JP6730174B2 - 車両用照明装置 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載されて光を照射する車両用照明装置に関する。
特許文献1には、自車両の周囲に存在する歩行者を含む障害物の位置に関する情報を取得し、自車両に備えられた自車両のヘッドライトとは異なる色のライトを、障害物が存在する方向に向けて照射させるライト照射制御装置が提案されている。特許文献1によれば、ヘッドライトとは異なる色のライトを自車両の運転者側および障害物側の双方で確認することで、危険が迫っていることを報知することができるので、障害物と車両との位置関係が危険な状態になることを抑制することができる。
特開2013−203251号公報
しかしながら、特許文献1では、障害物に対してヘッドライトと異なる色の光を照射して危険が迫っていることを報知するが、周囲が明るい場合や雨天の場合のように光を認識し難い状況では、光を照射された人物が自車両に気付き難いため、改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、光を認識し難い状況においても人物に自車両の接近を気付かせることが可能な車両用照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、人物を検出する検出部と、光を認識し難い予め定めた状況として雨を検出する状況検出部と、光を路面方向に照射する照射部と、警報音を発生する警報発生部と、前記検出部によって人物が検出され、かつ検出された人物が自車両に衝突する可能性がある場合において、前記状況検出部によって前記状況が検出されない場合は、人物の予め定めた領域に光を照射するように、前記照射部を制御し、前記状況検出部によって前記状況が検出された場合は、人物の予め定めた領域に光を照射して前記警報音を発生するように、前記照射部及び前記警報発生部を制御する制御部と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、検出部では、人物が検出される。検出部は、例えば、カメラやミリ波レーダなどを用いて人物を検出する。
状況検出部では、光を認識し難い状況として雨が検出される。状況検出部は、例えば、雨滴センサによって雨天を検出することにより光を認識し難い状況を検出してもよい。
照射部は、光を路面方向に照射し、照射部から照射した光によって人物に車両の接近に対する注意を促すことが可能とされている。
警報発生部は、警報音を発生し、音によって人物に車両の接近に対する注意を促すことが可能とされている。
そして、制御部では、検出部によって人物が検出され、かつ検出された人物が自車両に衝突する可能性がある場合において、状況検出部によって予め定めた状況が検出されない場合は、人物の予め定めた領域に光を照射するように、照射部が制御される。このように人物が検出された場合には人物の予め定めた領域に光が照射されるので、光により車両の接近に対する注意を促すことができる。
また、制御部では、状況検出部によって予め定めた状況が検出され、検出部によって人物が検出され、かつ検出された人物が自車両に衝突する可能性がある場合には、人物の予め定めた領域に光を照射して警報音を発生するように、照射部及び警報発生部が制御される。すなわち、光を認識し難い状況では、光と音により車両の接近に対する注意を促すので、光を認識し難い状況においても人物に自車両の接近を気付かせることが可能となる。なお、予め定めた領域は、人物から予め定めた距離離れた人物の視野範囲領域としてもよい。
以上説明したように本発明によれば、光を認識し難い状況においても人物に自車両の接近を気付かせることが可能な車両用照明装置を提供することできる、という効果がある。
本実施形態に係る車両用照明装置の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る車両用照明装置のマーキングライト照射ユニットからの光の照射を説明するための図である。 複数のLEDが配列されたLEDアレイ方式のマーキングライト照射ユニットの一例を示す図である。 光源を回転させる方式のマーキングライト照射ユニットの一例を示す図である。 回転ミラーを回転させる回転ミラーを用いたスキャン方式のマーキングライト照射ユニットの一例を示す図である。 DMDを用いた方式のマーキングライト照射ユニットの一例を示す図である。 スキャンMEMS方式のマーキングライト照射ユニットの一例を示す図である。 本実施形態に係る車両用照明装置の制御装置による自車両の接近に対する人物への注意方法を説明するための図である。 本実施形態に係る車両用照明装置の制御装置で行われる具体的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。 マーキングライト点灯処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る車両用照明装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る車両用照明装置10は、照射部の一例としてのマーキングライト照射ユニット16が、図1に示すように、制御装置18に接続されており、制御装置18によってマーキングライト照射ユニット16が制御される。
