JP2016112940A - 自転車のハンドルステム - Google Patents

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安井 克明
Katsuaki Yasui
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Abstract

【課題】第1ステム体と第2ステム体を備えた分割型のハンドルステムにおいて、両ステム体を連結するクランプ構造が緩んだ場合でも、第2ステム体が第1ステム体から分離し脱落するのを防止できる自転車のハンドルステムを提供する。【解決手段】第1ステム体11はハンドルポスト6に固定されるクランプ基部13と、第2ステム体12を支持する連結部14を備えている。第2ステム体12はハンドルバー8を固定するバークランプ部23と、連結部14で前後方向へ位置調整可能に支持される調整軸部24を備えている。連結部14と調整軸部24のいずれか一方に、軸クランプ部36を設ける。連結軸14と調整軸部24の間に、調整軸部24が連結軸14から分離し脱落するのを防止する脱落防止構造をける。脱落防止構造は、逃げ溝37とストッパー体46で構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、ハンドルバーを前後に位置調整できる自転車のハンドルステムに関する。
この種のハンドルステムは、例えば特許文献1に公知である。そこでは、ハンドルポストに固定される逆L字状のポスト部(第1ステム体)と、ハンドルバーが固定されるバー支持部材(第2ステム体)でハンドルステムを構成している。ポスト部の上端には自転車の進行方向へ向かって突出する丸筒状の突出し部が設けてある。また、バー支持部材にはクランプ部と調節用筒部が設けてあり、この調節用筒部の突出し部に対する差込み量を加減することにより、ハンドルバーの前後位置を調整できる。調節用筒部の筒端には円錐台状のうす体(クイル)が設けてあり、調節用筒部に縦通したボルトで先のうす体を引寄せ操作することにより、バー支持部材を任意の調整位置で固定できる。うす体を引寄せ操作するボルトは、クランプ部を締付けてハンドルバーを固定するボルトを兼ねている。
特許文献2には、ハンドルバーの位置を前後および上下に調整できるハンドルステムが開示してある。そこでは、フォークヘッドに締結される左右一対の延長板(第1ステム体)と、ハンドルバーが固定される短チューブ(第2ステム体)でハンドルステムを構成している。延長板はボルトでフォークヘッドに連結され、短チューブと延長板はボルトで連結してある。このように、特許文献2のハンドルステムは、ふたつの関節軸(ボルト)を備えているので運動の自由度が高く、延長板および短チューブを各ボルトの周りに回動させて固定することにより、ハンドルバーの位置を前後および上下にわたって広範に調整できる。
実願昭59−169719号(実開昭61−84092号)のマイクロフィルム(第5頁14〜20行、第1図) 特開平06−08870号公報(段落番号0036、図7)
特許文献1のハンドルステムは、バー支持部材の調節用筒部をポスト部の突出し部に沿って前後移動させ、うす体をボルトで引寄せ操作することにより、バー支持部材をポスト部に対して移動不能に固定できる。しかし、うす体および調節用筒部と突出し部の摩擦力のみでバー支持部材を固定しているので、ボルトが僅かでも緩むと、ハンドルバーが調節用筒部を中心にしてバー支持部材ごと左右に傾動しやすい。また、バー支持部材がポスト部の突端(前端)寄りに固定してある状態で、先のボルトが緩んでしまうと、ハンドルバーに前向きの衝撃力が作用した場合に、バー支持部材がポスト部から分離するおそれがあり安全性に問題がある。さらに、調節用筒部を縦通する1個のボルトでうす体の引寄せ操作とクランプ部の締付けを同時に行うので、例えばバー支持部材の前後位置を調整する場合に、クランプ部が緩んでハンドルバーのバー支持部材に対する固定姿勢が変わるおそれがある。
特許文献2のハンドルステムは、ハンドルバーの位置を前後および上下にわたって広範に調整できる。しかし、延長板および短チューブを各ボルトの周りに回動調整する際には、ハンドルバーの前後位置を調整するのと同時に上下位置が変化する。そのため、ハンドルバーの位置を好適化するのに多くの手間と時間がかかり、一般的なユーザーには適さない。例えば、サイクリングコースが長い登りコースや、長い下りコースに変わるのに応じて、ハンドルバーの位置を好適化しようとしても、調整に多くの手間と時間がか掛かってしまい即応性に欠ける。
本発明の目的は、第1ステム体と第2ステム体とで構成してある分割型のハンドルステムにおいて、たとえ両ステム体を連結するクランプ構造が緩んだ場合でも、第2ステム体が第1ステム体から分離し脱落するのを防止でき、従って使用上の安全性と信頼性に優れた自転車のハンドルステムを提供することにある。
本発明の目的は、ハンドルバーの前後位置をユーザーの体格や好みに応じて的確に調整でき、あるいはサイクリングコースのコース状況に応じて速やかに調整できる、使い勝手に優れた自転車のハンドルステムを提供することにある。
