JP2016112371A - 完全密閉式汚水カートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のトイレ汚水タンクは固定式であり、バキュームカーという高度の特殊車で吸引廃棄する必要があった。また吸引廃棄する時間も長時間を要するため処理費用が嵩んでいた。また車両においては容量制限や防臭からの複雑な対策も必要であった。【解決手段】汚水タンクと開閉栓と開閉栓駆動装置を一体化した汚水カートリッジ交換式とすることにより、特殊車の必要なく短時間処理でき、複雑な対策を必要とせずに防臭する構成としたものである。【選択図】図1
Description
この発明は、トイレの汚水タンクに関する。
従来、下水道のない地域の住居用及び車両用トイレの汚水タンクは据え付け型であった。このため満杯になるとバキュームカーで吸引廃棄するしかできなかった。また、排出口の密閉機構が不十分なため防臭が十分ではなかった。
以上の技術によれば、汚水タンクが据付であったため、バキュームカーという高度の特殊車が必要であり、吸引廃棄する時間も長時間を要し処理費用が嵩んでいた。また、車両においては容量制限や防臭から複雑で高価な装置が必要であった。この発明は、吸引廃棄のための特殊車を必要とせず、短時間で処理できる防臭汚水タンクを提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、汚水タンクと開閉栓と開閉栓駆動装置を一体化した汚水カートリッジ式とすることを特徴とする汚水タンクである。
また、第二発明は、開閉栓駆動装置を空気式シリンダーとすることを特徴とする汚水タンクである。
また、第三発明は、開閉栓先端材料が弾力性のある材料であることを特徴とする汚水タンクである。
また、第二発明は、開閉栓駆動装置を空気式シリンダーとすることを特徴とする汚水タンクである。
また、第三発明は、開閉栓先端材料が弾力性のある材料であることを特徴とする汚水タンクである。
第一発明、第二発明および第三発明によれば、トイレ使用後、汚水タンクの入口を完全密閉するので防臭される。また完全密閉されるので使用済みの汚水カートリッジと未使用の汚水カートリッジとを短時間に交換出来、また一般的なトラックで処理場へ移動させることができるため処理費用が大幅に軽減される。
この発明の一実施形態を、図1に示す。
本発明の汚水カートリッジ1は 汚水タンク10と開閉栓2と開閉栓駆動装置3とが一体化したものである。以下にその動作を説明する。
トイレ6の汚水出口7に汚水カートリッジ1の入口8を合わせて固定する。排便後、開閉栓駆動装置3を作動させて開閉栓2を開くと同時にトイレ6より洗浄水で排便9を汚水カートリッジ1の入口8を経由して汚水タンク10に流し込む。その後、開閉栓駆動装置3を作動させて開閉栓2を閉じることによって、完全密閉し臭気及び汚水の排出を止める。汚水タンク10が満杯になって交換する場合は、開閉栓2を閉じた状態で、汚水カートリッジ1を取り外し、汚水タンク10が空の汚水カートリッジ1を上記のとおりトイレ6の汚水出口7に汚水カートリッジ1の入口8を合わせて固定し取り付ける。
満杯の汚水カートリッジ1は開閉栓2を閉じた状態で、トラックで処理場に運搬して汚水を廃棄し汚水タンク10を洗浄し再使用する。
開閉栓駆動装置3に空気式シリンダーを用いた場合は、シリンダー棒が後進する開閉栓「開」空気口4に圧縮空気源(図示せず)から空気を注入して弁を後進させて開閉栓2を「開」とする。シリンダー棒が前進する開閉栓「閉」空気口5に空気を注入して栓を前進させて開閉栓2を「閉」とする。空気式シリンダーは空気の出入りがない時はその状態を維持するので、圧縮空気源から切り離しても開閉栓2を閉じた状態は維持される。また、開閉栓先端材料を弾力性のある材料、例シリコンゴム、ウレタンゴム、変成プラスティック、金、銀、銅、アルミ合金等にするとより密閉性が向上し、防臭される。
本発明の汚水カートリッジ1は 汚水タンク10と開閉栓2と開閉栓駆動装置3とが一体化したものである。以下にその動作を説明する。
トイレ6の汚水出口7に汚水カートリッジ1の入口8を合わせて固定する。排便後、開閉栓駆動装置3を作動させて開閉栓2を開くと同時にトイレ6より洗浄水で排便9を汚水カートリッジ1の入口8を経由して汚水タンク10に流し込む。その後、開閉栓駆動装置3を作動させて開閉栓2を閉じることによって、完全密閉し臭気及び汚水の排出を止める。汚水タンク10が満杯になって交換する場合は、開閉栓2を閉じた状態で、汚水カートリッジ1を取り外し、汚水タンク10が空の汚水カートリッジ1を上記のとおりトイレ6の汚水出口7に汚水カートリッジ1の入口8を合わせて固定し取り付ける。
満杯の汚水カートリッジ1は開閉栓2を閉じた状態で、トラックで処理場に運搬して汚水を廃棄し汚水タンク10を洗浄し再使用する。
