JP2016101376A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016101376A
JP2016101376A JP2014241972A JP2014241972A JP2016101376A JP 2016101376 A JP2016101376 A JP 2016101376A JP 2014241972 A JP2014241972 A JP 2014241972A JP 2014241972 A JP2014241972 A JP 2014241972A JP 2016101376 A JP2016101376 A JP 2016101376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lint
screw
downstream
discharge space
fin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014241972A
Other languages
English (en)
Inventor
陽一 松延
Yoichi Matsunobu
陽一 松延
智行 奥野
Satoyuki Okuno
智行 奥野
康司 浦井
Yasushi Urai
康司 浦井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Priority to JP2014241972A priority Critical patent/JP2016101376A/ja
Publication of JP2016101376A publication Critical patent/JP2016101376A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】スクリューの下流側にリントが絡みつくのを抑え、スクリューをスムーズに回転できるようにする。【解決手段】スクリュー120の回転軸121の上流端及び下流端は、上流側支持部115及び下流側支持部116によって回転可能に支持される。下流側支持部116は、リント導出部113の天井部分から下方に延びることで、リント導出部113の排出空間113a内に配設されている。下流側支持部116は、排出空間113a内において、排出空間113aを区画するリント導出部113における下流側の側壁よりも搬送方向の上流側に配設されることで、側壁との間に隙間が設けられる。【選択図】図6

Description

本発明は、衣類乾燥機に関するものである。
従来より、衣類乾燥機では、ドラムから排出される空気にリント(糸屑)が混入している。そこで、空気流路の途中にフィルタを設けるとともに、フィルタに付着したリントをリント除去装置で除去するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、略半円筒形のメッシュ部を備えたフィルタの内周面にリントが付着しており、メッシュ部の内周面に沿って当接する螺旋形状部としてのスクリューを備えたリント除去装置によってリントを掻き取るようにした構成が開示されている。スクリューによって掻き取られたリントは、リント除去装置の回転軸に沿う方向に移動することで、リント収容領域まで移送される。
特開2013−123444号公報
しかしながら、従来のリント除去装置のように、スクリューを回転させてリントを移送するようにした構成では、スクリューの下流端を回転可能に支持している支持部周辺にリントが押し付けられて絡みついてしまい、リント収容領域まで搬送できないという問題がある。そして、スクリューや支持部に絡みついたリントの量が多くなると、リントが邪魔になってスクリューが回転し難くなり、スクリューに過度の負荷がかかるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、スクリューの下流側にリントが絡みつくのを抑え、スクリューをスムーズに回転できるようにすることにある。
本発明は、衣類を収容するドラムと、該ドラムの排気口から排気された乾燥用の空気が流通する空気流路と、該空気流路の途中に配設されて衣類から発生したリントを除去するリント除去装置とを備えた衣類乾燥機を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記リント除去装置は、
前記空気流路を横切るように配設され、該空気流路の上流側が開口した断面円弧状に形成されることで、空気中のリントを内周面に捕捉するリントフィルタと、
前記リントフィルタの内部に回転可能に配設され、該リントフィルタの内周面に捕捉されたリントを掻き取って該リントフィルタの一端側に設けられた排出空間に向かって搬送する螺旋状のフィンを有するスクリューと、
