JP2016112366A - テーブルゲームの管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】カードが包装されたパッケージが使用前に不正に持ち出されていないかどうかおよび使用後に確実に廃棄されたか否かの管理をカートン単位で実現できる、テーブルゲームの管理システムを提供する。【解決手段】テーブルゲームの管理システムは、カートンキャビネット501のIDコードリーダ551で読まれたカートンIDの情報を記憶し、次に廃棄用キャビネット601に新しい廃棄カードボックス600をセットした際に、廃棄用キャビネット601のIDコードリーダ651で読まれた廃棄カードボックスIDがカートンIDと一致するかを検査し、さらに、IDコードリーダBRで読まれた次にゲームで使うパッケージのシャッフルカードIDが、廃棄用キャビネット601で読まれた廃棄カードボックスIDと関連しているかを検査する管理制御装置を有する。【選択図】図9
Description
本発明は、カードゲームにおいて使用前および使用済のカードが不正に持ち出されることを防止するため、これらのカードが包装されたパッケージが使用前に不正に持ち出されていないかどうかおよび使用後に確実に廃棄されたか否かの検出を行う機能を備えたテーブルゲームの管理システムに関し、特にパッケージが納められたカートンの単位でパッケージを管理できるようにするシステムに関する。
ゲームテーブルにおいて、カードをゲーム中にすり替えて自己に有利なゲームにする不正が行われることが考えられるが、この種の不正の防止装置の一つは、国際公開2013/172038に開示されている。同文献では、テーブルゲームに登場したカードと毎回のゲームに使用されたカードの枚数が一致しているか否かを判定するとともに、テーブルゲームに登場したカードを排出口に投入するようにし、使用されたカードにボイド穴もしくは切欠きを付すとともに、ボイドしたカードを廃棄用カードカートンに受け入れ廃棄するものであった(特許文献1)。さらに同文献では、ゲームテーブル上でディーリングシューに収納された所定のデック数分のカード(例えば8デッキを使用する場合には52枚×8デッキの416枚)が揃っていたか否かを確認し、それらのカードをカードが包装されたパッケージの単位(例えば8デッキの416枚)で廃棄カードカートンに入れて廃棄するものであった。
しかし同文献において、廃棄カードカートンは特に管理がなされていない。そのため、例えば使用済みのカードが誤って本来収容されるべき廃棄カードカートンに収容されなかった場合、使用済みのカードの所在が不明になってしまうという問題が存在していた。
従来装置は、ゲームテーブル上でディーリングシューに収納された所定のデック数分のカード(例えば8デッキを使用する場合には52枚×8デッキの416枚)が揃っていたか否かを確認し、それらのカードを廃棄カードカートンに入れて廃棄する際、廃棄カードカートンは特に管理がなされていない。そのため、例えば使用済みのカードが誤って本来収容されるべき廃棄カードカートンに収容されなかった場合、使用済みのカードの所在が不明になってしまうという問題が存在していた。
本発明はこのような背景の下でなされたものであり、その目的は、カードが包装されたパッケージが納められたカートンに添付されたカートン毎に異なるユニークなカートンIDと、廃棄カードボックスに添付された廃棄カードボックスIDとが一致するかを検査され、さらに、カートンに収められたパッケージのシャッフルカードIDが、廃棄カードボックスIDと関連しているかを検査される構造とし、廃棄カードボックスがカートンIDと一致しシャッフルカードIDと関連する廃棄カードボックスIDを備えることにより、カードが包装されたパッケージが使用前に不正に持ち出されていないかどうかおよび使用後に確実に廃棄されたか否かの管理をカートン単位で実現するテーブルゲームの管理システムを提供することにある。また、ゲームに使用され回収されたカードを順次受け入れるとともにディーリングシュー内に使用されずに残ったカードを全て受け入れ可能で、受け入れたカードを廃棄カードボックスに移動可能で、廃棄されたカードが所定のデック数分の枚数だけ揃っているか否かを判定するカード廃棄装置を備えることで、パッケージの全てのカードが使用後に確実に廃棄されたか否かの管理を行うことができる。
従来の課題を解決するため、本発明のテーブルゲームの管理システムは、
シャッフルされた所定数のデッキのカードが包装されたパッケージと、
前記パッケージには、パッケージ毎に異なるユニークなシャッフルカードIDが添付されており、
所定数の前記パッケージが収められたカートンと、
前記カートンには、カートン毎に異なるユニークなカートンIDが添付されており、さらに、前記カートンIDは、前記カートンIDが添付されたカートンに収められた全てのパッケージのシャッフルカードIDの情報と関連しており、
前記カートンを保管することができるIDコードリーダが備わったカートンキャビネットと、
次のゲームで使用するパッケージのシャッフルカードIDを読むことが可能なIDコードリーダと、
各回のゲーム終了後回収したカードを廃棄するための廃棄カードボックスと、
前記廃棄カードボックスには、前記カートンキャビネットに保管されていたカートンのカートンIDと同じIDの廃棄カードボックスIDが添付されており、
前記廃棄カードボックスを保管することができるIDコードリーダが備わった廃棄用キャビネットと、
前記カートンキャビネットのIDコードリーダで読まれたカートンIDの情報を記憶し、次に廃棄用キャビネットに新しい廃棄カードボックスをセットした際に、廃棄用キャビネットのIDコードリーダで読まれた廃棄カードボックスIDが前記カートンIDと一致するかを検査し、さらに、IDコードリーダで読まれた次にゲームで使うパッケージのシャッフルカードIDが、廃棄用キャビネットで読まれた廃棄カードボックスIDと関連しているかを検査する管理制御装置を有するものである。
シャッフルされた所定数のデッキのカードが包装されたパッケージと、
前記パッケージには、パッケージ毎に異なるユニークなシャッフルカードIDが添付されており、
所定数の前記パッケージが収められたカートンと、
前記カートンには、カートン毎に異なるユニークなカートンIDが添付されており、さらに、前記カートンIDは、前記カートンIDが添付されたカートンに収められた全てのパッケージのシャッフルカードIDの情報と関連しており、
前記カートンを保管することができるIDコードリーダが備わったカートンキャビネットと、
次のゲームで使用するパッケージのシャッフルカードIDを読むことが可能なIDコードリーダと、
各回のゲーム終了後回収したカードを廃棄するための廃棄カードボックスと、
前記廃棄カードボックスには、前記カートンキャビネットに保管されていたカートンのカートンIDと同じIDの廃棄カードボックスIDが添付されており、
前記廃棄カードボックスを保管することができるIDコードリーダが備わった廃棄用キャビネットと、
前記カートンキャビネットのIDコードリーダで読まれたカートンIDの情報を記憶し、次に廃棄用キャビネットに新しい廃棄カードボックスをセットした際に、廃棄用キャビネットのIDコードリーダで読まれた廃棄カードボックスIDが前記カートンIDと一致するかを検査し、さらに、IDコードリーダで読まれた次にゲームで使うパッケージのシャッフルカードIDが、廃棄用キャビネットで読まれた廃棄カードボックスIDと関連しているかを検査する管理制御装置を有するものである。
また、上記のテーブルゲームの管理システムは、
前記パッケージから取り出され、ディーリングシューによりゲームテーブルに配られた前記シャッフルされた所定数のデッキのカードを、ゲーム使用後に廃棄するカード廃棄装置を更に備え、
前記カード廃棄装置が、
廃棄するカードを受け入れる排出口と、
前記排出口より受け入れたカードの枚数をカウントし記憶する枚数カウンタと、
前記排出口に投入されたカードを受け入れる廃棄カードストッカと、
前記排出口に投入された全てのカードが前記所定のデッキ数分の枚数だけ揃っているか否かを判定するデック検査手段と、を備え、
前記廃棄カードストッカは、前記ディーリングシューから配布されゲームに使用され回収されたカードを順次受け入れるとともに、前記ディーリングシュー内に使用されずに残ったカードを全て受け入れ可能な構造であり、さらに受け入れたカードを前記廃棄用キャビネットに保管された前記廃棄カードボックスに移動可能な構造であり、
前記デック検査手段は、前記枚数カウンタによりカウントされた各回のゲームに使用されたカードの枚数と、前記ディーリングシュー内に使用されずに残ったカードの枚数とを総合計数し、廃棄されたカードが所定のデック数分の枚数だけ揃っているか否かを判定するもの、であってもよい。
前記パッケージから取り出され、ディーリングシューによりゲームテーブルに配られた前記シャッフルされた所定数のデッキのカードを、ゲーム使用後に廃棄するカード廃棄装置を更に備え、
前記カード廃棄装置が、
廃棄するカードを受け入れる排出口と、
前記排出口より受け入れたカードの枚数をカウントし記憶する枚数カウンタと、
前記排出口に投入されたカードを受け入れる廃棄カードストッカと、
前記排出口に投入された全てのカードが前記所定のデッキ数分の枚数だけ揃っているか否かを判定するデック検査手段と、を備え、
前記廃棄カードストッカは、前記ディーリングシューから配布されゲームに使用され回収されたカードを順次受け入れるとともに、前記ディーリングシュー内に使用されずに残ったカードを全て受け入れ可能な構造であり、さらに受け入れたカードを前記廃棄用キャビネットに保管された前記廃棄カードボックスに移動可能な構造であり、
前記デック検査手段は、前記枚数カウンタによりカウントされた各回のゲームに使用されたカードの枚数と、前記ディーリングシュー内に使用されずに残ったカードの枚数とを総合計数し、廃棄されたカードが所定のデック数分の枚数だけ揃っているか否かを判定するもの、であってもよい。
また、上記のテーブルゲームの管理システムは、
前記廃棄カードボックスがさらに、内部に収容されたカードを取り出すことを防ぐための蓋および前記蓋をロックするロック機構を備え、
前記廃棄用キャビネットがさらに、前記廃棄用キャビネットの外部から前記廃棄カードボックスの蓋を操作するための開口部を備えるもの、であってもよい。
前記廃棄カードボックスがさらに、内部に収容されたカードを取り出すことを防ぐための蓋および前記蓋をロックするロック機構を備え、
前記廃棄用キャビネットがさらに、前記廃棄用キャビネットの外部から前記廃棄カードボックスの蓋を操作するための開口部を備えるもの、であってもよい。
また、上記のテーブルゲームの管理システムは、
前記廃棄カードボックスの蓋をロックするロック機構は、前記デック検査手段の判定の完了信号で作動させるもの、であってもよい。
前記廃棄カードボックスの蓋をロックするロック機構は、前記デック検査手段の判定の完了信号で作動させるもの、であってもよい。
