JP2016092586A - 受信装置及び送信装置 - Google Patents

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俊二 砂崎
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好輝 天野
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秀雄 内田
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Abstract

【課題】AITまたはMH−AITに基づいてアプリケーションの起動を制御する場合にも、現在実行しているアプリケーションに応じて、アプリケーションを切り替えるか否かを適切に決定する。【解決手段】アプリ制御部24は、自動実行の対象となるアプリケーションを特定する。AIT取得部23は、アプリ実行部26が実行しているアプリケーションの優先度に関する情報及び自動実行の対象となるアプリケーションの優先度に関する情報を取得する。アプリ制御部24は、優先度に関する情報に基づいて、自動実行の対象となるアプリケーションをアプリ実行部26に実行させるか否かを決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、テレビジョン等の放送信号を受信する受信装置及び放送信号を送信する送信装置に関する。
テレビジョン放送の受信装置においてアプリケーションプログラムを稼働させ、そのアプリケーションプログラムからの出力を、テレビの映像と同一の画面に表示させる技術が一般化しつつある。例えば、非特許文献1には、データ放送に重畳されたBML(Broadcast Markup Language)文書(アプリケーションプログラム)の制御に関する規定が開示されている。以下、アプリケーションプログラムを、単にアプリケーション、またはアプリと表記する場合がある。
「デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式 標準規格 ARIB STD−B24 5.5版」、平成23年12月、一般社団法人電波産業会
受信装置が実行するアプリケーションの中には、番組に連動するものがある。このようなアプリケーションは、番組の開始とともに受信装置によって自動的に起動され、番組の終了やチャネルの切り替わりによって終了する。
受信装置は、既に他のアプリケーションを起動している場合、アプリケーションを番組に連動するものに切り替えるか否かを制御する必要がある。例えば、受信装置が天気予報を表示するアプリケーションを実行している場合、番組に連動してアプリケーションが切り替わると、視聴者に不便を感じさせる可能性がある。他方、受信装置が単なるメニュー画面を表示するアプリケーションを実行している場合は、番組に連動してアプリケーションが切り替わることが好ましい場合がある。
非特許文献1に示すデータ放送においては、受信装置は、起動中のアプリケーションに記述されたアルゴリズムに従って、新たなアプリケーションに切り替えるか、実行中のアプリケーションを実行し続けるかを決定する。つまりBML文書ごとに予め文書を切り替えるか否かが定められている。
他方、Hybridcast(登録商標)においては、受信装置は、アプリケーションの情報を格納するAIT(Application Information Table、アプリケーション情報テーブル)に基づいてアプリケーションの起動を制御する。なお、多重化方式としてMMT(MPEG Media Transport)を用いる映像システム(例えば、スーパーハイビジョンに係る映像システム)においては、AITと同機能を有する制御情報であるMH(MPEG−H)−AITを用いることができる。つまり、多重化方式としてMMTを用いる映像システムの受信装置は、MH−AITに基づいてアプリケーションの起動を制御する。
つまり、受信装置は、AITまたはMH−AITのapplication_control_codeパラメータが「AUTOSTART」になっている場合に、アプリケーションを起動する。そのため、受信装置は、現在実行しているアプリケーションの内容や種別によらず、強制的にアプリケーションを切り替えてしまうことがある。
本発明の目的は、AITまたはMH−AITに基づいてアプリケーションの起動を制御する場合にも、現在実行しているアプリケーションに応じて、アプリケーションを切り替えるか否かを適切に決定することができる受信装置及び送信装置を提供することにある。
第1の態様は、アプリケーションプログラムを実行するアプリケーション実行部と、自動実行の対象となる前記アプリケーションプログラムを特定する自動実行特定部と、前記アプリケーション実行部が実行している前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報及び前記自動実行特定部によって特定された前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報を取得する優先度情報取得部と、前記優先度情報取得部によって取得された前記アプリケーション実行部が実行している前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報と前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報とに基づいて、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムを前記アプリケーション実行部に実行させるか否かを決定するアプリケーション制御部と、を備える受信装置である。
また、第2の態様は、第1の態様において、前記アプリケーションプログラムに関する情報であるアプリケーション情報テーブルを取得するアプリケーション情報テーブル取得部をさらに備え、前記優先度情報取得部は、前記アプリケーション情報テーブル取得部が取得した前記アプリケーション情報テーブルから、前記アプリケーション実行部が実行している前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報及び前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報を取得する受信装置である。
また、第3の態様は、第2の態様において、前記アプリケーション制御部は、前記アプリケーション情報テーブル取得部が取得した前記アプリケーション情報テーブルが切り替わったときに、前記優先度に関する情報に基づいて、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムを前記アプリケーション実行部に実行させるか否かを決定する受信装置である。
また、第4の態様は、第1または第2の態様において、映像信号を多重した放送信号を受信する受信部をさらに備え、前記アプリケーション制御部は、前記受信部が受信した前記放送信号に多重された前記映像信号が属する番組を識別する番組識別情報が切り替わったときに、前記優先度に関する情報に基づいて、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムを前記アプリケーション実行部に実行させるか否かを決定する受信装置である。