本発明に係る自転車のハンドルステムは、ハンドルポスト6に固定される第1ステム体11と、第1ステム体11に連結されてハンドルバー8を支持する第2ステム体12を備えた分割型のハンドルステム7からなる。図1に示すように、第1ステム体11はハンドルポスト6に固定されるクランプ基部13と、第2ステム体12を支持する連結部14を一体に備えている。第2ステム体12は、ハンドルバー8を固定するバークランプ部23と、バークランプ部23から突設されて、前記連結部14で前後方向へ位置調整可能に支持される調整軸部24を一体に備えている。連結部14と調整軸部24のいずれか一方に、任意の調整位置で調整軸部24を移動不能に固定する軸クランプ部36を設ける。連結軸14と調整軸部24の間に、調整軸部24が連結軸14から分離し脱落するのを防止する脱落防止構造が設けてあることを特徴とする。
脱落防止構造は、調整軸部24の調整範囲に対応して連結部14と調整軸部24のいずれか一方に形成した逃げ溝37と、逃げ溝37を介して残る他方に固定したストッパー体46を備えている。調整軸部24が前方調整限界位置を越えて前方移動するのを、互いに接当する逃げ溝37とストッパー体46で阻止する。具体的には、逃げ溝37が調整軸部24に形成され、ストッパー体46が連結部14にねじ込んである場合を図1に示している。また、逃げ溝37が連結部14に形成され、ストッパー体46が調整軸部24にねじ込んである場合を図8に示している。
第1ステム体11の連結部はクランプ基部13から突設した連結軸14で構成する。第2ステム体12に、連結軸14に外嵌する調整軸部24を設け、調整軸部24の軸端寄りに軸クランプ部36を設ける。調整軸部24に逃げ溝37を形成し、ストッパー体を構成するボルト46は逃げ溝37を介して連結軸14にねじ込む。
第1ステム体11の連結部はクランプ基部13から突設した筒軸状の連結軸14で構成し、第2ステム体12の調整軸部24を連結軸14に内嵌する。連結軸14に逃げ溝37と軸クランプ部36を設ける。ストッパー体を構成するボルト46は、逃げ溝37を介して調整軸部24にねじ込む。
連結軸14と調整軸部24の嵌合面のいずれか一方に、第2ステム体12が連結軸14の中心軸の回りに回動するのを防ぐ回転規制体44を設ける。残る他方に回転規制体44と前後に相対スライドする規制溝45を設ける。
ストッパー体46が回転規制体44を兼ね、逃げ溝37が規制溝45を兼ねる構成とすることができる。
逃げ溝37の周縁壁に、第2ステム体12の前後調整の度合いを表す調整表示38を設ける。
第1ステム体11の連結部は、図10に示すように、クランプ基部13の左右に設けた連結ボス50で構成し、連結ボス50のそれぞれに連結穴35を形成する。第2ステム体12は、バークランプ部23と、バークランプ部23から突設されて、先の連結穴35で前後方向へ位置調整可能に支持される左右一対の調整軸部24を一体に備えている。連結ボス50に、任意の調整位置で調整軸部24を移動不能に固定する軸クランプ部36を設ける。脱落防止構造は、調整軸部24の後端に設けたストッパー体46と、ストッパー体46を受止める連結ボス50で構成する。
第2ステム体12の調整軸部24は、図13に示すように連結軸14に外嵌する第1調整軸部55と、第1調整軸部55に外嵌する第2調整軸部56を備えている。第1調整軸部55は連結軸14で前後方向へ位置調整可能に支持され、第2調整軸部56は第1調整軸部55で前後方向へ位置調整可能に支持される。脱落防止機構は、連結軸14と第1調整軸部55の間に設けた第1脱落防止機構と、第1調整軸部55と第2調整軸部56の間に設けた第2脱落防止機構で構成する。
第1脱落防止機構は、連結軸14に上下貫通状に形成した第1脱落防止溝57と、第1脱落防止溝57を介して第1調整軸部55にねじ込んだ第1ボルト59で構成する。第2脱落防止機構は、第2調整軸部56に形成した第2脱落防止溝61と、第2脱落防止溝61を介して第1調整軸部55にねじ込んだ第2ボルト62で構成する。
第1ボルト59は、第1調整軸部55を任意の調整位置で固定する第1軸クランプ部65を兼ねている。図14に示すように、第2調整軸部56の軸端寄りに、第2調整軸部56を任意の調整位置で固定する第2軸クランプ部66を設ける。
本発明においては、ハンドルポスト6に固定される第1ステム体11と、ハンドルバー8を支持する第2ステム体12で、ハンドルステム7を分割型のハンドルステムとして構成した。また、第2ステム体12の調整軸部24を、第1ステム体11の連結部14で前後に位置調整可能に支持して、任意の調整位置で調整軸部24を軸クランプ部36で移動不能に締結固定できるようにした。さらに、連結軸14と調整軸部24の間に脱落防止構造を設けて、調整軸部24が連結軸14から分離し脱落するのを防止できるようにした。このように、脱落防止構造を備えている分割型のハンドルステム7によれば、何等かの理由で軸クランプ部36を締結するねじ41が緩んだ場合でも、第2ステム体12が第1ステム体11から分離し脱落するのを確実に防止して致命的な事故の発生を避けることができ、従って使用上の安全性と信頼性に優れた自転車のハンドルステムを提供できる。
