JP2016100237A - 角形二次電池モジュール - Google Patents

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高光 鎌田
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直毅 山田
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Abstract

【課題】本発明の目的は、充放電により繰り返し生じる歪によって起こる劣化を検知し、セルホルダ自体の劣化を検知し、破損を防止することにある。【解決手段】正極と負極を有する発電要素が電池缶に収納されたリチウムイオン二次電池を複数積層し、セルホルダにより固定した二次電池モジュールにおいて、セルホルダは、積層したリチウムイオン二次電池のうち最外に位置する二次電池の幅広側面に当接する部分を有し、幅広側面に当接する部分には、歪ゲージが設けられ、歪ゲージには、演算部が接続されており、歪ゲージおよび演算部は、幅広側面に当接する部分の歪量を算出し、演算部は、歪量と、歪量の積算から求められる歪積算量を算出し、歪積算量が所定の値を越えた場合、破断信号を出力することを特徴とする二次電池モジュール。【選択図】図1

Description

本発明は角形二次電池モジュールに関するものである。
車載用途等で使用される角形二次電池は複数個をセルホルダにまとめ、制御回路等を含めてモジュールを構成している。二次電池として用いられるリチウムイオン二次電池は、充電放電において電極の体積変化を伴う。電極の膨張収縮により二次電池のセル自体も膨張収縮する。
特許文献1には、二次電池にセルの歪を検知する歪ゲージを設け、膨張収縮による二次電池セルの破損を抑制する技術が開示されている。
特許文献2には、セルに熱電対のような温度センサーや歪ゲージで温度上昇、圧力上昇を検知し、検知し、その信号によりセルを固定する締め付け棒の接続を解く技術が開示されている。
特許第4603906号 特開2004−349266号
一方で、二次電池では、セルケースの膨張・収縮により、セル自体の破損だけでなく、二次電池モジュールのセルを拘束しているセルホルダが繰り返し変形の応力を経験することにより強度劣化を引き起こす可能性がある。
特許文献1の技術により、セル自体の破損を防止することはできるが、セルホルダの強度劣化を検知することは難しい。
特許文献2では、セルに設けられたセンサーが検知した結果により、セルを固定する締め付け棒の接続を解くため、結果的にセルホルダの破損を防ぐことができる可能性があるが、ホルダ自体の劣化を検知することは難しい。また、特許文献2は、充放電により繰り返し生じる歪によって起こる劣化を検知することが難しい。
本発明の目的は、充放電により繰り返し生じる歪によって起こる劣化を検知し、セルホルダ自体の劣化を検知し、破損を防止することにある。
正極と負極を有する発電要素が電池缶に収納されたリチウムイオン二次電池を複数積層し、セルホルダにより固定した二次電池モジュールにおいて、セルホルダは、積層したリチウムイオン二次電池のうち最外に位置する二次電池の幅広側面に当接する部分を有し、幅広側面に当接する部分には、歪ゲージが設けられ、歪ゲージには、演算部が接続されており、歪ゲージおよび演算部は、幅広側面に当接する部分の歪量を算出し、演算部は、歪量と、歪量の積算から求められる歪積算量を算出し、歪積算量が所定の値を越えた場合、破断信号を出力することを特徴とする二次電池モジュール。
セルホルダに設けた歪ゲージ、演算部により歪積算量を求め、歪積算量に応じて破断信号を出力することで、繰り返し生じる歪によって起こる劣化を検知し、セルホルダ自体の劣化を検知し、破損を防止することができる。
本発明により、充放電により繰り返し生じる歪によって起こる劣化を検知し、セルホルダ自体の劣化を検知し、破損を防止することができる。
角形二次電池モジュールの外観斜視図。 二次電池の間に部材を有さない場合の二次電池モジュール200の概念図。 角型二次電池100の外観斜視図。 角形二次電池モジュールの展開斜視図。 角形二次電池モジュールの分解斜視図。 歪検知システム構成図 実施例1の歪検知システムの動作フロー図 実施例2の歪検知システムの動作フロー図 実施例3の歪検知システムの動作フロー図 実施例4の歪検知システムの動作フロー図
以下、実施例を図面を用いて説明する。
以下、本発明による二次電池モジュールの実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態による二次電池モジュール200の構成を示す図である。
モジュール200は、直列または並列に接続された二次電池100と二次電池100を拘束するセルホルダ91と、二次電池モジュール200の両端のセルホルダ93に歪ゲージ3を有している。
モジュール200を作製したときの角形二次電池100の厚さ、幅、高さの方向を、それぞれX、Y、Z方向とした場合、モジュール200は、角形二次電池100の厚さ方向(X方向)に積層された複数の角形二次電池100と、各角形二次電池100を積層した状態に保持するセルホルダ91を有している。セルホルダ91は、例えば、ガラスエポキシ樹脂、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート樹脂などの樹脂材料や、アルミニウム、銅、ステンレスなどの金属材料によって構成することができる。