また、第5の態様は、第1から第4の何れかの態様において、前記優先度に関する情報は、値が大きいほど優先度が高いことを示し、前記アプリケーション制御部は、前記アプリケーション実行部が実行している前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報が示す値が、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報より小さい場合に、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムを前記アプリケーション実行部に実行させることを決定する受信装置である。
また、第6の態様は、第1から第4の何れかの態様において、前記優先度に関する情報は、値が小さいほど優先度が高いことを示し、前記アプリケーション制御部は、前記アプリケーション実行部が実行している前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報が示す値が、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報より大きい場合に、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムを前記アプリケーション実行部に実行させることを決定する受信装置である。
また、第7の態様は、第2の態様において、前記優先度情報取得部は、前記優先度に関する情報として、前記アプリケーション実行部が実行している前記アプリケーションプログラムに関連付けられたapplication_priorityパラメータ及び前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムに関連付けられたautostart_priorityパラメータを取得する受信装置である。
また、第8の態様は、複数のアプリケーションプログラムそれぞれの自動実行の優先度に関する情報を含むアプリケーション情報テーブルを重畳した放送信号を送信する送信装置である。
上記態様のうち少なくとも1つの態様に係る受信装置は、実行中のアプリケーションの優先度に関する情報と、自動実行の対象となるアプリケーションの優先度に関する情報とに基づいて、自動実行の対象となるアプリケーションを実行させるか否かを決定する。これにより、受信装置は、AITまたはMH−AITに基づいてアプリケーションの起動を制御する場合にも、現在実行しているアプリケーションに応じて、アプリケーションを切り替えるか否かを適切に決定することができる。
第1の実施形態に係る放送システムの構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る受信装置の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る受信装置によるアプリケーションの切り替えの第1の例を示す図である。 第1の実施形態に係る受信装置によるアプリケーションの切り替えの第2の例を示す図である。 第1の実施形態に係る受信装置によるアプリケーションの切り替えの第3の例を示す図である。 第1の実施形態に係る受信装置によるアプリケーションの切り替えの第4の例を示す図である。 第1の実施形態に係る受信装置によるアプリケーションの切り替えの第5の例を示す図である。 第1の実施形態に係る受信装置によるアプリケーションの切り替えの第6の例を示す図である。 第6の実施形態に係る受信装置によるアプリケーションの切り替えの例を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
《第1の実施形態》
図1は、第1の実施形態に係る放送システム1の構成を示す概略ブロック図である。
放送システム1は、送信装置10と受信装置20を備える。送信装置10は、複数チャンネルの放送信号を送信する。放送信号には、映像信号、音声信号、テキスト(例えば、字幕情報)、データ(例えば、BML文書)及び制御情報が多重される。受信装置20は、送信装置10から送信される放送信号を受信し、放送信号に多重された映像及び音声を再生する。また受信装置20は、アプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションまたはアプリという場合がある)を取得し、当該アプリケーションプログラムを実行する。なお、本実施形態に係る放送システム1は、スーパーハイビジョンに係る放送システムである。すなわち放送システム1は、多重化方式としてMMTを用いる。
受信装置20は、受信部21、分離部22、AIT取得部23(アプリケーション情報テーブル取得部)、アプリ制御部24(アプリケーション制御部)、アプリ取得部25、アプリ実行部26(アプリケーション実行部)、映像・音声処理部27、提示制御部28、出力部29を備える。
受信部21は、送信装置10が送信する放送信号のうち特定の放送チャンネルの放送信号を受信する。受信部21が受信するチャンネルは図示しない選局部によって選択される。受信部21は、受信した放送信号を復調する。
分離部22は、受信部21によって受信された放送信号を、映像信号、音声信号、テキスト、データ及び制御情報に分離する。なお、分離部22が分離したデータには、アプリケーションのコードの一部が含まれる。また、分離部22が分離した制御情報には、アプリケーションに関する情報が格納されたテーブルであるMH−AITが含まれる。MH−AITには、アプリケーションごとに、少なくとも当該アプリケーションの識別情報を示すapplication_id、当該アプリケーションの制御指示を示すapplication_control_code(CC)、当該アプリケーションの優先度を示すapplication_priority、当該アプリケーションの自動起動の優先度を示すautostart_priority、アプリケーションの所在を示すtransport_protocol_labelが含まれる。つまり本実施形態に係る送信装置10は、複数のアプリケーションそれぞれについてのautostart_priorityを含むMH−AITを重畳した放送信号を送信する。本実施形態においてautostart_priorityは、application_control_codeがAUTOSTART(自動起動)である場合にのみ付与される値である。なお、他の実施形態においては、アプリケーションプログラムの優先度に関する情報としてapplication_priorityまたはautostart_priorityの何れか一方のみが用いられても良い。アプリケーションプログラムの優先度に関する情報としてautostart_priorityのみが用いられる場合、autostart_priorityは、application_control_codeの値に関わらず付与される。
AIT取得部23は、分離部22が分離した制御情報からMH−AITを取得する。なお、MH−AITは、データ放送の一部として伝送される場合がある。この場合、AIT取得部23は、分離部22が分離したデータからMH−AITを取得する。AIT取得部23は、優先度情報取得部の一例である。
