JP2016103472A - 少なくとも一つの真空断続器と各断続器の開成速度を調整する手段とを含む接触器 - Google Patents

少なくとも一つの真空断続器と各断続器の開成速度を調整する手段とを含む接触器 Download PDF

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Abstract

【課題】真空断続器を破損する虞れを低減し乍ら、更に長い寿命を有する接触器を提供する。【解決手段】固定接触子(14)と、移動接触子(16)と、該移動接触子(16)に対して固着されたロッド(18)とを含む真空断続器(12)であって、上記ロッド(18)は、上記移動接触子(16)が上記固定接触子(14)に当接するという当該断続器(12)の閉成位置と、上記移動接触子(16)が上記固定接触子(14)から離間されるという当該断続器(12)の開成位置との間で移動可能である真空断続器(12)と、上記閉成位置から上記開成位置まで各ロッド(18)を移動方向(X)に移動させる第1移動部材(20)とを備え,更に、上記閉成位置から上記開成位置までの各ロッド(18)の移動全体にわたり、該ロッド(18)の移動速度を調整する手段(30)を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、各々が、固定接触子と、移動接触子と、該移動接触子に対して固着されたロッドとを含む、少なくとも一つの真空断続器であって、上記ロッドは、上記移動接触子が上記固定接触子に当接するという当該断続器の閉成位置と、上記移動接触子が上記固定接触子から離間されるという当該断続器の開成位置との間で移動可能である、という少なくとも一つの真空断続器と、上記閉成位置から上記開成位置まで各ロッドを移動方向に移動させる第1移動部材と、を備える、接触器に関する。
本発明はまた、真空管とも称される一つ以上の真空断続器を備える鉄道用接触器にも関している。これらの真空管は、特に鉄道分野において使用されると共に、例えば、パンタグラフと電気変圧器との間において鉄道車両のルーフ上に配置される高電圧の接触器内に設置される。
米国特許第3,674,955号からは、三相ネットワーク上で作動する真空式の回路遮断器であって、各々が固定接触子及び移動接触子を含むという3つの真空断続器を備えるという真空式の回路遮断器が知られている。この回路遮断器は、各真空断続器の開成及び閉成を制御する機構を備え、該制御機構は、各々が夫々の真空断続器の移動接触子に対して接続された3つの別体的な起動ロッドを含んでいる。この回路遮断器はまた、上記制御機構を駆動するに適したアクチュエータと、上記制御機構と協働し得る油圧システムとを備える。
上記油圧システムはスレッショルド効果システムであり、該システムは、開成行程の開始時における開成速度を可及的に大きくするために、開成移動の開始時における開成速度には作用せずに、各断続器の開成移動の終了時に、残存運動エネルギを吸収し、衝撃を排除し、且つ、各起動ロッドにより引き起こされる反跳を回避することを可能とする。上記油圧システムは、閉塞囲繞体の内部のオイルに圧力を及ぼすピストンを含むと共に、該システムはそのエネルギ吸収機能を、上記囲繞体の内部のオイル圧力が、移動部分を移動させ且つオイル放出オリフィスを解放するに十分に高いとき、開成行程の終了時に実施する。
しかし、斯かる回路遮断器は、比較的に限られた寿命を有しており、真空断続器は比較的に脆弱である。
故に、本発明の目的は、真空断続器を破損する虞れを低減し乍ら、更に長い寿命を有する接触器を提案するに在る。
その目的の為に、本発明は、上記閉成位置から上記開成位置までの各ロッドの移動全体にわたり、該ロッドの移動速度を調整する手段を更に備えるという、上述の形式の接触器に関する。
本発明に係る接触器は、上記調整手段に依り、各真空断続器の開成の全体にわたり該断続器の開成速度を調整することを可能とする。故に、これにより、開成移動の終了時においてだけでなく、各真空断続器の開成移動の全体にわたり該断続器の適切な開成速度を保証することが可能とされる。その結果、単一もしくは複数の真空断続器の、故に、本発明に係る上記接触器の寿命は、延ばされる。
本発明の他の有用な見地に依れば、上記接触器は、単独で、または、技術的に可能である任意の組み合わせに従い、以下の特徴の一つ以上を備える:
上記調整手段は、上記移動速度を所定スレッショルド値より低い速度に制限すべく構成される;
上記調整手段は、上記閉成位置から上記開成位置までの各ロッドの移動の全体にわたり該ロッドの移動速度を減少させるべく構成される;
