JP2016091044A - 情報処理システム及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム及び情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016091044A
JP2016091044A JP2014220524A JP2014220524A JP2016091044A JP 2016091044 A JP2016091044 A JP 2016091044A JP 2014220524 A JP2014220524 A JP 2014220524A JP 2014220524 A JP2014220524 A JP 2014220524A JP 2016091044 A JP2016091044 A JP 2016091044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
setting value
prohibition
value
item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014220524A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6245141B2 (ja
Inventor
良典 岡林
Yoshinori Okabayashi
良典 岡林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2014220524A priority Critical patent/JP6245141B2/ja
Publication of JP2016091044A publication Critical patent/JP2016091044A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6245141B2 publication Critical patent/JP6245141B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ユーザーによって指示された設定値の設定が禁則に該当する場合のユーザーの利便性を向上させる情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理システム100は、画像形成装置1と、モバイル端末2とを有する。画像形成装置1の装置制御部11は、第1の設定項目に第1の設定値を設定することの指示をユーザーから受け付けた場合に、禁則定義情報3に基づいて、第1の設定値が、第1の設定項目以外のいずれかの設定項目に設定されている設定値と禁則の組み合わせになるか否かを判定する。画像形成装置1の装置送信部11は、判定の結果が肯定的である場合に、第1の設定値が第2の設定値と禁則の組み合わせになることを示す通知をモバイル端末2へ送信する。モバイル端末2の端末制御部21は、画像形成装置1から通知を受信した場合に、当該通知に基づく情報を表示部24に表示させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置とモバイル端末とを有する情報処理システム及び当該情報処理システムが行う情報処理方法に関する。
従来、プリンター、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)等の画像形成装置が知られている。画像形成装置は、1以上の機能(印刷機能、複写機能、スキャナー機能等)をユーザーに提供し、当該1以上の機能に関する複数の設定項目をユーザーに設定させる。
設定項目として、例えば、印刷時のカラー選択、カラーバランス調整、色相調整等がある。各設定項目には、ユーザーが選択可能な複数の設定値が設けられる。例えば、カラー選択の設定値は、フルカラーモードを示す値、白黒モードを示す値、及び自動カラーモードを示す値である。ユーザーは、カラー選択の設定値を変更することにより、フルカラーモード、白黒モード、又は自動カラーモードのいずれの印刷モードで印刷するかを選択できる。
このような複数の設定項目をユーザーに設定させる画像形成装置では、一般に、同時に設定し得ない2つの設定値の組み合わせ(禁則の組み合わせ)が予め定義される。そして、画像形成装置は、禁則の組み合わせになる2つの設定値が同時に設定されないようにする。
例えば、第1の設定項目に第1の設定値を設定することをユーザーから指示されたときに、第1の設定値を設定することが禁則に該当する場合、具体的には、第1の設定値が現在設定中の他の設定値(第2の設定値)と禁則の組み合わせになる場合、画像形成装置は、次のように処理する。すなわち、第1の設定値を設定することが先優先の禁則に該当する場合は、画像形成装置は、第1の設定値の設定を行わないようにする。また、第1の設定値を設定することが後優先の禁則に該当する場合は、画像形成装置は、第2の設定値が設定されている設定項目(第2の設定項目)の設定値を、第1の設定値と禁則の組み合わせにならない他の設定値へ変更してから、第1の設定値の設定を行う。
設定項目に設定される設定値の禁則に関し、例えば、特許文献1には、次のような装置が開示されている。すなわち、当該装置は、元の設定値とは競合するが他の設定項目の設定値を変更することで競合が解除される選択肢については、第1のマークを付してそのことをユーザーに通知する。また、当該装置は、他の設定項目の設定値を変更しても競合を解除できない選択肢には、第2のマークを付してそのことをユーザーに通知する。
特開2000−227847号公報
上述したように、第1の設定値を設定することが後優先の禁則に該当する場合、画像形成装置は、自動的に、第2の設定項目の設定値を、第1の設定値と禁則の組み合わせにならない他の設定値へ変更する。これにより、画像形成装置は、第1の設定項目に第1の設定値を設定できるようにする。画像形成装置によって自動的に行われた第2の設定項目の設定変更(設定値の変更)の内容は、ユーザーに通知される。
しかし、第2の設定項目の設定値(第2の設定値)が自動的に変更された場合において、ユーザーにとっては、第2の設定値が第1の設定値よりも重要な場合もある。この場合、ユーザーは、第2の設定項目の設定値を第2の設定値に戻すために、自ら画像形成装置を操作して、画像形成装置の設定状態を第1の設定値の設定を指示する前の状態に戻す必要がある。しかし、この作業は、ユーザーにとって煩雑である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザーによって指示された設定値の設定が禁則に該当する場合のユーザーの利便性を向上させる情報処理システムを提供することにある。
