JP2016100794A - 通信装置、および通信装置の制御方法 - Google Patents

通信装置、および通信装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】良好な無線通信を実現する。【解決手段】検知対象の位置に対応する領域を決定する領域決定部(32)と、複数の領域と対応付けられて形成された複数のアンテナ(AN1〜N)のうち、領域決定部(32)が決定した領域とは異なる領域と対応付けられたアンテナを選択するアンテナ選択部(33)と、アンテナ選択部(33)が選択したアンテナを用いて通信する通信部(34)と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のアンテナを備え、無線通信にて通信する通信装置、および通信装置の制御方法に関する。
携帯電話などのモバイル端末のアンテナとして、ディスプレイの画面に取り付けられるディスプレイ用透明アンテナが知られている。
一般的なディスプレイ用透明アンテナについて図10を用いて説明する。図10(a)、(b)はディスプレイ用透明アンテナを説明するための図である。図10(a)に示すようにディスプレイ用透明アンテナ101は、携帯端末100の表示部上に配置されている。そして、図10(b)に示すように、ディスプレイ用透明アンテナ101は、剥離シート、透明粘着層、透明プラスチックシート、導電部、透明カバー層が、この順序で積層した層構造となっている。
また、特許文献1には、携帯電話の表示画面の表示範囲全体に貼着された透明アンテナが記載されている。
特許第4814223号公報(2011年11月16日発行)
近年、表示部において、表示のみではなく、タッチパネル等を備えて、表示部に対するタッチにより操作が可能となっている携帯端末が普及している。このような携帯端末では、表示部に指等がかかることになる。
そして、上述した従来技術では、アンテナが表示部に設けられているため、アンテナの通信領域に指等がかかることになり、アンテナ特性が劣化し、携帯端末の通信性能が劣化してしまう可能性がある。また、これにより、安定した通信ができなくなるという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は良好な無線通信を実現することができる通信装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信装置は、検知対象の位置を検知する検知部と、上記検知部が検知した検知対象の位置から、検知面において区画された複数の領域のうち、上記検知対象の位置に対応する領域を決定する領域決定部と、上記複数の領域と対応付けられて上記検知面上に形成された複数のアンテナと、上記複数のアンテナのうち、上記領域決定部が決定した領域とは異なる領域と対応付けられたアンテナを選択するアンテナ選択部と、上記アンテナ選択部が選択したアンテナを用いて通信する通信部と、を備えている。
また、本発明の一態様に係る通信装置の制御方法は、検知対象の位置を検知する検知ステップと、上記検知ステップで検知した検知対象の位置から、検知面において区画された複数の領域のうち、上記検知対象の位置に対応する領域を決定する領域決定ステップと、複数のアンテナが、上記複数の領域と対応付けられて上記検知面上に形成されており、上記複数のアンテナのうち、上記領域決定ステップで決定した領域とは異なる領域と対応付けられたアンテナを選択するアンテナ選択ステップと、上記アンテナ選択ステップで選択したアンテナを用いて通信する通信ステップと、を含む。
本発明の一態様によれば、良好な無線通信を実現できるという効果を奏する。
実施形態1に係る携帯端末の要部構成を示すブロック図である。 (a)は上記携帯端末におけるセンサパネルの領域とアンテナの配置との関係を示す図であり、(b)は領域決定テーブルを示す図であり、(c)はアンテナ選択テーブルを示す図である。 上記携帯端末における処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態2に係る携帯端末の要部構成を示すブロック図である。 (a)は、実施形態2に係るセンサパネルの検知面に対する検知対象物の位置と、検知空間との関係を示す図であり、(b)〜(d)は、実施形態2に係るセンサパネルの構造と検知分解能との関係を示す図であり、(e)は、指とセンサパネルの検知面との距離とセンサパネルの検知面を区画する領域の数との関係、指とセンサパネルの検知面との距離とセンサパネルの検出感度との関係、および、指とセンサパネルの検知面との距離とセンサパネルの分解能(検知分解能)との関係を示す表である。 (a)は、実施形態2に係るアンテナの配置を示す図であり、(b)〜(d)は、実施形態2に係るセンサパネルの検知面を区画する領域を示す図である。 (a)、(c)および(e)は、実施形態2に係る領域決定テーブルを示す図であり、(b)、(d)および(f)は、実施形態2に係るアンテナ選択テーブルを示す図である。 実施形態2に係る携帯端末の処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態2に係る位置特定部の処理の流れを示すフローチャートである。 (a)、(b)は、一般的なディスプレイ用透明アンテナを説明するための図である。