セルホルダ91は、中間セルホルダ92と一対の端部セルホルダ93とからなる。中間セルホルダ92は、互いに隣り合う角形二次電池100の間に介在される。端部セルホルダ93は中間セルホルダ92に保持された複数の角形二次電池100の積層方向の両端部に配置されて中間セルホルダ92とで角形二次電池100を保持する。端部セルホルダ93は概ね中間セルホルダ92を角形二次電池100の幅広側面1bに平行な面で二分割した形状である。
二次電池モジュール200は正極にマンガン系材料を、負極にグラファイト系材料をそれぞれ用いた二次電池100のセル、たとえば96個のセルが直列に接続されて構成されている。
スペーサ103a上には歪ゲージ3が設けられている。
歪ゲージ3は、板状の基盤に電極を巡らせ、その電極の抵抗変化を検知することで、基盤全体の歪を検知することができる。二次電池100の膨張収縮によりスペーサ103aがひずんだ場合、スペーサ103aに設けられた歪ゲージ3も同様にひずむ為、歪ゲージ3内の抵抗値変化が生じる。その抵抗値変化を歪として検知することができる。歪ゲージ3としては、例えば特許文献1に開示されているような公知のものを用いることができる。
二次電池モジュール200の側面には、抵抗値変化測定手段4を有する演算部5と、アラームを表示する手段6を有する。演算部5と歪ゲージ3とは通信線7により接続されている。
演算部5、アラームを表示する手段6は、必ずしも二次電池モジュール200の側面に設ける必要はなく、二次電池モジュール200と離れた箇所に設けても構わない。
図2は二次電池の間に部材を有さない場合の二次電池モジュール200の概念図である。
図1ではセルホルダ91は、中間セルホルダ92とセルホルダ93に分割できる場合について記述したが、二次電池の間に部材はあってもなくても構わず、また、すべてが一体型のセルホルダでも構わない。
セルホルダ91は、図2のように積層した二次電池のうち最外に位置する二次電池の幅広面(幅広側面1b)に当接する部分103と、二次電池の幅狭面(幅狭側面1c)に当接する部分104とを有し、(幅広側面1b)に当接する部分103と幅狭面に当接する部分104とが接することで複数の二次電池100を固定することができる。幅広側面1bに当接する部分103としては、図1のような棒状のスペーサ103aを複数設けてもよく、二次電池100の幅広面1bを覆う一体の板状の部材であっても構わない。放熱の観点からはスペーサ103aが好ましい。
ここで、幅広側面1bに当接する部分103と、二次電池の幅広側面1bとは常に接している(当接している)必要はなく、少なくとも二次電池の膨張時に接していれば、後術する歪ゲージが二次電池の歪を検知することができる。
図1,2に図示したように幅広側面1bに設けられたスペーサ103aのいずれかには、歪ゲージ3が設けられている。幅広側面1bのうち中心部に近いほど、歪が大きいため、歪をより精度よく検知するために、歪ゲージは幅広側面1bの中心に近い位置に設けることが好ましい。
図3は二次電池100の外観斜視図である。
角形二次電池100は、電池缶1と電池蓋6とからなる電池容器を備えている。電池缶1および電池蓋6の材質としては、アルミニウムまたはアルミニウム合金などを採用することができる。電池缶1は、深絞り加工を施すことによって、一端が開口された扁平な矩形箱状に形成されている。電池缶1は、矩形平板状の底面1dと、底面1dの一対の長辺部のそれぞれに設けられる一対の幅広側面1bと、底面1dの一対の短辺部のそれぞれに設けられる一対の幅狭側面1cとを有している。
電池蓋6は、矩形平板状であって、電池缶1の開口を塞ぐようにレーザ溶接されている。つまり、電池蓋6は、電池缶1の開口を封止している。さらに、電池蓋6には、絶縁体22,24を介して一対の電極端子である正極端子51と負極端子61が配設され、蓋組立体を構成している。また、電池蓋6には、正極端子51及び負極端子61の他に、電池容器2内の圧力が所定値よりも上昇すると開放されて電池容器2内のガスを排出するガス排出弁10と、電池容器2内に電解液を注入するための注液口9が配置されている。
正極端子51及び負極端子61は、電池蓋6の長手方向の一方側と他方側の互いに離れた位置に配置されている。正極端子51及び負極端子61は、電池蓋6の外側に配置される外部端子52、62と、電池蓋6を貫通して一端が外部端子52、62に導通接続される接続端子53、63を有している。正極側の外部端子52と接続端子53は、アルミニウム合金で製作され、負極側の外部端子62と接続端子63は、銅合金で製作されている。外部端子52,62には、バスバーを締結するためのボルト52a、62aが突設されている。
電池蓋6に設けられているガス排出弁10は、プレス加工によって電池蓋6を部分的に薄肉化することで形成されている。なお、薄膜部材を電池蓋6の開口にレーザ溶接等により取り付けて、薄肉部分をガス排出弁としてもよい。ガス排出弁10は、角形二次電池100が過充電等の異常により発熱してガスが発生し、電池容器2内の圧力が上昇して所定圧力に達したときに開裂して、内部からガスを排出することで電池容器内の圧力を低減させる。また、電池蓋6に設けられている注液口9は電解液を注入した後、注液栓11を溶接して封口される。
