JP2016106204A - オーバーライド装置を有するアクチュエータの力を増すための装置 - Google Patents

オーバーライド装置を有するアクチュエータの力を増すための装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高圧用途でも、弁が故障位置にあるときに流量制御部材を所定の位置(例えば、完全閉鎖位置、完全開放位置)に移動させることのできるアクチュエータ装置を提供する。【解決手段】流体制御システム300は、第1の通路を介して制御流体供給源を制御アクチュエータ202に流体結合するための第1の流体制御装置318を含む。制御流体供給源は、制御アクチュエータが操作可能な状態にあるときに、制御アクチュエータの制御作動部材204を第1の方向、または第1の方向と反対の第2の方向に移動するために制御流体を提供する。第2の流体制御装置354は、第1の流体制御装置と流体連通し、制御アクチュエータが操作不能状態にあるときに第2の通路を介して制御アクチュエータにオ—バーライド装置226を流体結合するように構成される。オーバーライド装置は、制御アクチュエータに動作可能に結合される。【選択図】図3

Description

本開示は、概してアクチュエータに関し、より具体的にはオーバーライド装置を有するアクチュエータの力を増すための装置に関する。
制御弁(例えば、摺動ステム弁、ロータリ弁等)は、プロセス流体の流れを制御するためにプロセス制御システムで一般に使用される。例えばゲート弁、グローブ弁等の摺動ステム弁は、一般的に、弁を通る流体の流れを可能にするための開放位置と、弁を通る流体の流れを防ぐための閉鎖位置との間で、流体経路に配置された流量制御部材(例えば、弁体)を移動する弁茎(例えば、摺動ステム)を有する。制御弁は、一般的に、制御弁を自動化するためのアクチュエータ(例えば、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ等)を含む。操作時には、制御ユニット(例えば、位置決め装置)は、流量制御部材を所望される位置に位置付け、弁を通る流体の流れを調節するために、制御流体(例えば空気)をアクチュエータに供給する。アクチュエータは、弁を通る流体の流れを防ぐための完全に閉鎖された位置と、弁を通る流体の流れを可能にするための完全に開放された位置との間の全ストロークを通して流量制御部材を移動してもよい。
実際には、多くの制御弁は、フェイルセーフシステムまたはオーバーライドシステムをともなって実現される。フェイルセーフオーバーライドシステムは、緊急事態、停電、および/または制御流体(例えば、空気)のアクチュエータ(例えば、空気圧アクチュエータ)に対する供給が停止される間、アクチュエータ、ひいては流量制御部材を完全閉鎖位置または完全解放位置のどちらかに移動させることによって、一般的に、プロセス制御システムに保護を提供する。
閉鎖位置では、流量制御部材は、弁を通る流体の流れを防ぐために弁内部に置かれる弁座を係合する。閉鎖位置では、アクチュエータは、座負荷を流量制御部材に与え、流体制御部材を弁座との密封係合に維持するために力を提供する。高圧用途(例えば、弁の入口での高圧プロセス流体)では、アクチュエータによって提供される座負荷が弁座との密封係合に流量制御部材を維持するには不十分であり、それによって弁を通した所望されない漏れが生じることがある。適切なまたは十分な座負荷または開放力を提供することは、弁が故障位置にあるときには特に重要である。故障位置では、アクチュエータは、流量制御部材を所定の位置(例えば、完全閉鎖位置、完全開放位置)に移動させる。
空気に基づく(例えば、空気圧)フェイルセーフシステムは、多くの場合、フェイルセーフ機構またはオーバーライド機構を提供するために複動式の制御アクチュエータで実現される。操作時、空気に基づく(例えば、空気圧)フェイルセーフシステムは、アクチュエータによって提供される十分な力(例えば、座負荷または解放力)の欠如を補償するように構成されてもよい。しかしながら、かかる既知の空気に基づくフェイルセーフシステムは、追加の構成部品(例えば、体積タンク、トリップ弁/切換弁、ボリュームブースタ等)を必要とし、それによって複雑度およびコストを大幅に高める。
他の既知のアクチュエータ(例えば、スプリングリターンアクチュエータ)は、機械的なフェイルセーフ機構を提供する。これらの既知のアクチュエータは、アクチュエータへの制御流体供給が機能しないときに、機械的なフェイルセーフを提供し、ピストンをスト
ロークの運動距離(例えば、完全開放または完全閉鎖)の一方の端に付勢するためにピストンと直接接触する内部ばねを使用する場合がある。しかしながら、長いストロークの用途(例えば、4インチ以上のストローク長)で使用される場合、かかる長ストロークのスプリングリターンアクチュエータは、しばしば不十分な制御を提供する。すなわち、いくつかの用途では、供給流体および制御部材がフェイルセーフばねの付勢力に打ち勝たなければならないため、付勢ばねつまりフェイルセーフばねのバネ定数は、アクチュエータ性能を劣化させるのに十分な場合がある。実際には、長いストロークのアクチュエータは、多くの場合、長いストローク長さに対応するために(つまり、ばねがストロークの長さを圧縮できるように)より小さいまたはより低いバネ定数を有する戻しばねを使用する。しかしながら、これらの長いストロークのアクチュエータでは、より低いバネ定数は、システム故障時に、流量制御部材を弁座と密封係合させ、弁を通る漏れを防ぐ(または弁を通る流体の流れを可能にするための完全開放)には不十分な座負荷または力をもたらし、それによって不十分なフェイルセーフシステムを提供する。
一例では、弁とともに使用するための例示の流体制御システムは、第1の通路を介して制御流体供給源を制御アクチュエータに流体結合するための第1の流体制御装置を含む。制御流体供給源は、制御アクチュエータが操作可能な状態にあるときに、第1の方向、または第1の方向と反対の第2の方向に制御アクチュエータの制御アクチュエータ部材を移動するために制御流体を提供する。第2の流体制御装置は、第1の流体制御装置と流体連通し、制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに、第2の通路を介してオーバーライドアクチュエータを制御アクチュエータに流体結合するように構成される。オーバーライドアクチュエータは、制御アクチュエータに動作可能なように結合される。
別の例では、本明細書に説明される例示の流体制御システムは、制御流体がオーバーライドアクチュエータを記憶位置に移動させ、制御アクチュエータが操作可能な状態にあるときに制御アクチュエータを第1の位置と第2の位置との間で移動させるように、制御流体を制御アクチュエータに、および制御アクチュエータに動作可能なように結合されているオーバーライドアクチュエータに流体結合するために通路を含む。流体制御装置は、制御アクチュエータが操作可能な状態にあるときに制御アクチュエータとオーバーライドアクチュエータとの間での流体の流れを防ぐために、および制御オーバーライドアクチュエータからの制御流体が、制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに、制御アクチュエータによって提供される力を増すために制御アクチュエータに作用するように、オーバーライドアクチュエータを制御アクチュエータに流体結合し、制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに制御アクチュエータとオーバーライドアクチュエータとの間の流体の流れを可能にするために、通路に結合されている。
さらに別の例では、本明細書に説明される流体制御システムは、制御アクチュエータが操作可能な状態にあるときに、制御流体が、第1の位置と第2の位置との間で制御アクチュエータを移動させるためとなるように、加圧された制御流体を制御アクチュエータに流体結合するための第1の手段を含む。また、システムは、制御アクチュエータが操作可能な状態にあるときに、オーバーライド装置を記憶位置に移動させるために、加圧された制御流体をオーバーライド装置に流体結合するための第2の手段も含む。さらに、流体結合するための第2の手段は、オーバーライド装置から流体結合するための第1の手段への流体の流れを選択的に可能にし、流体結合するための第1の手段は、制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに、流体結合のための第2の手段から制御アクチュエータへの流体の流れを選択的に可能にする。
既知の制御弁、および空気に基づくフェイルセーフシステムを有するアクチュエータを示す図である。 既知の制御弁、および空気に基づくフェイルセーフシステムを有するアクチュエータを示す図である。 本明細書に説明される例示のアクチュエータ装置を示す図である。 本明細書に説明される例示の流体制御システムで実現される図2の例示のアクチュエータ装置の断面図であり、操作可能な状態にあるアクチュエータ装置を示す図である。 図2および図3の例示のアクチュエータ装置の別の断面図であり、操作不能状態にあるアクチュエータ装置を示す図である。 本発明に説明される別の例示の流体制御システムで実現される図2の例示のアクチュエータ装置を示す図である。
