JP2016110398A - サーバ装置、撮像装置、システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】長期間にわたって撮り貯めた撮像画像を地図画像上に表示する際に、長期の時間経過で変化してしまった撮像当時の撮像場所周辺の特徴を容易に把握可能とする技術を提供する。【解決手段】撮像装置の表示部に表示される地図表示領域を示す地図表示領域情報と、縮尺情報と、前記地図表示領域内で撮像された撮像データの撮像位置情報と、撮像日時情報とを紐付けた紐付情報を含む地図画像の取得要求を撮像装置から受信し、前記取得要求に含まれる紐付情報に基づいて、前記地図表示領域における前記縮尺での最新の地図画像に、前記撮像位置情報と前記撮像日時情報とに基づいて取得した過去の地図画像を前記縮尺で重畳させた地図画像を生成し、生成した地図画像を前記取得要求の応答として撮像装置に送信することによって課題を解決する。【選択図】図7
Description
本発明は、サーバ装置、撮像装置、システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年のデジタルカメラやデジタルビデオには、GPSによる測位機能を搭載し、撮影したコンテンツに撮影位置情報を関連付けて記録するものがある。また、携帯電話等の通信機能を搭載したモバイル機器には、地図サーバから地図データを取得するものが多く存在している。
例えば、特許文献1に開示されている技術は、GPS装置が接続されたカメラによって記録された撮影画像と、各撮影画像に対応して記録されたGPS情報とを読み取り、地図データを記憶する記録媒体から所望の地図データを読み出す。そして、この技術は、前記撮影画像の撮影場所を含む電子地図を表示手段に表示し、前記撮影画像とともに読み取ったGPS情報に基づいて各撮影画像のサムネイルを前記電子地図上の対応する位置に表示する。
例えば、特許文献1に開示されている技術は、GPS装置が接続されたカメラによって記録された撮影画像と、各撮影画像に対応して記録されたGPS情報とを読み取り、地図データを記憶する記録媒体から所望の地図データを読み出す。そして、この技術は、前記撮影画像の撮影場所を含む電子地図を表示手段に表示し、前記撮影画像とともに読み取ったGPS情報に基づいて各撮影画像のサムネイルを前記電子地図上の対応する位置に表示する。
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、地図データの情報が更新されず、長年にわたって撮影された写真を地図上に表示しようとすると、ランドマークの新設等により撮影場所周辺の特徴が地図と食い違ってしまうという問題がある。また、この技術では、ネットワーク上の地図データサーバから取得した地図上に撮影された写真を表示する場合でも、撮影当時の撮影場所周辺の特徴が最新の地図と食い違ってしまうという問題がある。
本発明は、長期間にわたって撮り貯めた撮像画像を地図画像上に表示する際に、長期の時間経過で変化してしまった撮像当時の撮像場所周辺の特徴を容易に把握可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明は、長期間にわたって撮り貯めた撮像画像を地図画像上に表示する際に、長期の時間経過で変化してしまった撮像当時の撮像場所周辺の特徴を容易に把握可能とする技術を提供することを目的とする。
そこで、本発明のサーバ装置は、撮像装置と通信可能なサーバ装置であって、前記撮像装置の表示部に表示される地図表示領域を示す地図表示領域情報と、前記地図表示領域の縮尺を示す縮尺情報と、前記地図表示領域内で撮像された撮像データの撮像位置情報と、撮像日時情報とを紐付けた紐付情報を含む地図画像の取得要求を前記撮像装置から受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記取得要求に含まれる前記紐付情報に基づいて、前記地図表示領域における前記縮尺での最新の地図画像である第1の地図画像に、前記撮像位置情報と前記撮像日時情報とに基づいて取得した過去の地図画像である第2の地図画像を前記縮尺で重畳させた第3の地図画像を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記第3の地図画像を前記取得要求の応答として前記撮像装置に送信する応答手段と、を有する。
本発明によれば、長期間にわたって撮り貯めた撮像画像を地図画像上に表示する際に、長期の時間経過で変化してしまった撮像当時の撮像場所周辺の特徴を容易に把握可能とする技術を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<実施形態1>
図1は、本実施形態における地図表示システムのシステム構成の一例を示す図である。本実施形態では、図1に示すシステムにおける地図表示端末405、407からのリクエストに対して地図データサーバ401が後述する地図データを生成する。そして、地図表示端末405、407が、地図データサーバ401で生成された地図データを受信すると、受信した地図データ上の対応する位置に撮像データのサムネイル等を表示する場合の例について説明する。
本システムは、ネットワークを介して通信可能な地図データサーバ401と、地図データベース404と、地図表示端末405、407とを含む。ここで、地図データサーバ401は、地図データを生成・管理するサーバ装置の一例である。また、地図表示端末405、407は、デジタルカメラ等の撮像装置の一例である。本システムにおける地図表示端末には、WWWクライアント406を機能として有する地図表示端末405と、地図表示アプリケーション408を機能として有する地図表示端末407とがある。その違いは、WWWクライアント406によるURLベースのリクエストを使用するか、地図表示アプリケーション408による専用のデータ構造や制御コマンドを使用するかの違いである。地図データサーバ401では、地図表示アプリケーション408からの地図データ生成リクエストに関する制御コマンドを地図データ生成サーバ403が受付け、地図データを生成する。一方、WWWクライアント406からのURLベースのリクエストであっても、WWWサーバ402にてリクエストをパースし、地図データ生成サーバ403が解釈可能なコマンドを内部的に発行することで地図データを生成する。地図データベース404で登録・管理される地図データの詳細については、図5等を用いて後述する。
<実施形態1>
図1は、本実施形態における地図表示システムのシステム構成の一例を示す図である。本実施形態では、図1に示すシステムにおける地図表示端末405、407からのリクエストに対して地図データサーバ401が後述する地図データを生成する。そして、地図表示端末405、407が、地図データサーバ401で生成された地図データを受信すると、受信した地図データ上の対応する位置に撮像データのサムネイル等を表示する場合の例について説明する。
