JP2016101552A - 濾過装置 - Google Patents

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智也 召田
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敦史 杉原
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Naohisa Akiyama
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知之 上薗
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正人 藤田
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Abstract

【課題】電極材料を含有するペーストを円筒形状のフィルターで濾過する濾過装置において、フィルターの目詰まりを抑制する。【解決手段】濾過装置50は一方及び他方の開口21,22を有するフィルター20と、フィルター20の円筒面25の外周に配置される整流器30と、フィルター20及び整流器30を取り囲むハウジング10と、を備える。フィルター20の内腔27は、他方の開口22において流出路18と連通し、かつ一方の開口21において、流入路16と連通するハウジングの内腔17と分断されている。フィルター20の中心軸24と平行な方向において、整流器30は、一方の開口21の側からフィルター20の長さの1/10以上の長さにわたって、円筒面25を覆っている。フィルター20の中心軸24と直交する方向において、整流器30の厚さは3mm以上である。整流器30は、50μm以上、500μm以下の格子目開き35を有する。【選択図】図1

Description

本発明は電極材料を含有するペーストを濾過する濾過装置に関する。
特許文献1は非水電解質二次電池の活物質層形成用ペースト又はスラリー(以下ペーストという。)の濾過フィルターを開示している。濾過されるペーストは主として電極活物質とカーボンブラックとが非水分散媒中に分散してなるものである。かかるフィルターの目開きは50μm以下であることを特徴とする。かかるフィルターはペースト中に含まれる粗大粒子や微小金属粉末等を除去することができる。このため信頼性の高い電池を安定的に構築できる。
特開2014−102967号公報
特許文献1に記載のフィルターは円形の平板形状であるため濾過面積の大きさがその直径に制限される。図2は本願発明者らによる未開示の発明に係る濾過装置49を表す。図2に示すように濾過装置49は円筒形状のフィルター20を有する。このためフィルター20の濾過面積はその直径に制限されない。したがって、平板形状のフィルターを有する濾過装置と比較して濾過装置49は高い濾過効率を有する。
しかしながら、非ニュートン性のペーストを用いると、図2に示すフィルター20は目詰まりしやすい。具体的にはペースト流44がフィルター20を通過する際に分散質が付着する。また非ニュートン性のペーストに限らず、分散質である電極材料の固形分の割合が高いペーストほどフィルター20は目詰まりしやすい。またペースト流44の流速が大きいほどフィルター20は目詰まりしやすい。
本発明は、電極材料を含有するペーストを円筒形状のフィルターで濾過する濾過装置において、フィルターの目詰まりを抑制することを目的とする。
本発明は電極材料を含有するペーストを円筒形状のフィルターで濾過する濾過装置である。濾過装置は一方及び他方の開口を有する前記フィルターと、前記フィルターの円筒面の外周に配置される整流器と、前記フィルター及び前記整流器を取り囲むハウジングと、を備える。
前記ハウジングは、前記ペーストの流入路及び流出路を有する。前記フィルターの内腔は、前記他方の開口において前記流出路と連通し、かつ前記一方の開口において、前記流入路と連通する前記ハウジングの内腔と分断されている。
前記フィルターの中心軸と平行な方向において、前記整流器は、前記一方の開口の側から前記フィルターの長さの1/10以上の長さにわたって、前記円筒面を覆っている。前記フィルターの中心軸と直交する方向において、前記整流器の厚さは3mm以上である。前記整流器は、50μm以上、500μm以下の格子目開きを有する。前記格子目開きの開孔は、前記ハウジング側から前記フィルター側に向かって開孔している。
