体43の記録材対向面43bの少なくとも一部と、センサ筐体43の背面43cの少なくとも一部を覆う。
例えば、支持具50は、図8(a)に示すように、センサ筐体43の記録材対向面43bに接する部分の長さが、センサ筐体43の開口面46にかからない長さになっている。あるいは、支持具50は、図8(b)に示すように、センサ筐体43の記録材対向面43bに接する部分において、開口面46に応じた孔50bが形成された構成となっている。
このように、支持具50の形状をU形状とすることで、センサ筐体43の歪みを3方向から抑制することができ、これにより温度変化による平滑度センサ40の検知精度の低下を更に抑えるとともに、平滑度センサ40の機械的強度を更に高めることができる。
図9に示す支持具50は、図5の支持具50の構成に加えて、支持具50の表面積を広くするための金属の突起部51を有している。突起部51を含めた図9の支持具50全体を金属で構成することにより、突起部51がヒートシンクとして機能する。なお、このような突起部51は、図6〜図8に示した支持具50に設けられてもよい。
このように、支持具50に突起部51を設けることで、センサ筐体43に与えられた熱が支持具50上の突起部51を通じて効率的に放熱されることにより、センサ筐体43の温度変化による歪みを抑制することができる。これにより光学センサの検知精度の劣化をより効果的に抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態の平滑度センサ40は、発光部41と受光部としての正反射光検出器42を収容するセンサ筐体43の少なくとも一部を覆うように支持する支持具50を備えている。そして、この支持具50は、センサ筐体43に比べて温度変化による変形の小さい材料からなっている。
これにより、発光部及び受光部があるセンサ筐体の材質より、硬い素材からなる支持具をセンサ筐体に設けることで、温度変化によるセンサ筐体の歪みを抑制することができる。このため、光学センサ部品間の光軸ずれを抑制して、センサ検知精度を維持し温度変化に強い特性を得ることができる。また、支持具とセンサ筐体との接合面方向へのセンサ筐体の変形を抑制できると同時に、支持具とセンサ筐体との間にネジ止め等の固定を施すことで、接合面の法線方向へのセンサ筐体の変形も抑えることができる。
また、本実施形態の平滑度センサ40においては、センサ筐体43が樹脂からなり、支持具50が金属からなる。これにより、支持具に温度ヒステリシスの小さい板金を用いることにより、より効果的に温度変化によるセンサ検知精度の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態の平滑度センサ40においては、支持具50は、平板状の形状を有する。これにより、支持具を単純な形状にすることで、低コストでセンサ検知精度の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態の平滑度センサ40においては、支持具50は、L形状又はU形状に曲げられている。これにより、支持具の形状をL形状又はU形状にすることで、平板形状の支持具よりも更に温度変化に対する抑制効果を実現するとともに、センサ筐体の機械的強度を上げることができる。
また、本実施形態の平滑度センサ40においては、支持具50は、表面積を広くするための金属の突起部51を有する。これにより、センサ筐体の放熱効率が上がり、温度変化によるセンサ筐体の歪みを更に抑制することができる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態としての平滑度センサ40について図面を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成及び動作については適宜説明を省略する。
図10,11に示すように、本実施形態の平滑度センサ40においては、センサ筐体は、発光部41を収容する発光部筐体43Aと、受光部としての正反射光検出器42を収容する受光部筐体43Bと、に分かれている。発光部筐体43Aと受光部筐体43Bは、1つの支持具50により締結された構成になっている。
図10に示すように、発光部筐体43Aと受光部筐体43Bには、エンボス加工により凸部60が形成されている。一方、支持具50には、凸部60を嵌め込むための位置穴52が設けられている。これら凸部60と位置穴52とを嵌合させることで、発光部筐体43Aと受光部筐体43Bを高い位置精度で締結することができる。なお、支持具50としては、図10に示した平板状のものに限らず、第1の実施形態の図5〜図9に示した各支持具に上記の位置穴52を設けたものを採用することができる。
