JP2016108774A - ガスハイドレート回収システムおよびその回収方法 - Google Patents

ガスハイドレート回収システムおよびその回収方法 Download PDF

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寿仁 加藤
Hisakimi Kato
寿仁 加藤
浩明 横田
Hiroaki Yokota
浩明 横田
和之 五十嵐
Kazuyuki Igarashi
和之 五十嵐
誠二 丹
Seiji Tan
誠二 丹
和則 竹内
Kazunori Takeuchi
和則 竹内
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Abstract

【課題】水底から水上に向かってガスハイドレートを搬送する搬送経路の途中で、水中に溶解した原料ガスが再ハイドレート化して搬送経路の内壁面に付着して搬送経路が閉塞されることを抑制しつつ、塊状のガスハイドレートを回収するガスハイドレート回収システムおよびその回収方法を提供する。【解決手段】水底2を掘削して塊状のガスハイドレートmを捕集して、ガスハイドレートを構成する原料ガスgが溶解した水とともに塊状のガスハイドレートmを水上に搬送する搬送経路の途中の複数地点で、この搬送経路を通過する水の原料ガス濃度と比べて原料ガス濃度が低い水wを搬送経路内に供給する。【選択図】図1

Description

本発明は、水底を掘削して塊状のガスハイドレートを回収するガスハイドレート回収システムおよびその回収方法に関するものであり、詳しくは水底から水上に向かってガスハイドレートを搬送する搬送経路の途中で、水中に溶解した原料ガスが再ハイドレート化して搬送経路が閉塞されることを抑制しつつ、塊状のガスハイドレートを回収するガスハイドレート回収システムおよびその回収方法に関するものである。
海底に存在するメタンガスハイドレートを回収する回収システムが種々提案されている(例えば特許文献1、2参照)。
特許文献1は、海底から洋上に延びるライザー管を配置して、このライザー管内に空気を供給して上昇流を発生させ、この上昇流により海底で掘削された塊状のガスハイドレートを融解させて洋上に搬送するメタンガスハイドレート(以下、ガスハイドレートという)の回収システムを提案する。
塊状のガスハイドレートが存在している領域は、ガスハイドレートを生成する温度と圧力の条件が満たされ、かつガスハイドレートを構成する原料ガスが近傍の海水に飽和状態まで溶解している。したがって、ライザー管の海底側端部では、海水に溶解している原料ガスの濃度が高いので、ガスハイドレートの掘削にともないガスハイドレートから飛び出した原料ガスは海水に溶解することができない。この原料ガスは、周囲の海水と接触して新たなガスハイドレートを生成する(以下、本明細書では再ハイドレート化ということがある。)。
ライザー管の海底側端部で生成したガスハイドレートは、ライザー管の内壁面に付着する。この内壁面に付着したガスハイドレートは成長していき、やがてライザー管を閉塞させる不具合が生じる。
またライザー管内の圧力(水圧)は水深が浅くなるにしたがって低下するので、水深が浅い場所ほど原料ガスが海水中に溶解できる量が低下し(溶解度が低下し)、原料ガスが再ハイドレート化する可能性が高まる。このため水深が浅い領域でもガスハイドレートがライザー管を閉塞させる不具合が生じる。
ライザー管が閉塞するとガスハイドレートを回収する作業を継続することは不可能となる。例えば水深が400m以深の場所でライザー管が閉塞した場合などは、復旧作業が極めて困難である。そのため長期間に渡り連続して海底からガスハイドレートを回収することができない。
特許文献2は、海底に比べて原料ガス濃度が低く水温が高い洋上付近の海水を、連続的に大量に海底に送り込み、この海水でガスハイドレートを融解させて原料ガスを海水中に溶解させ、この原料ガス濃度が高くなった海水を洋上に汲み上げるガスハイドレートの回収システムを提案する。
この回収システムでは、ガスハイドレートに含まれていた全ての原料ガスを海水に溶解させた状態で回収するので、海水から原料ガスを分離したり、分離した原料ガスを圧縮して貯蔵するための設備が必要となり、洋上設備が大掛かりなものとなる。また海底から負圧で海水を汲み上げるので、膨大なエネルギーが必要となる。負圧による海水の汲み上げ