開閉栓駆動装置3に空気式シリンダーを用いた場合は、シリンダー棒が後進する開閉栓「開」空気口4に圧縮空気源(図示せず)から空気を注入して弁を後進させて開閉栓2を「開」とする。シリンダー棒が前進する開閉栓「閉」空気口5に空気を注入して栓を前進させて開閉栓2を「閉」とする。空気式シリンダーは空気の出入りがない時はその状態を維持するので、圧縮空気源から切り離しても開閉栓2を閉じた状態は維持される。また、開閉栓先端材料を弾力性のある材料、例シリコンゴム、ウレタンゴム、変成プラスティック、金、銀、銅、アルミ合金等にするとより密閉性が向上し、防臭される。
「実施形態の効果」
従来技術図2によると、臭気抜き12を必要とする固定汚水タンク11から特殊バキューム車13によって排便9を長時間にわたって吸引排出しなければならなかった。また従来技術図3によると、車両用トイレタンクは固定タンクであるため防臭用に複雑な装置やスラッジの除去を必要とし、また固定タンクからの排出は毎日、特殊バキューム車による長時間吸引排出を必要としていたため、莫大な処理費用を必要としていた。
本実施形態によれば、内蔵された開閉栓で密閉するため完全に防臭され、また満杯時に汚水カートリッジを交換する際に先に密閉されているため取り外し取り付けが非常に簡便であり短時間で交換でき、一般のトラックで搬送するだけでよく、住居、車両周辺を衛生的に保持できるうえに、その処理費用も大幅に軽減できる。
また、富士山などの山岳観光地帯では特殊バキュームカーでの排出は不可能であり、バイオトイレなどが使われているが、バイオ処理には長時間を要するため、その使用制限から繁忙期にはトイレ汚染が問題になっているが、このカートリッジ式汚水タンク方式を用いれば、満杯の汚水タンクを平地の汚水処理場まで資材運搬用ブルトーザーあるいはトラックで移送でき、繁忙期、閑散期に合わせてカートリッジ数を対応できるので、これらの環境汚染問題が解決される。また、長距離列車トイレにおいて固定式ではタンク容量を大きくする必要があるが、カートリッジ式であれぱ、途中駅で短時間交換が可能になり、タンク容量を小さくでき、満杯で使用制限するということもなくなる。
また、介護施設などのポータブルトイレは、従来はその臭気が問題であったが、密閉カートリッジ式であれば、使用後すぐに密閉し臭気なく台車で処理センターに衛生的に移動できる。特に汚水カートリッジ式は、災害時の仮設住宅トイレに有効である。なぜならば、仮設住宅設営時に水洗トイレ式では下水道整備の必要があり莫大な費用と時間を要する、あるいは汲み取りトイレ式では高額の特殊バキュームカーを必要となる。本実施形態によれば、短期間に低費用で被災者のための衛生的なトイレを確保することが可能となる。また、仮設住宅撤去時、下水道撤去、バキュームカー廃棄の必要なく、汚水カートリッジは別途使用できる。また、本実施形態によれば排便を重力に従って流し出せるので洗浄水量は大便で1L程度小便で1L以下の超節水が可能となる。また、汚水処理場で適切な処理により肥料化し有機農業に活かすことも可能となる。また、駆動源に空気式シリンダーを用いる場合はコンプレッサーなどによる自動空気源と切替弁とにより栓の開閉を自動化することも可能である。空気式シリンダーは寒冷地、停電時にも使用可能である。
従来技術図2によると、臭気抜き12を必要とする固定汚水タンク11から特殊バキューム車13によって排便9を長時間にわたって吸引排出しなければならなかった。また従来技術図3によると、車両用トイレタンクは固定タンクであるため防臭用に複雑な装置やスラッジの除去を必要とし、また固定タンクからの排出は毎日、特殊バキューム車による長時間吸引排出を必要としていたため、莫大な処理費用を必要としていた。
本実施形態によれば、内蔵された開閉栓で密閉するため完全に防臭され、また満杯時に汚水カートリッジを交換する際に先に密閉されているため取り外し取り付けが非常に簡便であり短時間で交換でき、一般のトラックで搬送するだけでよく、住居、車両周辺を衛生的に保持できるうえに、その処理費用も大幅に軽減できる。
また、富士山などの山岳観光地帯では特殊バキュームカーでの排出は不可能であり、バイオトイレなどが使われているが、バイオ処理には長時間を要するため、その使用制限から繁忙期にはトイレ汚染が問題になっているが、このカートリッジ式汚水タンク方式を用いれば、満杯の汚水タンクを平地の汚水処理場まで資材運搬用ブルトーザーあるいはトラックで移送でき、繁忙期、閑散期に合わせてカートリッジ数を対応できるので、これらの環境汚染問題が解決される。また、長距離列車トイレにおいて固定式ではタンク容量を大きくする必要があるが、カートリッジ式であれぱ、途中駅で短時間交換が可能になり、タンク容量を小さくでき、満杯で使用制限するということもなくなる。
