JP2016095031A - ガス整流装置、及び、該ガス整流装置を備えたバグフィルタ - Google Patents

ガス整流装置、及び、該ガス整流装置を備えたバグフィルタ Download PDF

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Abstract

【課題】 バグフィルタ容器内の偏流を防止する。【解決手段】 バグフィルタ1の容器2と入口ダクト5との接続個所に、入口ダクト5を通して流入する燃焼排ガス6の流入ガス流れ方向xに直交する鉛直面内に配置した複数の整流板11を、入口ダクト5と容器2による流路屈曲部の内側コーナ部12に近接する位置から、内側コーナ部12より離反するにしたがって、順次、流入ガス流れ方向xの上流側から下流側へずれた配置となるように斜め方向に複数に分割した配列して設ける。各整流板11には所定の開口率の開口部13を備える。複数段に分割された複数の整流板11のうち、上流側ガス流路5からのガス流れ方向xの上流側から下流側にずれて配置される隣接する整流板11は、開口部13が、上流側ガス流路からのガス流れ方向において互いにずらして配置する。【選択図】図2

Description

本発明は、上流側のガス流路と、該上流側ガス流路よりも流路断面積が広く且つ該上流側ガス流路に対して屈曲する方向に延びる下流側のガス流路との接続個所にて、該下流側ガス流路に流通させるガスの流れを整えるために用いるガス整流装置、及び、該ガス整流装置を備えたバグフィルタに関するものである。
ごみ焼却炉等の燃焼炉からの燃焼排ガスの処理においては、サイクロン集塵機では捕集できないような飛灰等の小さなダストを、バグフィルタを用いて捕集する処理が行われている。
上記バグフィルタは、上下方向に延びる筒状の容器の上端部一側部に、ガス出口が設けられていると共に、該容器の下端部の側部に、ガス入口が設けられている。更に、上記容器内における上記ガス入口とガス出口の間には、円筒形状とした細長い袋状の濾布が、セルプレートより吊下げられるようにして複数取り付けられている。
上記容器のガス入口には、上記燃焼炉側より燃焼排ガスを容器内に導入するための入口ダクト(上流側ガス流路)が水平方向(横方向)に接続してある。なお、通常、上記入口ダクトの流路断面積は、上記容器(下流側ガス流路)内の流路断面積よりも小さくなっている。
よって、上記バグフィルタでは、筒状の容器におけるガス入口の部分では、上流側の入口ダクトを流通してきた燃焼排ガスが、より流路断面積の大きい上記容器内に対して水平方向から上下方向にほぼ直角方向に屈曲して流れるようになる(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、上流側ガス流路に、下流側ガス流路が、ガス流れが屈曲するように、たとえば、直角に屈曲するように接続された個所では、上記上流側ガス流路より上記下流側ガス流路に流入するガス流れが、上流側ガス流路でのガス流れ方向に沿って直進しようとする。そのため、該下流側ガス流路内では、ガス流れに偏流が生じ易い。更に、上記上流側ガス流路よりも下流側ガス流路の方がより大きな流路断面積を有する場合は、該下流側ガス流路内に、ガス流れの偏流がより生じ易い。
そのため、上流側ガス流路の下流側に、該上流側ガス流路よりも流路断面積の大きな下流側ガス流路が屈曲する方向に接続された個所にて、上記上流側ガス流路から下流側ガス流路へ流入するガスの流れの該下流側ガス流路内での偏流を防止するための装置が従来提案されている。
これは、たとえば、上流側ガス流路となる排ガス入口と、該排ガス入口よりも広い流路断面積を有し且つ該排ガス入口に対してほぼ90度屈曲する方向の下流側ガス流路となる排ガス出口とを備えた排ガスダクト内に、上記排ガス入口から流入する排ガスのガス流れ方向に垂直な整流板(衝突板)を、流路屈曲部の排ガス出口に最も近い位置となる内側コーナ部と、排ガス出口から最も離れた位置となる外側コーナ部との間に斜めに複数配列するようにしてある(たとえば、特許文献2参照)。
