JP2016111576A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の撮像装置は、コスト・構成を大きくすることなく、赤外線照明を用いて適切に被写体を撮像することのできる撮像装置を提供すること。【解決手段】 赤外光を含む被写体像を撮像する撮像部を備える撮像装置であって、前記被写体像の特徴を検知する検知手段と、異なる波長の赤外光を照射可能な赤外照明手段と、前期赤外照明手段が照射する赤外光の波長を切り替える制御手段とを備え、前記制御手段は前記検知手段の検知結果に応じて前記照射する赤外光の波長を切り替えることを特徴とするとする構成とした。【選択図】 図1

Description

本発明は撮像装置に関し、特に赤外照明を有する撮像装置に関する。
撮像装置に赤外線照明を組み込み、低照度環境下でも映像が撮影できるような赤外照明付きのカメラが知られている。さらに、赤外線照明の波長を切り換えることで、波長ごとの特徴を生かす技術も開発されている。
例えば、特許文献1では波長の異なる近赤外照明部を持ち、物体を検知したら赤外照明を切り換える技術が開示されている。
また、特許文献2では、波長帯成分を検知して、赤外線フィルタを切り換えて2種類の波長帯の赤外線映像を撮像できるようにする技術が開示されている。
特開2011−205623号公報 特開平5−207372号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、単純に赤外光の照射波長を変えるだけなので、可視光と赤外光が混ざって撮像される。そのため、透過した被写体を適切に撮像できない場合がある。
一方で、特許文献2に開示された従来技術では、波長帯成分を検知する機構を持つ必要があり、コスト・構成が大きくなってしまう場合がある。
上記問題点に鑑み、本発明の撮像装置は、コスト・構成を大きくすることなく、赤外線照明を用いて適切に被写体を撮像することのできる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、赤外光を含む被写体像を撮像する撮像部を備える撮像装置であって、前記被写体像の特徴を検知する検知手段と、異なる波長の赤外光を照射可能な赤外照明手段と、前期赤外照明手段が照射する赤外光の波長を切り替える制御手段とを備え、前記制御手段は前記検知手段の検知結果に応じて前記照射する赤外光の波長を切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、コスト・構成を大きくすることなく、赤外線照明を用いて適切に被写体を撮像することができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1で示した特徴量算出部の構成を示すブロック図である。 図1に示す第1の実施形態による動作処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図4で示す第2の実施形態による動作処理を説明するためのフローチャートである。 図5で示すイベント検知割り込みの動作処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図7で示した特徴量算出部の構成を示すブロック図である。 図7に示す第3の実施形態による動作処理を説明するためのフローチャートである。 図7に示す第3の実施形態における、赤外波長の算出方法の一例を示す表である。 図7に示す第3の実施形態における画像合成方法と画像比率算出方法の一例を示す表である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例に過ぎず、本発明は、図示された構成に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置1000の基本構成の一例を示すブロック図である。不図示の被写体像は、撮像光学系100を介して、赤外フィルタ101を通過して、CCDまたはCMOSセンサなどの撮像素子102に入射する。なお、図1では、撮像光学系100を1枚のレンズにより表しているが、通常、複数枚のレンズ、絞りなどを含んで、構成されている。また、赤外フィルタ101は、光学ローパスや光学バンドパスフィルタなど複数のフィルタが配されており、システムコントローラ105はその一つあるいは複数を、任意に赤外フィルタ駆動部110を経由して制御できる。つまり、赤外フィルタ101を切り替えることによって、任意の波長成分を遮蔽することができる。撮像光学系100の合焦制御、ズーム制御、露出制御などに関わる機械的な駆動は、システムコントローラ105指示により撮像光学系制御部106が行う。なお、本実施形態において、赤外フィルタ101は赤外光の所定の波長成分を遮蔽するための遮蔽手段に相当し、システムコントローラ105は赤外フィルタ101による遮蔽する波長成分を変更する変更部に相当する。
