JP2016111882A - 回転電機 - Google Patents

回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016111882A
JP2016111882A JP2014249491A JP2014249491A JP2016111882A JP 2016111882 A JP2016111882 A JP 2016111882A JP 2014249491 A JP2014249491 A JP 2014249491A JP 2014249491 A JP2014249491 A JP 2014249491A JP 2016111882 A JP2016111882 A JP 2016111882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
stator
rotating electrical
electrical machine
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014249491A
Other languages
English (en)
Inventor
明仁 中原
Akihito Nakahara
明仁 中原
見多 出口
Kenta Deguchi
見多 出口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2014249491A priority Critical patent/JP2016111882A/ja
Publication of JP2016111882A publication Critical patent/JP2016111882A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

【課題】トルクリプルおよび巻線に生じる渦電流損を低減した回転電機を提供する。【解決手段】回転電機の固定子2は、巻線5が納められる固定子のスロット20のギャップ側開口部に、スロット20を閉塞し、当該スロットの開口幅300方向に対して中央に向けてスロット深さ方向の厚みが減少する磁性体を有する部材200を設けた。【選択図】図5

Description

本発明は、回転電機に関するものである。
背景技術として、特開2013−34350号公報には、回転電機固定子において、巻線コイルに発生し得る渦電流を抑制しながら、回転電機が出力するトルクを確保するため,回転電機固定子を、一体型のステータコアと、ステータコアのティース16に所定の巻数で巻回される巻線コイル20と、巻線コイル20の最内周コイルのさらに内周側に配置される磁性体の鍔部材30とを備え,鍔部材30は、周方向に沿った長さCは、最内周コイルの周方向に沿った長さよりも短く設定した構成が示されている。
また、特開2011−130556号公報には、回転電機において渦電流損失の発生を抑制するため,ティース部521bの先端側には、コイル522をヨーク部521a側に押さえつける略環状の押さえ部材525が設けられている。押さえ部材525は、先端側に環状の非磁性体525aが配設され、この非磁性体525aおよびコイル522の間に環状の磁性体525bが配設されている。非磁性体525aおよび磁性体525bを有する押さえ部材525により、フラックスバリアを構成した回転電機ステータが示されている。
特開2013−34350号公報 特開2011−130556号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2のように環状あるいは鍔状の押さえ部材を用いた場合,スロットに挿入する磁性体の固定が不十分な場合に空隙において回転子に接触する懸念が生じる。
また,磁性体の部材と鉄心との磁気ギャップが大きい場合,特に巻線に大きな電流が流れる運転条件において磁性体における磁気飽和によって渦電流損やトルクリプルの低減効果が減少する可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、トルクリプルおよび巻線に生じる渦電流損を低減した回転電機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、スロットを閉塞し,スロットの開口幅方向に対して中央に向けてスロット深さ方向の厚みが減少する磁性体を有する部材を設けたことを特徴とする。
本発明の効果は、回転電機の出力低下を抑制しつつ,トルクリプルおよび巻線に生じる渦電流損を低減することにある。上記した以外の課題、構成および効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明による回転電機の外観図である。 本発明による回転電機全体について一部周長をカットして示した図である。 本発明による回転電機全体を構成部位ごとに分解した図である。 本発明による回転電機の固定子を構成部位ごとに分解した図である。 実施の形態1による回転電機の固定子の断面拡大図である。 従来の構成による回転電機の固定子スロット断面を拡大した図である。 従来の構成による回転電機の固定子スロット断面を拡大した図である。 実施の形態1による回転電機の固定子スロット断面を拡大した図である。 実施の形態2による回転電機の固定子の断面拡大図である。 実施の形態3による回転電機の固定子スロット断面拡大図である。 実施の形態1による回転電機の変形例を示す図である。 本発明の実施形態4を示す図であり,スロット断面の拡大図である。