マーキングライト照射ユニット16は、人に注意を促すために光を路面方向に照射する。本実施形態では、マーキングライト照射ユニット16が、自車両の進行方向に存在する人物の視野範囲に光を照射することにより、車両の接近の注意を促す。マーキングライト照射ユニット16から照射する光の色及び明るさは、前照灯と同じ色及び明るさの光でもよいし、前照灯とは異なる色及び明るさの光を照射してもよい。なお、前照灯と同じ色及び明るさである場合には、前照灯がロービームの状態におけるハイビーム領域や、ハイビーム状態でのハイビームより更に遠くの領域に存在する人物に対して注意を促すことが可能である。
また、本実施形態では、前照灯15の光源とは別にマーキングライト照射ユニット16を設ける例として説明するが、前照灯と同一の光源としてもよい。
制御装置18は、CPU18A、ROM18B、RAM18C、及びI/O18Dを含むマイクロコンピュータで構成され、マーキングライト照射ユニット16の点灯、消灯、及び照射方向を制御する。
制御装置18のROM18Bには、マーキングライト照射ユニット16を制御するためのテーブルや照射制御を実行するためのプログラム等が記憶されている。RAM18Cは、CPU18Aによって行われる各種演算等を行う作業メモリ等として使用される。
I/O18Dには、光センサ11、雨滴センサ13、車両前方を撮影するカメラ12、ミリ波レーダ14、マーキングライト照射ユニット16、前照灯15、及び警報発生部17が接続されている。なお、カメラ12及び制御装置18が検出部の一例に相当し、光センサ11、雨滴センサ13、及び制御装置18が状況検出部の一例に相当し、ミリ波レーダ14及び制御装置18が制御部の一例に相当する。
光センサ11によって検出された明るさの検出結果、雨滴センサ13によって検出された雨の検出結果、カメラ12の撮影結果、及びミリ波レーダ14の受信結果が制御装置18に入力される。
制御装置18は、カメラ12の撮影結果から、画像のパターンマッチング等の画像処理などにより、歩行者や自転車等を含む人物を検出する。
また、制御装置18は、ミリ波レーダ14から送信されて人物を含む障害物で反射されたミリ波の受信結果から、自車両と障害物との相対距離や相対速度を検出する。
制御装置18は、人物を検出した場合、図2に示すように、人物から予め定めた距離離れた人物の視野範囲の領域に光を照射するように、マーキングライト照射ユニット16を制御する。また、人物が移動している場合には、図2の下方に示すように、制御装置18が、人物とマーキングライト照射ユニット16から照射された光との間隔が予め定めた距離を維持しつつ光が移動するようにマーキングライト照射ユニット16を制御する。なお、予め定めた距離としては、人物が路面に投影された光を視認し易い距離であり、例えば、人物の身長と同程度の距離(変動距離)や、1.5〜2mなどの距離(固定距離)等を適用することができる。また、予め定めた距離は、人間の視野角が下方向に70°程度であるので、当該視野角70°に対応する距離以上を適用することが好ましい。また、人物から遠すぎても路面に照射された光を視認し難いので、当該視野角70°に対応する距離以上から数メートルの範囲の人物が視認し易い距離が好ましい。
例えば、図2に示すように、歩行者が自車の前を横断しようとしている場合には、歩行者の前方の視野範囲となる領域(歩行者から予め定めた距離離れた車幅方向の車両中央側の領域)にマーキングライトを照射することで、車両の接近の注意を促す。また、歩行者が道路に沿って歩いている場合等においても急な横断等を抑制するために、歩行者の前方の視野範囲となる領域にマーキングライトを照射して注意を促す。
なお、以下の説明では、人物から予め定めた距離離れた領域に照射する光を単にマーキングライトと称する場合がある。
また、前照灯15は、配光が変更可能とされ、制御装置18が、カメラ12の撮影結果から対向車を検出した場合に、対向車へ照射される光が減光または遮光されるように前照灯15を制御してもよい。
ここで、図3〜7を参照して、5種類のマーキングライト照射ユニット16の具体例について説明する。
図3は、複数のLEDが配列されたLEDアレイ方式のマーキングライト照射ユニット16の一例を示す図である。
