JP2016098704A - 廃熱回収装置付きエンジン - Google Patents
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Abstract
【課題】重量の増加を抑えつつ廃熱からエネルギーを回収できる廃熱回収装置付きエンジンを提供する。
【解決手段】内燃機関2と、内燃機関2からの廃熱で駆動されその回転力を内燃機関2に付加するランキンサイクル3と、ランキンサイクル3からの回転をエンジン回転に同期させるべく減速する無段変速機4と、無段変速機4と内燃機関2との間の動力伝達系5を断接するクラッチ6と、内燃機関2の廃熱温度に基づいてクラッチ6を断接する制御装置7とを備えたものである。
【選択図】図1
【解決手段】内燃機関2と、内燃機関2からの廃熱で駆動されその回転力を内燃機関2に付加するランキンサイクル3と、ランキンサイクル3からの回転をエンジン回転に同期させるべく減速する無段変速機4と、無段変速機4と内燃機関2との間の動力伝達系5を断接するクラッチ6と、内燃機関2の廃熱温度に基づいてクラッチ6を断接する制御装置7とを備えたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関に廃熱回収装置を付加した廃熱回収装置付きエンジンに関するものである。
内燃機関に設けられる廃熱回収装置としては、内燃機関からの廃熱でフロン等の媒体を蒸発させ、蒸発した媒体でタービンを回転させるランキンサイクルが知られている。
かかる廃熱回収装置では、タービンに発電機を接続し、エネルギーを電気的に回収していた。
このため、バッテリー等の部品が必要となり、重量が増加することが懸念されていた。
本発明の目的は、重量の増加を抑えつつ廃熱からエネルギーを回収できる廃熱回収装置付きエンジンを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、内燃機関と、前記内燃機関からの廃熱で駆動されその回転力を内燃機関に付加するランキンサイクルと、前記ランキンサイクルからの回転をエンジン回転に同期させるべく減速する無段変速機と、前記無段変速機と前記内燃機関との間の動力伝達系を断接するクラッチと、前記内燃機関の廃熱温度に基づいて前記クラッチを断接する制御装置とを備えたものである。
本発明の廃熱回収装置付きエンジンによれば、重量の増加を抑えつつ廃熱からエネルギーを回収できる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1(a)、(b)に示すように、廃熱回収装置付きエンジン1は、内燃機関2と、内燃機関2からの廃熱で駆動されその回転力を内燃機関2に付加するランキンサイクル3と、ランキンサイクル3からの回転をエンジン回転に同期させるべく減速する無段変速機4と、無段変速機4と内燃機関2との間の動力伝達系5を断接するクラッチ6と、内燃機関2の廃熱温度に基づいてクラッチ6を断接する制御装置7とを備える。
内燃機関2は、ディーゼルエンジンからなり、トラック、バス等の車両(図示せず)に搭載される。
ランキンサイクル3は、内燃機関2からの廃熱(排ガスの熱)でメタノール等の媒体を加熱して蒸発させるボイラ8と、ボイラ8からの蒸気で回転駆動される蒸気タービン9と、蒸気タービン9からの蒸気を凝縮させる復水器10と、復水器10から媒体を取り出してボイラ8に供給するポンプ11とを備える。
無段変速機4は、連続可変トランスミッション(CVT)からなる。無段変速機4は、ランキンサイクル3から入力軸4aに入力される回転(例えば150000rpm)をエンジン回転数(例えば1500rpm)まで減速して出力軸4bに出力するようになっている。
クラッチ6は、制御装置7からの電気信号によって断接されるものであり、例えば電磁クラッチからなる。
動力伝達系5は、クラッチ6の出力側と内燃機関2のクランクシャフト2aとをプーリ12a、12b及びベルト12cで接続するベルト機構12を備える。なお、動力伝達系5は、ベルト機構12に換えてギヤ機構(図示せず)やチェーン機構(図示せず)を備えるものとしてもよい。
図3に示すように、制御装置7は、エンジンコントロールユニット(ECU)からなり、内燃機関2の排ガス温度やアクセル開度等の運転状態18が入力されると共に、内燃機関2のシリンダ(図示せず)内に燃料を噴射するインジェクタ19が電気的に接続される。また、制御装置7には、クラッチ6を接続する下限温度が記憶されている。下限温度は、クラッチ6を接としたとき、ランキンサイクル3からエネルギーを回収できる最低限の温度であり、予め実験等により求められている。
図2及び図3に示すように、制御装置7は、内燃機関2の運転状態18からトルク要求(要求するトルク)を決定するトルク要求部13と、トルク要求部13からのトルク要求に基づいてクランクシャフト2aからのトルク14をマネージメントするトルクマネージメント部15とを備える。
トルク要求部13は、アクセル開度や現在のエンジントルク等の運転状態18に基づいてトルク要求を決定する。例えば、トルク要求部13は、アクセル開度が若干大きくなったときには、運転者が出力アップを望んでいるものとして現在のトルク14よりも若干大きなトルクをトルク要求として決定する。
トルクマネージメント部15は、内燃機関2の排ガス温度が下限温度に満たないとき、クラッチ6を断(OFF)とする。また、トルクマネージメント部15は、排ガス温度が下限温度以上のとき、クラッチ6を接(ON)としたときのランキンサイクル3から得られる付加トルク16と内燃機関2から得られるエンジントルク17との総和が、内燃機関2の運転状態18から決定されるトルク要求となるようエンジントルク17を設定して内燃機関2への燃料噴射量を調節すると共にクラッチ6を接とする。
次に本実施の形態の作用を述べる。
図1、図2及び図3に示すように、内燃機関2を搭載した車両が、内燃機関2からの動力で走行しているとき、制御装置7のトルク要求部13は、内燃機関2の運転状態18に基づいてトルク要求を決定し、このトルク要求をトルクマネージメント部15に発する。
