JP2016099481A - 表示装置 - Google Patents

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Hironori Sugiyama
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Abstract

【課題】クロストークの発生を抑制することができる表示装置を提供することを目的とする。【解決手段】複数の視点の各々に対応する画像を一つの画面内に表示する表示部と、前記表示部からの光の遮蔽と光の透過とを切り替え可能に設けられた複数の単位領域を有する視差調整部とを含む表示装置であって、前記視差調整部は、液晶層を挟む第1の基板及び第2の基板と、前記第1の基板の前記第2の基板と対向する面において、複数の前記単位領域に対応して形成された複数の第1の電極と、前記第2の基板に形成され、複数の前記第1の電極と対向する第2の電極と、前記第1の電極、及び隣り合う前記第1の電極同士の間に位置する前記第1の基板を覆う有機誘電体層とを有する。【選択図】図9

Description

本発明は、画像を表示する表示装置に関する。
下記特許文献1には、両目視差を利用した立体画像表示装置が記載されている。特許文献1に記載の立体画像表示装置は、第1画像と第2画像を表示する表示画面を設け、この表示画面の手前に第1画像と第2画像を分離する視差バリアを設けることにより、右眼と左眼との間に視差を生じさせる。視差バリアは、第1画像と第2画像の光を分離するバリア遮光部と、光を透過させる透光部とが基板面内に交互に形成されている。特許文献1に記載されている表示装置は、バリア遮光部と透光部の位置が固定され、第1画像の光の方向と、第2画像の光の方向が固定された固定バリア方式である。
立体表示を実現する表示装置として、利用者の両眼の位置を検出して制御を行う、両眼視差バリア方式のアイトラッキング対応の表示装置がある。両眼視差バリア方式のアイトラッキング対応の表示装置は、利用者の両眼の位置に応じて、バリア部の単位領域ごとに表示画像からの光の透過と光の遮蔽とが切り換え可能となっており、利用者が表示画像を立体表示として視認することができる。
特許第3865762号公報
しかしながら、バリア部は、単位領域ごとにスリットで分割された複数の電極が設けられており、隣り合う電極同士の間には電界が印加されにくくなる。そのため、隣り合う電極間で光漏れが発生する場合がある。電極間での光漏れが大きくなると、クロストーク(左右画像の混在)が生じ、表示品質が劣化する可能性がある。
本発明は、クロストークの発生を抑制することができる表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、複数の視点の各々に対応する画像を一つの画面内に表示する表示部と、前記表示部からの光の遮蔽と光の透過とを切り替え可能に設けられた複数の単位領域を有する視差調整部とを含む表示装置であって、前記視差調整部は、液晶層を挟む第1の基板及び第2の基板と、前記第1の基板の前記第2の基板と対向する面において、複数の前記単位領域に対応して形成された複数の第1の電極と、前記第2の基板に形成され、複数の前記第1の電極と対向する第2の電極と、前記第1の電極、及び隣り合う前記第1の電極同士の間に位置する前記第1の基板を覆う有機誘電体層とを有する。
本発明の望ましい一態様として、前記有機誘電体層の誘電率を前記有機誘電体層の厚さで除した値が7以上であることが好ましい。
本発明の望ましい一態様として、前記有機誘電体層の厚さが、0.5μm以上、5μm以下であることが好ましい。
本発明の望ましい一態様として、前記有機誘電体層の誘電率が、4以上、35以下であることが好ましい。
本発明の望ましい一態様として、前記有機誘電体層は、無機フィラーを含む樹脂材料であることが好ましい。
本発明の望ましい一態様として、前記第1の基板と前記第2の基板との間において、前記有機誘電体層の上にスペーサが設けられるとともに、前記液晶層の周囲にシール部が設けられていることが好ましい。
図1は、本実施形態に係る表示装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図2は、図1に示す表示装置の照明部、表示部及びバリア部の構成の一例を示す斜視図である。 図3は、表示部の画素と、バリア部の単位領域との関係を示す斜視図である。 図4は、表示部及びバリア部を実装したモジュールの概略断面構造を表す断面図である。 図5は、画素の模式図である。 図6は、本実施形態に係る制御方法の概念を示す図である。 図7は、表示部に表示される右眼用画像及び左眼用画像の表示の一例を示す図である。 図8は、バリア部の構成例を示す図である。 図9は、バリア部の部分拡大断面図である。 図10は、比較例の表示装置におけるバリア部の等電位面及び光の透過率を模式的に示すグラフである。 図11は、遮蔽領域における、有機誘電体層の膜厚、有機誘電体層の誘電率、及び光の透過率の関係を示す三次元マップである。 図12は、スリット部における、有機誘電体層の膜厚、有機誘電体層の誘電率、及び光漏れの関係を示す三次元マップである。 図13は、有機誘電体層の膜厚及び誘電率を変えた場合の表示装置の表示品質の評価結果を示す表である。 図14は、有機誘電体層の誘電率を有機誘電体層の膜厚で除した値を示す表である。 図15は、バリア部に導電性異物が混入した場合を模式的に示す、バリア部の部分拡大断面図である。 図16は、バリア部のシール部を示す部分拡大断面図である。 図17は、本実施形態に係る表示装置を適用する電子機器の一例を示す図である。