また、図11に示すように、発光部41とコリメートレンズ44が同一の発光部筐体43Aに設置されているため、発光部筐体43Aと受光部筐体43Bの組立て時に、発光部41とコリメートレンズ44間の照射光の光軸ずれが発生しない。
同様に、正反射光検出器42とレンズ45が同一の受光部筐体43Bに設置されていることから、発光部筐体43Aと受光部筐体43Bの組立て時に、正反射光検出器42とレンズ45間の正反射光の光軸ずれも発生しない。
この結果、発光部品と光学部品の光軸ずれによるセンサ検知精度の劣化を抑制することができる。さらに、温度ヒステリシスの小さい支持具50により発光部筐体43Aと受光部筐体43Bが締結されているため、温度変化によるセンサ検知精度の劣化も抑制することができる。
なお、照射光L1と正反射光L2の光路長を長くする必要がある場合、発光部と受光部が1つのセンサ筐体に収容される光学センサにあっては、光路長の増加分に応じてセンサ筐体全体の長さを変化させる必要がある。
これに対して、センサ筐体が発光部筐体43Aと受光部筐体43Bとに分離された本実施形態の平滑度センサ40にあっては、各々の筐体の長さはそのままに、支持具50を長く調整することで、照射光L1と正反射光L2の光路長を容易に長くすることができる。このため、本実施形態の平滑度センサ40は、光学センサの設置スペースが限られている場合などにおいて、光学センサとしての機能を維持しつつ省スペースでの設置が可能となる。
さらに、発光部筐体43Aと受光部筐体43Bが分かれていることにより、その隙間や照射光L1と正反射光L2の光路中に別の光学センサ又はメカニカルセンサを設けることも可能となる。
以上説明したように、本実施形態の平滑度センサ40においては、発光部41と受光部としての正反射光検出器42が別々の筐体としての発光部筐体43Aと受光部筐体43Bとにそれぞれ収容される。これにより、発光部と受光部を分離することで、光学センサの設置位置の制約を緩和して、設置位置の自由度を向上させることができる。また、光学センサ内部に別のセンサを設けることができる。
以上により、本発明の好ましい実施形態及び実施例について説明したが、本発明は、上述した実施形態及び実施例に制限されるものではない。また、本発明は、添付の特許請求の範囲に照らし、種々に変形又は変更することが可能である。
16 記録材搬送路
20 記録材
40 平滑度センサ
41 発光部
42 正反射光検出器(受光部)
43 センサ筐体
43A 発光部筐体
43B 受光部筐体
43a 上面
43b 記録材対向面
43c 背面
44 コリメートレンズ
45 レンズ
46 開口面
47 照射光路空間
48 正反射光路空間
50 支持具
51 突起部
52 位置穴
60 凸部
100 画像形成装置本体
200 画像読取装置
300 両面ユニット
特開平01−112535号公報

Claims (8)

  1. 搬送路を搬送される記録材に照射光を照射する発光部と、
    前記照射光が照射された前記記録材からの反射光を受光する受光部と、を備える光学センサにおいて、
    前記発光部と前記受光部を収容する少なくとも1つの筐体と、
    前記筐体の少なくとも一部を覆うように支持する支持具と、を備え、
    前記支持具が、前記筐体に比べて温度変化による変形の小さい材料からなることを特徴とする光学センサ。
  2. 請求項1に記載の光学センサであって、
    前記筐体が樹脂からなり、前記支持具が金属からなることを特徴とする光学センサ。
  3. 請求項1又は2に記載の光学センサであって、
    前記支持具は、平板状の形状を有することを特徴とする光学センサ。
  4. 請求項1又は2に記載の光学センサであって、
    前記支持具は、L形状に曲げられていることを特徴とする光学センサ。
  5. 請求項1又は2に記載の光学センサであって、
    前記支持具は、U形状に曲げられていることを特徴とする光学センサ。
  6. 請求項2に記載の光学センサであって、
    前記支持具は、表面積を広くするための金属の突起部を有することを特徴とする光学センサ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光学センサであって、
    前記発光部と前記受光部がそれぞれ別々の筐体に収容されることを特徴とする光学センサ。
  8. 搬送路を搬送される記録材に画像を形成する画像形成装置において、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光学センサを有することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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