上記調整手段は油圧式の調整手段である;
上記調整手段は、少なくとも一つの油圧緩衝器を含む;
上記調整手段は、2つの油圧緩衝器を含む;
上記接触器は、各ロッドを移動方向に案内する案内部材を更に備える;
上記2つの油圧緩衝器は、上記案内部材のいずれか一方の側面上に位置される;
各油圧緩衝器は、囲繞体の内側で摺動方向に摺動し得るピストンを備え、該ピストンは流体に対する複数の通過オリフィスを含み、該オリフィスは上記摺動方向において順次的に位置される;
上記接触器は、各ロッドを上記移動方向において上記開成位置から上記閉成位置まで移動させる第2移動部材を更に備える;
上記接触器は、数個の真空断続器と、各断続器のロッドを連結する機械的連結部材とを備え、上記第1移動部材は、上記連結部材を上記閉成位置から上記開成位置まで移動させるべく構成され、且つ、上記調整手段は、上記閉成位置から上記開成位置までの上記連結部材及び各ロッドの移動の全体にわたり、上記連結部材の移動速度を調整すべく構成される;及び、
上記案内部材は、上記連結部材を上記移動方向に案内すべく構成される。
本発明のこれらの特徴及び利点は、非限定的な例としてのみ提供され且つ添付図面に関して行われる以下の説明の読破時に明らかとなろう。
3つの真空断続器を含む本発明に係る三相接触器の概略図であり、各断続器は閉成位置に在ると共に、各々が、固定接触子と、移動接触子と、該移動接触子に対して固着されたロッドとを備え、上記接触器は更に、各断続器の閉成位置から開成位置までの各ロッドの移動速度を調整する手段であって、2つの油圧緩衝器を含むという手段を備える。 各断続器が開成位置に在る図1と同様の図である。 図1の各油圧緩衝器の内の一つの緩衝器のピストンを異なる位置とした、該緩衝器の断面図である。 図1の各油圧緩衝器の内の一つの緩衝器のピストンを異なる位置とした、該緩衝器の断面図である。 図1の各油圧緩衝器の内の一つの緩衝器のピストンを異なる位置とした、該緩衝器の断面図である。 図1の各油圧緩衝器の内の一つの緩衝器のピストンを異なる位置とした、該緩衝器の断面図である。 ピストンの行程に基づいて図3から図6の緩衝器により及ぼされる制動力を示す曲線である。 図3から図6の緩衝器のピストンの速度を時間の関数として示す図である。
説明の残部において、“実質的に等しい”という表現は、±10%以内での等しさの関係、または、その表現が角度に関するときには±10°以内での等しさの関係を定義している。
図1及び図2において、接触器10は少なくとも一つの真空断続器12を備え、各々が、固定接触子14と、移動接触子16と、該移動接触子16に対して固着されたロッド18とを含んでいる。ロッド18は、移動接触子16が固定接触子14に当接するという断続器12の閉成位置(図1)と、移動接触子16が固定接触子14から離間されるという断続器12の開成位置(図2)との間で移動可能である。
接触器10は、断続器12の開成行程の間において、すなわち、上記閉成位置から上記開成位置まで、移動方向Xに各ロッド18を移動させる第1部材20を備える。接触器10はまた、断続器12の閉成行程の間において、すなわち、上記開成位置から上記閉成位置まで、移動方向Xに各ロッド18を移動させる第2部材22も備える。
選択的な付加物として、接触器10は、各ロッド18を移動方向Xに案内する案内部材24を備える。
記述された実施形態において、接触器10は、幾つかの真空断続器12と、各断続器のロッド18を連結する機械的連結部材26とを備える。接触器10、は特に三相接触器であり、その場合、3つの真空断続器12を備える。
接触器10が数個の真空断続器12を備えるとき、第1移動部材20は、連結部材26を閉成位置から開成位置まで移動させるべく構成され、第2移動部材22は連結部材26を開成位置から閉成位置まで移動させるべく構成され、且つ、案内部材24は、連結部材26を移動方向Xに案内すべく構成される。
接触器10は更に、閉成位置(図1)から開成位置(図2)までの各ロッド18の移動全体にわたり、該ロッド18の移動速度を調整する手段30を備える。換言すると、調整手段30は、単一もしくは複数の断続器12の開成行程全体にわたり、該断続器12の開成速度を調整する手段である。
接触器10は、図1及び図2の実施形態において、第1移動部材20、案内部材24及び調整手段30が機械的に接続される支持体32を備える。