本システムは、ネットワークを介して通信可能な地図データサーバ401と、地図データベース404と、地図表示端末405、407とを含む。ここで、地図データサーバ401は、地図データを生成・管理するサーバ装置の一例である。また、地図表示端末405、407は、デジタルカメラ等の撮像装置の一例である。本システムにおける地図表示端末には、WWWクライアント406を機能として有する地図表示端末405と、地図表示アプリケーション408を機能として有する地図表示端末407とがある。その違いは、WWWクライアント406によるURLベースのリクエストを使用するか、地図表示アプリケーション408による専用のデータ構造や制御コマンドを使用するかの違いである。地図データサーバ401では、地図表示アプリケーション408からの地図データ生成リクエストに関する制御コマンドを地図データ生成サーバ403が受付け、地図データを生成する。一方、WWWクライアント406からのURLベースのリクエストであっても、WWWサーバ402にてリクエストをパースし、地図データ生成サーバ403が解釈可能なコマンドを内部的に発行することで地図データを生成する。地図データベース404で登録・管理される地図データの詳細については、図5等を用いて後述する。
図2は、地図データサーバ401のハードウェア構成の一例を示す図である。地図データサーバ401は、一般的なパーソナルコンピュータを用いて構成可能である。図2において、内部バス110に対してCPU101、ハードディスク(HD)102、メモリ103、表示制御部104、入力部105、ドライブ装置106及び通信インターフェイス(I/F)107が接続される。内部バス110に接続される各部は、内部バス110を介して互いにデータのやりとりを行うことができる。
HD102は、画像データ等の各種データ、及びCPU101が実行する各種プログラムを格納している。メモリ103は、RAM等により構成される。CPU101は、地図データサーバ401全体を制御する。より具体的には、CPU101がHD102等に格納されるプログラムをワークメモリとして使用するメモリ103に展開して実行することで、地図データサーバ401の機能及び後述するフローチャートに係る処理(情報処理)が実現される。なお、CPU101が実行する各種プログラムは、必ずしもHD102に格納されている必要はなく、例えば図示されないROM等に格納されていてもよい。
HD102は、画像データ等の各種データ、及びCPU101が実行する各種プログラムを格納している。メモリ103は、RAM等により構成される。CPU101は、地図データサーバ401全体を制御する。より具体的には、CPU101がHD102等に格納されるプログラムをワークメモリとして使用するメモリ103に展開して実行することで、地図データサーバ401の機能及び後述するフローチャートに係る処理(情報処理)が実現される。なお、CPU101が実行する各種プログラムは、必ずしもHD102に格納されている必要はなく、例えば図示されないROM等に格納されていてもよい。
入力部105は、ユーザ操作を受け付け、操作に応じた制御信号を生成し、CPU101に供給する。例えば、入力部105は、ユーザ操作を受け付ける入力デバイスとして、キーボードといった文字情報入力デバイスや、マウス等を有する。CPU101は、入力デバイスに対してなされたユーザ操作に応じて入力部105で生成され供給される制御信号に基づいてプログラムを実行し、地図データサーバ401の各部を制御する。これにより、ユーザは、地図データサーバ401に対してユーザ操作に応じた動作を行わせることができる。
表示制御部104は、ディスプレイ109に対して画像を表示させるための表示信号を出力する。表示制御部104に対して、CPU101がプログラムを実行して生成した表示制御信号が供給される。表示制御部104は、この表示制御信号に基づき表示信号を生成してディスプレイ109に対して出力する。例えば、表示制御部104は、CPU101が生成する表示制御信号に基づき、GUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面をディスプレイ109に対して表示させる。
ドライブ装置106は、外部記憶媒体108と接続可能であり、CPU101の制御に基づき、装着された外部記憶媒体108からのデータの読み出しや、外部記憶媒体108に対するデータの書き込みを行う。なお、ドライブ装置106に接続可能な外部記憶媒体108は、ハードディスクといったディスク記録媒体に限られず、メモリカード等の不揮発性の半導体メモリやテープメディア等であってもよい。通信I/F107は、CPU101の制御に基づき、LANやインターネットといったネットワーク120に対する通信を行う。地図表示端末405、407との通信は、通信I/F107を介して実現される。
表示制御部104は、ディスプレイ109に対して画像を表示させるための表示信号を出力する。表示制御部104に対して、CPU101がプログラムを実行して生成した表示制御信号が供給される。表示制御部104は、この表示制御信号に基づき表示信号を生成してディスプレイ109に対して出力する。例えば、表示制御部104は、CPU101が生成する表示制御信号に基づき、GUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面をディスプレイ109に対して表示させる。
ドライブ装置106は、外部記憶媒体108と接続可能であり、CPU101の制御に基づき、装着された外部記憶媒体108からのデータの読み出しや、外部記憶媒体108に対するデータの書き込みを行う。なお、ドライブ装置106に接続可能な外部記憶媒体108は、ハードディスクといったディスク記録媒体に限られず、メモリカード等の不揮発性の半導体メモリやテープメディア等であってもよい。通信I/F107は、CPU101の制御に基づき、LANやインターネットといったネットワーク120に対する通信を行う。地図表示端末405、407との通信は、通信I/F107を介して実現される。
図3(a)は、地図表示端末405、407のハードウェア構成の一例を示す図である。図3(a)において、内部バス210に対してCPU201、ハードディスク(HD)202、メモリ203、表示制御部204、入力部205、ドライブ装置206、通信インターフェイス(I/F)207及び撮像部211が接続される。内部バス210に接続される各部は、内部バス210を介して互いにデータのやりとりを行うことができる。また、地図表示端末405、407は、表示制御部204を介して画像を表示させるディスプレイ209を有する。なお、ディスプレイ209は、表示部の一例である。更に、地図表示端末405、407には、ドライブ装置206を介して外部記憶媒体208が接続可能である。201〜210についての詳細は、上述した101〜110と同様であるため説明を省略する。ただし、入力部205は、キー、ボタン、ダイアル等で構成されているものとする。撮像部211は、CPU101の制御に基づいて画像や映像を撮像する。地図表示端末405、407のCPU201がHD202等に格納されるプログラムをメモリ203に展開して実行することで、地図表示端末405、407の機能及び処理(情報処理)が実現される。