また、第2ステム体12にハンドルバー8用のバークランプ部23を設け、連結部14と調整軸部24のいずれか一方に、調整軸部24を固定する軸クランプ部36を設けるので、前後位置を調整する際にハンドルバー8が左右に傾動するのを防止できる。そのため、ハンドルバー8の前後位置を調整するときは、第2ステム体12の前後への移動操作と、軸クランプ部36の締緩操作を行えばよい。従って、本発明のハンドルステム7によれば、ハンドルバー8の前後位置をユーザーの体格や好みに応じて、より少ない手間で的確に調整できる。また、サイクリングコースのコース状況や体調に応じて、ハンドルバー8の前後位置をコース現場で速やかに調整できるので、従来のハンドルステムに比べて使い勝手に優れた自転車のハンドルステムを提供できる。
連結部14と調整軸部24のいずれか一方に形成した逃げ溝37と、他方に固定したストッパー体46で脱落防止構造を構成すると、逃げ溝37とストッパー体46が互いに接当することで、調整軸部24が連結部14から分離するのを確実に規制できる。従って、軸クランプ部36のクランプ機能が低下ないし無効化した状況下であっても、ハンドルバー8および第2ステム体12が第1ステム体11から脱落する重大な事故の発生を未然に防止でき、ユーザーにハンドル構造の異常を修復する必要があることを促すことができる。
第2ステム体12の調整軸部24を連結軸14に外嵌し、調整軸部24の側に軸クランプ部36を設けるハンドルステム7によれば、軸クランプ部36がバークランプ部23とともに第2ステム体12に集約配置されるので、第1ステム体11の構造を簡素化できる。また、調整軸部24に形成した逃げ溝37と、連結軸14にねじ込んだボルト46で構成した脱落防止構造によれば、逃げ溝37を第2ステム体12に形成し、ボルト46に対応するねじ穴20を第1ステム体11に形成すればよいので、脱落防止構造の構造がいたずらに複雑になるのを避けて、ハンドルステム7の製造に要するコストを削減できる。
第2ステム体12の調整軸部24を連結軸14に内嵌し、連結軸14に逃げ溝37と軸クランプ部36を設けるハンドルステム7によれば、第2ステム体12の調整軸部24の構造を簡素化できる。また、ストッパー体を構成するボルト46と先の逃げ溝37で構成した脱落防止構造によれば、ハンドルバー8の前後位置を調整するとき、連結軸14にねじ込んだボルト46を緩める必要がないので、一連の調整作業に要する手間を軽減できる。
連結軸14と調整軸部24の嵌合面に、回転規制体44と規制溝45を設けると、ハンドルバー8の前後位置を調整するとき、第2ステム体12が連結軸14の中心軸の回りに回動するのを確実に防止でき、従って、ハンドルバー8の前後位置の調整をより少ない手間で速やかに行える。
ストッパー体46が回転規制体44を兼ね、逃げ溝37が規制溝45を兼ねるようにすると、回転規制体44および規制溝45を別途設ける必要がないので、その分だけハンドルステム7の構造を簡素化し、製造に要するコストを削減できる。
逃げ溝37の周縁壁に調整表示38を設けると、調整表示38を目安にして第2ステム体12の前後スライド量を調整できるので、ハンドルバー8の前後調整をより円滑に行うことができる。また、ハンドルバー8が前後の調整限界位置までスライド操作されたとき、調整表示38によって限界位置であることをユーザーに明示し認識させることができる。
第1ステム体11の連結部を左右一対の連結ボス50で構成し、第2ステム体12に設けた左右一対の調整軸部24を、連結ボス50の連結穴35で前後へ位置調整可能に支持するハンドルステム7によれば、第2ステム体12をより安定した状態で前後スライド操作できる。また、調整軸部24が回転規制体44として機能し、連結穴35が規制溝45として機能するので、回転規制構造を別途設ける必要がなく、その分だけハンドルステム7の構造を簡素化できる。左右一対の調整軸部24を連結ボス50の連結穴35で支持するハンドルステム7においては、各連結ボス50に軸クランプ部36を設けて各調整軸部24をクランプ固定するので、片方の軸クランプ部36のクランプ機能が低下ないし無効化した状況下であっても、他方の軸クランプ部36で調整軸部24の前後移動を規制できる。従って、第2ステム体12に設けた調整軸部24を1個の軸クランプ部36のみでクランプ固定する場合に比べて、ハンドルステム7の安全性を向上できる。また、調整軸部24の後端に設けたストッパー体46と連結ボス50で脱落防止構造を構成するので、構造に無駄がない。加えて、第2ステム体12を第1ステム体11に最も近付けた状態では、バークランプ部23がクランプ基部13の前部に接合するので、ハンドルバー8を第1ステム体11に近い位置で支持することができる。