〔実施形態1〕
〔携帯端末の構成〕
本実施形態に係る携帯端末1は、タッチスクリーンディスプレイ2に複数の透明アンテナ(アンテナAN)を備え、指等のタッチによりいずれかのアンテナの通信領域が塞がれそうな場合に、塞がれる可能性が低いアンテナを選択して通信する。これにより、指等により携帯端末1を操作中であっても、良好な通信を維持することが可能となる。
携帯端末1の詳細について、図1〜図3に基づいて説明する。図1は、携帯端末(通信装置)1の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、携帯端末1は、タッチスクリーンディスプレイ2、制御部3、および記憶部4を含む。タッチスクリーンディスプレイ2は、センサパネル21、表示部22、およびアンテナ部23を含む。
記憶部4は、情報を記憶するものであり、フラッシュメモリ、ROM(Read Only Memory)などの不揮発性の記憶装置と、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置とによって構成される。不揮発性の記憶装置に記憶される内容としては、各種プログラム、各種動作設定値、各種データなどが挙げられる。一方、揮発性の記憶装置に記憶される内容としては、作業用ファイル、テンポラリファイルなどが挙げられる。本実施の形態では、記憶部4は、領域決定テーブル41およびアンテナ選択テーブル42を含む。
領域決定テーブル41は、検知座標と検知対象領域とを対応付けたテーブルである。アンテナ選択テーブル42は、検知対象領域と可動領域と選択できないアンテナとを対応付けたテーブルである。
センサパネル21は、タッチスクリーンディスプレイ2上における検知対象(ユーザの指等)の位置を検知する。センサパネル21の例としては静電容量型のセンサが挙げられる。静電容量型のセンサでは、検知面に指などが接触することによる静電容量値の変化から接触点の位置を特定できる。なお、本実施形態では、センサパネル21を用いて検知対象を検知する構成としてせつめいしているが、これに限られず、例えば、温度センサ、照度センサ、圧電素子センサ等を用いて検知対象を検知してもよい。また、これらを組み合わせて用いてもよい。
センサパネル21の検知面は複数の領域に区画されている。具体的に図2(a)を参照して説明する。図2(a)に示すように、センサパネル21は、領域α〜δの4つの領域に区画されており、それぞれアンテナAN1、アンテナAN2、アンテナAN3、およびアンテナAN4の配置と対応している。領域α〜δは、検知面におけるy座標(携帯端末1における長手方向をy方向とする)によって区画されている。領域αはy座標が0からY1までの領域であり、領域βはy座標がY1からY2までの領域であり、領域γはy座標がY2からY3までの領域であり、領域δはy座標がY3からY4までの領域である。
なお、本実施形態では、検知面をy方向に4個の領域に区画したが、領域数はこれに限られない。検知面の領域やアンテナの配置を携帯端末1の短手方向であるx方向に複数区画してもよいし、x方向とy方向との両方向に複数区画してもよい。すなわち、後述するように、アンテナANの数と合わせて、任意の個数とすることができる。
表示部22は、後述する表示制御部35からの指示に従い、各種情報、操作画面等の画像、文章等の表示を行う。表示部22はセンサパネル21の近傍、例えば内部側にセンサパネル21に近接して配置されている。この表示部22としては、情報の表示が可能な表示装置であればどのような装置によって実現されてもよく、具体的な例としては、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイが挙げられる。
アンテナ部23は、アンテナAN1〜AN4の4個のアンテナを含む。アンテナAN1〜AN4は、センサパネル21の検知面上に形成されている。なお、本実施形態では、アンテナAN1〜AN4の4個の場合を例に挙げて説明しているが、アンテナの数はこれに限られない。する。また、アンテナAN1〜AN4を区別する必要がない場合、単にアンテナANと記載する。
制御部3は、携帯端末1におけるアンテナANの選択処理を含む各種処理を実行するものであり、位置取得部(検知部)31、領域決定部32、アンテナ選択部33、通信部34、および表示制御部35を含む。
位置取得部31は、検知対象の位置を取得する。詳細には、位置取得部31は、センサパネル21から検知対象の検知面における座標(例えば、x,y座標)を取得する。そして、位置取得部31は取得した座標(検知座標)を領域決定部32に通知する。