アプリ制御部24は、AIT取得部23が取得した情報に従って、アプリの実行を制御する。例えば、アプリ制御部24は、MH−AIT内に含まれるapplication_control_codeの値(PRESENT(取得),PREFETCH(予め取得してキャッシュする)、AUTOSTART(自動起動),KILL(終了)等)に従って、アプリのライフサイクルを制御する。つまり、アプリ制御部24は、MH−AIT内に含まれるapplication_control_codeの値に基づいて、自動実行の対象となるアプリケーション(以下、自動実行アプリという)を特定する。アプリ制御部24は、自動実行特定部の一例である。
また、アプリ制御部24は、MH−AIT内に自動実行アプリが存在するときに、アプリ実行部26が既に他のアプリケーションを実行している場合、MH−AIT内に含まれるapplication_priorityおよびautostart_priorityの値に基づいて、自動実行アプリと既に実行しているアプリケーションの何れを優先的に実行させるかを決定する。具体的には、アプリ制御部24は、自動実行アプリに関連付けられたautostart_priorityの値と既に実行しているアプリケーションに関連付けられたapplication_priorityの値とを比較して、自動実行アプリと既に実行しているアプリケーションの何れを優先的に実行させるかを決定する。本実施形態では、application_priorityおよびautostart_priorityの値は、小さいほど優先度が高いことを示す。そのため、本実施形態では、アプリ制御部24は、自動実行アプリに関連付けられたautostart_priorityの値が既に実行しているアプリケーションに関連付けられたapplication_priorityの値より小さい場合に、アプリ実行部26に自動実行アプリを実行させる。他方、アプリ制御部24は、自動実行アプリに関連付けられたautostart_priorityの値が既に実行しているアプリケーションに関連付けられたapplication_priorityの値以上である場合に、アプリ実行部26が実行中のアプリケーションを継続して実行させる。
アプリ取得部25は、AIT取得部23が取得したtransport_protocol_labelに従って、分離部22が分離したデータからアプリケーションのコードを取得する。また、アプリ取得部25は、取得したアプリケーションのコードを、必要に応じて保存する。アプリケーションのコードは、例えば、HTML5(ハイパーテキストマークアップ言語の第5版)とJavaScript(登録商標)を用いて記述されたデータファイルである。
アプリ実行部26は、アプリ制御部24による制御に基づいて、アプリを実行させる。なお、アプリ実行部26は、実行させるべきアプリケーションのコードをアプリ取得部25から受け取る。アプリ実行部2617は、例えば、HTML5を解釈して表示したり、JavaScript(登録商標)のコードを実行したりするウェブブラウザとして実現される。
映像・音声処理部27は、分離部22が分離した映像信号および音声信号を復号する。つまり、映像・音声処理部27は、分離部22が分離した映像信号を表示可能な映像として復元するとともに、音声信号を音声として復元する。
提示制御部28は、映像・音声処理部27が復号した映像信号と、アプリ実行部26が実行するアプリケーションの表示データとを重ね合わせる(オーバーレイ)。また、提示制御部28は、映像・音声処理部27が復号した音声信号をアナログ変換する。
出力部29は、提示制御部28が生成した映像をディスプレイに出力する。また、出力部29は、提示制御部28がアナログ変換した音声信号を、スピーカー等から出力する。
次に、受信装置20が、アプリケーションを自動実行させるか否かを決定する処理の詳細について説明する。
図2は、第1の実施形態に係る受信装置20の動作を示すフローチャートである。
受信装置20の受信部21が送信装置10から放送信号を受信すると、分離部22は、放送信号を映像信号、音声信号、テキスト、データ及び制御情報に分離する(ステップS1)。次に、AIT取得部23は、分離部22が分離した制御情報からMH−AITを取得する(ステップS2)。
次に、アプリ制御部24は、分離部22が分離した制御情報から、放送信号に多重されている映像信号が属する番組を識別する番組識別情報を読み出し、番組の編成が切り替わったか否かを判定する(ステップS3)。なお、番組識別情報は、MPT(MMT Package Table)、PLT(Package List Table)、MH−EIT(MH-Event Information Table)などの、所定の周期で繰り返し伝送されてくるテーブルに格納されている。
アプリ制御部24が、番組の編成が切り替わっていないと判定した場合(ステップS3:NO)、受信装置20はアプリケーションの切り替え制御を行わずに、処理をステップS1に戻す。他方、アプリ制御部24は、番組の編成が切り替わったと判定した場合(ステップS3:YES)、AIT取得部23が取得したMH−AITから各アプリケーションのapplication_control_codeの値を読み出す。次に、アプリ制御部24は、application_control_codeの値がAUTOSTARTを示すアプリケーションが存在するか否かを判定する(ステップS4)。つまり、アプリ制御部24は、自動実行アプリが存在するか否かを判定する。
アプリ制御部24が、自動実行アプリが存在しないと判定した場合(ステップS4:NO)、受信装置20はアプリケーションの切り替え制御を行わずに、処理をステップS1に戻す。
他方、アプリ制御部24は、自動実行アプリが存在すると判定した場合(ステップS4:YES)、当該自動実行アプリのapplication_idを特定する(ステップS5)。次に、アプリ制御部24は、アプリ実行部26が他のアプリケーションを実行しているか否かを判定する(ステップS6)。
アプリ制御部24は、アプリ実行部26が他のアプリケーションを実行していないと判定した場合(ステップS6:NO)、アプリ実行部26にステップS5でapplication_idを特定した自動実行アプリを実行させ(ステップS7)、受信装置20は、処理をステップS1に戻す。
他方、アプリ制御部24は、アプリ実行部26が他のアプリケーションを実行していると判定した場合(ステップS6:YES)、アプリ実行部26が実行しているアプリケーションのapplication_idを特定する(ステップS8)。
次に、アプリ制御部24は、AIT取得部23が取得したMH−AITから、自動実行アプリのapplication_idに関連付けられたautostart_priorityの値と、アプリ実行部26が実行しているアプリケーションのapplication_idに関連付けられたapplication_priorityの値とを取得する。そしてアプリ制御部24は、自動実行アプリのapplication_idに関連付けられたautostart_priorityの値が、アプリ実行部26が実行しているアプリケーションのapplication_idに関連付けられたapplication_priorityの値より小さいか否かを判定する(ステップS9)。アプリ制御部24は、自動実行アプリのautostart_priorityの値が実行中のアプリケーションのapplication_priorityの値より小さいと判定した場合(ステップS9:YES)、アプリ実行部26に、実行中のアプリケーションを終了させ、自動実行アプリを実行させる(ステップS10)。