本発明の一観点に係る情報処理システムは、画像形成装置と、モバイル端末とを有する。前記画像形成装置は、ユーザーに提供する1以上の機能に関する複数の設定項目を前記ユーザーに設定させる。前記モバイル端末は、前記画像形成装置に通信可能に接続される。前記画像形成装置が、記憶部と、装置制御部と、装置送信部とを備える。前記記憶部は、前記複数の設定項目のうちの2つの設定項目の設定値の組み合わせのそれぞれについて、当該組み合わせに係る2つの設定値が同時に設定し得ない禁則の組み合わせであるか否かを示す禁則定義情報を記憶する。前記装置制御部は、前記複数の設定項目のうちの第1の設定項目に第1の設定値を設定することの第1の指示を前記ユーザーから受け付けた場合に、前記禁則定義情報に基づいて、前記第1の設定値が、前記複数の設定項目のうちの前記第1の設定項目以外のいずれかの設定項目に設定されている設定値と前記禁則の組み合わせになるか否かを判定する。前記装置送信部は、前記判定の結果が肯定的である場合に、第1の設定値が前記複数の設定項目のうちの前記第1の設定項目以外の第2の設定項目に設定されている第2の設定値と前記禁則の組み合わせになることを示す通知を前記モバイル端末へ送信する。前記モバイル端末が、表示部と、端末制御部とを備える。前記端末制御部は、前記画像形成装置から前記通知を受信した場合に、前記通知に基づく情報を前記表示部に表示させる。
本発明の別の観点に係る情報処理方法は、画像形成装置とモバイル端末とを有する情報処理システムが行う方法である。前記画像形成装置は、ユーザーに提供する1以上の機能に関する複数の設定項目を前記ユーザーに設定させる。前記モバイル端末は、前記画像形成装置に通信可能に接続される。前記画像形成装置が、下記(1)、(2)及び(3)を行う。前記モバイル端末が、下記(4)を行う。
(1)前記複数の設定項目のうちの2つの設定項目の設定値の組み合わせのそれぞれについて、当該組み合わせに係る2つの設定値が同時に設定し得ない禁則の組み合わせであるか否かを示す禁則定義情報を記憶する。
(2)前記複数の設定項目のうちの第1の設定項目に第1の設定値を設定することの第1の指示を前記ユーザーから受け付けた場合に、前記禁則定義情報に基づいて、前記第1の設定値が、前記複数の設定項目のうちの前記第1の設定項目以外のいずれかの設定項目に設定されている設定値と前記禁則の組み合わせになるか否かを判定する。
(3)前記判定の結果が肯定的である場合に、第1の設定値が前記複数の設定項目のうちの前記第1の設定項目以外の第2の設定項目に設定されている第2の設定値と前記禁則の組み合わせになることを示す通知を前記モバイル端末へ送信する。
(4)前記画像形成装置から前記通知を受信した場合に、前記通知に基づく情報を前記モバイル端末の表示部に表示させる。
本発明によれば、ユーザーによって指示された設定値の設定が禁則に該当する場合のユーザーの利便性を向上させる情報処理システムを提供される。
図1は、実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。 図2は、実施形態に係る画像形成装置の一例の断面図である。 図3は、実施形態に係るモバイル端末の一例の構成図である。 図4は、実施形態に係る禁則定義情報の一例の構成図である。 図5は、実施形態に係る変更履歴情報の一例の構成図である。 図6は、実施形態に係る画像形成装置が行う処理のフローチャートである。 図7は、実施形態に係るモバイル端末が行う処理のフローチャートである。 図8(a)は、表示画面の第1の例を示す図である。図8(b)は、表示画面の第2の例を示す図である。 図9(a)は、表示画面の第3の例を示す図である。図9(b)は、表示画面の第4の例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明する構成要素の全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。複数の図を通じて同一の符号は、同一の構成要素を示している。
図1は、実施形態に係る情報処理システム100の一例の構成図である。
情報処理システム100は、画像形成装置1と、モバイル端末2とを有する。画像形成装置1とモバイル端末2とは、通信可能に接続される。例えば、画像形成装置1とモバイル端末2とは、電波や赤外線等を用いた近距離無線通信で接続されてもよいし、有線で接続されてもよい。
画像形成装置1は、例えば複合機である。画像形成装置1は、画像形成装置1を操作するユーザー(以下、単に「ユーザー」という)に1以上の機能を提供する。画像形成装置1がユーザーに提供する機能(以下「提供機能」という)として、印刷機能、複写機能、スキャナー機能、FAX(ファクシミリ)機能等がある。
画像形成装置1は、1以上の提供機能に関する複数の設定項目をユーザーに設定させる。印刷機能に関する設定項目として、カラー選択、カラーバランス調整、色相調整等がある。各設定項目には、ユーザーが選択可能な複数の設定値が設けられる。
カラー選択の設定値は、例えば、フルカラーモードを示す値(設定値「フルカラー」)、白黒モードを示す値(設定値「白黒」)、及び自動カラーモードを示す値(設定値「自動カラー」)である。ユーザーは、カラー選択の設定値を変更することにより、フルカラーモード、白黒モード、又は自動カラーモードのいずれの印刷モードで印刷するかを選択できる。なお、自動カラーモードとは、フルカラーモードで印刷するか又は白黒モードで印刷するかを画像形成装置1に判断させるモードである。
また、カラーバランス調整の設定値は、例えば、カラーバランス調整を行うことを示す値(設定値「ON」)、及びカラーバランス調整を行わないことを示す値(設定値「OFF」)である。ユーザーは、カラーバランス調整の設定値を変更することにより、カラーバランス調整を行うか否かを選択できる。また、色相調整の設定値は、例えば、色相調整を行うことを示す値(設定値「ON」)、及び色相調整を行わないことを示す値(設定値「OFF」)である。ユーザーは、色相調整の設定値を変更することにより、色相調整を行うか否かを選択できる。
モバイル端末2は、ユーザーが所有する携帯可能な装置、例えばスマートフォン又はタブレットである。モバイル端末2は、例えば、画像形成装置1の表示部よりも大きい表示部を備える。
図2は、実施形態に係る画像形成装置1の一例の構成図である。
画像形成装置1は、制御部11(装置制御部)と、記憶部12と、データ通信I/F(インターフェイス)部13(装置送信部)と、操作部14と、原稿搬送ユニット15と、画像読取ユニット16と、画像形成ユニット17とを備える。記憶部12、データ通信I/F部13、操作部14、原稿搬送ユニット15、画像読取ユニット16、及び画像形成ユニット17は、制御部11と通信可能に接続される。
操作部14は、複数の操作キー141と、タッチパネル142とを備える。操作キー141は、ユーザーが画像形成装置1に対して情報を入力するためのハードキーである。操作キー141としては、例えば、印刷等の各種機能の実行開始を指示するためのスタートキーや、印刷部数等を入力するためのテンキーがある。タッチパネル142は、種々の情報を表示する表示部と、ユーザーからの入力を受け付ける受け付け部とを備える入出力装置である。
画像形成装置1は、操作部14を介して、種々の指示をユーザーから受け付ける。例えば、画像形成装置1は、操作部14を介して、複数の設定項目のうちの第1の設定項目に第1の設定値を設定することの指示(以下「第1の指示」という)をユーザーから受け付ける。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、二次記憶装置とを含む。二次記憶装置は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリー等の不揮発性の記憶装置である。記憶部12のROMには、制御部11によって実行される種々のコンピュータープログラムが記憶される。制御部11が、ROMに記憶された各種のコンピュータープログラムをRAMにロードして実行することにより、制御部11の機能が実現される。記憶部12には、禁則定義情報3と、変更履歴情報4とが記憶される。