なお、流路が90度程度湾曲する管湾曲部に、該湾曲部の形状に沿って湾曲するガイドベーンを設けること、更に、上記ガイドベーンからの流れの剥離を防止するために、該ガイドベーンに板厚方向に貫通する開口を設けることは、従来提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
特許第3754689号公報 特開平8−327047号公報 特開2008−286396号公報
ところが、上記バグフィルタでは、上流側の入口ダクトよりガス入口を通して容器に流入する燃焼排ガスの該容器内でのガス流れに偏流が生じると、該容器内に設けてある各濾布のうち、一部の濾布に局所的な摩耗が生じて早期の損傷が起こるため、上記各濾布のメンテナンスの頻度が高くなる。
そのため、上記バグフィルタでは、上流側ガス流路となる入口ダクトよりガス入口を通して容器内に流入する燃焼排ガスが、該容器内で偏流を生じないようにすることが望まれている。
ガスの流れの偏流を防止する要望に応えるものとしてある特許文献2に示された排ガスダクトは、排ガス入口の延長上に、該排ガス入口からのガス流れ方向に垂直な整流板を、流路屈曲部の内側コーナ部と外側コーナ部との間に斜めに複数配列するようにしているものであるが、上記各整流板で、ガス流れの向きが、すべて該各整流板に沿う方向に変えられるようになっている。
そのため、上記排ガスダクトでは、上記排ガス出口の流路断面の全体に平均したガス流れを発生させるためには、流路屈曲部の内側コーナ部から外側コーナ部までの全体に亘って整流板を配列して設置することが必要になる。
したがって、上記排ガスダクトの整流板の構成を、前述したバグフィルタの容器のように流路断面積が大となっている流路内での偏流防止に適用しようとすると、必要とされる整流板の数が多くなると共に、整流板の設置範囲が大となるため、該整流板の設置に要する工数やコストが嵩むという問題がある。
なお、上記特許文献3に示されたものは、ガイドベーンに開口を設けた構成を備えているが、該ガイドベーンは、管湾曲部に設けるものであって、ガス流路の屈曲部にそのまま適用できるものではない。更に、上記ガイドベーンの開口は、該ガイドベーンからの流れの剥離を防止するためのものであって、上流側ガス流路から、該上流側ガス流路よりも大きな流路断面積を有し且つ該上流側ガス流路のガス流れ方向に対して屈曲する方向に延びる下流側ガス流路に流入するガス流れの偏流を防止する考えは全く示されていないのである。
そこで、本発明は、上流側ガス流路と、該上流側ガス流路よりも大きな流路断面積を有し且つ該上流側ガス流路のガス流れ方向に対して屈曲する方向に延びる下流側ガス流路との接続部分に設けて、上記下流側ガス流路の流路断面内に平均したガス流れを生じさせることができるガス整流装置、及び、該ガス整流装置を備えたバグフィルタを提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、上流側ガス流路と、該上流側ガス流路よりも大きな流路断面積を有し、且つ上記上流側ガス流路におけるガス流れ方向に対して屈曲する方向に延びる下流側ガス流路との接続個所に、上記上流側ガス流路からのガスの流れを屈曲させる複数の整流板を備え、上記複数の整流板は、複数段に分割されて設けられると共に、該複数段に分割された複数の整流板は、上記各ガス流路による流路屈曲部の内側コーナ部に近接する位置から、該内側コーナ部より上記上流側ガス流路におけるガス流れ方向に離反するにしたがって、順次上記上流側ガス流路からのガス流れ方向の上流側から下流側にずれた配置となるよう斜め方向に複数に分割した配列で設けられ、上記複数の整流板は、上記上流側ガス流路からのガス流れ方向に沿うガスの一部を通過させるための開口部を備え、上記複数段に分割された複数の整流板のうち、上記上流側ガス流路からのガス流れ方向の上流側から下流側にずれて配置される隣接する整流板は、上記開口部が、上記上流側ガス流路からのガス流れ方向において互いにずらして配置されているガス整流装置とする。