図3(b)は、地図表示端末405、407の前面概観図の一例であり、図3(c)は、地図表示端末405、407の背面概観図の一例である。地図表示端末405、407は静止画/動画を撮像(撮影)可能で、地図データ(地図画像)上に撮像データのサムネイル等を表示する機能を有する。ここで、231はモード選択ダイアルであり、ユーザは本ダイアルを回転することで「静止画記録モード/動画記録モード/全画面表示モード/地図表示モード/電源OFF」を選択する。232は撮像ボタンであり、モード選択ダイアル231で静止画記録モードが指定された場合は、この撮像ボタン232を押下することで静止画撮像を行う。また、モード選択ダイアル231で動画記録モードが指定された場合は、トグル形式で動作し、一度目の撮像ボタン232の押下で動画記録を開始し、二度目の撮像ボタン232の押下で動画記録を停止する。このとき、静止画/動画の記録解像度や画質(ビットレート)の設定に従って、静止画/動画を符号化して記録メディア挿入口234に挿入されている記録メディア等に記録する。なお、モード選択ダイアル231及び撮像ボタン232は、図3(a)の入力部205に該当する。また、記録メディアは、図3(a)の外部記憶媒体208に該当する。モード選択ダイアル231で地図表示モードが指定された場合は、所望の撮像データが撮像された撮像場所を地図画像上に示して、撮像場所が視覚的にわかるように表示する。233はフォーカスレンズ及びフォーカスレンズ駆動モータを一体化した撮像レンズユニットである。
235はLCDパネルであり、撮像された静止画や動画を表示したり、地図データサーバ401から取得された地図データを表示したりする。なお、LCDパネル235は、表示部の一例である図3(a)のディスプレイ209に該当する。236はセレクトボタンであり、237はメニューボタンである。また、238は十字キーであり、LCDパネル235に表示されるGUIに応じて、各種ユーザ操作を指定するために使用される。なお、セレクトボタン236、メニューボタン237及び十字キー238は、図3(a)の入力部205に該当する。
235はLCDパネルであり、撮像された静止画や動画を表示したり、地図データサーバ401から取得された地図データを表示したりする。なお、LCDパネル235は、表示部の一例である図3(a)のディスプレイ209に該当する。236はセレクトボタンであり、237はメニューボタンである。また、238は十字キーであり、LCDパネル235に表示されるGUIに応じて、各種ユーザ操作を指定するために使用される。なお、セレクトボタン236、メニューボタン237及び十字キー238は、図3(a)の入力部205に該当する。
次に、図4を用いて、地図表示端末405、407に記録される撮像データ等について説明する。図4は、地図表示端末405、407で撮像が行われた際に記録されるデータの一例を示す図である。本実施形態で記録される上述のデータは、DCF規格に準拠した構成で記録される。DCIMディレクトリ301は、DCF規格で規定されたデータが格納される最上位ディレクトリである。100CANONフォルダ302は、DCF規格で規定された第1階層の命名規約に基づいたフォルダである。一つのフォルダに記録できる撮像データの総数が規定されており、それを超える場合には、先頭から3文字の数値を変えたディレクトリ名で新たにフォルダを生成して撮像データを記録する必要がある。
IMG_0001.jpg303は、モード選択ダイアル231で静止画記録モードが指定されている状態で撮像ボタン232が押下されたときに生成される撮像データである。IMG_0004.mov304は、モード選択ダイアル231で動画記録モードが指定されている状態で撮像ボタン232が押下されたときに生成される撮像データである。また、それぞれの撮像データのファイル(.jpg、.mov)と拡張子以外のファイル名が一致する「.locファイル」は、撮像データが撮像された撮像位置情報を記述したファイルである。本実施形態では、上述の「.locファイル」で撮像位置情報を保持するようにしているが、撮像位置情報は地図表示端末405、407の内部DB(HD202等)や、映像ファイル自体に組み込む方法で保持するようにしてもよい。ここでは、図4に示す各種データは記録メディア挿入口234に挿入されている記録メディアに記録されるものとしたが、HD202等に記録されるようにしてもよい。
IMG_0001.jpg303は、モード選択ダイアル231で静止画記録モードが指定されている状態で撮像ボタン232が押下されたときに生成される撮像データである。IMG_0004.mov304は、モード選択ダイアル231で動画記録モードが指定されている状態で撮像ボタン232が押下されたときに生成される撮像データである。また、それぞれの撮像データのファイル(.jpg、.mov)と拡張子以外のファイル名が一致する「.locファイル」は、撮像データが撮像された撮像位置情報を記述したファイルである。本実施形態では、上述の「.locファイル」で撮像位置情報を保持するようにしているが、撮像位置情報は地図表示端末405、407の内部DB(HD202等)や、映像ファイル自体に組み込む方法で保持するようにしてもよい。ここでは、図4に示す各種データは記録メディア挿入口234に挿入されている記録メディアに記録されるものとしたが、HD202等に記録されるようにしてもよい。
次に、記録メディアに記録された静止画や動画を地図上で表現する場合の表示方法について説明する。モード選択ダイアル231で地図表示モードが指定された場合、地図表示端末405、407は、地図表示モードでの動作を開始する。地図表示モードにおいて、地図表示端末405、407は、現在位置又は撮像データに関連する情報から、LCDパネル235に表示する地図表示領域とその縮尺とを特定する。例えば、地図表示端末405、407は、全画面表示モードで表示されている写真等の撮像データの撮像位置を中心として所定範囲までの領域を地図表示領域と特定してもよいし、使用者の現在位置を中心として所定範囲までの領域を地図表示領域と特定してもよい。また、ユーザは、その際の縮尺を任意に変更できる。即ち、地図表示端末405、407は、その際の縮尺をユーザ操作に応じて特定する。次に、地図表示端末405、407は、撮像データの撮像位置情報が記述されている「.locファイル」を参照することにより、記録メディアに記録されている撮像データのうち、特定した地図表示領域内で撮像された撮像データを特定する。本処理は、撮像データを特定する特定処理の一例である。