本発明のテーブルゲームの管理システムによれば、廃棄カードボックスがカートンIDと一致しシャッフルカードIDと関連する廃棄カードボックスIDを備えることにより、カードが包装されたパッケージが使用前に不正に持ち出されていないかどうかおよび使用後に確実に廃棄されたか否かの管理をカートン単位で実現するテーブルゲームの管理システムを提供する。また、ゲームに使用され回収されたカードを順次受け入れるとともにディーリングシュー内に使用されずに残ったカードを全て受け入れ可能で、受け入れたカードを廃棄カードボックスに移動可能で、廃棄されたカードが所定のデック数分の枚数だけ揃っているか否かを判定するカード廃棄装置を備えることで、パッケージの全てのカードが使用後に確実に廃棄されたか否かの管理を行うことができる。また、廃棄カードボックスがさらに、内部に収容されたカードを取り出すことを防ぐための蓋、および、蓋をロックするロック機構を備えることで、セキュリティ性が向上する。また、廃棄カードボックスの蓋をロックするロック機構は、前記デック検査手段の判定の完了信号で作動させることで、自動的にロックを行うことができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態について、まず、本発明のテーブルゲームの管理システムに使用される、ゲーム使用後のカードを廃棄するカード廃棄装置の動作の概要を、図面を参照しながら説明する。図1において、本発明のテーブルゲームの管理システムに使用されるカード廃棄装置1は、ゲームテーブル2上に設置されるかもしくはゲームテーブル2の側面に配置される。図1に示すゲームテーブル2は簡略化した図で示されており、通常のバカラゲーム用のものであり、周知のように、バカラゲームにおいては、プレーヤとバンカーによりプレーされる。ゲームテーブル2には、ディーリングシュー200が設けられている。ディーリングシュー200は、カード3の提供源であり、ディーリングシュー200から繰り出されたカード3がプレーヤに配られる。そして、ゲームの終了後に、カード3はカード廃棄装置1により廃棄処理される。カード廃棄装置1は、ゲームテーブル2上に載せられたディーリングシュー200に収納されゲームテーブル2上にディーラ等により手動で配られるカード3を、ゲーム使用後に廃棄するカード廃棄装置であって、ディーリングシュー200に収納される複数デッキのカード3のセット(通常は6、8もしくは12デッキ)と、回収したカード3aを廃棄するものである。
本発明の実施の形態について、まず、本発明のテーブルゲームの管理システムに使用される、ゲーム使用後のカードを廃棄するカード廃棄装置の動作の概要を、図面を参照しながら説明する。図1において、本発明のテーブルゲームの管理システムに使用されるカード廃棄装置1は、ゲームテーブル2上に設置されるかもしくはゲームテーブル2の側面に配置される。図1に示すゲームテーブル2は簡略化した図で示されており、通常のバカラゲーム用のものであり、周知のように、バカラゲームにおいては、プレーヤとバンカーによりプレーされる。ゲームテーブル2には、ディーリングシュー200が設けられている。ディーリングシュー200は、カード3の提供源であり、ディーリングシュー200から繰り出されたカード3がプレーヤに配られる。そして、ゲームの終了後に、カード3はカード廃棄装置1により廃棄処理される。カード廃棄装置1は、ゲームテーブル2上に載せられたディーリングシュー200に収納されゲームテーブル2上にディーラ等により手動で配られるカード3を、ゲーム使用後に廃棄するカード廃棄装置であって、ディーリングシュー200に収納される複数デッキのカード3のセット(通常は6、8もしくは12デッキ)と、回収したカード3aを廃棄するものである。
カード3のセット3sには、ゲームテーブル2のディーリングシュー200にセットされる前にカットカード3cが挿入されている。カットカード3cは、カード3のセット3sをゲームに使用する際、カード3のセット3sの後半部分(残りが4分の1あるいは5分の1程度)に挿入されるもので、ゲーム中に配布された各カードのランクがプレーヤによりカウントされ、残り少ないカードのランクが予測されるのを防止するため約20枚から40枚カード3をディーリングシュー200に残した状態でそのゲームテーブル2のゲームを終了するために使用される(図1参照)。カットカード3cの平面図を図2に示す。
カード廃棄装置1は、各回のゲームに使用され回収されたカード3aを順次受け入れるとともに、ディーリングシュー200からカットカード3cが出てきた時以降に所定のタイミング(カットカード3cが引き出された後の次ゲームまたは2−3ゲームの後でゲームが中止された時に、ディーリングシュー200内に使用されずに残ったカード3rを全て受入れ可能な構造をとなっている。カード廃棄装置1は、後述するデック検査手段により、各回のゲームに使用された後のカード3aの枚数と、ディーリングシュー200からカットカード3cが出てきた時以降のディーリングシュー200内に使用されずに残ったカード3rの枚数とを総合計数し、廃棄されたカードの全てが所定のデック数分の枚数だけ揃っているか否かを判定する。
次に、カード廃棄装置1の詳細について図3−7により説明する。ゲームで使用されたカード3は、カード廃棄装置1の排出口4に挿入されて廃棄される。カード廃棄装置1は、排出口4から廃棄対象のカード3aを受け入れる廃棄カード受け台5と、排出口4に投入されたカード3aから数(ランク)と種類(スート)の情報を取得する廃棄カード情報取得手段6と、廃棄するカード3aより組情報を取得する組情報取得手段7と、排出口4に投入され廃棄するカード3aの枚数をカウントする枚数計測手段としてのカードの枚数カウンタ8と、組情報取得手段7より得たカードの組情報を所定の組情報と比較し、カードの組情報が所定の組情報と一致するか否かを判定する真偽判定手段9と、判定手段の判定結果を出力する出力手段10とを備えた構成を有する。廃棄カード情報取得手段6より得た情報と、枚数カウンタ8の情報を統合してカード3の少なくとも数(ランク)毎にそれらの枚数を計測して、排出口4に投入されたカード3の数が所定の枚数だけ揃っているか否かを判定するデック検査手段13を備える。カード廃棄装置1は、全体の動作を制御する制御装置14を備えており、上記の各手段も制御装置14に配置され、各動作を制御する。制御装置14は、マイクロコンピュータおよびメモリ等を含む電子回路で構成され、CPU、ROM、RAM等の通常のコンピュータの構成を有する。制御装置14は、ROM他のメモリに記憶したプログラムを実行することで、装置の全体を制御し、必要な処理を行う。
更にカード廃棄装置1の詳細について説明する。ゲーム使用後のカード3は、排出口4に挿入されて廃棄される。廃棄対象のカード3を受け入れる廃棄カード受け台5の上部にはウエイト56が配置されている。このウエイト56は、廃棄対象のカード3がゲーム中に折曲げられたりしていた場合においても、カード3を廃棄カード受け台5に押し付けて確実にカード3を繰出しローラ15に向けて繰り出されることを補助するために設けられ、ウエイトローラ57,58によりカード3の前後を下方に押さえ付けるように構成している。ウエイト56は、図5(a)に示すようにカード3を矢印Pに示す方向から排出口4に受け入れるが、カード3が束の状態でも受け入れられるように上方に移動できる(図5(b)と図5(c)にこの状態を示す)構造になっている。
廃棄カード受け台5の下方には、廃棄カード受け台5に手で載せられた廃棄するカード3を一枚ずつ繰出すため繰出しローラ15が設けられている。繰出しローラ15は駆動モータ16により回転駆動される。この駆動モータ16はステッピングモータを使用している。廃棄カード受け台5上にカード3が載せられると、カードセンサ17がこれを検出して、制御装置14は駆動モータ16を制御して、繰出しローラ15が回転する。このようにして、繰出しローラ15により廃棄カード受け台5にあるカード3が繰出される。繰出しローラ15から繰出したカード3は、さらに一対の送出しローラ18により廃棄カードストッカ19の方向(矢印D)に向けて送出される。前記送出しローラ18は送出モータ16fにより駆動制御され、繰出しローラ15より送出されるカード3の速度より早い速度でカード3を送出すよう、駆動速度が設定されているので、カード3は送出しローラ18により引っ張られるようにして、確実に廃棄カードストッカ19の方(矢印D)へ送られる。送出されるカード3は、送り出しの途中で組情報取得センサ20と2つのカード情報取得センサ21を通過し、ここでカード3の情報が検出取得される。
組情報取得センサ20は、カード3から組情報を取得する組情報取得手段7に接続されている。また、カード情報取得センサ21はカード3より数(ランク)の情報を取得する廃棄カード情報取得手段6に接続され、数(ランク)の情報が取得される。廃棄カードストッカ19へ送られるカード3はカードセンサ17に接続された枚数カウンタ8で検出され、通過するカード3の枚数がカウントされる。組情報取得センサ20の信号は、組情報取得手段7に伝えられ、組情報取得手段7により得られたカード3の組情報は、真偽判定手段9により予め記憶された所定の組情報と比較され、カード3の組情報が所定の組情報と一致するか否かが判定される。真偽判定手段9によりカード3の組情報が所定の組情報と一致しないときは偽カードであると判定し、制御装置14は判定結果を出力する出力手段10を介して表示ランプ22を点灯し、カジノ等の管理部門等400に偽カードの存在を通信回線406を介して送信する。
真偽判定手段9によりカード3が偽カードであると判定されると、制御装置14によりボイド手段26にその情報が伝えられるカード3に不良であることを示す特殊なボイド穴Hまたはボイド穴Hが2個穿孔される。真偽判定手段9により判定の済んだカード3は隙間Rを介して廃棄カードストッカ19へと送られる。カード3は廃棄カードストッカ19に至るまでの間で、カードの取出しが出来ないように閉じた廃棄カード通路構造を有する。また、廃棄されるカード3hは他に流用されないようにボイド穴Hが穿孔され、ボイド屑とともに廃棄カードストッカ19内に落ちる。
カード3は、廃棄カードストッカ19の方へ送られる際にカード情報取得センサ21と組情報取得センサ20とによりそれぞれ情報が取得され、真正なカード3であると判定された後に、カード3を今後使用出来ないようにするボイド穴Hがボイド手段26によりカード3に開けられる。このため廃棄カードストッカ19の方へ送られるカード3はボイド手段26を通過する。ボイド手段26は、カード3に穴あけ手段(ポンチとダイなど)等によりボイド穴Hを開ける。ボイド穴Hを開けられた廃棄カード3hは、廃棄カードストッカ19内に落ちる。本実施例では、ボイド手段26によりボイド穴Hを開ける構成であるが、カード3の角に切り欠きを設けるか、公知のスタンプやレーザを用いた印字手段によるボイドマークを付与する構成としてもよい。これにより廃棄処理およびチェックした後でカードを再使用できないようにカードにボイド穴もしくはボイドマークを設けて、カードの不正な再使用を完全に封じている。