以下に、本発明の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、発明の趣旨を保っての適宜変更について、当業者が容易に想到し得るものは、当然に本発明の範囲に包有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ寸法、形状等を模式的に表しているが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、本実施形態に係る表示装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図2は、図1に示す表示装置の照明部、表示部及びバリア部の構成の一例を示す斜視図である。図3は、表示部の画素と、バリア部の単位領域との関係を示す斜視図である。
表示装置1は、例えば、所定位置から画面を見ている利用者が、裸眼で三次元画像を認識できる画像を表示させる。表示装置1は、図1に示すように、照明部2と、表示部4と、バリア部6と、制御部7と、撮像部8とを有する。図2に示すように、表示装置1は、照明部2、表示部4及びバリア部6が、例えば、この順で積層されている。
照明部2は、表示部4に向けて面状の光を出射する照明装置である。照明部2は、例えば表示部4のバックライトとして設けられる。照明部2は、例えば、光源と導光板とを有し、光源から出射された光を導光板で散乱させつつ、表示部4と対面する出射面から出射する。
表示部4は、図3に示すように複数の画素50がX方向及びY方向に二次元配列で配置された液晶パネルである。照明部2から出射された光が、表示部4に入射する。表示部4は、各画素50に入射される光を透過させるか、遮蔽させるかを切り換えることで、図2に示す表示面4Sに画像を表示させる。表示部4は、利用者が三次元画像を認識することができるように、複数の視点の各々に対応する画像(例えば右眼用画像及び左眼用画像)を一画面内に表示する。
バリア部6は、表示部4の画像が表示される表示面4S(図2参照)、つまり、照明部2と対面している面とは反対側の面に配置されている。以下の説明では、図3に示すように、単位領域150の並ぶ方向をX方向、X方向に直交する方向であって各単位領域150の延びる方向をY方向、X方向及びY方向の両者に直交する方向をZ方向とする。図3に示すように、バリア部6は複数の単位領域150を有している。単位領域150は、それぞれY方向に延びており、Y方向に延びる単位領域150が、X方向に列状に複数配置されている。バリア部6は、例えば、液晶パネルであり、部分的に電圧を印加して液晶を配向させる。このような動作により、バリア部6は、各単位領域150を透過領域1501と遮光領域1502とに切り換えることができる。透過領域1501は、表示部4に表示される画像を透過させる領域であり、遮光領域1502は、表示部4に表示される画像を遮蔽させる領域である。
制御部7は、バリア部6の動作を制御する。制御部7は、バリア部6の各単位領域150の動作を制御して、透過領域1501と遮光領域1502とを調整する。
撮像部8は、画像を撮影する。撮像部8は、例えば、デジタルカメラが用いられる。バリア部6を制御して、三次元画像を表示する表示装置1では、いわゆるヘッドトラッキング技術又はアイトラッキング技術等が利用される。ヘッドトラッキング技術又はアイトラッキング技術は、ともに撮像部8によって利用者の画像を撮影し、画像内の利用者の位置、例えば、利用者の眼球の位置を検出又は計測する技術を利用する。なお、本実施形態では撮像部8によって撮像した画像に基づき、利用者の位置情報を取得しているが、位置情報の取得方法はこれに限られない。例えば、赤外線センサ等の温度センサ、マイク等の音声センサ、光学センサ等のいずれか又は複数を用いて利用者の位置情報を取得してもよい。
制御部7は、表示装置1の各部の動作を制御する。具体的には、制御部7は、照明部2の点灯及び消灯や、点灯時の光量及び光の強度を制御し、表示部4に表示させる画像を制御し、撮像部8の撮像動作を制御する。制御部7による表示部4の画像表示制御、及びバリア部6の各単位領域150の動作(透過・遮蔽)制御により、三次元画像の表示が実現される。