撮像素子102上に結像した被写体像は画像信号に変換され、画像処理部103に入力される。画像処理部103に入力された画像は、ガンマ補正やカラーバランス調整など、所定の画像処理を行い、JPEG等の画像ファイルを生成する。システムコントローラ105は、画像処理部103で処理された出力画像を、表示部104に表示用の所定の処理を行い、画像を表示する。ここで、システムコントローラ105はCPUを含み、撮像装置1000の各構成要素を統括的に制御及び各種パラメータ等の設定を行う。また、システムコントローラ105は、データを電気的に消去可能なメモリ等を含み、これに記憶されたプログラムを実行する。なお、メモリは、システムコントローラ105が実行するプログラム格納領域、プログラム実行中のワーク領域、データの格納領域等として使用される。
また、画像処理部103で処理された出力画像は、特徴量算出部107へと入力される。特徴量算出部107は、システムコントローラ105によって制御され、入力画像の解析や、システムコントローラ105を経由して、設定されたカメラパラメータ等の情報を取得し、特徴量として算出する。また、特徴量算出部107は、これに限らず、コントラスト量、被写体の露光量もしくは特徴量、人物もしくは顔特徴量、さらには霧霞の有無や濃度等、撮像装置と画像に関わるパラメータを特徴量として、一つまたは複数算出するものである。また、特徴の算出は画面全体または画面内の一部を用いてもよし、複数枚の画像から抽出するようにしてもよい。なお、特徴量算出部107において、被写体像のコントラストを検知する場合、本実施例の特徴量算出部107はコントラスト検知部に相当する。
図2は、特徴量算出部107の内部構造の一例を示しており、本実施形態では、輝度検知部112と顔検知部113より構成されている。輝度検知部112は、画面全体または画面の一部の輝度を算出することができる。また、顔検知部113は、画面全体から、顔と思われる部分を抽出し、その結果をシステムコントローラ105に通知する。また、検出対象を保存するための不図示のメモリを含む。画像処理部103から入力される画像中の被写体とメモリに含まれる検出対象とを比較し、その比較結果を特徴量としてシステムコントローラ105に通知する。一例として、検出したい人や物のデータをメモリに保存しておき、画像中の被写体との適合度会いによって、画像内に検出したい人や物が写っているかどうかを特徴量として出力する。なお、本実施形態において、画像特徴検出部107は被写体の特を検知するための検知部に相当する。また、顔検知部113は被写体像に含まれる顔又は人の特徴を検知する人検知部に相当する。
本実施形態における撮像装置1000において、更に画像特徴量算出部107より算出された特徴量を基に、システムコントローラ105は、赤外フィルタ101と赤外照明部111等の赤外機器を適切に制御する。ここで、赤外照明部は、赤外領域において複数の波長の照明を照射可能な構成となっている。具体的には、波長特性の異なるLED等の赤外光発光素子を有し、赤外照明切り替え部109からの信号によって切り替えて点灯させることできる。なお、この制御の具体的な処理内容は詳細に後述する。なお、本実施形態において、システムコントローラ105は、画像特徴量算出部107による検知結果に応じて照射する赤外光の波長を切り替える制御部に相当する。
赤外機器制御部108は、システムコントローラ105によって設定された赤外照明の強度・波長にするように赤外照明切換部109を設定する。赤外照明切換部109では、設定された値を基に、赤外照明部111の強度・波長を切り換える。
同様に、赤外機器制御部108は、システムコントローラ105によって設定された赤外フィルタを適用するように、赤外フィルタ駆動部110に設定する。赤外フィルタ駆動部110では、設定されたフィルタを適用するように、赤外フィルタ101を駆動させる。
本実施形態では、赤外フィルタ101は、赤外光をカットする赤外カットフィルタおよび、赤外照明部111で設定できる波長を通すバンドパスフィルタを、波長ごとにそれぞれ持っていると想定している。
以上が本発明の実施形態に係る撮像装置の基本構成の一例である。なおここでは、説明をわかりやすくするために、赤外機器制御部108を導入しているが、システムコントローラ105を直接、赤外照明切換部109や赤外フィルタ駆動部110へ繋げてもよい。
図3は、本第1の実施形態の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、本フローチャートに関する処理はシステムコントローラ105が行う。
まず、ステップS101において、システムコントローラ105は、画像処理部103が画像を取得する制御を行う。そして、ステップS102に処理を進める。
ステップS102において、システムコントローラ105は、取得した画像を特徴検出部107に入力する。そして、輝度検知部112によって、画像全体の平均輝度もしくは、画像の部分による重みづけ平均輝度を算出される。さらに、システムコントローラ105は、算出された平均輝度を、あらかじめ設定した閾値と比較し、低輝度状態かどうかの判定を行う。ここで、低輝度状態でなければ、何も赤外制御をせずに処理を終了する。また、低輝度状態であれば、ステップS103に処理を進める。
ステップS103において、システムコントローラ105は、顔検知部113を用いて、取得した画像上で顔検知を行う。ここでは、顔検知の方法として、目や鼻等の顔を示す特徴点を基に、顔かどうかの信頼度を算出する方法を想定している。システムコントローラ105において、顔の信頼度が所定の値以上であれば、顔と判定する。そして、システムコントローラ105は、本ステップでの判定結果をメモリ等に記憶する。ここで、顔検知ができれば、何も赤外制御をせずに処理を終了する。一方、顔検知ができなければ、ステップS104に処理を進める。