電極材料を含有するペーストを円筒形状のフィルターで濾過する濾過装置において、フィルターの目詰まりを抑制できる。
実施形態にかかる濾過装置の全体図である。 課題にかかる濾過装置の全体図である。
図1は実施形態にかかる濾過装置50の全体図である。また内部を参照できるように部分的に切り欠いてある。図中の濾過装置50の左半分はフィルター及び整流器の外観を表し、右半分はフィルター及び整流器の端面を表す。課題にかかる図2においては、図1と同等の構成要素に同一の符号を付すことで、その説明を省略している。
図1に示すように濾過装置50は電極材料を含有するペーストをフィルター20で濾過する。濾過装置50はハウジング10と、フィルター20と、整流器30とを備える。
上記電極材料には例えば、カーボンブラック等の黒鉛系の負極活物質、カルボキシルメチルセルロース(CMC)、結着剤が含まれる。CMCは増粘剤、安定化剤、流動化剤又は結着剤として用いられていてもよい。なお活物質は正極活物質でもよい。
上記結着剤はポリフッ化ビニリデン(PVdF)、メチルセルロース(MC)、CMC、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリエチレン(PE)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)及びスチレンブタジエンラバー(SBR)からなる群から選ばれる一又は二以上の化合物であってもよい。
図1に示すようにハウジング10は胴部11、入口部12、フランジ13及び出口部14を備える。胴部11は入口部12と出口部14との間に位置する。フランジ13は胴部11と出口部14との間に位置する。ハウジング10は胴部11においてフィルター20及び整流器30を取り囲む。フィルター20及び整流器30は内腔17に位置する。
図1に示すようにハウジング10は、ペーストの流入路16、内腔17、流出路18を有する。流入路16は入口部12を貫通している。内腔17は胴部11内に位置する。流出路18はフランジ13の内側と出口部14を貫通している。流入路16及び内腔17は互いに連通している。内腔17及び流出路18は互いに連通している。
ハウジング10の材質はステンレス鋼が好ましく、日本工業規格SUS304のステンレス鋼(国際規格ISO15510、ISOナンバー:4301-304-00-I、記号:X5CrNi18-10)が特に好ましい。
図1に示すようにフィルター20は円筒形状を有する。フィルター20は円筒形状の長手方向の両端の一方の開口21及び他方の開口22を有する。開口22側においてフィルター20はハウジング10と接する。開口22は流出路18の部分を除きハウジング10によって密閉されている。
図1に示すようにフィルター20に係る円筒形状は中心軸24を有する。中心軸24と平行な方向においてフィルター20の開口22側の端部の位置はフランジ13の胴部11側の面の位置と一致してもよい。
図1に示すようにフィルター20に係る円筒形状は開口21及び開口22の間に円筒面25を有する。フィルター20はその円筒形状の内部に内腔27を有する。内腔27は開口22において流出路18と連通する。
図1に示すように内腔27は開口21においてハウジング10の有する内腔17と分断されている。ここでいう内腔17からはフィルター20の占める部分が除外されている。特に断らない限り以下同様とする。
一例として図1に示すように開口21は蓋29で閉じられている又は塞がれている。蓋29とフィルター20とは一体に形成されていてもよい。蓋29は平板でもメッシュでも良い。メッシュである蓋29の目開きはフィルター20の目開きと同じか又はこれよりも小さい。上記構成によりペーストがフィルター20の外側にあれば濾過前であり、ペーストがフィルター20の内側にあれば濾過後となる。
図1に示すフィルター20は円筒面25に沿って格子が広がっている格子状構造体であることが好ましい。格子は円筒面25の全体に広がっていることが好ましい。格子は実質的な正方格子であることが好ましい。
図1に示すフィルター20の目開きは50μm以下であることが好ましい。フィルター20の材質は熱可塑性樹脂が好ましく、ポリプロピレン(PP)又はポリエチレン(PE)が特に好ましい。かかるフィルター20はペースト中に含まれる粗大粒子や微小金属粉末等を除去することができる。