本実施形態における制御部7による三次元画像の表示について説明する。制御部7は、撮像部8によって取得された画像に基づいて、利用者の右眼及び左眼の位置を検出する。制御部7は、利用者の右眼及び左眼の位置並びに表示装置1と右眼及び左眼の位置との距離に応じて、表示部4に表示させる右眼用画像の画素及び左眼用画像の画素それぞれの表示内容である画素表示を決定する。続いて、制御部7は、バリア部6の光の透過を制御する。制御部7は、利用者の右眼及び左眼の位置及び画素表示に応じて、バリア部6の各単位領域150を、透過領域1501又は遮光領域1502のいずれかにするよう決定する。これにより、バリア部6の単位領域150を介して、右眼用画像が利用者の右眼により視認され、左眼用画像が利用者の左眼により視認される。このようにして、表示装置1は、利用者が三次元で視認する画像を表示させる。
図4は、表示部4及びバリア部6を実装したモジュールの概略断面構造を表す断面図である。図5は、画素の模式図である。図4に示すように、表示装置1は、表示部4とバリア部6とを含み、表示部4にバリア部6が積層される。本実施形態では、表示部4とバリア部6とは、接着層41で接着されている。
(表示部)
表示部4は、画素基板20と、この画素基板20の表面に垂直な方向に対向して配置された対向基板30と、画素基板20と対向基板30との間に挿設された液晶層60とを備えている。
画素基板20は、回路基板としてのTFT基板21と、このTFT基板21の表面に形成された複数の共通電極23と、絶縁層24を介して複数の共通電極23の上に形成された複数の画素電極22とを有する。複数の画素電極22は、TFT基板21の表面においてマトリクス状に配置される。
TFT基板21には、各画素50のそれぞれに設けられた薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transitor)素子、各画素電極22に画素信号を供給する画素信号線、各TFT素子を駆動する走査信号線等の配線が形成されている(図4には省略して示す)。画素信号線は、画素に画像を表示するための画素信号を供給する。TFT素子は、例えば、nチャネルのMOS(Metal Oxide Semiconductor)型のTFT素子で構成されている。
画素50は、図3に示すように、X方向及びY方向に配列されており、共通電極23により、画素基板20の同じ行に属する他の画素50と互いに接続されている。つまり、同じ一行に属する複数の画素50が1つの共通電極23を共有するようになっている。共通電極23は共通電極ドライバと接続され、共通電極23を通して複数の画素50に対して共通電位が供給される。
液晶層60は、電界の状態に応じてそこを通過する光を変調するものである。液晶層60を構成する液晶は、表示部4を構成する液晶表示パネルに応じた液晶である。具体的には、本実施形態の表示部4は、例えば、IPS(インプレーンスイッチング)等の横電界モードの液晶表示パネルであり、液晶層60に用いられる液晶も当該液晶表示パネルに適した液晶である。なお、表示部4は、横電界モードの液晶表示パネルに限られず、縦電界モードの液晶表示パネルでもよい。液晶層60を構成する液晶も、表示部4を構成する液晶表示パネルに応じて適宜変更してよい。例えば、液晶層60に用いられる液晶は、TN(Twisted Nematic:ツイステッドネマティック)、VA(Virtical Alignment:垂直配向)、ECB(Electrically Controlled Birefringence:電界制御複屈折)等の各種モードの液晶でもよい。
図4に示すように、対向基板30は、ガラス基板31と、このガラス基板31の一方の面に形成されたカラーフィルタ32とを含む。TFT基板21とカラーフィルタ32とは、シール部40によって接着されている。カラーフィルタ32は、TFT基板21の表面に対して鉛直な方向において、液晶層60と対向する。ガラス基板31の他方の面には、偏光板35が配設されている。また、偏光板35のガラス基板31側とは反対側の面には、接着層41によって、バリア部6が接着されている。なお、カラーフィルタ32は、画素基板20側に形成されてもよい。
カラーフィルタ32は、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の3色に着色されたカラーフィルタが周期的に配列されて、上述した図3に示す各画素50にR、G、Bの3色が1組として対応付けられている。具体的には、図5に示すように、カラー画像を形成する単位となる1個の画素50は、例えば、複数の副画素(サブピクセル)を含む。この例では、画素50は、Rを表示する副画素(R)と、Bを表示する副画素(B)と、Gを表示する副画素(G)とを含む。画素50が有する副画素(R)、(B)、(G)は、X方向、すなわち表示装置1の行方向に向かって配列される。なお、カラーフィルタ32は、異なる色に着色されていれば、他の色の組み合わせであってもよい。
1つの画素50は、RGBの3原色の副画素の組み合わせに限定されず、RGBの3原色の副画素にさらに1色又は複数色の副画素を加えて1つの画素を構成することも可能である。より具体的には、例えば、輝度向上のために白色(White;W)を表示する副画素を加えて1つの画素を構成したり、色再現範囲を拡大するために補色を表示する少なくとも1つの副画素を加えて1つの画素を構成したりすることも可能である。なお、表示装置1は、カラー表示対応の表示装置に限定されず、モノクロ表示対応の表示装置及びカラー表示対応の表示装置のいずれにも適用できる。