上記構成において、上流側ガス流路からのガスの流れを屈曲させる各整流板を、該上流側ガス流路からのガスの流れ方向に対して直交する姿勢となるように配置した構成とする。
上記構成において、整流板に備える開口部を、該整流板の面積の20〜50%とした構成とする。
上記構成において、開口部を備えた整流板に、該開口部の面積を変えるための開口面積調整手段を備えるようにした構成とする。
また、濾布を収納した容器のガス入口に入口ダクトを上流側ガス流路として接続し、且つ上記容器を下流側ガス流路として上記入口ダクトよりも大きな流路断面積を有するものとし、該入口ダクトからのガスを上記容器内で屈曲させて流すことができるようにしてあるバグフィルタにおいて、上記容器におけるガス入口に、上記いずれかの構成のガス整流装置を備えてなる構成を有するバグフィルタとする。
本発明の構成によれば、上流側ガス流路よりも大きな流路断面積を有し、且つ該上流側ガス流路のガス流れ方向に対して屈曲する方向に延びる下流側ガス流路の流路断面内に平均したガス流れを生じさせることができる。
第1実施形態のガス整流装置を適用したバグフィルタの概要を示す切断側面図である。 第1実施形態のガス整流装置の実施の一形態を示すもので、(a)はすべての整流板に開口部を備えた構成を示す概略切断側面図、(b)は流路屈曲部の内側コーナ部より最も離反する個所に配置する整流板を開口部のない形式とした場合の要部を示す概略切断側面図である。 図2のガス整流装置を示すもので、(a)はすべての整流板に開口部を備えた構成を示す概略斜視図、(b)は流路屈曲部の内側コーナ部より最も離反する個所に配置する整流板を開口部のない形式とした場合の要部を示す概略斜視図である。 第2実施形態のガス整流装置の整流板として、開口部の面積を可変とした形式の整流板を示すもので、(a)は開口部の面積を最大とした状態を示す図、(b)は開口部の面積を絞った状態を示す図である。 第1実施形態のガス整流装置による整流効果を検証した結果として、バグフィルタの容器の鉛直断面内におけるガスの流速分布を示す図である。 第1実施形態のガス整流装置による整流効果を検証した結果として、バグフィルタの容器の濾布下端位置での水平断面内におけるガスの鉛直方向上向きの流速分布を示す図である。 第1実施形態のガス整流装置による整流効果を検証する際に比較例として用いたガス整流手段の概略斜視図である。 図7のガス整流手段を使用した場合のバグフィルタの容器の鉛直断面内におけるガスの流速分布を示す図である。 図7のガス整流手段を使用した場合のバグフィルタの容器の濾布下端位置での水平断面内におけるガスの鉛直方向上向きの流速分布を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1乃至図3(a)(b)はガス整流装置の第1実施形態として、バグフィルタ1に適用する場合を示すものである。
上記バグフィルタ1は、図1に示すように、矩形断面で上下方向に延びる筒状の容器2を備える。該容器2は、上端部の側部にガス出口3が設けてあり、更に、下部をホッパ形状とすると共に、該容器2の下端部の側部に、ガス入口4が設けてある。
上記ガス入口4には、図示しない燃焼炉側よりガスとしての燃焼排ガス6を導くための入口ダクト5が接続されている。
上記容器2は、上記ガス入口4の高さ位置での流路断面積が、上記入口ダクト5の流路断面積に比して大となるようにしてある。更に、上記容器2における上記ガス入口4の高さ位置での流路断面形状は、上記入口ダクト5より該入口ダクト5の長手方向に沿う方向に流入する燃焼排ガス6のガス流れ方向(以下、流入ガス流れ方向xと云う)の寸法が、上記入口ダクト5の上記流入ガス流れ方向xに垂直な流路断面形状における上下方向寸法よりも大となるようにしてある。