接触器10は、例えば高電圧接触器であり、すなわち、750Vを超え、好適には50kVを超えるという電圧を有する電流の通過を許容するに適している。電気接触器10は、例えば、不図示の鉄道車両に付帯すべく、特に、示されないインバータと三相電気モータとの間の鉄道牽引ボックス内に配置されるべく設計される。
真空管とも称される各真空断続器12は、内部に固定接触子14及び移動接触子16が配置される真空囲繞体34を備え、該囲繞体34は、ロッド18に対する通過オリフィス36を含んでいる。ロッド18は、実際、囲繞体34の内側及び外側で摺動し得ることから、該囲繞体34の内部に真空を維持するために、通過オリフィス36にて(不図示の)ベローズを備えている。囲繞体34は、例えば、フレーム38に対して固着される。
固定接触子14及び移動接触子16は各々、夫々の電気接続端子に対して電気的に接続され、各接続端子は囲繞体34の外側に位置されている。固定接触子14及び移動接触子16はまた、夫々、導電的である固定接触部材及び移動接触部材とも称される。
それ自体が公知である如く、各接続端子は、固定接触子14及び移動接触子16が相互に当接するという対応断続器12の閉成位置においては相互に電気的に接続され得ると共に、固定接触子14及び移動接触子16が相互から離間されるという対応断続器12の開成位置においては相互から電気的に絶縁され得る。
各ロッド18は、好適には移動方向Xに延在する。各ロッド18は、例えば、断続器12の閉成位置と開成位置との間において囲繞体34の内側における自身の移動を促進するために、方向Xに直交する横断面において円形断面を有する。
第1移動部材20は、開成行程の間において各ロッド18の移動を引き起こすべく構成される。第1移動部材20は、例えば受動的であると共に、その場合には、第2移動部材22が非活動状態であるときにのみ、各ロッド18の上記移動を引き起こすべく構成される。
第1移動部材20は、好適には弾性的な移動部材であり、例えば、支持体32と連結部材26との間に、または、接触器10が単一の断続器12を備えるときには支持体32とロッド18との間に位置されたスプリング40を備える。図1及び図2の実施形態において、スプリング40は圧縮スプリングである。代替的に、スプリング40は牽引スプリングである。
第2移動部材22は、閉成行程の間において各ロッド18の移動を引き起こすべく構成される。第2移動部材22は、連結部材26の移動、または、接触器10が単一の断続器12を備えるときにはロッド18の移動を、閉成位置から開成位置まで引き起こし得るという電磁的または電空的なアクチュエータの如きアクチュエータ42を備える。
第2移動部材22は好適には、閉成行程の間においてのみ活動状態であり、且つ、第1移動部材20が連結部材26及び/または単一もしくは複数のロッド18に対して作用することを許容するために開成行程の間においては非活動状態である。
案内部材24は、例えば、支持体32に配置されて移動方向Xに延在する貫通孔44の形態である。図1及び図2の実施形態において、貫通孔44は、上記連結部材のアーム46を受容すべく構成され、該アーム46はアクチュエータ42に対して機械的に接続されている。貫通孔44は、アーム46が移動方向Xに摺動することを許容すべく構成される。
連結部材26は、ロッド18の各々に対して接続されたプラテン48を備え、該プラテン48は、例えば、移動方向Xに直交する横断面内に延在する。連結部材26はアーム46を備え、該アーム46は、実質的に移動方向Xに延在すると共に、プラテン48に対して固定される。上記第1移動部材のスプリング40は、プラテン48に対して当接すると共に、該スプリングは、アクチュエータ42が非活動状態であるときにプラテン48の開成行程の間においてそれの移動を引き起こし得る。スプリング40が圧縮スプリングであるとき、それは、図1に示された如くプラテン48の上側表面に対して矢印F1に沿う下向きの当接力を及ぼし得る。示されない代替例において、スプリング40が牽引スプリングであるとき、それは、プラテン48の下側表面に対し、下向きの牽引力(矢印F1)を及ぼし得る。
調整手段30は、開成行程全体にわたり各ロッド18の移動速度を調整し、例えば、該移動速度を所定スレッショルド値より低い速度に制限すべく構成される。換言すると、調整手段30は、各真空断続器12の開成速度を調整することで、例えば、開成行程の全体にわたり上記開成速度を所定スレッショルド値より低い値に制限すべく構成される。上記所定スレッショルド値は、真空断続器12の破損を回避するために、例えば0.4m/sに等しい。上記所定スレッショルド値の値は、好適には、0.3m/s〜1m/sの間に含まれる。