禁則定義情報3は、複数の設定項目のそれぞれの設定値について、同時に設定し得ない2つの設定値、すなわち禁則関係にある2つの設定値の組み合わせを定義した情報である。例えば、禁則定義情報3は、複数の設定項目のうちの2つの設定項目の設定値の組み合わせのそれぞれについて、当該組み合わせに係る2つの設定値が同時に設定し得ない禁則の組み合わせであるか否かを示す。
禁則の組み合わせには、先優先の禁則の組み合わせと、後優先の禁則の組み合わせとがある。先優先の禁則の組み合わせでは、禁則の組み合わせになる2つの設定値のうちの既に先に設定されている設定値(以下「先設定値」という)が優先的に設定される。後優先の禁則の組み合わせでは、禁則の組み合わせになる2つの設定値のうちの後から設定しようとしている設定値(以下「後設定値」)が優先的に設定される。禁則定義情報3の詳細については、図4を参照して後述する。
変更履歴情報4は、複数の設定項目について、それぞれの設定値の変更の履歴を示す情報である。具体的には、変更履歴情報4は、複数の設定項目のうちの設定値が変更された設定項目についての変更前の設定値と変更後の設定値とを示す。変更履歴情報4の詳細については、図5を参照して後述する。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部11は、画像形成装置1全体の動作を制御する。例えば、制御部11は、画像形成ユニット17を制御して、画像形成ユニット17に用紙への画像の形成を行わせる。また、制御部11は、原稿搬送ユニット15を制御して、原稿搬送ユニット15に原稿の搬送を行わせる。また、制御部11は、画像読取ユニット16を制御して、画像読取ユニット16に原稿の画像の読み取りを行わせる。
本実施形態において、制御部11は、画像形成装置1がユーザーから第1の指示を受け付けた場合、禁則定義情報3に基づいて、禁則判定を行う。ここで、禁則判定とは、第1の設定値が、複数の設定項目のうちの第1の設定項目以外のいずれかの設定項目に設定されている設定値と禁則の組み合わせになるか否かの判定である。
また、制御部11は、禁則判定の結果が肯定的である場合、具体的には、第1の設定値が、複数の設定項目のうちの第1の設定項目以外の第2の設定項目に設定されている第2の設定値と禁則の組み合わせになると判定した場合、次のように処理する。すなわち、制御部11は、第1の設定値と第2の設定値とが先優先の禁則の組み合わせになると判定した場合(第1の設定値の設定が先優先の禁則に該当する場合)、第1の設定項目への第1の設定値の設定を行わないようにする。一方、制御部11は、第1の設定値と第2の設定値とが後優先の禁則の組み合わせになると判定した場合(第1の設定値の設定が後優先の禁則に該当する場合)、第2の設定項目の設定値を、第1の設定値と禁則の組み合わせにならない他の設定値へ変更した後、第1の設定項目に第1の設定値を設定する。
また、制御部11は、画像形成装置1がモバイル端末2から第2の指示を受信した場合、変更履歴情報4に基づいて、第1の設定項目及び第2の設定項目のそれぞれの設定値を、第1の指示を受け付ける前に設定されていた元の設定値へ戻す。すなわち、制御部11は、第1の設定項目の設定値を、第1の設定値が設定される前に第1の設定項目に設定されていた設定値へ戻す。また、制御部11は、第2の設定項目の設定値を、第2の設定値へ戻す。ここで、第2の指示とは、第1の設定値の設定が後優先の禁則に該当した場合において、第1の設定項目及び第2の設定項目のそれぞれの設定値を元に戻すことの指示である。
また、制御部11は、画像形成装置1がモバイル端末2から第3の指示を受信した場合、第3の設定項目の設定値を変更できない状態にする。ここで、第3の指示とは、複数の設定項目のうちの第3の設定項目の設定値を変更できない状態にすることの指示である。
データ通信I/F部13は、モバイル端末2に接続するためのインターフェイス装置である。データ通信I/F部13は、制御部11の制御の下、種々の通知をモバイル端末2へ送信する。
例えば、データ通信I/F部13は、制御部11の制御の下、一の設定項目の設定値が変更された場合に、そのことを示す通知(以下「第1の通知」という)をモバイル端末2へ送信する。また、データ通信I/F部13は、制御部11の制御の下、禁則判定の結果が肯定的である場合に、第2の通知をモバイル端末2へ送信する。ここで、第2の通知とは、第1の設定値の設定が禁則に該当することを示す通知、具体的には、第1の設定値が第2の設定値と禁則の組み合わせになることを示す通知である。
図3は、実施形態に係るモバイル端末2の一例の構成図である。
モバイル端末2は、制御部21(端末制御部)と、記憶部22と、データ通信I/F部23(端末送信部)と、入出力部24(表示部)とを備える。記憶部22、データ通信I/F部23、及び入出力部24は、制御部21と通信可能に接続される。
入出力部24は、例えば、種々の情報を表示する表示部と、ユーザーからの入力を受け付ける受け付け部とを備えるタッチパネルである。モバイル端末2は、入出力部24を介して、種々の指示をユーザーから受け付ける。例えば、モバイル端末2は、入出力部24を介して、第2の指示及び第3の指示をユーザーから受け付ける。
記憶部22は、ROMと、RAMと、二次記憶装置とを含む。二次記憶装置は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリー等の不揮発性の記憶装置である。記憶部22のROMには、制御部21によって実行される種々のコンピュータープログラムが記憶される。制御部21が、ROMに記憶された各種のコンピュータープログラムをRAMにロードして実行することにより、制御部21の機能が実現される。記憶部22には、禁則定義情報5が記憶される。
禁則定義情報5は、画像形成装置1の記憶部12に記憶される禁則定義情報3と同様に、複数の設定項目のそれぞれの設定値について、同時に設定し得ない2つの設定値、すなわち禁則関係にある2つの設定値の組み合わせを定義した情報である。例えば、禁則定義情報5は、複数の設定項目のうちの2つの設定項目の設定値の組み合わせのそれぞれについて、当該組み合わせに係る2つの設定値が同時に設定し得ない禁則の組み合わせであるか否かを示す。本実施形態において、禁則定義情報5は、画像形成装置1の記憶部12に記憶される禁則定義情報3と同様の構成を有する。
制御部21は、例えばCPUである。制御部21は、モバイル端末2全体の動作を制御する。例えば、制御部21は、モバイル端末2が画像形成装置1から第2の通知を受信した場合、第2の通知に基づく情報を入出力部24に表示させる。第2の通知に基づく情報は、例えば、第1の設定項目、第1の設定値、第2の設定項目、及び第2の設定値のそれぞれを示す情報と、第1の設定値と第2の設定値とが禁則の組み合わせであることを示す情報とを含む。
データ通信I/F部23は、画像形成装置1に接続するためのインターフェイス装置である。データ通信I/F部23は、制御部21の制御の下、種々の指示を画像形成装置1へ送信する。
