JP2016091905A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 道路や対象物に対して照明又は表示することで、運転者及び周囲の人に情報を的確に把握させることが可能な光学装置を提供する。【解決手段】 光学装置1は、予め定めた所定の電波を受信する受信部52、移動する移動体を検出する移動体センサ53、又は障害物を検出する障害物センサ54によって対象物を検出する検出部5と、検出部5によって対象物が検出された場合、照明光11又は情報のいずれか一方若しくは照明光11及び情報の両方をそれぞれ選択して照射を行う指示を出す制御部7と、制御部7の指示にしたがって照射を行う照射部10と、を備えることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、照明及び表示可能な光学装置に関するものである。
従来、周囲が暗くなり、移動体の進入を検出した場合、又は街灯の点灯を指示する点灯指示を受信した場合に、街灯を点灯させる技術が提案されている(特許文献1)。
特開2009−259584号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、街灯の点灯と消灯を制御するのみであって、情報を移動体に通知することはできなかった。
本発明は、通路、道路や対象物に対して照明又は表示することで、運転者及び通行人に情報を的確に把握させることが可能な光学装置を提供する。
上記目的を達成する本発明にかかる光学装置は、
予め定めた所定の電波を受信する受信部、移動する移動体を検出する移動体センサ、又は障害物を検出する障害物センサによって対象物を検出する検出部と、
前記検出部によって前記対象物が検出された場合、照明光又は情報のいずれか一方若しくは照明光及び情報の両方をそれぞれ選択して照射を行う指示を出す制御部と、
前記制御部の指示にしたがって前記照射を行う照射部と、
を備える
ことを特徴とする。
また、本発明にかかる光学装置は、
前記制御部は、前記検出部が前記対象物を検知した場合、前記照射部が照射する照明光の照射範囲を拡大させる
ことを特徴とする。
また、本発明にかかる光学装置は、
前記制御部は、前記検出部が前記対象物を検出した場合、前記照射部が照射する照明光を標識に照射させる
ことを特徴とする。
また、本発明にかかる光学装置は、
前記制御部は、前記検出部が前記対象物を検出し、前記対象物の進行方向を認識した場合、前記照射部に前記進行方向を示す矢印を照射させる
ことを特徴とする。
また、本発明にかかる光学装置は、
前記制御部は、前記検出部が障害物を検出した場合、前記照射部が照射する照明光を前記障害物に照射させる
ことを特徴とする。
また、本発明にかかる光学装置は、
少なくとも、予め定めた所定の情報が記録された要素拡散素子の集合からなる第1拡散素子領域及び前記第1拡散素子領域とは異なる情報が記録された要素拡散素子の集合からなる第2拡散素子領域に分割された拡散素子を有する拡散部と、
前記発光部から照射された光を反射し、前記第1拡散素子領域及び前記第2拡散素子領域のうち少なくとも1つを含むように前記光を走査させる走査部と、
を備える
ことを特徴とする。
また、本発明にかかる光学装置は、
少なくとも、予め定めた所定の情報が記録された要素拡散素子の集合からなる第1拡散素子領域及び前記第1拡散素子領域とは異なる情報が記録された要素拡散素子の集合からなる第2拡散素子領域に分割された拡散素子を有する拡散部と、
前記発光部から照射された光が前記第1拡散素子領域及び前記第2拡散素子領域のうち少なくとも1つを走査するように前記拡散部を移動可能に支持する走査部と、
を備える
ことを特徴とする。
本発明にかかる光学装置によれば、道路や対象物に対して照明又は表示することで、運転者及び周囲の人に情報を的確に把握させることが可能となる。
本実施形態の光学装置の初期状態を示す。 本実施形態の光学装置のシステム図を示す。 本実施形態の光学装置のフローチャートの一例を示す。 本実施形態の光学装置が作動した一例を示す。 本実施形態の光学装置のフローチャートの他の例を示す。 本実施形態の光学装置が作動した他の例を示す。 本実施形態の光学装置を屋内に設置した例を示す。 第1実施形態の光学装置の照射部の第1状態での側面図である。 第1実施形態の光学装置の照射部の第2状態での側面図である。 第1実施形態の光学装置の他の例である。 第2実施形態の光学装置の照射部の第1状態での側面図である。 第2実施形態の光学装置の照射部の第1状態での正面図である。 第2実施形態の光学装置の照射部の第2状態での正面図である。
