JP2016110287A - 医療情報紐付システム、方法、及びプログラム - Google Patents

医療情報紐付システム、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医療機関で管理される医療情報と、個人向け医療情報管理サービスで管理される医療情報とを、簡易な運用で紐付ける。【解決手段】医療情報紐付サーバ20、業務システム用サーバ30、及びPHRサービス用サーバ40を含む医療情報紐付システム10において、医療情報紐付サーバ20は、業務システム用サーバ30から受信した医療機関ID及び患者IDに対して固有の紐付番号を付与し、紐付番号に対応付けて医療機関ID及び患者IDを記憶する。業務システム用サーバ30は、付与された紐付番号を表す情報を、PHRサービスを利用するユーザ端末50において読み取り可能な媒体に出力する。PHRサービス用サーバ40は、ユーザ端末50において媒体から読み取った紐付番号、サービスID、及びユーザIDを医療情報紐付サーバ20に送信する。医療情報紐付サーバ20は、受信した紐付番号に対応付けて、サービスID及びユーザIDを登録する。【選択図】図1

Description

本発明は、医療情報紐付システム、医療情報紐付方法、及び医療情報紐付プログラムに関する。
病院、診療所、介護事業者、調剤薬局等の医療機関において、診察、検査、処方箋等の医療情報が電子カルテシステム等の業務システムにより電子的情報として管理されている場合がある。このような業務システムでは、患者を識別するための患者IDと、その患者についての医療情報とが対応付けられて管理される。
医療情報の管理に関する技術として、医師の注射処方情報に基づいて、患者に投与すべき注射薬の元となる薬剤を患者毎にトレイに収容する際の管理に関するシステムが提案されている。このシステムでは、注射薬の元となる薬剤を患者毎にトレイに収容すると共に、他のトレイの薬剤と識別可能な照合情報をバーコードの形態で印字した照合ラベルを各薬剤に貼り付ける。そして、医師の注射処方情報に基づいて混注するためにトレイから取り出した薬剤の照合ラベルを、混注する前にバーコードリーダで読み取る。そして、読み取った照合情報を医師の注射処方情報と自動照合した後に、その照合結果に従って混注を行うことを特徴としている。
また、個人が自らの健康に関する医療情報を、自己管理の下に蓄積した記録であるPHR(Personal Health Record)に関する個人向け医療情報管理サービス(以下、「PHRサービス」という)が存在する。PHRサービスは、例えばウェブシステムなどで提供され、ユーザは、パーソナルコンピュータやスマートフォン等の端末から、PHRサービスにアクセスし、自らの健康に関する情報の登録や管理を行う。
特開2002−92165号公報
PHRサービスのユーザが、PHRサービスにユーザ個人の医療情報を効率的に登録するためには、各医療機関で稼働している電子カルテシステムなどの業務システムと、PHRサービスとを紐付けることが必要である。
しかしながら、従来技術では、医療機関の業務システム内で、患者IDと医療情報との紐付けは行われてはいるが、医療機関の業務システムで管理される医療情報と、PHRサービスで管理する医療情報とを紐付ける技術は開示されていない。
また、PHRサービスを利用するユーザは、電子的情報の操作に関する熟練者であるとは限らない。そのため、複数の医療機関の中から医療情報を紐付けしたい医療機関を特定すること、医療機関の各々で採番された自身の患者IDを特定すること、特定した情報をPHRサービスと紐付けて登録することなどは、ユーザにとって容易な操作ではない場合がある。
本発明は、一つの側面として、医療機関で管理される医療情報と、個人向け医療情報管理サービスで管理される医療情報とを、簡易な運用で紐付けることを目的とする。
一つの態様として、医療情報紐付システムは、医療機関における医療情報を管理する医療機関情報処理装置と、個人向け医療情報管理サービスにより医療情報を管理する個人医療情報処理装置と、医療情報紐付装置とを含む。前記医療機関情報処理装置は、前記医療機関の識別情報及び前記医療機関における患者の識別情報に対する固有の紐付番号の付与を、前記医療情報紐付装置に依頼する第1依頼部を備える。また、前記医療機関情報処理装置は、前記医療情報紐付装置により付与された紐付番号を表す情報を、前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの端末装置において読み取り可能な媒体に出力する出力部を備える。前記個人医療情報処理装置は、前記医療機関情報処理装置で管理する医療情報と前記個人医療情報処理装置で管理する医療情報との紐付けを依頼する第2依頼部を備える。第2依頼部は、前記ユーザの端末装置において、前記媒体から読み取ることにより取得された紐付番号と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報とを前記医療情報紐付装置に送信する。前記医療情報紐付装置は、前記第1依頼部からの依頼に対して紐付番号を付与し、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と前記紐付番号とを対応付けて記憶部に記憶する付与部を備える。また、前記第2依頼部からの依頼に基づいて、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を、受信した紐付番号に一致する前記記憶部に記憶された紐付番号に対応付けて前記記憶部に登録する登録部を備える。
一つの側面として、医療機関で管理される医療情報と、個人向け医療情報管理サービスで管理される医療情報とを、簡易な運用で紐付けることができる、という効果を有する。
本実施形態に係る医療情報紐付システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 業務システム医療情報テーブルの一例を示す図である。 患者情報テーブルの一例を示す図である。 2次元コード画像の出力の一例を示す図である。 PHR医療情報テーブルの一例を示す図である。 ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。 紐付テーブルの一例を示す図である。 エントリポイントテーブルの一例を示す図である。 医療情報紐付サーバとして機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 業務システム用サーバとして機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 PHRサービス用サーバとして機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 医療情報紐付システムにおける一連の処理の一例を示すシーケンス図である。 業務システム側処理の一例を示すフローチャートである。 生成処理の一例を示すフローチャートである。 紐付テーブルの一例を示す図である。 PHRサービス側処理の一例を示すフローチャートである。 登録処理が実行される(図12のS50)。 紐付テーブルの一例を示す図である。 エントリポイントテーブルの一例を示す図である。 中継処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態により提供される医療情報紐付基盤の一例を概略的に示す図である。 紐付テーブルの一例を示す図である。
以下、図面を参照して開示の技術に係る実施形態の一例を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る医療情報紐付システム10は、医療情報紐付サーバ20と、複数の業務システム用サーバ30と、複数のPHR(Personal Health Record)サービス用サーバ40と、複数のユーザ端末50とを含む。医療情報紐付サーバ20と、複数の業務システム用サーバ30の各々と、複数のPHRサービス用サーバ40の各々と、複数のユーザ端末50の各々とは、ネットワーク15を介して互いに接続される。なお、医療情報紐付サーバ20は、開示の技術の医療情報紐付装置の一例である。また、業務システム用サーバ30は、開示の技術の医療機関情報処理装置の一例である。また、PHRサービス用サーバ40は、開示の技術の個人向け医療情報処理装置の一例である。