例えば、第2の通知が、第1の設定値の設定が後優先の禁則に該当することを示す通知である場合において、モバイル端末2が第2の指示をユーザーから受け付けた場合、データ通信I/F部23は、制御部21の制御の下、当該第2の指示を画像形成装置1へ送信する。また、モバイル端末2が第3の指示をユーザーから受け付けた場合、データ通信I/F部23は、制御部21の制御の下、当該第3の指示を画像形成装置1へ送信する。
図4は、実施形態に係る禁則定義情報3の一例の構成図である。
禁則定義情報3は、複数の設定項目のうちの2つの設定項目の設定値の組み合わせのそれぞれについて、禁則の組み合わせであるか否かを示すデータが格納されるフィールド31を含む。
本実施形態において、一のフィールド31に対応する2つの設定値32、33(先設定値32、後設定値33)の組み合わせが禁則の組み合わせでない場合、当該フィールド31には、NULLデータ(値が格納されていないことを示すデータ)が格納される(図面上は空白である)。一方、一のフィールド31に対応する2つの設定値32、33の組み合わせが禁則の組み合わせである場合、当該フィールド31には、そのことを示すデータ、本実施形態では「△」又は「×」が格納される。
データ「△」は、2つの設定値32、33の組み合わせが後優先の禁則の組み合わせであることを示している。すなわち、データ「△」は、2つの設定値32、33のうちの後設定値33が優先的に設定されることを示している。一方、データ「×」は、2つの設定値32、33の組み合わせが先優先の禁則の組み合わせであることを示している。すなわち、データ「×」は、2つの設定値32、33のうちの先設定値32が優先的に設定されることを示している。
例えば、図4に示す禁則定義情報3は、先設定値32としてのカラーバランス調整の設定値「ON」と、後設定値33としてのカラー選択の設定値「白黒」とが、後優先の禁則の組み合わせであることを示している。従って、当該禁則定義情報3が採用される場合、カラーバランス調整に設定値「ON」が設定されている状態でカラー選択に設定値「白黒」を設定することが指示されたときは、カラー選択への設定値「白黒」の設定が優先的に行われる。このとき、カラーバランス調整の設定値は、設定値「ON」以外の設定値、すなわち設定値「OFF」へ変更される。
逆に、図4に示す禁則定義情報3は、先設定値32としてのカラー選択の設定値「白黒」と、後設定値33としてのカラーバランス調整の設定値「ON」とが、先優先の禁則の組み合わせであることを示している。従って、当該禁則定義情報3が採用される場合、カラー選択に設定値「白黒」が設定されている状態でカラーバランス調整に設定値「ON」を設定することが指示されたときは、カラー選択の設定値「白黒」が優先され、その設定が継続される。従って、このときは、カラー選択への設定値「白黒」の設定は、行われない。
本実施形態では、禁則定義情報3によって定義される複数の禁則の組み合わせのそれぞれには、当該禁則の組み合わせを一意に特定し得る識別番号(以下「禁則識別番号」という)が付与される。識別番号は、例えば、第2の通知に含められる。モバイル端末2は、第2の通知に含まれる禁則識別番号と、記憶部22に記憶されている禁則定義情報5とに基づいて、第2の通知が示す禁則の内容、すなわち先設定値32及び後設定値33を特定する。
なお、図4に示す禁則定義情報3は、同一の設定項目の2つの設定値の組み合わせのそれぞれについてもフィールド31を含む。本実施形態において、一の設定項目には一の設定値が設定される。従って、同一の設定項目の2つの設定値の組み合わせに関するフィールド31には、後優先の禁則の組み合わせであることを示すデータ「△」が格納される。
図5は、実施形態に係る変更履歴情報4の一例の構成図である。
変更履歴情報4は、例えば図5に示すように、テーブル形式で表現される。変更履歴情報4は、順番41のデータフィールドと、変更内容42のデータフィールドとを含む。変更内容42には、実際に行われた設定変更の内容を示すデータ、具体的には、設定値が変更された設定項目と当該設定項目の変更前の設定値及び変更後の設定値とを示すデータが格納される。順番41には、変更内容42で示される設定変更が行われた順番を示すデータが格納される。
例えば、図5に示す変更履歴情報4は、カラーバランス調整の設定値が設定値「OFF」から設定値「ON」へ変更された後、カラー選択の設定値が設定値「自動カラー」から設定値「白黒」へ変更されたことを示している。
以下、本実施形態に係る情報処理システム100が行う処理を説明する。本実施形態において、画像形成装置1は、図6に示すフローチャートの処理を行う。また、モバイル端末2は、図7に示すフローチャートの処理を行う。
図6は、実施形態に係る画像形成装置1が行う処理のフローチャートである。
まず、画像形成装置1の制御部11は、画像形成装置1が第1の指示(第1の設定項目に第1の設定値を設定することの指示)をユーザーから受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。
画像形成装置1が第1の指示をユーザーから受け付けていない場合(ステップS101:NO)、制御部11は、処理をステップS111へ進める。
一方、画像形成装置1が第1の指示をユーザーから受け付けた場合(ステップS101:YES)、制御部11は、禁則定義情報3に基づいて禁則判定を行う(ステップS102)。具体的には、制御部11は、第1の設定値が、複数の設定項目のうちの第1の設定項目以外のいずれかの設定項目に設定されている設定値と禁則の組み合わせになるか否かを判定する。
禁則判定の結果が否定的である場合、すなわち、第1の設定値が、第1の設定項目以外のいずれの設定項目に設定されている設定値とも禁則の組み合わせにならないと判定した場合(ステップS102:NO)、制御部11は、第1の設定項目に第1の設定値を設定する(ステップS103)。
その後、制御部11は、データ通信I/F13を制御して、第1の通知(一の設定項目の設定値が変更されたことを示す通知)をモバイル端末2へ送信させる(ステップS104)。第1の通知には、例えば、設定値が変更された設定項目(ここでは、第1の設定項目)、変更前の設定値、及び変更後の設定値(ここでは、第1の設定値)のそれぞれを示す情報が含められる。その後、制御部11は、処理をステップS111へ進める。
一方、禁則判定の結果が肯定的である場合、具体的には、第1の設定値が第2の設定項目の第2の設定値と禁則の組み合わせになると判定した場合(ステップS102:YES)、制御部11は、当該禁則の組み合わせが先優先の禁則の組み合わせであるか又は後優先の禁則の組み合わせであるかに応じて、次のように処理する。
すなわち、第1の設定値と第2の設定値とが先優先の禁則の組み合わせになる場合(ステップS105:NO)、制御部11は、処理をステップS111へ進める。つまり、この場合は、制御部11は、第1の設定項目への第1の設定値の設定を行わないようにする。
一方、第1の設定値と第2の設定値とが後優先の禁則の組み合わせになる場合(ステップS105:YES)、制御部11は、第2の設定項目の設定値を第2の設定値以外の設定値へ変更する。その後、制御部11は、第1の設定項目に第1の設定値を設定する(ステップS106)。