地図表示端末405、407は、特定した撮像データと紐付けて記録されている撮像位置情報及び撮像日時情報のセットを取得して列挙する。なお、撮像位置情報及び撮像日時情報は撮像データと紐付けて記録メディアに記録されていてもよいし、HD202等に記録されていてもよい。次に、地図表示端末405、407は、前記地図表示領域を示す地図表示領域情報と、前記縮尺を示す縮尺情報と、前記撮像位置情報と、前記撮像日時情報とを紐付けた紐付情報を地図データサーバ401に送信する。本処理は、地図データサーバ401に紐付情報を送信する送信処理の一例である。そして、地図表示端末405、407は、前記紐付情報を送信するとともに、前記紐付情報に基づく地図データの生成リクエスト(以下、単にリクエストという)を地図データサーバ401に送信する。本処理は、地図データの取得を地図データサーバ401に要求する要求処理の一例である。更に、地図表示端末405、407は、地図データサーバ401で生成された地図データを受信すると、受信した地図データとともに、前記特定した撮像データの存在を前記地図データ上の対応する位置に示すようにLCDパネル235に表示する。本処理は、表示制御処理の一例である。ここで、地図表示端末405、407は、撮像データの存在を示すために地図データ上にサムネイルを表示するようにしてもよいし、ピンアイコン等の描画オブジェクトを表示するようにしてもよい。
地図表示端末405、407は、特定した撮像データと紐付けて記録されている撮像位置情報及び撮像日時情報のセットを取得して列挙する。なお、撮像位置情報及び撮像日時情報は撮像データと紐付けて記録メディアに記録されていてもよいし、HD202等に記録されていてもよい。次に、地図表示端末405、407は、前記地図表示領域を示す地図表示領域情報と、前記縮尺を示す縮尺情報と、前記撮像位置情報と、前記撮像日時情報とを紐付けた紐付情報を地図データサーバ401に送信する。本処理は、地図データサーバ401に紐付情報を送信する送信処理の一例である。そして、地図表示端末405、407は、前記紐付情報を送信するとともに、前記紐付情報に基づく地図データの生成リクエスト(以下、単にリクエストという)を地図データサーバ401に送信する。本処理は、地図データの取得を地図データサーバ401に要求する要求処理の一例である。更に、地図表示端末405、407は、地図データサーバ401で生成された地図データを受信すると、受信した地図データとともに、前記特定した撮像データの存在を前記地図データ上の対応する位置に示すようにLCDパネル235に表示する。本処理は、表示制御処理の一例である。ここで、地図表示端末405、407は、撮像データの存在を示すために地図データ上にサムネイルを表示するようにしてもよいし、ピンアイコン等の描画オブジェクトを表示するようにしてもよい。
図5は、地図データベース404のデータ構成の一例を示す図である。地図データベース404は、最新地図データ501と過去地図履歴データ502とから構成されている。過去地図履歴データ502には、年代毎に過去の地図データが保持されている。図5の例の場合、過去地図履歴データ502には、2005年、2000年、1995年、1990年、・・・といったように5年毎に過去の地図データが保持されている。ただし、保持される過去の地図データの年代はこれに限られるものではない。例えば、1年毎や半年毎といったように任意の時期において記録された過去の地図データを過去地図履歴データ502として保持することができる。また、最新地図データ501は、常に最新の地図データとして保持される。即ち、最新地図データ501は、地図データの更新に伴い最新の地図データに置き換えられる。また、最新地図データ501は、地図データサーバ401が地図表示端末405、407からの地図データのリクエストに応じて生成する地図データのベース(下地)となる地図データである。
ここでは、最新地図データ501及び過去地図履歴データ502は、地図データベース404上で管理されるものとして説明したが、地図データサーバ401のHD102上で管理されるようにしてもよい。
ここでは、最新地図データ501及び過去地図履歴データ502は、地図データベース404上で管理されるものとして説明したが、地図データサーバ401のHD102上で管理されるようにしてもよい。
次に、地図データサーバ401の挙動を、図6、図7を用いて説明する。
図6は、地図データサーバ401が地図データのリクエストを受け付けて地図データ生成ジョブを生成するまでの処理の一例を示すフローチャートである。CPU101は、地図データの生成に関する地図データサービスを開始し、地図表示端末405、407からの地図データのリクエストの受け付けを開始する(S601)。CPU101は、地図データのリクエストの受け付けを開始すると、地図表示端末405、407からのリクエストを受信するまで待機する(S602)。CPU101は、地図表示端末405、407からリクエストを受信すると、そのリクエストがURLベースのリクエストであるか否かを判定する(S603)。
CPU101は、リクエストがURLベースでなかった場合は、地図データ生成サーバ403で直接制御コマンドを実行するために、地図データ生成ジョブを生成する(S605)。一方、CPU101は、リクエストがURLベースであった場合は、WWWサーバ402でURLをパースし、地図データ生成サーバ403が解釈可能な地図データ生成制御コマンドを生成する(S604)。その後、CPU101は、生成した地図データ生成制御コマンドを実行すべく地図データ生成ジョブを生成する(S605)。地図データ生成ジョブは、リクエスト毎の個別のプロセスとして実行される。そして、CPU101は、次の地図データのリクエストが地図表示端末405、407から送信されてくるまで待機する(S602)。
図6は、地図データサーバ401が地図データのリクエストを受け付けて地図データ生成ジョブを生成するまでの処理の一例を示すフローチャートである。CPU101は、地図データの生成に関する地図データサービスを開始し、地図表示端末405、407からの地図データのリクエストの受け付けを開始する(S601)。CPU101は、地図データのリクエストの受け付けを開始すると、地図表示端末405、407からのリクエストを受信するまで待機する(S602)。CPU101は、地図表示端末405、407からリクエストを受信すると、そのリクエストがURLベースのリクエストであるか否かを判定する(S603)。
CPU101は、リクエストがURLベースでなかった場合は、地図データ生成サーバ403で直接制御コマンドを実行するために、地図データ生成ジョブを生成する(S605)。一方、CPU101は、リクエストがURLベースであった場合は、WWWサーバ402でURLをパースし、地図データ生成サーバ403が解釈可能な地図データ生成制御コマンドを生成する(S604)。その後、CPU101は、生成した地図データ生成制御コマンドを実行すべく地図データ生成ジョブを生成する(S605)。地図データ生成ジョブは、リクエスト毎の個別のプロセスとして実行される。そして、CPU101は、次の地図データのリクエストが地図表示端末405、407から送信されてくるまで待機する(S602)。