第2ステム体12の調整軸部24を、連結軸14に外嵌する第1調整軸部55と、第1調整軸部55に外嵌する第2調整軸部56で入子構造として構成したハンドルステム7によれば、第1調整軸部55と第2調整軸部56の重なり量を選定することにより、第2ステム体12の前後調整量を種々に設定することができる。入子構造ではない調整軸部24を備えたハンドルステム7の場合には、その前後長さを小さくするのに従い、最低限必要なクランプ長さが前後長さに占める割合が大きくなるため、調整軸部24の前後長さを小さくすることに限界がある。しかし、調整軸部24が入子構造として構成してあると、第2ステム体12を第1ステム体11に最も近付けた状態では、第1調整軸部55を第2調整軸部56の内部に収容できるので、ハンドルバー8を第1ステム体11に近い位置で支持することができる。また、連結部が1個の連結軸14で構成してある場合に比べて、第2ステム体12の第1ステム体11に対する前後調整量を大きくすることができる。
第1脱落防止溝57と第1ボルト59で構成した第1脱落防止機構は、第1調整軸部55が連結軸14から分離し脱落するのを防止する。また、第2脱落防止溝61と第2ボルト62で構成した第2脱落防止機構は、第2調整軸部56が第1調整軸部55から分離し脱落するのを防止する。このように、各調整軸部55・56に対応して脱落防止機構を設けると、脱落防止機能を多重に発揮させることができるので、調整軸部24を入子構造としたハンドルステム7の安全性を向上できる。
第1ボルト59が、第1調整軸部55を任意の調整位置で固定する第1軸クランプ部65を兼ねるようにすると、ハンドルステム7の構造が複雑になるのを解消できる。第2調整軸部56の軸端寄りに第2軸クランプ部66を設けるのは、第2調整軸部56を第1調整軸部55の前方限界位置まで移動させた状態においても、第2軸クランプ部66で第1調整軸部55を確実にクランプ固定するためである。
本発明の実施例1に係るハンドルステムの側面図である。 実施例1に係るハンドルステムの適用例を示す自転車要部の側面図である。 実施例1に係るハンドルステムの分解斜視図である。 図6におけるA−A線断面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 実施例1に係るハンドルステムの一部破断平面図である。 実施例1に係るハンドルステムの変形例を示す分解側面図である。 本発明の実施例2に係るハンドルステムの一部破断側面図である。 本発明の実施例3に係るハンドルステムの側面図である。 実施例3に係るハンドルステムの一部破断平面図である。 図10におけるC−C線断面図である。 実施例3に係るハンドルステムの変形例を示す断面図である。 本発明の実施例4に係るハンドルステムを示す、図14におけるD−D線断面図である。 実施例4に係るハンドルステムの一部破断平面図である。 実施例4に係るハンドルステムの分解側面図である。 実施例4に係るハンドルステムを示す、図17におけるE−E線断面図である。 実施例4に係るハンドルステムの一部破断平面図である。 本発明の実施例5に係るハンドルステムの側面図である。 実施例5に係る第1ステム体の連結構造を示す断面図である。
(実施例1) 図1ないし図6は、本発明に係るハンドルステムの実施例1を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図1ないし図3に示す交差矢印と、矢印の近傍の前後・左右・上下の表記に従う。図2において符号1は自転車のフレーム、符号2は前フォーク、符号3は前輪である。前フォーク2はヘッドチューブ4の上下に設けた軸受5で操向回転可能に軸支されており、その上部のハンドルポスト6に固定したハンドルステム7でドロップハンドル型のハンドルバー8を支持している。ハンドルステム7は、ハンドルポスト6にスペーサ10を介して固定される第1ステム体11と、第1ステム体11に連結されてハンドルバー8を支持する第2ステム体12で分割型のハンドルステムとして構成してある。図示していないが、ハンドルバー8には左右一対のブレーキレバーとベルなどが装着してある。符号9はハンドルポスト6の上開口を塞ぐキャップである。
図1および図3に示すように、第1ステム体11はハンドルポスト6に固定されるクランプ基部13と、クランプ基部13から前向きに突設される連結軸(連結部)14を一体に備えたアルミニウム合金製の金具からなる。クランプ基部13には、円形の抱持穴15が形成され、同穴15の後部中央にスリット16を形成して、スリット16の左右に締結座17が設けてある。左右の締結座17の上下には、ボルト(六角穴付きボルト)18用の挿通穴とねじ穴19(図6参照)が設けてある。抱持穴15をハンドルポスト6に外嵌装着した状態で、先のボルト18をねじ穴19にねじ込むことにより、第1ステム体11をハンドルポスト6に固定できる。連結軸14は断面が円形の筒軸からなり、その突端寄りの上筒壁に後述するボルト(ストッパー体)46用のねじ穴20が形成してある。