以下、図面等を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の説明は本発明の内容の具体例を示すものであり、本発明がこれらの説明に限定されるものではなく、本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。また、本発明を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
なお、本実施例では、アキシャルギャップ型回転電機の固定子スロット部分に関して説明する。これはアキシャルギャップ型回転電機の固定子スロット開口部が大きく,巻線の損失やトルクリプルといった本発明の対象とする課題が顕在化しやすいためである。本発明は,固定子スロットの形状が同様なラジアルギャップ型回転電機にも適用が可能である。
本発明の一実施形態に係る回転電機全体を示す外観図を図1に示した。図2は回転電機全体について周方向の一部を削除して示したもの、図3は回転電機全体を構成部位ごとに分解した図である。
回転電機100は、回転子1、図示しない固定子2、シャフト7、ハウジング11、ブラケット12を有する。円筒状のハウジング11とハウジング11の軸方向両端から蓋をするように取付けられたブラケット12で囲まれた空間内に、図示しない回転子1と固定子2が収納されている。ブラケット12は、出力側ブラケット12aおよび反出力側ブラケット12bで構成される。
ハウジング11は、固定子2を外径から覆うように取付けられ,固定子2を固定および保持する。
出力側ブラケット12aは、軸方向出力側端からハウジング11に取付けられ、軸受8を介して回転子1を保持する。反出力側ブラケット12bは、軸方向反出力側端からハウジング11に取付けられ、軸受8を介して回転子1を保持する。
シャフト7は、出力軸であり、回転電機100が電動機として運転される場合には出力を機械的な負荷へ伝達し、発電機の場合には機械動力を回転電機への入力として受け取る。
回転電機100の各構成部品は概ね円周あるいは円筒形状であるが、以下の説明では、各構成部品とそれらの断面形状が見えるよう、周方向の一部を削除した図を用いて説明を行う。図2から図5はいずれも実施形態1に関わる図である。
出力側ブラケット12aおよびハウジング11は半周分を切除し、出力側回転子1a、固定子2も周方向の一部を削除して図示している。反出力側回転子1bおよび反出力側ブラケット12bは全周分を図示している。
固定子2の軸方向に対向して、出力側回転子1aと反出力側回転子1b、2つの回転子1が配置されており、回転子1はいずれもシャフト7と一体かつ回転可能に構成されており、出力側回転子1aは軸受8によって出力側ブラケット12aに支持されている。図示していない反出力側にも軸受8が配置され、反出力側回転子1bは軸受8によって反出力側ブラケット12bに支持されている。軸受8は、回転子1をブラケット12に回転可能に保持する。
アキシャルギャップ型の回転電機では、空隙を軸方向に通過した磁束は回転子1あるいは固定子2に設けられたヨーク14において周方向へ移行することで1極対分の磁束経路を形成する。本実施形態では、磁束が周方向に移行するヨーク14が回転子鉄心9に設けてある。したがって、磁束は永久磁石10から対向する固定子鉄心6との空隙を通った後、コア3を軸方向に貫通して、他方の永久磁石10に至り、回転子鉄心9を周方向に通過した後、隣接する極の永久磁石10に至る経路を取る。すなわち、固定子鉄心6に周方向に連続したヨーク14のような磁性体部材を設けた場合、磁束が短絡する経路が形成され、回転電機の出力低下の原因となる。このため、本実施形態では、固定子鉄心6における磁路の短絡を防ぐため、保持部材4は非磁性の金属あるいは樹脂などの材料で作成することが望ましく,保持部材4とコア3との間は絶縁されていることが望ましい。
図3は回転電機100を構成部品ごとに分解したものであり、図4はさらに固定子2を構成部品ごとに分解したものである。
固定子2は、コイル5、固定子鉄心6で構成されている。固定子鉄心6は、コア3、2つの保持部材4で構成されている。複数のコア3は2つの保持部材4に保持されている。固定子鉄心6にコイル5が巻回されている。
コア3は、周方向に配置されている。コア3は、積層鋼板を径方向に積層して作成したものである。積層鋼板を径方向に積層して作成することで、ギャップを通過する主磁束およびコイル5が作る漏れ磁束が鋼板面に鎖交しにくくなり,鋼板面内で発生する渦電流損が生じにくい。
図5は固定子2を回転中心から外径方向に向かって見た径方向中央近傍における断面の拡大図である。固定子2のスロット20にはコイル5が納められており,ギャップ側の開口部を閉塞するように楔200が備えてある。
本実施形態において楔200は磁性体から構成され,スロット開口幅300の中央に向けスロット高さ400方向の厚みが単調に減少する形状となっている。材料としては,積層鋼板を径方向に積層したもの,磁性体の粉末を圧縮などの方法により成型したものなどが望ましい。積層あるいは成型後に樹脂等によって固着しても良い。