図7は、地図データサーバ401が地図データ生成ジョブを実行して地図データを生成する処理の一例を示すフローチャートである。CPU101は、地図データ生成ジョブを生成すると、地図データ生成処理を開始する(S701)。本実施形態における地図データ生成処理には、上述した地図表示領域情報、縮尺情報、撮像位置情報及び撮像日時情報を紐付けた紐付情報が必要である。なお、撮像位置情報及び撮像日時情報は、撮像データに対応するセットの情報である。前記紐付情報に含まれる各種の情報は、地図表示端末405、407においてハンドリングされた制御コマンドにより確定される。CPU101は、地図表示端末405、407から前記ハンドリングされた制御コマンドを受け付け、前記紐付情報を確定する(S702)。
次に、CPU101は、制御コマンドで指定された紐付情報に含まれる地図表示領域情報と縮尺情報とから、地図データベース404から取得する最新地図データ501の取得条件を特定する(S703)。より具体的に説明すると、CPU101は、前記地図表示領域情報が示す地図表示領域と前記縮尺情報が示す縮尺とに従って、最新地図データ501から下地となる地図データを取得するように、前記取得条件を特定する。続いて、CPU101は、前記紐付情報に含まれる撮像位置情報と撮像日時情報と縮尺情報とから、地図データベース404から取得する過去地図データの取得条件を特定する(S704)。より具体的に説明すると、CPU101は、過去地図履歴データ502に含まれる過去地図データのうち前記撮像日時情報が示す撮像日時に最も近い時期の過去地図データにおいて、前記撮像位置情報が示す撮像位置を中心とした所定範囲の矩形領域の地図データを前記縮尺情報が示す縮尺で取得するように、前記取得条件を特定する。この際、縮尺に応じて過去地図データの矩形領域のサイズを調整するようにしてもよい。また、取得される領域の形状を矩形としたが、形状は矩形に限る必要はなく、円形等の他の形状であってもよい。
次に、CPU101は、制御コマンドで指定された紐付情報に含まれる地図表示領域情報と縮尺情報とから、地図データベース404から取得する最新地図データ501の取得条件を特定する(S703)。より具体的に説明すると、CPU101は、前記地図表示領域情報が示す地図表示領域と前記縮尺情報が示す縮尺とに従って、最新地図データ501から下地となる地図データを取得するように、前記取得条件を特定する。続いて、CPU101は、前記紐付情報に含まれる撮像位置情報と撮像日時情報と縮尺情報とから、地図データベース404から取得する過去地図データの取得条件を特定する(S704)。より具体的に説明すると、CPU101は、過去地図履歴データ502に含まれる過去地図データのうち前記撮像日時情報が示す撮像日時に最も近い時期の過去地図データにおいて、前記撮像位置情報が示す撮像位置を中心とした所定範囲の矩形領域の地図データを前記縮尺情報が示す縮尺で取得するように、前記取得条件を特定する。この際、縮尺に応じて過去地図データの矩形領域のサイズを調整するようにしてもよい。また、取得される領域の形状を矩形としたが、形状は矩形に限る必要はなく、円形等の他の形状であってもよい。
CPU101は、S703において特定した最新地図データ501の取得条件に従って、下地となる地図データを最新地図データ501から検索して取得する(S705)。より具体的に説明すると、CPU101は、S703において特定した取得条件が示す地図表示領域と縮尺とに対応する地図データを最新地図データ501から取得する。なお、S705の処理により取得される地図データは、第1の地図データの一例である。次に、CPU101は、S704において特定した過去地図データの取得条件に従って、撮像データが撮像された撮像位置周辺の地図データを過去地図データから取得する(S706)。より具体的に説明すると、CPU101は、S704において特定した取得条件が示す撮像日時に最も近い時期の過去地図データを過去地図履歴データ502から検索する。そして、CPU101は、検索した過去地図データから、前記取得条件が示す撮像位置を中心とした所定範囲の矩形領域の地図データを、前記取得条件が示す縮尺で取得する。なお、S706の処理により取得される地図データは、第2の地図データの一例である。
CPU101は、S704で特定した取得条件の対象となる過去地図データの数だけS706の処理を繰り返す(S707)。そして、CPU101は、S705で取得した下地となる地図データの該当する位置に、S706で取得した地図データを重畳した地図データ(以下、重畳地図データという)を生成する(S708)。なお、S708の処理により取得される重畳地図データは、第3の地図データの一例である。CPU101は、S708で生成した重畳地図データをリクエスト元の地図表示端末405、407へリクエストに対する応答として送信する(S709)。以上の処理により、CPU101は、地図データ生成ジョブの生成処理を完了する(S710)。
CPU101は、S704で特定した取得条件の対象となる過去地図データの数だけS706の処理を繰り返す(S707)。そして、CPU101は、S705で取得した下地となる地図データの該当する位置に、S706で取得した地図データを重畳した地図データ(以下、重畳地図データという)を生成する(S708)。なお、S708の処理により取得される重畳地図データは、第3の地図データの一例である。CPU101は、S708で生成した重畳地図データをリクエスト元の地図表示端末405、407へリクエストに対する応答として送信する(S709)。以上の処理により、CPU101は、地図データ生成ジョブの生成処理を完了する(S710)。
図7の処理により取得・生成される地図データのイメージを、図8を用いて説明する。図8は、本実施形態において取得・生成される地図データの一例を示す図である。図8(a)は、S705で取得される下地となる地図データの一例を示す図である。図8(b)は、S706での取得対象となる過去地図データの一例を示す図である。図8(c)は、S708で生成される重畳地図データの一例を示す図である。
図8(a)の地図表示領域内で撮像された撮像データは一つのみであり、その場所が押しピンアイコン801で示されている。例えば、縮尺1:1000での東京駅を中心とした地図表示領域の地図データに、20年前に撮像された写真の撮像位置周辺の地図データを重畳させた重畳地図データを生成する場合を考える。この場合、CPU101は、東京駅の座標(北緯:35°40′N/東経:139°46′E)を中心に縮尺1:1000で1920x1080pixelとなる地図データを取得するように最新地図データ501を検索する。そして、CPU101は、図8(a)の例に示すような下地となる地図データ(地図画像)を取得する。
図8(a)の地図表示領域内で撮像された撮像データは一つのみであり、その場所が押しピンアイコン801で示されている。例えば、縮尺1:1000での東京駅を中心とした地図表示領域の地図データに、20年前に撮像された写真の撮像位置周辺の地図データを重畳させた重畳地図データを生成する場合を考える。この場合、CPU101は、東京駅の座標(北緯:35°40′N/東経:139°46′E)を中心に縮尺1:1000で1920x1080pixelとなる地図データを取得するように最新地図データ501を検索する。そして、CPU101は、図8(a)の例に示すような下地となる地図データ(地図画像)を取得する。