第2ステム体12は、ハンドルバー8を固定するバークランプ部23と、バークランプ部23から後向きに突設される調整軸部24を備えたアルミニウム合金製の金具からなる。バークランプ部23は、調整軸部24と一体に形成されるクランプ基部25と、クランプ基部25に対して着脱可能に締結固定されるクランプ蓋部26とからなり、クランプ基部25とクランプ蓋部26の対向面には、それぞれ半円状の挟持穴27・28が形成してある。また、挟持穴27・28の上下縁に隣接して左右一対ずつの締結座29・30が設けてあり、クランプ基部25側の締結座29にはボルト(六角穴付きボルト)31用のねじ穴32(図4参照)が形成され、クランプ蓋部26側の締結座30にはボルト31用の挿通穴が形成してある。クランプ基部25側の挟持穴27にハンドルバー8の左右中央部をあてがい、クランプ蓋部26をクランプ基部25と正対させた状態で、4個のボルト31をねじ穴32にねじ込むことにより、ハンドルバー8をバークランプ部23で挟持固定して第2ステム体12と一体化できる。
図5に示すように、調整軸部24は断面が8角形状の筒軸からなり、その内面に連結軸14に外嵌する連結穴35が形成され、調整軸部24の軸端(後端)寄りに軸クランプ部36が設けてある(図3参照)。また、調整軸部24の上筒壁には、後述するボルト(ストッパー体)46用の逃げ溝37が形成され、逃げ溝37の周縁壁に沿って第2ステム体12の前後調整の度合いを表す調整表示38が設けてある(図6参照)。この実施例では、逃げ溝37の長手方向中心軸と直交する7個の目盛線を上筒壁に凹み形成し、凹み部分に塗料を塗付して調整表示38とした。逃げ溝37は、溝周面が無端状に連続する長穴状に形成されており、その長手方向両端は閉じられている。連結穴35の前端は、同穴35より直径の小さな穴を介して挟持穴27に連通している。調整表示38は、必要に応じて連結軸14と調整軸部24の少なくとも一方に設けてあればよい。
軸クランプ部36は、スリット39で区分された上下一対の締結座40を備えており、上下の締結座40の前後には、ボルト(六角穴付きボルト)41用の挿通穴とねじ穴42(図5参照)が設けてある。調整軸部24の連結穴35を連結軸14に外嵌した状態で、先のボルト41をねじ穴42にねじ込むことにより、第2ステム体12を第1ステム体11に固定できる。また、ボルト41を緩めた状態で、第2ステム体12を第1ステム体11に対して前後に位置調整することにより、ハンドルバー8のハンドルポスト6に対する
前後位置を調整することができる。軸クランプ部36の締結は、ボルト(ねじ)41とねじ穴42で行う必要はなく、ボルト(ねじ)41とナット(ねじ)で行ってもよい。
上記のように構成した分割型のハンドルステム7において、連結軸14と調整軸部24の間に脱落防止構造を設けて、軸クランプ部36のクランプ機能が低下ないし無効化した状態において、調整軸部24が前方調整限界位置を越えて連結軸14から分離し脱落するのを防止している。また、連結軸14と調整軸部24の嵌合面のいずれか一方に回転規制体44を設け、残る他方に回転規制体44と前後に相対スライドする規制溝45を設けて、第2ステム体12の前後位置を調整するとき、第2ステム体12が連結軸14の中心軸の回りに回動するのを防止できるようにしている。
この実施例における脱落防止構造は、調整軸部24に形成した逃げ溝37と、逃げ溝37を介して連結軸14のねじ穴20にねじ込んだボルト(六角穴付きボルト)46とで構成し、ボルト46のねじ軸部をストッパー体として機能させるようにした。また、先のボルト46が回転規制体44を兼ね、逃げ溝37が規制溝45を兼ねるようにして、ハンドルステム7の構造が複雑化するのを解消した。
実施例1においては、図7に示すようにハンドルポスト6の中心軸と連結軸14の中心軸が挟む軸突出角度θ1を73度として、第1ステム体11をハンドルポスト6に装着した状態において、連結軸14の中心軸が水平になるようにしたが、その必要はない。例えば、図7において上側に図示した第1ステム体11の場合には、軸突出角度θ2を84度とした。この場合には、第2ステム体12の前後位置を調整するとき、ハンドルバー8の上下位置が僅かに変化する。このように、軸突出角度θはハンドルポスト6の中心軸の傾き度合い、ユーザーの体格や好み、あるいはサイクリングコースのコース状況などに応じて適宜変更するとよい。
ハンドルバー8の前後位置を調整するときは、ボルト46を僅かに緩め、さらにボルト41を緩めて軸クランプ部36による締付力を解放し、第2ステム体12を連結軸14に沿って前方あるいは後方へスライド移動させる。このとき、ボルト46のねじ軸部と逃げ溝37とが互いに接当して、第2ステム体12が連結軸14の回りに回動するのを規制できるので、スライド移動したのちに第2ステム体12およびハンドルバー8の姿勢を調整する手間を省くことができる。また、第2ステム体12を前後にスライド操作する場合には、逃げ溝37の側に設けた調整表示38がボルト46に対して前後変位するので、調整表示38を目安にしてスライド量を調整することにより、前後調整をより円滑に行うことができる。