業務システム用サーバ30は、例えば、病院、診療所、介護事業者、調剤薬局などの医療機関で稼動し、各医療機関で行われる診察、検査、処方箋の発行等に関する各種医療情報を管理する。業務システム用サーバ30は、例えば、電子カルテシステム、介護支援システム、調剤レセプトコンピュータなどの業務システムとして稼動するサーバである。また、業務システム用サーバ30は、所定地域内に存在する複数の医療機関における医療情報を集約して管理する地域連携システムとして稼動するサーバであってもよい。
図1に示すように、業務システム用サーバ30は、業務システムとPHRサービスとの紐付に関する機能部として、発行依頼部31と、出力部32とを含む。発行依頼部31は、開示の技術の第1依頼部の一例である。また、業務システム用サーバ30は、業務システム医療情報テーブル35と、患者情報テーブル36とを有する。
まず、業務システム用サーバ30が有する各テーブルについて説明する。
業務システム医療情報テーブル35には、患者を識別するための患者IDと、その患者IDで識別される患者についての医療情報とが対応付けられて記憶される。図2に、業務システム医療情報テーブル35の一例を示す。図2の業務システム医療情報テーブル35の例では、患者IDに対応付けて、「診察日」、「情報種別」、「文書」、及び「更新日時」の各情報が記憶されている。「診察日」は、診察や検査が行われた日、処方箋が発行された日等の情報である。「情報種別」は、診察、検査、処方箋等の医療情報の種別を示す情報である。「文書」は、医療情報の内容を示す文書データである。「更新日時」は、業務システム医療情報テーブル35上の各医療情報が更新された日時である。
患者情報テーブル36には、患者IDと、その患者IDで識別される患者の属性情報とが対応付けられて記憶される。図3に、患者情報テーブル36の一例を示す。図3の患者情報テーブル36の例では、患者IDに対応付けて、患者の属性情報として、「氏名」、「生年月日」、「住所」等の各情報が記憶されている。なお、患者の属性情報としては、性別や年齢等、その他の属性情報を含んでもよい。
次に、業務システム用サーバ30の各機能部について説明する。
発行依頼部31は、業務システムとPHRサービスとの紐付に使用される紐付番号を表す2次元コード画像の発行(詳細は後述)を、医療情報紐付サーバ20に対して依頼する。具体的には、医療機関の医師などの操作者により、その医療機関で稼動する業務システム用サーバ30に対して、2次元コード画像の発行依頼が指示される。2次元コード画像の発行依頼は、例えば、業務システム用サーバ30により提供される業務システムのメニューから該当の項目を選択することなどにより指示することができる。
発行依頼部31は、2次元コード画像の発行依頼を受け付けると、例えば、操作者が直接入力したり、診察カード等に印字された患者IDを示すバーコード等をバーコードリーダで読み取ったりすることにより入力された対象の患者の患者IDを取得する。また、発行依頼部31は、業務システム用サーバ30の所定の記憶領域に予め記憶された、業務システム(自システム)の識別情報である業務システムID、及び医療機関の識別情報である医療機関IDを取得する。さらに、発行依頼部31は、患者情報テーブル36から、取得した患者IDに対応する患者の属性情報のうち、予め定めた属性情報を取得する。ここでは、患者の属性情報として、「生年月日」を取得する場合について説明する。発行依頼部31は、取得した患者ID、業務システムID、医療機関ID、及び患者の属性情報を含む発行依頼を生成し、ネットワーク15を介して医療情報紐付サーバ20へ送信する。
出力部32は、2次元コード画像の発行依頼に対して返送された2次元コード画像のデータを受け付けると、業務システム用サーバ30に接続されたプリンタにより、受信した2次元コード画像が紙媒体に印字出力されるように制御する。図4に、2次元コード画像の出力の一例を示す。図4では、紙媒体37に、2次元コード画像38と、2次元コード画像38を使用して業務システムとPHRサービスとを紐付けるための説明39とが印字出力された例を示している。
PHRサービス用サーバ40は、例えば、母子手帳、お薬手帳などの個人の健康に関する医療情報であるPHRを管理するためのPHRサービスを提供するサーバである。PHRサービス用サーバ40は、ユーザ端末50に対して、例えば、ウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションの形態でPHRサービスを提供することができる。
図1に示すように、PHRサービス用サーバ40は、業務システムとPHRサービスとの紐付に関する機能部として、紐付依頼部41を含む。なお、紐付依頼部41は、開示の技術の第2依頼部の一例である。また、PHRサービス用サーバ40は、PHR医療情報テーブル45と、ユーザ情報テーブル46とを有する。
まず、PHRサービス用サーバ40が有する各テーブルについて説明する。
PHR医療情報テーブル45には、PHRサービスを利用するユーザを識別するためのユーザIDと、そのユーザIDで識別されるユーザについての医療情報とが対応付けて記憶される。図5に、PHR医療情報テーブル45の一例を示す。図5のPHR医療情報テーブル45の例では、ユーザIDに対応付けて、「医療機関ID」、「診察日」、「情報種別」、及び「文書」の各情報が記憶されている。「医療機関ID」には、医療情報の管理元である医療機関を示す医療機関IDが記憶される。「診察日」、「情報種別」、及び「文書」に記憶される情報は、業務システム医療情報テーブル35と同様である。PHR医療情報テーブル45には、PHRサービスが提供されているユーザ端末50からユーザが直接入力した医療情報や、後述する業務システムとPHRサービスとの紐付により業務システム用サーバ30から取得された医療情報が記憶される。
ユーザ情報テーブル46は、ユーザIDと、そのユーザIDで識別されるユーザの属性情報とが対応付けて記憶される。図6に、ユーザ情報テーブル46の一例を示す。図6のユーザ情報テーブル46の例では、ユーザIDに対応付けて、ユーザの属性情報として、「氏名」、「生年月日」、「住所」等の情報が記憶されている。なお、ユーザの属性情報としては、性別や年齢等、その他の属性情報を含んでもよい。
次に、PHRサービス用サーバ40の機能部について説明する。
紐付依頼部41は、業務システムとPHRサービスとを紐付けるために、医療情報紐付サーバ20に対して、業務システム用サーバ30が有する医療情報と、PHRサービス用サーバ40が有する医療情報との紐付を依頼する。具体的には、紐付依頼部41は、ユーザに対して発行された2次元コード画像をユーザ端末50から読み込むことにより取得された紐付番号及び有効期限(詳細は後述)を、ユーザ端末50から受信する。また、紐付依頼部41は、PHRサービスにログインしているユーザのユーザIDを取得する。また、紐付依頼部41は、PHRサービス用サーバ40の所定の記憶領域に予め記憶されたPHRサービス(自サービス)の識別情報であるサービスIDを取得する。さらに、紐付依頼部41は、ユーザ情報テーブル46から、取得したユーザIDに対応するユーザの属性情報を取得する。取得するユーザの属性情報は、予め定めた属性情報であり、業務システム用サーバ30の発行依頼部31から医療情報紐付サーバ20へ送信される発行依頼に含まれる属性情報と同一のものを取得するように設定しておく。従って、ここでは、属性情報として「生年月日」を取得する。紐付依頼部41は、取得した紐付番号、有効期限、ユーザID、サービスID、ユーザの属性情報を含む紐付依頼を生成し、ネットワーク15を介して医療情報紐付サーバ20へ送信する。
ユーザ端末50は、画像を表示する表示部、情報を入力する入力部、及び2次元コード画像を読み取る読取部を備えた端末装置である。ユーザ端末50としては、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等を用いることができる。
医療情報紐付サーバ20は、業務システムとPHRサービスとの紐付を実現する医療情報紐付基盤として機能する。医療情報紐付サーバ20は、業務システムとPHRサービスとの紐付を実現するために、業務システムID及び医療機関IDと患者IDとのペアと、PHRサービスのサービスIDとユーザIDとのペアとを紐付ける。これにより、業務システムにおける患者IDに対応付けられた医療情報と、PHRサービスにおけるユーザIDに対応付けられた医療情報とが紐付けられる。なお、業務システムID及び医療機関IDは、開示の技術の医療機関の識別情報の一例である。本実施形態では、地域連携システムのように、複数の医療機関の医療情報を集約して管理する業務システムも想定しているため、業務システムID及び医療機関IDにより、医療情報の紐付の対象となる医療機関を特定するものである。
