JP6436002B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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本技術は、画像形成装置に画像形成指示を出力する情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
複数の画像形成装置(例えば、Multifunction Peripheral。以下単に「MFP」と称する。)が存在する環境において、任意の1つのMFPに画像形成指示を出力することが可能な情報処理装置(典型的には、スマートフォンやタブレット型パーソナルコンピューター等の携帯情報端末)が知られている。
特許文献1によれば、携帯情報端末は、タッチパネルの画面上に、複数の画像形成装置の位置にそれぞれ対応付けられた方向を表示する。携帯情報端末は、タッチパネルの画面上での前記方向に沿ったフリック操作を検出したら、前記方向に対応する画像形成装置に対して、画像形成指示を送信する(例えば、請求項1参照)。
特許文献2によれば、携帯情報端末の画面に、自端末を中心として、周辺に存在する複数の端末を表す画像が、実際の位置関係を模した位置関係で表示される。ユーザーは携帯情報端末のタッチパネルを指で弾く(フリック操作)ことで、通信相手の端末を選択する。タッチパネル上で指を弾くような操作がなされた場合、携帯情報端末は、その操作により示される方向を認識すると同時に、その操作の強さ(弾く速さ)を求め、当該強さに応じた距離だけ自端末から離れている周辺端末を、データ送信先の相手先端末として特定する(例えば、0049段落参照)。
MFPと通信可能な携帯情報端末は、特許文献3及び特許文献4にも記載される。
特開2013−164761号公報 特開2011−096102号公報 特開2013−157848号公報 特開2014−035723号公報
特許文献1においては、携帯情報端末から一直線上に複数のMFPが並んでいる場合、携帯情報端末と複数のMFPとの現実の位置関係と、ディスプレイに表示された複数のMFPの位置関係とが異なるおそれがある。このため、ユーザーが現実のMFPを目視しながら現実のMFPの方向にフリック操作を行うと、携帯情報端末が、ユーザーが意図したMFPとは異なるMFPに画像形成指示を出力するおそれがある。すなわち、ユーザーにとっては、直感的な操作が阻害される。また、特許文献1においては、携帯情報端末は、フリック操作の回数に応じて、印刷ジョブの送信回数(印刷部数)等をMFPに指示する(例えば、0016段落参照)。部数が多数の場合等、タッチパネル上での操作ミスが誘発されたり、ユーザーの手指が疲労したりするおそれがある。
特許文献2においては、携帯情報端末を持つユーザーの背後に存在する端末とこの携帯情報端末とが通信する可能性は、実際には低いにも拘らず、ユーザーの背後に存在する複数の端末を表す画像までもが表示される。その結果、画面が必要以上に煩雑になり、結果的に、タッチパネル上での操作ミスが誘発されるおそれがある。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、より簡便かつ直感的な操作で画像形成装置に画像形成指示を出力する情報処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、ユーザーからの操作を検出する操作部と、画像形成指示を送信する対象の候補となる1以上の画像形成装置を、前記情報処理装置の方位及び前記情報処理装置からの距離に基づき選択する候補画像形成装置選択部と、前記操作の速度を算出し、前記速度に応じて異なる画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象として決定する操作判断部とを具備する。
これにより、ユーザーは操作の速度を変えることで意図する画像形成装置を選択できるので、ユーザーにとっては直感的かつ容易に画像形成装置を選択できる。
候補画像形成装置選択部により、画像形成指示を送信する対象としてユーザーが選択する可能性の高い画像形成装置のみが、画像形成指示を送信する対象の候補として選択される。言い換えれば、画像形成指示を送信する対象としてユーザーが選択する可能性の低い画像形成装置(例えば、情報処理装置を持つユーザーの背後等に存在する画像形成装置)が、画像形成指示を送信する対象の候補から除外される。
前記候補画像形成装置選択部は、前記情報処理装置を始点として前記情報処理装置の方位を示す半直線を中心とした水平面上の特定の角度以内に存在する画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象の候補として選択する。
前記候補画像形成装置選択部は、前記情報処理装置から特定距離範囲内に存在する画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象の候補として選択する。
前記候補画像形成装置選択部は、選択された前記画像形成装置のうち、前記携帯情報端末により近い2台の画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象の候補として選択する。