トルク要求を受けたトルクマネージメント部15は、内燃機関2の排ガス温度が下限温度以上であるか否かを判定し、下限値に満たないとき、クラッチ6を断とする。これにより、排ガス温度が低いときにランキンサイクル3や無段変速機4等が内燃機関2の負荷になることはなく、燃費の悪化を防ぐことができる。
また、トルクマネージメント部15は、内燃機関2の排ガス温度が下限温度以上であるとき、クラッチ6を接としたときのランキンサイクル3から得られる付加トルク16と内燃機関2から得られるエンジントルク17との総和がトルク要求となるようエンジントルク17を設定してインジェクタ19から噴射する燃料噴射量を調節すると共にクラッチ6を接とする。内燃機関2の排ガス温度が下限温度以上であるとき、ランキンサイクル3の媒体はボイラ8で過熱蒸気とされ、過熱蒸気が蒸気タービン9を回転駆動させる。蒸気タービン9からの回転駆動力は、無段変速機4及びクラッチ6を介して内燃機関2のクランクシャフト2aに伝達されて内燃機関2の回転駆動力に付加される。
ランキンサイクル3から得られる付加トルク16と内燃機関2から得られるエンジントルク17との総和がトルク要求部13からのトルク要求となるよう制御されるため、運転者が望むトルク感で走行でき、良好な運転フィーリングを保つことができると共に、付加トルク16に相応する分の燃料噴射量を減らすことができ、燃料消費を抑えることができる。
なお、ボイラ8は、内燃機関2の排ガスの熱を廃熱として利用するものとしたが、内燃機関2のエンジン冷却水の熱を廃熱として利用するものとしてもよい。この場合、上述の実施の形態における排ガス温度を冷却水温度に読み替えるとよく、下限温度は、クラッチ6を接としたとき、ランキンサイクル3からエネルギーを回収できる最低限の冷却水温度とするとよい。
また、内燃機関2はディーゼルエンジンに限るものではない。例えば、内燃機関2は、ガソリンエンジン等の他のレシプロエンジンであってもよく、ロータリーエンジン等であってもよい。
1 廃熱回収装置付きエンジン
2 内燃機関
3 ランキンサイクル
4 無段変速機
5 動力伝達系
6 クラッチ
7 制御装置
2 内燃機関
3 ランキンサイクル
4 無段変速機
5 動力伝達系
6 クラッチ
7 制御装置
Claims (3)
- 内燃機関と、前記内燃機関からの廃熱で駆動されその回転力を内燃機関に付加するランキンサイクルと、前記ランキンサイクルからの回転をエンジン回転に同期させるべく減速する無段変速機と、前記無段変速機と前記内燃機関との間の動力伝達系を断接するクラッチと、前記内燃機関の廃熱温度に基づいて前記クラッチを断接する制御装置とを備えたことを特徴とする廃熱回収装置付きエンジン。
- 前記制御装置には、前記クラッチを接続する下限温度が記憶され、前記制御装置は、前記内燃機関の廃熱温度が前記下限温度に満たないとき前記クラッチを断とし、前記下限温度以上のとき、前記クラッチを接とする請求項1に記載の廃熱回収装置付きエンジン。
- 前記制御装置は、前記内燃機関の廃熱温度が前記下限温度以上のとき、前記クラッチを接としたときの前記ランキンサイクルから得られる付加トルクと内燃機関から得られるエンジントルクとの総和が、前記内燃機関の運転状態から決定されるトルク要求となるようエンジントルクを設定して前記内燃機関への燃料噴射量を調節する請求項2に記載の廃熱回収装置付きエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014235589A JP2016098704A (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | 廃熱回収装置付きエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014235589A JP2016098704A (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | 廃熱回収装置付きエンジン |
Publications (1)
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JP2016098704A true JP2016098704A (ja) | 2016-05-30 |
Family
ID=56077314
Family Applications (1)
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JP2014235589A Pending JP2016098704A (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | 廃熱回収装置付きエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016098704A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106150678A (zh) * | 2016-08-26 | 2016-11-23 | 东风商用车有限公司 | 一种具有废热能柔性回收装置的朗肯循环布置系统 |
US10550730B2 (en) | 2017-04-28 | 2020-02-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Waste heat recovery system |
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2014
- 2014-11-20 JP JP2014235589A patent/JP2016098704A/ja active Pending
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