図1に示すように、医療情報紐付サーバ20は、機能部として、送受信部21と、生成部22と、登録部23と、中継部24とを含む。なお、生成部22は、開示の技術の付与部の一例である。また、医療情報紐付サーバ20は、紐付テーブル25と、エントリポイントテーブル26とを有する。
まず、医療情報紐付サーバ20が有する各テーブルについて説明する。
紐付テーブル25には、業務システム用サーバ30から受信した発行依頼毎に採番した固有の紐付番号に対応付けて、発行依頼に含まれる情報と、PHRサービス用サーバ40から受信した紐付依頼に含まれる情報とが記憶される。図7に、紐付テーブル25の一例を示す。図7の紐付テーブル25の例では、紐付番号に対応付けて、発行依頼に含まれる業務システムID、医療機関ID、患者ID、及び患者の属性情報(ここでは「生年月日」)が記憶されている。また、紐付番号に対応付けて、紐付依頼に含まれるサービスID、ユーザID、及びユーザの属性情報(ここでは「生年月日」)が記憶されている。また、紐付テーブル25には、紐付番号を採番する際に設定された、2次元コード画像の有効期限も記憶されている。2次元コード画像の有効期限とは、発行された2次元コード画像を用いて紐付依頼を行うことができる期限である。
エントリポイントテーブル26には、紐付テーブル25に登録されている業務システム及びPHRサービスの各々について、ネットワーク15上での位置を表す情報として、エントリポイントが記憶される。「エントリポイント」とは、業務システムまたはPHRサービスへのアクセス先を示すURLである。図8に、エントリポイントテーブル26の一例を示す。図8のエントリポイントテーブル26の例では、業務システムIDまたはサービスIDに対応付けて、「エントリポイント」及び「サービスタイプ」の情報が記憶されている。「サービスタイプ」は、アクセス先が業務システムかPHRサービスかを示す情報である。
次に、医療情報紐付サーバ20の各機能部について説明する。
送受信部21は、業務システム用サーバ30及びPHRサービス用サーバ40の各々との間で、情報の送受信を行う。また、送受信部21は、業務システム用サーバ30から送信された発行依頼を受信すると、発行依頼を生成部22へ受け渡す。また、送受信部21は、生成部22で生成された2次元コード画像のデータを生成部22から受け取ると、発行依頼の送信元である業務システム用サーバ30へ返送する。また、送受信部21は、PHRサービス用サーバ40から紐付依頼を受信すると、紐付依頼を登録部23へ受け渡す。
生成部22は、送受信部21から発行依頼を受け取ると、紐付テーブル25を参照して、受け取った発行依頼に対して固有の紐付番号を採番して付与する。生成部22は、付与した紐付番号に対応付けて、発行依頼に含まれる業務システムID、医療機関ID、患者ID、及び患者の属性情報を、紐付テーブル25に記憶する。また、生成部22は、発行する2次元コード画像の有効期限として、現時点から所定期間後(例えば、1週間後、1ヶ月後など)の日付を設定し、紐付テーブル25に記憶する。さらに、生成部22は、付与した紐付番号及び設定した有効期限を表す2次元コード画像を生成し、送受信部21へ受け渡す。
登録部23は、送受信部21から紐付依頼を受け取ると、紐付依頼に含まれる有効期限を確認する。現時点で有効期限を経過していない場合には、登録部23は、紐付依頼に含まれるユーザの属性情報と、紐付依頼に含まれる紐付番号と一致する紐付番号に対応付けて紐付テーブル25に記憶されている患者の属性情報とを照合する。属性情報が一致した場合には、登録部23は、紐付依頼に含まれるサービスID、ユーザID、及びユーザの属性情報を、紐付依頼に含まれる紐付番号と一致する紐付番号に対応付けて紐付テーブル25に記憶する。これにより、紐付番号をキーとして、業務システムID及び医療機関IDと患者IDとのペアと、サービスIDとユーザIDとのペアとの対応関係を示す紐付情報が、紐付テーブル25に登録されたことになる。
また、登録部23は、登録した紐付情報に含まれる業務システムIDが示す業務システムのエントリポイント、及びサービスIDが示すPHRサービスのエントリポイントを、エントリポイントテーブル26に登録する。なお、エントリポイントの情報は、例えば、業務システム用サーバ30から受信した発行依頼、及びPHRサービス用サーバ40から受信した紐付依頼の各々のヘッダ情報等から抽出することができる。
中継部24は、業務システムとPHRサービスとの間で行われる医療情報に対する検索依頼及び検索結果の返送を中継する。具体的には、PHRサービスから、サービスID及びユーザIDを含む医療情報の検索依頼を受信すると、紐付テーブル25を参照して、受信したサービスID及びユーザIDと紐付けられた業務システムID及び医療機関IDと患者IDとを特定する。中継部24は、特定した業務システムIDに対応するエントリポイントをエントリポイントテーブル26から取得し、紐付テーブル25から特定した医療機関ID及び患者IDを含む検索依頼を中継する。中継部24は、患者IDに対応する医療情報として業務システムで検索された検索結果を業務システム用サーバ30から受信すると、検索依頼元のPHRサービス用サーバ40へ検索結果を中継する。
また、中継部24は、業務システムから、業務システムID及び医療機関IDと患者IDとを含む医療情報の検索依頼を受信すると、紐付テーブル25を参照する。そして、受信した業務システムID及び医療機関IDと患者IDと紐付けられたサービスID及びユーザIDを特定する。中継部24は、特定したサービスIDに対応するエントリポイントをエントリポイントテーブル26から取得し、紐付テーブル25から特定したユーザIDを含む検索依頼を中継する。中継部24は、ユーザIDに対応する医療情報としてPHRサービスで検索された検索結果をPHRサービス用サーバ40から受信すると、検索依頼元の業務システム用サーバ30へ検索結果を中継する。
医療情報紐付サーバ20は、例えば、図9に示すコンピュータ60で実現することができる。コンピュータ60はCPU61、一時記憶領域としてのメモリ62、及び不揮発性の記憶部63を備える。また、コンピュータ60は、表示装置及び入力装置等の入出力装置68が接続される入出力インターフェース(I/F)64を備える。また、コンピュータ60は、記録媒体69に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するread/write(R/W)部65、及びインターネット等のネットワーク15に接続されるネットワークI/F66を備える。CPU61、メモリ62、記憶部63、入出力I/F64、R/W部65、及びネットワークI/F66は、バス67を介して互いに接続される。
記憶部63は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部63には、コンピュータ60を医療情報紐付サーバ20として機能させるための医療情報紐付プログラム70が記憶される。また、記憶部63は、紐付テーブル25を構成する情報が記憶される紐付情報記憶領域75と、エントリポイントテーブル26を構成する情報が記憶されるエントリポイント記憶領域76とを有する。CPU61は、医療情報紐付プログラム70を記憶部63から読み出してメモリ62に展開し、医療情報紐付プログラム70が有するプロセスを順次実行する。また、CPU61は、紐付情報記憶領域75から情報を読み出して、紐付テーブル25としてメモリ62に展開する。また、CPU61は、エントリポイント記憶領域76から情報を読み出して、エントリポイントテーブル26としてメモリ62に展開する。
医療情報紐付プログラム70は、送受信プロセス71と、生成プロセス72と、登録プロセス73と、中継プロセス74とを有する。CPU61は、送受信プロセス71を実行することで、図1に示す送受信部21として動作する。また、CPU61は、生成プロセス72を実行することで、図1に示す生成部22として動作する。また、CPU61は、登録プロセス73を実行することで、図1に示す登録部23として動作する。また、CPU61は、中継プロセス74を実行することで、図1に示す中継部24として動作する。これにより、医療情報紐付プログラム70を実行したコンピュータ60が、医療情報紐付サーバ20として機能することになる。
業務システム用サーバ30は、例えば、図10に示すコンピュータ80で実現することができる。コンピュータ80は、バス87を介して互いに接続されたCPU81、メモリ82、記憶部83、入出力装置88が接続される入出力I/F84、記録媒体89に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するR/W部85、及びネットワークI/F86を備える。