は、水深が深くなるほど必要となるエネルギー量が著しく増大する。
またガスハイドレートが融解する際の反応は吸熱反応となるため、水温が高い海水を海底に送り込んだとしても、この海水が冷却されガスハイドレートの生成条件を満たす可能性がある。このような場合には再ハイドレート化により搬送経路等が閉塞してしまい、ガスハイドレートを回収する作業を継続することが不可能となる。
特表2002−536573号公報 特開2010−37932号公報
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は水底から水上に向かってガスハイドレートを搬送する搬送経路の途中で、水中に溶解した原料ガスが再ハイドレート化して搬送経路の内壁面に付着して搬送経路が閉塞されることを抑制しつつ、塊状のガスハイドレートを回収するガスハイドレート回収システムおよびその回収方法を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明のガスハイドレート回収システムは、水底を掘削して塊状のガスハイドレートを捕集する掘削手段と、捕集された前記塊状のガスハイドレートを水上に搬送するライザー管とを備え、前記ガスハイドレートを構成する原料ガスが溶解した水とともに前記塊状のガスハイドレートを回収するガスハイドレート回収システムにおいて、前記掘削手段から前記ライザー管の水上側端部に至るガスハイドレートの搬送経路の途中に、この搬送経路を通過する水の原料ガス濃度よりも原料ガス濃度が低い水を前記搬送経路内に供給する水供給手段を複数備えることを特徴とする。
本発明のガスハイドレート回収方法は、水底を掘削して塊状のガスハイドレートを捕集して、前記ガスハイドレートを構成する原料ガスが溶解した水とともに前記塊状のガスハイドレートを水上に搬送する搬送経路の途中の複数地点で、この搬送経路を通過する水の原料ガス濃度と比べて原料ガス濃度が低い水を前記搬送経路内に供給することを特徴とする。
本発明によれば、原料ガス濃度が低い水を搬送経路内に供給して、原料ガス濃度を低下させることにより、搬送経路内で水に溶解していた原料ガスが再ハイドレート化して搬送経路内に付着し、搬送経路が閉塞することを抑制できる。
搬送経路内に複数地点から原料ガス濃度が低い水を供給するので、搬送経路内を搬送される塊状のガスハイドレートが急激に融解することを抑制できる。これによりガスハイドレートを塊状(固体)のまま回収できるので、ガスハイドレートを貯蔵する設備等をコンパクトにすることができ、貯蔵や運搬の際の取り扱いを格段に良くすることができる。
水供給手段が、ライザー管の水底側から水上側に向かう軸方向に沿って間隔をあけて複数設置される構成にすることもできる。ライザー管内の圧力は水深が浅くなるにしたがって低下するので、水深が浅い場所ほど原料ガスが水中に溶解できる量が低下し(溶解度が低下し)、過飽和状態や気体になった原料ガスが再ハイドレート化する可能性が高まる。しかし本発明では、ライザー管の軸方向に沿って間隔をあけて複数の水供給手段を配置し
ているので、ライザー管内のおける原料ガスの溶解度の低下に応じて、原料ガス濃度が低い水をライザー管内に供給できる。これによりに、塊状のガスハイドレートの融解を抑制しつつ、再ハイドレート化によるライザー管の閉塞を回避することができる。
掘削手段が、水底を掘削するビットと、このビットの周囲に配置され水底から分離したガスハイドレートを捕集するカバーとを備え、水供給手段がカバー内の水の原料ガス濃度よりも原料ガス濃度が低い水をビットの近傍に供給する構成にすることもできる。
原料ガス濃度が低い水をビットの近傍に供給する構成により、ビットの近傍における再ハイドレート化を抑制することができる。ビット表面がガスハイドレートに覆われて掘削作業が継続できなくなったり、ビットの回転軸等にガスハイドレートが付着することによりビットが固着して回転できなくなる不具合を回避できるので、掘削手段による掘削作業を長時間連続で効率的に行なうことができる。
水供給手段を、搬送経路の内側と外側とを連通する貫通孔で構成することもできる。この構成により搬送経路の外側の原料ガス濃度が低い水をほとんど抵抗なく搬送経路内に供給できる。水供給手段が、貫通孔と、この貫通孔に連通する状態で一端が連結されるホースとで構成され、このホースの他端が原料ガス濃度の低い水が存在する領域に配置される構成にすることもできる。ホースを設置することにより任意の領域から原料ガス濃度が低い水を取水することができる。原料ガス濃度が低い水は、連続的または間欠的に搬送経路内に供給することができる。
