JP2016105577A - カメラモデルパラメータ推定装置及びそのプログラム - Google Patents

カメラモデルパラメータ推定装置及びそのプログラム Download PDF

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【課題】本願発明は、高精度なカメラモデルパラメータを推定することを課題とする。【解決手段】カメラ校正装置1は、カメラ校正を行う初期値生成用カメラ校正部341と、第1外部パラメータの初期値を設定する第1外部パラメータ設定部343と、第2外部パラメータの初期値を算出する第2外部パラメータ算出部345と、第3外部パラメータを算出する第3外部パラメータ算出部347と、校正パターン関係式の初期値を設定する校正パターン関係式設定部349と、撮影画像に含まれる特徴点の座標を予測した予測画像座標を算出する予測画像座標算出部351と、観測画像座標と予測画像座標との距離が最小となるように評価式を最適化することで、カメラモデルパラメータを推定するカメラモデルパラメータ最適化部353と、を備える。【選択図】図9

Description

本願発明は、撮影カメラ及び雲台から構成されるカメラシステムのカメラモデルパラメータを推定するカメラモデルパラメータ推定装置及びそのプログラムに関する。
近年、多視点カメラで撮影した映像を用いて、3次元映像処理を始めとした様々な研究開発が積極的に行われている。これらを実現する上で重要な技術の1つに、カメラ校正がある。ここで、カメラ校正とは、撮影カメラのカメラパラメータを求めることである。また、カメラパラメータには、撮影カメラの位置及び姿勢を表す外部パラメータと、焦点距離等の撮影カメラに固有の内部パラメータとが含まれる。
カメラ校正の手法は、大きく2つに分けることができる。第1の手法は、撮影カメラの撮影画像から画像解析により特徴点を抽出し、その特徴点の位置関係からカメラ校正を行うものである。この第1の手法は、センサ等の電子機器が不要という利点がある。ここで、第1の手法は強校正と弱校正とに分類されるが、どちらの手法にも課題が存在する。強校正は、校正パターンを撮影してカメラ校正を行うが、撮影映像に校正パターンが映っている必要があるため、撮影映像に大きな制約ができる。弱校正は、特徴点の抽出、対応付け及びバンドル調整などを行う必要があり、撮影画像によってはこれらの処理が上手くいかず適切にカメラ校正ができない場合がある。また、第1の手法は、特徴点の抽出や数値計算のような複雑な処理が必要なため、十分な精度を確保しつつ高速な処理、特に実時間での処理が難しい場合がある。
以上のような問題があるため、第2の手法を検討する。第2の手法は、センサを利用して雲台のパンやチルト等の情報を物理的に計測し、その情報を使用してカメラ校正を行う。この第2の手法は、事前に校正パターンを使用し、カメラモデルパラメータを計算する必要があるが、使用時はカメラモデルパラメータとセンサ値(パン・チルト等)とを使った簡単な計算処理だけでカメラパラメータを得られるため、実時間処理も可能である。さらに、第2の手法は、使用時において撮影画像への制約や依存がなく、確実にカメラ校正が可能である。
ここで、第2の手法として、バーチャルスタジオにおけるCG(Computer Graphics)合成を目的として、1台の撮影カメラを対象として、カメラ校正を行う技術が知られている(特許文献1,非特許文献1)。これら従来技術は、特徴点の間隔や大きさが異なる校正パターンを複数用意しておき、撮影カメラが広角から望遠まで大きくズームした場合でも、そのズーム範囲に適した校正パターンを選択する。そして、従来技術は、選択した校正パターンから特徴点を抽出し、抽出した特徴点の座標と、センサで取得したパンやチルト等の情報とを用いて、カメラモデルパラメータの推定及びカメラ校正を行う。
特許第4960941号公報
大久保英彦 他4名、バーチャルスタジオにおけるカメラキャリブレーション高精度化の考察、FIT2007(第6回情報科学フォーラム)、2007、p.541−542
しかし、前記した従来技術では、校正パターン間で座標系の関係が考慮されておらず、カメラ校正の精度が十分でない場合がある。そこで、カメラ校正の精度を向上させるため、より高精度なカメラモデルパラメータを推定する手法の実現が強く望まれている。
本願発明は、高精度なカメラモデルパラメータを推定できるカメラモデルパラメータ推定装置及びそのプログラムを提供することを課題とする。
前記した課題に鑑みて、本願発明に係るカメラモデルパラメータ推定装置は、複数の撮影カメラで複数の校正パターンを撮影した撮影画像を用いて、撮影カメラのカメラモデルパラメータを推定するカメラモデルパラメータ推定装置であって、特徴点抽出部と、初期値生成用カメラ校正部と、第1外部パラメータ設定部と、第2外部パラメータ算出部と、校正パターン関係式設定部と、予測画像座標算出部と、カメラモデルパラメータ最適化部と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、カメラモデルパラメータ推定装置は、特徴点抽出部によって、撮影画像毎に、撮影画像から校正パターンの特徴点を抽出し、抽出した特徴点の座標である観測画像座標を出力する。
カメラモデルパラメータ推定装置は、初期値生成用カメラ校正部によって、撮影カメラ毎の内部パラメータの初期値をカメラ校正で算出する。
カメラモデルパラメータ推定装置は、第1外部パラメータ設定部によって、撮影カメラ毎に、パン・チルト座標系をカメラ座標系に変換する第1外部パラメータの初期値を設定する。
なお、パン・チルト座標系とは、撮影原点からパン・チルトした撮影カメラを搭載する雲台における3次元座標系のことである。
また、カメラ座標系とは、撮影原点からパン・チルトした撮影カメラの光学中心における3次元座標系のことである。
カメラモデルパラメータ推定装置は、第2外部パラメータ算出部によって、撮影カメラ毎に、校正パターンのうち予め設定した1つの基準校正パターンにおける基準校正パターン座標系を雲台座標系に変換する第2外部パラメータの初期値を算出する。
なお、基準校正パターン座標系とは、基準校正パターンの任意の一点を中心とした3次元座標系のことである。
また、雲台座標系とは、撮影原点からパン・チルトしておらず、撮影原点を向いた撮影カメラを搭載する雲台における3次元座標系のことである。
カメラモデルパラメータ推定装置は、校正パターン関係式設定部によって、校正パターンの間で座標系の関係を表す校正パターン関係式の初期値を予め設定する。
この校正パターン関係式を予め設定することで、複数の撮影カメラで校正パターンの位置関係を共有し、より強い拘束条件をカメラモデルパラメータの推定に加えることができる。
カメラモデルパラメータ推定装置は、予測画像座標算出部によって、校正パターン情報が予め設定され、この校正パターン情報の特徴点の座標から予測画像座標を算出する。