ステップS104において、システムコントローラ105は、あらかじめ設定された波長・強度で赤外照明を照射するように、赤外照明切換部109を設定する。そして、ステップS105に処理を進める。
ステップS105では、システムコントローラ105は、あらかじめ設定された赤外フィルタを設置するように、赤外フィルタ駆動部110を設定する。そして、ステップS106に処理を進める。
ステップS106において、システムコントローラ105は、ステップS103と同様の顔検知を行う。また、ステップS103と同様に本ステップでの判定結果をメモリ等に記憶する。ステップS106で顔検知ができれば、赤外機器を現在の状態で保持し、処理を終了する。一方で、顔検知ができなければ、ステップS107に処理を進める。
ステップS107において、システムコントローラ105は、赤外照明部111の照明をステップS104で設定した赤外光よりも長波長特性を持つ赤外光に切り換える。そして、ステップS108に処理を進める。
ステップS108において、システムコントローラ105は、赤外照明切換部109を制御し、ステップS107で設定した赤外光に対応した赤外フィルタに切り換える。そして、ステップS109に処理を進める。
ステップS109において、システムコントローラ105は、赤外照明部111で設定可能な最長波長かどうかの判定を行う。もし最長波長であれば、赤外機器をその状態で保持し、処理を終了する。一方で、最長波長でなく、更に長波長側に設定可能であれば、ステップS106に処理を戻す。
以上のように、本実施形態における処理を行い、赤外光及び赤外フィルタを長波長側に切り換えることで、赤外光の直進性等の特性を段階的に変化させることができる。これによって、被写体である人物がサングラスやマスク等を着用していたとしても、目や口を認識する精度を向上させることができる。
ここでは、被写体として顔が入っているであろうことを前提に、動作処理の一例を示したが、もし、顔がない時でも輝度や露出条件等を見ながら、赤外光の波長や赤外フィルタを適切に調整してもよい。また、所定の特徴部分や物体を対象にするようにしてもよい。この場合は、システムコントローラ105に含まれるメモリに記憶させるデータの切り替え等が必要となる。
上記の通り本第1の実施形態によれば、特徴量に応じた適切な赤外機器の制御を行うことができる。
なお、ステップS102において、低輝度状態の際に、本処理を実行する例を示したが、低輝度時に限られるものではなく、所定の明るさを有する場合においても本処理を実行することで、適切に赤外機器の制御を行うことができる。
なお、ステップS106はステップS103と同様の処理を行う例を示したが、閾値等の判定パラメータを切り替えるようにしてもよい。また、切り替える際には赤外光の波長に応じて切り替えることが好ましい。
なお、ステップS109で処理を終了する場合は、メモリ等に保持されている過去の判定結果を用いて、赤外光の波長等を切り替えてもよい。例えば、保持されている判定結果は閾値以下だが、もっとも判定結果が高い設定に切り替えるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
次に、図4の第2の実施形態を示すブロック図を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態における撮像装置1000の構成は、図1を参照して第1の実施形態で説明したものと同様の構成は同一の符号で示している。そのため、ここではその説明を省略する。第2の実施形態は、図4のイベント検知部201が第1の実施形態と異なる。従って、以下、イベント検知部201の処理について説明する。
イベント検知部201は、ここでは一般的な赤外線などによる人物検知センサを想定している。ただし、イベント検知部は、人体検知センサに限ることはなく、不審者検知やカラー・モノクロ切換等の撮像モードの検知等、被写体や撮像装置1000から得られるイベントであれば、何であってもよい。また、検知領域や検知対象はユーザ等によって設定可能である。なお、カラー・モノクロ切換等の撮像モードを検知する場合に、イベント検知部201は撮像モードを判定するモード判定部に相当する。
図5に、本実施形態の動作処理を示すフローチャートを示す。なお、本フローチャートに関する処理はシステムコントローラ105が行う。図3と同様の処理を行う場所は、同一の符番を配している。共通処理部分は、既に第1の実施形態で説明済みなので、ここでは、新規の部分についてのみ説明を行う。
ステップS201において、システムコントローラ105は、イベント検知部201によってイベントが検知したかどうかの判定を行う。具体的には、イベントが発生するまで待機し、イベント検知部201によるイベントの発生が割り込まれたら、ステップS202に処理を進める。
ステップS202において、システムコントローラ105は、イベント割り込み動作を行う。図6にイベント割り込み時の動作処理についてのフローチャートを示す。