本発明のガスハイドレート回収システムを例示する説明図である。 掘削手段の周辺を例示する説明図である。 ライザー管の周辺を例示する説明図である。 図3に示す水供給手段の変形例を例示する説明図である。 図4のライザー管をA−A断面で例示する説明図である。 図3に示す水供給手段の変形例を例示する説明図である。 図6のライザー管をB−B断面で例示する説明図である。
以下、本発明のガスハイドレート回収システムおよびその回収方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1に例示するように本発明のガスハイドレート回収システム1は、海や湖の底である水底2に存在する表層メタンハイドレートを掘削して塊状のガスハイドレートmを捕集する掘削手段3と、捕集された塊状のガスハイドレートmを水上に搬送するライザー管4とを備えている。水上にはライザー管4により搬送されるガスハイドレートmを収集する収集船5と、掘削手段3による作業を支援する支援船6とが配置されている。
水深数百メートルから数千メートルの水底2には、ガスハイドレートmが密集してその一部が水底2から露出しているいわゆる表層型メタンハイドレートや、ガスハイドレートmが水底2の砂粒の間に分散しているいわゆる砂層型メタンハイドレートが存在している。本願発明のガスハイドレート回収システム1は、表層型メタンハイドレートを主に対象としているが、他のガスハイドレートの回収にも利用できる。
ガスハイドレートmは、水分子の立体的な網状構造のすき間にメタンガス等の分子が入り込み氷状の結晶になっているものである。本明細書において網状構造を構成する海水や湖水等を原料水といい、メタンガスやメタンガスを含む複数種類のガスで構成される天然
ガス等を原料ガスということがある。
掘削手段3により捕集された塊状のガスハイドレートmは、海水や土砂などとともに搬送ホース7を経由してライザー管4の水底側端部まで搬送される。塊状のガスハイドレートmの比重は0.9程度なので、ライザー管4に搬送されたガスハイドレートmは浮力によりライザー管4内を上昇していく。
ライザー管4内の圧力(水圧)は水深が浅くなるにしたがって低くなるので、ライザー管4の上方に行くにしたがって塊状のガスハイドレートmの一部が溶けて原料ガスgの気泡が発生することがある。また水深が浅くなるにしたがって原料ガスが水中に溶解できる量が低下(溶解度が低下)するので、溶解できなくなった原料ガスgが気泡の状態になることがある。ライザー管4の水上側端部に近いほど気泡が発生し易く、その量が増えるので、ライザー管4内を流れる流体の密度は水上側端部に近いほど低くなる。
ライザー管4の水上側端部近傍と水底側端部近傍との流体の比重差が大きくなるので、この比重差によりライザー管4内には上昇流が発生する。この上昇流によってもガスハイドレートmは、水上に向かって搬送される。いわゆるエアリフトポンプと同様の効果を得られる。ガスハイドレートmに発生する浮力やライザー管4内の比重差を利用するので、膨大なエネルギーを必要とすることなくガスハイドレートmを水底2から水上まで搬送することができる。水底2が深い位置にある場合はこのメリットが顕著となる。
ライザー管4内に強制的に気体を送り込むエアリフトポンプを設置して、ライザー管4内の比重差をさらに大きくすることもできる。比重差が大きくなるとライザー管4内に発生する上昇流の流速が上昇するので、ガスハイドレートmの移動速度を上昇させて搬送効率を向上することができる。
ライザー管4の水上側端部に搬送された塊状のガスハイドレートmは収集船5により回収され貯蔵される。
収集船5およびその下面に設置されるライザー管4を掘削手段3の上方に配置し、水底2から分離した塊状のガスハイドレートmを浮き上らせて直接ライザー管4内に移動させる構成にすることもできる。この場合は、搬送ホース7が不要となる。
本発明のガスハイドレート回収システム1には、ガスハイドレートmが水底2から分離される場所から収集船5に至るガスハイドレートmの搬送経路の途中に、この搬送経路を通過する水の原料ガス濃度よりも原料ガス濃度が低い水wを搬送経路内に供給する水供給手段8が複数設置されている。