記憶媒体としての記憶部83には、コンピュータ80を、業務システム用サーバ30における紐付に関する各機能部として機能させるための業務システム側プログラム90が記憶される。また、記憶部83は、業務システム医療情報テーブル35を構成する情報が記憶される業務システム医療情報記憶領域95と、患者情報テーブル36を構成する情報が記憶される患者情報記憶領域96とを有する。CPU81は、業務システム側プログラム90を記憶部83から読み出してメモリ82に展開し、業務システム側プログラム90が有するプロセスを順次実行する。また、CPU81は、業務システム医療情報記憶領域95から情報を読み出して、業務システム医療情報テーブル35としてメモリ82に展開する。また、CPU81は、患者情報記憶領域96から情報を読み出して、患者情報テーブル36としてメモリ82に展開する。
業務システム側プログラム90は、発行依頼プロセス91と、出力プロセス92とを有する。CPU81は、発行依頼プロセス91を実行することで、図1に示す発行依頼部31として動作する。また、CPU81は、出力プロセス92を実行することで、図1に示す出力部32として動作する。これにより、業務システム側プログラム90を実行したコンピュータ80が、業務システム用サーバ30における紐付に関する各機能部として機能することになる。
PHRサービス用サーバ40は、例えば、図11に示すコンピュータ100で実現することができる。コンピュータ100は、CPU101、メモリ102、記憶部103、入出力装置108が接続される入出力I/F104、記録媒体109に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するR/W部105、及びネットワークI/F106を備える。CPU101、メモリ102、記憶部103、入出力I/F104、R/W部105、及びネットワークI/F106は、バス107を介して互いに接続されている。
記憶媒体としての記憶部103には、コンピュータ100を、PHRサービス用サーバ40における紐付に関する機能部として機能させるためのPHRサービス側プログラム110が記憶される。また、記憶部103は、PHR医療情報テーブル45を構成する情報が記憶されるPHR医療情報記憶領域115と、ユーザ情報テーブル46を構成する情報が記憶されるユーザ情報記憶領域116とを有する。CPU101は、PHRサービス側プログラム110を記憶部103から読み出してメモリ102に展開し、PHRサービス側プログラム110が有するプロセスを順次実行する。また、CPU101は、PHR医療情報記憶領域115から情報を読み出して、PHR医療情報テーブル45としてメモリ102に展開する。また、CPU101は、ユーザ情報記憶領域116から情報を読み出して、ユーザ情報テーブル46としてメモリ102に展開する。
PHRサービス側プログラム110は、紐付依頼プロセス111を有する。CPU101は、紐付依頼プロセス111を実行することで、図1に示す紐付依頼部41として動作する。これにより、PHRサービス側プログラム110を実行したコンピュータ100が、PHRサービス用サーバ40における紐付に関する機能部として機能することになる。
なお、医療情報紐付サーバ20、業務システム用サーバ30、及びPHRサービス用サーバ40の各々は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に、図12に示すシーケンス図を参照して、本実施形態に係る医療情報紐付システム10の作用について説明する。
まず、例えば、患者が医療機関に来院し、その医療機関における業務システムと、その患者が利用するPHRサービスとの紐付を希望する旨を、その医療機関の医師等に申告する。医療機関の医師等は、業務システム用サーバ30により提供される業務システムのメニューから該当の項目を選択するなどして、その医療機関で稼動する業務システム用サーバ30に、2次元コード画像の発行依頼を指示する。業務システム用サーバ30に発行依頼が指示されると、業務システム用サーバ30において、図13に示す業務システム側処理が実行される(図12のS10−1)。
図13に示す業務システム側処理のステップS11で、発行依頼部31が、入力等により指定された患者IDと、業務システム用サーバ30の所定の記憶領域に予め記憶された業務システムID及び医療機関IDを取得する。さらに、発行依頼部31は、患者情報テーブル36に記憶された患者の属性情報から、予め定められた属性情報(ここでは「生年月日」とする)を取得する。
ここでは、医療機関Bの患者「山田太郎」が紐付を希望したとする。また、医療機関Bで稼動する業務システム用サーバ30が有する業務システム医療情報テーブル35が図2、患者情報テーブル36が図3であるとする。従って、紐付を希望する患者の患者IDとして、「A0019」(図3参照)が指定される。また、医療機関Bの医療機関ID「H0008」、医療機関Bの医療情報を管理する業務システムの業務システムID「systemB.net」が所定の記憶領域に記憶されているものとする。この場合、発行依頼部31は、患者ID「A0019」、業務システムID「systemB.net」、医療機関ID「H0008」、及び生年月日「1979/7/1」(図3参照)を取得する。
次に、ステップS12で、発行依頼部31が、取得した患者ID、業務システムID、医療機関ID、及び患者の属性情報を含む発行依頼を生成し、ネットワーク15を介して医療情報紐付サーバ20へ送信する。
次に、ステップS13で、出力部32が、業務システム用サーバ30から、2次元コード画像のデータを受信したか否かを判定する。受信した場合には、処理はステップS14へ移行し、受信していない場合には、受信するまで待機状態となる。
ここで、業務システム用サーバ30から送信された発行依頼を受信した医療情報紐付サーバ20での処理について説明する。医療情報紐付サーバ20の送受信部21が、業務システム用サーバ30から送信された発行依頼を受信すると、業務システム用サーバ30において、図14に示す生成処理が実行される(図12のS20)。
図14に示す生成処理のステップS21で、送受信部21が、受信した発行依頼を生成部22へ受け渡す。生成部22は、送受信部21から発行依頼を受け取ると、紐付テーブル25を参照して、受け取った発行依頼に対して固有の紐付番号を採番して付与する。そして、生成部22は、発行依頼に含まれる業務システムID、医療機関ID、患者ID、及び患者の属性情報を、付与した紐付番号に対応付けて紐付テーブル25に記憶する。また、生成部22は、発行する2次元コード画像の有効期限として、現時点から所定期間後(例えば、1週間後、1ヶ月後など)の日付を設定し、紐付テーブル25に記憶する。
例えば、採番前の紐付テーブル25が、図7に示すような状態であったとすると、生成部22は、受け付けた発行依頼に対して、例えば、紐付番号「R0004」を採番して付与する。そして、生成部22は、図15の破線部に示すように、発行依頼に含まれる業務システムID「systemB.net」、医療機関ID「H0008」を、付与した紐付番号「R0004」に対応付けて紐付テーブル25に記憶する。同様に、生成部22は、発行依頼に含まれる患者ID「A0019」、生年月日「1979/7/1」、及び設定した有効期限を、付与した紐付番号「R0004」に対応付けて紐付テーブル25に記憶する。
次に、ステップS22で、生成部22が、付与した紐付番号及び設定した有効期限を表す2次元コード画像を生成し、2次元コード画像のデータを送受信部21へ受け渡す。次に、ステップS23で、送受信部21が、受け取った2次元コード画像のデータを、発行依頼元の業務システム用サーバ30へ返送し、生成処理を終了する。
上記のように返送された2次元コード画像を業務システム用サーバ30の出力部32が受け付けると、図13に示す業務システム側処理の上記ステップS13で肯定判定されて、処理はステップS14へ移行する。ステップS14では、出力部32が、業務システム用サーバ30に接続されたプリンタにより、例えば、図4に示すように、受信した2次元コード画像が紙媒体に印字出力されるように制御し、業務システム側処理を終了する(図12のS10−2)。
次に、PHRサービスを利用するユーザが、ユーザ端末50からPHRサービスにユーザIDを用いてログインすると共に、ユーザが患者として来院した医療機関で発行された2次元コード画像を、ユーザ端末50から読み込む(図12のS30)。ユーザ端末50は、読み込んだ2次元コード画像が表す紐付番号及び有効期限を取得し、PHRサービス用サーバ40へ送信する。PHRサービス用サーバ40が、ユーザ端末50から送信された紐付番号及び有効期限を受信すると、PHRサービス用サーバ40において、図16に示すPHRサービス側処理が実行される(図12のS40−1)。