本明細書に説明される例示のシステムおよび装置は、制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに、例えば、弁の流量制御部材上の制御アクチュエータによって与えられる力(例えば、座負荷または開放力)を増す。さらに、本明細書に説明される例示のシステムおよび装置は、制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに、(例えば、制御アクチュエータからの制御流体の放出を実質的に防ぐことによって)制御アクチュエータとオーバーライド装置との間に実質的に閉鎖系を提供する。したがって、本明細書に説明される例示のシステムおよび装置は、制御アクチュエータが操作不能な状況にあるときに、かなりの期間または長期間、流量制御部材の上に与えられる増加した力を提供できる。
さらに、本明細書に説明される例示の装置は、既知のフェイルセーフシステムと関連付けられる、上述された構成部品のような複雑で高価な構成部品を必要としないオーバーライド装置またはフェイルセーフ制御装置を提供する。本明細書に説明される例示の装置は、任意の弁ストローク長および用途(例えば、オン/オフ用途、スロットリング用途等)に対応することがあるが、本明細書に説明される例示の装置は、(例えば8インチを超える)長いストローク長を有する流体制御機器(例えば、弁)を用いるスロットリング用途での使用のために特に有用である。
例示の装置をさらに詳細に説明する前に、既知の制御弁アセンブリ100の簡略な説明が、図1A、図1B、および図1Cと関連して提供される。図1Aおよび図1Bを参照すると、既知の制御弁アセンブリ100は、弁104をストロークする、つまり操作するためのアクチュエータ102を含む。図1Aに示されるように、弁104は、入口112と出口114との間に流体流れ通路を提供するオリフィス110を画定するために配置される弁座108をその中に有する弁本体106を含む。動作可能に弁茎118に結合された流体制御部材116は、入口112と出口114との間の流体の流れを可能にするために、(例えば、図1Aの向きで弁座108から離れる)第1の方向に移動し、入口112と出口114との間の流体の流れを制限する、または防ぐために、(例えば、図1Aの向き
で弁座108に向かう)第2の方向に移動する。したがって、制御弁100を通して許容される流量は、弁座108に対する流量制御部材116の位置によって制御される。ケージ120は、流量制御部材116を摺動自在に受け入れ、流体に特定の流れ特性を与えるために(例えば、容量を制御するために、ノイズを低減するために、キャビテーションを低減するために等)入口112と出口114との間に配置される。ボンネット122は、ファスナ124を介して弁本体106に結合され、弁104をアクチュエータ102のヨーク126に結合する
図1Bに示されるアクチュエータ102は、一般に複動式ピストンアクチュエータと呼ばれる。アクチュエータ102は、アクチュエータステム128を介して流量制御部材116(図1A)に動作可能なように結合されるピストン(不図示)を含む。ステムコネクタ131は、アクチュエータステム128および弁茎118に結合されてもよく、弁座1
08に対するアクチュエータ102の位置、したがって流量制御部材116の位置(例えば、開放位置、閉鎖位置、中間位置等)を示すために移動インジケータ130を含んでもよい。図1Aおよび図1Bの例示の制御弁アセンブリ100は、フェイルセーフシステム132を含む。フェイルセーフシステム132は、(例えば、制御ユニットがアクチュエータ102に制御流体を提供できない場合等)緊急事態の間に流量制御部材116を所望の位置に移動させることによってプロセス制御システムに保護を提供する。
図1Cは、フェイルセーフシステム132を実現するための既知の流体制御システム134を示す。この例では、フェイルセーフシステム132は、アクチュエータ102および体積タンク138と流体連通するトリップ弁136を含む、空気に基づくフェイルセーフシステムである。トリップ弁136は、第1の、つまり上部ダイアフラム140およびトリップ弁136のハウジング144の内部に配置される下部ダイアフラム142を含む。上部ダイアフラム140は、排出口150への流体の通路を提供するためにそこを通る開口148を有する弁座146に動作可能なように結合される。第1の流量制御部材152は、開口148を通る流体の流れを防ぐために弁座146と係合し、開口148を通る流体の流れを可能にするために弁座146から遠ざかる。制御ばね154は、ダイアフラム140の第1の側156を(図1Cの向きで)下部ダイアフラム142に向かって付勢し、弁体のばね157は第1の流量制御部材152を弁座146に向かって付勢する。
トリップ弁136は、ハウジング144の内部に配置され、それぞれのステム162および164を介して下部ダイアフラム142に動作可能なように結合される、第2の流体制御部材158および第3の流体制御部材160を含む。第2の流体制御部材158は、ポートAとポートBとの間の流体の流れを可能にし、ボートCを通る流体の流れを防ぐための第1の位置と、ポートBとポートCとの間の流体の流れを可能にし、ポートAを通る流体の流れを防ぐための第2の位置との間で移動する。同様に、第3の流体制御部材160は、ポートDとポートEとの間の流体の流れを可能にし、ポートFを通る流体の流れを防ぐための第1の位置と、ポートEとポートFとの間の流体の流れを可能にし、ポートDを通る流体の流れを防ぐための第2の位置との間で移動する。
第1の通路166は、制御流体を制御流体供給源(不図示)から、上部ダイアグラム140と流体連通するトリップ弁136の下部チャンバ170に、および下部ダイアフラム142と流体連通するトリップ弁136の上部チャンバ172に流体結合する。第1の通路166は、制御流体を制御ユニットつまり位置決め装置168にも流体結合する。第2の通路174は、位置決め装置168からポートDおよびポートEを介してアクチュエータ102の第1のつまり下部チャンバ176に制御流体を流体結合する。第3の通路178は、位置決め装置168から、ポートAおよびポートBを介してアクチュエータ120の第2のつまり上部チャンバ180に制御流体を流体結合する。第4の通路182は、ポートCおよびポートBを介してアクチュエータ102の上部チャンバ180に体積タンク138を流体結合する。
体積タンク138は、第1の通路166を介して制御流体供給源に流体結合され、アクチュエータ102が操作可能な状態にあるときに(つまり、制御流体供給源がアクチュエータ102に加圧された制御流体を提供するときに)加圧された制御流体を保管する。チェッキ弁184は、第1の通路166と体積タンク138との間に配置され、体積タンク138内の制御流体の圧力が第1の通路166内の制御流体の圧力よりも大きいときに、体積タンク138内の加圧された制御流体が、第1の通路166内で流れないようにする。
操作時、図1Aから図1Cを参照すると、制御流体供給源は、第1の通路166を介して位置決め装置168に制御流体を提供し、トリップ弁136の下部チャンバおよび上部
チャンバ170および172に負荷を与える。制御流体の圧力は、制御ばね154を介して、上部ダイアフラム140の第1の側156にかけられる力よりも大きい力を上部ダイアフラム140の第2の側にかけ、流量制御部材152を弁座146と係合させ、排出口150を通る流体の流れを防ぐ。さらに、上部チャンバ172内の制御流体は、下部ダイアフラム142、したがって第2の流量制御部材および第3の流量制御部材158および160を、それぞれのポートCおよびポートFに向かって移動させ、ポートCおよびポートFを通る流体の流れを防ぎ、ポートAとポートBと、およびポートCとポートDとを通る流体の流れを可能にする。このようにして、位置決め装置168からの制御流体は、第3の通路178ならびにポートAおよびポートBを介してアクチュエータ102の上部チャンバ180に流れ、位置決め装置168からの制御流体は、第2の通路174ならびにポートDおよびポートEを介してアクチュエータ102の下部チャンバ176に流れる。
位置決め装置168は、サーボを介してフィードバックセンサ(不図示)に動作可能なように結合され、フィードバックセンサによって提供される信号に基づいてアクチュエータ102のピストン187の上方および/または下方で供給される制御流体の量を制御してもよい。結果的に、ピストン187の両側の圧力差が、流量制御部材116が弁座108と密封係合している閉鎖位置と、流量制御部材116が弁座から離間されている、または分離されている完全開放、つまり最大流量位置との間で流量制御部材116の位置を変えるために、第1の方向または第2の方向のどちらかにピストン187を移動させる。さらに、操作時に、制御流体供給源は、第1の通路166を介して体積タンク138に加圧されている制御流体を提供する。
トリップ弁136は、制御流体供給源によって提供される制御流体の圧力を感知する。制御流体の圧力が所定値(例えば、制御ばね154を介して設定される値)を下回ると、トリップ弁136は閉鎖系を提供し、体積タンク138をアクチュエータ102に流体結合する。