前記排出空間の下方に配設されて前記スクリューによって該排出空間まで搬送された後で落下したリントを回収するリントボックスと、
前記スクリューの回転軸における上流端及び下流端をそれぞれ回転可能に支持する上流側支持部及び下流側支持部とを備え、
前記下流側支持部は、前記排出空間内において、該排出空間を区画する下流側の側壁に対して隙間を存して該側壁よりも搬送方向の上流側に配設されていることを特徴とするものである。
第1の発明では、スクリューの回転軸の上流端及び下流端は、上流側支持部及び下流側支持部によって回転可能に支持される。下流側支持部は、排出空間内において、排出空間を区画する下流側の側壁よりも搬送方向の上流側に配設されることで、側壁との間に隙間が設けられる。
このような構成とすれば、スクリューによってリントを排出空間まで搬送したときに、下流側支持部の周辺にリントが絡みつこうとしても、順次搬送されてくるリントに押し出されて、下流側支持部と側壁との隙間からリントが落下することとなる。これにより、スクリューの下流側にリントが絡みつくのを抑え、スクリューをスムーズに回転させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記スクリューのフィンにおける下流側の端部は、該スクリューの回転方向の下流側に向かって延び、
前記フィンの下流側の端縁には、その一部が切り欠かれた切欠き部が形成されていることを特徴とするものである。
第2の発明では、スクリューのフィンにおける下流側の端部がスクリューの回転方向の下流側に向かって延びている。そして、フィンの下流側の端縁に切欠き部を形成することで、下流側支持部の周辺に絡みつこうとするリントを切欠き部によって掻き取ってリントボックスに落下させることができる。
第3の発明は、第1の発明において、
前記スクリューのフィンにおける下流側の端部は、該スクリューの軸方向の下流側に向かって延び、
前記フィンの下流側の端縁には、その一部が切り欠かれた切欠き部が形成されていることを特徴とするものである。
第3の発明では、スクリューのフィンにおける下流側の端部がスクリューの軸方向に向かって延びている。そして、フィンの下流側の端縁に切欠き部を形成することで、下流側支持部の周辺に絡みつこうとするリントを切欠き部によって掻き取ってリントボックスに落下させることができる。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のうち何れか1つにおいて、
前記下流側支持部における前記スクリューのフィンに対向する面には、該フィン側に突出する突出部が設けられていることを特徴とするものである。
第4の発明では、下流側支持部におけるスクリューのフィンに対向する面に突出部を設けることで、スクリューとともに回転しながら搬送されるリントを突出部に衝突させてスクリューから引き剥がすことができる。
第5の発明は、第4の発明において、
前記突出部は、突出側端部に向かって先細となる形状に形成されていることを特徴とするものである。
第5の発明では、突出部が突出側端部に向かって先細となっているので、スクリューとともに回転しながら搬送されるリントが突出部に衝突したときに、突出部の傾斜面に沿ってスムーズに引き剥がされることとなるので、スクリューに過度の負荷がかかるのを抑えることができる。
第6の発明は、第4又は第5の発明において、
前記突出部は、前記下流側支持部における前記スクリューの回転軸よりも回転方向の下流側にシフトした位置に設けられていることを特徴とするものである。
第6の発明では、突出部が下流側支持部におけるスクリューの回転軸よりも回転方向の下流側にシフトした位置に設けられているので、スクリューとともに回転しながら搬送されるリントが突出部に衝突するタイミングを遅らせることができ、リントが引っかかり難くなる。
第7の発明は、衣類を収容するドラムと、該ドラムの排気口から排気された乾燥用の空気が流通する空気流路と、該空気流路の途中に配設されて衣類から発生したリントを除去するリント除去装置とを備えた衣類乾燥機を対象とするものであって、
前記リント除去装置は、
前記空気流路を横切るように配設され、該空気流路の上流側が開口した断面円弧状に形成されることで、空気中のリントを内周面に捕捉するリントフィルタと、
前記リントフィルタの内部に回転可能に配設され、該リントフィルタの内周面に捕捉されたリントを掻き取って該リントフィルタの一端側に設けられた排出空間に向かって搬送する螺旋状のフィンを有するスクリューと、
前記排出空間の下方に配設されて前記スクリューによって該排出空間まで搬送された後で落下したリントを回収するリントボックスと、
前記スクリューの回転軸における上流端及び下流端をそれぞれ回転可能に支持する上流側支持部及び下流側支持部とを備え、
前記スクリューの回転軸における下流側の端部には、前記排出空間内において径方向に突出し且つ軸方向に延びる払い落とし板が設けられていることを特徴とするものである。