以下、図面を参照にして本発明にかかる光学装置について説明する。
図1は、本実施形態の光学装置の初期状態を示す。
本実施形態の光学装置1は、夜間、通常の初期状態では、道路Dに街灯等の照明Lに内蔵され、照射部10から照明光11を照射する。例えば、照射部10は、移動体の存在しない夜間には最低限の照明光11のみ照射すればよい。照射位置は、道路D及び歩道Aのうち少なくとも1つでよい。
図2は、本実施形態の光学装置のシステム図を示す。
本実施形態の光学装置1は、検出部5と、記憶部6と、制御部7と、照射部10と、を備える。
検出部5は、周囲の明暗を検出する日射センサ51と、電波等を受信する受信部52と、移動体を検出する移動体センサ53と、障害物センサ54と、を有する。日射センサ51は、昼と夜を検出してもよいし、明暗を検出してもよい。明暗を検出する構成では、雨天又は霧等の昼でも暗い場合を検出できるので、好ましい。受信部52は、例えば自動車又は歩行者等から発信される予め定めた赤外線やミリ波レーダー等の所定の電波を受信する。移動体センサ53は、移動する移動体を検出する。特に、移動体センサ53は、どの場所をどの程度の速度で移動しているかを検出できることが好ましい。また、障害物センサ54は、道路に走行又は歩行に障害となる所定の大きさの障害物が存在することを検出する。なお、本実施形態における道路は、自動車等が通行するための道だけでなく、歩道等の人が通行する道も含まれる。また、検出部5は、これらすべてを有する必要はない。
記憶部6は、検出部5の入力内容に対応する照射部10の制御方法を記憶している。例えば、記憶部6は、受信部52と移動体センサ53の両方から道路での走行が入力された場合、移動体が自動車であること等を記憶している。なお、記憶部6は、制御部7に含まれていてもよい。
制御部7は、検出部5及び記憶部6からの指示にしたがって、照射部10を制御する。照射部10は、照射種類及び照射方向等を制御可能な構造である。
図3は、本実施形態の光学装置のフローチャートの一例を示す。なお、図3中のフローチャートにおいて、YESの判定を「Y」、Noの判定を「N」と表記している。図4は、本実施形態の光学装置が作動した状態を示す。
本実施形態の光学装置1は、まずステップ1で、周囲が暗いか否かを判定する(ST1)。ステップ1において、周囲が明るいと判定された場合には、光学装置1の制御を終了する。なお、周囲が明るい場合であっても、標識や危険な対象物には照射できるように制御してもよい。
ステップ1において、周囲が暗いと判定された場合には、ステップ2で、図1に示した初期状態で街灯を点灯させる(ST2)。
次に、ステップ3で、入力部5からの入力信号により対象物があるか否かを判定する(ST3)。例えば、受信部52、移動体センサ53、及び障害物センサ54等の信号から対象物があるか否かを判定する。ステップ3において、対象物が無いと判定された場合、ステップ3に戻る。
ステップ3において、対象物が存在すると判定された場合、ステップ4で、入力部5からの入力信号により対象物が車両か否かを判定する(ST4)。例えば、受信部52、移動体センサ53、及び障害物センサ54等の信号から対象物が車両であるか否かを判定する。
ステップ4において、対象物が車両であると判定された場合には、ステップ5で、図4に示すように、照射部10は、第1照明光11によって道路の照射範囲を拡大し、第2照明光12によって標識Bを照射する(ST5)。
ステップ4において、対象物が車両でないと判定された場合には、ステップ6で、対象
物が歩行者であるか否かを判定する(ST6)。歩行者Mであるか否かの判定は、例えば、カメラによる認識又は歩行者の持つ携帯電話の電波等を利用すればよい。
ステップ6において、対象物が歩行者であると判定された場合には、ステップ7で、図4に示すように、照射部10は、第3照明光13によって歩道Aを照射する(ST7)。
ステップ6において、対象物が歩行者でないと判定された場合には、ステップ8で、図4に示すように、照射部10は、第4照明光14によって対象物を直接照射する(ST8)。例えば、図4に示すように、自動車の進行方向の道路に動物又は物品が存在する場合等に、自動車の運転者に注意を促すために、照射部10から第4照明光14を照射すればよい。