なお、校正パターン情報とは、校正パターンに含まれる特徴点の座標を表す情報である。
また、予測画像座標は、撮影カメラで撮影された画像に含まれる特徴点の座標をカメラモデルパラメータで予測したものである。
カメラモデルパラメータ推定装置は、カメラモデルパラメータ最適化部によって、観測画像座標と予測画像座標との距離が最小となるように、カメラモデルパラメータ及び校正パターン関係式が含まれる評価式を最適化することで、カメラモデルパラメータを推定する。
なお、カメラモデルパラメータは、撮影カメラの内部パラメータと、撮影カメラの第1外部パラメータ及び第2外部パラメータとからなり、カメラシステムの状態を表すモデルである。
本願発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
本願発明に係るカメラモデルパラメータ推定装置は、複数の撮影カメラで校正パターンの位置関係を共有し、より強い拘束条件をカメラモデルパラメータの推定に加えるため、高精度なカメラモデルパラメータを推定することができる。これによって、本願発明に係るカメラモデルパラメータ推定装置は、カメラ校正の精度をより向上させることができる。
本願発明の第1実施形態において、校正パターン座標系と、パン・チルト座標系と、カメラ座標系と、雲台座標系とを説明する説明図である。 本願発明の第1実施形態において、カメラシステムと、校正パターンとの配置を説明する説明図である。 本願発明の第1実施形態において、校正パターンを説明する説明図である。 本願発明の第1実施形態において、カメラシステムによる校正パターンの撮影を説明する説明図である。 (a)〜(e)はカメラシステムが撮影した撮影画像の説明図である。 本願発明の第1実施形態において、各座標系の変換を説明する説明図である。 本願発明の第1実施形態において、関係式の省略を説明する説明図である。 本願発明の第1実施形態に係るカメラ校正装置の構成を示すブロック図である。 図8のカメラモデルパラメータ推定部の構成を示すブロック図である。 図8のカメラ校正装置の動作を示すフローチャートである。 図9の初期値生成部の動作を示すフローチャートである。 本願発明の第2実施形態において、移設前後での各座標系を説明する説明図である。 本願発明の第2実施形態において、校正パターン座標系と、パン・チルト座標系と、カメラ座標系と、雲台座標系とを説明する説明図である。 本願発明の第2実施形態に係るカメラ校正装置の構成を示すブロック図である。 図14のカメラモデルパラメータ推定部の構成を示すブロック図である。 図14のカメラ校正装置の動作を示すフローチャートである。 図15の初期値生成部の動作を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本願発明の各実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態において、同一手段及び同一処理には同一の符号を付し、説明を省略した。
まず、本願発明の第1実施形態におけるカメラ校正手法を説明した後、本願発明の第1実施形態に係るカメラ校正装置(カメラモデルパラメータ推定装置)の具体的構成を説明する。
[カメラ校正手法]
図1のように、カメラシステム(撮影カメラ)Cは、カメラ本体CBと、雲台CPと、センサCS(図8)とで構成されるシステムである。本実施形態では、カメラシステムCは、多視点映像を撮影する多視点カメラであることとする。
カメラ本体CBは、映像を撮影する一般的なビデオカメラである。
雲台CPは、カメラ本体CBを搭載すると共に、カメラ本体CBがパン及びチルトするように可動する台座である。
センサCSは、カメラシステムC(雲台CP)がパンした角度を表すパン値と、カメラシステムC(雲台CP)がチルトした角度を表すチルト値とを計測するものである。
ここで、カメラシステムCの物理的な構成を考慮したカメラモデルを定義するため、単純な座標系の変換を考える。ある座標系Σから別の座標系Σに変換する場合、この座標変換は、回転角度α,β,γとし、並進ベクトルt,t,tとして、合計6個のパラメータで表すことができる。つまり、座標変換は、式(1)で表すことができる。このとき、式(1)のθextは、外部パラメータと呼ばれる。なお、添え字の‘T’は、転置を表す。
Figure 2016105577
この式(1)は、回転行列及び並進ベクトルtを用いて、式(2)〜式(6)で表すことができる。
なお、行列では、右下及び左上の両方に添え字を付けた場合、右下の添え字が変換前の座標系を表し、左上の添え字が変換後の座標系を表す。
また、並進ベクトルでは、左上の添え字が座標系を表す。
Figure 2016105577
Figure 2016105577
Figure 2016105577
Figure 2016105577
Figure 2016105577
また、式(2)〜式(6)は、剛体変換を表す行列を用いると、式(7)で表すことができる。
Figure 2016105577
ここで、1台のカメラシステムC及び1個の校正パターンPにおいて、図1のような座標系を定義し、カメラモデルを考える。
校正パターンPの座標系を、校正パターン座標系ΣPjとする。この校正パターン座標系ΣPjは、校正パターンPの任意の一点を原点とした3次元座標系のことである。
雲台CPにおいて、直交するパン軸及びチルト軸が交わる1点を雲台中心Qとする。この雲台中心Qにおいて、カメラシステムCが撮影原点を向いているとき(つまり、パン値及びチルト値が0のとき)の3次元座標系を雲台座標系ΣCPiとする。
雲台中心Qにおいて、カメラシステムCがパン及びチルトした後の3次元座標系をパン・チルト座標系ΣPTiとする。また、カメラ本体CBの光学中心Sにおいて、カメラシステムCがパン及びチルトした後の3次元座標系をカメラ座標系ΣCiとする。
ここで、校正パターン座標系ΣPjから雲台座標系ΣCPiへの変換は、パラメータ表記するとCPθext,iとなり、行列表記するとCPiPjとなる(第2外部パラメータ)。
また、パン・チルト座標系ΣPTiからカメラ座標系ΣCiへの変換は、パラメータ表記するとθext,iとなり、行列表記するとCiPTiとなる(第1外部パラメータ)。
この場合、求めるべき外部パラメータθext,iは、式(8)で表すことができる。
Figure 2016105577
雲台座標系ΣCPiからパン・チルト座標系ΣPTiへの変換は、行列表記するとPTiCPiとなる(第3外部パラメータ)。この行列PTiCPiは、式(9)で表すことができる。式(9)の回転行列PTiCPiは、雲台座標系ΣCPiからパン・チルト座標系ΣPTiへの回転行列を表す。また、式(9)において、雲台座標系ΣCPi及びパン・チルト座標系ΣPTiが共に雲台中心Qを原点とするから、並進ベクトルPTitが0となる。
Figure 2016105577