領域決定部32は、位置取得部31から通知されたた検知座標を用いて、センサパネル21の検知面において区画された複数の領域のうち、対応する領域(検知対象領域)を決定する。詳細には、領域決定部32は、検知座標と検知対象領域とが対応付けられている領域決定テーブル41を参照して、検知座標から検知対象領域を決定する。例えば、検知座標が0〜Y1に含まれる場合、検知対象領域は領域αとなり、検知座標がY1〜Y2に含まれる場合、検知対象領域は領域βとなる。以下、同様である。そして、領域決定部32は、決定した検知対象領域を示す領域情報をアンテナ選択部33に通知する。
アンテナ選択部33は、複数のアンテナAN1〜AN4のうち、領域決定部32から通知された検知対象領域を用いて、通信に用いるアンテナを選択する。詳細には、アンテナ選択部33は、アンテナ選択テーブル42を参照して、領域決定部32が決定した検知対象領域、および検知対象領域から予測される検知対象の可動領域とは対応しないアンテナを選択する。例えば、検知対象領域が領域αの場合、可動領域は領域αおよび領域βとなり、選択できないアンテナは領域αおよび領域βと対応するアンテナAN1およびアンテナAN2となる。そこで、アンテナ選択部33は、アンテナAN3またはアンテナAN4を選択する。また、検知対象領域が領域βの場合、可動領域は領域α、領域βおよび領域γとなり、選択できないアンテナは領域α、領域βおよび領域γと対応するアンテナAN1、アンテナAN2およびアンテナAN3となる。そこで、アンテナ選択部33は、アンテナAN4を選択する。以下、同様である。
なお、ここでは可動領域として検知対象領域およびこれに隣接する領域を対応付けているが、これに限られるものではない。ユーザの操作の傾向等から可動領域を決定してもよい。
また、選択可能なアンテナが複数存在する場合(例えば、上記の検知対象領域が領域αの場合は、アンテナAN3、アンテナAN4が選択可能)、アンテナ選択部33は、選択可能なアンテナのうち、所定の判断基準に基づいて選択すればよい。所定の選択基準としては、例えば通信に使用している周波数により適した周波数特性を備えたアンテナを選択してもよいし、通信性能の高いアンテナを選択してもよい。通信性能は、例えば、受信品質を用いて決定することができる。そして、アンテナ選択部33は、選択したアンテナ情報を通信部34に通知する。
通信部34は、アンテナ選択部33から通知されたアンテナを用いて通信を行う。
表示制御部35は、表示部22に、各種情報、操作画面等の画像の表示を指示する。
〔携帯端末における処理の流れ〕
次に、本実施形態に係る携帯端末1の処理の流れについて説明する。図3は携帯端末1の処理の流れを示すフローチャートである。
図3に示すように、携帯端末1は、ユーザの操作等によりネットワーク接続を開始するための処理要求を受け付けると(S1でYES)、位置取得部31はセンサパネル21から検知対象(ユーザの手など)の接触位置を表す座標(検知座標)を取得する(S2:検知ステップ)。次に、領域決定部32は位置取得部31から通知された検知座標を用いて、センサパネル21における検知対象領域を決定し、アンテナ選択部33は、領域決定部32が決定した検知対象領域から、検知対象物の可動領域を推定する(S3:領域決定ステップ)。そして、アンテナ選択部33は、通信に用いるアンテナを選択する(S4:アンテナ選択ステップ)。
そして、通信部34は、アンテナ選択部33が選択したアンテナを用いて通信を行う(S5:通信ステップ)。その後、ネットワーク接続を終了するための処理要求を受け付けると(S6でYES)、携帯端末1における処理は終了する。一方、ネットワーク接続を終了するための処理要求を受け付けなければ(S6でNO)、ステップS2に戻る。
なお、上述した実施形態では、アンテナANと領域(α〜δ)とが対応付けられている構成としたが、これに限られるものではない。例えば、アンテナANそれぞれの給電点と領域(α〜δ)とを対応付けて、アンテナANを選択する構成であってもよい。例えば、アンテナAN1の給電点が領域αと対応し、領域αが検知対象領域となる場合に、領域αおよび領域β以外と対応しているアンテナAN3、AN4を選択する構成であってもよい。
〔実施形態2〕
〔携帯端末の構成〕
本発明の他の実施形態について、図4〜図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る携帯端末1bについて図4を用いて説明する。図4は、携帯端末1bの要部構成を示すブロック図である。図4に示すように、携帯端末1bは、タッチスクリーンディスプレイ2b、制御部3b、および記憶部4bを含む。
記憶部4bは、記憶部4と同様に情報を記憶するものであり、領域決定テーブル41a〜cおよびアンテナ選択テーブル42a〜cを含む。領域決定テーブル41a〜cは、検知座標と検知対象領域とを対応付けたテーブルである。アンテナ選択テーブル42a〜cは、検知対象領域と選択できないアンテナとを対応付けたテーブルである。