他方、アプリ制御部24は、自動実行アプリのautostart_priorityの値が実行中のアプリケーションのapplication_priorityの値以上であると判定した場合(ステップS9:NO)、受信装置20は、処理をステップS1に戻す。つまり、受信装置20は、アプリ実行部26に実行中のアプリケーションを継続して実行させ、自動実行アプリを実行させない。
図3は、第1の実施形態に係る受信装置20によるアプリケーションの切り替えの第1の例を示す図である。
受信装置20が番組編成の切り替わりの前に既にアプリケーションを実行しており、番組編成の切り替わり時に自動実行アプリが存在する場合における、受信装置20の動作について、具体例を用いて説明する。ここでは、AIT取得部23が番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、アプリケーションA、アプリケーションB、及び自動実行アプリCの3つのアプリケーションの情報が格納されている場合について説明する。ここでは、アプリケーションAのapplication_priorityの値が40、アプリケーションBのapplication_priorityの値が20、自動実行アプリCのapplication_priorityおよびautostart_priorityの値が30である場合について説明する。
受信装置20が番組編成の切り替わり以前にアプリケーションAを実行している場合、アプリ制御部24は、アプリケーションAのapplication_priorityの値と自動実行アプリCのautostart_priorityの値とを比較する。自動実行アプリCのautostart_priorityの値は、アプリケーションAのapplication_priorityの値より小さいため、受信装置20は、図3(A)に示すように、アプリケーションAを終了し、自動実行アプリCを起動する。
他方、受信装置20が番組編成の切り替わり以前にアプリケーションBを実行している場合、アプリ制御部24は、アプリケーションBのapplication_priorityの値と自動実行アプリCのautostart_priorityの値とを比較する。自動実行アプリCのautostart_priorityの値は、アプリケーションBのapplication_priorityの値以上であるため、受信装置20は、図3(B)に示すように、アプリケーションBを終了しない。
このように、自動実行アプリによってアプリケーションを強制終了させたくない場合には、アプリケーションのapplication_priorityの値を、小さく設定しておくことで、受信装置20がアプリケーションを自動実行アプリへ切り替えることを防ぐことができる。
図4は、第1の実施形態に係る受信装置20によるアプリケーションの切り替えの第2の例を示す図である。
次に、AIT取得部23が番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、アプリケーションA、アプリケーションB、及び自動実行アプリDの3つのアプリケーションの情報が格納されている場合について説明する。ここでは、アプリケーションAのapplication_priorityの値が40、アプリケーションBのapplication_priorityの値が20、自動実行アプリDのapplication_priorityおよびautostart_priorityの値が10である場合について説明する。
受信装置20が番組編成の切り替わり以前にアプリケーションAを実行している場合、アプリ制御部24は、アプリケーションAのapplication_priorityの値と自動実行アプリDのautostart_priorityの値とを比較する。自動実行アプリDのautostart_priorityの値は、アプリケーションAのapplictaion_priorityの値より小さいため、受信装置20は、図4(A)に示すように、アプリケーションAを終了し、自動実行アプリDを起動する。
他方、受信装置20が番組編成の切り替わり以前にアプリケーションBを実行している場合、アプリ制御部24は、アプリケーションBのapplication_priorityの値と自動実行アプリDのautostart_priorityの値とを比較する。自動実行アプリDのautostart_priorityの値は、アプリケーションBのapplication_priorityの値より小さいため、受信装置20は、図4(B)に示すように、アプリケーションBを終了し、自動実行アプリDを起動する。
このように、自動実行アプリの重要度が高く、アプリケーションを強制的に自動実行アプリに切り替える必要がある場合には、自動実行アプリのautostart_priorityの値を、他のアプリケーションが取り得るapplication_priorityの値より小さくしておくことで、受信装置20に確実に自動実行アプリを実行させることができる。
図5は、第1の実施形態に係る受信装置20によるアプリケーションの切り替えの第3の例を示す図である。
第3の例においては、受信装置20のAIT取得部23が1回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDの情報が格納されている。第3の例に係る自動実行アプリAは、透明な画面を表示するアプリケーションである。つまり自動実行アプリAを実行すると、画面には受信した映像信号から復号された映像のみが表示される。自動実行アプリAのapplication_priorityおよびautostart_priorityの値は、何れも50である。第3の例に係るアプリケーションBは、トップメニューを提示するアプリケーションである。アプリケーションBは、自動実行アプリAの実行中にリモコンのdボタンが押下されることにより、起動する。アプリケーションBには、他のアプリケーションへのリンクが含まれる。アプリケーションBのapplication_priorityの値は、40である。第3の例に係るアプリケーションCは、気象情報を提示するアプリケーションである。アプリケーションCのapplication_priorityの値は、20である。第3の例に係るアプリケーションDは、ニュース情報を提示するアプリケーションである。アプリケーションDのapplication_priorityの値は、20である。
受信装置20は、1回目の番組編成の切り替わり時にアプリケーションを起動していないため、application_control_codeがAUTOSTARTである自動実行アプリAを実行する。このとき、視聴者は、リモコンのdボタンを押下することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションBに遷移させることができる。また視聴者は、アプリケーションBの実行中にリモコンの操作によりリンクを選択することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションCまたはアプリケーションDに遷移させることができる。