回転行列PTiCPiは、式(10)で求めることができる。この式(10)では、φがチルト角であり、ρがパン角である。従って、センサCSで計測したパン値及びチルト値を式(10)に代入することで、回転行列PTiCPiを求めることができる。
Figure 2016105577
以上より、カメラシステムCにおける各座標系の関係は、式(11)で表すことができる。つまり、式(11)は、行列CiPTiPTiCPiCPiPjと、行列CiPjとの関係を表している。
なお、行列CiPjは、校正パターン座標系ΣPjをカメラ座標系ΣCiに変換するものである(第4外部パラメータ)。
Figure 2016105577
また、カメラシステムCの内部パラメータθint,iは、式(12)で表すことができる。この式(12)では、焦点距離f、アスペクト比α、画像中心cu,i,cv,i、レンズ歪係数k1,i,k2,i,k3,i,k4,iを表している。
Figure 2016105577
レンズ歪係数k1,i〜k4,iは、式(13)で表すことができる。この式(13)では、歪曲収差のない理想的なレンズで撮影されたときの画像座標[un,i,vn,i、歪曲収差のあるレンズで撮影されたときの画像座標[ud,i,vd,i、画像中心からの距離rを表している。ここで、r =un,i +vn,i となる。
Figure 2016105577
本願発明では、図2のように、複数のカメラシステムCと、複数の校正パターンPとを配置して、カメラモデルパラメータを推定する。ここで、カメラシステムCがn個(i=1,…,n)、校正パターンがm個(j=1,…,m)であることとする(但し、m,nは1を超える自然数)。
例えば、校正パターンPは、図3のようなチェッカーボードパターンである。また、全ての校正パターンPは、全てのカメラシステムCから見えるように配置する。そして、各カメラシステムCが姿勢を変えながら、ある1個の校正パターンPを撮影する。さらに図4のように、各カメラシステムCは、姿勢を変えながらの撮影を別の校正パターンPについても行う。
従って、図5(a)〜(e)のように、カメラシステムCが撮影した撮影画像では、各校正パターンPの位置や向きが異なる。つまり、カメラシステムCにおいて、雲台座標系ΣCPiと校正パターン座標系ΣPjとの関係を表す外部パラメータCPθext,i(j)は、校正パターンPの数mだけ存在する。このため、カメラシステムCのカメラモデルパラメータは、式(14)のようになる。
Figure 2016105577
校正パターンPの間で座標系の関係を表す校正パターン関係式ηは、回転角度αβγと、並進ベクトルx,jy,jz,jとを用いて、式(15)で表すことができる。
Figure 2016105577
全ての校正パターンPの中から、1つの校正パターンを基準校正パターンPとして予め設定する。ここでは、w番目の校正パターンが基準校正パターンPであることとする(1≦w≦m)。この基準校正パターンPにおいて、任意の一点を原点とした3次元座標系を基準校正パターン座標系(世界座標系)ΣPwとする。このとき、関係式ηは、校正パターンPの数mだけ存在するが、そのうちの1つは基準校正パターンP同士の関係を表すことになる。従って、基準校正パターンP同士の関係を求める必要がない。
あるカメラシステムCと各校正パターンP,…,P,…,Pとの関係は、図6のようになる。最適化の際、変数を少なくした方がカメラモデルパラメータの精度が向上する。また、外部パラメータCPθext,i(j)は、校正パターン関係式が定義されているため、全てを求める必要がなく、1つだけ求めればよい。
そこで、雲台座標系ΣCPiと基準校正パターンPとの関係だけに限定すると、式(14)のカメラモデルパラメータは、式(16)のように簡略化できる。この式(16)に含まれるCPθext,i(w)は、基準校正パターン座標系ΣPwから雲台座標系ΣCPiへの変換をパラメータ表記したものである。なお、関係式を簡略化できる理由は、後記する。
Figure 2016105577
従って、最適化で評価すべきパラメータμは、式(17)で表すことができる。この式(17)には、全てのカメラシステムC,…,Cにおける内部パラメータθint及び外部パラメータθextCPθext(w)と、式(15)の全ての校正パターン関係式ηとが含まれる。
Figure 2016105577
カメラシステムCがパン角、チルト角を変化させて、校正パターンPを撮影したときの姿勢をkij=1,…,pijとする(但し、pijは1を超える自然数)。また、校正パターンPの特徴点の番号をl=1,…,qとする(但し、qは1を超える自然数)。撮影画像から抽出した特徴点lの座標は、観測画像座標と呼ばれる。
校正パターンPの特徴点lの座標が既知なので、予め設定された校正パターン情報を用いて、カメラシステムCが校正パターンPを姿勢kijで撮影したときの特徴点lの座標を予測する。この予測した特徴点lの座標は予測画像座標と呼ばれ、その算出方法を後記する。
なお、校正パターン情報とは、校正パターンP毎に、各校正パターンPに含まれる特徴点の座標及び数を表した情報である。
そして、式(17)のパラメータμは、全て観測画像座標と予測画像座標との距離を求め、求めた距離の2乗和を最小化することで求められる。つまり、パラメータμは、評価式としての式(18)を最適化することで求められる。その後、パラメータμに含まれるカメラモデルパラメータθと、センサCSで計測されたパン値及びチルト値とを用いて、カメラ校正を行う。
なお、式(18)では、‘arg min‘が最小化を表し、‘||’がノルムを表し、u^ijkijljが予測画像座標を表し、uijkijljが観測画像座標を表す。
Figure 2016105577
<関係式を簡略化できる理由、予測画像座標の算出方法>
図7を参照し、式(14)を式(16)のように簡略化できる理由、及び、予測画像座標の算出方法について、説明する。
基準校正パターンP以外の校正パターンPについて、全ての特徴点の3次元座標系を基準校正パターン座標系ΣPwに変換する。この場合、校正パターンPの特徴点の3次元座標xは、式(19)で表すことができる。
Figure 2016105577
ここで、‘〜’が3次元座標xの同次座標系を表し、3次元座標を表すベクトルの座標系をベクトルの左上の添え字で表わす。つまり、校正パターン座標系ΣPjにおける3次元ベクトルは、Pjxとなる。この3次元ベクトルPjxを校正パターン座標系ΣPjから基準校正パターン座標系ΣPwに変換する式は、式(20)で表すことができる。
Figure 2016105577
このように、各校正パターンPに含まれる特徴点の座標系を基準校正パターン座標系ΣPwに揃えることで、式(14)を式(16)のように簡略化できる。そして、式(21)を用いて、基準校正パターン座標系ΣPwにおける特徴点をカメラ座標系ΣCiに変換する。その後、カメラ座標系ΣCiにおける特徴点を画像に投影することで、予測画像座標を求めることができる。