このように、本実施形態の光学装置1によれば、運転者及び歩行者Mに情報を的確に把握させ、困難な状況を回避させることが可能となる。
図5は、本実施形態の光学装置のフローチャートの他の例を示す。なお、図5中のフローチャートにおいて、YESの判定を「Y」、Noの判定を「N」と表記している。図6は、本実施形態の光学装置が作動した他の例を示す。
図6に示す例は、車両Cが交差点を左折しようとウインカースイッチを入れた状態である。なお、この例では、図2に示した街灯内の光学装置1がすでに車両Cの走行を検出した後の制御について説明する。
本実施形態の光学装置1の制御部7は、まずステップ11で、受信部52が受信した信号がウインカースイッチをONにした信号であるか否かを判定する(ST11)。ステップ11において、ウインカースイッチがONでない場合、制御を終了する。
ステップ11において、車両CのウインカースイッチがONになった場合、ステップ12で、制御部7は、左折のスイッチか否かを判定する(ST12)。なお、ウインカースイッチのONと左折又は右折の判定は、例えば、カメラによる認識又は車両からの電波等を利用すればよい。
ステップ12において、ウインカースイッチが左折のスイッチの場合、ステップ13で、図6に示すように、制御部7は、道路に左折の矢印を表示させる(ST13)。また、ステップ12において、ウインカースイッチが左折のスイッチでない場合、ステップ14で、制御部7は、道路に右折の矢印を表示させ(ST14)。
次に、ステップ15で、歩行者Mが存在するか否かを判定する(ST15)。歩行者Mが存在するか否かの判定は、例えば、カメラによる認識又は歩行者の持つ携帯電話の電波等を利用すればよい。
ステップ15において、ステップ16で、歩行者が存在すると判定された場合、制御部7は、歩道に車の形状等の注意を促すマークを表示させる(ST16)。
このように、本実施形態の光学装置1によれば、運転者及び歩行者Mに情報を的確に把握させ、困難な状況を回避させることが可能となる。
図7は、本実施形態の光学装置を屋内に設置した例を示す。
本実施形態の光学装置1は、屋内の照明にも使用することができる。例えば、図7に示
すように、廊下等の天井Hに設置された照明灯L1又は壁に設置された非常灯L2に使用することが可能である。
図7に示す例は、歩行者Mが予め目的地を記憶した通行証等を保持している場合を想定している。そして、歩行者Mの目的地が廊下を左折した場所に存在する場合について説明する。この場合、図2に示した検出部5の日射センサ51は、必要ない。
通常、光学装置1は、照射部10から照明光11を照射している。なお、節電のため、図2に示した移動体センサ53が移動体を検出した場合に照明光11を照射するようにしてもよい。
図2に示した受信部52が通行証等から目的地の信号を受信し、制御部7に入力すると、制御部7は、記憶部6から目的地が左折した場所に存在する情報を得る。制御部7は、照射部10が左折を示す情報を照射するように制御する。
例えば、本実施形態の光学装置1は、天井Hに設置された照明灯L1の照射部10から床Fに左折の矢印17を照射させ、壁に設置された第1非常灯L2の照射部10から壁Gに左折の矢印18を照射させ、壁に設置された第2非常灯L2の照射部10から天井Hに左折の矢印19を照射させることができる。
このように、本実施形態の光学装置1によれば、屋内でも情報を的確に把握させることが可能となる。
次に、具体的な光学装置1の構造を説明する。
図8は、本実施形態の光学装置の照射部の第1状態での側面図である。図9は、本実施形態の光学装置の照射部の第1状態での正面図である。
本実施形態の光学装置1の照射部10は、発光部2と、走査部3と、拡散部4と、を備える。
発光部2は、指向性を有し所定の波長のコヒーレントなレーザー光を照射する。発光部2は、複数の素子を束ねたレーザーアレイでもよい。また、発光部2は、複数の波長のレーザー光を備えていてもよい。また走査部に入射される入射光を最適化するために、ロッドインテグレータやフライアイインテグレータなどの光均一化素子や、レンズや絞りなどの光整形素子を備えていてもよい。電源ON/OFFを切り替えることで発光タイミングを切り替える機能や、シャッター等を用いて発光タイミングを切り替える機能があってもよい。また、発光部2は、複数の波長のレーザー光を照射できるものでもよい。例えば、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)にそれぞれ対応したレーザー光を照射することで照明光又は表示光をカラーにすることができる。なお、それ以外のピーク波長を示す光源を利用してもよい。例えば、2種類以上の限定されない光源でカラー表記を行ってもよい。
