JP2016104532A - 印刷用版 - Google Patents

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智宏 奥
Tomohiro Oku
智宏 奥
利彦 大西
Toshihiko Onishi
利彦 大西
北川 亨
Toru Kitagawa
亨 北川
斉 戸島
Hitoshi Toshima
斉 戸島
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Abstract

【課題】金属製、特にアルミニウム製またはアルミニウム合金製の缶体の印刷に用いられ、版胴に対する位置決めをより容易に行うことができる印刷用版を提供する。【解決手段】印刷用版1は、円筒状の版胴2の先端側から嵌め込んで装着され、版本体11に版部12が設けられた印刷用版1であって、前記版胴2の後端部に設けられた位置決め用突部21と係合する位置決め用切欠部14と、前記版胴2に装着する際の手元側に設けられ、前記位置決め用切欠部14の位置を示すための位置指示部15と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、金属製、特にアルミニウム製またはアルミニウム合金製の缶体の印刷に用いられる印刷用版に関する。
従来、印刷装置のシリンダに装着されて使用され、画像パターンを有する印刷用版を用いて、金属製の缶体に印刷することが知られている。
特許文献1,2には、印刷用版の周端部に形成された位置決め用の切欠部(貫通孔或いは凹部)を版胴上に取り付けられたピン或いは突起部に嵌め合わせることにより位置決めが行われることが開示されている。
特開2010−137505号公報 特許4672396号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載されているようなピン或いは突起部が版胴の後端部に設けられている場合には、作業者から遠く離れた位置で印刷用版の位置決め用切欠部を版胴のピン或いは突起部に嵌め合わせて位置決めしなければならず、位置決めに時間がかかる上、正確に位置決め用の切欠部と版胴のピン或いは突起部を嵌め合わせることは困難であった。
また、位置決め用切欠部が作業中に目視出来ない箇所に設けられている場合、位置決め用の切欠部と版胴のピン或いは突起部を嵌め合わせて位置決めすることは、より困難であった。
本発明は、上述した技術背景に鑑み、金属製、特にアルミニウム製またはアルミニウム合金製の缶体の印刷に用いられ、版胴に対する位置決めをより容易に行うことができる印刷用版の提供を目的とする。
即ち、本発明は下記[1]〜[5]に記載の構成を有する。
[1] 円筒状の版胴の先端側から嵌め込んで装着され、版本体に版部が設けられた印刷用版であって、
前記版胴の後端部に設けられた位置決め用突部と係合する位置決め用切欠部と、
前記版胴に装着する際の手元側に設けられ、前記位置決め用切欠部の位置を示すための位置指示部と、
を備えることを特徴とする印刷用版。
[2] 前記位置指示部は、前記位置決め用切欠部の配置位置に対して前記印刷用版の軸方向一直線上に設けられることを特徴とする前項1に記載の印刷用版。
[3] 前記位置指示部は、前記版本体の外周面に設けられ、目視により識別可能に形成されることを特徴とする前項1または2に記載の印刷用版。
[4] 前記版本体の内径は、前記版胴の外径よりも0.165%〜0.220%径大であることを特徴とする前項1〜3のいずれかに記載の印刷用版。
[5] 前記版部は、前記版本体の外周面に1つのみ設けられることを特徴とする前項1〜4のいずれかに記載の印刷用版。
上記[1]に記載の発明によれば、円筒状の版胴の先端側から嵌め込んで装着され、版本体に版部が設けられた印刷用版であって、版胴の後端部に設けられた位置決め用突部と係合する位置決め用切欠部と、版胴に装着する際の手元側に設けられ、位置決め用切欠部の位置を示すための位置指示部と、を備えるので、版胴に装着する際の手元側に設けられた位置指示部により、版胴に印刷用版を装着する作業者が位置指示部をより認識し易くなり、印刷用版の装着時に奥側に位置する位置決め用切欠部に代わって、手元側に設けられた位置指示部に基づき、版胴と位置合わせしながら印刷用版を挿入させることができるようになり、印刷用版をより容易に版胴に装着させることができる。