第7の発明では、スクリューの回転軸における下流側の端部に払い落とし板が設けられる。払い落とし板は、排出空間内において径方向に突出し且つ軸方向に延びている。
このような構成とすれば、スクリューによってリントを排出空間まで搬送したときに、下流側支持部の周辺にリントが絡みつこうとしても、払い落とし板によってリントを強制的に払い落とすことができる。これにより、スクリューの下流側にリントが絡みつくのを抑え、スクリューをスムーズに回転させることができる。
第8の発明は、第7の発明において、
前記払い落とし板における軸方向の下流側の端縁には、その一部が切り欠かれた切欠き部が形成されていることを特徴とするものである。
第8の発明では、払い落とし板における軸方向の下流側の端縁に切欠き部が形成されているので、下流側支持部の周辺に絡みつこうとするリントを切欠き部によって掻き取ってリントボックスに落下させることができる。
本発明によれば、スクリューの下流側にリントが絡みつくのを抑え、スクリューをスムーズに回転させることができる。
本実施形態1の衣類乾燥機の外観を示す概略斜視図である。 衣類乾燥機の内部の構造を示す概略断面図である。 衣類乾燥機の主な機器を示す概略斜視図である。 リント除去装置を示す概略斜視図である。 リント除去装置の概略正面図である。 リント除去装置の概略断面図である。 下流側支持部の周辺を拡大して示す斜視図である。 下流側支持部の周辺を拡大して示す平面断面図である。 ドラムから流出する空気の流れを説明する概略図である。 本実施形態2に係るスクリューの構成を示す正面断面図である。 本変形例1に係る下流側支持部の周辺を拡大して示す平面断面図である。 本変形例2に係る下流側支持部の周辺を拡大して示す平面断面図である。 本変形例3に係る下流側支持部の周辺を拡大して示す平面断面図である。 本変形例4に係るスクリューの構成を示す正面断面図である。 衣類乾燥機のその他の実施形態を示す概略斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。また、説明で用いる上下左右等の方向は、図1に示す矢印に従うものとする。
《実施形態1》
<衣類乾燥機の全体構造>
図1及び図2に、本実施形態の衣類乾燥機1を示す。この衣類乾燥機1は、やや縦長な略直方体形状をした筐体2を有し、その筐体2の前面の上部に、衣類が出し入れされる投入口3が形成されている。
投入口3は、馬蹄形状の外観を有している。具体的には、投入口3の縁の上側部分は、優弧状に形成されており、投入口3の縁の下端部は、左右幅方向(略水平方向)に延びる弦状に形成されている。
投入口3の上側には、タッチパネル等の操作部4が設置されている。操作部4の後方の筐体2の内部には、基板等の電子部品5が設置されている。筐体2の前面には、扉6がヒンジを介して取り付けられていて、投入口3は、その扉6によって開閉される。
筐体2の前部には、円環状に凹む環状凹部2aと、環状凹部2aの内縁から張り出して投入口3を区画する外フランジ部2b、外フランジ部2bの内縁から筐体2の内部に向かって張り出す筒状の内フランジ部11などが形成されている。
扉6の投入口3側には、環状凹部2a、外フランジ部2b、及び内フランジ部11に嵌まり込む膨出部6aが設けられている。内フランジ部11の下端部には、排気口20が設けられている。
(ドラム)
筐体2の内部には、衣類を収容するドラム30が設置されている。ドラム30は、その前端部に、衣類が出し入れされる開口30aを有する有底円筒状の部材である。ドラム30は、その開口30aを投入口3に向け、前後方向に延びる横軸J回りに回転自在な状態で筐体2に支持されている。
具体的には、ドラム30の後端部の中心部分が筐体2の後部に軸支されており、ドラム30の前端部の周縁部分が筐体2の前部に設置された複数のガイドローラ13に支持されている。
ドラム30の後端部には、メッシュフィルタで覆われた円形の通気口30bが形成されている。ドラム30の内面には、撹拌板30cが取り付けられている。乾燥運転時には、不図示の駆動モータにより、ドラム30は回転駆動される。
(構成機器)
図3に示すように、空調装置40、送風装置50、リント除去装置100などの衣類乾燥機1を構成する主な機器は、衣類乾燥機1の下部に集約して配置されている。
これら機器を衣類乾燥機1の下部に配置することで、十分な設置スペースが確保でき、大型で強力な機器が選択できる。重心が下がって衣類乾燥機1を安定的に設置できるし、乾燥運転時に振動を発生するドラム30の下側に位置するため、その振動が抑制できる効果も得られる。
(空調装置)
空調装置40は、蒸発器41、凝縮器42、圧縮機43などで構成されている。ドラム30の下方には、ダクトカバー44が設置されている。筐体2の床面にダクトカバー44が取り付けられることにより、前後方向に延びる横幅の大きい排気ダクト45が構成されている。