タッチスクリーンディスプレイ2bは、上記実施形態1におけるセンサパネル21の代わりにセンサパネル21bを含む。
センサパネル21bは、検知対象がセンサパネル21bの検知面と接触していない場合、検知対象の位置をセンサパネル21bの検知面の法線方向に投影したときの二次元平面上の位置(投影点)(検知対象から最も近い該検知面上の位置から、該検知対象の位置)の座標(x、y座標)を検知する。さらに、センサパネル21bは投影点から検知対象までの距離(以下、対峙距離という)(z座標)を特定することができる。ここでは、センサパネル21bの検知面上に設定した2次元座標をx、y座標とし、センサパネル21bの検知面に直交する方向をz軸方向としている。
センサパネル21bの検知面上の検知空間の概念およびセンサパネル21bの検知分解能の概念を、図5を用いて説明する。図5(a)は、センサパネル21bの検知面に対する指hの位置と、検知空間との関係を説明するための図である。また、図5(b)〜(d)は、センサパネル21bの構造と検知分解能との関係を説明するための図である。
図5(b)に示すようにセンサパネル21bは、紙面の上下方向に所定の間隔を保持して多数配列された複数の縦電極(ワイヤ電極)と、左右方向に所定の間隔を保持して多数配列された複数の横電極(ワイヤ電極)とを備え、これらが交差するようにマトリックス状に配列された二次元電極構造を有している。なお、センサパネル21bの構成は上述した構成に限定されない。例えば、センサパネルは、複数の点電極が二次元的に配列された二次元電極構造を有していても良い。センサパネル21bはいわゆる静電容量型のセンサであり、近接検知型のセンサとして機能する。
図5(a)に示すようにセンサパネル21bの検知面からの対峙距離(または検出レベル)が基準値1を超えると不感帯空間(非検知空間)となるが、対峙距離が基準値1以下であるときには、指の位置を検知できる感帯空間(検知空間)となる。検知できる空間か否かは、対峙した指hの存在を、静電容量の変化として検知できるかどうかで決まる。センサパネル21bの静電容量に対する検知感度が高くなるにつれて、センサパネル21bは検知面からより離れた位置の検知対象を検知することができる。
検知電極として実際に寄与する電極間隔が広がると、より広い(検知面から遠い)検知空間を検知できる。本実施形態では、一例として、5〜10cmの対峙距離が検知空間となるように設計されているものとする。
指hの空間位置は、センサパネル21bの検知面に指hが接触する接触点までの間であれば連続的に計測できることが好ましい。本実施形態では、検知空間を対峙距離に応じて2つに分類する。検知空間Iは対峙距離が基準値2を超え、基準値1以下の空間を指す。例えば、基準値1=10cmであるとき、基準値2は5cm程度に選定される。
次に、対峙距離が基準値2からゼロ直前までの空間位置を検知空間IIとする。そして、この例ではセンサパネル21bの検知面への接触点が検知空間(検知点)IIIとなる。検知すべき空間位置はセンサパネル21bの検知分解能によって決まる。検知分解能は一般的には検知電極の間隔によって決まる。検知電極の間隔が狭くなるにつれ検知分解能が高くなる。
本実施形態では、検知すべき空間位置は、センサパネル21bの検知面内を含めたセンサパネル21bの検知面上の空間である。
センサパネル21bは、検知対象物の空間位置に応じた検知感度および検知分解能に切り替えられる。図5(a)に示す例では、検知空間I〜IIIに応じて3段階に検知感度および検知分解能が切り替えられるようになっている。
詳細には、センサパネル21bは、センサパネル21bを構成する横電極および縦電極の数を間引くことで、検知感度および検知分解能を切り替える。
センサパネル21bの検知分解能が最も高い場合は、センサパネル21bの検知空間が検知空間IIIの場合である。図5(b)は、センサパネル21bの検知空間が検知空間IIIの場合に使用される電極を示す図である。図5(b)に示すように、センサパネル21bの検知空間が検知空間IIIの場合、全ての電極が使用される(パターン<3>)。この時、隣接する検知電極の間隔を検知できる。この場合には、最小検知エリアが検知電極の電極間隔となり、図5(b)に示すように検知すべき座標点(黒丸印で表示)が最も密な状態となっている。
検知空間IIIの次にセンサパネル21bの検知分解能が高い検知空間は、検知空間IIである。図5(c)は、センサパネル21bの検知空間が検知空間IIの場合に使用される電極を示す図である。図5(c)に示すように縦電極と1本置きの横電極とによってセンサパネル21bが構成されている(パターン<2>)。この場合の最小検知エリアは、検知空間IIIの場合の最小検知エリアに比べ、4倍に拡張される。また、検知分解能は検知空間IIIに比べ低くなっている。なお、検知電極として寄与する検知電極数の間引きは、電気的な処理によって実現できる。