図4は中間セルホルダ92と角形二次電池100との組み立て状態を示す斜視図であり、図5は図4の分解状態を示す斜視図である。
中間セルホルダ92は、図4及び図5に示すように、それぞれ角形二次電池100の電池缶1の2つの幅狭側面1cおよび底面1dと対向する側板111、底板112、を有する。中間セルホルダ92は、2つの角形二次電池100の間に配置されるため、2つの角形二次電池100の中間を通り電池缶1の幅広側面1bに平行な面に面対称な形状を有している。したがって、中間セルホルダ92の側板111、底板112はそれぞれ、中間セルホルダ92の両側に配置された2つの角形二次電池100の幅狭側面1cおよび底面1dに対して、電池缶100の厚さ方向の約半分ずつ対向している。
側板111は、電池缶100の幅広側面1bの幅方向(Y方向)すなわち角形二次電池100の幅方向(Y方向)の両端部で対峙して、角形二次電池100の積層方向(X方向)に延在している。底板12は、電池缶1の底面1dと垂直な方向(Z方向)すなわち角形二次電池100の高さ方向の下端部で、角形二次電池100の積層方向に延在して二つの側板111の下端部間を連結している。また、角形二次電池100の両側に配置された2つの中間セルホルダ92は、互いの側板111および底板112の端部が突き合わされるか僅かに隙間をあけて保持されることで、これらの間に角形二次電池100を保持する空間が形成される。
二つの側板111は、幅広側面1bに当接する部分103を有し、幅広側面1bに当接する部分103は、上端部スペーサ102,下端部スペーサ101,およびその間の複数のスペーサ103aにより構成されている。より詳細には、二つの側板111は、これらの下端部を連結する下端部スペーサ101と、これらの上端部を連結する上端部スペーサ102と、これらの中間部を連結する中間部スペーサ103aとにより連結されている。
下端部スペーサ101は、側板111が底板112とを連結している。上端部スペーサ102は、電池蓋6から電池缶1に内蔵される電極群の電池蓋6側の湾曲部までの部分の高さに対応して、他のスペーサよりもZ方向の幅が広くなっている。下端部スペーサ101と中間部スペーサ103との間隔及び上端部スペーサ102と中間部スペーサ103との間隔は、中間部スペーサ103同士の間隔よりも小さくなっている。各スペーサ101,102,103は、隣接する2つの角形電池100の間に配置される。
側板111は、第1の開口部111aと、第2の開口部111bと、を有している。第1の開口部111aは、Z方向において下端部スペーサ101と中間部スペーサ103との間の位置、および、上端部スペーサ102と中間部スペーサ103との間の位置に形成されている。第2の開口部111bは、Z方向において中間部スペーサ103同士の間の位置に形成されている。第1の開口部111aと第2の開口部111bはX方向の開口幅が等しくなっている。各開口部のZ方向の開口高さは、各スペーサ101,102,103の間隔に対応して、第1の開口部111aよりも第2の開口部111bの方が大きくなっている。
各スペーサ101,102,103は、Z方向に互いに間隔をあけて配置されることで、角形二次電池100の電池缶1の幅広側面1bに沿ってその幅方向(Y方向)に延びる複数のスリット114,115を形成している。各スペーサ101,102,103間の間隔に対応して、下端部スペーサ101と中間部スペーサ103との間及び上端部スペーサ102と中間部スペーサ103との間には、Z方向の幅が比較的狭い第1のスリット114が形成されている。また、中間部スペーサ103同士の間には、Z方向の幅が比較的広い第2のスリット115が形成されている。第1のスリット114は、二つの側板111の第1の開口部111aを連通し、第2のスリット115は二つの側板111の第2の開口部111bを連通している。これにより、スリット114,115に冷却媒体を通過させ、角形二次電池100の電池缶1の幅広側面1bを冷却できるようになっている。
図6は歪ゲージ3の抵抗値変化測定から得られた信号を元にセルホルダ91の歪を検知し、アラームとする歪検知システム構成図である。
歪検知システムは、幅広側面1bのスペーサ103aに取り付けられた歪ゲージ3と抵抗値変化測定手段4と演算部5とアラームを表示する手段6を有する。
図7は実施例1における歪検知システムの動作フローである。
まず、二次電池100の充放電によりセルホルダ91のスペーサ103aに歪が生じる。歪が生じると幅広側面1bに当接するスペーサ103aに取り付けられた歪ゲージ3内で抵抗変化が生じる。抵抗値変化測定手段4では、歪ゲージ3の抵抗変化を測定し、その測定値に応じた抵抗変化を測定信号として演算部5に出力する。演算部5では、測定信号を元にスペーサ103aの歪量、歪回数及び、歪積算量を算出する。次に算出した歪積算値がスペーサ103aの強度劣化の所定値を超えているか否かを判断し、超える場合は、セルホルダ91が破断する可能性があることを示す破断信号をアラームを表示する手段6に出力する。破断信号を受け取ったアラームを表示する手段6ではディスプレイなどの表示部にアラームを表示する。
ここで、抵抗量と歪量との関係は式1のようになる。