図1に示す中心軸24と平行な方向において、フィルター20の長さは例えば254mm以上、508mm以下とすることができる。フィルター20の直径は例えば150mm以上とすることができる。
図1に示すように整流器30はフィルター20を覆う部材である。整流器30は円筒面25の周囲に配置される。または整流器30は円筒面25の外周に配置される。整流器30は湾曲した板又は四角片でもよく、円筒でもよい。整流器30は円筒面25の外周の全体を覆っていることが好ましい。
整流器30の材質はステンレス鋼が好ましく、日本工業規格SUS304のステンレス鋼(国際規格ISO15510、ISOナンバー:4301-304-00-I、記号:X5CrNi18-10)が特に好ましい。整流器30はハウジング10と同一の材料から一体に形成されていてもよい。言い換えれば整流器30はハウジング10の内腔17側の一部に、整流部として形成されていてもよい。
図1に示すように整流器30は、開口21の側から中心軸24と平行な方向に向かって円筒面25を覆っている。言い換えれば整流器30は内腔17中を流れるべきペースト流の上流側に位置する。本明細書においてペースト流とは濾過時に予定されるペーストの流れを表す。
かかるペースト流を図1に沿って詳細に説明する。ハウジング10の外部のペーストはペースト流41に乗る。ペースト流41は流入路16を通ってハウジング10の外部から内腔17に達する。流入路16は中心軸24の延長線上にある。流入路16は開口22の反対側で開口21に対向する側にある。
内腔17に達したペーストは蓋29に衝突して向きを変える。ペーストは整流部30のさらに外側に回り込んでペースト流42に乗る。ペースト流42は整流器30及びフィルター20を通って内腔17から内腔27に達する。ペーストはフィルター20を通過する際に濾過される。内腔27に達したペーストはペースト流43に乗る。ペースト流43は流出路18を通って内腔17からハウジング10の外部に達する。
上記説明した濾過時のペーストの流れを踏まえつつ図1に示す整流器30の構成を更に説明する。中心軸24と平行な方向において、整流器30がフィルター20を覆っている部分の長さLc(Length of covering part)はフィルター20の長さLf(Length of filter)の1/10以上にわたる。一例としてLc/Lfを50/480以上としてもよい。またLfが480mmであれば、Lcを50mm以上としてもよい。
図1に示すように整流器30は円筒面25における開口21の側の端から円筒面25を覆うことが好ましい。さらに整流器30はフィルター20の上流側の一部分のみ覆うだけでもよい。一例としてLc/Lfを100/480以下としてもよい。またLfが480mmであれば、Lcを100mm以下としてもよい。
上記を言い換えれば図1に示す整流器30は内腔17をフィルター20側とハウジング10側に分断しなくともよい。これは整流器30がフィルター20に対するプレフィルター又は外フィルターとして設けられたものではないからである。かかる態様においても後述するようなフィルター20の目詰まりの抑制効果が得られる。
一方で、図1に示す整流器30はフィルター20の全体を覆ってもよい。この場合整流器30はフィルター20の目詰まりをさらに強く抑制することができる。この場合、LcはLfに等しくてもよい。かかる整流器30によりフィルター20が所望の濾過性能を発揮する期間をさらに長くすることができる。
図1に示すように整流器30は中心軸24と平行な方向において、一方端31及び他方端32を備える。一方端31及び他方端32との間の長さはLc以上あることが好ましい。言い換えれば、中心軸24と平行な方向において整流器30の長さはLc以上あることが好ましい。整流器30はかかる長さを有することでフィルター20を覆っている部分の長さLcを確保することができる。
図1に示すように中心軸24と直交する方向において、整流器30の厚さT(Thickness)は3mm以上である。かかる厚さTは整流器30がフィルター20を覆う部分の厚さである。整流器30はかかる厚さを有することでペースト流42を整流することができる。
図1に示す円筒面25と整流器30のフィルター20側の面との間隔は0.1mm以上、5mm以下であることが好ましい。かかる間隔が設けられていることで、整流されたペーストはその流れる方向を実質的に保ったまま円筒面25を透過する。