上記[2]に記載の発明によれば、位置指示部は、位置決め用切欠部の配置位置に対して印刷用版の軸方向一直線上に設けられるので、位置指示部によって位置決め用切欠部の位置をより把握し易くなる。
上記[3]に記載の発明によれば、位置指示部は、版本体の外周面に設けられ、目視により識別可能に形成されるので、位置指示部を視認して印刷用版を版胴に挿入させることで、印刷用版をより容易に版胴と位置合わせして装着させることができる。
上記[4]に記載の発明によれば、版本体の内径は、版胴の外径よりも0.165%〜0.220%径大であるので、印刷用版の装着時に挿入させ易く、且つ印刷時において装着した印刷用版が版胴の回転によってずれるなどすることがなくなり、印刷用版の内径が版胴に対して最適な寸法設定となっている。
上記[5]に記載の発明によれば、版部は、版本体の外周面に1つのみ設けられるので、大径の印刷用版だけでなく、小径の印刷用版であっても印刷用版と版胴の位置決めがし易い。
本発明の印刷用版について説明するための説明図である。 本発明の印刷用版の版胴への装着を説明する説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、印刷用版1について説明するための説明図、図2は、印刷用版1の版胴2への装着を説明する説明図である。
まず、図1〜2を参照して、金属製の缶体の印刷をするための円筒状の印刷用版1が装着される版胴2を備えた版装着装置について説明する。
以降では、図2に示す版胴2の上下を上下とし、左側を前面或いは先端、右側を後面或いは後端とし、前面から見て左右を左右とする。
版装着装置は、印刷対象物に対して印刷を行う印刷機、印刷機に用いられる印刷用版1に対して印刷模様を彫刻する彫刻機に共通して備えられるものである。
版胴2に装着される印刷用版1としては、円筒状に形成された印刷用版1、特に、小径の印刷用版1が用いられる。
印刷される被印刷物は飲料用金属缶であり、特にアルミニウム又はアルミニウム合金製の平板を、ドロー&アイアニング(DI)成形した有底円筒状の飲料用金属缶が好適に印刷される。
版装着装置は、印刷機の機枠から前方に突出するように設けられた図示しない版駆動軸と、版駆動軸の先端部側から嵌め込まれて、版駆動軸の外周面に固定される版胴2と、を備えている。
版駆動軸は、その基端部側が印刷機の機枠に回転支持され、公知の駆動手段により所定方向に所定速度で回転させられる。
版胴2は、円筒状に形成され、版駆動軸が挿通させられる挿通孔がその中心に設けられている。
版胴2の外周には、版駆動軸と同心の円筒状の版装着面22が形成されており、版装着面22には、円筒状に形成された印刷用版1、特に、小径の印刷用版1が着脱可能に取り付けられる。
版胴2は、重量軽減のために内部が取り除かれて空洞になっており、外周に版装着面22が形成された円筒部と、版胴2の前面を覆う蓋部24と、を備えている。
蓋部24は、例えば、その下側に、前面側に突出して設けられたボルト部材25を有する。
ボルト部材25は、版胴2の周方向位置を微調整するために、版胴2を回転させる操作部となる。
版胴2は、挿通孔に版駆動軸を嵌め合わせた状態で版駆動軸に固定され、版駆動軸と一体となって回転する。
版装着面22は、装着された印刷用版1の内面との摩擦抵抗による固定力を確保するため、その表面粗さはRa1μm以下程度で静摩擦を保つことが望ましい。
また、その表面粗さを小さく保ち、かつ表面に傷が付きにくい点を考慮すると、版装着面22は、ハードクロム塗装(メッキ)することが好ましい。
版胴2には、円筒部の一部が取り除かれて、平坦な面が形成されてなる版固定部材装着面が設けられており、円筒部の外周の版固定部材装着面を除く部分が印刷用版1の装着される版装着面22となっている。