次にデック検査手段13について説明する。ゲームテーブル2上に載せられたディーリングシュー200(電子シュー)には、通常複数デッキ(4,6もしくは8デッキ)のカードがセットされる。カードのセット3sは、シャッフルされた複数デッキのカードが包装された状態(パッケージ404)で提供され、前記パッケージ404にはそれぞれに異なるバーコード403が設けられている(図6参照)。ゲームテーブル2に配置された読取り装置100によって、このバーコード403から個別のカードのセット3sを特定するID情報が読み取られ、これからゲームに使用するカードのセット3sが特定される。そして、カードのセット3sがディーリングシュー200内にセットされ、各回のゲームに提供される。ディーリングシュー200内にセットされたカードのセット3sは、その全てが使用されることはない。全てのゲームの始めに、ゲームのセキュリティ上の理由でカットカード(図2.3c)が複数デッキ(4,6もしくは8デッキ)のカードのセット3sの中に挿入され、そのカットカード3cが現れたら、ディーリングシュー200内の残りのカード3rはそれ以上使用されない。残った全てのカード3rは、廃棄するため排出口4に投入される。
これら残った全てのカード3rは、廃棄するための排出口4に投入され、残りのカード3rから廃棄カード情報取得手段6により数(ランク)の情報が取得される。デック検査手段13は、残りのカード3rから廃棄カード情報取得手段6により得た数(ランク)の情報と、既に各回のゲームに使用された各カード3aより得られた少なくとも数(ランク)の情報とを合わせて、枚数計測手段としてのカードの枚数カウンタ8の情報と総合し、カードの数(ランク)毎にカード枚数を計測し、前記ゲームテーブル上に載せられて排出口4に投入された全てのカードに対して数(ランク)毎に所定のデック数分の枚数だけ揃っているか(エースからキングまで416枚(例:4種×8デッキ)否かを判定する。
テーブルゲームにおいて使用されるカード3の総枚数は、カジノ等において予め決められており(通常は4,6、8、10、12デッキのいずれか)例えば8デッキの場合には、52枚×8デッキの416枚のカード3で、同じスート、ランクのカードが各8枚使われる。デック検査手段13では、制御装置14によりこれらが各枚数揃っているかを判定し、結果を出力する出力手段10により結果により表示ランプ22の異なる色を点灯し、また、同時にカジノ等の管理部門等400にカード3の計数結果を通信手段406により送信する。このようにしてデック検査手段13により416枚のカードが揃っていることが確認される。
ディーリングシュー200内に入っていたカードのセット(例えば8デック)は使用が終了し、上述のように廃棄カードストッカ19に全て保管される。この後、廃棄カードストッカ19に入っているカードのセット3sを特定するため、カードのセット3sを包んでいたパッケージ404に付けられたバーコード403が廃棄カードストッカ19に挿入される。この場合バーコード403だけでなく、パッケージ404も廃棄カードストッカ19に挿入されてもよい。パッケージ404とバーコード403が同じ廃棄カードストッカ19に挿入されるとカジノのテーブル周りにごみが発生せず整理面で利点がある。パッケージ404とバーコード403は、取出し用のカバー28に形成したスリット19sを通って廃棄カードストッカ19に入る。取出し用のカバー28は鍵を開けて上に開く構造とし、パッケージ404とバーコード403を、スリット19sを介して廃棄カードストッカ19に入れてもよい。このようにして、ディーリングシュー200内に入っていたカードのセット(例えば8デック)は使用が終了し、廃棄カードストッカ19に全て保管され、カードのセット3sの特定のために使われたバーコード403も同じ廃棄カードストッカ19に入れられることになる。
ディーリングシュー200内に入っていたカードのセット(例えば8デック)の全てが廃棄カードストッカ19に保管され、バーコード403が入れられる。その結果、廃棄カード3hを含むカードのセット(例えば8デック)の全てとバーコード403が、カード廃棄装置1の下部にある後述の廃棄用キャビネット601の天面の蓋602の上に堆積される(図4(a)参照)。
廃棄カードストッカ19は、前記ディーリングシュー200から配布されゲームに使用され回収された廃棄カード3hを順次受け入れることができる大きさになっている。そして、所定のタイミングでゲームが中止された時に、ディーリングシュー200内のカード3の全てとバーコード403が廃棄カードストッカ19に入れられる。
カード廃棄装置1のデック検査手段13により416枚のカードが揃っていることが確認された時(または、後述する実施の形態の改良2)または3)で行う検査でOKの時)、廃棄用キャビネット601の天面の蓋602をディーラが開ける(図4(b)参照)ことによって、廃棄カード3hを含むカードのセット(例えば8デック)の全てとバーコード403が、廃棄用キャビネット601の内部に設置された廃棄カードボックス600の内部に移動(落下)する。この天面の蓋602の開閉は、廃棄用キャビネット601が備える制御装置が電動シリンダを制御することによって行ってもよい(後述の実施の形態3および図11参照)。
一方、デック検査手段13により416枚のカードが揃ってないことが確認された時(または、後述する実施の形態の改良2)または3)で行う検査でNGの時)、廃棄カード3hを含むカードのセット(例えば8デック)の全てとバーコード403が、廃棄用キャビネット601の閉じられた状態の天面の蓋602(図4(a)参照)の上に堆積された状態で、カード廃棄装置1の上部に設けた取出し用のカバー28を開けて廃棄カード3hを含むカードのセット(例えば8デック)の全てとバーコード403を上方に取り出す。これにより速やかにカードの現物を確認することが可能となる。職権のある作業者のみが鍵等を用いてカバー28を開けることができるように制御装置14が不正防止装置25を制御している。これにより、廃棄カード3hの廃棄カードストッカ19からの不正な取出しを防止している。
次に、本発明の実施の形態におけるテーブルゲームに使用するカード3について図6により説明する。カード3には、カード3の数がコード化され通常では目に見えないマークMで構成されるコード102が、カード3の上辺と、下辺に点対称に設けられている。このコード102は、昼光下で目に見えない赤外線反応インク、もしくは紫外線反応インクで印刷された複数のマークMの数および配置の組合せで構成されている。また、カード3にはカードの真偽を表す情報をコード化して通常では目に見えない状態(例えば紫外線反応インク)で印刷等により配置された真偽判定コードとして使われる組コード情報103が設けられている。コード102と組コード情報103とは、少なくともカード3の2か所に配置され、カード3の中心に関して点対称の位置に配置される。
コード102は、カード情報取得センサ21を構成する2つのカード情報取得センサ21により読み取られる。カード情報取得センサ21はマークMを検出すると出力信号を出すように構成されている(公知の紫外線反応光センサ等が使用されている)。2つのUVセンサのオン信号の出力と(マークMで構成されるコード102を読み取った時の電気信号出力)とマークMの関係を図6に示す。マークMで構成されるコード102に対する2つのUVセンサのオン信号の出力の相対変化の比較結果に基づいて、マークMの所定の組み合わせが特定できる。結果としては、図6に示す実施例では、上下2列のマークMの組み合わせとして4種、これを4列印刷すると、4種の4乗で256種のコードが構成可能となる。トランプカードの52種のカードを256種のコードのどれかにそれぞれ割り当てて、これを対照表としてメモリあるいはプログラムで記憶おき廃棄カード情報取得手段6は、各コード102を特定することで、あらかじめ定めた対照表(図示せず)から少なくともカード3の数(ランク)を特定することができる構成としている。コード102は、紫外光を受けることにより可視化される塗料で印刷され、カード3の種類表記301やインデックス302と重ならない位置に印刷されていることが望ましい。またコード102と組コード情報103コードとカード3の端との間に空白部303が設けられている。また、組コード情報103は、コード102の中に組コード情報を表すインクで一緒に同じ所に印刷してもよい。
次に、カード3の真偽に関する情報からカードの真偽を判定する真偽判定手段9について説明する。真偽検査の対象であるカード3には、上述のように、カード3の真偽を表す情報をコード化して通常では目に見えない状態(例えば紫外線反応インク)で構成される組情報としての組コード情報103が設けられている。組コード情報103は、コードとして異なる波長の光に対して異なる波長スペクトルの光を発光する物質もしくは材料そのもの(例えばインクや塗料など)で構成されている。真偽判定手段9では、組情報取得センサ20が組コード情報103に異なる波長の目に見えない波長の光を照射し、組コード情報103より発光する光の少なくとも2つの異なる波長における光を受けて、これら光の強度の比が同じか否かを真偽判定手段9が判定してカード3の真偽判定を行う機能を備えている。異なる波長スペクトルの光を受けてより複雑な2つ以上の波長の光を分析してもよい。
組コード情報103を読み取る際には、組情報取得センサ20が2種の紫外線を発してカード3上に印刷された組コード情報103に照射し、組コード情報103が発光する異なる波長スペクトルの光を組情報取得センサ20が受光する。真偽判定手段9を含む制御装置14は、マイクロコンピュータおよびメモリ等を含む電子回路で構成され、CPU、ROM、RAM等の通常のコンピュータの構成を有し、組コード情報103の真偽を判定する処理を行う。
次に本発明のテーブルゲームの管理システムに使用する、シャッフルされた所定数のデッキのカードが包装されたパッケージについて説明する(図8参照)。各シャッフルプレイングカードは、所定数のデッキ(通常6、8、9あるいは10デッキ)で構成され、ランダム順にシャッフルされてユニークでかつランダムな並び順に並べられ、ユニークに識別できるシャッフルカードID405(バーコード403あるいはRFIDタグ等)が工場で付されたパッケージ404となるように包装される。
この実施例においてディーリングシュー200のバーコードリーダBR(図9参照)や他のRFIDタグ読み取り手段(図示せず)で読み取られるバーコード403の形態(QRコード(登録商標)のような2次元コードでもよい)あるいはRFIDタグ等の形態でシャッフルカードID405がパッケージ404に付される。パッケージ404は工場で密封材料かシュリンク包装材料で密封される。
この実施例においてディーリングシュー200のバーコードリーダBR(図9参照)や他のRFIDタグ読み取り手段(図示せず)で読み取られるバーコード403の形態(QRコード(登録商標)のような2次元コードでもよい)あるいはRFIDタグ等の形態でシャッフルカードID405がパッケージ404に付される。パッケージ404は工場で密封材料かシュリンク包装材料で密封される。