前記操作判断部は、前記速度が閾値以下のとき、前記情報処理装置のより近くにある画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象として決定し、前記速度が前記閾値より大きいとき、前記情報処理装置のより遠くにある画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象として決定する。
これにより、ユーザーは操作の速度を変えることで意図する画像形成装置を選択できるので、ユーザーにとっては直感的かつ容易に画像形成装置を選択できる。
前記操作判断部は、前記操作が速度を伴わなくなってから一定時間が経過するごとに画像形成数を増加させる。
これにより、ユーザーが所望する部数を操作の回数に基づき入力する技術に比較して、とくに部数が大きい場合に、操作ミスが減少しうるとともに、ユーザーの手指が疲労するおそれが低下しうる上、直感的である。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理プログラムは、情報処理装置で実行される情報処理プログラムであって、ユーザーからの操作を検出する操作部、画像形成指示を送信する対象の候補となる1以上の画像形成装置を、前記情報処理装置の方位及び前記情報処理装置からの距離に基づき選択する候補画像形成装置選択部、及び前記操作の速度を算出し、前記速度に応じて異なる画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象として決定する操作判断部として前記情報処理装置を機能させる。
本技術によれば、より簡便かつ直感的な操作で画像形成装置に画像形成指示を出力する情報処理装置及び情報処理プログラムが提供される。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の一実施形態に係る情報処理システムを示す図である。 携帯情報端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 携帯情報端末の機能的構成を示すブロック図である。 携帯情報端末の動作を示すフローチャートである。 画像形成数(部数)を判断する動作を示すフローチャートである。 表示部に表示される画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(1.情報処理システムの概要)
図1は、本技術の一実施形態に係る情報処理システムを示す図である。
情報処理システム1は、情報処理装置10と、1以上の画像形成装置20とを有する。情報処理装置10は、タッチパネルを有し、典型的にはスマートフォンやタブレット型パーソナルコンピューター等の携帯情報端末であり、以下「携帯情報端末10」と称する。画像形成装置20は、典型的にはMFP(Multifunction Peripheral)であり、以下「MFP20」と称する。
(2.携帯情報端末のハードウェア構成)
図2は、携帯情報端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
携帯情報端末10は、制御部11と、制御部11とバス17を介して接続された表示部12、通信制御部13、位置検出部14、操作部15及び記憶部16とを有する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等を含む。制御部11は、RAM(Random Access Memory)にロードされた情報処理プログラム等のプログラムを実行する。
記憶部16は、ROM(Read Only Memory)、RAM等の半導体メモリーとを含む。ROMは、制御部11が実行するプログラムやデータなどを固定的に記憶する。RAMには、ROMに記憶されたプログラムがロードされる。
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等を含む。表示部12は、制御部11から受け取った情報に基づいて演算処理を行い、生成した画像信号を画面に表示する。
操作部15は、表示部12に重畳配置されたタッチセンサーである。操作部15は、ユーザーからの操作(フリック操作等)を検出して制御部11に出力する。
通信制御部13は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどの通信インターフェースであり、イーサネット(登録商標)などの規格に基づいて、1以上のMFP20との通信を行う。
位置検出部14は、GPS(Global Positioning System)センサー14a又はジャイロセンサー14b等を含む。位置検出部14は、携帯情報端末10の位置や傾きを特定するための情報を取得して制御部11に出力する。
(3.携帯情報端末の機能的構成)
図3は、携帯情報端末の機能的構成を示すブロック図である。
携帯情報端末10の制御部11は、情報処理プログラムを実行することにより、画像形成対象判断部110、端末位置判断部111、MFP位置判断部112、候補MFP選択部113、操作判断部114、及び画像形成指示部115として動作する。
画像形成対象判断部110は、ユーザーにより操作部15を操作して指定された、画像形成対象であるドキュメントを判断する。