例えば、制御流体供給源が故障すると、トリップ弁136の上部チャンバおよび下部チャンバ170および172は、制御流体によって負荷を与えられなくなる。この場合、制御ばね154は、上部ダイアフラム140、したがって流量制御部材152を弁座146から離れるように移動し、排出口150を通る流体の流れを可能にする。結果的に、上部チャンバ172内の制御流体は、通路188を介して排出口150を通って、および開口148を通って放出される。上部チャンバ172内の流体が使い果たされると、それぞれの第2の流量制御部材および第3の流量制御部材158および160に動作可能なように結合されるばね190および192が、流量制御部材158および160を第2の位置に(つまり、それぞれのポートCおよびポートFから離れるように)移動させ、それによってそれぞれのポートAおよびポートDを通る流体の流れを遮断する。
第2の流量制御部材158が第2の位置にあるとき、ポートCおよびポートBは、第4の通路182および第3の通路178の第1の部分194を介してアクチュエータ102の上部チャンバ180に体積タンク138を流体結合する。また、第3の流量制御部材160が第2の位置にあるとき、ポートEおよびポートFは、ポートFおよび第2の通路174の第1の部分196を介してアクチュエータ102の下部チャンバ176を大気圧に流体結合する。体積タンク138は、流量制御部材116を開放位置、閉鎖位置、または中間位置に移動するために、保管されていた加圧制御流体をアクチュエータ102に供給する。代わりに、故障位置でトリップ弁136が、アクチュエータ102に流量制御部材116を最後の制御位置にロックさせるまたは保持させるように、体積タンク138は取り除かれてもよく、ポートCおよびポートFは(例えば、弁体を介して)遮断されてもよい。
空気に基づくフェイルセーフシステム132は非常に効果的であるが、空気に基づくフェイルセーフシステム132は設置するのが複雑であり、追加の配管、スペース要件、保守等を必要とし、それによってコストを増加させる。さらに、空気に基づくフェイルセーフシステム132とともに使用される体積タンク138は、しばしば圧力容器として分類されるため、一般的に定期的な認証(例えば、年1回の認証)を必要とし、追加の費用および時間を生じさせる。さらに、フェイルセーフシステム132は、いくつかの用途では所望される、または要求されることがある一次的な(例えば、ばねに基づく)機械的なフェイルセーフを提供しない。
他の例では、長いストロークのアクチュエータは、一次的な機械的フェイルセーフを提供するために、アクチュエータ102の作動部材(例えば、ピストン)に動作可能なように結合される付勢ばねまたはフェイルばねを含んでもよい。しかし、かかる付勢ばねは、一般的に、アクチュエータ102への制御流体の損失または障害時に、流体制御部材116に弁座108を密封係合させるほど十分なスラストまたは力を欠いている(例えば、適切な座負荷を与えることができない)。したがって、かかる既知の付勢ばねは、一般的に、例えばフェイルセーフシステム132等の補足的なフェイルセーフシステムを必要とする。
図2は、本書に説明される例示のシステムまたは装置とともに使用されてもよい例示のアクチュエータ装置200を示す。例示のアクチュエータ装置200は、例えば、摺動ステム弁(例えば、ゲート弁、グローブ弁等)、ロータリ弁(例えば、バタフライ弁、ボール弁、円板弁等)等の流量制御機器、および/または任意の他の流量制御機器または装置を操作する、または駆動するために使用されてもよい。例えば、図2の例示のアクチュエータ装置200は、図1Aの例示の弁104を操作する、または駆動するために使用されてもよい。
この例では、アクチュエータ装置200は、複動式アクチュエータとして構成される第1のつまり制御アクチュエータ202を含む。他の例では、制御アクチュエータ202は、スプリングリターンアクチュエータまたは任意の他の適切なアクチュエータであってもよい。制御アクチュエータ202は、第1のチャンバ208および第2のチャンバ210を画定するためにハウジング206の内部に配置される制御作動部材204(例えば、ピストンまたはダイアフラム)を含む。第1のおよび第2のチャンバ208および210は、制御流体(例えば、加圧空気)を受け入れ、第1のチャンバおよび第2のチャンバ208および210内の制御流体によって生じる制御作動部材204の両側での圧力差に基づいて、第1または第2の方向に制御作動部材204を移動する。制御アクチュエータ202は、例えば、弁ステム214を介して弁(例えば、図1Aの弁104)の流量制御部材(例えば、図1Aの流量制御部材116)に動作可能なように結合されるステム212を含む。
図示されるように、アクチュエータシステム212は、第2のアクチュエータステム部分218に結合される第1のアクチュエータステム部分216を含む。他の例では、アクチュエータステム212は、単一構造または一体成形構造であってもよい。第1のアクチュエータステム部分216は、第1の端部220で制御作動部材204に結合され、第2の端部222で第2のアクチュエータステム部分218に結合される。運動距離インジケータ224は、弁座(例えば、図1Aの弁座108)に対する制御作動部材204の位置、したがって流量制御部材の位置を決定するために、第2のアクチュエータステム部分218および弁茎214に結合されてもよい(例えば、開放位置、閉鎖位置、中間位置等)。
例示のアクチュエータ装置200は、第2のアクチュエータまたはオーバーライド装置
226を含む。図示されるように、オーバーライド装置226は、第3のチャンバ232および第4のチャンバ234を画定するために、その中に配置されるオーバーライド作動部材230(例えば、ピストン、ダイアフラムプレート等)を有するハウジング228を含む。第3のチャンバ232は、オーバーライド作動部材230の第1の側236に力をかけ、オーバーライド作動部材230を第1の方向に移動させるため、または(例えば図2から図3に示されるような)記憶位置にオーバーライド作動部材230を保持させるために制御流体(例えば、加圧空気、油圧油等)を受け入れる。
付勢要素238(例えば、ばね)は、第3のチャンバ232内の制御流体の圧力が、オーバーライド作動部材230の第2の側つまり表面240に対して付勢要素238によってかけられる力未満である力を第1の側236に対してかかるときに(例えば、第3のチャンバ232内の制御流体が除去されるときに)、オーバーライド作動部材230が第2の方向に移動するように、オーバーライド作動部材230を第1の方向に対向する第2の方向に付勢するために第4のチャンバ234内に配置される。言い換えると、オーバーライド作動部材230は、第3のチャンバ232に制御流体を提供できない制御流体供給源に応えて、(例えば、図4から図5に示される)所定の位置に移動する。また、オーバーライド作動部材230は、第3のチャンバ232を少なくとも部分的に画定し、第3のチャンバ232内の制御流体が第4のチャンバ234に漏れるのを防ぐために、周囲シール244および245(例えば、Oリング)を含んでもよい。
図2の例では、付勢要素238は、ばね座246とばね保持キャニスタ248との間に配置されるばねとして示される。オーバーライド作動部材230、付勢要素238、ばね座246、およびキャニスタ248は、ハウジング228の高さまたはサイズに実質的に等しい高さに事前に組み立てられてもよい。このようにして、キャニスタ248は、付勢要素238が、保守または修理のための分解中にハウジング228を出るのを防ぐことによって例示のアクチュエータ装置200の組み立ておよび保守を容易にする。キャニスタ248は、キャニスタ248が、付勢要素238が圧縮されるまたは伸長するときに、オーバーライド作動部材230とともに移動する(例えば、摺動する)ように、ロッド250(例えば、ボルト)を介してばね座246に摺動自在に結合される。
この例では、オーバーライド作動部材230は、アクチュエータステム212を摺動自在に受け取るために開口252を有するピストンとして示される。他の例では、オーバーライド作動部材230は、ダイアフラムまたは任意の他の適切な作動部材であってもよい。
例示のアクチュエータ装置200は、コネクタまたは結合部材256も含む。示されている例では、結合部材256は、第1のアクチュエータステム部分216および第2のアクチュエータステム部分218を結合する。結合部材256は、リップ部分、つまり環状の突出部材260を有する円筒形の本体256を有する。さらに詳しく以下に説明されるように、結合部材256は、制御流体供給源の障害に応えて(つまり、制御アクチュエータ202が操作不能な状態にあるときに)オーバーライド装置226の一部と係合することができる。例えば、図示されるように、結合部材256は、制御アクチュエータ202が操作不能状態にあるときに、リップ部分260が、オーバーライド部材230および制御作動部材204を動作可能なように結合するためにキャニスタ248と係合できるように、ばね座246とオーバーライド作動部材230との間に配置される。しかしながら、他の例では、結合部材256は、制御アクチュエータ202が操作不能状態にあるときに、リップ部分260が、制御作動部材204を表面262に向かって移動させるためにオーバーライド作動部材230と係合できるように、オーバーライド作動部材230とハウジング228の表面262との間に配置されてもよい。