ユニークなIDコードとしてバーコード403が付与されたパッケージ404はカジノのバックヤードに供給される。バックヤードに運ばれたパッケージ404の全てのシャッフルカードID405が管理制御装置660(図9参照)のデータベース(メモリ等)に登録される(全てのシャッフルカードID405をデータベースに登録する登録ステップとして)。この段階でバックヤードに運ばれたパッケージ404の全てのシャッフルカードID405(バーコード403(QRコードのような2次元コードであってもよい))が基本のデータベースを作成するために登録される。カジノに供給されたパッケージ404の全てのシャッフルカードID405を登録するために、パッケージ404の全てのバーコード403を読む代わりに、工場あるいは後述のカートンID30あるいはパレットID40からのデータを用いてもよい。パッケージ404は工場などからシャッフルプレイングカード3(図6参照)の所定数(例えば18個)のパッケージ404が入った状態のカートンCAで運ばれてよい(いくつかのカートンCAがパレットPAに置かれていてよい)。カートンID30あるいはパレットID40を、工場からバックヤードに運ばれたパッケージ404のIDコードを登録するために用いてもよい。
バーコード403付きのパッケージ404がカジノに運ばれる間カートンCAに保管されカートンCAがパレットPA上に置かれて、バックヤードに保管される。カートン毎に異なるユニークなカートンID30は各カートンCAに付されていてユニークなパレットID40は各パレットPAに付されている。カートンID30は、カートンID30が添付されたカートンCAに納められた全てのパッケージ404のシャッフルカードID405の情報と関連付けられて管理制御装置660(図9参照)のデータベースに予め登録される。パレットID40はパレットPA上の対応するカートンID30と、カートンCAに保管されたパッケージ404のシャッフルカードID405と関連付けられて管理制御装置660のデータベースに予め登録される。パッケージ404の全てのシャッフルカードID405はそのパッケージ404が保管されたカートンID30とパレットID40に関連付けられる。
パッケージ404は通常、カートンCAに保管されたままでバックヤードからゲームテーブル2に運ばれ、パッケージ404を保管するカートンCAは一旦ゲームテーブルの脇のカートンキャビネット501に保管される(図9参照)。カートンキャビネット501には、複数(18個)のパッケージ404を内包した未開封のカートンCAが保管されている。カートンCAにはカートンID30が添付されており、カートンキャビネット501内に設置されたIDコードリーダ551によって、カートンCAに添付されたカートンID30が常時読み続けられている。カートンキャビネット501の蓋552には鍵556が備わっており、鍵556を施錠することによって中のカートンCAを不正に取り出すことを防ぐことができる。カートンキャビネット501に保管されたカートンCAは、次のゲームで使うパッケージ404を収容するための保管箱401内にあるパッケージ404を全て使用した後に、次にゲームで使用するためカートンキャビネット501から取り出され、カートンCAごとパッケージ404が保管箱401に移され、ゲームで使用される。パッケージ404にはシャッフルカードID405が添付されており、パッケージ404はゲームで使用されるために保管箱401から取り出されるまで、保管箱401内に設置されたリーダ(図示せず)によって、シャッフルカードID405が常時読み続けられている。
ゲームが終了し、新たにゲームを始めるために、ディーラはディーリングシュー200内のカード3を新しいセットに交換する。ディーラは新しいセットと交換するために、保管箱401の天面のカバー452aを開けて、保管箱401内のパッケージ404を取り出し、パッケージ404を開封してカードのセット3sを取り出し、ディーリングシュー200にセットする。このため、保管箱401はゲームテーブル2の脇のディーラの横に置かれている。保管箱401の天面の蓋452aには鍵456が備わっており、鍵456を施錠することによって中のパッケージ404を不正に取り出すことを防ぐことができる。次のゲームで使用するために取り出されたパッケージ404は開封前あるいは開封後にIDコードリーダ(ディーリングシュー200のバーコードリーダBR、あるいはカード廃棄装置1の読取り装置100)によってシャッフルカードID405が読み取られる。
ゲーム終了後、ディーリングシュー200内に入っていたカードのセット(例えば8デック)の全てが廃棄カードストッカ19に保管され、場合によりバーコード403が入れられ、さらにデック検査手段13により416枚のカードが揃っていることや、さらに必要によりカードの組情報に問題がないこと、また、後述する実施の形態の改良2)または3)で行う検査の結果、カードのセットに欠陥がないと判明すると、カード廃棄装置1の下方に設けられ、カード廃棄装置1の底面と密接に接している廃棄用キャビネット601の上面にある天面の蓋602が手動または自動で開放され、廃棄用キャビネット601の上面の開口部661が形成される。またカード廃棄装置1の底面には開口部61が設けられており、廃棄用キャビネット601の上面にある天面の蓋602が開放されることによって、カード廃棄装置1の廃棄カードストッカ19に保管されていた廃棄カード3hを含むカードのセット3sが、カード廃棄装置1の底面の開口部61、および廃棄用キャビネット601の上面の開口部661を介して、廃棄用キャビネット601の中に移動(落下)する(図4(a)、図4(b)参照)。廃棄用キャビネット601の中には、各回のゲーム終了後回収したカードを廃棄するための廃棄カードボックス600、600aが2つ並べて保管されており(図9参照)、そのうちカード廃棄装置1の真下に設置されている廃棄カードボックス600の上面が開放されて、または上面の一部に開口部662が設けられており、廃棄用キャビネット601の中に移動(落下)した廃棄カード3hを含むカードのセット3sは、廃棄カードボックス600の中に移動(落下)する(図4(a)、図4(b)参照)。
カードのセット3sを包んでいたパッケージ404と同じカートンCAに梱包されていた全てのパッケージ404に包まれていたカードのセット3sについて、同様に、廃棄カードボックス600内に移動(落下)させ、これらのパッケージ404に包まれていたカードのセット3sが全て廃棄カードボックス600内に収まった後、廃棄カードボックス600が封印される。さらにカードのセット3sを包んでいたパッケージ404が梱包されていたカートンCAのカートンID30が、廃棄カードボックスID50として廃棄カードボックス600に付される。その結果、廃棄カードボックス600には、カートンキャビネット501に保管されていたカートンCAのカートンID30と同じIDの廃棄カードボックスID50が添付される。さらに場合により、カートンCAに梱包されていたすべてのパッケージ404に付されていたバーコード403(シャッフルカードID405)の一覧も、合わせて廃棄カードボックス600に表示される。廃棄カードボックス600が封印され、保管または廃棄する場所へ持ち出された後、新たに廃棄カードボックス600aがカード廃棄装置1の真下の廃棄用キャビネット601内に設置される。なお、廃棄用キャビネット601内に保管されている廃棄カードボックス600および600aに付された廃棄カードボックスID50は、廃棄用キャビネット601のIDコードリーダ651および651aにより常時読み続けられる。廃棄用キャビネット601の蓋652には鍵656が備わっており、鍵656を施錠することによって中の廃棄カードボックス600および600aを不正に取り出すことを防ぐことができる。なお、廃棄用キャビネット601の中には、1つの廃棄カードボックス600だけが収まるようにしてもよい。
管理制御装置660は、カートンキャビネット501のIDコードリーダ551で読まれたカートンID30の情報を記憶し、次に廃棄用キャビネット601に新しい廃棄カードボックス600をセットした際に、廃棄用キャビネット601のIDコードリーダ651で読まれた廃棄カードボックスID50が前記カートンID30と一致するかを検査し、さらに、開封前あるいは開封後にIDコードリーダ(ディーリングシュー200のバーコードリーダBR、あるいはカード廃棄装置1の読取り装置100)で読まれた次にゲームで使うパッケージ404のシャッフルカードID405が、廃棄用キャビネット601で読まれた廃棄カードボックスID50と関連しているかを検査する(図9参照)。その結果、カートンID30と一致しシャッフルカードID405と関連する廃棄カードボックスID50を廃棄カードボックス600が備えることにより、カード3が包装されたパッケージ404が使用前に不正に持ち出されていないかどうかおよび使用後に確実に廃棄されたか否かの管理をカートン単位で実現することができる。
また、ゲームに使用され回収されたカード3aを順次受け入れるとともにディーリングシュー200内に使用されずに残ったカード3rを全て受け入れ可能で、受け入れたカード3を廃棄カードボックス600に移動可能で、廃棄されたカードが所定のデック数分の枚数だけ揃っているか否かを判定するカード廃棄装置1を備えることで、パッケージ404の全てのカード3が使用後に確実に廃棄されたか否かの管理を行うことができる。
(実施の形態2)
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図10(a)、(b)により説明する。この実施形態において、廃棄カード3hは廃棄カードストッカ19に設置された袋70に入れられる。袋70は紙製の袋あるいはプラスチック製の袋を使用できる。袋70は、閉じられた状態の廃棄用キャビネット601の天面の蓋602に支えられる態様で、カード廃棄装置1の廃棄カードストッカ19の内部で保持される(図10(a)参照)。
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図10(a)、(b)により説明する。この実施形態において、廃棄カード3hは廃棄カードストッカ19に設置された袋70に入れられる。袋70は紙製の袋あるいはプラスチック製の袋を使用できる。袋70は、閉じられた状態の廃棄用キャビネット601の天面の蓋602に支えられる態様で、カード廃棄装置1の廃棄カードストッカ19の内部で保持される(図10(a)参照)。
ゲームテーブル2で使用されたカード3aは、カード廃棄装置1の廃棄カード受け台5にセットされ、その後、カード廃棄装置1のデック検査手段13により416枚のカードが揃っていることが検査される(または、後述する実施の形態の改良2)または3)の検査がなされる)。この検査の結果を出力するプリンタPが廃棄用キャビネット601の傍に設置されている。