ΔR/R=K×ε (式1)

式1中のΔRは、抵抗変化量、Rは全体抵抗(主に歪ゲージ内の抵抗+配線の抵抗)、εはスペーサ103aの歪量、Kはゲージ率で比例定数である。歪ゲージ3はセルホルダ91のスペーサ103aが変形するとその抵抗値が変化し、全体抵抗Rに対する抵抗変化ΔRの比が変形量εに比例する特徴を有する。
また、演算部5において、歪積算量は式2のように歪量εの積算から求められる。
すなわち、二次電池をn回充放電した場合、1回目からn回目までの歪量εを積算することにより歪積算量が求められる。

歪積算量=Σε=一回目の充放電によるε+二回目の充放電によるε+三回目…(式2)

このように歪が生じた回数を考慮して歪積算量として算出し、この値を元に破断信号を出力することで、単発的に生じる大きな歪による破断危険性だけでなく、小さな歪が積算した結果生じる破断危険性も検知することができる。
次に本実施例における所定値の設定方法を説明する。
まず、どの程度の変化量と回数によりセルホルダの破断に至るかを予め求める。変化量0.1にて1000回歪を生じさせた場合に破断が生じる確率が高いと判断される場合、歪積算量の所定値は式2より100(0.1の歪量を1000回生じさせた場合の歪積算量は0.1×1000=100)と設定することができる。
二次電池モジュール200の充放電を繰り返し、歪量の積算量が100を越えた場合、破断信号をアラームを表示する手段6に出力する。Rが10Ω、ゲージ率が100の場合、100Ω程度のΔRを検知した場合、変化量は0.1程度となる。
破断信号を受け取ったアラームを表示する手段6は、その旨をディスプレイに表示する。アラームを表示する手段6は、図1のようにセルホルダ91の側面に設けてもよく、離れた箇所に設けても構わない。また、図1のようなモジュール毎に設けてもよく、複数のモジュールのアラームを表示する手段6を一つに統括して一つのディスプレイに表示させても構わない。
なお、歪積算量の所定値は、セルホルダ91の形状、材料の強度、劣化特性などに由来する特性により適宜変更可能である。
また、ここでは、変化量0.1にて1000回歪を生じさせた場合に破断が生じる確率が高いと判断して歪積算量の所定値を判断しているが、複数の変化量にて破断の可能性を検証した上で歪積算量の所定値を判断することが好ましい。
実施例2は実施例1のうち、ある一定の歪量A1を越えた場合のみに歪回数としてカウントする方法である。
図8は実施例2のひずみ検知システム動作フローである。まず、演算部5にて歪ゲージ3から出力されたΔRから歪量を算出する。次に、算出された歪量が、所定の歪量A1を越えているかを判断する。越えている場合、歪としてカウントする。演算部5では歪としてカウントされた分の歪量を式2により積算し歪積算量を算出する。歪積算量が所定値を越えた場合、実施例1と同様、演算部5から破断信号を出力する。破断信号を受け取ったアラームを表示する手段6ではディスプレイなどの表示部にアラームを表示する。
実施例2では、所定の歪量A1を0.1とし、歪積算量の所定値は実施例1と同様に100とした。二次電池の充放電により歪量が算出されるが0.1を下回るような場合、たとえば0.08のような場合は、歪としてカウントせず、二次電池の充放電を続ける。歪量が1.2のように所定の歪量A1を越える場合は、歪としてカウント式2により歪積算量を算出する。
実施例2のようにある一定の歪量A1を越えた場合のみに歪回数としてカウントする場合、歪としてカウントする閾値がはっきりするメリットがある。
実施例3は実施例2のうち、ある一定の歪量A2を越えた場合のみに歪回数としてカウントし、歪積算量は式3とする方法である。式3では、歪量を定数A2とし、歪積算量は定数A2と歪としてカウントされた数の積により求める。

歪積算量=所定の歪量A2(定数)×歪としてカウントされた回数 …式3

図9は実施例3のひずみ検知システム動作フローである。まず、演算部5にて歪ゲージ3から出力されたΔRから歪量を算出する。次に、算出された歪量が、所定の歪量A2を越えているかを判断する。超えている場合、歪としてカウントし、歪量は所定の値A2として式3により歪積算量を算出する。歪積算量が所定値を越えた場合、実施例1と同様、演算部5から破断信号を出力する。破断信号を受け取ったアラームを表示する手段6ではディスプレイなどの表示部にアラームを表示する。