図16に示すPHRサービス側処理のステップS41で、紐付依頼部41が、受信された紐付番号及び有効期限を取得する。また、紐付依頼部41が、PHRサービスにログインしているユーザのユーザIDを取得する。また、紐付依頼部41は、PHRサービス用サーバ40の所定の記憶領域に予め記憶されたサービスIDを取得する。さらに、紐付依頼部41は、ユーザ情報テーブル46に記憶されたユーザの属性情報から、予め定められた属性情報(ここでは「生年月日」)を取得する。
ここでは、上述の「山田太郎」が、医療機関Bで発行された2次元コード画像を用いて、医療機関Bの業務システムと「お薬手帳」に関するPHRサービスとの紐付を行うものとする。また、「お薬手帳」に関するPHRサービスを提供するPHRサービス用サーバ40が有するPHR医療情報テーブル45が図5、ユーザ情報テーブル46が図6であるとする。従って、「山田太郎」は、「お薬手帳」に関するPHRサービスに、ユーザID「aaa@domoko.ne.jp」(図6参照)でログインする。また、「お薬手帳」に関するPHRサービスのサービスID「drugnote.net」が所定の記憶領域に記憶されているものとする。この場合、紐付依頼部41は、紐付番号「R0004」、及び有効期限「2014/10/31」(図15参照)を取得する。また、紐付依頼部41は、ユーザID「aaa@domoko.ne.jp」、サービスID「drugnote.net」、及び生年月日「1979/7/1」(図6参照)を取得する。
次に、ステップS42で、紐付依頼部41が、取得した紐付番号、有効期限、ユーザID、サービスID、及びユーザの属性情報を含む紐付依頼を生成し、ネットワーク15を介して医療情報紐付サーバ20へ送信する。
次に、ステップS43で、紐付依頼部41が、医療情報紐付サーバ20から、紐付依頼に対する紐付結果を受信したか否かを判定する。受信した場合には、処理はステップS44へ移行し、受信していない場合には、受信するまで待機状態となる。
ここで、PHRサービス用サーバ40から送信された紐付依頼を受信した医療情報紐付サーバ20での処理について説明する。医療情報紐付サーバ20の送受信部21が、PHRサービス用サーバ40から送信された紐付依頼を受信すると、医療情報紐付サーバ20において、図17に示す登録処理が実行される(図12のS50)。
図17に示す登録処理のステップS51で、送受信部21が、受信した紐付依頼を登録部23へ受け渡す。そして、登録部23が、紐付依頼に含まれる有効期限を確認し、現時点で有効期限を経過していないか否かを判定する。経過していない場合には、処理はステップS52へ移行する。経過している場合には、2次元コード画像の有効期限切れ、すなわち紐付依頼を許可することができないため、紐付情報の登録を行うことなく、処理はステップS56へ移行する。
ステップS52では、登録部23が、紐付依頼に含まれるユーザの属性情報と、紐付依頼に含まれる紐付番号と一致する紐付番号に対応付けて紐付テーブル25に記憶されている患者の属性情報とを照合する。属性情報が一致した場合には、処理はステップS53へ移行し、一致しない場合には、2次元コード画像が発行された患者と、PHRサービスを利用するユーザとの同一性が担保されないため、紐付情報の登録を行うことなく、処理はステップS56へ移行する。
ここでは、紐付依頼に含まれるユーザの属性情報(「生年月日」)は「1979/7/1」である。また、紐付依頼に含まれる紐付番号「R0004」と一致する紐付番号に対応付けて紐付テーブル25に記憶されている患者の属性情報(「生年月日」)は、図15に示すように、「1979/7/1」である。従って、上記ステップS52で肯定判定される。
ステップS53では、登録部23が、紐付依頼に含まれるサービスID、ユーザID、及びユーザの属性情報を、紐付テーブル25に記憶することにより、紐付番号をキーとする紐付情報を紐付テーブル25に登録する。
例えば、登録部23は、図18の破線部に示すように、紐付依頼に含まれる紐付番号と一致する紐付テーブル25の紐付番号「R0004」に対応付けて、紐付依頼に含まれるサービスID「drugnote.net」を、紐付テーブル25に記憶する。同様に、登録部23は、紐付依頼に含まれるユーザID「aaa@domoko.ne.jp」、及び生年月日「1979/7/1」を、紐付番号「R0004」に対応付けて紐付テーブル25に記憶する。従って、紐付番号「R0004」をキーとして、「山田太郎」について、医療機関Bと「お薬手帳」に関するPHRサービスとの対応関係を示す紐付情報が、紐付テーブル25に登録されたことになる。
次に、ステップS54で、登録部23が、紐付テーブル25に登録した紐付情報に含まれる業務システムIDが示す業務システムのエントリポイント、及びサービスIDが示すPHRサービスのエントリポイントを、エントリポイントテーブル26に登録する。例えば、図8に示す状態のエントリポイントテーブル26に、図19の破線部に示すように、紐付情報に基づいて、エントリポイントを登録する。なお、図8の例では、サービスID「drugnote.net」で示される「お薬手帳」に関するPHRサービスは、既にエントリポイントテーブル26に登録済みであるため、ここでは重複して登録しない。
次に、ステップS55で、登録部23が、紐付情報の登録が完了した旨の紐付結果を送受信部21に通知し、送受信部21から紐付依頼元のPHRサービス用サーバ40へ紐付結果を送信し、登録処理を終了する。
一方、ステップS56では、登録部23が、紐付情報を登録できない旨の紐付結果を送受信部21に通知し、送受信部21から紐付依頼元のPHRサービス用サーバ40へ紐付結果を送信し、登録処理を終了する。
上記ステップS55またはS56で送信された紐付結果をPHRサービス用サーバ40の紐付依頼部41が受け付けると、図16に示すPHRサービス側処理の上記ステップS43で肯定判定されて、処理はステップS44へ移行する。ステップS44では、紐付依頼部41が、受け付けた紐付結果をユーザ端末50へ通知して、PHRサービス側処理を終了する(図12のS40−2)。
次に、上記のように登録された紐付情報に基づいて、業務システムとPHRサービスとの間で医療情報を検索する場合について説明する。
まず、PHRサービスの利用者であるユーザが、ユーザ端末50からPHRサービスにログインし、PHRサービスのメニューから該当の項目を選択するなどして、業務システムにおける医療情報の検索依頼を指示する。これにより、ユーザ端末50からPHRサービス用サーバ40に、医療情報の検索依頼が送信される(図12のS61)。
PHRサービスでは、ログインしているユーザのユーザIDを取得し、取得したユーザID及び自サービスのサービスIDを検索依頼に含めて、医療情報紐付サーバ20へ転送する(図12のS62)。
PHRサービスからの紐付依頼を受信した医療情報紐付サーバ20では、図20に示す中継処理が実行される(図12のS70−1)。
図20に示す中継処理のステップS71で、中継部24が、紐付テーブル25を参照して、受信したサービスID及びユーザIDと紐付けられた業務システムID及び医療機関IDと患者IDとを特定する。ユーザID及びサービスIDに紐付けられた業務システムID及び医療機関IDが複数存在する場合には、全て特定する。
次に、ステップS72で、中継部24が、特定した業務システムIDに対応するエントリポイントをエントリポイントテーブル26から取得し、紐付テーブル25から特定した医療機関ID及び患者IDを含む検索依頼を中継する。
次に、ステップS73で、中継部24が、業務システム用サーバ30から、検索依頼に対する検索結果を受信したか否かを判定する。受信した場合には、処理はステップS74へ移行し、受信していない場合には、受信するまで待機状態となる。
ここで、医療情報紐付サーバ20から中継された検索依頼を受信した業務システム用サーバ30での処理について説明する。検索依頼を受信した業務システム用サーバ30では、業務システム医療情報テーブル35から、受信した患者IDをキーに医療情報を取得し、検索結果として、医療情報紐付サーバ20へ返送する。また、該当の医療情報が存在しない場合には、医療情報が存在しない旨の検索結果を医療情報紐付サーバ20へ通知する(図12のS81)。なお、医療機関IDは、地域連携システムのように、1つの業務システムで複数の医療機関の医療情報を管理している場合に、業務システムが有する医療情報のうち、対象の医療機関についての医療情報を特定する際に用いる。