第3の例においては、受信装置20のAIT取得部23が2回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションC、アプリケーションDおよび自動実行アプリαの情報が格納されている。自動実行アプリαは、番組に連動するコンテンツを提示するアプリケーションである。自動実行アプリαのautostart_priorityおよびapplication_priorityの値は、何れも60である。自動実行アプリαのautostart_priorityの値は、自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDの何れのapplication_priorityの値よりも大きいため、受信装置20は、実行するアプリケーションをアプリケーションαへ遷移しない。また、自動実行アプリAのautostart_priorityの値も、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDのapplication_priorityの値よりも大きいため、受信装置20は、実行するアプリケーションを自動実行アプリAへ遷移しない。なお、視聴者は、アプリケーションBの実行中にリモコンの操作によりリンクを選択することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションαに遷移させることができる。
第3の例においては、受信装置20のAIT取得部23が3回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDの情報が格納されている。MH−AITに自動実行アプリαの情報が含まれなくなったため、受信装置20は、自動実行アプリαの実行を終了する。そして受信装置20は、application_control_codeがAUTOSTARTである自動実行アプリAを実行する。
このように、第3の例によれば、番組に連動するアプリケーションをトップメニューからのみ起動させることができる。
図6は、第1の実施形態に係る受信装置20によるアプリケーションの切り替えの第4の例を示す図である。
第4の例においては、受信装置20のAIT取得部23が1回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDの情報が格納されている。第4の例に係る自動実行アプリAは、第3の例に係る自動実行アプリAと同様に、透明な画面を表示するアプリケーションである。他方、第4の例に係る自動実行アプリAは、他の自動実行アプリが存在する場合にdボタンが押下されると当該他の自動実行アプリを起動させ、他の自動実行アプリが存在しない場合にdボタンが押下されるとアプリケーションBを起動させる。第4の例に係るアプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDは、それぞれ第3の例に係るアプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDと同じである。
受信装置20は、1回目の番組編成の切り替わり時にアプリケーションを起動していないため、自動実行アプリAを実行する。このとき、視聴者は、リモコンのdボタンを押下することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションBに遷移させることができる。また視聴者は、アプリケーションBの実行中にリモコンの操作によりリンクを選択することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションCまたはアプリケーションDに遷移させることができる。
第4の例においては、受信装置20のAIT取得部23が2回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションC、アプリケーションDおよび自動実行アプリαの情報が格納されている。第4の例に係る自動実行アプリαは、第3の例に係る自動実行アプリαと同様に番組に連動するコンテンツを提示するアプリケーションである。他方、第4の例に係る自動実行アプリαには、アプリケーションBへのリンクが含まれる。自動実行アプリαのautostart_priorityの値は、自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDの何れのapplication_priorityの値よりも大きいため、受信装置20は、実行するアプリケーションをアプリケーションαへ遷移しない。また、自動実行アプリAのautostart_priorityの値も、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDの何れのapplication_priorityの値よりも大きいため、受信装置20は、実行するアプリケーションを自動実行アプリAへ遷移しない。なお、視聴者は、自動実行アプリAの実行中にリモコンのdボタンを押下することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションαに遷移させることができる。また、視聴者は、自動実行アプリαの実行中にリモコンの操作によりリンクを選択することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションBに遷移させることができる。
第4の例においては、受信装置20のAIT取得部23が3回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDの情報が格納されている。MH−AITに自動実行アプリαの情報が含まれなくなったため、受信装置20は、自動実行アプリαの実行を終了する。そして受信装置20は、application_control_codeがAUTOSTARTである自動実行アプリAを実行する。
このように、第4の例によれば、番組に連動するアプリケーションをリモコンのdボタンの押下により起動させることができる。なお、第4の例に係る自動実行アプリAは、他の自動実行アプリが存在する場合にdボタンが押下されたときに、当該他の自動実行アプリを起動させることで、番組に連動するアプリケーションをリモコンのdボタンの押下により起動させるが、これに限られない。例えば、自動実行アプリAが他の自動実行アプリの有無の判定機能を有さず、遷移先が記載された所定のファイルを参照する構成としておき、当該ファイルがMH−AITの切り替わりのタイミングで書き換えられることで、番組に連動するアプリケーションをリモコンのdボタンの押下により起動させても良い。
図7は、第1の実施形態に係る受信装置20によるアプリケーションの切り替えの第5の例を示す図である。
第5の例においては、受信装置20のAIT取得部23が1回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDの情報が格納されている。第5の例に係る自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDは、それぞれ第3の例に係る自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDと同じである。
受信装置20は、1回目の番組編成の切り替わり時にアプリケーションを起動していないため、自動実行アプリAを実行する。このとき、視聴者は、リモコンのdボタンを押下することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションBに遷移させることができる。また視聴者は、アプリケーションBの実行中にリモコンの操作によりリンクを選択することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションCまたはアプリケーションDに遷移させることができる。