なお、液晶層60と画素基板20との間、及び液晶層60と対向基板30との間には、それぞれ配向膜が配設され、また、画素基板20の下面側には入射側偏光板が配置されてもよい(図4には図示しない)。
(バリア部)
次に、バリア部6の構成例を説明する。図4に示すように、バリア部6は、第1の基板121と、第2の基板131とを有し、第1の基板121と第2の基板131とは、シール部140によって接着されている。第1の基板121の上方に複数の第1の電極(単位領域電極)122が列状に配設されている。また、第2の基板131の第1の電極122側に第2の電極133が配置されており、第2の基板131の他方の面に偏光板135が配置されている。
第1の電極122は、単位領域150に対応して複数設けられた単位領域電極である。第1の電極122は、図3に示す単位領域150と同様に、Y方向に沿って延出する細長い板形状であり、X方向に複数列状に配置されている。第1の電極122は、画素50の副画素(R)、(B)、(G)が配列される方向であるX方向において、間隔を設けて複数配置され、各画素50の少なくとも一部とそれぞれ重なりあって配置される。また、第1の電極122は、Y方向に配列された各画素50に沿って延出して形成され、Y方向に並ぶ各画素50の少なくとも一部とそれぞれ重なりあっている。第2の電極133は、複数の第1の電極122と対向して連続して形成された共通電極である。
第2の基板131の第2の電極133側の面と、第1の基板121の第1の電極122側の面とで挟まれた領域には、液晶層160が充填されている。液晶層160は、電界の状態に応じてそこを通過する光を変調するものである。液晶層160は、本実施形態においては、例えば、TN、VA、ECB等の各種モードの液晶表示パネルが用いられるが、これに限定されるものではなく、横電界モードの液晶表示パネルを用いてもよい。例えば、IPS等の横電界モードの液晶を用いてもよい。液晶層160と第1の基板121との間、及び液晶層160と第2の基板131との間には、それぞれ配向膜128、138が配設されている。また、第1の基板121の下面側、つまり表示部4側には入射側偏光板が配置されてもよい。
表示部4及びバリア部6は、以上のような構成であり、制御部7からの信号に基づいて、画素電極22及び第1の電極122に印加する電圧を切り換えることで、利用者が三次元で視認する画像を表示させる。
(制御方法)
図6、図7を用いて、制御部7による制御方法について具体的に説明する。図6は、本実施形態に係る制御方法の概念を示す図である。図7は、表示部4に表示される右眼用画像及び左眼用画像の表示の一例を示す図である。
制御部7は、撮像部8により撮影される利用者の画像に基づいて、利用者U1の右眼及び左眼の位置を検出する。続いて、制御部7は、利用者U1の位置に関する情報を取得する。利用者U1の位置に関する情報とは、利用者U1の右眼・左眼の位置等から特定可能な顔に関する位置(例えば、中央位置)を示す。続いて、制御部7は、利用者U1とバリア部6までの距離を算出する。具体的には、制御部7は、例えば、ここでは右眼REと左眼LEの位置の中央位置とバリア部6の中央位置とを結ぶ距離を算出する。このように、制御部7は、利用者の右眼RE及び左眼LEの位置情報から視差形成部(バリア部6)に対する視点の位置を特定して視点とバリア部6との間の距離を算出する算出部として機能する。ここで制御部7が算出する距離はあくまで一例であり、係る距離は、利用者U1の右眼RE及び左眼LEの位置とバリア部6との位置関係を示す距離であればよい。例えば、制御部7は、右眼REと左眼LEとそれぞれバリア部6の中央位置を結ぶ線分を算出してもよい。また、制御部7は、利用者U1の位置と、利用者U1の右眼RE及び左眼LEの位置から把握される視線方向の延長線上におけるバリア部6との接点との間の距離を算出してもよい。
制御部7は、例えば、表示装置1の起動時に、利用者U1の右眼RE及び左眼LEの位置と表示装置1との距離を、表示部4及びバリア部6の制御を実行するための基準距離として予め算出するものとする。基準距離は、例えば、表示部4に表示される画像を視聴する際に、利用者U1自身の右眼RE及び左眼LEの位置と表示装置1(バリア部6)との距離に相当する。制御部7は、右眼RE及び左眼LEの各々に対応する画像の光が導かれるように、バリア部6の各単位領域150における透過領域1501と遮光領域1502との配置を決定する。