その後、制御部11は、データ通信I/F13を制御して、第1の通知をモバイル端末2へ送信させる(ステップS107)。ここで送信される第1の通知は、ステップS103で送信される第1の通知と同様である。
その後、制御部11は、データ通信I/F13を制御して、第2の通知(第1の設定値が第2の設定値と禁則の組み合わせになることを示す通知)をモバイル端末2へ送信させる(ステップS108)。第2の通知には、例えば、後設定値33としての第1の設定値と先設定値32としての第2の設定値との禁則の組み合わせに付与されている禁則識別番号が含められる。
その後、制御部11は、画像形成装置1がモバイル端末2から第2の指示(第1の設定項目及び第2の設定項目のそれぞれの設定値を元に戻すことの指示)を受信したか否かを判定する(ステップS109)。
画像形成装置1がモバイル端末2から第2の指示を受信しない場合(ステップS109:NO)、制御部11は、処理をステップS111へ進める。
一方、画像形成装置1がモバイル端末2から第2の指示を受信した場合(ステップS109:YES)、制御部11は、変更履歴情報4に基づいて、第1の設定項目及び第2の設定項目のそれぞれの設定値を元の設定値へ戻す(ステップS110)。具体的には、制御部11は、第1の設定項目の設定値を、第1の設定値が設定される前に第1の設定項目に設定されていた設定値へ戻す。また、制御部11は、第2の設定項目の設定値を第2の設定値へ戻す。その後、制御部11は、処理をステップS111へ進める。
ステップS111において、制御部11は、画像形成装置1がモバイル端末2から第3の指示(第3の設定項目の設定値を変更できない状態にすることの指示)を受信したか否かを判定する。
画像形成装置1がモバイル端末2から第3の指示を受信しない場合(ステップS111:NO)、制御部11は、処理をステップS101へ進め、図6に示すフローチャートの処理を繰り返して行う。
一方、画像形成装置1がモバイル端末2から第3の指示を受信した場合(ステップS111:YES)、制御部11は、第3の設定項目の設定値を変更できない状態にする(ステップS112)。これにより、画像形成装置1の操作部14に表示されている第3の設定項目がグレーアウトされ、ユーザーは、第3の設定項目の設定値を変更できなくなる。その後、制御部11は、処理をステップS101へ進め、図6に示すフローチャートの処理を繰り返して行う。
なお、本実施形態において、モバイル端末2への第2の通知の送信は、第1の設定値と第2の設定値とが後優先の禁則の組み合わせになる場合(ステップS105:YES)に行われたが、当該場合に加えて、第1の設定値と第2の設定値とが先優先の禁則の組み合わせになる場合(ステップS105:NO)に行われてもよい。
図7は、実施形態に係るモバイル端末2が行う処理のフローチャートである。
まず、モバイル端末2の制御部21は、モバイル端末2が画像形成装置1から第1の通知を受信したか否かを判定する(ステップS201)。
モバイル端末2が画像形成装置1から第1の通知を受信しない場合(ステップS201:NO)、制御部21は、処理をステップS207へ進める。
一方、モバイル端末2が画像形成装置1から第1の通知を受信した場合(ステップS201:YES)、制御部11は、一の設定項目の設定値が変更されたことを示す情報(以下「変更通知情報」という)を入出力部24に表示させる(ステップS202)。変更通知情報は、例えば、設定変更が行われた設定項目と、当該設定項目に設定された設定値(変更後の設定値)とのそれぞれを示す情報を含む。
ここで、図8(a)は、モバイル端末2の入出力部24に表示される、変更通知情報51を含む表示画面の一例を示している。図8(a)に示す表示画面において、変更通知情報51は、カラーバランス調整に設定値「ON」が設定されたことを示している。また、当該表示画面には、変更通知情報51に関するさらに詳しい情報(以下「変更詳細情報」という)の表示をユーザーに指示させるためのボタン(以下「第1のボタン」)52が設けられる。変更詳細情報は、例えば、第1の通知で通知された変更後の設定値が、どのような状況下で自動的に他の設定値に変更されるかを示す情報を含む。
図8(b)は、第1のボタン52が押されたときにモバイル端末2の入出力部24に表示される、変更詳細情報53を含む表示画面の一例を示している。図8(b)に示す表示画面において、変更詳細情報53は、カラー設定に設定値「白黒」を設定した場合に、カラーバランス調整の設定値が設定値「OFF」へ変更されることを示している。このように、変更詳細情報53が表示されることで、ユーザーは、その後どのような設定変更を行った場合に今回設定した設定値が自動的に変更されるかを知ることができる。よって、ユーザーは、今回設定した設定値が変更されないようにその後の設定を行えるようになる。
なお、変更詳細情報53は、例えば、記憶部22に記憶されている禁則定義情報5に基づいて、制御部21によって作成される。図8(b)に示す例では、先設定値32としてのカラーバランス調整の設定値「ON」と後設定値33としてのカラー選択の設定値「白黒」とが、後優先の禁則の組み合わせであるという禁則定義情報5の定義内容に基づいて、変更詳細情報53が作成されている。
図7に戻り、フローチャートの説明を続ける。変更通知情報51を入出力部24に表示させた後、制御部21は、モバイル端末2が画像形成装置1から第2の通知を受信したか否かを判定する(ステップS203)。
モバイル端末2が画像形成装置1から第2の通知を受信しない場合(ステップS203:NO)、制御部21は、処理をステップS207へ進める。
一方、モバイル端末2が画像形成装置1から第2の通知を受信した場合(ステップS203:YES)、制御部21は、第2の通知に含まれる禁則識別番号と、記憶部22に記憶されている禁則定義情報5とに基づいて、第2の通知が示す禁則の内容、すなわち先設定値32(ここでは、第2の設定項目の第2の設定値)及び後設定値33(ここでは、第1の設定項目の第1の設定値)を特定する。
そして、制御部21は、第1の設定値の設定が禁則に該当すること(本実施形態では、後優先の禁則に該当すること)を示す情報(以下「禁則通知情報」という)を入出力部24に表示させる(ステップS204)。本実施形態において、禁則通知情報は、画像形成装置1によって設定値が自動的に変更された設定項目(第2の設定項目)、当該設定項目の変更前の設定値(第2の設定値)、及び当該設定項目の変更後の設定値のそれぞれを示す情報を含む。
ここで、図9(a)は、モバイル端末2の入出力部24に表示される、禁則通知情報54を含む表示画面の一例を示している。図9(a)に示す表示画面において、禁則通知情報54は、第1の設定値の設定が後優先の禁則に該当したことにより、カラーバランス調整の設定値が設定値「ON」から設定値「OFF」へ自動的に変更されたことを示している。また、当該表示画面には、禁則通知情報54に関するさらに詳しい情報(以下「禁則詳細情報」という)の表示をユーザーに指示させるためのボタン(以下「第2のボタン」)55が設けられる。
図9(b)は、第2のボタン55が押されたときにモバイル端末2の入出力部24に表示される、禁則詳細情報56を含む表示画面の一例を示している。図9(b)に示す表示画面において、禁則詳細情報56は、カラー設定が設定値「白黒」に設定されたため、カラーバランス調整の設定値が設定値「ON」から設定値「OFF」へ変更されたことを示している。このように、禁則詳細情報56が表示されることで、ユーザーは、先に設定した設定値が自動的に変更された理由を知ることができる。よって、ユーザーは、自動的に設定値が変更された設定項目を元の設定値に戻すためにどのような設定変更を行えばよいかを知ることができる。