端末位置判断部111は、記憶部16の位置情報ログ161を参照し、GPSセンサー14aが検出したGPS情報に基づき、携帯情報端末10(自端末)の位置を判断する。端末位置判断部111は、さらに、位置情報ログ161を参照し、ジャイロセンサー14bが検出したデータに基づき、携帯情報端末10の方位を判断する。
MFP位置判断部112は、携帯情報端末10から特定距離範囲内に存在する複数のMFP20それぞれの位置を判断する。
候補MFP選択部113は、画像形成指示を送信する対象の候補となる1以上のMFP20を、携帯情報端末10の方位及び携帯情報端末10からの距離に基づき選択する。
操作判断部114は、記憶部16の操作情報ログ162を参照し、フリック操作の有無を判断する。操作判断部114は、フリック操作の速度に応じて異なるMFP20を、画像形成指示を送信する対象として決定する。具体的には、操作判断部114は、フリック操作の速度が閾値以下のとき、近くにあるMFP20を、画像形成指示を送信する対象として決定し、フリック操作の速度が閾値より大きいとき、遠くにあるMFP20を、画像形成指示を送信する対象として決定する。さらに、操作判断部114は、前記操作が速度を伴わなくなってから一定時間が経過するごとに画像形成数(部数)を増加させる。
画像形成指示部115は、画像形成指示を、上記決定されたMFP20に対し、通信制御部13を介して送信する。
(4.携帯情報端末の動作)
図4は、携帯情報端末の動作を示すフローチャートである。
ユーザーは、操作部15を操作して、画像形成対象であるドキュメントを指定する。画像形成対象判断部110は、画像形成対象であるドキュメントを判断する(ステップS100、YES)。画像形成対象判断部110は、画像形成対象が存在することを、端末位置判断部111と、MFP位置判断部112とに通知する。画像形成対象判断部110は、画像形成対象であるドキュメントを、画像形成指示部115に供給する。また、画像形成対象判断部110は、画像形成対象があることを表す画像(アイコン)(後で図6に示す。)を表示部12に表示するための制御を行う。
一方、位置検出部14は、GPSセンサー14aが検出したGPS情報及びジャイロセンサー14bが検出したデータを、位置情報ログ161として記憶部16に書き込む。端末位置判断部111は、画像形成対象判断部110から通知を受けると、位置情報ログ161を参照し、GPSセンサー14aが検出したGPS情報に基づき、携帯情報端末10(自端末)の位置を判断する(ステップS101)。
端末位置判断部111は、さらに、位置情報ログ161を参照し、ジャイロセンサー14bが検出したデータに基づき、携帯情報端末10の方位を判断する。ここで「携帯情報端末10の方位」とは、携帯情報端末10の画面の縦方向(画面を目視するユーザーにとっての縦方向)の中心線とともに携帯情報端末10の仰角を形成する水平面内の半直線が、携帯情報端末10(具体的には、携帯情報端末10内の特定の点、例えば、携帯情報端末10の画面の上辺又は底辺の中心)を頂点として延びる方向、を意味する。端末位置判断部111は、携帯情報端末10の位置及び方位に関する情報を、候補MFP選択部113に供給する。
一方、MFP位置判断部112は、画像形成対象判断部110から通知を受けると、携帯情報端末10から特定距離範囲内に存在する複数のMFP20それぞれの位置を判断する(ステップS102)。一具体例として、MFP位置判断部112は、複数のMFP20それぞれからGPS情報を受信し、各GPS情報に基づき複数のMFP20それぞれの位置を特定する。別の具体例として、MFP位置判断部112は、複数のMFP20それぞれが発する電波の強度を測定する。一方、特定の位置に配置された複数のWiFiアクセスポイントも、複数のMFP20それぞれが発する電波の強度を測定する。MFP位置判断部112は、複数のWiFiアクセスポイントから、測定された電波強度を受信する。MFP位置判断部112は、MFP位置判断部112が測定した電波強度と、複数のWiFiアクセスポイントが測定した電波強度とに基づき、複数のMFP20それぞれの位置を特定する。MFP位置判断部112は、携帯情報端末10を中心として特定距離範囲内に存在する複数のMFP20それぞれの位置に関する情報を、候補MFP選択部113に供給する。
候補MFP選択部113は、携帯情報端末10の位置及び方位に関する情報を端末位置判断部111から取得する。候補MFP選択部113は、また、携帯情報端末10を中心として特定距離範囲内に存在する複数のMFP20それぞれの位置に関する情報をMFP位置判断部112から取得する。候補MFP選択部113は、携帯情報端末10の方位と、携帯情報端末10から各MFP20までの距離とに基づき、画像形成指示を送信する対象の候補となる1以上のMFP20を選択する。具体的には、候補MFP選択部113は、携帯情報端末10(具体的には、携帯情報端末10内の特定の点、例えば、携帯情報端末10の画面の上辺又は底辺の中心)を始点とした携帯情報端末10の方位を示す半直線を中心とした水平面上の特定の角度(例えば、半直線から±10度(合計20度))以内に存在するMFP20の数を判断する(ステップS103)。