実施例3では、所定の歪量A2を0.1とし、歪積算量の所定値は実施例1と同様に100とした。二次電池の充放電により歪量が算出されるが、0.1を下回る場合、たとえば0.08のような場合は、歪としてカウントせず、二次電池の充放電を続ける。歪量が1.2のように所定の歪量A2を越える場合は、歪としてカウント式3により歪積算量を算出する。この場合、歪量は0.1として計算する。
なお、実施例2,3の所定値A1、A2は便宜上異なる記号を用いているが、双方とも歪としてカウントする閾値を示すものであり同様の意味を持つ。具体的な値は同一でもよく、異なっていてもよい。
実施例3は実施例1、2のように歪積算量を厳密に計算しないため、計算を簡略化することができる。歪量は、各充放電毎に大きく変わるものではないため、実施例2のような計算により歪積算量を求めてもよいが、使用環境、特に温度の上下が激しい環境で使用するような場合は、実施例1、2のような歪積算量の算出方法が好ましい。
実施例4では、実施例1に加えて、歪量が所定値を越えた場合、歪積算量が所定の値を越えない場合であっても破断信号を出力するフローを加えた。
歪積算量が所定の値を越えない場合であっても、単発的に大きな歪が生じた場合、破断に至る可能性がある。歪量がある所定値を超えているかどうかの判断し、この結果に応じて破断信号を出力することで、単発的に大きな歪が生じた場合でも破断を防ぐことができる。
図10は実施例3のひずみ検知システム動作フローである。まず、演算部5にて歪ゲージ3から出力されたΔRから歪量を算出する。次に、算出された歪量が、所定の歪量Bを越えているかを判断する。超えている場合、実施例1と同様、演算部5は破断信号を出力する。破断信号を受け取ったアラームを表示する手段6ではディスプレイなどの表示部にアラームを表示する。
算出された歪量が、所定の歪量Bを越えていない場合は、歪積算値がスペーサ103aの強度劣化の所定値を超えているか否かを判断し、超える場合は、セルホルダ91が破断する可能性があることを示す破断信号をアラームを表示する手段6に出力する。破断信号を受け取ったアラームを表示する手段6ではディスプレイなどの表示部にアラームを表示する。
本実施例では、所定の歪量Bを0.5とした。歪量Bを、一度でも満たす場合破断の危険があると判断するため歪量Bは実施例2および実施例3の歪量A(A1、A2)と比較して大きな値である(歪量A<歪量B)。温度条件、その他の条件により歪量が極端に大きくなった場合、すぐにアラームを発することができる。
実施例4のように歪量が所定値を越えた場合、歪積算量が所定の値を越えない場合であっても破断信号を出力するフローは、実施例2,3にも加えることができる。
また、実施例1〜4では、破断信号をアラームを表示する手段6に出力するが、破断信号は他の箇所に出力しても構わない。例えば、破断信号を電池の充電深度(SOC)を制御する箇所(充電深度制御手段)に出力し、この信号に応じて充電深度(SOC)を変更することも可能である。セルホルダ91の歪積算量が高まった場合、SOCの範囲を小さくすることで、セルホルダの破断を防ぐことができる。充電深度制御手段は、二次電池モジュール毎に設けられていてもよく、複数の二次電池モジュールを統括する形で設けられていても構わない。
二次電池モジュール200
二次電池100
セルホルダ91
中間セルホルダ92
端部セルホルダ93
幅広側面に当接する部分103
下端部スペーサ101
スペーサ(中間部スペーサ)103a
上端部スペーサ102
幅狭面に当接する部分104
歪ゲージ3
抵抗値変化測定手段4
演算部5
アラームを表示する手段6
通信線7
電池蓋6
電池缶1
幅広側面1bと、
底面1d
幅狭側面1c
絶縁体22,24
正極端子51
負極端子61
電池容器2
ガス排出弁10
注液口9
外部端子52、62
接続端子53、63
ボルト52a、62a
注液栓11
側板111、
底板112
開口部111a
第2の開口部111b
第1のスリット114
第2のスリット115