第2ステム体12の前後位置が決まったら、ボルト46を締込み、さらにボルト41を締込んで軸クランプ部36で連結軸14を抱持固定する。以上のように、ハンドルバー8の前後の位置調整に要する一連の作業は、ボルト46・41の締緩操作と、第2ステム体12の前後への移動操作と、サドルに着座した状態でハンドルバー8の位置の確認とを数回繰り返すだけでよい。また、第2ステム体12が前後移動するとき、ハンドルバー8の上下位置が変化することはない。従って、ハンドルバー8の前後位置をユーザーの体格や好みに応じて的確に調整でき、あるいはサイクリングコースのコース状況に応じて、ハンドルバー8の前後位置をコース現場で速やかに調整できる。図6に第2ステム体12が第1ステム体11から最も離れたときの調整位置と、第2ステム体12が第1ステム体11に最も接近したときの調整位置をそれぞれ想像線で示している。
例えば、軸クランプ部36を締結するボルト41の締付けトルクが不充分であった場合には、自転車の使用に伴う振動や衝撃を受けてボルト41が徐々に緩み、軸クランプ部36のクランプ機能が低下ないし無効化されてしまうことがある。こうした状況では、ハンドルバー8に前向きの衝撃力が作用した場合に、第2ステム体12が連結軸14から分離し脱落するおそれがある。しかし、連結軸14にストッパー体として機能するボルト46がねじ込んであるため、たとえ調整軸部24が前方調整限界位置を越えて連結軸14から分離しようとしても、逃げ溝37の溝後端をボルト46のねじ軸部で受止めて第2ステム体12の前方移動を規制できる。従って、第1ステム体11と第2ステム体12を締結するボルト41が緩んだとしても、第2ステム体12が第1ステム体11から分離し脱落するのを確実に防止して、致命的な事故の発生を避けることができる。これに伴い、使用上の安全性と信頼性に優れたハンドルステムを提供できる。
(実施例2) 図8は本発明に係るハンドルステムの実施例2を示す。そこでは、第1ステム体11の連結軸14を筒軸状に形成して、第2ステム体12の調整軸部24を連結軸14に内嵌する状態で連結するようにした。また、連結軸14に逃げ溝37を設けて、ボルト46を調整軸部24にねじ込むようにした。この実施例では、逃げ溝37と係合するボルト46の操作頭部がストッパー体として機能する。さらに、連結軸14に軸クランプ部36を設けて、ボルト41を締込むことにより、調整軸部24を前後動不能に固定できるようにした。実施例2においては、第2ステム体12を前後調整するとき、ボルト46が逃げ溝37に対して前後変位する。ボルト46は回動規制体44を兼ねており、逃げ溝37は規制溝45を兼ねている。他は実施例1と同じであるので、同じ部材および同等の部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同じとする。
実施例1および実施例2から理解できるように、脱落防止構造は、調整軸部24の調整範囲に対応して連結軸14と調整軸部24のいずれか一方に形成した逃げ溝37と、逃げ溝37を介して残る他方に固定したストッパー体(ボルト)46で構成してあればよい。なお、逃げ溝37の溝幅をボルト46のねじ軸の直径と対応するように設定して、実施例1と同様にボルト46の操作頭部を連結軸14の上表面に露出させることができる。その場合には、ボルト46のねじ軸がストッパー体として機能する。
(実施例3) 図9ないし図11は本発明に係るハンドルステムの実施例3を示す。そこでは、第1ステム体11の連結部を、クランプ基部13の左右に設けた連結ボス50で構成し、連結ボス50のそれぞれに前後貫通状の連結穴35を形成した。また、連結ボス50の上面側に、軸クランプ部36を設けるようにした。第2ステム体12は、バークランプ部23と、バークランプ部23から後向きに突設されて、連結穴35で前後方向へ位置調整可能に支持される左右一対の調整軸部24で構成した。調整軸部24は丸軸からなり、その前端がクランプ基部25にボルト(六角穴付きボルト)51で固定してある(図10参照)。脱落防止構造は、調整軸部24の後端に設けたストッパー体46と、ストッパー体46を受止める連結ボス50で構成した。ストッパー体46は、調整軸部24にねじ込んだボルト52で固定した平座金状の金具からなり、その直径は連結穴35の直径より大きく設定してある。なお、ストッパー体46は一対の調整軸部24のうち、少なくとも片方に設けてあればよい。
上記のように、左右一対の調整軸部24を連結ボス50の連結穴35で支持すると、第2ステム体12を安定した状態で前後スライド操作できる。また、調整軸部24が回転規制体44として機能し、連結穴35が規制溝45として機能するので、回転規制構造を別途設ける必要がなく、その分だけ構造を簡素化できる。この実施例では、一対の調整軸部24の上面に調整表示38を設けるとよい。さらに、第2ステム体12を第1ステム体11に最も近付けた状態では、バークランプ部23がクランプ基部13の前部に接合するので、ハンドルバー8を第1ステム体11に近い位置で支持することができる。
図12は、実施例3の脱落防止構造の変形例を示す。そこでは、調整軸部24および連結穴35の断面をD字状に形成し、調整軸部24の後端の丸軸部がストッパー体46として機能するようにした。この場合には、調整軸部24を連結穴35に挿通したのち、同軸部24の前端をクランプ基部25にボルト51で締結するとよい。図12の脱落防止構造によれば、別途ストッパー体46を用意し、これをボルト52で締結する必要がないので、ハンドルステム7の構造を簡素化し低コスト化できる。