デック検査手段13による検査の結果、問題がなかった場合、検査の対象となったカード3のセット3sが包装されていたパッケージ404のシャッフルカードID405と「OK」という印字がなされたラベル71がプリンタPより印刷される。ディーラはカード廃棄装置1の取出し用のカバー28を開き、袋70にそのラベル71を貼付する。その後、天面の蓋602を開けることにより、ラベル71が貼付された袋70は廃棄用キャビネット601の内部に設置された廃棄カードボックス600の内部に移動(落下)する(図10(b)参照)。この天面の蓋602の開閉は、廃棄用キャビネット601が備える制御装置が電動シリンダを制御することによって行ってもよい(後述の実施の形態3および図11参照)。
デック検査手段13による検査の結果、問題があった場合、検査の対象となったカードのセット3sが包装されていたパッケージ404のシャッフルカードID405と「NG」(あるいは「再検査」)という印字がなされたラベル71がプリンタPより印刷される。ディーラはカード廃棄装置1の取出し用のカバー28を開き、袋70にそのラベル71を貼付する。その後、天面の蓋602が開くことにより、ラベル71が貼付された袋70は廃棄用キャビネット601の内部に設置された廃棄カードボックス600の内部に移動(落下)する。または、袋70にそのラベルを貼付した後、カード廃棄装置1の取出し用のカバー28を開き、ラベル71が貼付された袋70を上部に引き出して取り出してもよい。
廃棄用キャビネット601の傍に設置されたプリンタPの代わりに、カード廃棄装置1にプリンタP’を設置して、廃棄カードストッカ19の内部に配置された袋70に直接、カード廃棄装置1による検査の結果(「OK」もしくは「NG」(あるいは「再検査」))と検査の対象となったカード3のセット3sが包装されていたパッケージ404のシャッフルカードID405が印刷されてもよい。直接袋70に印字すると、ディーラがカード廃棄装置1の取出し用のカバー28から袋70を上部に引き出して取り出す必要がないため、カード廃棄装置1による検査の結果に問題があったことを周囲に気づかれることを防ぐことができる。また、プリンタPとP’を合わせて使用してもよい。ここで、プリンタPやプリンタP’としては、インクジェットプリンタ等を使用することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図11(a)、図11(b)、図13(a)、図13(b)により説明する。ゲームテーブル2で使用されたカード3は、カード廃棄装置1の廃棄カード受け台5にセットされ、その後、カード廃棄装置1のデック検査手段13により416枚のカードが揃っていることが検査される(または、後述する実施の形態の改良2)または3)の検査がなされる)。この検査の結果を出力するプリンタPが廃棄用キャビネット601の傍に設置されている。この実施形態において、廃棄カード3hは廃棄カードストッカ19に直接入れられているが(図11(a)参照)、必要に応じて廃棄カードストッカ19に設置された袋70に入れられてもよい(実施の形態2参照)。
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図11(a)、図11(b)、図13(a)、図13(b)により説明する。ゲームテーブル2で使用されたカード3は、カード廃棄装置1の廃棄カード受け台5にセットされ、その後、カード廃棄装置1のデック検査手段13により416枚のカードが揃っていることが検査される(または、後述する実施の形態の改良2)または3)の検査がなされる)。この検査の結果を出力するプリンタPが廃棄用キャビネット601の傍に設置されている。この実施形態において、廃棄カード3hは廃棄カードストッカ19に直接入れられているが(図11(a)参照)、必要に応じて廃棄カードストッカ19に設置された袋70に入れられてもよい(実施の形態2参照)。
廃棄用キャビネット601は、天面の蓋602および内部にある廃棄カード振り分け機構671の作動を制御する制御装置614を備える。天面の蓋602の開閉は、例えば電動シリンダの本体615からのロッド616の伸縮によって行うことができる。電動シリンダの本体615内のモータはステッピングモータあるいはサーボモータを使用しているため、正確に開閉量の制御を行うことができる。廃棄カード振り分け機構671における廃棄カードの移動方向を振り分ける板状部材672の向きの制御は、ステッピングモータの軸の回転角制御により行うことができる。
デック検査手段13による検査の結果、パッケージ404中のカードのセット3sに問題がなかった場合、その結果の信号がカード廃棄装置1の制御装置14から管理制御装置660を経由して、廃棄用キャビネット601の制御装置614に送信される(図9、図11(a)参照)。そして、廃棄用キャビネット601が備える制御装置614の指令により廃棄カード根り分け機構671の板状部材672の向きを制御した上で天面の蓋602を開けることにより、OK品のカードのセットが収容される廃棄カードボックス600に廃棄カードストッカ19内のカードを移動させる(図11(a)参照)。ここで、天面の蓋602を開けるタイミングとして、直前に再度IDコードリーダ(ディーリングシュー200のバーコードリーダBR、あるいはカード廃棄装置1の読取り装置100)によって検査の対象となったカードを収容していたパッケージ404のシャッフルカードID405を読み取ることが好ましい。そして、カートンCA中のパッケージ404全て(例えば18箱)の検査終了後、カードのセットが全て問題なかった場合、カートンCA中の各パッケージ404(例えば18箱)のカードのセットが全て問題なかったことを示すための大きな「OK」の印字、カートンCAのカートンID30の印字、および、各パッケージ404のシャッフルカードID405毎に「OK」の印字がされたラベル71aがプリンタPより印刷される(図13(a)参照)。このラベル71aを、カートンCAに入っていた18セット分、OK品のカードのセットが収容された廃棄カードボックス600に添付する。
デック検査手段13による検査の結果、パッケージ404中のカードのセット3sに問題があった場合、その結果の信号がカード廃棄装置1の制御装置14から管理制御装置660を経由して、廃棄用キャビネット601の制御装置614に送信される(図9、図11(b)参照)。そして、廃棄用キャビネット601が備える制御装置614の指令により廃棄カード振り分け機構671の板状部材672の向きを制御した上で天面の蓋602を開けることにより、NG品(あるいは再検査品)のカードのセットが収容される袋670に廃棄カードストッカ19内のカードを移動させる(図11(b)参照)。このNG品のカードのセットが収容された袋670は、収容部の蓋673を開けて取り出されることにより、NG品(あるいは再検査品)のカードのセットの状況を速やかに確認することができる。この蓋673には、鍵674が備わっており、鍵674を施錠することによって中の袋670を不正に取り出すことを防ぐことができる。そして、カートンCA中のパッケージ404全て(例えば18箱)の検査終了後、カートンCA中に問題があったパッケージ404があったことを示すための大きな「NG」(あるいは「再検査」)の印字、カートンCAのカートンID30の印字、および、各パッケージ404のシャッフルカードID405毎に「OK」または「NG」の印字がされたラベル71bがプリンタPより印刷される(図13(b)参照)。このラベル71bを、カートンCAに入っていた18セット分のうちOK品のカードのセットが収容された廃棄カードボックス600に添付する。また、このラベル71bをNG品のカードのセットが収容された袋670にも添付してもよい。
OK品のカードのセットが収容される廃棄カードボックス600には、カートンキャビネット501に保管されていたカートンCAのカートンID30と同じIDの廃棄カードボックスID50が添付されている。この廃棄カードボックスID50は、廃棄用キャビネット601のIDコードリーダ651によって常時読み続けられる。
(実施の形態4)
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図12(a)、図13(c)、図13(d)により説明する。OK品のカードのセットが収容される廃棄カードボックスのサイズを小さくして、廃棄用キャビネット601内に2個あるいは3個収容されるようにして、9セットあるいは6セットのカードセットを収容する毎に廃棄カードボックス600、600aを廃棄用キャビネット601内で順次入れ替えるようにしてもよい(NG品のカードのセットが収容される袋670は1個でもよい)(図12(a)参照)。
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図12(a)、図13(c)、図13(d)により説明する。OK品のカードのセットが収容される廃棄カードボックスのサイズを小さくして、廃棄用キャビネット601内に2個あるいは3個収容されるようにして、9セットあるいは6セットのカードセットを収容する毎に廃棄カードボックス600、600aを廃棄用キャビネット601内で順次入れ替えるようにしてもよい(NG品のカードのセットが収容される袋670は1個でもよい)(図12(a)参照)。
カートンCA中の各パッケージ404(例えば18箱)のカードのセットのうち、9箱のパッケージについてカードのセットが全て問題なかった場合、この9箱のパッケージが全て問題なかったことを示すための大きな「OK」の印字、カートンCAのカートンID30の印字、および、各パッケージ404のシャッフルカードID405毎に「OK」の印字がされたラベル71cがプリンタPより印刷される(図13(c)参照)。このラベル71cには、一つのカートンCAに対して2個あるいは3個使用する廃棄カードボックス毎に異なる連番72を振ることができる。例えば、カートンCA中の18箱のパッケージ404のうち最初の9箱分のカードセットを収容した廃棄カードボックスに貼るラベルには「▲1▼」、残りの9箱分のカードセットを収容した廃棄カードボックスに貼るラベルには「▲2▼」の連番72を振ることができる。このラベル71cを、9箱のパッケージ分のOK品のカードのセットが収容された廃棄カードボックス600に添付したうえで、廃棄カードボックス600、600aを廃棄用キャビネット601内で順次入れ替える。
カートンCA中の各パッケージ404(例えば18箱)のカードのセットのうち、9箱のパッケージについていずれかのカードのセットに問題があった場合、9箱のパッケージの検査終了後、カートンCA中に問題があったパッケージ404があったことを示すための大きな「NG」(あるいは「再検査」)の印字、カートンCAのカートンID30の印字、および、各パッケージ404のシャッフルカードID405毎に「OK」または「NG」の印字がされたラベル71dがプリンタPより印刷される(図13(d)参照)。このラベル71dを、9箱のパッケージ分のうちOK品のカードのセットが収容された廃棄カードボックス600に添付したうえで、廃棄カードボックス600、600aを廃棄用キャビネット601内で順次入れ替える。また、このラベル71dをNG品のカードのセットが収容された袋670にも添付してもよい。
廃棄用キャビネット601内に保管されている廃棄カードボックス600および600aに付された廃棄カードボックスID50は、廃棄用キャビネット601のIDコードリーダ651および651aにより常時読み続けられるようにしてもよい(図12(a)参照)。