第5の例においては、受信装置20のAIT取得部23が2回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションC、アプリケーションDおよび自動実行アプリβの情報が格納されている。自動実行アプリβは、番組に連動するコンテンツを提示するアプリケーションである。自動実行アプリβのautostart_priorityおよびapplication_priorityの値は、何れも45である。自動実行アプリβのautostart_priorityの値は、自動実行アプリAのapplication_priorityの値よりも小さいため、受信装置20は、自動実行アプリAを実行している場合に、実行するアプリケーションをアプリケーションβへ遷移する。他方、自動実行アプリβのautostart_priorityの値は、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDの何れのapplication_priorityの値よりも大きいため、受信装置20は、アプリケーションB、アプリケーションCまたはアプリケーションDを実行している場合に、実行するアプリケーションをアプリケーションβへ遷移する。
なお、視聴者は、自動実行アプリβの実行中にリモコンの操作によりリンクを選択することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションBに遷移させることができる。
第5の例においては、受信装置20のAIT取得部23が3回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDの情報が格納されている。MH−AITに自動実行アプリβの情報が含まれなくなったため、受信装置20は、自動実行アプリβの実行を終了する。そして受信装置20は、application_control_codeがAUTOSTARTである自動実行アプリAを実行する。
このように、第5の例によれば、番組に連動するアプリケーションを透明画面が表示されている場合にのみ自動的に起動させることができる。
図8は、第1の実施形態に係る受信装置20によるアプリケーションの切り替えの第6の例を示す図である。
第6の例においては、受信装置20のAIT取得部23が1回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDの情報が格納されている。第6の例に係る自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDは、それぞれ第3の例に係る自動実行アプリA、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDと同じである。
受信装置20は、1回目の番組編成の切り替わり時にアプリケーションを起動していないため、自動実行アプリAを実行する。このとき、視聴者は、リモコンのdボタンを押下することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションBに遷移させることができる。また視聴者は、アプリケーションBの実行中にリモコンの操作によりリンクを選択することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションCまたはアプリケーションDに遷移させることができる。
第6の例においては、受信装置20のAIT取得部23が2回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA′、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDの情報が格納されている。自動実行アプリA′は、自動実行アプリAに機能追加を行ったものである。機能追加の例としては、例えば、マルチ編成の新たな編成パターンへの対応が挙げられる。自動実行アプリA′のautostart_priorityおよびapplication_priorityの値は、自動実行アプリAと同様に何れも50である。MH−AITに自動実行アプリAの情報が含まれなくなったため、受信装置20は、自動実行アプリAの実行を終了する。そして受信装置20は、application_control_codeがAUTOSTARTである自動実行アプリA′を実行する。なお、自動実行アプリA′のautostart_priorityは、アプリケーションB、アプリケーションCおよびアプリケーションDのapplication_priorityの値より大きいため、受信装置20がアプリケーションB、アプリケーションCまたはアプリケーションDを実行している場合、実行するアプリケーションの遷移は発生しない。
このように、第6の例によれば、自動実行アプリについて機能変更がある場合に、受信装置20が自動実行アプリを実行している場合に限って表示を更新させることができる。
上述した例の他にも、アプリケーションのapplication_control_code、application_priorityおよびautostart_priorityの値を適切に設定することで、受信装置20に所望の挙動をとらせることができる。他の例としては、受信装置20に透明画面またはトップメニューが表示されている場合に限って、番組連動コンテンツを実行させる例が挙げられる。また他の例としては、受信装置20が実行しているコンテンツの内容にかかわらず、強制的に番組連動コンテンツを実行させる例が挙げられる。また他の例としては、第1の番組連動コンテンツが終了した後に第2の番組連動コンテンツを実行させる例が挙げられる。また他の例としては、第1の番組連動コンテンツが終了した後に、第2の番組連動コンテンツへのリンクを含むトップメニューに遷移させる例が挙げられる。また他の例としては、第1の番組連動コンテンツが終了した後に、dボタンの押下による第2の番組連動コンテンツへの遷移が可能な透明画面へ遷移させる例が挙げられる。また他の例としては、MH−AITが透明画面を提示する自動実行アプリを含まず、リモコンのdボタンの押下によって初めて受信装置20がブラウザを起動する例が挙げられる。
また、他の例としては、自動実行アプリのapplication_priorityとautostart_priorityの値を異ならせても良い。例えば、application_priorityをautostart_priorityより大きくすることで、自動実行の優先度は低い一方で、一度起動すると他の自動実行アプリを自動実行させないようにすることができる。
このように、第1の実施形態に係る受信装置20は、アプリ実行部26が実行しているアプリケーションのapplication_priorityと自動実行アプリのautostart_priorityとに基づいて、自動実行アプリをアプリ実行部26に実行させるか否かを決定する。これにより、受信装置20は、MH−AITに基づいてアプリケーションの起動を制御する場合にも、現在実行しているアプリケーションに応じて、アプリケーションを切り替えるか否かを適切に決定することができる。
《第2の実施形態》