次に、CPU101は、図8(a)の例に示す地図データ内の領域で撮像された写真の撮像位置を示す座標を上述した方法により特定するとともに、過去地図履歴データ502から前記写真の撮像日時に最も近い時期の過去地図データを検索して取得する。本処理により取得された過去地図データの一例が図8(b)である。そして、CPU101は、図8(b)の例に示す過去地図データから前記座標を中心とした所定範囲の地図データを検索し、802に示すような図8(a)の地図データに重畳させる地図データ(地図画像)を取得する。
更に、CPU101は、図8(a)に示す下地となる地図データ(地図画像)上における前記座標の位置である801の領域に、図8(b)の802が示す地図データ(地図画像)を重畳させて、図8(c)に示す重畳地図データ(重畳地図画像)を生成する。図8(c)の803は、下地の地図データに撮像当時の撮像位置周辺における地図データが重畳表示されていることを示している。
このように、撮像当時の撮像位置周辺の地図データを保持しているので、都市開発等で地形が変わったとしても、撮像当時の地形で撮像位置を表示することができる。なお、上述した過去地図履歴データ502の縮尺パターンは最低一種類保持しておけばよく、下地となる地図データの縮尺に応じて拡大/縮小表示できるようにしてもよい。また、地図データはベクタ形式の地図データであってもよい。
更に、CPU101は、図8(a)に示す下地となる地図データ(地図画像)上における前記座標の位置である801の領域に、図8(b)の802が示す地図データ(地図画像)を重畳させて、図8(c)に示す重畳地図データ(重畳地図画像)を生成する。図8(c)の803は、下地の地図データに撮像当時の撮像位置周辺における地図データが重畳表示されていることを示している。
このように、撮像当時の撮像位置周辺の地図データを保持しているので、都市開発等で地形が変わったとしても、撮像当時の地形で撮像位置を表示することができる。なお、上述した過去地図履歴データ502の縮尺パターンは最低一種類保持しておけばよく、下地となる地図データの縮尺に応じて拡大/縮小表示できるようにしてもよい。また、地図データはベクタ形式の地図データであってもよい。
以上、本実施形態によれば、長期間にわたって撮り貯めた撮像データを地図画像上に表示する際に、長期の時間経過で撮像位置周辺の特徴が変化してしまっている場合でも、撮像当時における前記撮像位置周辺の特徴を容易にユーザに把握させることができる。
<実施形態2>
本実施形態では、表示対象となる複数の撮像データが撮像された年代が大きく異なる場合の表示方法について説明する。本実施形態におけるシステム構成及びハードウェア構成は、実施形態1で説明した図1〜図3と同様であるものとする。
図9は、本実施形態の地図表示端末405、407が地図表示モードに設定されている場合における年代スライドショーを用いた地図データの表示に係るイメージの一例を示す図である。901は、そこで撮像された撮像データが存在することを示すアイコンである。902は、ユーザが年代を指定するために操作するスケールバーである。図9(a)の例では、903に示すように2002年が指定されている。このように、スケールバー902は、撮像位置の地図データを表示する年代を指定するために利用される。図9(a)の例では、複数の撮像データが地図表示領域で撮像されているが、2002年に撮像された撮像データは一つもないことを示している。なお、ユーザは、図3で説明した十字キー238の左右を押下してスケールバー902を操作することで、年代を変更することもできる。
本実施形態では、表示対象となる複数の撮像データが撮像された年代が大きく異なる場合の表示方法について説明する。本実施形態におけるシステム構成及びハードウェア構成は、実施形態1で説明した図1〜図3と同様であるものとする。
図9は、本実施形態の地図表示端末405、407が地図表示モードに設定されている場合における年代スライドショーを用いた地図データの表示に係るイメージの一例を示す図である。901は、そこで撮像された撮像データが存在することを示すアイコンである。902は、ユーザが年代を指定するために操作するスケールバーである。図9(a)の例では、903に示すように2002年が指定されている。このように、スケールバー902は、撮像位置の地図データを表示する年代を指定するために利用される。図9(a)の例では、複数の撮像データが地図表示領域で撮像されているが、2002年に撮像された撮像データは一つもないことを示している。なお、ユーザは、図3で説明した十字キー238の左右を押下してスケールバー902を操作することで、年代を変更することもできる。
図9(b)は、905に示すようにスケールバー902の年代を2004年にあわせた場合の例である。現在の地図表示領域では、アイコン904が示すように一つの写真が2004年に撮像されており、そのときの撮像位置の地図データが下地の地図データに重畳表示された状態になっている。このような表示方法とすることにより、撮像された年代の異なる多数の撮像データが一つの画面内に表示されている場合でも、異なる年代の地図が乱表示されて混乱することを防止することができる。
このような表示を地図表示端末405、407で行う場合は、以下の2つの方法で実現する。一つ目の方法は、実施形態1で図7を用いて説明した地図データ生成処理において、過去地図履歴データ502の対象期間を地図表示端末405、407から地図データサーバ401に通知し、S706における過去地図データの取得対象期間を前記通知された対象期間分のものだけにするという方法である。即ち、地図表示端末405、407が、前記対象期間の指定を含む重畳地図データの取得要求を地図データサーバ401に送信する。二つ目の方法は、地図表示端末405、407が、撮像日時とユーザ操作とから過去地図データを取得する対象の写真を選択し、その情報のみを地図データサーバ401に送信する方法であり、このときの地図データサーバ401の挙動は実施形態1と同様でよい。
このような表示を地図表示端末405、407で行う場合は、以下の2つの方法で実現する。一つ目の方法は、実施形態1で図7を用いて説明した地図データ生成処理において、過去地図履歴データ502の対象期間を地図表示端末405、407から地図データサーバ401に通知し、S706における過去地図データの取得対象期間を前記通知された対象期間分のものだけにするという方法である。即ち、地図表示端末405、407が、前記対象期間の指定を含む重畳地図データの取得要求を地図データサーバ401に送信する。二つ目の方法は、地図表示端末405、407が、撮像日時とユーザ操作とから過去地図データを取得する対象の写真を選択し、その情報のみを地図データサーバ401に送信する方法であり、このときの地図データサーバ401の挙動は実施形態1と同様でよい。