走査部3は、拡散部4の入射面の所定の位置に発光部2からの光を入射する機能を有する。例えばミラーやプリズム等の光学部材を機械的に回転・振動させ、発光部からの入射光を反射や屈折を用いて、拡散部4の所定の位置に照射する。例えばMEMS(Micr
o Electro Mechanical System)スキャナー、ポリゴンスキ
ャナなどの光スキャナーと呼ばれる部材であるが、これに限定されない。走査部3は、拡散部4を移動可能に支持する部材であってもよい。
拡散部4は拡散素子40を有し、拡散素子40は複数の要素拡散素子からなる集合体で
ある。拡散素子40は、例えばホログラムである。ホログラムの隣り合う各要素ホログラムはそれぞれが基本的には別個の照射領域または別個のコヒーレント光の対応波長域を有するが、一部の領域が重なっていてもよい。要素ホログラム出射面の各点からはそれぞれ異なる波面が形成され、対応する被照明領域で独立に重ね合わされる。よって、走査光やレーザーアレイ光源を用い複数の位置から要素ホログラムの入射面に入射することで、その被照射領域において均一な照度分布を得ることが出来る。要素ホログラムの照射領域の形状は、本件では線と矢印であるが、これに限定されない。
上記の要素ホログラムは、例えばフォトポリマーや銀塩材料などのホログラム感光材料に、散乱板からの散乱光を物体光として用いて作製する。参照光にはコヒーレント光であるレーザー光を用いる。そして、作製に用いた参照光の焦点位置からホログラムに向かってレーザー光を照射すると、物体光として用いた元となる散乱板の配置位置に散乱板の再生像が再生される。この再生像が要素ホログラムの照射領域となる。矢印の形状の散乱板を用いれば、矢印形状の照射領域の再生が可能となる。レリーフ型(エンボス型)のホログラムを用いても良い。また実際の物体光や参照光を用いずに、計算機を用いて設計することも可能である。このようにして得られたホログラムは計算機合成ホログラム(CGH:Computer Generated Hologram)と呼ばれる。またホログラム上の各点における拡散角
度特性が同じであるフーリエ変換ホログラムを計算機合成により形成しても良い。また、反射型ホログラムでも透過型ホログラムでもよい。
拡散素子40としてホログラムを設ける利点は、レーザー光の光エネルギー密度を拡散により低下させることが出来、さらに指向性の面光源として利用可能になるため、従来のランプ等の点光源と比較して同一照度分布を実現するための光源輝度を下げることができることである。よってより安全に、遠方照明を可能とする。
拡散素子40は複数の要素拡散領域に細かく分割することが可能な各種拡散部材、例えばマイクロレンズアレイなどであってもよい。
第1実施形態の光学装置1では、発光部2からの照射光は、走査部3の1種であるミラー31で反射させて、拡散素子40の透過型ホログラム40に入射させる。また、このミラー31は、不図示のモーターなどによって、回動軸Oを中心として回動されることで、X−X’方向に動き得るように構成されている。第1実施形態にかかる光学装置1では、図2に示した制御部7からの制御指令に基づいて、当該モーターを駆動しミラー31の反射光を、ホログラム40の第1ホログラム領域41、第2ホログラム領域42のいずれかに当てることができようになっている。ここで、「回動」とは、ある軸を中心として、規制された角度範囲で物体が回ることをいう。
このような第1実施形態の光学装置1の照射部10において、例えば、図8に示す第1状態では、発光部2から照射された光は、ミラー31で反射し、第1ホログラム領域41を透過して照明光11を照射する。そして、図9に示すミラー31を回動させた第2状態では、発光部2から照射された光は、ミラー31で反射し、第2ホログラム領域42を透過して矢印15を表示する。
以上のような構成により、1つの光学装置1で、複数のホログラム再生像を投影することが可能となる。第1実施形態における光学装置1では、照明光11及び矢印15のホログラム再生像を、投影するようにしていたが、例えば、「STOP」、「BRAKE」等の文字のホログラム再生像を表示させるようにすることも可能である。