第1の実施形態に係るautostart_priorityは、値が小さいほど優先度が高いことを示すが、これに限られない。第2の実施形態に係るautostart_priorityは、値が大きいほど優先度が高いことを示す。
具体的には、第2の実施形態に係る受信装置20のアプリ制御部24は、自動実行アプリのapplication_idに関連付けられたautostart_priorityの値が、アプリ実行部26が実行しているアプリケーションのapplication_idに関連付けられたautostart_priorityの値より大きいか否かを判定する。アプリ制御部24は、自動実行アプリのautostart_priorityの値が実行中のアプリケーションのautostart_priorityの値より大きいと判定した場合、アプリ実行部26に、実行中のアプリケーションを終了させ、自動実行アプリを実行させる。
他方、アプリ制御部24は、自動実行アプリのautostart_priorityの値が実行中のアプリケーションのautostart_priorityの値以下であると判定した場合、受信装置20は、アプリ実行部26に実行中のアプリケーションを継続して実行させ、自動実行アプリを実行させない。
《第3の実施形態》
第1または第2の実施形態に係る受信装置20は、番組識別情報を監視して番組編成の切り替わりを検出し、番組編成が切り替わったときに、autostart_priorityの評価を行うが、これに限られない。第3の実施形態に係る受信装置20は、MH−AITの更新の有無を検出し、MH−AITが切り替わったときに、autostart_priorityの評価を行う。
具体的には、第3の実施形態に係る受信装置20のアプリ制御部24は、第1の実施形態で説明したステップS3の処理に代えて、AIT取得部23が取得したMH−AITから、version_numberを読み出し、MH−AITが切り替わったか否かを判定する。なお、MH−AITに格納されるversion_numberは、サブテーブル内の情報に変化がある度に1が加算される値である。そして、アプリ制御部24は、MH−AITが切り替わったと判定した場合に、AIT取得部23が取得したMH−AITから各アプリケーションのapplication_control_codeの値を読み出し、第1の実施形態で説明したステップS4以降の処理を実行する。他方、アプリ制御部24は、MH−AITが切り替わっていないと判定した場合、第1の実施形態で説明したステップS1に戻り、MH−AITが切り替わったか否かの判定を繰り返し実行する。
《第4の実施形態》
第1から第3の実施形態に係る受信装置20のAIT取得部23は、放送信号から抽出されたMH−AITを取得するが、これに限られない。第4の実施形態に係る受信装置20のAIT取得部23は、インターネット等の通信回線を介して、外部のサーバ装置からAITを取得する。この場合、受信装置20は、図示しない通信部を備える。通信部は、インターネットプロトコル(IP)等を用いて、外部の装置との間で通信を行う。この場合、アプリ制御部24は、AIT取得部23が取得したAITに基づいてアプリケーションを制御する。なお、AIT取得部23は、放送信号からMH−AITを取得し、サーバ装置からAITを取得することで、放送信号とサーバ装置の両方からアプリケーションの優先度に関する情報を取得しても良い。また、他の実施形態においては、AIT取得部23が、サーバ装置からMH−AITを取得し、アプリ制御部24がMH−AITに基づいてアプリケーションを制御しても良い。
《第5の実施形態》
第1から第4の実施形態に係る受信装置20のアプリ取得部25は、放送信号からアプリケーションのコードを取得するが、これに限られない。第5の実施形態に係る受信装置20のアプリ取得部25は、インターネット等の通信回線を介して、外部のサーバ装置からアプリケーションコードを取得する。
《第6の実施形態》
第1から第5の実施形態に係る受信装置20のアプリ制御部24は、実行中のアプリケーションのapplication_control_codeの値に関わらず、自動実行アプリと既に実行しているアプリケーションの何れを優先的に実行させるかを決定するが、これに限られない。第6の実施形態に係る受信装置20のアプリ制御部24は、実行中のアプリケーションのapplication_control_codeがAUTOSTARTである場合に限り、自動実行アプリと既に実行しているアプリケーションの何れを優先的に実行させるかを決定しても良い。
図9は、第6の実施形態に係る受信装置20によるアプリケーションの切り替えの例を示す図である。
図9に示す例においては、受信装置20のAIT取得部23が1回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA、自動実行アプリX、アプリケーションCおよびアプリケーションDの情報が格納されている。当該自動実行アプリA、アプリケーションCおよびアプリケーションDは、それぞれ第1の実施形態における第3の例に係る自動実行アプリA、アプリケーションCおよびアプリケーションDと同じである。自動実行アプリXは、番組と連動するコンテンツを提示するアプリケーションである。また、自動実行アプリXは、アプリケーションCおよびアプリケーションDへのリンクを含む。自動実行アプリXのapplication_priorityおよびautostart_priorityは、何れも60である。
受信装置20は、1回目の番組編成の切り替わり時にアプリケーションを起動していないため、自動実行アプリXよりautostart_priorityの高い自動実行アプリAを実行する。このとき、視聴者は、リモコンのdボタンを押下することで、受信装置20が実行するアプリケーションを自動実行アプリXに遷移させることができる。また視聴者は、自動実行アプリXの実行中にリモコンの操作によりリンクを選択することで、受信装置20が実行するアプリケーションをアプリケーションCまたはアプリケーションDに遷移させることができる。
図9に示す例においては、受信装置20のAIT取得部23が2回目の番組編成の切り替わり時に取得したMH−AITに、自動実行アプリA、アプリケーションX′、アプリケーションC、アプリケーションDおよびアプリケーションσの情報が格納されている。アプリケーションσは、例えばサードパーティによって製作されたアプリケーションである。アプリケーションX′は、自動実行アプリXとapplication_control_codeのみが異なるものである。具体的には、アプリケーションX′のapplication_control_codeはPRESENTである。つまり、自動実行アプリXのapplication_idとアプリケーションX′のapplication_idは、同じ値である。本実施形態に係る受信装置20は、実行中のアプリケーションのapplication_control_codeがAUTOSTARTである場合に限り、自動実行アプリと既に実行しているアプリケーションの何れを優先的に実行させるかを決定するため、受信装置20が実行しているアプリケーションがアプリケーションC、アプリケーションDまたはアプリケーションX′である場合、実行するアプリケーションの遷移は発生しない。つまり、2回目の番組編成の切り替わり以前に、視聴者がリモコンの操作により自動実行アプリAから自動実行アプリXへ、受信装置20が実行するアプリケーションを遷移させた場合にも、自動実行アプリXのapplication_priorityより高いautostart_priorityを有する自動実行アプリAへの遷移が発生しない。