水供給手段8は、例えば搬送経路の壁面を貫通する貫通孔9と、この貫通孔9に連通させる状態で連結されるホース10とで構成することができる。このホース10の一端は掘削手段3やライザー管4に形成される貫通孔9に連結され、ホース10の他端は搬送経路内を流れる水よりも原料ガス濃度が低い水wが存在する領域に配置されている。ホース10の他端は、例えばガスハイドレートmが存在する水底2から水平方向に離れた位置であって、水底2近傍に配置することができる。ホース10の他端近傍にはウェイト11を設置して、ホース10の他端が浮き上らない状態にすることもできる。
搬送経路では塊状のガスハイドレートmや海水等を含む流体が、掘削手段3からライザー管4の上端部に向かって流れているので、この流れによりホース10の他端から吸い込まれる原料ガス濃度が低い水wが、搬送経路内に供給される。
これにより搬送経路内の水の原料ガス濃度を低下させることができるので、搬送経路内で水に溶解していた原料ガスが再ハイドレート化して、搬送経路内に付着して搬送経路を閉塞させることを抑制できる。搬送経路の異なる複数の場所から原料ガス濃度が低い水wを少しずつ供給できるので、塊状のガスハイドレートmが急激に融解することを抑制して、ガスハイドレートmを塊状(固体)のまま収集船5で回収することができる。ガスハイドレートmを固体の状態で回収することにより、気体の状態で回収する場合に必要であった気液分離装置や圧縮装置などの設備が不要となり、収集船5に必要となる設備等をコンパクトに構成することができる。また耐圧容器等が不要となり、体積も小さくなるので、運搬の際の取り扱いも格段に良くすることができる。
図2に例示するように掘削手段3は、例えば水中重機12で構成することができる。この水中重機12は、回転しながら水底2を掘削する2つのビット13と、このビット13の周囲および上方を覆う状態で配置され水底2から分離され浮力により浮上してくる塊状のガスハイドレートmを捕集するカバー14とを備えている。この水中重機12を動作させるための電気等は図1に示す支援船6から供給される。
カバー14には、捕集した塊状のガスハイドレートmとともに海水等を吸引する搬送ホース7が連結されている。水中重機12に設置されたポンプ15が搬送ホース7の途中に連結され、このポンプ15によりカバー14内のガスハイドレートm等をライザー管4に向かって搬送する。
カバー14には、水供給手段8が設置されている。この水供給手段8は、カバー14に形成される貫通孔9と、この貫通孔9に一端を内側に向かって通過させる状態で配置されるホース10とを備えている。ホース10のカバー14内に配置される側の端部は二股に分かれていて、それぞれのビット13の表面や回転軸に向かって原料ガス濃度が低い水wを供給する状態で配置されている。水中重機12に設置された補助ポンプ16がホース10の途中に連結され、この補助ポンプ16によりカバー14内に原料ガス濃度が低い水wを供給する。ホース10の他端にはフロート17が設置されている。このフロート17により、原料ガス濃度の高い水底2から鉛直上向きに離れて原料ガス濃度の低い水wが存在する領域にホース10の他端を配置している。
水中重機12がビット13により水底2を掘削している最中のカバー14内は、原料ガス濃度が極めて高く、水温も低く、水圧も高いので、原料ガスgが容易に再ハイドレート化し易い環境となる。本発明のガスハイドレート回収システム1では、原料ガス濃度が低い水wを水供給手段8によりカバー14内に供給できるので、生成したガスハイドレートがビット13の表面に付着して掘削能力を低下させたり、ビット13の回転軸に付着してビット13の回転を妨げたりする不具合を回避するには有利である。
ライザー管4内で発生する上昇流が大きく、カバー14内の塊状のガスハイドレートmがこの上昇流の影響で搬送ホース7内に吸い込まれる場合は、ポンプ15を設置しない構成にすることもできる。また水供給手段8であるホース10内の原料ガス濃度が低い水wがカバー14内に吸い込まれる場合は、補助ポンプ16を設置しない構成にすることもできる。
掘削手段3の構成は上記に限らず、塊状の状態でガスハイドレートmを水底2から分離させ、捕集する構成を備えていればよい。例えば水底2のガスハイドレートmに突き立てて振動により水底2から分離させるブレーカーと、塊状のガスハイドレートmを吸引するホースとを組み合わせて構成することもできる。また水中バックホウのバケットにガスハイドレートmを吸引するホースを取り付ける構成にすることもできる。先端にドリルビットを設置されたドリルパイプを水底2に嵌入させ、ドリルビットを回転させることによっ