例えば、図6のステップS1に示すように、制御部7は、利用者U1の右眼RE及び左眼LEの位置と表示装置1との距離“D=d1”を算出する。続いて、制御部7は、算出した右眼RE及び左眼LEの位置並びに距離に応じて、表示部4における画像の表示を決定する。制御部7は、例えば図7に示すように、左眼用画像P1と右眼用画像P2とがX方向に交互に表示されるように、表示を決定する。なお、左眼用画像P1と右眼用画像P2との表示方法は特に限定されず、利用者U1が左眼LE及び右眼REの視差を確保できるものであれば良い。そして、制御部7は、バリア部6の単位領域150における透過領域1501と遮光領域1502を決定し、単位領域150の透過領域1501と遮光領域1502との切り換えを実行する。これにより、例えば、図6のステップS1に示すように、左眼用画像P1がバリア部6を介して利用者U1の左眼LEにより視認され、右眼用画像P2がバリア部6を介して利用者U1の右眼REにより視認される。
続いて、図6のステップS2に示すように、制御部7は、利用者U1の右眼RE及び左眼LEの位置と表示装置1との距離“D=d2”を算出する。利用者U1の右眼RE及び左眼LEの位置と表示装置1との距離“D=d2”が、ステップS1で算出した右眼RE及び左眼LEの位置並びに距離“D=d1”と異なる場合には、制御部7は、算出した右眼RE及び左眼LEの位置並びに距離に応じて、図6のステップS2に示すように、左眼用画像P1及び右眼用画像P2の表示を変更する。すなわち、図6に示すステップS2は、図7に示す左眼用画像P1の画素列と、右眼用画像P2の画素列との位置が入れ替わった状態になる。
制御部7は、変更された表示、及び利用者U1の右眼RE及び左眼LEの位置に応じて、バリア部6の各単位領域150における透過領域1501と遮光領域1502とを決定し、透過領域1501と遮光領域1502との切り換えを実行する。これにより、右眼用画像P2がバリア部6を介して利用者U1の右眼REにより視認され、左眼用画像P1がバリア部6を介して利用者U1の左眼LEにより視認される。以上のように、本実施形態の表示装置1は、利用者U1の位置情報に基づいて、表示部4の画像及び、バリア部6の透過領域1501と遮光領域1502との切り換えを制御することにより、利用者が三次元で視認する画像を表示させる。
図8を参照し、バリア部6の構成について説明する。図8は、バリア部6の構成例を示す図である。図8に示すように、バリア部6は、複数の単位領域151〜158を有する。バリア部6には、各単位領域151〜158に対応して、信号線1221〜1228が設けられている。信号線1221〜1228は、それぞれ対応する第1の電極122(図8には図示しない)に接続されている。そして、信号線1221〜1228に、電圧を印加するドライバ回路D1〜D8が接続されている。単位領域151〜158は、信号線1221〜1228に印加される電圧によって、光を透過させる透過領域1501と、光を遮蔽する遮光領域1502とに切り換えられる。
(バリア部の有機誘電体層)
次に、バリア部6の複数の第1の電極(単位領域電極)122を覆って設けられた有機誘電体層について説明する。図9は、バリア部の部分拡大断面図である。図9に示すように、バリア部6は、液晶層160を挟んで対向して配置された第1の基板121と第2の基板131とを有する。第1の基板121の第2の基板131と対向する面には、図3に示す単位領域150ごとに複数の第1の電極122が形成されている。また、第2の基板131の第1の電極122側に第2の電極(共通電極)133が配置されている。そして、第1の電極122、及び隣り合う第1の電極122同士の間に位置する第1の基板121を覆って、有機誘電体層124が設けられている。
図9に示すように、有機誘電体層124の上に第1の配向膜128が形成され、第2の電極133の有機誘電体層124側に第2の配向膜138が形成されている。液晶層160は、第1の配向膜128と第2の配向膜138との間に設けられている。第1の配向膜128及び第2の配向膜138は、例えばポリイミドを用いて形成され、それぞれラビング処理が施されている。
本実施形態において、有機誘電体層124は、アクリル樹脂などの樹脂材料を用いて形成される。また、有機誘電体層124として、樹脂材料にアルミナなどの無機フィラーを混ぜたものを用いることにより、有機誘電体層124の誘電率を大きくすることができる。薄膜化はスピンプロセス時の放射ムラや、スリット塗布時のギャップ管理など、膜厚均一性におけるプロセス管理が難しいため、一定以上の膜厚であることが望ましい。有機誘電体層124の誘電率は、例えば4以上、35以下の範囲とすることが好ましい。また、有機誘電体層124の誘電率は、4以上、20以下の範囲とすることがより好ましい。有機誘電体層124の厚さは、0.5μm以上、5μm以下程度に形成することができ、より好ましくは、0.5μm以上、2μm以下の厚さに形成することができる。ここで、有機誘電体層124の厚さとは、第1の電極122の上面から有機誘電体層124の上面までの距離である。
なお、有機誘電体層124はアクリル樹脂に限定されるものではなく、例えば、シロキサン等の樹脂材料を用いることができる。