このように、上述した例によれば、視聴者の操作により受信装置20が優先度の低い自動実行アプリを実行している場合に、自動実行アプリでないアプリケーションが追加されたときにも、受信装置20に優先度の低い自動実行アプリを引き続き実行させることができる。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態に係る放送システム1は、スーパーハイビジョンに係る放送システム、すなわち多重化方式としてMMTを用いる映像システムであるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る放送システム1は、多重化方式としてTS(Transport Stream)を用いる放送システムであっても良い。この場合、受信装置20は、AITに基づいてアプリケーションの起動制御を行う。
なお、上述の受信装置20は、内部にコンピュータシステムを備える。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置に記憶されている。CPUは、プログラムを補助記憶装置から読み出して主記憶装置に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。
なお、少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェースを介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータに配信される場合、配信を受けたコンピュータが当該プログラムを主記憶装置に展開し、上記処理を実行しても良い。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…放送システム 10…送信装置 20…受信装置 21…受信部 22…分離部 23…AIT取得部 24…アプリ制御部 25…アプリ取得部 26…アプリ実行部 27…映像・音声処理部 28…提示制御部 29…出力部

Claims (8)

  1. アプリケーションプログラムを実行するアプリケーション実行部と、
    自動実行の対象となる前記アプリケーションプログラムを特定する自動実行特定部と、
    前記アプリケーション実行部が実行している前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報及び前記自動実行特定部によって特定された前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報を取得する優先度情報取得部と、
    前記優先度情報取得部によって取得された前記アプリケーション実行部が実行している前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報と前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報とに基づいて、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムを前記アプリケーション実行部に実行させるか否かを決定するアプリケーション制御部と、
    を備える受信装置。
  2. 前記アプリケーションプログラムに関する情報であるアプリケーション情報テーブルを取得するアプリケーション情報テーブル取得部をさらに備え、
    前記優先度情報取得部は、前記アプリケーション情報テーブル取得部が取得した前記アプリケーション情報テーブルから、前記アプリケーション実行部が実行している前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報及び前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報を取得する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記アプリケーション制御部は、前記アプリケーション情報テーブル取得部が取得した前記アプリケーション情報テーブルが切り替わったときに、前記優先度に関する情報に基づいて、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムを前記アプリケーション実行部に実行させるか否かを決定する
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 映像信号を多重した放送信号を受信する受信部をさらに備え、
    前記アプリケーション制御部は、前記受信部が受信した前記放送信号に多重された前記映像信号が属する番組を識別する番組識別情報が切り替わったときに、前記優先度に関する情報に基づいて、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムを前記アプリケーション実行部に実行させるか否かを決定する
    請求項1または請求項2に記載の受信装置。
  5. 前記優先度に関する情報は、値が大きいほど優先度が高いことを示し、
    前記アプリケーション制御部は、前記アプリケーション実行部が実行している前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報が示す値が、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報より小さい場合に、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムを前記アプリケーション実行部に実行させることを決定する
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の受信装置。
  6. 前記優先度に関する情報は、値が小さいほど優先度が高いことを示し、
    前記アプリケーション制御部は、前記アプリケーション実行部が実行している前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報が示す値が、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムの優先度に関する情報より大きい場合に、前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムを前記アプリケーション実行部に実行させることを決定する
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の受信装置。
  7. 前記優先度情報取得部は、前記優先度に関する情報として、前記アプリケーション実行部が実行している前記アプリケーションプログラムに関連付けられたapplication_priorityパラメータ及び前記自動実行特定部が特定した前記アプリケーションプログラムに関連付けられたautostart_priorityパラメータを取得する
    請求項2に記載の受信装置。
  8. 複数のアプリケーションプログラムそれぞれの自動実行の優先度に関する情報を含むアプリケーション情報テーブルを重畳した放送信号を送信する送信装置。
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