候補MFP選択部113は、MFP20の数が1台の場合(ステップS103、NO)、このMFP20を表す画像(アイコン)を表示部12に表示するための制御を行う(ステップS104)。一方、候補MFP選択部113は、MFP20の数が2台以上の場合(ステップS103、YES)、携帯情報端末10により近い2台のMFP20を選択し、選択された2台のMFP20を表すアイコン(後で図6に示す。)を、実際の位置関係(距離及び方向)を模した位置関係で表示部12に表示するための制御を行う(ステップS105)。なお、候補MFP選択部113は、MFP20の数が2台の場合、この2台のMFP20を表すアイコンを、実際の位置関係(距離及び方向)を模した位置関係で表示部12に表示するための制御を行うことになる(ステップS105)。候補MFP選択部113は、MFP20を表すアイコンの画面上の座標情報を、操作判断部114に通知する。なお、ステップS105において、MFP選択部113は、画像形成対象であるドキュメントを表すアイコン(後で図6に示す。)を表示部12に表示するための制御を行ってもよい。この場合、候補MFP選択部113は、MFP20及びドキュメントを表すアイコンの画面上の座標情報を、操作判断部114に通知する。
一方、操作部15は、タッチパネルに対するユーザーからの操作を検出し、検出した操作に関する情報を操作情報ログ162として記憶部16に書き込む。ここで「検出した操作に関する情報」とは、タッチパネルが静電容量式の場合、容量変化があった座標情報及び時間情報や、容量変化量等を含む。操作判断部114は、操作情報ログ162を参照し、フリック操作の有無を判断する(ステップS106)。操作判断部114は、フリック操作を検出すると(ステップS106、YES)、容量変化があった各座標情報(例えば、少なくとも、始点座標情報、終点座標情報)に基づき、フリック操作の方向を判断する。続いて、操作判断部114は、候補MFP選択部113から通知されたMFP20を表すアイコンの画面上の座標情報に基づき、画面上、フリック操作の方向に、MFP20を表すアイコンが複数個表示されているかどうかを判断する(ステップS107)。ここで、操作判断部114は、フリック操作の方向を中心とした画面上の特定の角度(例えば、フリック操作の方向から±10度(合計20度)、又はステップS103での判断に用いられた特定の角度と同一の角度)に、MFP20を表すアイコンが複数個表示されているかどうかを判断してもよい。また、操作判断部114は、フリック操作の始点座標情報が画像形成対象であるドキュメントを表すアイコン(後で図6に示す。)の座標である場合に限って、ステップS107の判断を行ってもよい。
操作判断部114は、画面上、フリック操作の方向に、MFP20を表すアイコンが1個だけ表示されていると判断すると(ステップS107、NO)、このアイコン及び時間表すMFP20を、画像形成指示を送信する対象として決定する(ステップS109)。一方、操作判断部114は、画面上、フリック操作の方向に、MFP20を表すアイコンが2個表示されていると判断すると(ステップS107、YES)、容量変化があった各座標情報及び時間情報(例えば、少なくとも、始点座標情報、終点座標情報、始点から終点に到達するまでの時間情報)に基づき、フリック操作の速度を算出する(ステップS108)。操作判断部114は、フリック操作の速度が閾値以下の(フリック操作が遅い)とき(ステップS108、YES)、携帯情報端末10のより近くにあるMFP20を、画像形成指示を送信する対象として決定する(ステップS110)。操作判断部114は、フリック操作の速度が閾値より大きい(フリック操作が速い)とき(ステップS108、NO)、携帯情報端末10のより遠くにあるMFP20を、画像形成指示を送信する対象として決定する(ステップS111)。あくまで一例にすぎないが、フリック操作の速度の閾値は、0.66cm/秒(=フリック距離10cm/フリック時間0.15秒)程度とすればよい。続いて、操作判断部114は、画像形成数(部数)を判断する(ステップS112)。
図5は、画像形成数(部数)を判断する動作を示すフローチャートである。
操作判断部114は、容量変化があった座標情報及び時間情報(例えば、少なくとも、終点座標情報、終点の座標で容量変化が生じている期間を示す時間情報)に基づき、ユーザーの手指がタッチパネル上の終点に接触したまま(操作が速度を伴わなくなってから)特定時間(例えば、1秒)が経過したか否かを判断する(ステップS202)。操作判断部114は、ユーザーの手指が終点に接触していた時間が1秒未満であったと判断すると(ステップS202、NO)、部数をデフォルトの値(典型的には1部、ステップS201)と決定する。一方、操作判断部114は、ユーザーの手指が終点に接触したまま1秒が経過したと判断すると(ステップS202、YES)、ユーザーの手指が接触している間、1秒経過後一定時間(例えば、0.3秒)が経過するごとに(ステップS203、YES)、1部ずつ部数を増加させ(ステップS204)、最終的な部数を決定する(ステップS203、NO)。例えば、操作判断部114は、ユーザーの手指が1.6秒間(=1秒+0.3秒×2)タッチパネル上の終点に接触していたと判断すると、部数=3部と決定する。操作判断部114は、画像形成指示を送信する対象として決定(ステップS109〜S111)したMFP20と、決定(ステップS202〜S204)した部数とを、画像形成指示部115に通知する。また、操作判断部114は、決定前(増加中)の部数及び決定した部数(後で図6に示す。)を表示部12に表示するための制御を行う。