また、所定数(例えばパッケージ9箱分)のカードのセットが収容された廃棄カードボックス600aに付された廃棄カードボックスID50だけを読み続けられるようにしてもよい(図12(b)参照)。ここで、所定数のカードのセットが収容された廃棄カードボックスだけ廃棄カードボックスID50を読み続けるためのIDコードリーダ651aの作動タイミングと廃棄カードボックスの動きについて時系列で説明する。まず、使用前の廃棄カードボックス(例えば2つ)にカートンCAのカートンID30と同じIDの廃棄カードボックスID50を添付する。この廃棄カードボックスID50の添付は、カートンキャビネット501に保管されていたカートンCAを開封して中身のパッケージ404を保管箱401に移す時に行うのが好ましい。次に廃棄カードボックスID50が添付された廃棄カードボックスを廃棄用キャビネット601にセットする。最初は廃棄カードボックス600と600a共に空の状態で、廃棄用キャビネット601のIDコードリーダ651aは廃棄カードボックスID50の読み取りを行わない。ゲームが進行し、所定数(例えばパッケージ9箱分)のカードのセットが廃棄カードボックス600に収容され、1枚目のラベル(71cあるいは71d)がプリンタPから打ち出された時点で、IDコードリーダ651aの読み取りを開始させる。そして、廃棄用キャビネット601の扉を開けて廃棄カードボックス600と600a同士を交換し、所定数(例えばパッケージ9箱分)のカードのセットが収容された方の廃棄カードボックスにこの一枚目のラベルを添付し、この所定数のカードのセットが収容された廃棄カードボックス600aに付された廃棄カードボックスID50を読み取る(図12(b)参照)。そして更に所定数(例えばパッケージ9箱分)のカードのセットが廃棄カードボックス600に収容され、最後のラベル(71cあるいは71d)がプリンタPから打ち出された時点で、廃棄用キャビネット601の扉を開けてこれらの廃棄カードボックス600、600aを取り出した時に廃棄カードボックスID50の読み取り停止ボタン(図示せず)を押すことで、廃棄カードボックスID50の読み取りを停止させるようにすればよい。このようにすれば、誤って空の状態の廃棄カードボックス600aの廃棄カードボックスID50を読むことを防ぐことができる。
また、カード廃棄装置1から廃棄カード3hが入り続けている廃棄カードボックス600だけを常時読み続けられるようにしてもよい(図12(c)参照)。
また必要に応じて、OK品のカードのセットが収容される廃棄カードボックス600内に廃棄カードストッカ19内のカードを確実に移動させるため、廃棄用キャビネット601内に廃棄カードガイド675を設けてもよい(図12(a)参照)。
(実施の形態5)
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図14により説明する。ゲームテーブル2で使用されたカード3は、カード廃棄装置1の廃棄カード受け台5にセットされ、その後、カード廃棄装置1のデック検査手段13により416枚のカードが揃っていることが検査される(または、後述する実施の形態の改良2)または3)の検査がなされる)。この検査の結果を出力するプリンタPが廃棄用キャビネット601の傍に設置されている。この実施形態において、廃棄カード3hは廃棄カードストッカ19に直接入れられているが(図14参照)、必要に応じて廃棄カードストッカ19に設置された袋70に入れられてもよい(実施の形態2参照)。
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図14により説明する。ゲームテーブル2で使用されたカード3は、カード廃棄装置1の廃棄カード受け台5にセットされ、その後、カード廃棄装置1のデック検査手段13により416枚のカードが揃っていることが検査される(または、後述する実施の形態の改良2)または3)の検査がなされる)。この検査の結果を出力するプリンタPが廃棄用キャビネット601の傍に設置されている。この実施形態において、廃棄カード3hは廃棄カードストッカ19に直接入れられているが(図14参照)、必要に応じて廃棄カードストッカ19に設置された袋70に入れられてもよい(実施の形態2参照)。
デック検査手段13による検査の結果、パッケージ404中のカードのセット3sに問題がなかった場合、その結果の信号がカード廃棄装置1の制御装置14から管理制御装置660を経由して、廃棄用キャビネット601の制御装置614に送信される(図9、図14参照)。そして、廃棄用キャビネット601が備える制御装置614の指令により廃棄カード振り分け機構671の板状部材672の向きを制御した上で天面の蓋602を開けることにより、OK品のカードのセットが収容される廃棄カードボックス600の通常廃棄カード収容部681に廃棄カードストッカ19内のカードを移動させる。ここで、天面の蓋602を開けるタイミングとして、直前に再度IDコードリーダ(ディーリングシュー200のバーコードリーダBR、あるいはカード廃棄装置1の読取り装置100)によって検査の対象となったカードを収容していたパッケージ404のシャッフルカードID405を読み取ることが好ましい。そして、カートンCA中のパッケージ404全て(例えば18箱)の検査終了後、カードのセットが全て問題なかった場合、カートンCA中の各パッケージ404(例えば18箱)のカードのセットが全て問題なかったことを示すための大きな「OK」の印字、カートンCAのカートンID30の印字、および、各パッケージ404のシャッフルカードID405毎に「OK」の印字がされたラベル71aがプリンタPより印刷される(図13(a)参照)。このラベル71aを、カートンCAに入っていた18セット分、OK品のカードのセットが通常廃棄カード収容部681に収容された廃棄カードボックス600に添付する。
デック検査手段13による検査の結果、パッケージ404中のカードのセット3sに問題があった場合、その結果の信号がカード廃棄装置1の制御装置14から管理制御装置660を経由して、廃棄用キャビネット601の制御装置614に送信される(図9、図14参照)。そして、廃棄用キャビネット601が備える制御装置614の指令により廃棄カード振り分け機構671の板状部材672の向きを制御した上で天面の蓋602を開けることにより、NG品(あるいは再検査品)のカードのセットが収容される廃棄カードボックス600の異常廃棄カード収容部682に廃棄カードストッカ19内のカードを移動させる。ここで、異常廃棄カード収容部682のサイズは、通常廃棄カード収容部681より小さいサイズでよい。そして、カートンCA中のパッケージ404全て(例えば18箱)の検査終了後、カートンCA中に問題があったパッケージ404があったことを示すための大きな「NG」(あるいは「再検査」)の印字、カートンCAのカートンID30の印字、および、各パッケージ404のシャッフルカードID405毎に「OK」または「NG」の印字がされたラベル71bがプリンタPより印刷される(図13(b)参照)。このラベル71bを、カートンCAに入っていた18セット分のうちOK品のカードのセットが通常廃棄カード収容部681に収容され、NG品のカードのセットが異常廃棄カード収容部682に収容された廃棄カードボックス600に添付する。
(実施の形態6)
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図15により説明する。本実施形態においては、各回のゲーム終了後回収したカードを廃棄するためのカードの収容先として、紙製の廃棄カードボックス600の代わりに、金属製あるいはプラスチック製の廃棄カードボックス700を使用する。この廃棄カードボックス700は金属製あるいはプラスチック製であるため、収容した廃棄カード3hを処分した後に、再使用することが可能である。この廃棄カードボックス700は廃棄用キャビネット701内にセットされる。廃棄カードボックス700のサイズを小さくして、廃棄用キャビネット701内に2個あるいは3個収容されるようにして、9セット(あるいは6セット)のカードセットを収容する毎に廃棄カードボックス700を廃棄用キャビネット701内で順次入れ替えるようにしてもよい。なお、廃棄用キャビネット701の中には、1つの廃棄カードボックス700だけが収まるようにしてもよい。
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図15により説明する。本実施形態においては、各回のゲーム終了後回収したカードを廃棄するためのカードの収容先として、紙製の廃棄カードボックス600の代わりに、金属製あるいはプラスチック製の廃棄カードボックス700を使用する。この廃棄カードボックス700は金属製あるいはプラスチック製であるため、収容した廃棄カード3hを処分した後に、再使用することが可能である。この廃棄カードボックス700は廃棄用キャビネット701内にセットされる。廃棄カードボックス700のサイズを小さくして、廃棄用キャビネット701内に2個あるいは3個収容されるようにして、9セット(あるいは6セット)のカードセットを収容する毎に廃棄カードボックス700を廃棄用キャビネット701内で順次入れ替えるようにしてもよい。なお、廃棄用キャビネット701の中には、1つの廃棄カードボックス700だけが収まるようにしてもよい。
カード廃棄装置1の廃棄カードストッカ19に保管されていた廃棄カード3hを含むカードのセット3sは、カード廃棄装置1の真下に設置されている廃棄カードボックス700の中に移動(落下)する(図15、図16参照)。この廃棄カードボックス700の天面には内部に収容されたカードを取り出すことを防ぐためのスライド蓋704が配置されている。以下、廃棄カードボックス700の天面に配置されたスライド蓋704の作動について、図16〜図19を用いて説明する。ここで、図16および図18は、図15中のA−A箇所を断面とする側断面図(A−A矢視図)である。ゲーム終了後、カード廃棄装置1の廃棄カードストッカ19に保管されていたカードのセットが、廃棄用キャビネット701の上面にあるカード廃棄装置1の蓋602が開放されることによって、カード廃棄装置1の底面の開口部61、および廃棄用キャビネット701の上面の開口部761、および廃棄用キャビネット701の天面に配置されたスライド蓋704の開口部763、および廃棄カードボックス700の天面の開口部762を介して、廃棄用キャビネット701の中に移動(落下)する(図4(a)、図4(b)、図16、図17参照)。