図10は、比較例の表示装置におけるバリア部の等電位面及び光の透過率を模式的に示すグラフである。図10に示す比較例の表示装置は、バリア部に有機誘電体層124が設けられていないものであり、他の構成は本実施形態の表示装置1と同じである。また、比較例の表示装置は、第1の電極を保護するためのパッシベーション膜が形成されている表示装置であってもよい。パッシベーション膜は、例えば、窒化シリコン等の無機材料が用いられる。図9に示すように、第1の電極122はスリット部123によって複数に分割されて設けられている。図10に示すように、比較例の表示装置において、スリット部223に電界が回り込まず、電位P1〜P7が低くなっている。このため、有機誘電体層124を設けていない場合、スリット部223と重なる部分の液晶層160が十分に制御できず、スリット部223の光の透過率L1が大きくなり光漏れが発生する場合がある。この光漏れが大きくなると、クロストーク(左右画像の混在)が生じる場合があり、表示品質の劣化につながる可能性がある。
本実施形態において、図9に示すように、第1の電極122、及び隣り合う第1の電極122同士の間に位置する第1の基板121を覆って、有機誘電体層124が設けられている。これにより、本実施形態の表示装置1は、有機誘電体層124を設けない場合に比べて、又はパッシベーション膜を設けた場合に比べて、隣り合う第1の電極122同士の間の誘電率が大きくなる。このため、本実施形態の表示装置1は、隣り合う第1の電極122の間のスリット部123に電界が回り込みやすくなる。したがって、スリット部123と重なる位置の液晶層160を適切に制御して遮光することが可能になり、スリット部123における光漏れが抑制される。これにより、クロストークの発生が抑制され、表示装置1の表示品位が向上する。
図11は、遮蔽領域における、有機誘電体層の膜厚、有機誘電体層の誘電率、及び光の透過率の関係を示す三次元マップである。図12は、スリット部における、有機誘電体層の膜厚、有機誘電体層の誘電率、及び光漏れの関係を示す三次元マップである。図11及び図12は、図3に示す単位領域150を遮蔽領域1502としたときの、バリア部6の光の透過率、光漏れをそれぞれ示している。すなわち、図11の光の透過率が低いほど、遮蔽領域1502において光を確実に遮蔽し、図12の光漏れが小さいほどスリット部123からの光漏れを抑制していることを示す。
図11に示すように、有機誘電体層124の誘電率を大きくする、又は、有機誘電体層124の膜厚を薄くすることにより、光の透過率が小さくなる。逆に、有機誘電体層124の誘電率を小さくし、かつ、有機誘電体層124の膜厚を厚くすると光の透過率が増大する。これは、有機誘電体層124の誘電率が大きくなると、対向する第1の電極122と第2の電極133との間に電界が印加されやすくなり、光を確実に遮蔽されるため、光の透過率が小さくなることを示している。また、有機誘電体層124の膜厚が厚くなると、第1の電極122と第2の電極133との距離が大きくなり電界が小さくなるため、光の透過率が増大する。
図12に示すように、有機誘電体層124の誘電率を大きくし、かつ、有機誘電体層124の膜厚を厚くすることにより、スリット部123における光漏れが抑制されることがわかる。有機誘電体層124の誘電率及び膜厚を所定の範囲にすることにより、有機誘電体層124を設けない場合に比べて、隣り合う第1の電極122同士の間、すなわちスリット部123における誘電率が大きくなる。これにより、スリット部123への電界の回り込みを促進し、液晶層160に電界を印加して光漏れが抑制される。
表示装置1の表示品位の向上のためには、黒表示時の白浮き防止(遮蔽領域1502における光の透過を抑制する)と、スリット部123の光漏れの防止との両方を実現する必要がある。そのため、図11及び図12に示すように、有機誘電体層124の誘電率と、膜厚との両方について、一定の条件を満たす必要がある。図13は、有機誘電体層の膜厚及び誘電率を変えた場合の表示装置の表示品質の評価結果を示す表である。図14は、各条件について、有機誘電体層の誘電率を有機誘電体層の膜厚で除した値を示す表である。
図13の表1は、図11及び図12の結果に基づいて、電極を設けた位置における光の透過率が1%以下で、かつ、スリット部123の光漏れが3割以上改善したものについて「丸(○)」を表示し、いずれかの条件を満たさないものは「バツ(×)」を表示した。なお、図13に示す表1の、膜厚が0μmの欄は、有機誘電体層124を形成していない比較例の表示装置であり、「三角(△)」を表示している。図13に示すように、有機誘電体層124の膜厚を薄くし、又は、誘電率を大きくしたときに、良好な表示品質が得られる。具体的には、有機誘電体層124の膜厚が0.5μmの場合、誘電率4以上とすることで良好な表示品質が得られる。有機誘電体層124の膜厚が1μmの場合には誘電率7以上、また、膜厚が1.5μm以上の場合には誘電率15以上とすることで良好な表示品質が得られる。
図14の表2に示すように、有機誘電体層124の誘電率を有機誘電体層の膜厚で除した値が、7以上の範囲で良好な表示品質が得られる。有機誘電体層124の誘電率及び膜厚をこの範囲で設けることにより、遮蔽領域1502において光を確実に遮蔽して黒表示時の白浮きを防止することができ、また、スリット部123の光漏れを防止してクロストークの発生を防止することができる。