図6および図7は従来の構成によるスロット断面における磁束の流れを示す図であり,図8は本実施形態によるスロット断面における磁束の流れを示す図である。これらの図を用いて,本発明の効果を説明する。なお,コイル51とコイル52は相が異なるものとする。
図6は楔を設けない構成であり,スロット20と磁性体からなるティース30との磁気抵抗の急峻な差に起因してトルクリプルが生じる。また,スロット開口部においてコイル51およびコイル52を鎖交する磁束501はコイル51およびコイル52に渦電流損を発生させる要因となる。
図7は磁性体からなる楔を用いた従来の構成であり,ティース30に形成された凹部へ挿入して固定されている。楔のスロット高さ方向厚みはスロット開口幅に対して概ね一定な構成となっている。この場合,磁気抵抗の急峻な変化が解消されるためトルクリプルの低減効果は得られ,コイル51およびコイル52へ鎖交する磁束も低減されているが,楔を通ってギャップへ戻ってしまう磁束502が生じ,出力が低下する。また,コイルが作る磁束についてもティース30から楔200を通ってまたティース30へ戻る経路が形成されており,出力に寄与する磁束が低下する。
これに対し,本実施形態による構成である図8では,スロット開口部における磁束504は楔201を通るため,磁気抵抗の急峻な変化が解消されるためトルクリプルの低減効果は得られ,コイル51およびコイル52へ鎖交する磁束も低減されている。さらに,ティース開口幅に対して中央に向けてスロット高さ方向厚みを減少させたことにより,スロット開口中央部における磁気抵抗が高くなっている。これにより,楔を通ってギャップあるいは固定子へ戻る磁束を抑制し,出力の低下を防ぐことができる。また,スロット中央からティース30に向かって磁性体の厚みは増加しているため,ティース30へ向かう磁束が磁性体部分で磁気飽和することを防いでおり,発明の期待するトルクリプル低減やコイル損失低減の効果を妨げることがない。
図11は実施形態1における変形例を示す図である。スロット開口中央部に向けて楔203のスロット高さ方向厚みをアーク状に減少させている。これにより,楔203のスロット開口中央部における応力を緩和することができる。また,回転電機内に油などの液体を封入あるいは循環させて冷却を行う場合には,液体冷媒の流通路として断面がアーク状の溝を形成したことにより,冷媒が流れやすくなり,機内の冷却を効果的に行うことができる。
図9は本発明の実施形態2を示す図であり,固定子2を回転中心から外径方向に向かって見た径方向中央近傍における断面の拡大図である。楔202はスロット開口部における磁気抵抗の変化を緩和し,コイルへ進入する磁束を低減する効果は実施例1と同様である。
本実施形態では,楔202を非磁性構成部材601と2つの磁性構成部材602から構成し,スロット開口中央部を非磁性体としたことにより磁気抵抗を高くしている。これにより,楔を通ってギャップあるいは固定子へ戻る磁束をさらに抑制し,出力の低下を防ぐことができる。
図10は本発明の実施形態3を示す図であり,スロット断面の拡大図である。ティース30と一体で打ち抜き等によって形成した突出部603を折り曲げてスロットを閉塞している。また,突出部603は折り曲げた後,スロット開口中央部に向けてスロット高さ方向が小さくなる形状としている。
これにより,スロット開口部における磁気抵抗の変化を緩和し,コイルへ進入する磁束を低減する効果は実施例1と同様である。また,スロット開口中央部では突出部603はスロットを挟むティースから構成したことにより互いには分離されているため,磁気抵抗が高くなっている。これにより,楔を通ってギャップあるいは固定子へ戻る磁束を抑制し,出力の低下を防ぐことができる。
また,本実施の形態によれば,スロットを閉塞する部材をティースと一体で形成することから部品点数を削減することができる。
図12は本発明の実施形態4を示す図であり,スロット断面の拡大図である。周方向に幅の長い磁性構成部材604と周方向に幅の短い磁性構成部材により非対称なスロット閉塞部材を構成している。本図では別部材で表記しているが,非対称形状を一体で構成しても良い。
本実施形態によれば,電動あるいは発電運転時においていずれかの方向に磁束が偏り,磁気飽和が顕著になることを緩和し,ギャップにおける磁束密度が高い場合にも発明の効果を得ることができる。
回転電機が電動機として運転される場合には回転進み側で磁束密度が高く,発電機として運転される場合には,回転遅れ側で磁束密度が高くなる。このため,実際に発明を適用する際にはいずれか使用時間が長い運転条件に応じて周方向の長短配置を決定することが望ましい。
1 回転子
1a 出力側回転子
1b 反出力側回転子
2 固定子
3 コア
4 保持部材
6 固定子鉄心
7 シャフト
8 軸受
9 回転子鉄心
10 永久磁石
11 ハウジング
12 ブラケット
12a 出力側ブラケット
12b 反出力側ブラケット
13 回転子枠
14 ヨーク
15 突極部
20 スロット
30 ティース
50 コイル
51 コイル
52 コイル
100 回転電機
200 従来の楔
201 本発明の楔
300 スロット開口幅
400 スロット高さ
500 磁束
501 磁束
502 磁束
503 磁束
601 非磁性構成部材
602 磁性構成部材
603 突出部
604 磁性構成部材
605 磁性構成部材