これにより、上記入口ダクト5が、上流側ガス流路となり、上記容器2が、上記入口ダクト5の流路断面積よりも大きな流路断面積を有し、且つ上記流入ガス流れ方向xに対して90度屈曲した方向に延びる下流側ガス流路となる。
上記容器2内の上部で上記ガス出口3よりも下方となる位置には、複数の濾布取付孔8を縦横に並べて開口させたセルプレート7が気密に取り付けてある。上記セルプレート7の各濾布取付孔8には、円筒形状とした細長い袋状の濾布9を下方から外周側へ被せて保持させたリテーナ(図示せず)の上端部をそれぞれ支持させて、該各リテーナと一体に上記各濾布9を上記セルプレートの下方に吊下配置させると共に、上記各濾布9の上端開口部がそれぞれ対応する各濾布取付孔8に連通させるようにしてある。
以上の構成としてあるバグフィルタ1に適用する本実施形態のガス整流装置10は、図1乃至図3(a)(b)に示すように、上記入口ダクト5の下流側端部と上記容器2における上流側端部となるガス入口4との接続個所に、整流板11を、上記入口ダクト5からガス入口4を経て該容器2内へ流入する燃焼排ガス6の流れを屈曲させる姿勢で設ける。整流板11は、たとえば、図3(a)(b)に示すように、上記流入ガス流れ方向xに直交する鉛直面内で水平方向に延びる帯板状の複数の整流板11として設ける。そして、該帯板状の複数の整流板11を、上記入口ダクト5と容器2による流路屈曲部の内側コーナ部12(以下、単に内側コーナ部12と云う)に近接する位置から、該内側コーナ部12より離反するにしたがって、順次、上記流入ガス流れ方向xの上流側から下流側へずれた配置となるように、斜め方向に配列して設ける。
更に、上記各整流板11には、上記入口ダクト5より流入する上記燃焼排ガス6の流入ガス流れ方向xに沿う方向のガス流れの一部を通過させるための開口部13を備えてなる構成とする。
詳述すると、上記各整流板11は、上記入口ダクト5の流路断面形状を上記流入ガス流れ方向xに直交する上下方向に複数分割、たとえば、5分割したそれぞれの分割領域を上記流入ガス流れ方向xに向けて投影した位置毎に、個別の整流板11が配置されている(図2(a),図3(a)参照)。これにより、上記内側コーナ部12より斜め方向に配列されている上記各整流板11は、該斜め方向に隣接する整流板11同士で、近接する端部同士が鉛直方向に隙間なく且つ重ならないように配置されている。なお、上記入口ダクト5より容器2に流入させる燃焼排ガス6の流動抵抗を低減させるという観点から考えると、上記内側コーナ部12より斜め方向に配列される上記各整流板11についての上記流入ガス流れ方向xの間隔と、該各整流板11の鉛直方向の高さ寸法との比は、1対1程度に設定することが好ましい。
上記所定個所に配置(配列)された各整流板11は、上記流入ガス流れ方向xに沿う鉛直面内に配置された支持部材14を介して互いに連結してあると共に、該支持部材14を介して、上記容器2の内壁に取り付けてある。これにより、上記各整流板11は、容器2の内壁より各支持部材14を介して支持される。
上記各整流板11は、その面内の中央部に、上記開口部13が板厚方向に貫通するように設けられた構成としてある。
上記各整流板11の開口部13の面積は、該各整流板11の面積の20〜50%の範囲に設定してある。該範囲の下限を20%としたのは、上記開口部13の面積が各整流板11の面積の20%未満の場合は、後述する試験結果から、整流効果が不十分であることが判明したためである。一方、該範囲の上限を50%としたのは、上記開口部13の面積が各整流板11の面積の50%を超えると、強度が低下する(強度を確保しにくくなる)ためである。