図6は、表示部に表示される画面の一例を示す図である。
表示部12の画面には、画像形成対象であるドキュメントを表すアイコン120(ステップS110)が表示される。さらに、候補MFP選択部113が決定したMFP20(本図の例では2台)を表すアイコン121、122(ステップS105)が、実際の位置関係(距離及び方向)を模した位置関係で表示される。さらに、決定前(増加中)の部数又は操作判断部114が決定した部数を表す数値123(ステップS112)が表示される。
図4に戻り、画像形成指示部115は、画像形成対象判断部110から通知されたドキュメントを、操作判断部114から通知された部数だけ画像形成するための画像形成指示を生成する。画像形成指示部115は、生成した画像形成指示を、操作判断部114から通知されたMFP20に対し、通信制御部13を介して送信する(ステップS113)。MFP20は、受信した画像形成指示に基づき、画像形成処理を実行する。
(5.まとめ)
本実施形態によれば、候補MFP選択部113は、携帯情報端末10の方位と、携帯情報端末10からMFP20までの距離に基づき、画像形成指示を送信する対象の候補となるMFP20を選択する(ステップS103)。
これにより、画像形成指示を送信する対象としてユーザーが選択する可能性の高いMFP20のみが、画像形成指示を送信する対象の候補として選択される。言い換えれば、画像形成指示を送信する対象としてユーザーが選択する可能性の低いMFP20(例えば、携帯情報端末10を持つユーザーの背後等に存在するMFP20)が、画像形成指示を送信する対象の候補から除外される。その結果、画面に表示されるアイコンの数が減少して画面がシンプルになり、結果的に、タッチパネル上での操作ミスが減少しうる。
本実施形態によれば、操作判断部114は、フリック操作の速度が閾値以下のとき、近くにあるMFP20を画像形成指示を送信する対象として決定し、フリック操作の速度が閾値より大きいとき、遠くにあるMFP20を画像形成指示を送信する対象として決定する(ステップS108、S110、S111)。
これにより、ユーザーはフリック操作の速度を変えることで意図するMFP20を選択できるので、ユーザーにとっては直感的かつ容易にMFP20を選択できる。
本実施形態によれば、操作判断部114は、ユーザーの手指がタッチパネル上の終点に接触したまま(操作が速度を伴わなくなってから)一定時間が経過するごとに画像形成数(部数)を増加させる(ステップS202〜S204)。
これにより、ユーザーが所望する部数をフリック操作の回数に基づき入力する技術(特許文献1)に比較して、とくに部数が大きい場合に、タッチパネル上での操作ミスが減少しうるとともに、ユーザーの手指が疲労するおそれが低下しうる上、直感的である。
(6.変形例)
(6−1.変形例1)
上記実施形態では、操作判断部114は、画面上、フリック操作の方向に、MFP20を表すアイコンが複数個表示されているかどうかを判断し(ステップS107)、その後、フリック操作の速度(ステップS108)に基づき、画像形成指示を送信する対象であるMFP20を決定した(ステップS110、S111)。
これに代えて、操作判断部114は、画面上、フリック操作の方向に、MFP20を表すアイコンが複数個表示されているかどうかを判断することなく(ステップS107を省略)、フリック操作の速度(ステップS108)のみに基づき、画像形成指示を送信する対象であるMFP20を決定(ステップS110、S111)してもよい。
これにより、画像形成指示を送信する対象であるMFP20を選択するパラメータがフリック操作の速度のみとなる(言い換えれば、フリック操作の方向が、MFP20を選択するパラメータから除外される。)。その結果、ユーザーは、MFP20を選択するにあたり画面を目視する必要がなくなる上、仮に、実際のMFP20の位置関係と画面上でのアイコンの位置関係とが多少異なる場合であっても、MFP20を正確に選択することができる。
(6−2.変形例2)
上記実施形態では、候補MFP選択部113は、画像形成指示を送信する対象の候補となる2台のMFP20を、携帯情報端末10の方位及び携帯情報端末10からの距離に基づき選択した(ステップS103でYES、ステップS105)。
これに代えて、候補となるMFP20を2台に狭めることなく(ステップS103を省略)、特定距離範囲内に存在するMFP20を全部(3台以上)を表示部12に表示してもよい。操作判断部114は、フリック操作の速度が閾値以下の(フリック操作が遅い)とき(ステップS108、YES)、最も近くにあるMFP20を、画像形成指示を送信する対象として決定(ステップS110)すればよい。操作判断部114は、フリック操作の速度が閾値より大きい(フリック操作が速い)とき(ステップS108、NO)、2番目に近くにあるMFP20を、画像形成指示を送信する対象として決定(ステップS111)すればよい。この場合、ステップS103で画像形成指示を送信する対象の候補として選択されたMFP20のアイコンがステップS107での判断の対象となる。