図7に戻り、フローチャートの説明を続ける。禁則通知情報54を入出力部24に表示させた後、制御部21は、モバイル端末2が第2の指示をユーザーから受け付けたか否かを判定する(ステップS205)。第2の指示は、例えば、図9(b)に示す表示画面において、当該画面に表示される解除ボタン57がユーザーによって押されること、或いは、図9(a)に示す表示画面において、禁則通知情報54の表示領域がユーザーによってスワイプされることにより行われる。
モバイル端末2が第2の指示をユーザーから受け付けていない場合(ステップS205:NO)、制御部21は、処理をステップS207へ進める。
一方、モバイル端末2が第2の指示をユーザーから受け付けた場合(ステップS205:YES)、制御部21は、データ通信I/F部23を制御して、第2の指示を画像形成装置1へ送信させる(ステップS206)。その後、制御部21は、入出力部24に表示されている表示画面を、図9(a)に示す表示画面或いは図9(b)に示す表示画面から、図8(a)に示す表示画面へ変更する。そして、制御部21は、処理をステップS207へ進める。
ステップS207において、制御部21は、モバイル端末2が第3の指示をユーザーから受け付けたか否かを判定する。第3の指示は、例えば、図8(a)又は図9(a)に示す表示画面において、変更通知情報51の表示領域がユーザーによって長押しされることにより行われる。例えば、カラーバランス調整の設定変更を示す変更通知情報51の表示領域が長押しされた場合、第3の指示は、カラーバランス調整の設定値を変更できない状態にすることの指示となる。
モバイル端末2が第3の指示をユーザーから受け付けていない場合(ステップS207:NO)、制御部21は、処理をステップS201へ進め、図7に示すフローチャートの処理を繰り返して行う。
一方、モバイル端末2が第3の指示をユーザーから受け付けた場合(ステップS207:YES)、制御部21は、データ通信I/F部23を制御して、第3の指示を画像形成装置1へ送信させる(ステップS208)。その後、制御部21は、処理をステップS201へ進め、図7に示すフローチャートの処理を繰り返して行う。
このように、本実施形態に係る情報処理システム100は、第1の設定値の設定が後優先の禁則に該当し、第2の設定項目の設定値が自動的に変更された場合でも、第2の指示に応じて、第2の設定項目の設定値を、第1の指示を受け付ける前に設定されていた元の設定値(第2の設定値)へ戻すことができる。従って、ユーザーは、第2の設定項目の設定値を第2の設定値に戻すために、自ら画像形成装置1を操作して、画像形成装置1の設定状態を第1の設定値の設定を指示する前の状態に戻す必要がなくなる。よって、本実施形態によれば、情報処理システム100は、ユーザーによって指示された設定値の設定が禁則に該当する場合のユーザーの利便性を向上させることができる。
以上、本発明の一つの実施形態を説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
100 情報処理システム
1 画像形成装置
11 制御部
12 記憶部
13 データ通信I/F部
14 操作部
2 モバイル端末
21 制御部
22 記憶部
23 データ通信I/F部
24 入出力部
3 禁則定義情報
4 変更履歴情報

Claims (6)

  1. ユーザーに提供する1以上の機能に関する複数の設定項目を前記ユーザーに設定させる画像形成装置と、前記画像形成装置に通信可能に接続されるモバイル端末とを有する情報処理システムであって、
    前記画像形成装置が、
    前記複数の設定項目のうちの2つの設定項目の設定値の組み合わせのそれぞれについて、当該組み合わせに係る2つの設定値が同時に設定し得ない禁則の組み合わせであるか否かを示す禁則定義情報を記憶する記憶部と、
    前記複数の設定項目のうちの第1の設定項目に第1の設定値を設定することの第1の指示を前記ユーザーから受け付けた場合に、前記禁則定義情報に基づいて、前記第1の設定値が、前記複数の設定項目のうちの前記第1の設定項目以外のいずれかの設定項目に設定されている設定値と前記禁則の組み合わせになるか否かを判定する装置制御部と、
    前記判定の結果が肯定的である場合に、第1の設定値が前記複数の設定項目のうちの前記第1の設定項目以外の第2の設定項目に設定されている第2の設定値と前記禁則の組み合わせになることを示す通知を前記モバイル端末へ送信する装置送信部と
    を備え、
    前記モバイル端末が、
    表示部と、
    前記画像形成装置から前記通知を受信した場合に、前記通知に基づく情報を前記表示部に表示させる端末制御部と
    を備える、情報処理システム。
  2. 前記通知に基づく情報は、前記第1の設定項目、前記第1の設定値、前記第2の設定項目、及び前記第2の設定値のそれぞれを示す情報と、前記第1の設定値と前記第2の設定値とが前記禁則の組み合わせであることを示す情報とを含む、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記禁則の組み合わせには、先優先の禁則の組み合わせと、後優先の禁則の組み合わせとがあり、
    前記装置制御部は、
    前記第1の設定値と前記第2の設定値とが前記先優先の禁則の組み合わせになる場合、前記第1の設定項目への前記第1の設定値の設定を行わず、
    前記第1の設定値と前記第2の設定値とが前記後優先の禁則の組み合わせになる場合、前記第2の設定項目の設定値を変更した後、前記第1の設定項目に前記第1の設定値を設定する、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記モバイル端末が、
    前記通知が、前記第1の設定値と前記第2の設定値とが前記後優先の禁則の組み合わせになることを示す通知である場合において、前記第1の設定項目及び前記第2の設定項目のそれぞれの設定値を元に戻すことの第2の指示を前記ユーザーから受け付けた場合に、前記第2の指示を前記画像形成装置へ送信する端末送信部
    をさらに備え、
    前記記憶部は、前記複数の設定項目のうちの設定値が変更された設定項目についての変更前の設定値と変更後の設定値とを示す変更履歴情報をさらに記憶し、
    前記装置制御部は、前記モバイル端末から前記第2の指示を受信した場合、前記変更履歴情報に基づいて、前記第1の設定項目の設定値を、前記第1の設定値が設定される前に前記第1の設定項目に設定されていた設定値へ戻し、前記第2の設定項目の設定値を前記第2の設定値へ戻す、請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記端末送信部は、前記複数の設定項目のうちの第3の設定項目の設定値を変更できない状態にすることの第3の指示を前記ユーザーから受け付けた場合、前記第3の指示を前記画像形成装置へ送信し、