センサパネル21bの検知分解能が最も低い場合は、センサパネル21bの検知空間が検知空間Iの場合である。図5(d)は、センサパネル21bの検知空間が検知空間Iの場合に使用される電極を示す図である。検知空間IIの場合に比べ、さらに間引く検知電極の電極数が多い(パターン<1>)。例えば、3本置きの検知電極のみによってセンサパネル21bを構成することで、図5(c)よりもさらに最小検知エリアが広がった状態となる。これによって検知分解能は最も低い状態となる。
以上、指hとセンサパネルの検知面間の距離とセンサパネルの検出感度との関係、および、指hとセンサパネルの検知面間の距離とセンサパネルの分解能(検知分解能)との関係を表に纏めると、図5(e)のようになる。なお、本実施形態における検知面を区画する領域の数は、実施形態1と異なり、検知面と検知対象との距離に応じて変化する。図5(e)に示されている「領域の数」は、それぞれの検知空間に検知対象が存在する場合の領域の数を示している。検知対象と検知面との距離が短くなるほど、領域決定部が決定する領域の数は多くなり、各領域のサイズは小さくなる。当該領域の区画については、詳細を後述する。
制御部3bは、実施形態1の制御部3における位置取得部31、領域決定部32、およびアンテナ選択部33の代わりに、位置特定部(検知部)31b、領域決定部32b、およびアンテナ選択部33bを含む。
位置特定部31bは、検知対象の位置を特定する。詳細には、位置特定部31bは、検知対象物の空間位置(z座標)に応じて、センサパネル21bの検知感度および検知分解能を切り替え、センサパネル21bから検知対象の座標を取得し、検知対象の位置を特定する(位置特定処理)。位置特定部31bが行う処理の詳細については後述する。位置特定部31bは、特定した座標(検知座標)を領域決定部32bに通知する。
領域決定部32bは、位置特定部31bから通知された検知座標を用いて、センサパネル21bの検知面において区画された複数の領域のうち、検知対象の位置を含む領域(検知対象領域)を決定する。
本実施形態においては、上述したように、センサパネル21bの検知面を区画する領域の数は、検知面と検知対象との距離に応じて変化する。ここで、図6を用いて検知面を区画する領域について説明する。図6は携帯端末1bにおける検知面を区画する領域(R1〜R22)、および、アンテナ(AN1b〜AN16b)の配置を示す図である。図6(a)は、携帯端末1bが備えているアンテナAN1b〜16bの配置を示す図である。図6(a)に示すように、携帯端末1bは、タッチスクリーンディスプレイに16個のアンテナを備えている。
また、図6(b)は、検知対象が検知空間Iにある場合の検知面を区画する領域R1およびR2を示している。領域R1およびR2は、検知面におけるx座標によって区画されている。領域R1の区画はx座標が0からX2の区画であり、領域R2の区画はx座標がX2からX4の区画である。領域R1内にアンテナAN1b〜AN8bが含まれ、領域R2内にアンテナAN9b〜AN16bが含まれている。
また、図6(c)は、検知対象が検知空間IIにある場合の検知面を区画する4つの領域R3〜R6を示している。領域R3〜R6は、検知面におけるx座標およびy座標によって区画されている。x座標については、0からX2、および、X2からX4に区画されている。また、y座標については、0からY2、および、Y2からY4に区画されている。例えば、領域R3の区画はx座標が0からX2の区画であり、y座標が0からY2の区画である。各領域には、4個のアンテナが含まれている。
また、図6(d)は、検知対象が検知空間IIIにある場合の検知面を区画する16個の領域R7〜R22を示している。領域R7〜R22は、検知面におけるx座標およびy座標によって区画されている。x座標については、0からX1、X1からX2、X2からX3およびX3からX4に区画されている。また、y座標については、0からY1、Y1からY2、Y2からY3およびY3からY4に区画されている。例えば、領域R7の区画はx座標が0からX1の区画であり、y座標が0からY1の区画である。各領域には、1個のアンテナが含まれている。
領域決定部32bは、検知座標と決定領域とが対応付けられている領域決定テーブル41a〜cを参照して、検知対象領域を決定する。
領域決定テーブル41a〜cについて、図7を用いて説明する。図7は、領域決定テーブル41a〜cおよびアンテナ選択テーブル42a〜cを示す図である。図7(a)は検知対象が検知空間Iに存在する場合、図7(c)は検知対象が検知空間IIに存在する場合、図7(e)は、検知対象が検知空間IIIに存在する場合の領域決定テーブルを示す。領域決定テーブル41a〜cには、検知面における検知座標と検知対象領域とが対応付けられている。領域決定部32bは、検知対象のz座標と基準値1〜3とを用い、検知対象が存在する検知空間を検知空間I、IIまたはIIIから選択する。そして、領域決定部32bは、選択した検知空間に応じた領域決定テーブル41a〜cを参照し、検知対象のx座標、y座標から検知対象領域を決定する。領域決定部32bは、決定した検知対象領域を示す領域情報をアンテナ選択部33bに通知する。