図1に示すように整流器30は格子目開き35を有する格子状構造体である。かかる格子状構造体は縦格子37及び横格子38を有する。便宜的に中心軸24に対する傾きが小さい方を縦格子37と呼び、大きい方を横格子38と呼ぶものとする。かかる格子状構造体は横格子38のみ有するものであってもよい。
図1に示す格子間隔Ls(Lattice spacing)、いわゆる格子目開きは50μm以上、500μm以下である。かかる格子間隔Lsは縦格子37及び横格子38のいずれにも適用できる。縦格子37及び横格子38の格子間隔は互いに異なるものであってもよい。
図1に示す縦格子37及び横格子38の方向は制限されない。例えば縦格子37及び横格子38は互いに斜め45度の格子でも良い。縦格子37と横格子38は直交していなくともよい。整流器30は実質的に正方格子からなる格子状構造体であることが好ましい。
図1に示す中心軸24と直交する方向において、縦格子37と横格子38は互いにその厚さが異なっていてもよい。これらの厚さのうち厚い方を厚さTとしてもよく、薄い方を厚さTとしてもよい。
図1に示すように格子目開き35におけるそれぞれの開孔36は、ハウジング10からフィルター20側に向かって開孔している。格子目開き35はメッシュでもよい。縦格子37と横格子38は、隣り合う開孔36同士に挟まれた幅が異なっていてもよい。開孔36は中心軸24と直交する方向と平行に延びるように形成されていることが好ましい。
図1に示すように整流器30はペースト流42を整流する。また整流器30はフィルター20の外周側からフィルター20の内周側に向かうペーストを整流する。これによりペースト中の粒子は、これらがフィルター20に到達する前に整流される。整流されたペースト流42は中心軸24に直交する方向と平行になる。このため、ペースト流42は図1に示すペースト流44が生ずるような目詰まりを生じにくい。
上記を言い換えれば図1に示す整流器30は、ペースト流42がフィルター20を通過する際にラッシュ現象を抑制できる。ラッシュ現象とはフィルター20のようなフィルター表面でケーキ形成が起きることをいう。ケーキ形成とは良品ペーストの分散質がフィルターに付着することをいう。良品ペーストとは分散質の分散状態が良好なため本来であればフィルター20を透過するペーストをいう。
図1に示す整流器30はラッシュ現象を抑制することから、フィルター20の閉塞を抑制することができる。特に断りのない限り、本明細書においては「目詰まり」の用語はラッシュ現象による目詰まりのことをいう。
図1に示す濾過装置50においては、フィルター20の格子目開きを大きくしなくても、フィルター20の目詰まりを抑制することができる。すなわち異物除去率を低下させなくてもフィルター20の目詰まりを抑制することができる。したがってフィルター20の寿命を向上させることができる。また濾過装置50においてはフィルター20の交換頻度を低下させることができる。
ラッシュ現象はペーストの粘度を高めた場合に発生しやすい。これに対し、図1に示す濾過装置50においては、ペーストの粘度を高めた場合でもフィルター20の目詰まりを抑制できる。また非ニュートン性のペーストを用いた場合でもフィルター20の目詰まりを抑制できる。
ラッシュ現象はペースト中の分散質である電極材料の固形分の割合を高めた場合に発生しやすい。これに対し、図1に示す濾過装置50においては、かかる固形分の割合を高くした場合でもフィルター20の目詰まりを抑制できる。したがって電極材料の固形分の割合を高くすることで、電極材料の質量あたりの濾過効率を向上することができる。
ラッシュ現象はペースト流の流速を大きくした場合に発生しやすい。図1に示す濾過装置50においては、ペースト流の流速を大きくした場合でもフィルター20の目詰まりを抑制できる。したがってペースト流の流速を大きくすることで、ペースト体積あたりの濾過効率を向上することができる。
図1に示すところにならい実施例及び比較例にかかる濾過装置50を組み立てた。フィルター20(図1)の長さLfは480mmであった。フィルター20の目開きは50μmであった。フィルター20の直径は80mmであった。円筒面25と整流器30のフィルター20側の面との間隔は3mmであった。
図1に示すように中心軸24と平行な方向において整流器30の上流側に当たる一方端31と、開口21との位置を揃えた。整流器30がフィルター20を覆っている部分の長さLcは整流器30の長さと一致した。実施例1−7及び比較例1−5にかかる整流器30の格子間隔(格子目開き)Ls、厚さT及び長さLcを表1に示す通りとした。