版固定部材装着面は、版装着面22を含む円筒面よりも径方向内側に位置しており、版胴2の外周面において径方向内外へ移動可能に設けられ、印刷用版1を固定するための版固定部材を設けている。
版装着面22の外径と、印刷用版1の内径は、略同等の寸法となるように設定されている。
版固定部材は、例えば、版胴2の軸方向に長い方形状に形成され、版胴2の径方向外側に移動させることによって版固定部材の径方向外側の端面が印刷用版1の内周面に当接するように構成されている。
版胴2が版固定部材装着面を有しているため、版装着面22と版固定部材装着面を合計した周長は、版胴2の版装着面22が形成する円筒面の周長より短くなる。
印刷用版1の内周面の周長は、版胴2の版装着面22と版固定部材装着面を合計した周長よりも僅かに大きく、版胴2の版装着面22が形成する円筒面の周長より僅かに小さい寸法に設定されている。
これにより、版胴2に対する印刷用版1の挿入を容易なものとするとともに、版固定部材に押された部位が印刷用版1の他の部位より径方向外側に突出する事態を回避することができるようになっている。
版固定部材装着面には、版胴2の軸方向長さの大部分にわたり、軸方向に長い方形状に形成された溝部が形成されている。
当該溝部は、横断面形状が方形状で、両側壁及び底壁は平坦面に形成されており、溝部には、版固定部材が版胴2の径方向に移動可能に嵌め込まれている。
版固定部材は、印刷用版1の版部12を含む外表面が形成する円筒面の内側の範囲内で、版胴2に装着された印刷用版1の一部を径方向内側から径方向外側に押して拡径するようになっている。
版固定部材には、版胴2の軸方向に延びる回転軸が設けられ、版固定部材の内部において回転可能に構成された回転軸が回転操作されることによる回転に伴って、版胴2の内部で版胴2の径方向に位置移動可能に構成されている。
版胴2の円筒部の後端面の外周部には、印刷用版1の軸方向の装着位置を決めるためのエンドストッパー23が固定されている。
エンドストッパー23は、版装着面22より径方向外側に少し張り出した円環状に形成され、印刷用版1を版胴2の先端側から嵌め込むと、印刷用版1の後端部側が円環状面に当接するように構成されている。
エンドストッパー23が設けられることにより、印刷用版1の後端部を版胴2の所定位置に正確に且つ簡単に取付けられるようになる。
版胴2の下側且つエンドストッパー23の手前側には、印刷用版1の周方向の位置決めをするための位置決め用突部21が設けられている。
位置決め用突部21は、蓋部24に突出して設けられたボルト部材25と版胴2の軸方向一直線上に配置されるように設けられている。
位置決め用突部21は、例えば、版胴2の径方向外側へ僅かに突出し、平面視で略半円形状の突部として形成されている。
印刷用版1には、弾性材料で円筒状に形成された版本体11と、版本体11の外周部の一部に形成された版部12とが備えられている。
版本体11は、円筒状に丸められ、重ね合わせられた両端部が接合されることにより印刷用版1に成形される。
円筒状に形成された印刷用版1は、例えば、製版時や印刷時に印刷用版1の装着された版胴2が前面から見て時計回りに回転した際に、重ね合わせられた両端部(接合部13)のうち、重ね合わせにより僅かに段差の生じた外周面側の端部が、回転方向後側に位置するように成形されている。
このように印刷用版1が成形されることで、製版時や印刷時に印刷用版1の僅かな段差によって版胴2の回転に影響を及ぼすことがない。
尚、接合部13を接合する方法としては、溶接による接合が最も好ましいが、容易に剥がれない接着方法が採用されるのであれば特に限定されるものではない。
版部12は、接合部13を除く版本体11の外周面の所定箇所に設けられ、印刷用版1が版胴2に装着されたときに版装着面22に密着する版本体11の外面部分に形成されている。
この例では、版本体11の外周面に1つの版部12のみが設けられている。
版部12は、版本体11の外周面に1つのみ設けられるので、大径の印刷用版だけでなく、小径の印刷用版1であっても印刷用版1と版胴2の位置決めがし易い。