以上、本実施形態によれば、実施形態1で上述した効果に加え、年代の異なる多数の撮像データが一つの画面内に表示されている場合でも、異なる年代の地図が乱表示されてユーザが混乱することを防止することができる。
<その他の実施形態>
上述した各実施形態において、地図データサーバ401は、重畳地図データ(第3の地図データ)を生成する際に、下地となる地図データ(第1の地図データ)に重畳させる地図データ(第2の地図データ)に以下のようなリンクを付加するようにしてもよい。より具体的には、地図データサーバ401は、地図表示端末405、407に送信した重畳地図データにおける前記リンクを地図表示端末405、407のユーザが選択した場合、前記リンクが付加された地図データ(第2の地図データ)の地図表示領域を下地の地図データ(第1の地図データ)に置き換えて地図表示端末405、407に再度送信し直す。これにより、ユーザは、撮像当時の地図データと最新の地図データとを切り替えて参照することができるようになる。
上述した各実施形態において、地図データサーバ401は、重畳地図データ(第3の地図データ)を生成する際に、下地となる地図データ(第1の地図データ)に重畳させる地図データ(第2の地図データ)に以下のようなリンクを付加するようにしてもよい。より具体的には、地図データサーバ401は、地図表示端末405、407に送信した重畳地図データにおける前記リンクを地図表示端末405、407のユーザが選択した場合、前記リンクが付加された地図データ(第2の地図データ)の地図表示領域を下地の地図データ(第1の地図データ)に置き換えて地図表示端末405、407に再度送信し直す。これにより、ユーザは、撮像当時の地図データと最新の地図データとを切り替えて参照することができるようになる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、上述した各実施形態によれば、長期間にわたって撮り貯めた撮像画像を地図画像上に表示する際に、長期の時間経過で変化してしまった撮像当時の撮像場所周辺の特徴を容易に把握可能とする技術を提供することができる。
以上、本発明の好ましい形態について詳述したが、本実施形態は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
401 地図データサーバ、402 WWWサーバ、403 地図データ生成サーバ、404 地図データベース、405、407 地図表示端末、406 WWWクライアント、408 地図表示アプリケーション
Claims (14)
- 撮像装置と通信可能なサーバ装置であって、
前記撮像装置の表示部に表示される地図表示領域を示す地図表示領域情報と、前記地図表示領域の縮尺を示す縮尺情報と、前記地図表示領域内で撮像された撮像データの撮像位置情報と、撮像日時情報とを紐付けた紐付情報を含む地図画像の取得要求を前記撮像装置から受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記取得要求に含まれる前記紐付情報に基づいて、前記地図表示領域における前記縮尺での最新の地図画像である第1の地図画像に、前記撮像位置情報と前記撮像日時情報とに基づいて取得した過去の地図画像である第2の地図画像を前記縮尺で重畳させた第3の地図画像を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記第3の地図画像を前記取得要求の応答として前記撮像装置に送信する応答手段と、
を有するサーバ装置。 - 前記生成手段は、管理されている過去の異なる時期の地図画像のうち前記撮像日時情報が示す撮像日時に最も近い時期の地図画像における前記撮像位置情報が示す位置を中心とした所定の範囲の画像を前記第2の地図画像として取得し、取得した前記第2の地図画像を前記縮尺で前記第1の地図画像に重畳させて前記第3の地図画像を生成する請求項1に記載のサーバ装置。
- 前記受信手段は、前記第2の地図画像に係る対象期間の指定を含む前記取得要求を前記撮像装置から受信し、
前記生成手段は、前記指定された対象期間における前記第2の地図画像を取得し、取得した前記第2の地図画像を前記縮尺で前記第1の地図画像に重畳させて前記第3の地図画像を生成する請求項1又は2に記載のサーバ装置。 - 前記生成手段は、前記第2の地図画像にリンクを付加して前記第3の地図画像を生成し、前記撮像装置のユーザにより前記リンクが選択された場合には前記第2の地図画像の地図表示領域を前記第1の地図画像に置き換え、
前記応答手段は、前記置き換え後の第3の地図画像を再度、前記撮像装置に送信する請求項1乃至3の何れか1項に記載のサーバ装置。 - 撮像部で撮像された撮像データの撮像位置情報に基づいて、前記撮像された撮像データのうち表示部に表示される地図表示領域内で撮像された撮像データを特定する特定手段と、
前記地図表示領域を示す地図表示領域情報と、前記地図表示領域の縮尺を示す縮尺情報と、前記特定手段により特定された撮像データの撮像位置情報と、撮像日時情報とを紐付けた紐付情報をサーバ装置に送信する送信手段と、
前記送信手段により送信された紐付情報に基づいて、前記地図表示領域における前記縮尺での最新の地図画像である第1の地図画像に、前記撮像位置情報と前記撮像日時情報とに基づいて取得される過去の地図画像である第2の地図画像を前記縮尺で重畳させた第3の地図画像の取得を前記サーバ装置に要求する要求手段と、
前記要求手段による要求に応じて取得された前記第3の地図画像とともに、前記特定された撮像データの存在を前記第3の地図画像上の対応する位置に示すように表示する表示制御手段と、
を有する撮像装置。 - 前記表示制御手段は、前記特定手段により年代の異なる複数の撮像データが特定された場合には、前記第3の地図画像に含まれる前記第2の地図画像の表示と、前記特定された撮像データの存在を示す表示とを、ユーザ操作を介して指定された年代に応じて変更して表示する請求項5に記載の撮像装置。
- 前記第2の地図画像は、前記サーバ装置で管理されている過去の異なる時期の地図画像のうち前記撮像日時情報が示す撮像日時に最も近い時期の地図画像における前記撮像位置情報が示す位置を中心とした所定の範囲の画像である請求項5又は6に記載の撮像装置。
- 前記要求手段は、前記第2の地図画像に係る対象期間をユーザ操作に基づいて指定して、前記第3の地図画像の取得を前記サーバ装置に要求する請求項5乃至7の何れか1項に記載の撮像装置。
- ネットワークを介して通信可能な撮像装置と、サーバ装置とを含むシステムであって、
前記撮像装置は、
撮像部で撮像された撮像データの撮像位置情報に基づいて、前記撮像された撮像データのうち表示部に表示される地図表示領域内で撮像された撮像データを特定する特定手段と、
前記地図表示領域を示す地図表示領域情報と、前記地図表示領域の縮尺を示す縮尺情報と、前記特定手段により特定された撮像データの撮像位置情報と、撮像日時情報とを紐付けた紐付情報を前記サーバ装置に送信する送信手段と、