これにより、携帯情報端末10の近くにある(画像形成指示を送信する対象としてユーザーが選択する可能性の高い)2台のMFP20のみが、実質的には、候補として取り扱われる。これにより、画面に3台以上のMFP20を表すアイコンが表示されて画面が煩雑な場合でも、ユーザーが所望のMFP20を容易に選択でき、結果的に、タッチパネル上での操作ミスが減少しうる。
(7.その他)
本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)ユーザーからの操作を検出し、
画像形成指示を送信する対象の候補となる1以上の画像形成装置を、前記情報処理装置の方位及び前記情報処理装置からの距離に基づき選択し、
前記操作の速度を算出し、前記速度に応じて異なる画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象として決定する
情報処理方法。
(2)ユーザーからの操作を検出する操作部と、
画像形成指示を送信する対象の候補となる1以上の画像形成装置を、前記情報処理装置の方位及び前記情報処理装置からの距離に基づき選択する候補画像形成装置選択部と、
前記操作の速度を算出し、前記速度に応じて異なる画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象として決定する操作判断部
として情報処理装置を機能させるプログラム
を記憶した非一過性の記録媒体(non-transitory computer readable medium)。
10…携帯情報端末
20…MFP
110…画像形成対象判断部
111…端末位置判断部
112…MFP位置判断部
113…候補MFP選択部
114…操作判断部
115…画像形成指示部

Claims (6)

  1. 情報処理装置であって、
    ユーザーからの操作を検出する操作部と、
    画像形成指示を送信する対象の候補となる1以上の画像形成装置を、前記情報処理装置の方位及び前記情報処理装置からの距離に基づき選択する候補画像形成装置選択部と、
    前記操作の速度を算出し、前記候補画像形成装置選択部が選択した前記1以上の画像形成装置の中から、前記速度に応じて異なる画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象として決定し、前記操作が速度を伴わなくなってから一定時間が経過するごとに画像形成数を増加させる操作判断部
    とを具備する情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記候補画像形成装置選択部は、前記情報処理装置を始点として前記情報処理装置の方位を示す半直線を中心とした水平面上の特定の角度以内に存在する画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象の候補として選択する
    情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置であって、
    前記候補画像形成装置選択部は、前記情報処理装置から特定距離範囲内に存在する画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象の候補として選択する
    情報処理装置
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記候補画像形成装置選択部は、選択された前記画像形成装置のうち、前記情報処理装置により近い2台の画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象の候補として選択する
    情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記操作判断部は、
    前記速度が閾値以下のとき、前記情報処理装置のより近くにある画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象として決定し、
    前記速度が前記閾値より大きいとき、前記情報処理装置のより遠くにある画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象として決定する
    情報処理装置。
  6. 情報処理装置で実行される情報処理プログラムであって、
    ユーザからの操作を検出する操作部、
    画像形成指示を送信する対象の候補となる1以上の画像形成装置を、前記情報処理装置の方位及び前記情報処理装置からの距離に基づき選択する候補画像形成装置選択部、及び
    前記操作の速度を算出し、前記候補画像形成装置選択部が選択した前記1以上の画像形成装置の中から、前記速度に応じて異なる画像形成装置を、前記画像形成指示を送信する対象として決定し、前記操作が速度を伴わなくなってから一定時間が経過するごとに画像形成数を増加させる操作判断部
    として前記情報処理装置を機能させる情報処理プログラム。
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