蒸発器41、凝縮器42は、いずれも横幅が大きい直方体状の外観を有し、前後に並んだ状態でダクトカバー44に収容されている。それにより、乾燥運転時に排気口20から流出する空気は、蒸発器41の前側から取り込まれ、蒸発器41で冷却されて除湿された後、凝縮器42で再加熱され、乾燥した状態で排気ダクト45に送り出される。
圧縮機43は、ダクトカバー44の左横に配置されている。なお、空調装置40には、これら以外にも弁や配管等が設置されているが、これらについては図示を省略している。
(送風装置)
送風装置50は、ファンモータ51、送風ファン52、ファンカバー53などで構成されていて、衣類乾燥機1の後部における圧縮機43の後方に配置されている。圧縮機43の前方には、筐体2の内部に外気を取り込む外気取込ファン55が配置されている。
送風ファン52は、例えば遠心ファンなどであり、ファンカバー53で覆われている。ファンカバー53には、吸込口と吐出口とが設けられていて、吸込口が排気ダクト45の後端(下流側)に接続されている。
筐体2の後壁の内面に沿って、給気ダクト56が設けられている。ファンカバー53の吐出口は、給気ダクト56の一端に接続されている。給気ダクト56の他端には、円形の給気口57が形成されている。給気口57がドラム30の通気口30bに突き合わされることにより、給気ダクト56は、給気口57及び通気口30bを通じてドラム30の後部に連通している。
送風ファン52は、乾燥運転時に、ファンモータ51の駆動によって回転し、排気口20から給気口57に向かう空気の流れを発生させる。それにより、ドラム30を経由する空気の循環が形成される(図2の矢印参照)。送風ファン52と空調装置40との協働により、開口30a及び排気口20を通じて湿った空気がドラム30から流出し、給気口57及び通気口30bを通じて乾燥した空気がドラム30に流入する。
内フランジ部11の下側には、空気を受け入れる横長な空気導入口111a(図3参照)が上向きに開口している。空気導入口111aは、空気取込口17(図9参照)を介して排気ダクト45に連通している。
(排気口)
図2に示すように、排気口20は、複数のフィンなどで構成されていて、内フランジ部11の下端部に設けられている。排気口20の上部20aは、横長な矩形に形成されている。排気口20の内側部20bは、弓形に形成されていて、ドラム30の開口30aの下端部と前後に対向するように配置されている。
扉6が閉じられた時には、排気口20の上部20aは、扉6の膨出部6aと隙間を隔てて上下に対向し、排気口20の内側部20bは、ドラム30の内部に臨む。すなわち、排気口20は、扉6が閉じられた状態においてドラム30の前部に連通する。乾燥運転中のドラム30の空気は、主に排気口20の内側部20bを通って下方に向かう。
(リント除去装置)
リント除去装置100は、排気口20から流出する空気中のリントを除去する装置である。
図4〜図6に、リント除去装置100の構成を詳しく示す。リント除去装置100は、枠体110、スクリュー120、リントフィルタ130などで構成されている。
スクリュー120は、回転軸121や螺旋状のフィン122などで横長に構成されている。フィン122の外径は、全域にわたって同一に設計されている。スクリュー120は、図示しないスクリューモータによって回転駆動される。
枠体110は、空気導入部111、リント処理部112、リント導出部113などで構成されている。空気導入部111は、排気口20を通って下方に向かう空気をリント処理部112に導入する横長な筒状部分である。空気導入部111の上部には、空気を受け入れる横長な空気導入口111aが上向きに開口している。
リント処理部112は、空気導入部111の下側に連続して設けられていて、スクリュー120が、空気導入部111に対して右方向にずれて位置するように、オフセットされている。
リント処理部112の上流側及び下流側には、上流側支持部115及び下流側支持部116がそれぞれ配設されている。スクリュー120の回転軸121における上流端及び下流端は、上流側支持部115及び下流側支持部116によってそれぞれ回転可能に支持されている。下流側支持部116は、リント導出部113の天井部分から下方に延びることで、リント導出部113の排出空間113a内に配設されている。排出空間113aの下方には、スクリュー120によって排出空間113aまで搬送された後で落下したリントを回収するリントボックス61が配設されている(図9参照)。
ここで、下流側支持部116は、排出空間113a内において、排出空間113aを区画するリント導出部113における下流側の側壁よりも搬送方向の上流側に配設されている。これにより、リント導出部113の下流側の側壁と下流側支持部116との間に隙間が設けられる。