ステップS203において、システムコントローラ105は、イベントが検知された場合、イベントごとにあらかじめ設定された、強度と波長の赤外照明を照射する。そして、ステップS204に処理を進める。
ステップS204では、システムコントローラ105は、ステップS203で照射した赤外光の波長に対応する赤外フィルタを、赤外フィルタ駆動部110を制御し、光軸上に設置する。そして、イベント割り込み動作を終了し、ステップS106に処理を進める。
ステップS106以降の処理に関しては、図3と同様の処理であるためその説明を省略する。
上記のとおり本第2の実施形態によれば、被写体によって適切な照射タイミングの制御ができる。
なお、ユーザ等によって設定された検知領域や検知対象に応じて、イベント割り込み動作内で設定する赤外光の波長等のパラメータを適宜選択してもよい。
(第3の実施形態)
次に、図7のブロック図を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態における撮像装置1000の構成は、図1を参照して第1の実施形態で説明したものと同様の構成は同一の符号で示している。そのため、ここではその説明を省略する。第3の実施形態は、画像合成部301、合成比率算出部302、特徴量算出部117が異なるので、その部分の処理について説明を行う。
図8は、特徴量算出部117の内部構造の一例を示している。本実施形態では、第1の実施形態と同じ輝度検知部112と霧・霞濃度検知部303より構成されている。霧・霞濃度検知部303は、例えば、画像のコントラストや輝度の値から決定される特徴量である。なお、本実施形態における霧・霞濃度検知部303は被写体像に含まれる霧又は霞を検知する霧霞検出部に相当する。
画像合成部301は、画像処理部103からの複数枚の被写体画像を入力し、それらの画像を任意の合成比率で合成する。本実施形態では、画像が2枚の時の例を示すが、それ以上の枚数で合成してもよいし、部分的に合成するようにしてもよい。合成比率は、合成比率算出部302によって、システムコントローラ105で設定する赤外波長を基に設定される。
図9は、本実施形態の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、本フローチャートに関する処理はシステムコントローラ105が行う。
まず、ステップS301において、システムコントローラ105は、画像処理部103等を制御し、画像を取得する。そしてステップS302に処理を進める。
ステップS302において、システムコントローラ105は、取得した画像を特徴検出部117に入力する。そして、輝度検知部112によって、画像全体の平均輝度もしくは、画像の部分による重みづけ平均輝度を算出される。そして、ステップS303に処理を進める。
ステップS303において、システムコントローラ105は、霧・霞濃度検知部303を用いて、被写体の霧・霞の濃度を検出する。さらに、システムコントローラ105は、輝度検知部112で算出された平均輝度、及び霧・霞濃度検知部303での検出結果等を用いて、あらかじめ設定した閾値と比較する。ここで、比較結果として霧・霞の濃度が一定以上の時を霧・霞として検知し、ステップS304に処理を進める。また、検知しなかった場合は、何も赤外制御をせずに処理を終了する。なお、霧・霞の濃度は、事前に撮影した同一被写体の画像とコントラスト等を比較すること等によって、判定することができる。
ステップS304において、システムコントローラ105は、霧・霞が検知された場合、霧・霞の濃度によって、第1画像の波長を決定する。ここでは、ステップS303で検知した霧・霞の濃度が濃ければ、波長を長波長側に設定する。そして、ステップS305に処理を進める。
ステップS305において、システムコントローラ105は、ステップS302で取得した輝度によって第2画像の波長を決定する。ここでは、輝度が低輝度ならば、波長を短波長側に設定する。そして、処理をステップS306に進める。
ここで、図10に、波長決定時のテーブルの一例を示す。本実施例では、赤外照明部101で設定可能な赤外照明の波長を、850nm、950nm、1050nmの3種類と定義している。また、霧・霞濃さは、評価値が高いほど濃いことを意味しており、濃度が濃くなるほど、より直進性能高い長波長側の赤外照明を使っている。一方、輝度は、評価値が高いほど明るいことを意味しており、輝度が暗くなれば、より感度が必要のため、感度の比較的よい短波長側の赤外照明を使っている。図10に示した表は、任意に設定できるため、赤外照明の波長と評価値の関係は、これに限るわけではない。
ステップS306において、システムコントローラ105は、第1画像および第2画像を合成するための合成比率を算出する。図11にそれぞれの波長による合成比率の一例を示している。本実施例では、霧・霞の濃度によって赤外照明の波長が決定される第1画像と輝度によって赤外照明の波長が決定される第2画像から合成画像が作成されている。そして、ステップS307に処理を進める。
第1画像で波長が長いほど霧・霞が濃いと判断でき、長波長側を使っているので、画像全体の輝度は低下している。一方、第2画像は、ほぼ輝度を一定にするように、赤外照明の波長を設定しているため、霧・霞が濃い時ほど、より透過するように、第1画像の比率を上げるように設定している。図11では、合成比率の一例を示したが、合成比率はこれに限るものではない。被写体に応じて、適宜変更してもよいし、部分的に変更してもよい。