    前記装置制御部は、前記モバイル端末から前記第3の指示を受信した場合、前記第3の設定項目の設定値を変更できない状態にする、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の情報処理システム。
  6. ユーザーに提供する1以上の機能に関する複数の設定項目を前記ユーザーに設定させる画像形成装置と、前記画像形成装置に通信可能に接続されるモバイル端末とを有する情報処理システムが行う情報処理方法であって、
    前記画像形成装置が、
    前記複数の設定項目のうちの2つの設定項目の設定値の組み合わせのそれぞれについて、当該組み合わせに係る2つの設定値が同時に設定し得ない禁則の組み合わせであるか否かを示す禁則定義情報を記憶し、
    前記複数の設定項目のうちの第1の設定項目に第1の設定値を設定することの第1の指示を前記ユーザーから受け付けた場合に、前記禁則定義情報に基づいて、前記第1の設定値が、前記複数の設定項目のうちの前記第1の設定項目以外のいずれかの設定項目に設定されている設定値と前記禁則の組み合わせになるか否かを判定し、
    前記判定の結果が肯定的である場合に、第1の設定値が前記複数の設定項目のうちの前記第1の設定項目以外の第2の設定項目に設定されている第2の設定値と前記禁則の組み合わせになることを示す通知を前記モバイル端末へ送信し、
    前記モバイル端末が、
    前記画像形成装置から前記通知を受信した場合に、前記通知に基づく情報を前記モバイル端末の表示部に表示させる、情報処理方法。
JP2014220524A 2014-10-29 2014-10-29 情報処理システム及び情報処理方法 Active JP6245141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014220524A JP6245141B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 情報処理システム及び情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014220524A JP6245141B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 情報処理システム及び情報処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016091044A true JP2016091044A (ja) 2016-05-23
JP6245141B2 JP6245141B2 (ja) 2017-12-13

Family

ID=56018086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014220524A Active JP6245141B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 情報処理システム及び情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6245141B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019139081A1 (ja) * 2018-01-12 2019-07-18 キヤノン株式会社 画像形成装置、該画像形成装置の制御方法
JP2019181864A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 キヤノン株式会社 画像形成装置、および、該画像形成装置の制御方法、制御プログラム
JP2020026064A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 キヤノン株式会社 印刷装置、制御方法及びプログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297341A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Seiko Epson Corp プリンタドライバの支援プログラム、ホスト管理装置、及びその動作プログラム
JP2003051887A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Minolta Co Ltd 制御システムおよび制御方法
JP2005267541A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 周辺機器ドライバ、周辺機器制御装置および周辺機器制御ドライバのインストール方法
JP2006115482A (ja) * 2004-09-17 2006-04-27 Ricoh Co Ltd 設定管理装置、設定管理プログラムおよび画像形成装置
JP2011118474A (ja) * 2009-11-30 2011-06-16 Kyocera Mita Corp ジョブ管理システム、ジョブ管理プログラム、禁則判定プログラム、コンピュータ、電気機器、及び画像形成装置
JP2011123730A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Fuji Xerox Co Ltd 印刷制御装置、禁則管理装置及びプログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297341A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Seiko Epson Corp プリンタドライバの支援プログラム、ホスト管理装置、及びその動作プログラム
JP2003051887A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Minolta Co Ltd 制御システムおよび制御方法
JP2005267541A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 周辺機器ドライバ、周辺機器制御装置および周辺機器制御ドライバのインストール方法
JP2006115482A (ja) * 2004-09-17 2006-04-27 Ricoh Co Ltd 設定管理装置、設定管理プログラムおよび画像形成装置
JP2011118474A (ja) * 2009-11-30 2011-06-16 Kyocera Mita Corp ジョブ管理システム、ジョブ管理プログラム、禁則判定プログラム、コンピュータ、電気機器、及び画像形成装置
JP2011123730A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Fuji Xerox Co Ltd 印刷制御装置、禁則管理装置及びプログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019139081A1 (ja) * 2018-01-12 2019-07-18 キヤノン株式会社 画像形成装置、該画像形成装置の制御方法
JP2019123106A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 キヤノン株式会社 画像形成装置、該画像形成装置の制御方法