医療情報紐付サーバ20が、業務システム用サーバ30からの検索結果を受信すると、図20に示す中継処理の上記ステップS73で肯定判定されて、処理はステップS74へ移行する。ステップS74では、中継部24が、受信した検索結果を、検索依頼元のPHRサービス用サーバ40へ中継して、中継処理を終了する。なお、検索依頼元のPHRサービスに対応する紐付情報が紐付テーブル25に登録されていない場合には、紐付先が存在しない旨の検索結果を通知する(図12のステップS70−2)。
ここで、医療情報紐付サーバ20により提供される医療情報紐付基盤について、より具体的な例を挙げて説明する。
例えば、図21に示すように、地域連携システムA、地域連携システムB、電子カルテシステムC、電子カルテシステムD、介護支援システムE、・・・の複数の業務システムが医療情報紐付基盤を利用可能であるとする。また、お薬手帳サービス、母子手帳サービス、健康手帳サービス、在宅療養ノートサービス、・・・の複数のPHRサービスが医療情報紐付基盤を利用可能であるとする。また、地域連携システムAは「systemA.net」、地域連携システムBは「systemB.net」、電子カルテシステムCは「karteC.com」、電子カルテシステムDは「karteD.com」の業務システムIDで識別される。また、お薬手帳サービスは「drugnote.net」、健康手帳サービスは「healthnote.com」、在宅療養ノートサービスは「zaitakunote.com」のサービスIDで識別される。
例えば、現段階での紐付テーブル25が図7に示す状態にあるとする。なお、患者ID「A0028」は、医療機関IDが「H0002」の医療機関における「山田太郎」の患者IDである。同様に、患者ID「A0037」は、医療機関IDが「H0105」の医療機関における「山田太郎」の患者IDである。この場合、「山田太郎」の医療情報については、図21において実線矢印で示す関係について紐付がなされていることを表す。従って、「山田太郎」が、お薬手帳サービスから医療情報の検索依頼を行うと、紐付番号「R0001」で紐付けられた地域連携システムAの医療情報、及び「R0002」で紐付けられた電子カルテシステムCの医療情報を取得することができる。
この状態から、上記実施形態で述べたように、紐付番号「R0004」の紐付情報が追加され、紐付テーブル25が図18に示す状態になったとする。この場合、図21において破線矢印で示す紐付けが追加されたことを表す。この状態で、上記と同様に、「山田太郎」が、お薬手帳サービスから医療情報の検索依頼を行うと、地域連携システムA及び電子カルテシステムCの医療情報に加え、「R0004」で紐付けられた地域連携システムBの医療情報を取得することができる。
なお、地域連携システムから取得される医療情報は、地域連携システムが有する医療情報のうち、紐付番号に対応する医療機関IDが示す医療機関の医療情報である。
また、PHRサービス側から医療情報の検索依頼を行う場合に限らず、業務システム側から検索依頼を行うことも可能である。
ここで、電子カルテシステムDから検索依頼を行う場合について説明する。例えば、図22の一点破線部に示すような紐付情報が紐付テーブル25に登録されているとする。この紐付情報は、図21において一点破線矢印で示す関係を表す。また、電子カルテシステムDを使用する医療機関の医療機関IDは「H0200」であるとする。
この状態で、電子カルテシステムDから、患者ID「A0001」の患者についての医療情報をPHRサービスから取得するとする。なお、患者ID「A0001」は、「鈴木一郎」の医療機関ID「H0200」の医療機関における患者IDである。この場合、電子カルテシステムDから、業務システムID「karteD.com」、医療機関ID「H0200」、及び患者ID「A0001」を含む検索依頼を医療情報紐付サーバ20に送信する。
医療情報紐付サーバ20では、紐付テーブル25から、業務システムID「karteD.com」、医療機関ID「H0200」、及び患者ID「A0001」をキーとして、紐付番号「R0005」の紐付情報が検索される。そして、紐付番号「R0005」の紐付情報に基づいて、在宅療養ノートサービスが紐付先のPHRサービスとして特定され、在宅療養ノートサービスから「鈴木一郎」の医療情報が取得される。
以上説明したように、本実施形態に係る医療情報紐付システムによれば、医療機関の識別情報(業務システムID及び医療機関ID)と患者の識別情報とのペアに対して、固有の紐付番号を表す2次元コード画像を発行する。また、医療機関の識別情報と患者の識別情報とのペアと、紐付番号とを対応付けて記憶しておく。そして、PHRサービスからは、2次元コード画像を読み取ることにより取得した紐付番号と、PHRサービスの識別情報とユーザの識別情報とのペアとを含む紐付依頼を送信する。これにより、紐付番号をキーとして、医療機関の識別情報と患者の識別情報とのペアと、PHRサービスの識別情報とユーザの識別情報とのペアとを紐付けることができる。従って、ユーザにとっては、医療機関で発行された2次元コード画像を読み取るだけの簡易な運用で、医療機関で管理される医療情報と、PHRサービスで管理される医療情報とを紐付けることができる。
また、医療機関の識別情報と患者の識別情報とのペアと、PHRサービスの識別情報とユーザの識別情報とのペアとを紐付けることで、複数の業務システム対複数のPHRサービスの紐付けが実現できる。
また、紐付番号をキーとして、医療機関の識別情報と患者の識別情報とのペアと、PHRサービスの識別情報とユーザの識別情報とのペアとを紐付ける際、医療機関における患者の属性情報と、PHRサービスにおけるユーザの属性情報とを照合する。これにより、なりすましなどの不正を防止することができる。
なお、上記実施形態では、属性情報として生年月日を用いる場合について説明したが、その他の属性情報を用いてもよいし、複数の属性情報を組み合わせて用いてもよい。複数の属性情報を用いた場合には、より不正防止の効果が高まる。
また、上記実施形態では、医療情報紐付サーバで2次元コード画像を生成する場合について説明したが、2次元コード画像は業務システム用サーバで生成してもよい。この場合、医療情報紐付サーバは、採番した紐付番号及び有効期限の情報を業務システム用サーバに返信すればよい。
また、上記実施形態では、紐付番号を表すコード画像を2次元コード画像とする場合について説明したが、ユーザ端末から容易に読み取り可能なコード画像であればよく、例えば、1次元のコード画像であってもよい。また、上記実施形態では、紐付番号を表すコード画像を紙媒体に印字出力する場合について説明したが、これに限定されない。ユーザ端末から容易に読み取り可能な状態でコード画像が出力されていれば、出力される媒体や出力方式はどのようなものであってもよい。
また、紐付番号を表す情報は、コード画像の形態で出力する場合に限定されない。例えば、紐付番号を数字や記号等でそのまま紙媒体に印字出力し、ユーザ端末から文字認識等により紐付番号を読み取るようにしてもよい。
また、紐付番号を表す情報の媒体への出力は、画像や文字として紙媒体に出力する場合に限定されない。例えば、紐付番号そのものを表すデータや紐付番号を暗号化したデータ等を、USBメモリやICカード等に記録し、ユーザ端末において、USBメモリやICカードに記録されたデータを読み取るようにしてもよい。
また、上記では、医療情報紐付プログラム70が記憶部63に、業務システム側プログラム90が記憶部83に、PHRサービス側プログラム110が記憶部103に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記憶媒体に記録された形態で提供することも可能である。
以上の上記実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
医療機関における医療情報を管理する医療機関情報処理装置と、個人向け医療情報管理サービスにより医療情報を管理する個人医療情報処理装置と、医療情報紐付装置と、を含む医療情報紐付システムであって、
前記医療機関情報処理装置は、
前記医療機関の識別情報及び前記医療機関における患者の識別情報に対する固有の紐付番号の付与を、前記医療情報紐付装置に依頼する第1依頼部と、
前記医療情報紐付装置により付与された紐付番号を表す情報を、前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの端末装置において読み取り可能な媒体に出力する出力部と、を含み、