図10は、第1実施形態の光学装置の他の例である。
図10に示すように、走査部3の1種であるミラー31は、第1軸3a及び第1軸3aに直交する第2軸3bに対して回転可能に構成してもよい。この場合も1つの光学装置1で、複数のホログラム再生像を投影することが可能となる。
次に、第2実施形態の光学装置1について説明する。
図11は、第2実施形態の光学装置の照射部の第1状態での側面図である。図12は、第2実施形態の光学装置の照射部の第1状態での正面図である。
第2実施形態の光学装置1の照射部10における走査部3は、拡散素子40としてのホログラム40の外周を囲む外枠部としての支持レール31と、支持レール31に対してホログラム40を2次元的に移動可能に案内する案内部としての案内レール32と、を有する。案内レール32は、両端を対向する支持レール31にそれぞれ移動可能に支持され、それぞれの案内レール32に対してホログラム40の各辺が移動可能に支持される。すなわち、発光部2からの入射光は位置変化しないが、ホログラム40自身が位置変化することによって、入射光がホログラム40の所定の位置に選択的に入射することができる。
例えば、第1状態では、拡散素子4の第5ホログラム領域45が発光部2から照射され、所定の方向に照明光11を照射する。
次に、第2実施形態の光学装置1の作動について説明する。
図13は、第2実施形態の光学装置の第2状態での正面図である。
図12に示した発光部2から出射された光が第5ホログラム領域45に照射されている第1状態から図13に示す第6ホログラム領域46に照射されている第2状態に移動するには、まず図2に示した検出部5から切替の信号が制御部7に入力される。制御部7は、検出部5からの入力内容に対応するホログラム40の領域を記憶部6から取得する。その後、制御部7は、記憶部6から取得したホログラム40の領域が発光部2から照射されるように走査部3を駆動する。
例えば、第2実施形態では、検出部5から目的地の場所の信号が制御部7に入力される。制御部7は、矢印を表示する領域が第6ホログラム領域46であるという記憶部6に記憶された信号を取得する。そして、制御部7は、ホログラム40の第6ホログラム領域46が発光部2から照射されるように走査部3を駆動する。
このように、本実施形態の光学装置1によれば、状態の変化に応じて投影内容を迅速的確に切り替えることが可能となる。また、予め定めた所定の位置を的確に照明することが可能となる。
以上、本実施形態によれば、予め定めた所定の電波を受信する受信部52、移動する移動体を検出する移動体センサ53、又は障害物を検出する障害物センサ54によって対象物を検出する検出部5と、検出部5によって対象物が検出された場合、照明光11,12,13,14又は情報15,16のいずれか一方若しくは照明光11,12,13,14及び情報15,16の両方をそれぞれ選択して照射を行う指示を出す制御部7と、制御部7の指示にしたがって照射を行う照射部10と、を備えるので、道路A,D又は通路の床F、壁G、天井Hや対象物B,E,Mに対して照明又は表示することで、通行人、運転者及び周囲の人に周囲の状況及び情報を的確に把握させることが可能となる。
また、本実施形態の光学装置1によれば、制御部7は、検出部5が対象物を検出した場
合、照射部10が照射する照明光11の照射範囲を拡大させるので、運転者に周囲の情報を的確に把握させ、且つ、周囲の人に車両の進入を的確に把握させることが可能となる。
また、本実施形態の光学装置1によれば、制御部7は、検出部5が対象物を検出した場合、照射部10が照射する照明光11を標識Bに照射させるので、標識の情報を的確に把握させることが可能となる。
また、本実施形態の光学装置1によれば、制御部7は、検出部5が対象物を検出し、対象物の進行方向を認識した場合、照射部10に進行方向を示す矢印15を照射させるので、進行方向を明確に認識させることが可能となる。
また、本実施形態の光学装置1によれば、制御部7は、検出部5が障害物を検出した場合、照射部10が照射する照明光11を障害物に照射させるので、障害物を的確に把握させることが可能となる。