このような構成とすれば、スクリュー120によってリントを排出空間113aまで搬送したときに、下流側支持部116の周辺にリントが絡みつこうとしても、順次搬送されてくるリントに押し出されて、下流側支持部116と側壁との隙間からリントが落下することとなる。これにより、スクリュー120の下流側にリントが絡みつくのを抑え、スクリュー120をスムーズに回転させることができる。
図7及び図8に示すように、スクリュー120のフィンにおける下流側の端部は、スクリュー120の回転方向の下流側に向かって延びている。そして、フィン122の下流側の端縁には、その一部が切り欠かれた切欠き部125が形成されている。この切欠き部125によって、フィン122の下流側の端部が櫛歯状に形成される。これにより、下流側支持部116に絡みつこうとするリントを切欠き部125によって掻き取ってリントボックス61に落下させることができる。
また、下流側支持部116におけるスクリュー120のフィン122に対向する面には、フィン122側に突出する突出部116aが設けられている。突出部116aは、上下方向に延びる直方体状に形成され、平面視でスクリュー120の回転軸121の中心と略同じ位置でフィン122側に突出している。突出部116aの先端部とフィン122との間には、リントが詰まらないように所定の隙間が設けられている。これにより、スクリュー120とともに回転しながら搬送されるリントを突出部116aに衝突させてスクリュー120から引き剥がすことができる。
図4〜図6に示すように、リント処理部112には、空気の流路を横切るようにして、断面U状の横長なリントフィルタ130が脱着可能に装着されている。リントフィルタ130は、リントを通さない孔径のシート状のメッシュフィルタ131と、メッシュフィルタ131を支持する断面U状の横長なフィルタフレーム132とで一体的に構成されている。
リントフィルタ130は、その内側の断面円弧状の表面(捕捉面130a)を空気の流路の上流側に向け、その捕捉面130aがスクリュー120に沿うようにして、リント処理部112に装着されている。
捕捉面130aの内径は、フィン122の外径よりも大きく設定されていて、フィン122と捕捉面130aとの間には、図6に示すように、全域にわたって隙間Sが存在している。
このリント除去装置100は、衣類の乾燥運転中は作動せず、衣類の乾燥が行われていない時(例えば、衣類乾燥機1の運転終了後や運転開始前などの送風装置や空調装置が作動していない時)の一定期間に作動するように設定されている。
すなわち、乾燥運転中に循環する空気中のリントは、リントフィルタ130に捕捉され、捕捉面130aに蓄積される。リントフィルタ130は、少なくとも1回の乾燥運転で発生するリント量では目詰まりを生じない大きさ及び形状に設計されている。
その結果、乾燥運転の終了後には、捕捉面130aに残るリントによって膜状のリントの塊が形成される(リント膜LM)。このリント膜LMが、スクリュー120が回転することによってリントフィルタ130から掻き取られ、リントフィルタ130の左側に押し出される。
乾燥運転中に、リント除去装置100が作動することがないうえ、リントを一括して除去できるため、短時間での除去が可能になる。その結果、複雑な制御や高機能な装置が不要になり、部材コストやランニングコストが抑制できる。
リント導出部113は、リント処理部112の左側に隣接し、空気導入部111の左端の下方に位置する筒状の部分であり、内部に排出空間113aを有する。リント導出部113は、リントフィルタ130から押し出されるリント膜LMを受け入れて、そのリント膜LMをリントボックス61へと誘導する。
(リントボックス)
図9に示すように、リントボックス61は、上方が開口した箱形状に形成されており、リント導出部113の下方に配置されている。リントボックス61には、リント導出部113から落下したリント膜LMが蓄積される。
リント膜LMが押し出されるリントフィルタ130の左端部の近くにリントボックス61を配置することで、移送し難いリント膜LMを、複雑な移送機構を設けなくても容易にリントボックス61に送り込むことができる。
リントフィルタ130の左に隣接するリント導出部113の下方にリントボックス61を配置したことで、リントフィルタ130から押し出されたリント膜LMを、そのままリントボックス61に落とし込むことができる。
2次フィルタ64は、排気ダクト45の手前側に開口する空気取込口17を覆う、横長な矩形のシート状のスクリーンフィルタを有する。2次フィルタ64のスクリーンフィルタは、リントフィルタ130よりも孔径の小さなメッシュフィルタを用いて形成されている。
《実施形態2》
図10は、本実施形態2に係るスクリューの構成を示す正面断面図である。以下、前記実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図10に示すように、リント処理部112の下流側には、下流側支持部116が配設されている。スクリュー120の回転軸121における下流端は、下流側支持部116によって回転可能に支持されている。下流側支持部116は、リント導出部113の下流側の側壁に埋め込まれている。