前記送信手段により送信された紐付情報に基づいて、前記地図表示領域における前記縮尺での最新の地図画像である第1の地図画像に、前記撮像位置情報と前記撮像日時情報とに基づいて取得される過去の地図画像である第2の地図画像を前記縮尺で重畳させた第3の地図画像の取得を前記サーバ装置に要求する要求手段と、
前記要求手段による要求に応じて取得された前記第3の地図画像とともに、前記特定された撮像データの存在を前記第3の地図画像上の対応する位置に示すように表示する表示制御手段と、
を有し、
前記サーバ装置は、
前記紐付情報を含む前記第3の地図画像の取得要求を前記撮像装置から受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記取得要求に含まれる前記紐付情報に基づいて、前記第1の地図画像に、前記撮像位置情報と前記撮像日時情報とに基づいて取得した前記第2の地図画像を前記縮尺で重畳させた前記第3の地図画像を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記第3の地図画像を前記取得要求の応答として前記撮像装置に送信する応答手段と、
を有するシステム。 - 撮像装置と通信可能なサーバ装置が実行する情報処理方法であって、
前記撮像装置の表示部に表示される地図表示領域を示す地図表示領域情報と、前記地図表示領域の縮尺を示す縮尺情報と、前記地図表示領域内で撮像された撮像データの撮像位置情報と、撮像日時情報とを紐付けた紐付情報を含む地図画像の取得要求を前記撮像装置から受信する受信ステップと、
前記受信ステップにより受信された前記取得要求に含まれる前記紐付情報に基づいて、前記地図表示領域における前記縮尺での最新の地図画像である第1の地図画像に、前記撮像位置情報と前記撮像日時情報とに基づいて取得した過去の地図画像である第2の地図画像を前記縮尺で重畳させた第3の地図画像を生成する生成ステップと、
前記生成ステップにより生成された前記第3の地図画像を前記取得要求の応答として前記撮像装置に送信する応答ステップと、
を含む情報処理方法。 - 撮像装置が実行する情報処理方法であって、
撮像部で撮像された撮像データの撮像位置情報に基づいて、前記撮像された撮像データのうち表示部に表示される地図表示領域内で撮像された撮像データを特定する特定ステップと、
前記地図表示領域を示す地図表示領域情報と、前記地図表示領域の縮尺を示す縮尺情報と、前記特定ステップにより特定された撮像データの撮像位置情報と、撮像日時情報とを紐付けた紐付情報をサーバ装置に送信する送信ステップと、
前記送信ステップにより送信された紐付情報に基づいて、前記地図表示領域における前記縮尺での最新の地図画像である第1の地図画像に、前記撮像位置情報と前記撮像日時情報とに基づいて取得される過去の地図画像である第2の地図画像を前記縮尺で重畳させた第3の地図画像の取得を前記サーバ装置に要求する要求ステップと、
前記要求ステップによる要求に応じて取得された前記第3の地図画像とともに、前記特定された撮像データの存在を前記第3の地図画像上の対応する位置に示すように表示する表示制御ステップと、
を含む情報処理方法。 - ネットワークを介して通信可能な撮像装置と、サーバ装置とを含むシステムにおける情報処理方法であって、
前記撮像装置が、撮像部で撮像された撮像データの撮像位置情報に基づいて、前記撮像された撮像データのうち表示部に表示される地図表示領域内で撮像された撮像データを特定する特定ステップと、
前記撮像装置が、前記地図表示領域を示す地図表示領域情報と、前記地図表示領域の縮尺を示す縮尺情報と、前記特定ステップにより特定された撮像データの撮像位置情報と、撮像日時情報とを紐付けた紐付情報を前記サーバ装置に送信する送信ステップと、
前記撮像装置が、前記送信ステップにより送信された紐付情報に基づいて、前記地図表示領域における前記縮尺での最新の地図画像である第1の地図画像に、前記撮像位置情報と前記撮像日時情報とに基づいて取得される過去の地図画像である第2の地図画像を前記縮尺で重畳させた第3の地図画像の取得を前記サーバ装置に要求する要求ステップと、
前記サーバ装置が、前記紐付情報を含む前記第3の地図画像の取得要求を前記撮像装置から受信する受信ステップと、
前記サーバ装置が、前記受信ステップにより受信された前記取得要求に含まれる前記紐付情報に基づいて、前記第1の地図画像に、前記撮像位置情報と前記撮像日時情報とに基づいて取得した前記第2の地図画像を前記縮尺で重畳させた前記第3の地図画像を生成する生成ステップと、
前記サーバ装置が、前記生成ステップにより生成された前記第3の地図画像を前記取得要求の応答として前記撮像装置に送信する応答ステップと、
前記撮像装置が、前記要求ステップによる要求に応じて取得された前記第3の地図画像とともに、前記特定された撮像データの存在を前記第3の地図画像上の対応する位置に示すように表示する表示制御ステップと、
を含む情報処理方法。 - 撮像装置と通信可能なコンピュータに、
前記撮像装置の表示部に表示される地図表示領域を示す地図表示領域情報と、前記地図表示領域の縮尺を示す縮尺情報と、前記地図表示領域内で撮像された撮像データの撮像位置情報と、撮像日時情報とを紐付けた紐付情報を含む地図画像の取得要求を前記撮像装置から受信する受信ステップと、
前記受信ステップにより受信された前記取得要求に含まれる前記紐付情報に基づいて、前記地図表示領域における前記縮尺での最新の地図画像である第1の地図画像に、前記撮像位置情報と前記撮像日時情報とに基づいて取得した過去の地図画像である第2の地図画像を前記縮尺で重畳させた第3の地図画像を生成する生成ステップと、
前記生成ステップにより生成された前記第3の地図画像を前記取得要求の応答として前記撮像装置に送信する応答ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
撮像部で撮像された撮像データの撮像位置情報に基づいて、前記撮像された撮像データのうち表示部に表示される地図表示領域内で撮像された撮像データを特定する特定ステップと、
前記地図表示領域を示す地図表示領域情報と、前記地図表示領域の縮尺を示す縮尺情報と、前記特定ステップにより特定された撮像データの撮像位置情報と、撮像日時情報とを紐付けた紐付情報をサーバ装置に送信する送信ステップと、
前記送信ステップにより送信された紐付情報に基づいて、前記地図表示領域における前記縮尺での最新の地図画像である第1の地図画像に、前記撮像位置情報と前記撮像日時情報とに基づいて取得される過去の地図画像である第2の地図画像を前記縮尺で重畳させた第3の地図画像の取得を前記サーバ装置に要求する要求ステップと、
前記要求ステップによる要求に応じて取得された前記第3の地図画像とともに、前記特定された撮像データの存在を前記第3の地図画像上の対応する位置に示すように表示する表示制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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