US11354077B2 (en) 2018-01-12 2022-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus using print setting values, and controlling method of image forming apparatus
US11714587B2 (en) 2018-01-12 2023-08-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus using print setting values and controlling method of image forming apparatus
JP2019181864A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 キヤノン株式会社 画像形成装置、および、該画像形成装置の制御方法、制御プログラム
JP7118714B2 (ja) 2018-04-13 2022-08-16 キヤノン株式会社 画像形成装置、および、該画像形成装置の制御方法、制御プログラム
JP2020026064A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 キヤノン株式会社 印刷装置、制御方法及びプログラム
JP7207896B2 (ja) 2018-08-10 2023-01-18 キヤノン株式会社 印刷装置、制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6245141B2 (ja) 2017-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10613802B2 (en) Communication device, and method and computer readable medium for the same
US10489173B2 (en) Information processing apparatus, control method and storage medium storing a program
US20140331164A1 (en) Terminal apparatus, reading processing system, and non-transitory computer readable medium
US8964233B2 (en) Communication device and non-transitory computer-readable storage medium storing program for controlling the communication device
US9569152B2 (en) Communication apparatus
US20210149546A1 (en) Display controlling device, display controlling method, and non-transitory computer-readable recording medium storing instructions therefor
JP6561826B2 (ja) 制御プログラム、および情報処理装置
US10572192B2 (en) Processing system, processing apparatus, terminal, and non-transitory computer readable medium
JP2016224711A (ja) 画像形成装置、管理サーバ、プログラム、端末装置
JP6245141B2 (ja) 情報処理システム及び情報処理方法
US9402006B2 (en) Display input apparatus, display input system including the same, and method for controlling the display input apparatus
US9111210B2 (en) Information processing apparatus and job setting method
US9185257B2 (en) Information processing apparatus and method for job setting within or outside range of use authority of users
US10477041B2 (en) Non-transitory recording medium storing instructions for mobile terminal using NFC and mobile terminal using NFC
JP2018128977A (ja) 表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラム
JP5786887B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、および操作端末の制御プログラム
US10158775B2 (en) Image processing apparatus, information processing apparatus, and medium
US9467593B2 (en) Non-transitory storage medium storing instructions executable by information processing device, information processing device, and scanner device
US11240394B2 (en) Information processing apparatus for invalidating an operation setting from a second device
JP2018046496A (ja) 画像送信装置、制御方法及びプログラム
US20200128144A1 (en) Information processor, and computer-readable recording medium storing setting control program and setting control method for information processor
JP6825657B2 (ja) 制御プログラム、および情報処理装置
JP2015007857A (ja) 画像形成システム、携帯型設定装置、及びコンピュータプログラム
JP2015161958A (ja) 情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理装置の制御方法
JP2019164573A (ja) 表示入力装置、画像形成装置、画面表示方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6245141

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150