他の例では、結合部材256は、単一のもしくは単独の部品または構造としてアクチュエータステム212と一体に形成されてもよい。他の例では、アクチュエータステム212は、オーバーライド作動部材230および/またはキャニスタ248を係合するためにフランジ付き端部を含んでもよい。さらに他の例では、結合部材256は、任意の他の適切な形状であってもよく、かつ/または制御アクチュエータ202が操作不能な状態にあるときに、制御作動部材204およびオーバーライド作動部材230を動作可能なように、および選択的に結合する任意の適切なコネクタであってもよい。
図示されるように、ハウジング206のフランジ266は、ファスナ270を介してハウジング228の第1のフランジ268に結合される。しかしながら、他の例では、フランジ266およびフランジ268は、単一の部品または構造として一体に形成されてもよい。同様に、ハウジング228は、例えば、ボンネットまたはヨーク部材276のフランジ274にハウジング228を結合するために第2のフランジ272を含む。ただし、他の例では、フランジ272および274は、単独の部品または構造として一体に形成されてもよい。
図2の例のアクチュエータ装置200は、例えば、図1Aの弁104等の弁に結合されるときに故障時閉構成を提供する。故障時閉構成は、流量制御部材116を弁座108(例えば閉鎖位置)に密封係合させ、弁104を通る流体の流れを防ぐ。言い換えると、例示のアクチュエータ装置200(弁104に結合されているとき)は、所定の位置で、アクチュエータ装置200が、流量制御部材116を弁座108に向かって移動させ、弁104を通る流体の流れを防ぐように構成される。しかしながら、他の例では、例示のアクチュエータ装置200は故障時開アクチュエータとして構成されてもよい。故障時開構成では、アクチュエータ装置200は、所定のまたは故障位置(例えば、完全開放位置)で、アクチュエータ装置200が、制御部材116を弁座108から離れるように移動し、弁104および/もしくは任意の他の適切な、または所望される中間位置を通る流体の流れを可能にするように構成されてもよい。
故障時開構成では、オーバーライド作動部材230、ばね座246、付勢要素238、およびキャニスタ248の配向は、図2に示される配向に対して逆に(例えば、反転)されてもよい。この構成では、結合部材256は、結合部材256(例えば、リップ部分260)が(例えば、凹部264を介して)オーバーライド作動部材230を係合し、制御アクチュエータ202が操作不能な状態にあるときに、オーバーライド作動部材230を制御作動部材204に動作可能なように結合するように、オーバーライド作動部材230と、ハウジング228の表面278との間に配置されてもよい。かかる例示の構成は、参考によりその全体が本明細書に組み込まれる、2009年1月27日に出願された米国特許出願整理番号第12/360,678号に説明されている。
図3は、本明細書に説明される例示の流体制御システムまたは装置300で実現される図2の例示のアクチュエータ装置200を示し、操作可能な状態にある制御アクチュエータ202を示す。図4は、操作不能な状態にある制御アクチュエータ202を示す。
例示の流体制御システム300は、制御アクチュエータ202が操作可能状態にあるときに制御アクチュエータ202の正常な動作を可能にするように構成され、制御アクチュエータ202が操作不能状態にあるときに、制御アクチュエータ202とオーバーライド装置226とを流体結合する。制御アクチュエータ202が操作不能状態にあるとき、流体制御システム300は、オーバーライド装置226と制御アクチュエータ202(例えば、制御アクチュエータ202のチャンバ)との間で閉鎖系を提供する(例えば、システム300からの制御流体の放出を防ぐ)。結果的に、流体制御システム300は、オーバーライドアクチュエータ226の制御流体が、制御アクチュエータ202に流れ、制御ア
クチュエータ202が操作不能状態または故障状況にあるときに、弁(例えば、図1Aの弁104)の流量制御部材(例えば、図1Aの流量制御部材116)上に増加した力(例えば、増加した座負荷または開放力)を提供できるようにする。制御流体の放出を防ぐことによって、制御アクチュエータは、かなりの期間または長期間、流量制御部材の上に増加した力を与えることができる。
図3を参照すると、制御アクチュエータ202は、制御作動部材204を、第1の表面306と第2の表面308との間で移動させるために、第1のチャンバ208が第1のポート302を介して制御流体(例えば、加圧された空気、作動油等)を受け取る、および/または第2のチャンバ210が第2のポート304を介して制御流体を受け取るときに、操作可能な状態にある。制御作動部材204の、第1の表面306と第2の表面308との間の運動距離の長さは、制御アクチュエータ202の完全ストローク長である。いくつかの例では、制御アクチュエータ202の完全ストローク長は、8インチよりも大きくてもよい。
流体制御システム300は、制御流体供給源312を制御アクチュエータ202に流体結合するために通路310a(例えば、管系)、および流体供給源312をオーバーライド装置226に流体結合するために経路310bを含む。経路310bは、制御流体がポート316を介して流体供給源312からオーバーライド装置226の第3のチャンバ232に流れることを可能にするが、第3のチャンバ232から流体供給源312への流体の流れを防ぐ、一方向弁314(例えば、チェッキ弁)を含む。また、一方向弁314は、第3のチャンバ232内の流体を、通路320を介して第1の流体制御装置つまり弁システム318と流体連通させる。
この例では、弁システム318は、三方弁322(例えば、スナップ作動三方弁)、および弁324を含む。三方弁322は、通路320に流体結合される第1のポート326、通路330に流体結合される第2のポート328、および通路336を介して弁324の第1のポート334に流体結合される第3のポート332を含む。三方弁322の感知チャンバ338は、第3のチャンバ232内の制御流体の圧力を感知するために、感知経路340を介して第3のチャンバ232内の制御流体と流体連通する。三方弁322は、ポート326とポート328との間の流体の流れを選択的に可能にし、感知チャンバ338が、弁322の(例えば、制御ばねによって設定される)所定の閾値圧力値よりも大きい、制御流体の圧力を感知するときにポート332を通る流体の流れを防ぐように構成される。例えば、三方弁322は、ダイアフラム、および三方弁322の流量制御部材を、ポート326とポート328との間の流体の流れを可能にし、感知チャンバ338内に配置されるダイアフラムの第1の側によって感知される所定の圧力値の範囲でポート332を通る流体の流れを防ぐための第1の位置に移動させるように構成されるばねアクチュエータを含んでもよい。このようにして、第3のチャンバ232内部の圧力変動が、第3のチャンバ232内部の圧力が三方弁322のバネによって設定される所定の事前設定圧力未満になるまで、三方弁322に、ポート326とポート332との間の流体の流れを防がせる。
弁324は、感知通路344および第2のポート346を介して、流体供給源312に流体結合される感知チャンバ342を含む。制御流体が加圧された空気であるとき、第2のポート346は大気圧に放出してもよい。しかしながら、他の例では、制御流体が作動油であるとき、ポート346は、制御流体供給源312に流体結合されていてもよい油圧システムまたは貯油槽に流体結合されてもよい。この例では、弁324は故障時開弁であり、流体供給源312によって提供される感知チャンバ内324の制御流体の圧力が(例えば、弁324の付勢要素を介して設定される)所定の圧力未満であるときに、第1のポート334と第2のポート346との間の流体の流れを可能にする。したがって、操作時
、所定の圧力よりも大きい感知チャンバ342内の制御流体の圧力は、ポート334とポート346との間の流体の流れを防ぐために弁324を閉鎖位置に移動させる。
また、この例では、制御流体は、制御ユニットつまり位置決め装置348を介して制御アクチュエータ202に流体結合される。位置決め装置348は、通路310aを介して供給源312から制御流体を受け取り、通路350を介して第1のチャンバ208に、および通路352を介して第2のチャンバ210に制御流体を提供する。
第2の流体制御装置または弁システム354は、制御アクチュエータ202が操作可能状態にあるときに制御アクチュエータ202に位置決め装置348を流体結合し、制御アクチュエータ202が操作不能状態にあるときに第3のチャンバ232および第1のチャンバ208を流体結合する。この例では、第2の弁システム354は、(例えば、図1Cのトリップ弁136に類似する)トリップ弁356である。しかしながら、他の例では、第2の弁システム354は、制御アクチュエータ202が操作可能な状態にあるときに、制御流体供給源312に制御アクチュエータ202の第1のおよび/または第2のチャンバ208および210を流体結合するために、および制御アクチュエータ202が操作不能な状態にあるときに、第1のチャンバ208と第3のチャンバ232とを流体結合し、閉鎖流体系を提供するために、複数の流体流量制御機器および/または任意の他の適切な弁システムであってもよい。トリップ弁356の動作および構成部品は、図1Cに関連して説明される例示のトリップ弁136の動作および構成部品に実質的に類似している。したがって、トリップ弁354の説明はここでは繰り返されない。代わりに、関心のある読者には図1Cに関連した上記の対応する説明が照会される。