また、本実施形態の光学装置1によれば、少なくとも、予め定めた所定の情報が記録された要素ホログラムの集合からなる第1ホログラム領域41及び第1ホログラム領域41とは異なる情報が記録された要素ホログラムの集合からなる第2ホログラム領域42に分割されたホログラム40を有する拡散部と、発光部2から照射された光を反射し、第1ホログラム領域41及び前記第2ホログラム領域42のうち少なくとも1つを含むように前記光を走査させる走査部3と、を備えるので、入力に応じて投影内容を迅速的確に切り替えることが可能となる。また、予め定めた所定の位置を的確に照明することが可能となる。
また、本実施形態の光学装置1によれば、少なくとも、予め定めた所定の情報が記録された要素ホログラムの集合からなる第1ホログラム領域41及び第1ホログラム領域41とは異なる情報が記録された要素ホログラムの集合からなる第2ホログラム領域42に分割されたホログラム40を有するホログラム部4と、発光部2から照射された光が第1ホログラム領域41及び第2ホログラム領域42のうち少なくとも1つを走査するようにホログラム部4を移動可能に支持する走査部3と、を備えるので、入力に応じて投影内容を迅速的確に切り替えることが可能となる。また、予め定めた所定の位置を的確に照明することが可能となる。
以上、光学装置1をいくつかの実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の組み合わせ又は変形が可能である。
1…光学装置
2…発光部
3…走査部
4…拡散部
5…検出部
6…記憶部
7…制御部
8…駆動部

Claims (7)

  1. 予め定めた所定の電波を受信する受信部、移動する移動体を検出する移動体センサ、又は障害物を検出する障害物センサによって対象物を検出する検出部と、
    前記検出部によって前記対象物が検出された場合、照明光又は情報のいずれか一方若しくは照明光及び情報の両方をそれぞれ選択して照射を行う指示を出す制御部と、
    前記制御部の指示にしたがって前記照射を行う照射部と、
    を備える
    ことを特徴とする光学装置。
  2. 前記制御部は、前記検出部が前記対象物を検出した場合、前記照射部が照射する照明光の照射範囲を拡大させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記制御部は、前記検出部が前記対象物を検出した場合、前記照射部が照射する照明光を標識に照射させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光学装置。
  4. 前記制御部は、前記検出部が前記対象物を検出し、前記対象物の進行方向を認識した場合、前記照射部に前記進行方向を示す矢印を照射させる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の光学装置。
  5. 前記制御部は、前記検出部が障害物を検出した場合、前記照射部が照射する照明光を前記障害物に照射させる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の光学装置。
  6. 少なくとも、予め定めた所定の情報が記録された要素拡散素子の集合からなる第1拡散素子領域及び前記第1拡散素子領域とは異なる情報が記録された要素拡散素子の集合からなる第2拡散素子領域に分割された拡散素子を有する拡散部と、
    前記発光部から照射された光を反射し、前記第1拡散素子領域及び前記第2拡散素子領域のうち少なくとも1つを含むように前記光を走査させる走査部と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の光学装置。
  7. 少なくとも、予め定めた所定の情報が記録された要素拡散素子の集合からなる第1拡散素子領域及び前記第1拡散素子領域とは異なる情報が記録された要素拡散素子の集合からなる第2拡散素子領域に分割された拡散素子を有する拡散部と、
    前記発光部から照射された光が前記第1拡散素子領域及び前記第2拡散素子領域のうち少なくとも1つを走査するように前記拡散部を移動可能に支持する走査部と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の光学装置。
JP2014227496A 2014-11-07 2014-11-07 光学装置 Active JP6460313B2 (ja)

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