調整手段30は、接触器10が数個の真空断続器12を備え且つ各ロッド18が連結部材26により機械的に接続されたときに、開成行程の全体にわたり連結部材26の移動速度を調整すべく構成される。
調整手段30は更に、例えば、開成行程の全体にわたり、各ロッド18及び/または連結部材26の移動速度を減少、すなわち低減すべく構成される。
この実施形態において、調整手段30は好適には、開成行程の間において、各ロッド18及び/または連結部材26の移動速度を連続的に減少すべく構成される。換言すると、各ロッド18及び/または連結部材26の移動速度の時間に対する変動、すなわち、各ロッド18及び/または連結部材26の移動に関連付けられた加速度は、開成行程の間において常に負ではない。
調整手段30は好適には、油圧式調整手段であり、すなわち、流体の循環を実施することにより上記速度調整を提供する手段である。この調整に対して使用される流体は、例えば、オイルであり、特に、−40℃〜+80℃の間に含まれる広い温度範囲にわたり粘度係数が実質的に一定であるというシリコーン系オイルである。
調整手段30は、少なくとも一つの油圧緩衝器50、好適には、図1及び図2に示された如く2つの油圧緩衝器50を含む。
調整手段30が2つの油圧緩衝器50を含むとき、各緩衝器50は、好適には案内部材24のいずれか一方の側面上に位置され、更に好適には、案内部材24に対して緩衝力50を最適に配分するために、案内部材24に対して対称的に位置される。
先に記述された如く、支持体32は、接触器10の種々の要素、特にスプリング40及び各緩衝器50に対する機械的連結手段を形成する。
支持体32は更に、開成行程の終了時に、連結部材26に対する、特に、プラテン48に対する停止当接部を形成する当接表面52を含む。該停止表面52は、例えば、移動方向Xに対して実質的に直交する平坦表面である。
図3から図6において、各油圧緩衝器50は、密封囲繞体54と、該囲繞体54の内側を摺動方向に摺動し得るピストン56とを含んでいる。ピストン56の摺動方向は好適には、各ロッド18の移動速度の調整を促進するために、各ロッド18の移動方向Xと平行である。
ピストン56は、囲繞体54の内側に位置された第1チャンバ60と第2チャンバ62との間に複数の流体通過オリフィス58A、58B、58C、58Dを含んでいる。図3から図6の実施形態において、ピストン56は4個の通過オリフィス、すなわち、第1通過オリフィス58A、第2通過オリフィス58B、第3通過オリフィス58C、及び、第4通過オリフィス58Dを含んでいる。
通過オリフィス58A、58B、58C、58Dは、ピストン56の摺動方向に順次的に位置される。これらの通過オリフィス58A、58B、58C、58Dは、上記緩衝器の内側に向けて突出する隆起部64により、順次的に且つ累加的に閉塞されるべく設計される。増大する個数の通過オリフィス58A、58B、58C、58Dのこの漸進的な閉塞によれば、以下に説明される如く、緩衝器50の圧縮の間においてピストン56の移動速度を漸進的に減少することが可能とされる。
次に、本発明に係る接触器10の動作が記述される。
調整手段30は、対応する断続器12の閉成位置から該断続器12の開成位置まで上記ロッド18の移動全体にわたり、すなわち、第1移動部材20が単一もしくは複数の断続器12の開成行程の間においてロッド18を移動させるとき、各ロッド18の移動速度に作用すべく配備される。図1及び図2の実施形態において、このことは、そのとき、単一もしくは複数の断続器12は閉成位置に在り、且つ、第2移動部材22はもはや各ロッド18を移動させるべく制御されないという場合、すなわち、アクチュエータ42が非活動状態である場合に対応する。その場合、スプリング40は、各移動接触子16を対応する固定接触子14から離間させるために、図1における矢印F1に沿って連結部材26を移動させることにより、それに対して作用する。
単一もしくは複数の断続器12の開成行程の間において、調整手段30は、単一もしくは複数の断続器12の開成速度を調整し、特に、その開成速度の値を所定スレッショルド値より低い値に制限することにより、その開成の間において単一もしくは複数の断続器12を破損する虞れを低減し得る。記述された実施形態において、この速度調整は、図1における矢印F1に沿う単一もしくは複数の油圧緩衝器50の圧縮により実現される。各油圧緩衝器50のこの圧縮は図3から図6に図示され、図3から図6にかけて、図3は圧縮の開始時の緩衝器50を示し、図6は圧縮の終了時の緩衝器50を示している。