図3に示すLEDアレイ方式のマーキングライト照射ユニット16では、基板20上に複数のLED22が配列されている。複数のLED22は、車両上下方向に縦長の光を出力、または車両上下方向にも複数のLED22を配列して車両上下方向に縦長の光を出力する。また、複数のLED22は、車両の車幅方向に沿って配列されている。複数のLED22の光照射方向にはレンズ24が設けられ、レンズ24を介してLED22からの光が車両前方に照射される。この方式では、複数のLED22を選択的に点灯することにより、任意の方向に線状の光を照射することができる。すなわち、制御装置18が、検出した人物から予め定めた距離離れた領域に対応するLED22を点灯することにより、人物から予め定めた距離離れた領域の路面に線状の光を照射することができる。
図4は、光源を回転させる方式のマーキングライト照射ユニット16の一例を示す図である。
図4の光源を回転させる方式では、LED等の各種光源26、光源26の光照射側に設けたレンズ28、並びに、光源26及びレンズ28を車幅方向に回転させるスイブルアクチュエータ30を備えている。光源26は、車両上下方向に縦長の光を出力、または車両上下方向にもLED等の光源26を配列して車両上下方向に縦長の光を出力する。光源26の光照射方向にはレンズ28が設けられ、レンズ28を介して光源26からの光が車両前方に照射される。なお、車両上下方向に縦長の光を出力させるために、光源26から照射された光をレンズ28によって車両上下方向に縦長の光に変換して出力してもよい。この方式では、光源26を点灯して線状の光を照射し、スイブルアクチュエータ30を駆動することにより、車両上下方向の線状の光の照射方向を車幅方向に移動する。すなわち、制御装置18が、検出した人物から予め定めた距離離れた領域に対応する位置に、線状の光を照射するように、スイブルアクチュエータ30を制御することにより、線状の光を人物から予め定めた距離離れた領域に照射することができる。
図5は、回転ミラーを回転させる回転ミラーを用いたスキャン方式のマーキングライト照射ユニット16の一例を示す図である。
図5の回転ミラーを用いたスキャン方式のマーキングライト照射ユニット16では、LED等の光源32、回転ミラー34、及びレンズ36を備えている。光源32は、車両上下方向に縦長の光を出力、または車両上下方向にもLED等の光源32を配列して車両上下方向に縦長の光を出力する。光源32の光照射方向には回転ミラー34及びレンズ36が設けられ、光源32から照射された光が回転ミラー34で反射されてレンズ36を介して車両前方に線状の光が照射される。また、回転ミラー34を回転することで車幅方向へ反射方向を変更することが可能とされている。この方式は、例えば、特開2016-074235号公報の記載の技術を適用し、回転ミラー34を高速回転させながら、光源32を点灯することにより、車両の前方に扇状の光を照射することができる。ここで、光源32を常に点灯せずに、人物から予め定めた距離離れた領域の方向へ反射する回転ミラー34の位置に同期して光源32を点灯することで、線状の光を人物から予め定めた距離離れた領域に照射することができる。すなわち、制御装置18が、検出した人物から予め定めた距離離れた領域に対応する回転ミラー34の位置に同期して光源32を点灯するように、光源32の点灯を制御することにより、線状の光を人物から予め定めた距離離れた領域の路面に照射することができる。或いは、検出した人物から予め定めた距離離れた領域に線状の光を反射して照射するように回転ミラー34を回転して、回転ミラー34を停止した状態で光源32を点灯してもよい。
図6は、DMD(Digital Micromirror Device)を用いた方式のマーキングライト照射ユニット16の一例を示す図である。
図6のDMDを用いた方式のマーキングライト照射ユニット16では、LED等の光源38、リフレクタ40、DMDミラー42、及びレンズ44を備えている。光源38から照射された光は、リフレクタ40によって反射されてDMDミラー42に入射される。DMDミラー42は、図6に示すように、複数のマイクロミラー46を備え、各マイクロミラー46の回転が制御可能なデバイスである。すなわち、光源38を点灯して、DMDミラー42の各マイクロミラー46の回転を制御することによって、光を照射する領域や配光等を制御することができる。例えば、マイクロミラー46の角度を筐体内に設けた光吸収板48の方向に回転することで、光源38からの光が図6の点線方向に反射されて光吸収板48で吸収されてマーキングライト照射ユニット16から光が照射されずオフとなる。一方、レンズ44方向に回転することで任意の位置に光を照射することができる。従って、制御装置18が、検出した人物から予め定めた距離離れた領域に対応する位置に光を照射するように、DMDミラー42のマイクロミラー46の角度を制御することで、任意の形状の光を人物から予め定めた距離離れた領域の路面に照射することができる。