Figure 2016105577
具体的には、予測画像座標は、以下のように求められる。ここで、校正パターンPの特徴点lの座標(X,Y,Z)は、式(22)のように、カメラシステムCのカメラ座標(x,y,z)で表すことができる。また、式(22)のx,yから、式(23)のように、正規化画像座標un,i,vn,iが求められる。
Figure 2016105577
Figure 2016105577
そして、前記した式(13)を用いて、正規化画像座標un,i,vn,iにレンズ歪みを反映させて、歪曲収差のあるレンズで撮影されたときの画像座標ud,i,vd,iを求める。その後、式(24)のように画像座標ud,i,vd,iを投影することで、予測画像座標u,vを求めることができる。
Figure 2016105577
[カメラ校正装置の構成]
図8を参照し、カメラ校正装置1の構成について、説明する。
カメラ校正装置1は、複数のカメラシステムC(C,…,C)で、複数の校正パターンPのそれぞれを撮影した撮影画像を用いて、カメラシステムCのカメラモデルパラメータを推定するものである。
図8のように、カメラ校正装置1は、同期信号生成部10と、情報記録部20と、カメラモデルパラメータ推定部30と、カメラ校正部40とを備える。
カメラシステムCは、同期信号生成部10から入力された同期信号に従って、カメラ本体CBにより映像を取得し、センサCSによりセンサ値(パン値及びチルト値)を取得する。そして、カメラシステムCは、取得した映像及びセンサ値をカメラモデルパラメータ推定部30に出力する。さらに、カメラシステムCは、取得したセンサ値をカメラ校正部40に出力する。
同期信号生成部10は、映像及びセンサ値を同期させるため、カメラシステムC(カメラ本体CB、雲台CP及びセンサCS)に同期信号を出力するものである。本実施形態では、同期信号生成部10は、カメラ本体CBが多視点映像を取得するので、全てのカメラシステムCに同一の同期信号を出力する。この同期信号によって、カメラ本体CBがセンサCSとが、映像とセンサ値とを同じタイミングで取得できる。
情報記録部20は、各種情報を記録するメモリ、ハードディスク等の記録装置である。この情報記録部20は、カメラモデルパラメータの推定に必要な校正パターン情報を予め記録する。また、情報記録部20は、カメラモデルパラメータ推定部30から入力されたカメラモデルパラメータ情報を記録する。
カメラモデルパラメータ推定部30は、情報記録部20に記録された校正パターン情報を参照し、カメラシステムCのカメラモデルパラメータを推定するものである。そして、カメラモデルパラメータ推定部30は、推定したカメラモデルパラメータをカメラモデルパラメータ情報として情報記録部20に出力する。
なお、カメラモデルパラメータ推定部30の詳細は、後記する。
カメラ校正部40は、カメラシステムCのカメラ校正を行って、カメラシステムCのカメラパラメータを出力するものである。このとき、カメラ校正部40は、情報記録部20に記録されたカメラモデルパラメータ情報と、カメラシステムCから入力されたセンサ値とを用いて、カメラ校正を行う。
[カメラモデルパラメータ推定部の構成]
図9を参照し、カメラモデルパラメータ推定部30の構成について、説明する(適宜図8参照)。
図9のように、カメラモデルパラメータ推定部30は、映像入力部302と、センサ値入力部304と、フレーム同期部306と、撮影画像・センサ値記録部310と、情報選択部320と、特徴点抽出部330と、初期値生成部340と、最適化部350とを備える。
映像入力部302は、カメラシステムCから入力された映像を、フレーム毎の静止画像(撮影画像)に変換するものである。つまり、映像入力部302は、映像に含まれるフレーム画像のそれぞれを、撮影画像としてフレーム同期部306に出力する。
センサ値入力部304は、カメラシステムCから入力されたセンサ値(センサCSの計測信号)をカメラモデルパラメータ推定部30で扱えるようにするため、このセンサ値をテキストデータに変換するものである。そして、センサ値入力部304は、テキストデータに変換したセンサ値をフレーム同期部306に出力する。
フレーム同期部306は、映像入力部302から入力された撮影画像と、センサ値入力部304から入力されたセンサ値とを同期させるものである。例えば、フレーム同期部306は、同一のタイムコードを有する撮影画像とセンサ値とを対応付ける。そして、フレーム同期部306は、同期した撮影画像及びセンサ値を撮影画像・センサ値記録部310に出力する。
撮影画像・センサ値記録部310は、フレーム同期部306から入力された撮影画像及びセンサ値を記録するメモリ、ハードディスク等の記録装置である。
情報選択部320は、撮影画像・センサ値記録部310に記憶された撮影画像及びセンサ値の組み合わせのうち、カメラモデルパラメータの推定に利用する撮影画像及びセンサ値の組み合わせを選択するものである。例えば、情報選択部320は、一定のフレーム毎に撮影画像及びセンサ値の組み合わせを自動で選択する。また、情報選択部320は、撮影画像及びセンサ値の組み合わせを手動で選択してもよい。その後、情報選択部320は、選択された組み合わせに含まれる撮影画像を特徴点抽出部330に出力し、選択された組み合わせに含まれるセンサ値を初期値生成部340及び最適化部350に出力する。
特徴点抽出部330は、情報選択部320より入力された撮影画像から特徴点を抽出するものである。例えば、特徴点抽出部330は、コーナー検出法等の特徴点抽出処理を撮影画像に施し、この撮影画像に含まれる校正パターンPの特徴点を抽出する。そして、特徴点抽出部330は、特徴点情報として、抽出した特徴点の座標(観測画像座標)を初期値生成部340に出力する。
初期値生成部340は、最適化を行うために必要な初期値を生成するものであり、初期値生成用カメラ校正部341と、第1外部パラメータ設定部343と、第2外部パラメータ算出部345と、第3外部パラメータ算出部347と、校正パターン関係式設定部349とを備える。
初期値生成用カメラ校正部341は、カメラ校正により、式(16)の内部パラメータθint,iの初期値と、第4外部パラメータCiPjとを算出するものである。ここで、初期値生成用カメラ校正部341は、特徴点抽出部330から入力された特徴点情報と、情報記録部20に記録された校正パターン情報とを用いて、カメラ校正を行う。
例えば、初期値生成用カメラ校正部341は、カメラ校正として、下記の参考文献1に記載の手法を用いることができる。
参考文献1:Z.Zhang.A flexible new technique for camera calibration.IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence,22(11),1330-1334.