弾性材料製シートは、磁性あるいは非磁性の適当な金属等の長方形状の弾性材料製シートからなり、例えば、市販のブリキ板(Fe)が採用され、シートの厚さは、円筒状に形成できて、かつ弾性力により円筒状を保持できる程度であればよく、この例では、約0.26mmである。
版本体11には、版部12となる樹脂層がその片面に形成されており、この樹脂層は、例えばポリビニルアルコール系、ビニルエステル系またはポリアミド系等の樹脂を採用することができ、ショアD硬度で例えば硬化後D20〜80程度のものが好適である。
例えば、通常のオフセット印刷用のUV硬化樹脂(紫外線硬化樹脂)を採用すると、それ以外の硬化樹脂のような溶剤や高圧スチームによる煩雑な洗浄作業を必要とせず、一般に水洗浄で容易に洗浄作業を行うことができる。
樹脂層の厚さは、印刷の版部12として必要な厚みがあればよく、この例では、弾性材料製シートの片面に厚さ0.4〜0.6mmの層を接着させている。
円筒状に形成された印刷用版1は、版胴2の先端側から嵌め込まれることによって、版胴2の外周面である版装着面22に装着される。
版本体11の内径は、版胴2の外径よりも僅かに径大になるように、例えば、版胴2の外径よりも0.165%〜0.220%径大になるよう設定されている。
このように設定されることにより、印刷用版1の装着時に挿入させ易く、且つ印刷時において装着した印刷用版1が版胴2の回転によってずれるなどすることがなく、印刷用版1の内径の寸法設定が版胴2に対して最適である。
印刷用版1は、一方の長手方向端部112、具体的には、版胴2の版装着面22に装着された際の後端側の下側端部に位置決め用切欠部14が形成されている。
位置決め用切欠部14は、版胴2の位置決め用突部21と係合するようになっており、印刷用版1の軸方向に延びる切欠きが形成され、その奥端部に周方向位置決め用突部21の外周形状と一致する曲率を有する円弧が形成されている。
位置決め用切欠部14は、例えば、印刷用版1が版胴2の後端側まで装着されると、位置決め用切欠部14の端部が位置決め用突部21の外周面に当接することによって、印刷用版1の周方向及び版胴2の軸方向の位置決めができるようになっている。
印刷用版1の位置決め用切欠部14が設けられた端部(装着時、印刷用版1の後端部)と対向する側の端部(装着時、印刷用版1の先端側)には、位置指示部15が設けられている。
位置指示部15は、印刷用版1の位置決め用切欠部14が版胴2の位置決め用突部21に正確に係合するように位置決め用切欠部14の位置を示すものである。
位置指示部15は、版胴2の版装着面22に装着された際の印刷用版1後端側の下側端部に形成された位置決め用切欠部14の版軸方向一直線上の長手方向端部111、即ち、印刷用版1を装着する作業者の手元側となる印刷用版1の先端側の下側端部に設けられている。
位置指示部15は、位置決め用切欠部14の配置位置に対して印刷用版1の軸方向一直線上に設けられるので、位置指示部15によって位置決め用切欠部14の位置をより把握し易くなる。
また、位置指示部15が、版胴2に装着する際の印刷用版1の先端側端部、即ち、作業者の手元側端部に設けられているので、版胴2に印刷用版1を装着する作業者が位置指示部15を認識し易く、印刷用版1の装着時に奥側に位置する位置決め用切欠部14に代わり、手元側で位置決め用切欠部14の位置を示す位置指示部15に基づいて、印刷用版1をより容易に版胴2に装着させることができる。
位置指示部15は、例えば、版部12を形成する樹脂と同一材料の樹脂層からなり、印刷用版1の外周面で版部12から離間した位置に二等辺三角形状に形成されている。
位置指示部15は、二等辺三角形の頂角が位置決め用切欠部14に向くように配置され、頂角側の頂点が位置決め用切欠部14と版軸方向一直線上に設けられている。
版胴2に対して印刷用版1を位置合わせする際には、この例では、位置指示部15である二等辺三角形の頂角側の頂点を、版胴2の蓋部24に設けられたボルト部材25に目視によって位置合わせする。