所定数(例えばパッケージ9箱分)のカードのセットが廃棄カードボックス700に収容され、ラベル(71cあるいは71d、図13(c)、図13(d)参照)がプリンタPから打ち出された時点で、スライド蓋704を手動あるいは自動でスライドさせることにより、廃棄カードボックス700の開口部762を塞ぐ(図18、図19参照)。廃棄用キャビネット701の扉752を開けることなく手動で廃棄カードボックス700のスライド蓋704を操作(スライド)するために、例えば、スライド蓋704の天面にスライド蓋操作用ピン705を設け、廃棄用キャビネット701の天面に設けたスライド蓋操作用の開口部702から手(指)を入れ、このスライド蓋操作用ピン705を操作するとよい。ここで、このスライド蓋操作用の開口部702の位置と廃棄カードボックス700の開口部762の位置とは重ならず、また、スライド蓋操作用の開口部702の大きさをスライド蓋704の操作に必要な大きさを超えないようにして、このスライド蓋操作用の開口部702を通して廃棄用キャビネット701内の廃棄カードボックス700から廃棄カード3hを拔き取ることができないようにする。一方、自動で廃棄カードボックス700のスライド蓋704をスライドさせるためには、別途、廃棄用キャビネット701の内部に設けたスライド蓋スライド装置(図示せず)を用いればよい。
ここで、所定数(例えばパッケージ9箱分)のカードのセットが廃棄カードボックス700に収容される前の、廃棄カードボックス700の開口部762がスライド蓋704で塞がれていない状態(図16、図17参照)においては、廃棄用キャビネット701の扉752が鍵756でロックされている。その後、所定数のカードのセットが廃棄カードボックス700に収容された後に、廃棄カードボックス700の開口部762がスライド蓋704で塞がれ、スライド蓋704をロックするロック機構である鍵706がかけられた状態(図18、図19、図21(b)、図22(b)参照)にならないと、廃棄用キャビネット701の扉752を開けることができないよう鍵756を制御することにより、廃棄カードボックス700への廃棄カード3hの収容開始から終了まで、廃棄用キャビネット701から廃棄カードボックス700が不正に取り出され廃棄カードボックス700から不正に廃棄カード3hが取り出されることを防ぐことができる。スライド蓋704をロックする鍵706がかけられた状態(図18、図19、図21(b)、図22(b)参照)であるかどうかは、例えばセンサ(図示せず)により検知してもよい。所定数のカードのセットが収容された廃棄カードボックス700は、スライド蓋704が施錠されたままで、一旦廃棄用キャビネット701内で廃棄カードボックス700同士の入れ替えにより一時保管された後、最終的に廃棄カードを保管または廃棄する場所へ持ち出される。
スライド蓋704の形状として、廃棄カードボックス700の開口部762を塞ぐ状態と塞がない状態を切り替えることができる形状であれば、スライド蓋704の内部に開口部763が設けられているもの(図17、図19、図20(a)参照)に限定されない。スライド蓋704の内部に開口部763を備えない例として、例えば、図20(b)や図20(c)に示す形状のスライド蓋704を用いることができる。
廃棄カードボックス700の開口部762が塞がれた状態を保つためにスライド蓋704をロックするためのロック機構である鍵706は、手動あるいは自動でかけることができる。手動で鍵706をかける際、廃棄用キャビネット701の天面に設けられた鍵操作用穴703から鍵706を操作することができる(図17、図19参照)。鍵706の機構として、例えばプッシュ式の鍵として、スライド蓋704を動かすことができる状態(廃棄カードボックス700に鍵706が嵌めこまれていない状態)(図21(a)参照)と、スライド蓋704を動かすことができない状態(廃棄カードボックス700に鍵706が嵌めこまれた状態)(図21(b)参照)を切り替えできるようにするとよい。鍵706の設置場所はスライド蓋704に限らず、廃棄カードボックス700の本体に設けてもよい。鍵706は鍵開閉機707の作動により、例えば、カード廃棄装置1のデック検査手段13の判定の完了信号に基づき自動で施錠することもできる(図4(a)、図22(a)、図22(b)参照)。鍵開閉機707の設置場所はスライド蓋704あるいは廃棄カードボックス700の本体に限らず、廃棄用キャビネット701に設けてもよい。
廃棄カードボックス700の中には、さらに紙製の廃棄カードボックス600を装着することができる。これにより、廃棄カードの廃棄をスムーズに行うことができる。この場合、廃棄カードボックス700には紙製の廃棄カードボックス600の出し入れを可能とするための扉、および、この扉をロックするための鍵を更に備える(図示せず)。
また、廃棄カードボックス700がさらに、内部に収容されたカードを取り出すことを防ぐための蓋、および、蓋をロックするロック機構を備えることで、セキュリティ性が向上する。そして、廃棄用キャビネット701がさらに、廃棄用キャビネット701の外部から廃棄カードボックス700の蓋を操作するための開口部702を備えることにより、廃棄用キャビネット701内の廃棄カードボックス700の開口部762から廃棄カード3hを抜き取ることができないようにすることができ、セキュリティ性が向上する。
また、廃棄カードボックスの蓋をロックするロック機構は、前記デック検査手段の判定の完了信号で作動させることで、自動的にロックを行うことができる。
(実施の形態7)
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図24(a)により説明する。本実施の形態において、廃棄カードボックス700、700aは、金属製あるいはプラスチック製の代わりに紙製の廃棄カードボックス600であってもよい。
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図24(a)により説明する。本実施の形態において、廃棄カードボックス700、700aは、金属製あるいはプラスチック製の代わりに紙製の廃棄カードボックス600であってもよい。
廃棄カードボックス700の使用に先立ち、カードのセット3sを包んでいたパッケージ404が梱包されていたカートンCAのカートンID30が、廃棄カードボックスID750として廃棄カードボックス700に付される。その結果、廃棄カードボックス700には、カートンキャビネット501に保管されていたカートンCAのカートンID30と同じIDの廃棄カードボックスID750が添付される。廃棄カードボックスID750が添付された廃棄カードボックス700は廃棄カードボックスキャビネット701内のカード廃棄装置1の真下の位置に設置され、廃棄カードボックス700に所定数のカードのセットが収容されるまで、この廃棄カードボックスID750は廃棄用キャビネット701のIDコードリーダ751によって常時読み続けられる。
カートンCA中の各パッケージ404(例えば18箱)のカードのセットのうち、9箱のパッケージについてカードのセットが全て問題なかった場合、この9箱のパッケージが全て問題なかったことを示すための大きな「OK」の印字、カートンCAのカートンID30の印字、および、各パッケージ404のシャッフルカードID405毎に「OK」の印字がされたラベル71cがプリンタPより印刷される(図13(c)参照)。このラベル71cには、一つのカートンCAに対して2個あるいは3個使用する廃棄カードボックス毎に異なる連番72を振ることができる。例えば、カートンCA中の18箱のパッケージ404のうち最初の9箱分のカードセットを収容した廃棄カードボックスに貼るラベルには「▲1▼」、残りの9箱分のカードセットを収容した廃棄カードボックスに貼るラベルには「▲2▼」の連番72を振ることができる。このラベル71cを、9箱のパッケージ分のOK品のカードのセットが収容された廃棄カードボックス700に添付したうえで、廃棄カードボックス700、700aを廃棄用キャビネット701内で順次入れ替える。
カートンCA中の各パッケージ404(例えば18箱)のカードのセットのうち、9箱のパッケージについていずれかのカードのセットに問題があった場合、9箱のパッケージの検査終了後、カートンCA中に問題があったパッケージ404があったことを示すための大きな「NG」(あるいは「再検査」)の印字、カートンCAのカートンID30の印字、および、各パッケージ404のシャッフルカードID405毎に「OK」または「NG」の印字がされたラベル71dがプリンタPより印刷される(図13(d)参照)。このラベル71dを、9箱のパッケージ分のうちOK品のカードのセットが収容された廃棄カードボックス700に添付したうえで、廃棄カードボックス700、700aを廃棄用キャビネット701内で順次入れ替える。また、このラベル71dをNG品のカードのセットが収容された袋670にも添付してもよい。
ラベル71c、71dは、廃棄カードボックスID750の上から貼りつけて、IDコードリーダ751(751a、751b)で読み取りを行ってもよく、また、このラベルを廃棄カードボックスID750と別の場所に貼り付け、別のコードリーダを用いて(図示せず)読み取りを行ってもよい。廃棄カードボックス700aのラベル71c、71dは、廃棄カードボックス700aが廃棄カードボックスキャビネット701から取り出されるまで、常時読み続けられる。
(実施の形態8)
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図24(a)、図24(b)、図25、図26(a)、図26(b)、図27(a)、図27(b)により説明する。カード廃棄装置1のデック検査手段13による検査の結果に応じて、カードのセットのOK品とNG品(あるいは再検査品)を別々に振り分ける廃棄カード振り分け機構671は、廃棄用キャビネット601に設けられている場合(図11(a)、図11(b)参照)に限らない。カード廃棄装置1に設けられている場合や(図24(a)、図24(b)参照)、廃棄カード振り分け機構671がカード廃棄装置1と廃棄用キャビネット601の間に設けられている場合もある(図示せず)。
次に、本発明のテーブルゲームの管理システムの別の実施形態について図24(a)、図24(b)、図25、図26(a)、図26(b)、図27(a)、図27(b)により説明する。カード廃棄装置1のデック検査手段13による検査の結果に応じて、カードのセットのOK品とNG品(あるいは再検査品)を別々に振り分ける廃棄カード振り分け機構671は、廃棄用キャビネット601に設けられている場合(図11(a)、図11(b)参照)に限らない。カード廃棄装置1に設けられている場合や(図24(a)、図24(b)参照)、廃棄カード振り分け機構671がカード廃棄装置1と廃棄用キャビネット601の間に設けられている場合もある(図示せず)。
また、廃棄カード振り分け機構671に対してカードのセット(例えば8デッキのカード)が一度に板状部材672にのしかかる際にも板状部材672の位置が固定された状態を保つため、廃棄カード振り分け機構671であるモータの軸に板状部材672の一方の端部を固定し、さらに、板状部材672のもう一方の端部を下から支えるための支え部材711を廃棄カード振り分け機構671の上部に2カ所配置して、支え部材711同士の間を板状部材672が移動可能な構成にすることができる(図25参照)。