この例では、トリップ弁356は(例えば、図1Cのチャンバ170および172を介して)、通路358を介して流体供給源312に流体結合される。この例では、トリップ弁356は通路358および310aを介して供給源312から制御流体を受け取ると、トリップ弁356は、ポートAとポートBとの間の流体の流れを選択的に可能にし、ポートCを通る流体の流れを防ぎ、ポートDとポートEとの間の流体の流れを可能にし、ポートFを通る流体の流れを防ぐ。しかしながら、トリップ弁356に提供される制御流体の圧力が、所定の力(例えば、図1Cの制御ばね154によって提供される力)未満である力を提供するとき、トリップ弁356は、ポートBとポートCとの間、およびポートEとポートFとの間の流体の流れを可能にし、ポートAおよびポートDを通る流体の流れを防ぐ。この例では、ポートFは大気圧に流体結合され、ポートCは通路330を介して三方弁322の第2のポート328に流体結合される。しかしながら、いくつかの例では、制御流体が作動油である場合、ポートFは油圧システムもしくは貯油槽、および/または制御流体供給源312に流体結合されてもよい。
操作時、位置決め装置348、トリップ弁356、および第3のチャンバ232は、それぞれの通路310a、358、および310bを介して流体供給源312から加圧された制御流体を受け取る。制御流体の圧力が、トリップ弁356の所定の圧力値よりも大きいとき、トリップ弁356は、ポートAとポートBの間、およびポートDとポートEとの間の流体の流れを可能にし、ポートCおよびポートFを通る流体の流れを防ぐ。また、オーバーライド作動部材230の第1の側236に対して、ばね238によって提供されるオーバーライド作動部材230の第2の側240にかけられる力よりも大きい力をかける制御流体の圧力は、オーバーライド装置206を図3に示される記憶位置に移動させる。
この例では、位置決め装置348は、アクチュエータアセンブリ200に結合される弁の流量制御部材を所望される位置に位置決めし、弁を通る流体の流れを調節するために、制御アクチュエータ202に制御流体(例えば、空気)を提供する(つまり、供給する)。所望される位置は、センサ(例えば、フィードバックセンサ)、制御室等からの信号に
よって提供されてもよい。例えば、フィードバックセンサ(不図示)は、制御アクチュエータ202、したがって弁の流量制御部材の位置を示すために位置決め装置348に信号(例えば、機械信号、電気信号等)を提供するように構成されてもよい。操作時、位置決め装置348は、サーボを介してフィードバックセンサに動作可能なように結合され、フィードバックセンサによって提供される信号に基づき、第1のおよび/または第2のチャンバ208および210に供給される制御流体の量を制御するためにフィードバックセンサから信号を受信するように構成されてもよい。
位置決め装置348は、制御作動部材204の両側に圧力差を生じさせ、制御作動部材204を、表面308に向かう第1の方向、または表面306に向かう第1の方向とは反対の第2の方向のどちらかに移動させるために、それぞれの通路350および352を介して第1のチャンバ208および/または第2のチャンバ210に制御流体を供給する、またはそれらから制御流体を排出する。位置決め装置348は、フィードバックセンサによって提供される信号に基づき、第1のおよび/または第2のチャンバ208および210に制御流体(例えば、加圧された空気、作動油等)を提供する、または供給する。結果的に、制御作動部材204の両側の圧力差は、流量制御部材が弁座(例えば、弁座108)と密封係合している閉鎖位置と、流量制御部材が弁座から離間される、または分離されている完全開放つまり最大流量位置との間で流量制御部材(例えば、図1Aの流量制御部材116)の位置を変えるために、制御作動部材204を移動させる。
さらに、通常の操作時、第3のチャンバ232は、通路310bおよび第3のポート316を介して制御流体供給源312から制御流体を連続的に受け取ってもよい。制御流体は、制御作動部材204が操作可能な状態にあるときに、付勢要素238の力に逆らって、記憶位置にオーバーライド作動部材230を維持するまたは付勢するために、オーバーライド作動部材230の第1の側236に力をかける。第4のチャンバ234は、第3のチャンバ232内の制御流体が、オーバーライド装置226を図3の記憶位置に移動するために付勢要素238の力に打ち勝ちさえすればよいように大気圧に放出してもよい、ベント360を含んでもよい。
記憶位置では、オーバーライド作動部材230およびキャニスタ248は、キャニスタ248がばね座246を係合するまでばね座246に向かって移動する。このようにして、ばね座246は、第3のチャンバ232内の流体の過圧に起因する付勢要素238の損傷を防ぐために運動距離止め具を提供する。言い換えると、ばね座246は、付勢要素238が、図3に示される記憶位置を越えてばね座246に向かう方向で圧縮しないようにする。
示されている例では、結合部材256は、制御作動部材204の第1の位置および第2の位置に相当する第1の位置と第2の位置との間で移動し、オーバーライド作動部材230が記憶位置にあるときにオーバーライド装置226を係合しない。この例では、制御アクチュエータ202が動作可能状態にあるときに、結合部材256は、キャニスタ248の表面362とオーバーライド作動部材230の第2の側240との間で移動する。オーバーライド装置226は、制御アクチュエータ202が操作可能な状態にあるときに、制御アクチュエータ202と干渉する、または別の方法で制御アクチュエータ202に影響する場合、作用しない。言い換えると、制御アクチュエータ202は、制御アクチュエータ202が操作可能な状態にあるときに、付勢要素238のばね力に打ち勝つ必要はない。
図4を参照すると、緊急事態の間(例えば、制御流体供給源312が機能しないとき)、制御アクチュエータ202は操作不能な状態にあり、トリップ弁356は、ポートBとポートC、およびポートEとポートFとの間の流体の流れを可能にし、ポートAおよびポ
ートDを通る流体の流れを防ぐ。結果的に、第2のチャンバ210内の制御流体は、通路352の第1の部分364、ならびにトリップ弁356のポートEおよびポートFを介して大気に排出つまり放出される。
操作不能な状態では、オーバーライド装置226は、第3のチャンバ232内の制御流体が、付勢要素238によってかけられる力より小さい力を提供する圧力を有するときに稼動する。オーバーライド作動部材230は、オーバーライド作動部材230の第2の側240上に付勢要素238によって与えられる力のために、表面262に向かって移動する。言い換えると、オーバーライド装置226は、制御流体供給源312が適切に加圧された制御流体を第3のチャンバ232に提供できないときに、オーバーライド作動部材230を、第2の方向(例えば、図4の向きの表面262に向かって)で、所定のつまり故障位置に移動させるために稼動する。
付勢要素238は、オーバーライド作動部材230を所定の位置に動かすために伸長するので、キャニスタ248は、オーバーライド作動部材230が(表面262に向かって)所定の障害位置またはオーバーライド位置に移動するにつれて、オーバーライド作動部材230とともにロッド250に沿って摺動する。この例では、キャニスタ248の表面362は、オーバーライド作動部材230が表面262に向かって第2の方向に移動するにつれて、オーバーライド作動部材230を制御作動部材204に動作可能なように結合するために、結合部材256のリップ部分260を係合する。今度は、結合部材256およびキャニスタ248の係合は、制御アクチュエータ202を、所定の障害位置またはオーバーライド位置に移動させる。
したがって、本明細書に説明される例示の流体制御システム300は、制御流体供給源312が故障している、または停止しているとき、オーバーライド装置226を制御作動部材204に作用させる。他の例では、オーバーライド装置226は、供給流体の損失が検出されると、またはより一般的には所望される任意の状況で、フェイルセーフ機器として稼動されてもよい。すなわち、オーバーライド装置226の稼動が必要とされるまたは所望される任意の状況の場合、例えば、ソレノイド弁はオーバーライド状態またはフェイルセーフ状態を呼び出すために稼動されてもよい。
流体制御システム300からの制御流体の障害または切断時(つまり、供給圧力が失われているとき)、チェッキ弁314は、通路310bを介した第3のチャンバ232から制御流体供給源312への流体の流れを防ぎ、それによって制御流体を、通路320を介して三方弁322のポート326に流させる。弁324(例えば、故障時開弁)は、障害時にポート334とポート346との間の流体の流れを可能にするために開放位置に移動するように構成されてもよいが、三方弁322は、ポート326とポート346との間の流体の流れを可能にし、第3のチャンバ232内の制御流体の圧力が所定の圧力値未満となるまで、ポート332を通る流体の流れを防ぐ。言い換えると、三方弁322は、オーバーライド作動部材230が表面262に向かって移動するにつれて、制御流体が通路330に流れることを可能にする。トリップ弁356はポートCとポートBとの間の流体の流れを可能にするように構成されているため、制御流体は、通路350の第1の部分368を介して制御アクチュエータ202の第1のチャンバ208に送られる。さらに、制御流体供給源312が故障し、制御アクチュエータ202が操作不能状態にあるとき、第3のチャンバ232と第1のチャンバ208との間に閉鎖された流体経路が提供される。言い換えると、制御流体は、経路320、330、および368、350、ならびに弁322および356によって形成される経路を介して第3のチャンバ232と第1のチャンバ208との間だけを流れることができる。