ステップS307において、システムコントローラ105は、ステップS304及びステップS305で決定した設定で赤外照明を切り換えながら、それぞれの波長ごとに撮影を行う。そして、ステップS308に処理をすすめる。
ステップS308で、システムコントローラ105は、画像合成部301にてステップS307において撮影した複数の画像を、ステップS306で算出した合成比率に従って、合成を行う。
これらの処理を行うことで、霧・霞があるシーンにおいても適切に赤外光を用いた撮像を行うことができ、撮像画像のコントラスト等を向上させることができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 撮像光学系
101 赤外フィルタ
102 撮像素子
103 画像処理部
104 表示部
105 システムコントローラ
106 撮像光学系制御部
107 特徴量算出部
108 赤外機器制御部
109 赤外照明切換部
110 赤外フィルタ駆動部
111 赤外照明部

Claims (12)

  1. 赤外光を含む被写体像を撮像する撮像部を備える撮像装置であって、
    前記被写体像の特徴を検知する検知手段と、
    赤外光を照射可能な赤外照明手段と、
    前記赤外照明手段が照射する赤外光の波長を切り替える制御手段とを備え、
    前記制御手段は前記検知手段の検知結果に応じて前記照射する赤外光の波長を切り替えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記被写体像に含まれる赤外光の所定の波長成分を遮蔽するための遮蔽手段と、
    前記遮蔽手段によって遮蔽する波長成分を変更する変更手段とを更に備え、
    前記制御手段は前記赤外照明手段によって照射される赤外光の波長に応じて前記変更手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記検知手段は前記被写体像に含まれる少なくとも顔及び人のいずれかの特徴を検知する人検知手段を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記検知手段は前記被写体像の輝度を検知する輝度検知手段を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  5. 前記検知手段は前記被写体像のコントラストを検知するコントラスト検知手段を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  6. 前記検知手段は前記被写体像に含まれる霧又は霞を検知する霧霞検出手段を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  7. 前記検知手段は所定のイベントが発生したかを検知するイベント検知手段を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  8. 前記検知手段で検知した検知結果の信頼度を判定する判定手段を更に備え、
    前記制御手段は前記検知手段による検知結果及び前記判定手段による信頼度の判定結果に基づいて、前記照射する赤外光の波長を切り替えることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記撮像部の撮像モードを判定するモード判定手段を更に備え、
    前記制御手段は前記検知手段による検知結果及び前記モード判定手段による判定結果に基づいて、前記照射する赤外光の波長を切り替えることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記撮像部で撮像した複数の被写体画像を合成する合成手段と、
    前記合成手段で前記被写体画像を合成に用いるパラメータを決定する決定手段とを備え、
    前記制御手段は前記合成手段で合成する被写体画像の1以上の被写体画像を撮像する際に前記赤外照明手段で照射する赤外光の波長を切り替える制御を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記決定手段は前記被写体画像を撮像する際に照射される赤外光の波長に基づいて、前記合成に用いるパラメータを決定することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 赤外光を含む被写体像を撮像する撮像部と、赤外光を照射可能な赤外照明部とを備える撮像装置の制御方法であって、
    前記被写体像の特徴を検知する検知ステップと、
    前記赤外照明部が照射する赤外光の波長を切り替える制御ステップとを備え、
    前記制御ステップにおいて前記検知ステップでの検知結果に応じて前記照射する赤外光の波長を切り替えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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