スクリュー120の回転軸121における下流側の端部には、払い落とし板123が設けられている。払い落とし板123は、排出空間113a内において径方向に突出し且つ軸方向に延びている。払い落とし板123は、フィン122の下流側の端部に連続して軸方向に延びるように一体に形成されている。
このように、スクリュー120の回転軸121に払い落とし板123を設けることで、スクリュー120によってリントを排出空間113aまで搬送したときに、下流側支持部116の周辺にリントが絡みつこうとしても、払い落とし板123によってリントを強制的に払い落とすことができる。これにより、スクリュー120の下流側にリントが絡みつくのを抑え、スクリュー120をスムーズに回転させることができる。
《変形例1》
図11は、本変形例1に係る下流側支持部の周辺を拡大して示す平面断面図である。図11に示すように、下流側支持部116におけるスクリュー120のフィン122に対向する面には、フィン122側に突出する突出部116aが設けられている。突出部116aは、上下方向に延びる直方体状に形成され、平面視で下流側支持部116におけるスクリュー120の回転軸121よりも回転方向の下流側にシフトした位置に設けられている。
これにより、スクリュー120とともに回転しながら搬送されるリントが突出部116aに衝突するタイミングを遅らせることができ、リントが引っかかり難くなる。
《変形例2》
図12は、本変形例2に係る下流側支持部の周辺を拡大して示す平面断面図である。図12に示すように、下流側支持部116におけるスクリュー120のフィン122に対向する面には、フィン122側に突出する突出部116aが設けられている。突出部116aは、突出部116aは、突出側端部に向かって先細となる形状に形成されている。本変形例では、突出部116aは、平面視で鈍角となるように形成されている。
これにより、スクリュー120とともに回転しながら搬送されるリントが突出部116aに衝突したときに、突出部116aの傾斜面に沿ってスムーズに引き剥がされることとなるので、スクリュー120に過度の負荷がかかるのを抑えることができる。
なお、本変形例では、リントが衝突したときの抵抗を軽減できるように、突出部116aを平面視で鈍角となるように形成するようにしているが、突出部116aを平面視で鋭角となるように形成してもよい。
《変形例3》
図13は、本変形例3に係る下流側支持部の周辺を拡大して示す平面断面図である。図13に示すように、スクリュー120のフィン122における下流側の端部は、スクリュー120の軸方向の下流側に向かって延びている。そして、フィン122の下流側の端縁には、その一部が切り欠かれた切欠き部125が形成されている。
これにより、下流側支持部116の周辺に絡みつこうとするリントを切欠き部125によって掻き取ってリントボックス61に落下させることができる。
《変形例4》
図14は、本変形例4に係るスクリューの構成を示す正面断面図である。図14に示すように、スクリュー120の回転軸121における下流側の端部には、払い落とし板123が設けられている。払い落とし板123は、排出空間113a内において径方向に突出して軸方向に延びている。払い落とし板123は、フィン122の下流側の端部に連続して軸方向に延びるように一体に形成されている。そして、払い落とし板123における軸方向の下流側の端縁には、その一部が切り欠かれた切欠き部125が形成されている。
これにより、下流側支持部116の周辺にリントが絡みつこうとしても、切欠き部125によってリントを掻き取るとともに、掻き取ったリントを払い落とし板123によって強制的に払い落とすことができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態1では、下流側支持部116をリント導出部113の天井部分から下方に延ばすことで、排出空間113a内に配設するようにしたが、この形態に限定するものではない。例えば、リント導出部113の背面壁又は正面壁から排出空間113a内部に下流側支持部116を突出させた構成としてもよい。また、リント導出部113の下方から上方に向かって下流側支持部116を延ばした構成としてもよい。
また、本実施形態1では、下流側支持部116の突出部116aを直方体状に形成しているが、この形態に限定するものではない。例えば、スクリュー120とともに回転しながら搬送されるリントがスムーズに引き剥がされるように、リントが衝突する側の面を円弧状に形成する等してもよい。