上記調整は好適には、単一もしくは複数の断続器12の開成行程の間における開成速度の漸進的な減少に対応し、そのときに調整手段30は、その開成が命令された時間にわたり、単一もしくは複数の断続器12の開成速度を漸進的に減少させる。記述された実施形態において、開成速度のこの減少は、ピストン56の摺動方向に順次的に位置された複数の通過オリフィス58A、58B、58C、58Dにより実現される。実際、各断続器12の開成行程の開始時に、すなわち、図3から図6における頂部から底部までのピストン56の行程の開始時に、オイルの如き流体は、図3に示された如く、4個の通過オリフィス58A、58B、58C、58Dを通り、第1チャンバ60から第2チャンバ62に向けて流れる。緩衝器50の圧縮の開始時におけるピストン56の速度は、約2m/sである。
その場合、緩衝器50が更に圧縮されるとき、通過オリフィス58A、58B、58C、58Dは、図4に示された如く第1通過オリフィス58Aにて開始して、隆起部64により、圧縮の過程にわたり閉塞される。図4の実施形態において、流体が3個の通過オリフィス58B、58C、58Dを通り第1チャンバ60から第2チャンバ62へと流れるとき、第1通過オリフィス58Aは閉塞されており、ピストン56の速度は約1.5m/sである。
その後、緩衝器50が依然として更に圧縮されるとき、第1及び第2の通過オリフィス58A、58Bは両方ともに隆起部64により閉塞され、他の2つの通過オリフィス58C、58Dは依然として、流体が第1チャンバ60から第2チャンバ62に向けて流れることを許容する。そのときにピストン56の速度は、約1m/sである。
図5の実施形態においては、第1、第2及び第3の通過オリフィス58A、58B、58Cが隆起部64により閉塞され、第4通過オリフィス58Dのみが依然として、流体が第1チャンバ60から第2チャンバ62に向けて流れることを許容する。そのときにピストン56の速度は、約0.5m/sである。
最後に、図6に示された如く、緩衝器50の圧縮の終了時には、4個の通過オリフィス58A、58B、58C、58Dが隆起部64により閉塞され、そのときには、第1及び第2のチャンバ60、62間の流体の流れが阻止されると共に、ピストン56の速度はゼロである。
各緩衝器50は、各断続器12の開成行程の全体にわたり、閉成位置から開成位置までの各ロッド18の移動に対向する緩衝力Fを及ぼし、開成行程の全体にわたり各ロッド18の移動速度の調整を行うことを可能とする。
図7は、緩衝力Fを緩衝器50の内部圧力Pにより除算した商に等しい第1比率を、ピストン56の行程距離sを緩衝時間tで除算した商に等しい第2比率の関数として示す第1曲線70を示している。この第1曲線70は、所謂る線形緩衝器の特性である。各緩衝器は、それらが吸収し得るエネルギに基づいて選択される。各緩衝器は、キログラム単位で表現される値による動作範囲を有する。このキログラム単位で表現された値は、吸収されるべきエネルギの合計を表す実際の質量に対応する。記述された実施形態において、上記緩衝器は、1.3kg〜5.5kgの範囲を有する。使用される緩衝器の値の範囲は、接触器10の各管材及び機構の特性に基づいて適合化される。そのときに第1曲線70は、緩衝力Fは実際、開成行程の全体にわたり及ぼされること、及び、それは、その開成行程の相当に長い部分、すなわち開成行程の3/4より長い部分にわたり、同様に好適には、開成行程の90%超にわたり、最小値Fminより大きい、ということを示している。
図8は、緩衝時間tの関数としてピストン56の速度Vを表す第2曲線80を示している。故に、第2曲線80は、図3から図6に鑑みて先に記述された如く、緩衝器50よる緩衝段階の全体にわたり、ピストンの速度Vは非常に漸進的に減少することを示している。換言すると、記述された実施形態において、第2曲線80は、調整手段30によれば、開成行程の全体にわたり単一もしくは複数の断続器12の開成速度を漸進的に減少させ得ることを示している。接触器10の速度/移動の特性は、使用される管材の種類、制御機構、及び、各緩衝器に依存する。記述された実施形態において、上記行程の開始時における速度は約0.35m/sであり、それから、80ms後に0まで減少する。
単一もしくは複数の断続器12の閉成に対し、第2移動部材22は、各ロッド18を図2における矢印F2に沿って移動することが命令される。記述された実施形態において、アクチュエータ42は、そのときに活動状態となり、且つ、各ロッド18が各断続器12の開成位置(図2)から各断続器12の閉成位置(図1)まで移動される如く、矢印F1に沿って逆方向においてスプリング40により及ぼされるよりも大きな値を以て、矢印F2に沿う力を及ぼす。