付勢要素238が伸長し、オーバーライド装置226、ひいては制御アクチュエータ2
02を、所定の障害位置またはオーバーライド位置に移動させるにつれて、第3のチャンバ232内の制御流体が制御アクチュエータ202の第1のチャンバ208に流れる。第1のチャンバ208は第3のチャンバ232の体積未満である体積を有する(および制御流体の温度は実質的に一定のままである)ため、制御流体の圧力は、第1のチャンバ208内で増加する。さらに、制御流体が第1のチャンバ208に流れるにつれ、第3のチャンバ232内の制御流体の圧力は減少する。
制御流体が第1のチャンバ208に送られるにしたがい、第3のチャンバ232内の制御流体の圧力が三方弁322の所定の圧力値以下に減少すると、三方弁322は、ポート326とポート332との間の流体の流れを可能にし、かつポート328を通る流体の流れを防ぐように第2の位置に移動する。したがって、三方弁322は閉鎖系を提供し、第1のチャンバ208からの流体が三方弁322を通って流れないようにする。さらに、制御流体供給源312が機能しないとき(例えば、制御流体の圧力が弁324の所定の圧力値未満であるとき)弁324は開放位置に移動するため、第3のチャンバ232に残っている流体がある場合、弁324のポート346を通って放出される。
第1のチャンバ208内の制御流体の圧力は、制御作動部材204の第1の側370に作用し、それによってオーバーライド装置226に向かう方向に制御作動部材204によって提供される、またはかけられる力(例えば、座負荷または開放力)を増す。例えば、図1Aの弁104の流量制御部材116が閉鎖位置に弁座108を密封係合するとき、弁104の入口112での加圧されたプロセス流体は、その圧力に応じて、流量制御部材116を弁座108から遠ざけることがある流量制御部材116に作用する。制御作動部材204の第1の側370に作用する制御流体の圧力は、ばね238によって提供される力とともに、追加の座負荷(例えば、弁座108に向かう力)を提供し、入口112での加圧されたプロセス流体が、弁104が閉鎖位置にあるときに、流量制御部材116を、弁座108から離れるように移動して、弁座108との密封係合から外れないようにする。また、流体制御システム300は、制御アクチュエータ202が操作不能状態にあるときに閉鎖系を提供する(つまり、制御流体の第1のチャンバ208制御アクチュエータ202からの放出を防ぐ)ため、制御流体システム300は、かなりの期間、流量制御部材116にかかる増加した座負荷を提供することができる。
例示の流体制御システム300は、例えばダイアフラムおよびばねアクチュエータ、または押すと開放される弁等の任意の他のタイプの制御アクチュエータおよび/または弁により構成されてもよい。例えば押すと開放される弁と結合されるとき、故障状況では、第3のチャンバ232内の制御流体が制御アクチュエータ202の第2のチャンバ210に送られるように、通路330はトリップ弁356のポートFに結合されてもよく、ポートCは大気圧に結合されてもよい。この構成では、オーバーライド装置226の配向は、付勢要素238がピストン230を、例えば故障状況の間、表面306に向かって移動させるように逆転される。かかる構成では、第2のチャンバ210内の制御流体は、流量制御部材が、弁の入口での加圧されたプロセス流体の力に逆らって弁座から離れるように移動することができるようにするために、制御アクチュエータ202によってかけられる開放力を増加する。
図5は、別の例示の流体制御システムまたは装置500で実現される、図2の例示のアクチュエータ装置200を示す。上述された例示の流体制御システム300のそれらの構成部品に実質的に類似する、または同一である図5の例示の流体制御システム500のそれらの構成部品は、以下では詳しく再び説明されない。代わりに、関心のある読者には、図3から図4に関連した上記の対応する説明が照会される。実質的に類似するまたは同一であるそれらの構成部品は、図3から図4に関連して説明されるそれらの構成部品と同じ参照番号で参照される。
示されている例では、流体制御システム500は、図3から図4に示されるトリップ弁356の代わりに複数の弁を含む弁システム501で実現される。図5に示されるように、複数の弁は、第1の三方弁502、第2の三方弁504、および第3の三方弁506を含む。しかしながら、他の例では、弁システム501はただ1つの三方弁、直列で、並列で等で流体結合される他の流量制御機器、および/または任意の他の適切な流体制御機器またはシステムを含んでもよい。
この例では、第1の弁502の感知チャンバ508は、通路510aを介して流体供給源312に流体結合され、第2の弁504の感知チャンバ512は通路510bおよび通路510aを介して流体供給源312に流体結合される。第3の弁506の感知チャンバ514は、通路510cおよび通路510aを介して流体供給源312に流体結合される。
第1の弁502の第1のポート516は、通路518を介して流体供給源312に流体結合され、第2のポート520は通路522を介して位置決め装置348に流体結合され、第1の弁502の第3のポート524は通路528を介して第2の弁504の第1のポート526に流体結合される。第2の弁504の第2のポート530および第3のポート532は、通路534を介して第1のチャンバ208に位置決め装置348を流体結合する。同様に、第3の弁506の第1のポート536および第2のポート538は、経路540を介して制御アクチュエータ202の第2のチャンバ210に位置決め装置348を流体結合する。この例では、第3の弁506の第3のポート542は、大気圧に流体結合される。通路518は、流体供給源312から第1の弁502の第1のポート516への流体の流れを可能にするが、第1の弁502から流体供給源312への流体の流れを防ぐ一方向弁544を含む。
操作時、感知チャンバ508によって感知される制御流体の圧力が(例えば、制御ばねを介して設定される)第1の弁502によって設定される所定の圧力よりも大きいとき、第1の弁502は、ポート516とポート520との間の流体の流れを選択的に可能にし、ポート524を通る流体を防ぐ。言い換えると、第1の弁502は、流体供給源312からの制御流体を通路510aおよび通路522を介して、位置決め装置348に流体結合させる。同様に、感知チャンバ512が(例えば、制御ばねを介して設定される)第2の弁504の所定値よりも大きい圧力を感知するとき、第2の弁504は、位置決め装置348を第1のチャンバ208に流体結合するためにポート530とポート532との間での流体の流れを可能にし、ポート526を通る流体の流れを防ぐ。また、第3の弁506の感知チャンバ514が(例えば、制御ばねを介して設定される)第3の弁506の所定の圧力よりも大きい、流体供給源312からの圧力を感知するとき、第3の弁506は、位置決め装置348を第2のチャンバ210に流体結合するためにポート536とポート538との間の流体の流れを可能にし、ポート542を通る流体の流れを防ぐ。言い換えると、感知チャンバ508、512、および514が、それぞれの弁502、504および506によって設定される所定の圧力値よりも大きい圧力を感知するとき、制御アクチュエータ202は操作可能状態または条件にある。
操作可能状態では、位置決め装置348は、制御作動部材204の両側に圧力差を生じさせ、制御作動部材204を表面308に向かう第1の方向、または表面306に向かう第1の方向と反対の第2の方向のどちらかに移動させるために、それぞれ、通路534および540を介して第1のチャンバ208および/または第2のチャンバ210に制御流体を供給する、またはそれから制御流体を排出する。結果的に、制御作動部材204の両側の圧力差は、流量制御部材が弁座(例えば、弁座108)と密封係合している閉鎖位置と、流量制御部材が弁座から離間される、または分離される完全開放つまり最大流量位置
との間で流量制御部材(例えば、図1Aの流量制御部材116)の位置を変えるために制御作動部材204を移動する。
また、上述されたように、三方弁322は、ポート326とポート328との間の流体の流れを可能にし、感知チャンバ338が、弁322によって設定される所定の圧力値よりも大きい圧力を感知するとき(つまり、制御アクチュエータ202が操作可能な状態にあるとき)ポート332を通る流体の流れを防ぐ。さらに、通常の操作時、第3のチャンバ232は、制御作動部材204が操作可能な状態にあるときに付勢要素238の力に逆らってオーバーライド作動部材230を記憶位置に維持する、または付勢するために、通路310bを介して制御流体供給源312から制御流体を連続的に受け取ってもよい。