てガスハイドレートmを破砕して水底2から分離させ、塊状のガスハイドレートmをカバーにより捕集する構成にすることもできる。
水供給手段8を設置する位置は、搬送経路の途中であれば適宜追加や変更することができ、掘削手段3のカバー14やライザー管4に限らず、掘削手段3とライザー管4を連結する搬送ホース7の途中や、水中重機12に設置されるポンプ15、補助ポンプ16に設置することもできる。搬送経路内で再ハイドレート化したガスハイドレートが堆積し易く閉塞の起きやすい場所や、閉塞等が起きやすいと思われる場所に、水供給手段8を適宜設置することが望ましい。
図3に例示するようにライザー管4の周面には、ライザー管4の水底側から水上側に向かう軸方向に沿って間隔を開けて複数の貫通孔9が形成され、この貫通孔9に連通する状態でホース10がそれぞれ連結されている。貫通孔9とホース10からなる水供給手段8は、原料ガスgが再ハイドレート化する可能性のある場所に設置され、たとえばライザー管4において400m以深となる位置に設置される。400m以浅となる位置では水圧が低くなりガスハイドレートmの生成条件を満たさない可能性がある。水温の低い場所では400m以浅となる位置でもガスハイドレートmの生成条件を満たすことがあるので、その場合には400m以浅であっても水供給手段8を設置することが望ましい。
ライザー管4の材質および大きさは、水底2の水深や水底2に存在するガスハイドレートmの規模に応じて適宜変更できるが、鉄やその他の金属または樹脂で形成され、その大きさは例えば内径を0.5〜3.0m程度、軸方向の長さを350〜2000m程度とすることができる。
ホース10は、ゴムや樹脂で形成される柔軟なホースで構成してもよく、鉄やその他の金属で形成される変形し難いパイプで構成してもよい。ホース10の大きさは、ライザー管4の規模に応じて適宜変更できるが、例えば内径を0.1〜0.3m程度、長さは短いもので5〜50m程度とし長いもので50〜1000m程度とすることができる。ホース10の内径が過小な場合は原料ガス濃度が低い水wを通過させる際の抵抗が大きくなり過ぎ、過大な場合はライザー管4に発生する上昇流を小さくしてしまう可能性がある。またホース10の内径は、原料ガス濃度が低い水wをライザー管4内に供給する際の供給量に影響を与える。
掘削手段3で捕集された塊状のガスハイドレートmは、搬送ホース7を介してライザー管4の下端部に搬送される。このガスハイドレートmは、浮力と、ライザー管4内に発生する上昇流により水上に向かって搬送される。ライザー管4内は水上側端部に向かって水圧が低くなり、これにともない水中に溶解できる原料ガスの濃度が低下(溶解度が低下)するので、過飽和状態や気体になった原料ガスgが再ハイドレート化する可能性が高まる。水供給手段8はこのライザー管4内に原料ガス濃度が低い水wを供給するので、過飽和状態を解消し、原料ガスgが気体になることを抑制できる。これにより原料ガスgが再ハイドレート化することを抑制し、生成されたガスハイドレートがライザー管4の内壁面に付着して、ライザー管4を閉塞することを抑制できる。
水深が浅くなるほどライザー管4の外側の水の水温が高くなる。そのため水深が浅くなるほど水中に溶解できる原料ガスの濃度が低下(溶解度が低下)するので、過飽和状態や気体になった原料ガスが再ハイドレート化する可能性が高まる。しかし、原料ガス濃度が低い水wを水供給手段8で供給して、過飽和状態を解消し、原料ガスgが気体になることを抑制することにより、ガスハイドレートが生成されることを抑制できる。また水供給手段8であるホース10の他端を水底2近傍に配置した場合は、水温の低い水を供給できるので、ライザー管4の内側の水の水温を低く保つことができる。
一カ所から一度に大量の水をライザー管4内に供給すると、塊状のガスハイドレートmの近傍の水の原料ガス濃度が急激に下がり、この水の中に塊状のガスハイドレートmを構成する原料ガスが溶けだしてしまう。即ち、塊状のガスハイドレートmの融解が進む。しかし、本発明のガスハイドレート回収システム1では、異なる複数の地点から原料ガス濃度が低い水wを少しずつ供給できるので、塊状のガスハイドレートmが融解することを抑制できる。
水供給手段8を構成するホース10の途中にポンプを設置して、原料ガス濃度が低い水wを能動的にライザー管4等の搬送経路に供給する構成にすることもできる。またホース10の他端を支援船6に連結して、支援船6近傍の海水を支援船6に設置されるポンプにより搬送経路に圧送する構成にすることもできる。