Claims (4)

  1. 巻線が納められる固定子のスロットのギャップ側開口部に、前記スロットを閉塞し、当該スロットの開口幅方向に対して中央に向けてスロット深さ方向の厚みが減少する磁性体を有する部材を設けた回転電機の固定子。
  2. 請求項1に記載の回転電機の固定子において、
    前記スロットを閉塞する部材は2つ以上に分割された磁性体を組み合わせて構成したことを特徴とする回転電機の固定子。
  3. 請求項1に記載の回転電機の固定子において、
    前記部材は固定子ティースの一部として構成され、当該一部を折り曲げることで前記スロットを閉塞する部材を構成したことを特徴とする回転電機の固定子。
    回転電機。
  4. 請求項1乃至3に記載のいずれかの回転電機の固定子において、
    前記スロットを閉塞する部材は、前記スロットの開口幅中心に対して非対称であることを特徴とする回転電機の固定子。
JP2014249491A 2014-12-10 2014-12-10 回転電機 Pending JP2016111882A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014249491A JP2016111882A (ja) 2014-12-10 2014-12-10 回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014249491A JP2016111882A (ja) 2014-12-10 2014-12-10 回転電機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016111882A true JP2016111882A (ja) 2016-06-20

Family

ID=56124711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014249491A Pending JP2016111882A (ja) 2014-12-10 2014-12-10 回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016111882A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10998786B2 (en) 2016-10-31 2021-05-04 Aisin Aw Co., Ltd. Stator and method for manufacturing stator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10998786B2 (en) 2016-10-31 2021-05-04 Aisin Aw Co., Ltd. Stator and method for manufacturing stator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100624730B1 (ko) 모터
JP5742804B2 (ja) 回転電機のロータ及び回転電機
JP5861660B2 (ja) 回転電機
JP6328319B2 (ja) 電機子および回転電機
GB2511421A (en) Electrical machines
JP5665660B2 (ja) 永久磁石式回転電機
JP6196864B2 (ja) 永久磁石回転電機
JP2016111842A (ja) ダブルステータ型回転電機
JP2019075952A (ja) アキシャルギャップ型回転電機
JP5605721B2 (ja) 回転電機
JP2013220030A (ja) 永久磁石形同期電動機
JP2017041979A (ja) 電動機
JP5672149B2 (ja) 回転電機用ロータ、および、これを用いた回転電機
JP2016111882A (ja) 回転電機
JP2020010553A (ja) ステータコア
JP5665362B2 (ja) 回転電機
JP2005269693A (ja) 永久磁石モータ
JP2018148675A (ja) 回転電機のステータ
JP5712852B2 (ja) 回転電機固定子
JP2011244673A (ja) 分割型ステータ
JP2020036437A (ja) 多相クローポールモータ
JP6724362B2 (ja) 回転電機
JP5531773B2 (ja) 回転電機
JP2014220879A (ja) 永久磁石回転電機
JP6070329B2 (ja) 回転電機用ステータコア

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170110

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170112