単一もしくは複数の断続器12の閉成行程の間、調整手段30は、単一もしくは複数の断続器12の閉成速度に作用しない。
その結果、各真空断続器12の開成行程の全体にわたる該断続器の開成速度のこの調整、特に、所定スレッショルド値より小さい開成速度の制限、または、開成速度の漸進的減少によれば、真空断続器の製造者により推奨された値に適合するという各真空断続器12の開成速度を実現することが可能とされる。これらの値は、各真空断続器12が開成されるときにそれらに対する破損の虞れを制限すべく製造者により推奨されるものであり、この推奨を遵守すると、各真空断続器12の動作不良の虞れを低減すること、及び、それらの寿命を延ばすことが可能とされる。
故に、本発明に係る接触器10は、単一もしくは複数の真空断続器12の破損の虞れを低減することにより、現状技術の接触器よりも長い寿命を有することが理解され得る。

Claims (12)

  1. 各々が、固定接触子(14)と、移動接触子(16)と、該移動接触子(16)に対して固着されたロッド(18)とを含む、少なくとも一つの真空断続器(12)であって、
    前記ロッド(18)は、前記移動接触子(16)が前記固定接触子(14)に当接するという当該断続器(12)の閉成位置と、前記移動接触子(16)が前記固定接触子(14)から離間されるという当該断続器(12)の開成位置との間で移動可能である、
    という少なくとも一つの真空断続器(12)と、
    前記閉成位置から前記開成位置まで各ロッド(18)を移動方向(X)に移動させる第1移動部材(20)と、
    前記閉成位置から前記開成位置までの各ロッド(18)の移動全体にわたり、該ロッド(18)の移動速度を調整する手段(30)と、
    を備える、接触器(10)。
  2. 前記調整手段(30)は、前記移動速度を所定スレッショルド値より低い速度に制限すべく構成される、請求項1に記載の接触器(10)。
  3. 前記調整手段(30)は、前記閉成位置から前記開成位置までの各ロッド(18)の移動の全体にわたり該ロッド(18)の移動速度を減少させるべく構成される、請求項1または2に記載の接触器(10)。
  4. 前記調整手段(30)は油圧式の調整手段である、請求項1から3のいずれか一つの請求項に記載の接触器(10)。
  5. 前記調整手段(30)は、少なくとも一つの油圧緩衝器(50)を含む、請求項4に記載の接触器(10)。
  6. 前記調整手段(30)は、2つの油圧緩衝器(50)を含む、請求項5に記載の接触器(10)。
  7. 当該接触器(10)は、各ロッド(18)を移動方向(X)に案内する案内部材(24)を備える、請求項1から6のいずれか一つの請求項に記載の接触器(10)。
  8. 前記2つの油圧緩衝器(50)は、前記案内部材(24)のいずれか一方の側面上に位置される、請求項6または7に記載の接触器(10)。
  9. 各油圧緩衝器(50)は、囲繞体(54)の内側で摺動方向(X)に摺動し得るピストン(56)を備え、該ピストンは流体に対する複数の通過オリフィス(58A、58B、58C、58D)を含み、該オリフィス(58A、58B、58C、58D)は前記摺動方向(X)において順次的に位置される、請求項5、6及び8のいずれか一つの請求項に記載の接触器(10)。
  10. 当該接触器(10)は、各ロッド(18)を前記移動方向(X)において前記開成位置から前記閉成位置まで移動させる第2移動部材(22)を更に備える、請求項1から9のいずれか一つの請求項に記載の接触器(10)。
  11. 当該接触器(10)は、数個の真空断続器(12)と、各断続器のロッド(18)を連結する機械的連結部材(26)とを備え、
    前記第1移動部材(20)は、前記連結部材(26)を前記閉成位置から前記開成位置まで移動させるべく構成され、
    前記調整手段(30)は、前記閉成位置から前記開成位置までの前記連結部材(26)及び各ロッド(18)の移動の全体にわたり、前記連結部材(26)の移動速度を調整すべく構成される、請求項1から10のいずれか一つの請求項に記載の接触器(10)。
  12. 前記案内部材(24)は、前記連結部材(26)を前記移動方向(X)に案内すべく構成される、請求項7または11に記載の接触器(10)。
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