図7は、スキャンMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)方式のマーキングライト照射ユニット16の一例を示す図である。
図7のスキャンMEMS方式のマーキングライト照射ユニット16では、青色レーザ光を発光する青レーザ50、MEMSミラー52、蛍光体54、及びレンズ56を備えている。青レーザ50から照射された光は、MEMSミラー52によって反射され、蛍光体54及びレンズ56を介して照射される。青色レーザ光は、蛍光体54により、白色光に変換されてレンズ56を介して照射される。MEMSミラー52は、例えば、シリコン上に銀合金を用いてミラーを形成し、そのミラーをPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)薄膜等の圧電効果を用いて動かせるようにしたデバイスである。MEMSミラー52に入射されるレーザ光を、ミラーとの共振駆動によって反射することで、ラスタースキャンによる任意の形状の光を照射することができる。すなわち、制御装置18が、検出した人物から予め定めた距離離れた領域に光を照射するように、MEMSミラー52を制御することにより、線状の光や、任意の形状の光を人物から予め定めた距離離れた領域の路面に照射することができる。
なお、図5の回転ミラーを用いたスキャン方式のマーキングライト照射ユニット16、図6のDMDを用いた方式のマーキングライト照射ユニット16、または図7のスキャンMEMS方式のマーキングライト照射ユニット16では、前照灯15と光源を共用できる。但し、図5の回転ミラーを用いたスキャン方式では、ハイビーム用の光源、ロービーム用の光源、及びマーキングライト用の光源を設けることで前照灯と共用可能となる。
また、本実施形態では、マーキングライトの一例として、線状の光を照射する例を説明するが、線状の光に限るものではなく、画像や文字等を路面に投影してもよい。例えば、図5の回転ミラーを用いたスキャン方式のマーキングライト照射ユニット16、図6のDMDを用いた方式のマーキングライト照射ユニット16、または図7のスキャンMEMS方式のマーキングライト照射ユニット16を用いることで実現可能である。
ところで、本実施形態では、マーキングライトを照射することにより、人物に自車両の接近に対する注意を促すことができるが、光を認識し難い状況では、人物がマーキングライトに気が付かないことが考えられる。そこで、本実施形態では、光を認識し難い状況の場合には、マーキングライトの照射に加えて警報音を発生するように、警報発生部17を制御装置18が制御する。これによって、光と音によって人物に自車両の接近に対する注意を促すことができる。
具体的には、図8(マーキングライト点灯)に示すように、制御装置18が、人物を検出して自車両に衝突する可能性がある場合に、マーキングライトを照射するように、マーキングライト照射ユニット16を制御する。この時、光を認識し難い状況の場合には、図8(光を認識し難い状況)に示すように、制御装置18が、マーキングライトの照射に加えて警報音を発生するように、警報発生部17を制御して、光と音により注意を促す。これにより、光を認識し難い状況であっても警報音によって注意を促すことで、マーキングライトが照射された人物に自車両の接近を気付かせることができる。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る車両用照明装置10の制御装置18で行われる具体的な処理について説明する。図9は、本実施形態に係る車両用照明装置10の制御装置18で行われる具体的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図9の処理は、図示しないイグニッションスイッチがオンされた場合に開始する。
ステップ100では、CPU18Aが、カメラ12の撮影画像を取得して、撮影画像から人物の検出を開始する。すなわち、撮影画像からパターンマッチング等の各種画像処理技術を用いて人物の検出を開始する。
ステップ102では、CPU18Aが、人物を検出したか判定される。該判定が肯定された場合にはステップ104へ移行し、否定された場合には後述するステップ116へ移行する。
ステップ104では、CPU18Aが、自車両と人物との相対距離及び相対速度を算出してステップ106へ移行する。本実施形態では、CPU18Aが、ミリ波レーダ14の受信信号に基づいて、検出した人物と自車両との相対距離及び相対速度を算出する。