これにより、上記本実施形態のガス整流装置10では、図2(a)に示すように、上記入口ダクト5より燃焼排ガス6が上記流入ガス流れ方向xのガス流れとして容器2内に流入すると、上記燃焼排ガス6における上記各整流板11の面に衝突する部分のガス流れは、図2(a)に矢印yで示すように、該各整流板11の面に沿って上記容器2の下流に向かう方向、すなわち、鉛直方向上向きにガス流れの方向が変えられる。一方、上記各整流板11では、上記燃焼排ガス6の流入ガス流れ方向xに沿うガス流れのうち、開口部13に流入する一部のガス流れは、上記流入ガス流れ方向xを保持したまま該開口部13を通過する。
したがって、上記内側コーナ部12より斜め方向に配列されている上記各整流板11のうち、該斜め方向に隣接する2つの整流板11の間の各領域では、上記内側コーナ部12より離反する側に位置する整流板11の面によって鉛直方向上向きとされたガス流れ(矢印y)と、上記内側コーナ部12に近接する側に位置する整流板11の開口部13を通過した上記流入ガス流れ方向xのガス流れが生じる。これにより、これらの方向が異なる2つのガス流れが互いに干渉するようになる。よって、上記各領域では、上記2つの方向のガス流れの干渉により、上記各整流板11の配列方向に対して交差する斜め上向きに広がるガス流れ(矢印z)が生じるようになる。
上記のように、本実施形態のガス整流装置10では、開口部13を備えた各整流板11により、斜め上向きに広がるガス流れを生じさせることができることから、上記入口ダクト5と容器2による流路屈曲部の外側コーナ寄りに上記整流板11を設ける必要はない。よって、本実施形態のガス整流装置10では、図1に示すように、上記内側コーナ部12より最も離反した個所に配置する整流板11は、下流側ガス流路としての容器2内における流入ガス流れ方向xの幅寸法の中間付近に配置させるようにすればよい。
なお、図2(a)及び図3(a)に示すように、上記各整流板11のうち、上記内側コーナ部12より最も離反した個所に配置されている整流板11が上記開口部13を備えている場合は、該開口部13を通過する流入ガス流れ方向xのガス流れに対して、別の整流板11の面によって形成される鉛直方向上向きのガス流れが干渉することはない。このため、上記整流板11の開口部13を通過した上記流入ガス流れ方向xのガス流れは、上記容器2におけるガス入口4が設けてある側壁と対向する側壁(図1参照)に直接当たり、その時点でガス流れ方向が、容器2の下流側である上向きに変えられるようになる。
この際、上記容器2におけるガス入口4が設けてある側壁と対向する側壁(図1参照)について、上記燃焼排ガス6のガス流れが直接当たることに伴い、該燃焼排ガス6中に含まれているダストによる摩耗が懸念される場合は、図2(b)及び図3(b)に示すように、上記内側コーナ部12より最も離反した個所に配置される整流板を、開口部13のない形式の整流板11aとするようにすればよい。
以上の構成としてある本実施形態のガス整流装置10を装備したバグフィルタ1を使用する場合は、入口ダクト5を通して導かれる燃焼排ガス6をガス入口4より容器2内に流入させる。これにより、上記容器2内へ流入する燃焼排ガス6の流入ガス流れ方向xのガス流れが、本実施形態のガス整流装置10における各整流板11,11aに達するようになる。
上記各整流板11に達した燃焼排ガス6のガス流れは、各整流板11,11aの面に当たって鉛直方向上向きとされたガス流れ(矢印y)と、各整流板11の開口部13を通過した流入ガス流れ方向xのガス流れと、両ガス流れの干渉によって、斜め上向きに広がるガス流れが生じるようになる。よって、上記容器2内では、流路断面に分散されたガス流れが生じるようになる。
更に、上記容器2内では、上記燃焼排ガス6のガス流れの方向が斜め上向きになることに伴って、該ガス流れの鉛直方向上向きの流速が減少されるようになる。これにより、上記ガス流れは、上記容器2の流路断面内での流速分布が平均化されるようになる。
したがって、上記容器2内では、上記燃焼排ガス6の偏流の発生が防止されるようになる。