また、板状部材672を使用する代わりに、NG品(あるいは再検査品)のカードのセットをNG品(あるいは再検査品)のカードのセットが収容される袋670に移動させる斜面を備えた廃棄カード振り分け部材721を用いることもできる(図26(a)、図26(b)参照)。廃棄カード振り分け部材721の移動は、例えば電動シリンダの本体715からのロッド716の伸縮によって行うことができる。
また、板状部材672を使用する代わりに、OK品のカードのセットが収容される廃棄カードボックス700およびNG品(あるいは再検査品)のカードのセットが収容される袋670を載せた台車732を使用し、廃棄用キャビネット701内で台車732を移動させることにより廃棄カードの振り分けを行うこともできる(図27(a)、図27(b)参照)。台車732の移動は、廃棄カード振り分け機構731であるモータの駆動によって行うことができる。
以下の機能について実施の形態の改良として、本願発明の一部をなす。
1)各回のゲームに使用するためにゲームテーブル上に配られた数枚のカードセットのそれぞれのカードの少なくとも数(ランク)と枚数の情報を得る手段(ディーリングシュー)を備え、カード廃棄装置とディーリングシューとは通信装置で接続される点。
2)カード配布装置(ディーリングシュー)より得たカードセットの各カードのランク情報とカード廃棄装置が読んだ廃棄カードの各カードの情報とを比較し、前記両情報が一致するか否かを検査することにより廃棄カードにおける各ゲーム毎の異常を検査する不正検査技術。
3)ゲームテーブル上に載せられた後各回のゲームに使用されずに残ったカードから前記廃棄カード清報取得手段により数(ランク)の情報を取得し、各回のゲームに使用された各カードセットの既に得られたカードの数(ランク)の情報と合わせて、カードの数(ランク)毎にカード枚数を計測し、前記排出口に投入された全てのカードが数(ランク)毎に所定のデック数分の枚数だけ揃っているか否かを判定するデック検査手段。
1)各回のゲームに使用するためにゲームテーブル上に配られた数枚のカードセットのそれぞれのカードの少なくとも数(ランク)と枚数の情報を得る手段(ディーリングシュー)を備え、カード廃棄装置とディーリングシューとは通信装置で接続される点。
2)カード配布装置(ディーリングシュー)より得たカードセットの各カードのランク情報とカード廃棄装置が読んだ廃棄カードの各カードの情報とを比較し、前記両情報が一致するか否かを検査することにより廃棄カードにおける各ゲーム毎の異常を検査する不正検査技術。
3)ゲームテーブル上に載せられた後各回のゲームに使用されずに残ったカードから前記廃棄カード清報取得手段により数(ランク)の情報を取得し、各回のゲームに使用された各カードセットの既に得られたカードの数(ランク)の情報と合わせて、カードの数(ランク)毎にカード枚数を計測し、前記排出口に投入された全てのカードが数(ランク)毎に所定のデック数分の枚数だけ揃っているか否かを判定するデック検査手段。
各種の廃棄カードボックスは紙製に限らず、例えばプラスチック製や金属製であってもよい。また、容易に中身の廃棄カード3hを取り出せないように各種の廃棄カードボックスの開口部は手が入らない程度に縦方向が狭くてもよいし、さらに開口部付近の内部に廃棄カード取り出し防止部材を設けてもよい(図示せず)。また、廃棄カード振り分け機構671は廃棄用キャビネット601の内部に限らず、カード廃棄装置1に設けられていてもよい。
以上、本発明の各種の実施の形態を説明したが、上述の実施の形態は、本発明の範囲内で当業者により変形可能なことはもちろんである。例えば、本発明により、バカラ以外のゲームにおける不正が検出されてもよい。このとき、適用されるゲームでの必要に応じて、本実施の形態の装置が適当に変形されてよい。
1 カード廃棄装置
2 テーブル
3 カード
3c カットカード
3s カードのセット
3r 残りのカード
3a ゲーム使用後のカード
3h 廃棄カード
4 排出口
8 枚数カウンタ
13 デック検査手段
14 制御装置
19 廃棄カードストッカ
28 取出用のカバー
30 カートンID
50 廃棄カードボックスID
70 袋
71 ラベル
P、P’ プリンタ
BR バーコードリーダ
CA カートン
PA パレット
100 読取り装置
200 ディーリングシュー
401 保管箱
403 バーコード
404 パッケージ
405 シャッフルカードID
501 カートンキャビネット
551 IDコードリーダ
552 蓋
556 鍵
600、600a 廃棄カードボックス
601 廃棄用キャビネット
602 天面の蓋
614 制御装置
651、651a IDコードリーダ
652 蓋
660 管理制御装置
670 袋
671 廃棄カード振り分け機構
673 蓋
674 鍵
700、700a 廃棄カードボックス
701 廃棄用キャビネット
702 開口部
703 鍵操作用穴
704、704a スライド蓋
705 スライド蓋操作用ピン
706 鍵
707 鍵開閉機
711 支え部材
715 電動シリンダの本体
716 ロッド
721 廃棄カード振り分け部材
731 廃棄カード振り分け機構
732 台車
750 廃棄カードボックスID
751、751a、751b IDコードリーダ
752 扉
756 鍵
761 開口部
762 開口部
763 開口部
2 テーブル
3 カード
3c カットカード
3s カードのセット
3r 残りのカード
3a ゲーム使用後のカード
3h 廃棄カード
4 排出口
8 枚数カウンタ
13 デック検査手段
14 制御装置
19 廃棄カードストッカ
28 取出用のカバー
30 カートンID
50 廃棄カードボックスID
70 袋
71 ラベル
P、P’ プリンタ
BR バーコードリーダ
CA カートン
PA パレット
100 読取り装置
200 ディーリングシュー
401 保管箱
403 バーコード
404 パッケージ
405 シャッフルカードID
501 カートンキャビネット
551 IDコードリーダ
552 蓋
556 鍵
600、600a 廃棄カードボックス
601 廃棄用キャビネット
602 天面の蓋
614 制御装置
651、651a IDコードリーダ
652 蓋
660 管理制御装置
670 袋
671 廃棄カード振り分け機構
673 蓋
674 鍵
700、700a 廃棄カードボックス
701 廃棄用キャビネット
702 開口部
703 鍵操作用穴
704、704a スライド蓋
705 スライド蓋操作用ピン
706 鍵
707 鍵開閉機
711 支え部材
715 電動シリンダの本体
716 ロッド
721 廃棄カード振り分け部材
731 廃棄カード振り分け機構
732 台車
750 廃棄カードボックスID
751、751a、751b IDコードリーダ
752 扉
756 鍵
761 開口部
762 開口部
763 開口部
Claims (4)
- テーブルゲームの管理システムであり、
シャッフルされた所定数のデッキのカードが包装されたパッケージと、
前記パッケージには、パッケージ毎に異なるユニークなシャッフルカードIDが添付されており、
所定数の前記パッケージが収められたカートンと、
前記カートンには、カートン毎に異なるユニークなカートンIDが添付されており、さらに、前記カートンIDは、前記カートンIDが添付されたカートンに収められた全てのパッケージのシャッフルカードIDの情報と関連しており、
前記カートンを保管することができるIDコードリーダが備わったカートンキャビネットと、
次のゲームで使用するパッケージのシャッフルカードIDを読むことが可能なIDコードリーダと、
各回のゲーム終了後回収したカードを廃棄するための廃棄カードボックスと、
前記廃棄カードボックスには、前記カートンキャビネットに保管されていたカートンのカートンIDと同じIDの廃棄カードボックスIDが添付されており、
前記廃棄カードボックスを保管することができるIDコードリーダが備わった廃棄用キャビネットと、
前記カートンキャビネットのIDコードリーダで読まれたカートンIDの情報を記憶し、次に廃棄用キャビネットに新しい廃棄カードボックスをセットした際に、廃棄用キャビネットのIDコードリーダで読まれた廃棄カードボックスIDが前記カートンIDと一致するかを検査し、さらに、IDコードリーダで読まれた次にゲームで使うパッケージのシャッフルカードIDが、廃棄用キャビネットで読まれた廃棄カードボックスIDと関連しているかを検査する管理制御装置を有する、
テーブルゲームの管理システム。 - 前記パッケージから取り出され、ディーリングシューによりゲームテーブルに配られた前記シャッフルされた所定数のデッキのカードを、ゲーム使用後に廃棄するカード廃棄装置を更に備え、
前記カード廃棄装置が、
廃棄するカードを受け入れる排出口と、
前記排出口より受け入れたカードの枚数をカウントし記憶する枚数カウンタと、
前記排出口に投入されたカードを受け入れる廃棄カードストッカと、
前記排出口に投入された全てのカードが前記所定のデッキ数分の枚数だけ揃っているか否かを判定するデック検査手段と、を備え、
前記廃棄カードストッカは、前記ディーリングシューから配布されゲームに使用され回収されたカードを順次受け入れるとともに、前記ディーリングシュー内に使用されずに残ったカードを全て受け入れ可能な構造であり、さらに受け入れたカードを前記廃棄用キャビネットに保管された前記廃棄カードボックスに移動可能な構造であり、
前記デック検査手段は、前記枚数カウンタによりカウントされた各回のゲームに使用されたカードの枚数と、前記ディーリングシュー内に使用されずに残ったカードの枚数とを総合計数し、廃棄されたカードが所定のデック数分の枚数だけ揃っているか否かを判定するものである、請求項1に記載のテーブルゲームの管理システム。 - 前記廃棄カードボックスがさらに、内部に収容されたカードを取り出すことを防ぐための蓋および前記蓋をロックするロック機溝を備え、
前記廃棄用キャビネットがさらに、前記廃棄用キャビネットの外部から前記廃棄カードボックスの蓋を操作するための開口部を備えるものである、請求項1または2に記載のテーブルゲームの管理システム。 - 前記廃棄カードボックスの蓋をロックするロック機構は、前記デック検査手段の判定の完了信号で作動させる、請求項3に記載のテーブルゲームの管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014267159A JP2016112366A (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | テーブルゲームの管理システム |
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ID=56140396
Family Applications (1)
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2014
- 2014-12-12 JP JP2014267159A patent/JP2016112366A/ja active Pending
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