ポンプ等を設置して水供給手段8から搬送経路に原料ガス濃度が低い水wを能動的に供給する構成により、この水wの供給量をアクティブに制御することができる。これにより、水供給手段8を設置したそれぞれの地点で、原料ガス濃度が低い水wの供給量を個別に変化させたり場所によっては供給を停止させたりすることができるので、搬送経路内を流れる水の原料ガス濃度を緻密に制御することが可能となる。
水供給手段8は、図4および図5に例示するように、ライザー管4の周方向に沿ってホース10を巻き付けて配置し、ライザー管4の周方向に沿って形成された複数の貫通孔9とこのホース10とT型パイプ18を介して連通させる構成にすることもできる。
T型パイプ18の吐出口が貫通孔9に挿入され、その他の2つの開口にホース10がそれぞれ連結されている。T型パイプ18の吐出口の端面がライザー管4の内周面と面一になる状態で、T型パイプ18を配置することが望ましい。T型パイプ18の吐出口がライザー管4内に突出していないので、ライザー管4内の上昇流に抵抗を与えることがほとんどない。また吐出口に生成したガスハイドレートが付着して堆積する可能性を低減できる。
図5に例示するように、ライザー管4の周面の複数箇所から中心に向かって原料ガス濃度が低い水wを供給できるので、例えば周面の一カ所から中心に向かって原料ガス濃度が低い水wを供給する場合に比べて、ライザー管4の軸方向に直交する半径方向において原料ガス濃度に偏りが発生することを抑制するには有利となる。
ライザー管4の半径方向において原料ガス濃度の偏りが発生すると、原料ガス濃度が高くガスハイドレートが生成して堆積する場所ができたり、原料ガス濃度が低く塊状のガスハイドレートmの融解が進む場所ができたりしてしまい、ライザー管4内を流れる水の原料ガス濃度の調整が難しくなる場合がある。
この実施形態ではライザー管4の周面に四つの貫通孔9を等間隔で形成しているが、貫通孔9の数は四つに限定されない。貫通孔9の数を増やして、ライザー管4の半径方向における原料ガス濃度の偏りをさらに抑制することもできる。また図5に例示する貫通孔9にそれぞれホース10を連結して、それぞれのホース10から独立した状態で原料ガス濃度の低い水wをライザー管4内に供給する構成にすることもできる。
ホース10の他端近傍にはフロート17が設置され、ホース10の他端を水中に浮かせた状態としている。ホース10の他端を水底2まで延長していないので、ホース10の全長を短く構成することができる。これによりホース10内を移動する原料ガス濃度が低い水wの流動抵抗が低減して、原料ガス濃度が低い水wが移動し易くなるので、ライザー管4内へ供給するこの水wの量を増加させることができる。
水供給手段8を貫通孔9のみで構成して、ホース10を連結しない構成にすることもできる。これにより原料ガス濃度が低い水wはほとんど抵抗を受けずに、ライザー管4内の上昇流によりライザー管4内に吸い込まれるので、ライザー管4内へ供給する水の量をさらに増加させることができる。
図4に例示するように、複数のホース10の他端を一本の共通管19に連結する構成にすることもできる。
図6および図7に例示するように、ライザー管4に原料ガス濃度が低い水wを供給する際に、ライザー管4内の周方向に旋回する旋回流を発生させる構成にすることもできる。ライザー管4の管壁に形成される貫通孔9は、図6に例示するようにライザー管4の外側から内側に向かって鉛直上向きに予め定めた角度θ1を有する状態で傾き、図7に例示するように半径方向から予め定めた角度θ2を有する状態で傾けて形成される。
この貫通孔9を通過する原料ガス濃度が低い水wは、ライザー管4の上方に向かいかつ一方の周方向に向かって流れる。そのためライザー管4内には上昇しつつ、例えば反時計回りに旋回する旋回流が発生する。塊状のガスハイドレートmや再ハイドレート化により生成したガスハイドレートは、周囲の水に比べて比重が小さいので、この旋回流によりライザー管4の中心方向に集まる。即ちガスハイドレートはライザー管4の管壁から離れる方向に移動するので、ガスハイドレートが管壁に付着して堆積することを抑制するには有利である。
また旋回流により、水供給手段8から供給される原料ガス濃度が低い水wが、ライザー管4内を通過する水と混ざりやすくなるので、ライザー管4の半径方向における原料ガス濃度の偏りを抑制するには有利となる。