ステップ106では、CPU18Aが、相対距離/相対速度を算出し、算出した値が予め定めた閾値以下であるか否かを判定する。該判定は、相対距離/相対速度によって衝突する可能性を表す値を算出し、衝突する可能性が高いか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ108へ移行し、否定された場合にはステップ116へ移行する。なお、衝突する可能性の判定方法は、これに限るものではなく、相対距離/相対速度の値以外の値を用いて判定してもよい。
ステップ108では、CPU18Aが、既に後述の処理が行われて、マーキングライト照射ユニット16によってマーキングライトが点灯されているか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ110へ移行し、肯定された場合にはステップ112へ移行する。
ステップ110では、CPU18Aが、マーキングライト点灯処理を行ってステップ112へ移行する。具体的には、後述する図10の処理を行うことで、CPU18Aが、マーキングライト照射ユニット16を制御することにより、マーキングライトを点灯する。これにより、検出された人物から予め定めた距離離れた領域に光が照射される。光が人の視野範囲に照射されるので、照射された人が気付き易く、効果的に注意を促すことが可能となる。マーキングライトを点灯する際には、人物の前方側の予め定めた距離離れた領域に照射してもよいし、人物から車幅方向の道路中央側に予め定めた距離離れた領域に照射してもよい。人物の前方側にマーキングライトを照射することにより、照射された人物がマーキングライトに気付き易くなる。一方、人物から車幅方向の道路中央側に予め定めた距離離れた領域にマーキングライトを点灯することにより、道路の横断に対する注意を促すことができる。なお、人物の前方が判断可能な場合に、人物の前方側にマーキングライトを照射し、人物が移動しようとしている方向や、人物の前方の判断が困難な場合に、道路の横断を注意するために、人物の車幅方向の道路中央側にマーキングライトを点灯してもよい。
ステップ112では、CPU18Aが、検出した人物が移動中であるか否かを判定する。該判定は、例えば、車幅方向への移動については、カメラ12の撮影画像から判定でき、自車両の走行方向に沿った方向の移動については、自車両の車速と自車両と人物との相対速度から人物の絶対移動速度を算出することにより判定できる。該判定が肯定された場合にはステップ114へ移行し、否定された場合にはステップ102に戻って上述の処理を繰り返す。
ステップ114では、CPU18Aが、人物とマーキングライトの距離を一定距離(予め定めた距離)に保ってマーキングライトを移動するようにマーキングライト照射ユニットを制御して102に戻って上述の処理を繰り返す。すなわち、人物の移動に追従するようにマーキングライト照射ユニット16を制御する。これにより、人物が移動しても車両の接近の注意をマーキングライトによって促すことができる。
一方、ステップ116では、CPU18Aが、既に上述の処理が行われて、マーキングライト照射ユニット16によってマーキングライトが点灯されているか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ118へ移行し、否定された場合にはステップ102に戻って上述の処理を繰り返す。
ステップ118では、CPU18Aが、マーキングライト照射ユニット16を制御することにより、マーキングライトを消灯してステップ102に戻って上述の処理を繰り返す。なお、後述のマーキングライト点灯処理において、マーキングライトの点灯に加えて警報音を発生している場合には、当該ステップにおいてCPU18Aがマーキングライトの消灯に加えて警報発生部17を制御して警報音も停止する。
このように、本実施形態では、人物が検出されて自車両に衝突する可能性がある場合に、検出した人物の視野範囲内となる人物から予め定めた距離離れた領域に光を照射するので、人物に向けて光を照射するよりも、光に気付き易くできる。また、このように光に気付き易いので、車両の接近に対する注意を効果的に促すことができる。
また、人物の移動に追従して予め定めた距離を維持しつつ光を照射するので、移動している人物が光に気が付きやすく、移動している人物に対しても効果的に注意を促すことができる。
次に、上述のステップ110のマーキングライト点灯処理の詳細な処理の流れについて説明する。図10は、マーキングライト点灯処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ200では、CPU18Aが、光センサ11及び雨滴センサ13の検出結果を取得してステップ202へ移行する。
ステップ202では、CPU18Aが、光センサ11によって検出された明るさが予め定めた閾値以上であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ204へ移行し、否定された場合にはステップ208へ移行する。