位置指示部15の頂角が指し示す延長線上に位置決め用切欠部14が設けられているので、位置指示部15の頂角と版胴2のボルト部材25を位置合わせして印刷用版1を版胴2に挿入させると、印刷用版1の位置決め用切欠部14が版胴2のボルト部材25と一直線状に設けられた位置決め用突部21に向けて印刷用版1を挿入させることができる。
位置指示部15は樹脂層からなるので、版部12を形成する際に、併せて位置指示部15を形成することができて、別途位置指示部15を形成するための工程を設ける必要がないため、加工工程を必要最低限に設定することができる。
また、位置指示部15は、弾性材料製シートよりも僅かに厚みのある樹脂層からなるので、外周面の位置指示部15に指などで触れるなどすることによって位置を把握して印刷用版1を版胴2に挿入させることもできる。
位置指示部15は、版本体11の外周面に設けられ、目視により識別可能に形成されるので、位置指示部15を視認して印刷用版1を版胴2に挿入させることで、印刷用版1をより容易に版胴2と位置合わせして装着させることができる。
印刷用版1には版部12が設けられているため、位置指示部15は、版部12にかからない程度の大きさに設定され、且つ目視するにあたり視認するに十分な大きさに設定される必要がある。
ここでは一例として、位置指示部15は、底辺が2.5mm、高さが4mmに設定された二等辺三角形状に設定されている。
上述した印刷用版1は、以下のようにして成形され版胴2に装着される。
弾性材料製シートの片面に版部12となる樹脂層を設け、それと同時に弾性材料製シートの長手方向一端部111の略中央に二等辺三角形状に形成された樹脂層からなる位置指示部15を設ける。
位置指示部15は、二等辺三角形の頂角側の頂点が、弾性材料製シートの長手方向他端部112と直交するような向きで配置される。
続いて、弾性材料製シートの長手方向他端部112の一部を切欠いてなる位置決め用切欠部14を形成する。
位置決め用切欠部14は、一端部111側に設けられた位置指示部15の頂角の位置の延長線上に位置するよう配置されている。
位置決め用切欠部14及び位置指示部15が直線上に配置された弾性材料製シートを、丸めて重ね合わせた短手方向両端部を溶接などによって接合し、円筒状の印刷用版1として成形する。
こうして得られた円筒状の印刷用版1は、位置決め用切欠部14が設けられた側から版胴2に挿入して装着される。
この時、位置決め用切欠部14を下側に向けて版胴2に挿入し、位置決め用切欠部14の位置を示し、位置決め用切欠部14と一直線上に位置する手元下側の位置指示部15の位置を把握しておく。
印刷用版1を版胴2に挿入しながら、予め把握しておいた位置指示部15の位置に基づいて、位置決め用切欠部14が版胴2の位置決め用突部21に係合するように見当合わせする。
ここでは、例えば、位置指示部15と版胴2のボルト部材25とを位置合わせすることによって見当合わせする。
位置指示部15に基づいて見当合わせされることにより、印刷用版1と版胴2とが位置決めされる。
この状態で印刷用版1を版胴2の後端部まで押し込むだけで、印刷用版1の位置決め用切欠部14が版胴2の位置決め用突部21に係合する。
上述した位置指示部15は、二等辺三角形状に形成された樹脂層として説明したが、二等辺三角形以外の形状の樹脂層からなるものであってもよいし、樹脂層からなるものでなく印刷用版1に何らかの模様が描かれたものであってもよく、少なくとも、位置指示部15が位置決め用切欠部14の位置を認識可能に構成されていればよい。
上述では、位置指示部15が印刷用版1の外周面から目視可能に形成されるように説明したが、印刷用版1の内周面から目視可能に形成されているのであってもよい。
例えば、印刷用版1の端部であり、印刷用版1の装着時に下側となる位置に設けられた位置指示部15が、印刷用版1の先端側端部に型押し或いは切欠きなどによって形成されていれば、印刷用版1の外周面からのみでなく内周面からも目視可能となり、印刷用版1を版胴2に挿入する際により位置合わせし易くなるため好ましい。