このように、本実施形態のガス整流装置10によれば、上記バグフィルタ1にて、上流側ガス流路としての入口ダクト5より、流路断面積がより大きい下流側ガス流路としての容器2内へ燃焼排ガス6を流入させるときに、上記容器2内にて、偏流の発生を防止して、該容器2の流路断面内に平均したガス流れを生じさせることができる。
このため、上記バグフィルタ1では、各濾布9のうち、一部の濾布9に局所的な早期摩耗損傷が生じることを防止することができる。よって、上記各濾布9のメンテナンスの頻度を低減させることができる。
又、本実施形態のガス整流装置10は、上記入口ダクト5と容器2による流路屈曲部の外側コーナ寄りに上記整流板11を設ける必要がなく、上記内側コーナ部12より最も離反した個所に配置する整流板11を、下流側ガス流路としての容器2内における流入ガス流れ方向xの幅寸法の中間付近に配置させることができる。そのため、特許文献2に示された如き従来のガスの整流手段を採用する場合に比して、整流板11の数を削減できると共に、整流板11の設置範囲を縮小することができる。これにより、各整流板11の設置に要する工数やコストの削減化を図ることができる。
更に、本実施形態のガス整流装置10は、上記容器2内に燃焼排ガス6の斜め上向きのガス流れを生じさせる場合であっても、各整流板11,11aは鉛直面内に配置することができるため、該各整流板11に、飛灰等の燃焼排ガス中に含まれているダストが堆積する虞を防止することができる。
[第2実施形態]
次に、図4(a)(b)はガス整流装置10の第2実施形態を示すもので、図1乃至図3(a)(b)に示した第1実施形態のガス整流装置10の開口部13を備えてなる各整流板11に、開口部13の面積を可変とするための開口面積調整手段を付加したものである。
詳述すると、上記各整流板11は、図4(a)に示しように、面内の中央部に、該整流板11の面積の50%の面積となる矩形の開口部13が設けてある。
上記開口部13の開口面積調整手段は、上記整流板11の表面(片面)における開口部13の一対の長辺の外側に、該各長辺に平行に延びる一対のガイドレール15を設け、該一対のガイドレール15の間に、2枚の扉体16をスライド自在に取り付けた構成としてある。なお、上記各扉体16は、図4(b)に示すように、該各扉体16により上記開口部13の長手方向の両端寄りを最大限覆った状態のときに、該各扉体16の間に残る上記開口部13の開口面積を、整流板11の面積の20%となるように絞ることができるようにしてある。
その他の構成は図1乃至図3(a)(b)に示したものと同様としてあるものとする。
本実施の形態のガス整流装置10によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
更に、各整流板11の開口部13の面積を、図4(a)に示すように、各扉体16を開口部13に重ならない位置に退避させた状態の整流板11の面積の50%とした状態から、図4(b)に示すように、各扉体16により上記開口部13を最大限覆った状態の整流板11の面積の20%までの範囲で自在に調整することができる。
よって、適用対象となるバグフィルタ1の入口ダクト5と容器2の流路断面積の寸法や寸法比、燃焼排ガス6の流速等の条件に応じて、上記入口ダクト5と容器2との接続部に設置する本実施形態のガス整流装置10における整流板11の開口部13に所望される面積が、整流板11の面積の20〜50%の範囲で様々に異なる場合であっても、上記開口部13に装備してある扉体16の開閉操作によって該開口部13の面積を最適に調整することができる。
したがって、開口部13の面積が異なる整流板11を別々に用意する必要をなくすことができて、本実施形態のガス整流装置10の汎用化に有利な構成とすることができる。
なお、本発明は上記各実施形態のみに限定されるものではなく、内側コーナ部12から斜め方向に配列する複数の整流板11の数は、入口ダクト5の流路断面積や、容器2の流路断面積の大小に応じて適宜増減してもよい。