また、本実施形態2では、払い落とし板123は、スクリュー120におけるフィン122の下流側の端部に連続して軸方向に延びるように一体に形成するようにしたが、この形態に限定するものではない。例えば、スクリュー120の回転軸121における下流側の端部に、フィン122とは別の部材で構成された払い落とし板123を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態1,2では、下流側支持部116に絡みつこうとするリントを掻き取るために、スクリュー120のフィン122の下流側の端部に切欠き部125を設けるようにしているが、この構成に加えて、フィン122とは別の部材をスクリュー120の回転軸121の下流側の端部に設けるようにしてもよい。
例えば、スクリュー120の回転軸121における、フィン122の下流側の端部とは反対側に軸方向に沿って延びる板部材を一体に設けるようにすれば、この板部材によってもリントを掻き取ることができるとともに、補強リブとしても機能させることができる。また、スクリュー120の回転軸121の下流側の端部に、撹拌用のプロペラを一体に設けるようにすれば、リントをかき混ぜながら掻き取ることができる。
また、本実施形態では、ドラム30に空気を循環供給する空気循環型の衣類乾燥機1を説明したが、排気型の衣類乾燥機1であってもよい。
図15にその一例を示す。排気ダクト45の内部には、空調装置40は設置されておらず、排気ダクト45の下流側に、筐体2の外部に通じる排風口45aが形成されている。ファンカバー53の側面には吸込口53aが形成されていて、送風装置50は、吸込口53aを通じてその内部に外気を取り入れる。
給気ダクト56は、排気ダクト45と別個に形成されている。給気ダクト56の内部には、ヒータなどの加熱装置200が設置されており、吸込口53aから取り入れられた空気が加熱装置200で加熱された後、給気口57を通じてドラム30に流入する。
排気ダクト45に流入する空気は、そのまま排風口45aを通じて衣類乾燥機1の外部に流出する。
以上説明したように、本発明は、スクリューの下流側にリントが絡みつくのを抑え、スクリューをスムーズに回転できるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
1 衣類乾燥機
20 排気口
30 ドラム
61 リントボックス
100 リント除去装置
113a 排出空間
115 上流側支持部
116 下流側支持部
116a 突出部
120 スクリュー
121 回転軸
122 フィン
123 払い落とし板
125 切欠き部
130 リントフィルタ

Claims (8)

  1. 衣類を収容するドラムと、該ドラムの排気口から排気された乾燥用の空気が流通する空気流路と、該空気流路の途中に配設されて衣類から発生したリントを除去するリント除去装置とを備えた衣類乾燥機であって、
    前記リント除去装置は、
    前記空気流路を横切るように配設され、該空気流路の上流側が開口した断面円弧状に形成されることで、空気中のリントを内周面に捕捉するリントフィルタと、
    前記リントフィルタの内部に回転可能に配設され、該リントフィルタの内周面に捕捉されたリントを掻き取って該リントフィルタの一端側に設けられた排出空間に向かって搬送する螺旋状のフィンを有するスクリューと、
    前記排出空間の下方に配設されて前記スクリューによって該排出空間まで搬送された後で落下したリントを回収するリントボックスと、
    前記スクリューの回転軸における上流端及び下流端をそれぞれ回転可能に支持する上流側支持部及び下流側支持部とを備え、
    前記下流側支持部は、前記排出空間内において、該排出空間を区画する下流側の側壁に対して隙間を存して該側壁よりも搬送方向の上流側に配設されていることを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 請求項1において、
    前記スクリューのフィンにおける下流側の端部は、該スクリューの回転方向の下流側に向かって延び、
    前記フィンの下流側の端縁には、その一部が切り欠かれた切欠き部が形成されていることを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 請求項1において、
    前記スクリューのフィンにおける下流側の端部は、該スクリューの軸方向の下流側に向かって延び、
    前記フィンの下流側の端縁には、その一部が切り欠かれた切欠き部が形成されていることを特徴とする衣類乾燥機。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1つにおいて、
    前記下流側支持部における前記スクリューのフィンに対向する面には、該フィン側に突出する突出部が設けられていることを特徴とする衣類乾燥機。
  5. 請求項4において、
    前記突出部は、突出側端部に向かって先細となる形状に形成されていることを特徴とする衣類乾燥機。