また、位置指示部15は、上述したような目視及び手触により認識可能なものでなく、目視或いは手触の何れか一方のみで認識可能に構成されるのであってもよい。
上述した位置指示部15は、位置決め用切欠部14と印刷用版1の軸方向一直線上に設けられるように説明したが、版胴2と印刷用版1とを正しく位置決め可能に構成されるのであれば、位置決め用切欠部14の位置に依らず何れの部位に設けられるのであってもよい。
例えば、版胴2に上述したボルト部材25のような位置決め用突部21の位置を示す部位が設けられていれば、位置指示部15を版胴2の当該部位と位置合わせすることにより、印刷用版1と版胴2との位置決めをすることができ、印刷用版1を版胴2に差し込むだけで位置決め用切欠部14を位置決め用突部21と容易に係合させることができる。
この場合、位置指示部15が、印刷用版1の後端側に設けられた位置決め用切欠部14に対し少なくとも印刷用版1の手元側に形成されることにより、上述した実施例と同等の効果を奏することができる。
また、位置指示部15と位置合わせされる版胴2のボルト部材25は、ボルト部材以外のものからなるのであってもよい。
例えば、版胴2の蓋部24に位置決め用突部21の位置を示す標示を設け、位置指示部15をこの標示と位置合わせして、印刷用版1を版胴2に挿入するようにする。
尚、ボルト部材25や版胴2の位置決め用突部21の位置を示す標示が設けられる箇所は、位置指示部15と適正な位置で位置合わせ可能に構成されるのであれば、版胴2の蓋部21に限定されるものではない。
上述したように、印刷用版1は、円筒状の版胴2の先端側から嵌め込んで装着され、版本体11に版部12が設けられたものであって、版胴2の後端部に設けられた位置決め用突部21と係合する位置決め用切欠部14と、版胴2に装着する際の手元側に設けられ、位置決め用切欠部14の位置を示すための位置指示部15と、を備えるので、版胴2に装着する際の手元側に設けられた位置指示部15により、版胴2に印刷用版1を装着する作業者が位置指示部15をより認識し易くなり、印刷用版1の装着時に奥側(後端部側)に位置する位置決め用切欠部14に代わって、手元側に設けられた位置指示部15に基づき、版胴2と位置合わせしながら印刷用版1を挿入させることができるようになり、印刷用版1をより容易に版胴2に装着させることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において具体的構成などを適宜変更設計できることは言うまでもない。
本発明は、金属製缶体を印刷するための印刷用版として用いられる。
1…印刷用版
2…版胴
11…版本体
12…版部
13…接合部
14…位置決め用切欠部
15…位置指示部

Claims (5)

  1. 円筒状の版胴の先端側から嵌め込んで装着され、版本体に版部が設けられた印刷用版であって、
    前記版胴の後端部に設けられた位置決め用突部と係合する位置決め用切欠部と、
    前記版胴に装着する際の手元側に設けられ、前記位置決め用切欠部の位置を示すための位置指示部と、
    を備えることを特徴とする印刷用版。
  2. 前記位置指示部は、前記位置決め用切欠部の配置位置に対して前記印刷用版の軸方向一直線上に設けられることを特徴とする請求項1に記載の印刷用版。
  3. 前記位置指示部は、前記版本体の外周面に設けられ、目視により識別可能に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷用版。
  4. 前記版本体の内径は、前記版胴の外径よりも0.165%〜0.220%径大であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の印刷用版。
  5. 前記版部は、前記版本体の外周面に1つのみ設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の印刷用版。
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