(実施例4) 図13ないし図17は本発明に係るハンドルステムの実施例4を示す。そこでは、第2ステム体12の調整軸部24を、連結軸14に外嵌する筒軸状の第1調整軸部55と、第1調整軸部55に外嵌する筒軸状の第2調整軸部56で構成した。第1調整軸部55の連結穴54は第1ステム体11の連結軸14で前後方向へ位置調整可能に支持してあり、第2調整軸部56の連結穴35は第1調整軸部55で前後方向へ位置調整可能に支持してある。
脱落防止機構は、連結軸14と第1調整軸部55の間に設けた第1脱落防止機構と、第1調整軸部55と第2調整軸部56の間に設けた第2脱落防止機構で構成する。図13および図14に示すように、第1脱落防止機構は、連結軸14に上下貫通状に形成した第1脱落防止溝57と、第1脱落防止溝57を介して第1調整軸部55のねじ穴58にねじ込んだ第1ボルト59で構成する。第1ボルト59を締緩操作するために、第1調整軸部55の上筒壁に操作窓60が切欠き形成してある。第2脱落防止機構は、第2調整軸部56の上壁に形成した第2脱落防止溝61と、第2脱落防止溝61を介して第1調整軸部55のねじ穴20にねじ込んだ第2ボルト62で構成する。第1脱落防止溝57および第2脱落防止溝61の周縁壁には、それぞれ調整表示38が形成してある。
第1ボルト59は、第1調整軸部55を任意の調整位置で固定する第1軸クランプ部65を兼ねている。第2調整軸部56の軸端寄りには、第2軸クランプ部66が設けてある。第2軸クランプ部66は、スリット39で区分された上下一対の締結座40と、下側の締結座に設けたねじ穴42にねじ込まれるボルト41などで構成する。第1調整軸部55を連結軸14に対して前後操作したのち、第1ボルト59を締付けることにより第1調整軸部55を連結軸14に固定できる。また、第2調整軸部56を第1調整軸部55に対して前後操作したのち、ボルト41を締付けることにより第1調整軸部55を連結軸14に固定できる。
実施例4に係るハンドルステム7においては、調整軸部24を第1調整軸部55と第2調整軸部56で入子構造として構成するので、第1調整軸部55と第2調整軸部56の長さおよび重なり量を選定することにより、第2ステム体12の前後調整量を種々に設定することができる。入子構造ではない調整軸部24を備えたハンドルステム7の場合には、その前後長さを小さくするのに従い、最低限必要なクランプ長さが前後長さに占める割合が大きくなるため、調整軸部24の前後長さを小さくするのに限界がある。しかし、調整軸部24が入子構造として構成してあると、第2ステム体12を第1ステム体11に最も近付けた状態(図17に示す状態)においては、第1調整軸部55を第2調整軸部56の内部に完全に収容できる。この状態における調整軸部24の前後長は、実施例1で説明した第2ステム体12の調整軸部24の前後長より小さくすることができ、従って、ハンドルバー8を第1ステム体11に近い位置で支持することができる。また、連結部が1個の連結軸14で構成してある場合に比べて、第2ステム体12の第1ステム体11に対する前後調整量を大きくすることができる。
(実施例5) 図18および図19は本発明に係るハンドルステムの実施例5を示す。そこでは、第1ステム体11をクランプ基部13と連結軸14に分けて形成し、連結軸14をクランプ基部13で上下回動可能に軸支した。そのために、クランプ基部13の前面に二又状のブラケット70を一体に形成し、連結軸14の後端に平板状の連結片71を形成して、両者70・71をボルト72およびナット73で上下回動可能に連結した。また、ブラケット70と連結片71の左右の接合面に、互いに係合するセレーション部74を形成して、外力を受けた連結軸14がボルト72を中心にして回動変位するのを防止できるようにした。第2ステム体12の構造は実施例1で説明した第2ステム体12と同じである。
上記の実施例では、ストッパー体として六角穴付きボルト46を用いたが、ストッパー体は平行ピン、スプリングピン、円形の操作頭部を備えたビスなどで構成することができる。ハンドルバー8はドロップハンドル構造である必要はなく、直線状のストレートハンドル構造であってもよい。その場合のバークランプ部23はクランプ基部13や軸クランプ部36と同等のクランプ構造とすることができる。
6 ハンドルポスト
7 ハンドルステム
8 ハンドルバー
11 第1ステム体
12 第2ステム体
13 クランプ基部
14 連結部(連結軸)
23 バークランプ部
24 調整軸部
36 軸クランプ部
37 逃げ溝
44 回転規制体
45 規制溝
46 ストッパー体(ボルト)

Claims (11)

  1. ハンドルポスト(6)に固定される第1ステム体(11)と、第1ステム体(11)に連結されてハンドルバー(8)を支持する第2ステム体(12)を備えている分割型のハンドルステム(7)であって、
    第1ステム体(11)はハンドルポスト(6)に固定されるクランプ基部(13)と、第2ステム体(12)を支持する連結部(14)を一体に備えており