アンテナ選択部33bは、領域決定部32bから通知された検知対象領域を用いて、通信に用いるアンテナを選択する。詳細には、アンテナ選択部33bは、アンテナ選択テーブル42a〜cを参照して、領域決定部32bが決定した検知対象領域とは異なる領域に対応付けられたアンテナを選択する。アンテナ選択テーブル42a〜cには、各検知対象領域に対して選択できないアンテナが対応付けられている。
アンテナ選択テーブル42a〜cについて、図7を用いて説明する。図7(b)は検知対象が検知空間Iに存在する場合、図7(d)は検知対象が検知空間IIに存在する場合、図7(f)は、検知対象が検知空間IIIに存在する場合のアンテナ選択部33bが参照するアンテナ選択テーブルを示す図である。アンテナ選択部33bは検知空間情報が示す検知空間に対応した選択テーブルを参照し、領域決定部32bが決定した検知対象領域とは異なる領域に対応付けられたアンテナを選択する。また、選択可能なアンテナが複数存在する場合、アンテナ選択部33bは、選択可能なアンテナのうち、所定の判断基準に基づいて選択すればよい。所定の選択基準としては、例えば通信に使用している周波数により適した周波数特性を備えたアンテナを選択してもよいし、通信性能の高いアンテナを選択してもよい。アンテナ選択部33bは、選択したアンテナを示すアンテナ情報を通信部34に通知する。
〔携帯端末における処理の流れ〕
次に、本実施形態に係る携帯端末1bにおける処理の流れについて説明する。図8、9は携帯端末1bのデータ処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、ユーザの操作等によりネットワーク接続を開始するための処理要求を受け付けると(S1でYES)、位置特定部31bは検知対象(ユーザの手など)の位置を表す座標(検知座標)を、センサパネル21bから取得する(S2a:位置特定処理)。位置特定処理の詳細については後述する。次に、領域決定部32bは位置特定部31bから通知された検知座標を用いて、センサパネル21bの検知面における検知対象領域を決定する。そして、アンテナ選択部33bは、領域決定部32bが決定した検知対象領域を用いて、通信に使用するアンテナを選択する(S4a)。通信部34は、アンテナ選択部33bが選択したアンテナを用いて通信する(S5)。その後、ネットワーク接続を終了するための処理要求を受け付けると(S6でYES)、携帯端末1bにおける処理は終了する。一方、ネットワーク接続を終了するための処理要求を受け付けなければ(S6でNO)、ステップS2に戻る。
次に、位置特定部31bにおける位置特定処理の流れについて、図9を用いて説明する。図9は、位置特定部31bにおける位置特定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101では、位置特定部31bは、センサパネル21bの電極間隔がパターン<1>の電極間隔に設定されているか否かを確認し、電極間隔がパターン<1>の電極間隔に設定されている場合、S102に進む。一方、電極間隔がパターン<1>の電極間隔に設定されていない場合、S108に進む。S108では、位置特定部31bが、電極間隔をパターン<1>の電極間隔に設定して(切り替えて)S102に進む。
S102では、位置特定部31bは、検出レベル(検知座標のz座標)が基準値1を超えたか否かを判定し、検出レベルが基準値1を超えた場合、S103に進む。一方、検出レベルが基準値1を超えていない場合、S102の動作を最初からやり直す。S103では、位置特定部31bは、検出レベルが基準値2を超えたか否かを判定し、検出レベルが基準値2を超えた場合、S104に進む。一方、検出レベルが基準値2を超えていない場合、S109に進む。S109では、位置特定部31bは、電極間隔がパターン<1>の電極間隔に設定されているか否かを確認し、センサパネル21bの電極間隔がパターン<1>の電極間隔に設定されている場合、S110に進む。一方、電極間隔がパターン<1>の電極間隔に設定されていない場合はS101に戻る。S110では、検知対象物の検知座標から、物体の位置を特定し、S101に戻る。
S104では、位置特定部31bは、パターン<2>の電極間隔に設定されているか否かを確認し、電極間隔がパターン<2>の電極間隔に設定されている場合、S105に進む。一方、電極間隔がパターン<2>の電極間隔に設定されていない場合、S111に進む。S111では、位置特定部31bは、電極間隔をパターン<2>の電極間隔に設定して(切り替えて)S105に進む。