また、上述したように、本実施形態のバリア部6は、利用者U1の位置を認識して、各単位領域150を透過領域1501と遮光領域1502とに切り換え可能となっている。本実施形態において、有機誘電体層124は、複数の第1の電極122、及び隣り合う第1の電極122の間のスリット部123の全てを覆って形成されている。このため、複数の第1の電極122が、透過領域1501から遮光領域1502に切り換わった場合でも、スリット部123への電界の回り込みが促進され、クロストークの発生が抑制される。
図11〜図14では、単位領域150が遮蔽領域1502となる場合について説明したが、透過領域1501となる場合において、可視光の透過率が90%以上であることが好ましい。よって、透過領域1501の透過率を向上させるため、有機誘電体層124の厚さは、0.5μm以上、2μm以下程度に形成することが好ましい。
図15は、バリア部に導電性異物が混入した場合を模式的に示す、バリア部の部分拡大断面図である。図15に示すように、本実施形態において、第1の電極(単位領域電極)122を覆って有機誘電体層124が設けられている。これにより、第1の電極122の表面が有機誘電体層124により保護されるため、製造工程中にバリア部6に導電性異物145が混入した場合であっても、第1の電極122と第2の電極(共通電極)133とのショートが防止される。
図16は、バリア部のシール部を示す部分拡大断面図である。図16に示すように、第1の基板121と第2の基板131とは、シール部140によって接着されており、第1の基板121と第2の基板131との間の空間は、シール部140によって封止されている。図4に示すように、シール部140によって封止された空間内に、液晶層160が設けられる。シール部140は、例えばエポキシ系の樹脂材料、又は、フィラーを混ぜた樹脂材料が用いられる。
図16に示すように、有機誘電体層124の上にスペーサ142が設けられている。スペーサ142は、柱状の部材である。スペーサ142は、第1の基板121と第2の基板131との間隔を維持するために、第1の基板121と第2の基板131との間に配置される。スペーサ142は、2μm以上、5μm以下、例えば約3μmの高さを有する。
本実施形態において、有機誘電体層124を設けているため、有機誘電体層124の厚みの分、第1の基板121と第2の基板131との間隔を大きくすることが可能である。したがって、バリア部6の製造工程において、第1の基板121と第2の基板131との間に液晶を注入する際、内部の空気を容易に抜くことができる。また、第1の基板121と第2の基板131との間隔を大きくすることで、シール部140に加えられる応力が小さくなるため、シール部140の破損を防止することができ、第1の基板121と第2の基板131との間を確実に封止することができる。
以上のように、本実施形態の表示装置1は、複数の視点の各々に対応する画像を一つの画面内に表示する表示部4と、表示部4からの光の遮蔽と光の透過とを切り替え可能に設けられた複数の単位領域150を有する視差調整部(バリア部6)とを含む。視差調整部(バリア部6)は、液晶層160を挟む第1の基板121及び第2の基板131と、第1の基板121の第2の基板131と対向する面において、複数の単位領域150に対応して形成された複数の第1の電極122と、第2の基板131に形成され、複数の第1の電極122と対向する第2の電極133とを有する。そして、第1の電極122、及び隣り合う第1の電極122同士の間に位置する第1の基板121を覆って、有機誘電体層124が設けられている。
これにより、本実施形態の表示装置1は、第1の電極122同士の間のスリット部123への電界の回り込みを促進し、スリット部123における光漏れを抑制することができる。したがって、本実施形態の表示装置1によれば、クロストークの発生が抑制され、良好な表示品質が得られる。
また、有機誘電体層124の誘電率を、有機誘電体層124の厚さで除した値を7以上とすることが好ましい。具体的には、有機誘電体層124の厚さを、0.5μm以上、5μm以下、有機誘電体層124の誘電率を、4以上、35以下とすることが好ましい。この範囲であれば、黒表示時の白浮き防止(遮蔽領域1502における光透過率の低減)と、スリット部123の光漏れの防止との両方が実現され、良好な表示品質が得られる。
本実施形態の表示装置1は、有機誘電体層124が、無機フィラーを含む樹脂材料であることが好ましい。これによれば、有機誘電体層124の誘電率が大きくなり、所定の値の誘電率を有する有機誘電体層124が得られる。