第1外部パラメータ設定部343は、第1外部パラメータCiPTiの初期値を設定するものである。例えば、第1外部パラメータ設定部343では、実測や経験則により、この第1外部パラメータCiPTiの初期値が手動で設定される。
第2外部パラメータ算出部345は、第2外部パラメータCPiPjの初期値を算出するものである。この第2外部パラメータ算出部345は、変換式として予め設定された式(11)を用いて、第2外部パラメータCPiPj(ベクトル表記の場合CPθext(j))の初期値を逆算する。
具体的には、第2外部パラメータ算出部345は、初期値生成用カメラ校正部341が算出した第4外部パラメータCiPjと、第1外部パラメータ設定部343が設定した第1外部パラメータCiPTiの初期値と、後記する第3外部パラメータ算出部347が算出した行列PTiCPiとを式(11)に代入することで、第2外部パラメータCPiPjの初期値を逆算する。
第3外部パラメータ算出部347は、情報選択部320より入力されたセンサ値から、第3外部パラメータPTiCPiを算出するものである。ここで、第3外部パラメータ算出部347は、式(10)にセンサ値を代入して回転行列PTiCPiを求め、式(9)を用いて第3外部パラメータPTiCPiを算出する。
校正パターン関係式設定部349は、校正パターン関係式ηの初期値を設定するものである。ここで、校正パターン関係式設定部349では、基準校正パターンPの位置が既知のため、あるカメラシステムCが各校正パターンPを向いたときのセンサ値を用いて、校正パターンPで座標系の関係を表す式(15)の初期値を設定する。
例えば、校正パターン関係式設定部349は、校正パターン関係式ηの初期値として、校正パターンP,Pの関係PwP1を、PwP1PwCi´Ci´CiCiP1として設定する。ここで、PwCi´及びCiP1は、第4外部パラメータCiPjから求められる。また、Ci´Ciは、並進ベクトルを0で近似し、センサ値が示す回転行列から求められる。
このようにして、初期値生成部340は、各カメラシステムCの式(16)の内部パラメータθint,iと、第1外部パラメータθext,iCiPTi)と、第2外部パラメータCPθext,iCPiPj)との初期値を求める。さらに、初期値生成部340は、式(15)のように、校正パターンPの間で座標系の関係を表す校正パターン関係式ηの初期値を求める。この結果、初期値生成部340は、式(17)のパラメータμの初期値を生成できる。その後、初期値生成部340は、生成した初期値と、特徴点情報とを最適化部350に出力する。
最適化部350は、初期値生成部340から入力された特徴点情報及び初期値と、情報選択部320から入力されたセンサ値とを用いて、最適化を行うものである。この最適化部350は、予測画像座標算出部351と、カメラモデルパラメータ最適化部353とを備える。
予測画像座標算出部351は、情報記録部20に記憶された校正パターン情報を参照し、この校正パターン情報の特徴点の座標から予測画像座標を算出するものである。具体的には、予測画像座標算出部351は、式(13)及び式(22)〜式(24)を用いて、予測画像座標を算出する。
カメラモデルパラメータ最適化部353は、初期値生成部340から入力された特徴点情報(観測画像座標)及び初期値(式17)と、予測画像座標算出部351が算出した予測画像座標とを用いて、最適化(例えば、再投影誤差最小化)を行うものである。具体的には、カメラモデルパラメータ最適化部353は、観測画像座標と予測画像座標との距離が最小となるように式(18)を最適化することで、式(16)のカメラモデルパラメータθを推定する。そして、カメラモデルパラメータ最適化部353は、推定したカメラモデルパラメータθをカメラモデルパラメータ情報として情報記録部20に出力する。
[カメラ校正装置の動作]
図10を参照し、図8のカメラ校正装置1の動作について、説明する(適宜図8,図9参照)。
各カメラシステムC及び各校正パターンPを所定位置に配置する。また、カメラ校正装置1では、情報記録部20に校正パターン情報を予め記録する(ステップS0)。
なお、ステップS0の処理は、カメラ校正の準備作業であるため、破線で図示した。
カメラ校正装置1は、同期信号生成部10によって、同期信号を生成し、生成した同期信号をカメラシステムCへ入力する。
カメラ校正装置1は、映像入力部302によって、カメラシステムCから映像を取得し、フレーム毎の静止画像(撮影画像)に変換する。
カメラ校正装置1は、センサ値入力部304によって、カメラシステムCからセンサ値を取得し、テキストデータに変換する(ステップS1)。
カメラ校正装置1は、フレーム同期部306によって、ステップS1で取得した撮影画像とセンサ値とを同期させる(ステップS2)。
カメラ校正装置1は、フレーム同期部306によって、ステップS2で同期させた撮影画像及びセンサ値の組み合わせを、撮影画像・センサ値記録部310に記録する(ステップS3)。
カメラ校正装置1は、情報選択部320によって、ステップS3で記録された撮影画像及びセンサ値の組み合わせのうち、カメラモデルパラメータの推定に利用する撮影画像及びセンサ値の組み合わせを選択する(ステップS4)。
カメラ校正装置1は、特徴点抽出部330によって、ステップS4で選択された撮影画像から特徴点を抽出する(ステップS5)。
カメラ校正装置1は、初期値生成部340によって、初期値を生成する(ステップS6)。このステップS6の処理は、詳細を後記する。
カメラ校正装置1は、予測画像座標算出部351によって、予測画像座標を算出する。
カメラ校正装置1は、カメラモデルパラメータ最適化部353によって、ステップS6で生成した初期値と、特徴点情報と、予測画像座標と、校正パターン情報とを用いて最適化を行い、カメラモデルパラメータを推定する(ステップS7)。
カメラ校正装置1は、カメラ校正部40によって、ステップS7で推定したカメラモデルパラメータと、センサ値とを用いて、カメラ校正を行う(ステップS8)。
<初期値の生成>
図11を参照し、図10のステップS6の処理について、説明する(適宜図9参照)。
カメラ校正装置1は、初期値生成用カメラ校正部341によって、カメラ校正を行い、内部パラメータθint,iの初期値と、第4外部パラメータCiPjとを算出する(ステップS61)。
カメラ校正装置1は、第1外部パラメータ設定部343によって、第1外部パラメータCiPTiの初期値を設定する(ステップS62)。