Claims (8)

  1. 正極と負極を有する発電要素が電池缶に収納されたリチウムイオン二次電池を複数積層し、セルホルダにより固定した二次電池モジュールにおいて、
    前記セルホルダは、積層した前記リチウムイオン二次電池のうち最外に位置する二次電池の幅広側面に当接する部分を有し、
    前記幅広側面に当接する部分には、歪ゲージが設けられ、
    前記歪ゲージには、演算部が接続されており、
    前記歪ゲージおよび前記演算部は、前記幅広側面に当接する部分の歪量を算出し、
    前記演算部は、前記歪量と、前記歪量の積算から求められる歪積算量を算出し、
    前記歪積算量が所定の値を越えた場合、破断信号を出力することを特徴とする二次電池モジュール。
  2. 請求項1において、
    前記歪ゲージは、前記幅広側面に当接する部分の歪を抵抗値の変化として検知し、
    前記演算部は、前記抵抗値の変化を歪量として算出することを特徴とする二次電池モジュール。
  3. 請求項1または2において、
    前記演算部は、一定の歪量A(任意の値)を越えた場合に歪としてカウントし、前記一定の歪量Aを越えた時の歪量を積算して歪積算量とすることを特徴とする二次電池モジュール。
  4. 請求項1または2において、
    前記演算部は、一定の歪量A(任意の値)を越えた場合に歪としてカウントし、前記一定の歪量Aと前記一定の歪量を越えた回数との積から歪積算量を算出することを特徴とする二次電池モジュール。
  5. 請求項3または請求項4において、
    前記演算部は、一定の歪量B(任意の値)を越えた場合、破断信号を出力し、
    前記歪量Aと前記歪量Bの関係は、歪量A<歪量Bであることを特徴とする二次電池モジュール。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、
    前記二次電池モジュールは、アラームを表示する手段を有し、
    前記破断信号は、前記アラームを表示する手段に出力され、
    前記アラームを表示する手段は、アラームをディスプレイに表示することを特徴とする二次電池モジュール。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、
    前記二次電池モジュールは、前記リチウムイオン二次電池の充電深度(SOC)を制御する充電深度制御手段を有し、
    前記破断信号は、前記充電深度制御手段に出力され、
    前記充電深度制御手段は、前記破断信号を受け取った場合、前記リチウムイオン二次電池の充電深度を変更することを特徴とする二次電池モジュール。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかにおいて、
    前記セルホルダは、前記リチウムイオン二次電池の幅狭面に当接する部分を有し、前記幅広側面に当接する部分と前記幅狭面に当接する部分が接していることを特徴とする二次電池モジュール。
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