整流板11は、上流側ガス流路としての入口ダクト5から容器2に流入する燃焼排ガス6の流れを屈曲させる姿勢としてあれば、上記流入ガス流れ方向xに直交する姿勢以外の姿勢で設けるようにしてもよい。
整流板11は、開口部13の面積が該整流板11の面積の20〜50%の範囲となっていれば、複数に分割された開口部を備えるようにしてもよい。
整流板11の縦横寸法は適宜変更してもよい。
内側コーナ部12から斜め方向に配列する複数の整流板11を支持する支持部材14は、上記入口ダクト5と容器2のような上流側ガス流路と下流側ガス流路の接続部の実際の形状に応じて適宜変更してもよい。
図2(b)及び図3(b)では、内側コーナ部12より最も離反した個所に配置される整流板のみを開口部13のない形式の整流板11aとする場合について示したが、上記内側コーナ部12から斜め方向に配列された各整流板11のうち、内側コーナ部12より離反する側に寄った配置となる半数未満の整流板を、開口部13のない形式の整流板11aとしてもよい。この場合にも、上記内側コーナ部12に寄った位置に配置されている半数以上の整流板11は、開口部13を備えていて、該開口部13を通過する燃焼排ガス6のガス流れを生じさせることができて、上記開口部13のない形式の整流板11aにより鉛直方向上向きとされるガス流れと干渉させて、斜め上向きに広がるガス流れを生じさせることができる。更に、この場合は、上記容器2におけるガス入口4が設けてある側壁と対向する側壁(図1参照)について、上記燃焼排ガス6のガス流れが直接当たることをより確実に防止することができる。
上記各実施形態のガス整流装置10は、上流側ガス流路の下流側に、該上流側ガス流路の流路断面積よりも大きな流路断面積で且つ上記上流側ガス流路におけるガス流れ方向に対して屈曲する方向に延びる下流側ガス流路が接続された個所であれば、バグフィルタ1における入口ダクト5と容器2との接続部以外のいかなるガス流路に適用してもよい。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
(1)
図1乃至図3(a)(b)に示した第1実施形態のガス整流装置10を装備したバグフィルタ1について、入口ダクト5より容器2内へガスを流入させる際の該容器2内での流速分布について解析した。なお、上記第1実施形態のガス整流装置10は、図2(b)及び図3(b)に示したように、内側コーナ部12より最も離反する個所に、開口部13のない整流板11aを備えた形式とした。それ以外の整流板11の開口部13(図2(a)(b)図3(a)(b)参照)の面積は、整流板11の面積の30%に設定した。
解析条件は、ガスとして空気を用いた。圧力は大気圧とした。ガス流量はバグフィルタ1に対する循環流として2100Nm/hrを与えた。ガス温度は220度とした。濾布(図1参照)は、圧損の等価(120mmAq)な多孔質層とした。
図5は第1実施形態のガス整流装置の中央を通る鉛直断面での流速分布を示す図である。なお、図中の線に付した数値は流速(m/s)を示している(後述する図6、図8、図9も同様)。
図6は上記バグフィルタ1の容器2における濾布9の下端位置(図1参照)での水平断面内におけるガスの鉛直方向上向きの流速分布を示す図である。なお、入口ダクト5の位置が一点鎖線で示してある(後述する図9も同様)。
(2)
比較例として、図7に示す如き構成のガス整流手段17を装備したバグフィルタ1について、入口ダクト5より容器2内へガスを流入させる際の該容器2内での流速分布について解析した。
図7に示したガス整流手段17は、第1実施形態のガス整流装置10と同様に、鉛直面内に配置した複数の整流板18を、内側コーナ部12より斜め方向に配列して設け(図8参照)、且つ該各整流板18に、整流板の面積の20%未満(約18%)の開口部19を設けた構成としてある。
図8は、図7のガス整流手段17の中央を通る鉛直断面での流速分布を示す図である。