カメラ校正装置1は、第3外部パラメータ算出部347によって、ステップS4で選択されたセンサ値から、第3外部パラメータPTiCPiを算出する(ステップS63)。
カメラ校正装置1は、第2外部パラメータ算出部345によって、ステップS61で算出した第4外部パラメータCiPjと、ステップS62で設定した第1外部パラメータCiPTiの初期値と、ステップS63で算出した第3外部パラメータPTiCPとを式(11)に代入することで、第2外部パラメータCPiPjの初期値を算出する(ステップS64)。
カメラ校正装置1は、校正パターン関係式設定部349によって、校正パターンPで座標系の関係を表す式(15)の初期値を設定する(ステップS65)。
以上のように、本願発明の第1実施形態に係るカメラ校正装置1は、校正パターンPで座標系の関係を表す式(15)を設定することで、複数のカメラシステムCで校正パターンPの位置関係を共有可能とし、より強い拘束条件をカメラモデルパラメータの推定に加えることができる。これによって、カメラ校正装置1は、高精度なカメラモデルパラメータを推定し、高速、高精度、かつ、安定性の高いカメラ校正が可能となる。その結果、カメラ校正装置1は、多視点映像に対し、実時間で様々な画像処理を施すことが可能となり、様々な用途への応用が期待される。
(第2実施形態)
以下、本願発明の第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を説明する。
前記した第1実施形態に係るカメラ校正装置1は、複数のカメラシステムCを用いて、複数の校正パターンPを様々な姿勢で撮影し、パラメータの個数が多い最適化問題を解く必要がある。このため、カメラ校正装置1では、カメラシステムCを設置した後、カメラモデルパラメータの推定が終わるまでに時間や手間がかかる。当然、撮影現場では、システムの設営に費やせる時間は限られており、時間や手間が少ない方が好ましい。
なお、ここではカメラシステムCを別の場所に設置することを移設と呼ぶ。例えば、カメラシステムCを10cm移動させた場合も、カメラシステムCの移設に該当する。
ここで、カメラモデルパラメータは、1台のカメラシステムCあたり、複数の外部パラメータ(第1外部パラメータθext,i及び第2外部パラメータCPθext,i)と、1つの内部パラメータθint,iとで構成される。
これらパラメータのうち、第1外部パラメータθext,i及び内部パラメータθint,iは、世界座標系(つまり、カメラシステムCの配置)に依存しない。このため、第1外部パラメータθext,i及び内部パラメータθint,iは、カメラシステムCを別の場所に移設しても、そのまま使用可能である。
一方、第2外部パラメータCPθext,iは、世界座標系に依存するため、カメラシステムCを移設した場合、再度求める必要がある(第4外部パラメータも同様)。この第2外部パラメータCPθext,iは、1台のカメラシステムCあたり6個のパラメータで構成されるので、比較的簡単な最適化問題を解くことで得られる。
[設置カメラ校正]
まず、本願発明の第2実施形態におけるカメラ校正手法を説明した後、本願発明の第2実施形態に係るカメラ校正装置1Bの具体的構成を説明する。
第2実施形態の前提として、図12のように、第1実施形態の手法でカメラモデルパラメータを推定しておく必要がある。以後、第1実施形態の手法を「初期カメラ校正」と呼ぶ。
その後、初期カメラ校正で求めた第1外部パラメータθext,i及び内部パラメータθint,iを利用して、移設したカメラシステムCのカメラモデルパラメータを推定する。以後、第2実施形態で説明する手法を「設置カメラ校正」と呼ぶ。
なお、図12では、2台のカメラシステムC,Cに対し、初期カメラ校正では3個の校正パターンP,P,Pを使用し、設置カメラ校正では2個の校正パターンP,Pを使用している。
また、図12の設置カメラ校正では、既知の値となるパン・チルト座標系ΣPTiからカメラ座標系ΣCiへの変換(第1外部パラメータ)を破線矢印で図示した。また、最適化で求めるパラメータについては、実線矢印で図示した。
以下、設置カメラ校正を詳細に説明する。
ここで、カメラシステムCがn台(i=1,…,n)、校正パターンPがm個(j=1,…,m)の場合を考える。一般的な外部パラメータは、回転角度が3個のパラメータ、並進ベクトルが3個のパラメータ、合計6個のパラメータで構成される。つまり、外部パラメータθextは、式(1)で表される。
Figure 2016105577
図13のように、ある1台のカメラシステムCについて考えた場合、校正パターン座標系ΣPjから雲台座標系ΣCPiへ変換する第2外部パラメータをCPθext,i(j)として表す。つまり、カメラシステムCにおいて推定すべきパラメータは、式(25)で表される。ここで、設置カメラ校正では、初期カメラ校正とは異なり、内部パラメータθint,i、第1外部パラメータθext,iが既知の固定値として扱われるため、式(25)に含まれない。
Figure 2016105577
なお、図13では、既知の値となるパン・チルト座標系ΣPTiからカメラ座標系ΣCiへの変換(第1外部パラメータ)と、雲台座標系ΣCPiからパン・チルト座標系ΣPTiへの変換(第3外部パラメータ)とを破線矢印で図示した。
校正パターン関係式ηは、外部パラメータと同様、回転角度が3個のパラメータ、並進ベクトルが3個のパラメータで構成される。カメラシステムCの移設後、校正パターンPの中から1個を新しい基準校正パターン(世界座標)Pとして設定する。ここで、w番目の校正パターンPを基準校正パターンPとして設定した場合を考える(1≦w≦m)。この場合、基準校正パターンPと別の校正パターンPの関係式ηは、式(15)で表される。
Figure 2016105577
カメラシステムCについて、推定すべき第2外部パラメータCPθext,i(w)は、新しい基準校正パターンPとの関係を求めればよいので、式(26)で表される。以上より、最適化で評価すべきパラメータμは、式(27)で表される。
Figure 2016105577
Figure 2016105577
カメラシステムCでパン・チルトを変化させ、ある姿勢kijで校正パターンPを撮影したこととする。このとき、式(27)のパラメータμは、全て観測画像座標と予測画像座標との距離を求め、求めた距離の2乗和を最小化することで求められる。つまり、パラメータμは、評価式としての式(28)を最適化することで求められる。
Figure 2016105577
[カメラ校正装置の構成]