また、有機誘電体層124を設けることにより、第1の電極(単位領域電極)122と第2の電極(共通電極)133とのショートを防止することができる。さらに、本実施形態の表示装置1は、第1の基板121と第2の基板131との間において、有機誘電体層124の上にスペーサ142が設けられるとともに、液晶層160の周囲にシール部140が設けられている。本実施形態の表示装置1は、有機誘電体層124を設けることにより、第1の基板121と第2の基板131との間隔を大きくすることができるため、シール部140の破損を防止することができ、第1の基板121と第2の基板131との間を確実に封止することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明はこのような実施の形態に限定されるものではない。実施の形態で開示された内容はあくまで一例にすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で行われた適宜の変更についても、当然に本発明の技術的範囲に属する。
例えば、有機誘電体層124は、表示部4側に位置する第1の基板121に配置されているが、上側の基板に複数の第1の電極(単位領域電極)122を形成するとともに、有機誘電体層124を配置してもよい。また、第2の電極133を一つの共通電極としたが、第2の電極133を複数に分割して、複数の第1の電極122にそれぞれ対向して複数の第2の電極133を配置することも可能である。また、表示装置1の表示部4として液晶表示(LCD)パネルを説明したが、有機エレクトロルミネッセンス(Organic Electro−Luminescence:OEL)ディスプレイ、MEMS(Micro Electro Mechanical System)などであってもよい。
(適用例)
次に、実施形態で説明した表示装置1の適用例について説明する。実施形態に係る表示装置1は、カーナビゲーション装置、テレビジョン装置、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯用ゲーム機等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなどのあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
図17は、本実施形態に係る表示装置を適用する電子機器の一例を示す図である。図17は、表示装置を携帯用ゲーム機に搭載した例を示している。表示装置1は、例えば図17に示すように、携帯用ゲーム機400の操作部に挟まれた位置に配置される。携帯用ゲーム機400は、ユーザが筐体の操作部の両端を両手で保持しながら、画面を見て利用される。表示装置1を用いることで、ゲームの画面を立体視できる状態で表示させることができる。
1 表示装置
2 照明部
4 表示部
6 バリア部
7 制御部
8 撮像部
20 画素基板
21 TFT基板
22 画素電極
30 対向基板
31 ガラス基板
32 カラーフィルタ
50 画素
60 液晶層
121 第1の基板
122 第1の電極(単位領域電極)
123 スリット部
124 有機誘電体層
131 第2の基板
133 第2の電極(共通電極)
140 シール部
142 スペーサ
145 導電性異物
160 液晶層
1501 透過領域
1502 遮光領域
150 単位領域

Claims (6)

  1. 複数の視点の各々に対応する画像を一つの画面内に表示する表示部と、
    前記表示部からの光の遮蔽と光の透過とを切り替え可能に設けられた複数の単位領域を有する視差調整部とを含む表示装置であって、
    前記視差調整部は、
    液晶層を挟む第1の基板及び第2の基板と、
    前記第1の基板の前記第2の基板と対向する面において、複数の前記単位領域に対応して形成された複数の第1の電極と、
    前記第2の基板に形成され、複数の前記第1の電極と対向する第2の電極と、
    前記第1の電極、及び隣り合う前記第1の電極同士の間に位置する前記第1の基板を覆う有機誘電体層とを有する表示装置。
  2. 前記有機誘電体層の誘電率を前記有機誘電体層の厚さで除した値が7以上である請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記有機誘電体層の厚さが、0.5μm以上、5μm以下である請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記有機誘電体層の誘電率が、4以上、35以下である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記有機誘電体層は、無機フィラーを含む樹脂材料である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記第1の基板と前記第2の基板との間において、前記有機誘電体層の上にスペーサが設けられるとともに、前記液晶層の周囲にシール部が設けられている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111580314A (zh) * 2020-06-16 2020-08-25 京东方科技集团股份有限公司 一种调光模组、调光可控装置、车辆和调光方法

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