図9は、図7のガス整流手段17を備えたバグフィルタ1の容器2における濾布9の下端位置(図1参照)での水平断面内におけるガスの鉛直方向上向きの流速分布を示す図である。
上記図5、図6、図8、図9の解析結果より、以下の結論が得られた。
すなわち、図5の解析結果より、第1実施形態のガス整流装置10によれば、各整流板11,11aにより斜め上向きに広がるガス流れを発生させることができることが判明した。
これに対し、図8の解析結果から、図7に示したガス整流手段17のように整流板18に設ける開口部19の面積が20%未満の場合は、各整流板18に当たるガス流れは、そのほとんどが該各整流板18の面に沿う鉛直方向上向きのガス流れとされること、そのため、上記バグフィルタ1の容器2内に、上記整流板18の設置個所の上方の流速分布が高まる偏流が生じることが判明した。
又、図6の解析結果より、第1実施形態のガス整流装置10によれば、バグフィルタ1の容器2における濾布9の下端位置での水平断面内では、該流路断面の全体に亘り、流速の偏りの少ないガス流れを発生させることができることが判明した。
これに対し、図9の解析結果から、図7に示したガス整流手段17では、バグフィルタ1の容器2における濾布9の下端位置での水平断面内での流速分布に大きな偏りが生じることが判明した。
1 バグフィルタ、2 容器(下流側ガス流路)、4 ガス入口、5 入口ダクト(上流側ガス流路)、6 燃焼排ガス(ガス)、9 濾布、10 ガス整流装置、11,11a 整流板、12 内側コーナ部、13 開口部、15 ガイドレール(開口面積調整手段)、16 扉体(開口面積調整手段)

Claims (5)

  1. 上流側ガス流路と、該上流側ガス流路よりも大きな流路断面積を有し、且つ前記上流側ガス流路におけるガス流れ方向に対して屈曲する方向に延びる下流側ガス流路との接続個所に、前記上流側ガス流路からのガスの流れを屈曲させる複数の整流板を備え、
    前記複数の整流板は、複数段に分割されて設けられると共に、該複数段に分割された複数の整流板は、前記各ガス流路による流路屈曲部の内側コーナ部に近接する位置から、該内側コーナ部より前記上流側ガス流路におけるガス流れ方向に離反するにしたがって、順次前記上流側ガス流路からのガス流れ方向の上流側から下流側にずれた配置となるよう斜め方向に複数に分割した配列で設けられ、
    前記複数の整流板は、前記上流側ガス流路からのガス流れ方向に沿うガスの一部を通過させるための開口部を備え、
    前記複数段に分割された複数の整流板のうち、前記上流側ガス流路からのガス流れ方向の上流側から下流側にずれて配置される隣接する整流板は、前記開口部が、前記上流側ガス流路からのガス流れ方向において互いにずらして配置されていること
    を特徴とするガス整流装置。
  2. 前記各整流板を、前記上流側ガス流路からのガスの流れ方向に対して直交する姿勢となるように配置した請求項1記載のガス整流装置。
  3. 前記整流板に備える開口部を、該整流板の面積の20〜50%とした請求項1又は2記載のガス整流装置。
  4. 前記開口部を備えた整流板に、該開口部の面積を変えるための開口面積調整手段を備えるようにした請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガス整流装置。
  5. 濾布を収納した容器のガス入口に入口ダクトを上流側ガス流路として接続し、且つ前記容器を下流側ガス流路として前記入口ダクトよりも大きな流路断面積を有するものとし、該入口ダクトからのガスを前記容器内で屈曲させて流すことができるようにしてあるバグフィルタにおいて、
    前記容器におけるガス入口に、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガス整流装置を備えてなる構成を有することを特徴とするバグフィルタ。
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