図14を参照し、カメラ校正装置1Bの構成について、説明する。
カメラ校正装置1Bは、初期カメラ校正で求めた第1外部パラメータθext,i及び内部パラメータθint,iを利用して、移設したカメラシステムCのカメラモデルパラメータを推定するものである。
図14のように、カメラ校正装置1Bは、同期信号生成部10と、情報記録部20Bと、カメラモデルパラメータ推定部30Bと、カメラ校正部40とを備える。
情報記録部20Bは、初期カメラ校正で求めた第1外部パラメータθext,i及び内部パラメータθint,iを記録する。この第1外部パラメータθext,i及び内部パラメータθint,iは、設置カメラ校正の際、カメラモデルパラメータ推定部30Bにより参照される。
他の点、情報記録部20Bは、第1実施形態と同様のため、これ以上の説明を省略する。
カメラモデルパラメータ推定部30Bは、情報記録部20に記録された第1外部パラメータθext,i及び内部パラメータθint,iを参照し、移設したカメラシステムCのカメラモデルパラメータを推定するものである。そして、カメラモデルパラメータ推定部30Bは、推定したカメラモデルパラメータをカメラモデルパラメータ情報として情報記録部20Bに出力する。
[カメラモデルパラメータ推定部の構成]
図15を参照し、カメラモデルパラメータ推定部30Bの構成について、説明する(適宜図14参照)。
図15のように、カメラモデルパラメータ推定部30Bは、映像入力部302と、センサ値入力部304と、フレーム同期部306と、撮影画像・センサ値記録部310と、情報選択部320と、特徴点抽出部330と、初期値生成部340Bと、最適化部350Bとを備える。
初期値生成部340Bは、初期値生成用カメラ校正部341Bと、第1外部パラメータ設定部343と、第2外部パラメータ算出部345Bと、第3外部パラメータ算出部347と、校正パターン関係式設定部349とを備える。
なお、初期値生成部340Bは、設置カメラ校正の際、第1外部パラメータ設定部343を備えなくてもよいため、破線で図示した。
初期値生成用カメラ校正部341Bは、カメラ校正により、第4外部パラメータCiPjを算出するものである。つまり、初期値生成用カメラ校正部341Bは、内部パラメータθint,iの初期値を算出しない以外、第1実施形態と同様のため、これ以上の説明を省略する。
第2外部パラメータ算出部345Bは、初期値生成用カメラ校正部341Bが算出した第4外部パラメータCiPjと、情報記録部20に記録された第1外部パラメータCiPTi及び第3外部パラメータPTiCPiとを式(11)に代入することで、第2外部パラメータCPiPjの初期値を逆算するものである。
なお、第2外部パラメータ算出部345Bは、第1実施形態と同様の処理を行うため、これ以上の説明を省略する。
このようにして、初期値生成部340Bは、移設したカメラシステムCについて、式(26)の第2外部パラメータCPθext,i(w)の初期値を求める。さらに、初期値生成部340Bは、式(15)のように、校正パターンPの間で座標系の関係を表す校正パターン関係式ηの初期値を求める。この結果、初期値生成部340Bは、式(27)のパラメータμの初期値を生成できる。その後、初期値生成部340Bは、生成した初期値と、特徴点情報とを最適化部350Bに出力する。
最適化部350Bは、予測画像座標算出部351と、カメラモデルパラメータ最適化部353Bとを備える。
カメラモデルパラメータ最適化部353Bは、観測画像座標と予測画像座標との距離が最小となるように式(28)を最適化することで、式(26)のカメラモデルパラメータθ(第2外部パラメータ)を推定する。そして、カメラモデルパラメータ最適化部353Bは、推定したカメラモデルパラメータθと、初期カメラ校正で求めた第1外部パラメータCiPTi及び内部パラメータθint,iとを、カメラモデルパラメータ情報として情報記録部20Bに出力する。
[カメラ校正装置の動作]
図16を参照し、図14のカメラ校正装置1Bの動作について、説明する(適宜図14,図15参照)。
ここでは、初期カメラ校正で求めた第1外部パラメータθext,i及び内部パラメータθint,iが情報記録部20Bに記録されていることとする。
カメラ校正装置1は、初期値生成部340Bによって、初期値を生成する(ステップS6B)。このステップS6Bの処理は、詳細を後記する。
カメラ校正装置1は、予測画像座標算出部351によって、予測画像座標を算出する。
カメラ校正装置1は、カメラモデルパラメータ最適化部353Bによって、前記した式(28)を最適化することで、式(26)のカメラモデルパラメータθ(第2外部パラメータ)を推定する(ステップS7B)。
<初期値の生成>
図17を参照し、図16のステップS6Bの処理について、説明する(適宜図15参照)。
カメラ校正装置1は、初期値生成用カメラ校正部341Bによって、カメラ校正を行い、第4外部パラメータCiPjを算出する(ステップS61B)。
カメラ校正装置1は、第2外部パラメータ算出部345Bによって、ステップS61Bで算出した第4外部パラメータCiPjと、情報記録部20Bに記録された第1外部パラメータCiPTiと、ステップS63で算出した第3外部パラメータPTiCPとを式(11)に代入することで、第2外部パラメータCPiPjの初期値を算出する(ステップS64B)。
以上のように、本願発明の第2実施形態に係るカメラ校正装置1Bは、初期カメラ校正よりも推定するパラメータの個数が少なくなるため、使用する校正パターンPの個数やカメラシステムCが各校正パターンPを撮影する際の姿勢数を減少させることができる。さらに、カメラ校正装置1Bは、最適化処理の時間も削減できるので、撮影現場における時間や手間が大幅に削減でき、運用性が向上する。
以上、本願発明の各実施形態を詳述してきたが、本願発明は前記した実施形態に限られるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
前記した各実施形態では、本願発明で利用可能な校正パターンPとして、図3のチェッカーボードパターンを例示したが、これに限定されない。例えば、本願発明で利用可能な校正パターンPとして、ドットパターンがあげられる。
また、特徴点の配置及び数が既知であれば、異なる種類の各校正パターンPが混在してもよい。例えば、校正パターンPとして、チェッカーボードパターン及びドットパターンが混在してもよい。また、校正パターンPは、同種のチェッカーボードパターンであっても、特徴点の数や間隔が異なってもよい。