操作不能状態には(例えば、制御流体供給源312が機能しないとき)、弁システム318および501は、オーバーライド装置226の第3のチャンバ232と、制御アクチュエータ202の第1のチャンバ208との間の閉ループ流体経路を提供する。特に、第1の弁502の感知チャンバ508が所定の圧力未満である圧力を感知するとき、第1の弁502はポート516とポート524との間の流体の流れを可能にし、ポート520を通る(および位置決め装置348への)流体の流れを防ぐ。同様に、第2の弁504はポート526とポート532との間の流体の流れを可能にし、感知チャンバ512が第2の弁504によって設定される所定の圧力未満である圧力を感知するとき(つまり、流体供給源312が機能しないとき)ポート530を通る流体の流れを防ぐ。
また、操作不能状態では、制御流体供給源312が第3のチャンバ232に適切に加圧された制御流体を提供できないとき、オーバーライド装置226が起動し、オーバーライド作動部材230、ひいては制御アクチュエータ202を、表面262に向かって、所定の位置あるいは故障位置に移動させる。今度は、オーバーライド作動部材230は、制御アクチュエータ202を、所定の障害位置あるいはオーバーライド位置に移動させる。第3の弁506はポート538とポート542との間の流体の流れを可能にし、感知チャンバ514が、第3の弁506によって設定される所定圧力未満である圧力を感知するときに(つまり、流体供給源312が機能しないときに)ポート536を通る流体の流れを防ぐように構成されているため、制御作動部材204が表面308に向かってその故障位置に移動するにつれて、第2のチャンバ210内部の流体は第3の弁506を介して放出される。
流体制御システム500からの制御流体の障害または切断時(つまり、供給圧力が失われるとき)、チェッキ弁314が、通路310bを介した第3のチャンバ232から制御流体供給源312への流体の流れを防ぎ、それによって制御流体を弁322のポート326に流させる。弁322は、ポート326とポート328との間の流体の流れを可能にし、第3のチャンバ232内の制御流体の圧力が所定の圧力値未満になるまで、ポート332を通る流体の流れを防ぐ。したがって、弁322は、オーバーライド作動部材230が表面262に向かって移動するにつれて、制御流体が経路518に流れることができるようにする。第1の弁502は、ポート516とポート524との間の流体の流れを可能にするように構成され、第2の弁504は、制御アクチュエータ202が操作不能な状態にあるときにポート526とポート532との間の流体の流れを可能にするように構成されるため、第3のチャンバ232内の制御流体は、通路320、518、528、および534を介して制御アクチュエータ202の第1のチャンバ208に送られる。
さらに、制御流体供給源312が故障し、制御アクチュエータ202が操作不能状態にあるときに、閉鎖された流体経路が第3のチャンバ232と第1のチャンバ208との間に設けられる。言い換えると、制御流体は、経路320、518、528および534、ならびに弁322、502、および504によって形成される経路を介して第3のチャン
バ232と第1のチャンバ208との間しか流れることができない。さらに、制御流体は、一方向弁544を介して通路518から流体供給源312への流れが防がれている。
制御アクチュエータ202が所定の障害位置あるいはオーバーライド位置に移動するにつれて、第3のチャンバ232内の制御流体は制御アクチュエータ202の第1のチャンバ208に流れる。さらに、制御流体が第1のチャンバ208に流れるにつれ、第3のチャンバ内の制御流体の圧力は減少する。制御流体は第1のチャンバ208に送られるので、第3のチャンバ232内の制御流体の圧力が弁322の所定圧力値以下に減少すると、弁322はポート326とポート332との間の流体の流れを可能にし、ポート328を通る流体の流れを防ぐために第2の位置に移動する。したがって、弁322は閉鎖系を提供し、第1のチャンバ208からの流体の三方弁322を通る流れを防ぐ。さらに、弁324は、制御流体供給源312が機能しないときに(例えば、制御流体の圧力が弁324の所定の圧力値未満であるときに)開放位置に移動するように構成されるため、第3のチャンバ232内に残る流体がある場合、弁324のポート346を通して放出される。
本明細書に説明される例示の装置は、出荷前に工場で設置済みであってもよく、すでに現場に設置されている既存のアクチュエータ(例えば、アクチュエータ104)に後から組み込まれてもよい。
特定の例示の装置が本明細書に説明されてきたが、本特許の包含の範囲はそれに制限されない。逆に、本特許は、文字通りにまたは均等論の下でのどちらかで適正に添付特許請求の範囲の範囲内に入る全ての方法、装置および製品を包含する。

Claims (29)

  1. 弁とともに使用するための流体制御システムであって、
    第1の通路を介して制御アクチュエータに制御流体供給源を流体結合するための第1の流体制御装置であって、前記制御流体供給源は、前記制御アクチュエータが前記操作可能な状態にあるときに、第1の方向に、または前記第1の方向と反対の第2の方向に前記制御アクチュエータの制御アクチュエータ部材を移動させるために制御流体を提供する、第1の流体制御装置と、
    前記第1の流体制御装置と流体連通し、前記制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに第2の通路を介して前記制御アクチュエータにオーバーライドアクチュエータを流体結合するように構成される、第2の流体制御装置であって、前記オーバーライドアクチュエータが前記制御アクチュエータに動作可能なように結合される、第2の流体制御装置と、
    を備えるシステム。
  2. 前記制御アクチュエータが前記操作可能な状態であるときに、前記オーバーライドアクチュエータを記憶位置に移動させるために、前記オーバーライドアクチュエータに前記制御流体供給源を流体結合するために第3の流体通路をさらに備える、請求項1に記載の流体制御システム。
  3. 前記オーバーライドアクチュエータから前記制御流体供給源への流体の流れを防ぎ、前記制御流体供給源から前記オーバーライドアクチュエータへの流体の流れを可能にするために、前記オーバーライドアクチュエータと前記制御流体供給源との間の前記第3の流体通路の内部に配置される第1の一方向弁をさらに備える、請求項2に記載の流体制御システム。
  4. 前記制御アクチュエータが、前記制御流体供給源が前記制御アクチュエータに前記制御流体を提供できないときに操作不能な状態にあり、前記制御流体供給源が前記制御アクチュエータに前記制御流体を提供するときに操作可能な状態にある、請求項1に記載の流体制御システム。
  5. 前記第1の流体制御装置が、前記制御アクチュエータが操作可能な状態にあるときに前記制御流体供給源および前記制御アクチュエータを流体結合するために、および前記制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに前記オーバーライドアクチュエータおよび前記制御アクチュエータを流体結合するために、第1の弁システムを備える、請求項1に記載の流体制御システム。
  6. 前記第1の弁システムがトリップ弁を備え、前記トリップ弁が、前記第1の通路と、前記制御アクチュエータの第1のチャンバまたは第2のチャンバとの間の流体の流れを可能にし、前記制御アクチュエータが前記操作可能な状態であるときに、前記第2の通路と前記制御アクチュエータの前記第1のチャンバとの間の流体の流れを防ぐ、請求項5に記載の流体制御システム。
  7. 前記トリップ弁が、前記第3の通路と、前記制御アクチュエータの前記第1のチャンバとの間の流体の流れを可能にし、前記制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに、前記第1の通路と、前記制御アクチュエータの前記第1のチャンバまたは前記第2のチャンバとの間の流体の流れを防ぐ、請求項6に記載の流体制御システム。
  8. 前記流体制御装置が、前記第1の弁システムが制御ユニットを介して前記制御アクチュエータの前記第1のチャンバまたは前記第2のチャンバに前記制御流体供給源を流体結合
    するように、前記第1の弁システムと前記流体制御供給源との間に配置される前記制御ユニットをさらに備える、請求項5に記載の流体制御システム。
  9. 前記制御ユニットが前記第1の経路を介して前記制御流体供給源から前記制御流体を受け入れるために入力を含み、前記制御ユニットが、前記第1の弁システムを介して前記第1のチャンバまたは前記第2のチャンバに前記制御流体を流体結合するために、前記第1のチャンバと流体連通する第1の出力または前記第2のチャンバと流体連通する第2の出力を含む、請求項8に記載の流体制御システム。
  10. 前記第1の弁システムが複数の三方弁を備える、請求項5に記載の流体制御システム。
  11. 前記制御アクチュエータが前記操作可能な状態にあるとき、前記複数の弁の内の第1の弁が前記第1の通路と制御ユニットとの間の流体の流れを可能にし、前記複数の弁の内の第2の弁が、前記制御ユニットの第1の出力と、前記制御アクチュエータの第1のチャンバとの間の流体の流れを可能にし、前記複数の弁の内の第3の弁が、前記制御ユニットの第2の出力と前記制御アクチュエータの第2のチャンバとの間の流体の流れを可能にする、請求項10に記載の流体制御システム。