また、介護施設などのポータブルトイレは、従来はその臭気が問題であったが、密閉カートリッジ式であれば、使用後すぐに密閉し臭気なく台車で処理センターに衛生的に移動できる。特に汚水カートリッジ式は、災害時の仮設住宅トイレに有効である。なぜならば、仮設住宅設営時に水洗トイレ式では下水道整備の必要があり莫大な費用と時間を要する、あるいは汲み取りトイレ式では高額の特殊バキュームカーを必要となる。本実施形態によれば、短期間に低費用で被災者のための衛生的なトイレを確保することが可能となる。また、仮設住宅撤去時、下水道撤去、バキュームカー廃棄の必要なく、汚水カートリッジは別途使用できる。また、本実施形態によれば排便を重力に従って流し出せるので洗浄水量は大便で1L程度小便で1L以下の超節水が可能となる。また、汚水処理場で適切な処理により肥料化し有機農業に活かすことも可能となる。また、駆動源に空気式シリンダーを用いる場合はコンプレッサーなどによる自動空気源と切替弁とにより栓の開閉を自動化することも可能である。空気式シリンダーは寒冷地、停電時にも使用可能である。
「他の実施形態」
開閉栓をトイレ出口真下に配置したものでも良い(図4)
駆動源は圧力を発生させるもの(油圧、水圧、バネ圧等)ならなんでも使用可能である(図5)
開閉栓をトイレ出口真下に配置したものでも良い(図4)
駆動源は圧力を発生させるもの(油圧、水圧、バネ圧等)ならなんでも使用可能である(図5)
本実施形態によれば、下水道を施設できない場所(山岳、自然遺産、被災地仮設住宅、車両、バス、飛行機、船、過疎地等)のトイレ汚水を超節水、無臭、清潔、短時間、低費用、適時に処理ができ、これらの地域での環境保全、安全衛生、資源リサイクルに役立つことが考えられる。(図6)現状のインドでの長距離列車のトイレは垂れ流しとなっており、近年のクリーン作戦上悪臭などで問題となっていることが解決でき、インドでの観光開発にも貢献できる。同様のことはアジア、アフリカ、中南米地域でもあり、地球環境全体を改善出来る可能性が大きい。
1.汚水カートリッジ
2.開閉栓
3.開閉栓駆動装置
4.開閉栓「開」空気口
5.開閉栓「閉」空気口
6.トイレ
7.トイレ出口
8.汚水カートリッジタンク入り口
9.排便
10.汚水タンク
11.固定トイレタンク
12.臭気抜き
13.バキュームカー
2.開閉栓
3.開閉栓駆動装置
4.開閉栓「開」空気口
5.開閉栓「閉」空気口
6.トイレ
7.トイレ出口
8.汚水カートリッジタンク入り口
9.排便
10.汚水タンク
11.固定トイレタンク
12.臭気抜き
13.バキュームカー
Claims (3)
- 汚水タンクと開閉栓と開閉栓駆動装置とを一体化したことを特徴とする汚水カートリッジ。
- 開閉栓駆動装置を空気式シリンダーとしたことを特徴とする請求項1記載の汚水カートリッジ。
- 開閉栓先端が弾力性材料であることを特徴とする請求項1記載の汚水カートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014267176A JP2016112371A (ja) | 2014-12-17 | 2014-12-17 | 完全密閉式汚水カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014267176A JP2016112371A (ja) | 2014-12-17 | 2014-12-17 | 完全密閉式汚水カートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016112371A true JP2016112371A (ja) | 2016-06-23 |
Family
ID=56140299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014267176A Pending JP2016112371A (ja) | 2014-12-17 | 2014-12-17 | 完全密閉式汚水カートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016112371A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109682619A (zh) * | 2018-11-19 | 2019-04-26 | 林雪榕 | 一种分体式坐便器稳流水效检测装置 |
KR20230011617A (ko) * | 2021-07-14 | 2023-01-25 | 한국철도기술연구원 | 철도차량용 착탈식 오물탱크 |
-
2014
- 2014-12-17 JP JP2014267176A patent/JP2016112371A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109682619A (zh) * | 2018-11-19 | 2019-04-26 | 林雪榕 | 一种分体式坐便器稳流水效检测装置 |
KR20230011617A (ko) * | 2021-07-14 | 2023-01-25 | 한국철도기술연구원 | 철도차량용 착탈식 오물탱크 |
KR102635224B1 (ko) * | 2021-07-14 | 2024-02-13 | 한국철도기술연구원 | 철도차량용 착탈식 오물탱크 |
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