S105では、位置特定部31bは、検出レベルが基準値3を超えたか否かを判定し、検出レベルが基準値3を超えた場合、S106に進む。一方、検出レベルが基準値3を超えていない場合、S112に進む。S112では、位置特定部31bが、センサパネル21bの電極間隔がパターン<2>の電極間隔に設定されているか否かを確認し、電極間隔がパターン<2>の電極間隔に設定されている場合、S113に進む。一方、電極間隔がパターン<2>の電極間隔に設定されていない場合、S103に戻る。S113では、検知対象物の検知座標から物体の位置を特定し、S103に戻る。
S106では、位置特定部31bは、センサパネル21bの電極間隔がパターン<3>の電極間隔に設定されているか否かを確認し、電極間隔がパターン<3>の電極間隔に設定されている場合、S107に進む。一方、電極間隔がパターン<3>の電極間隔に設定されていない場合、S114に進む。S114では、位置特定部31bは、センサパネル21bの電極間隔をパターン<3>の電極間隔に設定して(切り替えて)S107に進む。S107では、検知対象物の検知座標から物体の位置を特定し、S105に戻る。
〔実施形態3〕
携帯端末1、1bの制御ブロック3、3bは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯端末1、1bは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る通信装置(携帯端末1、1b)は、検知対象の位置を検知する検知部(位置取得部31、位置特定部31b)と、上記検知部が検知した検知対象の位置から、検知面(センサパネル21、21b)において区画された複数の領域のうち、上記検知対象の位置に対応する領域(α〜δ、R1〜R22)を決定する領域決定部(32、32b)と、上記複数の領域と対応付けられて上記検知面上に形成された複数のアンテナ(AN1〜4、AN1b〜16b)と、上記複数のアンテナのうち、上記領域決定部が決定した領域とは異なる領域と対応付けられたアンテナを選択するアンテナ選択部(33、33b)と、上記アンテナ選択部が選択したアンテナを用いて通信する通信部(34)と、を備えている。
検知対象の位置によっては、アンテナから出力される電波を妨害してしまう可能性がある。そして、上記の構成によれば、検知対象の位置と対応する領域とは異なる領域に対応付けられたアンテナを、通信に用いるアンテナとして選択することができる。これにより、検知対象により電波等が妨害され通信性能が劣化する可能性のあるアンテナを除いて通信に用いるアンテナを選択することができる。よって、通信性能が良好なアンテナを用いて通信することができる。すなわち、良好な無線通信を実現することができる。
本発明の態様2に係る通信装置は、上記態様1において、上記検知部は、上記検知面に上記検知対象が接触した位置から該検知対象の位置を検知するものであってもよい。
検知対象が検知面に接触している場合、接触位置近辺に存在するアンテナから出力される電波は、検知対象によって妨害される可能性が高い。すなわち、当該アンテナの通信特性は劣化する可能性が高い。そして、上記の構成によれば、ディスプレイに接触している検知対象の位置を検知することができるので、当該位置近辺に存在するアンテナを除いて通信に用いるアンテナを選択することができる。
本発明の態様3に係る通信装置は、上記態様1または2において、上記検知部は、上記検知面から所定の距離内に上記検知対象が存在する場合に、該検知面から該検知対象までの距離、および該検知対象から最も近い該検知面上の位置から、該検知対象の位置を検知するものであってもよい。
検知対象が検知面に接近している場合、接近位置近辺に存在するアンテナから出力される電波は、検知対象によって妨害される可能性が高い。すなわち、当該アンテナの通信特性は劣化する可能性が高い。そして、上記の構成によれば、検知面との距離が所定の距離以下である検知対象の位置を検知することができるので、当該位置近辺に存在するアンテナを除いて通信に用いるアンテナを選択することができる。
本発明の態様4に係る通信装置は、上記態様3において、上記検知部が検知した上記検知対象と上記検知面との距離が短くなるほど、上記領域決定部が決定する領域のサイズは小さくなってもよい。
検知対象と検知面との距離が近ければ近いほど、検知対象がアンテナに影響を与える領域は小さい。そして、上記の構成によれば、検知対象とディスプレイとの距離が短くなるほど、領域決定部が決定する領域が小さくなる。これにより、選択されるアンテナの候補を増やすことができる。
本発明の態様5に係る通信装置は、上記態様1〜4において、上記アンテナは透明であり、上記検知面の近傍に表示部(22)が配置されているものであってもよい。
上記の構成によれば、表示部上に、表示と重なるようにアンテナを配置することができ、かつ、アンテナにより表示が遮られてユーザが表示を視認できなくなることもない。