前記個人医療情報処理装置は、
前記ユーザの端末装置において、前記媒体から読み取ることにより取得された紐付番号と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報とを前記医療情報紐付装置に送信して、前記医療機関情報処理装置で管理する医療情報と前記個人医療情報処理装置で管理する医療情報との紐付けを依頼する第2依頼部を含み、
前記医療情報紐付装置は、
前記第1依頼部からの依頼に対して紐付番号を付与し、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と前記紐付番号とを対応付けて記憶部に記憶する付与部と、
前記第2依頼部からの依頼に基づいて、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を、受信した紐付番号に一致する前記記憶部に記憶された紐付番号に対応付けて前記記憶部に登録する登録部と、を含む
医療情報紐付システム。
(付記2)
前記付与部は、付与した紐付番号を表す1次元または2次元のコード画像を生成し、
前記出力部は、前記付与部により生成された前記1次元または2次元のコード画像を紙媒体に出力する
付記1記載の医療情報紐付システム。
(付記3)
前記出力部は、前記付与部により付与された紐付番号を表す1次元または2次元のコード画像を生成して、紙媒体に出力する付記1記載の医療情報紐付システム。
(付記4)
前記登録部は、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を前記記憶部に登録する際に、前記医療機関における患者の属性情報と、前記個人向け医療情報管理サービスにおけるユーザの属性情報とを照合する付記1〜付記3のいずれか1項記載の医療情報紐付システム。
(付記5)
前記付与部は、前記紐付番号を付与する際に、前記紐付番号を用いた前記第2依頼部による依頼が行われるまでの期間に対して有効期限を設定する付記1〜付記4のいずれか1項記載の医療情報紐付システム。
(付記6)
前記紐付番号を介して前記記憶部に対応付けて記憶された、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報とに基づいて、前記医療機関情報処理装置が有する医療情報に対する前記個人医療情報処理装置からの検索依頼を該医療機関情報処理装置へ中継し、前記個人医療情報処理装置が有する医療情報に対する前記医療機関情報処理装置からの検索依頼を該個人医療情報処理装置へ中継する中継部を含む付記1〜付記5のいずれか1項記載の医療情報紐付システム。
(付記7)
コンピュータに、
医療機関における医療情報を管理する医療機関情報処理装置から受信した前記医療機関の識別情報及び前記医療機関における患者の識別情報に対して固有の紐付番号を付与し、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と前記紐付番号とを対応付けて記憶部に記憶し、
個人向け医療情報管理サービスにより医療情報を管理する個人医療情報処理装置から、前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの端末装置において読み取り可能な媒体に出力された紐付番号を表す情報を該ユーザの端末装置から読み取ることにより取得された紐付番号と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの識別情報とを受信し、受信した紐付番号と一致する前記記憶部に記憶された紐付番号に対応付けて、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を前記記憶部に登録する
ことを含む処理を実行させる医療情報紐付方法。
(付記8)
前記紐付番号を付与すると共に、付与した紐付番号を表す1次元または2次元のコード画像を生成して、前記医療機関情報処理装置へ送信する付記7記載の医療情報紐付方法。
(付記9)
受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を前記記憶部に登録する際に、前記医療機関における患者の属性情報と、前記個人向け医療情報管理サービスにおけるユーザの属性情報とを照合する付記7または付記8記載の医療情報紐付方法。
(付記10)
前記紐付番号を付与する際に、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を前記記憶部に登録する処理の有効期限を設定する付記7〜付記9のいずれか1項記載の医療情報紐付方法。
(付記11)
前記コンピュータに、
前記紐付番号を介して前記記憶部に対応付けて記憶された、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報とに基づいて、前記医療機関情報処理装置が有する医療情報に対する前記個人医療情報処理装置からの検索依頼を該医療機関情報処理装置へ中継し、前記個人医療情報処理装置が有する医療情報に対する前記医療機関情報処理装置からの検索依頼を該個人医療情報処理装置へ中継する
ことをさらに含む処理を実行させる付記7〜付記10のいずれか1項記載の医療情報紐付方法。
(付記12)
コンピュータに、
医療機関における医療情報を管理する医療機関情報処理装置から受信した前記医療機関の識別情報及び前記医療機関における患者の識別情報に対して固有の紐付番号を付与し、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と前記紐付番号とを対応付けて記憶部に記憶し、
個人向け医療情報管理サービスにより医療情報を管理する個人医療情報処理装置から、前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの端末装置において読み取り可能な媒体に出力された紐付番号を表す情報を該ユーザの端末装置から読み取ることにより取得された紐付番号と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの識別情報とを受信し、受信した紐付番号と一致する前記記憶部に記憶された紐付番号に対応付けて、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を前記記憶部に登録する
ことを含む処理を実行させるための医療情報紐付プログラム。
(付記13)
前記紐付番号を付与すると共に、付与した紐付番号を表す1次元または2次元のコード画像を生成して、前記医療機関情報処理装置へ送信する付記12記載の医療情報紐付プログラム。
(付記14)
受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を前記記憶部に登録する際に、前記医療機関における患者の属性情報と、前記個人向け医療情報管理サービスにおけるユーザの属性情報とを照合する付記12または付記13記載の医療情報紐付プログラム。
(付記15)
前記紐付番号を付与する際に、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を前記記憶部に登録する処理の有効期限を設定する付記12〜付記14のいずれか1項記載の医療情報紐付プログラム。
(付記16)
前記コンピュータに、
前記紐付番号を介して前記記憶部に対応付けて記憶された、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報とに基づいて、前記医療機関情報処理装置が有する医療情報に対する前記個人医療情報処理装置からの検索依頼を該医療機関情報処理装置へ中継し、前記個人医療情報処理装置が有する医療情報に対する前記医療機関情報処理装置からの検索依頼を該個人医療情報処理装置へ中継する
ことをさらに含む処理を実行させるための付記12〜付記15のいずれか1項記載の医療情報紐付プログラム。
(付記17)
医療機関における医療情報を管理する医療機関情報処理装置から受信した前記医療機関の識別情報及び前記医療機関における患者の識別情報に対して固有の紐付番号を付与し、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と前記紐付番号とを対応付けて記憶部に記憶する付与部と、