    第2ステム体(12)は、ハンドルバー(8)を固定するバークランプ部(23)と、バークランプ部(23)から突設されて、前記連結部(14)で前後方向へ位置調整可能に支持される調整軸部(24)を一体に備えており、
    連結部(14)と調整軸部(24)のいずれか一方に、任意の調整位置で調整軸部(24)を移動不能に固定する軸クランプ部(36)が設けられており、
    連結軸(14)と調整軸部(24)の間に、調整軸部(24)が連結軸(14)から分離し脱落するのを防止する脱落防止構造が設けてあることを特徴とする自転車のハンドルステム。
  2. 脱落防止構造が、調整軸部(24)の調整範囲に対応して連結部(14)と調整軸部(24)のいずれか一方に形成した逃げ溝(37)と、逃げ溝(37)を介して残る他方に固定したストッパー体(46)を備えており、
    調整軸部(24)が前方調整限界位置を越えて前方移動するのを、互いに接当する逃げ溝(37)とストッパー体(46)で阻止している請求項1に記載の自転車のハンドルステム。
  3. 第1ステム体(11)の連結部がクランプ基部(13)から突設した連結軸(14)で構成されており、
    第2ステム体(12)に、連結軸(14)に外嵌する調整軸部(24)が設けられ、調整軸部(24)の軸端寄りに軸クランプ部(36)が設けられており、
    調整軸部(24)に逃げ溝(37)が形成され、ストッパー体を構成するボルト(46)が逃げ溝(37)を介して連結軸(14)にねじ込んである請求項2に記載の自転車のハンドルステム。
  4. 第1ステム体(11)の連結部がクランプ基部(13)から突設した筒軸状の連結軸(14)で構成されて、第2ステム体(12)の調整軸部(24)が連結軸(14)に内嵌されており、
    連結軸(14)に逃げ溝(37)と軸クランプ部(36)が設けられており、
    ストッパー体を構成するボルト(46)が、逃げ溝(37)を介して調整軸部(24)にねじ込んである請求項2に記載の自転車のハンドルステム。
  5. 連結軸(14)と調整軸部(24)の嵌合面のいずれか一方に、第2ステム体(12)が連結軸(14)の中心軸の回りに回動するのを防ぐ回転規制体(44)が設けられ、残る他方に回転規制体(44)と前後に相対スライドする規制溝(45)が設けてある請求項3または4に記載の自転車のハンドルステム。
  6. ストッパー体(46)が回転規制体(44)を兼ねており、逃げ溝(37)が規制溝(45)を兼ねている請求項2から5のいずれかひとつに記載の自転車のハンドルステム。
  7. 逃げ溝(37)の周縁壁に、第2ステム体(12)の前後調整の度合いを表す調整表示(38)が設けてある請求項2から6のいずれかひとつに記載の自転車のハンドルステム。
  8. 第1ステム体(11)の連結部が、クランプ基部(13)の左右に設けた連結ボス(50)で構成されて、連結ボス(50)のそれぞれに連結穴(35)が形成されており、
    第2ステム体(12)は、バークランプ部(23)と、バークランプ部(23)から突設されて、前記連結穴(35)で前後方向へ位置調整可能に支持される左右一対の調整軸部(24)を一体に備えており、
    前記連結ボス(50)に、任意の調整位置で調整軸部(24)を移動不能に固定する軸クランプ部(36)が設けられており、
    脱落防止構造が、調整軸部(24)の後端に設けたストッパー体(46)と、ストッパー体(46)を受止める連結ボス(50)で構成してある請求項1に記載の自転車のハンドルステム。
  9. 第1ステム体(11)の連結部がクランプ基部(13)から突設した連結軸(14)で構成されており、
    第2ステム体(12)の調整軸部(24)が、連結軸(14)に外嵌する第1調整軸部(55)と、第1調整軸部(55)に外嵌する第2調整軸部(56)を備えており、
    第1調整軸部(55)は連結軸(14)で前後方向へ位置調整可能に支持され、第2調整軸部(56)は第1調整軸部(55)で前後方向へ位置調整可能に支持されており、
    脱落防止機構が、連結軸(14)と第1調整軸部(55)の間に設けた第1脱落防止機構と、第1調整軸部(55)と第2調整軸部(56)の間に設けた第2脱落防止機構で構成してある請求項1に記載の自転車のハンドルステム。
  10. 第1脱落防止機構が、連結軸(14)に上下貫通状に形成した第1脱落防止溝(57)と、第1脱落防止溝(57)を介して第1調整軸部(55)にねじ込んだ第1ボルト(59)で構成されており、
    第2脱落防止機構が、第2調整軸部(56)に形成した第2脱落防止溝(61)と、第2脱落防止溝(61)を介して第1調整軸部(55)にねじ込んだ第2ボルト(62)で構成してある請求項9に記載の自転車のハンドルステム。
  11. 第1ボルト(59)が、第1調整軸部(55)を任意の調整位置で固定する第1軸クランプ部(65)を兼ねており、
    第2調整軸部(56)の軸端寄りに、第2調整軸部(56)を任意の調整位置で固定する第2軸クランプ部(66)が設けてある請求項10に記載の自転車のハンドルステム。
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