本発明の態様6に係る通信装置の制御方法は、検知対象の位置を検知する検知ステップと、上記検知ステップで検知した検知対象の位置から、検知面において区画された複数の領域のうち、上記検知対象の位置に対応する領域を決定する領域決定ステップと、複数のアンテナが、上記複数の領域と対応付けられて上記検知面上に形成されており、上記複数のアンテナのうち、上記領域決定ステップで決定した領域とは異なる領域と対応付けられたアンテナを選択するアンテナ選択ステップと、上記アンテナ選択ステップで選択したアンテナを用いて通信する通信ステップと、を含む。
上記の構成によれば、上記態様1と同じ効果を奏する。
本発明の態様7に係る通信装置は、上記態様1において、上記領域決定部が決定した領域とは異なる領域と対応付けられた上記アンテナが複数ある場合、上記アンテナ選択部は、上記複数のアンテナのうち、通信性能が最も高いアンテナを選択するものであってもよい。
上記の構成によれば、領域決定部が決定した領域とは異なる領域と対応付けられたアンテナのうち、最も通信性能の良いアンテナを用いて通信を行うことができる。
本発明の態様8に係る通信装置は、上記態様1〜5、7において、上記領域決定部が決定した領域には、該領域と対応付けられたアンテナの給電点が含まれるものであってもよい。
検知対象がアンテナの給電点の近傍に存在すると、当該アンテナの通信特性が劣化する。そして、上記の構成によれば、領域にアンテナの給電点が含まれているので、アンテナの給電点の近傍に検知対象が存在する場合、当該給電点を含む領域が領域決定部が決定する領域となる。これにより、当該領域とは異なる領域に対応付けられたアンテナが選択されるので、通信特性が劣化したアンテナを選択してしまうこと防止することができる。
本発明の各態様に係る通信装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記通信装置が備える各部として動作させることにより上記通信装置をコンピュータにて実現させる通信装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、無線通信にて通信を行う携帯電話などのモバイル端末等に利用することができる。
1、1b 携帯端末(通信装置),21、21b センサパネル(検知面),22 表示部,31 位置取得部(検知部),31b 位置特定部(検知部),32、32b 領域決定部,33、33b アンテナ選択部,34 通信部,AN1〜4、AN1b〜16b アンテナ,α〜δ、R1〜R22 領域

Claims (6)

  1. 検知対象の位置を検知する検知部と、
    上記検知部が検知した検知対象の位置から、検知面において区画された複数の領域のうち、上記検知対象の位置に対応する領域を決定する領域決定部と、
    上記複数の領域と対応付けられて上記検知面上に形成された複数のアンテナと、
    上記複数のアンテナのうち、上記領域決定部が決定した領域とは異なる領域と対応付けられたアンテナを選択するアンテナ選択部と、
    上記アンテナ選択部が選択したアンテナを用いて通信する通信部と、
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 上記検知部は、上記検知面に上記検知対象が接触した位置から該検知対象の位置を検知することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 上記検知部は、上記検知面から所定の距離内に上記検知対象が存在する場合に、該検知面から該検知対象までの距離、および該検知対象から最も近い該検知面上の位置から、該検知対象の位置を検知することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 上記検知部が検知した上記検知対象と上記検知面との距離が短くなるほど、上記領域決定部が決定する領域のサイズは小さくなることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 上記アンテナは透明であり、
    上記検知面の近傍に表示部が配置されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 検知対象の位置を検知する検知ステップと、
    上記検知ステップで検知した検知対象の位置から、検知面において区画された複数の領域のうち、上記検知対象の位置に対応する領域を決定する領域決定ステップと、
    複数のアンテナが、上記複数の領域と対応付けられて上記検知面上に形成されており、上記複数のアンテナのうち、上記領域決定ステップで決定した領域とは異なる領域と対応付けられたアンテナを選択するアンテナ選択ステップと、
    上記アンテナ選択ステップで選択したアンテナを用いて通信する通信ステップと、を含むことを特徴とする通信装置の制御方法。
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