個人向け医療情報管理サービスにより医療情報を管理する個人医療情報処理装置から、前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの端末装置において読み取り可能な媒体に出力された紐付番号を表す情報を該ユーザの端末装置から読み取ることにより取得された紐付番号と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの識別情報とを受信し、受信した紐付番号と一致する前記記憶部に記憶された紐付番号に対応付けて、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を前記記憶部に登録する登録部と、
を含む医療情報紐付装置。
(付記18)
コンピュータに、
医療機関における医療情報を管理する医療機関情報処理装置から受信した前記医療機関の識別情報及び前記医療機関における患者の識別情報に対して固有の紐付番号を付与し、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と前記紐付番号とを対応付けて記憶部に記憶し、
個人向け医療情報管理サービスにより医療情報を管理する個人医療情報処理装置から、前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの端末装置において読み取り可能な媒体に出力された紐付番号を表す情報を該ユーザの端末装置から読み取ることにより取得された紐付番号と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの識別情報とを受信し、受信した紐付番号と一致する前記記憶部に記憶された紐付番号に対応付けて、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を前記記憶部に登録する
ことを含む処理を実行させるための医療情報紐付プログラムを記憶した記憶媒体。
10 医療情報紐付システム
15 ネットワーク
20 医療情報紐付サーバ
21 送受信部
22 生成部
23 登録部
24 中継部
25 紐付テーブル
26 エントリポイントテーブル
30 業務システム用サーバ
31 発行依頼部
32 出力部
35 業務システム医療情報テーブル
36 患者情報テーブル
37 紙媒体
38 2次元コード画像
40 PHRサービス用サーバ
41 紐付依頼部
45 PHR医療情報テーブル
46 ユーザ情報テーブル
50 ユーザ端末
60、80、100 コンピュータ
61、81、101 CPU
62、82、102 メモリ
63、83、103 記憶部
70 医療情報紐付プログラム
90 業務システム側プログラム
110 サービス側プログラム

Claims (8)

  1. 医療機関における医療情報を管理する医療機関情報処理装置と、個人向け医療情報管理サービスにより医療情報を管理する個人医療情報処理装置と、医療情報紐付装置と、を含む医療情報紐付システムであって、
    前記医療機関情報処理装置は、
    前記医療機関の識別情報及び前記医療機関における患者の識別情報に対する固有の紐付番号の付与を、前記医療情報紐付装置に依頼する第1依頼部と、
    前記医療情報紐付装置により付与された紐付番号を表す情報を、前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの端末装置において読み取り可能な媒体に出力する出力部と、を含み、
    前記個人医療情報処理装置は、
    前記ユーザの端末装置において、前記媒体から読み取ることにより取得された紐付番号と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報とを前記医療情報紐付装置に送信して、前記医療機関情報処理装置で管理する医療情報と前記個人医療情報処理装置で管理する医療情報との紐付けを依頼する第2依頼部を含み、
    前記医療情報紐付装置は、
    前記第1依頼部からの依頼に対して紐付番号を付与し、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と前記紐付番号とを対応付けて記憶部に記憶する付与部と、
    前記第2依頼部からの依頼に基づいて、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を、受信した紐付番号に一致する前記記憶部に記憶された紐付番号に対応付けて前記記憶部に登録する登録部と、を含む
    医療情報紐付システム。
  2. 前記付与部は、付与した紐付番号を表す1次元または2次元のコード画像を生成し、
    前記出力部は、前記付与部により生成された前記1次元または2次元のコード画像を紙媒体に出力する
    請求項1記載の医療情報紐付システム。
  3. 前記出力部は、前記付与部により付与された紐付番号を表す1次元または2次元のコード画像を生成して、紙媒体に出力する請求項1記載の医療情報紐付システム。
  4. 前記登録部は、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を前記記憶部に登録する際に、前記医療機関における患者の属性情報と、前記個人向け医療情報管理サービスにおけるユーザの属性情報とを照合する請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の医療情報紐付システム。
  5. 前記付与部は、前記紐付番号を付与する際に、前記紐付番号を用いた前記第2依頼部による依頼が行われるまでの期間に対して有効期限を設定する請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の医療情報紐付システム。
  6. 前記紐付番号を介して前記記憶部に対応付けて記憶された、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報とに基づいて、前記医療機関情報処理装置が有する医療情報に対する前記個人医療情報処理装置からの検索依頼を該医療機関情報処理装置へ中継し、前記個人医療情報処理装置が有する医療情報に対する前記医療機関情報処理装置からの検索依頼を該個人医療情報処理装置へ中継する中継部を含む請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の医療情報紐付システム。
  7. コンピュータに、
    医療機関における医療情報を管理する医療機関情報処理装置から受信した前記医療機関の識別情報及び前記医療機関における患者の識別情報に対して固有の紐付番号を付与し、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と前記紐付番号とを対応付けて記憶部に記憶し、
    個人向け医療情報管理サービスにより医療情報を管理する個人医療情報処理装置から、前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの端末装置において読み取り可能な媒体に出力された紐付番号を表す情報を該ユーザの端末装置から読み取ることにより取得された紐付番号と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの識別情報とを受信し、受信した紐付番号と一致する前記記憶部に記憶された紐付番号に対応付けて、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を前記記憶部に登録する
    ことを含む処理を実行させる医療情報紐付方法。
  8. コンピュータに、
    医療機関における医療情報を管理する医療機関情報処理装置から受信した前記医療機関の識別情報及び前記医療機関における患者の識別情報に対して固有の紐付番号を付与し、前記医療機関の識別情報及び前記患者の識別情報と前記紐付番号とを対応付けて記憶部に記憶し、
    個人向け医療情報管理サービスにより医療情報を管理する個人医療情報処理装置から、前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの端末装置において読み取り可能な媒体に出力された紐付番号を表す情報を該ユーザの端末装置から読み取ることにより取得された紐付番号と、前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記個人向け医療情報管理サービスを利用するユーザの識別情報とを受信し、受信した紐付番号と一致する前記記憶部に記憶された紐付番号に対応付けて、受信した前記個人向け医療情報管理サービスの識別情報及び前記ユーザの識別情報を前記記憶部に登録する
    ことを含む処理を実行させるための医療情報紐付プログラム。
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