ステップ204では、CPU18Aが、雨滴センサ13の検出結果から雨であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ206へ移行し、肯定された場合にはステップ208へ移行する。
ステップ206では、CPU18Aが、マーキングライト照射ユニット16を制御することにより、マーキングライトを点灯して、一連のマーキングライト点灯処理をリターンして上述のステップ112へ移行する。これにより、検出された人物から予め定めた距離離れた領域に光が照射される。光が人の視野範囲に照射されるので、照射された人が気付き易く、効果的に注意を促すことが可能となる。マーキングライトを点灯する際には、人物の前方側の予め定めた距離離れた領域に照射してもよいし、人物から車幅方向の道路中央側に予め定めた距離離れた領域に照射してもよい。人物の前方側にマーキングライトを照射することにより、照射された人物がマーキングライトに気付き易くなる。一方、人物から車幅方向の道路中央側に予め定めた距離離れた領域にマーキングライトを点灯することにより、道路の横断に対する注意を促すことができる。なお、人物の前方が判断可能な場合に、人物の前方側にマーキングライトを照射し、人物が移動しようとしている方向や、人物の前方の判断が困難な場合に、道路の横断を注意するために、人物の車幅方向の道路中央側にマーキングライトを点灯してもよい。
一方、ステップ208では、CPU18Aが、マーキングライト照射ユニット16を制御することにより、マーキングライトを点灯する。また、CPU18Aが、警報発生部17を制御することにより警報音を発生して、一連のマーキングライト点灯処理をリターンして上述のステップ112へ移行する。これにより、光が人の視野範囲に照射される共に、警報音によっても注意が促されるので、効果的に注意を促すことが可能となる。すなわち、周囲が明るい場合や雨天の場合などの光を認識し難い状況の場合は、マーキングライトに加えて警報音を発生して、光と音によって人物に自車両の接近に対する注意を促すので、人物に自車両の接近を気付かせることができる。
このようにマーキングライト点灯処理を行うことで、光を認識し易い状況では、マーキングライトのみを点灯し、光を認識し難い状況では、マーキングライトの点灯に加えて警報音を発するので、光を認識し難い状況であっても人物に自車両の接近を気付かせることができる。
なお、上記の実施形態では、カメラ12及びミリ波レーダ14により、自車両と人物等の障害物との相対距離や相対速度を検出する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、ステレオカメラを用いることにより、ミリ波レーダを用いることなく、自車両と障害物との相対距離や相対速度を検出することができる。
また、上記の実施形態における車両用照明装置10の制御装置18で行われる図9、10に示す処理は、プログラムを実行することにより行われるソフトウエア処理として説明したが、ハードウエアで行う処理としてもよい。或いは、ソフトウエア及びハードウエアの双方を組み合わせた処理としてもよい。また、ROMに記憶されるプログラムは、各種記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
さらに、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 車両照明装置
11 光センサ(状況検出部)
12 カメラ(検出部)
13 雨滴センサ(状況検出部)
14 ミリ波レーダ(制御部)
16 マーキングライト照射ユニット(照射部)
17 警報発生部
18 制御装置(検出部、状況検出部、及び制御部)

Claims (2)

  1. 人物を検出する検出部と、
    光を認識し難い予め定めた状況として雨を検出する状況検出部と、
    光を路面方向に照射する照射部と、
    警報音を発生する警報発生部と、
    前記検出部によって人物が検出され、かつ検出された人物が自車両に衝突する可能性がある場合において、前記状況検出部によって前記状況が検出されない場合は、人物の予め定めた領域に光を照射するように、前記照射部を制御し、前記状況検出部によって前記状況が検出された場合は、人物の予め定めた領域に光を照射して前記警報音を発生するように、前記照射部及び前記警報発生部を制御する制御部と、
    を備えた車両用照明装置。
  2. 前記予め定めた領域は、人物から予め定めた距離離れた人物の視野範囲領域である請求項1に記載の車両用照明装置。
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