  6. 請求項4又は5において、
    前記突出部は、前記下流側支持部における前記スクリューの回転軸よりも回転方向の下流側にシフトした位置に設けられていることを特徴とする衣類乾燥機。
  7. 衣類を収容するドラムと、該ドラムの排気口から排気された乾燥用の空気が流通する空気流路と、該空気流路の途中に配設されて衣類から発生したリントを除去するリント除去装置とを備えた衣類乾燥機であって、
    前記リント除去装置は、
    前記空気流路を横切るように配設され、該空気流路の上流側が開口した断面円弧状に形成されることで、空気中のリントを内周面に捕捉するリントフィルタと、
    前記リントフィルタの内部に回転可能に配設され、該リントフィルタの内周面に捕捉されたリントを掻き取って該リントフィルタの一端側に設けられた排出空間に向かって搬送する螺旋状のフィンを有するスクリューと、
    前記排出空間の下方に配設されて前記スクリューによって該排出空間まで搬送された後で落下したリントを回収するリントボックスと、
    前記スクリューの回転軸における上流端及び下流端をそれぞれ回転可能に支持する上流側支持部及び下流側支持部とを備え、
    前記スクリューの回転軸における下流側の端部には、前記排出空間内において径方向に突出し且つ軸方向に延びる払い落とし板が設けられていることを特徴とする衣類乾燥機。
  8. 請求項7において、
    前記払い落とし板における軸方向の下流側の端縁には、その一部が切り欠かれた切欠き部が形成されていることを特徴とする衣類乾燥機。
JP2014241972A 2014-11-28 2014-11-28 衣類乾燥機 Pending JP2016101376A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014241972A JP2016101376A (ja) 2014-11-28 2014-11-28 衣類乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014241972A JP2016101376A (ja) 2014-11-28 2014-11-28 衣類乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016101376A true JP2016101376A (ja) 2016-06-02

Family

ID=56087934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014241972A Pending JP2016101376A (ja) 2014-11-28 2014-11-28 衣類乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016101376A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7251906B2 (en) Drum type washing and drying machine
JP7044525B2 (ja) 衣類乾燥機
US10077528B2 (en) Clothes dryer
EP2366044B1 (en) Dryer
US9217220B2 (en) Dryer and foreign material removing apparatus thereof
KR102342579B1 (ko) 의류 건조기
JP2016107025A (ja) 衣類乾燥機
JP5649483B2 (ja) 除去装置及び乾燥装置
US10301764B2 (en) Dryer appliances with improved vent ducts
JP2018033794A (ja) フィルター清掃装置及び衣類乾燥機
JP2013236695A (ja) 衣類乾燥機
JP2016101376A (ja) 衣類乾燥機
JP2016101375A (ja) 衣類乾燥機
JP2016101374A (ja) 衣類乾燥機
JP2011130789A (ja) 衣類乾燥機
JP2011130788A (ja) 衣類乾燥機
JP5139842B2 (ja) リント除去装置
JP4566112B2 (ja) 衣類乾燥機
JP6111412B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2016101368A (ja) 衣類乾燥機
JP2014076229A (ja) 衣類乾燥機
KR101842199B1 (ko) 건조기
JP2013153933A (ja) 衣類乾燥機
JP5593691B2 (ja) 衣類乾燥機
JP6910024B2 (ja) フィルター清掃装置及び乾燥機