Figure 2016101552
ペーストは以下の通り作製した。分散質全体(100質量%)に対して98質量%以上、98.5質量%以下の活物質、0.5質量%以上、1.0質量%以下のCMC及び1.0質量%の結着剤を配合した。活物質は黒鉛であった。結着剤はSBRであった。最終固形分率NVは63%であった。回転式粘度計で測定される粘度は回転速度1rpmにおいて9.8Pa秒であった。
濾過装置50の流入路16より上記ペーストを流し入れた。一方、流出路18より上記ペーストを流し出した。流量は毎分0.03Lであった。
表1中の判定は以下の基準で判定した結果を示す。各例において整流器30が無い場合と比べて目詰まりの早さを判定した。
− フィルター20の目詰まりが早かった又は同等であった。
+ フィルター20の目詰まりは遅かった。
++ フィルター20が目詰まりするような傾向は見られなかった。
表1に示すように実施例1−3においてはフィルター20(図1)の目詰まりの抑制が見られた。一方、比較例1,2においてはかかる抑制が見られなかった。比較例1においてはケーキ形成が顕著に見られた。比較例2においては、フィルター20の目詰まりが早いことから整流効果なしと判定された。このため、整流器30の格子間隔Lsが50μm以上、500μm以下であれば、整流器30が無い場合よりもフィルター20の寿命が向上することが分かった。
表1に示すように実施例3−4においてはフィルター20(図1)の目詰まりの抑制が見られた。一方、比較例3においてはかかる抑制が見られなかった。比較例3においては、フィルター20の目詰まりが早いことから整流効果なしと判定された。このため、整流器30の厚さTが3μm以上であれば、整流器30が無い場合よりもフィルター20の寿命が向上することが分かった。
表1に示すように実施例2,5−7においてはフィルター20(図1)の目詰まりの抑制が見られた。一方、比較例4,5においてはかかる抑制が見られなかった。このため、整流器30がフィルター20を覆っている部分の長さLcが50μm以上であれば、整流器30が無い場合よりもフィルター20の寿命が向上することが分かった。
なお、本発明は上記実施形態又は実施例に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。フィルター20は一層又は二層以上のフィルターでもよい。フィルター20が二層以上のフィルターである場合、整流器30はフィルター20の最外層のフィルターに面するものであることが好ましい。
10 ハウジング
11 胴部
12 入口部
13 フランジ
14 出口部
16 流入路
17 内腔
18 流出路
20 フィルター
21,22 開口
24 中心軸
25 円筒面
27 内腔
29 蓋
30 整流器
31 一方端
32 他方端
35 格子目開き
36 開孔
37 縦格子
38 横格子
41〜44 ペースト流
49,50 濾過装置
Lc 整流器30がフィルター20を覆っている部分の長さ
Lf フィルター20の長さ
Ls 格子間隔
T 整流器30の厚さ

Claims (1)

  1. 電極材料を含有するペーストを円筒形状のフィルターで濾過する濾過装置であって、
    一方及び他方の開口を有する前記フィルターと、
    前記フィルターの円筒面の外周に配置される整流器と、
    前記フィルター及び前記整流器を取り囲むハウジングと、を備え、
    前記ハウジングは、前記ペーストの流入路及び流出路を有し、
    前記フィルターの内腔は、前記他方の開口において前記流出路と連通し、かつ前記一方の開口において、前記流入路と連通する前記ハウジングの内腔と分断されており、
    前記フィルターの中心軸と平行な方向において、前記整流器は、前記一方の開口の側から前記フィルターの長さの1/10以上の長さにわたって、前記円筒面を覆っており、
    前記フィルターの中心軸と直交する方向において、前記整流器の厚さは3mm以上であり、
    前記整流器は、50μm以上、500μm以下の格子目開きを有し、
    前記格子目開きの開孔は、前記ハウジング側から前記フィルター側に向かって開孔している、
    濾過装置。
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