また、各校正パターンPは、全てのカメラシステムCから見えていれば、その位置や向きが制限されない。図2のように、各校正パターンPは、横一直線で同じ向きに配置してもよい。また、各校正パターンPは、全てのカメラシステムCから見える範囲内で様々な位置や向きに配置すると、カメラシステムCの様々な姿勢に対応できるため好ましい。
前記した各実施形態では、カメラシステムCを多視点カメラであることとして説明したが、これに限定されない。例えば、本願発明は、同一の撮影スタジオや撮影エリア内に配置された複数のカメラシステムCにも適用することができる。
ここで、カメラシステムCが多視点カメラでない場合、同期信号生成部10は、異なるカメラシステムCには同一の同期信号を出力せずともよい。しかし、同期信号生成部10は、1台のカメラシステムCに含まれるカメラ本体CB、雲台CP及びセンサCSには、同一の同期信号を出力する必要がある。
前記した第2実施形態では、初期カメラ校正で求めた第1外部パラメータθext,i及び内部パラメータθint,iを利用することとして説明したが、本願発明は、これに限定されない。例えば、本願発明は、初期カメラ校正で求めた第1外部パラメータθext,iのみを利用し、設置カメラ校正の際、内部パラメータθint,iを求めてもよい。
前記した各実施形態では、カメラ校正装置1,1Bを独立したハードウェアとして説明したが、本願発明は、これに限定されない。例えば、カメラ校正装置1,1Bは、コンピュータが備えるCPU、メモリ、ハードディスク等のハードウェア資源を、前記した各手段として協調動作させるカメラ校正プログラムで実現することもできる。このプログラムは、通信回線を介して配布してもよく、CD−ROMやフラッシュメモリ等の記録媒体に書き込んで配布してもよい。
1,1B カメラ校正装置
10 同期信号生成部
20,20B 情報記録部
30,30B カメラモデルパラメータ推定部
40 カメラ校正部
302 映像入力部
304 センサ値入力部
306 フレーム同期部
310 画像・センサ値記録部
320 情報選択部
330 特徴点抽出部
340,340B 初期値生成部
341,341B 初期値生成用カメラ校正部
343 第1外部パラメータ設定部
345,345B 第2外部パラメータ算出部
347 第3外部パラメータ算出部
349 校正パターン関係式設定部
350,350B 最適化部
351 予測画像座標算出部
353,353B カメラモデルパラメータ最適化部
カメラシステム(撮影カメラ)

Claims (5)

  1. 複数の撮影カメラで複数の校正パターンを撮影した撮影画像を用いて、前記撮影カメラのカメラモデルパラメータを推定するカメラモデルパラメータ推定装置であって、
    前記撮影画像毎に、前記撮影画像から前記校正パターンの特徴点を抽出し、抽出した前記特徴点の座標である観測画像座標を出力する特徴点抽出部と、
    カメラ校正により、前記撮影カメラ毎の内部パラメータの初期値を算出する初期値生成用カメラ校正部と、
    前記撮影カメラ毎に、撮影原点からパン・チルトした前記撮影カメラを搭載する雲台におけるパン・チルト座標系を、前記撮影原点からパン・チルトした前記撮影カメラの光学中心におけるカメラ座標系に変換する第1外部パラメータの初期値を設定する第1外部パラメータ設定部と、
    前記撮影カメラ毎に、前記校正パターンのうち予め設定した1つの基準校正パターンにおける基準校正パターン座標系を、前記撮影原点を向いた前記撮影カメラを搭載する雲台における雲台座標系に変換する第2外部パラメータの初期値を算出する第2外部パラメータ算出部と、
    前記校正パターンの間で座標系の関係を表す校正パターン関係式の初期値を予め設定する校正パターン関係式設定部と、
    前記校正パターンに含まれる特徴点の座標を表す校正パターン情報が予め設定され、前記校正パターン情報の特徴点の座標から、前記校正パターンを向いた前記撮影カメラで撮影された画像に含まれる特徴点の座標を予測した予測画像座標を算出する予測画像座標算出部と、
    前記観測画像座標と前記予測画像座標との距離が最小となるように、前記内部パラメータと前記第1外部パラメータと前記第2外部パラメータとからなる前記カメラモデルパラメータ及び前記校正パターン関係式が含まれる評価式を最適化することで、前記カメラモデルパラメータを推定するカメラモデルパラメータ最適化部と、
    を備えることを特徴とするカメラモデルパラメータ推定装置。
  2. 前記校正パターンを向いた前記撮影カメラのパン値及びチルト値から、前記雲台座標系を前記パン・チルト座標系に変換する第3外部パラメータを算出する第3外部パラメータ算出部、をさらに備え、
    前記初期値生成用カメラ校正部は、前記カメラ校正により、前記校正パターン座標系を前記カメラ座標系に変換する第4外部パラメータを、さらに算出し、
    前記第2外部パラメータ算出部は、
    前記第4外部パラメータに対して、前記第1外部パラメータと前記第2外部パラメータと前記第3外部パラメータとを関係付けた変換式が予め設定され、
    前記変換式に前記第1外部パラメータの初期値と前記第3外部パラメータと前記第4外部パラメータとを代入することで、前記第2外部パラメータの初期値を算出することを特徴とする請求項1に記載のカメラモデルパラメータ推定装置。
  3. 前記特徴点抽出部は、前記撮影カメラとして、同一の被写体を異なる視点で撮影する多視点カメラから、前記撮影画像が入力されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカメラモデルパラメータ推定装置。
  4. 前記第2外部パラメータ算出部は、移設した前記撮影カメラについて、前記第2外部パラメータの初期値を算出し、
    前記カメラモデルパラメータ最適化部は、前記移設した撮影カメラの第2外部パラメータからなる前記カメラモデルパラメータ及び前記校正パターン関係式が含まれる評価式を最適化することで、前記移設した撮影カメラのカメラモデルパラメータを推定することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のカメラモデルパラメータ推定装置。
  5. コンピュータを、請求項1から請求項4の何れか一項に記載のカメラモデルパラメータ推定装置として機能させるためのカメラモデルパラメータ推定プログラム。
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