  12. 前記複数の弁の内の前記第1の弁が、前記第2の通路を介して前記第2の流体制御装置に流体結合される、請求項11に記載の流体制御システム。
  13. 前記制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに、前記複数の弁の内の前記第1の弁が、前記第2の通路と前記複数の弁の内の前記第2の弁との間の流体の流れを可能にし、前記制御ユニットへの流体の流れを防ぐように構成され、前記複数の弁の内の前記第2の弁が、前記第2の通路から前記制御アクチュエータの前記第1のチャンバへの流体の流れを可能にし、前記第1のチャンバと前記制御ユニットとの間の流体の流れを防ぐように構成される、請求項11に記載の流体制御システム。
  14. 前記流体供給源から前記複数の弁の内の前記第1の弁への流体の流れを可能にし、前記複数の弁の内の前記第1の弁から前記制御流体供給源への流体の流れを防ぐために、前記複数の弁の内の前記第1の弁と前記流体制御供給源との間の前記第1の通路の内部に配置される第2の一方向弁をさらに備える、請求項13に記載の流体制御システム。
  15. 前記第2の流体制御装置は、前記オーバーライドアクチュエータ内の前記制御流体の前記圧力が、所定の圧力値よりも大きいときに、前記オーバーライドアクチュエータ内の制御流体が前記第1の流体制御装置に流れることを選択的に可能にするために、前記オーバーライドアクチュエータと前記第1の流体制御装置との間の前記第2の通路に沿って配置される第2の弁システムを備え、前記第2の弁システムは、前記オーバーライドアクチュエータ内の前記制御流体の前記圧力が所定の値未満であるときに、前記オーバーライドアクチュエータ内部の前記制御流体を前記大気に放出することを選択的に可能にする、請求項1に記載の流体制御システム。
  16. 前記第2の弁システムが、前記オーバーライドアクチュエータの第3のチャンバに流体結合される第1のポートと、前記第1の流体制御装置に流体結合される第2のポートと、前記大気と流体連通する第3のポートとを有する三方弁を備える、請求項15に記載の流体制御システム。
  17. 前記オーバーライドアクチュエータの前記体積が、前記制御アクチュエータの前記体積よりも大きい、請求項1に記載の流体制御システム。
  18. 制御流体を、制御アクチュエータに、および前記制御アクチュエータに動作可能なように結合されるオーバーライドアクチュエータに流体結合するための通路であって、前記制御流体が前記オーバーライドアクチュエータを記憶位置に移動させ、前記制御アクチュエータを、前記制御アクチュエータが操作可能な状態であるときに第1の位置と第2の位置との間で移動させる、通路と、
    前記オーバーライドアクチュエータからの前記制御流体が、前記制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに前記制御アクチュエータによって提供される力を増すために、前記制御アクチュエータに作用するように、前記制御アクチュエータが操作可能な状態にあるときに前記制御アクチュエータと前記オーバーライドアクチュエータとの間の流体の流れを防ぐために、および前記制御アクチュエータに前記オーバーライドアクチュエータを流体結合し、前記制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに前記制御アクチュエータと前記オーバーライドアクチュエータとの間の流体の流れを可能にするために前記通路に結合される流体制御装置と、
    を備える流体制御システム。
  19. 前記制御アクチュエータが、制御流体供給源が前記制御アクチュエータに加圧された制御流体を提供できないときに、前記操作不能な状態にあり、前記制御流体供給源が前記制御アクチュエータに加圧された制御流体を提供するときに操作可能な状態にある、請求項18に記載の流体制御システム。
  20. 前記通路が管系を備える、請求項18に記載の流体制御システム。
  21. 前記流体制御装置が、第2の弁システムと流体連通する第1の弁システムを備え、前記第1の弁システムが、制御流体供給源と前記制御アクチュエータの第1のチャンバとの間に配置され、前記第1の弁システムが前記第1のチャンバに前記制御流体を選択的に提供し、前記制御アクチュエータが前記操作可能な状態にあるときに、前記オーバーライドアクチュエータと前記制御アクチュエータの前記第1のチャンバとの間の流体の流れを防ぐ、請求項18に記載の流体制御システム。
  22. 前記第2の弁システムは、前記制御アクチュエータが操作可能な状態にあるときに、前記制御流体が、前記オーバーライドアクチュエータから前記制御アクチュエータの前記第1のチャンバに流れることを可能とし、前記オーバーライドアクチュエータ内の前記制御流体の前記圧力が所定の値未満であるときに前記オーバーライドアクチュエータ内部の前記制御流体が前記大気に放出できるようにする、請求項21に記載の流体制御システム。
  23. 前記第2の弁システムが、前記流体供給源および前記オーバーライドアクチュエータと流体連通する第1のポートと、前記第1の弁システムと流体連通する第2のポートと、前記大気と流体連通する第3のポートとを有する三方弁を備える、請求項22に記載の流体制御システム。
  24. 前記オーバーライドアクチュエータから前記制御流体供給源への流体の流れを防ぎ、前記オーバーライドアクチュエータから前記第1のポートに前記流体を方向付けるために、前記オーバーライドアクチュエータと前記制御流体供給源との間に配置される一方向弁をさらに備える、請求項23に記載の流体制御システム。
  25. 前記第1の弁システムが、前記制御流体供給源と前記制御アクチュエータとの間に配置されるトリップ弁を備え、前記トリップ弁が、前記制御流体供給源と前記制御アクチュエータの前記第1のチャンバとの間の流体の流れを選択的に可能にし、前記制御アクチュエータが前記操作可能な状態にあるときに、前記第2の弁システムから前記制御アクチュエータの前記第1のチャンバへの流体の流れを防ぐように構成され、前記トリップ弁が、前
    記制御流体供給源と前記第1のチャンバとの間の流体の流れを選択的に防ぎ、前記制御アクチュエータが前記操作不能な状態にあるときに前記第1の弁システムから前記第1のチャンバへの流体の流れを可能にするように構成される、請求項21に記載の流体制御システム。
  26. 前記第1の弁システムが、少なくとも1つの三方弁を備え、前記少なくとも1つの三方弁が、前記制御流体供給源と、前記制御アクチュエータの前記第1のチャンバとの間の流体の流れを選択的に可能にし、前記制御アクチュエータが前記操作可能な状態にあるときに前記オーバーライドアクチュエータと前記第1のチャンバとの間の流体の流れを防ぐように構成され、前記少なくとも前記三方弁が、前記オーバーライドアクチュエータと前記第1のチャンバとの間の流体の流れを選択的に可能にし、前記制御アクチュエータが前記操作不能な状態にあるときに、前記制御流体供給源と前記第1のチャンバとの間の流体の流れを防ぐように構成される、請求項21に記載の流体制御システム。
  27. 制御アクチュエータが操作可能な状態にあるときに、前記制御アクチュエータに加圧された制御流体を流体結合するための第1の手段であって、前記制御流体が、前記制御アクチュエータを第1の位置と第2の位置との間で移動させる第1の手段と、
    前記制御アクチュエータが操作可能な状態にあるときに前記オーバーライド装置を記憶位置に移動させるために、前記加圧制御流体をオーバーライド装置に流体結合するための第2の手段であって、流体結合するための前記第2の手段が、前記オーバーライド装置から流体結合するための前記第1の手段への流体の流れを選択的に可能にし、流体結合するための前記第1の手段が、前記制御アクチュエータが動作不能な状態にあるときに、前記制御アクチュエータへ流体連結するための第2の手段からの流体の流れを選択的に可能にする、第2の手段と、
    を備える流体制御システム。
  28. 流体結合するための前記第1の手段は、前記制御流体が第1の通路を介して前記制御流体供給源から前記制御アクチュエータに流れることを可能にし、前記制御アクチュエータが操作可能な状態にあるときに、前記制御流体が第2の通路を介して前記オーバーライド装置から前記制御アクチュエータに流れるのを防ぐための第1の位置と、前記制御アクチュエータが操作不能な状態にあるときに、前記制御流体が前記第2の通路を介して前記オーバーライド装置から前記制御アクチュエータに流れることを可能にする第2の位置との間で、第1の流量制御部材を移動させるための手段を備える、請求項27に記載の流体システム。
  29. 流体結合するための前記第2の手段は、前記オーバーライドアクチュエータ内の前記制御流体の前記圧力が所定の圧力値よりも大きいときに、前記制御流体が前記オーバーライドアクチュエータから前記制御アクチュエータに流れることを可能にするための第1の位置と、前記オーバーライドアクチュエータ内の前記制御流体の前記圧力が前記所定の圧力値未満であるときに、前記制御流体が、前記オーバーライドアクチュエータから前記制御アクチュエータに流れるのを防ぐための第2の位置との間で第2の流量制御部材を移動するための手段を備える、請求項27に記載の流体システム。
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