貫通孔9の鉛直方向における傾きを規定する角度θ1は、0°以上であり90°より小さい範囲で適宜決定することができる。ライザー管4内には上昇流が発生しているので、角度θ1を0°、即ち貫通孔9を水平に形成しても原料ガス濃度が低い水wを上昇させることはできる。
貫通孔9の水平方向における傾きを規定する角度θ2は、ライザー管4の厚みにより適宜変更できるが、例えば0°より大きく45°以下の範囲で適宜決定することが望ましい。尚、旋回流を時計回りに発生させる場合は、図7に例示する方向とは逆向きに、0°より大きく45°以下の範囲で貫通孔9を傾ける。
図6および図7に例示する実施形態では、水供給手段8を貫通孔9のみで構成してもよく、貫通孔9にホース10を連結して構成してもよい。貫通孔9にホース10を連結してさらにこのホース10にポンプ等を設置することにより、原料ガス濃度が低い水wをライザー管4内に圧送して、ライザー管4内に発生する旋回流の流速を上昇させることもできる。旋回流の流速の上昇により、ガスハイドレートはさらに管壁に付着し難くなり、ライザー管4内を流れる水の原料ガス濃度の均一性を向上することができる。
1 ガスハイドレート回収システム
2 水底
3 掘削手段
4 ライザー管
5 収集船
6 支援船
7 搬送ホース
8 水供給手段
9 貫通孔
10 ホース
11 ウェイト
12 水中重機
13 ビット
14 カバー
15 ポンプ
16 補助ポンプ
17 フロート
18 T型パイプ
19 共通管
m ガスハイドレート
g 原料ガス
w 原料ガス濃度が低い水

Claims (9)

  1. 水底を掘削して塊状のガスハイドレートを捕集する掘削手段と、捕集された前記塊状のガスハイドレートを水上に搬送するライザー管とを備え、前記ガスハイドレートを構成する原料ガスが溶解した水とともに前記塊状のガスハイドレートを回収するガスハイドレート回収システムにおいて、前記掘削手段から前記ライザー管の水上側端部に至るガスハイドレートの搬送経路の途中に、この搬送経路を通過する水の原料ガス濃度よりも原料ガス濃度が低い水を前記搬送経路内に供給する水供給手段を複数備えることを特徴とするガスハイドレート回収システム。
  2. 前記水供給手段が、前記ライザー管の水底側から水上側に向かう軸方向に沿って間隔をあけて複数設置される請求項1に記載のガスハイドレート回収システム。
  3. 前記掘削手段が、水底を掘削するビットと、このビットの周囲に配置され水底から分離したガスハイドレートを捕集するカバーとを備え、前記水供給手段が、前記カバー内の水の原料ガス濃度よりも原料ガス濃度が低い水を前記ビットの近傍に供給する請求項1または2に記載のガスハイドレート回収システム。
  4. 前記水供給手段が、前記搬送経路の内側と外側とを連通する貫通孔で構成される請求項1〜3のいずれかに記載のガスハイドレート回収システム。
  5. 前記水供給手段が、前記貫通孔と、この貫通孔に連通する状態で一端が連結されるホースとで構成され、このホースの他端が前記原料ガス濃度の低い水が存在する領域に配置される請求項4に記載のガスハイドレート回収システム。
  6. 水底を掘削して塊状のガスハイドレートを捕集して、前記ガスハイドレートを構成する原料ガスが溶解した水とともに前記塊状のガスハイドレートを水上に搬送する搬送経路の途中の複数地点で、この搬送経路を通過する水の原料ガス濃度と比べて原料ガス濃度が低い水を前記搬送経路内に供給することを特徴とするガスハイドレート回収方法。
  7. 前記搬送経路の一部が、水底側から水上側に向かう軸方向に延びるライザー管で構成され、このライザー管の軸方向に沿って間隔をあけた複数の地点から前記原料ガス濃度が低い水を供給する請求項6に記載のガスハイドレート回収方法。
  8. ビットおよびカバーを有する掘削手段を用いて前記塊状のガスハイドレートを掘削、捕集するとともに、前記ビットにより水底を掘削して、このビットの周囲に配置されるカバーにより前記塊状のガスハイドレートを捕集し、前記ビットの近傍に前記原料ガス濃度が低い水を供給する請求項6または7に記載のガスハイドレート回収方法。
  9. 前記原料ガス濃度が低い水を、連続的または間欠的に供給する請求項6〜8のいずれかに記載のガスハイドレート回収方法。
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